ダウンタウンと対立で積年の恨み 謀反が大失敗した”干され芸人”の報われない人生

 厄介者は相変わらずだった?

 吉本興業社長の岡本昭彦氏の”パワハラ発言”をめぐり、吉本のベテランタレント・清水圭が18年前の”事件”を蒸し返したが、大失敗に終わった。

 清水は、雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が行った記者会見で、岡本氏が「テープ回してないやろな」「会見したら全員クビだ」と恫喝したことを問題視。

 22日付のブログで、自身も2001年に放送されたドラマ『明日があるさ』(日本テレビ系)の撮影で、見せ場のシーンがカットされていたことに憤り、担当マネジャーに降板を匂わせたところ、後日岡本氏がやって来て「『会社のやり方に文句があるなら、いつ辞めてもらってもいいんですよ』と恫喝されました」と明かした。

 続けて「あれから18年 社長になっても岡本氏はなにも変わっていませんでした まず人払いをして、話を聞かずいきなり恫喝する このパターンは私の時と全く同じです」「以上のことから考えても、宮迫の言葉は信じるに値します」と断罪した。

 世間の集中砲火を浴び、苦境に立たされる岡本氏を見て「今だ!」と思ったのだろう。だが、この”謀反”は大失敗に終わった。

 お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄はフジテレビ系『直撃LIVE グッディ!」で「今回のお話と18年前って時代も違いますし、空気感も違いますし、どういうお仕事かとかも全然違うケースなんで、これを同列にして岡本さんのことを言うのはちょっと違うんじゃないかなと僕は思います」と指摘。

 ネット上でも清水の告発には「何をいまさら」「便乗商法」と、冷めたリアクションだった。

 これを受け、清水は22日の当該記事をしれっと削除。23日付の「いっぱいコメントが来てて まぁ、あんなこと書いたらいろんな意見が来ますわなぁ おおきに」「ひとそれぞれ、いろんな考え方があって当然 ええんちゃうかな みんなが同じこと言うてたら、かえってきもちわるい」というブログ記事は残されていた。

「サバンナ高橋さんがピシャリと言ってのけたのは、清水さんが吉本内で浮いた存在だからです。決定的なのは、吉本を牛耳るダウンタウンと犬猿の仲であること。不仲の直接の原因はわかりませんが、1987~1989年の『4時ですよーだ』(毎日放送)時代からと言いますから、かなり根が深いとされます。吉本は松本人志及びダウンタウン中心で成り立っている会社なので、対立する清水は自然と干される形になりました。それをサバンナ高橋は知っているので、ああいった突き離したコメントになったわけです」(お笑い関係者)

 清水の不遇の時代はまだまだ続きそうか。

ダウンタウンと対立で積年の恨み 謀反が大失敗した”干され芸人”の報われない人生

 厄介者は相変わらずだった?

 吉本興業社長の岡本昭彦氏の”パワハラ発言”をめぐり、吉本のベテランタレント・清水圭が18年前の”事件”を蒸し返したが、大失敗に終わった。

 清水は、雨上がり決死隊の宮迫博之とロンドンブーツ1号2号の田村亮が行った記者会見で、岡本氏が「テープ回してないやろな」「会見したら全員クビだ」と恫喝したことを問題視。

 22日付のブログで、自身も2001年に放送されたドラマ『明日があるさ』(日本テレビ系)の撮影で、見せ場のシーンがカットされていたことに憤り、担当マネジャーに降板を匂わせたところ、後日岡本氏がやって来て「『会社のやり方に文句があるなら、いつ辞めてもらってもいいんですよ』と恫喝されました」と明かした。

 続けて「あれから18年 社長になっても岡本氏はなにも変わっていませんでした まず人払いをして、話を聞かずいきなり恫喝する このパターンは私の時と全く同じです」「以上のことから考えても、宮迫の言葉は信じるに値します」と断罪した。

 世間の集中砲火を浴び、苦境に立たされる岡本氏を見て「今だ!」と思ったのだろう。だが、この”謀反”は大失敗に終わった。

 お笑いコンビ・サバンナの高橋茂雄はフジテレビ系『直撃LIVE グッディ!」で「今回のお話と18年前って時代も違いますし、空気感も違いますし、どういうお仕事かとかも全然違うケースなんで、これを同列にして岡本さんのことを言うのはちょっと違うんじゃないかなと僕は思います」と指摘。

