坂口健太郎『イノセンス』実は社会派ドラマ!? 報道やネットのあり方に切り込み賞賛の嵐! 

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 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス〜冤罪弁護士』(日本テレビ系)の5話が2月16日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回から0.7ポイント増となった今回ですが、なかなか2桁に届かず。このままこの調子でいくのでしょうか?

 ではでは、今回もあらすじから振り返りましょう!

■部活中に起こった事件の真相は……

 高校のフェンシング部で起こった体罰事件で加害者となった顧問・高松洋介(豊原功補)の弁護を担当しすることとなった拓(坂口)と楓(川口春奈)。

 高松は部活練習中、生徒・藤里(清水尋也)を剣でついたところ、不整脈による心停止を起こし転倒。藤里は運よく一命はとりとめたものの、高松は業務上過失傷害の容疑で在宅起訴されてしまった。

 拓は事実関係を調べようと、藤里の自宅に赴くが母親から門前払い。さらに、裁判で証言するといった副部長・田代(柾木玲弥)は以前から藤里が高松から暴力を受けていた。当日もパワハラするところを見たと証言。一気に窮地に陥る。

 そんな中、拓は事件現場となった体育館の床下収納庫に焼け焦げた跡を見つけ、ある事実を見つける……といった内容でした。

■報道のあり方に一石を投じる!

 最近、一方的な報道の仕方が問題になっていますが、今回はそれに一石を投じる内容になっていました。

 加害者である高松は本当は生徒想いのいい顧問なんです。ですが、今回の事件が起こったせいで、根掘り葉掘り過去を書かれ、さらにパワハラ顧問と言われ、家族にも被害が発生。で、ネットでは集中攻撃。そういった部分を描き、さらに登場人物たちのセリフでも疑問を投げかけ、視聴者に問題提起していたんです。

 ちなみに、このネットや報道問題を『スキャンダル弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)でも使っていたのですが、こちらはそれを逆手に弁護するといった内容で、ちょっといただけないなと。まあ、娯楽的な内容のドラマなので仕方ないかと思うのですが、あまり茶化さないほうがよかったなと思っていただけに、とてもいい展開だなと。

 同ドラマは冤罪がメインですが、こういった裏部分が面白いだけに、今後も社会問題に切り込んでいってほしいです。

■自殺する理由に説得力に欠ける

 現代の報道やネットのあり方を描いたとことはすごくよかったですが、一方で、残念な部分も。

 まず、裁判で部員が証言するんですが、これが、成人と同じ扱いで、顔も実名も晒されてしまっている点。部員は未成年ですから、通常の裁判では顔を隠し、実名を伏せるなどの対応をするはず。ドラマの演出で晒すようにしたのかもしれませんが、リアル感を出すためにも実際の裁判のように描いで欲しかったです。

 それと、今回の真相は被害者の藤里が顧問の高松からの期待にプレッシャーを感じたことと部内いじめに耐えかねて、自殺を考え、高松に責任をかぶせてやろうと、収納庫に電気を発生させる装置をおきそこから高松の剣に電磁波を流し、自分の胸を突かせたというのが真相。ですが、ここで一つ疑問が残るのが、自殺したくなった理由に説得力がないんですよね。そんなに嫌なら断固として「俺はやめる!」と言い張ればいいだけで……。

 こういう風に高校生の犯行と描きたいなら、短絡的な思いつきでやってしまって、 取り返しのつかなくなってしまったとしないと、リアリティが無いんですよね〜。検証が優先し、そういう内容にしたのでしょうが、これは失敗かと思いました。 

■川口春奈にようやく存在感が

 先週やっと、相棒として活躍し始めた楓ですが、今回はやっと存在感が生まれ、あのうざったさが一切なくりました(涙)!

 というのも、楓が前の事務所を辞めた理由が「上司からのセクハラ」だったことが判明。そしてその上司が他にもセクハラ事件を起こし、マスコミに叩かれることになったことで、楓の苦悩がやっと描かれ始めたんですが、これでやっと、存在感が!

 この上司によるセクハラが今後、ドラマでどう描かれるのか。すごく楽しみですし、これに拓がどう関わってくるのか。そこの点も楽しみです。

 以上、5話のレビューでした。

 次回は友人を射殺したという事件。容疑者は素行が悪く限りなく黒であると言われているため、すでに苦労しそうなフラグが。また、拓が弁護士を目指すきっっかけが判明するということで、面白そう。放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

常盤貴子『グッドワイフ』夫の事件が急展開! 唐沢寿明出演シーン増で視聴率回復か

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 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第6話が2月17日に放送され、平均視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 二桁回復とはなりませんでしたが、微増という結果に。集団訴訟も話以外にも壮一郎(唐沢寿明)と杏子(常盤)の話も進み、面白さがいつもの2倍となったようで、ネットでは大好評となった6話。ではではどこが面白かったのか振り返っていきましょう。

 その前に、あらすじをさらっと。

■最凶(?)車椅子弁護士の登場で事務所がピンチに!

 賠償金15億円を見込める健康被害の集団訴訟を、多田(小泉孝太郎)とともに担当することとなった杏子。3年無料相談に乗り、やっと訴訟になったということで、張り切る多田。しかし、車椅子に乗った弁護士・三栗谷(春風亭昇太)が現れ、代理人の座を戦うことに。

 そんな中、三栗谷は裏でこの訴訟を利用して大企業の顧問弁護士の座を狙っていることが発覚。さらに、その大企業と被告側である企業が繋がっており、和解金を安く済ませようとしていたことも発覚。それを知った杏子たちは三栗谷にその事実を突きつけ、一人2,000万円の賠償金を支払うという条件で大勝訴となった。

 その一方、夫・壮一郎の方は保釈され、杏子たち家族の住むマンションに住むも、着々と自分を引き摺り下ろした黒幕を探っていた。そんな中、壮一郎の不倫相手である遠山亜紀(相武紗季)がテレビで関係を告白。さらに壮一郎を担当していた林弁護士(博多華丸)が辞任することになり、夫の不貞への怒りを持ちながらも、杏子は壮一郎の弁護士となるのだった、というのが今回のストーリーでした。

■面白さ抜群の回! だけど、ひとつ気になる点が……

 今回、視聴者から「最高に面白かった!」と大好評の声が放送直後から殺到していました。特に面白かったというのが、保釈され自宅に戻ってきた壮一郎と杏子のギクシャク感(笑)。まあ、どちらも演技が上手で「場が引き締まる」と好評だった様子。また、壮一郎の不倫相手・相武紗季がやっと登場。テレビのインタビューで壮一郎との関係を「お互い本気だった」と告白し、壮一郎は「違う、違う。そうじゃない!」と弁明するも、杏子はもう激怒。その上、担当弁護士は激怒して辞任。杏子がついに担当弁護士になるという、ここまで焦らした分、ハイスピードで進む内容に、視聴者も見ていてスッキリしたよう。それに、唐沢の出演シーンが増えたことで、男女問わず楽しめた様子。

 まあ、このまま、次回以降も軽快に進めばいいのですが……。原作版みたいな展開になるのでしょうか?

