竹内結子『QUEEN』が剥き出しにする差別……今回も“女の味方”を自称しながら女を貶めました

 竹内結子主演のドラマ『スキャンダル専門弁護士 QUEEN』(フジテレビ系)も第8話。今回も例にもれず、雑に時事ネタを撫でまわしてドブに捨てるようなストーリーを展開しました。視聴率は6.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)と、下がり続けています。志の低い作品が数字を獲らない状況を見ると、それはそれで安心するものです。

 振り返りましょう。

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今回は小保方さんと東京医大の不正入試問題でした

 サクッとやりましょう。何しろ「女の味方ですよ」みたいな顔して、とことん女(特に美人)を貶めてばかりのこのドラマ。今回はリケジョを雑に撫でまわしてドブに捨てました。

「FINISIS」なる革新的な治療キットの研究で世の耳目を集める美人研究者の和久井さん(森矢カンナ)は、今日もおっぱい強調ニットで取材対応に励んでいます。

 そんな和久井さんとコンビを組んで研究に勤しんでいるのが、こちらも女性研究者の柏木さん(伊藤麻実子)。伊藤麻実子ですから、当然“地味なブス”として描かれます。役割としては、美人の和久井さんがメディアに出て資金を集め、天才肌の柏木さんが研究に没頭できる環境を整えているといった状況。役割分担として成立していますし、2人もその分担に納得した上で研究を続けています。

 ところがこの2人に対し、早くもドラマはルッキズムに基づく逆差別を披露。美人の和久井さんに対し、あっという間に「計算高い」「怪しい」「信用できない」「ニセモノ」といったイメージを刷り込み、さらに過去の論文に不正があったなどとして、負のレッテルを貼り付けます。

 そして、一方の柏木さんがコーヒーを淹れれば「おいしい」と絶賛し、リラックマグッズを愛用していることを好意的に取り上げて「素朴だけど信用できる」「真の研究者」「ホンモノ」と見立てます。

 このとき、柏木さんを評価する竹内結子と水川あさみは(つまりドラマの視点は)、とことん“上から”です。おっぱいニットの美人は信用できず、ブスでも美味いコーヒーを淹れる女は信用してやろうという、傲慢な価値観が提示されます。和久井さんと柏木さんの2人が揃わなければ「FINISIS」の研究は成り立たないのだという事実関係を説明した後にもかかわらず、2人の人物評価を対照的に描いている。美人を貶めなくては気が済まない制作側の性根が感じられます。

 その後、長谷川初範がまるでコントのような“女性差別理事長”として登場し、保守的な教条主義を滔々と述べるシーンを作って仮想敵に仕立て上げ、その敵と戦う美人ヒロイン・和久井を演出しますが、これもことごとく失敗しています。

 そもそも2人の研究の停滞は、和久井さんの論文盗用疑惑の発覚によるスポンサー離れが原因でしたが、いつの間にか大学側の女性差別による被害に差し替えられました。言うまでもなく、論文盗用は個人の問題であり、女性差別は組織と属性の問題であるわけですが、この2つをいっしょくたに語ったことで、ドラマそのものが「女は」「しょせん、女は」と言っているように見えてしまっている。

 これは制作側のメッセージ的なものというより、単なる手落ち、シナリオ上のミスでしかないと思いますが、差別を扱う上で最も注意深く切り分けなければならない被害者側の個人と属性の問題を雑に扱うから、意図しない部分で差別を生んでしまっている。それを人の善意と混ぜて語ってくるからタチが悪いんです。このドラマの思想を額面通り受け取って行動したら袋叩きに遭うよ。そういうところが害悪だと言っている。

『QUEEN』はホントに差別と悪意に満ちたひどいドラマに仕上がっていて、たぶん現場は気付いてるけど、上のほうの人は気付いてないだろうし、ここまできたらもう気付けないのでしょう。上記は、竹内結子のキメ台詞です。恐らく、ドラマがそういうメッセージを送りたいという気持ちは本当なのだと思う。ただ、あらゆる差別に対する考え方をアップデートする努力を怠り、対立構造を単純化することばかりに固執した結果が、この出来の悪さなのでしょう。

 ちなみに和久井さんの盗用問題については、元の論文の著者が「引用許可を出していた」ということで不問になっていました。

 いや、あのね、盗用とか引用とかに著者の許可がどうこうって、論文の評価とは関係ないから。許可がなくても引用の条件を満たしていれば正当な引用だし、許可があっても出典の記述をせず(疑われたってことは、なかったんでしょ)、それを「自分の論である」と書けば盗用だから。そんな基本的なことさえ勉強していないのか、知っていて誤魔化しているのか、一事が万事、そういうことです。
(文=どらまっ子AKIちゃん)

『家売るオンナの逆襲』北川景子の美貌を引き立たせるための演出が残酷? 松田翔太の謎の“逆恨み”でクライマックスへ突入

 北川景子が不動産業界を舞台にスーパー営業ウーマンを演じるドラマ『家売るオンナの逆襲』(日本テレビ系)の第9話が6日に放送され、平均視聴率10.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。前回と同じ数字になりました。

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 今回、三軒家万智(北川)が担当することになったのは、高齢の母・静江(松金よね子)のために家の購入を考える独身女性の馬場礼子(酒井若菜)。しかし、静江は長年住むアパートの近所づきあいを大切にし、引っ越しを望んでいないのです。

 一方、万智の部下の庭野聖司(工藤阿須加)は、設計デザイナーの真壁(入江甚儀)のデビュー作という築45年の古家をフルリノベーションした家を売るべく奔走。しかし、お風呂の壁がスケルトン仕様など、妙にこだわりの強い内装のためまったく売れる気配がありません。

 その2人とは対照的に、フリーランスの不動産屋・留守堂謙治(松田翔太)へのボーイズラブ的な想いを断ち切った足立聡(千葉雄大)は、営業成績をガンガン伸ばしていきます。出産間近の新垣夫妻を担当することになり、ちょうど留守堂が、夫と離婚予定の迫田のぞみ(小野真弓)から新築物件の売却を依頼されていることを知ったため、新垣夫妻にその家を紹介する手筈を整えます。

 しかし内見当日、のぞみの夫・祐樹(永野宗典)がタイミング悪く帰宅。ヨリを戻したいと懇願したため、のぞみが離婚予定だということを新垣夫妻が知ってしまい、「縁起が悪い」との理由で購入を見送ってしまうのでした。

 一方、古家を売れずに悩む庭野に対し、万智が代わりに売ると宣言。ところが、床を全面畳にするリノベーションをすると言い出したため、デビュー作を売りたいと意気込む真壁の気持ちを知る庭野は困惑してしまいます。

 そんな庭野に対し、「友情ごっこで家は売れない」と諭した万智は、再びリノベーションした家を馬場母娘に紹介。実はその古家は、静江が住むアパートのすぐ近くにあり、ご近所との関係性も継続できるとあって、売却に成功するのでした。

 その一方で足立は、近所に子持ち家庭が多いという環境が、共働きの迫田夫妻にとって精神的なストレスになっているのではないかと臆測。ヨリを戻した2人に対し、住み替えをするよう提案します。そして当初の予定通り、その家に新垣夫妻が住むことになり、一件落着となったのでした。

