Hey! Say! JUMP・山田涼介主演のコメディ・ホームドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)。3日放送の第8話の平均視聴率は、他局の平昌五輪中継の影響で急落した前回から2.9ポイントアップの9.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)。閉幕しても、以前のような2ケタに戻ることは叶いませんでした。
ストーリーはかなり粗いものの、毎回、勢いだけで押し切っている同作。第8話もあらすじを振り返ります!
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■今回も粗い!
晴れて結ばれた北沢家の次男・秀作(山田)とその同僚の里子(恒松祐里)。秀作は父・泰蔵(中村梅雀)に紹介するため、彼女を夕食に招待。いつもスリルを欲している里子は、ほぼ初対面の泰蔵に対し、小学生の頃に自分の靴を隠した上級生の男子3人をボコボコにした話などを始めます。
際どい会話でスリルを楽しむ里子に秀作が困惑する中、帰ってこないはずの長女の知晶(波瑠)が帰宅。さらに、長男の博文(小澤征悦)もクリーニング店主の手毛綱(アンジャッシュ・児嶋一哉)と秀作の後輩・尾関(ジャニーズWEST・小瀧望)を引き連れて帰ってきます。
そうこうしていると、玄関にあるはずの里子の靴がなくなっていることに気付き、犯人捜しを始める秀作。しかし、手掛かりはつかめません。そんな中、すっかり北沢家に受け入れられる里子。秀作は帰ろうとする里子を必死で止め、靴が隠されたことを悟られないようにします。
一方、秀作の指示で靴を探していた小岩井(浅野和之)ですが、見つからず。しかし、鍵がかかっている知晶の部屋だけは探せていないといいます。
そのとき、母親がまだ生きていた幼少期の思い出を回想する秀作。秀作はかつて、自分を置いて知晶が近所の男の子と遊びに行くようになったときに悔しさを覚え、知晶の靴を隠したことがあるんだそうです。
知晶が犯人だと確信した秀作が本人を問い詰めると、なぜか「そろそろみんな、準備が整った頃かしらね」とニヤリ。秀作が玄関に行くと、里子以外の全員がニヤニヤしながら泊まり支度をしてゾロゾロと外出していきます。
屋敷内に取り残される秀作と里子。その後、靴屋が「採寸のためにお借りした」という里子の靴と、ダンスシューズを持って来訪。このダンスシューズは、秀作が知晶の靴を隠した際に、母親が「大きくなったら、好きな人と一緒に踊りなさい」と知晶にプレゼントした大事な靴なんだとか。靴屋が言うには、2時間前に、知晶から里子の靴とダンスシューズを渡され、サイズを里子に合わせて微調整したんだそうです。
姉のサプライズに感激する秀作。最後は、秀作と母の形見のダンスシューズを履いた里子が仲良く社交ダンスを踊り、第8話は終了です。
■ワカチコなドラマ
これまで通り、“秀作は感動してるけど、実はそんないい家族じゃない(結局、みんな自分のことしか考えてない)”的な終わり方なのかと思いきや、最後まで“いい話”だった今回。秀作と家族の絆が深まり、関わり方が変わってきたということを強調した回なのでしょうが、そんなことより、大オチである“知晶が里子に母の形見をプレゼントする”ということへの違和感ばかりが残り……。
こないだまで「博文がタイプ」と言って博文の肩にもたれかかっていた里子ですが、その素性は北沢家の人々はおろか、視聴者までもがよくわかっていないはず。死んだ母親が「大きくなったら、好きな人と一緒に踊りなさい」と贈ったダンスシューズを、ろくに話したこともないような女にあげちゃう知晶の気持ちが正直、理解できませんでした。
とはいえ、ネット上にあふれる「感動した!」「秀作と知晶と母の回想に心が温まった」という声を見ていると、同作においては小さいこと(全然、小さくないけど……)を気にするだけ野暮なのかもしれません。ワカチコワカチコー!
そんなわけで、感動に持っていくための展開が明らかに無理やりすぎるものの、今回も勢いで押し通された印象の『もみ消して冬』。細かいことをもみ消されているのは、視聴者のほうなのかもしれません。
(文=どらまっ子TAMOちゃん)