『中学聖日記』岡田健史、ポスト・東出昌大に!? 高校生になっても棒演技変わらず、視聴者ガッカリ!

 有村架純主演ドラマ『中学聖日記』(TBS系)の第7話が11月20日に放送され、平均視聴率6.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区、以下同)を記録しました。

 前回から0.7ポイントダウン。再び低視聴率に戻り、前回の自己最高記録は“奇跡の数字”となったようですね。まあ、7.0%で喜んでいてもねぇ~、と思いますが……。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう。

■聖の今を知った晶は会いに行くも……

 聖の過去を知った野上。しかし、野上は驚くどころか、「大丈夫」と受け入れ聖を抱きしめる。

 一方、晶(岡田健史)はるな(小野莉奈)と付き合うことに。ある日2人はデートに出掛ける。だが、その途中で晶は聖がまだ教師を続けていることを知り、るなを残して走り去ってしまう。聖に会いたいと気持ちが高まった晶は、聖の住む町まで向かうも、途中で勝太郎(町田啓太)に遭遇。「聖には自分がいるからもう会わないで欲しい」と言われ、帰ってしまう。

 翌日、聖のクラスの女子児童・彩乃(石田凛音)が姿を消したという連絡を受け、探しに行く。公園で彩乃を見つけた聖。すると、そこに晶の姿も。晶は聖に「もう18歳になった」「るなとは別れる」と告白する。しかし、聖は「もう会いにこないで」と言い放ち、晶を拒絶。そんな聖に晶は「わかりました」とだけ言い残し、帰っていった。

 その翌日、聖は野上から受けていた告白に「少しずつでよろしくおねがいします」と返事するのだった、と言うのが今週のストーリーでした。

■るなが『花晴れ』のめぐりん化!?

 今回、一番多かったのが「るながウザい」という声です。これまで、聖と晶の関係をぶっ壊してきたるな。それだけに新章になってもその行動は終わらず……。晶が聖に会いに行ったことを母親の愛子(夏川結衣)にチクるし、聖の居場所を知っているけど晶には言わない、晶のあとを追いかけて待ち伏せするなど、もうストーカーというか……。

 ネットでもるなの行動に批判が集中。「るなの存在がウザい」「るなかわいくないのにでしゃばるな!」といった声が。それに、後者は役に関係なく、役者を罵倒しているとしか思えない……。

 この状況で思い出すのが、『花のち晴れ』(同)に出てくるめぐりんへの罵倒です。役だとわかっていても、演じている飯豊まりえに批判が集中し、放送終了してもいまだ嫌われているという事態に。

 もしかしたら、演じている小野にも同じことが起こる!? なんて思ってしまうのですが……。まあ、そうなったら、演技力があるということ。負けずにがんばって欲しいですね~。

■岡田健史、ポスト・東出昌大!?

 高校時代となり、老け顔中学生からやっと年相応の高校生役となった岡田くん。「ああこれで、安心してイケメン岡田くんを眺められる~」なんて思っていたんですが、やっぱりなんだか違和感が……。

 それで筆者が感じちゃったのが、“いくら年相応の役になっても、演技は変わらない”ということ。まあ、棒読みで演技も無表情すぎて見ていられないんですよね~。るなを抱きしめるシーンとか、無表情で急に抱きしめるから、なんだか痛々しく見えて悲しい……。ネットでも「顔は良いけど、棒演技がうけいれられない」「役与える前に演技の勉強させてやれよ!」「セリフなければ良いのに~」「顔は良いけど俳優としてはダメ」と演技力に懸念する声が毎回上がっている状態。

 そうそう、この状況、俳優デビューしたばかりの東出昌大に近い印象を受けたんですよね~。顔は良いけど演技は下手で一向に上達しない、という感じですよ。(正直、東出くんに関しては今でも演技は下手でなぜ仕事が続いているんだろうと疑問に思っています!)

 う~ん、まあ、初めてのドラマですからね。ヘタなのは仕方ないですが……。

 もう少し、演技の勉強をしないと、この先はないかと。東出くんみたいにスタッフに気に入られるなら仕事もあるかと思いますが……、なかなか難しいでしょうね。

■勝太郎と原口のラブラブシーンは必要なのか?

 聖と別れて3年経った勝太郎。今度はなんと上司の原口(吉田羊)と付き合い始めるんです。でも、そうなると、聖と付き合っていたときから原口といろいろとあっただけに、勝太郎はマジでクズ男のような気がする……。それに、原口もレズと思わせておきながらしっかりと若い男を捕まえているという……(まあ、吉田羊は実生活でもジャニーズの若い子と遊んでいるところ撮られてますからね。リアルといえばリアルなんですけどね~)。

 それに、もうこの2人とは主人公の聖は関係ないんですよ。なのに、2人の関係を延々と見せられるのは、正直“残酷”なんですよね(だって、聖は幸せになってないじゃないですか~それなのに、この2人は幸せにって……)。ネットでは「この2人のくだりはいる?」「ババアと浮気男のラブラブシーン見せられてもいい気分にはならないから!」とご立腹といった様子。

 確かに、勝太郎に飽きた原口が聖に勝太郎を押し付けるべく何か画策するとか、何かしらの展開があればいいんですが。何もなく、ただ2人の恋愛話を見せられても、ドラマのテーマとは無関係。いらないです、まじで。ただ、この2人の話がなくなると、町田くんの出番がなくなるだけに、視聴率はさらに下がるかも!? それを食い止めるためのシーンなのかもしれませんね~!

 以上、7話のレビューでした。

 次回は、晶と聖が会っていたことを知り、激怒した愛子が聖に前に現れて……といった波乱の展開を迎える様子。期待して放送を待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)

ジェネファン歓喜の『PRINCE OF LEGEND』7話 先輩・TAKAHIRO&岩田剛典の出演に期待高まる!

 LDHが手がける“プリンスバトルプロジェクト”の一つとして毎週水曜深夜に放送中の『PRINCE OF LEGEND』(日本テレビ系)。14日深夜放送の7話は、GENERATIONSファン大喜びのストーリーが展開されました。

 ということで、今週もあらすじから振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

■Episode7「君の名は忘れない この世代(ジェネレーション)の王子は私だ」

 転校の手続きのために学園にやってきたセレブ王子・朱雀奏(片寄涼太/GENERATIONS from EXILE TRIBE)は、聖ブリリアント学園の生徒会長王子・綾小路葵(佐野玲於/同)から、成瀬果音(白石聖)にプロポーズしたと聞かされ、「果音は僕のプリンセスです」と戦線布告。奏は異母兄弟であるヤンキー王子・京極尊人(鈴木伸之/劇団EXILE)との相続争いのために、好きでもない果音をかけて勝負をしているのですが、そうとは知らずの綾小路は思わず、奏に中指を立てます。

 2人には過去にある出来事がありました。幼い頃から「神童」と呼ばれ、学園でも生徒会長として生徒たちからの人望も厚く、由緒正しき家柄に生まれ伝統芸能を嗜み、マッチョな体にも自信アリ。欠点を挙げるなら、人の名前を覚えられないことくらいな綾小路は、同世代には敵なしだと思い込んでいたそうです。

 しかし、2年前のパーティーで、自分へ向けられていた女子たちの視線を一気にかっさらった奏に嫉妬し、初めて挫折を味わいました。彼が果音にプロポーズまがいの告白をしたのは、彼女のことが好きだったわけではなく、因縁の相手である奏に勝つため。果音にはそれを見透かされ、告白は失敗してしまったワケですが……。

 その果音はというと、「俺が果音さんを守る!」と告白してきた後輩の天堂光輝(吉野北人/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)や、日浦海司(藤原樹/同)、小田島陸(長谷川慎/同)の3人のダンス王子たちからつきまとわれてウンザリ気味。

 と、そこへ現れた奏、果音に転入してくることを告げ、「いい子で待ってるんだよ、クソ果音」と頭に手を置きます。一瞬面食らった果音は「待ってるわけないじゃないですか、クソ王子!」と吐き捨て去って行きました。キーッと顔をしかめて怒りを露わにする奏を、第一側近のメガネ王子・誠一郎(塩野瑛久)がなだめます。