 足立が営業マンとして完全復活したのに対し、留守堂はというと、小学生の時から憧れを抱く万智への想いと、その夫・屋代大(仲村トオル)への嫉妬心に悩まされスランプ状態。母校の小学校へ万智を呼び寄せ、自分の気持ちを打ち明けようとします。

 ところが、“小学校の時にプールで溺れ、人工呼吸してもらったことで好きになった”という留守堂の話を、万智は勘違いだと指摘。実際に留守堂を助けたのはヤマダカズコという女性だというのです。

 そして、そのカズコがその場に現れたことで、長年の勘違いと彼女の容姿(?)にショックを受けて失神してしまう留守堂。目が覚めた時、万智への怒りの念が湧き起こったところで終了となりました。

 今回は、日本社会に蔓延する“こうあるべき”という見えない鎖に縛られ、身動きがとれなくなってしまった人々を描いた回となりました。馬場母娘には、『子どもは親孝行すべき』という義務、迫田夫妻には、『夫婦は子どもをつくるべき』という重圧です。

 正確にいえば馬場母娘に関しては、礼子は感謝の気持ちから母親との同居を望んでいるものの、静江の方が娘の押しつけがましさを感じてしまっている、といった感じでした。本人が引っ越しを望まないのであれば放っておけばいいのでは? とも思いましたが、そこはスーパー営業ウーマンの万智。アパートからすぐ近くの物件を紹介しただけでなく、“内装は顧客ありき”であることを庭野と真壁に伝えることにも成功し、見事な手腕を発揮しました。

 万智が“家売る至上主義者”なのに対し、足立は顧客の幸せを考えてベストな選択肢を提案するのがモットー。これまでは留守堂への恋に悩み、営業成績が落ちてしまっていましたが、今回は完全復活を果たし、今シーズン最も魅力的な回となったのではないでしょうか。

 その一方、万智への恋に悩み、存在感が薄くなってしまったのが留守堂。ヤマダカズコと自分とを勘違いしていた、というのはもしかしたら、万智が留守堂を傷つけないために用意した嘘だったのかもしれません。いずれにしても、カズコの姿を見た瞬間にショックで卒倒してしまうという演出は、失礼きわまりないと感じました。北川景子の美貌を引き立たせるためか、カズコ役の女性にわざわざブスメイクを施していたのも残酷な演出だったと思います。

 また、留守堂はなぜか万智に対し逆恨みをするのですが、その心のメカニズムが今ひとつよくわかりません。恐らく、次回が最終回ということで、何が何でも万智と対立させる展開にしたかったのでしょう。今までのおとぼけっぷりを見る限り、留守堂に敵役は難しいような気がしますが、とりあえず来週の放送を待ちたいと思います。
(文=大羽鴨乃)

『さすらい温泉』初のマドンナとの両想い……変わらぬ魅力の酒井若菜を芝居をもっと見たい

「遠藤憲一が俳優を引退して温泉の仲居になるという」

 そんなナレーションで始まる、若干ドキュメンタリー風の人情温泉ドラマ『さすらい温泉 遠藤憲一』(テレビ東京系)。第7話となる今回は、変わらぬ魅力あふれる酒井若菜扮する女将と健さんがいい仲に。振り返ります。

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■酒井若菜が大人の女将を好演

 今回の舞台は南熱海とも呼ばれる静岡・網代温泉。

 派遣先となる竹林庵みずのの女将・澤井和佳奈(酒井若菜)に自己紹介するなり「面白い人ですね。私、面白い人好きです」と言われ、毎度のごとく健さんの恋心がメラメラと燃え上がる。

 仕事の後、さっそく温泉に浸かりながら女将の入浴シーンを実写でリアルに妄想してしまう一昔前の少年漫画の主人公のような健さん。「また、悪い癖が出た」と言ってるくらいだから、相当自覚があるようだ。

 ゲストのマドンナ相手に恋多き健さんだが、今回は第1話のともさかりえ以来のガチ恋具合。

 そもそも健さんが特に面白いことを言ったわけではないのだが、このドラマの番頭なり支配人は健さんが自己紹介の際に「極上のおもてなしを提供します!」と意気込みを語ると、必ずと言っていいほど笑い出す。極上という言葉が大袈裟なのか、言葉のチョイスが馬鹿に見えるのか、ほぼ100パーセント変な笑われ方をする。

 それは、ほぼ愛想笑いだったり変な空気を誤魔化すための作り笑いなのだが、しかしながら今回は「健さんと呼んでください」という、やはり恒例の自己紹介の言葉も相まってか、完全に女将のツボにハマった様子。

 浮かれて思わず三波春夫の「熱海音頭」を口ずさみながら掃き掃除を始める、わかりやすい健さん。挙げ句の果てに掻き集めた落ち葉で巨大なハートマークを作ってしまうほどの器用なのぼせっぷり。

 酒井若菜は体調の問題もあり、近年はブレイク時ほどは露出がないものの、変わらぬ柔らかい存在感を発揮。もっと活躍しててもいいはずの実力派だ。

 

■さすがの悪役・嶋田久作

 そんな春満開の健さんの働く竹林庵みずのに、テレビの取材が来るという。うまく行けば宣伝になると盛り上がる一堂だが、やってきた有名料理評論家・倉本淳之介(嶋田久作)は、どうにも態度が悪い。

 ロケ前日の夕食時に、酒を注いだ女将に返杯として酒を勧めるも、断られるとあからさまに不機嫌になり、代わりに飲もうと身代わりを買って出た健さんを拒絶する。

 倉本は辛口コメントでお馴染みの評論家らしいのだが、最近ロケしたらしき動画を見ると

「熱狂のサンバカーニバル! 星3つです!」

 と彦摩呂と堺正章を足したなような太鼓持ちぶりで、辛口とはだいぶ様子が違う。

 しかし、その太鼓持ちぶりが「あること」の見返りによるものだとすぐにわかる。

 夕食後、明日のロケの打ち合わせがあると、倉本の泊まっている部屋に呼び出される女将。

 部屋に入るなり扉を閉め、隣に座らされる。

 わかりやすい「美女と野獣」。「ボインとアゴ」。「木更津キャッツアイと帝都大戦」。

「僕のことは知ってるよね?」

「僕の評価次第で繁盛店も閑古鳥が鳴くようになる」

「この宿を潰したくないでしょ?」

「みんなそうしてるよ?」

「近頃物入りでね」

 すっごくエロそうな空気で、遠回しのような、直球のような言い回しをぶつけてくるから、女将の身体狙いかと思ったら、金の要求だった。

 浴衣で椅子にもたれかかり、物欲しげな目でねっとりと迫ってくるから、てっきり性交渉狙いだと思ったのだが、自然に「金かい!」と叫んでしまった。

 とにかく賄賂を要求され、健さんに心配される女将。

 しかし先代に先立たれ、誰より「この宿に恋してる」女将は、封筒に札束を入れ倉本の元に向かう。

 数十万は入ってそうな厚さ。

 見兼ねた健さんは女将を守るため、今回も何でも出てくるあの四次元トランクを開ける。

■完全に料理対決ドラマ

 今回、健さんが扮したのは料理人。割烹着の中にワイシャツを着てネクタイを締める、あの神田川俊郎スタイル。

「私が厨房に立ちます」

 包丁を斜め上に掲げたままの見栄えがいいポーズで、倉本に啖呵を切る健さん。

 こういう時の包丁は出刃包丁とか柳葉包丁とか、先が尖ったものがしっくりくるイメージだが、今回健さんが掲げていたのは、四角い菜切り包丁。その意外さに笑ってしまったが、その理由は後に明らかになる。

