『ちむどんどん』とんちんかんな暢子と、吹き荒れる無自覚な暴力(第11週)

 賢秀(竜星涼)のハンバーガーショップでの大暴れ、シェフ(高嶋政宏)による「あまゆ」でパンチ事件など、『ちむどんどん』の世界ではしょっちゅうバイオレンス=暴力シーンがある。朝の連続バイオレンス小説。今週も、レストランで新聞社の社員たちが揉め、賢秀は養豚場の娘・清恵(佐津川愛美)に掴みかかるというバイオレンスが。厨房でのトマトソースぶちまけも、バイオレンスの一種ですね……食べものがだめになるシ…

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『ちむどんどん』あっという間に2年経過も、主人公の成長「過程」は見えず…(第10週)

 土曜日のまとめ放送でカビラさんが「おでん屋の立て直しから2年も経ちました、早い!」と言っちゃうくらい時間が経つのが早い、ちむどんどん世界。

 この週は「暢子が働いて5年目の秋」らしい。あきさみよー。けれど登場人物は成長しているように見えないのが謎。歌子(上白石萌歌)は枕元に古雑誌を置いたまま2年間ずっと寝込んでいるかのよう。レストランの先輩・矢作さん(井之脇海)は、料理を焦が…

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『ちむどんどん』経験が積み重ならない主人公と、“優しさ”で支配する母親(第9週)

 レストランのオーナー・大城房子(原田美枝子)は、あの、比嘉家の子どもを引き取りたいと連絡してきた、父・賢三(大森南朋)の叔母さんでした。「まさかやー!」と驚いているのは暢子(黒島結菜)とその家族だけで、視聴者全員が「知ってた」とチベットスナギツネのような目でつぶやいたであろう展開。偶然たどり着いた鶴見の、偶然あがりこんだ家の住人・三郎さん(片岡鶴太郎)に、偶然紹介された店のオーナーが、名前…

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『ちむどんどん』新聞社編あっさり終了、毎週ミッションをこなしていく物語?(第8週)

 レストランで働いて一年半ほど過ぎた暢子が、突然新聞社に研修に行かされた第8週。なぜオーナーは今まで、暢子がホールで料理の説明もできないのに放っておいたの? 新聞社に教育を丸投げするのはなぜ? 好奇心いっぱいで、知ったことをノートに書きまくっていた幼い暢子が、わからないものをそのまま放置する人に成長しちゃったのはなぜ?

 なぜ?が山盛りのまま、見始めたのですが……新聞社編、すご…

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“ちゃぶ台返し”続く『ちむどんどん』と会話のキャッチボールのない暢子(第7週)

 比嘉家によるちゃぶ台のひっくり返しは、これで何回目でしょうか。幼い暢子の東京行きキャンセル、高校生の暢子が決まりかけた就職を蹴って「東京でシェフになる」宣言、そして今回の良子の結婚。もし連続ちゃぶ台返し対決があったら、ペペロンチーノ対決なんかより圧勝できる。でも彼らがひっくり返しているそのちゃぶ台は、周りの人々が手間ひまかけて用意したものなんですけどね……。東京行きの時は東京の親族や和彦く…

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『ちむどんどん』借金を返す約束を破り続ける比嘉家と、なぜか楽しげな劇伴(第6週)

 賢秀(竜星涼)が送ってきたあの60万円は、やっぱりボクシングのファイトマネーじゃなくて借金だったー! つまり銀行や賢吉おじさん(石丸謙二郎)への借金を、ボクシングジムの給料前借りと仲間からの借金で返しただけで、賢秀が壊したハンバーガー店の賠償金と暢子(黒島結菜)の上京費用の分、負債は増えているということに。良子(川口春奈)が給料前借りしたものも残ってるんですよね? こうなったら番組の最後に…

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人生ゲームのような『ちむどんどん』 登場人物は“動かされ”、話は飛ぶばかり…(第5週)

 暢子(黒島結菜)は今回はバスから降りず、そのまま東京に行くようですね。でも東京のどこに行くの? どこで働くの? どこに住むの? それが語られないまま今週分が終わり、次週予告では「ここで働かせてください!」のセリフ。もしかしてノープラン上京なんでしょうか。

 第1週からの謎はそのままに、暢子は東京のどこへ向かっているのか?などの新たな謎がその上に積み重なり、とうとう沖縄編が一旦…

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黒島結菜、リメイク版『クロサギ』ヒロイン内定!? 『ちむどんどん』『ハガレン』と“失敗続き”となるか

 ここから挽回できればいいのだが……。

 5月4日に放送された黒島結菜主演のNHK朝の連続テレビ小説『ちむどんどん』第18話の平均世帯視聴率が13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)で、14%台を割ったことが注目されている。

 沖縄の料理に夢をかけた料理人を目指す主人公と、それを支えるきょうだいを描く同ドラマ。第1週のラストを飾る第5話では最高17.0%…

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『ちむどんどん』ヒロイン黒島結菜“NHKへの貢献度重視”キャスティングが裏目に出た?

 4月11日にスタートしたNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』。初回視聴率は16.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、前作の『カムカムエヴリバディ』の初回16.4%をわずかに上回ったが、その後は15%台がアベレージとなっている。

「数字は劇的に高いわけでもないし、最悪な部類でもない。まずまずといった感じですが、いずれにしろ爆発力は感じません」(テレビ局関係者)

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周囲は魅力的だけど…なかなか主人公に「ちむどんどん」できない『ちむどんどん』(第4週)

 今週、見ていた人がいちばん「ちむどんどん」したのは、良子(川口春奈)の恋でも、下地先生(片桐はいり)と歌子(上白石萌歌)の追いかけっこでも、ニーニー(竜星涼)の寅さんのような呼び込みでも、ましてや暢子(黒島結菜)のナポリタン優勝の瞬間でもなく、行方知れずだった賢吉おじさん(石丸謙二郎)の姿を、次週の予告で確認した時ではないでしょうか。生きててよかった! あの一家の借金の連帯保証人として、酷…

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