三宅健の体調不良を支えた“彼女”とは? 左手の薬指には指輪も

 V6三宅健が数カ月前に過労で倒れていたこと、そして“彼女”がつきっきりで看病していたことを、「女性セブン」2019年6月27日号(小学館)が報じた。

 記事によると、三宅は今年の春頃に体調がすぐれない日が続き、消化不良から排泄も困難なほどだったという。しかし多忙や医者嫌いなことから病院を受診せず、結果、自宅で倒れてしまったそうだ。

 幸いにして大事には至らなかったものの、現在も都内の大学病院に通っており、三宅の自宅に頻繁に出入りする“彼女”が、献身的に看病をしているそうだ。近所では若夫婦と噂されているという。

 V6は来年25周年を迎え、アニバーサリーツアーの発表を心待ちにしているファンも多い。しかし、三宅の体調が優れない場合、ツアーが先送りになる可能性も懸念されている。

三宅健は“奇跡のアラフォー”
 三宅健といえば、10代の頃と容姿がほとんど変わらないことから“奇跡のアラフォー”としてお馴染み。もちろん「何もしてないけど美肌」なんて野暮なことはなく、美容や健康に人一倍気を使っていることは本人も公言している。

 女性ファッション誌「BAILA」2017年2月号(集英社)では、「必ずもこもこの泡で洗顔をする」「プチプラの化粧水を贅沢に使う」「日傘を愛用する」など、美容のこだわりを細かく語っていた。また、夜中に食事をした場合は次の日の食事を軽くしたり、ボクシングなどのトレーニングで体を鍛えたりし、ボディラインを美しく保っているという。

 そんな三宅健も今年の7月で40歳を迎える。どんなに美容や健康に気を使っていても、年齢を重ねることで体は変化するものだ。たとえ“医者嫌い”だとしても、定期的な人間ドックを受ける、体に異変を感じたら迅速に病院にかかるなど、メンテナンスが必要な年齢であることは確かだ。

 

V6は不祥事も脱退もなく、円満結婚続く稀有なグループ
 V6といえば、ジャニーズアイドルグループではあるものの、メンバーが女優と続々結婚している。独身は三宅健と坂本昌行のみになった。だが「女性セブン」では前述のように、三宅健と恋人女性が近所で「若夫婦」と呼ばれていると伝えている。女性の左手の薬指には指輪も光るそうだ。

 三宅健の恋人については昨年10月、「FRIDAY」(講談社)がモデルのプリシアという女性との交際を報道。「FRIDAY」によると、三宅とプリシアは隠れることなく堂々とデートをしており、三宅の運転する原付バイクに二人乗りするシーンや、プリシアの頬を三宅が触ってじゃれ合う姿を納めた写真が複数掲載されていた。

 しかし「女性セブン」では“彼女”について、高身長でモデル体型のショートカット女性だと表現。写真の顔にはモザイクがかかっており、プリシアとは別の女性なのだろうか。

 いずれにしろ、三宅健がどのような女性と結婚するとしても、V6が崩壊するような事態にはならないだろう。SMAPの解散、TOKIOや関ジャニ∞のメンバー脱退、嵐の活動休止など激動続くジャニーズ事務所だが、V6は解散危機も乗り越え、もっとも安定したグループとなっている。

 そんな中でもやはり懸念は体調面だ。ジャニーズではKinki Kids堂本剛は突発性難聴を患い、King & Prince岩橋玄樹とSexy Zone松島聡がパニック障害で活動を制限するなどしている。V6にはメンバー全員健康な状態で、25周年のアニバーサリーイヤーを送ってほしい。

 三宅健自身、今月10日放送のレギュラーラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm)で、V6が発売してきた楽曲を振り返りながら、以下のようにやる気を漲らせていた。

<これはもう、早くコンサートするしかないね! いつやるのか知らないけど。いい加減やってくれよな……って思ってますよ>
<良い曲がね、揃いも揃っちゃってるんでね。いつかのコンサートのために>

 ファンは楽しみに待つほかない!

前田敦子の「爆発」はワガママ・迷惑扱いされてきた…それでいいの?

 前田敦子が、今月5日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)で、「私の子どもが、私のようにいつか“爆発”する子にならないか心配」だと悩みを明かした。

 前田は昨年7月に俳優の勝地涼と結婚し、今年3月には第一子の誕生を報告。子どもは現在3カ月で夜泣きや頻回授乳に悩まされる親も多い時期だが、彼女の子どもはあまり手がかからないという。しかし前田は「私もそうだったみたいなんですけど、全然泣かないんですよ」と、かえって気になっているようだ。

 「小さい頃から神経質」で「すぐパニックになっちゃう性格」だったという前田は、「ピッタリした洋服を着ているだけで<イヤだー!>」「髪型が左右ちょっとずれているだけで泣いて<幼稚園に行けない>」と幼少期を振り返った。自分自身を分析した結果、「私はヤバい」と思っているのだという。

 大人になった今も「ひとつ気になることがあると、スッキリするまでずっと……」「たとえば探し物があると、永遠と探して、スッキリするまでずっとやります」「あれがない、これがないってなると、ちょっとパニックになっちゃう」そうだ。

 寝る前に「あれってどうなっているんだろう?」という考え事が止まらないこともあるが、「今は旦那さん(俳優の勝地涼)がいるので巻き込んでいます」「起こして一緒に探してもらう」そうで、勝地は翌日に撮影があっても探すのを手伝い、見つかると「<あったでしょ。だからそうならなくても大丈夫だよ。落ち着いてね>っていう怒り方をしてくれる」とのことだ。ちなみに前田が“爆発”するのはあくまでも「自分のことに対して」だけで、仕事や周囲の人に対しては「ならない」と話していた。

 前田敦子といえば、先日、5月23日発売の『週刊文春』(文藝春秋)で、夫・勝地涼との“修羅場”じみた様子が写真で伝えられたばかり。記事によると5月某日、子どもを抱いた勝地が前田を乗せた車椅子を押して歩いていたところ、前田はいきなり車椅子から立ち上がり、足を引きずりながら走り、歩道に倒れ込み、勝地を睨みつけていたという。前田が怒っていた理由については不明だ。

