【アラサー一人暮らし】賃貸物件へ引っ越し前に! 部屋探しのコツ&ポイントを住まい・防犯・風水のプロが伝授

 住居・防犯・風水のプロが「アラサー女性一人暮らし」に最適な部屋をジャッジ。“物件三銃士”が認める理想の住みかは見つかるのか――!?

「コンクリート打ちっぱなし・角部屋・コンビニ徒歩3分」“好条件”物件に落とし穴が!?

 「おしゃれ物件」の定番といえば、コンクリート打ちっぱなしの壁! 誰もが一度は憧れる物件ですが、「冬は寒く、夏は暑い」とも聞きます。それでも人気が高いってことは、これはウワサに過ぎないってこと? それとこの物件は、クローゼットが洋室から離れていて、生活動線に難がありそう。玄関・水回りの近くに収納があるのも気になるし……。セキュリティがしっかりしているので女性の一人暮らしに良さそうですが、物件三銃士のみなさんはどう思いますか!?

■物件三銃士の総合評価 10点/15点

「ロフト付き・メゾネット・管理人常駐」物件……この中で“不要”な条件は?

 部屋を探していると、どんな地域・条件でも出てくるのが「ロフト付き物件」。収納スペースとしても、寝室としても使えて、すごく便利に見えます。でも、実際には物を上げ下げするのが大変そうだし、淀んだ空気も溜まりそう……。この物件は、クローゼットに十分な大きさがあるし、約6帖とそこまで狭くない。ロフトって、本当に必要でしょうか? また、メゾネットタイプの物件なので、防犯・騒音が気になります。都心部から離れていることもあって、家賃が安く魅力的だったのですが、この部屋ってぶっちゃけどうですか?

■物件三銃士の総合評価 6点/15点

ミニマリストに大人気の“極狭物件”、「風水的には問題外」!?

 今、都心に住む若者を中心に人気なのが、6畳以下の狭い空間でミニマルに暮らす“極狭物件”。家賃を安く抑えながら、アクセスの良い都心に住めるということで、人気を集めているようです。また、必要最低限の持ち物だけで生活する“ミニマリスト”の流行によって、「部屋に広さは必要ない」と考える人も増えているとか。とはいえ、来客の時に困ったり、好立地ゆえに防犯が心配だったりと、暮らしてみると不便に感じる点が多そう。この物件の場合、むき出しの状態になっているトイレも気になるし…… 。“極狭物件”って、本当に魅力的なんでしょうか?

■物件三銃士の総合評価 6点/15点

「フローリング最強」「最上階が安全」は幻想? 賃貸物件を探するなら知っておくべき2つの“新常識”

 「やっぱり部屋は広々使えた方がいいな!」と思って探していたら、こんな物件を見つけました。都心へ出るまで電車で30分、築年数は45年と古いけど、周辺の環境が良くて家賃も安い。自治会で「防犯ボランティア活動」が行われていると聞いて、安全面から見てもアリな感じです。新築にこだわりはないですが、やっぱり“築年数”って気にするべきでしょうか? それと、この物件には畳の部屋があるんです! 単身用では「フローリングが常識」だと思ってましたが、こんな部屋も悪くないかも。とはいえ、賃貸だと畳を傷つけた時に面倒なことになりそう……。やっぱり床は“フローリング一択”と考えるべきですか?

■物件三銃士の総合評価 7点/15点

「新築・オートロック・駅徒歩5分」物件を“最低評価”にしたヤバイ条件とは?

 前回の評価を見て、新築も視野に入れるようになったんですが、そんな中で見つけたのがこの物件。収納もしっかりあるし、何より洋室が広い! 新しい物件というだけあって、セキュリティ面も文句ナシなのですが、ただひとつ、1階にパン屋さんがあるんです。コンビニのように24時間営業しているわけではありませんが、やはり人の行き来は気になるところ。また、生ごみなどが出ることで、虫が湧いたり、ニオイがしたりしないかも心配。部屋だけを見たら即決したいところなのですが……やっぱり考え直すべきですか?

■物件三銃士の総合評価 5点/15点

物件の「日当たり」は気にする必要ない!? もっと重要視すべきポイントは?

 物件を探すとき、どうしても気になるのが「日当たり」。部屋が北を向いていると、あまり日が入ってこないのはわかるのですが、じゃあどこを向いていればいいのかというと、素人には判断がつきません。それに、たとえ日当たりの良い方角を向いていたとしても、周辺に高い建物があったら、光が遮られてしまって意味がないなんてことも……? いったい何に注意して「日当たり」を考えればいいのか教えてください! また、この物件は窓が小さく、バルコニー側の窓が“すりガラス”になっています。防犯の面では安心かもしれませんが、大きい窓の方が換気もしやすいし、部屋が広々と感じられそう。「窓は大きいに越したことはない」ような気もしますが、一人暮らしに“ベストな窓”って、どんなものなのでしょうか。

■物件三銃士の総合評価 8点/15点

「3路線使用可能・駅徒歩10分」好条件物件に“決定的な欠点”アリ!?

