衝撃すぎるラストに批判殺到も……続編決定!? 日テレ『もみ消して冬』2ケタ届かず

 Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のコメディ・ホームドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。17日放送の最終回(第10話)の平均視聴率は、前回より1.8ポイントアップの10.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、期間平均は2ケタにわずかに届かず9.8%。放送中の民放連ドラの期間平均としては、『99.9 -刑事専門弁護士- SEASON II』(TBS系)、『BG ~身辺警護人~』(テレビ朝日系)、『アンナチュラル』(TBS系)に続き4番目の高視聴率となりそうです。

 前回、主人公が名家・北沢家の本当の息子ではないことが発覚し、福山雅治主演映画『そして父になる』的な展開に突入した同作ですが、一体どのような結末を迎えるのでしょうか? あらすじを振り返ります。

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/もみ消して冬

■衝撃のラストに批判殺到か

 前回、突然現れた邦夫(加藤諒)と産院で取り違えられことが発覚し、25歳にして実の家族と“お試し”で暮らすことになった警察官の秀作(山田)。北沢家の長女・知晶(波瑠)は秀作を家に呼び戻そうとしますが、ちょっとしたことでも自然に「ありがとう」の言葉が飛び交う吉田家に幸せを感じている秀作は、この先も吉田家の長男として暮らすことを選びます。

 同じく、北沢家の豪華な生活にご満悦の邦夫ですが、そんな中、北沢家の父・泰蔵(中村梅雀)にもみ消すべきトラブルが発生。融資をお願いしているミランダさんとのただならぬ関係を探偵に撮られ、ゆすられているといいます。

 秀作はこの事態を耳にするも、「僕が手助けするのは筋違い」と他人ごと。しかし翌朝、吉田家のニワトリ小屋で産みたての卵を収穫していると、あることに気付き、愕然。見返りを求めずに卵を提供してくれるニワトリと、「ありがとう」欲しさに家の手伝いを買って出ている自分を比較し、自らを「ありがとうと言われないと卵を産まない卑しい鳥」と表現し、卑下し始めます。

 思い直した秀作は、泰蔵の問題をもみ消すため、いつもの目出し帽を被り探偵事務所へ侵入。写真を発見するも、同じ目的でやってきた邦夫と鉢合わせに。そうこうしていると警察に包囲されてしまい、咄嗟に邦夫を人質に見立て立てこもり犯のフリをする秀作。結局、秀作は逮捕されてしまいます。

 秀作は、取り調べでこれまでの数々の犯罪行為も自白。さらに、秀作と邦夫の取り違えや、父とミランダの癒着も公となり、これがきっかけで進学校の学園長を務める泰蔵と外科医の兄・博文(小澤征悦)は職を失う事態に。弁護士を続けている知晶も、嫌がらせを受けたり、仕事が白紙になったりと散々です。

 この半年後、執行猶予付きの判決が下り、拘置所から北沢家に戻ってきた秀作。屋敷には、家族や元執事、警察官時代の後輩、恋人の里子(恒松祐里)などが集まり、秀作の帰宅を歓迎。最後は、秀作と里子が社交ダンスを踊っている画に、「お母さん、元気ですか? 僕は初めて、この家の家族になれた気がします」という秀作のナレーションが被せられ、『もみ消して冬』は終了です。

■続編決定!?

 主人公が逮捕され、マスコミに追われた揚げ句、その家族のほとんどが職を失うという、冷静に考えれば衝撃的な終わり方を迎えた同作。しかし、これまでのストーリーの粗さを思えば、「無難にまとめられていたなあ」という小ギレイな印象が残るから不思議です。だって、これまでの脚本があまりにむちゃくちゃでしたから。これを“感動的な家族愛ドラマ”として見ていた視聴者もいるようですが、都合のいい部分しか見ていないように思えてなりません。

 案の定、ネットの声を見てみると、「主人公が逮捕されるなんて、笑えなくてがっかり」「ハッピーエンドにしてほしかった」などと批判も多め。

 しかし、人質事件を知った泰蔵や博文が、相変わらず「(秀作は)邦夫が写真を抹消するのを阻止しようとしたんだろ。私に対する積年の恨みだ」「そうか! 北沢家に大打撃を与えるために!」と最後まで秀作を信用していない様子には、続編の予感がプンプン。ゆえに、同作ファンは喜ぶべき最終回だったとも言えるのでは?

 それより、「どコメディ」をうたい、開始当初はわざとらしい上に、どうしても笑えないお笑い要素が詰め込まれていた同作。そんなつらい要素がわりとすぐに薄れていったことに、筆者はホッとさせられました。だって、これ以上、レビューで「サムい」と酷評し続けたら、「この面白さがわからないなんて、人として終わってるんじゃないですか?」というジャニヲタからの編集部宛ての苦情メールがますます増えそうだし……。いやあ、よかった、よかった。

 というわけで、月9『カインとアベル』(フジテレビ系)、映画『鋼の錬金術師』と主演作が続けて振るわなかった山田だけに、大コケが不安視されたものの、数字も評判も上々だった『もみ消して冬』。今後、『もみ消して夏』や『もみ消して秋』など、シリーズ化されるかもしれませんね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すずの名演技冴えるも……日テレ『anone』深田恭子ドラマを下回る4.4%の衝撃

 今クールで最もスッテンコロリンしている連ドラ『anone(あのね)』。14日に放送された第9話の平均視聴率は、自己最低となる4.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。どうやら、ここ15年の「水曜ドラマ」枠の単話において、2008年放送の深田恭子主演『学校じゃ教えられない!』第5話の4.7%を下回り、ワースト記録のようです。あー……。

 とはいえ、ニセ札を中心としたストーリーが盛り上がりを見せる同作。前回は、元祖色男・火野正平が瑛太に思いっきり首を絞められるという衝撃的な絵面でフェードアウトしましたが、火野は殺られてしまったのでしょうか? さっそく第9話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■ロマンチックが止まらない回

 ニセ札工場が弁護士の花房(火野)に見つかり、咄嗟に首を絞めてしまった中世古(瑛太)ですが、周囲が止めに入り大事には至らず。花房は中世古や亜乃音(田中裕子)らに対し「嘘はね、嘘で隠すしかないんですよ。嘘に終わりはないんですよ。嘘で守った嘘が、結局、君たち自身の心を壊していく」と説教しますが、どこまでもニセ札LOVEな中世古が「仲間に入りませんか?」と勧誘したため、さらに花房を激怒させます。

 そういえば、歌手の浜崎あゆみ大先生も先月、自身のSNSで「ひとつ嘘をつくと、その愚かさを隠すための嘘をまたつく事になる。やがて気が付いた頃には、数え切れない程の嘘に塗り固められる。でもね、メッキはいつか必ず剥がれるものだから」とか投稿していましたね。何か嘘でもついておられるのでしょうかね?

