真木よう子、小雪、西内まりや……“大コケ”クイーンは誰の手に!? 2017年ドラマ低視聴率ランキング

『ドクターX~外科医・大門未知子~』第5期(テレビ朝日系)、『陸王』(TBS系)、『コード・ブルー~ドクターヘリ緊急救命~THE THIRD SEASON』(フジテレビ系)……と、今年も話題の連続ドラマが多くの視聴者を感動させた一方で、あまり関心を寄せてもらえず、早期打ち切りとなった地獄のような作品も存在します。そんなドラマが「2017年のうちに成仏できますように」との思いを込め、残念ながら低視聴率に終わった民放プライム帯ドラマを振り返ります。

■首位はもちろん『セシル』!

 全話平均視聴率が7%を切ってしまったドラマは、11作品。ワーストランキングは以下の通りです(ビデオリサーチ調べ、関東地区/クールまたぎ除く)。

1位『セシルのもくろみ』(フジテレビ系)4.5%
2位『大貧乏』(フジテレビ系)4.9%
3位『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』(フジテレビ系)5.3%
4位『明日の約束』(フジテレビ系)5.7%
5位『僕たちがやりました』(フジテレビ系)6.1%
6位『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)6.1%
7位『人は見た目が100パーセント』(フジテレビ系)6.4%
8位『嫌われる勇気』(フジテレビ系)6.5%
8位『警視庁いきもの係』(フジテレビ系)6.5%
8位『刑事ゆがみ』(フジテレビ系)6.5%
11位『突然ですが、明日結婚します』(フジテレビ系)6.7%

 トップは、11月に篠原涼子主演映画『SUNNY 強い気持ち・強い愛』の降板が発覚するなど、何かと話題の真木よう子が主演の『セシルのもくろみ』。7位の『人は見た目が100パーセント』同様、「女は女らしくあるべき」「女はおしゃれをするべき」というフジの揺るがない価値観がこれでもかと詰め込まれた作風で、第6話では驚愕の3.7%を記録してしまいました。

 最終回では、主人公による約10分間の演説シーンが。「そういうネットニュースが出るたびに、いちいち右往左往するのはどうなんでしょう? もう数字とか、ネットとか、そんな本当の正体もわからないものに振り回されるの、やめにしませんか?」「先日は、撮影を飛ばしてしまって、すいませんでした!」など、自身に関するもろもろの騒動をネタにしたセリフを言わされていた真木ですが、結局、同作を最後に表舞台から姿を消してしまいました……。

■フジ“死に枠”が廃止に

 2位は、小雪にとって14年ぶりの連ドラ主演となった『大貧乏』。裏番組の木村拓哉主演『A LIFE~愛しき人~』が、竹内結子、松山ケンイチ、及川光博、浅野忠信、木村文乃とこれでもかと主役級の役者を盛り込んだせいか、大苦戦。小雪は、子育てに奮闘するシングルマザー役を好演していましたが、世間ではあまり話題になりませんでした。

 もちろん、キャスティングだけのせいではないにしろ、小雪はここ数年「親になって初めて人間にさせていただいた」発言や、「(明日、起こるはずの日食を)見ました」発言など、“失言女優”のイメージが定着。好感度の低さが数字に表れてしまったのかもしれませんね。

 3位は、観月ありさにとって“テレビドラマ主演女優連年記録”26年目となる『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』。『大貧乏』の後番組だったこともあり、心配通りの結果となってしまいました。

 しかし、同作で号泣した筆者としては、正直、もっと評価されてほしかった……。主人公の「お前の骨には敬意を払う」「骨は決して裏切らないんだ」という独特なセリフ回しにも違和感はなく、観月の“なりきりぶり”に感心。原作ファンはいろいろ思うところがあるかもしれませんが、いやほんと、こんな変人役がはまる女優さんって、なかなかいませんよ。

 なお、『大貧乏』や『櫻子さんの足下には死体が埋まっている』が放送されたフジの日曜夜9時枠は、9位の渡部篤郎主演『警視庁いきもの係』を最後に廃枠となってしまいました。

■“カンテレ制作枠”失墜のきっかけ

 5位の窪田正孝主演『僕たちがやりました』は、草なぎ剛主演『嘘の戦争』、小栗旬主演『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』と、それまで好調続きだった火曜夜9時台のカンテレ制作枠の数字をガクンと落とすきっかけに。筆者含め熱いファンは多かったものの、エログロありの挑戦的な作風が視聴者層を狭めたのか、最終回も6.0%と低視聴率のまま終わってしまいました。

 当たり前ですよ、初回から加藤諒演じる高校生が腕に「ウンコ」ってピンで彫られたり、主人公ら高校生が、金持ちの先輩から無限に金を配られるドラマを、うちの両親が見るとは思えないもの。あと、自分の子どもにも見せたくない……。

 8位の『嫌われる勇気』は、“死に枠”の「木曜劇場」枠で放送。主演の香里奈は、「アドラー心理学で提唱される特徴をそのまま具現化したような人物」を“ほぼスッピン”で好演していましたが、「日本アドラー心理学会」が“放送中止”か“脚本の大幅な見直し”を求めてフジに抗議文を送ったことで、ミソが付いてしまいました。

 11位は、西内まりや主演の月9『突然ですが、明日結婚します』。これが俳優デビューとなったflumpool・山村隆太の大根ぶりもさることながら、脚本が兎にも角にもクソでした。脚本は、山室有紀子さんと倉光泰子さんの共同作とのことですが、倉光さんが後に面白ドラマ『刑事ゆがみ』の脚本を手掛けたとはいまだに信じられません。そのくらい『突然ですが、明日結婚します』は、子ども騙しの安直な恋愛ドラマでした。ああ、逆に見直したくなってきた……。

