沢尻エリカの離婚騒動はタブー?「別に」から派生した異常なスキャンダルは何だったのか

 一度は「消えた女優」になった沢尻エリカが、完全に復活を遂げている。P&GやIndeedなどCMにも起用され、かつてのスキャンダル臭は払拭された。来年度のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』にも出演を果たす。

 大河出演に伴い、沢尻エリカは約8年間交際していた恋人との関係を終わらせたと、10日発売の「女性自身」(光文社)が報じた。すでに事実婚状態であると伝えられたほどの仲だったが、沢尻は大河に全力で臨むため、自ら別れを切り出したのだという。

 なぜ大河ドラマ出演に全力で臨むにあたって、恋人と別れる必要があるのかはさっぱりわからないが、ともかく「女性自身」によれば大河の撮影現場では「エリカ様の“改心”」が評判らしい。沢尻はスタッフを気遣ったり、自ら話しかけて場を明るくしようと努めているそうだ。

 何がどう“改心”なのかというと、沢尻エリカといえばかつて「態度の悪すぎる女優」として一斉にバッシングされたことがあるから。2007年、沢尻エリカは主演した映画『クローズド・ノート』の舞台挨拶で、女性司会者の質問に対して「特にないです」「別に」と吐き捨てるなど、終始不機嫌な態度を取ったことで猛批判を浴びた。

 この「別に」発言について沢尻エリカは朝の情報番組で涙を流して謝罪するも、「ウソ泣きだ」などとさらなるバッシングに晒された。沢尻は芸能活動を休止に追い込まれ、2009年には所属事務所のスターダストを解雇されている。

沢尻エリカの結婚と離婚はタブー?
 8月28日発売の雑誌『Numéro TOKYO』(扶桑社)のインタビューで、沢尻はこの「別に」騒動について、次のように振り返っている。

<20代になったばっかりの頃は周りがよく見えていなかったんだと思う。求められる「沢尻エリカ像」はこうなんだと、自分で作り上げたフェイクになり切ろうとしていた。でも、やっぱり無理があったよね。どこかでそれを壊したいと思っていたし、そんな気持ちが爆発してあんな大失敗をして、周りにもさんざん迷惑をかけて。素敵な作品を台無しにして、プロとして失格だったと思う>

 このように「別に」騒動については雑誌やテレビ番組で振り返ることが何度かあった沢尻エリカだが、結婚と離婚について触れるメディアはない。

 彼女が「別に」騒動以降に“ハイパーメディアクリエイター”の高城剛氏と結婚しスペインに渡ったこと、結婚からわずか1年後に泥沼離婚騒動が巻き起こったことなども、彼女の芸能活動が中断した大きな要因だった。

 離婚協議は長引き、その間、「売人との不倫」「大麻中毒」などネガティブな報道が異常なほど多く出た。主演映画『ヘルタースケルター』の公開直前だった2012年5月、「週刊文春」(文藝春秋)に<沢尻エリカは大麻中毒>との見出しが躍り、公開が危ぶまれたのだ。

 当時の記事によれば、同誌はスターダストが沢尻の解雇に当たって送付したという“通知書”を入手。そこには「沢尻に薬物検査を行ったところ、陽性反応が出た」「沢尻本人は大麻の使用を認めながらも、今後使用を止めることはできないと表明した」などと書かれていたという。さらに、スペイン・バルセロナの“大麻インストラクター”を名乗る男性まで登場し、沢尻を取り巻く混乱は最高潮に達していた。

 2013年にようやく離婚が成立してからは、すっかり沢尻を取り巻くネガティブ報道は落ち着いた。こうして振り返ってみれば、「別に」発言は沢尻バッシングのきっかけだったに過ぎない。むしろ高城氏との交際・結婚~離婚こそが、彼女の日本での芸能生活を困難なものにしていたことがわかる。そして復活後の今は、すべてが闇に葬り去られた。非常に不可解な騒動だったとしか言いようがない。

長瀬智也もジャニーズ退所が現実味 「唐突な発表」になってしまうのか

 関ジャニ∞の錦戸亮が9月末をもってグループを脱退、ジャニーズ事務所も退所する。TOKIOの長瀬智也も、ジャニーズ事務所を離れる日が近いのではないかと噂されている。

 錦戸の脱退は、今年3月の「週刊文春」(文藝春秋)報道から噂が飛び交っていた。錦戸と同様、長瀬智也もまた今年1月に「退所を望んでいる」との報道があり、以降はその動向が注目されてきた。

 長瀬が音楽活動にこだわりを持っていることはよく知られている。だが、山口達也が未成年飲酒事件で脱退したことでベーシスト不在となったTOKIOは、もう一年以上音楽活動を休止中だ。

 長瀬は「音楽活動が出来ないならジャニーズ事務所を辞めたい」と漏らしており、ジャニーズ事務所との間で今後の方針をめぐってひと悶着があったという。

 さらに2月放送のラジオ番組『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM)にゲスト出演した長瀬が、自身の入所当時を振り返りつつ、ジャニ―ズ事務所を「プリズンみたいなもんじゃないですか」とたとえたことも話題に。冗談なのか毒を含んでいるのか、「プリズン発言」の真意はわからないが……。

 メンバーたちには、山口達也不在のままTOKIOの音楽活動を再開する気持ちはないとされる一方で、山口達也自身は彼らに再び音楽活動をしてほしいと望んでいるようだ。

 8月29日発売の「女性セブン」(小学館)に登場した山口は、「音楽ができなくて苦しむTOKIOは見たくない」「TOKIOには歌ってほしい」と、苦しい胸の内を明かした。

長瀬智也はジャニーズを辞めなくてもいいのでは?
 しかし疑問なのは、長瀬智也が音楽活動をしたいからといってジャニーズ事務所を出る必要はないということだ。

 山口達也を含めた5人のTOKIOでの音楽をやりたいのだとしたら、むしろジャニーズを出てしまえば永遠に叶わない。また、シンガーソングライターとしての音源制作やリリースは、ジャニーズ事務所に所属していても可能だろう。