 それはいいとして、前回、中世古がミスってATMに吸い込まれたニセ1万円札が発見され、警察が動き出す事態に。世間に防犯カメラの映像が公開された中世古は追われる身となり、持本(阿部サダヲ)たちも大慌てで証拠隠滅を図ります。

 一方、愛しの彦星くん(清水尋也)といつものようにチャットを楽しむハリカ(広瀬すず)は、彦星くんから「会いたい」と言われ、ドキッ。ハリカは早速、亜乃音にプレゼントされた花柄ワンピースを着て、彦星くんが入院している病院へ。しかし、再会直前に2人の恋路をジャマする香澄(藤井武美)が立ちはだかり、父親に頼んで重粒子線治療にかかる費用を融資しようとしたところ、彦星くんから「好きな人がいるから」と断られたとハリカに告げます。

 彦星くんを助けたいハリカは、病室まで行くも、仕切りカーテン越しに「君のこと、めんどくさくなっちゃった」「変な知り合い作るの好きで、彦星くんもそのひとり」などと冷たい言葉を連発。初対面を果たさぬまま、別れを告げます。

 ハリカと彦星くんがそれぞれ号泣しているその頃、末期がんの持本とるい子(小林聡美)は、お互いの愛情を確認。ラストは、自宅からニセ札の破片が発見された亜乃音が警察に連れていかれ、第9話は終了です。

■『カイジ』っぽい?

 回によっては登場シーンが少なく、名ばかり主演にも思えた広瀬ですが、今回は実力派女優の力量を存分に見せつける長尺のお別れシーンが。声だけは気丈に冷たい言葉を発しながらも、表情は号泣しているという彼女の名演技に、心を持っていかれた視聴者も多いのではないでしょうか? これまで正直、“彦星”といういかにもな役名がムズ痒くてブツブツが出そうなときもありましたが、今回は素直に「わかりやすいって、いいな」って思いました。

 きっと病院前に流れる川や、病室の水色の仕切りカーテンが天の川のイメージなんでしょうね。同作を手掛ける坂元裕二さんという脚本家は、なんてロマンチックなおっさんなんでしょう。妻で女優の森口瑤子も、そんなところに惹かれたのかもしれませんね。大きなお世話ですね。

 また、今さらながら、登場人物のニセ札作りに対する思いがひとりひとり異なる点は、よく練られているなと。ハリカは好きな男の子を助けたい一心、中世古は“完璧なニセ札”に魅せられて、亜乃音は子と孫を守るため仕方なく、持本は創作意欲や生きてる実感を求めて、るい子は亜乃音の金を盗んでしまった負い目などから。複数人が金をめぐって同じ作業をしながらも、抱えるものが異なる点は、『賭博黙示録カイジ』(講談社)の人間模様にもつながるような気がします。いや、あれは大多数が“欲”と“働きたくない”という理由だから、違うか……。ただ、中世古と持本は、普通に『カイジ』のキャラにいそう!

 というわけで、物語が盛り上がるにつれ、視聴率が下がっていくという残念な結果を見せている『anone』。正直、暗い話ではありますが、みんな、最終回はオンタイムで見ようよ!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

脚本がヤバすぎたフジ『FINAL CUT』、隠しキャラ・山崎育三郎は“関テレの罪滅ぼし”か

 主演のKAT-TUN・亀梨和也は、劇中のパルクールで骨折したり、高頻度で涙を流したり、栗山千明とハムハムキスをかましたりとガンバルマンぶりを見せているものの、ツッコミどころ満載の脚本が致命傷といえる『FINAL CUT』(フジテレビ系)。約2時間にわたり放送された最終回(13日放送)の平均視聴率は、自己最高の7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。期間平均は6.9%と明らかに大コケながら、なんと放送中のフジの連ドラの中ではトップというから驚きです。

 さて、最終回では、いよいよ亀梨演じる慶介が追い続けてきた12年前の女児殺害事件の真犯人が明らかに! まさか、最初から「あいつが犯人だ!」と言い続けてきた“祥太”が犯人ってことはないですよね……? 約2時間ありますから、きっとアッと驚く大どんでん返しを見せてくれるでことしょう! あらすじを追っていきます。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■目がギョロギョロした俳優ばかりで、亀梨の顔が薄ーく見えるよ

 前回、愛しの慶介を自宅に呼びだし、いきなり自らの腹部を包丁で一刺しした祥太の妹・若葉(橋本環奈)。犯人と疑われた慶介は、警察の取り調べでなぜか黙秘を続けます。

 そんな中、慶介の協力者・大地(Hey! Say! JUMP・高木雄也)が祥太の妹・雪子(栗山)の元へ。自宅のパソコンのログから、若葉が思わぬ行動に出たのは、シアトルに雲隠れしている祥太からの指示であることが発覚。さらに、大地がかつて雪子の父の腕時計に仕掛けた盗撮カメラが、偶然にも腹を刺す瞬間の若葉に向いていたため、晴れて慶介の無実が証明されます。

 その後、入院していた若葉が家族に迎えられて帰宅。テレビでワイドショー『ザ・プレミアワイド』をつけると、12年前の事件の容疑者として慶介が逮捕されたというニュースが放送されています。祥太の無実に安堵した若葉は、早速「お兄ちゃんに会いたい」とコンタクトを取ります。