 振り返れば、前田敦子は“不動のセンター”だったAKB48時代にも、コンサート中に何度か過呼吸に見舞われている。ドキュメンタリー番組『情熱大陸』(TBS系)ではネガティブな発言を繰り返し、番組スタッフの質問に黙り込む一幕も見受けられた。こうした番組での印象は、確かに神経質な性格をうかがわせるものだった。

 

 そういった面を持つ前田に対して、 “ワガママ”“情緒不安定”“面倒くさい”など、いわゆる“困った人”という報道も多い。上述した『ホンマでっか!?TV』のトーク内容を受けて、<前田敦子はヤバい><勝地涼がかわいそう><離婚しそう>といった視聴者の感想、およびそれをもとにしたネットニュースが乱立した。

 しかし前田敦子を「情緒不安定で面倒くさくワガママな性格」と見立てるのも、なんだか違和感がある。『ホンマでっか!?TV』で彼女が話していた内容からは、周囲が彼女に振り回されて困っているという以上に、彼女自身が本当に困っているように思えたからだ。

面倒扱いされる人こそ「困っている」
 人よりも敏感だったり感受性が豊かだったりすることは、生まれ持った特性であることが、最近になってわかってきている。そうした特性を持つ子どもは「ハイリー・センシティブ・チャイルド(HSC)」、大人は「ハイリー・センシティブ・パーソン(HSP)」と呼ばれる。

 HSC・HSPには、「深く考える」「雰囲気や人の感情に敏感」「共感力が高い」「過剰に刺激を受けやすい」といった傾向があり、5人に1人が該当するという調査結果もある。なお、HSC・HSPは“気質”であり病気ではない。つまり必要なのは治療や矯正ではなく、付き合う側である周囲が“知ること”だ。

 HSC・HSPの行動は、親や周囲の人に「困った子ども」「面倒な人」という印象を与えるかもしれない。けれども、その特徴ゆえに一番困っているのは本人だろう。周囲はワガママや甘えなどと冷たくあしらったり、厳しく接したりするのではなく、何より本人が困っていることを理解することが肝要だ。そうすることでコミュニケーションの摩擦が起きづらくなるかもしれない。

「ViVi」の自民党コラボ企画が炎上、ViVi girlのコメントが自民党の理念と真逆の皮肉な構図

 自民党と女性ファッション誌「ViVi」(講談社)のコラボキャンペーンに対しネット上で批判が殺到している。

 10日夜、「ViVi」は公式ツイッターアカウントを通じて、<みんなはどんな世の中にしたい?自分の想いを #自民党2019 #メッセージTシャツプレゼント のハッシュタグ2つをつけてツイートすると、メッセージTシャツがもらえるよ!>と投稿。「ViVi」および「ViVi girl」と呼ばれる専属モデルと自民党のコラボキャンペーンの告知を行った。

 これがツイートされるやいなや、<自民党のおじさんは女性差別が大好きで、嫌韓ばかりだけど、VIVIのみんなは仲良くできるの?><ファッション雑誌からファッショ雑誌になったんですか?><vivi世代を自民党に取り込みたいんだろうけどTシャツより年金欲しいですよね>といったリプライが大量についた。11日13時の時点で1500以上のコメントがつく事態となっている。

 これはクリエイターとのコラボによって若者世代に向かってアピールすることを目的とした「#自民党2019」というプロジェクトの一環で行われたもの。「#自民党2019」に関連するものとしては今年5月にも、『ファイナルファンタジー』のキャラクターデザインで知られる天野喜孝氏によるイラストが発表されている。

 このイラストではスマートでハンサムな野武士が描かれているのだが、そこには「第二十一代・第二十五代 自由民主党総裁 安倍晋三」とのクレジットが。美化しすぎた首相像に反発と失笑が相次いでいた。

ViVi girlのメッセージと自民党の理念が真逆
 「#自民党2019」とコラボした「ViVi」だが、キャンペーンを通じて「ViVi girl」たちが発しているメッセージは、至極真っ当だ。

 今回のキャンペーンでプレゼントされるTシャツには「ViVi girl」が考えたスローガンと自民党のシンボルマークがプリントされている。スローガンは「Open Hearts」「Open Mind」「Face Your Fears」など英語で書かれているもので、それらのフレーズは「ViVi girl」が考えたものだという。

 「ViVi」のサイトや各モデルのインスタグラムでは、それらの言葉を考えた理由が書かれているのだが、そこには「ダイバーシティ」「他人の価値観をお互い尊重し合う」といった発想が連なっていた。

 「Diversity」をキャッチフレーズに選んだ山田ひかるは<グローバル化のおかげで、いろんな文化を知ることができるようになった反面、差別は一向になくならない。差別するのではなく、他の文化を認めて、いろんな文化が共存できるようにしたいです>と書いている。

 似た考えで言葉を選んだ人は多い。「Look At The Bigger Picture」を考えたJONAは<ネット社会で情報もたくさん入ってくるし、海外との関わりも増えていくと思うから、凝り固まっていたら疲れちゃうだけ。もっと視野を広げて、日本人が世界で活躍していけるような社会にしたいです>と説明。

 

 「Open Heart」を選んだ石川晶子も<どんどんグローバル化していく社会に向けて、より、お年寄りや、外国人に親切で優しい温かい国にしたい!平和で仲良しであって!>としている。

 また、「Open Doors To Arts」の標語を考えた高木栞は<様々な国の音楽や芸術をもっと取り入れて、偏見のない国になって欲しいという思いを込めて、この言葉を選びました>と、その思いを語っている。

 「ViVi」はこれまでも、東方神起、TWICE、EXOといった人気K-POPアイドルが表紙を飾り、最近でもNCT 127を連載コーナーで起用している。「ViVi」がピックアップしてきたのは韓国のアイドルだけではなく、2015年には、ワン・ダイレクションが表紙を飾ったこともある。こういった背景を踏まえれば、海外の文化を積極的に吸収したうえで、多様な価値観を尊重しようとする彼女らの姿勢は「ViVi girl」としてあるべき姿なのだろう。

 しかし皮肉なことに、自民党とその支持者の行動は、彼女らの思想とは正反対ではないか。中国や韓国の人々に対するヘイト感情を隠そうともせず、排外主義を煽り立ててきたのだから。

「多様性」をめぐるViVi girlと自民党の違い
 杉田水脈衆議院議員による差別発言が端的に示すように、多様性を尊重しようという考えも自民党内で成熟しているかは甚だ疑問である。

