でんぱ組.inc古川未鈴、漫画家と結婚発表でも脱退せずに「アイドル継続」の選択が正しかったのか?

 アイドルグループ・でんぱ組.incの古川未鈴9月18日、Zepp DiverCityで行われた全国ツアー『UHHA! YAAA!! TOUR!!! 2019』のスペシャル公演で、漫画家・麻生周一と結婚したことを発表した。結婚後もでんぱ組.incのメンバーとしてアイドル活動を継続するという。

 今年4月にロックバンド・空想委員会の岡田典之と結婚したNegiccoのNao☆のように、結婚後もアイドルグループのメンバーとしての活動を継続するケースも増えている。

「古川未鈴の年齢は公表されていませんが、実際には32歳とのこと。アイドルと言えば恋愛禁止というイメージがあるものの、最近は30歳前後のアイドルも増えていて、“適齢期を迎えれば結婚もアリ”という考えが広まっています。もちろん年齢に関係なく“アイドルは結婚してはいけない”という保守的な考えを持つファンもいますが、そちらは時代遅れになりつつあります」(音楽業界関係者)

 今回の古川の“アイドルのまま結婚”という選択は、でんぱ組.incの今後を見据えた上では正解だったのだろうか。現在のでんぱ組.incの状況について、前出の音楽業界関係者はこう話す。

「2017年に全国3箇所6公演のアリーナツアーを開催したあたりがでんぱ組.incの人気のピーク。現在は人気も少しずつ下降気味という感じでしょう。ただ、その代わりに熱心な固定客が付いているのも事実で、ある意味“安定期”に入っているともいえる。“ちょっと規模が小さいももいろクローバーZ”といったイメージです」

 そんななかでの古川未鈴の結婚はどういった影響をもたらすのか。

「安定期にあるアイドルグループのファンにとってもっともダメージが大きいのは、メンバーの熱愛が発覚することではなく、メンバーが脱退してしまうこと。特に、今年1月に夢眠ねむが卒業したばかりということもあって、何よりもメンバーが抜けるということだけは絶対に避けなくてはならない状況です。そういう意味では、古川が活動の継続を選んだのは大正解だったと思います。ファンにしても、“むしろ残ってくれてありがとう”という気持ちの方が大きくて、結婚したことに対するショックも薄れているかもしれません」(同)

 アイドルにおける「恋愛禁止」ルールも徐々に変化しつつある模様。恋愛や結婚をいかにアイドル活動にポジティブに反映させていくかを考えなくてはならない時代に突入したのかもしれない。

年齢の公表をめぐり、最上もがとでんぱ組.incがバトル! 在籍時の恨みは解消せず……対立激化は避けられない!?

 元でんぱ組.incの最上もがが、自身の誕生日である2月25日にツイッター上で「29歳になりました!」とそれまで非公表だった年齢を初めて明かした。すると、今度は最上の元同僚となるでんぱ組.incの夢眠ねむが同じくツイッターで、でんぱ組.incが年齢非公表である理由について、「結成当時の秋葉原ではハンドルネームで交差する際に本名や職業や性別までわざわざ聞くなんて無粋だったわけで」などと説明したのだ。

 年齢を公表するか否かについて、ツイッター上でやりあう形となった、最上とでんぱ組だが、両者の関係は“最悪”だという。アイドル業界に詳しいフリーライターはこう話す。

「でんぱ組がブレークしたのは、“金髪ショートでセクシーなグラビアができる最上もが”というアイコンがいたからこそなんですが、グループ内で最上は明らかに浮いていました。最上も人付き合いがうまい方ではなかったから仕方ない部分もありますが、最上が“ハブられている”というような状況だったのも事実ですね」(以下同)

 ただ仲が悪いだけなら、仕事さえしっかりやっていれば問題ないかもしれないが、実際にはそういうわけでもなかったようだ。

「孤立した最上は、プライベートで派手に遊ぶようになっていたし、さらにはでんぱ組の仕事をすっぽかすこともあったんですよ。最上がやらかした後に、でんぱ組のメンバーが関係者に謝りに行くなんてこともあったようで、グループ内での最上に対する不満は相当なものだったみたいです」

 最終的にメンバーや運営サイドの最上に対する不満が爆発し、脱退ということになった。

「当時のわだかまりは解消されないままですよ。それどころかでんぱ組サイドは、最上がソロで活躍していることを快く思っていない。一方の最上は当てつけのように、でんぱ組時代とは違うベクトルの活動をするでしょうが、その度に現役メンバーが何らかの反応をしていくんじゃないですかね。対立はどんどん激化していくと思います」