 数日後、日本の空港に“ミュージカル界のプリンス”こと俳優の山崎育三郎演じる祥太が登場。これまで失踪中ということで演者が伏せられてきましたが、満を持しての登場です。しかし、空港には逮捕されたはずの慶介が待ち構えていました。大地が雪子の家のテレビに仕掛けを施し、嘘の内容の『ザ・プレミアワイド』を放送。一家はこれを鵜呑みにしたようです。ネットニュースとか、一切見ない家族なんでしょうか……。それより祥太はなぜ、慶介が容疑者になったくらいであっさり帰ってきたのでしょう……。もう、ただの“バカ一家”にしか見えません。

 この後、なんだかんだあって、祥太が『ザ・プレミアワイド』に出演することに。祥太いわく、「僕にやましいことはありません。取材受けます」とのこと。警察は何も掴んでいない上に、再捜査も打ち切られてるのに……。もう、全く行動の意味がわかりません……。

 ついに、『ザ・プレミアワイド』のカメラの前で、慶介と祥太の直接対決が実現。祥太がこれまで集めた切り札を次々と出すも、どれも決定打に欠けるため、祥太は「僕はやってません」「君、大丈夫? こんなふうに僕を犯人と決めつけて」と余裕しゃくしゃく。しかし、慶介との口論がヒートアップする中、死体遺棄現場に落ちていたハンカチが「外に」あったとポロリ。ハンカチが外に落ちていたことは公表されていないため、慶介が「犯人しか知りえない事実の自白」だと指摘。結局、ロリコンのサイコパス野郎と発覚した祥太は泣き出し、警察に連れていかれてしまいました。

 うーわ! 犯人は、なんのひねりもなく祥太だったー! しかも、最後の決め手がハンカチに関するこの程度の供述って、弱い、弱すぎる!!

■なんだ、このラスト……

 祥太に勝利した慶介ですが、間髪入れずに怒りの矛先はカリスマキャスター・百々瀬へ。12年前の報道を謝罪しろとプンプンです。しかし、「我々の仕事は、世間の人々の知りたい・面白いに答える。それが全て!」と悪びれない百々瀬。これに、慶介は「何を大声で騒いで、何を黙るか、自分たちが決められる。そういう特別な力があると思ってる」とテレビマン批判を展開。さらに、「もうみんな、一方的にただ受け取る時代じゃない。情報は手に入る!」「面白いことは、自分自身で見つける!」と、ネットに押され気味のテレビ界に警鐘を鳴らしまくりです。

 その後、慶介の説教に感化されたのか、百々瀬は生放送中に突然、12年前の報道を謝罪。この行動を局が問題視し、『ザ・プレミアワイド』のスタッフは解散。百々瀬も番組を降板してしまいます。

 終盤は、雪子と慶介が別れたり、再会したりして、全話が終了です。

■山崎をキャスティングの謎

 初回から、とにかく無駄な行動が多すぎた主人公ですが、今回は慶介がテレビ界に異論を唱えるシーンがストレートでよかった! 同作は要素を詰め込み過ぎて収集が付かなくなり、この辺のテーマが完全にボヤけていましたが、「あ、これが言いたかったんだ」と最後の最後で気づかされました。さすが、4月の改編のキャッチコピーに「変わる、フジ 変える、テレビ」を掲げるフジ! 戒めてますねえ。

 とはいえ、主人公を含め、主要な登場人物のキャラは最後までブレブレ。最終回は、祥太の帰国とテレビ出演が意味不明すぎて、テレビの前で「アハハハ」と笑うしかありませんでした。

 また、山崎の登場シーンでは、同じ関テレ制作の同局バラエティ番組『世界の村のどエライさん』の大コケに伴う“罪滅ぼし”的なキャスティングではないかと勘繰ってしまいました。山崎が司会を務める同番組といえば、1月のスタート前からやたらと山崎の名前を全面に出し、「山崎の初司会番組!」などと煽って宣伝。しかし、初回から大コケし、先月12日の放送ではプライム帯としては記録的な2.1%を叩き出しましたからね……。

 というわけで、主要な出演者の演技はそれなりに見応えがあったものの、脚本が最後まで駄作すぎた『FINAL CUT』。脚本家の株が暴落していないことを祈るばかりです、ナムナム。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

脚本がヤバすぎたフジ『FINAL CUT』、隠しキャラ・山崎育三郎は“関テレの罪滅ぼし”か

 主演のKAT-TUN・亀梨和也は、劇中のパルクールで骨折したり、高頻度で涙を流したり、栗山千明とハムハムキスをかましたりとガンバルマンぶりを見せているものの、ツッコミどころ満載の脚本が致命傷といえる『FINAL CUT』(フジテレビ系)。約2時間にわたり放送された最終回(13日放送)の平均視聴率は、自己最高の7.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。期間平均は6.9%と明らかに大コケながら、なんと放送中のフジの連ドラの中ではトップというから驚きです。

 さて、最終回では、いよいよ亀梨演じる慶介が追い続けてきた12年前の女児殺害事件の真犯人が明らかに! まさか、最初から「あいつが犯人だ!」と言い続けてきた“祥太”が犯人ってことはないですよね……? 約2時間ありますから、きっとアッと驚く大どんでん返しを見せてくれるでことしょう! あらすじを追っていきます。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■目がギョロギョロした俳優ばかりで、亀梨の顔が薄ーく見えるよ

 前回、愛しの慶介を自宅に呼びだし、いきなり自らの腹部を包丁で一刺しした祥太の妹・若葉(橋本環奈)。犯人と疑われた慶介は、警察の取り調べでなぜか黙秘を続けます。

 そんな中、慶介の協力者・大地(Hey! Say! JUMP・高木雄也)が祥太の妹・雪子(栗山)の元へ。自宅のパソコンのログから、若葉が思わぬ行動に出たのは、シアトルに雲隠れしている祥太からの指示であることが発覚。さらに、大地がかつて雪子の父の腕時計に仕掛けた盗撮カメラが、偶然にも腹を刺す瞬間の若葉に向いていたため、晴れて慶介の無実が証明されます。

