『やまいだれの歌』(新潮社)
2010年に『苦役列車』(新潮社)で芥川賞を受賞した西村賢太。受賞会見での「風俗に行こうかなと思ってた」発言をきっかけに、その個性的なキャラクターにも注目が集まった。同作は12年に森山未來と前田敦子出演で映画化もされて話題に。こうして一気に人気作家の仲間入りを果たしたと思われたが、『苦役列車』以降は売り上げが振るわず、7月に発売した初の長編『やまいだれの歌』(同)も散々の売れ行きという。
「初版の1万部がまったくさばけていないそうです。純文学の単行本で初版1万部というのはさすが芥川賞作家という強気の数字ですが、単行本だけで20万部売り上げた『苦役列車』と比べると、落ち目感は否めません」(書籍編集者)