 この前、一人暮らしの女性と話をしていたら、「ユニットバスは掃除がラクでいいよ!」と言っていて、ちょっと驚きました。これまで見ていただいた物件は、どれも「バス・トイレ別」で、何となくそれが“常識”だと思っていたからです。その話を聞いてから、ユニットバスの物件も含めて探してみたんですが、都心に近くて家賃も安く、かなりいい条件の部屋が結構あってまた驚き……。でも、イマイチ「ユニットバス」の利点がわからなくて、この部屋に決めるのは勇気がいります。やっぱり、無難に「バス・トイレ別」を選んだ方がいいですか? ちなみに、この物件は「3路線利用可能」を売りにしているようで、一番遠い駅だと徒歩20分とのこと。基本的には会社と家の行き来しかしないのですが、「路線は使えれば使えるだけいい物件」なのでしょうか?

■物件三銃士の総合評価 8点/15点

「プロパンガス・川沿いの部屋」物件選びで避けた方がいい条件は?

 今まであまり気にしていなかったのですが、“ガス”には種類があるそうで……。「都市ガス」という表記をよく見るので、こちらが一般的なようですが、この物件は「プロパンガス」が使われているようです。正直、違いがまったくわかりません! “ガスの基礎知識”について、わかりやすく教えてください! それと、この物件はバルコニー側に道路があるのですが、それを挟んだ向こう側には川があって、緑も多く、とても落ち着く環境です。休日は、バルコニーに出てのんびり……なんていう過ごし方にも憧れます。とはいえ、大雨で川が増水したり、木々から虫や鳥が飛んできたり、自然が近いからこその注意点がありそう。階数は5階と低くはないですが、こういった周辺環境は避けるべきですか?

■物件三銃士の総合評価 7点/15点

「事故物件」のリスクが伴う意外な条件って何!?

 物件サイトを見ていたら、ちょっと変わった間取りを発見。収納はやや小さいですが、洋室は広々としていて、水回りの配置もなかなか使いやすそうです。実はすでに内見には行っていて、ここに決めてもいいかなと思ったのですが、一つ気になる点が……。不動産屋さんから、「この物件の契約期間は2年間です」と言われ、その時初めて「定期借家」の物件だと知りました。これって、2年間住んだら絶対に引っ越さないといけない、ということですか? また、内見に行ったのは土曜日のお昼だったのですが、その際、上の階から足音がして、これもちょっと気がかりです。住んでから後悔しないためにも、内見時に気を付けた方がいいことを教えてください!

■物件三銃士の総合評価 7点/15点

部屋の「家賃」は“少し背伸び”がちょうどいいワケ

 これまでいろいろな物件を見てきましたが、今回の物件で決めようと思います! 三銃士から得た知識を生かして探し当てたお部屋、いかがでしょうか!? 内見にも2回行き、セキュリティや周辺環境のチェックはバッチリ。もちろん「完璧」とはいえないですが、自分の心がけ次第で解消できる程度ならば、問題ないかなと。……でも実は、当初想定していたよりも、若干家賃が高くなってしまいました。住みやすさのことを考えると仕方ない部分もありますが、やっぱり無理はしないほうがいいでしょうか? 最後の鑑定、お願いします!

■物件三銃士の総合評価 12点/15点

物件三銃士プロフィール

■「住居のプロ」福岡由美(ふくおか・ゆみ)

ライターエージェント、ヒューズ・エンタープライズ代表取締役。住宅ライター・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ ラジオ構成作家。大手生命保険会社で事務職に従事した後、 ラジオレポーターに転身し名古屋・ 東京の放送局で中継レポーターとして活躍。その後、 間取り好きが高じて住宅ライターとしての活動をスタート。 現在は東京・ 名古屋を拠点に全国で取材を行いながら住宅情報ウェブサイト等で コラム・レポートを執筆中。20年超の取材経験を生かし『女性のためのマンション購入セミナー』や『失敗しない家づくりセミナー』などの講師も務めている。
中日新聞「オピ・リーナ」ブログ『なごやのねたや福岡由美の名古屋ネタ帖

■「防犯のプロ」河野真希(かわの・まき)

一人暮らしアドバイザー。自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食堂』を主宰している。

■「風水のプロ」生田目浩美。(なまため・ひろみ)

1998年より風水師に師事し、風水・九星・祐気採り(吉方位判断)・吉日の選定・手相・姓名判断・家相学などを学ぶ。独立後、恋愛・仕事など、女子たちが持つ多くの悩みに寄り添い、楽しく前向きに生きるコツを伝授する。

【アラサー一人暮らし、理想の賃貸物件を探す】「家賃」は“少し背伸び”がちょうどいいワケ

 「引っ越しシーズン」といえば、新生活がスタートする春先を連想しがちだが、実はこれから“狙い目”な時期がやってくる。8~9月は転勤シーズンのため物件に空きが生まれ、10~12月中旬までは引っ越し業者が「閑散期」のため、費用が安く済むのだ。とはいえ、不動産サイトをのぞいても、素人目では“いい物件”の判断がつかない……。そこで、住居・防犯・風水のプロが「アラサー女性一人暮らし」に最適な部屋をジャッジ。“物件三銃士”が認める理想の住みかは見つかるのか――!?