 みなさん、いかがでしたでしょうか? あまりにも話題にならなかったため、「そんなんあったっけ?」というドラマもあったかもしれませんね。しかし、ドラマの制作現場は、役者もスタッフも命がけ。全てのドラマが日の目を見られるよう、「日刊サイゾー」ではこれからも“全話レビュー(http://admin.cyzo.com/review.html)”を続けていきます!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

高橋一生のションボリ顔が「辛抱たまらん!」“どんより月9”『民衆の敵』の最終回に忠告

 篠原涼子演じる主婦が、独自のやり方で市民の願いを叶えていくハートウォーミング・ドタバタコメディかと思いきや、市議会の内紛ドラマだった『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。18日放送の第9話の平均視聴率は、前回より1.7%アップの7.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 思い返せば、高橋一生がデリヘル嬢役の女の子とケーキの生クリームをペロペロしていた頃がピークだったようにも……。中途半端にリアリティを求めるあまりか、ここのところどんよりとした地味な“いがみ合い”が続いています。そろそろ心躍る展開が見たい! というわけで、あらすじを振り返ります。

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■そんな顔しないで、一生……

 あおば市長・佐藤智子(篠原)に頼まれ、副市長になる決心をした藤堂(高橋)ですが、これを市議会のドン・犬崎(古田新太)が認めるはずもなく、「徹底的にやるぞ!」と市長のリコール計画はヒートアップ!

 犬崎は、自身がこだわり続けるニューポート計画の隣接地区に一大アミューズメントパーク「あおばランド」を作ると発表。しかし、どうやら「あおばランド」計画はでっち上げの模様。市民を浮き足立たせ、ニューポート反対派の智子の支持率を下げるのが狙いのようです。

 これを受け、犬崎のもとへ乗り込む藤堂。これに犬崎は、藤堂とデリヘル嬢・莉子のツーショット写真で対抗。「週刊誌に売るほどありますから」と脅かすと、藤堂は急に寂しい表情を浮かべ、退散してしまいます。ああ……、捨てられた子犬のような顔でうつむく一生がたまらん……。

 すっかり落ち込んでしまった藤堂は、その夜、隠れ家にしている薄暗いアパートに引きこもってしまいました。元気出してよ、一生。

 翌日、慌てて智子のもとを訪れる和美(石田ゆり子)。手には、一面に「佐藤市長 不正献金発覚」との見出しが躍る夕刊が。どうやら前の晩、犬崎がマスコミ各社に証拠となる領収書を送りつけ、智子の後援会が不正献金を受け取っているというリークをしたようです。

 この一件で、前市長の河原田(余貴美子)の汚職疑惑も、犬崎にはめられたものだと確信した智子は、早速、河原田のもとへ。すると、河原田の自殺した私設秘書・望月(細田善彦)と愛人関係にあった元あおば市役所職員の小野(猪塚健太)が登場。小野は、犬崎の手下の富田(渡辺いっけい)の指示で同性愛者の望月に近づき、政治資金として5,000万円を振り込んだと告白。小野の「河原田さんのためになる」との言葉を信じた望月は、知らぬ間に犬崎の陰謀にはまってしまったようです。

 真相を知った智子は、小野に真相を「公表してほしい」と頼みますが、河原田が「望月の性的嗜好も公になる」とこれを拒否。そこで智子は、「絶対、あいつに証言させてやる」と富田を探し始めます。

 一連の汚職報道により、人気が急落した智子。市民からも罵声を浴びせられ、最後は仲良しだった八百屋のおばちゃんに「あんたは民衆の敵なんだよ!」とリンゴを投げつけられ、第9話は終了です。

■一生ーッ!

 もう何話も暗く地味な展開が続いているせいか、中途半端にぶっこまれるコメディ要素の不自然さが鼻に付く同作。シビア路線に舵を切ってからはまっている視聴者も少なからずいそうですが、何せツッコミどころが多いので(市長の夫と、新聞社の社史編纂室で働く社員の不倫疑惑の釈明会見を、メディアが生中継したり……)、イマイチ入り込めないというのが正直なところです。

 とはいえ、「正しい政治ってなんなの!?」と自問自答を繰り返す主人公の姿を見ていると、それなりに考えさせられる部分も。今回は智子の仲間内で、映画『プライベート・ライアン』になぞらえ、「1人の幸せのために、みんなが犠牲になってもいいのか?」との禅問答が繰り広げられたのも、見る人によっては心にピキーンと響いたのではないでしょうか? いまさらながらこのドラマは、細かい展開を楽しむというより、ざっくりとした問題提起として受け取るべきなのかもしれません。

 また、同作ですっかり一生の魅力に取りつかれた筆者は、智子をマスコミから守ろうとする藤堂の姿にキューン! もう辛抱たまらん状態なので、次回の最終回(15分拡大)は、藤堂の心の闇を75分かけてじっくりと描いてほしいです! もう、犬崎をギャフンを言わせたりしなくていいから。

 というわけで、どんより展開で最終回へつないだ『民衆の敵』。一生のスーツ姿を、最後まで目に焼き付けたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

ラストシーンに武井咲不在! 日テレ『今からあなたを~』大コケでディーン・フジオカの“黒歴史”確定へ

 ついに最終回を迎えたディーン・フジオカ&武井咲ダブル主演ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。17日放送の第9話(最終回)は、前回から0.1ポイントダウンの6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。全話平均は6.1%でした。

 思い返せば、初回8.0%で始まったものの、第6話で4%台にまで落ち込み、最後まで低空飛行。これが記念すべき民放連ドラ初主演となったおディーン様ですが、今後「なかったこと」にしても、みんな許してくれると思います。もう1人の主演女優さんに、のっぴきならない事情がありましたから……。

 そんな不運なおディーン様ですが、筆者は13日放送の生音楽特番『2017 FNS歌謡祭 第2夜』(フジテレビ系)の振る舞いに震えました。同ドラマの主題歌「Let it snow!」など2曲を披露しましたが、不安定な歌声とは裏腹に、自信に満ち溢れた表情の数々! やはり女性ならば、本能的に自信のある男性に「ついて行きたい!」と思ってしまうもの。歌と歌の間に、さりげなく「Merry Christmas」と言ったときは、武井ばりに孕んでしまうかと思いました。

 そんなわけで、最終回のあらすじを振り返ります。

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■おディーン様の語学力が生きる!

