福山雅治主演ドラマが『半沢直樹』そっくりに! “加齢なる”本部編のスタート『集団左遷!!』第7話

 福山雅治の顔芸や視聴率が低迷していることばかりが話題となっている『集団左遷!!』(TBS系)。蒲田支店を舞台にした第1章は終わり、キャストもストーリーも大きく変わった第2章が始まりました。はたして、仕切り直しはうまくいったのでしょうか。第7話を振り返ってみましょう。

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 廃店が決まっていた三友銀行蒲田支店の支店長となった片岡(福山雅治)の奮闘ぶりが第6話までは描かれてきました。その結果、蒲田支店は廃店。支店員たちはバラバラとなり、片岡は本部融資部へと異動となります。舞台も登場する顔ぶれもドラマ内容も、がらりと変わりました。ぶっちゃけ、視聴率が伸び悩んだ『集団左遷!!』は第6話で打ち切られたようなものだなと感じさせる本部編です。

 三友銀行本部の横山常務(三上博史)はリストラ計画を成功させた手腕を認められ、専務に昇格。AIを導入し、これまで以上に人員の合理化を進めていくことを会議で発表します。そんな折、三友銀行が融資している百貨店グループ「マルハシ」のダニエルCEOが逮捕されたというニュースが飛び込みます。資産を私的流用していた疑いがあるというものです。横山専務はこの機に、前社長だった丸橋会長(本田博太郎)を社長に復帰させようと提案するのでした。

 一方、三友銀行日本橋支店の副支店長となっていた真山(香川照之)のもとに、差出人不明の告発メールが届きます。CEOは会長にハメられたという内容でした。真山も片岡も新しい職場では暇を持て余していました。横山専務の独断ぶりに違和感を覚える隅田常務(別所哲也)に直訴し、片岡と真山は告発メールの差出人を探すことにします。

 

意外性もサスペンス性もまるでなし

 事件の鍵を握るディープスロートは、あっさりと見つかります。真山が「会いたい」と告発者に返信メールを送ると、自宅に招いてくれたのです。出会い系アプリで出会うよりも簡単でした。告発者は百貨店の元経理部長(モロ師岡)で、会長が貸し出し記録をごまかしていることを指摘したことから子会社へ左遷させられていたのでした。悪人顔の丸橋会長がやっぱり真犯人だったのです。

 片岡は百貨店の再建を目指す会長の息子である副社長・丸橋ジュニア(筒井道隆)に協力を求めます。副社長に「父さんの不正を証明する証拠は見つけたよ。今から警察に行きます」と会長に電話を掛けさせます。片岡の考えたハッタリでしたが、会長はまんまと罠にハマり、改竄した貸し出し記録の原本を取りに行ったところを片岡たちに取り押さえられるのでした。

 意外性もサスペンス性もまるで感じさせないエピソードです。まぁ、こんな間抜けな会長が社長に復帰できるような百貨店には未来はないでしょう。カルロス・ゴーン逮捕劇のような大掛かりな事件になるのかと思わせながら、新章になっても『集団左遷!!』はやっぱり『集団左遷!!』のままでした。脚本のズボラさは相変わらずです。

 蒲田支店の若手行員・滝川(神木隆之介)や木田(中村アン)たちが姿を消し、キャストの年齢層がぐ~んと上がった第7話。華麗な新章の幕開けとは言いがたく、加齢臭漂う本部編の始まりとなりました。

 片岡ががんばったせいで、かつては片岡の上司だった宿利部長(酒向芳)は追い出し部屋の住人となってしまい、片岡とは同期入社で仲のよかった梅原(尾美としのり)は横山派閥の一員となり、片岡によそよそしくなります。鮫島(小手伸也)の横山常務へのロボット風腰ぎんちゃくぶりはすっかり板に付いてきました。いろんなタイプのおじさんたちが百花繚乱。おじさん天国となった本部編でした。日本はこれからいよいよ高齢化社会を迎えるのだなと実感した次第です。

 先週はV6の岡田准一が財前教授役を演じた『白い巨塔』(テレビ朝日系)の最終話とバッティングし、ほぼダブルスコアの大差で視聴率バトルに破れてしまいました。新規巻き返しを狙った第7話の気になるその結果は……?

 第6話の視聴率7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から第7話は9.4%に上昇。池井戸潤原作の『半沢直樹』(TBS系)とは異なるテイストの銀行員ものを目指してスタートした『集団左遷!!』でしたが、金融庁の視察や本部内の派閥争いなど、『半沢直樹』っぽい要素を投入した本部編のほうが数字がよかったとは何とも皮肉です。視聴率の下落を止めるためには、かまっていられなかったのでしょう。裏でテレビ朝日が放映していた岡田准一主演の時代劇大作『関ヶ原』(17年)が大きな話題になってなかったことも幸いしたようです。

 残りの話数で、大手銀行に巣食う闇が暴かれることになるようです。ザルのような脚本なので、どこまでリアルに大企業の闇に迫ることができるのかはなはだ疑問ですが、横山専務を演じる三上博史が独自の組織論、世界観を訴えるシーンには期待を寄せたいと思います。
(文=長野辰次)

『インハンド』山下智久、「とてもセクシーな治療法」で天才を証明 菜々緒と友達以上の関係へ?

 山下智久が寄生虫専門のドSな医学者を演じるドラマ『インハンド』(TBS系)の第7話が24日に放送され、平均視聴率9.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から0.8ポイントダウンとなってしまいました。

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 前回、牧野巴(菜々緒)に娘がいることを知った紐倉哲(山下)と高家春馬(濱田岳)は、入院中の牧野の娘・美香(吉澤梨里花)のお見舞いへ行くことに。そこで美香が、生まれつき免疫に欠陥があるPID(原発性免疫不全症候群)を患い、骨髄移植のドナー提供者が見つかっていないことを知った紐倉は、牧野からの懇願を受けてPID治療の研究を開始します。

 交通事故で他界した美香の父・賢一(永岡卓也)もまた、PID遺伝子をもっていたものの発症しなかったため、治療法のヒントが隠されているのではないかと、賢一のカラダのあらゆるデータや血液、糞尿、冷凍保存した精子などのサンプルを保管していることを知った紐倉は、賢一の父・将之が運営するPID研究所へと足を運びます。

 そこで紐倉は、牧野が賢一の精子を用いて、美香にドナー提供するための子ども、いわゆる“救世主兄妹”を人工授精しようとしていることを知ります。しかし、たとえ妊娠・出産できたとしても、ドナーとして適合する確率は10分の1程度。倫理的に好ましくないため紐倉は賛成しないのですが、牧野の娘を想う気持ちを知るだけに強く反対はできず、その代わり早急に治療法を見つけることを決意します。

 しかし、天才を自称する紐倉でもPIDの治療法を見つけ出すのは困難。かつての上司で現在は最先端の科学技術を駆使したビジネスで大成功する『フューチャージーン』という会社でCEOを務める福山和成(時任三郎)に意見を求めたり、賢一が採った大量のデータや論文にすべて目を通すものの解決策は得られず、「僕は天才じゃなかったみたいだ」と珍しく弱音を吐きます。

 それでも研究を続けた結果、賢一が残した糞尿から腸内細菌を採取して美香に移植し腸内環境を正常化させる、紐倉いわく「とてもセクシーな治療法」を発見。手術は無事に成功し、一件落着となりました。