 たとえばKinki Kidsの堂本剛は、ソロプロジェクトを長く継続。キンキファン以外の層にも届いている。また、あくまでドラマや映画とのタイアップであるが、長瀬もTOKIO以外の名義での音楽活動を経験してはいる。

 TOKIOをやりたい、しかしTOKIOは出来ない。そのジレンマがあるのだとしたら、ジャニーズ事務所に所属しているか否かは関係ないのではないか。

 

「脱退します」発表からわずか1カ月で退所
 ただ、もし長瀬智也の音楽活動以外の仕事へのモチベーションが下がってしまっているのだとしたら、それは退所の理由にはなるだろう。もし脱退や退所に向けての結論がすでに出ているのだとしたら、なるべく早めにファンには届けてほしい。

 というのも、関ジャニ∞の場合、発表から活動停止までがあまりに急だ。昨年4月に関ジャニ∞は緊急記者会見を開き、渋谷すばるがグループを離れることを発表。渋谷すばるはその夏のツアーからすでに不在だった。そして今回、錦戸亮の脱退も、発表からその日まで1カ月もない。

 渋谷すばるの脱退決定以降、グループの存続も含め、関ジャニ∞メンバーは激論を交わしたという。そして錦戸はグループからの離脱を決断。関ジャニ∞は5人体制で継続する。その結論は今年3月の時点で出ていたという。

 だがその結論は全国ツアー終了まで伏せられ、7月9日に亡くなったジャニー喜多川氏の大規模なお別れ会を終えた翌日に発表された。脱退まで一カ月もない時期での発表に、ファンのショックは大きい。

 対照的に、嵐は活動休止を2年前に発表するという完璧な作戦を実行し、ファンの心の準備もできるだろうが、関ジャニ∞はあまりに急すぎた。長瀬智也の場合も、唐突な発表になってしまうのだろうか。

平野紫耀がどれだけ“親密”アピールしてもファンから叩かれない橋本環奈の強み

 映画『かぐや様は告らせたい』の番宣のため、バラエティ番組に引っ張りだこのKing & Prince・平野紫耀と橋本環奈。各所で二人の“仲の良さ”が話題になっている。

 平野は今ジャニーズでもっとも人気急上昇中といえるアイドルであり、平野のファンは気が気でないかと思いきや、橋本のSNSには「仲良しで楽しそう」「仲の良さが癒される」など、二人の関係を好意的に受け入れるコメントばかり。

 他の若手女優ではこうはいかない。映画で共演した平祐奈は「交際を匂わせている!」と一部の平野ファンに叩かれ続けており、ドラマで共演した飯豊まりえも「あざとい」「接近しすぎ」等と叩かれた。

 なぜ、橋本環奈は平野紫耀のファンにも嫌われず、愛されているのだろうか。

 

平野紫耀と橋本環奈のやり取りは「夫婦漫才」のよう
 二人は親密さが窺えるエピソードを多数披露している。

 先月7日、『かぐや様は告らせたい』の完成披露試写会で、平野紫耀は橋本環奈のことを「カンカン」と呼んでいると明かした。さらに平野は、橋本が年齢や性別関係なく、スタッフたちと距離を縮められることを絶賛。また、お互いに「ハスキーボイス」である点にも、親近感を持っているそうだ。

 一方の橋本環奈は、“天然ボケ”な平野のツッコミ役を担っている。今月5日放送の『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』(TBS系)に出演した二人は、カフェで一般の女性と相席するというドッキリを仕掛けることに。和歌山県から来たという女性に平野が「だって和歌山って九州でしょ?」「和歌山県でしょ? 島でしょ?」と天然節を炸裂すると、橋本は「なんでやねん!」と、すかさずツッコミ。このやり取りに視聴者からは「夫婦漫才みたい」との声が上がった。

橋本環奈の突出した“女子ウケ”の良さ
 一歩間違えれば、平野紫耀ファンから袋叩きにあいそうな距離の近さだが、橋本環奈が叩かれない理由にはリアルサバサバ女子と評価される“女子ウケ”の良さがある。

 バラエティ番組での橋本は、大きな口をあけながら「ゲラゲラ」と爆笑していることが多い。その気取らない姿には、「友達になりたい」と思わせるような魅力がある。レギュラー出演していた『ぐるぐるナインティナイン』(日本テレビ系)のゴチレースでも、高級グルメをモリモリ食べながら大爆笑するシーンが多かった。

 そんなふうに「よく食べてよく飲む」ことも、橋本の女子ウケポイントのひとつだ。今年5月に放送された『ボクらの時代』(フジテレビ系)では、きゃりーぱみゅぱみゅと最上もがが、橋本はネットでの「太った」などの容姿バッシングは気にも留めず「ご飯をかっこんでいる」「おっさんみたい」と明かしていた。

 今年2月に20歳になった橋本環奈は、お酒が大好きであることも公言。先月29日放送の『櫻井・有吉THE夜会』(TBS系)では、どんなに多忙で睡眠時間が削られていても、呼ばれれば飲み会に参加すると話した。ビールをよく飲むと言い、「2杯くらいまでは休肝日かなと思ってます」と、飲まない日はないそうだ。橋本は酔っぱらうと陽気になるタイプで、IKKOのような口調になるという。ただ、番組内では橋本の悪玉コレステロール値が140近くもあることが判明。健康にだけは気を付けて欲しい。

 1000年に1人の美少女ともてはやされた一方で、ミステリアスな雰囲気をあえて作らず自然体を極める橋本環奈。そこが、平野紫耀ファンも認める彼女の“強み”なのだろう。

日本全体が「在特会」のような現在、「嫌韓報道」に埋め尽くされた社会の危険性に気づいてほしい/安田浩一インタビュー

 日韓関係の政治的な緊張にともない、地上波テレビや大手出版社から出版される週刊誌といったメジャーな媒体で、両国間の対立や差別を煽るような報道が増えている。

 たとえば、8月27日放送『ゴゴスマ』(TBS系/CBCテレビ制作)では、中部大学総合工学研究所特任教授の武田邦彦氏が「路上で日本人の女性観光客を襲うなんていうのは、世界で韓国しかありませんよ」などと発言。さらには、「日本男子も韓国女性が入ってきたら暴行しなけりゃいかんからね」とヘイトクライムの扇動まで行った。