 収録が始まり、満面の笑顔で進行するも、カメラが止まると同時に笑顔も止めて「正直に批評するからな?」と敵意をむき出しにする倉本。

 そういう態度を隠さないということはスタッフも全てわかっているのかもしれない。

「味がはっきりしませんね」

「こんなもんですかね」

「味付けが単調」

 どんな料理が出てきても、これ見よがしにきついコメントをする倉本。

 しかし、ラストの「特製伊勢海老の具足煮」に入っていた桂剥きされた大根を食べるなり、思わず「……うまい!」と漏らしてしまう。

 前日、倉本が刺身のツマの大根を残しているのを見て、あえてその苦手な大根を美味しく食わせるという勝負に出た健さんと、その攻めの姿勢に驚いた倉本。

「嫌いな食べ物も食材の組み合わせや調理次第で美味しく食べられるということです」

「……参りました!」

 もはや完全に料理対決漫画のようになった今回。割烹着を着ただけでなく、しっかりと桂剥きも出来る健さんがさすが、というか、ますます得体が知れない。

 しかし、カメラが止まっている時、「正直に批評するからな?」と、脅してるような言い方で、実は公正な審査を宣言していた倉本も、実はいい奴なのかもしれない。素直に負けを認めたし。

 

■まさかの両想い

 物語のラスト、「このままずっとうちに居てくれませんか?」と白昼堂々、真正面から健さんを抱きしめる女将。

 夢でも妄想でもなく、現実のシーンでだ。

 ともさかりえの時みたいに、別れた夫が戻ってくる的なオチかと思ったが、まさかの両想い。

 誰より健さんがこの展開に一番驚いた顔をしていた。

「この宿には健さんが必要です。それに私にも……」

 完全なる恋の告白。

 待ってましたとばかりに強く抱きしめ返しつつ、健さんが言う。

「こんな出会い待ってました!」

 誰に言ってるのかわからないほど客観性に富んだ、独り言のような想いの吐露。

 このまま野外でおっぱじめるのか? というほどの勢いだったが、そこに仲居(栗林里莉)が健さん宛てのファクスを持って駆け込んでくる。

「早く次の温泉に行け エンズタワー社長」

 エンズタワーとは遠藤憲一の個人事務所で、社長は彼の奥さんが務めていると第2話でディレクターが話していた。

「社長に言われたらどうしようもない。すんません。」

 憑き物が取れたように、あっさりその場を後にする健さん、というか遠藤。

 あれだけ男女として盛り上がったのに、いきなり放ったらかしにされる奇妙な唐突さを「えー……」という一言で表現しきった酒井はさすが。もっとコメディエンヌ的な芝居も見たかった。

 それぞれに配役の生きた良い回だったが、気になるのは、テレビクルーが誰一人として「遠藤憲一」に気づかなかったこと。

 それどころか、今回は料理人として番組に出演すらしてるので、放送されたらさすがに「あれ? なんで遠藤憲一が板前に?」と話題になってしまうのでは? と心配になるが、そうはならない。それだけ遠藤のバイプレイヤーとしての演技力が凄まじいということなのだろう。

 最後になるが、板前を演じた夙川アトムも、実に自然な脇役ぶりで、素晴らしいバイプレイヤーズのネクストジェネレーションぶりを見せてくれた。

 次回は伊香保温泉。

 ここでも健さんは懲りずに一目惚れをする模様。社長(奥さん)に見つからなければいいという考えなのか。バレないようにがんばれ、健さん!
(文=柿田太郎)

愛する人のため、人はどこまで犠牲にできるのか?――ドラマ『初めて恋をした日に読む話』第8話

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「雨降って地固まる」という言葉がある。

 何か問題が起きて、それが解決されると、元の状態よりも良くなっているという意味だが、こと人間関係においては、トラブルが起こった後、関わった人たちの絆が強まり、関係性が良くなる、というように捉えてよいだろう。

 テレビドラマの中では、このパターンは王道中の王道、それをどううまく料理していくかが、面白さに繋がってくると言ってもいい。

 ドラマ『初めて恋をした日に読む話』(TBS系)第8話。物語も終盤に向け、この「地固まる」展開が多く見られた。

 11月になり、匡平(横浜流星)の東大受験まで数カ月を残すのみとなった。東大模試に向け、指導に力が入る順子(深田恭子)の元に、自身の経歴を詐称していたことがバレ、花恵会を辞めた牧瀬(高梨臨)が現れる。自分がこれまでに作った授業ノートを順子に渡し、去ろうとする牧瀬を、順子と匡平は引き止め、理数系はこれまで通り教えて欲しいと頼む。一つの事件を乗り越え、ここに新たな絆が生まれているのだ。

 その夜、美和(安達祐実)の策略で、プチ同窓会をやることになり、順子と牧瀬、従兄弟の雅志(永山絢斗)、匡平の担任の山下(中村倫也)が集まった。不思議な関係で繋がった5人、それぞれの思いを抱えたまま乾杯するのだった。

 その席上、牧瀬が雅志を好きだったという話から、山下と順子もデートをすることとなる。日にちは、匡平の模試当日。その日であれば、先生はやることがないからだ。

 デートの当日、山下は、順子を自分のバイクの後ろに乗せて出かける。初めてバイクに乗った順子は思う。

「大人になって『初めて』が少なくなった。今見るこの初めての景色は、すごく気持ちがいい」

 子供の頃や、若い頃は、初めて経験することがたくさんあった。もちろん、楽しいこともつらいことも含めて。順子が言うように、大人になるとそれが減ってくるのは事実だ。いろんな経験をして、新しいことの絶対数が減ってくるというのもある。ただ、それ以上に、慣れたことを続けようとして、新しいことにチャレンジしなくなったという事情もあるだろう。

 どんなことであれ、新しい一歩を踏み出すのには、勇気がいる。その勇気を持ち続けることこそが、“若さ”なのではないかと思う。

 模試の当日、デートを終え、順子と山下が塾の前で別れたところを、匡平は目撃してしまう。「山下と何をしていたのか」そう問う匡平に、「デートしていた」と順子は正直に答える。模試の自己採点も芳しくなかった匡平は、心にモヤモヤしたものを感じる。

 一方で、匡平の家ではさらに大きな問題を抱えていた。

 大学の認可に絡んだ、国会議員・吉川(平泉成)の不正に、匡平の父親で文科省局長の菖次郎(鶴見辰吾)が関わっていたというのだ。自宅にはマスコミが押しかけ、大騒ぎになる。さまざまなことが重なり、プレッシャーに押しつぶされた匡平は「受験をやめる」とまで言い始める。