 その一方で、メインとなるはずの、集団訴訟の話では、ちょっと日本離れしているかというか、「弁護士法に違反しているのでは?」と思う部分が。

 春風亭昇太が演じる三栗谷弁護士は、一度原告団の依頼を受けて多田とともに共同代理人になりました。しかし、三栗谷は裏である大企業の顧問弁護士を狙っていて、その大企業と今回の訴訟被告側の企業の重役が同じということが発覚。実は原告のためではなく、被告側に有利になるように進めていたという内容だったのです。

 ですが、 正体が杏子たちにバレたことで、今度は企業側の代理人として立ち、原告側の弁護士である杏子たちと交渉するのは日本の弁護士法に違反しているような気が……。この点は視聴者からも指摘があがっていたんです。アメリカだとありなのかもしれませんが……。

 うーん。まあ、ドラマだしいいのかと思いたいのですが、今まで日本らしく脚色していただけに、ちょっと残念でした。

■スパイ探しが激化! 視聴者予想一番人気は……

 壮一郎を陥れた黒幕が南原官房副長官(三遊亭円楽)だということがわかり、その南原にいろいろと吹き込んだスパイを探そうとしていた今回。結局今回だけではわからなかったのですが、ネットでは、滝藤賢一演じる検察官・佐々木だと見る視聴者が続出。なんでも、壮一郎はあまり佐々木のいうことを聞かず勝手に動いているため、その反撃では?、という声があがっているよう。

 それと、滝藤だと、味方も敵も演じられるため、「ありそう!」という声が。

 また、今回最後に博多華丸が演じる林弁護士が辞任したんですが、この時、壮一郎は淡々としていたため、「もしかしたら華丸さんが!?」とこちらにもスパイ説が浮上。

 ますます、スパイ探しが激化している様子。次回ぐらいには影くらいはわかるかなと思うのですが……。うーん! 早く知りたい! ここは次回放送を楽しみに待ちましょう!

■視聴率悪くても、女性ウケ獲得で万々歳なTBS!?

 視聴率があまり良くないのがネックな『グッドワイフ』。今までと違った女性ウケを狙った作品だったことで、サラリーマン層が見ないのかもしれません。

 ですが、TBSとしては視聴率ではなく、この作品で今までなかった女性ウケを獲得したいと思っているのかなと思うんですよ。というのも、次回作が福山雅治主演ドラマ。これこそ、女性層が見ないと絶望的な感じが。その上、今福山は結婚以降、女性ウケが悪くなってますからね。

 福山作品のために、この作品を機に女性層を獲得したいだけなのかも? と思っちゃったんですよね〜。

 そのための作品だとすると、正直、視聴率なんて関係ないのかも!?  まあ、でも、作品の内容自体は面白いので、満足なんですがね(笑)!

 以上6話のレビューでした。

 次回はカリスマIT社長の案件を担当することに。壮一郎の方も夫婦で敵と戦っていくようですし、まだまだ、目が離せないですよ! 放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

常盤貴子『グッドワイフ』夫の事件が急展開! 唐沢寿明出演シーン増で視聴率回復か

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 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第6話が2月17日に放送され、平均視聴率9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 二桁回復とはなりませんでしたが、微増という結果に。集団訴訟も話以外にも壮一郎(唐沢寿明)と杏子(常盤)の話も進み、面白さがいつもの2倍となったようで、ネットでは大好評となった6話。ではではどこが面白かったのか振り返っていきましょう。

 その前に、あらすじをさらっと。

■最凶(?)車椅子弁護士の登場で事務所がピンチに!

 賠償金15億円を見込める健康被害の集団訴訟を、多田(小泉孝太郎)とともに担当することとなった杏子。3年無料相談に乗り、やっと訴訟になったということで、張り切る多田。しかし、車椅子に乗った弁護士・三栗谷(春風亭昇太)が現れ、代理人の座を戦うことに。

 そんな中、三栗谷は裏でこの訴訟を利用して大企業の顧問弁護士の座を狙っていることが発覚。さらに、その大企業と被告側である企業が繋がっており、和解金を安く済ませようとしていたことも発覚。それを知った杏子たちは三栗谷にその事実を突きつけ、一人2,000万円の賠償金を支払うという条件で大勝訴となった。

 その一方、夫・壮一郎の方は保釈され、杏子たち家族の住むマンションに住むも、着々と自分を引き摺り下ろした黒幕を探っていた。そんな中、壮一郎の不倫相手である遠山亜紀(相武紗季)がテレビで関係を告白。さらに壮一郎を担当していた林弁護士(博多華丸)が辞任することになり、夫の不貞への怒りを持ちながらも、杏子は壮一郎の弁護士となるのだった、というのが今回のストーリーでした。

■面白さ抜群の回! だけど、ひとつ気になる点が……

 今回、視聴者から「最高に面白かった!」と大好評の声が放送直後から殺到していました。特に面白かったというのが、保釈され自宅に戻ってきた壮一郎と杏子のギクシャク感(笑)。まあ、どちらも演技が上手で「場が引き締まる」と好評だった様子。また、壮一郎の不倫相手・相武紗季がやっと登場。テレビのインタビューで壮一郎との関係を「お互い本気だった」と告白し、壮一郎は「違う、違う。そうじゃない!」と弁明するも、杏子はもう激怒。その上、担当弁護士は激怒して辞任。杏子がついに担当弁護士になるという、ここまで焦らした分、ハイスピードで進む内容に、視聴者も見ていてスッキリしたよう。それに、唐沢の出演シーンが増えたことで、男女問わず楽しめた様子。

 まあ、このまま、次回以降も軽快に進めばいいのですが……。原作版みたいな展開になるのでしょうか?