「ViVi girl」たちの言葉は政治家たちにどう響くだろうか。

 「Be Real」を掲げた福本沙織は、その言葉に込めた思いを<私はいろんな人の意見が尊重される世の中になって欲しいなと思ってその事をお話しさせて頂きました>と説明している。

 「Express Yourself」というフレーズを選んだ照井和希はもっと直接的だ。彼女は<「男っぽいね!」って言われる度に、「男っぽいってなに?なにがダメなの?」と思ってきたんです。自分らしくあることの何がだめなんだろうって。他人の価値観を理解し、尊敬し合えることができたらどんなにいいだろうって思います>と、理想的な社会のあり方を語った。

 

 桜田義孝前五輪担当相による<子供を3人くらい産むようお願いしてもらいたい>や、麻生太郎副総理による<(年を)取ったやつが悪いみたいなことを言っている変なのがいっぱいいるが、それは間違っている。子どもを産まなかった方が問題なんだ>などの発言が象徴的だが、国民ひとりひとりの人生の多様性よりも、国益ばかりを重視する価値観が目立つ。自民党内で“人生の多様性”について議論がなされたことはあるのだろうか。

 どのような人生を歩もうとも、人として尊重される社会を築くことこそ、政治家の役割のはずだ。政治家の考える「普通」の人生からはみ出した人間を、「無責任」と糾弾するような社会であってはならない。

芸能人やカルチャーを利用する自民党のプロパガンダ戦略
 「ViVi girl」の政治的なメッセージは、自民党が政治家たちが発信してきた“多様性よりも国益”のメッセージとは裏腹だ。その皮肉な構図はなんとも哀れであると同時に、危険でもある。

 同誌の版元である講談社は、「HUFFPOST」において<このたびの自民党との広告企画につきましては、ViViの読者世代のような若い女性が現代の社会的な関心事について自由な意見を表明する場を提供したいと考えました。政治的な背景や意図はまったくございません>と説明しているが、自民党のPR記事に<政治的な背景や意図はまったくございません>との言い訳はふざけているだろう。まさかノーギャラなのだろうか。

 しかし政治的な背景や意図が明確でないにもかかわらず、なんとなく安倍政権のPRに協力する著名人は実際、多い。安倍政権および自民党は統計不正や年金の問題から逃げるため、予算委員会の集中審議を100日あまり拒み続けた一方、TOKIO、大泉洋、高畑充希、吉本新喜劇といった芸能人たちと戯れてきた。

 芸能人との交流で「親しみやすさ」をアピールした選挙対策の成果は確実に出ている。NHKの調査によれば、安倍内閣の支持率は5割近くを堅持しているという。

 もう安倍政権ではどう転んでも景気回復はないどころか、消費増税で悪化することは確実視されている。また外交成果の薄さもはっきりしている状況で、この支持率を維持できているのは、プロパガンダ戦略の成功といっていいだろう。

 このようなプロパガンダの勢いは、選挙、改憲と重要なポイントを迎え、どんどん増していくだろう。その意味を私たち受け手はしっかり認識しておく必要がある。

AKB48矢作萌夏の裏アカやプラ写流出、自称同級生たちの暴走と「暗躍する高校生グループ」

 8日、「週刊文春デジタル」で、一般高校に通う男子同級生との交際を報じられたAKB48メンバーの矢作萌夏。同日、矢作はTwitterで<私が、ディズニーランドで一緒に写っている方とお付き合いしているという報道がありましたが、事実とは全く違います>と、熱愛報道を完全に否定した。

 「文春デジタル」が掲載した東京ディズニーランドでの男子同級生とのツーショットについて、矢作萌夏は<昨年の冬に同級生の女の子5人でディズニーランドに行きました。その時、ご家族で来ていたA君と偶然お会いして、写真を撮ろうと言われ、一緒に写真を撮りました。しかし、A君はよく話す友人の一人ではありますが、彼氏でもなんでもなく、同級生の1人です>と釈明している。

 また、矢作は9日にもTwitterを更新しており、<『文春に売られたよ』とか『大変なことになるよ』などよくわからないDMが数週間前から毎日来ていて、スタッフさんに相談しているところでした>と告白。熱愛報道の直前には、一人で買い物中に記者らしい男性2人に付きまとわれ、警察署に飛び込んでいたという。

 また、「文春デジタル」の報道をきっかけにあらぬ噂が広まっていることについて、<自称私と同じ高校の生徒と名乗ってデマや捏造した写真を拡散する方が沢山いるようですが、とてもショックです>と胸の内を吐露した。

 現在、ネット上では、矢作らしき女子と同級生のような男子が親しげに接触しているツーショット写真が流出、拡散しており、波紋を広げている。さらに矢作がプライベートで使用しているInstagraアカウント(裏アカ)も特定され、学内イベントなどを収めたプライベート写真も流出。またTwitterでは、同級生を自称する複数のアカウントが登場し、矢作と同級生の交際が校内に広く知れ渡っていたこと、矢作の生活態度が芳しくないことなど、真偽不明の噂を広めている。

 

 このように、ネット上で情報が錯綜したことによって騒動はどんどん膨れ上がっていき、矢作のSNSアカウントには「完全にクロ」「嘘つくな」「もう学校にいられないね」などと中傷コメントが相次ぐまでに至った。

 これについて一部スポーツ紙は、AKB48の運営側が「メンバーへの嫌がらせを繰り返している高校生グループが暗躍している可能性が高い」と見ており、デジタル専門業者による分析や調査を進めたうえで刑事告訴も視野に入れて対応していくと伝えている。

 「週刊文春デジタル」に掲載された複数の写真は、明らかにプライベート写真であり、何者かが矢作の情報を週刊誌にリークしている可能性がある。「メンバーへの嫌がらせを繰り返している高校生グループ」と週刊誌のパイプの有無は不明だが、芸能活動とは離れた学校生活の様子をマスコミがスクープとして晒しあげるのは、明らかにやりすぎだ。

 プライベートをつけ狙われ、暴かれるような情況にあっては、矢作が健全な学校生活を送ることも困難だろう。運営側の速やかな対応に期待したい。

尼崎高等学校バレー部の体罰はどうして保護者から許されたのか

 今年4月から5月にかけて、尼崎市立尼崎高等学校(兵庫県)の男子バレーボール部や軟式野球部で、コーチを務める臨時講師が部員に体罰を加えていたことが発覚した。いずれも「強豪」で知られる部だ。

