もし相方が漫才の最後に「もうええわ!」を言わなかったら……番組企画でボケ芸人がマジギレ!?

 テレビ界では、数年前よりボケよりツッコミ芸人への需要が高まったといわれている。理由はさまざまあるが、バラエティ風な情報番組の数が増え、仕切りのできるツッコミにお呼びがかかるのが理由のひとつだろう。役者やグラドルらの発言を受け止め、ツッコんで落としてあげる――。そんな腕が芸人に求められていることの表れか。

 筆者には売れないアラフォー芸人の知り合いが数人いるが、10年ほど前はほとんどの若者がボケを志望していた。おそらくそのあたりのバランス、現在はかなり変化しているはずだ。

■「田村が『芸人をやめる』と言いだすのではないかと……」麒麟・川島

 7月6日深夜放送『くりぃむナンチャラ』(テレビ朝日系)が、同番組恒例「もうええわを言わない相方たち」を放送した。ネタで面白いことを言うボケは、脚光を浴びがち。ないがしろにされるツッコミの重要さをボケに再認識させるため、漫才の最後を締める「もうええわ!」のセリフを言わないでみる。そして、「自分は生かされているんだ」と、ボケにツッコミの存在を感謝してもらう。そんな斬新な企画である。

 漫才の終了のセリフをツッコミが言わなかった場合、窮地に陥るボケの態度はそれぞれ独特で面白い。例えば、同企画が初めて行われた2014年3月(前身番組の『ギリギリくりぃむ企画工場』にて)に登場した麒麟。彼らは偽のネタ番組に出演し、演じ慣れた漫才を披露した。そして、川島明が最後のボケを放った瞬間、ツッコミの田村裕は「もうええわ!」を言わないでいる。すると、川島は顔をひきつらせて「どうした?」「15年やってきたでしょ。『もういいよ』って言って! あんまりボケが言わないよ、こういうこと」と困惑。最終的には「どうもありがとうございました!」と川島が自らで締め、2人は舞台を降りた。「ツッコミを放棄した田村が急に舞台上で『芸人をやめる』と言いだすのではないか?」と恐怖に駆られたと、川島は心境を告白している。

 一方、同回に登場した流れ星は、少しパターンが異なる。オチのくだりでツッコミの瀧上伸一郎は、いつまでたってもネタ終了のツッコミを言わない。ボケのちゅうえいは、やはり困惑。そして、ちゃんとツッコんでくれるよう、オチのくだりを再び繰り返したのだ。でも、瀧上はツッコまない。ちゅうえいは同じボケを二度繰り返しただけ。最終的には、ちゅうえいが自分で自分をツッコんで、ネタを強制終了させた。

■「相方はいつも俺のことを下に見てる」(ダイアン津田)

 今回登場したのは、声優・野沢雅子のものまねでおなじみのアイデンティティだ。野沢をものまねする田島直弥がボケで、ツッコミの見浦彰彦が「もういいよ!」を言わないという流れである。

 漫才が始まった。そして、オチのくだりに差し掛かる。ここで予定通り、見浦がツッコまなかった。戸惑った田島は悟空のキャラに徹したまま「どうした? おめえ、なんだおい。オチだぞ?」「おめえ、なんけえ(何回)やってるネタだ!」「フザけんなよ、いいかげんにしろ!」と憮然とした表情になってしまう。どうやらこの2人、コンビ内で明確な上下関係があるようだ。

「あんなことがあったら、ファミレス行って2時間(の説教)ですよ!」(田島)

 続いての登場はダイアンだ。このコンビは、ツッコミの津田篤宏がボケの西澤裕介に対して思うところがあるらしい。

「いつも俺のことバカにしてる! 下に見てる」(津田)

 だからこそ、「ツッコミの存在を感謝してもらう」という今企画の趣旨は、津田にとって待望だった。 

 いよいよ漫才が始まった。そして、オチのくだりに差し掛かる。すると、津田は満を持して「もうええわ」を言わない! すると、やはり西澤は困惑。そして、小声で「言えや」「何してん?」と津田を注意。ついには、客前で津田を殴りながら「お前、アホなんか!?」「お前が『もうええわ』言えや!」と激高してしまった。らちが明かないと判断した西澤は、自ら「もうええわ、ありがとうございました!」と締めて舞台を降りた。

 実は、津田には前科があるらしい。

「こいつ、過去に1回やってるんすよ。ルミネの出番で『もうええわ!』ってセリフがホンマに出なくなってむちゃくちゃになったことが、過去に1回あるんですよ。『また、それになった!』と思って」(西澤)

 ボケとツッコミの関係性は、当然ながら各コンビで異なる。テレビ界ではツッコミへのニーズが高まっているが、ダイアンやアイデンティティのようにボケが上位にいるコンビは少なくない。でも、今回は下位にいるツッコミが反逆した格好だ。

 ネタ中で面白いことを言うのはボケ。ツッコミは、主にそれを律する側。ある意味、損な役回りだが、引き換えとしてツッコミにしか持つことのできない権利があるということか。

 かつて、ビートたけしはツービートの漫才について「細かいセリフは決めず、アドリブはガンガン入れながらオチというゴールに向かっていく感じ」と表現したことがある。でも、ツッコミが「もうええわ!」を言わなければ、オチがオチでなくなってしまう可能性だってある。家に帰ろうと思ったら、その家自体がなくなっていた、みたいな状況。恐ろしすぎるではないか。

(文=寺西ジャジューカ)

 

狩野英孝“謹慎明け1年”でも本格復帰ならず……「未成年不祥事タレント」続出の余波か

 謹慎期間が明けてから丸1年が経過したお笑い芸人の狩野英孝が、逆風に立たされている。

 狩野といえば、2011年に結婚した一般女性と14年に離婚。16年には歌手・川本真琴とタレント・加藤紗里との二股疑惑が明るみとなり話題を呼んだ。

 また17年1月には、当時17歳だった女子高校生とSNS上で知り合い交際に発展、淫行疑惑が週刊誌に報じられた。その報道翌日に所属事務所が謹慎処分を発表。同年7月にAbemaTVの番組『必殺!バカリズム地獄』の生放送で復帰を飾るまで、謹慎生活を送っていた。

 その番組出演から1年となる狩野だが、ほとんどテレビに出演することがなくなっている。そのワケとは……?