 その一方で、メインとなるはずの、集団訴訟の話では、ちょっと日本離れしているかというか、「弁護士法に違反しているのでは?」と思う部分が。

 春風亭昇太が演じる三栗谷弁護士は、一度原告団の依頼を受けて多田とともに共同代理人になりました。しかし、三栗谷は裏である大企業の顧問弁護士を狙っていて、その大企業と今回の訴訟被告側の企業の重役が同じということが発覚。実は原告のためではなく、被告側に有利になるように進めていたという内容だったのです。

 ですが、 正体が杏子たちにバレたことで、今度は企業側の代理人として立ち、原告側の弁護士である杏子たちと交渉するのは日本の弁護士法に違反しているような気が……。この点は視聴者からも指摘があがっていたんです。アメリカだとありなのかもしれませんが……。

 うーん。まあ、ドラマだしいいのかと思いたいのですが、今まで日本らしく脚色していただけに、ちょっと残念でした。

■スパイ探しが激化! 視聴者予想一番人気は……

 壮一郎を陥れた黒幕が南原官房副長官(三遊亭円楽)だということがわかり、その南原にいろいろと吹き込んだスパイを探そうとしていた今回。結局今回だけではわからなかったのですが、ネットでは、滝藤賢一演じる検察官・佐々木だと見る視聴者が続出。なんでも、壮一郎はあまり佐々木のいうことを聞かず勝手に動いているため、その反撃では?、という声があがっているよう。

 それと、滝藤だと、味方も敵も演じられるため、「ありそう!」という声が。

 また、今回最後に博多華丸が演じる林弁護士が辞任したんですが、この時、壮一郎は淡々としていたため、「もしかしたら華丸さんが!?」とこちらにもスパイ説が浮上。

 ますます、スパイ探しが激化している様子。次回ぐらいには影くらいはわかるかなと思うのですが……。うーん! 早く知りたい! ここは次回放送を楽しみに待ちましょう!

■視聴率悪くても、女性ウケ獲得で万々歳なTBS!?

 視聴率があまり良くないのがネックな『グッドワイフ』。今までと違った女性ウケを狙った作品だったことで、サラリーマン層が見ないのかもしれません。

 ですが、TBSとしては視聴率ではなく、この作品で今までなかった女性ウケを獲得したいと思っているのかなと思うんですよ。というのも、次回作が福山雅治主演ドラマ。これこそ、女性層が見ないと絶望的な感じが。その上、今福山は結婚以降、女性ウケが悪くなってますからね。

 福山作品のために、この作品を機に女性層を獲得したいだけなのかも? と思っちゃったんですよね〜。

 そのための作品だとすると、正直、視聴率なんて関係ないのかも!?  まあ、でも、作品の内容自体は面白いので、満足なんですがね(笑)!

 以上6話のレビューでした。

 次回はカリスマIT社長の案件を担当することに。壮一郎の方も夫婦で敵と戦っていくようですし、まだまだ、目が離せないですよ! 放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

坂口健太郎『イノセンス』、人気ドラマ『ガリレオ』ばりの“実験”が連続も、解説が難しすぎてつらい!

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 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)の第4話が2月9日に放送され、平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録しました。

 前回の9.4%から1.1ポイントの大幅減となってしまった同ドラマ。一体、何がダメだったのか……。

 さあ、今回もあらすじから振り返ってみましょう!

■本当のことを語らない容疑者に疑問を抱く拓

 旅行先の海で後輩の同僚・姫島理沙(入山法子)を殺害した容疑で逮捕されてしまった小笠原奈美(ともさかりえ)を弁護することになった拓(坂口)。遺体には大量の砂が入っていたことで殺人容疑をかけられてしまったが、奈美は全面否認。拓と楓(川口春奈)は冤罪だと主張して弁護することになった。

 奈美と理沙の職場へ聞き込みをすると、奈美を悪く言う人はおらず、2人の仲もよかったとの声ばかり。さらに事件現場に赴くも、証拠となるようなものは出てこず。「動機はない」という事実しか見つけられないまま、裁判に望むこととなってしまった。

 裁判では検事側から「三角関係のもつれから、殺害した」との話が飛び出し、証人として、奈美の上司が出廷。裁判後、拓は奈美から「事件当日、会社を辞めることを理沙に伝え、本音を言うつもりだった。2人の友情の証だったペンダントを海に捨て、理沙もその場に置いてきた」という事件当時の状況を聞きだす。

 なかなか逆転できる証拠を見つけられない中、拓の大学の先輩で科学者の秋保(藤木直人)が事件現場の地形図を見て、ある指摘をするのだが……といった内容でした。

■“実験ばっかり”は「頭を使いすぎて疲れる」

 弁護シーンや調査シーン、トリックなど、そういった部分は別にいうことはなく、毎回よくできているな~と感心するばかり。そういう点は、とてもいい脚本だと思います。(実際にあった事件を参考に作っているためか、リアル感もありますし)

 ですが、毎回実験ばっかりで、見ていて疲れるんですよね(苦笑)。まあ、冤罪にするにはどうしても実験結果が一番なのはわかります。ですが、解説が難しい用語満載のセリフばかりで、ちんぷんかんぷん。子どもや文系、老人は理解するのは難しいかと。これでは、理系を専門としている人だけしかわからないのではないでしょうか。同じ実験で解決するドラマといえば『ガリレオ』(フジテレビ系)がありますが、こちらはもう少し簡単なトリックを使っていたり、湯川先生がいろいろ難しいことを言いますが、ちゃんと相棒の刑事や研究室の助手などが簡単な例えを使って説明をしてくれるから、誰でもわかるといったところで……。

 推測ですが、そういった難しすぎるセリフが視聴率低下に繋がっているのかもしれません。

■ここまで冤罪事件だけだけど……

 冤罪弁護士とのサブタイトルがついているだけあって、このドラマでは冤罪と思われる事件だけを主人公は弁護しています。ですが、「そんなに冤罪になる事件って多いのか?」と正直思ってしまう。要するに、こんなに冤罪事件が多いと警察や検察は冤罪製造所と思われてしまうような……。

 まあ、弁護士がメインですから、警察側や検察側がライバルという描き方になってしまうのは仕方ない。ですが、本格推理ドラマを作ろうとしているならば、冤罪ではないのに冤罪にしてしまったなんて事件を扱う回があってもいいかと思うんです。で、それによって主人公が公平って何なのか悩む、とかね。『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)も、いつも勝つけど、最後に実は……なんてオチがあるから、コメディーとしてもシリアスものとしても楽しめたような気が。

 そういう回があれば、より一層、本格推理ドラマ、弁護士ドラマっぽくなるかと思います。

■川口春菜の一方的なセリフが減った?

 今回一番よかったなと思ったのが、川口春奈演じる楓のギャーギャー感がなくなった部分です!