 親子の絆が描かれた今回、娘のことを想って牧野が号泣するシーンなどがありましたが、決して感動の押し売り感はなく、1時間があっという間に過ぎました。毎回思いますけど、このドラマはキャストの演技&脚本の緩急のバランスが絶妙だと思います。

 その中でも特に、高家役の濱田岳の演技は抜群。シリアスもコメディもすべてのシーンが、濱田の演技によって自在に切り替わる印象です。山下も菜々緒も格別に演技が上手いわけではないだけに、濱田がこのドラマの支柱といえるでしょう。

 その高家の存在によって、紐倉の偏屈さや、牧野の他人に頼らない強情さはカドが取れてきているようです。今回、紐倉が牧野のことをビジネス仲間ではなく、友達と認める発言をした時の牧野の驚いた表情や、高家が嬉しそうに微笑んだシーンが印象的でした。賢一も紐倉と同じく研究が大好きな変態だったようなので、今後は紐倉と牧野が友達以上の関係へと発展していく可能性もありそうです。

 ただ、その一方で今回のラスト、福山が優秀な科学者を次々と引き抜いていることが判明したことが気がかりでもあります。この福山に関しては第5話の最後、アメリカ陸軍が極秘裏に研究開発した新種のエボラウィルスを密かに保管する怪しげなシーンが流れました。

 そして、その福山の不穏な動きを察知した上司の網野肇(光石研)から、牧野は福山と紐倉の動向を探るよう命じられたわけです。せっかく友情を深め、それ以上の関係に進展するのではないかという兆しが見えたところで、紐倉に対してスパイ的な行為をしなければいけなくなるんですね。仕事と友情、その間で揺れる牧野の心の葛藤が次回から見られるような予感がします。

 また、紐倉にしても何やら福山に想うところがある様子。エボラウィルスの研究を勝手に行ったためアメリカ陸軍に殺された、元助手・入谷廻(松下優也)の研究ノートを福山がずっと保管していたことに対しても、恐らく不審感を抱いていることでしょう。

 前回は、入谷や福山との過去の話にはまったく触れませんでしたが、今回からまたエピソードが繋がったことで楽しみが増えました。福山にはどす黒い裏の顔がありそうなので、紐倉との今後の関係性がどうなっていくのか気になるところです。

 気になる次回は“鬼の血”伝説の謎を追うとのことで、今回とはまるで違った展開になる予感。紐倉の大学の同期で、強烈なライバル心を抱く遠藤匡晃(要潤)という、これまた濃そうなキャラが登場するのも見逃せません。
(文=大羽鴨乃)

『執事 西園寺の名推理2』の『三重密室』はタイトル詐欺? 『金田一少年の事件簿』を希釈したようなベッタベタなミステリーに

 上川隆也がハイスペックな執事役で主演を務めるドラマ『執事 西園寺の名推理2』(テレビ東京系)の第5話が24日に放送され、平均視聴率5.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。前回から0.3ポイントダウンとなりました。

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 西園寺一(上川)は、山奥の別荘で行われる資産家・雫石幸造(山本龍二)と三日月弥生(黒川芽以)の婚約披露パーティーに参加。嵐に見舞われた夜、停電が起こり、幸造の叫び声が別荘中に響き渡ります。

 西園寺はすぐさま幸造の部屋へ駆けつけるも、ドアは施錠された状態。幸造の秘書・沢渡昇一(堀部圭亮)いわく、スペアキーはないとのことで、仕方なくドアをぶち破り室内へ侵入すると、クロスボウ(西洋式の弓)の矢が胸に刺さった幸造の遺体を発見します。

 部屋の中にカギが置いてあり、窓は施錠された状態。さらに、部屋まで行くには招待客たちが集まるロビーを通らなければならなかったため、西園寺はこれを三重の密室トリックだと解釈します。

 また、停電直後に部屋から杖をついた幸造が少しだけ姿を現したことや、普段は電子ロックがかかった保管庫に入っているクロスボウが、停電によって誰でも取り出せる状態になったことなどから、幸造が殺されたのは停電後だと推測して調査を開始します。

 そんな中、嵐のせいで道が塞がってしまい下山できなくなり、配電盤や電話線が何者かによって破壊され、携帯の電波が繋がらないという孤立状態に置かれてしまいます。

 奥様の伊集院百合子(吉行和子)が、幸造の叫び声を聞く前、窓の外から何者かが「ホワイトアウト(白夜)」と言う声が聞こえたという証言を得た西園寺は、招待客たちに何か心当たりがないか聴取します。

 すると、幸造が以前、ノルウェーのサーモン販売の利権を巡り、弥生の父・正隆(長谷川公彦)と争っていたことが発覚。その一方、幸造の弁護士・藤倉健介(村杉蝉之介)によれば、ホワイトアウトには金融用語で「白馬の騎士」という意味があり、敵対的買収を仕掛けられた会社の経営者が自身に友好的な第三者に買収してもらうことを指す言葉であるとのこと。さらに正隆が経済的に困窮した際、ホワイトアウトを名乗る人物に騙され、自殺に至った経緯を知るのでした。

 正隆についての情報を得るため、西園寺はモールス信号で刑事の丸山昭雄(佐藤二朗)とコンタクトをとり、正隆の自殺がろくに調査されなかったことを知ります。

 また、沢渡が以前、正隆の秘書をしていたことが発覚。事業に失敗して自殺しようとしたところを助けられた経緯があるのでした。

 その沢渡のズボンに百合の花粉が付着していることに気づいた西園寺は、別荘内で唯一、室内に百合の花が飾られている弥生の部屋に着目。その花瓶が通常は窓の前に置かれているハズが、少しずれた場所に置かれていること、その部屋がちょうど幸造の部屋の真下にあることに気づきます。

 沢渡は窓から身を乗り出し、上階に向かってクロスボウを構えて、「ホワイトアウト」と呼びかけ、顔を出した幸造を撃った、というのが事件の真相だったのです。

 また、沢渡は保管庫の電子ロックの解除番号を知っているため、停電が起こる前にクロスボウを取り出して幸造を殺害。その後、停電時に幸造になりすまして杖を突きながら少しだけ部屋の外へ姿を見せることで殺害時刻の予想をずらし、幸造の死体発見時に密かに窓のカギを締めることで密室状態を作り出していたことも判明します。

 沢渡は、幸造が正隆を自殺に見せかけて殺害し、弥生との結婚によって三日月家の資産を奪い取ろうとしたことが許せず犯行に至ったことや、正隆から弥生を守るように命じられていたことを告白。事件は解決するのでした。

 今回は、登場人物たちが特定の場所に閉じ込められてしまう、いわゆるクローズド・サークルものでした。本格ミステリーのド定番な設定なのですが、特に凝ったトリックもなかったため、ベッタベタな展開で終始してしまった印象です。

 そもそも今回の事件、クローズド・サークルにする意味ってあったんですかね。停電にするために配電盤を破壊したのは理解できるのですが、電話線を切った意味は? たとえば、時間が経つと完全に消化されてしまう毒薬を用いて、すぐに死亡解剖されたくない場合でしたらわかるんですけど、今回の事件ではまったく意味のない行動に思えました。