「好感度が大きく下がり、女性に嫌悪感を与えると、テレビ局側が出演を見合わせているようです。6月27日に開かれた『フジ・メディア・ホールディングス』の株主総会では、株主から『狩野英孝のような、性犯罪などの不祥事を起こしたタレントを出演させないでほしい』といった意見が出され、業界に衝撃が走りました。先輩芸人からかわいがられているので、自分の番組に狩野を起用したがっている芸人はたくさんいるのですが、そういった背景もあって、実現が難しくなっているのでしょう」(芸能関係者)

 また、他の芸能人の不祥事も、狩野の動向に大きな影響を与えているという。

「TOKIOの元メンバー山口達也の強制わいせつ事件や、NEWSの小山慶一郎、加藤シゲアキによる未成年女性との飲酒疑惑が発覚したことで、同様のトラブルを起こした狩野を使いづらい状況にもなっています。未成年女性絡みの不祥事について世間の目が厳しくなっているので、しばらくの間は、目立った活動はできないでしょう」(同)

 天然キャラとイジられ芸で一世を風靡した狩野だが、完全復活への道のりは険しそうだ。

吉本が飲食業に本気で参戦!? 料理芸人を発掘し、飲食店プロデュースを画策か

 6月末、東京赤坂にある高級和食店『花楽』が、『花のれん 花楽』と屋号を変え、リニューアルした。その裏側で動いていたのが、吉本興業。お笑い帝国・吉本の次なる野望は、飲食業界にあるという──。

 吉本興業は現在「花のれんプロジェクト」と称して、飲食業界とのコラボレーション企画を進めている。「花のれん」とは、かつて同社が営業していた「おしるこ・さろん」の名前。吉本の創業者・吉本せいを題材にした山崎豊子の小説タイトルも『花のれん』だ。昨年12月には同プロジェクト第1弾として、吉本の常設劇場・なんばグランド花月内に『花のれんタリーズコーヒー なんばグランド花月店』がオープンしている。

 そして、その「花のれんプロジェクト」の一環としてリニューアルオープンされたのが、赤坂の高級和食店『花のれん 花楽』なのだ。お笑い関係者はこう話す。

「『花楽』は、松本人志さんのスタイリストを長年続けている高堂のりこさんプロデュースのお店として2010年にオープンしました。高堂さんは吉本とのつながりも強いので、今回のプロジェクトに参加する形になったようですね」

 この「花のれんプロジェクト」に限らず、近頃吉本は、飲食業界とのコラボに積極的だという。

「今年の4月には、新宿の吉本本社に『Munch Lunch』という500円均一の社員食堂がオープンしたのですが、こちらはコンセプチュアルな飲食店を数多く手がけているダイヤモンドダイニングのプロデュースによるものです。社員食堂とはいっても、メニューのクオリティーは一般のレストランクラスで、しかも500円ということで、社員にも芸人にも大好評のようですね」(同)

 このような流れの中で、料理に関する特技を持つ芸人の発掘にも力を入れているようだ。とある放送作家が明かす。

「チーフマネジャークラスの吉本社員が『料理が得意な芸人やグルメに詳しい芸人はいないか?』などと、“料理芸人”を探していたという話は聞いています。単純に特技がある芸人はいろんな番組にピックアップされやすいというのもあると思うのですが、どうやらその先も見越しているようですね」

 つまり、料理芸人をテレビなどのメディアに露出させ、知名度上げたところで、次なるビジネスを始めようというわけだ。

「料理芸人と飲食チェーンとでコラボをすることもできるし、その料理芸人がプロデュースするという形で店を出すこともできる。芸能事務所の副収入としての飲食業というのは定番ですし、吉本としても飲食業を基盤にしていきたいという考えがあるのかもしれませんね」(同)

 お笑い帝国・吉本は、競争の激しい飲食業界で存在感を発揮できるのか。お手並み拝見だ。

本田圭佑「きよきよしい」発言に騒然!? 最後の“ネタ振り”に、じゅんいちダビッドソンも命拾い

 サッカーロシアW杯日本代表の本田圭佑選手が、W杯を終えての感想をテレビ番組で聞かれて、まさかの「言い間違い」。これに世間が騒がしくなっている。

 3日放送の報道番組のインタビューに応じた際、本田は「今はすごく……なんと言うんですかね……」と言葉を詰まらせながらも「“きよきよしい”というか、すごく自分の中で、気持ちの切り替えができている部分があります」と答えた。

 もちろん、ここでの“きよきよしい”とは「清々しい=すがすがしい」というのが正解。本田自身も4日、自信のTwitterで「恥ずかしい。漢字が苦手で」と誤読を認めている。

 先日、NHKの『プロフェッショナルの流儀』に出演した際にも「プロフェッショナル」の意味を聞かれ「ケイスケ・ホンダですね」と発言。本大会では途中出場でゴールこそ決めたが、レギュラーの立場ではない状況で、プレーで目立つ場面は少なかったが、「ケイスケ~」発言に続く「本田語録」の誕生に、お笑い関係者の間では「本田のモノマネで稼ぐじゅんいちダビッドソンは、かなり命拾いしたでしょうね」と話す。