 状況は出版業界も同じだ。9月2日発売「週刊ポスト」(小学館)は<「嫌韓」よりも「減韓」、「断韓」を考える 厄介な隣人にサヨウナラ 韓国なんて要らない!>と題された特集企画を掲載。そのなかでは韓国の研究機関が出した「韓国の成人の半分以上が憤怒調節に困難を感じており、10人に1人は治療が必要なほどの高危険群である」とのデータを紹介したうえで、これと日韓両国の軋轢を強引に結びつける主張を展開した。民族差別を煽るヘイトスピーチ以外のなにものでもない。

 『ゴゴスマ』や「週刊ポスト」には批判が殺到し、このメディア状況を危惧する声も一部では起きているが、しかし、嫌韓の論調に賛同する声もネットでは大きい。支持者がいるためだろうか、報道のあり方は変わる兆候すら見えない。

 このまま排外主義を良しとする空気がエスカレートしたとき、その結果として行き着く先はどこなのか、日本における排外主義の高まりを取材し続けてきたジャーナリストの安田浩一氏に話を聞いた。

 

【安田浩一】
1964年静岡生まれ。週刊誌記者を経てフリーのジャーナリストに。『ネットと愛国』(講談社)で第34回講談社ノンフィクション賞を受賞。著書は『ルポ 差別と貧困の外国人労働者』(光文社)、『ヘイトスピーチ』(文藝春秋)、『沖縄の新聞は本当に「偏向」しているのか』(朝日新聞出版)、『団地と移民』(KADOKAWA)など多数。近著は『愛国という名の亡国』(河出書房新社)。

躊躇いのない日常的な「差別」が始まっている
──『ゴゴスマ』や「週刊ポスト」の件など、ここ最近の報道を見ていると、完全にタガが外れてしまったように感じています。安田さんは現在の状況をどうご覧になっていますか?

安田浩一(以下、安田) 日本社会全体がかつての在特会(在日特権を許さない市民の会)と同じような方向に進んでいるような気がしてなりません。
今回の「週刊ポスト」のなかでは<「嫌韓」よりも「減韓」、「断韓」を考える>というフレーズが使われていましたけれど、「断韓」なんていうのはもともと、在特会をはじめとする差別集団がが街頭で訴えるときに使っていた文言です。それを「週刊ポスト」のようなメジャーな雑誌が使うようになってしまった。
ワッペンをつけたレイシストが街頭で叫ぶよりも、テレビや週刊誌のような主要なメディアが排外主義や対立を煽るような言葉を使うほうが、この社会には遥かに大きな影響力がある。実際、いまの日本社会はメディアが煽る空気感に引っ張られていっていますよね。

 

──メディアの報道による影響は、市井の人々の間で着実に出始めているように思います。

安田 そうですね。喫茶店や居酒屋でふいに飛び込んでくる文言に、背中の筋肉が強ばるような機会っていうのが、ものすごい増えたように感じます。
個人的な話ですが、少し前に、スーパー銭湯で湯船に浸かっていたら、30代前半ぐらいの若いグループが入ってきて、いきなり「朝鮮人がね」という話を大きな声でし始めました。すぐに話題が他に移ったので私と口論するには至りませんでしたが、やはり、心臓がドキッとした。一瞬、全身が強張りました。
飲み屋で話しているときに、少し声を落として周囲に聞こえないようにそういう話をすることっていうのは、昔からあったと思うんです。でも、この場合は違いますよね。周囲に人がいようといまいと、躊躇がなくなってしまっている。この言葉を使うことで誰かを傷つけているかもしれない、周囲で不愉快な思いをする人がいるかもしれない、というためらいがない。
そういった日本社会の空気をメディアがつくりだしてしまっている。メディアを通じて日がな、隣国に対する怨嗟や中傷にまみれた言葉が発信されればこうなるのも当然のことです。
そしてこれは、ある意味で、在特会など差別主義者たちの「実績」によるものかもしれない。ヘイトスピーチを繰り返すことで、とことん差別のハードルを下げてしまった。その結果がいまです。現在の在特会には力はないし、同会に限定すれば実態もないに等しいと思いますが、この社会状況なら彼らの存在意義なんてない。かつては路上で叫ばれていた言葉を、彼らより遥かに信用も影響力もある大手メディアが繰り返し用いているわけですから。恐ろしいことになってしまった。

 

差別の「正当性」を大声で触れ回るメディア
──新著『愛国という名の亡国』の「まえがき」にも<在特会などのわかりやすいレイシスト集団を必要としないほどに、日本社会の極右化が進んでいるようにも思えるのだ>という一文がありますが、悲しいことにその状況はここ数週間でますます進行したわけですよね。私は現在の日本が太平洋戦争の泥沼へと突き進んで行ったのと同じ道を歩んでいるように思えてならないんです。

安田 日中戦争時には「暴支膺懲(ぼうしようちょう)」というスローガンありましたよね。「暴虐な中国を懲らしめよ」といった意味の四文字熟語ですけど、大日本帝国陸軍が掲げたこのスローガンをメディアがしきりに取り上げ、人々は「暴支膺懲」が書かれたのぼりを掲げながら街を練り歩いたわけです。
私はもちろんそれを実際の目で見たわけではないけれども、当時の熱狂っていまと似てるんじゃないかと思います。敵を設定し、その敵を潰すことを国民共通の目標にする。その盛り上がりの結果として行き着いたのが無謀な戦争でした。
いまは当時以上に平和への思いもあるだろうし、簡単に同じ道を辿るとまでは断言しないけれども、一定のリアリティをもって戦争というものを考えざるを得なくなってきたというのは事実です。

──当時と同様に、国民の憎悪に火をつけて扇動しているのは間違いなくメディアであり、彼らの責任は重いと思いますが、情報を発信している側にそういった想像力はないのでしょうか?

