【後編】DV加害者に必要な対話とは? 暴力的なコミュニケーションを肯定する「男らしさ」の“学び落とし”

男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男性の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。5人目の先生としてお招きしたのは、ドメスティック・バイオレンスの問題にジェンダーの視点から取り組み、『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社)などの著書もある立命館大学大学院教授の中村正さんです。

 前編では、直接的な暴行に限らず、束縛や不機嫌な態度によって相手を萎縮させ、縛りつけようとすることも「DV」であると認識を広げたうえで、DVと「男らしさ」の関係を見てきました。では、その「男らしさ」は男性の中でどのように醸成されていくのでしょうか。

 

中村正(なかむら・ただし)
1958年生まれ。立命館大学教授。臨床社会学の視点から家族病理や社会病理の問題を研究。家庭内暴力の男性加害者へのサポート行う「男親塾」「メンズサポートルーム」を立ち上げるなど、日本における「加害者問題」の研究・対策に取り組んでいる。著書に『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社)、『治療的司法の実践』(第一法規)などがある。

暴力と競争と友情が紙一重な男同士の関係性
清田代表(以下、清田) ここまで(前編)、直接的な「殴る」「蹴る」だけでない様々な暴力の在り方や、暴力と「男らしさ」の関係、またDV男性の言い分に見られる暴力加害の「中和化」にまつわるお話をうかがいました。こういった男性の加害性に、男性自ら目を向けることはそれほど簡単なことではないように感じますが、そもそも中村先生は、どういった経緯で暴力と男性性の問題に関わられるようになったのでしょうか?

中村正(以下、中村) 元々は「男性同士の関係性」に抱いていた疑問から始まったものでした。その源流をたどると、小学生の頃までさかのぼります。5年生のときにマサルくんというクラスメイトがいて、彼は背が高くて勉強もスポーツもできて、おまけにいいやつという非の打ちどころがない男子だったんだけど、あるとき児童会の役員を決める選挙みたいなものがあり、私とマサルくんが立候補する流れになったんですね。そしたら彼は「いいよ、正くんにあげる!」と譲ってくれまして……そこで私は敗北感を抱き、彼との関係がなんとなくぎくしゃくしてしまったんです。

清田 ちょっとわかるような気がします。勝手に比べて勝手に負けたような気持ちになってしまうことってありますよね。

中村 嫉妬しちゃったりね(笑)。もちろん当時はジェンダーとかフェミニズムなんてものは知らなかったわけですが、私の中には体験的なレベルで「男同士の付き合いって難しいな」という感覚が芽生えたんです。自分のライフヒストリーを振り返ってみるとそれを感じるシーンは他にもたくさんあって、例えば小さい頃は4歳下の弟を相手に負けるはずのないケンカを繰り返していたり、あと、うちの父親は竹馬とか竹とんぼを作ってくれた自慢のオヤジだったんだけど、そのパワーを借りて友達に「すごいだろ」って自慢ばかりしていたり。

清田 虎の威を借る狐的な(笑)。そう言えば僕も、小学生のときはサッカークラブの先輩の威光を盾に調子に乗りまくっていたような気がします。

中村 また、友達のちんちんがとても気になり始めたり、性的な関心をどう収めていいのか悩んだり、好きな女子を直視できなかったり、そしてモデルでありライバルのような男友達とどう距離を保てばいいのかなど、苦しかった思春期の記憶があります。

 そんなことをいろいろ思い出す中で、「そういった男同士のコミュニケーションの中で知らず知らずの内に刷り込まれていくものとはなんだろう?」という疑問がわいたんです。明確に暴力とは言いにくいんだけど、競争なのか友情なのか暴力なのかよくわからない、まだ名づけられていない領域が、男同士の関係にはあるんじゃないか。暴力とコミュニケーションが紙一重な環境の中で、男子は自己形成をしていくんじゃないか。DVや虐待問題の根底には、そのような男性性の問題があるんじゃないか──。そんなことを考えるようになったんです。

清田 暴力が肯定的に捉えられる環境って確かにありますよね。僕が子どもの頃は「少年ジャンプ」の全盛期で、『ドラゴンボール』のようなバトル漫画や『ろくでなしブルース』のようなヤンキー漫画において、暴力はひどいものというよりむしろカッコいいものとして描かれていたし、中高6年間を過ごした男子校でも、教師からの体罰はわりと日常的に存在していて、しかもそれにビビるのはカッコ悪いという価値観すらありました。

中村 私の時代にも『あしたのジョー』や『巨人の星』といった作品があった。男の人生からすると、暴力って「当たり前に存在しているもの」だったりするんですよね。

清田 僕は19歳のとき、駅で4人組の男たちから暴行被害に遭いました。友達とホームを歩いていたらいきなり「金を出せ」って絡まれて、周囲に人がたくさんいたから大丈夫だろうと思って無視したら、わけもわからないうちにボッコボコにされ、鼻の骨を折られて血だらけになって救急車で運ばれまして……。でも、そのことを“恥”のように思う気持ちが抜けなくて、本当は思い出すたびに動悸がしてくるようなトラウマ体験のはずなのに、「5000円出せって言われて断ったらボコられて、結果的に病院で治療費25000円取られた(笑)」って、周囲には笑えるネタのように話していた時期が長年続きました。

中村 それは大変な経験でしたね……。でも、暴力を受けても「被害」と認められないのも男性に特徴的な傾向なんです。弱音を吐けなかったり、人によっては傷を乗り越えたことを“武勇伝”にしてしまうこともある。そういう中で、男性の暴力被害も見えづらくなっていくわけです。

清田 自分もまさにそんな感じだったと思います。

中村 デボラ・カメロンという言語学者が「ジェンダーは名詞ではなく動詞である」と言っているんだけど、男性にとって「男らしさ」とは行動の指針やシナリオとして機能している。そういった視点を導入しないと暴力の問題は解き得ないのではないかと考え、大学院時代に学んだ「臨床社会学」の立場から暴力と男性性の問題に取り組み始めたというのが今に至る流れです。当時はまだDV防止法も成立していない時代で、それを説明するための言葉が全然なかったので、様々な男性たちの話を聞いたり、自分の内面を掘り下げたりしながらワードを構築していくところからのスタートでした。

 

非対称な関係性に根ざした「関係コントロール型暴力」
清田 中村先生は著書『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』で、「親密な関係」に秘められた危険性について述べられていました。距離が近く、身体接触の機会も多く、精神的な一体感があり、自他の境界や認識が薄れていく──。そういう関係の中で暴力も発生しやすくなるという指摘でした。

中村 そうですね。夫婦や恋人だけでなく、親子や師弟、教師と生徒や上司と部下なんて関係もそこに含まれると思いますが、こういった非対称な関係性に根ざして立ち現れる暴力を私は「関係コントロール型暴力」と呼んでいます。ここで言う暴力はもちろん身体的なものだけでなく、心理的、感情的、言語的な暴力も含まれますが、それらを用いて被害者の心や身体、思考などをコントロールしようとするわけです。

清田 前編で先生が挙げてくれた暴力の事例、過剰な束縛や性の強要、避妊の拒否、暴言、無視、侮辱、自尊心を打ち砕く、自由を奪う、相手を孤立させる、責任の転嫁や放棄、監視、ストーキング、セカンドレイプ、マインドコントロール、プライバシーの暴露……いずれも、まさにそれですよね。

中村 こういったものの土台にあるのが男らしさの問題です。これまで述べてきたように、そこでは暴力が容易に肯定されるどころか、暴力によって自己を形成し、他者との関係を構築していく習慣すらある。男性にとって暴力は相手との境界線を越えるためのツールになり得てしまうんですよね。古くは殴り合って友情を深める男性たちの姿が映画や漫画にはよく描かれていたし、競い合いによって互いに切磋琢磨していくとか、あるいはイジりやからかいによって絆を確かめ合うといったコミュニケーション様式も極めて男性的です。

清田 DVやデートDVも、そういう男性的コミュニケーションの延長線上にあるというわけですね。僕も昔、ヘアスタイルをショートボブに変えた恋人に対して「ちんちんみたいな髪型だね〜」とからかい、泣かせてしまったことがあるのですが、思えばあれも一種のデートDVだったのかもしれません。

中村 どうしてそんなことを言ってしまったの?

