亀梨和也&栗山千明の“ハムハムキス”は必見! フジ『FINAL CUT』が「もはやコント」

「質が高い」と評判の関西テレビ制作ドラマ枠において、「アレレ?」続きの脚本が視聴者をモヤモヤさせている『FINAL CUT』(フジテレビ系)。27日放送の第7話(20分拡大)の平均視聴率は、自己2番目に高い6.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 ワイドショーの印象操作を糾弾するというコンセプトはいいものの、それを生かしきれていない同作。また、KAT-TUN・亀梨和也演じる主人公をはじめ主要な登場人物のキャラがブレブレ。キャッチーな要素も多いのですが、どれもこれもうまく収拾できていない印象です。

 ああ、初回で出勤中の市民に向かって「いってらっしゃーい!」と絶叫していた主人公や、唐突に「てえへんだ、てえへんだ」と独演会をおっぱじめた百々瀬(藤木直人)はいずこへ……。今思えば、初回が一番ワクワクしたなあと……。そして、主人公のパルクール設定はどこ行った?

 いろいろ考えてもアレなので、早速、第7話のあらすじを振り返ります。

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■自己紹介大好き主人公!

 自分の正体や過去を“すぐに人に話しちゃう”でおなじみの慶介(亀梨)ですが、12年前の事件の容疑者・祥太の妹である雪子(栗山千明)にもあっさり。案の定、雪子は「だから、あたしたちに近づいたの!?」とプンプンしながら帰っちゃいました。

 一方、慶介の正体が警察官であることがわかり、素性を調べ始めたワイドショー『ザ・プレミアワイド』のスタッフたち。そんなマスコミの動きに気付いた高田副署長(佐々木蔵之介)も、慶介をトラブルメーカー扱いしプンプンです。ほら、慶介ってば、高田にまで素性明かしちゃうから、こうなる……。

 この後、祥太の父・達夫が経営する弁護士事務所に隠しカメラを仕込むため、「村山信二」という内山信二ちっくな偽名を使って乗り込む慶介。しかし、達夫に会った途端、自身がウェブサイト「MP.info.net」の管理人であることは正直に明かしちゃいます。偽名まで使ったのに、なんでだよ! どんだけ自己紹介好きなんだよ!

 そんな中、雪子の妹・若葉(橋本環奈)が、慶介を待ち伏せ。「お兄ちゃんがどこで何してるか調べる。だから恋人にして」と真相究明に協力すると申し出てくれるも、慶介はこの交換条件を拒否。えー! これまでプロフィールを偽装してまで散々デートしてたくせに、今さら何言ってんだよ! 付き合えよ!

■ついに、この主人公にジワッてきました

 その後、なんだかんだあって、悪の根源とおぼしき刑事部部長の芳賀(鶴見辰吾)を呼び出す慶介。芳賀と達夫が繋がっている証拠や、12年前に祥太を捜査線上から外したことなどを糾弾。例のごとく盗撮動画を見せつけ、威勢よく「再捜査しろ!」「祥太を洗いなおせ!」と凄みますが、これを断られると、マッハの速度で「じゃあ、俺が探す!!」と返す慶介。一体、なんのために呼びつけたのさ! ここらへんのやり取りは、ツッコミどころ満載で、まるでコントのようです。

 そうこうしていると、近くに潜んでいた高田が、スローモーションでおもむろに登場。慶介が恫喝する様子を、高田とグルになってカメラに収めていた芳賀は、「脅迫罪、立派に成立だ」「実刑を食らうだろう」「はっはっは!」とニッコニコ。この窮地にビビリまくりの慶介ですが、高田の様子が一転。芳賀を裏切り、「もう一度、小笠原祥太を洗い直すべきです」と慶介の肩を持ち始めます。

 仲間が増えた途端、芳賀に「エリート人生、お蔵入りにしてやろうか?」と編集ジョークをかます慶介。そして、「これがあなたの、ファイナルカットです」といつものやつ。このキメゼリフを初めて聞いた高田は、さぞかしビックリしたでしょうね……。

 この後、捜査資料から事件当時、雨が降っていたことに気付いた慶介は(これまで気付かなかったんかい!)、雪子を呼び出し、当時の現場の様子をおさらい。最後は突然、慶介と雪子がむさぼり合うようにハムハムとキスをかまし、第7話は終了です。

 あはははは! 完全にコントですよ、これ。今まで、よくわからない“かっこつけマン”かと思っていた主人公ですが、今回はあまりにもツッコミどころが多すぎて、だんだん愛くるしく見えてきました。第7話にして、『FINAL CUT』の楽しみ方がわかってきた!

 というわけで、ストーリーは相変わらず詰めが甘々ですが、盛り上がってる感だけはすごい『FINAL CUT』。やっと、この主人公が好きになれそうな予感です。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

「スネ毛が生えている女はニューハーフ」!? 日テレ・山田涼介『もみ消して冬』の定義が酷い!

 Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のコメディ・ホームドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。24日放送の第7話の平均視聴率は、自己最低となる6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。裏のNHKでは、平昌五輪・カーリング日本女子の3位決定戦が25.0%を取っていましたから、仕方ありません。

 ここ最近、少々幼稚な展開が続き、見るのがつらくなっている筆者ですが、第7話も元気にあらすじを振り返ります!