安田 「週刊ポスト」の件でいえば、「あの企画によって誰かが傷つくかもしれない」、もっと言えば、「その出版物によってこの社会のなにかを壊してしまうかもしれない」という想像力はなかったんだと思う。
そして、それは「週刊ポスト」編集部だけに限った話ではない。『ゴゴスマ』の製作スタッフもそうだったんじゃないか。あそこでなされた武田さんの発言に対して「なんでそんなに批判されるのだろうか?」と首を傾げているテレビ局関係者も少なくないと思います。自分たちが生み出すものがどんな未来につながっていくのか、といったことに対する鈍感さはメディアのなかで確実にあります。

 

──記事を読んだ人がどう思うかを想像することですよね。自戒も込めてそう思います。

安田 なんで私がこんな風に断言しているかというと、メディアの人と日常的に言葉を交わすなかで、「なにか問題ありますかね?」と問われることが少なくないからです。
メディア関係者と話していると彼らは「現在の日韓関係がこんなことになってしまったのは悲しいことだし、日本に住んでいる韓国の人、在日コリアンの人にとっても不幸なことだろう。でも、問題は向こうにもある」と、一見穏当な問いかけをしてくるわけですけど、そもそもこの考え方自体が間違っているわけですよ。
こういう考え方を話すことは、差別に「理由」があると大声で触れ回っているのと同じことだと思うんです。
差別に理由なんかあっちゃいけないんですよ。
差別に理由が存在するのだとしたら、黒人差別、アラブ人差別、はたまた海外諸国に私たちが行った際に起きるアジア人差別や日本人差別も認めざるを得なくなってくる。だから、理由をもうけることにとって差別を肯定することは、なにがなんでも認めちゃいけないんです。クズな人間に対して、そのクズっぷりを指摘することは構わないけれど、社会的な力関係を利用したうえで、相手が抗弁できない属性を叩くことは、絶対に許されない。

──関東大震災のときは、緊急事態に乗じて発生したデマによって「理由」が設定されて、おぞましい悲劇が起きました。

安田 1923年のちょうどいまごろ(注:取材は9月3日に行われた)には、あらゆる偏見とデマが渦巻くなか、「朝鮮人だから」という理由で多くの人が殺された。しかも、そのときの加害者はまともに裁かれていない。
それはいまでも続いています。なにか災害が起きるとツイッターなどを通じてデマが拡散されますし、しかも、最近は「どこどこで怪しい人を見た」とか、情報が具体的になってきている。いまはキーボードで文字を打っているだけですけど、その手に金属バットやゴルフクラブやナイフが握られる日が来ないとも限らない。
結局、日本社会は100年近く前の悲劇から真摯な反省をしていないわけですよ。

カウンターの動きはまだ、ちゃんとある
──社会状況がこうなったときにストッパーの役割を果たすべきは日本政府なのだと思いますが……。

安田 よく「草の根保守」とか「草の根右翼」みたいな言い方があるけど、肥料も水もなくて草が育つわけはなくてですね。肥料を与え、光を照らしているのは、間違いなく「国家」という存在ですよ。現在の状況に関して具体的に言えば、安倍政権です。メディアが自発的にキャンペーンとして始めただけ、とも思えない。
「外交の安倍」と言ってきたけれども、河野太郎外務大臣をはじめとした閣僚が分かりやすい画でもって国民の憎悪に火をつけ、その政府一丸となった大芝居に付き合わされることで、果たして日本社会は住みやすいものになったのかどうか。

 

──今後の社会のことを考えると、怖くて仕方がなくなります。

安田 ただ、冷静に状況を見ていけば、カウンターの動きはちゃんとあるんですよね。現実社会でも、あるいはネット上でも、一色には染まっていない。そこはまだ気持ちを絶望から救い出してくれる部分だと思います。
少なくとも、私の本を出してくれる出版社はあるし、こうして話を聞いてくれるメディアもある。そして私だけじゃなく、少なくない書き手が現状に対する怒りを発信している。今回の「週刊ポスト」の件もそうですし、少し前の「新潮45」(新潮社)のときも発言する人はいたわけで、そういったところで日本社会すべてが同じ色に染まることはギリギリのところで防げている。

──インターネットもそうですし、地方紙やラジオなどのメインストリームでないメディアでは、現状に対する違和感がきちんと語られています。

安田 そういう活動には大きな意味がありますよ。たとえば、私が本を出したり取材を通じて発言することによって、私自身はネトウヨからボロクソに叩かれるかもしれない。でもこうやって立ち位置を鮮明にすることが大事なんじゃないかと思っています。もしかしたら、少なくない人に「勇気」を与えることができるかもしれない。

──勇気ですか。

安田 いまの状況への違和感を口に出して言えない人、いまの状況を怖いなと思っている人に、「仲間はいるんですよ」ってことを伝えることができる。
もっと言えば、いまの日本で沈黙を強いられ、言葉を発する機会さえ奪われているマイノリティの人々に対してですね。
いま、在日コリアンの友人と話をすると、口を揃えて「しんどい」と言う。これまでは、ヘイトスピーチが飛び交うなかでも「在日特権なんかあるわけねえじゃん!」といった感じで、内心はしんどくとも、表面上は笑い飛ばすことができていた人もいた。もちろん、深く傷ついている人はいっぱいいましたよ。でも、いま余裕のある人などいない。多くの人が恐怖を感じている。なにかをしたわけではないのに、単なる「属性」だけでここまで息苦しさと絶望を与えてしまう社会って、いったいなんなのかなと思いますよね。
そんな彼ら彼女らを矢面に立たせてはいけないと思います。矢面に立つべきは、叩かれたってなんの痛みも感じない、なんならそういった反発を小銭に変えられるかもしれない、私のようなジャーナリスト、メディアの人間、あるいは評論家、そういった人たちがあらゆる機会に発言していけばいい。流れに抗っていけばいい。ときには炎上すればいい。そして、そういった気概をもっている人は、実は少なくない。
そういった人たちの活動が制限され、「結果的に韓国を利するようことを言うのは控えてくださいよ」「安倍政権の批判はやめてください」といった注文が来るようなメディア状況が当たり前になったらいよいよお終いですが、いまはまだギリギリそうなってはいない。