部屋探しのコツとポイント! 物件三銃士から3つの助言

・家賃の目安は手取り額の「25~35%」と心得よ
・「ほかの人に決まっちゃう」……そんな話は聞き流せ!
・物件探しは「感謝の気持ち」を持って!

<賃貸物件の場所>

・都心部から電車で20分、最寄り駅から徒歩10分(バス停まで徒歩3分)
・大通りから1本小道に入った場所にあり
・徒歩15分の場所に総合病院あり

<賃貸物件の詳細情報>

敷金/礼金それぞれ1カ月分、鉄筋コンクリート、5階建/3階(16戸)、角部屋、管理人巡回、防犯カメラあり、ペット不可、オートロックあり、テレビモニターつきインターフォンあり、宅配ボックスあり、ゴミ出し24時間OK、都市ガス、階段あり、エレベーターあり、浴室乾燥機あり

 これまでいろいろな物件を見てきましたが、今回の物件で決めようと思います! 三銃士から得た知識を生かして探し当てたお部屋、いかがでしょうか!? 内見にも2回行き、セキュリティや周辺環境のチェックはバッチリ。もちろん「完璧」とはいえないですが、自分の心がけ次第で解消できる程度ならば、問題ないかなと。……でも実は、当初想定していたよりも、若干家賃が高くなってしまいました。住みやすさのことを考えると仕方ない部分もありますが、やっぱり無理はしないほうがいいでしょうか? 最後の鑑定、お願いします!

家賃は手取りの25~35%、初期費用は「家賃5カ月分」を目安に! 「住居のプロ」評価 ★★★★☆

 女性の場合は、男性よりも“自分の住まい”への思い入れが強く、「住まいに対する満足度」が「日々のモチベーション」につながりやすい傾向があります。家賃を抑えてガマンするよりも、ちょっと“背伸び”するぐらいのほうが、毎日の生活がキラキラと輝いて楽しくなるはず! 「若干家賃が高く」なっても、気に入った物件を選んだのなら、それは正しい選択だったといえるでしょう。

 ちなみに、理想の家計バランスを考えた場合、「家賃=住居費」は、月収(手取り額)の25~30%以内に収めるのが望ましいとされています(ただし、都心部では住居費が高くなるため30~35%以内)。例えば、手取り額が25万円の方なら、家賃7~8万円ぐらいの物件が目安。また、敷金・礼金、仲介手数料、保険料などの初期費用については、「家賃5カ月分」が一般的な相場とされていますから、家賃7~8万円の場合だと、最低40万円の資金を用意する必要があるでしょう。なお、初期費用のほか、引っ越し業者等の費用がかかることも忘れずに!

 筆者がいつも女性向けのマンションセミナーでお話しているのは、「住まい選びは“結婚相手選び”によく似ている」ということ。非の打ちどころがない完璧な条件がそろった相手(住まい)なんて、まずありえません(笑)。でも、「この部分はマイナス点だけど、こっちの部分がものすごく好きだから、一緒に暮らしたい」……そんな視点で住まいを選ぶようにすると、きっと幸せな新生活を送ることができるはずです。マイナス点ばかりに目を向けていると、いつまでたっても決められません。ぜひ“プラスの部分”に注目しながら、理想の物件を探し出してみてくださいね!

■「住居のプロ」福岡由美(ふくおか・ゆみ)
ライターエージェント、ヒューズ・エンタープライズ代表取締役。住宅ライター・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ ラジオ構成作家。大手生命保険会社で事務職に従事した後、 ラジオレポーターに転身し名古屋・ 東京の放送局で中継レポーターとして活躍。その後、 間取り好きが高じて住宅ライターとしての活動をスタート。 現在は東京・ 名古屋を拠点に全国で取材を行いながら住宅情報ウェブサイト等で コラム・レポートを執筆中。20年超の取材経験を生かし『女性のためのマンション購入セミナー』や『失敗しない家づくりセミナー』などの講師も務めている。
中日新聞「オピ・リーナ」ブログ『なごやのねたや福岡由美の名古屋ネタ帖

 バス・トイレ別で、キッチンと居室の間にもドアで仕切りがあり、玄関を開けたときにも部屋の奥まで見通せない間取りは、暮らしやすさと防犯面の両方から合格です。防犯カメラ、オートロック、テレビモニターつきインターフォンといった、女性の一人暮らしなら欲しい設備もしっかりついていて安心。また、大通りに近くて、周辺に街灯も多いとのことで、夜遅い帰宅でも心配が少ないでしょう。

 家賃は高ければ高いほど、建物が新しかったり、設備が整っていたり、管理が行き届いている傾向が強いです。また、それだけの家賃を支払う能力のある人しか住めないため、住人の質も上がると考えられます。モラルの高い人が増えればトラブルも起きにくくなり、防犯的にはプラスポイントといえるでしょう。一方で、予算より家賃が高いのであれば、住み始めてからの生活に工夫が必要になるかもしれません。物件自体に大きな問題はないですが、引っ越し後の暮らしを考えてマイナス1点です。