 また、今回のサブタイトル『呪いの三重密室トリック』は詐欺だと思います。三重というのは、それぞれが独立したトリックのことを指します。つまり、窓が施錠されるだけで1つの密室状態がつくられなければいけませんけど、そうはなりませんよね。

 狙いとしては、正隆に対する忠誠心と、弥生を陰で守る「白馬の騎士」的なキャラクターとして描くことで、視聴者が沢渡に同情するよう仕向けたかったのでしょう。ただ、幸造の殺害時のアリバイ確保のためロビーにいるよう命じた時は別として、弥生に対して常に冷たい態度をとっていた点が解せませんでした。“実は味方だった”というギャップで感動的にしたかったのでしょうけど、あまりその効果は得られなかったようですね。

 このあたりの犯人の心理描写を巧みに描き、ヒットとなったのがコミック『金田一少年の事件簿』(講談社)だと思うのですが、今回はトリックを含めて同作品を希釈したような印象を受けました。

 次回は時代劇映画の撮影現場が舞台。予告動画では西園寺が見事な殺陣を披露していますが、度肝を抜くようなトリックにも期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『ストロベリーナイト・サーガ』亀梨和也は“存在感ゼロ”でもOK! “ジャニーズ後輩連続出演”の功績

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 二階堂ふみ、KAT-TUN亀梨和也主演ドラマ『ストロベリーナイト・サーガ』(フジテレビ系)の第7話が5月23日に放送され、平均視聴率6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 前回から、0.6ポイント減……。多分、もう右肩上がりになることはないでしょうね……。

 それでは、あらすじから振り返りましょう。

暴力団組員殺害の裏に……

 六龍会という暴力団の構成員・小林充(古野陽大)が殺された。事件の重要人物として柳井健斗(寺西拓人)が浮上。柳生の姉は小林の元彼女で、数年前に小林の自宅で絞殺された人物。姉の死の恨みから小林を殺害したのでは?という推測が姫川班内でされるが、警察上層部は姉の殺人事件で実父を誤認逮捕し、自殺させてしまったという不祥事があったために、柳井を追うなとの指示が出る。

 納得いかない姫川(二階堂)は単独で調べていくのだが、その際、不動産屋で柳井と親しくしていたという牧田(山本耕史)と出会う。2人は徐々に惹かれ合う。だがある日、牧田が極桜会の会長であることがわかり……、というストーリーでした。

 原作と映画版が良かった分、今回ストーリー的には、別に問題がなかったです。ですが、やっぱりというか、菊田(亀梨)の姫川の片思いが突然すぎて、なんだかびっくりしちゃうんですよね〜。

 そういうのって1話からやりませんか? 普通は? でも、そんな片思いフラグが前回まで一切出てこないんですよ(亀梨自体、お飾りで存在感ゼロでしたからね)。で、今回、亀梨のソロ曲がかかる中で、牧田と姫川が手を取って走り去り、それを見て菊田がショックを受けるというシーンがあるんですが、これがね〜、まったくといっていいほど、菊田の片思い感が伝わってなくて(苦笑)。ただ単に走り去る山本&二階堂と雨の中歌う亀梨という感じにしかみえなくて、失笑しちゃうんですよね。

 まあ、原作は恋の要素は薄くて、竹内結子版がものすごく盛っているという部分もあるんですが、正直竹内版がヒットしているだけに、視聴者は恋要素に期待しちゃうのは仕方ないかと。だからと言って、作り手は「ハイハイ、じゃあ入れますよ〜」と突然ぶっこんでくるのはやめて欲しいです。このドラマには脚本家が3人いるんですが、「最初の打ち合わせでその部分の話をしておけ! 方針揃えろ!」と言いたいです。

“存在感ゼロ”亀梨の功績

 柳井健斗役を演じた寺西という青年はジャニーズJr.。で、1話にはジャニーズWESTの重岡大毅が出演。やたらとジャニーズの後輩がバーターとして出演しているんですよね〜。それも、出演したら、亀梨よりも注目度が高く、放送直後からSNSで話題になっているんですよ〜。

 それだけに、“存在感ゼロ”と言われて「出演しなかったほうがいいのでは?」とまで言われている亀梨ですが、“後輩の知名度売り”という功績はあるのかなと。ジャニーズとしては、万々歳って感じでしょうし。

 まあ、個人的には亀梨の存在感もっと出させてやれよと言いたいですが……

 以上7話のレビューでした。

 今日は後編ですね! まあ、物語自体は面白いので期待半分でみようと思います。

(どらまっ子KOROちゃん)

吉高由里子『わたし、定時で帰ります。』中丸雄一の“無表情”演技が秀逸!? 「巧は事故物件」の声加速!

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 吉高由里子主演ドラマ『わたし、定時で帰ります。』(TBS系)の第7話が5月28日に放送され、平均視聴率10.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 またまた二ケタを記録し、ヒットドラマが多いTBS火曜10時ドラマらしく、人気が出てきましたね! この調子で最終回まで好調をキープして欲しいですが……。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

仕事人間だった父親と対立!

 泥酔した種田(向井理)に「今でも好きです」と言われ、困惑を隠せずにいた結衣(吉高)だったが、王林(江口のりこ)に急かされ、巧(KAT-TUN中丸雄一)とともに退店。巧も動揺を隠せないままでいたが、帰り際、結衣から「結婚したいのは巧だけ」と告げられ、安堵する。

 一方、会社では部長の福永(ユースケ・サンタマリア)が、過去のコネクションを使い、新規案件を取ってくるも、予算の少なさに一同あ然。これでは無理という声が上がるも、福永は「残業すれば良い」と言い張りまったく取り合ってくれず。そんな周囲を見かねた種田が「予算は概算で、あとで何とかする」というが……。

 そんな折、結衣の元に実家の父から「お母さんが家出した」という連絡が入る。実家に戻ると、還暦の誕生日を忘れた父に愛想を尽かし出て行ったという事実を知る結衣。なんとか、戻るように説得するも母は「離婚したい」というメールを送ってきただけで、音信不通のままに。

 実家のことと仕事でてんやわんやになってしまった結衣は、定時退社も忘れるほど疲労困憊。心配した賤ヶ岳(内田有紀)と三谷(シシドカフカ)は結衣を助けようと行動に出るのだが……といった内容でした。

 今回、仕事人間だった父と対立した結衣。仕事ばかりで家にいなかった父に「私はお父さんみたいにはならない」と怒り爆発させるのですが、ちょっと言い過ぎではないかなと思ったんです。確かに、仕事ばかりで家に帰ってこなかった父に怒りが沸くものわかりますが、仕事ばかりしていたのは、家族の生活を思ってしていたはず。働いて、会社に認められて、給料上げてもらって家族に良い暮らしをさせたいという気持ちでしていたんでしょう。そんな父を娘が責めるってのは……、ちょっと許し難くて。「あなた、お父さんの給料で大きくなったでしょう」っていいたいし、むしろ今は働いて社会経験があるんだから、お父さんをすごしは理解して欲しいと思ったんですよね~。まあ、そのあと、結衣は自己嫌悪になって反省してたので、その気持ちは少し中和されましたが……。

 でもでも、父も父で、結構、酷いんですよね~。「掃除洗濯は機械が勝手にやる」とか「料理ができない女はダメ」みたいなことを言って主婦をバカにしていたんですよ。主婦って結構大変で月給に換算すると、月数十万円分働いてるって話もありますからね。この父の発言は酷いなと。だからケンカするのも仕方ないですよね~。

 で、ふと思ったのが、結構このケンカの中で言ったセリフってリアリティーがあるって事です。同じような体験をした人も多いんじゃないでしょうか? 私の父も料理もできなくポットにお湯さえ入れたことがないような仕事ばかりしていた人で。ある日、素人の女性に料理をさせる番組を見てた父が「料理ぐらい上手く作れよ」とか「それぐらいのことできないのか」と突っ込みを入れていたときに、「よく、そんなこと言えるね」と言い争いになったことを、ふと思い出したんです。「あー、同じだ」って。

 こういう家族の部分までちゃんと掘り下げるお仕事ドラマって今まであまりなかったな~、っと感心しました! 毎回「リアルでいいドラマだ~」って思ってみているので、最終回までまだまだ楽しめそうです!