 最上とでんぱ組メンバーとのSNSを介したバトルは、まだまだ続きそうだ。

でんぱ組.incの新体制&グループ兼任……アイドル界に地殻変動!? 2018年アイドル界を勝手に大予想

 一年の始まり、あちこちの業界で「2018の展開を予想する」といった記事が出てくる。
もちろんアイドル界もその例に漏れず、多くの識者や業界関係者、現役アイドルなどが「今年はこの子たちがくる!」「今年はこんな展開になる」といった展望を述べている。

 もちろん、それなりの経験を積んできた人たちばかりだから、見る目は確かだろう。しかし、極論すれば「予想」などというのは、当たろうが当たるまいがどっちでもいいのだ。

 実は重要なのは、その見解を聞いて「そうなったら面白いな」「自分だったら違った読みをするな」と自分自身のスタンスを確認し、それを楽しめるかどうかではないかと思っている。

 そこで今回は、2018年のアイドル界を展望し、起こったら面白そうなことを勝手に予想してみようと思う。念のため申し上げておくが、私自身、そこまで「的中させよう!」という気があるわけではなく書いているので、参考程度に読んでいただければ幸いだ。

 まず最初に挙げたいのは、アイドル界の勢力図である。言うまでもなく、現在のアイドル界は、48グループ、坂道グループの『秋元勢』を中心として、モーニング娘。’18、アンジュルムなどの『ハロプロ勢』、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学を擁する『スターダスト勢』など、多くの勢力が台頭している。

 そんな中、昨年末ひとつの勢力に動きがあった。これまで、でんぱ組.incや妄想キャリブレーションなどが所属していた『ディアステージ』に、今年から虹のコンキスタドール、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)のいた『ピクシブ勢』、愛乙女☆DOLL、Chu☆Oh!Dollyの『ArcJewel勢』が合流し、一大勢力となったのだ。

 これは言ってみれば、中堅どころが力を合わせ、王者に戦いを挑む構図。セブンイレブンに対抗するため、ファミリーマートがサンクスとサークルKを吸収したようなもの、とでも言えばわかりやすいだろうか。

 18年はこの勢力の統合の動きが加速するのではないかと思っている。これまで大手の陰に隠れていた中小の勢力がいくつか手を組み、存在感を増してくるというようなことも起こるだろう。

 思い出してみてほしい。1990年代のバブル崩壊をきっかけに、銀行の合併・吸収が急速に進み、元の銀行がどこだかわからなくなるほど名前が変わっていった時のことを。地殻変動は始まっている。最後に落ち着く先は、どのような姿になっているか注目したい。

■グループ「兼任」制度のメリットとデメリット

 次に挙げたいのは、1人のアイドルが複数のグループに所属する「兼任」制度についてである。先に挙げた『ディアステージ勢』への統合に伴い、虹のコンキスタドールの根本凪とベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)の鹿目凛が、でんぱ組.incのメンバーとして活動することとなった。しかし、二人とも移籍という形ではなく、元のグループと兼任するとのことである。

 おりしも、12月にデビューした、ラストアイドルファミリーのメンバーも、他ユニットとの兼任アイドルが多くいる(もともと兼任可というのがひとつのコンセプトだった)。兼任というシステム自体は、48グループなどの秋元勢でも多く見られたが、メリットもデメリットもあると思う。

 活動する時間的な制限があるのは当然だが、元のグループとの差別化や、他のメンバーとのバランスなど、うまくコントロールしなければ共倒れとなりかねない。一方で、元のユニットで培ったイメージをうまく持ち込み、相乗効果で盛り上がっていくケースや、両方の活動によって本人の資質が倍増するということもある。運営側からしても、それぞれのファンが両方のアイドルに来ることになれば、集客アップにもつながるので、悪い話ではないだろう。

 今回の兼任がうまくいくようであれば、他のアイドルグループに波及していくのは間違いない。1人のアイドルが複数のグループを兼任する、そんな時代が珍しくなくなるかもしれない。

■「地下」と「地上」のすみわけ

 最後に挙げておきたいのは、地上と地下の差別化だ。一般的に現代のアイドルは、メジャーシーン(キー局のテレビであったり、メジャーレーベルでのCD発売など)で活動する「地上」と、主にライブハウスやインディーズでのCD発売などで活動する「地下アイドル」に区分される。

