サンシャイン池崎、体当たり系芸人として業界内で高評価 パンサー尾形やみやぞんは使いにくい?

 バラエティー番組に欠かせないのが、ドッキリのターゲットとなったり、少々むちゃなロケを担当したりする「体当たり系芸人」だ。大きなリアクションや、奇跡的なハプニングなどが求められるポジションであり、その役割をしっかりこなすには、それなりの才能も必要だ。

「それこそ出川(哲朗)さんなどは、体当たり系芸人の頂点。リアクションの面白さも申し分ないし、他の芸人にはあり得ないようなハプニングも起こすし、まさに笑いの神に愛されているという感じでしょう。そして、出川さんの事務所の後輩にあたる狩野英孝も、トップクラスの体当たり系芸人です」(構成作家)

 さらに現在、出川や狩野に続けとばかりに活躍している体当たり系芸人が、パンサー尾形、サンシャイン池崎、みやぞん、あばれる君らだ。

「若手の体当たり系芸人の中で、特に業界内評価が高いのはサンシャイン池崎。フリートークなんかは微妙ですが、リアクションは素直で、誰が見ても楽しめるタイプ。見た目は比較的清潔感もあって、ボロボロだった実家を建て直すなど、親孝行で好感度も高い。どんなロケであっても、文句を言わずにしっかりやってくれるので、スタッフとしても仕事がしやすいと思います」(前出・構成作家)

 その一方で、少々使いにくいという評価なのがパンサー尾形だ。制作会社関係者は、こう話す。

「尾形はアドリブがあまり得意ではなく、リアクションを取る前にテンパってしまうことが多いんです。せっかくのドッキリなのに、何もできずに黙ってしまうパターンもよくある。正直言って、普通のドッキリだと撮れ高が見込めないので、ひとつふたつひねりを加えたドッキリにしなくてはならず、スタッフはかなり大変です。企画をかなり練らなくてはならないのに、リアクションが薄い可能性もあるという意味で、パンサー尾形は“コスパが悪い”芸人という印象です」

 多くのバラエティー番組に出演しているみやぞんについては、シビアな意見も。

「みやぞんは、リアクションもうまいし、ハプニングも起きるんですが、残念ながら意外に視聴者受けがイマイチなんですよね。撮れ高は見込めるけど、『数字は持ってない』という感じでしょうか……」(同)

 あばれる君に対しては、もっと厳しい評価が下されているようだ。

「あばれる君は、数年前にブレイクした時、かなり天狗になってしまって、そこでいったん仕事を減らしているとか。リアクションを多少“盛って”しまうところもあって、こなれすぎている印象が強い。他の芸人のスケジュールが押さえられない時以外は、あんまりオファーされないんじゃないですかねえ」(前出・構成作家)

 熾烈な闘いとなっている「体当たり系芸人」の世界。ポスト出川としてのし上がるのは、果たして誰なのか……。

“好感度芸人”博多大吉「オソろしい裏の顔」……後輩に理詰めでダメ出し

 NHKの朝の情報番組『あさイチ』のキャスターとして、日本の朝の顔となり、さらには『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)では2016年、17年に審査員を務めるなど、芸人としての評価も高い博多大吉。世間一般的sには“好感度芸人”のように思われているが、芸人仲間の間からは、むしろ全く逆の声が聞こえてくる。

「テレビでは優しくて、思いやりがあるような雰囲気ですが、一部の後輩芸人に対しては、全然違います。ダメ出しは厳しいし、あまりかわいがっていない芸人に話しかけられても、ちゃんと反応してくれないし、はっきり言って全く優しくない。ダメ出しをする時も、理詰めでガンガン後輩を責めていく」(お笑い業界関係者)

 特にあまり売れていない芸人に対しては、厳しい態度になることも多いという。

「大吉さんは、福岡県出身の芸能人が集まる福岡県人会に参加しているんですが、そこに別の福岡県出身芸人が、全然売れていない若手芸人を何人か連れてきたことがあったというんです。その芸人たちも福岡県出身だったそうで、参加する資格はあるとは思うんですが、周りの参加者がいわゆる売れっ子ばかりだったらしく、ちょっと微妙な空気になったのだとか。先輩に当たる大吉さんにしてみれば、あまり歓迎できない状態だったのでしょうね。『この会は、成功者だけが出席する会だから』といった感じで、若手を連れてきた芸人をなじったというんですよ」(同)

 大吉としては福岡県人会の先輩たちに失礼がないようにするための発言だったのかもしれないが、少々厳しすぎる言葉での叱責となってしまったようだ。

「大吉さんの前だと、ちょっとした行為で、とんでもなく怒られることがあるようです。礼儀に厳しすぎるという感じで、面倒くさがっている若手芸人も多い。とにかくダメ出しされないように、常に大吉さんを避け続けている芸人もいますね」(同)