「60代男性」像が間違っているような……

 今回は親子の和解というすごい良い話だったんですが、ある点に疑問が。それは、60代男性像が間違っているなという点です。

 70代の団塊の世代は仕事人間の男性が多く、「お湯も沸かせない」「電子レンジも使えない」っているんです。ですが、60代になると、若い頃、深夜のラジオ放送聴きながらカップラーメンを夜食に受験勉強した世代ですし、一人暮らしの経験もあり、簡単な自炊ぐらいできる男性が多いはずなんですよね。

 なので、結衣の父(60代)だと、今回のようにはならないのでは? って思っちゃって……。ちょっとここが引っかかって、楽しめない部分も少しあったんです。お仕事関連での調査はすごいですが、こういう部分ももう少し調査して欲しかったなと。ちょっと残念でした。

「巧はやめとけ」との声続々、“事故物件”扱い!

 そうそう、今回一番ネットの反応がよかったのが、結衣と種田と巧の恋模様。お仕事ドラマといいながらも、注目はやっぱりこっちですよね(笑)。

 で、ネットに上がった反応で多かったのが、「巧はヤバイ奴だ」ということ(笑)。というのも前回同棲し始めたんですが、巧が家賃20万円にこだわり、高いという結衣に「2人とも働いてるし大丈夫」と言ったんですが、これがまだ尾を引いているようで(笑)。今週も「2人ともって子ども出来ても働けって事?」「2人とも働く前提で言われると腹立つ」との声が続々と(笑)。加えて今週は嫉妬深い一面を覗かせ「怖い!」という声も上がり、さらには、「あの無表情の裏には何かヤバイものが見える」(無表情なのは中丸くんの演技力のなさもあるのかなと思いましたが……)「こういう男は典型的なDV男」という声まで。

 ネットでは可哀想なことに“事故物件”扱いされてしまっているんですよね(笑)。

 確かに、これまでの行動や発言を思い出すと、ヤバイ奴だといわれるのもしょうがないような(笑)。それに、ネット広告代理店の営業で毎日定時で帰れる人って出世コースからも外されている人のようにも思えるんですよね~。(もしかしたら仕事が出来る人なのかもしれませんが)

 う~ん。ちょっとずつ化けの皮が剥げてきているのか……。今後の巧の展開にも注目したいですね!

 以上、7話のレビューでした。

 次回は三角関係に何かありそうな予感! ますます目が離せませんね!

(どらまっ子KOROちゃん)

「かたおもい」が紡ぐ色とりどりの景色――ドラマ『パーフェクトワールド』第6話

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「かたおもい」が紡ぐ色とりどりの景色――ドラマ『パーフェクトワールド』第6話

 小泉今日子が、ヒット曲「木枯しに抱かれて」で、「せつない片想い あなたは気づかない」と歌ったのは1986年のことだ。

 この曲に限らず、「片想い」のつらさ、切なさは、これまで幾多のドラマや歌で取り上げられてきた。相手に自分の想いが伝わらない苦しさには、多くの人が共感し、ドラマチックな物語が生まれる。人が人に恋をする限り、「片想い」は、永遠のテーマなのかもしれない。

 ドラマ『パーフェクトワールド』(フジテレビ系)第6話。今回は、いくつもの片想いが交錯する、切なさに溢れた展開となった。

 

帰郷を決意するつぐみ

 樹(松坂桃李)に別れを告げられた夜、つぐみ(山本美月)を待っていたのは、父・元久(松重豊)が倒れたという知らせだった。つぐみと、妹のしおり(岡崎紗絵)、幼馴染みの是枝(瀬戸康史)の3人は慌てて地元・松本に帰った。

 幸い、元久の容態は深刻なものではなかったが、以前から心臓が悪く、病院にかかっていたことを知らされる。樹との別れ、父親の病気、思い悩んだつぐみは、松本に帰ることを決意する。

 東京の会社を辞め、松本行きのバスに乗るつぐみ。それを知った樹は、バスターミナルまで見送りに行く。そこにいたのは、見送りをすませた是枝だった。樹は間に合わなかったのだ。是枝は樹に、「間に合わなくてよかった。会ったら迷ったかもしれない」と話す。そして、「近い将来、つぐみにプロポーズする」とも告げる。

 部屋に戻った樹は、喪失感に苛まれる。つぐみと別れたことが正しかったのか? 間違っていたのか? そこにやって来たのは、ヘルパーの長沢(中村ゆり)だった。二人が別れたことを聞き、彼女は涙を流す。

 長沢のこの涙は、どんな涙だったのだろう? 

「つぐみが現れてから自分の居場所がなくなった気がしていた。ずっと樹が好きだった」そう告白する長沢。10年、長い長い片想いだ。その想いの果ての、「邪魔者がいなくなった」という喜びなのだろうか? 「自分がまた樹のそばにいられる」という安堵なのだろうか? いずれにせよ、そこには、「片想い」の切ない気持ちが溢れていたのは間違いない。

 そして、このシーンには、もう一つ片想いが隠れている。長沢が結婚した相手だ。長沢は、「樹のことを忘れるために結婚した」と言った。でも、夫になった人は、長沢のことを本当に愛していたのではないだろうか。「結婚」という、ある意味、恋愛の成就を迎えてもなお、彼は片想いをしていたことになる。そんなことにも思いを馳せて、より切なくなってしまうのだ。

 東京と松本、距離が離れたこともあり、つぐみと樹は完全に別れを受け入れる。スマホの連絡先を削除し、心にけじめをつける。「今風の別れだな」と思う。

 数カ月後、しおりと晴人(松村北斗/ジャニーズJr.・SixTONES)は図書館で偶然に再会する。そして、お互いの話していた、「姉」と「同僚」がつぐみと樹であることを知るのだ。「運命じゃない?」と言う晴人に、しおりは答える「私、好きな人いるの」。

 しおりの好きな人――それはやはり、是枝なのだろうか。ドラマの後半で、「是枝の想いが報われてよかった」と話しているシーンもあるし、晴人に対して「恋人」ではなく、「好きな人」と言っているのもポイントだ。しおりに想いを寄せる晴人、そして是枝に恋をするしおり、ここでもまた「片想い」が、交錯する。

 松本に帰っても、是枝のつぐみへのアプローチは続いていた。ある日、つぐみと一緒に東京でミュージカルを観た是枝は、改めてプロポーズをする。まだ迷いを口にするつぐみに、是枝はそっとキスをするのだ。

