ついに火の粉は横審に? 大相撲「鶴竜復活&稀勢の里休場」という最悪のシナリオ

 日馬富士の暴行騒動に端を発する大相撲界の騒動は、横綱・白鵬や被害者の親方の貴乃花など、多方面に波及。初場所後に行われる理事選もひと波乱ありそうな異常事態となっている。そんな中で始まった初場所だが、このままの展開では、稀勢の里を横綱に推挙した横綱審議委員会が矢面に立つことになりそうだ。

 いろいろな意味で非常に注目が集まっている大相撲初場所。騒動とは無関係に満員御礼が続いているが、土俵を引っ張る3横綱はいずれも問題だらけだ。白鵬は、「かち上げ」や「張り手」を横審に問題視され、鶴竜は昨年6場所で途中休場が3回、全休が2回となっており、引退は目前。ただ1人の日本人横綱の稀勢の里も、「負けが込んで途中休場」というパターンが続いている。しかしどうやら、3横綱は三者三様に明暗が分かれそうだ。週刊誌記者が語る。

「すっかり悪役となった白鵬ですが、場所前の稽古総見では盤石の強さを見せ、本場所でも批判が殺到したかち上げや張り差しを封印しています。なので、初日と4日目の取組で古傷を痛めての休場は、無念というほかないでしょう。一方、引退は必至かと思われた鶴竜も総見では動きが非常に良く、勢いそのままに序盤戦はまずまずのスタートを切っています。これに対して苦しいのが稀勢の里です。総見でもまるで良いところがなく、状態を不安視されていましたが、案の定初日からつまずき、立て続けに金星を配給しました。このまま15日間相撲を取れるかどうか非常に怪しいところです」

 気がつけば、モンゴル出身力士がトップを走り平幕が追うここ数年の展開が繰り返されそうな状態。横審は、モンゴル出身横綱の取り口や立ち居振る舞いを問題視することで、稀勢の里への批判を交わしてきたきらいがあるが、このままでは横審への批判は避けらそうにない。

「横審は稀勢の里について、場所前に『初場所が全休でも進退を問わない』という見解を示しました。しかし似たような状況の鶴竜には、引退勧告こそしなかったものの、進退を問うような発言が幾度となく飛び出しています。同じように休場を重ねても、かたや進退は不問、かたや進退を問うのはどう考えてもえこひいきです。一方、白鵬のかち上げや張り差しへの批判ですが、これは過去の横綱もやってきたことです。朝青龍もやりましたし、大鵬や北の湖もやっています。ファンから『見苦しい』という意見が寄せられていることを横審は理由に挙げますが、金星を気前良く配給する横綱のほうがよほど見苦しいでしょう。いずれにせよ、もしこのまま休場が続いた鶴竜が2ケタ以上勝って優勝したり、横綱の義務を果たすようなら、稀勢の里への“贔屓の引き倒し”をしてきた横審こそ、その品格が問われることになります。そういった意味でも、今場所のモンゴル勢筆頭となった鶴竜が勝ち星を重ね、稀勢の里の負けが込む、あるいは休場といった展開は、横審にとって最悪のシナリオでしょう」(同)

 土俵際まで押し込まれた横審は“うっちゃり”を繰り出せるのだろうか。

ついに火の粉は横審に? 大相撲「鶴竜復活&稀勢の里休場」という最悪のシナリオ

 日馬富士の暴行騒動に端を発する大相撲界の騒動は、横綱・白鵬や被害者の親方の貴乃花など、多方面に波及。初場所後に行われる理事選もひと波乱ありそうな異常事態となっている。そんな中で始まった初場所だが、このままの展開では、稀勢の里を横綱に推挙した横綱審議委員会が矢面に立つことになりそうだ。

