『めちゃイケ』の視聴率はいつから一桁台だったのか

 3月31日の5時間10分特番をもって約22年の歴史に幕を下ろす『めちゃ×2イケてるッ!』(フジテレビ系)。かつて圧倒的人気を誇るバラエティ番組だったが、継続は難しくなった。ただ、むしろよく22年も続いたという見方もできる。『めちゃイケ』が終了するタイミングは、過去にもあったからだ。

 一度めは2006年、深夜番組時代からのレギュラー出演者だった極楽とんぼ・山本圭壱(50)の離脱だ。山本は『めちゃイケ』ではハチャメチャな行動で番組をかき回す役を一手に引き受けていた。実は内気な岡村隆史(47)、『スッキリ』(日本テレビ系)で朝の顔になった加藤浩次(48)、シュールなよゐこやオアシズなどレギュラーメンバーを引っ張る役回りだった山本。しかし06年7月、山本は社会人野球チーム・茨城ゴールデンゴールズの遠征試合で北海道函館市を訪れていた際、夏祭り会場で同チームの他選手がナンパした未成年の少女たちにホテルの部屋で酒を飲ませ、性行為に及んだ。被害少女は「強姦された」と被害届を警察に提出、山本は事情聴取を受け書類送検された。同年10月に被害少女と保護者、山本間で示談が成立し、被害側が告訴を取り下げたことで山本は不起訴処分となっている。事件を受けて山本は『めちゃイケ』をはじめすべての出演番組を降板、吉本興業からも解雇された。

 2010年には番組の看板である岡村隆史が、体調不良による一時離脱を余儀なくされた。これが二度めの番組終了危機だったが、その間に行った「めちゃイケ新メンバーオーディション」での大量増員が、今思えば本格的な終わりの始まりだったのかもしれない。ここでジャルジャル、たんぽぽ、敦士(42)、重盛さと美(29)、三中元克(27)と大量に新メンバーを加えたが、人数だけ増えたもののそれぞれのキャラが薄く視聴者離れにつながったと考えられる。2010年後期までは新メンバーオーディションの模様が注目を集めて平均視聴率も10%台半ばをキープしていたが、一時のことでしかなく、視聴率は低下していく。

 2012年には中嶋優一プロデューサーから番組を引き継いだ明松功プロデューサーをメインに押し出した企画「ガリタ食堂」が始まった。同企画は好評を集め、一時期は「ガリタ食堂」ばかりを放送していたものの、結果的に『めちゃイケ』は飲食店紹介と、宣伝でゲスト出演する俳優たちの告知の場と化してしまった。この頃からフジテレビ全体の視聴率も落ちていっており、2012年3月のスペシャル放送は視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)の大コケを記録。しかし8.4%で“大コケ”と言われても、今思えばこのときは好調なほうだった。

 2016年1月には4.9%の最低視聴率を記録し、2017年には5~6%台が定位置に。ネットでは口さがなく「オワコン」と揶揄する書き込みが増えた。テレビ東京系で始まった裏番組『出川哲朗の充電させてもらえませんか?』に負け続けの状態になっている。今年1月放送の中居正広(45)をゲストに招いたスペシャル『めちゃ×2イケてるッ! 中居&ナイナイ日本一周FINAL』も、注目度は高かったものの実際の視聴率は6.4%だった。

 3月29日に公開されたオリコンのインタビューでは、矢部浩之が「やっぱり、ファンが喜んでくれる最後にしたいですね」と最終回について語っている。人間誰しも成長しライフスタイルも変化していくが、かつて『めちゃイケ』を愛していた視聴者は最終回だけでも見に戻ってくるだろう。青春時代を『めちゃイケ』とともに過ごした世代にとっては、笑って泣ける最終回になるかもしれない。

(ボンゾ)

山崎夕貴アナの結婚報道に感じた、“地方出身の普通の女性”がフジのエースとなったワケ

 羨望、嫉妬、嫌悪、共感、慈愛――私たちの心のどこかを刺激する人気芸能人たち。ライター・仁科友里が、そんな有名人の発言にくすぐられる“女心の深層”を暴きます。

<今回の有名人>
「私、世間の声があまり気にならないんですよね」山崎夕貴
(Yahoo!ニュース「遠田智子のエンタメ国語辞典」インタビュー、3月27日)

 3月27日未明に、フジテレビの山崎夕貴アナとお笑いタレント・おばたのお兄さんの結婚報道が流れた。山崎アナはレギュラー出演する『ノンストップ!』(フジテレビ系)で特にコメントせず、おばたのお兄さんは「確たる情報をお待ちください!としか言えずすみません」とツイートし、結婚自体は本当だが、正式発表は後日であることをほのめかした。

 さまぁ~ず・大竹一樹と中村仁美や、陣内智則と松村未央のように、フジテレビの女子アナが、お笑い芸人と交際結婚する前例はあるものの、売れていない芸人と交際結婚するのは、山崎が初だろう。「女性セブン」(小学館)によると、もともと山崎がおばたのファンで、おばたが『ノンストップ』(フジテレビ系)にゲスト出演したことが、交際のきっかけとなったそうだ。

 しかし、それからすぐに「フライデー」(講談社)がおばたの浮気を報じた。天下の女子アナが、格下の売れない芸人に浮気されるなんて、あり得ないが、破局するかと思いきや、交際を続行。いろいろな番組で、芸人たちが一様に「あいつはやめた方がいい」と言うあたり、おばたはあまり人望もないようだが、山崎アナだけが知る魅力があるのだろう。

 初と言えば、そもそも山崎アナ自体が、初めてに近い、異色の存在と言えるのではないか。フジテレビの女子アナの伝統は、都会育ちのお嬢さま系リア充。だが、山崎アナは違う。「サンケイスポーツ」の取材に対し、山崎は「就職試験を受けるまで、東京に来たことがなかった」と話していた。また山崎は過去にタレント活動をした経歴もなく、さらに親が権力者ということも特にないようだ。地方出身の普通の女性が内定を取り、フジのエースに成長するとは、時代の変化を感じさせる。