 そのシーンを偶然通りかかった樹が目撃する。複雑な感情を抱いたことだろう。もしかしたら、まだつぐみに想いが残っていて、片想いのような気持ちを抱いたかもしれない。

 このような偶然が重なる展開に、“出来すぎ”との声があるかもしれない。しかし、私は、ドラマでの偶然は、いくらあってもいいと思っている。日常なんて、そんなに変わったことは起きない。ドラマであるからこそ、出来すぎた偶然や奇跡が起こり、見るものを楽しませるべきだろう。

 その頃、つぐみは、松本でインテリアコーディネーターの仕事を始めていた。そして、高木(山中崇)と、彼の妻・楓(紺野まひる)に出会う。楓は、進行性の病気で入院しており、車椅子での生活になるとのことだった。「楓のために家を建てたい」という高木と、「無理をしないでほしい」という楓、二人の優しさがすれ違っていく。

 そんな時、楓が病院からいなくなる。高木とともに病院の外を探すつぐみ。見つけたのは近くの河原だった。楓は高木に言う「自分のせいであなたが不幸になるのが耐えられない」。そんな姿が、別れを切り出した時の樹と重なる。「別れちゃダメ」、そう言うつぐみは、樹との別れを後悔しているようにも思えた。

 ちなみに今回、高木がいなくなった楓を見つけた河原は、1996年のドラマ『白線流し』(フジテレビ系)でも使われた場所だ。私も含め、懐かしさを感じながら見た人もいるのではないだろうか。

「お前の夢を叶えることが俺の夢」そう言い切る高木の言葉にうなずき、涙を流す楓。抱きしめ合う二人の姿を見て、つぐみは何かを決意する。そして、東京へ行き、樹の会社を訪ねる。久しぶりの再会に、またさまざまな想いが交錯することだろう。

 片想いが連鎖している場合、誰もが想いを遂げるということはありえない。ただ、例え想いが伝わらなくても、誰かを好きになったという気持ちは、決して無駄にはならない。そこで見える景色は、きっと輝いているはずだから。

 このドラマは、見ているといろんな人に感情移入してしまう。昔感じた切なさを思い出しながら、また新たな展開を待つことにしよう。

(文=プレヤード)

「爆笑してしまった」『白衣の戦士!』中条あやみとジャニーズWEST・小瀧のキスシーンにファンが以外な反応 小瀧のアレが……

『白衣の戦士!』22日放送の第6話の視聴率は7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回から1.1ポイントダウン。最低視聴率を更新してしまいました。

 不倫ネタで大不評となった第5話の影響なのか、それとも次回予告で中条あやみちゃんとジャニーズアイドル・小瀧くんのラブシーンを見て、拒否感を示したファンが多かったのか……。まずはあらすじから振り返っていきたいと思います。

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頑固オヤジが恋のキューピッドに!?

 四季総合病院の外科病棟に、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という皮膚の感染症にかかった患者・胡桃沢(金田明夫)が入院してきました。

 また治っていないにもかかわらず退院したいと言い出したり、「お茶をくれ」「枕が硬すぎる」「暑いから部屋の温度を下げろ」とナースコールを鳴らしまくり、揚げ句の果てには病院を抜け出そうとするワガママな胡桃沢に、担当を任されたはるか(中条)と夏美(水川あさみ)は振り回されっぱなし。洋食店を営む胡桃沢は、店のことが気になっていてもたってもいられないようで、とうとう病院を抜け出してしまいます。

 はるかと夏美が店まで行くと、案の定、そこには胡桃沢の姿が。お見舞いにやってきた店の常連さんから、胆石の持病を抱える妻・頼子(梅沢昌代)が1人で店を開けていると聞き、無理をしていないか心配で見にやってきたそうです。

 3人が店に入ると、腹部を押さえて倒れている頼子の姿が。そのまま病院に運ばれた頼子は夏美とはるかの素早い処置のおかげもあって、大事には至らず。

 夫が愛する店を守ろうとした奥さんに「お前よりも大切なものなんてねえよ」と言ったり、「一緒にいると居心地がいい」とデレデレしてみたり、ただの頑固オヤジだと思っていた胡桃沢が、意外にも奥さん思いで未だにベタ惚れ状態だったことに驚きつつも、まさに“理想”な胡桃沢夫妻に感化された夏美とはるか。

 夏美は、「結婚後も仕事を続けていい」というお見合い相手・里中(田中幸太朗)の2度目のプロポーズを断ります。さらに、胡桃沢が奥さんについて言っていたように、自分と居ると「ホッとする」と言ってくれた結婚相手候補の師長・本城(沢村一樹)のために結婚相談所も退会。

 一方のはるかは、同期の斎藤(小瀧望/ジャニーズWEST)を誘って食事へ。鈍すぎる斎藤にしびれを切らし、酔った勢いでブチュッとチュー。「えぇ~~~!」と驚く斎藤をよそに、そのままテーブルに突っ伏す――というオチでした。

 ゲストには、頑固オヤジ役が似合う金田明夫さんや、良き妻っぷりが滲み出ていた梅沢昌代さんのほか、田中幸太朗さんが2話ぶり、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)で話題になった富田望生ちゃんも、はるかの後輩ヤンキー役で1話ぶりに登場したものの、その割には盛り上がりに欠けたなぁと。

 特に前回は不倫ネタで良くも悪くもネット上が大盛り上がりだったせいか、今回のお話は正直、地味な印象がありました。

 今回は胡桃沢夫婦のおかげで、はるかと斎藤、夏美と本城の関係が一歩前進したワケですが、はるかが斎藤と一緒に居るとき、夏美は本城と居たりと、これまでもはるかと夏美の恋愛模様はほぼ同時進行で描かれてきただけに、どちらかに動きがあればもう片方も……といった具合に、なんとなく先の展開が読めてしまうんですよね。中条さんと水川さんのW主演ということで、はるかと夏美の2人が主人公なワケですから、致し方ないのかもしれませんが……。

 はるかと斎藤はまだどうなるかわからないものの、夏美と本城はもうすでにイイ感じで、それはそれで見ていて楽しいしほっこりするのですが、いい意味で期待を裏切るような“何か”がほしいなぁと切実に思います。

 そんな6話の見どころは間違いなく、中条さんと小瀧くんのキスシーンだったわけで、それ以上でもそれ以下でもありません。それまでのストーリーは盛大な“前フリ”とでもいいましょうかね。

 

キスシーンで耳が赤くなるジャニーズアイドル・小瀧

 さて、その肝心のキスシーンですが、ファンの中にはそもそもラブシーンがあるから6話は見れないという人もいたようですし、当然ショックを受ける人もいたようですが、ネット上の反応を見ると、「中条あやみとキスできる小瀧くんも、小瀧望とキスできる中条あやみも羨ましい」「冷静に考えて、小瀧くんと中条あやみなんてカップル美男美女でやばいだろ」「嫌な感じじゃない」などと概ね好意的。

 小瀧くんファンも納得のシーンだったようで、「中条あやみだから許せてしまう小瀧担がここにいる」「斎藤くん可愛すぎて/////」「斎藤光という素敵な役に 小瀧望くんを選んでいただいて、しかも短髪で……感謝しきれないほど感謝しています」と、美男美女のラブシーンは“眼福”だったようす。