 テレビ番組では、ちょくちょくその“毒舌”っぷりが暴露されることもある博多大吉。シャレにならない事態を招かないといいが。

霜降り明星・粗品は、せいやの付き人? 知られざる努力を語る

 17日放送の『内村&さまぁ~ずの初出しトークバラエティ 笑いダネ』(日本テレビ系)に、『M-1グランプリ2018』チャンピオンの霜降り明星が出演。この日、同番組には『キングオブコント2018』で優勝したハナコも出演し、同期芸人の共演となった。

 番組では、粗品がせいやの“付き人状態”になっているエピソードが披露された。

 霜降り明星は、もともとピン芸人をしていた粗品が、高校生版M-1といえる『ハイスクールマンザイ』で目立っていたせいやを誘う形で結成。せいやは、それまでは「普通の大学生。観光サークルで事務をしており、いかにサークルを盛り上げるだけを考えていた」そうで、芸人の道は考えていなかったようだ。せいやに芸能界を進めた粗品は、「せいやに芸人の世界は良いものだと思ってもらうため」に、さまざまな努力をしているという。

 この日の初出し話として「鼻が悪いせいやのために、常にポケットティッシュを用意している」と粗品が明かすと、せいやはまったく気づいていなかったようで「単にティッシュ持ってるだけの奴だと思った」と語り、笑いを呼んでいた。

 さらに、新幹線移動は自由席の切符が用意されることが多く、せいやはギリギリに来るため「3列シートの真ん中とかになりがち。そのため、余裕で座れる新大阪発の便を選んで案内している」と、粗品の陰の気遣いが紹介されると、移動はすべて粗品のガイドに、せいやがくっついていく形のため、「(相方が)海の中に入ったら僕も入っていくと思う」と、せいやワールド全開のボケも登場。

 まさにエピソードトークの宝庫といえる霜降り明星。これからもバラエティ番組で活躍を続けそうだ。

(文=平田宏利)

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?

 芸歴5年目、なのに全員オーバー30という、人力舎の”若手”トリオコント師「アンダーパー」が、じわじわと注目を集めつつある。この4月には、2回めとなる単独ライブを開催予定だ。年若いトリオが勢いを見せるお笑い界で、年齢高めの3人はどんな戦略を練っているのか――。(取材・文=斎藤岬/撮影=荒熊流星)

――2018年『ABCお笑いグランプリ』で準決勝に進出され、少しずつ地上波への出演も増えてきているところだと思います。とはいえ、失礼ながら若手芸人ファンでないとまだまだ知らないと思うので、トリオの成り立ちから聞かせてください。

近藤 若手好きでも知らないと思います。

――そんなことないと思いますよ……。芸歴5年目ながら、3人とも30代という平均年齢の高さが特徴だと思います。現在はトリオですが、もともとは藤原さんと近藤さんのコンビだったんですよね?

藤原 そうです。でもコンビだったのは、養成所に入ってすぐの3カ月間くらいですね。

近藤 柏信さんは養成所の頃にコンビを解散しまくってて、また解散した後に「アンダーパーに入りたいんだけど……」って言ってきたんです。お互い東京03さんが好きでしたし、一度トリオを試してみるのもいいかなと思って組みました。

藤原 僕としては、マッチ(近藤)と柏信さんで対比がつくれるからいいかも、という考えはありました。男前の横にちょっと違う人を置いておくと、ネタを作るのがなんとなく楽かなって。

柏信 いま、相当オブラートに包んでくれましたよ。ありがたいですね。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像2

――コンビ時代から名前は「アンダーパー」だったんですか?

藤原 はい。近藤がもともとゴルフ場で働いていたことと、人力舎の先輩はアンジャッシュさんとかアンタッチャブルさんとか、「アン」がついてる人が売れてるから、それにあやかって「アン」をつけよう、と。それと、濁点がついてると売れるっていうジンクスがあるじゃないですか。その条件でゴルフ用語の中から探したら「アンダーパー」が見つかりました。意味を調べたら「平均より上」という感じで、トップとかナンバーワンとかあんまり大きいこと言うのはおこがましいから、我々も平均より上くらいを目指そうという意味で……。

柏信 そのへんに年齢が出てますね。

近藤 でもゴルフの世界でいったら、アンダーパーはめちゃくちゃ成績いいから。

――ただ、ネットでの検索性はすごく低いですよね? 今回調べたら、ゴルフの情報ばかり出てきました。

藤原 そうなんですよね……。名前をつけたときは、そういうことを知らなかったんです。

柏信 ツイッターでエゴサすると、ゴルフの大会があった土日の後は「ダンロップオープン、松山英樹アンダーパーでスタート」みたいなのがいっぱい出てきちゃう。だからもう松山英樹のすごさがよくわかるようになりました。めちゃくちゃアンダーパーでスタートしてるもん。