清田 そのとき周囲には男友達も数人いて、彼女をイジって笑いを取ろうという意図があったんですが、心の奥底のほうでは、恋人の新しい髪型があまり好みの感じではなく、その感情が攻撃性のあるイジりとして発露してしまっていたのではないか……と今の話を聞いていて思い直しました。

中村 もしそうだとすると、清田さんの取った行動は一種の「関係コントロール型暴力」ということになるかもしれませんね。

清田 こういう「男らしさ」に根ざした加害性について、我々男性はどのように自覚することができるのでしょうか?

中村 もちろん「男らしさ」といってもその内実は多義的だし、当人の性質やそのときに置かれた状況、また相手との関係性や社会状況なども関係してくるため、「これをすれば暴力は防げる」という万能な対策があるわけではありません。しかし、私も関わっている「脱暴力のプログラム」など、加害者臨床の現場で培われた知見やノウハウは非常に役立つと考えています。それは「アンラーン(脱学習)」といって、暴力と結びつきそうな男らしさの習慣や思考、認知の癖などを“学び落としていく”というものです。

 

感情の言語化とパワーの適切な使い方
清田 暴力と結びつきそうな男らしさを「アンラーン」していくプログラムとは、具体的にどういったものになるのでしょうか。

中村 脱暴力の対策は「暴力のナラティブ」を取り出すところから始まるんですね。ナラティブとは「自己の物語化」といった意味の言葉ですが、当人がどういう認識の元に暴力行為に及んだのか、まずはそこを聞き取ります。前編で挙げた「中和化のロジック」などもそれですね。

清田 都合のいい言い訳とか、正当化のための理屈などを検証し、修正していくというイメージでしょうか。

中村 そうではあるのですが、例えば「認知の歪み」というような価値判断はせず、あくまでナラティブとしてそのまま取り出します。「歪み」という表現に対しては「正しい認知」「適切な認知」が想定されることになるわけですが、ここには正解のようなものが存在するわけではないので。そうやって当人の言い分を聞き取った上で、どうしてそう思ったのか、相手はそのときどんな気持ちだったと思うかなど、いろいろ質問を投げかけながらナラティブを耕していきます。

清田 自分の感情や思考様式について言語化していくわけですね。

中村 そういう対話の中で男性たちの「意識覚醒(コンシャスネス・レイジング)」を促します。ただし、男性にとって感情の言語化というのはなかなか難しいもので、まさに清田さんの被害体験のように、DV加害者たちも自分の行為をある種の「エピソード化」してしまっていて、それを解体するのに時間がかかるわけです。

清田 僕も「あのとき自分は怖かったんだ」「本当は今でも悔しい気持ちが拭えない」というようなことを自覚し、認めるまでにものすごく時間がかかりました。

中村 基本的にはグループワークを通じた語り合いの中で言語化を進めていくことが多いけど、読書で言葉を仕入れたり、あるいは自分の体験を芝居にするというアプローチもある。諸外国の刑務所では「プリズンシアター」といって、受刑者たちが自分の犯罪を演劇で表現し、みんなで評しあうというプログラムが実際にあったりします。言葉にならないから行動化してしまったわけで、そこを改めて言葉にしていくことはとても大切です。

清田 ひと口に「言語化」といっても様々な手法があるんですね。

中村 ただ、もちろん言葉にするのは大事なんだけど、今度は脱暴力のプロセスによって“腑抜け”になってしまう男性も一定数いるんです。彼らにとって暴力とはパワーそのものなんですよ。誰かを攻撃することによって自分を奮い立たせてきた人にとって、脱暴力は生きる力を奪われることにすらなりかねない。そういう男性たちに対しては、例えばボクシングのようなプログラムが有効だったりします。つまり「殴るならちゃんと殴れ」「弱い者には手を出すな」と、卑怯な暴力を責任あるパワーに組み替えていくアプローチですね。プロボクサー経験者などが指導に当たっているところも多く、効果もてきめんです。これを「リフレーミング」と言います。

清田 なるほど。感情を言葉にしていくことと、持っている力を適切に使えるようになることは、男らしさの問題を考える上で重要な両輪となるわけですね。

中村 今回は暴力と男性性にまつわる話が中心になりましたが、DVの問題で真っ先にケアされるべきはもちろん被害者です。近しい人から暴力被害に遭うと信頼や安心の基盤が壊れ、常に恐怖を感じながら日常生活を送ることになります。自分を責めてしまったり、過剰に加害者の世話を焼いてしまったりする人すらいます。暴力が相手を異常な事態に追い込む行為であることは、すべての人が理解しておくべきだと思います。

清田 中村先生は「地雷とともに暮らしているようだ」「卵の殻の上で生活しているようだ」というDV被害者の声も紹介されていましたが、日常を奪われるのって最も苦しいことですよね……。

中村 被害者の保護および支援は引き続き拡充されていくべきですが、一方で加害者への対策も同時に進めていくべきだと私は考えています。かつて「売春」を「買春」と言い換え、買う男の問題なのだと読み替えたように、暴力をジェンダーの視点から捉え直し、男らしさに関する問題として掘り下げていく。まだまだ未開拓な部分も多いけど、男が自分たちで言葉を作っていかなくてはならない。

 私はよく「ワード(word)がワールド(world)を作る」と言っています。言葉がないと現実を認識できないので。でも、既製品の言葉に頼ると単に男らしさワールドが再生産されるだけなので、これを破壊する創造的なワードが必要です。そのためにはまず、競争的・暴力的に陥らない男同士の関係を模索していくことが大切です。そういう意味では、清田さんたちがやっている男同士の恋バナも有用な試みだと感じています。

清田 確かにそうですね。恋バナが暴力抑止につながるとは思いもよりませんでしたが……これからも語り合いを通じて男性性の問題を考えていきたいと思います!

 

服装が冬……原稿まとめに時間がかかってしまってすいません!

『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社)

 

【当連載が清田代表の新刊に収録されます!】

1200人以上の女性たちの失恋話や恋愛相談に耳を傾ける中で気づいた、失望される男性に共通する傾向や問題点とは? 「オトコ研究」の新たな地平を切りひらくフィールドワークの書!

 

『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(清田隆之/晶文社)

【後編】DV加害者に必要な対話とは? 暴力的なコミュニケーションを肯定する「男らしさ」の“学び落とし”

男性性にまつわる研究をされている様々な先生に教えを乞いながら、我々男性の課題や問題点について自己省察を交えて考えていく当連載。5人目の先生としてお招きしたのは、ドメスティック・バイオレンスの問題にジェンダーの視点から取り組み、『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社)などの著書もある立命館大学大学院教授の中村正さんです。

 前編では、直接的な暴行に限らず、束縛や不機嫌な態度によって相手を萎縮させ、縛りつけようとすることも「DV」であると認識を広げたうえで、DVと「男らしさ」の関係を見てきました。では、その「男らしさ」は男性の中でどのように醸成されていくのでしょうか。

 

中村正(なかむら・ただし)
1958年生まれ。立命館大学教授。臨床社会学の視点から家族病理や社会病理の問題を研究。家庭内暴力の男性加害者へのサポート行う「男親塾」「メンズサポートルーム」を立ち上げるなど、日本における「加害者問題」の研究・対策に取り組んでいる。著書に『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社)、『治療的司法の実践』(第一法規)などがある。

暴力と競争と友情が紙一重な男同士の関係性
清田代表(以下、清田) ここまで(前編)、直接的な「殴る」「蹴る」だけでない様々な暴力の在り方や、暴力と「男らしさ」の関係、またDV男性の言い分に見られる暴力加害の「中和化」にまつわるお話をうかがいました。こういった男性の加害性に、男性自ら目を向けることはそれほど簡単なことではないように感じますが、そもそも中村先生は、どういった経緯で暴力と男性性の問題に関わられるようになったのでしょうか?