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■説明ゼリフ多すぎ……

 ライバル医師の善財(フラミンゴ・竹森千人)が、頭から血を流し倒れているところを発見し、応急処置を施した北沢家の長男・博文(小澤征悦)。後に、婚約者を装い善財の金品を盗んだ多国籍窃盗団のメンバーによる犯行であることが判明するも、浜野谷院長(柴俊夫)や患者たちから散々、犯人扱いされた博文は、自身の人望のなさに傷心。善財との副院長争いに敗北したと思い込み、すっかりふさぎ込んでしまいます。

 しかし後日、北沢家に出入りするクリーニング店主・手毛綱(アンジャッシュ・児嶋一哉)から朗報が。院長宅にも出入りしている手毛綱は、お手伝いさんから「議員クラスの患者のオペを成功させると10ポイント」「越前ガニをプレゼントすると25ポイント」などといった院長独自の査定システムを聞き出したのだといいます。

 さらに、院長が善財に結婚祝いとしてプレゼントした100万円の絵画は、窃盗団に盗まれたまま。それを博文が取り戻せば、100ポイントを獲得できるチャンスなんだそうです。

“絵を取り戻すと100ポイントもらえる”という根拠がよくわかりませんが、同作はストーリーの緻密さよりも“勢い重視”のドラマなので、深く考えるだけ無駄だと自分に言い聞かせましょう。

 博文から「どうにかしろ」と迫られた警察官の次男・秀作(山田)は、警視庁SITの後輩・尾関(ジャニーズWEST・小瀧望)を自宅に招き、「絵を取り返してほしい」と懇願。長女・知晶(波瑠)の気を引きたい尾関は、これを渋々引き受けます。

 また後日、手毛綱から“善財が、院長の妻の誕生日ディナーをお膳立てしている”との情報が入り、再び絶望する博文。なんとしても善財のリードを阻止したい博文は、ディナーに乱入し、院長の妻が好きな「アヴェ・マリア」をハンドベルで演奏する作戦を打ち出します。

 加えて、手毛綱から「院長の弱みを握ったら、獲得ポイントが2倍になるらしいんです」と聞いた秀作は、院長と妻が誕生日ディナーを楽しんでいる最中に、軽井沢にある院長の別荘に侵入。そこで、院長と愛人がビーチでイチャついている写真を発見しますが、同じ写真に博文と水着姿のニューハーフも写っており、何も取らずにすごすごと別荘を後にします。

 このとき、美女にスネ毛が生えていることから瞬時に「ニューハーフ」だと決めつけていた秀作ですが、一体どういうことなんでしょうか? 世間では「スネ毛が生えていないのが女性で、生えているのがニューハーフ」という定義が常識化しているのでしょうか? もう、何がなんだかよくわかりません……。

 その後、なんやかんやあって、秀作の別荘侵入作戦も、博文のハンドベル作戦も、尾関の絵画取り戻し作戦も失敗に。さらに、尾関が知晶にいきなりキスをかまし、第7話は終了です。

■ぐったり……

 総じて“なんのこっちゃ”な展開だった第7話。これまでにも増して「考えるだけ無駄」感が漂っていた上、今回は説明ゼリフも多く、筆者は正直、疲れてしまいました。

 ただ、これまで毎回、無理やり登場シーンを作られていた手毛綱と尾関が、初めて大活躍。小瀧が、山田の“バーター中のバーター”に終わらずホッとしました。

 というわけで、見るたびに頭の上に増え続ける「?」がとぐろを巻きそうな『もみ消して冬』。次回は、もう少し納得できる展開を期待したいです。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

JUMP・山田涼介の“靴舐めシーン”全カットはジャニーズ忖度!? 日テレ『もみ消して冬』に疑念

 Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のコメディ・ホームドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。17日放送の第6話の平均視聴率は、前回に続き1ケタとなる8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。裏では、葛西紀明選手らが出場した平昌五輪・スキージャンプ「男子ラージヒル・決勝」が17.8%を記録していましたから、仕方なさそうです。

 最近は「子ども向けかな?」と思ってしまうような優しい(悪く言うと幼稚)コメディ要素がだんだんとしんどくなってきた筆者ですが、早速、第6話もあらすじを振り返ります。

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■“小さいことを気にしたら負け”的な雑展開

 バレンタインデーの夜、玄関先でバタリと倒れてしまった父・泰蔵(中村梅雀)。医者の長男・博文(小澤征悦)が務める病院で検査すると、泰蔵が受け取ったチョコレートに睡眠薬が混入していた可能性が浮上。泰蔵はこの日、大学時代の社交ダンス部の同窓会に参加しており、5人の中年女性からチョコをもらっていたようです。

 翌日、退院した泰蔵は、「睡眠薬は自分で飲んだ!」と何かを隠している様子。兄弟3人は、自分たちで犯人を見つけ出すため、早速、容疑者の5人を自宅に招待。すると、容疑者のひとり、晶江が「(睡眠薬を)入れたのは私です!」とあっさり。5人のうち、こずえ(山村紅葉)を除く4人は泰蔵の元カノで、晶江はゴミのように捨てられたことから「いたずら心でやっちゃった」のだそうです。普通に考えたらあり得ない展開ですが、そんなことを気にする暇もないほど、『もみ消して冬』はいつものようにガンガン進んでいきます。

 そんな中、慌てて帰宅した姉の知晶(波瑠)が、「別のチョコから降圧剤が検出されました」と報告。血圧の低い泰蔵が食べた場合、死に至る可能性があるとか。秀作は、殺意を疑われる中でも涼しい顔でケーキを頬張るこずえを犯人だと確信します。

 しかし、知晶と博文は「挙動がおかしかった」という理由で潮音(しおね)を疑っている様子。それでも自信満々の秀作に、知晶は「どっちが正しいか、勝負」「(負けたら)土下座して、靴舐めろよ!」と宣戦布告します。

 後日、知晶にあっさりと罪を認める潮音。40年前、潮音と交際していた泰蔵は、秀作の母に乗り換え、結婚。そのことを、いまだに根に持っていたのだそうです。

 ちょうどその頃、自分を犯人扱いした秀作に対し、こずえがブチ切れ。デートに付き合ってくれたら「全部チャラにする」と条件を突きつけます。さらに、秀作は、泰蔵と母の出会いのきっかけが、泰蔵のダンスパートナーだったこずえが寝坊し、大会に出場できなかったことだと知ります。

 その晩、秀作が帰宅すると、玄関に知晶が鎮座。履いているハイヒールを指差しながら「土下座で、靴を舐める!」と高圧的に迫ります。しかし、次の瞬間、ショックの表情で自室のベッドにポフッと身を預ける秀作のシーンが。えー!! 土下座シーンも、靴舐めシーンも全く無し!? だったら、こんな脚本にしなきゃいいのに……さすが、ジャニーズ様!