 果音が向かった先に、今度は綾小路がやってきました。一度フラれている綾小路ですが、「女性の名前を覚えたのは君が初めてです。運命としか思えない」「動機は不純でした。でも、名前を覚えた今、君にときめいています」と全く懲りていません。奏もやってきて、「僕たちはライバルですね」と、2人は微笑み合いながら握手を交わします。

 するとそこへ「俺が果音さんを守るんで」と、天堂が割って入り、もはやカオス状態。果音そっちのけで王子たちが小競り合いを始め、「バッカじゃないの」と冷めた様子で果音は学校を後にしました。

■“ジェネが大渋滞”だった7話

 タイトルにもあるように、今回は奏役の片寄くんと綾小路役の佐野くんというGENERATIONSメンバーがフィーチャーされた今回。ネット上でもファンから喜びの声が上がっていました。

 特にその声が多かったのが、綾小路と金髪SP王子のガブリエル笹塚(関口メンディー)の生徒会コンビのシーン。奏に中指を立てる綾小路を慌てて制止したり、果音の名前を覚えたくらいで大喜びして、綾小路がガブリエルに抱きついて熱い抱擁を交わしたり……。初めにドラマに登場したときは、厳粛な雰囲気をまとっていた2人ですが、こんな人たちが学園のトップでいいのかと心配になるくらい、わちゃわちゃしていて見ていて楽しいシーンでした。

 見た目こそ、金髪にした南海キャンディーズの山ちゃんにしか見えない関口メンディーも、献身的に会長を支える側近という役柄を、見た目のインパクトに負けないくらい個性的に演じています。視聴者も「もう普段のメンれおwwwww」「会長もガブ様もかわいいよ……」「メンさん演技うまくない?」と大興奮のようです。

 乙女系作品で新規ファン獲得を狙いつつ、既存ファンのニーズにも応える姿、さすがLDHさんだなぁと思った次第です。はい。

 

■TAKAHIRO&岩田剛典が出演の可能性!?

 今話では、後に王子たちが争うこととなる「伝説の王子選手権」についても新たな情報が明かされました。理事長の実相寺(加藤諒)によれば、伝説の王子は過去に2人存在し、次の争いで決まるのが、「三代目伝説の王子」。三代目J Soul Brothersみたいな語感です。

 初代は現王丸修吾、二代目は龍崎恭也という王子らしいのですが、ドラマが始まる以前から、特報映像でチラッと映った肖像画に使われている画像が、LDHが誇る2大イケメン・TAKAHIROと岩田剛典であるとファンの間で話題になっていたため、今話を見て、二人の出演を期待する声がふつふつと上がっているようです。

 前作の『HiGH&LOW』もそうでしたが、ドラマのシーズン2で、シリーズの始まりを担う伝説のチーム「MUGEN」の過去が描かれ映画へと発展していったように、初代王子・TAKAHIRO(仮)と二代目王子・岩田剛典(仮)の回想シーンだったり、スピンオフの製作なんかも期待できるかもしれません。公式ではまだ何も発表されていませんが、あからさまに匂わせているので、期待しながら続報を待ちたいところです。

 

■果音がほっぺをつねる意味は?

 気になるのが、果音が奏と接しているときだけ、自分の頬をむぎゅっとつねること。照れ隠しなのか、夢ではなく現実の出来事だと実感するための行動なのか……。相変わらず果音サイドの気持ちは一切語られないし、王子主導のストーリーとなっているため、果音については“母親を亡くし、父親が作った借金の返済のためバイトをいくつも掛け持ちしている苦学生”ということと、“クールな性格”“意外にも喫煙者”ということくらいしかわかりません。

 全10回のドラマだとすると、残りはあと3話になるわけですが、「Team3B」の面々もまだ登場していないので、もろもろの伏線は映画に残し、ドラマでは王子たちのこじらせっぷりを描ききることになりそうです。

 今夜放送の8話では、Team奏、生徒会、ネクストの面々に「すごい王子率の高さじゃないか……」と目を輝かせていた先生王子・結城(町田啓太/劇団EXILE)のメイン回となる模様。「その席は、僕のものだ」とドヤ顔をキメていた先生が、なぜそこまで伝説の王子選手権に固執するのかが明らかになるとのことなので、初代や二代目の肖像画にも注目しつつ、テレビにかじりつきたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

ジェネファン歓喜の『PRINCE OF LEGEND』7話 先輩・TAKAHIRO&岩田剛典の出演に期待高まる!

 LDHが手がける“プリンスバトルプロジェクト”の一つとして毎週水曜深夜に放送中の『PRINCE OF LEGEND』(日本テレビ系)。14日深夜放送の7話は、GENERATIONSファン大喜びのストーリーが展開されました。

 ということで、今週もあらすじから振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

■Episode7「君の名は忘れない この世代(ジェネレーション)の王子は私だ」

 転校の手続きのために学園にやってきたセレブ王子・朱雀奏(片寄涼太/GENERATIONS from EXILE TRIBE)は、聖ブリリアント学園の生徒会長王子・綾小路葵(佐野玲於/同)から、成瀬果音(白石聖)にプロポーズしたと聞かされ、「果音は僕のプリンセスです」と戦線布告。奏は異母兄弟であるヤンキー王子・京極尊人(鈴木伸之/劇団EXILE)との相続争いのために、好きでもない果音をかけて勝負をしているのですが、そうとは知らずの綾小路は思わず、奏に中指を立てます。

 2人には過去にある出来事がありました。幼い頃から「神童」と呼ばれ、学園でも生徒会長として生徒たちからの人望も厚く、由緒正しき家柄に生まれ伝統芸能を嗜み、マッチョな体にも自信アリ。欠点を挙げるなら、人の名前を覚えられないことくらいな綾小路は、同世代には敵なしだと思い込んでいたそうです。

 しかし、2年前のパーティーで、自分へ向けられていた女子たちの視線を一気にかっさらった奏に嫉妬し、初めて挫折を味わいました。彼が果音にプロポーズまがいの告白をしたのは、彼女のことが好きだったわけではなく、因縁の相手である奏に勝つため。果音にはそれを見透かされ、告白は失敗してしまったワケですが……。

 その果音はというと、「俺が果音さんを守る!」と告白してきた後輩の天堂光輝(吉野北人/THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)や、日浦海司(藤原樹/同)、小田島陸(長谷川慎/同)の3人のダンス王子たちからつきまとわれてウンザリ気味。

 と、そこへ現れた奏、果音に転入してくることを告げ、「いい子で待ってるんだよ、クソ果音」と頭に手を置きます。一瞬面食らった果音は「待ってるわけないじゃないですか、クソ王子!」と吐き捨て去って行きました。キーッと顔をしかめて怒りを露わにする奏を、第一側近のメガネ王子・誠一郎(塩野瑛久)がなだめます。

 果音が向かった先に、今度は綾小路がやってきました。一度フラれている綾小路ですが、「女性の名前を覚えたのは君が初めてです。運命としか思えない」「動機は不純でした。でも、名前を覚えた今、君にときめいています」と全く懲りていません。奏もやってきて、「僕たちはライバルですね」と、2人は微笑み合いながら握手を交わします。

 するとそこへ「俺が果音さんを守るんで」と、天堂が割って入り、もはやカオス状態。果音そっちのけで王子たちが小競り合いを始め、「バッカじゃないの」と冷めた様子で果音は学校を後にしました。

■“ジェネが大渋滞”だった7話

 タイトルにもあるように、今回は奏役の片寄くんと綾小路役の佐野くんというGENERATIONSメンバーがフィーチャーされた今回。ネット上でもファンから喜びの声が上がっていました。

 特にその声が多かったのが、綾小路と金髪SP王子のガブリエル笹塚(関口メンディー)の生徒会コンビのシーン。奏に中指を立てる綾小路を慌てて制止したり、果音の名前を覚えたくらいで大喜びして、綾小路がガブリエルに抱きついて熱い抱擁を交わしたり……。初めにドラマに登場したときは、厳粛な雰囲気をまとっていた2人ですが、こんな人たちが学園のトップでいいのかと心配になるくらい、わちゃわちゃしていて見ていて楽しいシーンでした。

 見た目こそ、金髪にした南海キャンディーズの山ちゃんにしか見えない関口メンディーも、献身的に会長を支える側近という役柄を、見た目のインパクトに負けないくらい個性的に演じています。視聴者も「もう普段のメンれおwwwww」「会長もガブ様もかわいいよ……」「メンさん演技うまくない?」と大興奮のようです。

 乙女系作品で新規ファン獲得を狙いつつ、既存ファンのニーズにも応える姿、さすがLDHさんだなぁと思った次第です。はい。

 

■TAKAHIRO&岩田剛典が出演の可能性!?