中村正(以下、中村) 元々は「男性同士の関係性」に抱いていた疑問から始まったものでした。その源流をたどると、小学生の頃までさかのぼります。5年生のときにマサルくんというクラスメイトがいて、彼は背が高くて勉強もスポーツもできて、おまけにいいやつという非の打ちどころがない男子だったんだけど、あるとき児童会の役員を決める選挙みたいなものがあり、私とマサルくんが立候補する流れになったんですね。そしたら彼は「いいよ、正くんにあげる!」と譲ってくれまして……そこで私は敗北感を抱き、彼との関係がなんとなくぎくしゃくしてしまったんです。

清田 ちょっとわかるような気がします。勝手に比べて勝手に負けたような気持ちになってしまうことってありますよね。

中村 嫉妬しちゃったりね(笑)。もちろん当時はジェンダーとかフェミニズムなんてものは知らなかったわけですが、私の中には体験的なレベルで「男同士の付き合いって難しいな」という感覚が芽生えたんです。自分のライフヒストリーを振り返ってみるとそれを感じるシーンは他にもたくさんあって、例えば小さい頃は4歳下の弟を相手に負けるはずのないケンカを繰り返していたり、あと、うちの父親は竹馬とか竹とんぼを作ってくれた自慢のオヤジだったんだけど、そのパワーを借りて友達に「すごいだろ」って自慢ばかりしていたり。

清田 虎の威を借る狐的な(笑)。そう言えば僕も、小学生のときはサッカークラブの先輩の威光を盾に調子に乗りまくっていたような気がします。

中村 また、友達のちんちんがとても気になり始めたり、性的な関心をどう収めていいのか悩んだり、好きな女子を直視できなかったり、そしてモデルでありライバルのような男友達とどう距離を保てばいいのかなど、苦しかった思春期の記憶があります。

 そんなことをいろいろ思い出す中で、「そういった男同士のコミュニケーションの中で知らず知らずの内に刷り込まれていくものとはなんだろう?」という疑問がわいたんです。明確に暴力とは言いにくいんだけど、競争なのか友情なのか暴力なのかよくわからない、まだ名づけられていない領域が、男同士の関係にはあるんじゃないか。暴力とコミュニケーションが紙一重な環境の中で、男子は自己形成をしていくんじゃないか。DVや虐待問題の根底には、そのような男性性の問題があるんじゃないか──。そんなことを考えるようになったんです。

清田 暴力が肯定的に捉えられる環境って確かにありますよね。僕が子どもの頃は「少年ジャンプ」の全盛期で、『ドラゴンボール』のようなバトル漫画や『ろくでなしブルース』のようなヤンキー漫画において、暴力はひどいものというよりむしろカッコいいものとして描かれていたし、中高6年間を過ごした男子校でも、教師からの体罰はわりと日常的に存在していて、しかもそれにビビるのはカッコ悪いという価値観すらありました。

中村 私の時代にも『あしたのジョー』や『巨人の星』といった作品があった。男の人生からすると、暴力って「当たり前に存在しているもの」だったりするんですよね。

清田 僕は19歳のとき、駅で4人組の男たちから暴行被害に遭いました。友達とホームを歩いていたらいきなり「金を出せ」って絡まれて、周囲に人がたくさんいたから大丈夫だろうと思って無視したら、わけもわからないうちにボッコボコにされ、鼻の骨を折られて血だらけになって救急車で運ばれまして……。でも、そのことを“恥”のように思う気持ちが抜けなくて、本当は思い出すたびに動悸がしてくるようなトラウマ体験のはずなのに、「5000円出せって言われて断ったらボコられて、結果的に病院で治療費25000円取られた(笑)」って、周囲には笑えるネタのように話していた時期が長年続きました。

中村 それは大変な経験でしたね……。でも、暴力を受けても「被害」と認められないのも男性に特徴的な傾向なんです。弱音を吐けなかったり、人によっては傷を乗り越えたことを“武勇伝”にしてしまうこともある。そういう中で、男性の暴力被害も見えづらくなっていくわけです。

清田 自分もまさにそんな感じだったと思います。

中村 デボラ・カメロンという言語学者が「ジェンダーは名詞ではなく動詞である」と言っているんだけど、男性にとって「男らしさ」とは行動の指針やシナリオとして機能している。そういった視点を導入しないと暴力の問題は解き得ないのではないかと考え、大学院時代に学んだ「臨床社会学」の立場から暴力と男性性の問題に取り組み始めたというのが今に至る流れです。当時はまだDV防止法も成立していない時代で、それを説明するための言葉が全然なかったので、様々な男性たちの話を聞いたり、自分の内面を掘り下げたりしながらワードを構築していくところからのスタートでした。

 

非対称な関係性に根ざした「関係コントロール型暴力」
清田 中村先生は著書『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』で、「親密な関係」に秘められた危険性について述べられていました。距離が近く、身体接触の機会も多く、精神的な一体感があり、自他の境界や認識が薄れていく──。そういう関係の中で暴力も発生しやすくなるという指摘でした。

中村 そうですね。夫婦や恋人だけでなく、親子や師弟、教師と生徒や上司と部下なんて関係もそこに含まれると思いますが、こういった非対称な関係性に根ざして立ち現れる暴力を私は「関係コントロール型暴力」と呼んでいます。ここで言う暴力はもちろん身体的なものだけでなく、心理的、感情的、言語的な暴力も含まれますが、それらを用いて被害者の心や身体、思考などをコントロールしようとするわけです。

清田 前編で先生が挙げてくれた暴力の事例、過剰な束縛や性の強要、避妊の拒否、暴言、無視、侮辱、自尊心を打ち砕く、自由を奪う、相手を孤立させる、責任の転嫁や放棄、監視、ストーキング、セカンドレイプ、マインドコントロール、プライバシーの暴露……いずれも、まさにそれですよね。

中村 こういったものの土台にあるのが男らしさの問題です。これまで述べてきたように、そこでは暴力が容易に肯定されるどころか、暴力によって自己を形成し、他者との関係を構築していく習慣すらある。男性にとって暴力は相手との境界線を越えるためのツールになり得てしまうんですよね。古くは殴り合って友情を深める男性たちの姿が映画や漫画にはよく描かれていたし、競い合いによって互いに切磋琢磨していくとか、あるいはイジりやからかいによって絆を確かめ合うといったコミュニケーション様式も極めて男性的です。

清田 DVやデートDVも、そういう男性的コミュニケーションの延長線上にあるというわけですね。僕も昔、ヘアスタイルをショートボブに変えた恋人に対して「ちんちんみたいな髪型だね〜」とからかい、泣かせてしまったことがあるのですが、思えばあれも一種のデートDVだったのかもしれません。

中村 どうしてそんなことを言ってしまったの?

清田 そのとき周囲には男友達も数人いて、彼女をイジって笑いを取ろうという意図があったんですが、心の奥底のほうでは、恋人の新しい髪型があまり好みの感じではなく、その感情が攻撃性のあるイジりとして発露してしまっていたのではないか……と今の話を聞いていて思い直しました。

中村 もしそうだとすると、清田さんの取った行動は一種の「関係コントロール型暴力」ということになるかもしれませんね。

清田 こういう「男らしさ」に根ざした加害性について、我々男性はどのように自覚することができるのでしょうか?

中村 もちろん「男らしさ」といってもその内実は多義的だし、当人の性質やそのときに置かれた状況、また相手との関係性や社会状況なども関係してくるため、「これをすれば暴力は防げる」という万能な対策があるわけではありません。しかし、私も関わっている「脱暴力のプログラム」など、加害者臨床の現場で培われた知見やノウハウは非常に役立つと考えています。それは「アンラーン(脱学習)」といって、暴力と結びつきそうな男らしさの習慣や思考、認知の癖などを“学び落としていく”というものです。

 

感情の言語化とパワーの適切な使い方
清田 暴力と結びつきそうな男らしさを「アンラーン」していくプログラムとは、具体的にどういったものになるのでしょうか。

中村 脱暴力の対策は「暴力のナラティブ」を取り出すところから始まるんですね。ナラティブとは「自己の物語化」といった意味の言葉ですが、当人がどういう認識の元に暴力行為に及んだのか、まずはそこを聞き取ります。前編で挙げた「中和化のロジック」などもそれですね。

清田 都合のいい言い訳とか、正当化のための理屈などを検証し、修正していくというイメージでしょうか。

中村 そうではあるのですが、例えば「認知の歪み」というような価値判断はせず、あくまでナラティブとしてそのまま取り出します。「歪み」という表現に対しては「正しい認知」「適切な認知」が想定されることになるわけですが、ここには正解のようなものが存在するわけではないので。そうやって当人の言い分を聞き取った上で、どうしてそう思ったのか、相手はそのときどんな気持ちだったと思うかなど、いろいろ質問を投げかけながらナラティブを耕していきます。

