TBSで相次ぐ人気番組のやらせ発覚、視聴者が向ける“あの番組”への疑念がいよいよ確信に!

 もはや打ち切りは免れないか?

 9月11日、TBSは人気バラエティー番組『クレイジージャーニー』の8月14日放送回で「生息域を捜索したものの発見できなかったことから、事前に準備していた生物を放ち、撮影しました」と報告。調査が完了するまで放送休止することを発表した。

「問題となったのは、爬虫類ハンター・加藤英明氏がメキシコに生息する珍しい生物を探し捕獲する旅に同行取材する企画です。放送では6種類の生物が紹介されましたが、このうち4種類は番組スタッフが現地の取材協力者に依頼し、 ロケの前に準備していた生物を使って撮影していたものと判明しました。さらに調査の結果、過去11回の放送で事前に準備していた生物は合計15種類にのぼることも明らかに。9月18日に予定されていた最新DVDの発売も延期が発表されています」(芸能ライター)

 TBSといえば、8月11日放送の『消えた天才』において、当時12歳の少年の野球の試合映像を放送した際、映像を早回しすることで実際の投球よりもストレートの球速が速く見える“加工”を行っていたことを報告していたばかり。

 TBS佐々木卓社長は日本テレビの『世界の果てまでイッテQ!』にやらせ疑惑が浮上した際、「他人事とはせずに我々も視聴者の皆さんの期待を裏切ることはあってはいけないというのが鉄則」と語っていたが、とんだ赤っ恥となった格好だ。

 しかし、TBSでは、人気番組でのやらせが相次いで発覚したことで、視聴者の“あの番組”への疑念はいよいよ確信に変わったようだ。テレビ誌ライターが言う。

「『ニンゲン観察バラエティ モニタリング』ですよ。あまりに都合が良すぎると視聴者に指摘されたり、不自然な場面が“動かぬ証拠”としてネット上を賑わすこともしばしば。ある回では、一般人として出ていた男性がツイッターで『エキストラのバイト』だと投稿していたこともあります。あまりに『○○はおかしい』『仕込みだろ』と言われるため、番組サイドは先回りして『収録の内容は知らせずにエキストラ会社から派遣してもらってます』という体にし始めています。しかし、今回のやらせ発覚で、『モニタリング』にも何らかの影響が出るのは間違いないでしょう」

 視聴者からの信頼を失ったことで、TBSのバラエティー番組はこの先すべて「どうせ、やらせ」といったレッテルを貼られることになりそうだ。

面白いを追求しすぎた結果? 疑惑紛糾した「ヤラセ番組」ランキング

 4月16日にテレビ朝日系列で放送された『国民1万人がガチで投票! 冷凍食品総選挙』が物議を醸している。お笑いコンビ・爆笑問題がMCを務めたこの番組では、国内の各メーカーから出ている冷凍食品のランキングを決めるという内容だったが、冷凍食品の大手であるはず味の素が何故か不在。さらに、番組内1位となったニチレイの『本格炒めチャーハン』のCMが番組終了後に流れるなどしたため、世間ではヤラセなのではないかという声が挙がっているのである。その真偽は定かではないが、こうしたヤラセを疑われる番組は過去にも多く存在し話題をさらってきた。今回はこの番組になぞらえ、知名度の高いそうした番組をランキング形式で5つ紹介したい。

・第5位 白熱ライブ ビビット ホームレス取材

 TBS系列の情報番組。2017年の1月31日に放送された回で、多摩川沿いに住んでいるホームレスについて特集。ホームレスたちを「多摩川リバーサイドヒルズ族」などと呼んだことも批判を集めたが、特集内のホームレスが取材陣に対して怒鳴り声をあげるというシーンについて、そのホームレスがTBSにヤラセを頼まれたことを後に証言。多くの批判を集めることとなり、同年3月に番組やホームぺージで謝罪をすることとなった。

・第4位 笑っていいとも! 子役仕込み

 長年フジテレビの昼の顔となっていたこのバラエティ番組にもヤラセがあった。03年6月4日の放送中、子どもが自身の将来の夢を語るという内容の素人参加コーナー「ドリームズカムチャイルド」で、2番目に登場した女の子が自分の子役事務所を名乗ってしまい、さらにその前に登場した男の子も同じ事務所に所属していることを暴露してしまったというもの。タモリも知らされていなかったのか、「あー、これ仕込み?」と大爆笑する事態となった。

・第3位 世界の果てまでイッテQ! 祭り捏造

 日本テレビ系列のバラエティ番組。この中での人気コーナーである、お笑い芸人の宮川大輔が世界中の祭りを巡るという内容の「世界で一番盛り上がるのは何祭り?」で、18年5月20日に放送されたラオスの橋祭りが、本来存在しない祭りではないかとの疑惑が週刊誌によって報道。さらに、17年2月12日に放送されたカリフラワー祭りをはじめとした複数の祭りにも同様の疑惑が浮上し、局側はヤラセを否定したものの、このコーナーは終了することとなった。

・第2位 発掘! あるある大事典II 納豆ダイエットのデータ捏造

 07年まで放送されていたフジテレビ系列の情報番組。07年1月7日に放送された回で、納豆のダイエット効果を特集したものの、その後週刊誌が捏造疑惑を指摘し、製作元である関西テレビに質問状を送付。その後、関西テレビ内で内部調査を行ったところ、行ってもいない血液検査のデータが捏造されていた事や、写真なども関係ないものが使われていたことが発覚。当時の関西テレビの社長が謝罪に追い込まれ、これを理由として番組が打ち切られる事態となった。

・第1位 ほこ×たて

 13年まで放送されていたフジテレビ系列のバラエティ。13年10月20日に放送された『スナイパー軍団vsラジコン軍団』という特集に出演したラジコンメーカー・ヨコモの社員が、放送内容が実際のものとあまりにかけ離れているとして、自社のホームページで経緯を発表。番組内で放送されたラジコンがスナイパーに撃ち抜かれたシーンが、それまでの撮影でとったシーンの繋ぎ合わせてあることなどを暴露した。このヤラセ問題により、番組は打ち切られることとなった。

  いかがだっただろうか。確かに、視聴者が劇的な効果や過激なシーン、面白いものを求めているのは確かだが、ヤラセを行ってまでそれに応えようとする姿勢は、糾弾されてしかるべきものだろう。今後はこうしたヤラセ番組が作られないよう、各局には自制を求めたい。