 4話のレビューでも書きましたが、ジャニーズアイドルながら、意外にもラブシーンに批判の声が少ない小瀧くん。

 ドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)では波瑠と(このときはフリっぽいですが)、『68歳の新入社員』(フジテレビ系)では高畑充希、映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(2018)では黒島結菜と、これまでにもキスシーンの経験があり、ファンも慣れたということなんでしょうか。

 しかし、一部からは「爆笑してしまった」とツッコミの声も上がっていました。

 というのも、顔を両手で挟まれ、ブチュッとされたぽかん顔の斎藤がカメラ目線をキメてきたから。ただの胸キュンシーンでは終わらせず、ギャグ要素も入れてくるあたり、さすがコメディドラマです。ある意味、製作陣から小瀧ファンへのサービスシーンだったのかもしれませんね。

 また、よく見ると小瀧くんの耳がほんのり赤くなっていることや、アップで抜かれる中条さんも小さく震えているのが妙にリアルだったりと、なかなかツッコミどころのあるシーンに仕上がっているので、録画している人がいたら見返してみてください。はい。

 ということで、中条さんと小瀧くんファン以外にとっては退屈だったかもしれない第6話のレビューでした。

 今夜放送の第7話では、はるかと斎藤がお互いに意識しまくってドギマギするという中学生みたいな微笑ましいシーンもありつつ、鈴木紗理奈演じるシングルマザーのナースにスポットが当てられるようです。ナースに限らず、働くお母さんたちからの共感を得られるといいのですが……。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

「爆笑してしまった」『白衣の戦士!』中条あやみとジャニーズWEST・小瀧のキスシーンにファンが以外な反応 小瀧のアレが……

『白衣の戦士!』22日放送の第6話の視聴率は7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、前回から1.1ポイントダウン。最低視聴率を更新してしまいました。

 不倫ネタで大不評となった第5話の影響なのか、それとも次回予告で中条あやみちゃんとジャニーズアイドル・小瀧くんのラブシーンを見て、拒否感を示したファンが多かったのか……。まずはあらすじから振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

頑固オヤジが恋のキューピッドに!?

 四季総合病院の外科病棟に、蜂窩織炎(ほうかしきえん)という皮膚の感染症にかかった患者・胡桃沢(金田明夫)が入院してきました。

 また治っていないにもかかわらず退院したいと言い出したり、「お茶をくれ」「枕が硬すぎる」「暑いから部屋の温度を下げろ」とナースコールを鳴らしまくり、揚げ句の果てには病院を抜け出そうとするワガママな胡桃沢に、担当を任されたはるか(中条)と夏美(水川あさみ)は振り回されっぱなし。洋食店を営む胡桃沢は、店のことが気になっていてもたってもいられないようで、とうとう病院を抜け出してしまいます。

 はるかと夏美が店まで行くと、案の定、そこには胡桃沢の姿が。お見舞いにやってきた店の常連さんから、胆石の持病を抱える妻・頼子(梅沢昌代)が1人で店を開けていると聞き、無理をしていないか心配で見にやってきたそうです。

 3人が店に入ると、腹部を押さえて倒れている頼子の姿が。そのまま病院に運ばれた頼子は夏美とはるかの素早い処置のおかげもあって、大事には至らず。

 夫が愛する店を守ろうとした奥さんに「お前よりも大切なものなんてねえよ」と言ったり、「一緒にいると居心地がいい」とデレデレしてみたり、ただの頑固オヤジだと思っていた胡桃沢が、意外にも奥さん思いで未だにベタ惚れ状態だったことに驚きつつも、まさに“理想”な胡桃沢夫妻に感化された夏美とはるか。

 夏美は、「結婚後も仕事を続けていい」というお見合い相手・里中(田中幸太朗)の2度目のプロポーズを断ります。さらに、胡桃沢が奥さんについて言っていたように、自分と居ると「ホッとする」と言ってくれた結婚相手候補の師長・本城(沢村一樹)のために結婚相談所も退会。

 一方のはるかは、同期の斎藤(小瀧望/ジャニーズWEST)を誘って食事へ。鈍すぎる斎藤にしびれを切らし、酔った勢いでブチュッとチュー。「えぇ~~~!」と驚く斎藤をよそに、そのままテーブルに突っ伏す――というオチでした。

 ゲストには、頑固オヤジ役が似合う金田明夫さんや、良き妻っぷりが滲み出ていた梅沢昌代さんのほか、田中幸太朗さんが2話ぶり、『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)で話題になった富田望生ちゃんも、はるかの後輩ヤンキー役で1話ぶりに登場したものの、その割には盛り上がりに欠けたなぁと。

 特に前回は不倫ネタで良くも悪くもネット上が大盛り上がりだったせいか、今回のお話は正直、地味な印象がありました。

 今回は胡桃沢夫婦のおかげで、はるかと斎藤、夏美と本城の関係が一歩前進したワケですが、はるかが斎藤と一緒に居るとき、夏美は本城と居たりと、これまでもはるかと夏美の恋愛模様はほぼ同時進行で描かれてきただけに、どちらかに動きがあればもう片方も……といった具合に、なんとなく先の展開が読めてしまうんですよね。中条さんと水川さんのW主演ということで、はるかと夏美の2人が主人公なワケですから、致し方ないのかもしれませんが……。

 はるかと斎藤はまだどうなるかわからないものの、夏美と本城はもうすでにイイ感じで、それはそれで見ていて楽しいしほっこりするのですが、いい意味で期待を裏切るような“何か”がほしいなぁと切実に思います。

 そんな6話の見どころは間違いなく、中条さんと小瀧くんのキスシーンだったわけで、それ以上でもそれ以下でもありません。それまでのストーリーは盛大な“前フリ”とでもいいましょうかね。

 

キスシーンで耳が赤くなるジャニーズアイドル・小瀧

 さて、その肝心のキスシーンですが、ファンの中にはそもそもラブシーンがあるから6話は見れないという人もいたようですし、当然ショックを受ける人もいたようですが、ネット上の反応を見ると、「中条あやみとキスできる小瀧くんも、小瀧望とキスできる中条あやみも羨ましい」「冷静に考えて、小瀧くんと中条あやみなんてカップル美男美女でやばいだろ」「嫌な感じじゃない」などと概ね好意的。

 小瀧くんファンも納得のシーンだったようで、「中条あやみだから許せてしまう小瀧担がここにいる」「斎藤くん可愛すぎて/////」「斎藤光という素敵な役に 小瀧望くんを選んでいただいて、しかも短髪で……感謝しきれないほど感謝しています」と、美男美女のラブシーンは“眼福”だったようす。

 4話のレビューでも書きましたが、ジャニーズアイドルながら、意外にもラブシーンに批判の声が少ない小瀧くん。

 ドラマ『もみ消して冬 ~わが家の問題なかったことに~』(日本テレビ系)では波瑠と(このときはフリっぽいですが)、『68歳の新入社員』(フジテレビ系)では高畑充希、映画『プリンシパル~恋する私はヒロインですか?~』(2018)では黒島結菜と、これまでにもキスシーンの経験があり、ファンも慣れたということなんでしょうか。