 いろいろな意味で非常に注目が集まっている大相撲初場所。騒動とは無関係に満員御礼が続いているが、土俵を引っ張る3横綱はいずれも問題だらけだ。白鵬は、「かち上げ」や「張り手」を横審に問題視され、鶴竜は昨年6場所で途中休場が3回、全休が2回となっており、引退は目前。ただ1人の日本人横綱の稀勢の里も、「負けが込んで途中休場」というパターンが続いている。しかしどうやら、3横綱は三者三様に明暗が分かれそうだ。週刊誌記者が語る。

「すっかり悪役となった白鵬ですが、場所前の稽古総見では盤石の強さを見せ、本場所でも批判が殺到したかち上げや張り差しを封印しています。なので、初日と4日目の取組で古傷を痛めての休場は、無念というほかないでしょう。一方、引退は必至かと思われた鶴竜も総見では動きが非常に良く、勢いそのままに序盤戦はまずまずのスタートを切っています。これに対して苦しいのが稀勢の里です。総見でもまるで良いところがなく、状態を不安視されていましたが、案の定初日からつまずき、立て続けに金星を配給しました。このまま15日間相撲を取れるかどうか非常に怪しいところです」

 気がつけば、モンゴル出身力士がトップを走り平幕が追うここ数年の展開が繰り返されそうな状態。横審は、モンゴル出身横綱の取り口や立ち居振る舞いを問題視することで、稀勢の里への批判を交わしてきたきらいがあるが、このままでは横審への批判は避けらそうにない。

「横審は稀勢の里について、場所前に『初場所が全休でも進退を問わない』という見解を示しました。しかし似たような状況の鶴竜には、引退勧告こそしなかったものの、進退を問うような発言が幾度となく飛び出しています。同じように休場を重ねても、かたや進退は不問、かたや進退を問うのはどう考えてもえこひいきです。一方、白鵬のかち上げや張り差しへの批判ですが、これは過去の横綱もやってきたことです。朝青龍もやりましたし、大鵬や北の湖もやっています。ファンから『見苦しい』という意見が寄せられていることを横審は理由に挙げますが、金星を気前良く配給する横綱のほうがよほど見苦しいでしょう。いずれにせよ、もしこのまま休場が続いた鶴竜が2ケタ以上勝って優勝したり、横綱の義務を果たすようなら、稀勢の里への“贔屓の引き倒し”をしてきた横審こそ、その品格が問われることになります。そういった意味でも、今場所のモンゴル勢筆頭となった鶴竜が勝ち星を重ね、稀勢の里の負けが込む、あるいは休場といった展開は、横審にとって最悪のシナリオでしょう」(同)

 土俵際まで押し込まれた横審は“うっちゃり”を繰り出せるのだろうか。

あの錦糸町飲み会で……大手メディアがひた隠す“貴ノ岩暴行事件”の「核心部分」

 一向に収束する気配がない大相撲の元横綱・日馬富士の貴ノ岩への暴行事件。時間の経過とともに、これが単なる酒の席でのケンカではなく、横綱・白鵬を中心とした“モンゴル力士会”と「ガチンコ」を提唱する貴乃花部屋の確執が背景にあることもわかってきた。

 そんな中、ある角界関係者が「マスコミは肝心な部分を隠している」と重大証言する。

 同氏が挙げたのは、暴行のあった酒席からさかのぼること1カ月前に開かれた、錦糸町での飲み会で起きたある“出来事”だ。

 東京・墨田区錦糸町のバーで、酒に酔った貴ノ岩は、モンゴル出身の若い衆に対して説教。声を荒らげるなどヒートアップしたため、同席していたモンゴル出身の元幕内力士、元十両力士らが「ほかにお客さんもいる。力士が大声出したら怖がられるから、やめなさい」などと、なだめようとした。これに貴ノ岩が反発し「俺は白鵬に勝った!」「あなたたちの時代は終わった」と口にしたことが、後に白鵬に伝わり、暴行事件の伏線になったと言われている。

