ノブの「クセが強い!」というフレーズをきっかけにバラエティー界の主役となった千鳥。その千鳥を追うようにレギュラー番組16本を抱えるまでの人気者となったかまいたち。そして、“ポストかまいたち”としてバラエティー番組で活躍する見取り図やニューヨーク──。多くの芸人たちが続々とブレイクを果たしているなか、次なる飛躍が期待されつつあるのが、アインシュタインのツッコミ担当・河井ゆずるだ。
<…「アインシュタイン」カテゴリーアーカイブ
「ブスいじりは文化」アインシュタインが築き上げた、ブサイクいじりの“塩梅”
関西ではすでに和牛やアキナと並び、抜群の人気を誇るアインシュタイン。そして現在、ボケである稲田直樹の一度見たら忘れられない鮮烈な「顔面」と清らかなメンタルのギャップがバラエティでもてはやされ、その知名度はいよいよ全国区に。しかし、いわく「100点のブス(稲田<)」と「30点の男前(河井ゆずる)」コンビが奏でるネタは、驚くほどに正統派で本格派だ。稲田の顔面という強すぎる武器を上手に出し惜しみしながら、東京で売れていく仲間たちに「おこぼれちょうだい」とお願いしながら、虎視眈々とトップを狙う――。
***
――このインタビューのすぐ後にも、別のお仕事が控えていると……次期ブレイク候補として最近特にお名前を伺うのが、アインシュタインさんです。
河井 本当に、よくそんなふうには言っていただけるんですけど……ミキとかEXITに比べたら全然。ただ僕たちは1回出た印象がキツいだけで。
――毎週毎週、どこかで見てる印象があります。
河井 めっちゃ残像が残る期間が長いんです。
――タレントとして、それはとても大事なことですね。
河井 そうですね(苦笑)。いいことではあるとは思いますけど。
――特に『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)や『アメトーーク!』(テレビ朝日系)での稲田さんの衝撃は強かったと思います。
稲田 確かに。
――ただネットなどを拝見すると、もしかして稲田さんより河井さんのほうが変わってるという意見もちょいちょい出てきまして。
河井 いやいや、そんなことないですよ!
稲田 河井さんはおかしい。
――カリスマ伝説。
河井 いやいや、ないです。メチャクチャまともです。
――コンビとしては二段階方式というか、関東のお客さんにはまず稲田さんで衝撃を与えて、その後カリスマ伝説が来るという、そういうコンビとしての戦略があるのかなと。
河井 いや、ないです全然。そんな。カリスマ? なんですか、それ。
――ケンコバさんがラジオでおっしゃっていた――(愛用している自転車は水色の車体に前輪だけピンク色のタイヤの「ミンキーモモ仕様」、夏になると蛍光色の黄色いタンクトップに、アメリカ国旗模様の短パンをはいた上、ミンキー自転車に乗って大阪千日前通に現れるなど)。
河井 あぁ、それ全部ウソです! コバさんがちょっと大げさに言わはったのをラジオのリスナーが面白がって、僕らのWikipediaを書き換えただけなんで。
――Wikipediaは、あまりうのみにしてはいけないということですね。
河井 あんまりっていうか、絶対ダメです!
――稲田さんから見て、河井さんはどういう人ですか?
稲田 しっかり者の、頑固者の、そしていい匂いのする……
河井 なんやねん、それ(笑)。
稲田 そんな39歳ですね。
河井 いや、年はええやろ。お前も35やで。
稲田 アイドルのイベントのMCをさせていただいた時に、楽屋口から入ったら、すごいストロベリーのいい香りがするなぁと思って。さすがアイドルのイベントやなぁと思ったら、それ河井さんから出てた匂いやって。
――まさか体臭が……
稲田 イチゴなんです。
河井 妖精か!!
――よしもと男前ランキング、ブサイクランキングに、それぞれがランクインされています。コンビとして、そういう自らのキャラクターは意識されていますか?
河井 いや、意識も何ももうね、変えられない状況なので。(相方に)男前になってくれっていうのも、むちゃな話なので。あとは僕がどう振り切るかだけやとは思う。
――カリスマが……
河井 いやいや、その呼び方やめてください。なんでカリスマ!
