鈴木えみによる“着痩せテク”を特集、「美人百花」が時代からズレているところ

<p> 今月号の「美人百花」(角川春樹事務所)は、ミランダ・カーが表紙です。彼女を起用した企画のタイトルは「もしミランダと一緒にLAのマリブで休日を楽しむなら(はぁと)」……一瞬「ん? みんなミランダと一緒に休日を過ごしたいの?」と思いましたが、よくよく考えると、ミランダ=Facebookの「いいね!」要員扱いなのかもしれません。単純に一緒に休日を過ごしたいのではなく、「一緒に写真を撮ってFacebookに載せ、みんなに『いいね!』されたい」と読者は考えているのかも……。自分にメリットがあるか否かで物事を考える人が増えている……そんな世の中が象徴されているのではと深読みさせるタイトルです。</p>

既婚、子持ち、独身、仕事アリ――「Gina」の無邪気に残酷なオシャレ女子のヒエラルキー

<p> 「Gina」(ぶんか社)5月号。犬山紙子さんの「悲しき負け美女の口癖」が、先月号でついに30回を迎えたということで、今号は、スペシャル対談「犬山とあらさー独身女子(一部のぞく)の くだまく夜」へと拡大です。毎回楽しく読ませていただき、内容も同意することが多いこの連載。しかーし、1つまったくわからないのが、「負け美女」という単語。そもそもの所で引っかかっちゃうんですよ。今回、「あなたも負け美女?」という10項目にわたるチェックリストがついていました。早速やってみたところ、筆者、なんと7つ該当。ただ、1つめが「年齢が28歳以上である」から始まり、他項目でも美女度はほとんど測ってない模様……。負け女度が重視されているのでしょう。うーん、ますます「負け美女」の言葉が飲み込めません。<br /> </p>

「自分がどう見えるか」彼と街の視線を気にする「美人百花」の重すぎるファッション観

<p> レビューを始めて今回で4回目。徐々に「美人百花」(角川春樹事務所)という女性誌がなんたるかが掴めてきたのですが、やっぱり「美人百花」はどこまで行っても、「自分がどう見えるか」が一番重要なのだと感じさせられます。例えば、「大好きな彼とお出かけしよう♪」というページには、「シャレ感と可愛さを両立するパンツルックで彼と街の視線を独占!」「絶景にテンションUP!はしゃいでも美人に見えるシャツが心強い味方」といった言葉が踊っています。やはり彼や街の人から、自分がどう見えるかが大事なようです。<br /> </p>

おフェロ顔で読者を呼び込み、美容情報は迷信と口コミだらけ! 「ar」の残念ビューティ特集

<p> 最近、目の下を真っ赤に染めたおフェロメイクの若い女性を見かけます。「一応はやってるし~」ということなんでしょうけど、おフェロメイクはおフェロっぽいシチュエーション、ポーズ、表情で撮影したグラビアだからこそ生きるわけで、その顔で電車に乗ってもコンビニでリアルゴールドを買っても全然おフェロでもなんでもなく、チークがやたら濃い人でしかないんですよね~。そんなんでいいのかと疑問に思っていたら、Twitterやインスタグラムで検索すると、おフェロメイクでタコチュー口をした自撮りがわんさか出てきました。なるほど、みなさんリアルでどう見えるかより、SNS相撲で勝てればいいわけなんですね! 今月号は、そんなセルフィー序二段必見のビューティ特集号です。</p>

キラキラ女子への誇大妄想!? 「美人百花」、疑問だらけの“広告代理店女子”信仰

<p> 「美人百花」(角川春樹事務所)はポエムが多いということは以前指摘しましたが、もちろん今月号も多いです。例えば「買ったばかりの新作で春の街へおでかけ♪」というページでは「レディなブラックドレスで背伸びして、今日は最高のワタシを見せてあげる(ハート)」、「春のスカートまつり」では、「振り向くたびにふわっ(ハート)うれしくて楽しくてどこまでも歩いちゃいそう」と、ご機嫌です。自分で自分を称賛するというのはいいことだとも思いますが、「今日、私が欲しいのは“いつもと違うね”って彼からのホメ言葉」ともありますので、自己満足ではなく、「美人百花」な女性の周りにいる人にも、ポエムな反応を期待しているみたいです。お気を付けあそばせ……。</p>

オシャレな表紙とハイテンション造語でごまかされてる、「ar」の“今じゃない”ジェンダー観

<p> 今月号のテーマは「春の服を着よう!!!」というファッション特集です。表紙&グラビアを飾るのは、長澤まさみ。「ヘアスタイルは、今の自分に似合う似合わないという考え方では決めない!」「女友達の前と好きな男性の前とで、身なりや態度が違っていても、私はいいと思うんです」「(2015年の)テーマは『シャキらら!』。しゃっきり&だらんのメリハリをエンジョイしたいです★★」など、長澤まさみのあの顔、あのバディがないと口にできないオリジナリティあふれるおしゃれ論が語られています。読んだところでなにひとつ参考にならないのですが、「Q.身体をキレイに保つ日常の心がけは?」という質問に、「所作は人を表すっていいますよね。女子は、がさつなのが一番よくないかも」と回答していたところでは、ぐうの音も出なかったです。キレイじゃない上に、がさつ、最悪ですね。ああ、スミマセン。</p>

「男はみんな浮気する」「男はいつまでも怒られたい」、男目線を持ち出した「ar」の恋愛特集

<p> 「ar」(主婦と生活社)3月号のテーマは「愛あるオンナ一直線」。1冊まるごと恋愛特集です。表紙&グラビアを飾る石原さとみも、恋愛相談に答えています。これが意外にも読者と同じ目線で、理論ではなくリアルな恋愛経験に基づいた的確な答えで、石原の恋愛強者感もよく表れていました。たとえば、優柔不断な彼に結婚を詰め寄っていいかどうか、「自分が結婚したいって思ってるんだったら、ハッキリと言っていいと思う」とした上で、「面白くカジュアルに。重くなりすぎないのが大事」と回答。元カレと再会したら「客観視して、ひとつのドラマのようにとらえる」「思い切って、オープンリアクションして、ちゃんとその場を楽しむ」など。“恋愛カウンセラー”みたいな肩書きの人にきれいごとを言われるより、ずっと実践的かもしれません。</p>

「優しい春の魔法にかかったみたい」春ポエム連発、「美人百花」の不可思議な点とは?

<p> 「美人百花」(角川春樹事務所)のレビューを初めて2号目になりました。まだまだ、この雑誌がどういうものなのか、新鮮な驚きが多いのですが、今月気づいたのは、この雑誌は結構「ポエム」が多いということです。</p>

コンサバもギャルも嫌!? 喧嘩上等の「美人百花」が抱える“美人”になり切れない葛藤

<p> 今月から新たに「美人百花」(角川春樹事務所)のレビューが始めまります。「美人百花」……あらためて手にとってみると、なんですかこのピンクの応酬は! しかも、雑誌のキャッチコピーは「コンサバより若くて華やか、ギャルより可愛くてリッチ、25歳からのバラ色のおしゃれ人生をフィーチャー!」とのこと。自己肯定がすぎて、コンサバにもギャルにもケンカを売っていますが、元気があるのは素晴らしきかな! 早速読んでいきましょう。</p>