近藤 俺たちも「松山英樹」で検索しようか。

藤原 意味ないでしょ(笑)。オーディションでも「アンダーバー」と間違われることは多々あります。

柏信 みんな目が悪いのかな? って思うよね。

近藤 耳も悪いよね。「アンダーパーです」って言ってるのに「アンダーバー」って書かれるもん。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像3

――名前といえば、過去に柏信さんが一瞬だけ芸名を「小道具」にしていましたよね。あれはなんだったんでしょうか。

柏信 本当に一瞬の気の迷いです。2016年ですね。「売れなきゃいけない」っていう思いが強すぎたんだと思うんですけど、人間をやめようと思って。

藤原 怖いよ。説明不足すぎる(笑)。

柏信 僕みたいなタイプって、ボケの人にいっぱいいるんですよ。だからその中でトップになるのは難しいな、と。それで「じゃあ人間をやめて、物になろう」と思ったんです。物だとしたら、しゃべれるし万能じゃん、っていうトチ狂った考えが生まれて、「小道具」になりました。でも定着しなかったんで、しれっと1年で戻しました。

近藤 その1年はきっちり低迷期間でしたね。

――誰が提案したんですか?

藤原 僕です(笑)。変えて1カ月で「失敗した」と思ったんですけど、自分の非を認めたくなかったんです。僕の立場で非を認めてしまうと、バランスが崩れるんで。1年後に「(間違いだと)悟りました」みたいな雰囲気出して戻しました。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像4

――そのおかげで今は順調になってきているのかもしれませんね。でも、去年の『キングオブコント』ではハナコが優勝しましたし、四千頭身も売れつつあります。年齢も芸歴も若いトリオが台頭しているのは、焦りませんか?

藤原 むしろ、そこと張り合うのをやめてから調子が良くなってきています。ハナコさんも四千頭身も華があってネタも面白い。芸人だったら、切れ味のある設定で大喜利として強いボケがあって、というネタにみんな一回は憧れるし、そこからつくりはじめるんですよ。僕らもそうだったんですけど、2017年の終わりくらいに「それじゃ意味がない」って気づいて、ネタの作り方を一気に変えたんです。結局のところ、人が強くないとコントも面白くない。僕はもともとマッチが人として変だと思ったから最初にコンビを組んだし、その対比として柏信さんを入れてトリオになったのに、その部分を全然使ってないな、ってことに気が付きました。だから設定や切り口はいったん置いておいて、2人の人柄が出るコントをやってみよう、と。いざ作ってみるとこの作り方のほうが楽だし、面白いネタが量産できると判明しました。

近藤 だいたいあってますけど、一個訂正です。僕は変じゃないです。

藤原 変だよ。

柏信 そうやって言うやつは変だよ。

――それはあとで詳しく聞くとして、おふたりにとってその変化はどうでしたか? 藤原さんが書いてきたネタをやっている中で、「作り方が変わったな」とわかるわけですよね。

柏信 僕はあんまりわかってなかったです。正直、いま言ってたのも「あ、そうなんだ」って聞いてました。

近藤 僕は全然やりやすい……やりやすいって言うと多分認めたことになっちゃうんですけど。でもそれでハマった感じはたしかにあります。僕らにしかできないネタになってきてる実感はある。

藤原 そのぶん、柏信さんのセリフ量は極端に減ったけど。

柏信 僕としては、覚える能力にあんまり長けてないので、すごい助かってます。へっへっへ。

藤原 「へっへっへ」じゃねぇよ(笑)。

柏信 いま自然と出た(笑)。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像5

――いい笑い方ですね(笑)。さてそれで、近藤さんが「変」という話なんですが。

柏信 異常性があるよね。

藤原 過去に、マッチが彼女から音が出るスイッチ付きのカードで手紙をもらったんですよ。それを「変なのが入ってる。盗聴器だ」って言い出して、一回洗って干して、壊してから手紙読んでましたね。

近藤 その場にいたら絶対盗聴器だと思うから。普通そういうカードって、開いたら鳴るじゃん。鳴らないのに何か紙の中に入ってるし、「え、怖」って思って。

柏信 だとしても、彼女なんだから信用してあげてよ。あと、そもそもそんなバレバレの盗聴器仕掛けないよ。

藤原 ほかにも、昔テコンドーやってたらしいんですけど、試合中に「つまらない」と思ってやめたとか。

――試合中に!?