 地方出身の普通の女性が女子アナとなり、都会のお嬢様系リア充に囲まれたら、そこに同化しようとしそうなものだが、山崎アナはそれをしない。『とんねるずのみなさんのおかげでした』(同)で、山崎アナの部屋のVTRが放送されたことがあり、こたつをテーブル替わりに使うなど、生活感満載で、とても人気女子アナの部屋とは思えなかった。

 それよりも、私が山崎アナのすごさを感じたのは、「気にしない」ことである。同放送では、山崎が夕飯(ビールとたこ焼き)を食べている頃、フジの女子アナ(三田友梨佳、加藤綾子、生野陽子、永島優美)はパーティーをしていたと紹介されたのだ。フジテレビの女子アナは「アナウンス室は仲が良い」ことを連呼してきたが、主流派が集まるパーティーに参加せず、涼しい顔でいられるのは、とかく他人と自分を比べがちな若い女性には難しいことに感じられる。この鈍さは山崎アナの持ち味ではないだろうか。

フジ『ノンストップ!』継続も、局内は“不満続出”!? バナナマン・設楽の「厄介ぶり」

 フジテレビではこの3月、長寿番組が次々と幕を下ろしているが、関係者によると「局内部からは、情報番組『ノンストップ!』の継続に不満が噴出している」という。

「すでに『とんねるずのみなさんのおかげでした』、『ウチくる!?』が終了し、3月31日には『めちゃ×2イケてるッ!』の最終回も控えているフジ。たしかにどの番組も低視聴率が取り沙汰されていましたが、いずれも長年愛された番組ばかりで、ネット上には惜しむ声も相次いでいます」(芸能ライター)

 一方、同じように低視聴率を連発していながら、番組改編の波から逃れたのが『ノンストップ!』だ。

「2012年4月から、バナナマン・設楽統と山崎夕貴アナウンサーによる司会で放送されてきましたが、視聴率は年々右肩下がり。今月にいたっては、14日の平均視聴率は2.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、同27日には2.8%と、2度も2%台を出すほど悲惨な状況です」(テレビ局関係者)

 山崎アナは、昨年の「好きな女性アナウンサーランキング」(オリコン調べ)において9位を獲得し、フジで唯一トップ10に食い込むほどには人気があったが、今月30日での番組卒業が発表されている。

「山崎アナがいなくなれば、番組は今後さらに厳しい状況に置かれるでしょう。そこから半年間の成績次第では、来年の打ち切りも十分に射程圏内となります。番組側としては一応、4月以降は芸能スキャンダルに力を入れることで、起死回生を狙っているとか。先日も、『週刊文春』(文藝春秋)で不倫が報じられた高橋由美子の話題で特集を組み、手応えはあったようです」(同)

 それでも、局内部では『ノンストップ!』について「打ち切りやむなし」とする声が少なくないとか。

「かねてから局内で知られていた設楽の“傲慢ぶり”が、問題視されているんです。自らの意向で出演者やプロデューサーを変えさせるなど、やりたい放題。また、一部で設楽との不倫疑惑がウワサされている女性マネジャーのO氏も、すっかり“女帝化”しており、2人揃って手がつけられないそうです」(フジ関係者)

 その結果、もはや番組のチーフプロデューサーや演出家ですら、設楽と直接打ち合わせもできない状態になっているとか。

「そこで、番組側からの意向を、設楽のマネジャーであるO氏に伝え、その後O氏が設楽に進言する……という構図が出来上がっているのですが、当然現場の士気は下がるばかり。『打ち切り』を口にする関係者が増えているのも、当然でしょう」(同)

 そんな設楽は、3月29日発売の「文春」によると、とんねるずから直接『みなおか』最終回の収録スタジオに呼ばれ、「君らの時代だから」と“寵愛宣言”されたそう。ここで天狗にならず、まずは自身の番組に真摯に向き合えれば評価も回復するかもしれないが、果たして……。

痴漢で遊んだ『ろんぶ~ん』に欠けていた企画の慎重さ

 28日放送の『ろんぶ〜ん』(NHK)という番組で「痴漢」について取り上げられた。この番組は、『研究者が人生をかけて生み出した「論文」を“ロンブー”田村淳とともに楽しむ知的エンターテインメントショーである』とのことで、28日放送回の題名も「ロンブー淳と論文を楽しむ!「痴漢」のおもしろすぎる論文」というものになっていた。

 被害が軽視されがちな「痴漢」という性暴力がメディアで取り上げられること自体は歓迎できるものかもしれない。しかし、取り上げ方次第では、むしろいっそう痴漢被害を軽視する傾向を強化するものになりかねない。例えば以前、ニコニコワークショップが「どうすればいいんだってばよ!?男性のための痴漢対策ワークショップ」というタイトルの放送をしたが、痴漢被害をネタとして扱い、痴漢冤罪ばかりを強調する問題のあるものになっていた(女性の痴漢被害を笑い、男性の被害者意識だけを叫ぶ「男性のための痴漢対策ワークショップ」のおぞましさ)。

 『ろんぶ~ん』は、放送前の時点から番組コンセプトや告知などをみて、懸念や批判の声が数多くあがっていた。実際の放送はどうだったのか、番組の前半部分を中心に詳しくみていこう。

冤罪のイメージばかりが先行するのは危険
 番組は、ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏が、収録後に感想を述べているシーンから始まる。アナウンサーから「さぁ、収録が終わりましたけど」とふられた田村淳氏は、収録を振り返り「痴漢をこんなに深く掘り下げて研究してる人がいるってことにまず驚きましたし、痴漢の語源ってあぁそうなんだーって感じましたし、あと自分のお尻の感覚に自信が持てなくなりましたね」と語り、笑っていた。