 というのも、見ていてちゃんと拓のフォローに回るようになり、さらに、セリフも小姑感溢れるおせっかい小言が少なくなっていたんです。これは結構良かった。ネットでも「今回うるさくなくなった」「ちゃんとバディ感があった!」と絶賛コメントが上がっており、好評となった様子で。

 ネットの声が、スタッフに届いたんでしょうか? だとしたら、本当によかった。今後もこの調子で、“相棒の和泉楓”として描いていってほしいですね。

 以上、4話のレビューでした。

 次回は、部活の練習中に生徒が亡くなり、業務上過失致死に問われた教師を弁護するといった内容。実際にこういう部活中の事故は社会問題となっているだけに、注目してみてもらってもいいかも!? 放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

常盤貴子主演『グッドワイフ』、視聴率連続減……“ゲス不倫”“離婚”の内容に、男性視聴者が拒否反応?

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 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第5話が2月10日に放送され、平均視聴率8.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録しました。

 前回から0.5ポイント減してしまい、自己最低を更新……。毎回、視聴者からの評判はいいだけに残念ですね。

 ではでは、あらすじから振り返りましょう!

■2つの離婚にあたふたする杏子

 資産20億を持つロックスター・東城数矢(宇崎竜童)の離婚訴訟を担当することになった杏子。妻・ちなみ(銀粉蝶)は離婚に同意するも、財産分与の額でモメてしまう。そんな中、数矢が交通事故に遭い、意識不明の重体に。延命治療を望むちなみと、治療せずロックスターらしい最後を迎えさせたいという愛人・唯奈(松本まりか)で争い始める。

 一方、夫・壮一郎(唐沢寿明)の後任に選ばれた特捜部長の脇坂(吉田鋼太郎)と離婚したいと妻・怜子(峯村リエ)が杏子に代理人を依頼してくる。脇坂は急いで事務所にくるも、怜子は夫に関係する弱みを握っている様子。

 怜子の離婚協議も担当することになり、忙しくなる杏子。そんな折、数矢の体内から睡眠薬が検出され、事故ではなく事件に。ちなみや唯奈にも疑いがかけられてしまう。杏子はなんとか、ちなみの無実と真犯人を見つけ、事件は一件落着。

 ちなみは20億の資産の贈与を放棄。唯奈とお腹にいる数矢の子どもに譲るかわりに、数矢の延命治療を話したいと唯奈に伝えるのだった、というのが今回のストーリーでした。

■“離婚”がテーマで視聴率減か?

 今回、若い女性に走り妻に離婚を突きつけたゲス夫と自分の地位と名誉のために仕事ばかりしていた自己中夫に離婚を突きつけるといった2つの離婚がメインになった今回。原作にも丸々同じストーリーがあり、どちらも結構面白かったのですが、日本版の方の視聴率は8.5%と、またも微減に。やはり、サラリーマン向け作品がヒットしている「日曜劇場」枠で、ゲス不倫・離婚の話は、厳しかったのかもしれませんね。

 ですが、脚本はとっても良かったです。 

 ロックスターの方では、最後に妻が愛人に対し、優しさを見せるところには、主婦に支持されそうな日本らしい「お涙頂戴」があって良いかと。また、脇坂の離婚の方も、壮一郎の取り調べ中に横暴な態度を見せていた脇坂が妻の前では弱みを握られてあたふた。さらに、最後にはその弱みを杏子にバラし、すっきりといった内容に。これらに対して女性視聴者からは「すっきりできた回だった」「妻も愛人も幸せになれそうで良かった」「脇坂の方は妻のトドメが面白かったわ」といった声があがっており、大好評だった模様。その一方、男性層からは「見ていてつらい気分になる」「男がクズにされてばかりだ……」とあまり響いてないよう。ネットでは、結構“拒否反応”と思える声が多く上がっていました。

 そうなると、なぜ日曜劇場枠で放送してしまったのかと残念な気持ちになってしまう……。『逃げるは恥だが役に立つ』『義母と娘のブルース』などを放送した火曜22時枠とか、『アンナチュラル』『あなたには帰る家がある』などが放送された金曜22時枠とか、TBSには女性向けに強い枠がいくつもあるのに。わざわざ、サラリーマンが好む作品が多い「日曜劇場」にしたんでしょうかね。

 作品の内容が毎回良いため、非常にもったいないなと思ってしまいます。

■小泉孝太郎と水原希子の好感度が上昇中!?

 水原希子に関しては「なぜ、こんな子を起用した!」とお怒りの声が殺到していました。ですが、やはりここにきて、あのムスッとした表情といい、サバサバした感じが原作のカリンダにぴったりだと言われ、視聴者からは再評価され始めているよう。演技に関しては「女優デビューの頃から考えると、うまくなったと思う!」「私は希子ちゃんの演技嫌いじゃない」といった声があがっており、演技に関しての好感度は上がっているかと思います。

 また、水原並みに好感度が上昇しているのが、小泉孝太郎です。小泉と言えば、いつも同じような役柄が多く、「いつも同じ演技」と言われていたこともあります。ですが、最近では『下町ロケット』(同)で悪役もこなし、徐々に幅を利かせており、今回は主人公に片思いする弁護士役ということで、“紳士な演技”が爆発中。いかにも女性から支持を集めそうな役だなと思ったんですが、案の定というか……(笑)。毎回放送中に、「孝太郎がかっこいい!」「孝太郎の杏子に対する優しさが本当にいいわ~」「惚れる」といったコメントが目立っている状態で、大好評となっている模様。(ですが、毎回杏子を助ける割に、自分の仕事はしておらず「仕事しろ!」と突っ込みたくなるのですが笑)。

 視聴率は下火ですが、この2人にとっては同ドラマの役柄、選んでよかったのかもしれませんね。

■「日曜劇場」が『笑点』に

 今回、ずっと、ネットで議論されていた夫の逮捕に関わっていた黒幕がついに判明しました。

 黒幕は政治家で官房副長官の南原(三遊亭円楽)で、ドラマ中では「南原か!?」と唐沢がびっくりしたように言うんです。ですが、南原に関しては、このとき初めて出てきた人物のため、視聴者はポカ~ン。正直「だからどうした?」「誰?」なんて声がチラホラ(笑)。

 事前に、5話に大物政治家役で黒幕だった人物として円楽さんが出ますよ~とアナウンスはしていたんですが、そんなの一部の人にしか伝わってませんからね。ぽか~んは仕方ないかと(笑)。ですが、大物政治家で黒幕と悪役の円楽さんに対して「腹黒でバッチリじゃん!」と賞賛の声が上がっており、しまいには「不倫の件はどうした!?」と過去の汚点まで掘り出され、いろいろな部分で話題になっていたのは確か(笑)。ナイスキャスティングとなったようです。

 ですが、ここで1つ問題が。次回は車椅子の弁護士と戦うという内容なのですが、この弁護士を春風亭昇太が演じるそうで……。ここまで『笑点』臭が強くなるとですね、ネットではブーイングの嵐。「スタッフに笑点ファンでもいるのか!?」「ここまで来ると、山田くんも林家木久蔵もでるのか?」「本当の敵は笑点だよ!」という声が続々。

 さらに、言うと、原作ではこの車椅子の弁護士をマイケル・J・フォックスが演じており、それと比べると、「昇太はどうなの?」という声も。

 う~ん。多分、スタッフとしては、知名度もあるし、なんだかんだで、演技の出演もあるので、「老若男女にウケる!」と狙った可能性がありそうですが……。

 これは、ちょっと失敗だったかもしれません。ですが、まだ放送前ですし、どうなるかわかりません。もしかしたらマイケル・J・フォックス並みの演技を見せてくれるかもしれませんし、円楽さんの方も腹黒演技を見せてくれるかも!? 