──まだ希望はあるわけですよね。

安田 希望をすべて失ったら、家で布団かぶって寝ているしかない。分かってくれる人もきっと増えてくれるんだろうなっていう確信をどこかで抱えながら仕事を進めたいと思っているし、発言したいと思っています。
そういった美しい話がどこまであるのか疑問に思ってしまうこともあるけれども、諦めずに発言し続けることで同じ思いを抱えてくれる人が増えてくれるかもしれないという志は捨てずにいたいのです。

(取材、構成、撮影:編集部)

 

眞子さまと小室圭さんの結婚を「認めて、発表したい」 紀子さまの心労が限界か

 5日発売の「週刊新潮」(新潮社)は、紀子さまが、眞子さまと小室圭さんのご結婚を「認めて、発表したい」との意向を持っていることを伝えた。尋常でない騒動に発展した眞子さまと小室圭さんの結婚延期問題だが、ついに解決の時が近づいているのだろうか。いや、そう楽観視できる状況でもないらしい。

 眞子さまと小室圭さんの結婚延期問題をめぐり、小室さんとその母・佳代さんへのバッシングのみならず、その矛先は「秋篠宮家」にまで広がってきた。不穏な空気を象徴するのが、佳子さまが参列された9月1日の慰霊法要のニュースだった。

 これを伝えたネットニュースのコメント欄は、佳子さまが白手袋を着けたままご焼香されたことを批判する書き込みが続出した。皇族では、これまでにも紀子さまや眞子さまが白手袋でご焼香されたことは多々あったが、今回のようなバッシングが噴出したことはなかったという。

 紀子さまはネットニュースをご覧になっており、このように秋篠宮家に対する世間の風当たりが強まっていることを自覚されているとのことだ。

 これまで一部の週刊誌は、眞子さまは結婚を認めない秋篠宮さまご夫妻への反発を強めていることを報じてきた。4月発売の「週刊女性」(主婦と生活社)では、紀子さまは<仲良しで円満な秋篠宮家アピール>のためにご一家で外出する機会を増やすよう努めており、また「自分たちが国民からどう思われているかを知るために、紀子様はネットニュースをチェックしていることがある」と伝えている。

紀子さまが自棄になって結婚を認めた?
 さて、「週刊新潮」によれば、こうした状況に置かれ続けた紀子さまが憔悴し切っており、<「このまま批判を浴び続けるくらいなら、いっそ“結婚”を認めて発表してしまった方が、まだ良いのかも知れませんね」>などとお気持ちを話されているという。紀子さまは、小室家と関係を持ったことで秋篠宮家に累が及んでいることを嘆かれており、とくに現在12歳の悠仁親王の将来を危ぶまれているそうだ。その心労はいかほどだろうか。

 しかし、紀子さまが半ばヤケになって眞子さまと小室圭さんの結婚を容認したというのであれば、それは問題の解決を意味するどころか、より大きな騒動への発展が懸念されることになる。同誌でも側近たちが慌てふためいて<「かえって今後、批判や好奇の目に晒されてしまうことになります」>などと押しとどめたと伝えている。

 秋篠宮文仁親王は、昨年11月に行われた誕生日会見の場にて、お二人のご結婚を認めるためには「国民の祝福」を得られる状況になることが前提である、と明言。秋篠宮家は、ネットニュースはともかくとして、世論の動向を気にかけてきた。

 

 ただし、紀子さまが結婚を容認している、これが事実か否か、本当のところは分からない。週刊誌はこれまで、小室圭さんをおもしろおかしく記事のネタにしてきており、皇室ゴシップは得意分野だ。上皇后美智子さまが眞子さまのご結婚を憂いているとの報道も頻発したが、宮内庁はこれを否定。皇室内での発言が公に出たとしても、その真偽は定かでないといえる。

 また、たとえ紀子さまが「結婚を容認したほうがいい」とお考えになられたとしても、そもそも小室さんはまだアメリカ留学中であり、帰国は数年先になる。生活の基盤を整えるまでには、さらに時間がかかるだろう。母親の元婚約者に借りた金銭問題もようやく話し合いの席が儲けられる段階になったが、まだ解決とは言えない。

 来る9月11日、53歳の誕生日を迎えられる。先の御代替わりで皇嗣妃(こうしひ)となったことによって、今年の誕生日には記者が用意した質問への回答を予定しているが、そこには“眞子さまの結婚の見通し”についての質問も盛り込まれている。紀子さまの回答に否応なしに注目が集まっているが、事態の進展がない以上、見通しを聞かれても困るというものだろう。

錦戸亮が関ジャニ∞冠番組から消失、動画にも登場せず 6人そろった姿はもう見られない?

 9月末での関ジャニ∞脱退、およびジャニーズ事務所退所を発表した錦戸亮。5日17時にファンクラブ向けに配信されたメッセージ動画には関ジャニを今後も続けていく5人のメンバーしか登場しなかった。

 メッセージ動画に錦戸の姿はなく、残るメンバーたちが今年11月から47都道府県を回る全国ツアーを開催することを発表。ファンは衝撃に包まれている。

 異変はすでに起こっていた。関ジャニ∞の冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)は、8日放送のテレビ欄に錦戸亮の名前がない。出演者は、横山裕、村上信五、丸山隆平、安田章大、大倉忠義の5人だけに変更されている。先週9月1日の放送が、錦戸にとって最後の『関ジャム』だったのだろうか。予告なしの錦戸の不在に、やはりファンからは驚きと悲しみの声があがっている。

 関ジャニ∞の冠番組は全部で3つ。『関ジャニ∞クロニクル』(フジテレビ系)『関ジャニ∞のジャニ勉』(関西テレビ系)の次週の放送の出演者は「関ジャニ∞」となっており、錦戸が参加しているのかどうかはわからない。番組公式ホームページの写真も6人のままだ。

 なお、関ジャニ∞全員で出演しているCM「ハイチュウ」「チョコモナカジャンボ・バニラモナカジャンボ」の公式ホームページにも、まだ6人そろっての写真が掲載されている。

 9月末でジャニーズ事務所を退所する錦戸。あと一カ月弱での出演スケジュールを、ファンは是が非でもすべて把握したいに違いない。6人そろった関ジャニ∞が見られるのは、残りわずかだ。

EXIT兼近大樹、売春斡旋の逮捕歴「いつか絶対にバレること」テレビ局の判断は? 