「そもそも、大会前には代表落ちもウワサされるなど、本田はギリギリのポジションだった。ダビッドソンも、W杯で新しいネタが生まれなければ、それをモノマネして稼ぐ手段にはつながらないわけです。そこにネタでもイジれそうな“きよきよしい”が飛び込んできた。これはアレンジしやすいでしょうし、本人は大喜びしていると思いますよ」

 初の8強にあと一歩のところで終わった今大会だったが、ダビッドソンにとっては最後に最後に大きなサプライズプレゼントが贈られた形となったようだ。

土田晃之「ぶち殺す」「事務所が動く」発言で大ピンチ! 広告業界が“注意リスト”に……

 ある広告代理店の関係者が、お笑い芸人の土田晃之について「起用注意リストに入れた」と話している。土田は6月下旬、ラジオ番組『土田晃之 日曜のへそ』(ニッポン放送)で、自分の後ろ姿を撮影した写真をネット上で公開した匿名の一般人に対し、「マジぶち殺しに行くんで」「うちの事務所が動くかもしれないから、気を付けてね」と殺害予告とも取れる発言をし、物議を醸した。

 怒りの原因は、写真に自分の子どもが写っていたからだというが、撮影者は「つっちー来てた」と子どもについてはまったく言及しておらず、たまたま子どもの後ろ姿も写り込んだだけのようだった。

「いずれにしても、公共放送で『ぶち殺す』『事務所が動く』と視聴者に恐怖感を与える言動はまずいですし、こういう人はいつまた別の問題発言をするかわからない印象なので、広告起用には“要注意”の注釈を付けざるを得ません」

 こう話す広告代理店の関係者によると、CMなど広告にタレントを起用する際、「このタレントはこんなCMに向いている」とカテゴリに分けるなどして企業にプレゼンする資料を作る過程で、企業イメージに悪影響を与える可能性のあるタレントのネガティブ情報を複数の担当者が収集し、データ化しているのだという。

「土田さんは、過激トークで炎上しやすい人物と判断できるので、クレームに神経質な企業には不向きだと判断できます」

 土田は“元・不良”を売りにしたキャラでコンビ「U-turn」としてブレイク後、ピン芸人になって、アニメやサッカー、アイドルなどを毒舌も交えて評論する自称オタク芸人として売り出し、情報番組のコメンテーターにも起用されている。

 ただ、過去にも発言への批判はたびたびあり、アイドルグループのAKB48を欅坂46と比べて「品がない」と言い、指原莉乃の第一印象を「クソでしたからね」と酷評。元プロ野球選手の張本勲のサッカーについての意見には「サッカー知らない人がしゃべってるから」とバッサリ斬り、安倍晋三首相を「テメエ」呼ばわり。こうした発言には批判の声が上がっており、ラジオ番組で過去、フジテレビの番組作りを何度か批判した際、「(スタッフが)バカなんじゃねえの」と言い放って、当のスタッフを怒らせていたこともある。

 もともと攻撃的な性格ではあったようで、かつてアンジャッシュの2人に「楽屋入ってきて機嫌悪いときがあって、どうしたのか聞いたら『前を歩いているヤツが遅いからケツ蹴ってやった』と吐き捨てていた」とも証言された土田。こうした話を聞くと、まるでチンピラのようにしか思えないが、土田を起用したことがあるテレビディレクターによると、「目上の人にはかなりの気遣いをしていて、要領が良い人」だという。

「批判対象はわりと“批判しやすい”相手ばかりなので、絶妙に選別しているんですよ。だから、広告代理店の人が心配しなくても、大きな炎上はないのでは」(同)

 いまでこそ「ひな壇の神」とまで呼ばれて人気者の土田だが、当初はほとんど話ができないまま収録が終わった苦い経験もあり、一連の過激発言は存在感を高めるための工夫に見えるところもある。ただ、「ぶち殺す」発言は、相手の被害意識によっては刑法に触れるとする見方もあり、黄信号がともったのも確かだ。

 企業のPRイベントにもよく出ている土田だけに、つまらない発言で仕事が減らなければよいのだが。

(文=藤堂香貴/NEWSIDER Tokyo)

マネジャー不足にあえぐ吉本興業 若手芸人に「マネジャー兼任」を打診? リスク高いと懸念も

 どれだけポテンシャルの高いタレントがいても、優秀なマネジャーがつかないと、チャンスを逃してしまうのが芸能界。それどころか、お笑い系事務所の場合、優秀かどうかの以前に、そもそもマネジャーの数がまったく足りていないというケースも少なくない。

「若手芸人は仕事も少ないので、1人のマネジャーが複数の芸人を担当するケースがほとんど。ですが、その複数の中の1組が売れてしまうと、その芸人につきっきりになって、残った芸人たちは放置されてしまう。その中に売れそうな芸人がいても、ほぼノーチャンスとなるわけです。マネジャーがもっとたくさんいれば、チャンスをつくることも生かすこともできるんですけどね」(芸能事務所関係者)

 そんな状況を打破すべく、お笑い系芸能事務所の最大手・よしもとクリエイティブエージェンシーが、とんでもない策を企てているというのだ。

「くすぶっている若手芸人の中から、実務的に優秀そうな人材をピックアップして、“マネジャー兼任”という形にさせようとしているとのことです」(同)

 つまり、芸人としての活動を継続したまま、吉本のマネジャーとしても働く“マネジャー兼任芸人”をつくり出そうとしているのだ。

「芸歴10年以上くらいのキャリアがあって、業界内部の仕組みがわかっていることが最低条件。さらに、社会人としての一般常識がありそうな芸人に対し吉本側が面談を行い、“マネジャー兼任に興味はあるか?”と意思確認をしているとか。実際には、まだ動いてはいないようですが、適任と判断された芸人がいた場合は、“マネジャー兼任”として、担当芸人の現場に帯同したり、テレビ局や媒体とやりとりをしたりすることになるでしょう。報酬の形態は、芸人としてのギャラの他に、“マネジャー手当”のようなものがつくと思われます。あるいは、“契約社員”のような形で芸人を採用する可能性もありそうですね」(同)