 今話では、後に王子たちが争うこととなる「伝説の王子選手権」についても新たな情報が明かされました。理事長の実相寺(加藤諒)によれば、伝説の王子は過去に2人存在し、次の争いで決まるのが、「三代目伝説の王子」。三代目J Soul Brothersみたいな語感です。

 初代は現王丸修吾、二代目は龍崎恭也という王子らしいのですが、ドラマが始まる以前から、特報映像でチラッと映った肖像画に使われている画像が、LDHが誇る2大イケメン・TAKAHIROと岩田剛典であるとファンの間で話題になっていたため、今話を見て、二人の出演を期待する声がふつふつと上がっているようです。

 前作の『HiGH&LOW』もそうでしたが、ドラマのシーズン2で、シリーズの始まりを担う伝説のチーム「MUGEN」の過去が描かれ映画へと発展していったように、初代王子・TAKAHIRO(仮)と二代目王子・岩田剛典(仮)の回想シーンだったり、スピンオフの製作なんかも期待できるかもしれません。公式ではまだ何も発表されていませんが、あからさまに匂わせているので、期待しながら続報を待ちたいところです。

 

■果音がほっぺをつねる意味は?

 気になるのが、果音が奏と接しているときだけ、自分の頬をむぎゅっとつねること。照れ隠しなのか、夢ではなく現実の出来事だと実感するための行動なのか……。相変わらず果音サイドの気持ちは一切語られないし、王子主導のストーリーとなっているため、果音については“母親を亡くし、父親が作った借金の返済のためバイトをいくつも掛け持ちしている苦学生”ということと、“クールな性格”“意外にも喫煙者”ということくらいしかわかりません。

 全10回のドラマだとすると、残りはあと3話になるわけですが、「Team3B」の面々もまだ登場していないので、もろもろの伏線は映画に残し、ドラマでは王子たちのこじらせっぷりを描ききることになりそうです。

 今夜放送の8話では、Team奏、生徒会、ネクストの面々に「すごい王子率の高さじゃないか……」と目を輝かせていた先生王子・結城(町田啓太/劇団EXILE)のメイン回となる模様。「その席は、僕のものだ」とドヤ顔をキメていた先生が、なぜそこまで伝説の王子選手権に固執するのかが明らかになるとのことなので、初代や二代目の肖像画にも注目しつつ、テレビにかじりつきたいと思います。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

「涙腺崩壊」『僕らは奇跡でできている』仕事も恋もうまくいかない榮倉奈々に『けもなれ』新垣結衣より共感できるワケ

 高橋一生主演『僕らは奇跡でできている』(フジテレビ系)。13日放送の第6話の視聴率は6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)と、わずかではありますが、前回から0.4ポイントアップしました。

 物語も中盤に差し掛かったということで、これまでの数字の推移を見ると、第1話7.6%→第2話6.1%→第3話6.2%→第4話7.0%→第5話6.0%と、上がったり下がったりを繰り返しており、なかなかパッとしません。回を重ねるごとに評判を呼んでいるようですが、「面白いのに数字が取れない」という典型なのでしょうか……。ということで、今回もあらすじから振り返っていきたいと思います。

(前回までのレビューはこちらから)

■「森デート」再び

 前回、かかりつけの歯科クリニックの院長・水本先生(榮倉奈々)を誘って森へ出かけた相河(高橋)。「愛されたい」という本心に気づき思わず涙を流す水本先生ですが、相河はその理由がわからず、家に帰ってからもぼけーっと考えをめぐらせます。

 そんな中、世話焼きな家政婦の山田さん(戸田恵子)発案で、相河家で食事会を開くことに。鮫島教授(小林薫)や樫野木先生(要潤)、沼袋先生(児嶋一哉)ら大学の研究室の面々を呼ぶついでに、水本先生も誘っちゃえ! という魂胆です。しかし、「料理教室の予約をするつもりだから」と、誘いを断る水本先生。偶然にも、その日は彼女の誕生日で、きちんと話し合わないまま分かれてしまった元彼・雅也(和田琢磨)からの連絡を心のどこかで期待しているようでした。

 そうしてやってきた食事会の日。料理教室の空きがなく、クリニックの歯科衛生士・あかり(トリンドル玲奈)や祥子(玄覺悠子)とともに、渋々相河家を訪れる水本先生。話を聞きつけてやってきた熊野事務長(阿南健治)も交え、山田さんの美味しい手料理のおかげで食事会は意外にも盛り上がりを見せます。相河と水本先生はというと、2人をくっつけたい山田さんの作戦で、一緒に餃子を作ったりして、少しずつ壁がなくなってきたようす。

 翌日、水本先生が忘れていったハンカチをクリニックまで届けた相河は、森での涙の理由を問います。水本先生は「私と相河さんは違いますから」と直接的な理由は教えてくれなかったものの、真面目すぎる自分の性格に嫌気が差していることを打ち明けます。そんな彼女に相河は「自分をいじめてしまうんですね」と言葉をかけてあげました。

 後日、相河は樫野木先生と一緒に森へ出かけ、リスのための橋に屋根をつけてあげることに。手慣れた様子で作業を進める樫野木先生は、フィールドワークのせいで結婚生活をぶち壊してしまったそうです。相河が気になっていた離婚の原因はそれでした。

 その頃、クリニックでは、相河の年の離れた友達である虹一くん(川口和空)が「一輝くんの橋、渡ってくれたらいいな」と、リスの絵を描いていました。その様子に何かを思った水本先生は、その日の夜、相河の携帯に、「私も森に行っていいですか?」と電話をかけます。

 そうして次の週末に2人はリスの様子を見に行きますが、残念ながら、リスが橋を渡った形跡はありません。じっと橋を見つめる相河に、水本先生は元彼のことや自分のことをポツリポツリと話し出しました。

「本当は彼と別れたくなかったんです」

「自信がないんです。自信がないから自分がどうしたいかより、人にどう思われるかが重要で。こうしなきゃ、ああしなきゃって、そうやって自分をいじめてました」

「腕のいい歯科医って思われたくて留学して、審美歯科の技術を学んだり……」

「相河さんの言う通り、私はウサギです。自分はすごいって証明したいんですよ。本当は自信がないから」

「本当は自分が嫌いみたいです。どうしたら自分と仲良くなれるんですか?」

 相河はいつもの調子で「わかりません」と答えます。するとその時、一匹のリスが橋を渡っていきます。泣いている水本先生の腕をつかんで、「ものすごくうれしいです!」とぴょんぴょん飛び跳ねて喜ぶ相河につられて、水本先生も泣き笑い。あっちの世界とこっちの世界がつながった瞬間でした。

■ウサギ系女子・榮倉奈々に共感の声

 出会った当初、イソップ童話に出てくるウサギとカメに例えて、「先生はウサギっぽいです」「カメを見下すために走るんです。自分はすごいって証明したいんです」と相河に言われた水本先生。その時は否定していましたが、相河と接するうちに、少しずつ自分の本質に気がつくことができました。