 その後、入院していた若葉が家族に迎えられて帰宅。テレビでワイドショー『ザ・プレミアワイド』をつけると、12年前の事件の容疑者として慶介が逮捕されたというニュースが放送されています。祥太の無実に安堵した若葉は、早速「お兄ちゃんに会いたい」とコンタクトを取ります。

 数日後、日本の空港に“ミュージカル界のプリンス”こと俳優の山崎育三郎演じる祥太が登場。これまで失踪中ということで演者が伏せられてきましたが、満を持しての登場です。しかし、空港には逮捕されたはずの慶介が待ち構えていました。大地が雪子の家のテレビに仕掛けを施し、嘘の内容の『ザ・プレミアワイド』を放送。一家はこれを鵜呑みにしたようです。ネットニュースとか、一切見ない家族なんでしょうか……。それより祥太はなぜ、慶介が容疑者になったくらいであっさり帰ってきたのでしょう……。もう、ただの“バカ一家”にしか見えません。

 この後、なんだかんだあって、祥太が『ザ・プレミアワイド』に出演することに。祥太いわく、「僕にやましいことはありません。取材受けます」とのこと。警察は何も掴んでいない上に、再捜査も打ち切られてるのに……。もう、全く行動の意味がわかりません……。

 ついに、『ザ・プレミアワイド』のカメラの前で、慶介と祥太の直接対決が実現。祥太がこれまで集めた切り札を次々と出すも、どれも決定打に欠けるため、祥太は「僕はやってません」「君、大丈夫? こんなふうに僕を犯人と決めつけて」と余裕しゃくしゃく。しかし、慶介との口論がヒートアップする中、死体遺棄現場に落ちていたハンカチが「外に」あったとポロリ。ハンカチが外に落ちていたことは公表されていないため、慶介が「犯人しか知りえない事実の自白」だと指摘。結局、ロリコンのサイコパス野郎と発覚した祥太は泣き出し、警察に連れていかれてしまいました。

 うーわ! 犯人は、なんのひねりもなく祥太だったー! しかも、最後の決め手がハンカチに関するこの程度の供述って、弱い、弱すぎる!!

■なんだ、このラスト……

 祥太に勝利した慶介ですが、間髪入れずに怒りの矛先はカリスマキャスター・百々瀬へ。12年前の報道を謝罪しろとプンプンです。しかし、「我々の仕事は、世間の人々の知りたい・面白いに答える。それが全て!」と悪びれない百々瀬。これに、慶介は「何を大声で騒いで、何を黙るか、自分たちが決められる。そういう特別な力があると思ってる」とテレビマン批判を展開。さらに、「もうみんな、一方的にただ受け取る時代じゃない。情報は手に入る!」「面白いことは、自分自身で見つける!」と、ネットに押され気味のテレビ界に警鐘を鳴らしまくりです。

 その後、慶介の説教に感化されたのか、百々瀬は生放送中に突然、12年前の報道を謝罪。この行動を局が問題視し、『ザ・プレミアワイド』のスタッフは解散。百々瀬も番組を降板してしまいます。

 終盤は、雪子と慶介が別れたり、再会したりして、全話が終了です。

■山崎をキャスティングの謎

 初回から、とにかく無駄な行動が多すぎた主人公ですが、今回は慶介がテレビ界に異論を唱えるシーンがストレートでよかった! 同作は要素を詰め込み過ぎて収集が付かなくなり、この辺のテーマが完全にボヤけていましたが、「あ、これが言いたかったんだ」と最後の最後で気づかされました。さすが、4月の改編のキャッチコピーに「変わる、フジ 変える、テレビ」を掲げるフジ! 戒めてますねえ。

 とはいえ、主人公を含め、主要な登場人物のキャラは最後までブレブレ。最終回は、祥太の帰国とテレビ出演が意味不明すぎて、テレビの前で「アハハハ」と笑うしかありませんでした。

 また、山崎の登場シーンでは、同じ関テレ制作の同局バラエティ番組『世界の村のどエライさん』の大コケに伴う“罪滅ぼし”的なキャスティングではないかと勘繰ってしまいました。山崎が司会を務める同番組といえば、1月のスタート前からやたらと山崎の名前を全面に出し、「山崎の初司会番組!」などと煽って宣伝。しかし、初回から大コケし、先月12日の放送ではプライム帯としては記録的な2.1%を叩き出しましたからね……。

 というわけで、主要な出演者の演技はそれなりに見応えがあったものの、脚本が最後まで駄作すぎた『FINAL CUT』。脚本家の株が暴落していないことを祈るばかりです、ナムナム。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

日テレの自爆動画で過ぎる上重聡のベントレー……『もみ消して冬』が『そして父になる』的展開に

 Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のコメディ・ホームドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)も、いよいよ最終回目前。10日放送の第9話の平均視聴率は、前回より0.5ポイントダウンの9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。

 継続して見ている視聴者からは「山田くんのはまり役!」「脚本がすごくよくできてる!」などと、かなり評判のいい同作。粗々しいストーリーは、皆さんあまり気にならないのでしょうか……? 早速、第9話のあらすじを振り返ります!

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/もみ消して冬

■最終回目前の大どんでん返し

 北沢家で相変わらず蔑ろにされている次男・秀作(山田)ですが、ある日、目の前に吉田邦夫(加藤諒)なる男が出現。邦夫いわく、産院で秀作と取り違えられ、3歳のときにそれが発覚したものの、元に戻されることはなかったのだとか。

 秀作が早速、このことを家族に報告すると、姉・知晶(波瑠)と兄・博文(小澤征悦)は初耳にもかかわらず、驚きもせず「ふ~ん」「はは~ん」と、自分が秀作に冷たく当たってしまう理由がわかりすっきりした様子。父・泰蔵(中村梅雀)も、自分は子どもを元に戻そうとしたものの、亡くなった妻が頑として譲らなかったことを明かし、秀作に「もし血がつながっていたら、(秀作にキレて)グラスを何個も何個も投げつけるようなことはなかった」と非情に言い放ちます。