 続けて流されたVTRで、満員電車で痴漢を表現する映像と共に「イライラとムラムラが充満する満員電車」とナレーションが入ると、ワイプに田村淳氏が声をあげ笑う様子が映される。その直後、「そこに現れるのが痴漢」というナレーションが入ると表情を変え、「うーん」と真面目な顔で頷く。

 次に番組が街中で行ったと思われるアンケート調査の結果として、「痴漢被害にあったことがある 63%(10代から40代女性300人にアンケート)」というテロップと、女性たちが「キモいですよ、びっくりした」「実際に(痴漢に)あったら言えなくて」と答えるインタビューの様子が映される。

 その直後、「一方で痴漢に対する恐怖は男性にも。えん罪に怯えながら、日々電車に乗る」というナレーションと共に、「痴漢被害に間違われるのが怖い 70%(10代から40代男性300人にアンケート)」というテロップが映し出され、昨年、痴漢を疑われた男性が線路上を逃走する事件が多発していたことが触れられる。

 先ほど例にあげた記事に限らず、痴漢問題が取り上げられると「痴漢被害」よりも「痴漢冤罪」に注目されてしまう傾向がある。もちろん、冤罪は絶対にあってはならないことだ。痴漢被害と痴漢冤罪、どちらの方が辛いかなどと比べられるものではないだろうし、冤罪の辛さが矮小化されることはあってはならない。

 しかし、痴漢について取り上げる際に必ずといっていいほど、被害そのものよりも冤罪に注目するような取り上げた方をするのはいかがなものだろうか。痴漢被害の実態や、訴えにくさなどをあまり伝えることなく、冤罪についての情報が先行してしまうと、痴漢被害に遭っている被害者が「冤罪だ」と言われることを懸念して言い出せず、被害の更なる潜在化を推し進めることにならないだろうか。

 『ろんぶ〜ん』は先のVTRの最後で、「女性にも男性にも迷惑な痴漢」とテロップを流していた。おそらく、女性に比べて痴漢被害に遭いづらい男性に、自分事として「痴漢」について考えてほしいという意図なのだろうが、このVTRでは痴漢被害よりも痴漢冤罪のことをまっさきに考える男性の方が多いのではないだろうか。

痴漢という性暴力をエンターテイメントで扱う危うさ
 番組はその後、コンセプトどおり、痴漢に関係する論文を紹介する。

 最初に取り上げられたのは『手はどのように知覚されるのか?-臀部における触判断の検討-』という論文だ。著者のひとりである日本大学文理学部教授の厳島行雄氏の紹介VTRでは、この論文は弁護士から痴漢事件の冤罪を証明するための研究を依頼されたことがきっかけで書いたものであることが説明されていた。

 「痴漢事件では警察は加害者とされた男性の手の付着物を調べ、目撃者探しなどを行う。しかし、客観的証拠が出ないことも多く、その場合裁判では被害女性の供述を唯一の証拠として争うことに。そのため女性は具体的で詳細な供述を求められるのだ」と痴漢発生から裁判までの流れが説明されると、スタジオのスクリーンに『裁判「お尻の感覚がすべて」』というテロップが映し出される。

 被害にあったにもかかわらず、その様子を具体的に供述させることの負担を問題視する出演者らだったが、すぐに「誤って捕まった男性も悲劇」という流れに変わり、被害を訴える人間の、「お尻の感覚」がどの程度正確なのかを調べた厳島氏の研究が紹介される。厳島氏の研究は、手のひらや指先、リュック等で臀部を触られたとき、どのくらい正確に何で触られたのか回答できるのかを調べたものだ。番組では、正答率の最も高かった「手のひら全体で触られた人のうち、手のひら全体で触られたと回答した人は40%」という研究結果が「60%が間違えた」という形で述べられていた。

 その後、臀部の感覚がどれだけ不確かなのかを確かめるために、耳栓、ヘッドフォンをつけ背中を向けた状態の田村氏の臀部を、パンサーの向井慧氏が手や前で抱いたリュックで触る、という実験が行われる。

 向井氏がリュックを前で抱き、しゃがみこんでリュック全体を田村氏の臀部にこすりつける。「これは分かるな」とつぶやきつつ述べた田村氏の答えは「手の平全体」。直後、向井氏が「冤罪が発生しました!」と叫び、笑う。

 痴漢被害に関連する”実験”をこのように茶化しながら行うことは、冒頭で懸念した通り、痴漢被害を軽視するような印象を覚えるものだ。これでは「痴漢は笑いのネタにしてもいい程度のもの」と思う視聴者がいてもおかしくないし、実際に被害にあった経験のある人達はなにを思うだろうか。

 また一連の流れは、痴漢は臀部のみを手で撫でるように触るものだというミスリードをしかねないように感じる。実際は、下着の中にまで手をいれ陰部を触ったりするような場合もあるし、かばんや傘で太ももなどを撫でたりするようなケースも存在する。リュックで痴漢をするということもあり得るのではないだろうか。

 問題だと感じるシーンは他にも遭った。臀部を手やリュックで触るという実験内で、被験者の臀部を触る役割をしたのは誰なのかということについてのやりとりだ。

向井「これ、疑問浮かばないですか」
田村「誰がどういう風に触って……とかですよね」
向井「先生の論文ですから」
田村「自らですか」
厳島「そんなことしたら、セクハラ……」
田村「そうですよね。教授がただ触りたいだけで論文を利用して……論文痴漢になりますもんね」
向井「そんな新しい言葉作らないでください」