 学校にも塾にも行かず、一人で勉強を続ける匡平を、東大近くの喫茶店に誘ったのは雅志だった。匡平に「どうしてそこまでしてくれるのか?」と尋ねられた雅志は答える。

「人が動く動機は2つ。自分の幸せのためか、好きな人の幸せのため」

 つまり、雅志は、好きな順子の幸せのために、匡平を助けているというのだ。本当に優しい人だと思う。好きな人の幸せのためとはいえ、匡平と順子がうまく行けば、自分が悲しい思いをするかもしれない。それでも、順子がより幸せになるのはどちらなのか、その間で揺れ動きながら、今できる最大限のことをしているのだろう。

 不正事件については、山下も動いていた。実は、山下の別れた妻・優華(星野真里)は、吉川の娘だったのだ。吉川に会いに行った山下は、不正の事実を認める代わりに、自分が優華とよりを戻し、政治家として跡を継ぐことにしたのだ。

 匡平の父親の疑惑は晴れ、順子も安心することだろう。しかし、山下はそれで良かったのだろうか? もう、順子と結婚することはできない。一番好きな人のために、その人と一緒になることをあきらめたのだ。

 雅志と山下、2人の行動は、ある意味「自己犠牲」ということもできる。そして、匡平はそのことに気づいている。では、順子はどうだろう? 意外と、そこまで気が回っていないようにも思う。でも、それも含めて順子が魅力的な女性でもあることは間違いない。

 今回は、「先生」という言葉がキーワードになっていた。

 最初に出てきたのは、菖次郎が電話で吉川のことを話すシーン。「吉川先生はなんとおっしゃってるんだ!?」と叫ぶ。まずは、国会議員としての「先生」だ。

 次は、問題が発覚し、悩む匡平の元を、順子と山下が訪ねたシーン。ここで、匡平は、順子のことを「春見先生」と呼ぶ。自分のことを心配してくれている順子に対する、尊敬の念が、そう呼ばせているのだろう。

 そして最後、自分の生涯をかけて、不正を暴いてくれた山下に対し、匡平が声をかける。「山下先生!」。それまで呼び捨てにしていた山下に対し、感謝の思いがこもっていることを感じる。そして、匡平は、そんな思いを素直に口にできる、優しい人間になったのだ。

 さて、教師を辞めた後の山下はどうなることだろう。吉川の地盤を引き継ぎ、政治家としてまた違った「先生」と呼ばれるのかもしれない。それもまた悪くはない。

 今話では、大学の設置認可に、ヤンキー先生の国政進出など、現実の出来事とリンクするような展開が見られた。時間軸がリアルタイムに近づいてくるのを感じさせるためにも、有効な仕掛けだったと思う。

 今回の出来事を通して、それぞれの関係性は、より強くなったと思う。いわゆる「男女の愛情」以上のものを、見つけはじめているのかもしれない。順子の気持ちは、最終的に誰のもとに行き着くのか。深まる絆とともに注目していきたい。

(文=プレヤード)

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江の画像1

『後妻業』(フジテレビ系)第6話「不倫妻決死の反撃!ついに次の殺人決行」

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■共感しつつも反発する小夜子と朋美

 今回はラブホテルのベッドからスタート。

 何だかんだでエロ~い関係となった中瀬朋美(木村多江)と本多芳則(伊原剛志)。しかし、一晩経って本多は、

「ごめんな、オレとこんなことになって」

 なんて言い出した。

「ウチでよかったら、来るか?」とかなんとか、ちょいちょいフラグを立てておきながら、いざヤッたら責任回避するかのようなこの発言。一発抜いたら冷静になっちゃうタイプか。

 朋美の方も物わかりよく、

「ゆうべのことは忘れよう。もう、これっきりにした方がいいよね」

 このように「なかったことにしよう」としていたふたりだったが、ホテルへのチェックイン&チェックアウトの様子を、武内小夜子(木村佳乃)の弟(ホントは息子)・黒澤博司(葉山奨之)にまんまと撮影されてしまう。

 そうとも知らず、小夜子の次なるターゲットが笹島雅樹(麿赤兒)だと突き止めた朋美は、勝ち誇った顔で小夜子の元を訪れる。

「私、ぜ~んぶお話ししましたから、笹島さんに。アナタがこれまでやってきたことよ」
「どう考えても私の方がまともな女だってこと、笹島さんだって分かっているはずよ」

 勝利宣言! といった感じでドヤる朋美だったが、「これのどこがまともや」と、不倫の証拠写真を突きつけられてぐうの音も出なくなる。

 周りの同世代が母親になっていくのを見て焦りはじめた→ギリギリ高齢出産に間に合う!→……かと思ったら不妊だった→夫とギクシャクしはじめた→夫はまだ子どもの産める若い女に走った→ヤケになって本多と浮気。

 朋美の心を見透かす小夜子。

「いい加減にして。あなたのその、陳腐な想像なんてこれ以上聞きたくない」

 と強がるものの、思いっきり図星だ。

 同年代で反発しつつも、なんとなーく共感し合うふたり。前回は、子どもを欲しがっている朋美に同情をしている風な表情を見せていた小夜子だったが、いざ攻撃的になるとそんな心の傷にもえげつなく塩を塗り込んでくる。

 方向性は違うものの、共通して何か「足りない」ものを抱えているふたりだけに、共感する時は強く共感し、反発する時は強烈に反発してしまうのだろうか。

■あの女に勝ちたい!

 小夜子から言い負かされて帰った事務所で朋美は、夫が7日間の香港出張に浮気相手と一緒に行っていることを知ってしまう。踏んだり蹴ったりな日だ。

 あらゆるプライドをペチャンコにヘコまされてしまった朋美は「勝ちたい、あの女に……勝ちたい!」とつぶやく。

 小夜子に殺された父親の弔い合戦。遺産を取り戻す……などいろいろな理由をつけていたが、ただ「勝ちたい」というのが本音なのだろう。

 これまで自分は「まとも」に生きてきたはずなのに、父親の愛情も遺産も小夜子に奪われてしまった。

 小夜子ですら産んでいる子どもも持つことができない。夫にまで裏切られた。笹島に小夜子の本性をチクッても、結局笹島は小夜子の方を信じてしまう。

「まとも」でいることが正しいと信じてきた価値観が揺らぎ、しかも本多との不倫で自分が「まとも」だという確信も持てなくなった。

「こうなったら、小夜子をぶっ倒すしかない!」ということだろう。

 それが、上手く行っていない人生を挽回する材料にはならないとは思うが……。

■高橋克典はどっちと組むのか!?