――売れてる芸人さんの特徴なのかもしれないんですけど、コンビがお互いに認め合ってるというか。お互い自由にさせて、良さを引き出し合うみたいなところがあるんじゃないかなと。アインシュタインさんにも、そういうイメージがあります。
河井 コンビ組みたての頃は、よく揉めることもありましたけどね。
――もともと稲田さんから誘ったんですよね。
稲田 そうですね、はい。
――どういうところがカリス……河井さんの魅力だと思われたんですか?
稲田 2年先輩で、よくご飯とか連れていってくれてたんです。学ぶところが多いなというのと、あとしっかりツッコんでくれるなぁというところで。それこそリアルな話でいうと、見た目的にもわかりやすいっていうのもあったんですよ。ただ、ジャニーズの方とか俳優の方とか本物の男前の人を目の前にした時に、河井さんってあれ……? 30点やん!!
河井 当たり前やん! そんなもんプロの男前と並んだらそうなるやろ!!
稲田 いや、30点かーい。
河井 お前ブスのプロか知らんけど、俺は男前のプロちゃうから!
稲田 俺ブスの100点やから。
河井 胸張るな、そんなもん。ええことちゃうやろ!
――稲田さんにコンビ組みたいと言われた時、河井さんはどういうふうに?
河井 断ってました、半年ぐらい。
――それはなぜ?
河井 扱いきれへんなっていう。見たことない武器なんで。僕もピンでやろうと思ってたというのもありましたし。
――気持ちが変わったのは?
河井 『M-1』が2010年に終わるっていうのがわかって、出えへんまま終わるのもなぁというのもあったんです。ほんなら1回ちょっと出てみようか、みたいなのでやり始めたのが、きっかけといえばきっかけだと思いますね。
――組んでみて、印象は変わりましたか?
河井 いや、まぁ組んで変わったっていうことはあんまりないですね。もうある程度はわかっていたので。これとやっていくのか、大変やな、って(笑)。
稲田 めちゃめちゃ嫌々やん……
河井 いやいや、違う。最初は大変ですよ、やっぱり。今よりさらにブスやったので。笑えないブスやったかもわからないです、本当に。
――笑えないブスですか?
河井 今よりも暗かったですし、それこそ。
――今は稲田さんのポジティブな部分が結構フィーチャーされていますが、当時はそういう感じではなかったと。
河井 元の性格はそうやったのかもわかんないですけど、表にあんまり出せてなかったのかもわからないですね。
――河井さんが、それを引き出した……?
河井 いや、そういうつもりでもないんですけど。僕も自分のことでいっぱいいっぱいやったので。徐々にっていうことやと思う。いろんな場面でお仕事させていただいたりとか、いろんな失敗をしてやと思いますけど。
――だんだん「あ、こういうふうにやっていけばいいんだな」という、アインシュタインの形に。
河井 そうですね。でも、何をどうしたらっていうのは、ほんまに劇場の出番を1個1個しっかりちゃんと向き合ってっていうのの積み重ねなのかな、と思いますけど。
――ネタも、そこまで容姿のことを引っ張らないですよね。
河井 意識して、っていうわけじゃないんですけどね。ほんまやったら……。
稲田 フリで入れるくらい。
河井 うまいこと入れられるほうがいいのはいいな、とは思ってるんですけど。
稲田 ネタによってはメチャクチャ入れてるし。でも、毎回毎回そんなブサイクいじりばっかりやと、お客さんも胃もたれするんで。
河井 いじり始めたら、僕らの持ち時間である5分じゃ入りきらない。
――あえてつかみでとどめてっていう。
河井 そうですね、ほどよく……。
稲田 そんな感じですよね。35年ブスやから。35年は5分に収まらない。
――しかし、なんとなく容姿をいじることが難しくなっている風潮というか、やりづらくなってきたりとかあるのかな、とも思うのですが。
稲田 そうなんですよ。でもね、自分で言うのはありですよね、たぶん。それすらも危ういっていわれてる世の中で、全部封じられたらどうしよう。
――不安ですか?