 ネット上でも清水の告発には「何をいまさら」「便乗商法」と、冷めたリアクションだった。

 これを受け、清水は22日の当該記事をしれっと削除。23日付の「いっぱいコメントが来てて まぁ、あんなこと書いたらいろんな意見が来ますわなぁ おおきに」「ひとそれぞれ、いろんな考え方があって当然 ええんちゃうかな みんなが同じこと言うてたら、かえってきもちわるい」というブログ記事は残されていた。

「サバンナ高橋さんがピシャリと言ってのけたのは、清水さんが吉本内で浮いた存在だからです。決定的なのは、吉本を牛耳るダウンタウンと犬猿の仲であること。不仲の直接の原因はわかりませんが、1987~1989年の『4時ですよーだ』(毎日放送)時代からと言いますから、かなり根が深いとされます。吉本は松本人志及びダウンタウン中心で成り立っている会社なので、対立する清水は自然と干される形になりました。それをサバンナ高橋は知っているので、ああいった突き離したコメントになったわけです」(お笑い関係者)

 清水の不遇の時代はまだまだ続きそうか。

宮迫博之、ギャラ飲み目撃者の新証言で、吉本興業が契約解除の撤回の撤回を示唆

 笑いの殿堂が激震に見舞われている?

 吉本興業は26日、雨上がり決死隊・宮迫博之の契約解除を撤回するとした岡本昭彦社長の発言について、再度検討する可能性を公式サイトのトップページ上の文書で発表した。

 宮迫については26日発売の「FRIDAY」(講談社)において、金塊強奪犯との”ギャラ飲み”集合ショットについて続報。宮迫は店内で現金を受け取っていたという目撃談をあらためて報じている。

「FRIDAY取材班は23日に博多拘置所に向かい、”ギャラ飲み”現場にいた野口和樹被告に接見して獄中インタビューを敢行しています。野口被告は宮迫と飲んだ夜の様子を語っていますが、宮迫の”ギャラ飲み”に関しては『それについては話せません』と口を結びました。しかし、当日に現場に居合わせた目撃者の証言として『宮迫さんは同席者から現ナマで5万〜10万を渡されていました』と新たに聞き出しています。FRIDAY側の自信満々な書きっぷりに、吉本興業側が動揺しているのが伝わってくる文書でした」(芸能記者)

 宮迫は、『2,000%受け取ってない』と吉本側に主張していたものの、前回のウソがあっただけに信用できないというのは頷ける。

「吉本興業はその後宮迫とは会えず、今回のFRIDAYの続報に対して事情聴取できていない状態です。野口被告としても”ギャラ飲み”を否定するのであればきっぱり否定するはずで、『それについては話せません』というのは何とも怪しい。宮迫に関しては、反社との関係あるなしに関わらず、コワモテ連中との集合ショットがいくらでもあるという話もあります。吉本としてもそれらが報じられるたびに、いちいち付き合い切れないというのが本音では」(同)

 宮迫の契約解除の撤回の撤回の可能性を発表する吉本興業。さらに撤回は何回続くか?

 

宮迫博之氏に関する報道についてご報告

2019年7月26日

 

 6月7日発売の「フライデー」報道に端を発した、一連の騒動において、世間のみなさまにご迷惑をお掛けしていること、深くお詫び申し上げます。

 この度は多くのメディア様からお問い合わせを頂戴している件について、ご報告させて頂きます。

 7月19日発売の「フライデー」にて、宮迫博之氏が金塊強奪事件の主犯格とされる人物との会合に同席し、金銭を受け取っていたとする報道がなされました。宮迫氏は7月20日に国民の皆様の前で行われた田村亮との記者会見の場において、金銭受領の否定を強く主張されており、弊社のヒアリングに対しても「絶対に受け取っていない。2,000%受け取ってない。」とも主張されております。

 しかしながら、複数のメディアにおいて「宮迫氏は金銭を受け取っていた」とする報道がなされ、弊社が行った「反社会的勢力主催パーティ参加の真偽確認」の際にも、宮迫氏より虚偽報告を受けていることから、弊社としてもどちらを信じていいのか、困惑しております。弊社としましては、宮迫氏の主張を疑うことなく信じておりますが、万一にも、一部報道が事実であれば、先日、会見の場で発表させて頂いたマネジメント契約解消の撤回についても、再度検討せざるを得ない状況です。しかし、我々としては宮迫氏の主張を信じ、同じテーブルについて頂けるよう、引き続き打診を続けていきたいと考えております。

