変わる運動会、快適“パブリックビューイング”が話題!

 秋の運動会シーズンに突入したが、近年話題となっているのが運動会の在り方だ。熱中症リスクや弁当廃止論、組体操など危険競技に関する議論など、論点は多くある。

 最近広まっているのが、競技時間を午前中だけに短縮して開催する“時短運動会”の実施。昼下がりの暑い時間帯を避けて競技に取り組むことは熱中症対策にもなり、弁当ナシで帰宅するため共働き世代の保護者にとっても朝早く弁当を準備する手間が省けるとして好評だという。

 運動会の在り方が変わりゆくなか、あるユーザーが9月28日にTwitterにアップした運動会についてのツイートが大きな反響を呼んでいる。それによれば、体育館や各教室のスクリーン(テレビ)で、「パブリックビューイングスタイル」で競技を見る運動会があるのだという。

 ユーザーの投稿には、体育館のステージ上に大型モニターが設置され、保護者達がビニールシートを敷いて競技を観戦している写真が添えられていた。ツイートによれば、この学校では体育館のほかにも教室が解放され、モニターに運動会の様子を生中継しており、保護者たちがパブリックビューイング形式で運動会を観戦。保護者は自分の子どもの出番だけグラウンドに出て声援を送ったり、記念撮影を行ったりというスタイルで、非常に快適だったそうだ。

 Twitterでは「なんて素晴らしい運動会! 全国に広まれ~」「これは最高」と、驚きと賞賛の声が多く、「YouTubeで生配信してほしい」「オンデマンド放送もありかも」など、さまざまな意見が飛び交っている。

 運動会のパブリックビューイング化について、「ちょっと味気ない気もするなあ」「寂しい」という意見もあるが、我が子の競技中は校庭で声援を遅ればよく、親や祖父母の体調にも配慮されていると言えるだろう。

 保護者同士による早朝の場所取り合戦で近隣住民に迷惑がかかる問題や、炎天下での観戦の熱中症リスクなどを考慮すれば、たしかに合理的だ。

都内の小中高で導入されるパブリックビューイング運動会
 SNSでバズった運動会のパブリックビューイングだが、中高一貫の男子校で“御三家”のひとつ、東京都・荒川区の私立開成中学校・高等学校は、運動会にパブリックビューイング企画を取り入れており、好評を博しているという。

 毎年5月の第2日曜日に行われる「開成学園大運動会」は名物となっており、その看板競技「棒倒し」は、2018年に「ニューヨーク・タイムス」に取り上げられたほど。同校では3年前から、教室内にプロジェクターを設置し、休憩しながら競技観戦をできるスペースを設けた。今年5月開催の運動会では予定座席数は100席で、飲食可能と案内されていた。

 公立の小学校でも、東京都・港区立本村小学校は2017年6月の運動会で体育館にモニターを設置し、競技の様子を生中継していた。パブリックビューイングは約2年間実地され、保護者の好評を得ていたというが、残念ながら今年度については「アナログ配線で行っており、今年は担当者が転任してしまったので実地しておりません」(学校関係者)とのことだった。

 

 東京都・荒川区立尾久宮前小学校は、2017年5月開催の運動会にてランチルームを開放し、モニターで生中継。保護者約40人が弁当を広げながら観戦したという。その様子を伝えた2017年6月2日付「カナコロ」(「神奈川新聞」のウェブニュース版)の記事によれば、<この日の東京の最高気温は27度まで上がったが、空調が行き届いた環境で、わが子の奮闘を見守った父母からは「体の負担なしに、快適に運動会を楽しめる」「幼い子どもと一緒でも安心して観戦できる」と好評だった>とのことだ。

 同記事によれば、尾久宮前小はソフトウエア開発の富士ソフト株式会社(神奈川県横浜市)が提供する校内行事用の生配信機能を活用したという。この教育システムは全国の小中高校約700校に導入(2017年当時)されており、同社は運動会など学校行事への活用も推奨しているという。今後さらに快適な運動会スタイルは広まっていく可能性がある。

 小中高校の花形行事である運動会。これまで慣習とされてきたものを再点検して合理化・最適化を図ることで、生徒・児童や保護者、教職員の全員がハッピーに楽しめる運動会へと進化していってほしい。

山口達也がTOKIO復帰へ? ジャニーズ事務所が映像解禁した意味

 山口達也がTOKIOに“復帰”する可能性が、現実味を帯びてきた。28日、TOKIOのリーダー城島茂が、かねてから交際が伝えられてきた25歳下のタレント・菊池梨沙と結婚したことを発表。この祝事に伴い、各ワイドショーでは昨年の不祥事によってグループを脱退した元メンバー・山口達也の映像を続々と解禁したのだ。

 さらに29日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』(日本テレビ系)では、結婚会見直前の城島がロケを行い、同番組の「DASH村」企画でメンバーに農業指導を行い2014年に亡くなった“昭雄さん”こと三瓶昭雄さんの墓前で結婚を報告する様子が流れた。

 山口達也の脱退後は4人で活動しているTOKIO。だが、城島は「(昭雄さんは)仲間でもあり師匠でもあり、6人目のTOKIOのメンバーかな」「どんなに離れようが、メンバーってずっと一緒だと思う。心はひとつ」と語り、画面には昭雄さんと山口達也を含む“6人”が映ったTOKIOの集合写真が流れた。

 山口達也の姿が久々に地上波のテレビ番組で流れたことで、視聴者は大いに驚いた。SNSには「そろそろ世間的にもメンバー的にも山口達也を許してもいい時期じゃないのかな」「山口くんがいちばん端っこに映ってたから消そうと思えば消せたんだよね。あえてあの写真を持ってきたということかも」「リーダーの発言、いろいろ考えさせられる」などと、山口達也の復帰を憶測、期待する声が相次いでいる。

 29日放送の『サンデージャポン』(TBS系)や『シューイチ』(日本テレビ系)、『Mr.サンデー』(フジテレビ系)、30日放送の『めざましテレビ』(フジテレビ系)もこぞって城島の結婚を祝福したが、いずれも山口達也の姿が映り込んだ映像がごく自然に流された。山口達也はあの事件以降、テレビ映像からは姿を完全に消されていたが、唐突な解禁は一体なぜなのか。

TOKIOの年表から山口達也の存在は消されていた
 2018年4月に山口達也が未成年への強制わいせつで書類送検されてTOKIOを脱退、ジャニーズ事務所を退所してからというもの、地上波のテレビ番組からは、山口の存在が “なかったこと”にされていた。

 たとえば、昨年12月放送の『1周回って知らない話』(日本テレビ系)では、TOKIOの前身となるバンドグループの結成秘話が紹介されたが、その初期メンバーだった山口の映像はおろか、名前さえ紹介されなかった。

 また、今年6月に放送された『TOKIOカケル』(フジテレビ系)では「ジャニーズ年表」というジャニーズ事務所のグループの歴史を振り返るという企画があったが、ここでもTOKIOの歴史において山口達也の存在は消されていた。

 テレビ番組でメンバーが山口の名前を出すことも一切なく、その存在は徹底的にアンタッチャブルなものとされてしまったようだった。

 しかし、山口の不祥事からおよそ1年半――リーダー城島の結婚という祝事をきっかけに、突然の“解禁”。その裏にジャニーズ事務所の大号令があったことは間違いない。

城島茂のTOKIO存続宣言
 山口達也が脱退してからTOKIOは音楽活動を休止している。だが28日の結婚発表会見で城島は、TOKIOの音楽活動再開を示唆した。

 今年デビュー25周年を迎えたグループについて「物事は始まりあれば終わりがありますが、終わるのは簡単ですが、続けていくことは大変。自分たちの意思が大切。30年、40年と続けていきたい」と宣誓した城島。