 部屋探しをするときには、自分がどのような生活をしたいのか具体的にイメージし、条件に“優先順位”をつけてから動き始めることが大事です。防犯面でいうと、「オートロック」「モニターつきインターフォン」「防犯カメラ」「駅から徒歩10分以内」といった条件が挙げられると思いますが、すべてを求めると、家賃は当然高くなります。アラサーの女性であれば、安全に暮らすためにも、できるだけ防犯面の条件は譲らないでほしいとは思いますが、無理な家賃で生活が苦しくなるのも問題です。天秤にかけたとき、どの条件なら削ってもいいのか明確にしておくと、部屋探しがスムーズに進むでしょう。

 また、初めての部屋探しでは、わからないことも多く出てくるはずです。しかし、わからないことをわからないままにして契約するのは、絶対にダメ。中には「早く決めないと、ほかの人に決まってしまいますよ!」などとせかしてくる不動産会社もあるかもしれませんが、そんな話は聞き流してOKです。きちんと相談に乗ってくれる不動産会社と、お付き合いをしましょう。

 納得のいく部屋探しができたら、いよいよ新生活がスタート。新しい暮らしを、思いっきり楽しんでくださいね!

■「防犯のプロ」河野真希(かわの・まき)
一人暮らしアドバイザー。自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食堂』を主宰している。

 この物件は、形がほぼ長方形なので、住むと運気が安定しやすいです。北から北東にかけての洋室もそれなりの広さが確保されており、ゆっくりと睡眠をとるのに良い場所となります。ただ、北東部分は“鬼門”となりますので、ベッドを配置しないよう注意してください。玄関から洋室に入る間に扉があるのも高ポイント。玄関から入ってきた良い運気が洋室の窓から逃げてしまわないよう、この扉は常に閉めておくといいでしょう。

 朝日が昇る方角の東に窓があるので、その日一番強い「始まりのパワー」をしっかりと吸収できます。室内がとても明るくなり、やる気につながりますが、ぐっすり眠りたい方は遮光性のある厚手のカーテンをして、睡眠時間を確保するようにしましょう。起きたときにカーテンを開け、太陽のパワーを存分に吸収してください。また、キッチン、サニタリールーム、浴室、洋室とそれぞれが独立しているので、湿気がたまりにくく、“陰の気”を抑えやすくできています。

 逆に、玄関が南西に設置されている点が気になります。ここは“裏鬼門”にあたるため、靴を玄関に出しっぱなしにしない、傘を玄関に置かない、といったことに十分注意しましょう。これは、“湿気”の発生を抑えるために必要なことです。湿気は邪気を呼び寄せ、その場の運気を停滞させてしまいます。特に、南西の玄関は邪気が回りやすいため、湿気対策は徹底的に行いましょう。

 アラサー一人暮らしの物件としては、「安全性」が何より大切。そして、「その場所に住むことによって、自分を大切にできているか」を考えることも重要です。方位や間取りにこだわりすぎて、周りの環境、近隣住民との関係性、騒音、悪臭といった部分をうやむやにして、物件を選ぶことのないようにしましょう。というのも、家相は居住が始まったあとからでも、ある程度リカバリーできるからです。「暮らす」上で重要なことは何なのか? それを忘れないようにしましょう。

 また、自分の生活スタイルを基準として、無理のない物件選びをすることも重要です。家は、自分を守ってくれる大切な場所。家と土地への感謝の気持ちを持ちながら、物件を探してみてください。めでたく物件が決まり、今住んでいる家を出るときには、「次にこの家に住む方が幸せでありますように」と一言告げていくと、次の新しい生活で大きな幸せが待っているでしょう。

■「風水のプロ」生田目浩美。(なまため・ひろみ)
1998年より風水師に師事し、風水・九星・祐気採り(吉方位判断)・吉日の選定・手相・姓名判断・家相学などを学ぶ。独立後、恋愛・仕事など、女子たちが持つ多くの悩みに寄り添い、楽しく前向きに生きるコツを伝授する。

物件三銃士の総合評価 12点/15点

次回は……これまでの物件を一挙振り返り! 永久保存版の「アラサー物件探し参考書」

【アラサー一人暮らし、理想の賃貸物件を探す】「事故物件」のリスクが伴う意外な条件って何!?

 「引っ越しシーズン」といえば、新生活がスタートする春先を連想しがちだが、実はこれから“狙い目”な時期がやってくる。8~9月は転勤シーズンのため物件に空きが生まれ、10~12月中旬までは引っ越し業者が「閑散期」のため、費用が安く済むのだ。とはいえ、不動産サイトをのぞいても、素人目では“いい物件”の判断がつかない……。そこで、住居・防犯・風水のプロが「アラサー女性一人暮らし」に最適な部屋をジャッジ。“物件三銃士”が認める理想の住みかは見つかるのか――!?