清田 自分の感情や思考様式について言語化していくわけですね。

中村 そういう対話の中で男性たちの「意識覚醒(コンシャスネス・レイジング)」を促します。ただし、男性にとって感情の言語化というのはなかなか難しいもので、まさに清田さんの被害体験のように、DV加害者たちも自分の行為をある種の「エピソード化」してしまっていて、それを解体するのに時間がかかるわけです。

清田 僕も「あのとき自分は怖かったんだ」「本当は今でも悔しい気持ちが拭えない」というようなことを自覚し、認めるまでにものすごく時間がかかりました。

中村 基本的にはグループワークを通じた語り合いの中で言語化を進めていくことが多いけど、読書で言葉を仕入れたり、あるいは自分の体験を芝居にするというアプローチもある。諸外国の刑務所では「プリズンシアター」といって、受刑者たちが自分の犯罪を演劇で表現し、みんなで評しあうというプログラムが実際にあったりします。言葉にならないから行動化してしまったわけで、そこを改めて言葉にしていくことはとても大切です。

清田 ひと口に「言語化」といっても様々な手法があるんですね。

中村 ただ、もちろん言葉にするのは大事なんだけど、今度は脱暴力のプロセスによって“腑抜け”になってしまう男性も一定数いるんです。彼らにとって暴力とはパワーそのものなんですよ。誰かを攻撃することによって自分を奮い立たせてきた人にとって、脱暴力は生きる力を奪われることにすらなりかねない。そういう男性たちに対しては、例えばボクシングのようなプログラムが有効だったりします。つまり「殴るならちゃんと殴れ」「弱い者には手を出すな」と、卑怯な暴力を責任あるパワーに組み替えていくアプローチですね。プロボクサー経験者などが指導に当たっているところも多く、効果もてきめんです。これを「リフレーミング」と言います。

清田 なるほど。感情を言葉にしていくことと、持っている力を適切に使えるようになることは、男らしさの問題を考える上で重要な両輪となるわけですね。

中村 今回は暴力と男性性にまつわる話が中心になりましたが、DVの問題で真っ先にケアされるべきはもちろん被害者です。近しい人から暴力被害に遭うと信頼や安心の基盤が壊れ、常に恐怖を感じながら日常生活を送ることになります。自分を責めてしまったり、過剰に加害者の世話を焼いてしまったりする人すらいます。暴力が相手を異常な事態に追い込む行為であることは、すべての人が理解しておくべきだと思います。

清田 中村先生は「地雷とともに暮らしているようだ」「卵の殻の上で生活しているようだ」というDV被害者の声も紹介されていましたが、日常を奪われるのって最も苦しいことですよね……。

中村 被害者の保護および支援は引き続き拡充されていくべきですが、一方で加害者への対策も同時に進めていくべきだと私は考えています。かつて「売春」を「買春」と言い換え、買う男の問題なのだと読み替えたように、暴力をジェンダーの視点から捉え直し、男らしさに関する問題として掘り下げていく。まだまだ未開拓な部分も多いけど、男が自分たちで言葉を作っていかなくてはならない。

 私はよく「ワード(word)がワールド(world)を作る」と言っています。言葉がないと現実を認識できないので。でも、既製品の言葉に頼ると単に男らしさワールドが再生産されるだけなので、これを破壊する創造的なワードが必要です。そのためにはまず、競争的・暴力的に陥らない男同士の関係を模索していくことが大切です。そういう意味では、清田さんたちがやっている男同士の恋バナも有用な試みだと感じています。

清田 確かにそうですね。恋バナが暴力抑止につながるとは思いもよりませんでしたが……これからも語り合いを通じて男性性の問題を考えていきたいと思います!

 

服装が冬……原稿まとめに時間がかかってしまってすいません!

『ドメスティック・バイオレンスと家族の病理』(作品社)

 

【当連載が清田代表の新刊に収録されます!】

1200人以上の女性たちの失恋話や恋愛相談に耳を傾ける中で気づいた、失望される男性に共通する傾向や問題点とは? 「オトコ研究」の新たな地平を切りひらくフィールドワークの書!

 

『よかれと思ってやったのに──男たちの「失敗学」入門』(清田隆之/晶文社)

BTS(防弾少年団)の“兵役免除”議論が紛糾 ファンは「軍隊に行くべき」

 BTS(防弾少年団)を表紙に起用した「CanCam」(小学館)2019年8月号が、発売前から異例の売上を記録しているという。

 今月22日発売予定の「CanCam」では、表紙の他にもワールドツアーの合間を縫ってロサンゼルスで撮影された写真や、4000字におよぶBTSメンバーへのインタビューも掲載されており、日本はもとより海外からも大量の注文が入ったため急きょ増刷が決まったという。

 BTSは7月3日に日本シングル「Lights/Boy With Luv」をリリース。同月6日と7日に大阪のヤンマースタジアム長居で、同月13日と14日に静岡のエコパスタジアムで来日公演が予定されている。

BTSが7人揃って活動できる時間はあと少し
 精力的な活動を続けるBTSだが、ARMY(BTSファンの総称)のみならず、韓国社会をも揺るがす議論が起こっている。

 K-POPの男性アイドルには必ずついてまわる「兵役」の問題である。

 デビュー6周年を迎え、BTSのメンバーにも着々とそのタイムリミットが近づきつつある。これまでなら兵役は30歳まで延期できたのだが、昨年10月からは28歳以上の兵役延期に制限がかかるようになった。これにより来年28歳になる最年長のJIN は2020年に入隊することになると見られている。

 また、兵役前の25歳以上の男性の出国にも制限がかかるようになったため、国外での活動に支障をきたす可能性が出てきた。

 1回につき6カ月以内、2年の範囲内で原則5回まで国外渡航の許可を得ることができるが、ライブやイベントのため頻繁に海外を行き来するK-POPアイドルにとって入隊前のこの制限はかなり厳しい障害になると言われている。この規定によりBTSではSUGAの来年下半期からの活動に問題が出てくることになる。

BTSは今や地球規模での人気
 BTSの人気はもはや東アジアのみならず、北米、ヨーロッパ、南米など地球規模にまたがっている。

 昨年5月にリリースされたアルバム『LOVE YOURSELF 轉 ‘Tear’』では米ビルボードの総合アルバムチャート(Billboard 200)で1位を獲得する快挙を達成。その後に発売されたアルバム『LOVE YOURSELF 結 ‘Answer’』、『MAP OF THE SOUL: PERSONA』でも、同様にBillboard 200で1位を獲得している。

 BTSは現在ワールドツアー「LOVE YOURSELF: SPEAK YOURSELF」を行っているが、アメリカ3会場、ブラジル、イギリス、フランス、日本2会場を回るこのツアーの会場はどれも5万人以上の収容人数のスタジアムで行われた。

 特に、9万人以上の収容人数を誇るロサンゼルスのローズボウルスタジアム(東京ドームの収容人数は5万人)での公演は、ライブの行われた2日間で1660万ドルもの収益をあげ、公演会場史上最高記録を達成。テイラー・スウィフト、U2、ビヨンセ、リアーナといった錚々たるアーティストの記録を破ったという。

 BTSはこのツアーを通して60万枚以上のチケットを販売し、これから行われる日本公演もあわせるとチケット収入だけで1000億ウォンを突破するとされている。

 

BTSの兵役免除をめぐる議論
 昨年12月に、現代経済研究院が発表した「BTSの経済的効果」という報告書によると、BTSの年平均国内生産誘発効果は4兆1400億ウォンにもなり、その額は韓国の中堅企業の平均売上である1591億ウォンの26倍にあたるという(2019年6月10日付ニュースサイト「スポーツソウル日本版」より)。

 BTSの韓国社会への貢献は経済効果だけではない。BTSの音楽を通じて、韓国語を学び始めたり、韓国の文化や歴史に興味をもつ外国人は少なくなく、その延長で韓国への旅行者が増えるなど、明確に数値化できないものを含めれば、その影響は計り知れないと見られている。

 そういったことから、国会議員からもK-POPアイドルに関する兵役免除の議論が提起された。

 オリンピックで銅メダル以上を獲得したアスリートや、クラシックの国際コンクールで2位以上の成績をおさめた者など、世界的な活躍を見せる若者には兵役が免除される特例がある。

 しかし、芸能人はこの制度の枠内ではないので、K-POPアイドルで兵役免除となった例はいまだかつてない。

 昨年、ハ・テギョン議員はBTSを例にとりながら、現在の兵役特例は公平性に問題があると指摘した。

 これに対し、キ・チャンス兵務庁長は<国民的共感が得られない場合は困難>としつつも、<現実に適合させることができるように検討してみる>と答えたという(2018年7月26日付ニュースサイト「Kstyle」より)。

BTSのメンバーやARMYが「兵役」について思うこと
 BTSの兵役問題については、これからいよいよ本格的な議論に入っていくのだと思われるが、では、メンバー本人やARMYはこの問題についてどう考えているのだろうか?