藤原 ありえなくないですか? 試合に負けて「もうやりたくないな」って思うならわかるけど、いちばん熱くなってる試合中に思うんですよ。言い出したらキリがないくらい、多々ありますね。

柏信 団体競技も嫌いだし。

藤原 だからもう、よくトリオやってるなって思う。

近藤 めちゃくちゃ大まかに言ったら、俺あんまり人間が好きじゃないからね。大きな声では言えないけど。

――どんな声量でも文字にしたら同じなので……。その変さは、どういうふうにネタに反映されてるんですか?

藤原 最近は、この人の変な考えから生まれたネタも多いです。「ストーカーを追い払うために、自分がストーカーより変なやつになる」っていうネタも、もともと喫茶店での会話から生まれました。ちょうどストーカー事件がニュースになっていたときで、その話をしていたらマッチが「そいつよりヤバい人になれば追い払えるのにね」ってシンプルに言ってきたんです。1~2年後くらいに、ネタに詰まってるときにそれを思い出して。

近藤 藤原がそのネタ書いてきたとき、「俺は普通のこと言っただけだし、なんにもおもしろくないな」って思いました。

藤原 マッチにとってはあたりまえのことだからね(笑)。いざやってみたら、むちゃくちゃハネました。今回の単独も、2本くらいはマッチが言ってたことから生まれたネタがあります。

近藤 そのネタは本当に笑えないと思いますよ。全然おもしろくないと思う、ただの事実だから(真顔で)。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像6

――4月の単独ライブ『バイナル』は、ネタの作り方を変えてから初めての単独になりますね。

藤原 このやり方で正解なのかどうかの答え合わせを単独でやろうと思って、いまの方向性を強化して作ってますが、全ネタいいです。自信があるネタをちゃんとやれる安心感があります。いろんな人に見てほしいですね。新ネタをやるときはいつもめちゃくちゃ不安ですけど、やっぱり良いネタは最初から「これはイケる」って思うことが多いんです。今回はそういうネタしか集めてないので、自信があります。

――おふたりはどうですか?

柏信 僕はもう、何も考えずがんばるだけです。こういうときだけ小道具です。

近藤 楽しみたいですね。2日あるので、1日目でやったものを2日目は修正しながら自由にやりたいです。自分なりのアドリブを入れたりして、困らせたい。

藤原 「こいつら、これからこういうスタイルでやっていくんだな」っていうのがわかるライブになると思います。たくさんの人にはウケないかもしれないけど、見たうちの何人かに刺さるようなネタの作り方にしてるので。

近藤 でも、刺さる人は多くなくても、ライブにはたくさんの人に来てほしい。

――人間が嫌いなのに……。

柏信 めちゃめちゃ矛盾してるなぁ……。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像7

■アンダーパー
藤原丞(1985年生まれ、岩手県出身)、柏信圭吾(1984年生まれ、広島県出身)、近藤雅彦(1986年生まれ、愛知県出身)のトリオ。2013年結成。『ABCお笑いグランプリ』2018準決勝進出。

■アンダーパー単独ライブ『バイナル』
【日時】
4月8日(月)18:30開場 19:00開演
4月9日(火)18:30開場 19:00開演
【会場】東京・新宿バティオス
【料金】前売2000円/当日2300円(共に全席自由)
パスマーケットおよび本人出演ライブにて販売中

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?

 芸歴5年目、なのに全員オーバー30という、人力舎の”若手”トリオコント師「アンダーパー」が、じわじわと注目を集めつつある。この4月には、2回めとなる単独ライブを開催予定だ。年若いトリオが勢いを見せるお笑い界で、年齢高めの3人はどんな戦略を練っているのか――。(取材・文=斎藤岬/撮影=荒熊流星)

――2018年『ABCお笑いグランプリ』で準決勝に進出され、少しずつ地上波への出演も増えてきているところだと思います。とはいえ、失礼ながら若手芸人ファンでないとまだまだ知らないと思うので、トリオの成り立ちから聞かせてください。

近藤 若手好きでも知らないと思います。

――そんなことないと思いますよ……。芸歴5年目ながら、3人とも30代という平均年齢の高さが特徴だと思います。現在はトリオですが、もともとは藤原さんと近藤さんのコンビだったんですよね?

藤原 そうです。でもコンビだったのは、養成所に入ってすぐの3カ月間くらいですね。

近藤 柏信さんは養成所の頃にコンビを解散しまくってて、また解散した後に「アンダーパーに入りたいんだけど……」って言ってきたんです。お互い東京03さんが好きでしたし、一度トリオを試してみるのもいいかなと思って組みました。

藤原 僕としては、マッチ(近藤)と柏信さんで対比がつくれるからいいかも、という考えはありました。男前の横にちょっと違う人を置いておくと、ネタを作るのがなんとなく楽かなって。

柏信 いま、相当オブラートに包んでくれましたよ。ありがたいですね。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像2

――コンビ時代から名前は「アンダーパー」だったんですか?