 6話はそういうところも楽しみに放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『イノセンス~冤罪弁護士~』坂口健太郎が川口春奈をガン無視……“相棒”不要とツッコミ殺到!

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 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)の第3話が2月2日に放送され、平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録しました。

 1話の8.3%から徐々に視聴率が上がり、今回、自己最高となる数字となった同ドラマ。他局のリーガルドラマが初回二桁を記録し、どうなることかと思いましたが、少しずつ人気が出てきているのでしょうか?

 ではでは、今回もあらすじから振り返っていきましょう!

■病院の隠蔽体質に切り込む!

 テレビ局員・有馬聡子(市川実日子)の紹介で、心臓手術中の医療ミスで逮捕された医師・雲仙(平岳大)の冤罪を晴らして欲しいとの依頼を受けた拓(坂口)。雲仙の代わりに依頼人となった看護師・白山(青野楓)は、雲仙ひとりが罪に問われたことに疑問を持ち、遺族のためにも事実関係を明らかにしたいと願っていた。

 拓と楓(川口春奈)、穂香(趣里)は内部調査報告書を手に入れ、病院に聞き込み調査へ。しかし、雲仙の同期の医師・磐梯(山本耕史)によってスタッフへの調査を断られてしまう。

 内部調査報告書には雲仙の指示ミスによって引き起こされた医療ミスだとの記載があり、愕然とする雲仙。打つ手がないと思われていたが、患者のあるひと言で、医療ミス当日に雷が落ちていたことが発覚。それにより、電気系統に問題が起こり、医療ミスが起こってしまったことを拓は裁判で証明。

 有利になったかと思うも判決は、有罪。雲仙には懲役1年執行猶予3年の刑が下された。

 負けてしまったが、雲仙は心機一転過疎地で医療の手伝いに赴くことに。さらに、磐梯は病院の改革に乗り出すことに。それを聞いて安心する拓だったが、内心は冤罪を晴らせず、悔しさでいっぱいだった、というのが今回のストーリーでした。

■やっと、ハマり役に出会った坂口健太郎!

 坂口演じる、黒川拓という弁護士は変わり者という設定だけに、坂口の演技がユニークなんです。今回は冒頭、給料が入ったことで、食べすぎてしまい、腹痛になってしまうんですが、これが、なんともかわいい(笑)。さすが“イケメンを愛でる”ドラマだけあります!

 ですが、回を重ねることに、黒川の冤罪を晴らしたいという真剣度が増すため、変人ではあるけど、敏腕弁護士っぽくも見えてくる。坂口はどこか抜けてる変人役をしたほうが、いいかも。『シグナル』(フジテレビ系)の追われる刑事よりも、いい演技をしていると思いました。

 ですが、できればもう少し、裁判シーンでパワフルな演技を見せて欲しいんですよね。今のままだと、淡々としていて、冤罪を晴らしたいという部分が薄まるというか……。もっとメリハリが欲しいなと思ってしまいました。

■やっぱり川口春奈の役は受け付けない!?

 前回、頑張れば、川口春奈の当たり役になるかもなんて話をしましたが、やっぱり無理です。だって、ただ単に拓の周りに付きまとって口うるさいだけなんですから。

 変人と一緒に行動する相棒といえば、『リーガル・ハイ』(フジテレビ系)の新垣結衣を思い浮かべるんですが、あの役は正論を口うるさく言うと、変人の堺雅人が反論するというキャッチボールができてるから、成り立ってる。ですが、同ドラマは口うるさい川口を坂口はオール無視。キャッチボールが成り立ってないから、視聴者から「ギャーギャーうるさい」とか「川口の役は不要!」と言われてしまうんですよね。

 でも、これは川口が悪いわけじゃなくて、脚本に問題があると思います。もう少し、楓の存在を生かす描き方にして欲しいです。じゃないと、「川口は不要だった」との感想で最終回を迎えちゃいますよ。

■検事の考え方がおかしい!

 毎回、裁判シーンがあるんですが、担当検事がなんと毎回同じ。このドラマの世界では小市慢太郎演じる指宿検事しかいないのかと突っ込んでしまうのですが、それはドラマイジメだ、と言われてしまうので、そこまで追及しません。

 ですが、今回、死人が出ている医療ミスを問う裁判。なのに、最後に指宿検事は拓に対し「人がなくなっているのに、君がやったことは余計なことだ」というんです。えっ? このセリフおかしくないですか? だって人が死んで誰かが罪を被れば、真相はどうでもいいってことですか? もし、そう思っているのなら、マジでヤバイ検事ですよ(苦笑)。

 弁護士がメインとなるために、検事側を悪と描く必要があったとしても、このセリフは言っちゃだめだと思うのですが……。悪人として描く前に、脚本家は倫理とか道徳とか、勉強したほうがいいかもしれません。

 ちょっと、厳しい言い方になってしまいましたが、それぐらいこのセリフは気になってしまいました。

 以上、3話のレビューでした。

 徐々に視聴率があがりつつも、いろいろと穴だらけな同ドラマですが、いつかその穴が埋まるんでしょうか? 次回の放送も楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

常盤貴子主演『グッドワイフ』、評判上々でも視聴率微減……原因は“働く強い女性”が主人公だから!?

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 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第4話が2月3日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回から0.6ポイント減となった4話。裏で米倉涼子主演ドラマ『疑惑』(テレビ朝日系)の放送がされていたことも微減の要因のひとつかと。評判はいいだけに、ちょっと残念です。

 ではでは、いつものようにあらすじから振り返っていきましょう!

