串焼きの刑に、水攻め……中国当局による少数民族への拷問動画が流出

 新疆ウイグル自治区で日常的に行われているウイグル人など少数民族への弾圧をトルコが「人類の大きな恥だ」と非難し、事実上の強制収容所である再教育施設の閉鎖を求めたことに対し、中国側は虚言であると反論。両国関係が悪化する事態に発展しているが、トルコの主張を裏付けるような動画が流出したのだ。

 台湾メディア「自由時報」(2月10日付)によると、その動画は、同自治区を脱出してトルコにたどり着いた東トルキスタン人がFacebookに投稿したもの。囚人服のような青い服を着せられ、顔には黒い布袋をかぶされた男性が、拷問器具 に固定されている。監視員が「お前は規則違反を犯したから罰を受けるんだ。開始!」と言うと、固定された男性が串焼きのように回転を始める。たまらずにうめき声を上げるが、監視員が「お前はまだ違反するのか!? おい、もっと速く!」と器具を操作している男に呼びかけると、回転のスピードが上がった。

 この動画に対し、華人からは「まるで焼き 肉みたい」というのんきなコメントも見受けられたが、トルコ人などイスラム系民族からは「アラーは間もなく彼らを滅ぼすだろう」「中国を破滅させるための超自然的な力が欲しい」といった感情的なコメントが殺到。対中感情が急速に悪化している。

 中国当局による拷問は、これだけではない。「BBC中文」(同12日付)によると、過激思想を理由に数カ月にわたり再教育施設に収容されていたことがあるカザフ人のOrynbek Koksybek さんは、そのうちの7日間が特にきつかったと振り返る。手足を拘束された状態で穴の中に立たされ、水責めを受けたというのだ。しかも、季節は冬。当地では、氷点下10度を下回ることも珍しくない。死人が出てもおかしくない状況であり、これは再教育施設ではなく、強制収容所だ。Orynbek さんは「中国の目的はカザフの中国化で、民族そのものを消滅させようとしている」と危機感を募らせる。

 少数民族弾圧を阻止するためには、国際社会の団結が求められる。

少数民族出身で初の快挙! 中国芸能界”注目度No.1”のエキゾチック美女って!?

 中国の大手インターネットメディア「テンセント」が、2018年にネットで注目された芸能人ランキングを発表。女優のディリラバ(迪麗熱巴)が女性部門の1位に輝いた。

 ディリラバは、新疆ウイグル自治区のウルムチ市出身の26歳。彫りの深いエキゾチックな顔立ちと、身長168㎝、体重47kgという抜群のスタイルを武器に、モデルや女優として活躍している。男女問わず支持されており、中国のサッカーチームでプレーする、元ブラジル代表のアレシャンドレ・パトの“お気に入り女優”として、海外でも話題になった。

 彼女の中国版Twitter「微博」公式アカウントのフォロワー数は6,000万人を超え、レディー・ガガのTwitterのフォロワー数にも迫る勢いだ。

 彼女は上海戯劇学院を卒業後、2013年に地元新疆のテレビドラマで女優デビュー。15年放送のドラマ『克拉恋人』で人気を集めた。その後も話題作に出演し、全国区の人気を獲得していく。18年には、中国のテレビ番組に関する賞『中国電視金鷹奨』で、観客賞と女優賞をダブル受賞した。

 ちなみに、少数民族出身の芸能人が中国の人気ランキングで1位になるのは異例なこと。中国の主要民族である漢族が芸能界でも大部分を占めており、制作されるドラマや映画でのメインキャストは基本的には漢族であることが多い。結果的に、人気の俳優も漢族がランキング上位となりやすい。そんな中でのディリラバの1位は、ある意味、快挙なのだ。

 中国の芸能界に詳しいライターは、ディリラバの人気の背景についてこう見る。

「以前はドラマや映画がヒットすることで、演じた役柄を通じて女優たちは人気を獲得していましたが、今はSNSに自撮り写真をアップしたりすることで、知名度を上げています。彼女の顔は立体的な美しさで特徴があるし、覚えやすい。SNSなしでは、ここまで人気を獲得できなかったはず」

 中国ではこの数年、グーリー・ナーザー(古力娜扎)やトン・リーヤー(佟麗婭 )など、新疆ウイグル自治区出身の女優が人気を集めている。

 中央政府による漢民族との同化政策が強められている同自治区だが、彼らの活躍がウイグル族の地位向上につながることを期待したい。