 番組では、研究の際の倫理についても取り上げられており、そのことを意識したものなのかもしれない。しかしこの一連のやりとりで田村氏も向井氏も非常に楽しそうに笑っており、「痴漢」「セクハラ」という話題にただ盛り上がっているようにしか見えない。

「レイプ」でも同じことが出来たのか
 放送前、田村氏はツイッターで番組を以下のように紹介していた。

「痴漢の方へ

痴漢の被害に遭われた方へ

痴漢で冤罪に遭われた方へ

痴漢を知りたい方へ」

 痴漢被害は「性暴力」のひとつだ。しかし、まだまだその認識はあまり浸透しておらず、どこか「たかが痴漢」というような雰囲気を感じる。これがもし、レイプについての論文であったとしたら、田村氏はこのようにツイートすることもなかったであろうし、番組自体、出演者がゲラゲラ笑うシーンもなかったはずだ。これこそが、痴漢が軽視されていることの証左ではないだろうか。

 また、痴漢は男性が女性に対して行うものとは限らない。女性から男性、同性間などでも行われるものだ。男性が加害し、女性が被害に遭うケースが多いことは予想できるものであり、問題を考える際にそうしたシチュエーションを置くことの妥当性はあるかもしれない。だが、せめて番組内で一言、このことにも触れるべきではなかったのではないだろうか。

 番組は、放送前から懸念されていた通りの内容になっていた。論文の内容を一般の視聴者が楽しんで理解できるような番組コンセプト自体は素晴らしいものだろう。「痴漢」をテーマにするならば、なぜ痴漢被害は軽視されてしまうのか、痴漢被害を防止するためにはどのような対策がとれるのかといった研究の論文を紹介すべきだったのではないだろうか。この放送は「臀部の感覚は不確かで、痴漢被害者の主張は信憑性に欠ける」という印象を視聴者に残し、痴漢被害の軽視を助長する結果となっていたように思う。
(もにか)

痴漢で遊んだ『ろんぶ~ん』に欠けていた企画の慎重さ

 28日放送の『ろんぶ〜ん』(NHK)という番組で「痴漢」について取り上げられた。この番組は、『研究者が人生をかけて生み出した「論文」を“ロンブー”田村淳とともに楽しむ知的エンターテインメントショーである』とのことで、28日放送回の題名も「ロンブー淳と論文を楽しむ!「痴漢」のおもしろすぎる論文」というものになっていた。

 被害が軽視されがちな「痴漢」という性暴力がメディアで取り上げられること自体は歓迎できるものかもしれない。しかし、取り上げ方次第では、むしろいっそう痴漢被害を軽視する傾向を強化するものになりかねない。例えば以前、ニコニコワークショップが「どうすればいいんだってばよ!?男性のための痴漢対策ワークショップ」というタイトルの放送をしたが、痴漢被害をネタとして扱い、痴漢冤罪ばかりを強調する問題のあるものになっていた(女性の痴漢被害を笑い、男性の被害者意識だけを叫ぶ「男性のための痴漢対策ワークショップ」のおぞましさ)。

 『ろんぶ~ん』は、放送前の時点から番組コンセプトや告知などをみて、懸念や批判の声が数多くあがっていた。実際の放送はどうだったのか、番組の前半部分を中心に詳しくみていこう。

冤罪のイメージばかりが先行するのは危険
 番組は、ロンドンブーツ1号2号の田村淳氏が、収録後に感想を述べているシーンから始まる。アナウンサーから「さぁ、収録が終わりましたけど」とふられた田村淳氏は、収録を振り返り「痴漢をこんなに深く掘り下げて研究してる人がいるってことにまず驚きましたし、痴漢の語源ってあぁそうなんだーって感じましたし、あと自分のお尻の感覚に自信が持てなくなりましたね」と語り、笑っていた。

 続けて流されたVTRで、満員電車で痴漢を表現する映像と共に「イライラとムラムラが充満する満員電車」とナレーションが入ると、ワイプに田村淳氏が声をあげ笑う様子が映される。その直後、「そこに現れるのが痴漢」というナレーションが入ると表情を変え、「うーん」と真面目な顔で頷く。

 次に番組が街中で行ったと思われるアンケート調査の結果として、「痴漢被害にあったことがある 63%(10代から40代女性300人にアンケート)」というテロップと、女性たちが「キモいですよ、びっくりした」「実際に(痴漢に)あったら言えなくて」と答えるインタビューの様子が映される。

 その直後、「一方で痴漢に対する恐怖は男性にも。えん罪に怯えながら、日々電車に乗る」というナレーションと共に、「痴漢被害に間違われるのが怖い 70%(10代から40代男性300人にアンケート)」というテロップが映し出され、昨年、痴漢を疑われた男性が線路上を逃走する事件が多発していたことが触れられる。

 先ほど例にあげた記事に限らず、痴漢問題が取り上げられると「痴漢被害」よりも「痴漢冤罪」に注目されてしまう傾向がある。もちろん、冤罪は絶対にあってはならないことだ。痴漢被害と痴漢冤罪、どちらの方が辛いかなどと比べられるものではないだろうし、冤罪の辛さが矮小化されることはあってはならない。

 しかし、痴漢について取り上げる際に必ずといっていいほど、被害そのものよりも冤罪に注目するような取り上げた方をするのはいかがなものだろうか。痴漢被害の実態や、訴えにくさなどをあまり伝えることなく、冤罪についての情報が先行してしまうと、痴漢被害に遭っている被害者が「冤罪だ」と言われることを懸念して言い出せず、被害の更なる潜在化を推し進めることにならないだろうか。

 『ろんぶ〜ん』は先のVTRの最後で、「女性にも男性にも迷惑な痴漢」とテロップを流していた。おそらく、女性に比べて痴漢被害に遭いづらい男性に、自分事として「痴漢」について考えてほしいという意図なのだろうが、このVTRでは痴漢被害よりも痴漢冤罪のことをまっさきに考える男性の方が多いのではないだろうか。