 バレー部では、体罰を受けた部員の鼓膜が損傷して一時意識を失うという甚大な被害があったにもかかわらず、学校は当初「けがはない」と発表していた。また、臨時講師は部員を「サイコパス」呼ばわりしていたという。さらに、市教委の調査では同部の監督が過去に部員の髪を引っ張る体罰を行っていたことも公表された。異常な実態が明るみになったにも関わらず、神戸新聞によると保護者の中には「監督の早期復帰、従来の体制継続」を望む声や、「厳しい指導がなくなるのを懸念する」声もあるという。

 そもそも、学校教育法で教員による児童生徒への体罰は禁止されており、暴行は犯罪にあたる可能性もある。また、暴力を伴う教育は子どもの脳に好ましい影響を与えないことも複数の研究から明らかになっている。

 体罰が表沙汰になれば、当然のごとく学校は批判され評判も落ちる。にもかかわらず、一部の学校では未だに体罰が行われ、保護者や生徒自身も容認するケースもある。なぜ学校では体罰が認められてしまうのか、教育学者で名古屋大学准教授の内田良氏に話を伺った。

 

内田 良/名古屋大学大学院教育発達科学研究科・准教授。博士(教育学)
専門は教育社会学。学校のなかで子どもや教師が出遭うさまざまなリスクについて,調査研究ならびに啓発活動をおこなっている。 著書に『学校ハラスメント』(朝日新書),『ブラック部活動』(東洋館出版社),『教育という病』(光文社新書),『教師のブラック残業』(学陽書房,共編著)など。ヤフーオーサーアワード2015受賞。

 

「体罰は教育」と考える教師たち
内田:学校問題のややこしいところは、先生たちは「正しい教育」だと思ってやっている点です。体罰に関しても、先生たちは「その子を伸ばすため」という考えのもとで行われる。だからややこしくなるし、学校問題における課題といえるでしょう。

――体罰が発覚すれば学校は批判されますし、2012年に起きた大阪市立桜宮高等学校のように体罰を苦に生徒が命を絶ってしまったケースもあります。外側から見ると、「それでも」体罰がまかり通っている学校が存在すること自体に驚いてしまいます。

内田:色々な背景がありますが、まず挙げられるのが、「教育だから」という考えが学校にずっと根付いていることが大きいでしょう。体罰は「子どもに対する指導の一環なんだ」と。先生たちは犯罪ではなく指導だと思っているから、今でもやるんですよね。

隠れて行われることが多いわいせつ行為に対して、体罰は今も敢えて「みんなに見える場所」で、オープンに行われる傾向があります。いわゆる「見せしめ」です。みんなが腕組んで立って見ている前でひとりの生徒をビンタして、子どもたちをビビらせて従わせようとします。もちろん、生徒を個別に呼び出して体罰を加えることもあるかもしれないけど、開けている場所で体罰をすることによって、「反抗しようものなら、お前らの人生がダメになるぞ」と圧力をかける。

部活の場合は、逆らうと殴られるだけでなく「レギュラーになれないかもしれない」と、子どもたちは危惧する。また、ほとんどの先生たちは部活指導だけでなくクラス担任や教科担任も担っていますから、成績まで危うくなる怖れがある。そうやって、「この先生に逆らうと、自分の人生にも関わってくる」と子どもたちに思わせることができる体罰は、先生たちにとってまだまだメリットになり得てしまうのです。

加えて、公立の小・中・高校は、体罰やいじめ自殺などの不祥事があっても、評判を落とした結果、翌年入学希望者数が大幅に減る……なんてことにはなりません。公立高校には定員数があり、学費の高い私立高校よりもできれば公立に行ってほしいと望む保護者は多い。一般企業なら評判を落とせば潰れるリスクもありますが、高校そのものが潰れることもないため、体罰発覚によるデメリットがほとんどないんですよね。

保護者や生徒が体罰をする指導者を許す理由とは
――そういった体罰に対して、保護者は疑問を覚えないのでしょうか。今回の尼崎高校の事案でも、「早く従来の状況に戻ってほしい」と訴える保護者がいるといいます。

内田:部活動で行われた体罰の場合、仮に保護者がクレームを入れれば、レギュラーを外されるなど子どもに不利益が生じます。主要選手の保護者なら「この監督の下で大事に育ててもらっている」という意識もあるでしょう。

桜宮高校の事案も、1000人の署名が集まりました。保護者が「生徒思いのいい先生なんだ」「ちょっと行き過ぎたかもしれないけど、子どものためを思ってのことだったんだ」と擁護することも、体罰が持続してきた大きな理由ですね。

――保護者だけでなく、実際に体罰を受けている生徒も、先生を擁護することはあるのでしょうか。

内田:先生たちから体罰を受けた生徒たちも、「先生は自分のために怒ってくれている」「自分が悪いんだ」と思わされてしまう。体罰を受けた経験のある生徒たちが回答したアンケートには、「おかげで成長した」などと書かれています。体罰を受けた人にしてみれば、自分の青春時代を「地獄だった」「理不尽な目に遭った」とネガティブに捉えるよりも、「いい経験になった」「それで私は成長したんだ」とより前向きに捉えたいという心理もあるわけです。

体罰を目撃した子どもも、部活のレギュラーや成績、大学推薦といった人生の重要事項を先生に握られている以上は、たとえ殴られた子が親友であっても、先生には何も言えない。

たとえば、学校の外を歩いていて親友が誰かに殴られれば、憤りを感じて抗議したり、怖くても警察に通報しますよね。まさか、理不尽に殴られた親友に「お前はこれで成長するんだ」とは言わないでしょう。ところが、学校の中になった途端、殴る先生に反抗すると自分の人生が危うくなると思うから、殴られた親友にも「殴られるほどのことをしたんだよ」「お前にも悪いところあったじゃん、また頑張っていこうや」と、励ますだけで終わってしまう。

このような状況下で育ち、「暴力を使って教育する、物事を解決するということは正しいこと」と勘違いした彼ら彼女らが、将来、指導者や保護者になった時に同じことを繰り返すという懸念もあります。

 

体罰をする教師のほとんどは処分されない
――とはいえ、世間では体罰へのバッシングが年々強くなっているように感じますが、司法や行政の対応はどうなっているのでしょうか。