 アメリカCBSの番組『サンデー・モーニング』に出演した際、兵役について質問を受けたJINはこのように答えている。

<韓国人として自然なことです。僕たちはいつか(兵役に)呼ばれたら駆け付けて、最善を尽くす準備ができています>(2019年4月26日付ニュースサイト「スポーツソウル日本版」より)。

 

 現段階で本人の口からはこのように言うしかないというのもあるだろうが、実は、ARMYも「兵役に行っておいた方が無難」といった考えをもつ人が多いようだ。

 「ユリイカ」(青土社)2018年11月号に掲載されたライターの巣矢倫理子氏による論文「外を見るファンダム あるARMYのナラティブから」には、韓国在住のARMYに「推しが兵役に行くことについてどう思うか?」という質問をぶつけた結果が書かれているのだが、その回答は意外なものだった。

<兵役に執着せざるをえない韓国の状況を理解する必要があります。アイドルにとって軍隊は、鶏肋(鶏ガラ:役には立たないが捨てるには惜しいもののこと)ではないかと思うのです。兵役を忌避すると、社会で培ってきたすべてのキャリアや評価が崩れて、アイドルとしての好感度を失います>
<男性アイドルだけでなく、男性芸能人はみな軍隊に行きたくないはずです。しかし、芸能人だということを理由に兵役に差別があってはならないと思います。芸能人ではない一般男性も、貴重な二年間を犠牲にするからです>

 この背景には、韓国社会における「兵役」についての考えがある。

 韓国社会において兵役は、男性ならば誰もが経験する通過儀礼であり、その務めを終えることで社会的に成熟した存在として見なされる価値観がある。

 しかし、その一方では、学業や仕事に集中できる若い時期を2年間も奪われる兵役に対し、「無駄な時間」と考える側面も同時に存在するため、その憎しみが女性蔑視につながっていると問題視する声もある。

 そういったことから、兵役に関しては「公平性」が重んじられる。芸能人や官僚などの特権階級にいる人が兵役逃れのようなことを画策し、それが表沙汰になると猛烈なバッシングが起こるが、BTSメンバーに対する兵役免除が本格的に議論されるようになれば、反発する声が起きるのは確実だろう。

 エンタメ系ニュースサイト「WoW!Korea」2019年6月11 日付の記事も、ARMYから<「兵役特例」が議論されることで、メンバーたちが傷つくことが目に見えてくる><今まで韓国の男性が「軍隊」に対する追求してきた盲目的な「公平性」を考えると、議論の過程であらゆる非難が集中することが予想できる>といった声が起きていると伝えている。

 

世界的な成功をおさめるK-POPグループ
 また、「WoW!Korea」の記事では、<一部のファンから騒がしく兵務庁などに問い合わせた場合、他のボーイズグループとの公平性も論争にもなる>といった指摘もあると書かれていた。

 世界的に活躍しているK-POPアイドルはBTSだけではない。

 たとえば、NCT 127は今年5月に発売したアルバム『NCT #127 WE ARE SUPERHUMAN』がBillboard 200で初登場11位にランクインする快挙を成し遂げた。MONSTA Xもアメリカの大手レコード会社・エピックレコードと契約して本格的なアメリカ進出を始めている。他にも、GOT7やStray Kidsなど、アメリカやヨーロッパをツアーで精力的にまわるグループをあげていけばキリがない。

 また、BTSが所属する事務所・Big HitエンターテインメントからBTSの弟分としてデビューしたTXT(TOMORROW X TOGETHER)などは、今年3月のデビュー当初から韓国での活動と同等、もしくはそれ以上にアメリカでの活動を重要視して行っている。今後はそうした活動方針をとるグループも増えてくるのかもしれない。

 こういった状況を勘案すると、海外での活躍を兵役免除の条件にするにしても、どこで線引きをするかが論争になるというのは、もっともな指摘であろう。

 とはいえ、東アジア出身の芸能人でBTSのような規模の世界的成功をおさめたのは稀なケースだ。

 そんな彼らが、せっかく掴んだチャンスにも関わらず、旬な時期で7人揃った完全体での活動ができなくなってしまう損失はあまりにも大きい。

 また、アジア諸国のみならず世界中にK-POP文化が広がった立役者は間違いなくBTSであり、彼らの不在がシーン全体の勢いを停滞させる可能性は大いにある。

 残された時間はもうあまり長くはない。議論の着地点はどこになるのだろうか。

西野未姫「握手会の本音」暴露が笑えず…差別的な言動ばかりの炎上芸

 元AKB48の西野未姫がバラエティタレントとして花開いている。「握手会はゲロを吐くほど大嫌い」など、現役アイドル時代の裏側を暴露して炎上キャラを確立した西野だが、毒舌の度合いを超えあまりに露悪的な物言いが目立つ。今月16日のラジオ番組『日曜のへそ』(ニッポン放送)で、元HKT48の指原莉乃は後輩・西野に対して“説教”をしたと明かした。

 指原によると、先日、西野に銀座で偶然会い、原宿まで一緒にタクシーで移動したという。西野が無理をしてキャラを作っていると心配した指原は「あんなんじゃね、自分が苦しいだけ」と叱ったが、西野は「本当に無理をしていない」と答えたそうだ。

 西野本人が無理をしているかどうかにかかわらず、彼女がバラエティ番組で差別的な言動を徐々にエスカレートしていることは、果たして「炎上キャラだからアリ」なことなのだろうか。

西野未姫「AKBのファンは8割童貞」「みんな歯無いよ」
 西野未姫は、今月14日放送の『DTテレビ』(AbemaTV)に司会者として出演。なお「DT」とは「童貞」のことである。番組内でチュートリアルの徳井義実からDTのイメージを聞かれた西野は、「AKBの時に握手会に来てくれるファンの8割はDTだと思う。DTの人は息遣いにクセがあると」と、持論を展開して笑いを取った。

 AKB時代のファンについては、5月6日放送の『陸海空 こんなところでヤバいバル』(テレビ朝日系)でも「みんな歯が無い」「女の子も」と侮辱していた。「美女10人10日間サバイバル生活で合計10キロ太れるのか!?」という企画に参加した西野は、「AKBのファンはみんな歯が無いよ」とバカにする。AKBのファンはアイドルを応援することにお金をつぎ込んでしまい、自身の容姿には無頓着で見た目が酷くなってしまうという。

 しかしこういった発言は、「AKBのファン=DT」「AKBのファン=歯がない」といったステレオタイプなアイドルオタク像を強調し、本人は意図しなくとも間違いなく差別的だ。AKBのファンにとっても気持ちが良い話ではないだろう。

 また『陸海空』では、西野が共演者をいじめるような言動も目立った。

 

西野未姫は共演者に対して「甘やかされて育ってきたパターン」と陰口
 西野未姫が「歯が無い」発言をした次の週の『陸海空』も「美女10人10日間サバイバル生活で合計10キロ太れるのか!?」を放送。この企画はタイトル通り、女性モデルやタレントが集まり、サバイバル生活を送りながら体重を増やすというものだが、西野は終始やる気がない。そのうえ、他のやる気なしメンバーと共に、やる気のあるメンバーでモデルの脇田恵子に対して「話がつまらない」「甘やかされて育ってきたパターン」などの陰口を叩く。

 番組では西野が脇田を露骨に無視する場面もあり、それに傷ついた脇田は泣きながら「私、もう頑張らないから」と訴えたのだった。

 この西野の言動に対して視聴者からは「これはいじめ」「観ていて気分が悪くなった」など批判が殺到。しかし、西野に反省する気配はない。『陸海空』では、企画参加メンバーがリアルタイムで放送を視聴する様子をYouTube上で生配信しているが、西野は視聴者からの批判に「(企画を)やってないのに言うなよ」と反論し開き直った。