「小夜子に勝つ」ため、朋美が立てた作戦は、小夜子の黒幕である柏木亨(高橋克典)と組むというウルトラC。

「後妻業」のために繰り返してきた「殺し」をすべて小夜子の単独犯にするということで手を打とうと提案する。

「小夜子より、私と組みませんか?」

 柏木のキャラなら、朋美に殺人の証拠を掴まれていると確信すれば、アッサリ小夜子を切り捨て、朋美と組むことも考えられそうだ。朋美について「ええ女やないか」と言っていたのも伏線になる。

 一方、「うちも、男に抱かれたい」とメッセージを送ろうとして止めた小夜子は、柏木に対して「後妻業」のバディとして以上の感情を抱いているように見える。

 その柏木を朋美に取られたとしたらダメージはデカそうだ。

 さて、ラストには小夜子が狙っていた笹島が死んだという情報が。

 まだ遺言公正証書を役所に届け出ていないはずなので、いつものように小夜子が殺ったのだとしたら先走りすぎだ。

 ボク的には、笹島家に通いで勤めていた家政婦も、絡んできそうな気がしているのだが、どうなるのだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江

『後妻業』第6話 木村佳乃への対抗心で高橋克典に迫る木村多江の画像1

『後妻業』(フジテレビ系)第6話「不倫妻決死の反撃!ついに次の殺人決行」

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■共感しつつも反発する小夜子と朋美

 今回はラブホテルのベッドからスタート。

 何だかんだでエロ~い関係となった中瀬朋美(木村多江)と本多芳則(伊原剛志)。しかし、一晩経って本多は、

「ごめんな、オレとこんなことになって」

 なんて言い出した。

「ウチでよかったら、来るか?」とかなんとか、ちょいちょいフラグを立てておきながら、いざヤッたら責任回避するかのようなこの発言。一発抜いたら冷静になっちゃうタイプか。

 朋美の方も物わかりよく、

「ゆうべのことは忘れよう。もう、これっきりにした方がいいよね」

 このように「なかったことにしよう」としていたふたりだったが、ホテルへのチェックイン&チェックアウトの様子を、武内小夜子(木村佳乃)の弟(ホントは息子)・黒澤博司(葉山奨之)にまんまと撮影されてしまう。

 そうとも知らず、小夜子の次なるターゲットが笹島雅樹(麿赤兒)だと突き止めた朋美は、勝ち誇った顔で小夜子の元を訪れる。

「私、ぜ~んぶお話ししましたから、笹島さんに。アナタがこれまでやってきたことよ」
「どう考えても私の方がまともな女だってこと、笹島さんだって分かっているはずよ」

 勝利宣言! といった感じでドヤる朋美だったが、「これのどこがまともや」と、不倫の証拠写真を突きつけられてぐうの音も出なくなる。

 周りの同世代が母親になっていくのを見て焦りはじめた→ギリギリ高齢出産に間に合う!→……かと思ったら不妊だった→夫とギクシャクしはじめた→夫はまだ子どもの産める若い女に走った→ヤケになって本多と浮気。

 朋美の心を見透かす小夜子。

「いい加減にして。あなたのその、陳腐な想像なんてこれ以上聞きたくない」

 と強がるものの、思いっきり図星だ。

 同年代で反発しつつも、なんとなーく共感し合うふたり。前回は、子どもを欲しがっている朋美に同情をしている風な表情を見せていた小夜子だったが、いざ攻撃的になるとそんな心の傷にもえげつなく塩を塗り込んでくる。

 方向性は違うものの、共通して何か「足りない」ものを抱えているふたりだけに、共感する時は強く共感し、反発する時は強烈に反発してしまうのだろうか。

■あの女に勝ちたい!

 小夜子から言い負かされて帰った事務所で朋美は、夫が7日間の香港出張に浮気相手と一緒に行っていることを知ってしまう。踏んだり蹴ったりな日だ。

 あらゆるプライドをペチャンコにヘコまされてしまった朋美は「勝ちたい、あの女に……勝ちたい!」とつぶやく。

 小夜子に殺された父親の弔い合戦。遺産を取り戻す……などいろいろな理由をつけていたが、ただ「勝ちたい」というのが本音なのだろう。

 これまで自分は「まとも」に生きてきたはずなのに、父親の愛情も遺産も小夜子に奪われてしまった。

 小夜子ですら産んでいる子どもも持つことができない。夫にまで裏切られた。笹島に小夜子の本性をチクッても、結局笹島は小夜子の方を信じてしまう。

「まとも」でいることが正しいと信じてきた価値観が揺らぎ、しかも本多との不倫で自分が「まとも」だという確信も持てなくなった。

「こうなったら、小夜子をぶっ倒すしかない!」ということだろう。

 それが、上手く行っていない人生を挽回する材料にはならないとは思うが……。

■高橋克典はどっちと組むのか!?

「小夜子に勝つ」ため、朋美が立てた作戦は、小夜子の黒幕である柏木亨(高橋克典)と組むというウルトラC。

「後妻業」のために繰り返してきた「殺し」をすべて小夜子の単独犯にするということで手を打とうと提案する。

「小夜子より、私と組みませんか?」

 柏木のキャラなら、朋美に殺人の証拠を掴まれていると確信すれば、アッサリ小夜子を切り捨て、朋美と組むことも考えられそうだ。朋美について「ええ女やないか」と言っていたのも伏線になる。

 一方、「うちも、男に抱かれたい」とメッセージを送ろうとして止めた小夜子は、柏木に対して「後妻業」のバディとして以上の感情を抱いているように見える。

 その柏木を朋美に取られたとしたらダメージはデカそうだ。

 さて、ラストには小夜子が狙っていた笹島が死んだという情報が。

 まだ遺言公正証書を役所に届け出ていないはずなので、いつものように小夜子が殺ったのだとしたら先走りすぎだ。

 ボク的には、笹島家に通いで勤めていた家政婦も、絡んできそうな気がしているのだが、どうなるのだろうか!?
(文とイラスト=北村ヂン)

常盤貴子『グッドワイフ』“裏切り者判明”と前回予告も、お預け……「詐欺だ」と視聴者激怒!

(これまでのレビューはこちらから)

 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第8話が3月3日に放送され、平均視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 夫・壮一郎(唐沢寿明)の事件のほうは原作と違い、日本版オリジナルとなっているため、見ごたえ十分なのですが、一向にリアルタイムの視聴率は上がらず……。モヤモヤ感が募るばかりです。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

■「あと一歩」というところで振り出しに戻るばかり……

壮一郎の裁判がついに始まるも、杏子たちは証拠を何もつかめておらず、検察側が有利のまま。壮一郎は本当の情報提供者を見つけることが重要だと、杏子たちに説明する。

一方、杏子は夫と不倫していたとされる遠山亜紀(相武紗季)に接触。秘密の情報を聞き出そうとするも、亜紀はなかなか口を割ろうとしない。だが、杏子はめげず、亜紀の周辺を調査。すると、亜紀の娘が海外で心臓手術を受けていたことが判明し、それには8,000万円もの大金がかかっていることを知る。杏子は亜紀の元夫に会いに行き、娘からの手紙を預かる。それを渡しに亜紀へ再び会いに行った杏子。亜紀はその手紙を受け取り、涙を流しながら、真実を告白。壮一郎を無実にできる証拠を渡すというも、数日後、駅の階段から何者かによって突き落とされ重体となってしまう。

 再び振り出しに戻ってしまった杏子。しかし、そんな杏子のために、多田(小泉孝太郎)が機密情報書類を入手。杏子たちは喜ぶも、佐々木(滝籐賢一)が本当に信じていいのかと疑問を呈し、また振り出しに。

 そんな苦しい状況が続く中、壮一郎は杏子に「俺たちも本当の裏切り者を見にいこう」と告げ、夜の駐車場で2人が待つことに。すると、そこに黒い人影が現れ……というストーリーでした。

■杏子と亜紀、直接対決の軍配は!?