痴漢という性暴力をエンターテイメントで扱う危うさ
 番組はその後、コンセプトどおり、痴漢に関係する論文を紹介する。

 最初に取り上げられたのは『手はどのように知覚されるのか?-臀部における触判断の検討-』という論文だ。著者のひとりである日本大学文理学部教授の厳島行雄氏の紹介VTRでは、この論文は弁護士から痴漢事件の冤罪を証明するための研究を依頼されたことがきっかけで書いたものであることが説明されていた。

 「痴漢事件では警察は加害者とされた男性の手の付着物を調べ、目撃者探しなどを行う。しかし、客観的証拠が出ないことも多く、その場合裁判では被害女性の供述を唯一の証拠として争うことに。そのため女性は具体的で詳細な供述を求められるのだ」と痴漢発生から裁判までの流れが説明されると、スタジオのスクリーンに『裁判「お尻の感覚がすべて」』というテロップが映し出される。

 被害にあったにもかかわらず、その様子を具体的に供述させることの負担を問題視する出演者らだったが、すぐに「誤って捕まった男性も悲劇」という流れに変わり、被害を訴える人間の、「お尻の感覚」がどの程度正確なのかを調べた厳島氏の研究が紹介される。厳島氏の研究は、手のひらや指先、リュック等で臀部を触られたとき、どのくらい正確に何で触られたのか回答できるのかを調べたものだ。番組では、正答率の最も高かった「手のひら全体で触られた人のうち、手のひら全体で触られたと回答した人は40%」という研究結果が「60%が間違えた」という形で述べられていた。

 その後、臀部の感覚がどれだけ不確かなのかを確かめるために、耳栓、ヘッドフォンをつけ背中を向けた状態の田村氏の臀部を、パンサーの向井慧氏が手や前で抱いたリュックで触る、という実験が行われる。

 向井氏がリュックを前で抱き、しゃがみこんでリュック全体を田村氏の臀部にこすりつける。「これは分かるな」とつぶやきつつ述べた田村氏の答えは「手の平全体」。直後、向井氏が「冤罪が発生しました!」と叫び、笑う。

 痴漢被害に関連する”実験”をこのように茶化しながら行うことは、冒頭で懸念した通り、痴漢被害を軽視するような印象を覚えるものだ。これでは「痴漢は笑いのネタにしてもいい程度のもの」と思う視聴者がいてもおかしくないし、実際に被害にあった経験のある人達はなにを思うだろうか。

 また一連の流れは、痴漢は臀部のみを手で撫でるように触るものだというミスリードをしかねないように感じる。実際は、下着の中にまで手をいれ陰部を触ったりするような場合もあるし、かばんや傘で太ももなどを撫でたりするようなケースも存在する。リュックで痴漢をするということもあり得るのではないだろうか。

 問題だと感じるシーンは他にも遭った。臀部を手やリュックで触るという実験内で、被験者の臀部を触る役割をしたのは誰なのかということについてのやりとりだ。

向井「これ、疑問浮かばないですか」
田村「誰がどういう風に触って……とかですよね」
向井「先生の論文ですから」
田村「自らですか」
厳島「そんなことしたら、セクハラ……」
田村「そうですよね。教授がただ触りたいだけで論文を利用して……論文痴漢になりますもんね」
向井「そんな新しい言葉作らないでください」

 番組では、研究の際の倫理についても取り上げられており、そのことを意識したものなのかもしれない。しかしこの一連のやりとりで田村氏も向井氏も非常に楽しそうに笑っており、「痴漢」「セクハラ」という話題にただ盛り上がっているようにしか見えない。

「レイプ」でも同じことが出来たのか
 放送前、田村氏はツイッターで番組を以下のように紹介していた。

「痴漢の方へ

痴漢の被害に遭われた方へ

痴漢で冤罪に遭われた方へ

痴漢を知りたい方へ」

 痴漢被害は「性暴力」のひとつだ。しかし、まだまだその認識はあまり浸透しておらず、どこか「たかが痴漢」というような雰囲気を感じる。これがもし、レイプについての論文であったとしたら、田村氏はこのようにツイートすることもなかったであろうし、番組自体、出演者がゲラゲラ笑うシーンもなかったはずだ。これこそが、痴漢が軽視されていることの証左ではないだろうか。

 また、痴漢は男性が女性に対して行うものとは限らない。女性から男性、同性間などでも行われるものだ。男性が加害し、女性が被害に遭うケースが多いことは予想できるものであり、問題を考える際にそうしたシチュエーションを置くことの妥当性はあるかもしれない。だが、せめて番組内で一言、このことにも触れるべきではなかったのではないだろうか。

 番組は、放送前から懸念されていた通りの内容になっていた。論文の内容を一般の視聴者が楽しんで理解できるような番組コンセプト自体は素晴らしいものだろう。「痴漢」をテーマにするならば、なぜ痴漢被害は軽視されてしまうのか、痴漢被害を防止するためにはどのような対策がとれるのかといった研究の論文を紹介すべきだったのではないだろうか。この放送は「臀部の感覚は不確かで、痴漢被害者の主張は信憑性に欠ける」という印象を視聴者に残し、痴漢被害の軽視を助長する結果となっていたように思う。
(もにか)

「元タレント妻が激ヤセ」田中大貴アナ、“怪しい副業”によるフジ退社疑惑で夫婦間に亀裂!?