 すっかり落ち込んだ秀作ですが、その後、今さらながら邦夫から「入れ替わりましょう」との提案が。秀作は嫌がりますが、邦夫が泰蔵に「宇宙飛行士を目指しています」と嘘をつき、すっかり北沢家に気に入られてしまったため、1週間だけ吉田家で過ごすことを受け入れます。

 後日、吉田家を訪ねると、ケーキ屋を営む父(春海四方)や優しい母(堀内敬子)、かわいい妹(小野花梨)に歓迎される秀作。北沢家とは真逆ともいえる、慎ましくも温かい家庭に触れた秀作は、ちょっとしたことでも「ありがとう」の言葉が飛び交う吉田家の中で幸せを感じます。

 一方、北沢家では、もみ消したい問題が発生。泰蔵が、不適切な関係にあるミランダの家に行った際、誤って息子の靴を履いて帰ってきてしまったのだとか。息子にミランダとの関係を隠したい泰蔵は、邦夫に「どんな手を使ってでも取り戻してこい」と指令を出します。

 困った邦夫は、秀作に泣きつき、「お手本を見せてほしい」と懇願。その晩、秀作はミランダの家に侵入し、なんなくミッションをクリア。靴を取り戻し、これを自分の手柄にした邦夫ですが、知晶だけは秀作がやったことを見抜きます。

 さらに、約束の1週間をとうに過ぎても、全く元の家に戻ろうとしない秀作と邦夫に疑問を抱いた知晶は、秀作の後輩・尾関(ジャニーズWEST・小瀧望)に「秀作を呼び戻してほしい」と依頼。しかし、尾関が吉田家で見た秀作は、コタツにどてら姿、お菓子を頬張りながらコミック誌を読む変わり果てた姿に……。そんな秀作が「自分のいるべき場所を、やっと見つけたんだ」と尾関を追い返し、第9話は終了です。

■日テレが自爆動画を公開中

 25歳にもなる主人公(しかも警察官)が、映画『そして父になる』的状況(お試しで、本当の家族の家に交換お泊まり)になることは、正直、現実ではありえないものの、“赤ちゃんの取り違え”という大ごとをあえて掘り下げない点は“『もみ冬』らしさ”とも。このなんでもありの潔さを受け入れられるか否かが、このドラマのファンになれるかどうかの要なのかもしれません。

 それはそうと、YouTube「日テレ公式チャンネル」で11日、同局アナウンサーの畑下由佳、梅澤廉、伊藤遼、佐藤梨那の4人がトークしている動画が公開されました。『もみ消して冬』にちなみ、「もみ消したい過去」を1人ずつ告白していくという、なんてことない内容ですが、この動画のせいで、忘れかけていた上重聡のABCマート巨額融資騒動や、笹崎里菜の内定取り消し騒動などを思い出したのは私だけでないはず……。あえてこれを3.11に公開したのも、「あっちもこっちも風化させない!」という日テレの戒め的なものなのかもしれません。さすが、ひとり勝ちの日テレ、余裕が違います。

 というわけで、いよいよ次回17日の放送は最終回。他局の平昌五輪中継による視聴率不振の影響もあり、現時点では期間平均9.7%と2ケタには届いていませんが、最終回で上向くといいですね。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず演じる主人公に“汚臭”疑惑!? 今期最大の大コケ『anone』の敗因を考察する

初回以降、視聴率がキレイな右肩下がりを見せていた広瀬すず主演『anone(あのね)』ですが、7日に放送された第8話の平均視聴率は前回から0.5ポイントアップの5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初めて回復傾向が見られたものの、それでも自己2番目の低視聴率となりました。トホホ。

 そんな今クールでもっとも華麗な大コケぶりを見せている同作ですが、ニセ札作りを軸とした物語はいよいよ佳境へ。さっそく第8話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■“ウィット”少なくて快適!

 今回は、これまで「え~、こんなチョイ役に、火野正平使っちゃうんだ~」という印象だった法律事務所所長・花房(火野)が、満を持して大活躍。同事務所で働く亜乃音(田中裕子)の異変に気付いた花房は、詮索を開始。ニセ千円札で買ったジュース片手に、ハリカ(広瀬)たちとはしゃぐ異様な姿や、亜乃音の衣服に付いていたホログラムを目にし、何かに気付いてしまった様子です。

 そんな中、余命1カ月で入院中の彦星くん(清水尋也)に付きまとう高校時代の友人・香澄(藤井武美)にハリカが呼び出され、初対面することに。嫉妬心でメラメラの香澄は、ハリカを小ギレイなカフェに呼びだし、マウンティングを始めます。

 このとき、たまたま隣に座っていた“意地悪な小西真奈美”のような女性客からジロジロ見られ、執拗に嫌な顔をされるハリカ。確かに、ハリカはGパンにセーター、ダウンジャケット、傍らにはスケボーというボーイッシュな出で立ちではありますが、ここまで死骸にたかるウジ虫でも見るような表情をされるなんて……。ハリカは、ものすごい汚臭を放っているに違いありません。

 なお、家が金持ちの香澄は、彦星くんを助けるために多額の治療費を貸そうとしていますが、彦星くんは「気持ちを買うってこと?」「好きな子がいるんだ」とこれを拒否。その晩、ハリカに初めて電話をかけ、2人はお互いの愛を確認し合います。

 一方その頃、るい子(小林聡美)や持本(阿部サダヲ)は完成したニセ1万円札を持って、街の両替機やATMへ。しかし、機械に通らず、落胆……。そうこうしていると、中世古(瑛太)が工場でニセ札を印刷している真っ最中に、花房が強引に乱入! 亜乃音に「自首しよう」と説得する花房ですが、中世古に首を絞められてしまいました……というところで、第8話は終了です。

■“ニセ札編”のほうが好き

 火野が瑛太に首を絞められるというバイオレンスな終わり方を見せた第8話。今回はこざかしい、もとい、ウィットに富んだ突飛なオモシロ会話がほとんど出てこなかったので、筆者は終始楽しく見ることができました。クセを消していただき、ありがとうございます。