稲田 僕は、面白い文化やと思うんですよね。自分の……言うたら普通の人からしたらコンプレックスなところって、やっぱりちょっと面白いところがあると思うんですよ、絶対に。それをちゃんとお仕事として成り立たせるというか。なくなってはいけない文化だと思うんですよね。一番あかんのは、ブスやなぁと思ってるのに言わへんとか。結局、それがバレてるっていうのが一番ダメなことで。大っぴらに言ったら、こんなに楽しい世界があるんだよって言いたいんですよ。
――卑屈さがないっていうのが、稲田さんのすごいところだと思います。
稲田 ただ、自覚が浅いんですよ。見えないじゃないですか、自分で自分の顔って見えないから。たまにほかの人たちと一緒になって誰かの見た目いじったりしてる時にゾッとします、自分で。
河井 ほんまにようあるんですよ(笑)。
稲田 そこは周りに注意されて、注意っていうか「おい、誰が言ってんねん」って言われた時に「天然でやってしまった感」がすごい恥ずかしいっていう(笑)。
河井 ほかの芸人のことをみんなが「おいブスやなぁ」とか「お前なんやねん、その顔」とか、みんなでわぁってわろてる時に、お前ようわろてんな、本当に。
稲田 いや、笑うのはいいけど、ちょっと優位に立って笑ってる時があって、それはちょっと……。
河井 あるな(笑)。
――でも、いいですよね。妙に自覚しすぎている人より。
稲田 自覚したらしんどいかもしれないですよね、もしかしたら。
――そもそもブサイクとかイケメンって、何を基準としているのかって話ですよね。
稲田 確かに。この人ほんまに男前か? みたいな人が男前って言われたりもしてますもんね。
河井 いやいやいやいや、そんな難しい話じゃないですよ。ブサイクはブサイクでしょ! ただこいつは今までにいなかったブサイク芸人というか。ブラマヨの吉田(敬)さんとか、南キャンの山里(亮太)さんもそうですけど、ブサイクという自覚がちゃんとあって、だからやったからこんなつらい思いしてきた、というのがネタになってる。でも、こいつの場合は、自分のことをブサイクと思えてない瞬間が、長所でもあり短所でもある。無自覚、無責任が功を奏してるのかなぁとは思いますけど。普通じゃない、明るいブスという。
――そして何事においても、やっぱり1位になるってすごい。ブサイクラインキングも男前ランキングも。
河井 中途半端よりは絶対いいと思います。でも、男前ランキングのポスターに和牛の水田(信二)がそこそこの顔して写ってるのはどうかしてるな、とは思いますね。
稲田 本当にそれです。わかってない人が、あのポスター作ったんですよ。
河井 水田に関しては、ちょっと納得してない。
稲田 あれですよね、最近成り金デブですよね。
河井 小金持ち成り金デブです。
――和牛さんやアキナさんなどが一足先に認知度を広げていることに関してはいかがでしょうか。焦りなどはありますか?
河井 いや、でも正直あんまりそういうのはないですね。全然違うので。芸風も違いますし、コンビ歴も違いますし。ずっとユニットでやっててお互いの苦労もよくわかってるので、コンテストの予選で自分たちが落ちて2組が行ってる時とかは、もう頼むから上まで行ってくれ、そんで俺ら引き上げてくれよと。
――なるほど。
河井 おこぼれちょうだい、ちょうだいって(笑)。お互いに、それで面白くやっていけたらいいじゃないですか。
――アインシュタインさんの今後の目標は?