 今週の見どころは、なんと言っても、夫の不倫相手とされる亜紀と杏子の直接対決! まあ、案の定、杏子の勝利(そうならないと、ストーリーが前に進みませんからね)。杏子が亜紀と1歳で別れたという実の娘からの手紙を見て、南原(三遊亭円楽)の秘書から8,000万円で壮一郎にハニートラップを仕掛けるようにとの依頼があり、それに乗ったこと、また壮一郎とは何もなく、写真を撮られた日はクスリを飲ませて、朦朧とした壮一郎を介抱しようとしただけだということを告白。さらに、その証拠となるものを保管しているとも明かすんです。

 まあ、実に日本のドラマらしい展開に(笑)。お涙ちょうだいといったところで、杏子の心理作戦勝ちだったというしかありません。ですが、娘からの手紙だけで、ここまで白状しますか? だって、8,000万円もの大金をもらってるんですよ。バラしたら、「金返せ!」と言われる可能性だってありますからね。それぐらいでそんなリスキーなこと普通はしないでしょ。案の定、その後亜紀は駅の階段から何者かに突き落とされ、重体に(あ~ほら、いわんこっちゃない)。

 そういう点でこの内容はありえなく、リアル感がまったくないなと。そういうバラしちゃう展開にしたいなら、杏子側も亜紀のばらされたくない過去の証拠を掴み交換条件にするとかいう展開の方がいいかなと思いました。

■予告でわかるって言ってたのに……裏切り者は誰?

”裏切り者”は誰かというくだりだけで、かれこれ5週ぐらいは引き伸ばしているのですが、前回の次週予告で「ついに判明」といわれており、ネットは「誰だ?」とお祭り状態。で、今週の放送になり、開始直後から話題となっていたんですが……。

 最後に黒い影が映って今週は終わり……。

 思わず、「おいおいおいおいおい!」とテレビに突っ込んじゃいましたよ(笑)。ここまで引っ張って、さらにやっとわかると宣伝しておきながら、この仕打ちとは……(涙)。ネットでも筆者と同じような意見が多数あり、中には「詐欺だろ、これ!」と怒りの声を上げる視聴者まで現れる結果に。

 う~ん。裏切り者が誰かという部分がポイントとなるだけに、製作側のこの仕打ち(?)にはびっくりというか、がっかりですね。視聴率があまり良くないから引っ張って上げたいという気持ちがあるのかもしれませんが、あまりこういう展開は見ていて腹が立つのでやめて欲しいですね。

 で、話は戻るんですが、この裏切り者に関して、放送直後にネットでは「誰なのか?」という推測祭りに。

 多くの予想では多田か佐々木。大穴で朝飛(北村匠海)だといわれていましたが……。果たして!? 来週が楽しみですね!

■夫の不倫は捏造! ということは……多田と杏子が関係は?

 亜紀のハニトラということがわかり、壮一郎の「違う違う。そうじゃない!」との主張が証明された今回。不倫疑惑はシロでこっちは一件落着。

 となるはずですが……ここで、ふと疑問が。ということは杏子が多田と不倫関係になるのは筋違いということになりますよね?

 原作だと、夫が娼婦と寝ていたから事務所の上司で同級生の弁護士と妻が不倫関係に走るという内容でしたが、そこを大幅に変えているため、このままじゃ、杏子だけが悪くなるような……。筋違いと言われても仕方ない展開に。

 これじゃ、まったく『グッドワイフ』となりませんよね!? ということは、ここでなんか一発、ビックリな真実をひとつかましてくれるのかも!? さあ~、こちらの話もまだまだ注目ですね!

 以上、8話のレビューでした。

 来週、ついに最終章に突入するということで、話もどんどん進みますよ! あと数話で終わってしまうだけに、目が離せません。9話の放送も楽しみに待ちましょう!
(どらまっ子KOROちゃん)

常盤貴子『グッドワイフ』“裏切り者判明”と前回予告も、お預け……「詐欺だ」と視聴者激怒!

(これまでのレビューはこちらから)

 常盤貴子主演ドラマ『グッドワイフ』(TBS系)の第8話が3月3日に放送され、平均視聴率8.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 夫・壮一郎(唐沢寿明)の事件のほうは原作と違い、日本版オリジナルとなっているため、見ごたえ十分なのですが、一向にリアルタイムの視聴率は上がらず……。モヤモヤ感が募るばかりです。

 ではでは、今週もあらすじから振り返っていきましょう!

■「あと一歩」というところで振り出しに戻るばかり……

壮一郎の裁判がついに始まるも、杏子たちは証拠を何もつかめておらず、検察側が有利のまま。壮一郎は本当の情報提供者を見つけることが重要だと、杏子たちに説明する。

一方、杏子は夫と不倫していたとされる遠山亜紀(相武紗季)に接触。秘密の情報を聞き出そうとするも、亜紀はなかなか口を割ろうとしない。だが、杏子はめげず、亜紀の周辺を調査。すると、亜紀の娘が海外で心臓手術を受けていたことが判明し、それには8,000万円もの大金がかかっていることを知る。杏子は亜紀の元夫に会いに行き、娘からの手紙を預かる。それを渡しに亜紀へ再び会いに行った杏子。亜紀はその手紙を受け取り、涙を流しながら、真実を告白。壮一郎を無実にできる証拠を渡すというも、数日後、駅の階段から何者かによって突き落とされ重体となってしまう。

 再び振り出しに戻ってしまった杏子。しかし、そんな杏子のために、多田(小泉孝太郎)が機密情報書類を入手。杏子たちは喜ぶも、佐々木(滝籐賢一)が本当に信じていいのかと疑問を呈し、また振り出しに。

 そんな苦しい状況が続く中、壮一郎は杏子に「俺たちも本当の裏切り者を見にいこう」と告げ、夜の駐車場で2人が待つことに。すると、そこに黒い人影が現れ……というストーリーでした。

■杏子と亜紀、直接対決の軍配は!?

 今週の見どころは、なんと言っても、夫の不倫相手とされる亜紀と杏子の直接対決! まあ、案の定、杏子の勝利(そうならないと、ストーリーが前に進みませんからね)。杏子が亜紀と1歳で別れたという実の娘からの手紙を見て、南原(三遊亭円楽)の秘書から8,000万円で壮一郎にハニートラップを仕掛けるようにとの依頼があり、それに乗ったこと、また壮一郎とは何もなく、写真を撮られた日はクスリを飲ませて、朦朧とした壮一郎を介抱しようとしただけだということを告白。さらに、その証拠となるものを保管しているとも明かすんです。

 まあ、実に日本のドラマらしい展開に(笑)。お涙ちょうだいといったところで、杏子の心理作戦勝ちだったというしかありません。ですが、娘からの手紙だけで、ここまで白状しますか? だって、8,000万円もの大金をもらってるんですよ。バラしたら、「金返せ!」と言われる可能性だってありますからね。それぐらいでそんなリスキーなこと普通はしないでしょ。案の定、その後亜紀は駅の階段から何者かに突き落とされ、重体に(あ~ほら、いわんこっちゃない)。

 そういう点でこの内容はありえなく、リアル感がまったくないなと。そういうバラしちゃう展開にしたいなら、杏子側も亜紀のばらされたくない過去の証拠を掴み交換条件にするとかいう展開の方がいいかなと思いました。

■予告でわかるって言ってたのに……裏切り者は誰?