 財団法人「雨垂れの会」代表の富永(真野響子)に殺された稚奈(わかな・松下奈緒)の敵を討つため、裏路地の中国人からチャカを調達する脅迫屋・千川(ディーン)。中国語でのやり取りが続き、5カ国語を操る(らしい)おディーン様の魅力が爆発していました。さすが、台湾でくすぶっていただけのことはありますね。『FNS歌謡祭』で披露していた英語より自然です。

 千川の復讐を止められなかった澪(武井)は、栃乙女(島崎遥香)に「ごめんなさい、私が千川さんを止められなかったせいで……」と謝罪。正直、筆者には千川と澪の絆の深さがイマイチ感じられないため、思い上がり発言にしか聞こえませんが、とにかく澪は罪の意識を感じている模様。そんな澪に、栃乙女は謎のスプレーを渡します。

 この日、ホールでクリスマスチャリティパーティーの準備をしていた「雨垂れの会」ですが、千川が施設内のセキュリティシステムを操作したため、警報機が発動。参加者を外へ避難させる富永に向かって、千川は銃口を向けますが、澪が前に立ちはだかり、スプレーをシュッ! 千川はその場に気絶してしまいました。

 脅迫屋のアジトに戻った澪は、「千川さんと2人きりにしていただけませんか?」と栃乙女、目黒(三宅弘城)、スナオ(間宮祥太朗)を外へ出し(だから、あんた千川のなんなんだよ……)、「人の命を奪う千川さんを見たくない」「人を救う、正しい脅迫をしてください」と懇願。これを受け、千川は「脅迫屋としてケリをつける」と約束します。

■「サンキュ」がダサカッコイイ!

 早速、千川たち(澪はアジトで留守番)は再び「雨垂れの会」の施設へ。富永の手下たちが襲い掛かりますが、千川が華麗なパンチや回し蹴りで次々と倒していきます。今回のバトルシーンは、たっぷり約4分間。最終回にふさわしく、カッコイイおディーン様が満載です。

 富永のもとへたどり着いた千川は、「稚奈を殺した罪を認めろ」と要求。しかし、これまでの数々の殺人を“弱者を救うための正義”と思い込んでいる富永は、かつてこのやり方を否定した稚奈を「馬鹿正直で恩知らずな子!」と罵り始めます。

 この後、富永に銃口を向けた千川を止めようとしたスナオが、千川に撃たれてバタリ。今度はチャカを富永に渡し、「死んで(自殺して)、悲劇の指導者として崇められるか、俺を殺して善人に成りすまして生きるか、2つに1つだ」と選択を迫ります。これまで、自分の手は汚さずにきた富永ですが、今回は命が惜しくなり、千川に向けて発砲します。

 直後、むくりと起き上がるスナオ。チャカには、最初から弾は入っていませんでした。千川に「今からお前を脅迫する。犯した罪を償え。さもないと、人を救いたいと願うその心まで失うことになるぞ」と言われた富永は、自首を決意。

 その夜、千川たちはアジトで待っていた澪と合流し、クリスマスパーティーを実施。雪が降る中、千川が澪に聞こえないように「サンキュ」と小声でつぶやきます。

 ラストシーンは、千川の仕事シーンへ。脅迫相手に「今からあなたを脅迫します」と言った後、おディーン様のニコニコ顔が画面いっぱいに広がり、終了です。

■ラストシーンに武井不在

 何かとしゃしゃり出てくる澪への違和感が最後まで拭えませんでしたが、最終回としてはキレイにまとまっていた印象。何より、千川と澪のラブシーン的なものがなくてよかった……。最後に取って付けたようなラブ展開があるのではないかと、前回あたりからずっとビクビクしていたので。

 また、回を追うごとに登場シーンが減っていき、“不思議な存在”となり、ついには“邪魔くさい存在”になってしまった澪だけに、ラストシーンがおディーン様のソロショットだったのも一安心。やはり、武井の事情に付き合わされたおディーン様の扱いとしては、これくらいであってほしいものです。よかった、よかった。

 で、連ドラが好評だと、その後、スペシャルドラマを制作しがちな日テレですが、同作の続編はないでしょうね。最初からはまり役だった三宅のドロボーぶりと、島崎のハッカーぶりが見られないのは寂しいですが、ドラマとしてはコケてしまいましたから、仕方のないことです……。

 なお、次クールの同枠は、山崎賢人がホストを演じる『トドメの接吻』。何やら、キスして死んじゃう“邪道ラブストーリー”だそうです。想像が付きませんが、今から楽しみです。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

石田ゆり子に“精子提供”語らせた『民衆の敵』5.3%自己最低……『逃げ恥』的な話題性狙った!?

 派手に大コケ中の篠原涼子主演市政ドラマ『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。11日放送の第8話の平均視聴率は、自己最低の5.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。単話としては“月9”史上ワースト2位となってしまいました。

 最終回まであと2話もあるようですが、心配になっちゃいますね……とか言ってても救済できないので、とりあえずあらすじを振り返ります。

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■『逃げ恥』のアレを狙った!?