稲田 劇場に出続けていたいな、というのはありますね。あんまり普段、お互いしゃべらないんですよ。舞台上のアドリブで、なんかお互い言いたいことを言うみたいな時間があるんですけど、普段しゃべらない分、それがとてもノリノリになったりするんで。
――お互いの言いたいことを舞台でぶつけ合う、みたいな。
稲田 「お、その角度でいじってくる? ほんなら私も言わしてもらいますけど」って感じで、そのへんがたぶん一番生のお笑いの醍醐味だなと思うので。ネタ合わせしてできるものじゃない。アドリブから生まれるというか。
河井 やっぱりテレビ見て育った世代なので、もちろん全国区の冠番組は目標のうちのひとつです。でも、なんやかんやでやっぱり面白い娯楽やと思うんです、劇場っていうのが。こんだけ数ある娯楽の中から、劇場を選んでもらえるようにし続けたいなというのは思いますね。
――わざわざお客さんが見に来るっていうことですもんね。
河井 そうですね。2,000~3,000円のチケットに加えて何万円も交通費かけてきてくれたりとかっていうのは、やっぱりありがたいですし。
――最近は「第七世代」という言葉をよく聞きますが、お2人的に、そのくくりはどう思われますか?
河井 いや、どうですかね。僕らは意識せずに、やとは思うんですけど。入れるんやったら入りたいなとは思いますね(笑)。
稲田 迷惑してるんですよ。僕らが若くない芸人みたいになるんで。第七世代っていうくくりがあるせいで、それに入れなかった芸人が時代遅れみたいになるでしょ。
河井 でも、まぁ今は漫才劇場も、一応大阪の若手が出る劇場ですけど、もうおっさんばっかりです。
稲田 そうなんですよ。
河井 ゲームコーナー終わった後、もうみんなはぁはぁ言ってるんです。立たれへん、みたいな状況なので。
稲田 第7世代って言いだしたの、霜降りのせいやですよね。一度2人でご飯食べに行って、第七世代についてしっかりお話しないといけませんね。「どう思ってるの?」って。
河井 その発想がおっさんや(笑)。
(取材・文=西澤千央)
ブサイクブームの新星! アインシュタイン稲田直樹の快進撃と今後の課題
今回取り上げるのは“稲ちゃん”こと、アインシュタイン稲田直樹。急角度にしゃくれたアゴがトレードマークだが、テレビ露出も急角度で上昇中。「よしもとブサイクランキング」では3年連続1位で殿堂入りを果たし、相方の河井ゆずるは2019年の同「男前ランキング」で1位と、“分担”がわかりやすい。
目下コンビで『ダウンタウンDX』(日本テレビ系)、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)、『サンデー・ジャポン』(TBS系)、『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)などなど、主要な「顔見せ」番組を席巻。バラエティ界で「1周目」を回っている。
河井の同期芸人には、かまいたち、和牛がいるが、昨年までだいぶ差がつけられていた。ただこれら2組が意外と頭打ちというか、安定してしまった感がある一方、勢い的には彼らのほうが勝っている。
快進撃の始まりはMVS
快進撃のキッカケは、今年1月の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)で、稲田がMVS(Most Valuable すべらない話)に選ばれたことが大きいだろう。色を識別できるスマホアプリで額の色を確認すると、「銀鼠(ぎんねず)色」「甕覗(かめのぞき)色」という聞いたこともない色の種類が割り出されたという話から始まり、美容専門学校の実習で、稲田の女装メイクを担当した学生が担任に「私の奴だけムズい」と相談していた話と、名刺代わりのブサイク話でたたみかけ、初登場にして初優勝をさらった。
思えば、これまでのブサイク芸人は、どこか卑屈で恨みがましい性格だった。だが稲田 の場合は、自らのブサイクエピソードを、普段の挨拶のように事もなげに話す。その淡々とした描写が、絶妙に悲哀を感じさせてくれる。ただ、不思議とあまりかわいそうとはならない。