 第5話までは“ニセモノ家族ができるまで”。第6話からは“ニセ札ができるまで”と、2部構成のような作りになっている『anone』ですが、筆者は断然、後半のほうが好印象。きっと、“脚本家のエゴ”にも見える前半のハチャメチャすぎる展開が、視聴者を振り落としてしまったのでしょうね。ああ、もったいない。

 また、同作で3年振りの連ドラ主演となる広瀬ですが、このままでは同枠史上最低視聴率をたたき出す可能性も高そう。このままだと、広瀬の所属事務所がプロフィールから“なかったこと”にしそうな予感……。来年4月スタートの連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』(NHK)の主演以降、また民放の連ドラに出なくなったら、きっと『anone』のせいでしょう。

 というわけで、最終回へ向けてそつなくストーリーが進んでいる『anone』。ここから数字が大幅に回復するといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず演じる主人公に“汚臭”疑惑!? 今期最大の大コケ『anone』の敗因を考察する

初回以降、視聴率がキレイな右肩下がりを見せていた広瀬すず主演『anone(あのね)』ですが、7日に放送された第8話の平均視聴率は前回から0.5ポイントアップの5.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)。初めて回復傾向が見られたものの、それでも自己2番目の低視聴率となりました。トホホ。

 そんな今クールでもっとも華麗な大コケぶりを見せている同作ですが、ニセ札作りを軸とした物語はいよいよ佳境へ。さっそく第8話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■“ウィット”少なくて快適!

 今回は、これまで「え~、こんなチョイ役に、火野正平使っちゃうんだ~」という印象だった法律事務所所長・花房(火野)が、満を持して大活躍。同事務所で働く亜乃音(田中裕子)の異変に気付いた花房は、詮索を開始。ニセ千円札で買ったジュース片手に、ハリカ(広瀬)たちとはしゃぐ異様な姿や、亜乃音の衣服に付いていたホログラムを目にし、何かに気付いてしまった様子です。

 そんな中、余命1カ月で入院中の彦星くん(清水尋也)に付きまとう高校時代の友人・香澄(藤井武美)にハリカが呼び出され、初対面することに。嫉妬心でメラメラの香澄は、ハリカを小ギレイなカフェに呼びだし、マウンティングを始めます。

 このとき、たまたま隣に座っていた“意地悪な小西真奈美”のような女性客からジロジロ見られ、執拗に嫌な顔をされるハリカ。確かに、ハリカはGパンにセーター、ダウンジャケット、傍らにはスケボーというボーイッシュな出で立ちではありますが、ここまで死骸にたかるウジ虫でも見るような表情をされるなんて……。ハリカは、ものすごい汚臭を放っているに違いありません。

 なお、家が金持ちの香澄は、彦星くんを助けるために多額の治療費を貸そうとしていますが、彦星くんは「気持ちを買うってこと?」「好きな子がいるんだ」とこれを拒否。その晩、ハリカに初めて電話をかけ、2人はお互いの愛を確認し合います。

 一方その頃、るい子(小林聡美)や持本(阿部サダヲ)は完成したニセ1万円札を持って、街の両替機やATMへ。しかし、機械に通らず、落胆……。そうこうしていると、中世古(瑛太)が工場でニセ札を印刷している真っ最中に、花房が強引に乱入! 亜乃音に「自首しよう」と説得する花房ですが、中世古に首を絞められてしまいました……というところで、第8話は終了です。

■“ニセ札編”のほうが好き

 火野が瑛太に首を絞められるというバイオレンスな終わり方を見せた第8話。今回はこざかしい、もとい、ウィットに富んだ突飛なオモシロ会話がほとんど出てこなかったので、筆者は終始楽しく見ることができました。クセを消していただき、ありがとうございます。

 第5話までは“ニセモノ家族ができるまで”。第6話からは“ニセ札ができるまで”と、2部構成のような作りになっている『anone』ですが、筆者は断然、後半のほうが好印象。きっと、“脚本家のエゴ”にも見える前半のハチャメチャすぎる展開が、視聴者を振り落としてしまったのでしょうね。ああ、もったいない。

 また、同作で3年振りの連ドラ主演となる広瀬ですが、このままでは同枠史上最低視聴率をたたき出す可能性も高そう。このままだと、広瀬の所属事務所がプロフィールから“なかったこと”にしそうな予感……。来年4月スタートの連続テレビ小説『夏空-なつぞら-』(NHK)の主演以降、また民放の連ドラに出なくなったら、きっと『anone』のせいでしょう。

 というわけで、最終回へ向けてそつなくストーリーが進んでいる『anone』。ここから数字が大幅に回復するといいですね!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

ヒロミの息子に幸福の科学が過ぎるフジ『FINAL CUT』、亀梨和也の“かまってちゃんぶり”にジワ……

 脚本にツッコミどころ満載のKAT-TUN・亀梨和也主演復讐劇『FINAL CUT』(フジテレビ系)も、次回がいよいよ最終回。6日放送の第8話の平均視聴率は、前回よりも0.2ポイントアップの7.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)でした。

 同作には、ワイドショー番組のスタッフ役で、ヒロミと松本伊代の息子で俳優の小園凌央がレギュラー出演していますが、登場するたびに幸福の科学総裁・大川隆法の長男で俳優の大川宏洋が頭を過ぎるのは私だけでしょうか……。

 年明けに教団を追放退職となったとウワサされる宏洋ですが(関連記事 http://www.cyzo.com/2018/01/post_149105_entry_3.html)、同じ二世タレントとして小園共々頑張ってほしいですね! 顔、似てるし。

 というわけで、第8話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/FINAL-CUT

■ハムハムからの、ベッドシーン!