 独断の記者会見で「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを解任いたします!」と発表し、市議会のドン・犬崎(古田新太)に対しクーデターを起こしたあおば市長の智子(篠原)。しかし、現実は厳しく、窓口業務以外の市役所職員が仕事をボイコット。犬崎派の前田(大澄賢也)も、「市長は精神的に不安定」などと記者に風評を流します。

 私設秘書も切ってしまったため、仕事の処理に追われる智子。そんな中、智子の協力者であるシングルマザー・和美(石田ゆり子)と、智子の夫・公平(田中圭)の不倫ゴシップが報じられてしまいます。

 犬崎の仕業と踏んだ和美は、とりあえず公平のもとへ。公平と公平の母・悦子(田島令子)の前で、突然、娘のあかね(野澤しおり)の父親について告白。友人の精子提供を受けてあかねを産んだという和美は、その理由を「仕事に夢中で恋愛どころじゃなくて。気がついたら出産のタイムリミットが目前だったんです」と言います。

 これに否定的な言葉を投げかける悦子に向かって、「恋愛できなかったら、子どもを持つ幸せも諦めなくてはいけないんでしょうか!?」「家族の形はひとつじゃない」と訴える和美。なんでしょう、この唐突なぶっこみ感……。

 石田といえば、独身アラフィフOLを演じた『逃げるは恥だが役に立つ』(TBS系ドラマ)で、「いま、あなたが価値がないと切り捨てたものは、この先あなたが向かっていく未来でもあるのよ」「自分に呪いをかけないで。そんな恐ろしい呪いからはさっさと逃げてしまいなさい!」などと若い女に説教。「ドラマ史上に残る名言」などと話題になりましたが、もしや『民衆の敵』もこういうの狙ったんじゃ……。和美の熱弁シーンに、思わずフジのプロデューサーが脚本家に「ああいうの、よろしく~」と肩を揉んでいる様子が浮かんでしまいました。

 それはさておき、公平は自宅の前に殺到したマスコミを引きつれ、智子のいる市長室へ。和美との不倫関係を糾弾するマスコミに対し、「俺、智ちゃんがすっげえ好きなんですよ」「世間さんは、それじゃあダメですか?」と釈明会見を開きます。って、市長の夫と、新聞社の社史編纂室で働く社員の不倫疑惑に、こんなにマスコミが食いつくとは……。

 その頃、ニューポート建設反対派の住民を宴会場に集め、理解を促す犬崎。反対派住民を強制排除したことを土下座して謝罪し、「俺のおじいちゃんはね、北海道の小さな町で、漁師をやってた」と嘘っぱちを並べた上、舟唄を熱唱。汚い泣き落とし作戦で、反対派住民を丸め込んでしまいます。

 そんな犬崎に「よってたかって佐藤(智子)さんをイジめてるみたい」とムカついた未亜(前田敦子)は、「私、犬崎派やめます!」と宣言。未亜は、智子を支持する若い市役所職員たちを集めます。

 さらに、藤堂(高橋一生)が「副市長、お引き受けします」と、智子からのオファーを快諾。智子の協力者が増えたところで、第8話は終了です。

■なんとも心が揺さぶられない……

 シビア路線に舵を切ってから見るのがつらくなってきた『民衆の敵』ですが、今回は未亜がカメラ目線で心の声を言い放つポップなシーンが何度か。それでも、市政という地味な題材を地味に描いている印象は変わりませんでした。

 正直、智子と犬崎の対決だけで何話も進んでいくのは、なかなか苦しい……。はなからリアリティの薄いドラマなんですから、もっとアゲアゲな山場シーンがあると視聴者も見やすいのではないでしょうか? と言っても、制作サイドが描きたいのは、政治版『GTO』(フジテレビ系)でも、政治版『斉藤さん』(日本テレビ系)でもなく、日本の政治のあり方に一石を投じるような、褒められるべきドラマなんでしょうけど……。

 というわけで、視聴者離れの原因は、引き続き脚本にあるかと。ここでも何度か書いてきましたが、キャストの演技はどなたも素晴らしいんです。古田のバーターと思しき大澄も、同作を機に悪役のオファーが増えるのではないでしょうか? もっとたくさんの視聴者に、大澄を見てムカついてほしいです。

 数字同様に、内容も停滞気味の『民衆の敵』。この先、まだ月9史上では一度も見ない4%代を記録しないといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

松下奈緒がヒロインだったら……すべてが中途半端な日テレ『今からあなたを脅迫します』のフワフワぶり

 最終回目前のディーン・フジオカ&武井咲ダブル主演ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。10日放送の第8話の平均視聴率は、前回から1.0ポイントアップの6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。今週もあらすじを振り返ります。

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■おディーン様の涙

 スナオ(間宮祥太朗)から、なぜか突然、自分は稚奈(わかな・松下奈緒)の弟であるとカミングアウトされた澪(武井)。稚奈が生前、Tシャツ屋を構えていた建物を訪れると、そこには謎の男に強打され、血だらけで倒れる千川(ディーン)が。澪が傷の手当てをし始めると、4年前の回想シーンへ……。

 千川は、4年前にもこの店の前で血だらけで倒れており、それを介抱したのが稚奈。千川はそのまま、稚奈の自宅兼店舗に住みつき、2人でクリスマスを過ごしたり、花火を見たり、風ですっ飛んだ紙を取るときに手が触れたりと、イチャイチャ……。現在の千川のダジャレキャラも、「安心ガポール」「そんなの、よくナイロビ」といったダジャレを連発する稚奈の影響のようです。

 そんな中、地上げ屋から店舗の立ち退きを迫られる稚奈。このことを、自身が参加しているボランティア団体「雨垂れの会」代表の富永(真野響子)に相談すると、直後に例の地上げ屋に看板が落下し、死亡。この一件で、稚奈は富永の裏の顔に勘付いたようです。