 弊社は、早急に諸問題を解決し、世界にエンターテインメントを届けていける状況を取り戻すべく、芸人、タレント、社員一同全力で取り組んで参る所存です。

吉本興業に島田紳助待望論 松本人志&大崎会長ラインに唯一意見できる”必要悪”

 吉本芸人の闇営業問題は、宮迫博之と田村亮が岡本昭彦社長のパワハラ行為を暴露したことで、吉本興業内部の体質問題へと発展。宮迫と亮の処遇や、「首脳陣が退陣しなければ退社する」と宣言した極楽とんぼ・加藤浩次の動向に注目が集まっている。

 そんななか、いきなり登場したのが、2011年に暴力団関係者との交際が発覚して芸能界を引退していた島田紳助。週刊文春デジタルの取材に応じ、騒動に対する持論を展開した。

「紳助は、様々な問題点を指摘しつつも、基本的には現体制支持派。大崎会長を含め上層部に意見できるのは彼しかいないと、現在の混乱を解消するために紳助に動いてほしいと考えている吉本関係者は少なくない。そもそも紳助が引退していなければ、こんなことにはなっていなかったという声もある」(芸能事務所関係者)

 ダウンタウン・松本人志の歴代マネージャーが名を連ねる現在の吉本上層部。松本の意向に沿った形で会社が動くことも多いという。

「松本を中心に作り上げてきたのが、今の吉本。それこそ、松本と大崎会長を中心としたごく一部の“ファミリー”が取り仕切っている状態。松本はもちろん吉本を良くしようと思って、いろいろな意見を上層部に伝えているんですが、いかんせん経営に関してはド素人なので、むしろ混乱を招くことが多い。一方、紳助は実業家の顔も持っているし、ビジネスにおける知識やアイディアもある。紳助の助言が少しでも活きていれば、今のようなひどい状態にはならなかったと言われています」(同)

 吉本がおかしくなってきたのは、紳助が引退した後からだとの見方もある。

「大崎さんが社長に就任したのは2009年で、そのあたりから大崎さんの一存によるプロジェクトが急増して、上層部も松本一派だらけになってきた。そして2011年に紳助さんが引退すると、その色合いはどんどん濃くなっていった。松本一派に助言できる紳助さんがいなくなったことで、一派がどんどん助長していった印象は否めない。正直、大崎さんとしても、紳助さんがいなくなって、いろいろ動きやすくなった部分はあるはず。そういう意味では、紳助さんは“必要悪”だったということですね」(吉本関係者)

 とはいえ、反社会的組織とのつながりが発端となっている今回の騒動を収束させるために、黒い交際で引退した紳助を呼び戻すことなどできるはずもない。

「たしかに島男紳助待望論はありますが、もし本当に吉本が紳助さんを引っ張り出してきたら、完全にアウトでしょう。中堅以下の芸人たちの紳助アレルギーもあるし、少なくとも紳助さんを表舞台に出してくるようなことはないと思いますよ」(同)

 まさかの紳助待望論が持ち上がるほどに、手詰まりな吉本興業。この混乱が解消される日はくるのだろうか。

加藤浩次の吉本興業退社は一進一退 “加藤の乱”に加わる豪華メンバーの顔ぶれとは?

 闇営業を巡る一連の騒動で、所属する吉本興業の大崎会長、岡本社長を批判し、退陣を要求していた笑いコンビ・極楽とんぼの加藤浩次が、26日放送のMCを務める日本テレビ系『スッキリ」に生出演し、自らの発言を謝罪した。

 同番組では、騒動の渦中にある吉本興業が25日、希望するタレントに対して書面で契約書を交わす方針を決定したことを特集している。

 加藤はこれまで同番組内で、大崎・岡本が退陣しなければ「吉本を辞める」と主張。その発言を振り返り、「どう変わるのか、変わらないのかを僕も考えないといけないし、みんなで考えないといけないと思う」と同社への思いを吐露。退社発言については、「僕がこういうことを発言したことで事が大きくなっていることは、本当におわびと謝罪したいと思っているんです」と頭を下げた。