■元親友の息子の無実を証明すべく奮闘する杏子

 以前住んでいた高級住宅街時代の親友・荻原奈津子(須藤理彩)の息子・翔平(佐藤緋美)が傷害致死容疑で逮捕され、朝飛(北村匠海)とともに弁護することとなった杏子(常盤)。翔平は容疑を否認するが、無罪を証明するほどの証拠が見つからず、事件は難航。情状酌量にすべきと主張する朝飛と杏子は対立する。

 そんな中、裁判で証言した高校生がウソをついていたことが判明。アリバイは崩せたものの、物的証拠がないまま。しかし、杏子は決定的な証拠を見つけ、形勢逆転。無事、翔平の無罪を勝ち取ることができた、というお話でした。

■朝飛先生が愛おしい!

 今回注目すべき人物は、杏子と本採用をかけて争っている朝飛光太郎役の北村です(浅野忠信の息子でドラマ初出演の佐藤緋美にも注目ですが、ここはレギュラー出演者ということで北村を推します)。

 実は朝飛は前の事務所で主に企業訴訟を担当しており、裁判になる前に話し合いで和解することしか経験がないという人物で、なんと今回が初裁判! そのため、ド緊張して裁判に臨んでいるのですが、これが本当にかわいいというか(笑)。やっとことがないのに強がって四苦八苦している姿に、女性層の視聴者から「かわいい!」といった声が殺到。さらに、最後は何事もなかったかのように「おつかれーーっす」とチャラい感じではじけているところにも「こら~」「かわいいから許す!」といった声も上がっており、年上女性視聴者の心をわし掴みしていたようです。

 ですが、その一方で、「父親から認められてない」と告白していて、家庭環境が複雑そうな雰囲気を出しており、その分努力を惜しまずな所もあり、朝飛くんに共感するとの声も。今後、この朝飛に関しては人気が出そうだし、北村にとってもこの役で出世しそうな予感! 今後注目すべき役かもしれません。

■最後のセリフに賞賛の声!

 今回は元親友のママ友の息子が依頼人。ですが、このママ友、実は杏子の夫が逮捕されたときに手のひらを返したように冷たくした人物。正直そんなママ友の息子の弁護なんてしたくないというのが普通ですが、杏子はママ友の息子のためと割り切って弁護します。

 そんな“いい人とすぎる”杏子。神様のような懐の深さですが、なんと最後に今度は杏子が手のひら返し! 今回の件でママ友が「今度ランチ行きましょう、昔みたいに」といったところ、杏子は「口だけでしょ!きっと電話なんてくれない」と一喝。で、このセリフの際、エンディングソングが一瞬小さくなり、ホラーな演出。これには視聴者も驚いたようで「怖い!」との声が殺到していました。ですが、杏子はすぐにママ友に明るく感謝と別れを伝えるんですが、これがまた秀逸! 嫌味なシーンなのに前向きにさせてくれるんです。

 ネットでも放送後には「こういうスッキリさせてくれてる演出いいわ」「ママ友問題あるけど、こういう切り捨てるセリフは痛快!」と主婦層から賞賛の声が殺到しており、評判を再び上げた感じがします。

■視聴率が悪いのは“視聴者層”に問題が?

 評判がいい同ドラマですが、やはり視聴率は振るわず。裏で米倉涼子主演の『疑惑』(テレビ朝日系)が放送されていたのも原因のひとつ。ですが、それ以外にも問題があると思うのです。

 2月3日に配信された「デイリー新潮」の「常盤貴子『グッドワイフ』の視聴率が2ケタ割れ 評判いいのにナゼ数字が取れない?」という記事では、裏番組も関係あるが、常盤にもっと不幸になるべきということと、唐沢寿明の演技が全部一緒なのが問題という風に分析していました。

 ですが、問題はそう難しくないと、筆者は思うのです。

 同ドラマは主婦が弁護士に復帰し奮闘する、という女性向けドラマ。日曜劇場と言えば、これまで多くのヒット作を生み出しましたが、『半沢直樹』『下町ロケット』『陸王』といったサラリーマン向け作品ばかりが目立ちます。その一方、『この世界の片隅に』の視聴率はそれなりによかったですが、あまり話題にならず。

 基本的に、この時間帯はサラリーマンが自宅で缶ビールあおりながら(あくまで筆者の想像です)見ることが多く、主婦は子どもを寝かしつけて、明日の朝の用意をして、と忙しい時間。そう考えると女性向けドラマだと視聴率はあまり良くないのでは、と思うんですが……(ちなみに録画率は毎回9%前後で結構良い数字。リアルタイムの視聴率と合わせると18%前後でした)。正直、夫が浮気して逮捕されて、オマケに嫁を嫁の同僚に取られそうになるというストーリーは男性ウケしないですよね(笑)。

 原作も女性向けで、働く強い女性をテーマにしており、日本版もそこは忠実に描いていますが、このままだと、さらに低い視聴率が出そうな予感。男性層もひきつける日本版オリジナル演出もあってもいいかと思います。

 以上、4話のレビューでした。

 次回は、ロックスターの離婚裁判と、夫のライバル脇坂(吉田鋼太郎)と妻の協議離婚のお話。2つの離婚協議で杏子はどういうファインプレーを見せてくれるのでしょうか。放送を楽しみに待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

坂口健太郎主演『イノセンス』大掛かりな科学実験しなくても、冤罪証明できる簡単トリックに愕然……

(これまでのレビューはこちらから)

 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)の第2話が1月26日に放送され、平均視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回から微増した同ドラマ。初回放送では「微妙」との声が多くあり、評判はイマイチの様子でしたが……。2話はどうだったんでしょうか?

 早速、あらすじから振り返っていきましょう!

■母子家庭というだけで起訴……元不良の冤罪をはらす!

 コンビニ強盗容疑で逮捕された十勝岳雄(山田裕貴)からの依頼を受けた拓(坂口)と楓(川口春奈)。岳雄は昔不良だったが、今は更生。料理人になろうと飲食店でバイトをしており、そんな息子が事件を起こすわけがないと母親である睦美(仙道敦子)は訴える。

 そんな中、岳雄は厳しい取り調べのせいで自白。拓と楓に、取り調べのことを話し、無実を証明して欲しいと依頼する。

 拓と楓は岳雄の無実を証明するべく、証拠を探していくと、証言と食い違う点をいくつも発見。裁判へと臨み、無事冤罪だと証明できた、というのが今回のストーリーでした。

■今回はトリックがあまい……

 同ドラマの売りは冤罪証明のために、拓の大学時代の先輩(全然そう見えません。教授と生徒にしか見えないです!)である秋保恭一郎(藤木直人)とともに科学実験をするんです。ですが、今回、この科学実験で証明するトリックがショボイんです……。

 近所の芸術家の叔父さんが作ったオブジェにある鏡が光に反射してガソリンスタンドのビニールハウスに溜まっていた水溜まりに反射。その一部始終が、監視カメラの映像に映りこみ、監視カメラの時刻がずれていたことで、岳雄のアリバイが証明できるといった内容なのですが、別にこの科学実験をしなくても大丈夫なんですよね~実は。

 ガソリンスタンドの監視カメラの画像を見たら、地面は濡れていたので、それと気象の雨量のデータを照らし合せて、時刻ズレを監視カメラの会社に確認すれば、岳雄が7時にガソリンスタンドにいたのは証明されたはずなんですよね……。(文字にするだけじゃ、つたわらないので、本当なら2話を見て欲しいんですが)

 うーん。こういう甘いところが、微妙と言われる原因かと。次回以降は『ガリレオ』張りの完璧なトリックを見たいものです!