 続けて、TOKIOの今後の音楽活動についても「長瀬(智也)とは、またやるとしたらどういう形にしようかと。音楽含めて何かのタイミングがあるんじゃないかと。でも曲は書こうと思って書けるものではないので、自然と生まれてくるんじゃないかなと思いますけどね」と明かした。

 今年は長瀬智也が音楽活動のできない現状に不満を訴えており、グループ脱退を希望しているとの報道が相次ぎ、TOKIOの“空中分解説”さえ囁かれてきたが、城島の発言はそうした噂を払拭するものと言える。

 このTOKIO活動再開宣言、そして山口達也の地上波での映像解禁は、その“電撃復帰”に向けた下地づくりの可能性があるだろう。

 

山口達也「もう一度人前に出たい」
 この夏、山口達也は「女性セブン」2019年9月12日号(小学館)に登場し、1年以上ぶりにメディアの取材に応じた。山口は強制わいせつの被害者への謝罪の言葉を繰り返し、TOKIOへの復帰についても「あり得ない」と否定。ただし、今後の展望としては「もう一度人前に出たい」という思いがあることを語っていた。

<私みたいに大きな過ちを犯した人間でも、謝罪を尽くして反省して更生して、許されることができたら、もう一度、輝けるんだ、ということを世間の人に見てもらいたいんです>

 山口いわく、「人前に出る」ことは芸能活動だけに限らず、自分なりの表現の仕方を模索していくとのことだったが、もしTOKIOが、ジャニーズ事務所が山口を再び受け入れるべく動いているとしたら、それを断るだろうか。

 ジャニーズ事務所が「山口をTOKIOに復帰させる」と通達しさえすれば、事態は急速に動く。テレビ局はもとより御用メディアの週刊誌やスポーツ紙がそれを批判するとは考えられず、復帰応援ムード一色になるだろう。良くも悪くも、いまだにジャニーズ事務所にはそれだけの絶大な力があるということだ。

奄美大島の猫を3000匹殺処分する本当の理由は?

 奄美大島で、3000匹の猫を殺処分するという物騒な計画が持ち上がっている。

 奄美大島といえば、世界自然遺産の候補地となるほど豊かな自然に恵まれている。そこには希少種であるアマミノクロウサギやヤンバルクイナなども生息している。この自然豊かな島で何が起こっているのか。

 その表向きの理由は奄美大島の希少種であるアマミノクロウサギなどを守るために外来種である猫を駆逐する「ノネコ管理計画」というものだった。

奄美大島のノネコ管理計画とは何か
 2018年7月。環境省は奄美大島で野生化した猫を捕獲する「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」(以下、ノネコ管理計画)を開始した。プロジェクトの期間は2018年度~2027年度だ。

 この計画では、奄美大島の山林の至る所に猫を生け捕る罠をしかけ、捕獲した「ノネコ」を収容センターで飼育するというものだ。「ノネコ」という分類については後述するが、その飼育期間に注目したい。なんと、捕獲からわずか1週間である。その間に里親が見つからなければ殺処分される。

 そして、その捕獲目標数も注目しておこう。年間300匹を10年間続けるため、3000匹となっているのだ。それほどの猫が奄美大島にいるかどうかはかなり疑わしい。

 「ノネコ管理計画」の目的は、奄美大島に生息する希少種であるケナガネズミ、アマミノクロウサギなどがノネコに捕食されることで絶滅することを防ぐためだという。

 しかし「週刊文春」(文藝春秋/2019年4月18日号)の特集記事「奄美大島『世界遺産』ほしさに猫3000匹殺処分計画」は、この根拠を真っ向から否定している。

 保全生物学を専門とする川口短期大学の小島望教授がノネコ管理計画に取り組んでいる「奄美大島ねこ対策協議会」に聞き取り調査したところ、この計画は「殺処分が前提」と言われたという。小島教授は、まず島には人に依存していないノネコなる分類の猫はほとんど存在しないし、里親への譲渡を前提としているなら、飼育期間をもっと長く設定すべきだと指摘している。

 つまりこの計画は、「他の理由」で猫を3000匹殺す必要がある計画なのではないだろうかと疑われるのだ。

野良猫も飼い猫も「ノネコ」にすれば「有害鳥獣駆除」できるといういいかげんさ
 環境省が使用している「ノネコ」というワードだが、「ノネコ」とはいかなる猫か。

 この分類では、猫は3種類に分けられるという。「飼い猫」「野良猫」そして「ノネコ」だ。

 飼い猫は人がペットとして飼っている猫を示す。野良猫は、特定の飼い主はいないが、集落で人から餌をもらっている猫を示す。そしてノネコとは、飼い猫や野良猫が人の手を離れて、自然環境のなかで自立して生息している猫を示している。

 ところが前述「文春」記事において、小島教授は、奄美大島にはノネコなどいないと指摘している。

 となると、ノネコなる分類を設けたのは、「愛護動物」である猫をみだりに殺してはならない(2年以下の懲役か罰金)とする動物愛護法(後述)から逃れるためではないか。人手を離れて自然界で自立して生きているノネコという分類にすれば、猫を鳥獣保護法における「有害鳥獣駆除」の対象にできるというのだ。しかも野良猫とは異なり、ノネコは殺処分しても行政の「殺処分数」にはカウントされないため、殺処分を減らしているという環境省の方針とも矛盾しなくなる。

 そもそも、罠にはまった猫を見て、どうやって野良猫とノネコの区別をしているのか分からない。捕獲後の1週間以内に飼い主や里親が現れなければノネコ扱いにしているのではないだろうか。

ノネコがアマミノクロウサギを減らしているという嘘
 どうやらノネコなる猫が存在すること自体が怪しく、仮に存在したとしても、野良猫と区別することは困難であるということもわかってきた。しかし、百歩譲ってノネコなる猫が存在したとしても、そのノネコがアマミノクロウサギを捕食して減らしているという前提自体に疑問符が付いてくるのだ。

 数字で確認するまでもなく、地元では食害が出るほどアマミノクロウサギが「増えている」というが、これはマングースの駆除が影響しているようだ。

 これについて数字が明らかにされている。アマミノクロウサギは絶滅危惧種でもはや数千匹しか生息していないとされていたが、環境省がまとめた推定結果では、2015年時点で約1万5000~3万9000匹にまで回復しているという。

 環境省はそれまで、2003年のデータが最新で2000~4800匹としていたので、10倍以上に増加していたのだ。ということは、たとえノネコがアマミノクロウサギを捕食していた例があったとしても、減少させる原因になっていないことは明白ではないか。

 理由はともあれ、猫を3000匹殺処分しなければならない理由が別にあることが考えられる。もはやこの段階でアマミノクロウサギが減少していないことがわかっているのだから、ノネコを捕獲する理由はないのだが、アマミノクロウサギが仮に減少しているとしても、その原因は交通事故の可能性も高いのだ。

 環境省の奄美野生生物保護センターの調査でも、発見されているアマミノクロウサギの死体を調べた結果、死因のトップは交通事故だった。

そもそもノネコ捕獲の計画に矛盾がある
 すでにアマミノクロウサギは減少していないことが明らかになり、死因のトップも交通事故だ。したがって、本稿においてはすでにノネコを駆除する理由はなくなった。