 その頃、依頼人から神戸に呼び出されるも、ドタキャンされた千川は、稚奈との誕生日デートの待ち合わせ場所に直行。しかし、稚奈はすでにスズメバチに刺され、自宅で死亡。この日、何者かが稚奈にオルゴールを贈っており、そのオルゴールにハチが好む柑橘系の香りが付けられていたため、窓から入ってきたハチが稚奈を襲ったといいます。

 恋人の死に号泣する千川。と、ここで現在の千川が目を覚まし、目の前の澪に「君のおはぎが食いたい」とリクエスト。澪がおはぎを作るため自宅へ戻ると、そこには祖父の轟(近藤正臣)が待ち伏せ。どうやら、稚奈の死に「雨垂れの会」が関係していると確信している千川は、富永に復讐するために、政界の実力者である轟に何かを頼んでいた模様。澪は、轟から封筒を託されます。って、直接、轟が千川に渡せばいいのに……。

 その晩、澪はおはぎと封筒を持って千川のもとへ。封筒を開けると、中には「雨垂れの会」のロゴが入った怪しいカードが1枚。これを持ってどこかへ向かおうとする千川に、「私も一緒に行きます」とついていこうとするも、ガン無視される澪。今度は「今からあなたを脅迫します。行かないでください。さもないと、私が悲しくなります」と訴えかけるも、また無視され、第8話は終了です。

■回想が本編だったらと……

 放送時間の3分の2程度が、おディーン様と松下による回想シーンだった今回。何度も「この回想が、本編だったらいいのに!」と思ってしまいました。現状よりも、回想シーンのほうが見ていてしっくりくるんですもん……。

 とはいえ、時間を引き延ばすためか、ストーリーが薄っぺらく、なかなか退屈な回に。いや、今回はおディーン様のプロモーションビデオと化していたため、ファンにはヨダレものだったのかも? なんにせよ、筆者はスナオが正体を隠して千川に近づいた理由や、突然、過去をペラペラと話し始めた理由がよくわからず、頭が「?」だらけになりついていけず……。このへんも、最終回できれいに回収されるのでしょうか?

 なお、武井の登場シーンの少なさや、存在の“不思議さ”はエスカレートするばかり。いっそのこと第5話くらいで降板しちゃったほうが、視聴者は違和感なく見られたでしょうね。今言っても仕方ないですが。

 というわけで、全体的にフワフワとした展開が続いている『今からあなたを脅迫します』。この流し運転的な中、最終回でいきなり、おディーン様と武井が恋愛に発展したら地獄だな……と思いつつ、次回の放送を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

松下奈緒がヒロインだったら……すべてが中途半端な日テレ『今からあなたを脅迫します』のフワフワぶり

 最終回目前のディーン・フジオカ&武井咲ダブル主演ドラマ『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。10日放送の第8話の平均視聴率は、前回から1.0ポイントアップの6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。今週もあらすじを振り返ります。

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■おディーン様の涙

 スナオ(間宮祥太朗)から、なぜか突然、自分は稚奈(わかな・松下奈緒)の弟であるとカミングアウトされた澪(武井)。稚奈が生前、Tシャツ屋を構えていた建物を訪れると、そこには謎の男に強打され、血だらけで倒れる千川(ディーン)が。澪が傷の手当てをし始めると、4年前の回想シーンへ……。

 千川は、4年前にもこの店の前で血だらけで倒れており、それを介抱したのが稚奈。千川はそのまま、稚奈の自宅兼店舗に住みつき、2人でクリスマスを過ごしたり、花火を見たり、風ですっ飛んだ紙を取るときに手が触れたりと、イチャイチャ……。現在の千川のダジャレキャラも、「安心ガポール」「そんなの、よくナイロビ」といったダジャレを連発する稚奈の影響のようです。

 そんな中、地上げ屋から店舗の立ち退きを迫られる稚奈。このことを、自身が参加しているボランティア団体「雨垂れの会」代表の富永(真野響子)に相談すると、直後に例の地上げ屋に看板が落下し、死亡。この一件で、稚奈は富永の裏の顔に勘付いたようです。

 その頃、依頼人から神戸に呼び出されるも、ドタキャンされた千川は、稚奈との誕生日デートの待ち合わせ場所に直行。しかし、稚奈はすでにスズメバチに刺され、自宅で死亡。この日、何者かが稚奈にオルゴールを贈っており、そのオルゴールにハチが好む柑橘系の香りが付けられていたため、窓から入ってきたハチが稚奈を襲ったといいます。

 恋人の死に号泣する千川。と、ここで現在の千川が目を覚まし、目の前の澪に「君のおはぎが食いたい」とリクエスト。澪がおはぎを作るため自宅へ戻ると、そこには祖父の轟(近藤正臣)が待ち伏せ。どうやら、稚奈の死に「雨垂れの会」が関係していると確信している千川は、富永に復讐するために、政界の実力者である轟に何かを頼んでいた模様。澪は、轟から封筒を託されます。って、直接、轟が千川に渡せばいいのに……。

 その晩、澪はおはぎと封筒を持って千川のもとへ。封筒を開けると、中には「雨垂れの会」のロゴが入った怪しいカードが1枚。これを持ってどこかへ向かおうとする千川に、「私も一緒に行きます」とついていこうとするも、ガン無視される澪。今度は「今からあなたを脅迫します。行かないでください。さもないと、私が悲しくなります」と訴えかけるも、また無視され、第8話は終了です。

■回想が本編だったらと……

 放送時間の3分の2程度が、おディーン様と松下による回想シーンだった今回。何度も「この回想が、本編だったらいいのに!」と思ってしまいました。現状よりも、回想シーンのほうが見ていてしっくりくるんですもん……。

 とはいえ、時間を引き延ばすためか、ストーリーが薄っぺらく、なかなか退屈な回に。いや、今回はおディーン様のプロモーションビデオと化していたため、ファンにはヨダレものだったのかも? なんにせよ、筆者はスナオが正体を隠して千川に近づいた理由や、突然、過去をペラペラと話し始めた理由がよくわからず、頭が「?」だらけになりついていけず……。このへんも、最終回できれいに回収されるのでしょうか?