藤原 はい。近藤がもともとゴルフ場で働いていたことと、人力舎の先輩はアンジャッシュさんとかアンタッチャブルさんとか、「アン」がついてる人が売れてるから、それにあやかって「アン」をつけよう、と。それと、濁点がついてると売れるっていうジンクスがあるじゃないですか。その条件でゴルフ用語の中から探したら「アンダーパー」が見つかりました。意味を調べたら「平均より上」という感じで、トップとかナンバーワンとかあんまり大きいこと言うのはおこがましいから、我々も平均より上くらいを目指そうという意味で……。

柏信 そのへんに年齢が出てますね。

近藤 でもゴルフの世界でいったら、アンダーパーはめちゃくちゃ成績いいから。

――ただ、ネットでの検索性はすごく低いですよね? 今回調べたら、ゴルフの情報ばかり出てきました。

藤原 そうなんですよね……。名前をつけたときは、そういうことを知らなかったんです。

柏信 ツイッターでエゴサすると、ゴルフの大会があった土日の後は「ダンロップオープン、松山英樹アンダーパーでスタート」みたいなのがいっぱい出てきちゃう。だからもう松山英樹のすごさがよくわかるようになりました。めちゃくちゃアンダーパーでスタートしてるもん。

近藤 俺たちも「松山英樹」で検索しようか。

藤原 意味ないでしょ(笑)。オーディションでも「アンダーバー」と間違われることは多々あります。

柏信 みんな目が悪いのかな? って思うよね。

近藤 耳も悪いよね。「アンダーパーです」って言ってるのに「アンダーバー」って書かれるもん。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像3

――名前といえば、過去に柏信さんが一瞬だけ芸名を「小道具」にしていましたよね。あれはなんだったんでしょうか。

柏信 本当に一瞬の気の迷いです。2016年ですね。「売れなきゃいけない」っていう思いが強すぎたんだと思うんですけど、人間をやめようと思って。

藤原 怖いよ。説明不足すぎる(笑)。

柏信 僕みたいなタイプって、ボケの人にいっぱいいるんですよ。だからその中でトップになるのは難しいな、と。それで「じゃあ人間をやめて、物になろう」と思ったんです。物だとしたら、しゃべれるし万能じゃん、っていうトチ狂った考えが生まれて、「小道具」になりました。でも定着しなかったんで、しれっと1年で戻しました。

近藤 その1年はきっちり低迷期間でしたね。

――誰が提案したんですか?

藤原 僕です(笑)。変えて1カ月で「失敗した」と思ったんですけど、自分の非を認めたくなかったんです。僕の立場で非を認めてしまうと、バランスが崩れるんで。1年後に「(間違いだと)悟りました」みたいな雰囲気出して戻しました。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像4

――そのおかげで今は順調になってきているのかもしれませんね。でも、去年の『キングオブコント』ではハナコが優勝しましたし、四千頭身も売れつつあります。年齢も芸歴も若いトリオが台頭しているのは、焦りませんか?

藤原 むしろ、そこと張り合うのをやめてから調子が良くなってきています。ハナコさんも四千頭身も華があってネタも面白い。芸人だったら、切れ味のある設定で大喜利として強いボケがあって、というネタにみんな一回は憧れるし、そこからつくりはじめるんですよ。僕らもそうだったんですけど、2017年の終わりくらいに「それじゃ意味がない」って気づいて、ネタの作り方を一気に変えたんです。結局のところ、人が強くないとコントも面白くない。僕はもともとマッチが人として変だと思ったから最初にコンビを組んだし、その対比として柏信さんを入れてトリオになったのに、その部分を全然使ってないな、ってことに気が付きました。だから設定や切り口はいったん置いておいて、2人の人柄が出るコントをやってみよう、と。いざ作ってみるとこの作り方のほうが楽だし、面白いネタが量産できると判明しました。

近藤 だいたいあってますけど、一個訂正です。僕は変じゃないです。

藤原 変だよ。

柏信 そうやって言うやつは変だよ。

――それはあとで詳しく聞くとして、おふたりにとってその変化はどうでしたか? 藤原さんが書いてきたネタをやっている中で、「作り方が変わったな」とわかるわけですよね。

柏信 僕はあんまりわかってなかったです。正直、いま言ってたのも「あ、そうなんだ」って聞いてました。

近藤 僕は全然やりやすい……やりやすいって言うと多分認めたことになっちゃうんですけど。でもそれでハマった感じはたしかにあります。僕らにしかできないネタになってきてる実感はある。