■川口春奈の演技に賛否の声

 拓とともに行動する弁護士を演じている川口ですが、正直、今のところ、必然性を感じません。とにかく、ただ、怒っていて、うるさくて、僻みっぽい感じしかなくて……。ネットでも、「必要なくない」「邪魔だ」と散々な声が集中。

 ですが、そう思わせるだけ、川口に「演技力があるということなのかも」と擁護する声もあり、賛否分かれている状態。この先、川口の役がもっと活躍すれば、もしかしたら、川口にとって同ドラマが出世作となる可能性もありそうです。

 これまで、演技が下手だといわれてきた川口ですが、まだまだ、若手ですから、伸びしろはあるハズ! 3話以降の楓の活躍に期待したいですね!

■低調の日テレドラマを変えられるか!?

 1話で評判が悪く、あまり良い視聴率でなかった同ドラマ。ですが、「ちゃんとしたドラマを作ろう」という製作側の気持ちは伝わってきたかなと。

 というのも、本格的なリーガルドラマをあまり作ってきたことがない日テレですが、慣れてないぶんいろいろ他の人気本格弁護士や推理ドラマから勉強している感が伝わってくるし、挑戦しようという意気込みも感じられる。

 “フジより低調”なんて言われている日テレドラマですから。本格派なドラマを作って生きたいという気持ちなんでしょう。

 また、この土曜10時枠と言えばジャニーズアイドルの主演ドラマがめだっていましたが、俳優として若手の坂口を起用。さらに、同じようなキャストの使い回しが目立っていた日テレですが、ゲストに仙道敦子や吉田栄作と豪華で演技力もある俳優・女優を起用しており、ここにも挑戦する意欲が感じられるような気がするんです。

 話の内容はさておき、変わっていきたいとのドラマ制作側の気持ちが伝わってくる同ドラマですから、厳しい言葉よりも、その意気込みを応援していきたいですね。

 以上、2話のレビューでした。

 さて、次回は医療ミスで逮捕された医師の冤罪を晴らすというもの。本当にあった事件を元にしているだけに、次回こそは、素晴らしいと視聴者にいわせるストーリーを期待! 楽しみに3話放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

『グッドワイフ』水原希子、徐々に受け入れられるも、昼食シーンに批判が……「食べ方が残念」北川景子の再来か

(これまでのレビューはこちらから)

 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第3話が1月27日放送され、平均視聴率9.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 同日20時から人気アイドルグループ・嵐の活動休止に関しての記者会見があったため、関心がそちらに向かってしまったのか、ここにきて、一ケタ台を記録してしまいました。

 ですが、リアルタイムで見ていた視聴者からは賞賛の声が聞こえており、今回も存分に楽しめたよう。

 それでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう。

■一度は許そうとした夫に再び裏切られてしまう杏子……

 鉄道脱線事故で死亡した運転手の遺族代理人になった杏子(常盤)は、依頼人から直々に指名されたということで、いつも以上に張り切って案件に取り組む。杏子たちは過重労働による賠償金を提案。しかし、相手の弁護士・河合映美(江口のりこ)が、ことあるごとに妊娠による体調不良を理由に交渉を中断し、話し合いが進展しないまま。次第に杏子たちは不利になっていく。

 そんな中、拘置所にいる夫・壮一郎(唐沢寿明)と面会した杏子に、壮一郎は何気ないアドバイスをする。しかし、そのアドバイスのおかげで、鉄道会社が日常的に起こしていたオーバーランを隠していた事実を発見。見事、賠償金を勝ち取ることに成功する。

 だが、この壮一郎のアドバイスは、実は、杏子をうまく使うために仕掛けられた罠だった、というのが今回のストーリーでした。

■唐沢寿明の手のひら返しがすごい!

 今回、ゲストに江口のりこが登場。最強妊婦弁護士ということで、すごく嫌味な弁護士役だったんですが、こういう役にぴったりな江口。ネットでは江口の演技に「すごいハマる(笑)」「嫌味っぷりがすごい! いい意味でね」と賞賛の声する声が多く上がっており、ハマり役となった様子。ちなみに、原作では、シーズンを重ねてからも、この妊婦弁護士が登場しており、人気キャラクターのひとつになっているようなので、是非、江口にも最終回手前でまた登場して欲しいものです。

 で、リーガルドラマではあるんですが、今回は弁護シーンよりも、杏子と壮一郎の関係の方がメインだといっていいかと。面会のときに壮一郎から息子が何度も自転車に乗っては転んでいたとの昔話を聞かされた杏子。壮一郎は続けて「自転車に原因があったんだ」と話すんですが、杏子はこれで、鉄道会社の点検ミスの事実を発見! ここまでなら夫のアドバイスで解決となっただけに、「あなたありがとう!」となるんでしょう。ですが、実際は夫が自分を陥れた元部下を陥れるために仕組んだ罠というか、妻をうまく利用したという……なんとも悲しいオチに。

 涙を流す杏子がかわいそうで見ていられないのですが、それよりもネットとは「唐沢さん怖い!」「唐沢さんのいい夫演技に騙された!」「うわ~嫌な夫」「ゲスの極み!」と唐沢の裏切りにショックが大きかった様子。ですが、同時に「唐沢さん出番そんなにないのにすごい存在感!」「この人が出てるとハズレないよね!」と唐沢の演技に満足している声も多く聞こえており、この夫婦の関係にも注目が集まっているよう。次回はどうなるのか、今から楽しみですね。

■相武紗季とのスキャンダルストーリーを早く!

 逮捕とともに、不貞行為までが明るみ担ってしまった壮一郎。この相手というのが、相武紗季が演じる女性なんですが、この女性との接点については、いまだ描かれていなく、ネットでは「じらしすぎ!」「いい加減にやって!」と不満タラタラ。

 ですが、不満が出るということは、“みんな楽しみにしてる”といっても過言ではありません! みんな、実生活でも役でも愛妻家である唐沢寿明が、不倫しているところを見たい(笑)……ハズ! 