 兼任というわけではないが、すでにマネジャーを介さずに自らの仕切りで仕事をこなしている芸人も何人かいるという。若手芸人はこう話す。

「何か突出した趣味などを持っていて、それに関連する専門的な分野の仕事がある芸人さんは、これまで築いてきたコネクションを使って、自ら仕事を取ってくることが多い。そうやって取ってきた仕事をいちいちマネジャーに預けていろいろ交渉するというのも面倒なので、結果的に自分で全部を仕切っている芸人さんもいます」

 マネジャーの数を補うという意味では“兼任”も有効だが、一方で弊害も懸念される。

「事務所を通さない“闇営業”が増えるのは間違いないでしょう。さらには、マネジャー兼任芸人が独自に人脈をつくって、そのまま独立してしまうという可能性もありうる。吉本としてはそうならないようにうまくハンドリングをする必要があるでしょうね」(前出・芸能事務所関係者)

 人手不足解消にはつながるが、リスクも大きい“マネジャー兼任芸人”。そんな危険な策に手を打って出なければならないほど、吉本内部の状況は芳しくないのかもしれない。

ラバーガール“夢”の全国ツアーへ! その意気込みは「家族に見られるのが恥ずかしい……」!?

 キングオブコントで決勝に進出すること2回。片や俳優としても活躍し、片や脚本や監督業もこなす。着実にマルチなコント師の地位を固めているラバーガール。しかし、悲願のキングオブコント優勝に向け念願の全国ツアーをスタートするこのインタビューで、彼らの口から飛び出すのは、不満、不安、愚痴、自虐……。的確すぎる自己分析に漂うこのわびさびこそ、永遠の中堅モラトリアム、ラバーガールの真骨頂なのかもしれない。

――全国ツアーのチラシのビジュアル……一度見たら忘れられないですね。デザインもそうですが、「スタイリッシュなコントをあなたに……」っていうキャッチもすごい……。

ラバーガール飛永(以下飛永) いつも単独ライブをやる時は、おしゃれでかっこいいもの作ってもらうんですけど、それだとちょっと伝わりづらいのかなっていうのが、まずありまして。顔がどーんと出てる方がわかりやすいなって。そういうのを突き詰めていくと、演歌の地方巡業のディナーショーチラシが一番ベストなんじゃないか、というところに辿りつきました。

ラバーガール大水(以下大水) 演歌の方たちは、全国を回っているじゃないですか、長年。そういう方たちが、ああいうチラシにしているということは、あれが正解なんだっていう。

飛永 ホールの入り口にどーんってポスター貼り出されるので、居並ぶ演歌の方たちに見劣りしないチラシをつくらないと。

――「爆笑オンステージ」という文言で、「ああおもしろいやつだ」というのも伝わる(笑)。

飛永 営業で書かれたりはありますけれどね。でも、もう言っちゃった方がいいんじゃないかっていう。逆をいえば、僕らがこれをやったらギャグにもなるかなっていうのもあったので、あえてそうしたというか。でも、意外とこういうダサいチラシをつくろうと思ってお願いしたら、ダサい感が、すごい難しくて。最初サンプルで上がってきたものとか、本当に手を抜いた感じにも見えちゃったんですよ。ダサいのをギャグにすることの難しさを知りました。

大水 「追加公演決定!」っていうこれも、いかにもっていう感じでね(笑)。

――よくスーパーに置いてありますよね。演歌の方がたくさん出られている謎のステージチケット。

飛永 年齢層が高い人にも来ていただきたいんですよ。シソンヌもちょうど全国ツアーをやっていて、おしゃれにすると、そっちともかぶっちゃうなーというところもありますね(笑)。

■大水は青森に凱旋、飛永は……?

――先行販売の手応えはいかがですか?

飛永 動員数が3,000人ぐらいなんですよ。今まで最高で、東京だけで1,000人ちょいぐらいなので、その3倍もある。

大水 東京は大丈夫そうですけど、それ以外が、まったく見当つかないですね。

――8月4日の石川公演は、なんと県内最大の花火大会とかぶってるらしいです……。

大水 え?? 初耳。知らなかったな。それやばいな。花火のライブビューイングとかやった方が入るんじゃないかな。

飛永 同時に見れます、とか。

――頑張れば、ライブを見てから花火に行ける時間なんですかね……?

飛永 そのハシゴしますかね? しないでしょ。

大水 普段ラバーガールのライブ見たい人でも、花火行く日ですもん。

飛永 絶対花火だよ。

大水 そもそも花火行きたい人がラバーガールには来ないもんね。マイナス要素しかないよね。

飛永 このツアー、いい要素がないな。唯一、大水さんの故郷の青森ですかね。

大水 200くらいのキャパなんで、知り合いとかは多少来ると思うけど……。

飛永 去年、青森の一番大きいお祭りのMCをさせてもらったんだよね。そこで「実は青森出身なんです」って言ったんですけど「えーー」みたいな。まったく知られてない状況だった(笑)。

――あれ? 飛永さんの地元の静岡は入ってないんですか?

飛永 ないですね。静岡って……じゃっかん冷めている感じがあるんですね。だから、地元に帰ってもあまり凱旋感もなくて……うーん、ちょっと恥ずかしいですしね。今回は、外させてもらいました。

――冷めてる感じというのは……?

飛永 静岡に営業に行って、ウケたなっていう思い出がない。

大水 青森も恥ずかしいけどな。家族の前でネタやるって。

飛永 絶対来るもんね。青森行ったら。

大水 絶対、来る。絶対、教えないようにしてても、どこかから嗅ぎつけて来る。今回のツアーも、僕は言ってなかったんですけれど、お姉ちゃんとラインのやりとりしてたときに「そういえば青森でやるんだって?」って言われて。

――ご家族に感想を言われることは?