 慶介(亀梨)と、12年前の事件の容疑者・祥太の妹である雪子(栗山千明)の唐突な“ハムハムキス”に度肝を抜かれた前回ですが、今回は2人のベッドシーン(事後)からスタート。慶介にゾッコンな若葉(橋本環奈)は、朝帰りした姉・雪子にムギギ……と対抗心を露わにします。

 そんな美人姉妹からモテモテの慶介ですが、ワイドショー番組『ザ・プレミアワイド』のカリスマキャスター・百々瀬(藤木直人)から電話で呼び出され、テレビ局へ。これまで慶介に散々脅されてきたスタッフたちですが、会議室の机に赤いテーブルクロスを敷き、シャンパンとオードブルで慶介をおもてなし。そして、慶介の母が犯人と疑われた女児殺害事件の真犯人を「一緒に探そう」「番組を利用してほしい」と慶介に取材協力を仰ぎます。

 しかし、慶介は「騙されるかよ」「俺は俺で真犯人を追う」と一蹴。これに怒った百々瀬は、「撮るんだ。奴(慶介)のファイナル・カットを!」とメラメラです。

 その後、祥太の父・達夫(升毅)が12年前、祥太が映っていた防犯カメラの映像データをトイレに流していたことが発覚。慶介と高田は、殺された志穂ちゃんの母親・幸子(高橋かおり)の自宅を訪れ、これを報告。さらに慶介は、仏壇に飾ってあった志穂ちゃんの折り紙に描かれた男性の絵と、添えられた「しょうた」いう手書き文字を発見します。

 祥太の疑惑を動画にまとめた慶介は、雪子を呼び出し、いつものようにURLを渡して脅迫。「家族で見て、よーく理解してほしい。もう逃げられないよって」と忠告すると、雪子は「あなたにこんなことまでさせて、ごめんなさい!」と涙ながらに謝ります。

 その晩、帰宅した雪子が「お兄ちゃんが、女の子を殺したの!?」と責め立てると、達夫や母・夏美(長野里美)は祥太をかくまっていたことを認め、メソメソ。しかし、これを聞いていた若葉は「(マスコミに)騒がれるなんて、絶対いや!」と激怒します。

 さらに、家族の不在時に慶介を家に呼び出した若葉は、いきなり包丁を自分の腹にブスリ。慶介がびっくりして、第8話は終了です。

■“かまってちゃん”すぎる主人公がキュート!?

 若葉の気が狂い、急展開を見せた今回ですが、相変わらず慶介の行動の目的がわからん……。なぜ、雪子を脅迫する必要があるのでしょうか? というか、交換条件すら出していないので、脅迫でもないような……、じゃあ、なんなんだ。

 慶介は、雪子の家族が反省することを望んでいるのでしょうか? てっきり祥太を見つけ出すことが目的だと思っていたのですが……。今すぐ、慶介に「事を荒立てるだけの無意味なことは、しないほうがいいよ!」と耳元でささやいてあげたいです。

 しかし、これまでもやたらと自分の正体をバラしたり(泣きながら)、無意味な脅迫を繰り返してきた慶介ですから、行動に一貫性があるようにも思えてきました。この主人公って結局、“かまってちゃん”的な行動のせいで、勝手にピンチに陥ってるんですよね……。みんなに同情してほしいんでしょうか? 考えれば考えるほど、かわいい奴ですね。

 かわいいといえば、慶介を赤いテーブルクロスやシャンパンでもてなした『プレミアワイド』も、発想が子どもみたいでかわいいですよね。なんか、プロゲーマーが使っていそうな快適な椅子に慶介を座らせてたし。

 というわけで、今回も主人公の思惑が全く理解できなかったものの、「登場人物の行動が、かわいらしい」という印象が募り始めている『FINAL CUT』。しかし、次回は最終回2時間スペシャル。もう、ファミコンソフト『グラディウスII』の「スピードアーップ」を彷彿とさせる「ファイナルカーット」というタイトルコールが聞けなくなるかと思うと、急に名残惜しいです!
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

強引すぎる結末に違和感……日テレ・山田涼介『もみ消して冬』平昌五輪閉幕も2ケタ回帰ならず

 Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のコメディ・ホームドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。3日放送の第8話の平均視聴率は、他局の平昌五輪中継の影響で急落した前回から2.9ポイントアップの9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。閉幕しても、以前のような2ケタに戻ることは叶いませんでした。

 ストーリーはかなり粗いものの、毎回、勢いだけで押し切っている同作。第8話もあらすじを振り返ります!

※過去のレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/もみ消して冬

■今回も粗い!

 晴れて結ばれた北沢家の次男・秀作(山田)とその同僚の里子(恒松祐里)。秀作は父・泰蔵(中村梅雀)に紹介するため、彼女を夕食に招待。いつもスリルを欲している里子は、ほぼ初対面の泰蔵に対し、小学生の頃に自分の靴を隠した上級生の男子3人をボコボコにした話などを始めます。

 際どい会話でスリルを楽しむ里子に秀作が困惑する中、帰ってこないはずの長女の知晶(波瑠)が帰宅。さらに、長男の博文(小澤征悦)もクリーニング店主の手毛綱(アンジャッシュ・児嶋一哉)と秀作の後輩・尾関(ジャニーズWEST・小瀧望)を引き連れて帰ってきます。

 そうこうしていると、玄関にあるはずの里子の靴がなくなっていることに気付き、犯人捜しを始める秀作。しかし、手掛かりはつかめません。そんな中、すっかり北沢家に受け入れられる里子。秀作は帰ろうとする里子を必死で止め、靴が隠されたことを悟られないようにします。

 一方、秀作の指示で靴を探していた小岩井(浅野和之)ですが、見つからず。しかし、鍵がかかっている知晶の部屋だけは探せていないといいます。

 そのとき、母親がまだ生きていた幼少期の思い出を回想する秀作。秀作はかつて、自分を置いて知晶が近所の男の子と遊びに行くようになったときに悔しさを覚え、知晶の靴を隠したことがあるんだそうです。

 知晶が犯人だと確信した秀作が本人を問い詰めると、なぜか「そろそろみんな、準備が整った頃かしらね」とニヤリ。秀作が玄関に行くと、里子以外の全員がニヤニヤしながら泊まり支度をしてゾロゾロと外出していきます。

 屋敷内に取り残される秀作と里子。その後、靴屋が「採寸のためにお借りした」という里子の靴と、ダンスシューズを持って来訪。このダンスシューズは、秀作が知晶の靴を隠した際に、母親が「大きくなったら、好きな人と一緒に踊りなさい」と知晶にプレゼントした大事な靴なんだとか。靴屋が言うには、2時間前に、知晶から里子の靴とダンスシューズを渡され、サイズを里子に合わせて微調整したんだそうです。