ほかにも「大阪の珍しいお店を写真に収めようとしていた外国人観光客の前を横切ろうとしたら『ホワッツ?』と言われた」「自分の先を飛んで行ったセミが振り返り、二度見した、」「ポストになぜか投函してあった古びた辞書の折り目のついているページを開けたら、『下アゴ』という言葉に赤くアンダーラインが引かれていた」など、これまでのブサイク芸人より数段レベルが上の話ばかりだ。
稲田に訪れた活況は、そうした“先輩”たちの身辺変化が影響している。出れば悲鳴が上がっていた南キャン・山里亮太は地道にトークを磨き、いまやMCの座を次々と手にしている。アンガ田中卓志も、親友・山里の結婚によって少し風向きが変わってきた。フット岩尾望はブサイクだがオシャレという道に進み、純度としては低くなっている。既存のブサイク芸人も落ち着いてきた中、新たな人材を求めるのは自然なことだろう。
また、最近のお笑いコンビの傾向として、相方を自由に泳がせて、締めるところは締めるという「見守り型」が増えている。せいやと粗品の霜降り明星しかり、草薙航基と宮下兼史鷹の宮下草薙しかり。アインシュタインの場合も、河井がうまく後方支援をしてくれている。もし河井の稲田への“アタリ”が、フット後藤輝基のように強かったら、稲田の個性は半減していただろう。
彼らのコンビ名の由来になったのはもちろん、今年、生誕140年を迎える物理学者アルベルト・アインシュタイン。だが、女性ファンから「かわいい」と言われる現象は、天才も解き明かせない難題だろう。逆に稲田たちに与えられた課題は、夜7時台・8時台と比較的浅い時間帯のゴールデンに出られるかということ、ブサイクエピソードをたまに話しに来るだけにとどまらず、東京でのレギュラー(準レギュラー)を確保し、定位置を見つけることだろう。いち早く、自分たちの成功方程式を見つけてほしいものだ。
アインシュタイン稲田が公私にわたってモテまくり⁉ 空前の「ブサイク芸人」ブームが到来中のワケ
吉本興業が毎年行う「ブサイクランキング」を3連覇中のアインシュタイン・稲田直樹をはじめ、宮下草薙・草薙航基、金属バット・友保隼平など、このところ、バラエティ番組では「ブサイク芸人」が重宝されている。
その理由を制作会社スタッフが明かす。
「昨今の芸能界では不倫は命とり。その点、ブサイク芸人の場合は、女性スキャンダルのリスクが低い。また、先日はAマッソが差別ネタで批判を浴びましたが、現在は炎上必至の人を傷つけるネタはご法度。その点でもブサイク芸人は基本的に“人から傷つけられる側”であるため、スポンサーとしても安心感がある。稲田と草薙は『アメトーーク!』(テレビ朝日系)の加地倫三プロデューサーのお気に入りですから、今後はさらなるブレイクが期待されます」
一方、女優の蒼井優を射止めた山里亮太のように、「ブサイク芸人」がモテる時代もやってきている。「実際、稲田の女性人気は凄いことになっている」と言って放送作家はこう証言する。
「信じがたいですが、稲田はハンパなく女性にモテていますよ。彼が登場すると、昔なら『ギャーッ』という悲鳴だったのが、今や『キャーッ』という歓声に変わってきています。プライベートで言い寄ってくる女性も多いと聞いていますよ」
そんな稲田に警鐘を鳴らしているのがあの男。前出の放送作家が続ける。
「お笑い界に、『ブサイク芸人会』という集まりがあるんですよ。先日には山里の“脱退式”が行われ、逆にナインティナイン・岡村隆史が加入したようです。会の中心人物はアンガールズなのですが、稲田は『チヤホヤされるのは一瞬だから、調子に乗るな』と助言されていたそうです」
かつて、「抱かれたくない男」のトップにいた出川哲朗は、今や11社のCMに起用される人気ぶり。ネオブサイク芸人たちも調子に乗らず、愛され続けることが大事だろう。
宮下草薙、四千頭身、アインシュタイン……ブーム芸人不在の2019年、プチブレークを狙うのは誰?