 なお、武井の登場シーンの少なさや、存在の“不思議さ”はエスカレートするばかり。いっそのこと第5話くらいで降板しちゃったほうが、視聴者は違和感なく見られたでしょうね。今言っても仕方ないですが。

 というわけで、全体的にフワフワとした展開が続いている『今からあなたを脅迫します』。この流し運転的な中、最終回でいきなり、おディーン様と武井が恋愛に発展したら地獄だな……と思いつつ、次回の放送を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

綾瀬はるか『奥様は、取り扱い注意』“伏線回収”失敗か? モヤモヤ最終回に賛否

 主演の綾瀬はるかの魅力が爆発しているアクションホームコメディ『奥様は、取り扱い注意』(日本テレビ系)。6日放送の第10話(最終回・10分拡大)の平均視聴率は、前回から0.5ポイントアップの14.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。前回の煽り方が激しかったため、15%超えは必至と予想していましたが、自己2番目の高視聴率で終了しました。

 そういえば、主人公の夫役を好演中の西島秀俊が、家族スリーショットを初めてキャッチされた模様。発売中の「週刊女性」(主婦と生活社)には、2時間サスペンスの犯人のような微妙なファッションに身を包む西島の姿が掲載されております(これの2枚目)。

 さて、そんな西島演じる勇輝の正体やいかに? 最終回のあらすじを振り返ります。

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/奥様は、取り扱い注意

■全てが明らかに!

 ハッカーの小雪(西尾まり)から、夫・勇輝の正体が公安の人間だと知らされた元特殊工作員の菜美(綾瀬)。勇輝が帰る前に、自宅に仕掛けられた監視カメラを全て撤去。帰宅した勇輝が、食卓に置かれた監視カメラを見た次の瞬間、キッチンでキャベツを切っていた菜美は勇輝の顔に向かって包丁をヒューン! 勇輝はとっさに持っていたバッグでガード。おもむろに靴下を脱ぎ捨てた2人は、「あなたのこと信じてたのに」「騙してたのは君も同じだ」とリビングで激しいバトルを繰り広げます。

 すると、勇輝のパンチが菜美にヒット。これでエンジンがかかった菜美は、再び包丁を持ち出しますが、壁に追い詰められた拍子に夫婦写真が落下し、フレームがパリーン。試合終了です。

 2人は食卓につき、勇輝は全てを打ち明けることに。勇輝は、菜美が以前の戸籍を捨てる半年前から監視していたものの、普通のOLになった菜美の行動が理解できず、近づくために出会い系パーティーに潜入。しかし、一目惚れした勇輝は「見慣れてるはずの君と面と向かって目と目が合っただけで、俺はあっという間にイカれちまったんだ」と言います。任務を忘れ、イカれちまったそうです。

 また、菜美への監視は結婚後1年の予定だったものの、(第8話で)与党幹事長代理の三浦(冨家規政)を破滅させたために、公安にとって菜美はテロリストに準じる存在に。そこで、菜美がこれ以上、国内で怪しい動きをしないよう、勇輝は上司に掛け合ってドイツ行きを提案したんだとか。これに菜美は、「ありったけの力で喧嘩をして、仲直りがしたかった。それなのに、あなたは私の首に首輪をはめたいっていうの?」と不満げです。

 一方、売春斡旋組織のリーダー・横溝(玉山鉄二)にはめられた優里(広末涼子)は、売春を拒否。すると、見せしめとして横溝の手下にボコられ、入院してしまいます。

 優里から事情を聞いた菜美は、横溝の事務所から優里のセックス映像など全てのデータを奪いますが、この行動に勇輝は「どうして言うことを聞かないんだ」と困惑。菜美は「自分の妻が冷たい人間でもいいの?」「あなたのために、かっこいい私でいたいだけ」と言い放ちます。

■救うのはあくまでも“町内”!

 翌日、京子(本田翼)を誘拐し、菜美に「データを持って、倉庫へ来い」と告げる横溝。菜美が映画『理由なき反抗』のジェームズ・ディーンのような動きやすい服に着替え、家を出ようとすると、勇輝が現れ「君が家に帰ってきたとき俺の姿がなかったら、もう二度と会えないもんだと思ってくれ」と別れを示唆します。

 倉庫に着くやいなや、横溝の手下たちを相手していく菜美。2本の警棒をブンブン振り回したり、金的にかかと落としをくらわしたりと大暴れ。そして、10人倒した菜美は、笑顔で「うああああああ!! ぎもぢいい!」と絶叫。もう、全く普通の主婦じゃないです。

 横溝を追い詰めた菜美は、「私たちの町から手を引け」と凄み、交換条件で横溝を見逃すことに。菜美の何がすごいって、毎度、日本を平和にしているわけではなく、あくまでもこの町内を平和にしているところ。ドイツに移住するかもしれないってときに、この激しい“町内愛”はどこから湧き上がってくるのでしょうか。

 そんなこんなで、横溝の組織はこの町から手を引き、優里の家族愛も復活。渉(中尾明慶)も浮気相手と別れて京子の元へ戻り、平和が訪れます。

 ラストは、自宅の玄関で待ち構えていた勇輝が、菜美に「動くな」と銃口を突きつけ、菜美がニヤリ。「なんというスリル。やっぱりこの人を、愛してる」という菜美の心の声が流れた後、黒い画面に「パーン!」と発砲音が響き、終了です。