 さて、分類の合理性が見つけられないノネコだが、「ノネコ管理計画」では、奄美大島にはノネコが600~1200匹いると推定していた。この前提を元に、年間300匹を捕獲する計画を立てているのだ。ところが、2018年度に実際に捕獲できたのはわずか43匹だった。しかもこれらがすべてノネコだと証明することはできない。

 また、同計画書では、1匹のノネコは1日に平均378.4グラムの餌を食べるため、ちょうどアマミノクロウサギとケナガネズミ1頭ずつを捕食していくという。

 これに対し、獣医師の齊藤朋子氏は、もしノネコが600~1200匹存在していたら、アマミノクロウサギはとっくに絶滅しているという。しかも実際に斎藤氏が引き取ったノネコは1日に90グラム前後のキャットフードしか食べない。

 ノネコはなぜわずか一週間の飼育期間で殺処分されなくてはならないのだろうか。しかも、譲渡先を見つかりにくくしているのではないかと思えるほどに譲渡の条件が厳しい。なにしろ譲渡希望者は納税証明書(なぜ必要?)、所得証明書(なぜ必要?)、家の見取り図(手続きを煩雑化?)、身分証明書などを提出しなければならない。(奄美大島における生態系保全のため捕獲したノネコ譲渡希望者の募集について/鹿児島県奄美市)

 猫を少しでも殺さずに保護したいと考えての「ノネコ管理計画」であれば、これほど譲渡のハードルを上げる必要はないだろう。しかも、捕獲したノネコについて、Webなどでの情報公開がなされていない。これでは一般ユーザーが捕獲された猫の情報を得られず、それが飼い猫かどうか、さくらねこ(不妊手術をした印として耳の先端がカットされている猫)かどうかなどの判別をよりやりづらくしている。

 捕獲した猫を人の手に渡し保護したいのであれば、せめて詳細な情報を公開すべきである。

世界遺産を勝ち取るために?
 奄美大島のノネコ管理計画が注目されるきっかけを作った前掲「週刊文春」の記事では、ノネコ管理計画は奄美大島の世界遺産欲しさが理由だと結論づけている。

 奄美大島は2020年に世界自然遺産に登録される可能性が出てきているためだ。そこでIUCN(国際自然保護連合)の監査が入った時に、外来種の猫を駆逐できていなければならないためではないかと同誌は疑っているのだ。

 同誌は環境省の担当者にも取材を行っており、以下の言質を取っている。下記で「そこまで」というのはノネコ管理計画を示す。

 “環境省としては、そこまでしてでも守らなければいけない自然が奄美大島にはあると考えている”

 “猫がクロウサギをはじめとした希少種を食べているのは事実”

 これに対して公益財団法人どうぶつ基金は、ノネコ管理計画はかえって世界自然遺産の登録を行っているユネスコの理念である「多様性の尊重」「非排他性」「人の心の中に平和のとりでを築く」に反していると主張している。

 

そもそも違法な捕獲行為
 ところでノネコ管理計画で使用している捕獲用の罠だが、実はこの罠が、本来守るべき希少種であるアマミノクロウサギやアマミトゲネズミ、ケナガネズミ、そして国の天然記念物であるルリカケスなども捕らえてしまっていることがわかった。しかも、その中には死んでしまった例もある。この罠は捕獲用と言いながらも、かなりぞんざいな使われ方をしているのだ。

 2019年8月に行われた「奄美のノネコ問題院内集会」(参議院議員会館にて)指摘された内容によれば、前述の希少種は150頭以上誤捕獲され、高温多湿という劣悪な環境に水や食料が与えられないまま24時間以上放置されていたというのだ。

 しかもこの捕獲活動は、違法行為でもあった。公益財団法人どうぶつ基金が調査したところによると、罠である捕獲器は、道路占有許可及び道路使用許可を得ずに旧国道58号線上に設置されて道路を占有していた。また、罠である捕獲器の内部は54度を超え熱中症や脱水により死ぬ可能性があり、雨が吹き込めば低体温症になる可能性が高い。

 となれば、ノネコ以外の動物(がほとんどのようだが)については動物愛護法44条違反となる。動物愛護法(動物の愛護及び管理に関する法律)の第44条には「愛護動物をみだりに殺し、又は傷つけた者は、二年以下の懲役又は二百万円以下の罰金に処する。」とある。

 そして「愛護動物」とは、第44条の4に「一 牛、馬、豚、めん羊、山羊、犬、猫、いえうさぎ、鶏、いえばと及びあひる」「二 前号に掲げるものを除くほか、人が占有している動物で哺乳類、鳥類又は爬は虫類に属するもの」と説明されている。

 つまり、ノネコ以外の猫が含まれるのだ。

ここまでして猫を3000匹も殺処分する理由
 さて、以上のように、どうにも説明がつかない猫の殺処分について、公益財団法人どうぶつ基金とNPO法人ゴールゼロ、そして福岡大学評議員・教授の山崎好裕氏らが2019年4月11日に『「奄美大島における生態系保全のためのノネコ管理計画」(2018~2027年度)の見直しと猫3000頭捕獲・殺処分の中止に関する要望書』を環境大臣原田義昭、財務大臣麻生太郎、鹿児島県知事三田園訓、および奄美5市町村長宛てに提出した。

 詳しい内容はプレスリリースを参照していただきたいが、気になる部分があったので以下に抽出する。

 まず、ノネコ管理計画を中止すべきである理由は、すでに本稿で触れてきたこととおおむね重複するので省きたい。気になったのは、管理計画に約5億円の税金が投入されるということだ。要望書では財政逼迫のおりに税金を使うべきではないという主旨で用いられた金額だが、そこは私は興味がない(この国の仕組み上、財政逼迫などあり得ないからだ)。

 問題は、約5億円が投入されるということは、そのお金を受け取る者がいるということだ。その者について、同書では「実験用のニホンザルを提供していた株式会社の後身の会社」と表現している。

 「週刊文春」は、ノネコ管理計画は世界遺産登録を目指す自治体と環境省の思惑によるものだと示唆していた。しかし、この要望書からは違った面が見えてこないだろうか?

 最後に、この問題を提起して筆を置きたい。24年前の1995年。奄美大島の住民たちは、アマミノクロウサギを原告として、ゴルフ場建設に反対して、県に森林開発の許可の取り消しを求める訴訟を起こした。山や森が削られるからだ。アマミノクロウサギを守るために殺処分されるべきは、猫なのだろうか。

旭日旗の東京オリンピック持ち込み容認は何を意味するか?