 ちなみに、原作に出てくる夫は、愛妻家のフリをしながら、結構遊び人だったという衝撃設定に加え、あの女性とも関係が……。

 日本版が、この最低夫をどこまで忠実に描くかはわかりませんが、きっと、視聴者をあっと驚かせる描き方になってるかと思います。こちらも、今から待ち遠しいですね。

■水原希子、評判上々も“食べ方が汚い”

 ドラマのストーリーや演出に関しては、正直満足といったところ。スタッフや俳優が、原作と日本版、両者の良いところを引き出したいというのが感じられ、見ていてすごく面白いんです。

 ですが、今回、1つだけ、「ちょっとな~……」とガッカリした点が。それは、水原希子がラーメンを食べるシーンです。

 水原が麺をすすれないのか、途中で麺を歯で切って出しちゃうんですよ。その上、怒っているような真顔で食べているので、ラーメンがまったくおいしそうに見えない(笑)。別においしそうに見える必要はないのですが、これはちょっといただけないかと。すすれないなら、別にチャーハンとかでも良かったのにと思ってしまいました。

 ネットでも同じことが言われており、「ちょっとこれは嫌だな」「麺じゃないのにしてあげてよ」という声が続々。水原の演技に関しては初回放送時の辛らつな声がほとんど消えており、「結構ハマり役だよね!」「原作のカリンダっぽく見える!」とだいぶ良くなっていただけに、これは残念。

 ちなみに、芸能界で食べ方が汚い女優と言われていた北川景子は、その後マナー教室に通い、きれいな食べ方になりましたから。水原もマナー教室に通って、そういった声を払拭してほしいですね(笑)。

 以上、3話のレビューでした。

 さて、次回は壮一郎と友人で杏子に片思いしている多田先生(小泉孝太郎)が顔を合わせるということで、ハラハラ・ワクワクする展開が予想されます。人の不幸は蜜の味ですからね(笑)。期待して次回の放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

坂口健太郎主演『イノセンス』、中途半端すぎる作りで“ただイケメンを愛でる”ドラマに……

 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス〜冤罪弁護士〜』(日本テレビ系)の第1話が1月19日に放送され、初回平均視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 今期は各局でリーガルドラマが放送されていますが、その中で、初回は二桁を切ってしまうというワーストスタートとなってしまいましたが、肝心のストーリーはどうだったのでしょうか?

 ではでは、早速あらすじを振り返っていきましょう!

■3年で5件……最強の冤罪弁護士!

 保駿堂法律事務所に所属する弁護士・黒川拓(坂口)は、冤罪弁護を積極的に受け、何度も冤罪判決を勝ち取っている人物。やり手弁護士ではあるが、私生活は事務所の倉庫で生活。「だらしない」と新人弁護士・和倉楓(川口春奈)に毎日注意を受けている。

 そんな彼に自宅に放火した罪で起訴された被疑者・阿蘇重雄(吉田栄作)の妻・恵美子(中島ひろ子)から依頼が舞い込む。恵美子の話では、重雄は取り調べで自白を強要されてしまい、無実の罪で起訴されたという。

 拓は冤罪を証明するために、現場や調書からヒントを見つけていき、決定的な証拠を見つける……、といったストーリーでした。

■弁護士ドラマとしても推理ものとしても中途半端!

 1話を見て思ったことは、『リーガル・ハイ』と『ガリレオ』(ともにフジテレビ系)と『99.9』(TBS系)を足して3で割った感じだなと。人気ドラマのいい要素を詰め込んだってところでしょうか。

 ですが、全体的に中途半端なんです。『リーガル・ハイ』のように勝つためなら手段を選ばないぶっ飛んだ弁護士でもなく、『99.9』のようなクスッと笑えるコメディー要素もないない。その上、『ガリレオ』のように冤罪を証明するために科学実験をするんですが、その前に、真実となるシーンがなく(強要された自白の回想シーンはあるんですが)、視聴者が推理しようにもできない。

 ただ、単に坂口のかっこいい姿だけを見せつけられている感じで、楽しみようがないというか……。弁護士ドラマというよりも坂口ファンのための坂口を愛でるドラマといった方がいいし、コアなファン向けに作りすぎたために、一桁スタートとなったのでしょうね〜。正直、坂口ファン以外は苦痛。今後視聴率が上がることはそうないかなと思います。

■温泉地を名字に使っているけど……なんで?

 すごく疑問に思ってしまったのが、登場人物たちの名前が全員、温泉地なんです。湯布院に秋保、阿蘇に別府、登別……。温泉の素の名湯シリーズのようで(笑)。こ、これは、一体な〜ぜ〜……。これは弁護士となんの共通点が? さっぱりわかりません。

 じゃあ、このちょっとした面白(?)小ネタが、ネットで騒がれているのか思ったら、別に「あ〜、温泉行きたくなった」といった声だけ。別に騒がれてもいない。正直、さむいです。(温泉地名なのに、みんな湯冷めしてますけど……)

『99.9』みたいな話題になる小ネタを加えたいなら、坂口の彼女と噂されている高畑充希にまつわる何かを入れるとか、川口春奈のスポーツ選手好きを表す何かを入れるとか、そういうことぐらいしてほしいですよ(笑)。

 全然、笑えない小ネタは今後入れないでください。

■低視聴率俳優と女優がメインキャストって……

 坂口といえば、これまで出演するドラマが軒並み低視聴率を記録し、“数字を持っていない”若手俳優の一人。また、川口も同様。同じ事務所の杉咲花と志田未来が出演している『ハケン占い師アタル』(テレビ朝日系)の方が好調で、明暗分かれている人物です。

 そんな二人が主役どころということで、放送前から「大丈夫?」なんて言われていたんですが、案の定ヤバイという結果に(笑)。

 元々、この枠はジャニーズタレント御用達枠だったんですが、今回はジャニーズ一切出演しないだけに、挑戦した感はありますが……。メインどころのキャスティングがあまりいいとはいえず……。やる気ありますか? これ(笑)。

 でも、ゲスト出演はめちゃくちゃ豪華なんですけど(笑)。そこに力使いすぎて、ちょっと何がしたいのかわかりません(笑)。

 メインどころがこれじゃ、この先不安が続くでしょう。

以上1話のレビューでした。

 次回はコンビニ強盗事件がテーマ。今回の放火事件も実際にあった事件だったので、2話もそうなのかと思います。また、ゲストに仙道敦子に山田裕貴という豪華さ。正直、もう、そこしか楽しめません〜(笑)! 2話もそれなりに期待して放送を待ちましょう。

(どらまっ子KOROちゃん)