 だが、前出の関係者によると、一連の貴ノ岩の発言に関する報道には、肝心な部分が抜けているという。

「『俺は白鵬に勝った』ではなく、厳密に言うと『俺は“ガチンコ”で白鵬に勝った』です。さらに『あなたたちの時代は終わった』も、私が聞いているのはニュアンスが違っていて『そういう時代は終わった』という言葉だったと聞いています。一聴すると大差がないように思うかもしれませんが、意図するところは全然違う。特に後者の『そういう時代』は、白鵬・日馬富士・鶴竜のモンゴル3横綱の時代が終わったということではなく、星の貸し借り、つまり『これからはガチンコ相撲ですよ』という主旨が含まれる。年下の若造にそこまで言われて、白鵬が黙っていられるはずがない」

 一部で白鵬を「八百長横綱」と批判する週刊誌もあるが、真偽はわからない。それよりも前出関係者は「マスコミはなぜ、最も肝心な部分を隠すのか? 相撲協会に忖度しているのか」と首を傾げている。

 騒動は、大相撲の根幹を揺るがす大スキャンダルに発展する可能性もある。

 

【日馬富士引退問題】元・旭鷲山、信用ガタ落ちで“モンゴル窓口”の仕事もなくなる?

 横綱・日馬富士の暴行騒動でマスコミに情報を流しまくっていた元小結の旭鷲山(本名ダバー・バトバヤル)が、大ヒンシュクを買っている。

 日馬富士に殴られた貴ノ岩の被害を誇張して話していたことがわかり、「日馬富士とも連絡を取っていた」という話がウソだったとまで指摘され、テレビやスポーツ紙の記者らが、続々背を向けているのだ。

 旭鷲山は長くマスコミ向けの仕事をしてきたことから“失業”の危機も出てきた。

 旭鷲山は、事件直後からテレビの情報番組などに多数出演、貴ノ岩から電話で聞いた話として「40~50回殴られた」などの話をしていたが、これは後に貴乃花親方も否定。貴ノ岩の負傷部分の縫合写真などを公開して、一定の情報力があったことは示した形だが、元横綱の朝青龍から「あの人は事実と違うことをしゃべってる」といった旨の指摘もされてもいた。

 ある角界関係者によると「旭鷲山は相撲協会の理事長選で、貴乃花親方を推すために暗躍していた過去があると疑われた人。そのためのウラ金集めにも奔走し、暴力団との関係も取り沙汰された。何かと、そういうキナ臭い動きをすると思われているから、話の信用度は低い」という。

 ただ、多くのテレビや新聞のマスコミは、その旭鷲山をモンゴル取材の窓口として使ってきた面もあった。

 かつて現役時代の朝青龍が巡業をサボってモンゴルに戻り、サッカーをしていたことが大きな批判を浴びていた頃、多数のメディアがモンゴルに渡航。朝青龍と険悪な関係だった旭鷲山は、ここぞとばかりにマスコミに朝青龍の情報を流し、現地取材の案内役を務めていたのである。

 以来、特にテレビの情報番組などでは、プロデューサーやディレクターが旭鷲山の携帯電話に直接、電話をしてモンゴル取材の段取りを手助けしてもらう流れができ上がっていた。こうした関係があったことも今回、旭鷲山のメディア露出を増やした一因だ。

 しかし、今回の騒動で旭鷲山は火に油を注ぐように誇張や虚偽の話を伝え、角界はもちろん、メディアを右往左往させてしまったと見られている。事実、ある情報番組のプロデューサーは「ウチはもう旭鷲山は2度と使わない。相撲に関係ないモンゴル取材でも一切、連絡を取るなとスタッフに伝えた」ということを明かしている。

「ディレクターに『他に話していない、すごい話がある』として出演を取り付けながら、他局でも似た話をするなど“マナー違反”もあった」

 急増した電話出演などで荒稼ぎしていたと見られる旭鷲山は、11月21日に急きょ来日。さらに出演を増やしてメディアの人気者となり、25日の福岡入りでは、空港に50人以上の報道陣が集まる大盛況だった。