 姉のサプライズに感激する秀作。最後は、秀作と母の形見のダンスシューズを履いた里子が仲良く社交ダンスを踊り、第8話は終了です。

■ワカチコなドラマ

 これまで通り、“秀作は感動してるけど、実はそんないい家族じゃない(結局、みんな自分のことしか考えてない)”的な終わり方なのかと思いきや、最後まで“いい話”だった今回。秀作と家族の絆が深まり、関わり方が変わってきたということを強調した回なのでしょうが、そんなことより、大オチである“知晶が里子に母の形見をプレゼントする”ということへの違和感ばかりが残り……。

 こないだまで「博文がタイプ」と言って博文の肩にもたれかかっていた里子ですが、その素性は北沢家の人々はおろか、視聴者までもがよくわかっていないはず。死んだ母親が「大きくなったら、好きな人と一緒に踊りなさい」と贈ったダンスシューズを、ろくに話したこともないような女にあげちゃう知晶の気持ちが正直、理解できませんでした。

 とはいえ、ネット上にあふれる「感動した!」「秀作と知晶と母の回想に心が温まった」という声を見ていると、同作においては小さいこと(全然、小さくないけど……)を気にするだけ野暮なのかもしれません。ワカチコワカチコー!

 そんなわけで、感動に持っていくための展開が明らかに無理やりすぎるものの、今回も勢いで押し通された印象の『もみ消して冬』。細かいことをもみ消されているのは、視聴者のほうなのかもしれません。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)

広瀬すず『anone』視聴率4%台の衝撃! 日テレ大惨敗で“早期打ち切り”決定か

 すべり台なら「わ~い! よく滑るよ~! おかあさ~ん!」と子どもがはしゃぎそうなほど、視聴率がキレイな右肩下がりを見せている広瀬すず主演『anone(あのね)』。平均視聴率9.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だった初回以降、徐々に数字を落とし、2月28日放送の第7話では自己最低となる4.9%まで落ち込んでしまいました。

 とはいえ、坂元裕二氏が手掛ける同脚本を絶賛する視聴者は大勢いますし、少々強引な展開はあっても、キャラ設定はよく作りこまれていると思います。しかし、このクセだらけのドラマを「毎週、見たい」というガッツのある視聴者は少ないのかも? 筆者も、見るたびにヒットポイントが吸い取られている感覚がありますから……。

 というわけで、早速、第7話のあらすじを振り返ります。

※これまでのレビューはこちら
http://www.cyzo.com/tag/anone

■はい、ウィット出ました!

 第6話あたりからニセ札作りに情熱を燃やす中世古(瑛太)が大活躍し、登場人物のほぼ全員を引っ掻き回している同作。亜乃音(田中裕子)の血の繋がらない7歳の孫・陽人(はると)の秘密を握っている中世古は、これをダシに亜乃音を脅迫。なくなくニセ札作りに協力することを決意する亜乃音ですが、持本(阿部サダヲ)とるい子(小林聡美)には「やめといたほうがいい」「真っ当な道を外れることになる」と説得します。

 しかし、ここで持本は「僕、前に海でカモメと衝突して、絆創膏を1カ月貼ってたことがあります……(以下略)」とエピソードを語り、自分はもともと真っ当な人間ではないと主張。るい子も、「病気のウサギを返すか、面倒見続けるかで全校投票になって、882対1で負けました」と、いかに自分が少数派の人間であるかを説明し、ニセ札作りに参加しようとします。

 こういった、突飛な身の上話をいきなり話し始める展開は、坂元脚本の最たる特徴ですが、これがグッとくるかこないかで、このドラマと視聴者の相性が計れるのではないでしょうか? ちなみに筆者は、この手のウィットウィットしたセリフにムズ痒くなるタイプです。

 一方、余命1年の彦星くん(清水尋也)の命を助けるため、お金が必要なハリカ(広瀬)。昼間はビル清掃、夜はラブホテルの室内清掃のバイトを始め、必死にお金を貯めようとします。

 その間、中世古の指導のもと、ニセ札作りに勤しむ亜乃音、持本、るい子。まずは、練習としてセンサーのハードルが低いニセ千円札作りを始めますが、なかなか自動販売機を通るクオリティに達しません。

 そうこうしていると、ハリカが中世古と持本がニセ札作りをしている現場を目撃。そのまま参加しますが、今やハリカの本当の母親のような存在になっている亜乃音は大慌て。「あなた、まだ19歳なの。自分が幸せになること考えていいの!」「もっと自分が楽しく生きることを考えなさい!」と説教をかましますが、ハリカは「良いことしても、大事な人が死ぬんだったら、悪いことしても生きててくれるほうがいい」と反論。結局、ハリカもニセ札作りに加わります。

 最後は、ついにニセ千円札が自動販売機を通過。ニセ札で買ったジュースで「カンパーイ!」と喜び合い、第7話は終了です。

■見やすくなってきたから、みんなも見ようよ!

 最近は、ニセ札作りを軸に、亜乃音とハリカの不思議な関係や、亜乃音が血の繋がらない娘・玲(江口のりこ)を思う気持ち、ハリカの彦星くんへの淡い思いなどが描かれている同作。これまでのとっちらかったストーリーに比べると、とっても整頓されたシナリオで、各段に見やすくなった印象です。

 しかし、どうしても心配されるのが、やはり早期打ち切り。視聴率至上主義の日テレにおいて、第5話で5%台を記録した時点で最終話の繰り上げは確定とも……。フジで大コケしている亀梨和也主演『FINAL CUT』も全9話で終わってしまうようですが、『anone』も同様に全9話で終わりそうな予感が……。広瀬は役作りのために、もっさいショートヘアにまでしたのに、なんだかかわいそうですね。

 というわけで、瑛太の本格投入ですっきりとしたドラマになったものの、数字的には厳しい状況の『anone』。この先、盛り返しはあるのでしょうか?
(文=どらまっ子TAMOちゃん)