 もちろん、明確な基準があるわけではなく、メジャーなレーベルからCDを出しながらも、地下的なライブ活動を行っているグループもあれば、比較的大きな会場でライブをしながらも、インディーズレーベルからCDを出しているグループもあり、その区分は曖昧模糊としているのが実情だ。今年はその線引きが明確化されるのではないかと思っている。

 その根拠の一つは、昨年12月24日、里咲りさが発表したひとつの「報告」にある。
里咲りさは、自身で作詞作曲もこなし、マネジメントもするというアーティストだ。その愛らしいルックスやユニークな企画、奔放な発言によって「地下アイドル」としても人気がある。そんな彼女は、昨年9月22日にZepp DiverCity TOKYOで開催されたワンマンライブで、ある宣言をした。それは、「オファーあるメジャーレーベル、芸能事務所などと契約する」というFA宣言、言ってみれば、“地下から地上への移籍宣言”だった。

 実際、いくつかのレーベルや事務所からオファーがあったという。彼女自身の優れた才能はファンならずとも知っていることなので、それは当然のことだろう。しかし、12月24日の報告で、彼女は「どことも契約もせず、これからもフリーで活動する」と発表したのだ。理由について、多くは語られていないが、彼女は彼女自身の希望と使命感を持って、あえて「地下」の道を選んだものと思われる。

 多くの人は「地下アイドル」が、「地上」より格下、もしくはそこを目指す過程であると考えるかもしれない。しかし、その現場を見ている者からすれば、それは必ずしも正しくない。もちろん、地上を夢見て、地下で活動している人もいるだろう。しかし、「地下」という場所に魅力を感じて活動しているアイドルと、そのファンはとても多いのだ。決して地上アイドルの代替の存在でもなく、それ自体が違った文化として存在している。同様の分析は、姫乃たまの著書『職業としての地下アイドル』(朝日新書)などでもされている。

 そういった、アイドル側、ファン側からの動きにより、地上の良さ、地下の良さ、それぞれがより明確になって、きちんとすみ分けがなされる。そんな動きが出てくるのではないかと考えられるのだ。

 以上、2018年のアイドル界の動向を、勝手に予想してみた。

 アイドルというのは、ファンの動きがあってこそ、ブームにもなり話題にもなる。その意味で、今これを読んでいる人も含めて、今年のアイドル界を作っていくことになるのだ。
みんなでアイドル界を盛り上げ、楽しい一年にしようではないか。
(文=プレヤード)

でんぱ組.incの新体制&グループ兼任……アイドル界に地殻変動!? 2018年アイドル界を勝手に大予想

 一年の始まり、あちこちの業界で「2018の展開を予想する」といった記事が出てくる。
もちろんアイドル界もその例に漏れず、多くの識者や業界関係者、現役アイドルなどが「今年はこの子たちがくる!」「今年はこんな展開になる」といった展望を述べている。

 もちろん、それなりの経験を積んできた人たちばかりだから、見る目は確かだろう。しかし、極論すれば「予想」などというのは、当たろうが当たるまいがどっちでもいいのだ。

 実は重要なのは、その見解を聞いて「そうなったら面白いな」「自分だったら違った読みをするな」と自分自身のスタンスを確認し、それを楽しめるかどうかではないかと思っている。

 そこで今回は、2018年のアイドル界を展望し、起こったら面白そうなことを勝手に予想してみようと思う。念のため申し上げておくが、私自身、そこまで「的中させよう!」という気があるわけではなく書いているので、参考程度に読んでいただければ幸いだ。

 まず最初に挙げたいのは、アイドル界の勢力図である。言うまでもなく、現在のアイドル界は、48グループ、坂道グループの『秋元勢』を中心として、モーニング娘。’18、アンジュルムなどの『ハロプロ勢』、ももいろクローバーZ、私立恵比寿中学を擁する『スターダスト勢』など、多くの勢力が台頭している。

 そんな中、昨年末ひとつの勢力に動きがあった。これまで、でんぱ組.incや妄想キャリブレーションなどが所属していた『ディアステージ』に、今年から虹のコンキスタドール、ベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)のいた『ピクシブ勢』、愛乙女☆DOLL、Chu☆Oh!Dollyの『ArcJewel勢』が合流し、一大勢力となったのだ。

 これは言ってみれば、中堅どころが力を合わせ、王者に戦いを挑む構図。セブンイレブンに対抗するため、ファミリーマートがサンクスとサークルKを吸収したようなもの、とでも言えばわかりやすいだろうか。

 18年はこの勢力の統合の動きが加速するのではないかと思っている。これまで大手の陰に隠れていた中小の勢力がいくつか手を組み、存在感を増してくるというようなことも起こるだろう。