藤原 そのぶん、柏信さんのセリフ量は極端に減ったけど。

柏信 僕としては、覚える能力にあんまり長けてないので、すごい助かってます。へっへっへ。

藤原 「へっへっへ」じゃねぇよ(笑)。

柏信 いま自然と出た(笑)。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像5

――いい笑い方ですね(笑)。さてそれで、近藤さんが「変」という話なんですが。

柏信 異常性があるよね。

藤原 過去に、マッチが彼女から音が出るスイッチ付きのカードで手紙をもらったんですよ。それを「変なのが入ってる。盗聴器だ」って言い出して、一回洗って干して、壊してから手紙読んでましたね。

近藤 その場にいたら絶対盗聴器だと思うから。普通そういうカードって、開いたら鳴るじゃん。鳴らないのに何か紙の中に入ってるし、「え、怖」って思って。

柏信 だとしても、彼女なんだから信用してあげてよ。あと、そもそもそんなバレバレの盗聴器仕掛けないよ。

藤原 ほかにも、昔テコンドーやってたらしいんですけど、試合中に「つまらない」と思ってやめたとか。

――試合中に!?

藤原 ありえなくないですか? 試合に負けて「もうやりたくないな」って思うならわかるけど、いちばん熱くなってる試合中に思うんですよ。言い出したらキリがないくらい、多々ありますね。

柏信 団体競技も嫌いだし。

藤原 だからもう、よくトリオやってるなって思う。

近藤 めちゃくちゃ大まかに言ったら、俺あんまり人間が好きじゃないからね。大きな声では言えないけど。

――どんな声量でも文字にしたら同じなので……。その変さは、どういうふうにネタに反映されてるんですか?

藤原 最近は、この人の変な考えから生まれたネタも多いです。「ストーカーを追い払うために、自分がストーカーより変なやつになる」っていうネタも、もともと喫茶店での会話から生まれました。ちょうどストーカー事件がニュースになっていたときで、その話をしていたらマッチが「そいつよりヤバい人になれば追い払えるのにね」ってシンプルに言ってきたんです。1~2年後くらいに、ネタに詰まってるときにそれを思い出して。

近藤 藤原がそのネタ書いてきたとき、「俺は普通のこと言っただけだし、なんにもおもしろくないな」って思いました。

藤原 マッチにとってはあたりまえのことだからね(笑)。いざやってみたら、むちゃくちゃハネました。今回の単独も、2本くらいはマッチが言ってたことから生まれたネタがあります。

近藤 そのネタは本当に笑えないと思いますよ。全然おもしろくないと思う、ただの事実だから(真顔で)。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像6

――4月の単独ライブ『バイナル』は、ネタの作り方を変えてから初めての単独になりますね。

藤原 このやり方で正解なのかどうかの答え合わせを単独でやろうと思って、いまの方向性を強化して作ってますが、全ネタいいです。自信があるネタをちゃんとやれる安心感があります。いろんな人に見てほしいですね。新ネタをやるときはいつもめちゃくちゃ不安ですけど、やっぱり良いネタは最初から「これはイケる」って思うことが多いんです。今回はそういうネタしか集めてないので、自信があります。

――おふたりはどうですか?

柏信 僕はもう、何も考えずがんばるだけです。こういうときだけ小道具です。

近藤 楽しみたいですね。2日あるので、1日目でやったものを2日目は修正しながら自由にやりたいです。自分なりのアドリブを入れたりして、困らせたい。

藤原 「こいつら、これからこういうスタイルでやっていくんだな」っていうのがわかるライブになると思います。たくさんの人にはウケないかもしれないけど、見たうちの何人かに刺さるようなネタの作り方にしてるので。

近藤 でも、刺さる人は多くなくても、ライブにはたくさんの人に来てほしい。

――人間が嫌いなのに……。

柏信 めちゃめちゃ矛盾してるなぁ……。

「芸歴5年目、なのに全員オーバー30」人力舎のトリオコント師・アンダーパーに注目せよ!?の画像7

■アンダーパー
藤原丞(1985年生まれ、岩手県出身)、柏信圭吾(1984年生まれ、広島県出身)、近藤雅彦(1986年生まれ、愛知県出身)のトリオ。2013年結成。『ABCお笑いグランプリ』2018準決勝進出。

■アンダーパー単独ライブ『バイナル』
【日時】
4月8日(月)18:30開場 19:00開演
4月9日(火)18:30開場 19:00開演
【会場】東京・新宿バティオス
【料金】前売2000円/当日2300円(共に全席自由)
パスマーケットおよび本人出演ライブにて販売中

オリラジ・藤森慎吾が映画、連ドラに続々出演! 俳優としての評価も上々、中田なしで生きていけるか?