■伏線回収失敗か

 小栗旬主演『BORDER 警視庁捜査一課殺人犯捜査第4係』(テレビ朝日系)や『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』(フジテレビ系)と同様に、“モヤモヤエンディング”を突きつけてきた原作・脚本の金城一紀氏ですが、筆者としては今作の終わり方は大満足。いい意味で嘘っぽい世界観がウリの同作においては、むしろ主要キャストが最後、暗転するまでみんなピンピンしているこの結末のほうが、血生臭さがなくキレイな終わり方だったと思います。それに、続編もありそうだし。

 また、かねてより類似点が指摘されてきた映画『Mr.&Mrs. スミス』ですが、やっぱり最後も『Mr.&Mrs. スミス』のオマージュ感は色濃かったですね。映画も早々に夫婦でドンパチやった後、お互いの正体が判明したことで、さらに愛が燃え上がっていましたし。

 決定的な違いといえば、家が無傷だったことでしょうか。『Mr.&Mrs. スミス』は夫婦喧嘩の末、半壊していましたが、勇輝は「全部気に入ってるんだよ!」と調度品に傷をつけることを嫌がりましたから。やはり、綾瀬と西島がイメージキャラクターを務めるパナソニックの高級家電だらけの家に配慮したのでしょうか?

 一点、ミソをつけるとすれば、第5話で優里が乳がんでなかったことがわかった際、「思えば、このときが私たちの友情のピークだったかもしれない。この少し後に起こるある事件が、私たちの友情を激しく揺さぶることになる」という菜美の心の声が、回収できていないことでしょうか? この3人、最初から最後まで超仲良しだったんですけど……。

 また、「なんで出てきたの?」とツッコミたくなるほど意味不明だった、その優里が乳がん展開ですが、最終回で優里の夫・啓輔(石黒賢)が、「再検査で、悪い結果が出たとかじゃないだろうな」と、突然ぶっこんできたのには笑ってしまいました。

 というわけで、途中、“中だるみ回”はあったものの、娯楽レベルの高いハイセンスなものを見せていただいた『奥様は、取り扱い注意』。ぜひ、続編をお願いします!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

高橋一生&石田ゆり子が出てても5.8%! 篠原涼子『民衆の敵』“月9史上ワースト2位”の激コケ

 ノリノリの高橋一生と石田ゆり子が脇を固めながらも、なぜか大コケ続きの篠原涼子主演『民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~』(フジテレビ系)。4日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低の5.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。これは、月9史上初の5%台を記録した1月期の西内まりや主演『突然ですが、明日結婚します』の第6話に次ぐ低視聴率です。

 ちなみに放送では、キャストの千葉雄大とトレンディエンジェル・斎藤司による副音声も。斉藤は番組公式Twitterで「(本編と副音声で)2回見てくださいね」とアピールしていますが、この数字を見てしまうと悲しい言葉にしか聞こえません。

 そんな涙を拭いつつ、今回もあらすじを振り返ります。

※前回までのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/民衆の敵

■息苦しい……

 千葉県あおば市(架空)の市長に当選した智子(篠原)は、早速、自身の政策である青空保育園の新設や、巡回バスの運営を実現。7割を超える支持率を獲得し、あおば市に転入したいという子育て世代を1.5倍に増加させます。

 一方で、市議会のドン・犬崎(古田新太)の操り人形と化した智子に落胆する新聞社勤務の和美(石田)は、智子との関係がギクシャク。また、智子は、犬崎が送り込んだ私設秘書の富田(渡辺いっけい)に常に行動を監視され、疲れきってしまいます。

 そんな中、前市長が中止を発表していたニューポート開発計画が、智子が承認したことで再開。かねてより犬崎がなぜかこだわっている政策です。これに関する特別委員会が開かれるも、智子は富田に止められ出席できず。現場では、反対派住民による座り込みが行われていますが、智子に報告は上がってきません。

 後日、犬崎は反対派住民に対し、代執行を開始。住民を手荒に強制排除する様子がニュースで流れ、愕然とする智子。これに、「何これ、ひどい……」「こんな強引なこと認めてないよ!」と憤慨しますが、犬崎から「この件には口を出すな」と凄まれてしまいます。

 その晩、智子は和美に相談し、「そうだ! 裏を全部、表にしちゃおう!」と決意。和美やママ友たちがマスコミに働きかけ、保育園でこっそり緊急記者会見を実施。ニューポート計画の問題について、マスコミから「犬崎さんに操られてたんですか!?」と問い詰められると、智子は「政治に裏なんて、あっちゃいけないんです!」「副市長はじめ、秘書、すべてのスタッフを、解任いたします」と発表します。

 さらに、藤堂(高橋)に「私、どうしてもあなたのことが必要なの。副市長になってください」と協力を仰ぎ、第7話は終了です。

■高橋&石田が出てても5.8%のワケ

 保育園のかわいい掲示物に囲まれながら、スタッフの解任を発表した智子の姿に、第2話で智子が見せた演説シーンの興奮がよみがえりました(関連記事)。が、やっぱり地味なんですよね……。智子には、どうしても政治版『GTO』(同)的な破天荒さを求めてしまいますが、このスタッフが届けたいのは、もっと説教じみたことなんでしょうね。

 また、どことなくリアリティを持たせているためか、物語の盛り上がりシーンが少ない……。毎回、こういうアガるシーンがあると視聴者もスッキリするんでしょうが、最近では地味で重苦しい展開が続き、なかなか見ているのがつらい状況となっております。

 ただ、篠原をはじめ、キャストの演技は文句なし。篠原は苦悩する主婦をキュートに演じていますし、高橋はフェロモンムンムンですし、悪者役の古田や大澄賢也は本当にムカつきますし、前田敦子や千葉、斎藤も、新人議員役らしくワチャワチャとした演技を見せています。

 じゃあ、何が視聴率をここまで下げているのか? それは、全体に漂う“中途半端さ”ではないでしょうか? コメディとしても中途半端、ホームドラマ要素も少ない、政治ドラマとしてのリアリティさにも欠ける……。さらに、ドラマを見ていない人に「こんなドラマ」と説明するのも難しい……となると、ブームにはなりませんよね。「同じ半島劇なら、『民衆の敵』より『陸王』(TBS系)見る!」となりますよ、普通。

 というわけで、最終回まであと3話あるようですが、一体どこまで数字を落としてしまうのか……と心配しつつ、次回まで高橋の“フェロモン待ち”をしたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ『今からあなたを脅迫します』のトリックが雑すぎ!? 劇中の“武井咲サブリミナル”が加速中!