 特に、ラストの森でのシーンでは、「育美先生の心情がわかりすぎて涙腺が崩壊」「相河先生のセリフがぐっさぐっさ刺さる」と視聴者たちも共感の声を上げていたようす。中には「けもなれの昌ちゃんには1ミリも共感できないけど育美先生には頑張って~先生好きだよ~!ってなる」といった声も。

 確かに、日本テレビ系で水曜22時から放送中の『獣になれない私たち』でも、仕事に恋愛に頑張っているけど報われない、ストレスまみれの主人公・晶を新垣結衣が演じていますが、あちらはリアルな描写の連続でただただしんどくなる内容。彼氏の浮気相手をなんやかんや受け入れてしまう姿に、「お人よしすぎ!」との声が上がるなど、視聴者の共感はあまり得られていない印象です。

 そういった意味では、このドラマは職場でパワハラが頻発していたり、彼氏の家には元カノが棲みついている挙句、知り合いの元カノと浮気していたり、劇的な何かが起こるわけではありませんが、今回のように、ツンケンしていて強そうにも見える水本先生が、相河の言葉によって徐々に心を開いて弱さを見せたり、そういう感情の動きや人物描写が丁寧に描かれているように思います。数字のわりにこのドラマが支持されているのは、そういったところにあるんじゃないでしょうか。

 相河と水本先生の目の前でリスが橋を渡ったのも、都合が良すぎるように思えたりしますが、相河が言葉で何か伝えるよりも、奇跡に近い出来事を目の当たりにしたことで、水本先生の心は救われたのだと思います。たぶん。

 

■52Hzで鳴くクジラ=相河

 今話で良かったなぁと思うのが、 前回、おじいちゃん(田中泯)に「光の中に他の人が入る。それもまたいいんじゃないか?」と言われた相河が、「あれ、思ってたより大丈夫そうだよ」とおじいちゃんに話したシーン。普段から言葉数が多いほうではないおじいちゃんは、「そうか」と返すのみでしたが、たった3文字にうれしい気持ちが込められているようでした。

 相河の変化に気づいているのは、鮫島教授も同じです。教授は食事会で、みんなに30年ほど前に見つかったという52Hzで鳴くクジラの話をしました。周波数が違うから、他のクジラとはコミュニケーションが取れない。自由なのか、孤独なのか、そもそも自由とか孤独の概念のない世界に住んでいるのかもわからない。でも、年々周波数が変化していることを、鮫島教授は、「成長している証し」と言いました。きっとこのクジラは相河のこと差しているんだと思います。

 この話を、樫野木先生や熊野事務長が聞き流していたのがとってもリアルだったし、反対に山田さんが後ろでうなずきながら興味深そうに聞いていたのも、相河との関係性がにじみ出ているように思ったし、“第三者”と“当事者”というのが見てとれた印象的なシーンでした。前回のレビューでも書きましたが、そういう説明的になり過ぎない描写がこの作品の良さでもあるんじゃないでしょうか。

 さて、今夜放送の第7話では、虹一くんが再び騒動を巻き起こし、相河が虹一くんの母親・涼子(松本若菜)の怒りを買ってしまいそうなニオイがプンプン……。未だ謎に包まれたままの相河の過去も明らかになるそうです。今話で明かされた相河がタコを食べられない理由も、彼の過去に何か関係していそうなので、これからますます目が離せなくなりそうな予感です。

(文=どらまっ子TAROちゃん)

織田裕二『SUITS/スーツ』第6話 ハッカーが困った案件をすべて解決!いくら何でも反則過ぎるだろ!

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第6話。「消えた20億円の謎!敵は巨大投資詐欺グループ」

(前回までのレビューはこちらから)

■「投資詐欺」と「親子げんか」案件

 今回は「投資詐欺で20億円騙し取られた件」と「親子げんかで一億円盗まれた件」が同時進行していた。

「投資詐欺」は、甲斐正午(織田裕二)と蟹江貢(小手伸也)がタッグを組んで担当。

 内海財団の会長・内海真須美(ジュディ・オング)がインドネシアに発電所を建設するという轟ファイナンスに20億円投資したものの計画は頓挫。そのまま返ってこない金を取り戻したいとのこと。

 轟ファイナンスは、破産の申し立てをしているため3000万円しか返せないという。しかし、最初から真須美から金を騙し取り計画倒産をするつもりだった可能性もあり、証拠を掴むために資金の流れを探ることに。

 一方の「親子げんか」は、鈴木大輔(中島裕翔)が担当。

 リゾート開発会社・アテナリゾート会長の藤原一輝(大澄賢也)の娘が、社員証を偽造して会社に侵入。さらに口座をハッキングして、1億円以上を別口座に移していたというのだ。

 

■蟹江とのコンビで甲斐の存在感が消える

 日本を代表する資産家である真須美からの依頼ということで、幸村チカ(鈴木保奈美)ははりきって甲斐と蟹江という事務所のエース級を組ませたものの、普段から反発し合っているふたり。いきなりコンビを組まされても上手くいくはずもない。

 蟹江が轟ファイナンスの経理部長を詰問していたら持病で倒れ、そのまま死んじゃったり、資金の流れを掴むため相手方弁護士のアソシエイトを脅し、裏帳簿を入手したと思ったら、ダミーの帳簿だったり……(結局それは相手方のブラフで本物だったのだが)。

 熱血漢で、真贋見極めないまま体当たりで案件にぶつかっていくタイプだ。

「勝つためなら手段を選ばない弁護士」という触れ込みの甲斐だが、そのキャッチフレーズ、蟹江の方がよっぽどふさわしいんじゃないだろうか。

 甲斐の方は、いろいろと考えを巡らせてはいたものの、要は何をやっているのかよく分からないまま。キャラが濃厚すぎる蟹江とコンビを組んだことによって、甲斐の影がオフホワイトくらい極薄となってしまった。

 そして、大輔が担当した「親子げんか」案件。

 藤原の娘・華名(佐久間由衣)に会いに行き、事情を聞き出したところ、父親の会社が環境審査のデータをごまかして小さな島にホテルを建設したことに反発しており、ハッキングで盗み取った1億円は島の住人たちに還元するつもりだという。

 メチャクチャ青臭い上にハッカー!

 華名の、ショートカットにダブルのライダース。さらにガムをクチャクチャ噛んでいるというコーディネイト。謎のハッカー観に笑ってしまった。

 結局、華名が父親に反発していたのは、母親が闘病中だというのにリゾートホテルの建設に没頭していたのが許せなかったからだと判明。

 しかし、リゾートホテルの建設は母親の夢だったのだ。

 大輔から、藤原が妻の夢を叶えるために環境審査で不正をしてまでホテル建設を推し進めていたということを教えられ、和解をすることにした華名。

 ……いや、妻の夢だろうが何だろうが、環境審査をごまかしたのはアウトだと思うけど、それでいいの!?

■ハッカーが全部解決かよ……

 蟹江のミスもあり、膠着状態に陥っていた「投資詐欺」の案件も、何だかんだでスーパーハッカー・華名を仲間に引き入れたことで話はガンガン進んで行く。

 轟ファイナンス社長のクレジットカードの履歴や、轟ファイナンスの経理情報をハッキングして、シンガポールの銀行に資金を隠しているんじゃないかと突き止め、あとは甲斐と蟹江、大輔の3人が力を合わせて、どの銀行に資金を隠しているのかを特定。

 ……どうせなら、シンガポールの銀行もハッキングしてもらえば、もっとアッサリ解決したんじゃないの!?

 いがみあっている甲斐と蟹江による凸凹コンビの協力プレイなど、それなりに見どころはあった第6話だが、結局、案件自体はハッカーがすべて解決してしまい、弁護士たちが右往左往していたのは何だったんだ感も……。

 近年のドラマや映画、アニメなどでありがちな展開ではあるものの、難しい問題を解決するためにハッカーを使うのは反則だと思うのだ。いっくらなんでも万能過ぎる!