部屋探しのコツとポイント! 物件三銃士から3つの助言

・「定期借家」は家賃が安い分“事故物件”のリスクもある
・最低2回、自分の目と足を使って「内見」するべし
・「神社仏閣」の近くにある物件は避けるのが無難

<賃貸物件の場所>

・都心部から電車で15分、最寄り駅から徒歩5分
・大通りに面した場所にあり
・近くに幼稚園、小さな神社あり

<賃貸物件の詳細情報>

敷金1カ月分/礼金なし、鉄筋コンクリート、8階建/3階(14戸)、角部屋、管理人巡回、防犯カメラあり、ペット不可、オートロックあり、テレビモニターつきインターフォンあり、宅配ボックスなし、ゴミ出し24時間OK、都市ガス、階段あり、エレベーターあり、定期借家(2年間)

 物件サイトを見ていたら、ちょっと変わった間取りを発見。収納はやや小さいですが、洋室は広々としていて、水回りの配置もなかなか使いやすそうです。実はすでに内見には行っていて、ここに決めてもいいかなと思ったのですが、一つ気になる点が……。不動産屋さんから、「この物件の契約期間は2年間です」と言われ、その時初めて「定期借家」の物件だと知りました。これって、2年間住んだら絶対に引っ越さないといけない、ということですか? また、内見に行ったのは土曜日のお昼だったのですが、その際、上の階から足音がして、これもちょっと気がかりです。住んでから後悔しないためにも、内見時に気を付けた方がいいことを教えてください!

「定期借家」は大家に有利!? 暮らし方に要注意! 「住居のプロ」評価 ★★★★☆

 まず「定期借家」というのは、一般的な「普通借家契約」と違って、「契約期間が満了すると契約が終了する賃貸物件」のことです。通常の契約では、借主(入居者)を保護する目的で、正当な理由がない限り貸主(大家さん)側から契約を終了することはできませんが、定期借家では、契約で定めた期間が満了になると、契約は原則終了となります(ただし、貸主の了解を得ることができれば再契約できる場合もあります)。つまり、どちらかというと「大家さん側に有利な物件」なのです。

 定期借家には大家さん自身のさまざまな事情がありますが、一般的に多いのは、もともと大家さん自身が住んでいた分譲マンションの一室を「転勤等で一時的に家を空けることになったため、その期間だけ誰かに借りてほしい」という「分譲賃貸」のケース。ほかにも、「マンションの建て替えを検討しているので、期間を限定している」といった場合もあります。

 分譲賃貸の場合なら、建物構造が頑丈で設備・仕様が充実している物件も多いので、住み心地としてはかなり良好でしょう。周辺相場よりも賃料が安かったり、敷金・礼金がかからない物件もありますから、“期限付き”という条件に納得できる方にはオススメです。

 ただし、大家さんにとっての分譲賃貸は、「自分が暮らしていた大切な家」。住戸に対する思い入れが強く、「壁に穴を開けられた」「部屋がタバコ臭くなった」といった、原状回復をめぐるトラブルが起こることも少なくないため、暮らし方には注意が必要です。また「途中で解約できない」など、定期借家ならではの制約もありますので、契約の際は書面内容を熟読しましょう。

 定期借家に限らずですが、内見の際には「その建物にどんな人たちが住んでいるのか?」について必ず事前確認を。敷地内に置かれている自転車・自動車の種類や、ゴミ置き場の様子を見れば、だいたい“その物件で暮らしている人たちの層・暮らしぶり”がわかりますから、チェックしてみると良いでしょう。

 また、内見時にはメジャーを持参することをオススメします。実は引っ越し当日に意外と困るのが「カーテン」。特に女性の一人暮らしの場合は、防犯の意味でもカーテンは大切な存在ですから、内見時に窓のサイズを測り、引っ越し当日にジャストサイズなカーテンを設置できるよう、あらかじめ準備しておきましょう。

■「住居のプロ」福岡由美(ふくおか・ゆみ)
ライターエージェント、ヒューズ・エンタープライズ代表取締役。住宅ライター・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ ラジオ構成作家。大手生命保険会社で事務職に従事した後、 ラジオレポーターに転身し名古屋・ 東京の放送局で中継レポーターとして活躍。その後、 間取り好きが高じて住宅ライターとしての活動をスタート。 現在は東京・ 名古屋を拠点に全国で取材を行いながら住宅情報ウェブサイト等で コラム・レポートを執筆中。20年超の取材経験を生かし『女性のためのマンション購入セミナー』や『失敗しない家づくりセミナー』などの講師も務めている。
中日新聞「オピ・リーナ」ブログ『なごやのねたや福岡由美の名古屋ネタ帖

 この物件で最も気になるのが、「定期借家」という点です。定期借家は、契約期間が満了すると、基本的には更新できずに契約が終了となります。貸主と借主が合意すれば再契約できますが、必ずしも再契約できるとは限らないため、一つの物件に長く住みたい人にとっては、不向きな物件です。一方で、「長く暮らせない」という理由で借り手がつかないことも多いため、家賃が安く、入居審査が甘い傾向にあります。転勤などで短期間しか住まない人や、収入が少ないため入居審査がなかなか通らない人には、決して悪い条件ではありません。