 その後、秀作はこずえとのデートでホテルへ連れていかれますが、こずえのバッグから盗んだ睡眠薬を酒に混ぜ、飲ませることに成功。「あの日、寝坊してくれて、ありがとうございました」とメモを残し、ホテルを後にします。翌朝、こずえがメモを見てニッコリ微笑み、第6話は終了です。

■土下座カットは、ジャニヲタ対策か

 同作に生々しさは不要とはいえ、土下座&くつ舐めシーンが不自然なほどに、まるっとなかったことにゲンナリ……。靴を舐める寸前で次のカットに切り替わるとか、土下座した時点で誰かが止めに入るとか、そんなんでいいと思うのですが、山田って“土下座ゼッタイNGアイドル”なのでしょうか? はたまた、「山田くんに靴を舐めさせるなんて、波瑠ムカツク!」というジャニヲタからの的外れな批判を避けるためでしょうか?

 そんな見せ場が不自然に削られていた今回ですが、全体的にはいつもの感じ。展開に粗さは目立ちますし、主人公が同僚の尾関(ジャニーズWEST・小瀧望)に相談するお決まりのシーンは取ってつけたような印象ですが、少々強引であっても、カットがどんどん変わり、物語がガシガシと進んでいく様子は、視聴率至上主義の日テレらしい工夫が詰まっているとも言えそうです。

 そんなわけで、コメディであることにとらわれすぎて失敗していた初期に比べ、作風が固まり、ある意味、安定しているとも言える『もみ消して冬』。次回もまた、NHKとフジテレビの平昌五輪中継と丸かぶりのようですが、2ケタへの復活は叶うでしょうか?
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

「んもう! 最初から瑛太が暴れてくれたら!」後悔先に立たず状態の日テレ『anone』5.5%の惨事

 日本テレビの人気ドラマ枠「水曜ドラマ」において、スッテーンと大コケ中の広瀬すず主演『anone(あのね)』。同作は初回こそ平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録したものの、その後、徐々に数字を落とし、14日放送の第6話では5.5%まで落ち込んでしまいました。折れ線グラフにしたら、よく滑る“すべりだい”です。

 同作のウィットの押しつけとクセの強さに、イマイチはまれずにいる筆者ですが、同作を賞賛している方の感想を読むたびに「この良さがわからない奴はバカ!」と蔑まれている気分に。そういえば、同作脚本の坂元裕二氏が手掛けた松たか子主演『カルテット』(同)を絶賛する記事を読んだときも「同じ気持ちになったな~」と思い出しました。

 とはいえ、前回のラストでヒール役を演じる瑛太がズザーンと登場したことにより、それまで感じられなかったワクワク感が! 瑛太が引っ掻き回してくれることを期待しつつ、第6話を振り返ります。

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■偽札の魅力に取り付かれた瑛太、堂々登場!

 平和に暮らしていた亜乃音(田中裕子)ら“ニセモノ家族”に対し、偽札作りの協力を仰ぐ中世古(瑛太)。1年前まで亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)と共に偽札を作っていた中世古ですが、そのきっかけは以前、弁当屋で働いていた際、客から偽札を受け取ったことだとか。当時、その客から受け取った2枚の1万円札の記番号が同じだったことから、偽札だと気付いた中世古ですが、それでも「あれは完璧な偽札だった」と振り返ります。

 初回でもハリカ(広瀬)が全く同じ理由で「偽札だ」と気付く場面がありましたが、中世古的には偽札の記番号が同じになってしまうことは問題ではなさそう。それよりずっと気になってたのですが、亜乃音のパソコンに保存されている版のデータを見る限り、同じ版上の1万円札の記番号は変えられそうな気がするですが、なんで全部同じ番号になっちゃうの? 詳しい人、教えて!

「完璧な偽札」に出会ってしまった中世古は、印刷技術を身につけるため、京介が営む林田印刷所へ就職。京介も偽札作りに協力してくれたといいます。

「偽札に、被害者はいません!」と犯罪意識ゼロの中世古ですが、るい子(小林聡美)は猛反対。中世古は追い出されるように家を後にしますが、帰り際に亜乃音の血の繋がらない娘・玲(江口のりこ)との不倫をほのめかす一言を放つゲスっぷり!

■瑛太の独壇場!

 あくる日、ハリカは玲の7歳の息子・陽人(はると)と偶然出会い、公園で遊ぶことに。天真爛漫な性格から小学校でつまはじきにされ、不登校な陽人は、「僕はヘンな子だから!」と、キラキラの笑顔で悲しいセリフを連発。脚本の坂元氏は、かわいそうな子どもを描くことにかけては、相変わらず天下一品ですね。

 夕方になり、陽人を玲のもとへ送り届ける亜乃音。中世古のことを話すと、玲は「結婚してることくらい知ってる」と言い放ちます。

 その晩、中世古を呼び出し、玲と別れてくれと頭を下げる亜乃音。中世古は、偽札作りに協力すれば別れると、交換条件を持ちかけます。ゲス!

 さらに以前、玲が住んでいたアパートで起きた火事について話し始める中世古。当時5歳だった陽人を助けた男が亡くなるほどの大火事だったものの、世間的には原因不明。しかし、中世古だけが、原因は陽人がライターを使ったためと知っているのでした(5歳の子どもがライターを使った理由が悲しい……。見逃し再生はこちら→https://cu.ntv.co.jp/anone_06/)。

 その証拠となる動画を見せつけ、亜乃音をさらに追い詰める中世古。一方、ハリカも病気の友人・彦星(清水尋也)を助けたい一心で「私、お金が欲しい」と言いだし、第6話は終了です。

■瑛太! 瑛太! 瑛太!