内田:世間では随分批判されるようになった先生の体罰ですが、司法や行政はまだまだ寛容です。

非常にわかりやすいのが、教職員への懲戒処分です。統計によると、教員の飲酒運転が発覚した場合、2件に1件は懲戒免職処分が下っています。わいせつ関係の事案も同様で、被害者が教え子か否かにかかわらず、やはり2件に1件は懲戒免職処分、即ちクビになっています。ところが、体罰を行った教員が懲戒免職処分になることは滅多にありません。2012年の桜宮高校の事案はさすがに懲戒免職処分となりましたが、数年に1件程度です。

(文科省が公表している「体罰の実態把握について」によれば、平成27年度:公立の学校での体罰発見件数は721件、懲戒免職は0件。平成28年度:公立の学校での体罰発見件数は654件、懲戒免職は1件。平成29年度:公立の学校での体罰発見件数は585件、懲戒免職は0件となっている)

児童生徒が骨折しようが鼓膜が破れようが、体罰常習犯であろうが、クビにはならない。学校という空間において体罰という名の暴力は「指導の一環」と見なされてしまうのです。

体罰をする大人、つまり先生たちは子どもたちの教育のためにやっている。そのような理屈が通り、発覚すれば「行き過ぎちゃいました、ごめんなさい」と謝罪するだけ。会見などで学校は「行き過ぎた指導」といった言葉を用いて釈明しますが、あくまでも“指導”という前提は崩さずに、ただし「ちょっと手が出ちゃいました」というストーリーにされます。

――教育委員会でも「体罰は指導の一環」という理屈が残っているのですね。

内田:その上、体罰は、刑事責任も民事責任も問われにくい。他人の顔を殴って鼓膜が破れるなんて、一般社会では傷害罪にも問われかねませんが、ここでも「教育」が絡むと一気に問われにくくなります。

――「教育」だから傷害罪が問われないなんて、子どもという存在が軽んじられているように思えます。民事ではどうでしょうか?

内田:民事では、国家賠償法という公務員全体に適用される法律があります。先生も含め公務員は公共性の高い重要な仕事を行いますが、人間は当然ミスを犯します。そこで、公務員が何か問題を起こした時は国や自治体が賠償責任を負いましょうというのが、国家賠償法です。

となると、先生の体罰で傷ついたと子どもや保護者が民事訴訟を起こし、たとえ訴えが認められたとしても、賠償金は国や自治体が全部払ってくれちゃうんですね。つまり、訴えられても先生たちは実質無傷で済んでしまう。しかも先ほども言ったように、体罰では滅多にクビになりません。体罰が指導の一環として認められていることや、国家賠償法が先生たちの暴力行為を支えているという側面もあるでしょう。

強い部活であるほど顧問の自由度は増す
――生徒のなかには「強豪校でプレーしたい」「技術指導ができるのはこの先生だけ」「○○部はこの高校にしかない」といった理由から進学先を決める人も少なくないと思います。進学後に部活の顧問が独裁的な指導や体罰をしていると判明した場合、生徒には退部や転校をするという選択肢しかないのでしょうか。

内田:本当は体罰をした顧問の先生が辞めるべきですが、実際は子どもが諦めざるを得ないという現状があります。

特に部活動に力を入れる学校の場合は、「強ければ何をやっても許される」という風潮が蔓延して、強い部の顧問には校長ですら逆らえないというケースもあります。部活の大会で優勝すれば、顧問はトロフィーを持って帰って、校舎に垂れ幕が下ろされ、学校の評価も上がる。強豪校になればなるほど顧問の自由度が増しやすい側面があり、もし顧問が体罰をしていたとしても、学校側が注意できないことも考えられます。

――体罰をするような先生に当たった結果、競技を断念するなど子どもの人生が左右されてしまうのは残念でなりません。

内田:体罰をするような先生は、実質的には犯罪者なのだからハズレどころの話ではないですよね。学校は“治外法権”であると、僕は見ています。法律よりも「教育」という独特のルールが通用してしまう。

数年前から問題視されている巨大組み体操も、怪我人が出れば全国ニュースで取り上げられて批判されるに決まっているのに、それでもやっている学校がある。傍から見ていると異常ですよね。しかし現場では、「子どもたちの成長」や「感動」という言葉によってみんなが思考停止して、危険行為だということが見えなくなっているのです。

――体罰問題を解決する方法はあるのでしょうか。

内田:体罰を認めてしまう文化や意識を変えるには時間がかかります。そのため、現段階で考えられる対策は、先生たちの体罰に対する懲戒処分を厳しくすることです。また、学校内で起こる体罰や、子どもによる先生への暴力、子ども同士のいじめや暴力などでも、必要があれば警察に入ってもらい、法律を適用する。学校の治外法権を解体していくことが重要です。

NGT48加藤美南がPR大使解任「NGTでは魅力発信という目的達成できない」

 今月7日、新潟市はNGT48メンバーの加藤美南らが務めていた南区PR大使を、本年度は契約しないと発表した。加藤は2016年から南区のPR大使に就任し、特産物の宣伝などに取り組んでいた。

 新潟市は、先月グループを卒業した山口真帆への暴行事件を受け、PR大使の4月以降の更新は保留としていた。ようやく正式に発表したかたちだが、その決定打となったのは、先月20日の加藤美南のインスタグラム誤投稿だったといえるだろう。加藤は山口の卒業公演について放送するテレビ画面を映り込ませながら、<せっかくネイルしてるのにチャンネル変えてほしい>と投稿し、すぐに削除したものの広く拡散した。

 この投稿は山口真帆への悪意を示すものと受け取れ、大炎上。加藤は研究生へ降格し、グループ全員がSNSの運用を停止することとなった。南区は「NGTでは、区の魅力発信という目的は達成できないと判断した」との見解を出している。

 今月5日には、新潟県の花角英世知事がNGT48と契約を更新しないことを明言。グループは今年9月に新潟県内で開催される「国民文化祭」「全国障害者芸術・文化祭」のスペシャルサポーターに起用されていたが、降板することとなり、NGT48の今後の活動は白紙状態だ。劇場もグッズ販売のみとなっている。

 地元からは更新を切られ、活動予定も定まらない。そんな状況であれば、将来を不安視するメンバーが出るのも当たり前だろう。先日、研究生の山崎美里衣はグループの活動辞退を発表した。

 