 お笑いコンビEXITの兼近大樹が少女売春あっせんで逮捕されていたと、「週刊文春オンライン」が報じている。明日5日発売の「週刊文春」2019年9月12日号(文藝春秋)にて詳報しているようだ。

 それによれば、兼近が北海道警厚別署に逮捕されたのは2011年11月。当時19歳だった女子高生に、出会い系サイトで知り合った男性といかがわしい行為をさせ、現金1万5000円を受け取らせた。

 「文春」記者の直撃を受けた兼近は、あっさり「事実」だと認め、安どの表情を見せたという。というのも、兼近は「いつか絶対にバレる」という思いから、闇営業騒動の際に所属事務所である吉本興業にこのことを報告していたものの、「誰にも言うな」と指示されていたそうだ。

 なお記事には、吉本興業の「非常に高度なプライバシー情報であることから公言をする必要はないのではないかとアドバイスしました」というコメントも掲載されている。

 兼近は少女売春あっせん以外の警察沙汰についても明日発売の「週刊文春」で語っているというが、先月後半に兼近の過去を暴露するツイートが発見され、ファンの間では話題になっていた。

 

兼近大樹の過去を暴露するツイートが発見されていた
 兼近大樹は先月24日から25日にかけて放送された『24時間テレビ42 〜人と人~ともに新たな時代へ~』(日本テレビ系)で、元カノと対面し、自身の浮気を懺悔するという企画コーナーに出演。後に、番組でのエピソードが“ヤラセ”で浮気はしていないと暴露し騒動に発展した。

 ただ、二股は否定したが、番組内容の全てが嘘だったわけではなく、「北海道から上京するにあたって、兼近は<自分は死んだ>との噂を流した」ことは事実のようで、兼近は「芸人になると言うには恥ずかしかったから」だと釈明していた。

 すると番組放送後、兼近の知人だという人物がTwitterに「死んだという噂を流したのは働いていたバーのお金を持ち逃げしたから」などと投稿。波紋を広げていた。「文春」の報道も、こうした噂が発端の可能性がある。

 EXITは今注目の若手芸人であり、今月も多数の出演テレビ番組が放送される予定となっている。兼近本人は前述のように過去に犯した罪を認めており、現在は「コンプライアンスゴリ守り芸人」と自称。ハラスメントや抑圧的な価値観に「NO」を突きつけ、長いものに巻かれない自身の意見をはっきり主張して若者を中心に人気を博してきた。とにかく好感度高めの人物像だ。

 だがこうして過去を報じられたことで、テレビ局やスポンサー、そして吉本興業は「兼近大樹の過去をどう判断するか」を迫られている。芸人になってからの事件ではないため、吉本興業が謹慎などの処分を下すことはありえないが、テレビ局側の判断としては、スポンサー、そして視聴者の声が重要になるのだろう。

石田ゆり子のインスタ投稿はなぜちょっとした「苦言」や「不満」で炎上するのか

 女優・石田ゆり子(49)のインスタグラムがまたもや荒れ気味のようだ。きっかけは9月2日に投稿された文章にある。残念ながら、その投稿は現在削除されてしまっており、詳細をここに書くことはできない。筆者も一度読んだきりで、間違いがあってはいけないので細かくは書かないが、インタビュー取材を受けて困惑したという内容の投稿だった。インタビュアーである記者の質問内容がインスタグラムから拾ったものばかりだったことに苦言を呈していたのである。「私の暮らしはインスタの世界がすべてではないのに」と感じてもやもやした、というような記述だった。

 石田は9月13日公開の三谷幸喜監督映画『記憶にございません』に出演しており、公開目前の今、あちらこちらで宣伝に奔走していると見られる。もともとがインスタの活用についてを主題とした取材依頼で、石田側もそれを快諾していたのならともかく、別のテーマでの取材だったとしたら、インスタから拾った質問ばかりをぶつけられれば違和感を覚えるのは普通のことだろう。ただ、筆者はその投稿を見た際「これはまた重箱のすみをつつくような人がわらわらと現れそうだな」と感じた。どうやら杞憂ではなかったようだ。

 おそらくその数時間後。9月3日に日付が変わる少し前あたりだろうか。石田はその投稿を削除した。苦言を呈した投稿はまるっと削除され、そのときの投稿で使用したものと同じ写真(インスタで大人気のスター猫・マッシュとのツーショットであった)だけを残して、下記のような内容を綴ったのである。

<削除はしたものの やはりモヤモヤはしますが マッシュとの写真は残しておこう。
ちなみにこれは本日の取材ではありません(泣き笑いの絵文字が末尾にあり)
気持ちを切り替えて明日に備えます。おやすみなさい>

 上記の文が書かれた新たな投稿についたコメントは、9月3日午後2時現在で約576件。それを読んでいくと、昨日石田が本音を綴った投稿にやはり石田を非難するコメントが多く書き込まれていたのだということがわかる。

 「当人でもないのに、被害者意識で食いつく方々の事はお気になさらず」「今のSNSにばかり頼る記者の風潮について物申したかったんだと思いますが、その人が読めば自分のことだとわかる特定の記者の方の発言を書いたのがちょっと棘があるように見えたのだと思う」「人に関わる仕事で、もし『ちょちょいとSNSやら』で調べただけで、そこをなぞるだけの会話だったとしたらやはり、その人自身の仕事への愛も疑ってしまいますよね」などなど、いま現在もコメント欄は喧々諤々の討論の場となっている。