”裏切り者”は誰かというくだりだけで、かれこれ5週ぐらいは引き伸ばしているのですが、前回の次週予告で「ついに判明」といわれており、ネットは「誰だ?」とお祭り状態。で、今週の放送になり、開始直後から話題となっていたんですが……。

 最後に黒い影が映って今週は終わり……。

 思わず、「おいおいおいおいおい!」とテレビに突っ込んじゃいましたよ(笑)。ここまで引っ張って、さらにやっとわかると宣伝しておきながら、この仕打ちとは……(涙)。ネットでも筆者と同じような意見が多数あり、中には「詐欺だろ、これ!」と怒りの声を上げる視聴者まで現れる結果に。

 う~ん。裏切り者が誰かという部分がポイントとなるだけに、製作側のこの仕打ち(?)にはびっくりというか、がっかりですね。視聴率があまり良くないから引っ張って上げたいという気持ちがあるのかもしれませんが、あまりこういう展開は見ていて腹が立つのでやめて欲しいですね。

 で、話は戻るんですが、この裏切り者に関して、放送直後にネットでは「誰なのか?」という推測祭りに。

 多くの予想では多田か佐々木。大穴で朝飛(北村匠海)だといわれていましたが……。果たして!? 来週が楽しみですね!

■夫の不倫は捏造! ということは……多田と杏子が関係は?

 亜紀のハニトラということがわかり、壮一郎の「違う違う。そうじゃない!」との主張が証明された今回。不倫疑惑はシロでこっちは一件落着。

 となるはずですが……ここで、ふと疑問が。ということは杏子が多田と不倫関係になるのは筋違いということになりますよね?

 原作だと、夫が娼婦と寝ていたから事務所の上司で同級生の弁護士と妻が不倫関係に走るという内容でしたが、そこを大幅に変えているため、このままじゃ、杏子だけが悪くなるような……。筋違いと言われても仕方ない展開に。

 これじゃ、まったく『グッドワイフ』となりませんよね!? ということは、ここでなんか一発、ビックリな真実をひとつかましてくれるのかも!? さあ~、こちらの話もまだまだ注目ですね!

 以上、8話のレビューでした。

 来週、ついに最終章に突入するということで、話もどんどん進みますよ! あと数話で終わってしまうだけに、目が離せません。9話の放送も楽しみに待ちましょう!
(どらまっ子KOROちゃん)

錦戸亮主演『トレース~科捜研の男~』視聴者に負担を与えつつも……“禁じ手”に挑戦した第8話!

(これまでのレビューはこちらから)

 2月25日放送の『トレース~科捜研の男~』(フジテレビ系)第8話。まずはそのあらすじから。

 同居する友人・根岸秀司(落合モトキ)を刺殺したと自首する御手洗治(渋谷謙人)。取り調べを担当する虎丸(船越英一郎)は、御手洗が根っからの悪人とは思えずにいた。

 根岸・御手洗と共に児童養護施設で育った人気女優・橋本梨央(石井杏奈)もまた、同じ理由で、事件の調べ直しをノンナ(新木優子)に願い出る。

 皆が御手洗を心配する中、彼自身は嘘の証言を続け、真相を隠そうとした。

 礼二(関ジャニ∞・錦戸亮)は、現場の血痕の乾き具合を見て刺殺から通報(自首)までの“空白の1時間”を発見。さらに現場から猫の毛を検出。珍しい猫種であったことから、飼い主がフリーライター・益山英彰(弓削智久)と特定される。虎丸は益山の自宅を訪ねるも、益山は遺体となって発見された。

 以上が物語前半の内容だ。新たに死体として発見された益山は、根岸と御手洗とどのような関わりがあるのか? そして御手洗はなぜ、下手な嘘をついてまで真相を隠そうとするのか?

 その2つの問いに焦点が当たり、根岸と御手洗との友情、そして彼ら2人の女優・梨央への献身が明らかになっていく。

 前半は事件関係者が多いためか複雑でわかりづらい部分もあったが、後半の解決パートは映画『砂の器』(1974年・監督:野村芳太郎)のラストを彷彿とさせる感動があった。

 そして第8話は、とある禁じ手を使った意欲作。その事に関して次章から触れていきたい。

■禁じ手に挑む演出家と脚本家の勇気!!

 冒頭で述べた禁じ手とは、以下の2つである。

・重要なキャラ(本作だと御手洗)を嘘つきにさせる

・セオリーを度外視した構成

 なぜ嘘をつくのが禁じ手かと言えば、テレビドラマ的な観点からすると、視聴者に与える負荷が多くなるから。人物がひとつ嘘をつくごとに、“覚える”と“忘れる”の二つの脳内作業を強いることになる。その取捨選択に加えて、正しい情報も覚える必要があるのだから、真実と嘘で頭がこんがらがってしまう。視聴者の混乱を防ぐ方法は、瞬時に嘘だと気づかせることだ。

 嘘つきの動揺や焦りを見せればいいのだが、これがなかなか難しい。動揺が露骨になれば重要キャラが安っぽくなってしまうし、抑え過ぎれば間違った情報だと気づいてもらえない。高度な役者の演技力と演出家の腕が要求される。

 だが、本作の第8話を担当した松山博昭氏は、絶妙な塩梅で視聴者に嘘だと見抜かせた。

 御手洗は梨央を守るために必死に嘘をつき、虎丸は彼が嘘をつくたび心配そうにする。二段構えで嘘とわかる場面を置くだけでなく、両者が献身的な気持ちを持つゆえに、キャラの高尚さを損なわずに済んだ。

 一方、小悪党が保身のために嘘をつく時には水をゴクゴク飲ませ、あえて安っぽく仕上げていた。登場人物の重要度に応じて、演出の技量を上げ下げするのは見事だった。 

 とはいえ、嘘をつかせ続ければ情報は増える一方。冒頭で“前半は分かりづらい”と述べたが、たぶん制作サイドは織り込み済み。だから構成のセオリーをぶっ壊して、難解な捜査の時間を極力短くし、後半30分全てを解決パートに当てたのだろう(通常なら解決パートは10分前後)。解決パートなら、人情劇で視聴者を引き込む事ができる。

 けれど、そこには大きなリスクが潜む。第8話のゲストたちの過去回想となり、メインのキャラはほとんど画面に映らない。主人公・礼二たちの目線で物語を追う事ができなくなり、感情移入しづらくなる。

 しかし、僅かな登場時間で礼二たちに存在感を出させることで、その問題は解消されていたようにも思う。礼二は「離れていても思い合うのが家族」と梨央を慰める。虎丸は「一人でよく頑張ったな」と嘘で梨央を守ろうとした御手洗を慰める。

 慰めるに至った経緯は見逃し配信などでチェックしてほしいが、その台詞があるから礼二たちの物語という体は保てた。そして家族と死別した礼二と、離れて暮らす息子と御手洗を重ねる虎丸に、相応しいセリフだったとも言える。

 メインキャラを出せないハンデを背負いながら、構成のセオリーに逃げず、セリフでの真向勝負に出た岡田道尚氏には、脚本家としての高尚なプライドを感じる。また、嘘がテーマとなる難しい回を引き受けた松山氏の自信と周囲からの信頼には頭が下がる。