 旭日旗をめぐる問題が紛糾している。

 現在行われているラグビーワールドカップにおいては、会場内で旭日旗の模様をした鉢巻きをしている観客がいることや、旭日旗のデザインを用いた映像や案内板が製作されているとして、韓国の誠信女子大学教養学部であるソ・ギョンドク教授がワールドカップ主催側に抗議する構えを見せているという。

 開催を来年に控える東京オリンピック・パラリンピックにおいても問題が噴出している。2020年東京オリンピック・パラリンピック組織委員会が旭日旗の持ち込みを認める方針を示し、政府もそれにお墨付きを与えたのだ。

 9月3日、組織委員会は<旭日旗は日本国内で広く使用されており、旗の掲示そのものが政治的宣伝とはならないと考えており、持ち込み禁止品とすることは想定していない>との方針を打ち出した。

 その決定に安倍政権の閣僚たちも続々と続く。5日の会見では菅義偉官房長官が組織委員会と同様の回答を行っている。

 12日には、橋本聖子オリンピック・パラリンピック担当大臣も会見のなかで<旭日旗が政治的な宣伝になるかという部分に関しては、私自身は決してそういうものではないと認識している>と語り、旭日旗の会場持ち込みを容認する方針を示した。

サッカーの国際試合で旭日旗の持ち込みは禁止
 旭日旗は帝国陸軍の軍旗、帝国海軍の軍艦旗として使用されたものであり、中国や韓国などからは大日本帝国や軍国主義の象徴であるとして認識されていることは紛れもない事実だ。

 それに対して、安倍政権や、政権を支持する保守層は旭日旗の持ち込みに対して「政治的な宣伝にはならない」と強弁している。

 しかしそもそも、「日本が旭日旗をどのように捉えているか」ということは問題ではない。この問題は、「中国や韓国がどう捉えるか」がすべてだからだ。

 旭日旗をめぐっては、2017年4月、アジアチャンピオンズリーグにおける水原三星と川崎フロンターレの試合において騒動があった。この試合で川崎サポーターが旭日旗を出したのだ。警備によってすぐに没収されたようだが、水原サポーターの怒りはおさまらず、スタジアムは緊迫した状況になった。

 結果、アジア・サッカー連盟は、川崎フロンターレに対して1年間の執行猶予付きで、アジア・サッカー連盟が主催する大会のホーム1試合を無観客で開催する処分と、罰金1万5000ドルを課した。

 『サッカーと愛国』(イースト・プレス)などの著書をもつライターの清義明氏はウェブサイト「フットボールチャンネル」のなかで、FIFAの規約のひとつ「スタジアム安全警備規定」第60条二項では「挑発・攻撃的行為の禁止」として<試合主催者は、地元の警察当局と連携しながら、スタジアムやその近辺で、サポーターが挑発や攻撃的行為を行わないようにしなければならない。例えば、選手や審判、相手チームのサポーターが許容できないレベルの挑発や攻撃的なヤジや差別行為、さらには攻撃的、挑発的な内容を含んだ横断幕や旗などもこれに含まれる>といった文言があると指摘。

 ゆえに、<旭日旗は「国際的に認められた旗」で「軍事的なシンボルではない」ので問題はないはずだという主張もみられるが、この意見が妥当かどうかは関係なく、それ以前に相手に対する挑発的行為ということになる>と、この問題を解説している。

 繰り返しになるが、日本が旭日旗をどう捉えているか、旭日旗を掲げる人間がどのような思想かにかかわらず、中韓に対して旭日旗は“攻撃的、挑発的な内容を含んだ横断幕や旗”になるのだ。

 これはサッカーだけの話ではない。日本側の主張はどうあれ、国際社会が旭日旗を軍国主義のシンボルとして認識しているのであれば、それを競技場で掲げる行為は政治的な意味を持たざるを得ない。

オリンピックは「ナショナリズム」ではなく「平和」の祭典であったはず
 いま改めて考えたいのは、「オリンピック」というものは「平和の祭典」ではなかったか?ということだ。

 「オリンピック憲章」のなかにある「オリンピズムの根本原則」では、このように書かれている。

<オリンピズムの目標は、スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てることにあり、その目的は、人間の尊厳保持に重きを置く、平和な社会を推進することにある>

 オリンピックはスポーツを通じて「平和」を築くために行われてきた。

 オリンピックの舞台で、過去の侵略戦争を象徴するものであるとして嫌悪感を示す国のある「旗」を掲揚することが、その目的に反するものであることは言うまでもない。

 ただし、その嫌悪感はもちろん日本政府も認識している。事実、2008年の北京オリンピックでは日本大使館が会場に旭日旗を持ち込まないよう呼びかけていた。

 一転して2020年東京オリンピックでは、菅官房長官や橋本オリンピック担当大臣が旭日旗の持ち込みを認めた。これは国際平和に寄与する振る舞いではなく、「ナショナリズム高揚」にスポーツを利用することに他ならない。<スポーツを人類の調和のとれた発達に役立てること>という、オリンピックを開催する目的とはほど遠いのではないか。

 「オリンピズムの根本原則」を理解できない国にオリンピックを開く資格はないだろう。これ以上オリンピックを「愛国」のために利用するのであれば、即刻、返上してほしい。

『PRODUCE 101 JAPAN』第一回レビュー 素人男子たちの熱きバトルに魅了される!

 韓国の人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』の第一回が9月25日にTBS系で放送された。テレビ放送の際はかなり内容が省略されていたようだが、26日には完全版と言える内容をGYAOで見ることができた。

 その内容は韓国で放送されていた『PRODUCE 101』シリーズを踏襲したもので、101位までの順位が付けられたイスに座るシーンや、厳しいトレーナーによってA~Fまでのランク分けがされるシーンなど恒例の場面が多々。『PRODUCE 101』シリーズを見ていた人にとってはおなじみのイベントが満載だった。

 韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』を見ていない人でも、かつての人気オーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)や、EXILEボーカリストオーディションのドキュメンタリー番組などに馴染みがあれば、スッと入っていける世界観だろう。

 放送前には、司会のナインティナインがデビュー候補の練習生にセクハラ発言を放ったという観覧参加者のツイートも話題になっていたが、今回の放送では練習生本人たちと練習生たちに指導するトレーナーの発言の分量が多く、大きな問題があると感じられる発言は見受けられなかった。件の収録は第3話以降の放送分になるようだ。

Aランクに入った3人の魅力
 今回の練習生は「事務所に所属していない」ということが応募条件で、アイドルとしての活動経験がある練習生から歌やダンスは未経験という練習生までいる。全員がどこかの事務所に所属していた韓国版の『PRODUCE 101』シリーズよりも練習生の実力の幅が大きい。

 A~Fにレベル分けされるパフォーマンス評価では、やはり経験者の方が比較的高い評価を受けていると感じた。

 今回の放送分で、最高評価のAランクに入ったのは、事前に公開されていた「ツカメ~It’s Coming~」パフォーマンス動画でセンターポジションを務めていた川尻蓮と、高校生ながらダンスのインストラクターも務めている豆原一成、芸能活動経験のある林龍太。

 川尻蓮は全員がバックダンサーの経験を持つ「UN Backers」の一員としてGOT7の「MY SWAGGER」を披露。激しく踊りながらも歌声は安定しており、表情の作り方も上手く、文句なしに見入ってしまった。第一回の投票結果も1位だったが、これまで『PRODUCE 101』シリーズのテーマソングでセンターを務めたメンバーは全員最終デビューメンバーに選ばれているため、彼がデビューメンバーに入れるかどうか、気になるところだ。

 豆原一成は田園風景を自転車で走るシーンや、これぞ実家の子供部屋といった素朴な雰囲気の部屋で夢を語るシーンなど、特別なVTRが用意され、制作陣の期待がかけられている様子だった。三浦大知の「EXCITE」を披露したが、期待に違わずダンスの実力は抜群で、1人チームであるにも関わらずステージの余白を感じさせない。歌も抜群、とまではいかなかったが、トレーナーはポテンシャルを感じたようで、A評価をもらっていた。

 「SmileMAGIC」の一員としてAAAの「MAGIC」を披露した林龍太は過去芸能活動の経験があり「役者としての仕事が増えつつあったがアーティスト活動を続けたい」と応募したきっかけを語っていた通り、パフォーマンスの実力はもちろん、歌への情熱が高く評価されA評価だった。

歌・ダンス以外の魅力を持つ面々
 トレーナーは歌・ダンスの能力だけでなく「魅せる力」や「態度」、「情熱」も厳しくチェックしていた。

 Alexandrosの「ワタリドリ」を披露した「シックスパックス」の3人は、6つに割れた腹筋と明るいキャラクターを見せつけて会場を沸かせ、全員が「B」評価だった。

 高校生のみで構成され、嵐の「Love So Sweet」を披露した5人組「Team DK」のパフォーマンスの実力はそれほど高くないと感じたが、とにかくメンバーみんなが可愛くて目が離せない。ナインティナインも「可愛らしかったですよ」と魅了されていた。

 アイドルとして人気を獲得するには歌・ダンス以外の能力も重要なのだと思い知らされたパフォーマンスだった。

 第一回の放送は、韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』にも出演していた上原潤のパフォーマンスが始まるところで終わった。前シリーズの『PRODUCE 101 X』では序盤で脱落してしまった彼の再びの挑戦が気になるところだ。

『PRODUCE 101 JAPAN』第一回レビュー 素人男子たちの熱きバトルに魅了される!