 その取材現場に立ち会っていたわけでもなく、記者がどのような質問をしたのかは知る由もない。ただ、取材のとっかかりとして「石田さん、インスタにもあげられていましたね」というような会話を「私は出演映画だけではなく、あなたのインスタもきちんとみてますよ」という思いで発言することは理解できる。なんといっても石田はもはや芸能界のインスタの女王と言えるぐらいに、圧倒的なフォロワー数を誇る人物なのだ。ともあれ、その記者は石田のインスタを見ている。見ていると知っているからこそ、石田はそこに書いたのだろうか。だとすればたしかにその記者を傷つけることになるかもしれない。けれど、石田だって取材を受けた当事者として、感じたことがあったのであればそれを書く権利はあるはずだ。個人名や会社の名前を出して、「この失礼な人を叩いてください」などとファンを煽動しているわけではないのだから。

 

 なにより、石田が石田のインスタで思うことを綴るのは自由なので、なにも削除する必要はなかったのではないかと思うのだが……。コメント欄には「当事者が読んで傷つく気持ちを慮れないのか」と石田の非難する声と、「正論だったのに削除するように追い詰める風潮が息苦しい」と石田を擁護する声(こちらが圧倒的に多い)が入り混じっている。

 今回に限らず、石田ゆり子のインスタは、妙に荒れやすい。常時インスタに張り付いて、なにか荒れる要素がある投稿を今か今かと待ちわびている番人がいるのではないかと思えるぐらいである。

 昨年5月に彼女が、アパレルショップでの販売員の接客について苦言を呈するような投稿をした際の荒れ模様は、今回と似た流れだった。客としてあまり心地良いものではない接客方法があるということを投稿しただけだったが、「販売員の仕事を否定している」「(件の販売員は)ゆり子さんを接客できるのが嬉しくって、張り切っていただろうに、この文章を読んだらかなり傷つくんじゃ?」と、批判の声が山ほど寄せられた。

 この件だけではない。石田が共に暮らすペットのことに関しては、ある時期なにを投稿してもアンチが叩き始めるといった状況に陥ったこともある。ネットクレーマーにとっては、石田は叩きやすい格好の餌食なのだろうか。彼女が賢く清らかな“イメージ”を持つ女優であるということも、大いに関係しているかもしれない。たとえば動物の保護活動への姿勢や行動ひとつとっても、他の女優と彼女を比較し、「全然なっていない」と批判するネットユーザーもいる。石田ゆり子に何を求めているのだろうか。

嫌韓「週刊ポスト」の炎上、保守論壇に寄って燃えた「新潮45」を彷彿

 「週刊ポスト」9月13日号(小学館)が組んだ特集「韓国なんて要らない」に、抗議が相次いでいる。「週刊ポスト」9月13日号の表紙には、韓国への侮蔑的な感情を剥き出しにした見出しが躍った。

韓国なんて要らない
「嫌韓」ではなく「断韓」だ 厄介な隣人にサヨウナラ
GSOMIA破棄でソウルが金正恩に占領される悪夢
サムスンのスマホ、LGのテレビも作れなくなる
東京五輪ボイコットで日本のメダルが2桁増?
暴走・文在寅は「竹島上陸』計画中!
「10人に1人は治療が必要」――怒りを抑制できない「韓国人という病理」

 この特集は、<隣国だから、友として親しく付き合わなければならない――そんな“固定観念”を一度、考え直すべき時期なのかもしれない。>と始まる。そのうえで、仮に日韓関係が絶たれたとしても、それによって被る不利益は日本側より韓国側のほうが大きいことが予想されるとして、ゆえに日本人読者は「断韓」を恐れる必要はないと説く内容になっている。

 右派系論壇はかねてよりこの手の嫌韓特集を続けてきたが、総合週刊誌も追随しているかたちだ。日韓の政治的な関係が目に見えて悪化している今、韓国バッシングはより「売れる」特集になっているのだろう。

 しかし韓国という国家、そしてそこにルーツを持つ多くの人々を揶揄し、偏見を強める「週刊ポスト」の特集に、ネット上では複数の作家が版元である小学館への抗議を展開し、中にはもう小学館とは仕事をしないと明言する作家もいる。

 ただ小学館ももともと保守系雑誌「SAPIO」があったし、「週刊ポスト」の嫌韓特集はこれが初めてというわけではない。また、小学館以外でも新書なども含めて中韓ヘイト本を出していない出版社のほうが珍しいくらいではないか。それほど普通に、ビジネスとしての中韓ヘイトが蔓延しているのは確かだ。

 今回の「週刊ポスト」の問題は、昨年休刊した「新潮45」(新潮社)の騒動と地続きだといえるだろう。そこで今あらためて、右派論壇と出版業界の関係を振り返るべく、昨年9月の記事を再掲する。

「新潮45」の暴走を招いた「出版不況」と、過激な右派論壇のニーズ

「新潮45」(新潮社)2018年10月号

 2018年10月号に掲載された特別企画「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」の記事が大炎上し、「新潮45」(新潮社)の休刊が発表された。

 LGBT当事者や関係者を不当に傷つけたうえ、社会にまん延する差別や偏見を助長するような原稿を複数回にわたって掲載したことは看過できるものではない。新潮社はとかげの尻尾切りのように「新潮45」を休刊させて終わりにするのではなく、このような状況をつくり出してしまった過程と要因をきちんと洗い出し、検証する必要があるだろう。

 そして、もうひとつ考えておかなくてはならないのは、この問題は新潮社だけに限らず、出版界全体にまたがる問題であるということだ。

 

 9月25日に新潮社から出された「「新潮45」休刊のお知らせ」では、「新潮45」が今回のような問題を引き起こしてしまった原因について、<ここ数年、部数低迷に直面し、試行錯誤の過程において編集上の無理が生じ、企画の厳密な吟味や十分な原稿チェックがおろそかになっていたことは否めません。その結果、「あまりに常識を逸脱した偏見と認識不足に満ちた表現」(9月21日の社長声明)を掲載してしまいました。このような事態を招いたことについてお詫び致します>と記されていた。

 「新潮45」はもともと、犯罪や事件のドキュメントで読者を惹き付けていた雑誌。特に、死刑判決を受けていた元暴力団員が表沙汰になっていなかった3件の殺人事件を告白した手記(2005年11月号掲載)は多くのメディアも後追いし、山田孝之が主演した映画『凶悪』のモデルともなった(映画内の雑誌名は「明朝24」となっている)。