「吉本興業は。契約書の作成に加え、経営アドバイザリー委員会を設置することを発表するなど、急速に企業体質の改善に向かっているが、加藤の乱のおかげで騒動が拡散。世間から批判の声が高まったことも、吉本サイドの決断を急がせた。ようやく会社が動いただけに、そろそろ加藤の乱も幕引きを迎えるのでは、と見られています」(芸能記者)

 一部スポーツ紙によると加藤が退社した場合、ロンドンブーツ1号2号の田村淳が吉本離脱を選ぶ可能性が浮上しているという。

 ロンブーは、90年代後半に東京・銀座7丁目劇場を加藤と共に盛り上げた気の置けない仲。さらに淳は、加藤の相方・山本圭壱が率いる「山本軍団」の一員ということもあり、淳が加藤に追随する可能性が高いようだ。

 すでに加藤に合流する意向を表明しているのは、平成ノブシコブシの吉村崇。加藤の相方である山本圭壱も一蓮托生が確実視。さらにはペナルティや品川庄司、オリエンタルラジオの名前も業界内では上がっている。

「吉本としては、加藤を残留させ、芸人の大量離脱を食い止めたいはず。しかし、覚悟を持って発言しただけに、加藤の決意は固まっているようですが、退社に関してはいまのところ五分五分といったところです」(テレビ局関係者)

 だが、「残留しても、退社しても、問題がすべて解決するとは思えない」(同)という見方もあり、加藤の乱が幕引きを迎えても、吉本のお家騒動は新たな局面を迎えそうだ。 

宮迫博之、謝罪会見でもウソ? 金塊強奪犯の新証言で「明石家興業」入りは頓挫か

「引退」せずに済むのかは、いまだ不透明な状況だ。

『スポーツニッポン』が雨上がり決死隊の宮迫博之が“明石家興業”での出直しを希望していると報じ、話題を呼んでいる。

「明石家さんま自身は吉本興業所属ですが、税務対策として個人事務所『オフィス事務所』を構えており、騒動後、一早く個人事務所への受け入れを申し出ていました。吉本は契約解除を撤回していますが、宮迫本人は『新たな場所でやっていきたい』という気持ちになっているそうで、さんまを後ろ盾に復帰を目指したい考えのようです。松本人志もさんま同様、『松本興業』を立ち上げて、受け入れようとしていましたが、大崎洋会長、岡本明彦社長ほか経営陣の大多数が“ダウンタウン一派”である現体制こそが、“松本興業”そのもと気付いたのかもしれませんね」(芸能ライター)

 そんななか、7月26日売りの「FRIDAY」(講談社)が、前号に続いて半グレ金塊強奪犯との“ギャラ飲み”を追撃。それによると、宮迫が謝罪会見でウソをついた可能性もあるという。

「先日の会見で、宮迫は半グレとのギャラ飲み疑惑については『トイレがから出てきたところで無理やり撮影させられた』『ギャラは受け取っていない』と反論していました。今回、『FRIDAY」は当事者の野口和樹被告を獄中インタビュー。『無理やり席に連れてきていない』『(自分の)入れ墨ははっきり見えていた』との言質を引き出しています。また、前号で登場した目撃者もあらためて『宮迫さんは同席者から現ナマで5万~10万円を渡されていた』と断言しており、宮迫がここでもウソをついていたとなると、今度こそ、さんまもかばいきれなくなるでしょう」(週刊誌記者)

 芸人の反社繋がりや闇営業の問題が社長のパワハラ問題みたいにすり替わった感があるが、一周まわって世間の空気も「宮迫は引退やむなし」となっていくかもしれない。

宮迫博之&ロンブー亮が寄付金を拒否され、杜撰な手順が露わに「なんの連絡もなく一方的に」

 詐欺グループの忘年会に出席し、報酬を受け取っていた雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号の田村亮が、償いの一環として行った寄付について、寄付した先の公益社団法人「全国被害者支援ネットワーク」が25日、寄付金の受領を辞退していたことがわかった。 

 宮迫と亮は、消費者団体支援など2つのNPO法人に150万円ずつ計300万円を寄付したとしていたが、寄付金が団体の理念にそぐわなかったためで、今後返金されるという。全国被害者支援ネットワークは、吉本興業側が一方的に寄付を公表したことに対し、一部報道機関に「こちら側に何の確認もなく(寄付を)広報し、報道されてしまった。なんの連絡もなく残念です」と語るなど憤りを隠していない。