 韓国の人気サバイバルオーディション番組『PRODUCE 101』の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』の第一回が9月25日にTBS系で放送された。テレビ放送の際はかなり内容が省略されていたようだが、26日には完全版と言える内容をGYAOで見ることができた。

 その内容は韓国で放送されていた『PRODUCE 101』シリーズを踏襲したもので、101位までの順位が付けられたイスに座るシーンや、厳しいトレーナーによってA~Fまでのランク分けがされるシーンなど恒例の場面が多々。『PRODUCE 101』シリーズを見ていた人にとってはおなじみのイベントが満載だった。

 韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』を見ていない人でも、かつての人気オーディション番組『ASAYAN』(テレビ東京系)や、EXILEボーカリストオーディションのドキュメンタリー番組などに馴染みがあれば、スッと入っていける世界観だろう。

 放送前には、司会のナインティナインがデビュー候補の練習生にセクハラ発言を放ったという観覧参加者のツイートも話題になっていたが、今回の放送では練習生本人たちと練習生たちに指導するトレーナーの発言の分量が多く、大きな問題があると感じられる発言は見受けられなかった。件の収録は第3話以降の放送分になるようだ。

Aランクに入った3人の魅力
 今回の練習生は「事務所に所属していない」ということが応募条件で、アイドルとしての活動経験がある練習生から歌やダンスは未経験という練習生までいる。全員がどこかの事務所に所属していた韓国版の『PRODUCE 101』シリーズよりも練習生の実力の幅が大きい。

 A~Fにレベル分けされるパフォーマンス評価では、やはり経験者の方が比較的高い評価を受けていると感じた。

 今回の放送分で、最高評価のAランクに入ったのは、事前に公開されていた「ツカメ~It’s Coming~」パフォーマンス動画でセンターポジションを務めていた川尻蓮と、高校生ながらダンスのインストラクターも務めている豆原一成、芸能活動経験のある林龍太。

 川尻蓮は全員がバックダンサーの経験を持つ「UN Backers」の一員としてGOT7の「MY SWAGGER」を披露。激しく踊りながらも歌声は安定しており、表情の作り方も上手く、文句なしに見入ってしまった。第一回の投票結果も1位だったが、これまで『PRODUCE 101』シリーズのテーマソングでセンターを務めたメンバーは全員最終デビューメンバーに選ばれているため、彼がデビューメンバーに入れるかどうか、気になるところだ。

 豆原一成は田園風景を自転車で走るシーンや、これぞ実家の子供部屋といった素朴な雰囲気の部屋で夢を語るシーンなど、特別なVTRが用意され、制作陣の期待がかけられている様子だった。三浦大知の「EXCITE」を披露したが、期待に違わずダンスの実力は抜群で、1人チームであるにも関わらずステージの余白を感じさせない。歌も抜群、とまではいかなかったが、トレーナーはポテンシャルを感じたようで、A評価をもらっていた。

 「SmileMAGIC」の一員としてAAAの「MAGIC」を披露した林龍太は過去芸能活動の経験があり「役者としての仕事が増えつつあったがアーティスト活動を続けたい」と応募したきっかけを語っていた通り、パフォーマンスの実力はもちろん、歌への情熱が高く評価されA評価だった。

歌・ダンス以外の魅力を持つ面々
 トレーナーは歌・ダンスの能力だけでなく「魅せる力」や「態度」、「情熱」も厳しくチェックしていた。

 Alexandrosの「ワタリドリ」を披露した「シックスパックス」の3人は、6つに割れた腹筋と明るいキャラクターを見せつけて会場を沸かせ、全員が「B」評価だった。

 高校生のみで構成され、嵐の「Love So Sweet」を披露した5人組「Team DK」のパフォーマンスの実力はそれほど高くないと感じたが、とにかくメンバーみんなが可愛くて目が離せない。ナインティナインも「可愛らしかったですよ」と魅了されていた。

 アイドルとして人気を獲得するには歌・ダンス以外の能力も重要なのだと思い知らされたパフォーマンスだった。

 第一回の放送は、韓国で放送された前シリーズの『PRODUCE 101 X』にも出演していた上原潤のパフォーマンスが始まるところで終わった。前シリーズの『PRODUCE 101 X』では序盤で脱落してしまった彼の再びの挑戦が気になるところだ。

嵐・二宮和也の禁煙は成功する? 芸能界の禁煙成功者たちの禁煙メソッド

 嵐の二宮和也が“禁煙”していると、「週刊女性」2019年10月1日号(主婦と生活社)が伝えている。記事よると、二宮はヘビースモーカーで有名だったというが、ここ最近はタバコを控えているそうだ。ファンからは「禁煙してくれたのは嬉しい」と喜びの声が出ている。

 ただ、最近の二宮の体型が「ふっくら」しているのも、禁煙をしたからだという。本人も体型のことは気にしているようで、先月30日、嵐の全国ツアー「ARASHI Anniversary Tour」の大阪公演のMCで、人間ドックの受診結果で内臓脂肪が基準値を大幅に上回っていたことを明かしている。

 嵐メンバーは全員喫煙者だと言われており、個々のドラマ撮影やNHK紅白歌合戦の際などに複数の芸能記者が喫煙所で彼らを目撃したと証言している。そんな中で禁煙を成功させるのは容易ではないだろうが、是非トライし続けてほしい。

 社会の禁煙および嫌煙志向は年々高まっており、2018年にJT全国喫煙者率調査によると、男性の平均喫煙率は27.8%まで下がっている。なお女性の場合は、8.7%とほぼ横ばいだ。二宮和也のように、禁煙する芸能人も少なくない。

 特に喉が大事な歌手は禁煙の傾向が顕著だ。宇多田ヒカルやaikoは、禁煙成功を報告している。

 

宇多田ヒカルやaikoも禁煙成功者
 シンガーソングライターの宇多田ヒカルは、かつて喫煙者だった。週刊誌に、一服中の写真を撮られ掲載されたこともある。

 だが宇多田ヒカルの父親の宇多田照實氏は今年1月、自身が代表取締役を務め、宇多田ヒカルのマネジメントを行う会社の公式Twitterにて、<宇多田ヒカルはタバコを吸いません。もう1年以上になるかな。ご心配なく>とツイート。照實氏は、宇多田ヒカルの咽喉を心配するファンに応答する形でこのようなツイートに至ったようだ。

 同じくシンガーソングライターのaikoも禁煙成功者として有名だ。1998年にデビューしたaikoは、当時はむしろ愛煙家としてファンの間で有名だったのだが、2001年に咽喉を傷めて禁煙。「タバコ問題首都圏協議会」公式サイトによれば、aikoは2002年に「卒煙表彰」を受けている。