 しかし、一部からは「爆笑してしまった」とツッコミの声も上がっていました。

 というのも、顔を両手で挟まれ、ブチュッとされたぽかん顔の斎藤がカメラ目線をキメてきたから。ただの胸キュンシーンでは終わらせず、ギャグ要素も入れてくるあたり、さすがコメディドラマです。ある意味、製作陣から小瀧ファンへのサービスシーンだったのかもしれませんね。

 また、よく見ると小瀧くんの耳がほんのり赤くなっていることや、アップで抜かれる中条さんも小さく震えているのが妙にリアルだったりと、なかなかツッコミどころのあるシーンに仕上がっているので、録画している人がいたら見返してみてください。はい。

 ということで、中条さんと小瀧くんファン以外にとっては退屈だったかもしれない第6話のレビューでした。

 今夜放送の第7話では、はるかと斎藤がお互いに意識しまくってドギマギするという中学生みたいな微笑ましいシーンもありつつ、鈴木紗理奈演じるシングルマザーのナースにスポットが当てられるようです。ナースに限らず、働くお母さんたちからの共感を得られるといいのですが……。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

窪田正孝『ラジエーションハウス』視聴率自己最高も、話を詰め込みすぎて「期待ハズレ」とブーイングの嵐!

(これまでのレビューはこちらから)

 窪田正孝主演ドラマ『ラジエーションハウス』(フジテレビ系)の第8話が5月27日に放送され、平均視聴率13.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 ドラマもそろそろ架橋に突入してきましたが、またまた自己最高視聴率を更新。絶好調ですね~。このまま、最終回まで突っ走られるのでしょうか?

 ではでは、今週もあらすじから振り返りましょう!

■救いのハロウィンパーティー

 けいれん発作を起し魚谷久美(稲垣来泉)という少女が甘春病院に運ばれてきた。MRI検査を行なったところ、脳が木の枝のように光るブライトツリーアピアランスという病気だとわかり、入院することになる。久美は小児科に入院している子どもたちとすぐに仲良くなり、子どもたちのために季節はずれのハロウィンをしたいと医師や看護師たちに懇願。病院総出でハロウィンパーティーを行うことに。枕元に願い事を書いた紙をおいて寝ると叶うという言い伝えがあることから、みなそれぞれ願い事を紙に書いていた。

 同じ頃、内科に腹部の痛みを訴える若井陽子(佐藤めぐみ)がやってきた。心配になりアルバイトを抜け出してきた夫の祐一(板場駿谷)に盲腸と診断され薬で治るから普通に働けると伝える。しかし、杏(本田翼)は陽性の疑いがある腫瘍があり、手術しないと子供ができなくなる可能性があると告げ、追加検査を受けるように促す。

 一方その頃、久美が姿を消した。医局総出で探したところ杏が見つけるも、エレベーターが突然停止。その中で久美がけいれんを発症してしまい……というストーリーでした。

 冒頭で唯織(窪田)が小野寺技師長(遠藤憲一)に医師であることがバレ、最後に杏にもバレたり、裕乃(広瀬アリス)が唯織に恋しちゃったかも!? というワクワクするシーンはあったんですが、今回、ほかの回に比べてメインとなる医療シーンが残念だったんですよ。

 なぜ、残念かというと、詰め込みすぎなんです。久美という少女と陽子という女性の2人がメインとなるんですが、話が別々すぎて……。2つの話をくっつけようとしてるのか、ハロウィンの願い事カードを久美が陽子にあげる、というシーンがあるのですが、それだけで、2つは別々のまま。なぜ2つの話を1話でやろうとしたのか、甚だ疑問。2つの話が繋がらないために、詰め込みすぎな印象がありました。ネットでも今回はこの指摘が多く、「無理やりつなげなくても」「別々の回にするとか、ドラマ版はなんらかの配慮があってもいいと思う」といった感じ。そのためか、「今回は正直期待ハズレだった」という声が多く上がっていました。

 また、詰め込みすぎて、話のアラが目立っていたとの声も多かったんです。挙げるとキリがないので、多かったものを紹介したいなと。まず、エレベーターが突然止まり杏と久美が閉じ込められるというシーン。普通に考えて、病院のエレベーターには予備電源というものがあるんですよ、なのでこれは絶対にありえません。そんなことになったら病院の不備だと訴えられます。それに、ここのシーンで父親はなぜか棒立ちのまま。娘を助けたいなら、死ぬ気でエレベーターのドアを開けようとするはずじゃないんですか? で、それに加えて、技師たちが総出でいるんですよ。いつも検査予約で手一杯だといっているくせにです。(結構これは前から思っていて、『忙しい』と言ってる割には、いつも全員がラジエーションハウスにいるんですよね(笑))。

 もうね、2つの話を無理やりにつなげようとするから、こうなるんですよ。前回は軒下(浜野謙太)の活躍が面白かった分、今回はつまらなすぎて、残念な気持ちになりました。

棒演技の本田翼、逆にすごい!

 8話になっても本田の棒演技は変わらず……酷いです(笑)。オマケに聞こえづらく、今回あるシーンで「ご心配掛けました」というセリフをいうんですが、「ご心……掛けました」と思いっきり噛んじゃってる(笑)。ガッカリですよ(笑)。

 ですが、やっぱりね、かわいいんですよ、顔は。だから、棒演技でも許せるんですよね~。「カワイイは正義」ってことですね、きっと(笑)。

 ですが、これは“ドラマ”なんですよ。やっぱり、演技してナンボじゃないですか~。そこを本田翼にはわかって欲しい! 「もっと演技の勉強してくれ!」と言いたい……(苦笑)。

 おせっかいかと思いますが、ひとつアドバイスするなら「口をあと5mm開けてセリフを言え!」とだけ言いたいです(笑)。

ついに「月9らしさ」が始まる!?

 杏と唯織の恋模様に今回裕乃が加わりそうなフラグが立ち、次週以降、恋愛模様の方が進みそうなんです。

 というもの、原作のストーリーがほぼ終わり(原作の連載はまだ続いてますが)、次回からはドラマオリジナル部分が増えそうなんです。となると、この部分を増やしてくるのではと推測。

 ですが、ここでちょっと心配ごとが。というのも、これまで月9特有の恋愛に固執するばかりに失敗しているじゃないですか~。『コード・ブルー』なんてその典型で、脚本家が変わり、恋愛要素を入れたら古参のファンからブーイングの嵐が起こってましたからね。今回、杏が頭痛がするといい、急にバタッと倒れるというシーンがありましたが、きっと、これを唯織が手術で治すんでしょう。ですが、治して杏が唯織との幼少期を思い出し、カップルになるなんて話になったら、なんて考えると、これまでの医療話が面白かった分、正直「え? これがオチですか?」と愕然となるんですよね~。

 となると、恋愛描写は今後も味付け程度の方がいいのかと思っちゃったり。

 う~ん、ちょっと見ものですね~!