大水 1回、営業に行って言われたのは「たまには違う内容も見たいな」って。

飛永 そうだよな(笑)。

大水 営業って、わりと一緒のネタだから。

――営業は、初めての人を対象にしていますもんね(笑)。

大水 毎回来る人は対象にしてないです(笑)。

飛永 今回はね、違うネタもあるし。大水さんの家族もうれしいライブ。

――「全国ツアーは、芸人を始めたときからの夢」という大水さんのコメントがネットニュースになっていましたが、今回ようやく、その夢が叶うと。

飛永 そうそう。大水さんそれ書いてたけど、聞いたことねーけどなって。ウソじゃないかなと思って。見出しになってたよ。

大水 いや、あれはですね、最後にすごい真面目な文章をわーって書いて、「夢でした」って。「なので今から福岡の地へ出発します」「早えーよ」みたいなことを言うために、それまで真面目に書いたんですけど、そこだけ切り取られてしまった。

飛永 そうなの?

大水 真面目なところだけ見出しになっちゃって、すげー恥ずかしかった(笑)。このチラシで、「夢でした」ってコメントって、完全にガチのやつじゃんか。

■「スタイリッシュ」と「キングオブコント」

――確かに(笑)。でも実際ラバーガールさんは「スタイリッシュなコント」と言われていますが、それについてご本人はどのようにお考えですか?

飛永 「スタイリッシュ」とか「シティ派コント」って言われますけど、静岡と青森出身ですからね。

――スタイリッシュは、あえて意識しているんですか?

飛永 そうですね。それは、人力舎っていう事務所に入ってるというのもですが、シティボーイズとかアンジャッシュとか、そういう東京コントの芸風をちゃんと踏まないといけないな、というのを何年か前に僕は決めたというか。放送作家のオークラさんに言われたのかな。「そこは意識してやった方がいいよ」と。ベースを、ちゃんとした方がカッコいいな、っていうのは思ってます。

大水 一時期ちょっと「スタイリッシュ」みたいなことを言うのが恥ずかしいという時期があったんですけれど。「意外と俺たちベタだし」って。でも、それってあんまり得ねえなと。スタイリッシュって言っちゃった方がいいんじゃないかな、っていう気持ちには、なってきましたね。

――しかし「スタイリッシュコント」で、その価値観と最も遠いように思われる「賞レース」を戦わなければいけないというのも、難しいものがあるよなぁと感じます。

飛永 そうですね。本当は関係ないところでやりたいんですけれど、世間がそうなってきちゃってるから。本当は、シティボーイズのような、どっかで「お客さんが笑わなくてもいいや」っていうのを突き通したいということがあるんですけれど、勝負の場ができちゃってるんで、戦わないといけないし、逃げるのも違うかな、みたいな。そういう葛藤はありますね。

大水 本当は戦いたくないですからね。いろいろおもしろい人がいていいじゃんって。でも大会がある以上、出ないでスカしてるのもカッコ悪いし。

飛永 やっぱ、おもしろい人は優勝してるしね。

大水 できれば優勝して、もう出たくない。

飛永 それは一番大きいですね。

――出なくてもいい理由は、もはや優勝するしかない?

飛永 それか、何か犯罪を犯すか。出なくていいっていうのはね。

大水 出れない(笑)。

――実は調べてみると、人力舎さんの芸人は、キングオブコントの決勝までいくと解散するんですよ。リンゴスターとか、巨匠とか……。

大水 確かに……。

――外側から見ると「これからなのに」と思ってしまうのですが。

飛永 目標がなくなる、っていうのはあるかもしれない。「キングオブコント決勝進出」を目標にしちゃうと。

大水 決勝行って、優勝できなかった。決勝いくことによって、仕事が増えるかなと思っていたら、そこまで増えない。そうなると、もっと大きい悩みがのしかかってくる。ネタ以外の悩みが。食っていけないんじゃないかとか。そうなると行き詰まって、結果解散になっちゃうんじゃないですか。

飛永 あと、「世に出てないけどおもしろい」と思われていたのが、世に出ちゃうと「こんなもんか」みたいな気持ちになる。お客さんのウケとか。そこに耐えられるかどうか。決勝いったことによって、ライブに来てくれるお客さんが減るっていうのも実際あるんですよ。

――そのパターンもあるんですね!

飛永 青田買い目的で見に来ていたお客さんが減って。

大水 キングオブコントで知ってやってきたお客さんも、やがていなくなって、誰もいなくなっちゃって。

――想像しただけで恐ろしいです。

大水 毎年、ライブで勢いがある人たちが準決勝の客席を埋めて、お客さんたちも決勝に上げたい、みたいな空気があるんですよね。後押しが。それは悪いことではないんですが、いざ決勝でテレビに出ちゃうと、そのお客さんもちょっと冷めちゃう、みたいな現象が起こる。

飛永 発掘した感だよね。でもその魔法が、翌年から消えちゃいますから。

大水 僕ら、あまりそういう思いをしてこなかったから。そこまでお客さんに人気なかったし。誰か人気のあるやつが必ず上にいたという感じですね。

飛永 何十組か集まるライブだと、うちらはMCとか頼まれても断ったり。消極的っていうのもあるんですけど。あまりライブで求められる感じじゃない。同世代の芸人ともつるまないし、仲良い感じを出さないようにやってきちゃったんで、孤独感はずっとあります。テレビのスタッフとか、作家さんとか、いろんな人とも、一緒に何もやれていないな、という感覚はずっとありますね。単独ライブをやっても、お客さんを巻き込んで、拍手喝采! みたいな状況が、あんまりないから。お客さんも、普通に笑わないしね。本当にウケない時あるから。千秋楽の出待ちひとりもいなかったし(笑)。

大水 「誰のためにやってるのかな?」って思う時はあります。一定の距離が、ずっと保たれている。

飛永 達成感とか、あまりないですよね。結局、自分のせいでそうなってるんでしょうけど。かまってちゃんなのかもしれないです。歩み寄らないくせに、「孤独だ……」みたいな。

――そのお話を踏まえると、より一層「爆笑オンステージ」というキャッチに深みを感じます。

大水 逆にハードルが下がってる(笑)。

■ライブに「業界人が来る」という評価

――シソンヌさんや東京03さんのライブは「業界人がたくさん来る」というのが一つ代名詞のようにウリ文句になっていますが、ラバーガールさんもそうですか?