 椎名林檎も、2004年に1カ月かけて禁煙したことをラジオで明かしている。さらに、かつては芸能界のヘビースモーカー代表のような存在だった和田アキ子も、イチローやカンニング竹山の叱咤激励で禁煙に成功したという。

 そのほか、ダウンタウンの松本人志は禁煙パッチで禁煙に成功し、有吉弘行は2013年にTwitter上で禁煙宣言を行い、その後数日間は禁断症状を頻発するも、10日ほどで禁煙に成功している。

 また、朝の情報番組『スッキリ!』(日本テレビ系)でMCを務めるようになって以来、もはや芸人というよりもご意見番のような立ち位置と化した極楽とんぼ・加藤浩次は、今年4月に50歳を迎えたことを機に禁煙宣言。

 ただ、生放送である『スッキリ!』のオンエア終了後、喫煙所で一服するのが習慣になっている加藤は、これまでに何度か禁煙を試みるも挫折しており、周囲は半信半疑のようだった。加藤浩次が50歳の誕生日を迎えてそろそろ5カ月が過ぎるが、禁煙は継続しているのだろうか。

体罰禁止の理解はなぜ進まない?「自分の過去を否定したくない」の声

 9月18日に最終回を迎えた『梅沢富美男のズバッと聞きます!』(フジテレビ系、以下『梅ズバ』)。この日は2時間に渡る生放送で、梅沢をはじめとする“昭和世代”とみちょぱこと池田美優ら“平成世代”による、社会問題についての徹底討論が行われた。

 ハラスメント、あおり運転などのテーマがあったが、中でも「子育てに親の体罰は必要?」の議論は興味深いものだった。

 番組放送の前日である9月17日、東京都目黒区で船戸結愛ちゃん(当時5歳)が両親の虐待によって死亡したとされる事件で、結愛ちゃんの母親で保護責任者遺棄致死の罪に問われていた船戸優里被告に、懲役8年(求刑懲役11年)の実刑判決が東京地裁で言い渡された。事件当時は優里被告も結愛ちゃんの継父で夫の船戸雄大被告からDVを受けていた。

 この目黒虐待死事件の母親の判決について、吉田明世アナウンサーから感想を聞かれた梅沢は、「あのお母ちゃんに対する憤りってのはもっともっと強いんだけど」と憤りをあらわにし、継父の暴力から結愛ちゃんを守れなかった母親を強く批判した。

<(公判で優里被告は)自分が被害者みたいな気持ちになって色んなこと言っていたよね>
<子どもを守んなきゃ! それもできないやつが何が被害者なんだよ! お前立派な加害者だろ!>
<何で守ってあげられなかったんだよ!>
<人間じゃないね。それで8年。軽いような気がする。あの子の命は帰ってこないんだからね>

 一方、宮根誠司は<まず、本当に旦那さんが怖かったら逃げるシェルターみたいなところを教えてあげるとか、もっといっぱいつくるとかしてあげなきゃいけない>とDV被害者支援の必要性を挙げていた。

 目黒の虐待事件の影響もあり、今年6月には、親から子どもへの体罰禁止を盛り込んだ改正児童虐待防止法と改正児童福祉法が参院本会議で可決、成立した。2020年4月から施行予定だ。暴力や暴言による教育が子どもの健全な成長の妨げになるということも、科学的に証明さているが、それでも「躾としての体罰は必要だ」という意見は少なくない。

 『梅ズバ』が行った街頭インタビューでも、40代男性2人は「(体罰を)ゼロにするのはよくない」「ちゃんと怒る理由があって自分たちの子どもの将来を思ってやるのであればあってもいい」と意見。子育て中の30代女性2人も、「(体罰禁止は)きつい」「それ(体罰をしない)が一番いいのはわかってるけどできない、自分との戦い」と語っていた。

 なぜ体罰禁止に頷くことが出来ないのだろうか。

長嶋一茂「自分の過去を全部否定するみたいで嫌なわけ」
 スタジオでも、長嶋一茂と東国原英夫は親から子どもへの体罰を必要と主張した。長嶋は、親の体罰と学校の教師・指導者からの体罰は、分けて考えるべきだと説明。自身は体罰を受けて育ったが、「心に傷なんか負っていない」という。

<僕はたくさん殴られましたけれど、心に傷なんか全く負っていないし>
<俺なんてグラウンド立っていて『お前体がでかいから』って言ってボコって殴られたような時代>
<そういう時代のこと、俺は否定はしたくないんだよ。自分の過去を全部否定するみたいで嫌なわけ>

 しかし一方で、親の体罰は必要としつつも教育現場での体罰禁止には理解を示した。

<でも、時代は変わってて、今はそういうものじゃないと思っている。やっぱりコーチ・監督と選手…いわゆる強者と弱者、教えるほうと教えられるほうのスタンスってフィフティフィフティだと思うの。やっぱり同格に考えてお互いにリスペクトしながら、教えるほうも教えられるほうもお互い何かを吸収し合える関係性が一番だと思っている>

体罰禁止が成功している国もある
 “平成世代”の出演者でカリスマ美容師だという米田星慧は、親でも学校の教育でも「断固として暴力には絶対的に反対」「それはもう何をしても、少しお尻を叩くだけでも絶対にダメ」だと訴え、「『将来を考えて殴る』は教育としてありえない! 言葉で理解させる説得力を持て」と主張した。

 米田は暴力に反対する理由を2つ挙げた。ひとつは、『ぶたれたらダメなんだな、ぶたれるまではいいんだな』という考えがついてしまうこと。もうひとつは、ここで暴力による体罰を止めない限り、次の世代へも暴力が連鎖していくからだという。

 米田の証言を裏付けるように、東大工学部のナゾトキタレント・松丸亮吾は、親の暴力が子どもに連鎖することが調査で分かっているというエビデンスを紹介。また、スウェーデンなど他国で体罰禁止をした結果、親の暴力は1%まで下がり、暴力なしで子どもを教育する研究がどんどん盛んになったと説明し、体罰肯定派の出演者を唸らせた。

 また、昭和世代ではあるものの、国際弁護士の八代英輝も暴力不要を唱える。八代弁護士は暴力による教育を受けたことで自分の中に“傷”が残っているといい、自分の子どもは暴力を振るわずに育てたそうだ。その結果、まっとうな大人に成長し、「18年かけて暴力は不要だということを実証できた」と振り返った。

 改正児童虐待防止法を受け入れがたい人は、単純に「躾として暴力は必要」という考えだけでなく、「漠然とした不安」や「自身の育った環境を否定したくない」という複雑な思いがあると考えられる。

 しかし番組で紹介されたように、暴力や暴言は子どもの脳に深刻なダメージを与えるということが科学的に証明されている。福井大学教授の友田明美氏が、アメリカのハーバード大学で18~25歳の男女約1500人を対象に行った研究によると、子供時代に体罰を経験した人はそうでない人と比べて、感情や思考をコントロールする脳の「前頭前野」の容積が萎縮していたという。

 子どもの心身を傷つける「躾」「教育」など、本当に必要だろうか。私たちは、暴力なしで子どもを教育する術を学ばなければいけない。

「小室圭バッシング」は皇室主導だった 美智子さまや雅子さまへのバッシングと同じ「皇室タブー」の構造

 秋篠宮家の長女・眞子さまと小室圭さんの結婚延期騒動は収束の兆しも見えぬまま長期化している。

 眞子さまと小室圭さんの婚約内定をNHKがスクープしたのは2017年5月のこと。あれから2年半近くの時が経ったが、週刊誌ではいまでもこのトラブルをめぐる記事が毎週のように掲載される状況が続いている。