 AKB48ファンに関する爆弾発言や共演者への悪態で注目を集める西野未姫。それを放送する側は「テレビ番組として面白い」と判断して制作しているのだろうし、彼女自身も需要があると見越して演じているのだろうが、人を傷つけるだけの“ぶっちゃけ発言”が実際にウケているとは思えない。西野の炎上キャラは、彼女自身のタレント寿命を縮めているだけではなかろうか。

岐阜県海津明誠高校いじめ動画、生徒の名前出回る 学校は「事実関係確認中」

 Twitterで拡散中の「集団いじめ動画」が物議を醸している。問題の動画は、16日にユーザーがアップしたもの。ツイート主は、<これはどう見てもいじめです。岐阜県海津明誠高校。現在は、高校名しか分かりません>とのコメントを添え、<被害者の友達によると被害者は「俺いじめられているんだよね」って言われて本人から動画が送られてきた><被害者の友達から「拡散お願いします」と言われたので拡散させて頂きました>などと説明している。

 件の動画では、教室内でひとりの男子生徒が数人の生徒に囲まれ、体操着のズボンとパンツを脱がされて下半身を露出させられている。動画には複数人の笑い声も収められている。この動画を投稿したツイートには<#いじめ><#拡散希望>のハッシュタグがつけられており、いじめ問題の露見を意図しての投稿だったようだ。

 ネット上では、このショッキングないじめ動画と高校名がセットで拡散。大きな炎上騒動へと発展している。同校では今年2月、教師が指導力不足を隠すためにテストの答案を改ざんするという不祥事も起こっており、一時は岐阜県立海津明誠高校のWikipediaページが荒らされているとの報告もあった(現在は修正済)。

 いじめ騒動の発端となった動画のツイート主は、<被害者の友達>からの又聞きであることを明示しており、根拠としては不十分であるにもかかわらず、ネット上ではいじめは海津明誠高校で起こった「事実」であるとして広まっており、同校在校生や卒業生を名乗るユーザーが現れて真偽不明の証言を寄せるなど、情報がますます錯綜している。

 この動画について編集部が岐阜県立海津明誠高校にコメントを求めたところ、担当者からは「現在、岐阜県教育委員会の学校安全課や警察と連携して事実関係を確認中であり、対応についても協議中です」との回答が得られた。

ネットでは加害生徒の個人情報が拡散
 海津明誠高校は「事実関係を確認中」としているが、ネットでは事実かどうかも定かでないうちから、同校や加害生徒への激しいバッシングが起こっている。

 

 事件の容疑者や炎上騒動に関わった人の個人情報をまとめる「トレンドブログ」では、いじめに関与したと見られる生徒の名前や顔をいち早く特定し、拡散され始めている。ネット上では「動画を拡散させることでいじめを公(おおやけ)にしよう」「いじめをした生徒は退学させるべき」「クソガキは早く逮捕しろ」などと罵詈雑言が飛び交っている。

 ネット上でのバッシングには、加害生徒への強い処罰感情からくるものもあれば、ただ“炎上祭り”に加担して盛り上がっているだけのものもあるだろう。強い正義感を振りかざして、「ネットリンチ」や「私刑」に走ることもまた、集団によるいじめと同じ構図だ。いずれにせよ、真偽不明の情報にデマも含まれている可能性がある中、鵜呑みにして特定の学校や個人を叩くべきではない。デマの拡散が無関係の誰かを追い詰める結果にもなり得ることを理解してほしい。

ダイエットを成功させる食事!ラーメンにチャーシュー、パスタにはたっぷり粉チーズ

 ダイエットしたい、健康のために痩せたい――、肌を露出する機会も増えるシーズンを迎え、ダイエット実現への思いも高まる時期だ。近年、そんな人たちに定着しきたのが「糖質制限」だ。「肥満の原因はカロリーよりも糖質」であることは、広く認知されてきた。厳しい制限ではなくても、「1日3食のうち1~2食はご飯を抜きにする」といった人も多い。

 ただ、長年染みついた「カロリー制限信仰」は、なかなか頭から拭い去れないもの。肉や脂質に対しても相変わらず「カロリーが高くて太りそう」「健康に良くなさそう」というイメージがついて回り、ついつい敬遠しがちになってはいないだろうか。

 しかし、実はこれ、間違いだらけの食べ方なのだ。カロリーを気にして「タンパク質」や「脂質」も控えると、私たちの体はエネルギー不足になる。そればかりか、同じ量を食べても、より太りやすいという二重苦に陥る……。

肉・魚の脂質が血糖値スパイクを防止
 「太りにくい食事」は、食後血糖値のコントロールが重要なカギを握る。三大栄養素である糖質・タンパク質・脂質のうち、消化吸収されることによって血糖値を上げるのは「糖質」だけだ。

 空腹時にご飯や麺、パンなどをたくさん食べると、消化吸収された糖質が急激に血糖値を上げる。すると膵臓からインスリンが大量に分泌され、上がった血糖値を素早く下げようとする。インスリンには、エネルギー源として使い切れなかった糖を脂肪に変えて蓄える働きがあるため、大量に分泌されるとより太りやすくなってしまうのだ。

 もっと恐ろしいのが、普段は正常だが食後の短時間だけ血糖値が異常なほど上昇する「血糖値スパイク」という現象だ。将来、「糖尿病」に繋がる可能性が高いだけでなく、「動脈硬化」を進めて「脳梗塞」や「心筋梗塞」を引き起こす。さらには「認知症」や「がん」の発症リスクを高めることも指摘されている。

 怖い血糖値の乱高下を予防するためには、糖質の吸収をできるだけ緩やかにすることが大事だ。ゆっくり時間をかけてよく噛んで食べるとともに、食事の前半で消化に時間がかかる脂質やタンパク質、食物繊維が豊富な野菜などを食べるのがよい。脂質やタンパク質を豊富に含む肉や魚を食べると、血糖値を抑える消化器ホルモンのインクレチンが分泌され、胃腸の動きが弱まるため、その後に食べるご飯やパンの糖質の吸収が遅れるのだ。

 

ラーメンにはチャーシュー、パスタにはたっぷり粉チーズ 
 たとえば、1枚の「ざる蕎麦」は「天ざる蕎麦」よりもヘルシーな気がするが、実は蕎麦だけを食べたほうが、食後血糖値の上昇が激しく、糖質が脂肪として蓄えられやすい。少しカロリーが高くても天ぷらをつけたほうが、脂質の摂取によって血糖値の変化がゆるやかになり、体に脂肪も付きにくくなる。

 その場合、蕎麦に手を付ける前にまず天ぷらを食べるようにすると、血糖値を抑える効果が高い。同様にラーメンにはチャーシューをトッピング、パスタには粉チーズをたっぷりかけるほうが、血糖値の上昇は緩やかになるのだ。

 また、いわゆる「ベジファースト」でランチセットのサラダを最初に食べる時は、ノンオイルのドレッシングより、良質の油をたっぷり使ったドレッシングをかけて食べるほうが良い。

 このように、健康のためには脂質を含む食品を十分に取り入れて、糖質の吸収を穏やかにする方がヘルシーな食事になるのだ。

人間に欠かせない動物性の脂肪
 とはいえ、脂質の中でも特に動物性脂肪は、長らく「悪玉」とされ、コレステロールの摂りすぎが生活習慣病の原因になると言われてきた。

 ところが近年になって、コレステロールを控えることが血中の中性脂肪を減らすわけではないことが次々と報告されている。また、日本人は動物性脂肪を摂取してもしなくても、心筋梗塞のリスクは変わらない、さらに脳卒中のリスクは軽減することも、複数の研究機関で明らかになった。

<動物性脂肪は植物性脂肪に比べて、必須脂肪酸のバランスが人体組成に近いので、栄養素をバランス良く効率的に摂取できます。さらに満足感が高く、食べ過ぎを防いでくれます>

 著書『肉・卵・チーズで人は生まれ変わる』(主婦の友社)でこう述べているのは、「MEC食」を提唱するこくらクリニック(沖縄県那覇市)院長の渡辺信幸医師だ。

 「MEC食(メック)食」とは、MEC(肉meet・卵egg・チーズcheese)を食事の中心にして必須栄養素を満たしたうえで、「一口30回かんで食べる」を基本とする食事法。長く離島医療に携わってきた渡辺医師は、誰もが簡単にできて継続できる健康法を試行錯誤し、MEC食を考案した。実際にこれまで5000人以上がMEC食を実践して「痩せて健康になった」という。

