【日雇いマンガ】第7話 『トイレはいずこ……!? マジでもれる5秒前』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介するマンガ連載がスタート。

第7話 『トイレはいずこ……!? マジでもれる5秒前』

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 倉庫はその広さゆえにいろいろとハプニングが起こりがち……。

 倉庫内の作業って冷えるんですよね。夏なのにひんやりしている現場もあります。そうなるとトイレも近くなるわけで……。

 でもギリギリまで我慢しちゃいけません! 倉庫のトイレって、たまに気が遠くなるくらい離れた場所にあるんです。

 そして現場によっては、10分休憩などを作業の合間に挟んでくれるところもあるのですが、倉庫が広すぎて休憩の合図が聞こえないんですよね。うっかり聞き逃すと“休憩難民”になってしまうことも……。

 始業前にトイレの場所や休憩時間はしっかり確認しておきましょう!

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回8話は7月26日(木)更新予定です。

【過去記事はこちらから】
1話『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』
2話『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』
3話『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』
4話『サマージョブ~アラサーを襲う熱中症~』
・5話『日雇い飯! 選ばれたのは◯◯でした』
・6話『ダメ。ゼッタイ! 倉庫作業のご法度行為』

柿ノ種まきこ/@kakinotane_makiko
日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
https://www.instagram.com/kakinotane_makiko/

【日雇いマンガ】第6話 『ダメ。ゼッタイ! 倉庫作業のご法度行為』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介するマンガ連載がスタート。

第6話 『ダメ。ゼッタイ! 倉庫作業のご法度行為』

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 日雇い作業で多いのがピッキング。電子部品やアパレルなどピッキングする商品もさまざま。

 倉庫内で行いますが、気になるのが積み上げられた商品の棚。IK◯Aやコス◯コのような高い棚に囲まれると、ふと怖くなってしまうこともあります……。

 余計なこと考えてないで働こ〜!

※ちなみに、もしものためにきちんと対策している現場がほとんどです。ご安心を。もし、気になることがある場合は日雇い派遣会社さんに伝えてみるのもアリだとおもいます!

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回7話は7月19日(木)更新予定です。

【過去記事はこちらから】
1話『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』
2話『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』
3話『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』
4話『サマージョブ~アラサーを襲う熱中症~』
・5話『日雇い飯! 選ばれたのは◯◯でした』

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【日雇いマンガ】第5話 『日雇い飯! 選ばれたのは◯◯でした』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介するマンガ連載がスタート。

第5話 『日雇い飯! 選ばれたのは◯◯でした』

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 日雇いの持ち物で「必ず用意してきて!」と言われるのが、お弁当。

 日雇いは、現場に行って初めて作業内容を知らされることもあり、中には予想外にハードな作業にあたったりすることも……。そのため、お昼ごはんを抜くのは危険です!

 現場で適当に買おう……と思っていると、近くにお店がまったく無くて、お昼を食べられなくなることがあるので要注意。

 でも、暑くなってくると衛生面が不安ですよね。初めて行く現場でどんな状況かわからない……そんなとき、私は菓子パンを買っちゃいます! 常温でも品質が変わりにくいので安心です。

 いざ現場に行ってみたら、自由に使える冷蔵庫や冷暗所にカバン置き場があったりすることもあるので、そういう時は、次回また作業しにいくときに手作りのお弁当でも大丈夫だと思います。

 暑い日も体調に気をつけてレッツ日雇い☆

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回6話は7月12日(木)更新予定です。

【過去記事はこちらから】
1話『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』
2話『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』
3話『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』
4話『サマージョブ~アラサーを襲う熱中症~』

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日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
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【日雇いマンガ】第4話 『サマージョブ~アラサーを襲う熱中症~』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介するマンガ連載がスタート。

第4話 『サマージョブ~アラサーを襲う熱中症~』

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 倉庫現場では、トラックが出入りするような場所でほぼ外と同じ気温の中、作業することもあります。この季節だと暑くてなかなか大変……。

 扇風機をまわしてくれていたり、たまに優しい現場にあたると麦茶を用意してくれたりしますが、やっぱり自分でこまめに水分補給するのが大切ですね!