飛永 来てたとしても、楽屋には来ないですね。別に仲良くないから。マネジャーが呼んで、業界の方も来てくれてるんでしょうけれど、僕らとの距離はすごいありますね。それこそ大水さんはドラマや映画にも出てるんで、俳優さんの知り合いとかいっぱいいるはずなんですよ。ずる賢くやれば、そういう人たちをいっぱい呼んで、SNSに写真あげてもらったり。でも、結局来るのって、前にやっていた番組のメイクさんとかなんです。

大水 いいんだけどね(笑)。

飛永 来てくれるのはうれしいんだけど、もう少し拡散力のある人を呼んだ方が本当よかったな、という反省はしますよね。

――積極的に声をかけないのは、なぜなんでしょうか?

大水 なんですかね。あれじゃないですか、結婚式、誰呼ぶか呼ばない問題みたいな。どこまで呼んだらいいかわからなくなるやつ。

飛永 意外と前回、前々回の単独は早めにチケットが売れちゃって、関係者枠が少ないって言われて。そうなると誰を呼んだらいいんだ? となり、結局誰も呼ばない。

大水 その結果、メイクさん、もしくは知らない後輩がすげーぞろぞろ来る(笑)。

飛永 楽屋の挨拶でね、「初めまして、1年目の……」みたいな。

――いろんなジャンルの方とお知り合いというのが、ひとつのステータスである芸人さんも多いと思うのですが、あまりそういう欲がない?

大水 どっかで、そういうのダセーと思ってるんでしょうね。

飛永 客観的には「大水さんの知り合い誰か呼んでくれればいいのに」とか思いますけれど(笑)。

大水 いざ、自分となると……変にカッコつけてるのかもしれないですね。もっとキャパがでかくて、「いっぱい関係者呼べます」なら、なりふり構わず声もかけるでしょうが、いつも微妙な数なんですよ。だから厳選しないといけない。

飛永 厳選しすぎて、結果、3年目の子が1年目の子を紹介しくてる(笑)。

大水 自分たちができればいいんですけれども、マネジャーなり、誰か考えてくれる人が今後は必要かな、ということが課題ですね。

飛永 マネジャーも付き合い長いから、僕たちと一緒に悩む感じになっちゃって。実行力が弱いんですよ(笑)。

大水 いろいろ考えて、現実的なことを考えて、一周してくる感じ。

大水 「初回なんで赤字覚悟で!」みたいな感じだったらいいんですけれども、なんとか「損出すなよ」の空気感というか、そのへんも考えろよ感、ありますね。でも、それって芸人の仕事じゃないなと思うんです。それでも最近は、自分たちでやらなきゃっていう気持ちと、実際に動いてくれる方との気持ちが合致してきた。

■人力舎という事務所

――人力舎さんは、吉本みたいに上下関係はあまり強くなさそうですが、一方で「すごく面倒を見てあげる」みたいなイメージもなくて。

飛永 ドライではありますね。

大水 事務所に動いてもらうには、具体的なものを投げないといけないっていうのはありますね。その分、これやりたい、これやりたくない、ということをハッキリ言える良さもある。

――とはいえラバーガールさんが、ほかの事務所にいるイメージも湧かないですよね。人力舎らしさは意識されていますか?

飛永 今となっちゃ、先輩たちもネタをそんなにやっちゃいないですけれど、やっぱ、矢作さんをはじめ、カッコいい人たちがいっぱいいるんで「そうなりたい」みたいな気持ちはどこかにはありますね。でも、後輩見ると、そういう世代でもないんですよ。仲良しお笑いサークルみたいな感じの雰囲気のほうが強い。

――スクールの延長みたいな。

飛永 営業で若手がやってるネタを、別の若手も同じやつやってたりして「あのネタって、誰々もやってたよね」って言うと「それは、みんなで共有しようっていうネタなんです」って。

大水 普通に、東京03さんのショートコントをやってたりするんです。若手の中では著作権フリーみたいなことになってるらしい。でも飯塚さんに聞いたら「いや、ぜんぜんそんなこと言ったことないし、現役でやってるネタだし」って。

飛永 結構、怒ってた。あと、毎年、後輩たちが先輩のネタをカバーするっていうライブがあるんですよ。本音を言ったらやられるの嫌ですけど、僕らだけ断るのも口うるさい先輩みたいでアレじゃないですか。でも前に一度、俺たちのネタやった後輩の動画見たら、ボケの方がおかっぱのカツラをかぶって、すげーいじられてたんですよ。

大水 最悪だよ。

飛永 見た目で笑いとってる(笑)。

――三四郎さんも、確かうしろシティの阿諏訪さんもそうだったと思うのですが、人力舎のスクールを卒業して別の事務所でブレイクするという、このパターンが多いのはなぜでしょうか。

飛永 時代として瞬発的に売れないといけないというか、わかりやすい人が売れる時代なんじゃないですか。人力舎に入っている時点で、そういうのに向いてない人が集まってる。ほんとは、そこで地道にコツコツやんなくちゃいけないんだけど、その前に解散しちゃうことが多いのかもしれない。

大水 先輩のネタをカバーしてる場合じゃないよ。

飛永 自分が3年目、4年目の頃、先輩のネタをカバーしろって言われたらヤダもんな。

大水 そのへんの感覚がまったく違う。

■50歳のラバーガール像

――ご自身の感覚的にはラバーガールさんは若手ですか? それとも中堅?