 以上、8話のレビューでした。

 次週は、もう9話ですよ! 早いですね~! ものがたりも架橋に入ってますし、引き続き楽しみに放送を待ちたいですね。

(どらまっ子KOROちゃん)

岡田准一 vs 福山雅治の視聴率バトルの結果は? 片岡支店長が運命の日を迎えた『集団左遷!!』第6話

 福山雅治が軽い銀行支店長役を軽~く演じたサラリーマンドラマ『集団左遷!!』(TBS系)。ここまでは脚本の粗さばかりが目立っていますが、まったく修正されることなく蒲田支店が廃店か存続かが決まる運命の日を迎えました。第1章完結編と銘打たれた第6話を振り返りたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

 半期で100億円のノルマを達成できなければ、即廃店されることが決まっている三友銀行蒲田支店。第5話で片岡支店長(福山雅治)から20億円の小切手をだまし取った三嶋社長(赤井英和)のエピソードの続きから第6話は始まります。

 原作小説のひとつ『銀行支店長』(講談社)では三嶋社長の逃亡先であるフィリピンまで追跡劇は展開されますが、残念ながら『集団左遷!!』では三嶋社長は空港で片岡支店長にあっさりと見つかります。プロボクサー時代はハードパンチャーで鳴らした“浪速のロッキー”赤井英和ですが、実におとなしく体調不良の片岡支店長に取り押さえられるのでした。

 10年前の福山雅治主演作だったら海外ロケも考えられたかもしれませんが、国内の空港でちゃちゃっと済ませられたところに、現在の福山の置かれている状況を感じさせます。

 三嶋社長が低金利で近寄ってきた羽田支店ではなく、わざわざ蒲田支店にこだわって20億円をだまし取った理由は、まったく明かされないままでした。ただ三嶋社長に「お金が苦しかったんや~」と最後にひと言叫ばせただけで巨額詐欺事件解決です。「脚本を練る余裕がなかったんや~」という脚本家の叫びのように聞こえたのは気のせいでしょうか。

 

『半沢直樹2』を揶揄するギャグ

 20億円は無事だったものの、100億円のノルマは達成できていません。蒲田支店のみんなで営業会議を開き、アイデアを募ります。若手行員の滝川(神木隆之介)から「羽田支店に奪われたお客を奪い返したいと思います」という意見が提案され、「いいね」と一度はOKしかかった軽い片岡支店長ですが、「やられたんだから、やり返していいでしょ」と主張する滝川に対し「いやいや、ダメだよ」と“倍返し”を禁じます。

 堺雅人主演の『半沢直樹』(TBS系)の続編が2020年4月にオンエアされることが正式発表されたばかりで、さっそく『半沢直樹』の決めゼリフだった“倍返し”を揶揄するTBS内の身内ギャグが。『集団左遷!!』の製作チームは高視聴率を記録した『半沢直樹』や『下町ロケット』(TBS系)などの池井戸潤原作ドラマをライバル視していることがうかがえます。

 その後のドラマ展開も池井戸ドラマを意識したものとなっていました。蒲田支店の奮闘ぶりを後押ししたい本部の藤田頭取(市村正親)から、片岡支店長はかつて下町工場としてがんばっていた西村精機を紹介されます。物づくりの夢を追い続けていた社長が亡くなったため、未亡人・雪子(丘みつ子)が工場を閉鎖してコインパーキングを開くための1億円を融資してほしいという案件でした。

 西村精機に1億円を融資すれば、100億円のノルマ達成です。ところが工場を訪ねた滝川は、未亡人が亡くなった夫の夢を守るために工場を再開したがっていることに気づくのでした。そのことを片岡支店長も知り、悩みます。さっさと1億円を融資すれば、蒲田支店は廃店を免れるのですが、片岡支店長は支店員みんなを集め、「僕らがうまく行って、お客さまがうまく行かなくていいのか」と問い掛けるのでした。

 片岡支店長が自分から発した問い掛けの回答はこうでした。西村精機に1億円を融資はしない。その代わり、義足サイボーグを開発中のお金のない若者たち3人を未亡人に引き合わせるというものでした。跡継ぎのない高齢の農家などの事業主にやる気のある若い人材を紹介する「第三者継承」の下町工場版です。工場を持っているけど働き手のいない未亡人と、夢を持っているけど夢を叶える場を持たない若者たち3人組は、「Win-Win」の関係となったわけです。片岡支店長は「お金ではなく、心意気をご融資させていただきました」とドヤ顔です。一瞬、片岡支店長の顔に坂本龍馬の面影が宿りました。

  スパイ行為がバレたことからスーパーへ出向になった花沢(高橋和也)や片岡支店長の妻・かおり(八木亜希子)たちからの援護射撃があったものの、横山常務(三上博史)が決めた期限までには99億円しか用意できませんでした。本部から帰ってきた片岡支店長の口から、蒲田支店の今後について説明されます。

 本部の決定は、蒲田支店は約束どおり廃店。でも、支店員たちはみんな首都圏の支店へ銀行員として異動。真山副支店長(香川照之)は日本橋の副支店長、そして片岡支店長は本部の融資部へ……。みんなバラバラになるけれど、万々歳のフィナーレとなったのでした。

 蒲田支店の行員たちは自分たちがリストラや出向扱いにならず、銀行員のままでいられることに歓び浮かれまくります。でも、果たしてこれでいいのでしょうか。蒲田支店がなくなると困ると、地元の人たちがなけなしのお金を蒲田支店に預けることで、彼らは窮地を救われたはずです。ブタの貯金箱を持ってきた少年は、蒲田支店の閉鎖を知ってどう思うのでしょうか。

 片岡支店長は「銀行員としてのプライド」と常に口にしますが、そんな彼らにお金を託した地元の人たちの気持ちは軽んじられているように感じます。福山雅治主演ドラマ『集団左遷!!』にずっと付きまとっている違和感の正体は、これではないでしょうか。金融ドラマを軽快に描くことばかりに意識が向き、お金のやりとりをとても軽んじて描いているようにしか映りません。

 お金よりも大事なものがあると言いたいのかもしれませんが、このドラマはお金の重みがまるでないので、大事なものの重みもまったく伝わってこないままです。いつも冷静な真山副支店長ですが、病気の妻(西田尚美)の治療費のために実は真山家の家計は火の車だとかの描写があれば分かりやすいのですが、そういった背景は完全にスルーされています。本部への復帰が決まった片岡支店長は心の中で「これでいいのだ~♪」と『天才バカボン』の主題歌を口ずさんでいるかもしれませんが、本当にこれでいいんでしょうか。

 

岡田准一版『白い巨塔』最終話と激突!

 さて、岡田准一主演ドラマ『白い巨塔』(テレビ朝日系)の最終話と被った『集団左遷!!』第6話の気になる数字は? 『集団左遷!!』第6話の視聴率は、7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と同番組上ワーストとなってしまいました。初回13.8%のお陰で辛うじて平均視聴率10%台をキープしていましたが、ついに底が割れてしまいました。一方、岡田准一演じる財前教授が医療告発された『白い巨塔』最終話は15.2%。山崎豊子原作の重厚な社会派ドラマに完負けした結果となりました。

 視聴率の低下に加え、気になるのは今回で連続ドラマとして完結してしまった『集団左遷!!』をまだ続ける意味があるのかという疑問です。これで最終回だと思った視聴者もいるのではないでしょうか。無理に1クール10話というフォーマットに縛られなくてもいいように思います。次週からは原作小説とは関係のない、ほぼオリジナルエピソードが展開される模様です。

 ここまで来たら、脚本家もディレクターも視聴率を気にせず自由にやってください。でも、できれば残りの話数で、脚本家やディレクターたちには「ドラマ製作者としてのプライド」を感じさせるクライマックスにしてほしいと思います。

(文=長野辰次)