 細かい疑問はさておき、これですよ、これ! 放送前から『anone』に期待していたのは! とことんかわいそうな子どもや大人が出てきて、世間の冷たい風が登場人物たちをとことん追い詰める“坂元裕二×水田伸生ドラマ”! ましてや、日テレは松雪泰子主演『Mother』、満島ひかり主演『Woman』と並ぶ“3部作”をうたっているのですから、多くの視聴者が想像していたのは今回のような感じなんだと。

 そうなると、やはり「最初からこの感じでいってくれれば……」と後悔先に立たず的なことを思ってしまうのです。だって、『Mother』『Woman』共に全話2ケタで、最終回ではどちらも16%台をたたき出していたんですよ。最近は「暗いドラマは数字が取れない」なんて声もありますが、最初から瑛太が暴れまわっていれば、現状のような惨事にはならなかったと思います。

 瑛太が主導権を握った途端、ワクワクが止まらない『anone』。一体、これまでの茶番はなんだったんだ……(誘拐事件とか、るい子の水子エピソードとか)。筆者は、第6話を『anone』の本当の初回と勝手に見なし、これまでを“なかったこと”にしたいと思います!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

亀梨和也が「かっこつけてるアホ」にしか見えないフジ『FINAL CUT』、大コケなのに“20分拡大”の怪

 初回から粗だらけのストーリーにウンザリしていたものの、1話完結でなくなった前回から、ちょっと面白くなってきたKAT-TUN・亀梨和也主演『FINAL CUT』(関西テレビ制作、フジテレビ系)。13日放送の第6話の平均視聴率は、前回より微増の6.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 放送後には毎回、無料動画サイト「GYAO!」で5分程度のスピンオフドラマを配信。前回は、母・恭子(裕木奈江)が12年前に主人公・慶介(高校時:細田佳央太)についた“2つの嘘”について描かれましたが、その1つが焼きうどんの中に主人公の苦手なピーマンを忍ばせるって……。さらに、主人公が「ピーマンやられた」ってメモ残して、それを見た母が「フフフ」って……。しかもこれ、主人公が高校3年生のときのエピソードって……。小学生のエピソードやないかーい!!

 それに、高3の回想シーンなら、あんなに顔の似てない俳優使わずに、亀梨でいけたんじゃ……。と、ずっとモヤモヤしていたことを吐き出したところで、第6話のあらすじを振り返ります。

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■マスコミに追い詰められて精神崩壊

 小悪魔系料理研究家の柴みちる(今野杏南)が自宅のキッチンで殺害される事件が発生。第一発見者である同棲していた彼氏・矢口(中村倫也)を怪しんだワイドショー『ザ・プレミアワイド』のスタッフたちは、大慌てで取材へ向かいます。

 このときに映る真崎ディレクター(水野美紀)のケータイの待ち受け画面が、会社の自分のペン立てなんですが、気持ちが理解できなさすぎて、なんか怖い! 今後、真崎を見るたびに「会社のペン立てを待ち受けにする女……」というイメージが過ぎりそうです。

 そんな中、慶介(亀梨)の自宅前に、びしょ濡れの矢口が。いわく、慶介が運営する報道被害者のための救済サイト「MP.info.net」のIPアドレスから住所を割り出したんだとか。矢口はマスコミに追われて精神的に追い詰められた揚げ句、洗車中に車を乗り捨て、慶介のもとへやってきたんだそうです。

 大事な人に先立たれた矢口と自分を重ね合わせた慶介は、矢口のことを信じると決めるも、なぜか翌朝、矢口がどこかへ逃亡。さらに、話しかけてきた警察官を突き飛ばしたため、公務執行妨害で指名手配されてしまいます。主人公の自宅を訪れて事情を散々説明した揚げ句、勝手に姿を消してくれるなんて、なんてドラマの都合のいいように動いてくれるキャラなのでしょう!

■すぐ自分の正体を言っちゃう主人公

 矢口が指名手配されたことを知り、高田署長(佐々木蔵之介)に「捜査に加わらせてください」と申し出る慶介。さらに、警察官でありながら、「MP.info.net」を運営していることをあっさりと打ち明けたため、案の定、高田から疑念を抱かれてしまいました。この主人公、なんでいっつも自分の正体をすぐ人に言っちゃうの? アホなの? なんなの?

 そうこうしていると、矢口があっさり逮捕され、慶介が勤める新宿中央署に護送されてきます。しかし、『ザ・プレミアワイド』のカリスマ司会者・百々瀬(藤木直人)の指示で、現場にいた小池ディレクター(林遣都)が矢口とみちるのラブラブ写真を矢口に見せ付けたため、錯乱した矢口が「うあーーー!」と警察官をなぎ倒しながら道路へ。そこへ車が突っ込んできますが、慶介が間一髪で助けます。

 この一件で、これまで脅迫を繰り返してきた慶介が警察官であることが百々瀬などにバレ、第6話は終了です。

■主人公がアホに見える

 これまでの散々たる詰めの甘さにより、窮地に陥りそうな慶介ですが、そもそも復讐や真犯人を突き止めるための計画らしい計画なんてあったのか……、ああ、第1話から第5話で、主人公が何をしようとしていたのか、さっぱりわからない……。

 まず、善意で「MP.info.net」を運営しているのか、『ザ・プレミアワイド』の情報を収集する目的で運営しているのか、一向に曖昧……。復讐相手にすぐに自分の正体をしゃべっちゃうし(泣きながら)……。現時点で何ひとつ進展していないし……。現時点では“要領の悪いかっこつけマン”にしか見えません!