飛永 ギリギリ若手で括られることもあるんですけど、あと、5年、多くて7年ぐらいはそういう雰囲気でいけると思うんですけど、50歳になったら、この感じじゃいけないですよね。どっかで自分のフィールドを確立しないと50歳以降食えないな、っていう不安はあります。

大水 朝まで飲めなくなったり、将来のことを考えると、家を買うとしたらあと数年でなんとかしなきゃいけないんじゃないかとか……ローン、45歳を超えたら組めなくなるじゃないですか。そうなると、あと10年もないんですよ。今はなんとなく生活はできているけど、もういっこ上に早くいかなきゃな、っていうのはね。

飛永 やな話だな(笑)。

大水 なかなか50歳のおじさん、学園祭に呼ばれなさそうじゃないですか。実際の仕事のリミットは50歳ギリだよね。

――実行委員の学生さんが、しゃべりづらくなりますもんね(笑)。

大水 昔はそれ40歳だったんだけど、だんだん上がってきたというのもある。だから、それでいいわけじゃなくて、そのままだとヤバイから、早くどこかで切りたい。それこそ全国ツアーでお客さん増やして、人に頼らずとも食えていける場所をつくらないと。今はそうやって、もがく時期なのかな、という気がしますね。

飛永 個人的には、去年HKT48さんの企画で映画監督をやらせてもらったり、「サンリオピューロランド」の「ぐでたまショー」で脚本を書かせてもらったり、そういうのも楽しかったり、手応えがあったりするんですけど、それをやるためにはやっぱりコントがおもしろくないと……という気持ちですね。おもしろいコントやってるから別のジャンルに呼ばれてるわけであって、コントはちゃんとやっていかなきゃなって思います。

大水 やりたいというよりも、やっていかなきゃなーですね。

――売れるって、どういうイメージですか? お2人の中で。

飛永 事務所に入った当時はやっぱり『めちゃイケ』や『はねる』のような、テレビでコントをやって、有名になって……が黄金ラインでした。なれるもんなら、そこになりたかった。うちの事務所の先輩もいい感じだったし。『エンタ』やってる頃はネタ番組もいっぱいあったんで、それでいけたんですが、今、ネタ番組も呼ばれずらくなってきて。俺たち新鮮味もないし。

大水 ちょうど呼ばれずらいんですよね。若手のフレッシュさはないし。かといって、『ENGEIグランドスラム』みたいなすごい人たちより、ちょっと下にいるというか。毎回言われるのは「(キャスティングで)名前は出てるんだけど、最終的に会議で落ちちゃいました」みたいな。絶妙な位置にいる。そういう意味では、J2みたいな感じ。天皇杯を獲ればフィーチャーされるけど。

飛永 リアルな話だな。

大水 かといって、J1に上がっちゃうと下位という、複雑な心境もあるんですけれど、J2上位の今の位置の方が、安定してるなみたいな気持ちもあるし。

――ラーメンズのように、テレビという枠から外れて売れるというやり方もありますよね。

大水 そうですね。そんな売れ方のラインがあるんだ、みたいに思いましたよね。どうなんだろう。そうなれたらいいですが……どこかで、2人とも「カリスマ性がないな」という気持ちがあるんですよ、自分たちに。カリスマ性があるように見せる、自己プロデュースも必要じゃないですか。あえてカッコつけてみせるとか。そういうのもあんまりできないし、なかなか。慎ましいんだよな(笑)。

――お2人とも、お姉ちゃんが2人いると伺いましたが、「末っ子長男」気質というのも、なんらか影響してますかね?

飛永 ああ……あると思いますよ。「われが、われが」じゃない感じは。

大水 どこかで、お兄ちゃんタイプの人を味方につけないと、もういっこ上にはいけないなっていう気持ちは、ずっとありますね。すでに自分たちのベストは出してる。ずっと出し続けてるので……!!
(取材・文=西澤千央)

●「ラバーガールベストネタライブツアー 爆笑オンステージ」

2018年7/23(月) in 福岡@スカラエスパシオ
18:30開場 19:00開演

7/25(水) in 広島@広島YMCA国際文化ホール
18:30開場 19:00開演

7/27(金)・28(土) in 大阪@ABCホール
27(金) 18:30開場 19:00開演
28(土) 11:30開場 12:00開演

★特別公演「ラバーガールと仲間たち ネタ&企画の爆笑オンステージ」
28(土) 16:30開場 17:00開演
この公演は、ラバーガールが仲の良いゲストしずるとラブレターズを迎え、各コンビのネタと企画が盛りだくさんの内容でお送りします。
※ラバーガールは、27(金)と28(土)昼公演では披露していないネタを披露する予定です。

8/4(土) in 金沢@石川県教育会館
16:30開場 17:00開演

8/5(日) in 新潟@新潟県民会館 小ホール
17:00開場 17:30開演

8/12(日) in 青森@BLACK BOX
16:30開場 17:00開演

8/13(月) in 仙台@仙台市福祉プラザ ふれあいホール
17:30開場 18:00開演

8/16(木) in 東京@座・高円寺2
 18:00開場 18:30開演

詳細はこちらから
http://www.p-jinriki.com/event/2018/07/004101.php
◆一般発売日7/1(日)10:00~
◆チケット取扱い イープラス
http://eplus.jp/rubbergirl/
◆チケット料金 前売り3,200円/ 当日3,700円
※消費税込、各手数料別、全席指定

お問合せ:
プロダクション人力舎
http://www.p-jinriki.com/

●ラバーガール
飛永翼(上)と大水洋介(下)からなるお笑いコンビ。2001年結成。2010年・14年『キングオブコント』決勝進出。

みやぞん、大金“散財”の行方……「宵越しの金は持たない主義」が芸人を救う!?