 しかし、その信用性に陰りが見られると、報道陣は一斉に消え、翌日の帰国時になるとテレビ3局と新聞1紙に激減していた。貴ノ岩サイドを後押しするように振る舞っていた旭鷲山だが、当の貴乃花親方には面会すら拒否される始末だった。

 あるテレビディレクターは「明らかにウソの話を流したとなれば、相撲界との折り合いも悪くなる」と話していた。

「旭鷲山はある記者に『事実と違うのでは』と問い詰められ、『モンゴル語が間違って訳された』とか苦しい言い訳をしていたと聞きます」(同)

 渦中の「事情通」から事態を混乱に陥れた「問題人物」として信用を落とした旭鷲山。今後もしモンゴル力士が何か問題を起こしたとしても、今回ほどの引っ張りダコにはならないかもしれない。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

日馬富士引退会見、テレ朝『報ステ』富川悠太アナに声を荒らげた伊勢ヶ浜親方の思い

「16歳で海を渡って、日本にきて親方とおかみさんの元で相撲をし、ファンのおかげで横綱になることができました。日本と日本の国民を愛しています。心から感謝を申し上げたい」

 暴行事件により警察の捜査を受けていた大相撲・横綱の日馬富士が29日、記者会見を開いて引退を表明した。無念をこらえ「縁のあった親方、おかみさんに支えられて今までやってきた」と、冷静に感謝や相撲愛を語った。

 唯一、強く否定したのは「酒で暴れたことはない」という部分くらいだった。ただ、同席の伊勢ヶ浜親方にはイラ立ちも見られ、しつこく似た質問を繰り返すテレビ朝日『報道ステーション』の富川悠太アナウンサーに対し「さっき答えたでしょう?」と声を荒らげる場面もあった。

 この模様を映像で見た角界関係者のひとりは「つまらない質問をしたアナウンサーもどうかと思うけど、横綱が必死に感情を抑えて答えていたから、親方は感極まっていたんじゃないかと思う」と言った。

「責任を取って潔く引退を決めたんだから、このつらい席で、同じ内容のことを何度も繰り返し言わせなくてもいいじゃないか、と思ったんじゃないかな。あの師弟は、かなりの信頼で結ばれているから、これも親心だ」(同)

 この関係者によると、実は日馬富士が過去、一度だけ引退を口にしたことがあるという。2009年の5月場所で1敗を守って優勝、初めての綱取り挑戦となった翌場所で、大きな部屋の後押しを受けるも、結果は9勝6敗。「あのとき、日馬富士が『もうこれが限界、引退だ』と、かなり落ち込んだ」というのだ。

「なぜそれを知っているかといえば、横綱が過去、泥酔して乱れたのがこのときだったから。暴行トラブルまでは起こさなかったけど、周囲になだめられて部屋に戻ったと聞いた。だから酒の失敗がゼロというわけじゃなかったと思う。でも、そのとき親方が『これで横綱を目指すのをやめるのか。上を目指すのが相撲じゃないか』と激励したそうだ。だから、11年に2度目の綱取り挑戦に失敗したときは、マスコミに叩かれても自暴自棄にならず、すぐ気を取り直して稽古していたと」(同)

 12年の3度目の綱取りは前2度と比べて期待値は低かった。名古屋場所で白鵬を下して初の全勝優勝を果たしたにもかかわらず、横綱審議委員会の鶴田卓彦委員長(当時)は「日馬富士は優勝しても翌場所で弱い」と手厳しく、別の委員からも「勢いが持続しにくい小兵力士」というレッテルを貼られたからだ。

 しかし、秋場所の結果は千秋楽に白鵬を下しての全勝2連覇。この相撲は行事の木村庄之助ら間近で見ていた者たちも「日馬富士のオーラのようなものがすごかった」と証言している。これで横審は満場一致の横綱推薦を決め、その後は今年9月場所まで5度の優勝を果たしている。