山崎美里衣は家族と話し合って活動辞退を決める
 山崎美里衣は4日、NGT48公式サイトで、活動辞退は自分の将来を家族と話し合った結果であったと述べている。

<ファンの皆様と一緒に楽しめる握手会、公演、イベントが本当に本当に大好きでした。勇気をくれて、支えてくれて、一緒に夢のような日々を送って下さったこと、心から感謝しています>
<この先もみんなと一緒に笑い続けていたい気持ちもありましたが、自分の将来について考え、家族と話し合った結果、別の道を歩もうと決意しました。>

 第三者委員会の報告書とNGT48支配人である早川麻依子氏のツイートの食い違いや、山口真帆の住んでいたマンションの部屋をなぜ暴行事件の犯人が借りることができたのかなど、事件について不可解な点はまだ数多く残されている。メンバーの家族も、このような管理体制のグループに娘を預けるのは心配でならないだろう。

 早川支配人が、山崎が活動辞退する旨をつぶやいたツイートには約1300のリプライが寄せられているが、そのほとんどが運営に対する批判の声だ。

<NGTの未来を悲観するのは当たり前>
<こんな運営のグループにいるのは危険>
<運営がこのままでは全員卒業するのでは?>

 沈み行く船であるNGT48から抜け出すメンバーが続々と現れても、なんら不思議なことではない。

宮迫博之とカラテカ入江の親密さ…入江はレイプ裁判で「被害者泡吹いて倒れちゃった」

 吉本興業に所属するお笑い芸人たちが、大規模振り込め詐欺グループの忘年会に参加し“闇営業”をしていた。7日発売の「FRIDAY」(講談社)によると、2014年12月、カラテカ入江慎也の仲介で、雨上がり決死隊宮迫博之、レイザーラモンHG、ロンドンブーツブーツ1号2号田村亮、ガリットチュウ福島喜成らが、大規模振り込め詐欺グループの忘年会で歌やネタを披露したという。

 同誌は芸人たちがそれぞれ100万円ずつ営業の対価を受け取ったとも伝えたが、直撃を受けた宮迫は「そんなカネはもらってへんよ」と否定。<「ちょっと顔出してください」と入江に言われて、「ええよ、空いてるし」くらいの感じやったんかな>と経緯を振り返っている。

 ギャラに関係なく、「ちょっと顔出して」と頼まれて引き受けるとは、入江は彼らと余程親密だったのだろうか。売れっ子芸人たちをすぐさま収集できることが、入江の強みだったというのも頷ける。

カラテカ入江の「人脈」持て囃したメディアの罪
 報道を受け、吉本興業は6月4日付で入江との契約を解除した。ただ入江は、吉本所属の芸人としてだけではなく、コンサルティング会社・イリエコネクションを経営、人脈づくりの達人として多くの講演会に呼ばれるなど活動してきた。6月5日にも、入江は帝国ホテルで開かれたJA共済の「ライフアドバイザー・スマイルサポーター優績者交流会議」で講演。「みるみる距離が縮まる!入江流コミュニケーション術」と題した入江の講演は人気が高かったようだ。

 そもそもカラテカ入江慎也は、豊富な人脈を築くノウハウで注目されたタレント。合コンや飲み会の万全なセッティングと盛り上げで、先輩芸人のみならず様々な業界のお偉方に気に入られ、幅広い人脈を築いた。2016年には「日本幹事能力研究会PRESENTS 日本 幹事オブ・ザ・イヤー」を受賞している。いわく、誰とでも良好な人間関係を築けるコミュニケーション力がウリだったそうだ。

 昨年8月には『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)で、イリエコネクションの業績が年商1億円ほどであることを明かしていた入江。大手企業の社長たちとコネクションを築いていたことは確かなのだろうが、大規模振込め詐欺グループの宴会までセッティングしてしまったことが発覚した今、潮が引くように“人脈”は崩れるかもしれない。

 また、入江の人脈力や営業術を賞賛し持て囃したメディア側にも、問題がないとはいえないだろう。入江には過去、性暴力被害を訴える女性を笑いものにしたという話もあったからだ。

 

 それは2008年までさかのぼる。「週刊現代」2008年3月29日号(講談社)が吉本芸人4人によるレイプ疑惑を報じたのだ。同誌は「恐怖のホームパーティ」と題して、今田耕司の自宅で、雨上がり決死隊・宮迫博之、ジャリズム・山下しげのり、そして入江が、3人の一般女性と性行為をしたこと、そしてそのうちの1人が強要されたと訴えていること、また未成年相手の淫行疑惑もあることなどを伝えた。

 同誌に被害を訴えた女性(Aさん)は、もともと入江の顔見知りで、入江に呼び出されて飲み会に参加したという。バーでは女性が10人ほど集められたが、そのうちの3人が今田の自宅に連れて行かれたそうだ。Aさんは山下、入江、宮迫にレイプされたうえ暴言を吐かれたと告発する内容だった。

 この記事をめぐっては、今田と吉本興業側が「週刊現代」を名誉毀損で訴え、最終的に雑誌側が謝罪広告の掲載と賠償金を支払い和解した。入江も法廷で事実無根だと証言したという。

 ただ、時は流れ2013年。入江はお笑いコンビ・Hi-Hiのトークライブにゲスト出演、この一件をネタにし、「被害者の女は出廷してきたんだけどさ、途中で泡吹いて倒れちゃったんだよね」と、被害を主張し証言台に立った女性を嘲笑した。事件そのものが完全な言いがかりであり、飲み会をした事実すらないというならともかく、もともと顔見知りであり自らが飲み会に呼んだ女性であるにもかかわらず、ここまで相手を軽んじた発言ができるというのは理解に苦しむ。

前田敦子「パニックになりやすい」性格明かす、勝地涼への路上激昂事件も

 前田敦子が今月5日放送の『ホンマでっか!?TV』(フジテレビ系)に出演し、「すぐパニックになる性格」であることを明かした。

 番組のなかで前田は、子育ての悩みについて専門家たちに相談。彼女は昨年、俳優の勝地涼と結婚し、今年の3月に第1子を出産。子どもは現在3カ月だが、夜泣きもせず非常に大人しいという。

 しかし前田の悩みは「私のようにいつか爆発する子にならないか心配」だという。なんでも彼女は「すぐにパニックになる性格」だといい、何か気になることがあると、それについて考えることが止まらなくなってしまうという。また、家のなかで探し物が見つからないとパニックになり、見つかるまで探さないと安心できないそうだ。