 サスペンスドラマにいきなりドラえもんが登場してきて秘密道具「ホームズ・セット」(シャーロック・ホームズみたいに推理ができる道具)を貸してくれた……くらいの掟破りだと思うのだが。

 このドラマにおいて、最大の懸念材料であった大輔の経歴詐称の件も、ハッカーがハーバード大学のアーカイブを書き換えることによってサクッと解決。

 もう何でもアリっすね。

 それに比べて、大輔の「完全記憶能力」の活かされてなさよ……。時々、思い出したかのようにチョロッと使われてはいるものの、「たまたまその時、スマホで動画を撮っていた」くらいのことで代替できる程度の使われ方しかしていない。

 甲斐も、経歴詐称させてまで大輔を雇うくらいなら、ハッカーを雇った方がよっぽど役に立つんじゃないだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

 

織田裕二『SUITS/スーツ』第6話 ハッカーが困った案件をすべて解決!いくら何でも反則過ぎるだろ!

『SUITS/スーツ』(フジテレビ系)第6話。「消えた20億円の謎!敵は巨大投資詐欺グループ」

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■「投資詐欺」と「親子げんか」案件

 今回は「投資詐欺で20億円騙し取られた件」と「親子げんかで一億円盗まれた件」が同時進行していた。

「投資詐欺」は、甲斐正午(織田裕二)と蟹江貢(小手伸也)がタッグを組んで担当。

 内海財団の会長・内海真須美(ジュディ・オング)がインドネシアに発電所を建設するという轟ファイナンスに20億円投資したものの計画は頓挫。そのまま返ってこない金を取り戻したいとのこと。

 轟ファイナンスは、破産の申し立てをしているため3000万円しか返せないという。しかし、最初から真須美から金を騙し取り計画倒産をするつもりだった可能性もあり、証拠を掴むために資金の流れを探ることに。

 一方の「親子げんか」は、鈴木大輔(中島裕翔)が担当。

 リゾート開発会社・アテナリゾート会長の藤原一輝(大澄賢也)の娘が、社員証を偽造して会社に侵入。さらに口座をハッキングして、1億円以上を別口座に移していたというのだ。

 

■蟹江とのコンビで甲斐の存在感が消える

 日本を代表する資産家である真須美からの依頼ということで、幸村チカ(鈴木保奈美)ははりきって甲斐と蟹江という事務所のエース級を組ませたものの、普段から反発し合っているふたり。いきなりコンビを組まされても上手くいくはずもない。

 蟹江が轟ファイナンスの経理部長を詰問していたら持病で倒れ、そのまま死んじゃったり、資金の流れを掴むため相手方弁護士のアソシエイトを脅し、裏帳簿を入手したと思ったら、ダミーの帳簿だったり……(結局それは相手方のブラフで本物だったのだが)。

 熱血漢で、真贋見極めないまま体当たりで案件にぶつかっていくタイプだ。

「勝つためなら手段を選ばない弁護士」という触れ込みの甲斐だが、そのキャッチフレーズ、蟹江の方がよっぽどふさわしいんじゃないだろうか。

 甲斐の方は、いろいろと考えを巡らせてはいたものの、要は何をやっているのかよく分からないまま。キャラが濃厚すぎる蟹江とコンビを組んだことによって、甲斐の影がオフホワイトくらい極薄となってしまった。

 そして、大輔が担当した「親子げんか」案件。

 藤原の娘・華名(佐久間由衣)に会いに行き、事情を聞き出したところ、父親の会社が環境審査のデータをごまかして小さな島にホテルを建設したことに反発しており、ハッキングで盗み取った1億円は島の住人たちに還元するつもりだという。

 メチャクチャ青臭い上にハッカー!

 華名の、ショートカットにダブルのライダース。さらにガムをクチャクチャ噛んでいるというコーディネイト。謎のハッカー観に笑ってしまった。

 結局、華名が父親に反発していたのは、母親が闘病中だというのにリゾートホテルの建設に没頭していたのが許せなかったからだと判明。

 しかし、リゾートホテルの建設は母親の夢だったのだ。

 大輔から、藤原が妻の夢を叶えるために環境審査で不正をしてまでホテル建設を推し進めていたということを教えられ、和解をすることにした華名。

 ……いや、妻の夢だろうが何だろうが、環境審査をごまかしたのはアウトだと思うけど、それでいいの!?

■ハッカーが全部解決かよ……

 蟹江のミスもあり、膠着状態に陥っていた「投資詐欺」の案件も、何だかんだでスーパーハッカー・華名を仲間に引き入れたことで話はガンガン進んで行く。

 轟ファイナンス社長のクレジットカードの履歴や、轟ファイナンスの経理情報をハッキングして、シンガポールの銀行に資金を隠しているんじゃないかと突き止め、あとは甲斐と蟹江、大輔の3人が力を合わせて、どの銀行に資金を隠しているのかを特定。

 ……どうせなら、シンガポールの銀行もハッキングしてもらえば、もっとアッサリ解決したんじゃないの!?

 いがみあっている甲斐と蟹江による凸凹コンビの協力プレイなど、それなりに見どころはあった第6話だが、結局、案件自体はハッカーがすべて解決してしまい、弁護士たちが右往左往していたのは何だったんだ感も……。

 近年のドラマや映画、アニメなどでありがちな展開ではあるものの、難しい問題を解決するためにハッカーを使うのは反則だと思うのだ。いっくらなんでも万能過ぎる!

 サスペンスドラマにいきなりドラえもんが登場してきて秘密道具「ホームズ・セット」(シャーロック・ホームズみたいに推理ができる道具)を貸してくれた……くらいの掟破りだと思うのだが。

 このドラマにおいて、最大の懸念材料であった大輔の経歴詐称の件も、ハッカーがハーバード大学のアーカイブを書き換えることによってサクッと解決。

 もう何でもアリっすね。

 それに比べて、大輔の「完全記憶能力」の活かされてなさよ……。時々、思い出したかのようにチョロッと使われてはいるものの、「たまたまその時、スマホで動画を撮っていた」くらいのことで代替できる程度の使われ方しかしていない。

 甲斐も、経歴詐称させてまで大輔を雇うくらいなら、ハッカーを雇った方がよっぽど役に立つんじゃないだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

 

『下町ロケット』第6話 悪役たちが“顔面パレード”する後半戦スタート!! 変人・軽部に恋の予感か

 鍋料理の後のおじやのように味わい深い、オジさん俳優たちが大挙出演する熱血理系ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。今週もいい出汁加減です。阿部寛演じる佃社長の道楽みたいなものだったロケット開発ですが、新章「ヤタガラス編」に突入し、具体的なビジネスへと展開していくことになります。高齢化、労働者不足が叫ばれる日本社会に、新しい希望をもたらすことになりそうです。さっそく、『下町ロケット ヤタガラス』第6話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

「けったくそ、悪い話だなぁッ」。理系ならではの変人キャラ・軽部(徳重聡)が2週間ぶりの登場です。ベンチャー企業「ギアゴースト」の伊丹社長(尾上菊之助)が佃社長(阿部寛)を裏切って、ライバル社「ダイダロス」と資本提携したことが「佃製作所」の社員全員に知らされます。ひねくれ者と思われている軽部ですが、社員みんなの気持ちを率直に代弁するのでした。

 今週の軽部の台詞はこのひと言だけでしたが、その後もなかなかの挙動不審ぶりで楽しませてくれました。「ギアゴースト」を退職した副社長・島津(イモトアヤコ)が「佃製作所」へ最後のあいさつに訪れたのですが、立花(竹内涼真)やアキ(朝倉あき)は「一緒にやりましょうよ」と「佃製作所」に再就職することを勧めます。普段はぶっきらぼうな軽部ですが、天才エンジニアである島津の実直な仕事ぶりには好意を抱いています。無言ながらも、子犬のようなつぶらな瞳で、「島ちゃん、一緒に働こうよ♪」とアイコンタクトを懸命に送る軽部でした。

 苦労を共にしてきた伊丹社長から用済み扱いされた島津ですが、捨てる神あれば拾う神ありです。変人と天才との間で恋は芽生えるのでしょうか。池井戸潤の原作小説にはなかったサイドストーリーに俄然注目です。

 

■夢は現実化するとノルマに変わる!?