 水筒を持参して、現場責任者の方には気軽に水分補給を申し出ましょう。

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回4話は7月5日(木)更新予定です。

【過去記事はこちらから】
1話『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』
2話『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』
3話『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』

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【日雇いマンガ】第3話 『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介するマンガ連載がスタート。

第3話 『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』

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 化粧品工場での作業は、化粧水をボトルに充填したり、ラベルを貼ったり、箱詰めしたりします。ボトルは化粧水を充填する前に、中にチリやホコリが入らないように風で吹き飛ばします。これがエアー作業です。

 個人作業で黙々とできて楽しいのですが、一人の作業だからって調子にのっちゃだめですね。監視カメラでしっかり見られてました……。

 ちなみに化粧品工場は、やっぱり化粧品の香りがすごいです。デパートの化粧品売り場の匂いを“凝縮”した感じ。苦手な方も多い現場かもしれません〜。

 

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回4話は6月28日(木)更新予定です。

【過去記事はこちらから】
1話『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』
2話『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』

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日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
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【日雇いマンガ】第3話 『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介するマンガ連載がスタート。

第3話 『監視カメラは見た! 密室の個人作業で熱唱する女』

kaki3_1話

 化粧品工場での作業は、化粧水をボトルに充填したり、ラベルを貼ったり、箱詰めしたりします。ボトルは化粧水を充填する前に、中にチリやホコリが入らないように風で吹き飛ばします。これがエアー作業です。

 個人作業で黙々とできて楽しいのですが、一人の作業だからって調子にのっちゃだめですね。監視カメラでしっかり見られてました……。

 ちなみに化粧品工場は、やっぱり化粧品の香りがすごいです。デパートの化粧品売り場の匂いを“凝縮”した感じ。苦手な方も多い現場かもしれません〜。

 

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回4話は6月28日(木)更新予定です。

【過去記事はこちらから】
1話『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』
2話『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』

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【日雇いマンガ】第2話 『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間模様を紹介するマンガ連載がスタート。

第2話 『野菜袋詰めで“きゅうりハイ”』

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 野菜倉庫での作業はひたすら、きゅうり、人参、キャベツとかを袋詰めしたり、箱詰めしたり、箱詰めしたり……。

 ずーっと同じ野菜で作業してると、なんかトランス状態になってくるんですよね。ゾーンに入るっていうか。でも、せっかく作業も早くなって楽しくなってくる頃にはだいたい終了時刻に。

 ちなみに、たくさんの野菜に囲まれていると気がつくのですが、けっこう野菜の匂いって強烈ですよね。きゅうりをひたすら袋詰めした日はしばらくきゅうりを食べたくなくなりました……。

 

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回2話は6月14日(木)更新予定です。

【過去記事はこちらから】
1話『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』

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日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
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【マンガ】第1話 『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間関係を紹介するマンガ連載がスタート。

第1話 『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』

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 はじめまして! 稼業の農家をしつつ、日雇い労働に勤しむ柿ノ種まきこ(アラサー)と申します。面白不思議な日雇いワールドを漫画でご紹介していきますので、よろしくお願いします!

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回2話は6月14日(木)更新予定です。

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日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
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【マンガ】第1話 『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』

――「キツイ」「汚い」「男臭い」……なんとなく近寄りがたいイメージのある“日雇労働”。その、実態はどのようなものなのか? 日雇い労働を生業とするアラサー・柿ノ種まきこが、日雇いの日々と人間関係を紹介するマンガ連載がスタート。

第1話 『アラサー女。基本、日雇いで生きてます。』

kaki1_1話

 はじめまして! 稼業の農家をしつつ、日雇い労働に勤しむ柿ノ種まきこ(アラサー)と申します。面白不思議な日雇いワールドを漫画でご紹介していきますので、よろしくお願いします!

――毎週、木曜日に最新話を更新。次回2話は6月14日(木)更新予定です。

柿ノ種まきこ/@kakinotane_makiko
日雇いをしながらマンガを描くアラサー。過去には、「iVERY」にて婚活マンガ『女もつらいよ』を連載。現在はインスタグラムにて、マンガを不定期投稿。
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彼氏が一瞬でできる“婚活レシピ”!? 「愛されめし」レッスン潜入で、意外な展開に!