AKB時代から“気性が荒い”イメージがつきまとう前田敦子
 前田敦子にはAKB48時代から“気性が荒い”あるいは“気難しい”というイメージがつきまとった。2011年に出演した『情熱大陸』(TBS系)では、番組スタッフからの質問をされても黙り込んでしまったり、ドラマの収録現場では『情熱大陸』のカメラが目障りだとして追い払うといった場面が放送された。AKB48のコンサート中に過呼吸を起こし、担架で運ばれたり、ステージから途中退場したりすることが何度かあったことも、そのイメージを強くした。

 激しい部分を持つ前田だが、中でも強烈なエピソードは「合コン号泣報道」だった。2012年9月に「週刊文春」(文藝春秋)が、前田敦子が同じくAKB48メンバーであった大島優子らと合コンに参加し泥酔、俳優・佐藤健にお姫様抱っこをされながら帰宅する様子をスクープした。大島らが帰宅するように促すもなかなか言うことを聞かず、最終的に佐藤に抱きかかえられながらタクシーに乗って帰ったという。家についても前田は号泣しており、ワンピースの肩ヒモはズリ落ちてスカートもはだけた状態だった。

 

前田敦子の出産後の路上激昂も「文春」がスクープ
 そして今年5月、前田の“激情”をまたも「週刊文春」が捉えていた。同誌は子どもを抱っこした勝地が、足にケガを負った前田の車椅子を押している写真を掲載したが、記事によると、前田はいきなり激昂し足を引きずりながら走り出したのだという。彼女はすぐ地面に倒れ込むも、勝地を睨みつけていたそうだ。この際も、前田は何かしらパニック状態になっていたのかもしれない。衝撃的な写真にネット上では離婚を危惧する声も出た。

 ただ、勝地も前田のこういった性格を理解したうえで一緒にいる可能性もある。『ホンマでっか!?TV』で「パニックになりやすい性格」を告白した前田は、寝ている勝地を起こしてまで、探し物を手伝ってもらうというエピソードを披露。司会の明石家さんまなどから「怒られないのか?」と聞かれると、探し終わった後に「ほらね、あるから。落ち着いて」と、優しくなだめられると答えた。

 前田敦子と勝地涼のインスタグラムを覗くと、夫婦仲睦ましい投稿が多数。お互いに支え合いながら、子育てに励んでほしい。

脱退報道のSexy Zoneマリウス葉は、「アイドル」としてフェミニズムや多様性を社会に広めようとしている

 Sexy Zoneが危機的状況に陥っているという。「週刊文春」(文藝春秋)のネットニュース「文春オンライン」が6月4日付で配信した、<キンプリとキャラ被りで仕事減のSexy Zone「ジャニーズ辞めたい」メンバーが涙の直訴>なる記事が、Sexy Zoneファンを動揺させている。

 「週刊文春オンライン」の記事では、King & Princeのデビュー以降、ジャニーズ事務所の力は次世代エースとの呼び声も高い後輩グループの方にばかり向いてしまい、Sexy Zoneのメンバーは不満を募らせている、としている。

 現在、Sexy Zoneは松島聡が突発性パニック障害の療養のため活動を休止しているが、記事ではマリウス葉も<そろそろ限界>であると名指しされた。

 マリウスは<アイドルをやっている自分は本当の自分ではない>との悩みを抱えており、昨年『24時間テレビ 愛は地球を救う』(日本テレビ系)でメインパーソナリティーを務めた後、事務所関係者に泣きながら<ジャニーズを辞めたい>と訴えたと、「文春オンライン」は報じている。

マリウス葉「『女子力』という言葉はもう古い!」
 どこまで真実なのかさっぱり分からない記事だが、マリウスが<アイドルをやっている自分は本当の自分ではない>と言ったというのは、にわかには信じがたい記述である。というのも、彼は、「アイドル」という役割を通して、社会に前向きな影響を与えることに意義を感じていると、明確に発言していたからだ。

 マリウスといえば、「多様性」を重んじたリベラルな発言がたびたび話題になる。

 たとえば、「Myojo」(集英社)2019年6月号の「お悩み相談」企画で、13歳の読者から<友だちやクラスメイトから「女子力がない」と言われます>との相談をもらったマリウスは<女子力なんて古い! 男子も女子も関係なくありのまま生きて>と回答。「女子力」などという言葉や概念に惑わされず、ありのままの自分自身を認め、愛することが大事だとアドバイスしている。

<なんかさ、そもそも“女子力”っていう表現が、もう古くない? 今はそういう時代じゃないと思う。男子も女子も関係ないんだから、“女子だからこうしなきゃ”とか気にしなくていいよ! ありのままの自分でいることがいちばん。自信を持って堂々と生きればいいし、もし誰かに何か言われても、「自分のことは自分がよく理解してるから」ってキッパリ返せたらステキだよね>

マリウス葉が「アイドル」の発言力を使って成し遂げようとするもの
 マリウスが語る「多様性」はジェンダーの問題だけに限ったものではない。

 

 「SPUR」(集英社)2019年6月号のインタビューで彼は<男性だけで何かをやろうとすると、考え方が凝り固まってしまうところがありますよね>としつつ、<僕は何かをするときは、必ず違う国の人や女性からアドバイスをもらうようにしています。内面的な悩みも、自分だけで考えていると、そのアングルからしかものが見えてこないでしょう? 僕はすぐに他の人に聞いてみます>と語っている。

 同インタビューでは、ニュースを<いろんな国のいろんな視野で見る>ため、スマートフォンに、ドイツ、イギリス、アメリカ、オーストラリアのニュースアプリを入れているという話もしていた。

 ある一定の属性の人だけで寄り集まっていると、個人の考え方も、組織自体の考え方も淀んでくる。だから、彼は積極的に様々な価値観をもつ人の意見を取り入れて、自分自身の頭のなかをアップデートしているのだ。

 マリウスはドイツで生まれ、10歳で来日するまでドイツで育っている。彼が社会的意識を高くもち、リベラルな考えをしているのは、そういった出自も大きいのではと短絡的に思ってしまいがちである。しかし、それは大きな間違いであるようだ。