 しかし、時計の針を元に戻せば、そもそも二人は国民に祝福されていた。NHKが婚約をスクープした直後には小室圭さんが「海の王子」と呼ばれて人気を集めていたのはまだ記憶に新しい。

 その雲行きが変わり始めたのは「週刊女性」(主婦と生活社)2017年12月26日号が、「眞子さま嫁ぎ先の“義母”が抱える400万円超“借金トラブル”!」という記事を載せてからだ。

 この記事をきっかけに、小室圭さんの家柄を批判的に報じる報道が相次ぐ。その論調はだんだんとエスカレートし、小室圭さんに対する個人攻撃のような報道や、留学先のプライベートを侵害するようなメディアスクラムまで行われた。

 『皇室タブー』(創出版)を出版した雑誌「創」編集長・篠田博之氏は、この結婚延期騒動をめぐるメディア状況を見ていくと、皇室報道に関してメディアが抱える根本的な問題点が浮かび上がると指摘する。

 そして、この件に関しては1993年に起きた美智子さまバッシングや、その後に起きた雅子さまバッシングとよく似た構図が繰り返されているという。メディアが抱える問題とはいかなるものなのか。話を聞いた。

 

【篠田博之】
1951年、茨城県生まれ。1981年より月刊誌「創」(創出版)の編集長を務める。メディア批評を専門とし、著書に『増補 ドキュメント死刑囚』『生涯編集者』『「有害」コミック問題を考える』『差別表現を考える』などがある(共著含む)。日本ペンクラブ言論表現委員会副委員長、東京経済大学大学院講師も務める。

小室圭さんはそんなに悪い人?
──眞子さま・小室圭さん結婚延期騒動に関するメディアの動きに関してどのように感じていらっしゃいますか?

篠田博之(以下、篠田) 週刊誌を中心に、どのメディアも小室圭さんバッシング一色の論調になりましたけど、これだけ意見がひとつに偏ったのは、なかなか珍しいことだなと思いますね。

──確かに、小室圭さんのことを擁護するような報道はこの間ほとんど見ることはありませんでした。

篠田 週刊誌では「小室圭さん=悪」という前提ができあがってしまっている。
でも、よく考えてみると、小室圭さんってそんなに叩かれるような人ではないんですよね。裕福とはいいがたい家で育ちながらも、苦学してエリートの道を進んで頑張っているし、書きようによっては美談になるパターンですらある。あれだけ努力して実績をつくっているんだから。ある意味ではすごい成功物語ですよ。でも、週刊誌が毎週のようにああいう報道をするもんだから、世間ではよく知らずに小室さんのことをとんでもない人だと思い込んでいる人も多くいる。

──おっしゃる通り、書き方ひとつで180度逆の印象にもなる人ですよね、小室圭さんって。しかし、なぜこんな偏った報道になっているのでしょうか?

篠田 そもそも大前提として、いまはそこまででもないんだけど、週刊誌が皇室を扱う際は保守的なスタンスをとる傾向があります。
「週刊新潮」(新潮社)なんかもそうだけど、「皇室タブー」「菊のタブー」を気にしながら書くときに「自分たちは保守派で、伝統を愛するがゆえに苦言を呈するのだ」というエクスキューズをつけてやるわけね。
記事の中に書かれているスキャンダルは、それを取り上げること事態が右翼的な政治思想の人たちから問題視されるような内容であったとしても、あくまで「私たちは皇室を憂いているから取り上げているのだ」というスタンスをとることで逃げ道を担保するわけです。

──なるほど。

篠田 そうなると、自然に記事の立ち位置は保守派に寄っていく。
ただ、それとはまた別に、小室圭さんの問題に関しては、週刊誌のニーズと皇室内部の一部がもつ思惑が一致することで、どのメディアも論調が同じになってしまうということが起きた。

皇室側の情報に頼るしかないメディアが抱える問題
──この間、逆の論調でこの騒動を取り上げるメディアはなかったのですか?

篠田 「女性セブン」(小学館)が「眞子さまの結婚 抵抗勢力の蠢き」(2018年3月8日号掲載)という記事を掲載しています。宮内庁周辺にこの結婚を快く思わない勢力がおり、そうした皇室保守派の思惑が小室さんに関する否定的な情報をメディアにリークしていると示唆した記事でした。これはすごいなと思ったんだけど、こうした論調の記事も続くことはなく、また小室圭さん叩き一辺倒になってしまった。
「女性セブン」は独自の取材をして逆張りをすることで独自性を出そうとしたんだろうけど、この論調では情報が取れなくなったんでしょうね。

──論調が一色に染まる構図がだんだん見えてきました。

篠田 結局のところ皇室報道における情報源は皇室サイドによるものだけなので、そちらに寄り添う論調でないと情報が取れなくなると思うんですね。
皇室を扱う記事では、芸能人のスキャンダルみたいに自分たちで独自取材して切り込んでいくということは、いまのところはあり得ないから。どうしても取れる情報が限られ、それによって記事のトーンが規定されるということ。そもそも新聞・テレビは基本的に宮内庁が発表したものしか報じませんから。
これもある種の「皇室タブー」なんだと思うんです。
海外メディアの報じ方を見ていると、日本の週刊誌などのバッシング報道を批判しているものもあるようだし、比較して見ると、改めて日本の週刊誌は偏り過ぎているなと感じますね。
そして、こういう状況に皆があまり疑問をもたないというのも不思議です。

過去に起きたバッシングとの類似点
──『皇室タブー』を拝読していると、眞子さま・小室圭さん騒動と似た構図をもつ問題として、1993年の美智子さまバッシング、そしてその後に噴出した雅子さまバッシングとの類似が指摘されています。

篠田 よく似た構造ですね。美智子さまバッシングの場合「社会に向けて開かれた皇室」という新しい時代の皇室のあり方に皇室内の保守派から批判が出た。雅子さまバッシングに関しては、「公務よりも家族を優先している」という生き方への批判がバッシングの原因だった。
そして今回は「結婚は個人の自由」という近代的な価値観に対して抵抗する力が働いているわけです。

──皇室の近代化に批判的な考えをもつ保守派が情報を流し、メディアが丸乗りするかたちになっているわけですか?

篠田 近代化しようとする変化に反発する皇室内部によって情報がリークされていることは、別々の雑誌が同時期にまったく同じ話を載せたりすることからもわかります。
美智子さまバッシングのときは「元侍従が勲章を辞退した」「陛下がお車での移動中の信号調整を止めたがっており、警備上の問題などから周囲が困惑している」といった、まったく同じ証言が複数の雑誌に載っていました。
あと、夜中にインスタントラーメンを食べているなんていう話も当時出ていましたが、これも内部情報でしかあり得ない証言です。
先ほど述べた通り、もともとメディアは保守派に立つ傾向がありますが、それに加え、週刊誌というものはこういう具体的な情報があると喜んで載せてしまうものだから、ますますそちらに流されてしまう。

──メディアがいっせいに美智子さまバッシングに走った結果、美智子さまは倒れられ、そこで論調が180度変わるわけですが、そこまでのメディア状況は眞子さま・小室圭さん騒動と似た構図ですね。

篠田 それは、あれから25年以上経っても、日本のメディアがこういった種類の皇室タブーから自由になれていないということだと思うんです。

眞子さま・小室圭さん騒動の今後
──最後に話は眞子さま・小室圭さん騒動に戻りますが、この問題は今後どうなっていくと思われますか?