 ロケット開発の現場から外された「帝国重工」の財前部長(吉川晃司)の新しい部署は「企画推進部」でした。ロケットに関わる周辺ビジネスを考える部署のようです。そこで財前部長が閃いたアイデアは、人工衛星による測位情報を利用した無人農業ロボットの実用化でした。この農業ロボットが全国に普及すれば、高齢化が進む日本の農業を救うことができるのです。単なる道楽と思われていたロケットの打ち上げが、日本の第一次産業に大革命をもたらすことになるのです。財前部長から農業ロボット用のエンジンとトランスミッションの提供を頼まれ、佃社長の鼻息はいつになく強めです。

 佃社長はエンジンとトランスミッションの開発に加え、もうひとつ重要なミッションを託されます。農業ロボット研究の第一人者である北海道農業大学の野木教授(森崎博之)を、このプロジェクトに巻き込んでほしいというものでした。野木教授は佃社長の大学時代の親友です。北海道で久々の再会を果たした佃社長と野木教授は、学生たちと一緒にキャンパス内での宴会を楽しむのでした。北海道で生まれた「TEAM NACS」のリーダー・森崎だけに、ジンギスカン鍋を囲む姿がよく似合います。

 ところがビジネスの話になると、野木教授の顔色がサッと変わるではありませんか。以前、「キーシン」というベンチャー企業から共同開発を持ち掛けられ、情報を盗まれるという痛い目にあっていたのです。金儲けのために自分の研究が利用されることを嫌った野木教授は、名台詞を吐くのでした。「企業と組むことで、夢は目標となり、ノルマに変わる」と。この名言を話す相手が現われる日を、野木教授はずっと待っていたようです。

 しかし、佃社長も自社の存続が掛かっているので、「そりゃ、そうですね」と引き下がるわけにもいきません。学会で上京してきた野木教授を「いいものを見せてやる」と誘い、「帝国重工」へと強制的に連行するのでした。佃社長の「いいもの」とは、「帝国重工」と「佃製作所」が共同で開発しているロケット用新型バルブの実験現場でした。会社の垣根を越えて、開発チームのメンバーたちが共に汗を流しています。BGMは英国合唱団「LIBERA」が歌う中島みゆきの名曲「ヘッドライト・テールライト」。佃社長の「彼らにはノルマを乗り越える歓びがあるんだ」という言葉に、ついついうなずいてしまう野木教授でした。一流詐欺師のような佃社長の見事な手口に、若干の恐ろしさを覚えます。

 

■悪の貴公子、さっそうと登場!

 池畑慎之介演じる悪徳弁護士・中川は刑務所送りとなりましたが、新章スタートに合わせて新しい悪役たちがぞろぞろと姿を見せました。「ダイダロス」の重田社長(古舘伊知郎)のもとに、野木教授から情報を盗んだ「キーシン」の戸川社長(甲本雅裕)、広報担当の北堀(モロ師岡)が顔をそろえます。これにダースベイダー化した「ギアゴースト」の伊丹社長が加わり、悪のマシン軍団の完成です。カメラは丁寧に、一人ひとりの悪党づらをクローズアップで映して見せます。オジさん俳優たちは、みんな悪いことがしたくて堪らないといった風情です。『下町ロケット』はサラリーマン版『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)なのかもしれません。

 美味しい悪役をオジさん俳優たちだけに独占させるのは、もったいないというものです。「佃製作所」を退職して、新潟県燕市にある実家の農業を継いだ殿村(立川談春)ですが、故障しがちな古いトラクターに頭を抱えている殿村の前に、さっそうと悪役界の貴公子が現われるのでした。ミュージカル『テニスの王子様』や『エリザベート』『モーツァルト!』など、ミュージカル界で活躍する古川雄大の出番です。

 農林協に勤める大農家の三男坊である吉井(古川雄大)は、殿村家の自家米が農林協を遠さずに消費者に直売されていることが気に入りません。トラクターの故障箇所を見ていた佃社長を「こんな、修理のおっさん」呼ばわりした挙げ句、「米の品質なんて、客に分かるわけないだろ。米なんて、喰えりゃいいの」と農林協の職員とは思えない大暴言を吐くのでした。そのくせ、殿村から「あんたみたいな人がいると、米がまずくなる」と怒鳴られると、すたこらと退散していきます。とてもライトな小悪党ぶりは、古舘伊知郎率いる悪のマシン軍団とは違った軽やかなフレーバーで視聴者を楽しませてくれます。
 
 タレントの好感度ランキングがもてはやされた時期は、テレビドラマでも映画でも悪役をやると好感度が下がり、CMの仕事が来なくなってしまうという底の浅い理由から、俳優たちが悪役をやりたがらないというつまらない風潮がありましたが、北野武監督の『アウトレイジ』(10年)がヒットしたあたりから、風向きが変わってきたようです。俳優はダークサイド側の人間も演じられてこそ一人前です。うさん臭い芸能プロダクションの社長役のモロ師岡は、北野監督の名作『キッズ・リターン』(96年)では才能ある新人ボクサー(安藤政信)に酒と下剤を教えて潰してしまうロートルボクサーを好演しました。こういうアクのある俳優がいることで、いい出汁加減のドラマができるのです。甘い夢を語る、いい人たちだらけでは社会もドラマも回りません。

 新章スタートとなった第6話の視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。福澤克雄チーフディレクターの演出により、前回の12.7%からちょい数字が回復しました。佃社長が言った「ノルマを乗り越える歓びがある」という台詞は、野木教授だけでなく、TBSのドラマ班にも向けた言葉でもあるようです。平均視聴率18.5%を記録した前シリーズに、どこまで後半戦は迫ることができるのか。軽部の恋の行方と共に注目したいと思います。
(文=長野辰次)

『下町ロケット』第6話 悪役たちが“顔面パレード”する後半戦スタート!! 変人・軽部に恋の予感か

 鍋料理の後のおじやのように味わい深い、オジさん俳優たちが大挙出演する熱血理系ドラマ『下町ロケット』(TBS系)。今週もいい出汁加減です。阿部寛演じる佃社長の道楽みたいなものだったロケット開発ですが、新章「ヤタガラス編」に突入し、具体的なビジネスへと展開していくことになります。高齢化、労働者不足が叫ばれる日本社会に、新しい希望をもたらすことになりそうです。さっそく、『下町ロケット ヤタガラス』第6話を振り返ってみましょう。

(前回までのレビューはこちらから)

「けったくそ、悪い話だなぁッ」。理系ならではの変人キャラ・軽部(徳重聡)が2週間ぶりの登場です。ベンチャー企業「ギアゴースト」の伊丹社長(尾上菊之助)が佃社長(阿部寛)を裏切って、ライバル社「ダイダロス」と資本提携したことが「佃製作所」の社員全員に知らされます。ひねくれ者と思われている軽部ですが、社員みんなの気持ちを率直に代弁するのでした。

 今週の軽部の台詞はこのひと言だけでしたが、その後もなかなかの挙動不審ぶりで楽しませてくれました。「ギアゴースト」を退職した副社長・島津(イモトアヤコ)が「佃製作所」へ最後のあいさつに訪れたのですが、立花(竹内涼真)やアキ(朝倉あき)は「一緒にやりましょうよ」と「佃製作所」に再就職することを勧めます。普段はぶっきらぼうな軽部ですが、天才エンジニアである島津の実直な仕事ぶりには好意を抱いています。無言ながらも、子犬のようなつぶらな瞳で、「島ちゃん、一緒に働こうよ♪」とアイコンタクトを懸命に送る軽部でした。

 苦労を共にしてきた伊丹社長から用済み扱いされた島津ですが、捨てる神あれば拾う神ありです。変人と天才との間で恋は芽生えるのでしょうか。池井戸潤の原作小説にはなかったサイドストーリーに俄然注目です。

 

■夢は現実化するとノルマに変わる!?