 主演の“妊婦女優”武井咲が、劇中ではもはやなんのためにいるのかわからない状態と化している『今からあなたを脅迫します』(日本テレビ系)。3日放送の第7話の平均視聴率は、前回から0.5ポイントアップの5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 最終回まで残すところあと2回。当初の予定よりも1話削ったとのウワサもささやかれていますが、なんにせよ、もう1人の主演・ディーン・フジオカがストーリーのメインになってからは、見応えアップ! この大惨敗ぶりは、もったいないとしか言いようがないですね。

 というわけで、今回もあらすじを振り返りましょう。

※前回のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/2017/11/post_143931.html

■トリックにリアリティなし

 前回、不審な感電死を遂げた悪徳ケースワーカーの蔵井(東京03・飯塚悟志)。蔵井の息子の目撃証言により、殺人犯の容疑者となってしまった脅迫屋の千川(ディーン)たちは、真犯人を探すために、蔵井が死亡したレストランへ。

 従業員への聞き込み調査によれば、常連の蔵井はいつも決まった席に座っていたものの、事件当日は先客に“同窓会”の団体がいたため、別の席へ。そんな中、パートの水川がレンジなどの電化製品を同時に使ったため、ブレーカーが落ち、店内が真っ暗に。すると、コップの水を運んでいた新人アルバイトのソムチャイが、店内でクリスマスの電飾を付けていた電気業者の山岡にぶつかり、その反動で水が蔵井にバシャーン。山岡が持っていた電飾のケーブルが蔵井の手元に落ち、ブレーカーを上げた後に感電したといいます。

 店長の若林は、偶然が重なった事故だと言いますが、千川はなぜか「間違いない、これは事件だ」と自信満々。容疑者である若林、水川、ソムチャイ、山岡それぞれに脅迫を仕掛けて真実を吐かせようとしますが、全員、潔白を主張します。

 それでも、容疑者全員がグルだと疑う千川の弟子・スナオ(間宮祥太朗)は、脅迫屋のアジトに4人を招集。脅迫を仕掛けますが、証拠もないのに犯人と決めつけるスナオに呆れ、4人とも帰ってしまいます。

 仮説が一蹴され落ち込むスナオですが、その間、盗み屋の目黒(三宅弘城)は密かに4人の自宅に侵入。目黒が盗んだ物の中に、ある新聞記事の切り抜きを見つけた千川はピーン。さらに、栃乙女(島崎遥香)が入手した事件当日のレストランの防犯カメラの映像に不自然な点も。同窓会の団体客にしては、客の年齢がバラバラで、親しげな雰囲気も見られません。

 若林による単独犯であると確信した千川は、早速レストランへ。若林に「店長なら、全部作為的に起こせる偶然だ」と主張すると、若林は「あいつ(蔵井)は死んで当然な人間だ」とあっさり。どうやら、若林がどこかからか客を集め、蔵井を電気業者の近くに座らせた後、わざと手間のかかる料理の注文を入れ、ブレーカーが落ちるタイミングで新人アルバイトに水を運ばせ……って、そんなうまくいくかい! というツッコミはもはや野暮。だって、回を追うごとにお腹が膨れていく“恋愛経験ナシの女子大生”が主人公のドラマですから……。ほとんど出てこないけど……。

 ちなみに、若林の動機には、7年前に死んだ妻の事件が絡んでいるようですが、真相は次回以降に判明しそうです。数字がアレだからか、最近、引っ張りますね。

 また終盤には、スナオが澪(武井)の自宅を訪ね、いきなり自身の正体が千川の亡くなった元カノ(松下奈緒)の弟であると告げるシーンが(なぜ言う?)。ラストは、千川が謎の男に後ろから殴られ、第7話は終了です。

■あわや、妊婦が生ものを……

 かなりリアリティのないトリックでしたし、一応、千川が「今からあんたを脅迫する」と連発してみるものの、もはや脅迫屋であることが展開的にさほど意味をなさなくなってきた同作。とはいえ、おディーン様の単独主演と化してからは、ドラマと視聴者の距離が近くなった気が。最初からこの路線だったら、おディーン様の黒歴史にはならなかったかもしれませんね。

 それにしても、武井の登場シーンは相変わらず意味不明ですね。今回は澪が退院し、大学の同級生が自宅に遊びにきたり、スナオが自分の正体を告白しに来たりしていましたが、ほんと、武井をあの手この手で出すため、スタッフが知恵を振り絞ってる様子しか思い浮かびません。

 だって、澪が動かなくても、他の登場人物たちが日常会話の中で澪の名前をやたら出したり、「今、こんな事件が起きてるよ!」「僕の正体を教えるよ!」となぜか報告してくるんですから。こんな不思議な存在ないですよ。今回なんて、千川の仲間たちが、澪の退院を祝うための手巻き寿司パーティーを準備しながらも、結局中止になってるし。「妊婦に生ものを食わすな!」という、視聴者からの苦情を回避したのでしょうか……(一般的に、刺身は妊婦が避けるべき食べ物とされています)?

 と、今回も不可解な“武井サブリミナル”にモヤモヤした『今からあなたを脅迫します』。最終回までに、視聴率が回復することを祈りつつ、次回を待ちたいと思います。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)