 本来ならば、まだまだ横綱として相撲が取れたはずの日馬富士。酒席での力士同士のいざこざは「日常的に珍しくはない」(前出関係者)だけに、これだけの騒ぎになって引退にまで至ったことには、自業自得とはいえ無念だろう。8年前に引退を食い止めて横綱に成長させた伊勢ヶ浜親方は、その思いがなお強いのではないか。会見での態度は、それが表れたものだったのだろう。
(文=片岡亮/NEWSIDER To kyo)

引退の“暴行横綱”日馬富士、プロレス界から熱視線!?「ポテンシャル抜群」「ビール瓶を持って入場すれば……」

 29日午前、大相撲の横綱・日馬富士が日本相撲協会に引退届を提出し、受理されたことがわかった。平幕・貴ノ岩への暴行が発覚してから2週間余り。日馬富士本人は憔悴しきっており、師匠の伊勢ケ浜親方に相談して引退を決めたという。

 事件そのものは、いまだ鳥取県警や日本相撲協会の危機管理委員会による捜査・調査が継続中だが、結論を見る前に横綱自らが身を引いた形だ。

 一連の騒動は多くの好角家を落胆させたが、一方で、にわかに色めきたっているのがプロレス界だという。

「日馬富士は、決して力士として限界を迎えて引退したわけではありません。今年9月場所でも幕内優勝を果たしていますし、体力的には充実しているはずです。プロレス界としても、“元横綱”というネームバリューは、のどから手が出るほどほしいところ。オファーが殺到すると思いますよ」(格闘技専門誌記者)

 実際、大相撲の横綱を経てリングデビューした例も少なからず存在する。昭和30年代、力道山の誘いを受けてプロレス入りした東富士をはじめ、輪島、双葉黒、曙が、丸い土俵から四角いリングへ戦いの場を移している。いずれもトップに登りつめたとは言い難いが、もし日馬富士がプロレスに転向した場合、レスラーとして成功する可能性はあるのだろうか?

「ポテンシャルは抜群だと思います。スピードもあるし、手足も長い。何より、186cmで140kg前後という均整のとれた体型は魅力です。リングで走り回るためには、もう少し絞る必要もあると思いますが、33歳という年齢は、レスラーとしてはまだまだ若手です。それに、もし日馬富士にヒールになる覚悟があるのなら、人気も爆発するでしょう。ビール瓶とカラオケのリモコンを持って登場したりすれば、会場の観客は総立ちで迎えるはずですよ。すぐ転向というわけにはいかないでしょうが、落ち着いたら本気で考えてみてほしいですね」(同)

 輝くリングが君を待っている!?

引退の“暴行横綱”日馬富士、プロレス界から熱視線!?「ポテンシャル抜群」「ビール瓶を持って入場すれば……」

 29日午前、大相撲の横綱・日馬富士が日本相撲協会に引退届を提出し、受理されたことがわかった。平幕・貴ノ岩への暴行が発覚してから2週間余り。日馬富士本人は憔悴しきっており、師匠の伊勢ケ浜親方に相談して引退を決めたという。

 事件そのものは、いまだ鳥取県警や日本相撲協会の危機管理委員会による捜査・調査が継続中だが、結論を見る前に横綱自らが身を引いた形だ。

 一連の騒動は多くの好角家を落胆させたが、一方で、にわかに色めきたっているのがプロレス界だという。

「日馬富士は、決して力士として限界を迎えて引退したわけではありません。今年9月場所でも幕内優勝を果たしていますし、体力的には充実しているはずです。プロレス界としても、“元横綱”というネームバリューは、のどから手が出るほどほしいところ。オファーが殺到すると思いますよ」(格闘技専門誌記者)

 実際、大相撲の横綱を経てリングデビューした例も少なからず存在する。昭和30年代、力道山の誘いを受けてプロレス入りした東富士をはじめ、輪島、双葉黒、曙が、丸い土俵から四角いリングへ戦いの場を移している。いずれもトップに登りつめたとは言い難いが、もし日馬富士がプロレスに転向した場合、レスラーとして成功する可能性はあるのだろうか?