 ロケット開発の現場から外された「帝国重工」の財前部長(吉川晃司)の新しい部署は「企画推進部」でした。ロケットに関わる周辺ビジネスを考える部署のようです。そこで財前部長が閃いたアイデアは、人工衛星による測位情報を利用した無人農業ロボットの実用化でした。この農業ロボットが全国に普及すれば、高齢化が進む日本の農業を救うことができるのです。単なる道楽と思われていたロケットの打ち上げが、日本の第一次産業に大革命をもたらすことになるのです。財前部長から農業ロボット用のエンジンとトランスミッションの提供を頼まれ、佃社長の鼻息はいつになく強めです。

 佃社長はエンジンとトランスミッションの開発に加え、もうひとつ重要なミッションを託されます。農業ロボット研究の第一人者である北海道農業大学の野木教授(森崎博之)を、このプロジェクトに巻き込んでほしいというものでした。野木教授は佃社長の大学時代の親友です。北海道で久々の再会を果たした佃社長と野木教授は、学生たちと一緒にキャンパス内での宴会を楽しむのでした。北海道で生まれた「TEAM NACS」のリーダー・森崎だけに、ジンギスカン鍋を囲む姿がよく似合います。

 ところがビジネスの話になると、野木教授の顔色がサッと変わるではありませんか。以前、「キーシン」というベンチャー企業から共同開発を持ち掛けられ、情報を盗まれるという痛い目にあっていたのです。金儲けのために自分の研究が利用されることを嫌った野木教授は、名台詞を吐くのでした。「企業と組むことで、夢は目標となり、ノルマに変わる」と。この名言を話す相手が現われる日を、野木教授はずっと待っていたようです。

 しかし、佃社長も自社の存続が掛かっているので、「そりゃ、そうですね」と引き下がるわけにもいきません。学会で上京してきた野木教授を「いいものを見せてやる」と誘い、「帝国重工」へと強制的に連行するのでした。佃社長の「いいもの」とは、「帝国重工」と「佃製作所」が共同で開発しているロケット用新型バルブの実験現場でした。会社の垣根を越えて、開発チームのメンバーたちが共に汗を流しています。BGMは英国合唱団「LIBERA」が歌う中島みゆきの名曲「ヘッドライト・テールライト」。佃社長の「彼らにはノルマを乗り越える歓びがあるんだ」という言葉に、ついついうなずいてしまう野木教授でした。一流詐欺師のような佃社長の見事な手口に、若干の恐ろしさを覚えます。

 

■悪の貴公子、さっそうと登場!

 池畑慎之介演じる悪徳弁護士・中川は刑務所送りとなりましたが、新章スタートに合わせて新しい悪役たちがぞろぞろと姿を見せました。「ダイダロス」の重田社長(古舘伊知郎)のもとに、野木教授から情報を盗んだ「キーシン」の戸川社長(甲本雅裕)、広報担当の北堀(モロ師岡)が顔をそろえます。これにダースベイダー化した「ギアゴースト」の伊丹社長が加わり、悪のマシン軍団の完成です。カメラは丁寧に、一人ひとりの悪党づらをクローズアップで映して見せます。オジさん俳優たちは、みんな悪いことがしたくて堪らないといった風情です。『下町ロケット』はサラリーマン版『渡る世間は鬼ばかり』(TBS系)なのかもしれません。

 美味しい悪役をオジさん俳優たちだけに独占させるのは、もったいないというものです。「佃製作所」を退職して、新潟県燕市にある実家の農業を継いだ殿村(立川談春)ですが、故障しがちな古いトラクターに頭を抱えている殿村の前に、さっそうと悪役界の貴公子が現われるのでした。ミュージカル『テニスの王子様』や『エリザベート』『モーツァルト!』など、ミュージカル界で活躍する古川雄大の出番です。

 農林協に勤める大農家の三男坊である吉井(古川雄大)は、殿村家の自家米が農林協を遠さずに消費者に直売されていることが気に入りません。トラクターの故障箇所を見ていた佃社長を「こんな、修理のおっさん」呼ばわりした挙げ句、「米の品質なんて、客に分かるわけないだろ。米なんて、喰えりゃいいの」と農林協の職員とは思えない大暴言を吐くのでした。そのくせ、殿村から「あんたみたいな人がいると、米がまずくなる」と怒鳴られると、すたこらと退散していきます。とてもライトな小悪党ぶりは、古舘伊知郎率いる悪のマシン軍団とは違った軽やかなフレーバーで視聴者を楽しませてくれます。
 
 タレントの好感度ランキングがもてはやされた時期は、テレビドラマでも映画でも悪役をやると好感度が下がり、CMの仕事が来なくなってしまうという底の浅い理由から、俳優たちが悪役をやりたがらないというつまらない風潮がありましたが、北野武監督の『アウトレイジ』(10年)がヒットしたあたりから、風向きが変わってきたようです。俳優はダークサイド側の人間も演じられてこそ一人前です。うさん臭い芸能プロダクションの社長役のモロ師岡は、北野監督の名作『キッズ・リターン』(96年)では才能ある新人ボクサー(安藤政信)に酒と下剤を教えて潰してしまうロートルボクサーを好演しました。こういうアクのある俳優がいることで、いい出汁加減のドラマができるのです。甘い夢を語る、いい人たちだらけでは社会もドラマも回りません。

 新章スタートとなった第6話の視聴率は13.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でした。福澤克雄チーフディレクターの演出により、前回の12.7%からちょい数字が回復しました。佃社長が言った「ノルマを乗り越える歓びがある」という台詞は、野木教授だけでなく、TBSのドラマ班にも向けた言葉でもあるようです。平均視聴率18.5%を記録した前シリーズに、どこまで後半戦は迫ることができるのか。軽部の恋の行方と共に注目したいと思います。
(文=長野辰次)

『ドロ刑』主演・中島健人の悪目立ちを減らし“遠藤憲一vs中村倫也”の構図でおもしろみが増す!?

 ジャニーズの人気グループ・Sexy Zoneの中島健人が主演するドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)の第5話が10日に放送され、平均視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から横ばいとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 新設されてから幾日かが過ぎ、チームとして機能し始めた13係ですが、元捜査一課の刑事・皇子山隆俊(中村倫也)だけは非協力的。その底意を探るべく、係長の鯨岡千里(稲森いずみ)は、お調子者の斑目勉(中島)を“エリートの仕事”とおだて、皇子山の内部調査に当たらせます。

 そのおだてを真に受けた班目は、いつものバーで伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)に自慢をするのですが、そこへ皇子山が姿を現します。自身の身辺を皇子山が嗅ぎ回っていることを知る煙鴉は、「色眼鏡で世の中を見ていちゃ何も見えない」と謎の言葉を残し、店を後に。慌てて煙鴉を尾行する皇子山ですが、その途中の一軒家で老女が殺されているのを発見します。

 翌日、13係では次に追うネタ(事件)をメンバーが鯨岡にプレゼンするも、“犯人が小物すぎる”という理由でことごとくはねつけられてしまいます。そんな中、颯爽と登場した班目は、空き巣の常習犯“白昼の蝙蝠”こと東村洋介(三遊亭好楽)のネタを持ち込み、あっさり採用。鯨岡からの評価が上がり、さらに“エリートは皇子山の内部調査を優先”とおだてられた班目は、ますます増長するのでした。

 しかし、東村のアパートを張り込んだ宝塚瑤子(江口のりこ)と小平美希(石橋杏奈)は、高齢で目と脚が不自由な東村に空き巣は無理だと判断。実はこのネタ、捜査本部を立ち上げることで点数稼ぎをしようとした所轄刑事たちが、班目に持ち込んだものだったのです。そのことがバレたため、班目はひとりで張り込み部屋の撤収作業を行うことになるのですが、東村が祈るような仕草をしていることに気づき、ふと疑問を抱きます。

 一方、煙鴉の本性を暴こうと躍起になる皇子山のもとへ、ある日突然、その煙鴉から電話がかかってきます。煙鴉は住所だけを伝えるとすぐに通話を切ってしまうのですが、皇子山がその住所へ向かうと、またしても一軒家の中で殺害された老女の姿を発見するのでした。