 ただし、防犯面から見ると、定期借家は住民の入れ替わりが激しいと考えられる上に、家賃が安く入居審査が甘いとなると、住民の質がよくない可能性があります。また、中にはいわゆる“事故物件”を貸し出す際に、事故直後だけ安い家賃にし、それ以降は高い家賃にするために、定期借家を用いるケースも。これらのリスクがあることを踏まえ、自分が住むのに不都合がないか、しっかりと考えてから決めてください。

 内見では、内装や設備等はしっかり確認すると思いますが、防犯的には建物とその周辺も意識してほしいです。例えば、玄関の周辺に人が身を潜める場所や死角がないか、バルコニーの近くに足場になるような塀や建物はないか、窓が道路や近隣の建物から丸見えにならないかなど、部屋の外からもチェックしてください。また、廊下やエントランス、ポストやゴミ集積所などの建物周辺に物が置きっぱなしになっていたり、散らかっていたりするところは、管理が行き届いていなかったり、住民の質が悪い可能性が高いです。近隣トラブルに巻き込まれることもあるので、避けた方が安心です。

 なお内見は、可能であれば、曜日や時間帯を変えて2回以上してほしいところです。平日と休日・朝と夜で、物件の雰囲気が大きく変わることがあります。物件だけでなく、その周辺も自分の足と目で確認するのをオススメします。物件情報に「最寄駅から徒歩5分」と書かれていたとしても、実際に歩いてみると、横断歩道や踏切があって10分近くかかる……なんてこともありますからね。

 「内見時に足音がした」とのことですが、防音性が高いと言われる鉄筋コンクリートの物件でも、生活音をゼロにすることはできません。ただ、明らかに気になる大きさの音を感じたのであれば、生活していて不快になる可能性が高いので、選ばない方が安心かと思います。

■「防犯のプロ」河野真希(かわの・まき)
一人暮らしアドバイザー。自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食堂』を主宰している。

 定期借家の場合、普通の物件よりも早い循環で周りの環境が変わっていく可能性があります。通常、動きが出ることは、風水的に考えると「気を運ぶ」。つまり、「運気が循環する」ことにつながるので、“吉”となります。しかし、不動産に関しては、落ち着いて暮らすことがとても重要なポイントになるため、よほど引っ越しが好きな方でなければ、運気的によいとは言えないでしょう。

 吉方位(編注:自分にとっての“いい運”を取り入れやすい方角のこと。一定の周期で変化する)を利用して定期的に引っ越しを行いたい場合には、普通借家契約よりも比較的賃料が安い定期借家契約を利用する手段もあります。しかし、契約が切れるタイミングで吉方位が回ってくるとも限りません。目的があればよいですが、理由なく賃料だけの問題で定期借家を選ぶことは、あまりオススメできません。

 また、この物件は形がかなりいびつです。パッと見ただけでも、運勢に凹凸がある状態と言えます。特に、北から北西にかけて大きく欠けており、信頼関係、仕事関係において良くない状態になりそうです。北東エリアに集中している水回りも、自己中心的になりやすく、大きく厳しい変化を強いられる家相となっています。

 ちなみに、この物件は「近くに小さな神社」があるとのことですが、神社仏閣は「偉人の霊が神として祀られる」場合と、「厳しい状態の土地を治めるために建立される場合」があります。前者であれば、祀られている主と住む人の家系との過去の関係性が悪いと、問題が起こりやすいです。逆に関係性が良い場合には、守りのパワーが働きます。後者の場合は、そもそも住むのに向かない土地であると言えます。この違いを見分けるのは難しいため、神社仏閣に近い物件を選ばないのが無難です。

 最後に、内見時に確認するべき「風水的ポイント」は、以下の通りです。

・風通し、日当たりが良いか
 “風水”というように、風の通りはとても重要です。また、日当たりも重要なチェックポイントとなります。目の前に大きな建物があって日が当たらない、プライバシーが守られないといった状況であれば、引っ越しは見送りましょう。

・騒音、においがないか
 「この程度ならいいかな」と思っても、騒音やにおいは長く生活すると気になってくるものです。常に不快感を覚える状態だと、どんどんストレスがたまり、“陰の気”を増やしてしまいます。

■「風水のプロ」生田目浩美。(なまため・ひろみ)
1998年より風水師に師事し、風水・九星・祐気採り(吉方位判断)・吉日の選定・手相・姓名判断・家相学などを学ぶ。独立後、恋愛・仕事など、女子たちが持つ多くの悩みに寄り添い、楽しく前向きに生きるコツを伝授する。

物件三銃士の総合評価 7点/15点

次回は……ついに「理想の賃貸物件」を発見!? たった一つの懸念事項、三銃士のジャッジはいかに!

【アラサー一人暮らし、理想の賃貸物件を探す】「プロパンガス・川沿いの部屋」避けた方がいい条件は?