 前掲「SPUR」でインタビュアーから<これだけのことを考えている19歳は、日本にはなかなかいないのでは>と質問を振られたマリウスは、<僕のように考えている人がいないわけじゃなくて、こういう話をできる場がないんじゃないかと思います>と述べている。

 社会的な意識をもち、現状に疑問をもっている若者はたくさんいるが、それを発信する習慣もなければ、それを受け入れる場も、現状の日本にはない。少しでもそういった話をすると、「社会に物を申している」と引かれることや、「意識高い系(笑)」と嘲笑されることもあるだろう。<こういう話をできる場がない>とした彼の意見はもっともだ。

 ただ、マリウスが特殊な環境にあるのも事実である。マリウスはSexy Zoneのメンバーとして、公に自分の意見を発信する場をもっており、かつ、強い影響力があるからだ。そしてマリウスは、自分自身にそういった場があるからこそ、自分の意見を言えない人たちのために発言し続けたいと語る。

<僕は影響力の強い大きなプラットフォームを持っていて、他の人とは状況がまた違いますよね。だからこそ、発言していかなくてはならない。自分が学んだことを、同世代や周囲の人に伝える責任がある。発言する機会を与えられないコミュニティもある。そういう人たちを代弁するのではなく、彼らが声を上げられるような場所をつくっていきたいんです>

 もちろん、そういった仕事は「アイドル」でなければできないことではない。そういう意味では、Sexy Zoneではない道を模索していたとしてもおかしくはないのだが、それでも、「文春オンライン」が報じるように<アイドルをやっている自分は本当の自分ではない>という考え方をしているとは、どうしても思えないのである。

元農水次官の長男殺害を「立派だ」と賞賛…「引きこもりは悪魔の予備軍」と偏見を増幅させる報道続く

 今月1日、同居する44歳の長男を包丁で刺し殺害したとして逮捕された、元農林水産事務次官の熊沢英昭容疑者。長男はその日、隣接する小学校で開かれていた運動会の音に腹を立て、熊沢容疑者と口論になったという。

 警視庁の取調べに対して容疑者は「川崎市の20人殺傷事件が頭に浮かび、息子が周囲に危害を加えないようにしようと思った」という主旨の供述をしていることもわかった。川崎市登戸の殺傷事件では、引きこもりであったとされる岩崎隆一容疑者が私立カリタス学園に通う児童を中心に殺傷。熊沢容疑者の長男も無職、引きこもり状態だったと伝えられている。

 熊沢容疑者の長男はしばらく一人暮らしをしていたが、5月下旬に実家へ戻ってきたばかりだったようだ。以前から長男は家庭内暴力を振るっており、熊沢容疑者の体にも複数のアザがあったという。

 この事件を受けて、SNSでは容疑者への同情や賛辞が増え続けている。「正当防衛にしてほしい」「容疑者は長男の凶行を防ぎ、罪のない小学生を守った」「親としての責任を果たして立派」「“ひとりで死ね”の実践だ」等の声が、信じられないほど多いのだ。

 その背景には、家庭内の問題をどう解決して良いのかわからない、行政など公的支援を頼りに出来ないという不安感が横たわっている側面もあるだろう。だが、自分の息子であったとしてもその命は親のものではなく、奪ってよいわけがない。殺人が唯一の解決法になり得る社会の側にこそ問題がある。

 「社会に迷惑をかける人間は処分すべき」とでもいうような殺人の正当化は、2016年に起きた相模原障害者施設殺傷事件のような優生思想までも肯定する社会に導いてしまいかねない。

 また、「引きこもりは危険因子」と決め付ける、慎重さを欠いた報道も続いている。登戸で凶行に及んだ岩崎容疑者は自ら命を絶っており、事件の詳しい動機はわかっていない。テレビ報道では連日のように犯人の動機を探っているが、特に強調されているのは岩崎容疑者が「引きこもり」であったという点だ。

 

『ひるおび』では「引きこもりは悪魔の予備軍」
 先月31日放送の『ひるおび』(TBS系)では、引きこもりを「悪魔の予備軍」と表現し、犯人の伯父・伯母の責任を問う場面があった。コメンテーターの立川志らくは、岩崎隆一容疑者が伯父伯母に育てられたという話になると、<育てた伯父伯母は高齢なので責任を問うのは酷だが><もっと早く何とかできた、こういうモンスターを作り上げる前に、小遣いを顔も見ずに与えてた、どんどん甘やかしてたわけでしょ、それがこういう恐ろしい人をこしらえてしまった>と発言。

 日本女子体育大学教授の溝口紀子氏は<ひきこもりの高齢者が61万人もいて、全部が悪魔になるとは思わないが、予備軍になっちゃうような人が、もしかしたらいるかもしれない>と、引きこもりは“悪魔の予備軍”になる可能性があると述べたのだ。

 さらに、今月2日の『ワイドショー』(フジテレビ系)で川崎殺傷事件を取り上げた際、松本人志は「引きこもり=不良品」ともとれる発言をした。

<僕は人間が生まれてくるなかでどうしても不良品っていうのは何万個に一個(ある)。これは絶対に僕はしょうがないと思うんですよね。それを何十万個、何百万個にひとつぐらいに減らすことはできるのかなっていう、みんなの努力で。まあ、正直、こういう人たちはいますから絶対数、もうその人たち同士でやりあってほしいっすけどね>

 なお、この発言について本人はツイッターで<ひきこもりが不良品と言ったのではなく、凶悪犯罪者は人として不良品と言った>と弁解している。

 しかし当然のことながら、61万人の「引きこもり」全員が犯罪を起こすわけではない。また、家庭や自室にこもる人々を「引きこもり」とひとまとめにすることも問題があるだろう。引きこもりになった原因や生活環境、心境は個々によって異なるからだ。「引きこもりは犯罪を起こす」「引きこもりは悪者」という偏見を広める報道は、事件の予防になるどころか、引きこもっている当事者やその家族を追い詰める。

 メディアが本当に伝えるべきことは、偏見を助長する感情論ではないはず。たとえば、家庭内の問題を家族だけで解決しようとせず、公に助けを求めることは何ら恥ずかしいことではないと積極的に伝えるだけでも違うのではないか。第三者機関の相談窓口、適切な医療の介入、解決事例、家族と離別して立ち直る方法など、いくらでも伝えるべきことはある。厄介な人間をこの社会から除去する動きではなく、そうした「人間を生かすための取り組み」こそ議論の価値がある。