 なお、来週は平昌五輪の番組でお休みですが、27日放送の第7話は、なんと“20分拡大SP”だとか。この視聴率で20分も拡大するのですから、後半でかなり壮大なストーリーが待っているということでしょう! 期待していいんですよね? ね?
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ・山田涼介『もみ消して冬』7.1%大暴落! 登場人物が人形みたいで感情移入できず……

 視聴率も好調のHey! Say! JUMP・山田涼介主演コメディドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。10日放送の第5話の平均視聴率は、初の1ケタとなる7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。裏では、葛西紀明選手らが出場した平昌五輪スキージャンプ男子の個人ノーマルヒル決勝が20.7%を叩き出していますから、仕方ないですね。

 展開に強引さはあるものの、回を追うごとにキャラの不自然さが少しずつ薄れてきた同作。今回もあらすじを振り返ります。

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■里子の魅力は描かれず

 内勤のエリート警察官・秀作(山田)が以前から狙っている同僚の里子(恒松祐里)が、前回のホームパーティーをきっかけに兄・博文(小澤征悦)と“いい感じ”に。外科医の博文は、職場のライバル医師・善財(フラミンゴ・竹森千人)と“どちらが先に結婚できるか”を競っているため、秀作の気持ちを知っても引こうとはしません。

 これまで、博文から絶対服従を強いられ、あらゆる物を横取りされてきた秀作ですが、今回は「どんな手を使ってでも勝ってみせる」とメラメラ。早速、里子を“うなぎ屋デート”に誘いますが、あっさり断られてしまいます。

 その晩、里子に食事を断られたのは、博文との先約が入っていたからだと知った秀作は、「兄さんに勝てる見込みは、完全に消えた……」と絶望。むしろ、断った理由が真っ当な分、希望を見いだしてほしいものですが、この主人公は童貞なのか、マックスまで悲観し、夜の庭先で倒れながら子犬のような表情を浮かべます。このシーンとか、山田ファンは「かわいい(はぁと)」となるんでしょうね。

 正々堂々と勝負しても勝てないと踏んだ秀作は、善財の元へ。博文の足を引っ張るための協力を仰ぎます。

■わかりやすいオチ

 バレンタインデーの晩、博文は里子を誘い、豪華クルーズ船でのディナーデートへ。秀作が自宅でヤキモキしていると、姉・知晶(波瑠)に“卑怯なやり方”で博文の足を引っ張るよう発破をかけられ、早速、船が出る埠頭へ。

 慌てるがあまり財布を忘れるも、警察手帳をチラつかせバスやタクシーに無銭乗車し、目的地へ。すると、「お兄さんから、係長を待つように言われました」と笑顔の里子が。博文から電話で「お前を奮い立たせるための作戦だったんだよ」と告げられた秀作は、兄の計らいに感謝します。

 その頃、別の女性とデートをしていた博文。実は、里子よりもグレードの高い患者の女性からアプローチされたため、里子や秀作にいい顔をしただけなのでした。

 しかし、そのハイグレードな女性は、善財が仕向けた刺客。はめられた博文が呆然とし、第5話は終了です。

■キャラが心のない人形みたい

 一家での何気ないやり取りの中で、主人公が一喜一憂する様子を朗らかな気持ちで眺める同作ですが、回を追うごとに内容が幼稚になっている感もあり、アラフォーの筆者には少々辛い時間に……。

 何より、ストーリーと並行して、キャラクターの性格や背景がわかっていく構成だからか、キャラそれぞれの心情がよくわからない……。同じ脚本家が手掛けた同局のジャニーズドラマ『世界一難しい恋』や『ボク、運命の人です。』なんかは、主人公に人間味があり、心の動きを追うのが面白かったんです。しかし、今回はキャラたちがあまりにも“お人形”すぎて……。しかも、不要なシーンや退屈でスローなシーンも多く、時間にかなり余裕がないと、毎週見るにはキツいなあ……という印象です。

 とはいえ、ネット上には「面白い」「笑える」というコメントが並び、何より数字が需要の高さを物語っていますから、客観的に見て「気楽に見られるホームコメディ」というジャンルは時代にも合っているのだろうなあと思います。その対極にあるのが、おそらく「難解すぎて、疲れる」「脚本家のひとりよがり」と指摘されている同局の『anone』なのでしょう。案の定、大コケしてますから。

 というわけで、誰にも感情移入できず、上辺だけでツルツルと動いていくストーリーをポケーッと眺める『もみ消して冬』。なる早で、この主人公のことを好きになりたいです。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ『anone』5.9%、水ドラ枠史上最低確定か? いい子すぎる広瀬すずの“ご都合主義設定”

 どこへ向かっているのか全く見えず、もはや広瀬すずが主演なのかも怪しいほどに自由すぎる問題作『anone(あのね)』(日本テレビ系)。セリフのクセの強さや、テンポ無視のゆったりとした作風から、1人、また1人と脱落者を増やし続け、7日放送の第5話ではついに平均視聴率5.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)まで落ち込んでしまいました。

 この日テレ「水曜ドラマ」枠といえば、昨年は吉高由里子主演『東京タラレバ娘』、高畑充希主演『過保護のカホコ』、綾瀬はるか主演『奥様は、取り扱い注意』が全話平均2ケタと好調続き。同枠で5%台まで低迷したのは、2013年の竹内結子主演『ダンダリン 労働基準監督官』第8話以来。このまま低迷が続くと、その『ダンダリン』の全話平均7.5%を下回り、同枠史上最低視聴率ドラマとなる可能性もありそうです。

 そんな日テレらしからぬ大コケぶりを見せている『anone』ですが、ネット上では「今期で一番楽しみにしているドラマ」「難しいけど面白い」といった声が多いのも事実。早速、第5話のあらすじを振り返ります。

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■バラバラだったキャストがついに集結

 育ての母・亜乃音(田中裕子)と再会したシングルマザーの玲(江口のりこ)ですが、帰宅するとそこには、かつて亜乃音の亡き夫・京介(木場勝己)の印刷所で働いていた理市(瑛太)の姿が。妻子ある身の理市ですが、どうやら玲とゲス不倫中のようです。