「ポテンシャルは抜群だと思います。スピードもあるし、手足も長い。何より、186cmで140kg前後という均整のとれた体型は魅力です。リングで走り回るためには、もう少し絞る必要もあると思いますが、33歳という年齢は、レスラーとしてはまだまだ若手です。それに、もし日馬富士にヒールになる覚悟があるのなら、人気も爆発するでしょう。ビール瓶とカラオケのリモコンを持って登場したりすれば、会場の観客は総立ちで迎えるはずですよ。すぐ転向というわけにはいかないでしょうが、落ち着いたら本気で考えてみてほしいですね」(同)

 輝くリングが君を待っている!?

日馬富士“暴行騒動”も追い風? 40度目優勝の白鵬「東京五輪まで横綱」の現実味

 26日、大相撲九州場所は、横綱・白鵬の40度目の優勝で幕を下ろした。

 一方で、収まる気配がまったくない日馬富士の暴行騒動は、被害者であるはずの貴ノ岩や師匠の貴乃花親方にまで批判の声が寄せられる事態に発展。まさに泥沼の様相を呈している。

 そんな中、無人の野を行くがごとく、圧倒的な強さを見せた白鵬。一時期は衰えも指摘されたものの、再び白鵬時代が訪れそうだ。

 振り返れば、初場所で稀勢の里が優勝し、日本中が歓喜に沸いた2017年の相撲界。これにより、実に19年ぶりとなる日本出身の横綱が誕生すると、稀勢の里は横綱昇進後初の場所となる3月場所でも優勝し、一躍、稀勢の里ブーム、相撲ブームが訪れた。しかしその後、4横綱がそろうことはなく、9月場所に至っては日馬富士以外の3横綱がそろって休場。あっという間に相撲ブームの火は消えそうだ。週刊誌のスポーツ担当記者が語る。

「稀勢の里の横綱昇進で、若貴ブームに沸いた1990年代以来の大フィーバーとなった相撲界ですが、今回のブームは短い間で終わることになりそうです。まず、暴行騒動の日馬富士は、もう土俵に戻るのは無理でしょう。万が一、土俵に戻ろうものなら、激しいやじやブーイングが飛び交い、相撲になりませんよ。また、4場所連続休場中の鶴竜については、師匠の井筒親方から『次、ダメなら』と、引導を渡すセリフが出ています。初場所に出て、なおかつ結果を残さなければ引退です。さらに稀勢の里ですが、こちらは無理して出場しては金星を配給し、途中休場に追い込まれるという繰り返しです。3~4場所全休してケガを完全に治すのがベストですが、31歳という年齢を考えると、半年休んだ後に横綱の務めを果たせる可能性は薄い。となると、そう遠くないうちに、再び白鵬の一人横綱時代に逆戻りするということです」

 白鵬は稀勢の里より1つ年上の32歳だが、九州場所の取り口を見れば、その力はまだまだ盤石。このままなら、彼の壮大な夢がかなうかもしれない。

「白鵬の父は、レスリングのモンゴル代表として東京五輪に出場し、メキシコ五輪では母国初のメダル(銀メダル)を獲得したモンゴルの大英雄です。そんな父と東京五輪との縁から、白鵬はかねてより、2020年の東京五輪で横綱として土俵入りしたいと公言しています。開催が決定した13年の時点で、白鵬が『東京五輪まで……』とコメントした時は、誰もが『そんな先まで……』と、一笑に付しました。おそらく本人も半ば冗談のつもりだったのでしょう。しかし五輪まで残り3年となった今、御嶽海、照ノ富士、高安ら大関陣やその下を見ても、白鵬を脅かすような力士は見当たりません。最多優勝記録や通算勝利数で1位になった後は、モチベーションの低下が感じられることもありましたが、九州場所を見ると、そういった迷いも消えたようです。東京五輪まで横綱を張れるようなら、モンゴル籍のまま一代年寄になるという“もう1つの夢”もかなうかもしれませんしね」(同)

 モンゴル勢の不祥事も、白鵬にとっては追い風になるのかもしれない。

横綱・日馬富士の暴行問題が「派閥争い」に進展! モンゴル力士“一斉廃業”の可能性も!?