 フジテレビ退社を発表し、5月からは大手芸能事務所「オスカープロモーション」への所属も伝えられた、同局の田中大貴アナウンサー。昨年、金銭絡みの“不祥事”が報じられたことから、ネット上では「前向きな退社ではないのかも?」と疑う声が出ている中、現在、私生活においても夫婦間に深い溝ができているようだ。

 2003年入社の田中アナは、『とくダネ!』や『すぽると!』、また打ち切りが発表されている『スポーツLIFE HERO’S』などにレギュラー出演。フリーとなる5月以降は、BSのスポーツ専門チャンネル・J SPORTSで野球中継を担当する予定だという。

「昨年5月の『週刊女性』(主婦と生活社)は、田中アナが“ギャラ飲み(女性がギャラをもらって参加する芸能人や社長などとの飲み会)”のセッティングをして、金銭を得ていたと報じました。なんでも田中アナは、懇意にしている企業社長相手の飲み会に、後輩の女子アナウンサーや読者モデルを招集し、社長から『女性の交通費に』と渡されたギャラを、自分のものにしていたそうなんです。また、局アナにもかかわらず、フジを通さずにイベントのMCを引き受けたり、有名プロ野球選手のブッキングを行うなどして、ギャラを自分の懐に入れていたという話も。こうした事態が局内にも知られたことで、田中アナは当時出演中だった『ユアタイム』を降板することになったといいます」(スポーツ紙記者)

 同誌の取材に、田中は副業疑惑を否定し、フジ側も番組降板との関連はないと回答していたが……。

「田中アナは、その騒動から約1年でフジを退社することになったわけです。フジに半ば“干され”つつあっただけに、自らフリーに舵を切ったのでは、とみられています。局にしても、表向きにはお咎めなしではあるものの、騒動後も積極的に田中アナを起用しようとは考えていなかったのでは」(同)

 そんな「週女」の報道には、田中アナ自身やフジ関係者以上に、田中アナの妻が動揺していたようだ。

「妻のRさんは元タレントで、2人の子どもを育てながら仕事もこなすパワフルな女性ですが、夫の“副業”を一切知らなかったようで、報道には激しいショックを受けていました。話し合いをしても、夫への疑いは募るばかりだったようで、みるみるうちに激ヤセしてしまったんです」(夫婦の知人)

 そうこうするうちに、田中アナはフジ退社を決め、この春からはフリーの身に。

「今度は夫がテレビ局社員の立場も捨ててしまったとあって、Rさんの心労は重なるばかり。周囲はRさんの体調面やメンタル面を心配していますよ。ご近所さんからも、別居や離婚が心配されている状況です」(同)

 オスカー所属には1カ月ほどの時間が残されているが、果たして田中アナは夫婦間の不協和音をクリアにした状態で、フリーアナとしての道を歩み始められるのだろうか。

佐々木希は既婚者なのに友達と遊びすぎ? 連日パーティで「渡部を大切にしろよ」の変な声!!

 3月25日、佐々木希(30)が自身のInstagramを更新し、目黒川でお花見したことを報告。仲良しの大政絢(27)などを含めた“いつもの人々”で集合したとのことだが、ネット上では「また大政絢か」「新婚なのに渡部との写真より大政絢との写真のほうが多い。大丈夫なのか?」「渡部を大切にしろよ」といった批判的なコメントが寄せられている。

 2017年4月にアンジャッシュの渡部建(45)と入籍、今年2月には第1子の妊娠を発表した佐々木希。昨年のクリスマスには大政絢ら“いつもの人々”を招いて自宅でクリスマスパーティーを行い、全員が赤の洋服を着用するドレスコードでプレゼント交換などをして楽しんだ様子を投稿した。お正月は実家の秋田で年を越したそうだが、1月6日には「東京に戻って今度はいつもの人々や仲良しが集まりジューシーのお家で毎年恒例の新年会」と料理の画像を投稿している。

 佐々木希のインスタは友人とのコミュニケーション記録を投稿することがとても多く、1月26日には、大政絢を含む女友達とまったり和食を食べたことを報告。2月1日はモデルの石井美絵子(27)らとしゃぶしゃぶディナー、2月2日は「松坂牛を頂いたのでこの日はお家にお友達を呼んで、すき焼きパーティー」と自宅で食事を楽しんでいる写真をUP。2月3日は友達の家で恵方巻パーティ、2月6日は大政絢の誕生日をお祝い、2月8日は自身の誕生日を大政絢ら“いつもの人々”にお祝いしてもらい、2月14日は大政絢とパン屋さんで本格的なパン作り体験をしたことを報告している。充実のプライベートがうかがえる。

 そして3月3日は女性スタイリストと焼肉、3月6日は中川翔子(32)の自宅で夏菜(28)、徳永えり(29)ら18年4月放送のドラマ『デイジー・ラック』(NHK)の共演者とホームパーティ。3月18日には“まいちゃん”という友達の家で昼食と夕食を食べ、3月22日には自宅で“いつもの人々”と鍋パーティ。24日には大政絢と「美味しいもの食べてエネルギーチャージ出来ました」と綴っている。

 このように、結婚、妊娠後も交友関係を変えることなく自分の時間を楽しんでいる佐々木希だが、だからといって「旦那を大切にしていない」とはならず、第三者が夫婦仲を心配するほどのことではない。夫婦といえど常に一緒にいるわけではなく、共働きかつ多忙な芸能人夫婦であれば、なおさら生活リズムは違うのだろう。そもそも結婚や妊娠をしたら、友達と疎遠にならざるを得ないという考え方のほうが「大丈夫?」と心配になる。

 また、共演経験から親しくなり、お互いに売れっ子になったり結婚したりを経ても定期的に集まる女性タレントたちは大勢いる。北川景子(31)は03年から放送された実写版『美少女戦士セーラームーン』で共演した沢井美優(30)、泉里香(29)、安座間美優(31)、小松彩夏(31)と今も仲良くしており、18年3月にも5人で集まった様子をブログに投稿。沢井や泉らもそれぞれ、集まるごとにブログやインスタに集合写真を投稿している。14年6月公開の映画『女子ーズ』の出演者、桐谷美玲(28)、有村架純(25)、高畑充希(26)、藤井美菜(29)、山本美月(26)は今やすっかり売れっ子の面々だが、今年の3月に久々集合したそうで、それぞれがSNSに写真を投稿していた。