 その渡辺医師がお勧めする油は、豚の脂を精製したラードだ。ラードは人の皮脂にも近く、摂取することで肌の油分をしっかり補い、美肌をつくるという。キレイに痩せたい、健康を維持したいという人は、良質なタンパク質ともに脂質も意識して摂取することを心がけてほしい。

ガストの「おひとりさま席」で極楽自宅気分を満喫! 忖度ナシの体験ルポ

 その名が示すとおり、従来は家族連れに利用されることがメインだったファミリーレストラン。だがその客層はもちろんファミリーに限定されない。人との待ち合わせなど、予定までの隙間時間を埋めたり、あるいはノートPCを持ち込んで仕事をしたりといった“おひとりさま”の利用も増えている。

 そんな需要、「ガスト」は捉えていた。すかいらーくホールディングスが運営する「ガスト」では近年、首都圏や長野、大阪の一部店舗でひとり客用のボックス席、通称“おひとりさま席”を導入している。スマートフォンを利用してくつろいだり、仕事の作業場として利用したりする一人客が増えていることがその理由だ。

 “おひとりさま席”がない店舗では、一人客であっても2名用以上の大きなテーブルに案内されるため、一人で占有するのに後ろめたさを感じる人もいるだろう。“おひとりさま席”として区切られた空間は、単身利用者にとって気楽でありがたい。

 そこで気になるガストの“おひとりさま席”を、筆者(20代女性)が体験。忖度ナシのレポートをしていきたい。

たった2席の“おひとりさま席”を運よく確保
 ガスト公式サイトの店舗検索では今のところ、“おひとりさま席”の導入店舗だけを絞り込むことはできない。そこで利用者の口コミ情報などからまとめたところ、都内では赤坂見附店、東池袋店、三田慶應大学前店、吉祥寺店、明大前店、新橋店、幡ヶ谷店、亀有駅北口店、麻布十番店の9店舗に“おひとりさま席”が存在しているようだ(2019年5月現在)。

 筆者は、京王線の明大前駅から徒歩1分の線路沿いにある明大前店(世田谷区松原)を訪問してみた。入店し、入り口から店舗内を見渡してみても、それらしき席は見当たらなかったが、店員に「ボックスの一人席ありますか?」と尋ねると“おひとりさま席”に案内してくれたので一安心。どうやら、入り口からは死角となっていたようだ。

 

テーブルセットもすっきり配置されており、“おひとりさま用”でも意外と広々!
 明大前店では通路沿いに2席の“おひとりさま席”を確認することができた。筆者は平日の16時頃というアイドルタイムに来店したからか、運よく片方の席が空いていたのですんなり案内してもらえたものの、店舗全体で約80席あるのに対し、たった2席だけというのは少なすぎる印象。まだ実験段階だからだろうか?

 ちなみにもう一方の席では、ノマドワーカーと思われる30代くらいの男性がノートPCを広げ、ドリンクバーを利用していた。だいぶ長居している雰囲気があり、この“おひとりさま席”の回転率は、あまりよくないのかもしれない。

 

ファミレスの単身利用に最も重要といえる電源とWi-Fiも完備!
 さて、ファミリーレストランやカフェで快適なひとり時間を過ごすために必須なものといえば、電源とWi-Fiだ。電源については各席にひとつずつ完備されており、しかも足元ではなく、テーブルの前方にあるからとても抜き差ししやすい。

 

電源は1席にひとつずつ完備。“おひとりさま”への配慮が行き届いている印象だ
 そして今時のファミレスでは常識かもしれないが、Wi-Fiもきちんと完備されているため、暇つぶしにスマホで動画でも観ようか、という“おひとりさま”にもうってつけである。

 さて肝心のテーブルだが、正方形に近い形で奥行きがある。筆者が注文したライス、スープ、チーズINハンバーグという3つの食器を並べても余裕の広さだったので、先述したノマドワーカーの男性のようにノートPCを置いてもさほど圧迫感はなさそうだ。

コワーキングスペースと比べても優れたスペック
 筆者は別の飲食店でもいくつか“おひとりさま席”に類するものを利用したことがあるが、壁に向き合って他の一人客と横並びになったり、両サイドには壁や仕切りがあったりと、やや窮屈な仕様が多かった。しかしガストの“おひとりさま席”は、よりプライベート空間としての演出が際立っているように感じられた。席が縦並びなので大仰な仕切りは必要なく、簡単な目隠しがついているだけなので、個室感と開放感を見事に両立しているのだ。

 そして、足元は十分に足を伸ばせるスペースがあり、その上部は荷物置きのスペースも確保されているので、荷物を持ち込んでも窮屈さはさほど感じずないだろう。限られた空間を有意義に使える設計に感嘆する。

 

上部が荷物置きで、下部はゆったりとした足元スペース
 リーズナブルなファミレスであることがウリな「ガスト」は、客単価はそもそも高くないはず。特にドリンクバーのみの利用などとなれば、店舗側の目先の利益だけを考えると、“おひとりさま”の長時間利用はご遠慮願いたいところが本音ではないのか……?

 それにも関わらず、ここまで居心地を良くしてくれるのは、ランチタイムやディナータイム以外の隙間時間における顧客獲得につながる見込みがあるからなのだろうか。実際に、電源とWi-Fi完備の空間利用の代金として考えれば、コワーキングスペースと比較してもコスパはかなり良く、需要も高そうだ。時代によって必要とされるサービスのあり方は移り変わっていくだろうが、ファミレス界の雄・すかいらーくホールディングスの柔軟性が、この“おひとりさま席”に垣間見えた気がした。

 ――以上、「ガスト」の“おひとりさま席”を実際に利用してみた感想だ。ネット上の評判どおり、かなり快適性の高い空間だったように思う。満足度が高かったゆえだが、“おひとりさま席”の導入店舗や各店の席数をもっと増やしてほしいというのが、筆者の個人的な要望である。

 “おひとりさま席”によってリピーター率が増加し、店舗イメージ向上などの恩恵があれば、「ガスト」も目先の売上度外視で導入店舗、席数を増やしていってくれるはず。また、他のファミレスチェーンも「ガスト」に続いて“おひとりさま席”を導入していくかもしれない。イチ利用者としては、「ガスト」のような居心地のいい“おひとりさま席”の普及に期待したい。

(文=池田ミホ/A4studio)

KANA-BOON飯田祐馬の失踪で清水富美加に「めしだを返せ!」「お前のせいで」とバッシング

 4人組バンド「KANA-BOON」のベーシスト・飯田(めしだ)祐馬(28)が行方不明になっている。KANA-BOONは6月5日から飯田と連絡がつかない状況になり、メンバーがあらゆる手段を講じてコンタクトをとろうとしても音信不通の状態が続いていることを、公式サイト上で報告。家族はすでに警察へ捜索願を提出しているという。

 一夜明けて14日、メンバーは公式サイトでファンへのメッセージを公開した。15日に予定されていたライブが中止となったことを謝罪し、<僕達の元へも、めしだの現在の状況は届いておらず、心の整理がついていないのが正直なところです>と胸中を告白。

 飯田とは連絡がつかなくなる前日にも<バンドのこれからについての真面目な話や、他愛ないくだらない話をして>いたそうで、自ら姿を消したとは考えづらいようだ。<事故に遭ったのではないか、なにかトラブルに巻き込まれたのではないか、という可能性も頭をよぎってしまいます。メンバーとして、友達として、とても心配です。ただただ無事を祈るばかりです>と結んでいる。メンバーの心労はいかばかりだろうか。

清水富美加に「めしだを返せ!」
 飯田の失踪によってにわかに注目を集めているのが、宗教法人「幸福の科学」に出家した女優の清水富美加(法名・千眼美子)だ。2017年、飯田は既婚者であることを隠しながら清水と不倫関係を持っていたことが明らかとなり、「清水さんや妻を傷付けてしまったのは事実」と謝罪していた過去があった。

 その清水が8日、Twitterで<悲しいお知らせも悲しいとか残念とか思いすぎない 本当はもう少し時を共にしてみたかったとしても優しかった瞬間や事実がはっきりとくっきりとしてグリーンフラッシュみたい>とつぶやいていた。この<悲しいお知らせ>が、飯田の失踪となにか関係があるのでは、と疑う声が拡散。