2017年のブルゾンちえみ、18年のひょっこりはん……毎年上半期に大ブレークする芸人が登場するというのが最近のお笑い界の流れだったが、19年はちょっと違う。
「元日の『おもしろ荘』(日本テレビ系)出演者がブレークするというのが定番となっていたんですが、今年は空振り。その代わりと言ってはなんですが、霜降り明星やEXITあたりが人気となっています。ただ、大ブームとなるような旬の芸人がいるわけではないので、制作サイドとしてはいろんな芸人を起用して、いい人材を発掘していきたいという方向性になっています。そういう意味では、どの芸人にもチャンスが回ってきそうです」(制作会社スタッフ)
そんな中、ここ最近注目度を高めているのが、太田プロダクションの漫才コンビ・宮下草薙だ。異常にネガティブなボケ担当・草薙のキャラクターがウケて、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)などにも出演している。
「草薙は、モニターに映し出されている自分が気持ち悪くて見られないというほどに、心配性でネガティブ。そのくせ、強くツッコんでくる先輩に『やめて!』と叫ぶなど、これまでにないタイプの芸人さん。イジる要素がたくさんあるので、テレビ的にはかなりオイシイ人材です。ただ、今後テレビに慣れてしまうと、今のネガティブキャラが死んでしまう可能性も高いので、そこが心配です」(同)
そんな宮下草薙と並ぶ形での注目株がワタナベエンターテインメント所属3人組・四千頭身だ。
「昨年くらいから“ネクストブレイク枠”と言われていたものの、なかなか結果が出ないのが四千頭身。ただ、その“伸び悩み”の部分を笑いに換え始めていると、関係者の間では徐々に評価も高まっています。ツッコミの後藤拓実が、『アメトーーク!』(4月11日放送回)に出演した際、番組にハマる宮下草薙の草薙に嫉妬して、爪痕を残そうと無理やりトークを盛っていたとことなんかは、かなり面白かった。見事な“伸び悩み芸”で、チャンスをつかむかもしれません」(放送作家)
また、着実にメディア露出を増やしているのが、吉本所属の漫才コンビ・金属バット。フリースタイルすぎる漫才が注目を集めている。
「丸坊主と長髪という見た目のインパクトやガラの悪さもあって、テレビ的ではないと言われつつも、ネタ番組には呼ばれているし、その都度爪痕も残している。それこそ、今年のM-1グランプリ優勝も射程圏内と言われています」(テレビ局関係者)
一方、もう一組『M-1グランプリ』の優勝候補と目されているのが、同じく吉本の漫才コンビ・アインシュタインだ。
「よしもとブサイク芸人ランキングで3年連続1位となったボケの稲田直樹のルックスに注目が集まりがちですが、漫才は意外と正統派で、実力も確か。最近では全国区の番組出演も増えて、視聴者も稲田のルックスに慣れ始めているところだと思うんですよ。そうなると、今度は漫才の面白さをしっかり見てもらえるようになるので、徐々に評価も高まってくるはず。今年のM-1では、かなりいいところまで行くのではないでしょうか」(同)
大ブームとなる芸人はいないが、プチブレークを狙えそうな芸人はたくさんいる2019年。彼らが切磋琢磨することで、お笑い界も盛り上がりそうだ。
宮下草薙、四千頭身、アインシュタイン……ブーム芸人不在の2019年、プチブレークを狙うのは誰?
2017年のブルゾンちえみ、18年のひょっこりはん……毎年上半期に大ブレークする芸人が登場するというのが最近のお笑い界の流れだったが、19年はちょっと違う。
「元日の『おもしろ荘』(日本テレビ系)出演者がブレークするというのが定番となっていたんですが、今年は空振り。その代わりと言ってはなんですが、霜降り明星やEXITあたりが人気となっています。ただ、大ブームとなるような旬の芸人がいるわけではないので、制作サイドとしてはいろんな芸人を起用して、いい人材を発掘していきたいという方向性になっています。そういう意味では、どの芸人にもチャンスが回ってきそうです」(制作会社スタッフ)
そんな中、ここ最近注目度を高めているのが、太田プロダクションの漫才コンビ・宮下草薙だ。異常にネガティブなボケ担当・草薙のキャラクターがウケて、『アメトーーク!』(テレビ朝日系)などにも出演している。