 そんな娘の状況を知らない亜乃音ですが、青羽(小林聡美)から「これから自首してまいります」と報告され、困惑。亜乃音の1千万円を持ち逃げした揚げ句、誰かに盗まれてしまった青羽ですが、自首すると京介が作っていた偽札のことも警察にバレてしまうことから、亜乃音は自首を制止します。

 そうこうしていると、亜乃音が勤務する法律事務所の所長・花房(火野正平)が夕食を作りに訪ねてきたため、その場にいたハリカ(広瀬)、青羽、持本(阿部サダヲ)は、亜乃音の親戚家族に成りすますことに。これがきっかけで、このニセモノ家族は亜乃音の家に住みつくようになります。

 そんな中、入院中の青年・彦星(清水尋也)を病院の外から遠巻きに見ながら、スマホのチャットゲームで会話を楽しむストーカーちっくなハリカですが、ある日、病室から彦星の姿が消えてしまいます。慌てたハリカが病院へ入ると、廊下には「今、集中治療室。熱出して、呼吸不全になって~」と彦星の情報を別の患者に大声でベラベラと話すヤベー看護師が。

 これを立ち聞きしたハリカは、病室の見えるいつもの場所で何時間もボンヤリ。朝方、病室に戻る彦星の姿を確認したハリカは、迎えに来た亜乃音と抱き合い、号泣します。

 翌日、本当の家族のように仲良く暮らす4人のもとへ、自作の偽札を持った理市が登場。夕食の鍋を囲んでいざ食べようとしていた4人ですが、理市が状況を無視して「日本の紙幣は世界で一番偽造が難しいといわれています。それは何か! 何がE券(現在、発行されているお札)の最大の武器か。3つあります。透かし、凹版印刷、ホログラム……」と、取り憑かれたように偽札について熱弁。

 食卓でドン引きする4人に、理市が「今日ここにおじゃましたのは、みなさんに、この偽札の製造に協力してもらうためです」と言い放ち、第5話は終了です。

■主人公の“いい子”ぶりが嘘っぽい!?

 最初からファンタジー感の強い同作ですが、どうしても疑問を引きずってしまうのが、ハリカの過剰な“いい子”ぶり。全員に優しく、悪いことは考えもしなさそうな女神のようなハリカですが、幼少期に両親に捨てられ、施設の大人たちから虐待を受け、10代にして特殊清掃員として死臭の中で日雇いバイトをし、ネットカフェで暮らす……。そんな、人に愛された記憶のない少女が、こんなに相手のことばかり思いやる19歳に育つなんてこと、実際にあるのかしら? と、どうしても思ってしまうんです。

「手グセは悪いけど、根はいい子」「人は騙すけど、心優しい子」なんて設定だったら、まだ人間味があってリアリティが感じられそうですが、脚本家が都合よく描いたキャラという印象が拭えません。筆者が初回からいまいち同作に入り込めないのは、そのあたりが引っかかっているからなのかもしれません。

 とはいえ、今回はこれまでに比べ、わかりやすい展開が続き、すんなりと見られた印象。バラバラだったキャストがひとつ屋根の下に集結する展開は、オムニバス形式で進む『ドラゴンクエストIV 導かれし者たち』の最終章のような爽快感がありました。いやあ、前回、水子が実体化して現れた際には、こっちがアワアワしちゃってテレビに焦点が合わなくなる瞬間がありましたから……。

 また、これまで謎だった瑛太が、ヒール的な立ち位置でドーンッと登場したラストも、期待感を煽られました。

 ただ、こうなると、今後はハリカは彦星を助けるために偽札作りに協力しようか否かで葛藤が始まるんでしょうけど、そうなるとハリカのご都合主義のキャラ設定が気になってしまいそう……。ああ、このために主人公を「偽札作りは絶対悪!」という性格にする必要があったんだなと……。

 そんなわけで、いまいち主人公にリアリティが感じられない『anone』。今回、ついに主人公が鬼太郎のような長い前髪をカットしましたが、視聴率はカットされず伸びるといいですね!!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

亀梨和也が“鼻水解禁”も、草なぎ剛には完敗!? フジ『FINAL CUT』キャラがブレブレで大コケ中

 初回からワンパターンすぎる展開が続き、回を追うごとに睡魔との闘いが激化している復讐ドラマ『FINAL CUT』(関西テレビ制作、フジテレビ系)。6日放送の第5話の平均視聴率は、前回より微増の6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 これまで主人公が「フフフ、復讐してまっせ」という雰囲気だけムンムンに出しといて、結局はターゲットが“自爆しているだけ”というお粗末な展開が目立った同作。脚本がアレなだけに、今回も心配です……が、とりあえず第5話もあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■今回のキメゼリフは『カイジ』パターン

 女児殺害事件の容疑者と思しき「翔太」の情報を得るため、妹の雪子(栗山千明)と若葉(橋本環奈)に、それぞれ別の偽名を名乗り接近。デートを繰り返していた慶介(KAT-TUN・亀梨和也)ですが、3人がバッティングしたため、即バレ。雪子も若葉も、慶介の目的が自分ではなく翔太であることを知ってしまいます。

 穴だらけの同作において、主人公が姉妹と交際していた設定には「復讐劇っぽい!」と期待していたのですが、こんなにあっさりバレるとは! 唯一、草なぎ剛が天才詐欺師を演じた復讐劇『嘘の戦争』(同)っぽくてワクワクしていただけに、「もったいない」という印象です。

 これまで、ワイドショー『ザ・プレミアワイド』のスタッフを1人ずつ脅迫してきた慶介ですが、今回のターゲットは、番組のボス的な存在であるカリスマ司会者の百々瀬(藤木直人)。慶介と協力者の大地(Hey! Say! JUMP・高木雄也)は早速、張り込みと盗撮を開始。百々瀬が警視庁の刑事部長・芳賀(鶴見辰吾)とズブズブである証拠などを掴みます。