 近頃、俳優としての活躍が目立っているのが、お笑いコンビ・オリエンタルラジオの藤森慎吾だ。今年2月公開の池井戸潤原作の映画『七つの会議』では、プライドが高く嫌みなサラリーマン・新田雄介役を演じた。

「かつて一世を風靡したチャラ男のイメージでなく、性格が悪く高圧的なサラリーマンを見事に演じていました。嫌われる役どころですが、インパクトもあるし、かなり“オイシイ”役。藤森の俳優としての存在感が発揮されていましたね」(映画関係者)

 4月12日にスタートする山下智久主演ドラマ『インハンド』(TBS系)、6月公開の岡田准一主演映画『ザ・ファブル』と、続々と注目作に出演している藤森。俳優仕事も軌道に乗り始めている。

「藤森といえばメガネというイメージが強く、キャラクター設定でメガネをかけた登場人物であれば、すんなりフィットする。いわゆる“男らしい”キャラは微妙だけど、チャラかったり、弱々しかったり、あるいは嫌みな感じだったりすれば、起用しやすいということはあると思います。声も特徴的で、印象に残るので、作品にいいアクセントを加えることもできるなどの評価も聞こえてきます」(同)

 藤森としてみれば、今こそ俳優としての立場を固めておきたい思いもあるようだ。お笑い関係者は話す。

「相方の中田敦彦は、オンラインサロンを開いたり、Tシャツを販売したり、ビジネス方面に向かっていて、コンビの活動は減りつつある。それに中田は4月から青山学院大学経営学部で客員講師として教鞭を執ることになりました。今後、中田がそっち方面にどんどん進んでいくのであれば、藤森もピンの仕事を充実させなくてはなりません」

『七つの会議』での演技で“俳優でもいける”というアピールには成功したと思われる藤森。今後も、俳優オファーが続くかどうかは本人の才能次第かもしれないが、ひとまず“俳優・藤森慎吾”の未来は明るそうだ。

松本人志『R-1』客批判の裏にあった『4時ですよ~だ』時代のトラウマとは?

 10日に行われた『R-1ぐらんぷり2019』(フジテレビ系)の演出が物議をかもしている。生放送で行われた決勝戦では、観客の笑いや、さらに悲鳴などが強調されていたのだ。これにダウンタウンの松本人志が「R-1の客。。。」と意味深ツイートを行い話題となっている。詳細は語られていないものの、『R-1』の観客と演出を暗に批判する内容であると見られる。松本の発言には大阪時代のあるトラウマが影響していると見る声もある。

「ダウンタウンは東京進出前は関西でアイドル的な人気を誇っていました。特に平日夕方の生放送である『4時ですよ~だ』(毎日放送)では、女子中高生たちが番組を見たいがために自宅に帰るため、放課後の路上から10代女子が消えたといわれるほどの社会現象となりました。放送期間は1987年4月から89年9月までのわずか2年半、さらにダウンタウンは89年3月までの2年間以降は不定期出演となりましたが、伝説の番組といわれています」(放送作家)

 ただ、松本にとってこの番組に対してあまり良い思い出はないようだ。

「とにかく、キャーキャーといわれるだけで『誰もネタを聞いていない』ことに激しい不満を持ったようですね。東京進出後の松本が作り込んだコント番組ともいえる『ダウンタウンのごっつええ感じ』(フジテレビ系)や、静かな笑いを追求する『一人ごっつ』(同)を立ち上げていったのは、そうしたトラウマがあったがゆえかもしれません。『4時ですよ~だ』と同系統の公開生放送番組である『笑っていいとも!』(同)の観客に対しても『声援がありすぎて横の人間の声も聞こえなかった』と述べています」(同)

『R-1』は『M-1』以上に場の空気に結果が左右されるともいえる。芸人の気持ちがわかるからこそ松本としては苦言を呈したかったのかもしれない。

(文=平田宏利)

霜降り明星・粗品『R-1』優勝も、「ピン芸人潰し」「粗品を売り出したいだけ」とブーイングの嵐!

 ピン芸人ナンバーワン決定戦『R-1ぐらんぷり』の決勝が3月10日に開催され、セルライトスパ・大須賀健剛(34)、だーりんず・松本りんす(41)、そして霜降り明星・粗品(26)がファイナルステージに進出。ファイナルでは大須賀と粗品が同点だったが、規定により、粗品が優勝。粗品は昨年の『M-1グランプリ』に続いて連覇を達成し、ひとり芸においても高い実力を備えていることを示した。

 だが、粗品をはじめ、ファイナルに進出した芸人が全員コンビ芸人であったことに納得のいかないお笑いファンも多く、ネット上では「ピン芸人のための大会が、ピン芸人潰しになった」や「露骨に粗品を売り出したいだけの大会」など不満の声も多く上がっている。