 結婚後も友人との時間を満喫する佐々木希。産後は体調変化や子供の世話があり自分の都合だけで時間を作ることがやや難しくなるため、それまでは出来るだけ変わらず大切な友人たちと会いたいものだろう。ただ、産後も子連れで産前からの友達と会うのはまったく悪いことではないし、結婚や出産で女性が「家庭に入」りそれまでの関係性から望まない分断を強いられる必然性はない。マタニティライフも、子育ても、楽しみながら突き進んでほしい。

(ボンゾ)

杉浦太陽に浮気・二重整形追及? 辻希美は「もっとかまってほしい」と本音

 杉浦太陽が3月27日放送の『明日は我がミーティング』(TBS系)で、MCの高嶋ちさ子から浮気疑惑を追及される。結婚11年めの妻・辻希美からの「超ズボラなのに、見た目だけにこだわる夫」というクレームを受け、体を鍛えたり外出時にメイクしたり身だしなみを整えるのは「やましい考えがあるから」「出会いを求めているからでは」等と浮気を疑われる展開だ。

 辻いわく、杉浦はズボラな性格にもかかわらず、外出時はファンデーションを塗り眉毛マスカラで眉を整えるなどセルフメイクをし、自宅やジムでのトレーニングも欠かさないなど「見た目だけにこだわっている」ように思えるそうだ。辻のバッチリ盛りメイクや三度の妊娠・出産を経ても引き締まった華奢な体型に影響されただけとも考えられるが……。また、杉浦太陽はいつからかくっきりラインの入った二重まぶたに変貌しており“二重整形疑惑”がネット上で盛り上がったこともあるが、番組ではそこにも触れるのだろうか。

 とはいえ結婚から11年、これだけ芸能人の不倫がすぐさま週刊誌に撮られる「不倫報道ブーム」の時期があったにもかかわらず、夫妻は平和だった。辻が都内に衣裳部屋を借りた際に不仲を噂されたり、杉浦には関西に愛人と隠し子がいるという噂を流す輩もいたりするが、信憑性はかなり低い。

 辻希美は今年2月15日放送『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、「子供を出産するごとに母性が強くなっちゃって。ダンナ(杉浦太陽)の前でかわいい甘え方とか出来なくなっちゃったんですよ。でも心の中ではかまってほしい、自分から(したいと)言わなくても向こうから来てほしい、言えないだけで」と、夫への気持ちをあらためて告白。また、結婚10周年を迎えた昨年は、夫婦の倦怠期を乗り越えた経験を杉浦が『AERA』(朝日新聞出版)で語っていた。

 結婚当時は二人が年齢よりも幼く頼りないように見えたせいか強いバッシングがあったが、杉浦はそのことも「世間からはずいぶん叩かれました」と記事で回顧。「こうなったら意地でも、しっかりした家庭を築こう」と、辻と夫婦で誓い合い、喧嘩をすることがあってもお互い修復に努めてきたという。

 結婚3年目頃に倦怠期が訪れ、杉浦は家に帰りたくない「フラリーマン」状態になりかけたという。「仕事から帰っても家のドアを開けるのが嫌で、車の中で時間をつぶしたり。(辻と)一緒にいても目も合わせない」ほどだったそうだが、このままではまずいと感じ、夫婦でハグやキスをたくさんするというルールを取り決め実行したそうだ。続けていくうちに倦怠期は解消され、夫婦で話し合う時間も増えた。このハグ・キス習慣は現在も続けており、子供たちも交えてスキンシップをとっているという。

 「意地でも、しっかりした家庭を築こう」と固く誓い合った二人。また、彼らにおいてはプライベートの行動も半分「芸能人」としての商売のようなもので、タレントとして現在のポジションを守るには家族円満であることが不可欠だ。浮気騒動などという家族への大打撃を杉浦が起こすことはそうそうないだろう。

福士蒼汰主演『曇天に笑う』初登場11位で大コケ! 「日曜に観客5人」で不安の声も

 3月21日に公開された、福士蒼汰主演の映画『曇天に笑う』が、全国週末興行成績で初登場11位(興行通信社調べ/全国動員集計)と苦しい結果になった。ネット上には「エンタメ大作で11位は厳しい」と、冷ややかな声があふれている。

 唐々煙の同名マンガを原作とした同作は、『踊る大捜査線』シリーズで知られる本広克行が監督を務めた。福士蒼汰や中山優馬、古川雄輝、桐山漣、大東駿介といった、若手俳優が集結するアクション作品という触れ込みだが……。

「3月24・25日集計のランキングでは、1位から3位までをアニメ作品が独占。そんな中で、初登場の『曇天に笑う』は、上位に食い込むどころか、トップ10圏外という散々な結果に。ネット上には『日曜の昼間に行ったのに、観客が5人しかいなかった』『“曇天”じゃなく“大荒れ”だな』と揶揄する声が相次いでいます」(芸能ライター)

 さらに、原作ファンからの批判的な感想も多い。

「女性人気の高い福士を主演にキャスティング、主題歌にサカナクションを当てたことで、若者をターゲットにして制作されたことが窺えます。しかし、それが裏目に出たのか、ネット上の映画レビューでは『原作の良いところだけが削られた映画』『内容が薄すぎる』『印象に残る部分が何もなかった』といった感想が並んでいました」(同)

 福士は過去、『ぼくは明日、昨日のきみとデートする』や『無限の住人』といった大ヒット作に数多く出演。今年の5月にも、メインキャストとして『ラプラスの魔女』、10月には『旅猫リポート』の主演と、出演予定の映画が多数控えている状態だ。