 大相撲の横綱・日馬富士による貴ノ岩への暴行問題は、モンゴル力士内の“派閥争い”にまで発展しそうだ。角界関係者の中には「この件を発端に、一部のモンゴル力士が一斉廃業する不安もある」と言っている。

 事件は10月25日、鳥取市内で行われたモンゴル力士を中心とした宴会で起こったもので、モンゴル力士の先輩、元小結・旭鷲山が20年以上も前に始めたという伝統的な懇親会だった。ただ、力士同士のもめ事に発展した背景には、「モンゴル力士たちを二分する対立構図がある」という見方もある。

「元横綱の朝青龍がTwitterで日本の報道に激怒していて、滞在先のロシアでテレビ局の取材を受けたりしているのは、この件について積極的にメディアに話していた旭鷲山と対立しているからだと思います」

 こう話すのは、古い角界関係者だ。モンゴル人にとって大相撲は「単なる“出稼ぎスポーツ”というだけでなく、ひとつのビッグビジネスでもあって、利権争いのようにもなっている」という。

「過去、旭鷲山や旭天鵬らが台頭して築いてきたモンゴル力士の立場は、朝青龍の活躍で勢力が大きく変わっていきました。その朝青龍の派閥を引き継いだのが白鵬で、その白鵬の衰えが見られる中で、白鵬派閥の日馬富士のほか、鶴竜、照ノ富士、貴ノ岩あたりが、派閥の再構築のキーパーソンになってもいた」(同)

 2006年に引退した元小結・旭鷲山は今回の事件について発覚直後からメディアにたびたび登場。現場にいた力士から聞いた話として「貴ノ岩が、横綱がしゃべっているのにスマホでフェイスブックを見たら激怒され、ビール瓶で1回だけ思いっきり殴られたらしい」と話していた。

 この証言により「日馬富士がビール瓶で殴った」という話が広まったわけだが、その後に現場にいた白鵬は「ビール瓶では殴っていない」と否定。モンゴル力士たちの証言に、メディアも右往左往している。

 朝青龍もTwitterで「本当の事聞きたくないか?お前ら」、「ビールびんありえない話し」などと連続投稿。その中で「モンゴルの元相撲取りの奴の話し。その場にいたんか?」と、旭鷲山らメディアに出ている元力士にも噛みついた。朝青龍はもともと旭鷲山との確執が有名だ。現役時代、風呂場で口論となった後、旭鷲山の車のサイドミラーを壊す騒動を起こしたこともある。

「旭鷲山はモンゴルの金鉱開発ビジネスに絡んで、日本の暴力団とも取引をしたことが報じられていましたが、モンゴルの開発利権は朝青龍も無関係じゃないらしく、裏で対立していたというウワサもあります。朝青龍と兄弟のように親しい白鵬、日馬富士に対しては、反発する別派閥のモンゴル力士が出てきていたらしいので、根深い対立が、今回のケンカを引き起こした可能性はあります」(同)

 暴行事件の真相はハッキリしないが、いずれにせよ、食い違う部外者の証言はそのままモンゴル力士の派閥を表しているようだ。事実、こうした派閥争いについては、今回の事件より前にも聞かれたもので、「モンゴル力士の逸ノ城がどちらの派閥にも属せず、飲み会にも参加してなかったことで白鵬の反感を買い、あるときは土俵際でダメ押しのアッパーを叩きこんだほど」という話もある。