 「引っ越しシーズン」といえば、新生活がスタートする春先を連想しがちだが、実はこれから“狙い目”な時期がやってくる。8~9月は転勤シーズンのため物件に空きが生まれ、10~12月中旬までは引っ越し業者が「閑散期」のため、費用が安く済むのだ。とはいえ、不動産サイトをのぞいても、素人目では“いい物件”の判断がつかない……。そこで、住居・防犯・風水のプロが「アラサー女性一人暮らし」に最適な部屋をジャッジ。“物件三銃士”が認める理想の住みかは見つかるのか――!?

部屋探しのコツとポイント! 物件三銃士から3つの助言

・「プロパンガス」は“あえて選ぶ”もアリ
・部屋探しでは「ハザードマップ」の確認を忘れずに
・「自然に囲まれた家」は慎重に選ぶべし

<賃貸物件の場所>

・都心部から電車で20分、最寄り駅から徒歩10分
・バルコニー側に車、歩行者用の道路あり(車・人通りは少ない)
・道路の向こうには川が流れており、周辺には草木が茂っている

<賃貸物件の詳細情報>

敷金/礼金それぞれ1カ月分、鉄筋コンクリート、5階建/5階(10戸)、角部屋、管理人巡回、防犯カメラあり、ペット可、オートロックあり、テレビモニターつきインターフォンあり、宅配ボックスあり、ゴミ出し24時間OK、プロパンガス、階段あり、エレベーターあり

 今まであまり気にしていなかったのですが、“ガス”には種類があるそうで……。「都市ガス」という表記をよく見るので、こちらが一般的なようですが、この物件は「プロパンガス」が使われているようです。正直、違いがまったくわかりません! “ガスの基礎知識”について、わかりやすく教えてください! それと、この物件はバルコニー側に道路があるのですが、それを挟んだ向こう側には川があって、緑も多く、とても落ち着く環境です。休日は、バルコニーに出てのんびり……なんていう過ごし方にも憧れます。とはいえ、大雨で川が増水したり、木々から虫や鳥が飛んできたり、自然が近いからこその注意点がありそう。階数は5階と低くはないですが、こういった周辺環境は避けるべきですか?

リバーサイド物件は「輪中」に要注意! 「住居のプロ」評価★★★★☆

 都市ガスとプロパンガス(LPガス)は、「天然ガス」と「液化石油ガス」という種類の違いがあるのですが、何より大きく異なるのは、その供給方法です。都市ガスの場合、ガス管を通じて各家庭に供給されますが、プロパンガスの場合はガスボンベにガスを充填して、各家庭に届けられます。つまり、ガス管が整備されている都市部の住宅密集地では都市ガス、ガス管が整備されていない郊外のエリアではプロパンガスが使われる場合が多いです。

 プロパンガスはいまだ“自由料金制度”が採用されているため、都市ガスに比べてやや料金が高めになる傾向があります。しかし、万一の災害時には、ガス管の復旧を待たずに直接ガスを使うことができるため、近年は「防災住宅」を掲げた物件で、あえてプロパンガスを採用するケースも増えています。

 この物件は「道路の向こうに川が流れている」という立地のようですが、一般的に「リバーサイドのマンション」は評価が高くなる傾向にあります。目の前が車通りの少ない静かな道路で、さらにその向こうに川が流れているのであれば、窓からの眺望を遮るような建物がなく、明るさと開放感に恵まれた環境の中で暮らせるからです。また、「緑視率(視界の中の緑の量)」が高いほど、人はリラックスできると言われますから、窓辺に緑が広がる住まいは居心地の良い場所になるはずです。ただし、緑の量が多いと、そのぶん虫の数も多くなるので「虫が苦手」という方は覚悟が必要ですね(笑)。

 なお、「リバーサイド」の物件で注意したいのは、川の水位よりも地面のほうが低い「輪中(わじゅう)」と呼ばれる地域にある場合。おそらく、そのエリアは過去に何度も水害に見舞われた歴史があり、今後も大きな災害が起こる可能性があります。筆者としては、「あえて住まいに選ばないこと」をオススメします。

 近年は想定外の気象災害が起こるケースもあるので、自治体のホームページで公開されている「ハザードマップ」は、物件を決める際に必ず確認しておきましょう。「その場所にどんなリスクがあるか?」を事前に知っておくことは、住まい選びを行う上でとても大切なことです。

■「住居のプロ」福岡由美(ふくおか・ゆみ)
ライターエージェント、ヒューズ・エンタープライズ代表取締役。住宅ライター・住宅ローンアドバイザー・FP技能士・ ラジオ構成作家。大手生命保険会社で事務職に従事した後、 ラジオレポーターに転身し名古屋・ 東京の放送局で中継レポーターとして活躍。その後、 間取り好きが高じて住宅ライターとしての活動をスタート。 現在は東京・ 名古屋を拠点に全国で取材を行いながら住宅情報ウェブサイト等で コラム・レポートを執筆中。20年超の取材経験を生かし『女性のためのマンション購入セミナー』や『失敗しない家づくりセミナー』などの講師も務めている。
中日新聞「オピ・リーナ」ブログ『なごやのねたや福岡由美の名古屋ネタ帖