 ただ面白いものを作るだけで終わらない、プロの仕事を見せつけられた気がした。

■視聴率は1ケタ続き。それでも……

 前回の第7話の視聴率は9.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)。そして今回の第8話は9.8%。

 視聴率は下がる一方だし、1ケタを二回連続で出してしまった。

 けれど、全話平均視聴率は2ケタをキープしているし、本作の性質から見れば大健闘なのではないだろうか。

 科捜研という過去起きた事件を解決する組織であるため、現在進行形での第2第3の事件の連鎖を起こしづらい。また、見応えのあるアクションシーンなどに逃げることもできない。

 それら刑事ドラマのメリットが出しづらいだけでなく、チャンネルを変えたくなるような陰惨な事件も多い。今回も幼少期の性的虐待が絡むなど、家族そろって観づらい内容。なおかつ前述のとおり難しい題材に挑戦し、メインの役者を長時間映せないハンデまであった。それでも、0.1%ダウンだけで踏ん張れたのは、多くの視聴者が、「最後は絶対に感動させてくれる」とこの作品を信頼しているからではないだろうか。

『トレース』を毎週追ってるひいき目かもしれないが、また2ケタ視聴率に復調してくれることを願っている。

■視聴者と登場人物の感情をつなぐ音楽

 このドラマの売りと言えば、事件のスリリングさと解決パートでの感動だろう。

 そのふたつを際立たせるのは音楽。タイトルバック前に必ず流れるテクノ調の曲『TRACE』が事件の緊迫感と物語への期待を高め、バラード調の『Never Again』が解決パートで明らかになる事件関係者の悲しみに対する共感を誘う。そして、『Your Broken Heart(Reprise)』で捜査員や事件関係者が前に進む希望を感じさせる。(タイトル名はサウンドトラックより引用)

 本作の音楽を手掛けるのはKen Arai氏。『鍵のかかった部屋』(2012年・フジ)や『失恋ショコラティエ』(14年・フジ)など、先ほども紹介した松山博昭氏の過去の作品でも音楽を提供しているようだ。作り手同士の関係性や、作品に込める想いを想像するのもまた、ドラマの楽しみのひとつである。

 第8話ではサウンドトラックCDのプレゼントの告知があったが、連ドラのプレゼント告知は作品が大詰めになっている時期なのだと実感させる。次回より最終章突入。3月4日放送の第9話も見逃せない。

(海女デウス)

坂口健太郎『イノセンス~冤罪弁護士~』小市慢太郎は冤罪製造機!? 検事が毎回一緒はおかしすぎ!

(これまでのレビューはこちらから)

 坂口健太郎主演ドラマ『イノセンス~冤罪弁護士~』(日本テレビ系)の第6話が2月23日に放送され、平均視聴率9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録しました。

 自己最高タイとなった今回ですが、今回はどういう内容となったのでしょうか?

 あらすじから振り返っていきましょう!

■真犯人が判明するも、拓の怒りは収まらず……

 大学時代からの悪友・新島彰を殺害した容疑で逮捕された樽前裕也(須賀健太)を弁護するとなった拓(坂口)と楓(川口春奈)。樽前は顧問契約している樽前物産の息子ということで、なんとしてでも冤罪を証明しろと事務所から圧力をかけられてしまった。

 しかし、当の樽前は拓と楓に悪態をつき、近所からも嫌われている人物。その上、大学時代に性的暴行したウワサも。そんな樽前の弁護をやめて欲しいと新島の母を名乗る女性(山下容莉枝)がやってくるも、事務所は無視。

 そんな中、パラリーガルの穂香(趣里)の息子が誘拐されるという事件が。犯人はだれなのか、捜査したところ、新島の母を名乗っていた女性だったことが発覚し逮捕。新島の母を名乗っていた女性は、大学時代に新島から性的暴行を受けた娘の母親だったことがわかり、その娘の父親は樽前家の使用人・有珠田(吹越満)だった。

 法廷でその事実とともに、事件当時、近所の住民は樽前が弾いていたというベース音が聞こえなかったという「聴覚特性」による現象を証明した拓は、樽前の冤罪を証明。さらに、真犯人が有珠田であるとも解き明かし、事件は万事解決。だが、冤罪となり開き直る樽前に拓は激怒。後日、樽前が性的暴行容疑で起訴となるも、事務所は弁護しないと頑なに樽前の父親からの依頼を拒否した、というのが今回のストーリーでした。

■冤罪になる事件にリアル感がない……

 今回、冤罪となった事件を簡単に説明すると、依頼人が過去に起こした性的暴行の被害者の両親が犯人で、彼らが復讐のためにやったという動機。

 う~ん。ドラマとしてはいいのかもしれませんが、なんだか浮世離れしているというか、リアル感がなかったんですよね。今までは結構、事件も科学実験も現実に起こった事例を取り上げていて良かったんですが……急に2時間ドラマ風な作りになって残念。

 せっかく冤罪弁護士というだけあるのだから、実際に起こった冤罪事件を取り上げてほしいんですよね。痴漢とかでもいいし、それこそ有名な冤罪事件とかを扱って欲しい。せっかく、本格リーガルドラマの作りで評判もいいですから、残りの回でそんなリアルな冤罪事件のお話があればいいなと思います。

■誘拐事件のくだりがうまく絡み合ってない……

 鬼畜な樽前の弁護をやめて欲しいと新島の母を名乗る母が言っても、聞かない事務所側に怒りを感じ、誘拐事件を起こしたという流れですが、この誘拐事件がメインである事件にうまく絡んでいないのではと思ってしまいました。

 というのも、この誘拐事件が意外とあっさりと解決する上、犯人の動機を語らせるだけの場となってしまっただけで……。正直、だったら別に誘拐事件にしなくても、爆破予告とかでもいいわけなんですよね~。これまで、出番の少なかった穂香役の趣里の出番を増やしてあげたかったとしたか思えなくて仕方ない。この誘拐事件を扱うなら、もう少し掘り下げて、四苦八苦する事務所の面々を見たかった。この点もちょっと残念だったと思いました。

■検事が毎回同じって……おかしすぎ!

 冤罪がテーマなだけあって、検事が無能であるのは仕方ないのですが、この検事が毎回一緒で、指宿検事役の小市慢太郎。毎回坂口と小市の2人の間で冤罪が起こっているので、この2人が日本の冤罪率を上げているとしか思えない(ドラマだからしょうがないといわれれば仕方ないんですが……)!

 特に、小市の方は、毎回冤罪を生み出してしまっているので、検察での立場は大丈夫なのか? と、毎回心配してしまい、ストーリーよりもそのことが頭に浮かんで仕方ないんです(笑)。絶対検察で「アイツ無能」だと言われているはず。

 なんともかわいそうな指宿検事です。

 で、それを踏まえて思うのが、なぜ出てくる検事を1人に設定してしまったのか。チームにしてあげたほうが、まだよかったのは? と思っちゃうんですよね~(笑)。

 う~ん。ちょっとここは設定ミスった感が否めません。

 以上、6話のレビューでした。

 今回は残念なところばかりをあげてしまいましたが、個人的には好きなドラマのひとつ。拓の過去も段々明らかになってきており、これからもっと面白くなりそうな予感。次回放送を期待して待ちましょう!

(どらまっ子KOROちゃん)