 その頃、東村が何を祈っているのか気になる班目は、ひょんなことから東村と懇意になりアパートの室内へ招かれることに。しかしそこに仏壇はなく、ますます“祈り”の意味がわからなくなります。

「何かニオう」と感じた班目は煙鴉に相談。直感を信じて詳しく捜査をしてみろ、というアドバイスを受け、東村の身辺を本格的に調べ始めたところ、東村の捨てたゴミの中から大量の血液が付着したズボンを発見します。

 さらに班目は、一軒家で老女が殺害された事件との関連性も疑い、現場へ足を運びます。すると、鑑識捜査はすでに終わったハズなのに家の周囲にはまだ規制線が張り巡らされ、窓ガラスが割られていることに気がつきます。その事実と、一度悪事に手を染めたものは堅気になれず、腕が落ちればランクを落とした別の犯罪を行うようになる、という煙鴉の言葉とを照らし合わせて、東村の“祈り”の意味を悟るのでした。

 高齢のため昼間に仕事ができなくなった東村は、一軒家で身寄りのない老人が殺害された事件を探し、夜に空き巣に入るというスタイルに犯行方法を変えていたのです。血だらけのズボンは犯行時に付着したもので、祈りは死者に対するものだった。そのことに気づいた班目は、殺人事件があったばかりの家に皇子山と待ち伏せして東村を逮捕。一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、前回まではまるで中島健人のPR動画かのように、普段の王子系キャラを活かした演出が悪目立ちしたのですが、今回は皇子山VS煙鴉の構図がこれまで以上にハッキリ描かれるようになったので、ドラマにわずかに深みが出てきたような気がしました。

 闇の世界に孤独に生きる煙鴉と、彼に“大切な人”を殺された過去をもち、捜査に熱が入るあまり捜査一課をお払い箱になってもなお、逮捕に執念を燃やす皇子山。それぞれの役を遠藤憲一と中村倫也が上手く演じています。

 ちょっと残念なのは、皇子山に対してむっつりスケベ的なキャラを与えてしまったこと。これは本当に必要なかったと思います。コメディ要素として用意したのでしょうが、この無駄な設定によって、“愛する者のためにキャリアを捨てた”という一途な男の魅力が幾分か損なわれてしまっているのですよね。

 一方、これまでより若干、目立つシーンを奪われたカタチの中島ですが、それで影が薄くなったかといえばそうではないと思います。特に今回は、東村との祖父と孫的な交流、そしてその彼を逮捕しなければならないつらさなど、ハートフルな部分を担い、おいしい役回りを得たのではないかと感じました。次週以降も、今回のようなバランスでストーリー展開していくことを期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『ドロ刑』主演・中島健人の悪目立ちを減らし“遠藤憲一vs中村倫也”の構図でおもしろみが増す!?

 ジャニーズの人気グループ・Sexy Zoneの中島健人が主演するドラマ『ドロ刑 -警視庁捜査三課‐』(日本テレビ系)の第5話が10日に放送され、平均視聴率8.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回から横ばいとなりました。

(前回までのレビューはこちらから)

 新設されてから幾日かが過ぎ、チームとして機能し始めた13係ですが、元捜査一課の刑事・皇子山隆俊(中村倫也)だけは非協力的。その底意を探るべく、係長の鯨岡千里(稲森いずみ)は、お調子者の斑目勉(中島)を“エリートの仕事”とおだて、皇子山の内部調査に当たらせます。

 そのおだてを真に受けた班目は、いつものバーで伝説の大泥棒・煙鴉(遠藤憲一)に自慢をするのですが、そこへ皇子山が姿を現します。自身の身辺を皇子山が嗅ぎ回っていることを知る煙鴉は、「色眼鏡で世の中を見ていちゃ何も見えない」と謎の言葉を残し、店を後に。慌てて煙鴉を尾行する皇子山ですが、その途中の一軒家で老女が殺されているのを発見します。

 翌日、13係では次に追うネタ(事件)をメンバーが鯨岡にプレゼンするも、“犯人が小物すぎる”という理由でことごとくはねつけられてしまいます。そんな中、颯爽と登場した班目は、空き巣の常習犯“白昼の蝙蝠”こと東村洋介(三遊亭好楽)のネタを持ち込み、あっさり採用。鯨岡からの評価が上がり、さらに“エリートは皇子山の内部調査を優先”とおだてられた班目は、ますます増長するのでした。

 しかし、東村のアパートを張り込んだ宝塚瑤子(江口のりこ)と小平美希(石橋杏奈)は、高齢で目と脚が不自由な東村に空き巣は無理だと判断。実はこのネタ、捜査本部を立ち上げることで点数稼ぎをしようとした所轄刑事たちが、班目に持ち込んだものだったのです。そのことがバレたため、班目はひとりで張り込み部屋の撤収作業を行うことになるのですが、東村が祈るような仕草をしていることに気づき、ふと疑問を抱きます。

 一方、煙鴉の本性を暴こうと躍起になる皇子山のもとへ、ある日突然、その煙鴉から電話がかかってきます。煙鴉は住所だけを伝えるとすぐに通話を切ってしまうのですが、皇子山がその住所へ向かうと、またしても一軒家の中で殺害された老女の姿を発見するのでした。

 その頃、東村が何を祈っているのか気になる班目は、ひょんなことから東村と懇意になりアパートの室内へ招かれることに。しかしそこに仏壇はなく、ますます“祈り”の意味がわからなくなります。

「何かニオう」と感じた班目は煙鴉に相談。直感を信じて詳しく捜査をしてみろ、というアドバイスを受け、東村の身辺を本格的に調べ始めたところ、東村の捨てたゴミの中から大量の血液が付着したズボンを発見します。

 さらに班目は、一軒家で老女が殺害された事件との関連性も疑い、現場へ足を運びます。すると、鑑識捜査はすでに終わったハズなのに家の周囲にはまだ規制線が張り巡らされ、窓ガラスが割られていることに気がつきます。その事実と、一度悪事に手を染めたものは堅気になれず、腕が落ちればランクを落とした別の犯罪を行うようになる、という煙鴉の言葉とを照らし合わせて、東村の“祈り”の意味を悟るのでした。

 高齢のため昼間に仕事ができなくなった東村は、一軒家で身寄りのない老人が殺害された事件を探し、夜に空き巣に入るというスタイルに犯行方法を変えていたのです。血だらけのズボンは犯行時に付着したもので、祈りは死者に対するものだった。そのことに気づいた班目は、殺人事件があったばかりの家に皇子山と待ち伏せして東村を逮捕。一件落着となったのでした。

 さて感想ですが、前回まではまるで中島健人のPR動画かのように、普段の王子系キャラを活かした演出が悪目立ちしたのですが、今回は皇子山VS煙鴉の構図がこれまで以上にハッキリ描かれるようになったので、ドラマにわずかに深みが出てきたような気がしました。

 闇の世界に孤独に生きる煙鴉と、彼に“大切な人”を殺された過去をもち、捜査に熱が入るあまり捜査一課をお払い箱になってもなお、逮捕に執念を燃やす皇子山。それぞれの役を遠藤憲一と中村倫也が上手く演じています。

 ちょっと残念なのは、皇子山に対してむっつりスケベ的なキャラを与えてしまったこと。これは本当に必要なかったと思います。コメディ要素として用意したのでしょうが、この無駄な設定によって、“愛する者のためにキャリアを捨てた”という一途な男の魅力が幾分か損なわれてしまっているのですよね。

 一方、これまでより若干、目立つシーンを奪われたカタチの中島ですが、それで影が薄くなったかといえばそうではないと思います。特に今回は、東村との祖父と孫的な交流、そしてその彼を逮捕しなければならないつらさなど、ハートフルな部分を担い、おいしい役回りを得たのではないかと感じました。次週以降も、今回のようなバランスでストーリー展開していくことを期待したいと思います。
(文=大羽鴨乃)