篠田 ここ最近、週刊誌を読んでいて感じるのは、この騒動に関する情報が明らかに薄くなっているんですよね。
ということは、皇室側もこの結婚延期騒動について色々と考える部分があるんでしょうね。バッシングが盛り上がっていたときは「このまま破談までもっていこう」みたいな意識だったのかもしれないけれど、その辺もいまでは少し違ってきているかもしれない。
この間のエスカレートした報道を見て、皇室側も情報が流出していくことによるマイナス面も認識しただろうから、結果的には一時期ほど匿名の宮内庁関係者があちこちの週刊誌に話しまくることもなくなった。また小室圭さんが行っている大学からも一時ほど学友たちのコメントが出なくなった。それぞれの思惑に応じてある種の情報規制が働いていると思います。
だから、いまは関係者の間で、どこに落としどころを見出すかというのを模索しているのかもしれません。

 

篠田博之『皇室タブー』(創出版)
1980年代から眞子さま・小室圭さん結婚延期騒動に至るまでの「皇室タブー」「菊のタブー」をめぐる事件を振り返り、メディアにおける皇室報道はどのように変化していったかがまとめられている。

NGT48はなぜ、寮内でのメンバーと男らの密会を頑なに認めないのか

 20日、NGT48メンバーの加藤美南に対して、SNSのダイレクトメールを通じて脅迫的なメッセージを送った犯人が逮捕されていたことが分かった。NGTでは5月にも、荻野由佳を「殺す」と脅迫したとして、男が逮捕されている。

 NGT48は公式サイト上で、加藤美南について<危害を加える等のメッセージが送られていたことに関しまして、従前より警視庁に被害の相談をしておりましたが、過日、容疑者が逮捕されましたことをご報告いたします>と報告。他のメンバーに対しても脅迫や誹謗中傷が送られてきているとして<警視庁へ随時ご相談をさせていただいております>としている。

 NGT48は今年1月、元メンバー山口真帆への暴行事件が発覚し、大騒動に発展。あれからおよそ8カ月が経ち、山口がグループを去った現在においても、グループは信頼回復の途上だ。山口が「悪いことをしているメンバーが不問になる」と涙ながらに訴えたことから、事件への関与が疑われた一部のメンバーたちに対する批判の声は今なお渦巻いている。

 こうしたなかで、NGT48の公式サイトは19日、新潟市内の専用劇場のチケット受付などに顔認証システムを導入することを正式に発表した。来場するファンに対する本人確認の精度の向上を図り、不正防止対策やメンバーのセキュリティの強化が目的とする。今後は、問い合わせ窓口を設置するほか、事前登録を行っていき、10月中をめどに正式導入するという。

 しかし、この顔認証システムの導入に対しても、一部ファンから「的外れ」「ズレてる」という批判が噴出している。NGT48というグループが抱えた問題の根深さは、厄介なファンを劇場から排除すれば万事解決とは言えないと考えられるからだ。

不信感煽った「つながり」の否定
 NGT48のメンバーが寮として住まうマンション内で発生した暴行事件において、被害者の山口真帆は再三にわたって「犯人とつながっているメンバーをNGTから排除してほしい」と訴えてきた。しかし運営側は「犯行教唆したメンバーはいない」の一点張りで、この齟齬は山口がグループを卒業した今もまだ解消していない。

 犯行をそそのかした人物はいないとしても、犯人の男らはマンション内に部屋を借り、複数のメンバーと遊んでいたことを自白している。9月になり「週刊文春」(文藝春秋)は事件発生直後の録音データをweb上に公開したが、そこで犯人の男は警官に、こう言っている。

<そもそもあそこ(編注:NGT48寮のマンション)に複数、彼女(編注:山口真帆のこと)のグループの人たちがいて、その子達と友好的に会ったりご飯食べたりするように、そもそもあそこを一部屋借りてて、それでそもそも出入りが……出入りが、言ってしまえば自分たちの家みたいなのがあったんで、それで普通に入ることができていて、それでまぁその、そもそも自分の持ってる鍵を使って入ったんですけど、それで同様に話せる環境ではあったんで。>

 しかも山口の暴行被害を受けて現場に到着したスタッフは、犯人から<こういうの(編注:マンションでメンバーと密会すること)って、1年以上前から続いてることなんで。>と申告されているにもかかわらず、<別にその辺はどうでもいいんだ。>と遮り、まったく追及していない。まるでスタッフは、男らが寮内でメンバーと会うことを許容しているかのようだ。

 実際、3月に発表された第三者委員会の調査報告書でも、一部のNGTメンバーがこの男らとマンション内で会うなど、私的領域における「つながり」を持っていたことは、具体的な事実として記されていた。そのうえ、一部のスタッフはそれを認識しながら放置していたという。以下は報告書からの引用。

<メンバーとごく一部のファンとの私的領域における接触、いわゆる「つながり」については、前支配人あるいはマネージャーが一定の範囲で認知していた(他のメンバーから伝え聞いた場合なども含む。)と思われるところ、1件については、調査は行ったようであるが正式な処分はなされていないし、それ以外の事案については、積極的に調査や対応を行っていた形跡は認められない。>

<残念なことに、NGTのマネージャーの中には、自らにそのような役割が求められていることを明確に意識していない者がいるようにも見受けられた。そのため、メンバーから、他のメンバーがファンと私的領域で接触していると相談された場合、「証拠がない」などとしてこれに取り合っていなかったことや、メンバーからファンとの私的領域での接触を告白されていたにもかかわらず、マネージャーは何も対処しなかったことがあった。その結果、メンバーの中にはマネージャーに相談しても何も解決しないと考える者が存在していた。>

 

 NGTメンバー全42人(当時)中12人が、ファンとの「つながり」を持っていたことも判明している。ただし、不倫など不適切な男女交際はなかったため、責任は管理不行届きの運営にあるとして、メンバーの解雇はなかった。それどころか、熱愛発覚時の定番となっている「ファンへの謝罪」もない。

 犯人の男たちが認めようと、第三者委員会の調査報告があろうと、NGT側はマンション内でのメンバーと男らの密会を認めたくはないらしい。

 調査報告書が公開された翌日、NGT48を運営する株式会社AKSの責任者らが会見を開いたが、当時の取締役・松村匠氏は、「私的なファンとの『つながり』は、道端で挨拶を交わすこともその範疇に含まれる」などと、報告書とは異なる説明を披露。

 これに山口真帆が反応し、自身のTwitterを駆使して<報告書に記載もないのに繋がりには挨拶も含まれるというのは勝手な解釈です。(略)証拠がないと仰っていますが、犯人グループとの交際を認めたメンバーもいます>などとリアルタイムで反論。会場の記者から指摘された松村氏は、しどろもどろになりながらも「勝手な解釈だった」と訂正した。

 さらに5月、早川麻衣子劇場支配人はTwitterで、独自調査におけるメンバーの自己申告の結果、ファンの「つながり」とは<TwitterでDMを返した>程度のものであったなどとして、<処分しようにも全く証拠がありません>としている。

 こうなってくると、第三者委員会を設けて調査報告書の作成した意味も、あってないようなものである。

 せめて、メンバーとファンとの不適切な「つながり」があったこと、そして運営がそれを黙認していたということを「事実」としてあらためて認めることは出来ないのだろうか。あるいは、犯人が事件直後にスタッフや警官に話した内容、そして第三者委員会の調査報告書の内容が事実と異なるというなら、曖昧に誤魔化さず、証明すべきではないのだろうか。