 結婚したい、でもできない、そもそも彼氏もいない……でも結婚したい! そんなアラサー女子たちの熱量はものすごく、また女性の社会進出によって経済力もあるためか、世間にはナゾの結婚セミナーや恋愛コンサルタントなどが大流行しているらしい。そんな類いのセミナーを“うさんくさいもの”と一刀両断して距離をおいていた私だが、先日友人(29歳)が、突如としてその手のセミナーに通っていることを神妙な顔で告白。底辺グラドルである私も2018年には33歳を迎えてしまう。本音を言わせてもらえば、そろそろ家族がほしい=結婚したい!!

 とはいえ、ここ長らく恋愛とはご無沙汰。実はこの間、モノは試しに、とある婚活パーティーに参加してみたけれど、なんの収穫もなし。私みたいなだらしない系オンナは、フツーの婚活をしていても恋も愛もダンナもやっては来ない。そんな焦燥感に駆られてたどり着いたのが「愛されめしAcademy」なるお教室だった。キャッチコピーは、「クックパッドでも教えない! 料理で彼の心と胃袋をつかみたい女性のための愛されめしAcademy」「冷蔵庫の中身で彼の心と胃袋をつかんでプロポーズを引き出す1dayレッスン」とのこと。何それ斬新……。受講料は7560円! さっそく参加することに!

■「今日は、料理は作りません!」

 レッスン当日、会場である東京・四谷の飲み屋街のほど近くにあるキレイなキッチンスタジオに到着。ドアを開けると、突然フェミニンなイケメンが「こんにちは!」とお出迎えする粋な演出からスタート。

 今日は、私を入れて11人のグループレッスンだ。ほかの参加者を見渡すと、30代前半~40代くらいの妙齢の女性たち。こういう婚活系セミナーに比較的ガチで参加しそうな地味系女性の中でも、さらに〈婚活=料理〉と考えそうな古風で奥ゆかしい印象の女性が多い。おそらく、この中で私が一番「愛されめし偏差値」が低いだろう。そもそも普段、自炊なんてほとんどしない私だから、気を引き締めていかねば!

 着席すると、いよいよこのセミナーの代表であり「愛されめしクリエーター」の青木ユミ先生が登場! 40代というわりには若々しく上品な雰囲気が漂う美魔女だ。とにかく滑舌がよく、柔和な声で、流暢にご挨拶。「この『愛されめし』に参加後、たった1カ月でカレができたり、3カ月でカレからプロポーズを引き出したりといった生徒さんが多くいらっしゃいます。さらに『愛されめし』のメソッドをしっかり学ばれた方の90%は、1年以内の結婚が決まっているんです!」と、先生。「愛されめし」、スゴすぎ!! はやく、男の胃袋をバッキバキにつかんじゃう、秘伝のレシピを教えて~!

 しかし次の瞬間、先生は、私たちにハッパをかけた!

「この講座を終えて、“楽しかった!”だけで帰ってしまうと、明日からの生活は変わりません! 今日参加したことで、明日から何かひとつ動き始めてほしい!」

 ……このテの婚活セミナーって、“とにかく結婚は素晴らしいもの!”というセールストークや、先生の自己顕示欲満載トークを延々と聞かされるイメージがあったが、意外とマジメな啓発系の言葉が並び、教室の雰囲気も徐々にシリアスになっていく。身を引き締めつつ、しばし先生の言葉に感服していると「今日のレッスンでは、実技はありません。料理は作りません!」と衝撃のひと言。え……料理作らない!? じゃあいったい何するんだ、「愛されめし」……。

 

 さっそく暗雲が立ち込めてきた「愛されめし」だが、まず参加者同士の簡単なオリエンテーリングから始まった。「自分と同じ血液型、同じ星座の参加者同士で集まって、軽い自己紹介をしてください」と、先生。いったい、これになんの意味が? 婚活は? めしは? と不思議に感じつつも、人間は共通点があると安心するそうで、先生いわく「仲良くなるため、好かれるためには、今の状態のような共通点が必要。初対面の男性との会話はもちろん、さらには結婚してから姑との会話にも通じます」とのこと。

 しかし、この共通点を探るために立て続けに質問をしたら、ただの職質になってしまう。「会話にはキャッチボールが必要であり、相手に好意と関心を示しつつ、自分自身のアピールもする。これができれば仕事やプライベートの人間関係にも役に立ちます」とのこと。耳タコレベルの話ではあるけれど、ド正論! ド直球!