 ネット上では憶測が広まりつつあり、トレンドブログでは「飯田は清水と不倫したから幸福の科学に拉致された」「飯田は清水を追いかけて出家した」などという根も葉もないデマも広まりつつある。

 清水が直近の13日に更新したInstagramの投稿には、「めしださんは元気ですか?」「お前のせいで」「めしだを返せ!」などと飯田失踪に関連づけたコメントをつけるユーザーも増えつつある。

 

 しかし飯田と清水の不倫騒動は2年も前のことであり、清水が飯田の失踪に関与しているという根拠はどこにもない。好奇の視線を向けて勝手な憶測やデマを広げれば、ターゲットにされた清水のみならず、今は誰よりも飯田の家族やメンバーが傷つくだろう。

 そもそも飯田は不倫騒動のさい、妻とその両親に謝罪したとし、<夫婦間では解決しております>と報告していた。夫の安否を案じながらも過去の話を蒸し返されては、家族はたまったものではない。

 飯田が今どこで何をしているのか、事件や事故に巻き込まれたわけではないことを願い安否を気遣う声はネットに溢れている。ファンでなくとも安否を心配するこの状況で、デマを鵜呑みにして拡散させたり、冗談のつもりで投稿するような行動は慎んでほしい。

KANA-BOON飯田祐馬の失踪で清水富美加に「めしだを返せ!」「お前のせいで」とバッシング

 4人組バンド「KANA-BOON」のベーシスト・飯田(めしだ)祐馬(28)が行方不明になっている。KANA-BOONは6月5日から飯田と連絡がつかない状況になり、メンバーがあらゆる手段を講じてコンタクトをとろうとしても音信不通の状態が続いていることを、公式サイト上で報告。家族はすでに警察へ捜索願を提出しているという。

 一夜明けて14日、メンバーは公式サイトでファンへのメッセージを公開した。15日に予定されていたライブが中止となったことを謝罪し、<僕達の元へも、めしだの現在の状況は届いておらず、心の整理がついていないのが正直なところです>と胸中を告白。

 飯田とは連絡がつかなくなる前日にも<バンドのこれからについての真面目な話や、他愛ないくだらない話をして>いたそうで、自ら姿を消したとは考えづらいようだ。<事故に遭ったのではないか、なにかトラブルに巻き込まれたのではないか、という可能性も頭をよぎってしまいます。メンバーとして、友達として、とても心配です。ただただ無事を祈るばかりです>と結んでいる。メンバーの心労はいかばかりだろうか。

清水富美加に「めしだを返せ!」
 飯田の失踪によってにわかに注目を集めているのが、宗教法人「幸福の科学」に出家した女優の清水富美加(法名・千眼美子)だ。2017年、飯田は既婚者であることを隠しながら清水と不倫関係を持っていたことが明らかとなり、「清水さんや妻を傷付けてしまったのは事実」と謝罪していた過去があった。

 その清水が8日、Twitterで<悲しいお知らせも悲しいとか残念とか思いすぎない 本当はもう少し時を共にしてみたかったとしても優しかった瞬間や事実がはっきりとくっきりとしてグリーンフラッシュみたい>とつぶやいていた。この<悲しいお知らせ>が、飯田の失踪となにか関係があるのでは、と疑う声が拡散。

 ネット上では憶測が広まりつつあり、トレンドブログでは「飯田は清水と不倫したから幸福の科学に拉致された」「飯田は清水を追いかけて出家した」などという根も葉もないデマも広まりつつある。

 清水が直近の13日に更新したInstagramの投稿には、「めしださんは元気ですか?」「お前のせいで」「めしだを返せ!」などと飯田失踪に関連づけたコメントをつけるユーザーも増えつつある。

 

 しかし飯田と清水の不倫騒動は2年も前のことであり、清水が飯田の失踪に関与しているという根拠はどこにもない。好奇の視線を向けて勝手な憶測やデマを広げれば、ターゲットにされた清水のみならず、今は誰よりも飯田の家族やメンバーが傷つくだろう。

 そもそも飯田は不倫騒動のさい、妻とその両親に謝罪したとし、<夫婦間では解決しております>と報告していた。夫の安否を案じながらも過去の話を蒸し返されては、家族はたまったものではない。

 飯田が今どこで何をしているのか、事件や事故に巻き込まれたわけではないことを願い安否を気遣う声はネットに溢れている。ファンでなくとも安否を心配するこの状況で、デマを鵜呑みにして拡散させたり、冗談のつもりで投稿するような行動は慎んでほしい。

三宅健の体調不良を支えた“彼女”とは? 左手の薬指には指輪も

 V6三宅健が数カ月前に過労で倒れていたこと、そして“彼女”がつきっきりで看病していたことを、「女性セブン」2019年6月27日号(小学館)が報じた。

 記事によると、三宅は今年の春頃に体調がすぐれない日が続き、消化不良から排泄も困難なほどだったという。しかし多忙や医者嫌いなことから病院を受診せず、結果、自宅で倒れてしまったそうだ。

 幸いにして大事には至らなかったものの、現在も都内の大学病院に通っており、三宅の自宅に頻繁に出入りする“彼女”が、献身的に看病をしているそうだ。近所では若夫婦と噂されているという。

 V6は来年25周年を迎え、アニバーサリーツアーの発表を心待ちにしているファンも多い。しかし、三宅の体調が優れない場合、ツアーが先送りになる可能性も懸念されている。

三宅健は“奇跡のアラフォー”
 三宅健といえば、10代の頃と容姿がほとんど変わらないことから“奇跡のアラフォー”としてお馴染み。もちろん「何もしてないけど美肌」なんて野暮なことはなく、美容や健康に人一倍気を使っていることは本人も公言している。

 女性ファッション誌「BAILA」2017年2月号(集英社)では、「必ずもこもこの泡で洗顔をする」「プチプラの化粧水を贅沢に使う」「日傘を愛用する」など、美容のこだわりを細かく語っていた。また、夜中に食事をした場合は次の日の食事を軽くしたり、ボクシングなどのトレーニングで体を鍛えたりし、ボディラインを美しく保っているという。

 そんな三宅健も今年の7月で40歳を迎える。どんなに美容や健康に気を使っていても、年齢を重ねることで体は変化するものだ。たとえ“医者嫌い”だとしても、定期的な人間ドックを受ける、体に異変を感じたら迅速に病院にかかるなど、メンテナンスが必要な年齢であることは確かだ。

 

V6は不祥事も脱退もなく、円満結婚続く稀有なグループ
 V6といえば、ジャニーズアイドルグループではあるものの、メンバーが女優と続々結婚している。独身は三宅健と坂本昌行のみになった。だが「女性セブン」では前述のように、三宅健と恋人女性が近所で「若夫婦」と呼ばれていると伝えている。女性の左手の薬指には指輪も光るそうだ。

 三宅健の恋人については昨年10月、「FRIDAY」(講談社)がモデルのプリシアという女性との交際を報道。「FRIDAY」によると、三宅とプリシアは隠れることなく堂々とデートをしており、三宅の運転する原付バイクに二人乗りするシーンや、プリシアの頬を三宅が触ってじゃれ合う姿を納めた写真が複数掲載されていた。

 しかし「女性セブン」では“彼女”について、高身長でモデル体型のショートカット女性だと表現。写真の顔にはモザイクがかかっており、プリシアとは別の女性なのだろうか。

 いずれにしろ、三宅健がどのような女性と結婚するとしても、V6が崩壊するような事態にはならないだろう。SMAPの解散、TOKIOや関ジャニ∞のメンバー脱退、嵐の活動休止など激動続くジャニーズ事務所だが、V6は解散危機も乗り越え、もっとも安定したグループとなっている。

 そんな中でもやはり懸念は体調面だ。ジャニーズではKinki Kids堂本剛は突発性難聴を患い、King & Prince岩橋玄樹とSexy Zone松島聡がパニック障害で活動を制限するなどしている。V6にはメンバー全員健康な状態で、25周年のアニバーサリーイヤーを送ってほしい。

 三宅健自身、今月10日放送のレギュラーラジオ番組『三宅健のラヂオ』(bayfm)で、V6が発売してきた楽曲を振り返りながら、以下のようにやる気を漲らせていた。

<これはもう、早くコンサートするしかないね! いつやるのか知らないけど。いい加減やってくれよな……って思ってますよ>
<良い曲がね、揃いも揃っちゃってるんでね。いつかのコンサートのために>

 ファンは楽しみに待つほかない!