 その後、なんだかんだあって、プロデューサーの井出(杉本哲太)から、12年前に自殺した恭子(裕木奈江)の息子から脅されていると打ち明けられる百々瀬。その晩、慶介がスポーツジムで汗を流す百々瀬に接触し、いつものように盗撮動画を見せるも、「君か、早川慶介くん」「これが動画ってやつか」と余裕の表情。しかし、百々瀬の妻とされる女性が、金で雇われた偽者だという証拠を映し出すと、表情が一変。

 そして今回の慶介は、「公開されたら人生終わり。精神的無期懲役。これがあなたの、ファイナルカットです」と、『カイジ』のナレーションのようなパターンでキメゼリフをかまします。

 しかし、翌日の『ザ・プレミアワイド』で、百々瀬が反撃。自ら慶介が盗撮した自身の動画をオンエアに乗せ、全てフェイクニュースだと説明。脅しに失敗した慶介が、鼻をヒクヒクさせて第5話は終了です。

■亀梨くんの鼻から……

 これまでの1話完結からガラリと変わり、今回から“続きもの”となった同作。これまでが酷すぎたため、第5話は比べ物にならないほど楽しく見られました。

 何より、キメゼリフをかました亀梨の鼻から、鼻水がツーッと垂れているのがよかった! やはり、主人公の鼻水やヨダレなくしては、復讐劇とは呼べません。それを私は、武田鉄矢や藤原竜也、草なぎから学びました。

 そういえば、当時スーパーアイドルだった亀梨が、『ごくせん』(日本テレビ系)で泣きの演技をした際、鼻水が垂れたため20万円かけて「CG処理で消した」というエピソードを思い出しました。当時はきっと、2.5次元的な存在だったんでしょうね。

 しかしながら、ボスキャラとも言うべき百々瀬のキャラがブレブレなのがどうしても気になる……。初回では「てえへんだ、てえへんだ!」と珍妙な長ゼリフをぶっ込んだり、オンエア中に突然、歌い始めたりと、「面白そうなキャラ!」とワクワクさせられましたが、第2話以降は急におとなしくなり、常識的なセリフばかりに……。スタッフに「みんなが見たいスクープを!」と過剰な圧力をかけたかと思いきや、スタッフのヤラセには「真実だけを持ってこい!」と至極真っ当な説教。そして、今回は自殺した恭子に対し「(事件の)最後はこのうえない幕引き」「最大の功労者だ」と酷い言葉を言い放つという……。

 正義か悪かはっきりさせないために、わざと視聴者を混乱させているんでしょうか? さすがにここまでキャラが不安定だと、「この脚本、大丈夫?」と不安になっちゃいますよ……。

 てなわけで、これまでよりは随分と面白味が増してきた『FINAL CUT』。視聴率も回復するといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

亀梨和也が“鼻水解禁”も、草なぎ剛には完敗!? フジ『FINAL CUT』キャラがブレブレで大コケ中

 初回からワンパターンすぎる展開が続き、回を追うごとに睡魔との闘いが激化している復讐ドラマ『FINAL CUT』(関西テレビ制作、フジテレビ系)。6日放送の第5話の平均視聴率は、前回より微増の6.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 これまで主人公が「フフフ、復讐してまっせ」という雰囲気だけムンムンに出しといて、結局はターゲットが“自爆しているだけ”というお粗末な展開が目立った同作。脚本がアレなだけに、今回も心配です……が、とりあえず第5話もあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■今回のキメゼリフは『カイジ』パターン

 女児殺害事件の容疑者と思しき「翔太」の情報を得るため、妹の雪子(栗山千明)と若葉(橋本環奈)に、それぞれ別の偽名を名乗り接近。デートを繰り返していた慶介(KAT-TUN・亀梨和也)ですが、3人がバッティングしたため、即バレ。雪子も若葉も、慶介の目的が自分ではなく翔太であることを知ってしまいます。

 穴だらけの同作において、主人公が姉妹と交際していた設定には「復讐劇っぽい!」と期待していたのですが、こんなにあっさりバレるとは! 唯一、草なぎ剛が天才詐欺師を演じた復讐劇『嘘の戦争』(同)っぽくてワクワクしていただけに、「もったいない」という印象です。

 これまで、ワイドショー『ザ・プレミアワイド』のスタッフを1人ずつ脅迫してきた慶介ですが、今回のターゲットは、番組のボス的な存在であるカリスマ司会者の百々瀬(藤木直人)。慶介と協力者の大地(Hey! Say! JUMP・高木雄也)は早速、張り込みと盗撮を開始。百々瀬が警視庁の刑事部長・芳賀(鶴見辰吾)とズブズブである証拠などを掴みます。

 その後、なんだかんだあって、プロデューサーの井出(杉本哲太)から、12年前に自殺した恭子(裕木奈江)の息子から脅されていると打ち明けられる百々瀬。その晩、慶介がスポーツジムで汗を流す百々瀬に接触し、いつものように盗撮動画を見せるも、「君か、早川慶介くん」「これが動画ってやつか」と余裕の表情。しかし、百々瀬の妻とされる女性が、金で雇われた偽者だという証拠を映し出すと、表情が一変。

 そして今回の慶介は、「公開されたら人生終わり。精神的無期懲役。これがあなたの、ファイナルカットです」と、『カイジ』のナレーションのようなパターンでキメゼリフをかまします。

 しかし、翌日の『ザ・プレミアワイド』で、百々瀬が反撃。自ら慶介が盗撮した自身の動画をオンエアに乗せ、全てフェイクニュースだと説明。脅しに失敗した慶介が、鼻をヒクヒクさせて第5話は終了です。

■亀梨くんの鼻から……

 これまでの1話完結からガラリと変わり、今回から“続きもの”となった同作。これまでが酷すぎたため、第5話は比べ物にならないほど楽しく見られました。

 何より、キメゼリフをかました亀梨の鼻から、鼻水がツーッと垂れているのがよかった! やはり、主人公の鼻水やヨダレなくしては、復讐劇とは呼べません。それを私は、武田鉄矢や藤原竜也、草なぎから学びました。