 バス・トイレ別で、キッチンとリビングが扉を挟んで分かれており、ウォークインクローゼットもあって収納が広く、間取図を見た限りでは、住みやすそうな物件に見えます。キッチンも二口コンロになっていますし、料理をするのも楽しそうです。ただ、料理をすればガスを多く使うことになるため、料金が高いと言われるプロパンガスなのは気になります。

 プロパンガスのメリットとしては、災害に強いという点があります。都市ガスと違って、各戸にガスが運ばれているため、一箇所ずつ点検ができ、問題がなければ、すぐに復旧ができます。一方でデメリットは、料金が高いこと。ガス会社によって料金が異なるので、実際にいくらになるのかは、不動産会社や大家さんに確認する必要があります。

 例えば、その物件が周囲の相場と比べて大幅に家賃が安いのであれば、プロパンガスであっても損はないかもしれません。すでに一人暮らしをしているのであれば、毎月のガス使用量の見当は付けられるはずですので、そこからプロパンガスにした場合の月額を概算してみると、その物件を借りても損がないか判断するヒントになるでしょう。

 防犯・防災の面で気になるのは、「川沿いの物件」であるという点です。バルコニーの向かいが川なので、日当りや風通し、景観がよいのは魅力です。一方で、家の中から外がよく見えるということは、外からも家の中がよく見えるということ。物件は5階建ての5階なので、通りを歩く人から部屋の中が見えることは考えにくいものの、下層階の場合はカーテンを開けっ放しにしたり、見られたくない洗濯物を外に干すことは、やめた方がよさそうです。

 また、近年の台風やゲリラ豪雨の多発などから考えると、川の氾濫による“水害”が心配です。5階まで浸水することはまずないでしょうが、増水で外に出られなくなることは考えられます。また万が一、階下が浸水すれば、悪臭やカビ、病気などの心配も。水害を含め、住んでいる地域のハザードマップを見て、自然災害に強い地域かどうか事前に確認しましょう。

■「防犯のプロ」河野真希(かわの・まき)
一人暮らしアドバイザー。自らの一人暮らし体験を元に取材や研究を重ね、2001年からWebを中心に各種メディアで暮らしに関する情報を発信。料理や家事、インテリアなど、気持ちのいい暮らしを作る、はじめるためのライフスタイル提案を行う。流行や思い込みにとらわれずに、無理なく持続可能で快適な、自分らしい暮らしづくりを応援している。また、2016年4月より『料理教室つづくらす食』を主宰している。

 川が穏やかに流れる様子をバルコニーから眺めながらのんびり過ごす、そんなひと時を素敵に思われる方も多いでしょう。しかし実際のところは、水が澄んでいて穏やかに流れている川など、住宅街にはほぼないと思われます。なお、風水的に水は「湿気の元」となり、邪気が好むものです。

 昨今は特に異常気象が多く、川の増水や氾濫の危険性など、水辺近くの物件には大きなリスクが伴います。「自分を大切にする」ことで運気はアップするのですが、リスクのある場所に身を置かないことは、まさに「自分を大切にする」ことです。よって、最初から水辺に近い物件を「選ばない」ことが、もっとも開運できる条件と言えます。

 緑が多い場所は、その量や成長している木々の種類によって運気が変わります。植物自体は「陰の気」を持っているので、ツルが巻くようなツタ植物には気を付けなければなりません。これが多くあると、陰の気が極まってしまうので、壁一面をツタ植物が覆う建物の近くの物件などは、避けた方が無難です。

 ちなみに、部屋の中に観葉植物を置く程度でしたら、特に問題はありません。植物自体は邪気を吸収してくれたり、緩和してくれるありがたい存在です。ただ、先ほども申し上げた通り、ツタ植物は陰の気が強めですので、あまり育て過ぎない方がよいでしょう。

 バルコニーの真下に道路(人通り)があるということですが、これは特別悪いことではありません。人の気があるということは、その場が活性することにつながります。あまりにうるさい、人通りが途絶えない、車の行き来が激しいという場合はよくありませんが、そうでない限りは問題ありません。言い換えると、人通りがまったくないよりは、そこそこあった方がいいです。

 なお、この物件は北東部分に“張り”があるのですが、こういった形は「自分が、自分が」という欲が出て、争いごとが増えやすいです。そんな場所に、使わない物を置きがちになる「物入れ」があるため、気が停滞し、よりその現象が起こりやすくなると考えられます。北東は“鬼門”のため、本来は何もない状態がベスト。そこにキッチンコンロのような「火の気」を置くと、悪い状態がより活発になってしまいます。

■「風水のプロ」生田目浩美。(なまため・ひろみ)
1998年より風水師に師事し、風水・九星・祐気採り(吉方位判断)・吉日の選定・手相・姓名判断・家相学などを学ぶ。独立後、恋愛・仕事など、女子たちが持つ多くの悩みに寄り添い、楽しく前向きに生きるコツを伝授する。

物件三銃士の総合評価 7点/15点

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