「同団体では、犯した罪や過失を補うための贖罪による寄付を拒否しています。つまり、汚れたカネは受け取らないということで、団体の理念として被害者及び家族の感情を最優先にしている。吉本及び宮迫と亮は、まず受け取ったカネを一方的に被害者団体に送り付けるのではなく、事前に被害者団体と話し合ってから、寄付する手順を踏むべきでした。宮迫と亮がこうした手順を吉本に任せっきりだったとしたら、あまりに杜撰です」(スポーツ紙記者)

 また、宮迫については25日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で、島田紳助氏が宮迫とは仲が良く、トラブルの1週間ほど前にも会っていたことを告白して衝撃が広がっている。ネット上では宮迫に対し、「ヤクザとの関係で辞めた奴と付き合う理由って何?」などと、号泣会見で得た同情論が一気に吹き飛びそうな風向きになっている。

 吉本興業の騒動がさらなる泥沼にはまってしまいそうだ。

加藤浩次「スッキリ」瞬間最高17.0%を記録するも聞こえてきたブーイング

 雨上がり決死隊・宮迫博之とロンドンブーツ1号2号・田村亮の謝罪会見を受ける形で行われた吉本興業の岡本昭彦社長による謝罪会見がその後、大きな波紋が広がっている。

 加藤浩次は自らがMCを務める『スッキリ』(日本テレビ系)で、岡本社長の会見VTRを流した上で、大崎洋会長と岡本昭彦社長が退陣しなければ吉本を辞めると宣言。

 こうした”加藤の乱”の一連の経緯は同番組でしか知ることができず、24日の放送冒頭では瞬間最高視聴率17.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録するなど、加藤は今や時の人となった印象だ。

 25日の放送で加藤はこの一件にあえて触れず、スッキリしない態度を見せていたが、もっとスッキリしないのは同時間帯でしのぎを削るライバル番組だ。

「通常時は視聴率トップを維持していた『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)では25日、”加藤の乱”を取り上げ、コメンテーターの高木美保が『加藤さんはなにを守ろうとして、なにを変えようとしているのか、残念ながら伝わってこない』などと厳しく突き放すようなコメントをして、『もうこの話題は取り上げないでほしい』といった意思表示をしていました。他局からすると、あそこまで視聴率がはね上がると、加藤の一連の行動は”視聴率稼ぎのスタンドプレー”に見えてもおかしくないでしょう」(放送作家)

 ”退社”を明言せず、結果を先送りする加藤。すでに視聴者は手のひらに乗せられている?

加藤浩次の乱、長期化を熱望? 吉本興業の騒動で『スッキリ』視聴率が爆上げ

 雨上がり決死隊・宮迫博之、ロンドンブーツ1号2号・田村亮らによる反社会勢力への闇営業問題は、吉本興業経営陣の進退にかかわる事態にねじ曲がっている。

こうした状況の中、22日朝、極楽とんぼ・加藤浩次がMCを務める、日本テレビ系の情報番組『スッキリ』で、この件に言及。「大崎(洋会長)さんと岡本(昭彦社長)さんを怖がってる状況がずっと続いてきた。これからもそれが続くと思ったら、ボクはこの会社にいれない。ボクは辞めます。今の社長、会長の体制が続くんだったら、ボクは吉本興業を辞める」と発言した。

 岡本社長は22日に会見したが、23日の同番組では、この件を特集。加藤は「なんでこんなグダグダなんだと思った」「『取締役が変わらない限り、会社を辞める』って、昨日言ったんで、その旨を伝えようと思う」と話し、同日に大崎会長と話し合いの場をもった。

 24日の同番組で加藤は会談について報告。加藤は「ずっと平行線のまま」だとし、「(退社について)意思は固い、という話もした」と言うが、「今決めることはでけへんと言われた」と話し、その結論は保留となったことを明かした。

 加藤は25日の同番組では、この件については触れなかったが、“加藤浩次の乱”の先行きがどうなるか、視聴者としては気になるところで、当面、同番組から目が離せなくなるのは確かだ。

「この状況に、番組を放送する日テレは、内心笑いが止まらない状態です。というのは、吉本問題、“加藤の乱”で、同番組の視聴率が爆上げしているからです」と語るのはテレビ制作会社のディレクター。

 20日の宮迫、亮の会見を受けた22日の同番組・第1部(午前8時~9時30分)の視聴率は10.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)と2ケタを突破。加藤が「辞める」発言をすると、23日には12.0%までアップ。24日も10.8%で、3日連続で、異例の10%超えを果たした。