「モンゴル力士は錦糸町あたりで飲みに行くときも周辺が根回しして、対立派閥の力士がかち合わないようにされている」(同)

 今回の事件では加害者側、被害者側それぞれに偏った情報が出されているようでもあり、もしその原因がモンゴル力士の派閥にあるのなら、たとえ警察が介入しても収まらない不安もある。

 関係者は「過去の部屋騒動で外国人力士が一度に姿を消した例もあるので、今回も複数のモンゴル力士が一斉に辞めて日本を出て行くことだってあり得る」と話している。
(文=片岡亮/NEWSIDER Tokyo)

ビール瓶暴行の日馬富士“酒乱の先輩”朝青龍からも注意されていた「酒癖」

 大相撲の横綱・日馬富士が、幕内力士の貴ノ岩に暴行を加えていたことが判明。横綱の進退問題が浮上している。

 関係者によれば、日馬富士の暴行事件は10月25日深夜に起きた。巡業で鳥取を訪れた際、宴席で酒に酔った日馬富士が、貴ノ岩の日頃の態度を叱責。その最中に貴ノ岩の携帯電話が鳴り、貴ノ岩が操作しようとしたところ、日馬富士の怒りが爆発し、素手やビール瓶などで殴打したという。現在、大相撲は九州場所の開催中だが、日馬富士は3日目から休場している。

 貴ノ岩が暴行を受けた翌日も巡業に参加していたこと、貴ノ岩の診断書が公表されるまでにタイムラグがあったことなど、疑問点も多い今回の暴行事件だが、日馬富士の酒癖の悪さは関係者の間では有名で、こうした事態を予見していたのが元横綱・朝青龍だという。スポーツライターが語る。

「モンゴル勢では、朝青龍が2010年に暴行事件で“クビ”になりましたが、その朝青龍と親しいのが日馬富士です。白鵬が朝青龍とは一定の距離を置いているのに対し、日馬富士は朝青龍を兄貴分と慕っていて、母国や日本でたびたび酒を飲んでいます。そんな朝青龍は酒のトラブルで角界を去ったわけですが、日馬富士の酒量は、朝青龍や白鵬を上回ります。角界には、『ビールならどれだけ飲んでも酔わない』という元大関・小錦や、日本酒を毎晩5升(=9リットル)以上飲んでいたという元大関・魁皇など、酒にまつわる力士の伝説が数多くありますが、日馬富士は、あの朝青龍に飲み過ぎを注意されたといいますから、筋金入りの呑兵衛です。酒でしくじった兄貴の忠告も、日馬富士には届かなかったということですね」

 貴ノ岩の師匠の貴乃花親方は、被害届を取り下げない意向だが、再び日馬富士の姿を土俵で見ることはできるのか? 週刊誌のスポーツ担当記者はこう語る。

「相撲界では、2007年に若手力士が暴行を受けて死亡する事件が起き、暴力的な体質が明らかになりました。この事件では、親方が『かわいがってやれ』と指示していたことが明らかになり、親方は裁判で実刑判決を受けています。朝青龍の件もありますし、相撲協会が今回の事件を見逃せば、『相撲界は、やっぱり……』と言われてしまう。このまま辞めさせられる公算が極めて高いでしょう。ただ、日馬富士にわずかな望みがあるとすれば、先場所、白鵬、稀勢の里、鶴竜が早々に休場するなか、日馬富士が一人横綱を務め、見事に優勝したことです。日馬富士は5日目までに3敗を喫しましたが、4横綱が全員休場すれば、猛批判が起こることは必至だったため、そのまま出場し続け、最終的には優勝しました。いわば白鵬、稀勢の里、鶴竜は、日馬富士に1つ大きな借りがあるので、彼らが助け船を出す可能性はゼロではないでしょう」

 角界を席巻するモンゴル勢だが、一度、酒の飲み方を学んだほうが良さそうだ。