「草薙は、モニターに映し出されている自分が気持ち悪くて見られないというほどに、心配性でネガティブ。そのくせ、強くツッコんでくる先輩に『やめて!』と叫ぶなど、これまでにないタイプの芸人さん。イジる要素がたくさんあるので、テレビ的にはかなりオイシイ人材です。ただ、今後テレビに慣れてしまうと、今のネガティブキャラが死んでしまう可能性も高いので、そこが心配です」(同)
そんな宮下草薙と並ぶ形での注目株がワタナベエンターテインメント所属3人組・四千頭身だ。
「昨年くらいから“ネクストブレイク枠”と言われていたものの、なかなか結果が出ないのが四千頭身。ただ、その“伸び悩み”の部分を笑いに換え始めていると、関係者の間では徐々に評価も高まっています。ツッコミの後藤拓実が、『アメトーーク!』(4月11日放送回)に出演した際、番組にハマる宮下草薙の草薙に嫉妬して、爪痕を残そうと無理やりトークを盛っていたとことなんかは、かなり面白かった。見事な“伸び悩み芸”で、チャンスをつかむかもしれません」(放送作家)
また、着実にメディア露出を増やしているのが、吉本所属の漫才コンビ・金属バット。フリースタイルすぎる漫才が注目を集めている。
「丸坊主と長髪という見た目のインパクトやガラの悪さもあって、テレビ的ではないと言われつつも、ネタ番組には呼ばれているし、その都度爪痕も残している。それこそ、今年のM-1グランプリ優勝も射程圏内と言われています」(テレビ局関係者)
一方、もう一組『M-1グランプリ』の優勝候補と目されているのが、同じく吉本の漫才コンビ・アインシュタインだ。
「よしもとブサイク芸人ランキングで3年連続1位となったボケの稲田直樹のルックスに注目が集まりがちですが、漫才は意外と正統派で、実力も確か。最近では全国区の番組出演も増えて、視聴者も稲田のルックスに慣れ始めているところだと思うんですよ。そうなると、今度は漫才の面白さをしっかり見てもらえるようになるので、徐々に評価も高まってくるはず。今年のM-1では、かなりいいところまで行くのではないでしょうか」(同)
大ブームとなる芸人はいないが、プチブレークを狙えそうな芸人はたくさんいる2019年。彼らが切磋琢磨することで、お笑い界も盛り上がりそうだ。
アインシュタイン・稲田直樹「吉本ブサイクランキング」1位の“特権”がヤバすぎる!?
14日、アインシュタインの稲田直樹が、よしもと漫才劇場メンバーによる「男前・ブサイク芸人ランキング」においてブサイク部門1位を獲得した。対して相方の河井ゆずるは男前部門で1位となり、対称的な結果となった。稲田のルックスは30代とは思えない禿げ上がったオデコに突き出たアゴといった独特の形状である。もはやブサイクを通り越しているともいえよう。
稲田といえば、12日放送の『人志松本のすべらない話』(フジテレビ系)では「美容専門学校の生徒が実習で各芸人に女装メイクをすることになったが、自分の担当の生徒がどうすればいいかわからず泣き出しそうだった」といったエピソードで「もっともすべらなかった話」に対して与えられる「MVS」を獲得している。そんな彼にはブサイクゆえの特権があるようだ。
「稲田は、先輩芸人のケンドーコバヤシに非常にかわいがられています。あまりにブサイクすぎるので『ファンの女性に堂々と手を出す』ことをケンコバから許されているそうです。ケンコバといえば、実際のキャラクターはいたって真面目な性格で知られますから、ネタ半分だとしても、稲田に真剣に同情している部分もあるのかもしれません」(放送作家)
稲田のルックスは強烈ではあるが、それでも卑屈さがないのも魅力であろう。
「顔つきは昔から変わっていないものの、明るい性格であったため、いじめられるといったことはなかったようです。ブサイクな部分は行動でカバーしようとしており、積極的に女性にアタックをかけることでも知られています。こうしたポジティブな部分は芸人としては良い方向に作用するのではないでしょうか。さらに、ファンの女性とはテレフォンセックスを楽しんでいるようで、こうした変態チックな部分も、ケンコバと気が合うのかもしれません」(同)
現在は大阪を拠点に活躍しているアインシュタインであるが、『すべらない話』に続き、今回のランキング登場で、さらなる話題を集めそうだ。
(文=平田宏利)