 同番組の前4週の平均は6.8%であったため、吉本問題、“加藤の乱”特需で視聴率は爆発的に上昇。23日に関しては、ふだんより5%以上も上がったのだから、同局上層部としてはウハウハなはずだ。

「この時間帯、『スッキリ』は『あさイチ』(NHK総合)や『羽鳥慎一モーニングショー』(テレビ朝日系)に完敗を喫していて、フジテレビ系『情報プレゼンター とくダネ!』にも負けるような状況でした。吉本問題は他局でも扱うことができますが、“加藤の乱”の情報に関しては、当然『スッキリ』が先行するとあって、今後も視聴者の関心は高いでしょう。日テレとしては高視聴率を継続するために、加藤が結論を急がず、“長期化”することを熱望しているようです」(前出・ディレクター)

 思わぬ展開で、視聴率が跳ね上がった『スッキリ』。加藤にとっては、本意ではないかもしれないが、当面は野次馬にとって、注目の番組になりそうだ。

吉本興業、ブレイク不発の中堅芸人から搾取する「共依存」構造で事業拡大

 反社会的組織の会合における闇営業問題に端を発して、上層部の体質問題へと発展している吉本興業。

 所属芸人に対するパワハラ行為や、ギャラの取り分などが焦点となっているが、そんななか吉本は自社で管理する常設劇場の増強を考えているという。お笑い業界関係者はこう話す。 

「かつては大阪と東京に、旗艦となる大きな劇場を持ち、その下部組織のような形で若手が出演する劇場がいくつかあったのですが、最近では大宮、幕張、沼津などの商業施設内に劇場を構えるようになっています。そういった劇場がそれなりに回っているということもあって、日本各地に展開する目論見があるようです。また、『東京グランド花月』と題して有楽町のよみうりホールで不定期のお笑いイベントも開催していますし、劇場ビジネスの拡大には力を入れています」

 大宮や幕張などの地方都市の劇場に出演しているのは、芸歴10〜20年くらいの中堅芸人が多い。

「通常のバラエティー番組にはあまり出演していないけど、ネタ番組などでたまに見るレベルの芸人。つまりブレイク不発の中堅芸人です。若手の劇場に出るほどキャリアは浅くないけど、なんばグランド花月やルミネtheよしもとに出るほど知名度があるわけではない、というレベルの芸人が吉本にはごろごろいるんです」(同)

 そういった中堅芸人たちは、吉本にとって、もっとも使いやすい存在なのだという。

「ブレイク不発の中堅芸人は、すでに年齢も30代半ばを越えていて、芸人を辞めるに辞められない状況。だから、ギャラが安い仕事でも、とりあえずこなしていくしかない。吉本にしてみれば、そういった中堅芸人を安いギャラで使うことで、地方の劇場を上手く回していけるんです。しかも、キャリアはそこそこあって、劇場での場数も踏んでいるので、ネタは面白いし、ちゃんとウケてくれる。こういった中堅芸人が吉本の劇場ビジネスを支えているんです」(同)

 くすぶっている中堅芸人たちの月収は「どうにか食べていけるレベル」であることが多いようだ。

「仕事のメインは劇場出番で、そのほかにイベントの司会やネット番組などがあるといった状況で、月収は10万〜20万円くらいでしょうね。たまに地方での営業なんかが入れば、30万円くらいになることもある。それなりに生活はできるレベルですが、他事務所の同じくらいのキャリアの芸人に比べると安いでしょう。そういう意味では、吉本に飼い殺されていると感じている中堅芸人もいると思います」(芸能事務所関係者)

 ただ、中堅芸人たちも吉本の所属であるからこそ、ダラダラと芸人を続けていられるというのも事実だ。

「吉本の自社劇場がなければ、無収入になっている芸人も多い。吉本が劇場をたくさん作ってくれているから、中堅芸人が生き長らえているのも事実。吉本の芸人たちは、待遇に不満を持ちつつも、吉本に依存している部分は大きいんです」(同)

 中堅芸人を飼い殺す会社と、会社に頼る中堅芸人。いわば「共依存」のような状態でもたれ合っているのが吉本と芸人たちなのだ。芸人たちの働き方改革が求められているが、それが実践されることで職を失う芸人も少なくないだろう。問題はそう簡単なことではないのだ。