 人気お笑いコンビ、ANZEN漫才のみやぞんの“散財”ぶりを、相方のあらぽんが暴露。お笑い関係者の間で早くも話題を呼んでいる。

 今やゴールデンタイムの番組で数々のレギュラーを得ているみやぞん。

「今、最もスケジュール確保が厳しい芸人であることは間違いない。番組のキャスティング会議にも候補者として名前がよく挙がるので、各番組で取り合いになっている」(中堅放送作家)

 そんなこともあってか、最近は給料制から歩合制に変更になったという。一方で、バラエティー番組では、あらぽんがみやぞんの金遣いの荒さを指摘。「最近、金のネックレスをしている」と、わかりやすい“成金ぶり”をおもしろおかしく披露した。

「人気者でゆっくりとお金を使う暇すらないみやぞんが、高級品などに大金を費やすのはある部分、仕方がないこと。ずっと貯金ばかりに回していたら、それこそトーク番組でのエピソードも作れないし、芸人らしからぬ行為として周囲は白い目で見ると思う」(お笑い関係者)

 ただ、散財するにしても「かつて著書『ホームレス中学生』(ワニブックス)が大ヒット、1億円とも2億円とも言われる印税を手にした麒麟の田村裕が後輩を引き連れて飲食代に使ったように、同業者の後輩や同僚におごることができれば、それを恩に感じてその後仕事などで返ってくることはよくある。一方で、自分だけで使ったりケチぶりを発揮するような実話が出てきたらその時点でアウト。みやぞんブームも一気に終焉に向かうと思いますよ」(同)とも言う。

 近年は堅実さを売りにしたタレントも目立つが「宵越しの金は持たない」主義が、浮き沈みの激しい芸能界では最も生き残れる方法かもしれない!?

フジテレビ松村未央アナ、夫・陣内智則の“浮気寛容発言”に拍手喝采のワケ

 お笑いタレント・陣内智則と結婚したフジテレビの松村未央アナウンサーが、巷で問題となっている“浮気”に寛容な姿勢であることを明かした。

 23日夜に放送された『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)に出演した際、おばたのお兄さんと結婚した後輩の山崎夕貴アナウンサーに対し、夫の浮気も「1~2回はしょうがない」と助言した。

 松村アナが陣内と結婚したのは、昨年6月末のこと。現在は第一子を妊娠しているが、フジテレビ関係者は「まだ結婚1年なのに、あそこまで言い切るのは、かなり腹の据わった人じゃないとできないこと」と感心する。

 陣内といえば過去、藤原紀香と結婚していた時期に、女性との浮気ベッド写真を写真誌に報じられたことがある。離婚後、松村との交際が発覚した際には、松村のところに「別れた方がいい」とアドバイスする人が続出したことも有名な話だが「基本的には“モテる”仕事の人を結婚相手に選んだ時点で、そのあたりの覚悟がしっかりできたのはすごい。しかも、一般社会人である女子アナがそれを理解するのは、なかなか難しいと思いますからね」(同)と話す。

 一方で、お笑い関係者も「昨今のSNSが発達したことで“1億総芸能記者”時代に突入した今だからこそ、あの対応には価値がある」と高評価。

「多くの芸人が集まる番組でのリップサービスとはいえ、あれを言えた松村アナは大人だと思います」というが、同時に「これを機にまた陣内さんの悪いクセが出ないことを心から願いますけどね……」と苦笑いする。

 芸人の嫁を選んだ女子アナたちも、大変ということだ。

サッカーW杯「日本×セネガル」奇跡の“引き分け”に救われた「アノ芸人」

 サッカーロシアW杯、日本代表はグループリーグH組のセネガル戦を2-2で引き分け。同リーグ突破は、28日午後11時(日本時間)からのポーランド戦の勝敗に持ち越しとなった。

 身体能力的に圧倒的不利とされてきた強敵相手に、序盤に先制を許したが、その後MFの乾貴士が前半34分に同点弾。“セクシーフットボール”の異名を持つ男の活躍で再び攻勢をかけると、再びリードを奪われた後半33分に途中出場したMFの本田圭佑がW杯3大会連続となるゴールを奪い、ドローへと持ち込んだ。

 圧倒的な存在感を誇りながら、今大会はベンチスタートの本田だが、試合でしっかり仕事をして、試合後のインタビューでも「本音を言えば今日決めたかった」とストレートに心境を漏らした。そんな男の活躍に誰よりも胸をなで下ろしているのは、彼をモノマネするじゅんいちダビッドソンだろう。

 この日も中継局の日本テレビの番組に生出演。明石家さんまら他の共演者とともに声援を送った。すでに普段の1.5倍の仕事が舞い込むなど“W杯特需”の恩恵を預かっているが「今大会を最後に本田は代表から引退する可能性が高い。となれば、彼がガッポリ稼げるのはロシアW杯がラストチャンス。しかも、今日負ければ1次リーグ突破に黄、ないしは赤信号が灯りかねない状況だった。大迫、乾ら他の選手に次々とスポットが当たる中、ここまでなかなか“表舞台”で注目されなかっただけに、試合でのゴールは、じゅんいちダビッドソン的にはとても助かったでしょう。当然、まだ“本田需要”はあります。彼に仕事を依頼する番組は今後、増えるでしょうね」(情報番組ディレクター)。

 ある意味、今回のW杯はじゅんいちダビッドソンにとって、代表メンバー以上に人生がかかっているのかもしれない。