 「新潮45」が、現在のような過激な保守オピニオンを掲載する方向に舵を切った要因のひとつは、前掲した「「新潮45」休刊のお知らせ」にある通り、雑誌の部数減にある。2018年9月27日付朝日新聞によれば、最も売れた2002年1月号で5万7359部もあった実売部数は、現在では1万部前後にまで下落。それに伴い編集部の人員も減らされ、最終的には編集長も含めた6人で編集を行っていたという。

 そんな背景のなかで「新潮45」は、方向性を変えていく。「新潮45」は今回取り上げられたLGBT差別以外にも、レイシズムを喚起するような記事も載せるようになっており、実際、2018年9月号では「「日本喰い」中国人」なる特集を組んで、ヘイトを煽るような誌面を作成していた。

 こういった路線は、ここ最近の右派系論壇の傾向でもある。前掲朝日新聞のなかで社会学者の奥武則氏は、<右派系論壇誌の勢力図も様変わりしている。書店で平積みされているのは『WiLL』や『月刊Hanada』など過激さをウリにする新興の雑誌だ。ネットで飛び交う新しい言葉の応酬や決めつけに慣れてしまい、むき出しの言葉ばかりが並ぶようになった>と指摘している。

 ここで名前のあがった「WiLL」はワック、「月刊Hanada」は飛鳥新社と、中小の出版社から刊行されている雑誌だが、新潮社以外の大手出版社も、過激な言説を売りとするヘイト本の人気に乗っかり、その隆盛に手を貸している。

 その典型例が、<「禽獣以下」の社会道徳や公共心しか持たない><自尊心を保つためには、平気で嘘をつくのが韓国人>といった言説で差別を煽り、47万部も売り上げているケント・ギルバート『儒教に支配された中国人と韓国人の悲劇』。この本は講談社から刊行されている。

 「新潮45」は世間からの猛批判を浴び、今回のような結末を迎えたが、それでも、ヘイトを煽り立てるような本が手堅い商売として成り立ち、書き手も発表する媒体も存在している以上、「新潮45」の1誌がなくなったところで、現在のような状況は変わらないだろう。

 事実、「新潮45」休刊の原因をつくった杉田水脈衆議院議員は、2018年8月号に寄稿した論考が大炎上した後も、これといった釈明や謝罪をすることもなく沈黙を保って国会議員を続けている。今後も弱者の権利を踏みにじるような原稿をどこかの媒体に寄稿するだろうし、その原稿を欲しがる出版社も確実に存在するだろう。

 また、「そんなにおかしいか『杉田水脈』論文」特集のなかで最も問題とされる原稿を寄稿した小川榮太郎氏も、これによって筆を折るような事態にはもちろんならない。9月26日には「月刊Hanada」2018年11月号の対談企画に出演する旨の宣伝をツイートしているが、前述したような過激な右派論壇誌がビジネス上のニーズを保ち続ける限り、そういった媒体に寄稿し続けるだろう。

 「新潮45」騒動が炙り出した出版界の問題は根深い。

(倉野尾 実)

山口達也がYouTuberとして再び活躍する可能性 日曜大工、農作業、釣り、音楽も出来る

 元TOKIOの山口達也が「女性セブン」2019年9月12日号(小学館)の取材に応じたことで、再び注目を集めている。昨年5月に、女子高生に対する強制わいせつ行為が原因でジャニーズ事務所を退所してから、1年以上ぶりのメディア取材だ。

 インタビューのなかで山口は、被害者へは「一生謝罪し続ける」としながらも、「もう一度、人前に出たい」「謝罪を尽くして反省して更生して、許されることができたら、もう一度、輝けるんだ、というのを世間の人に見てもらいたい」と夢を語っている。

 しかし、テレビ番組への出演は現実的ではない。なぜなら事件以降、各局はジャニーズ事務所への“配慮”からか、テレビ番組で山口達也の存在を “抹消”しているからだ。もちろんそれだけでなく、強制わいせつの被害者がいる以上、「出せない」という判断もあるかもしれない。

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 本人も自覚しているようで、「TOKIOへの復帰は?」と質問する記者に対して「芸能界に私の居場所はない」と断言している。

 だが山口達也が人前に出られる場所として考えられるのが、「YouTube」だ。

少なくともYouTubeであればジャニーズ事務所の手は届かない。収入源となる広告が付くかはわからないが、YouTubeは不祥事を起こした過去があっても、動画を投稿することが可能な場ではある。

 

山口達也に「YouTuberデビュー」を持ち掛けるYouTuber
 山口達也は前出「女性セブン」で、インターネットで自分のニュースをチェックしたり、YouTubeを観たりすることもあると明かしている。さらに、「お前の立場でそれを言うな」の略語としてネット上でよく使われる「おまいう」も知っているそうで、わざわざ記者に説明している。

 すでに山口達也に対して「一緒にYouTubeをやろう」と誘いかけるYouTuberもいる。チャンネル登録者数約18万人の「みずにゃんちゃんねる」は、昨年4月の時点で<お前が復活できるのはYouTubeだけだと思っている><YouTuberになって俺にプロデュースをさせてくれないか>と語る動画をアップしていた。ネタで言っている可能性が高いが、動画内でコラボを持ち掛け実現に至ることは、YouTubeでは珍しくない。

 山口達也はTOKIOの冠番組『ザ! 鉄腕! DASH!!』(日本テレビ系)で、大工仕事や農業、釣りの腕前を披露し、いつも視聴者を驚かせていた。そうした内容の動画であれば、一定のファンがつくことが予想される。ベーシストでもあり、音楽を演奏する動画の需要もあるだろう。

 現在、山口達也の周りに、動画の撮影や編集などをサポートしてくれる人材がいるかは不明だ。また、本人はまだ贖罪の日々を送るべきと判断するかもしれない。しかしいつか「もう一度、人前に」出る日が来るのだとしたら、山口達也が選ぶ場所は、YouTubeなのかもしれない。