 思い出してみてほしい。1990年代のバブル崩壊をきっかけに、銀行の合併・吸収が急速に進み、元の銀行がどこだかわからなくなるほど名前が変わっていった時のことを。地殻変動は始まっている。最後に落ち着く先は、どのような姿になっているか注目したい。

■グループ「兼任」制度のメリットとデメリット

 次に挙げたいのは、1人のアイドルが複数のグループに所属する「兼任」制度についてである。先に挙げた『ディアステージ勢』への統合に伴い、虹のコンキスタドールの根本凪とベボガ!(虹のコンキスタドール黄組)の鹿目凛が、でんぱ組.incのメンバーとして活動することとなった。しかし、二人とも移籍という形ではなく、元のグループと兼任するとのことである。

 おりしも、12月にデビューした、ラストアイドルファミリーのメンバーも、他ユニットとの兼任アイドルが多くいる(もともと兼任可というのがひとつのコンセプトだった)。兼任というシステム自体は、48グループなどの秋元勢でも多く見られたが、メリットもデメリットもあると思う。

 活動する時間的な制限があるのは当然だが、元のグループとの差別化や、他のメンバーとのバランスなど、うまくコントロールしなければ共倒れとなりかねない。一方で、元のユニットで培ったイメージをうまく持ち込み、相乗効果で盛り上がっていくケースや、両方の活動によって本人の資質が倍増するということもある。運営側からしても、それぞれのファンが両方のアイドルに来ることになれば、集客アップにもつながるので、悪い話ではないだろう。

 今回の兼任がうまくいくようであれば、他のアイドルグループに波及していくのは間違いない。1人のアイドルが複数のグループを兼任する、そんな時代が珍しくなくなるかもしれない。

■「地下」と「地上」のすみわけ

 最後に挙げておきたいのは、地上と地下の差別化だ。一般的に現代のアイドルは、メジャーシーン(キー局のテレビであったり、メジャーレーベルでのCD発売など)で活動する「地上」と、主にライブハウスやインディーズでのCD発売などで活動する「地下アイドル」に区分される。

 もちろん、明確な基準があるわけではなく、メジャーなレーベルからCDを出しながらも、地下的なライブ活動を行っているグループもあれば、比較的大きな会場でライブをしながらも、インディーズレーベルからCDを出しているグループもあり、その区分は曖昧模糊としているのが実情だ。今年はその線引きが明確化されるのではないかと思っている。

 その根拠の一つは、昨年12月24日、里咲りさが発表したひとつの「報告」にある。
里咲りさは、自身で作詞作曲もこなし、マネジメントもするというアーティストだ。その愛らしいルックスやユニークな企画、奔放な発言によって「地下アイドル」としても人気がある。そんな彼女は、昨年9月22日にZepp DiverCity TOKYOで開催されたワンマンライブで、ある宣言をした。それは、「オファーあるメジャーレーベル、芸能事務所などと契約する」というFA宣言、言ってみれば、“地下から地上への移籍宣言”だった。

 実際、いくつかのレーベルや事務所からオファーがあったという。彼女自身の優れた才能はファンならずとも知っていることなので、それは当然のことだろう。しかし、12月24日の報告で、彼女は「どことも契約もせず、これからもフリーで活動する」と発表したのだ。理由について、多くは語られていないが、彼女は彼女自身の希望と使命感を持って、あえて「地下」の道を選んだものと思われる。

 多くの人は「地下アイドル」が、「地上」より格下、もしくはそこを目指す過程であると考えるかもしれない。しかし、その現場を見ている者からすれば、それは必ずしも正しくない。もちろん、地上を夢見て、地下で活動している人もいるだろう。しかし、「地下」という場所に魅力を感じて活動しているアイドルと、そのファンはとても多いのだ。決して地上アイドルの代替の存在でもなく、それ自体が違った文化として存在している。同様の分析は、姫乃たまの著書『職業としての地下アイドル』(朝日新書)などでもされている。

 そういった、アイドル側、ファン側からの動きにより、地上の良さ、地下の良さ、それぞれがより明確になって、きちんとすみ分けがなされる。そんな動きが出てくるのではないかと考えられるのだ。

 以上、2018年のアイドル界の動向を、勝手に予想してみた。

 アイドルというのは、ファンの動きがあってこそ、ブームにもなり話題にもなる。その意味で、今これを読んでいる人も含めて、今年のアイドル界を作っていくことになるのだ。
みんなでアイドル界を盛り上げ、楽しい一年にしようではないか。
(文=プレヤード)