 こうしておよそ3時間、みっちりと先生の講義が繰り広げられていく。たとえば、「幸せが遠のくサイクルとは?」のレッスンでは、「自分のコップに水がたまっていないのに、同じ容量のコップを持つ彼に『水をくれ』と言いすぎては重い女になってしまう。自分のコップは自分で満たし、彼に水をあげましょう」などなど、やはり「めし、どこ行った?」と突っ込みたくなるような話が延々と続いていく。

 先生のお話を要約すると、男性の求めるものは次の3つ。「居心地の良さ」「女性らしさ」「自由」。この3つがあれば彼女にはなれるが、「結婚するならプラス『家庭力』が必要です!」と、先生。お、ちょっと「めし」っぽくなってきたか? 「キレイにしているだけでもダメ、居心地だけよくてもダメ、料理だけできてもダメ。料理は+αの要素なのですから!」とのことだ。「つまり『胃袋をつかむ』とは、単なる料理のスキルではありません! 私も、一度目の結婚をして……」と、サラッと口走る先生。あれ? 先生まさかのバツイチ?

 その後も、こんな調子の講義が続き、料理レシピなどの話は一切出てこずじまい。先生がそれらしいことを口にしたのは「彼が二日酔いなのに、唐揚げを揚げるような女は選ばれませんね」というくだり。そりゃそーだろ! とツッコミどころが多いのだが、周りの参加者はコワくらいの勢いでペンを走らせている……。

 終盤には、冒頭の謎のフェミニン男性が再登場。実は、彼も講師の1人で「ボクは、なぜ元カノと別れたか?」など、男性目線のリアルな話を語ってくれたのだが、これは素晴らしかった。彼が20代の若きイケメンという部分もよかったが、第三者の男性の意見を交えることで、女だけで集まって恋愛話をした時にありがちな、無意味なポジティブさや無謀な希望論を持ち寄って励まし合い、進歩も成長もないという事態を避けられるからだ。また、彼の本業は美容師のため、受講者の髪型や服装のアドバイスもしてくれる。うん、大事ですな!

 こうして、「愛されめし」講座は1秒たりとも包丁を握ることなく終了。「めし」要素皆無なことに関しては終始ギモンだったが、先生の言う「胃袋をつかむ」とは、ただ単に料理が上手というわけではなく、女としてのトータルバランスがよいことを指しているのだと理解した。

 つまり、この「愛されめし」授業のメソッドというのは、まずはマインドを変えることで恋愛やプライベートを充実させ、とりあえずモテるようになれ、そして料理のウデを披露しろ……って理屈らしい。まあ、凡百のモテ本に書かれているような内容だけれども、ごもっともではあるまいか。その“気づき”を、お話し上手な先生と、若いイケメンが与えてくれたのだ。

■入会後に待っている「愛されめし」レシピ

 今回、私が参加したのは1日限りのお試し編。後日、無料の個人面談にちゃっかり足を運ぶと、「愛されめしAcademy」に入会することで、継続的に月1~2回のお料理レッスンが受けられる、とのこと。なるほど、「愛されめし」の「めし」の部分は、この先に隠されているのか……! この時、先生は「入会金のお金が心配なら、今ここでカード会社に電話して、枠を増やせるか聞いてもいいですよ!」と、激奨してきたものの、料理する前におなかいっぱいになってしまいました!

 最後に、先生がポロっとこぼした言葉で印象的だったのは「私は『愛されめし』メソッドで今のカレのマインドを変えていったから、私が疲れている時は野菜スープを作ってくれるのよ」というエピソード。先生……彼氏いるんだ! なにはともあれ、そのカレとお幸せに……!

吉沢さりぃ(よしざわ・さりぃ)
山梨生まれ。B107cm、Kカップの現役底辺グラドル兼ライター。2016年に『グラビアアイドルのぶっちゃけ話』(彩図社文庫)で作家デビュー。趣味は飲み歩き。