「“福士出演”のなかでも、映画ファンに注目されているのは7月公開予定の映画『BLEACH』ですが、『曇天に笑う』と同じく人気マンガの実写化ということで、『福士で大丈夫なの?』と心配する声が、早くも上がっています」(同)

 今回の失敗を、関係者はどう受け止めるのか。キャスト陣の今後のキャリアに影響を及ぼさないことを祈ろう。

“クソ物件”はなぜ生まれるのか? 「裸の王様になりやすい」不動産オーナーの実態

 新生活スタートの季節である4月を目前に、現在“引っ越しの真っ最中”という人も多いのではないだろうか。生活の基盤となる“物件”を探すのは、手間のかかる行為ではあるが、一方で、「もしここに住んだら、どんな生活が送れるだろう?」と想像が膨らむ楽しい行為でもある。引っ越しや家を買う予定はないものの、ネット上の物件情報を漁るのが好きという人までいるほどだ。

 しかし、この世には、「なぜこんなトンチキな物件が……?」などと首を傾げてしまう物件があるのも事実。そんな物件を“クソ物件”と称し、2014年から「クソ物件オブザイヤー」なるアワードを開催している、異色の宅建業者団体がいる。それが、「全宅ツイのグル(@emoyino)」氏率いる「全国宅地建物取引ツイッタラー協会」、通称「全宅ツイ」である。

 「クソ物件オブザイヤー」の公式サイトによると、本アワードは、「2008年のリーマンショック以降、混迷する不動産業界にあって、次世代を担うリーダー層が集い、学び、議論し、不動産市場再生のヴィジョンを描くための場が必要であるとの全宅ツイのグルの考えのもと」生まれたとのこと。今回は、全宅ツイのグル氏にメールインタビューを行い、印象に残っている“クソ物件”、また“クソ物件”が生まれる背景などをお聞きした。

「クソ物件オブザイヤー」主催者が選ぶ四天王

「クソ物件オブザイヤー」には、毎年さまざまな物件がノミネートされている。これまで全宅ツイのグル氏が見た“クソ物件”の中で、特に印象的だった物件をピックアップしてもらった。

◎銀座アップルストア

【全宅ツイのグル氏講評】外壁の仕上げに高価な素材を使うか廉価なものを使うかで、その費用は数千万円の単位で違ってきます。ですので、道路から見える部分は高価な素材を使って改修し、見えない部分はそのままにしたり、廉価な仕上げを行うことは不動産の世界ではよくあります。それで通常は問題ないのですが、見えないはずの部分が見えちゃったっていうのが、最近隣のビルが解体された「銀座アップルストア」です。

 どうですか? あの立派な道路面の外観からこの側面の昭和なビルそのままの外壁が想像できたでしょうか? たまたま「銀座アップルストア」の近所のHermesも隣のビルが解体されていましたが、こちらは、ご覧のとおりできっちりと側面まで仕上げられています。

 皆さんも、イザというときのために、見えないところまでお手入れをしておいた方がいいかもしれません。

◎カーサ桜上水

【全宅ツイのグル氏講評】分譲マンションを分譲したあとに、その敷地を第三者に売却してしまい、その第三者が戸建を建ててしまったという事例。どうですか? 自分の住んでるマンションの敷地に勝手に戸建てが生えてくるの。

※現在では第三者とマンションの管理組合との間で話し合いが行われ、当該戸建てはマンションの管理組合が買い戻すこととなりました。

◎コニファーコート成城学園前II

【全宅ツイのグル氏講評】人様が住んでいるをお家をクソ物件とはよう言わんので、これは私の知る中でもかなり上位の細長いお家ということでご紹介させてください。置いてある自動車よりお家の方が細い。いうたら毎日車中泊。すごい。

◎トイレと暮らす家

【全宅ツイのグル氏講評】これもすごいですね。トイレしてる時に友達来たらどうするんでしょうね。ぼくが彼氏のお家にお呼ばれしてきた彼女だったら、おしっこしたくなるまでしか滞在しませんね。

 素人の目からしても、「おかしい」と感じてしまうクソ物件。なぜ、こうしたクソ物件が生まれてしまうのだろうか? 全宅ツイのグル氏が、その背景を解説してくれた。

 建物の設備や間取りはさまざまな制約のもとに決定されます。例えば、敷地の広さや形、予算、建物の構造、階数などなど。そしてもっとも大きいのが不動産のオーナー(貸主)の意向です。オーナーがこうしたいという間取りを実現するのは、建築士であったり工務店であったりするわけですが、例えば、貴方が工務店の営業担当だとして、オーナーが自分の好みをゴリ押ししたすごく変な間取りを希望してきた場合、貴方は、それは変だからやめときましょうって断れますか? 大きな金額の工事自体を受注できなくなるリスクを犯して。

 不動産のオーナーはその資金力、発注者である立場から、裸の王様になりやすいのです。そして厄介なことに建物を企画する際は誰でも舞い上がってしまう。想像してみてください。自分がオーナーの建物を建てるとき、あなたはあなたの思い入れとロマンをブチ込まずにはいられないはずです。

 もう1つ、建物は、企画する人と実際に利用する人が異なることが多いという構造の問題です。注文住宅なら自分が使いやすいようにできるので、使う人の立場に立った設計を考えると思いますが、人に貸すアパートやビルの設計ならどうでしょう? これまで御覧いただいたクソ物件は? クソ物件を作った人がそこに住んでいると思いますか?

 このように、クソ物件をご覧になるときは、建物新築に舞い上がった裸の大家さんとずる賢い家来たちが仕様や間取りについて話し合ってるシーンを思い浮かべると、いっそうそのクソ物件の味わいがますかと思います。

(後編につづく)

「全国宅地建物取引ツイッタラー協会」公式サイト
「クソ物件オブザイヤー」公式サイト