 そういえば、当時スーパーアイドルだった亀梨が、『ごくせん』(日本テレビ系)で泣きの演技をした際、鼻水が垂れたため20万円かけて「CG処理で消した」というエピソードを思い出しました。当時はきっと、2.5次元的な存在だったんでしょうね。

 しかしながら、ボスキャラとも言うべき百々瀬のキャラがブレブレなのがどうしても気になる……。初回では「てえへんだ、てえへんだ!」と珍妙な長ゼリフをぶっ込んだり、オンエア中に突然、歌い始めたりと、「面白そうなキャラ!」とワクワクさせられましたが、第2話以降は急におとなしくなり、常識的なセリフばかりに……。スタッフに「みんなが見たいスクープを!」と過剰な圧力をかけたかと思いきや、スタッフのヤラセには「真実だけを持ってこい!」と至極真っ当な説教。そして、今回は自殺した恭子に対し「(事件の)最後はこのうえない幕引き」「最大の功労者だ」と酷い言葉を言い放つという……。

 正義か悪かはっきりさせないために、わざと視聴者を混乱させているんでしょうか? さすがにここまでキャラが不安定だと、「この脚本、大丈夫?」と不安になっちゃいますよ……。

 てなわけで、これまでよりは随分と面白味が増してきた『FINAL CUT』。視聴率も回復するといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレ・山田涼介『もみ消して冬』好調2ケタキープも……不明瞭な終わり方にモヤモヤ

 現時点で全話2ケタキープ中のHey! Say! JUMP・山田涼介のコメディドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。3日放送の第4話の平均視聴率は、前回より0.1ポイントダウンの11.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 ストーリーに粗さはあるものの、ギャグシーンの押し付けがましさも軽減され、回を追うごとに見やすくなってきた同作。早速、あらすじを振り返ります。

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/もみ消して冬

■波瑠がキスしまくり?

 父の泰蔵(中村梅雀)から見合い話を持ちかけられた敏腕弁護士の長女・知晶(波瑠)。泰蔵は強く勧めるも、知晶は「興味ない」と拒否。いわく、恋人はいないが「気になってる人はいる」とのこと。

 一方、前々から知晶が執事見習いの楠木(千葉雄大)に好意を寄せているのではと疑っている次男の秀作(山田)は、3日前に酔っ払った知晶がリビングで楠木の“顎”にキスをしたことを知り、あたふた……。

 さらに後日、家族で恵方巻きを食べていると、知晶と楠木のキスを偶然目撃したという長男の博文(小澤征悦)が、「俺は見てしまった。お前たちがキスしているところを!」と突然報告。これが発端で、見合い話を進めたい泰蔵と、嫌がる知晶がケンカになってしまいます。

 そもそも、泰蔵がこの見合い相手をプッシュするのには、政略的な理由が。お相手は、泰蔵が3年後に高等部を新設しようとしている土地の地主の息子で、その地主には土地代を破格の値段で提示してもらっているとか。ただ、知晶はこのことを知りません。

 父に「どうにかしろ」と命じられた秀作は、お見合い相手である角居(駿河太郎)のもとを訪れ、偶然を装い知晶に近づくための計画を提案。これに、角居も乗り気です。

 しかし、後日、角居は「僕は降ります」とご立腹の様子。秀作の計画通り、2人は知り合ったものの、知晶がバーで角居に“意中の男”に関するノロケ話を聞かせたといいます。

 その晩、楠木のことが好きなんだろと、本人を問い詰める博文。知晶の目の前で楠木に電話をかけ、「知晶を異性としてどう思うか?」と詰問すると、楠木は「全然タイプではございません」ときっぱり。これをスピーカー越しに聞いた知晶は、顔色を変えず「ばっかじゃないの? だから言ったでしょ」と博文を責め立てます。

 この数日後、自宅で開いたホームパーティーで、ワインボトル片手に上機嫌な知晶。酔っ払った勢いで、来訪者の男性の頬にキスを繰り返します。

 しかし、楠木や家族に見せびらかすようにキスをする知晶を前に、秀作は「姉さんはまさに演じているのだ! 酔っ払ったら誰にもキスする女を!」と確信。秀作の心の声いわく、知晶は「姉さんは昔から頭が良すぎて損をしてきた人」だといい、「本能では(楠木の)唇を求めてしまったものの、理性が急ブレーキをかけて顎にとどめてしまった」のだそう。そんな不器用な知晶を秀作が愛おしそうな表情で見つめ、第4話は終了です。

■モヤモヤ……この主人公、信じていいの?

 最後の秀作の推測(心の声)って、結局、正解だったのでしょうか? これまで「え……」とドン引きするような行動や、勘違いを繰り返してきた秀作だけに、イマイチ信用できないんですが……。それに、知晶の不器用な部分とか、これまで全然描かれてないし……。

 ほかにも、知晶がどの程度、楠木に本気だったのか? そもそも結婚願望があるのか? など、不明瞭なことが多く、最後までモヤモヤが残ってしまいました。

 どうしても、視聴する側はスパッと気持ちよく問題が解決する展開を求めてしまいがちですが、同作は、それよりもキャラの心の探り合いや、それぞれが密かに抱える切ない心情なんかを描きたいんでしょうね。ただ、キャラの行動描写が雑だからか、「急に繊細に描かれても……」と、正直、この不安定なペースについていけない部分もあります。

 また、今回は、複数のカットで秀作の声だけ明らかにアフレコの場面が……。山田の体調の都合か、録音ミスかはわかりませんが、不自然すぎて会話が頭に入ってきませんでした。

 とはいえ、気軽に見られるコメディとしては、ますます話題を呼びそうな同作。わかりやすいギャグシーンは、特に子どもたちから人気が出そうですね。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)