「『R-1』はもともと、“ピン芸人ナンバーワンを決める”ということが開催趣旨であり、暗黙のルールでもあります。日頃スポットが当たりにくい、若手のピン芸人が名を売る絶好の機会でもあるので。過去には博多華丸・大吉の華丸やチュートリアルの徳井義実なども優勝・上位に食い込んでいたこともありましたが、コンビ芸人には『M-1』などほかに活躍できる場が多くありますからね。本来であれば、出場は控えたほうがいいかとは思います」(お笑いライター)

 特に批判が集中している霜降り明星は、上記のように『M-1』で優勝、東京進出も決まっている全国区の漫才コンビ。今さら『R-1』に出場しなくてもいいように思えるが……。

「相方のせいやとコンビを組む前にピン芸人として活動していた粗品は『ピン芸人には敬意を払っています』と言うように、ひとり芸にこだわりを持っているのは確かです。まあ、敬意があるのであれば、せめて新ネタ盛りだくさんで見たかったですけどね」(同)

 すでに売れっ子だけにやっかみの声も多いということだろうか。とはいえ、史上初の『M-1』と『R-1』の連覇を達成した粗品の実力は確かなもの。さらなるブレイクを期待したい。

有吉弘行が『R-1ぐらんぷり』にチクリ「優勝しても売れない……」

 10日放送のラジオ番組『有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER』(JFN)で、同時間帯に放送中だった『R-1ぐらんぷり2019』(フジテレビ系)について語られた。

 有吉は「『R-1』って独特だよね。優勝しても売れねぇしさ。マジで華丸さんだけだろ売れてるの。やまもとまさみなんか見やしねぇよ」と話した。

 博多華丸は2006年の第4回大会で「児玉清のあいうえお作文」ネタで優勝している。当時は、博多華丸・大吉として福岡から東京へ進出直後であり知名度向上に大いに役立った。やまもとまさみは14年の第12回大会の優勝者であるが、自他ともに認める「フリートークが苦手」のウイークポイントが克服できずテレビから消えてしまった。確かに有吉のいう通り『M-1グランプリ』(テレビ朝日系)に比べて優勝してもいまいち知名度が上がらない。

 さらに有吉は『R-1』の会場の雰囲気について「誰が面白いとか、前評判あんまり関係ないよな。その日の客の空気がどういうものかによる。むちゃくちゃ玄人で男ばかりだったら三浦マイルドが優勝するんだろうけど。女の子ばかりだったら三浦マイルドとかルシファーとか無理だろ」と話した。

 ただ、三浦マイルドは13年の第11回大会で優勝している。『R-1』は『M-1』に比べてその場の空気が大きく影響しそうだ。会場の観客の反応や審査方法などについては、ネットでも賛否両論が巻き起こっている。

 続けて有吉は番組自体の知名度がまだまだ低いため、『R-1』の優勝者は知名度がある方がいいとし「テレビ関係者は優勝者を紹介するのに三浦マイルドじゃイヤって思ってるんじゃない?」と話し「吉本の社員も『霜降り頑張れ』って思っていて『三浦マイルド、わかってるな?』と思ってるのでは」と話し、笑いを誘っていた。

 このトークが展開された時点で優勝者は決定していなかったが、図らずも、霜降り明星・粗品の優勝を予言するトークとなってしまった。有吉も指摘する通り『R-1』には、あらゆる意味でも変革が求められているのかもしれない。
(文=平田宏利)

伊集院光『R-1』で、松本りんすが優勝してほしかった理由を語る「ぜひ共演を」

 11日深夜放送の『伊集院光深夜の馬鹿力』(TBSラジオ系)において伊集院が、前日に行われた『R-1ぐらんぷり2019』(フジテレビ系)を話題にし、松本りんすを応援していたと明かし、エピソードを交え、その理由を話した。また、「理由を聞いたら審査員は誰もが投票したと思う」とも述べていた。

 松本りんすはハゲ芸人として知られ、伊集院光からプレゼントされたアデランスのかつらを期間限定で着用していた。このかつらは定期的なメンテナンスが必要であり、その費用も伊集院が負担していた。さらに、別のテレビ番組の企画では植毛にチャレンジするも、まったく効果が現れず「学会で発表するレベル」として写真まで撮られてしまったようだ。現在はハリウッドザコシショウに出世払いで買ってもらった高価なかつらを着用している。まさに、ハゲ芸人の代表格といえる。

 伊集院はもし松本が優勝したら翌日朝の生放送のラジオ番組『伊集院光とらじおと』(同)にゲスト出演してもらおうと考えていたという。ただ先方のマネジャーに確認したところ「『R-1』はフジテレビの番組なので、優勝者は翌日のフジの番組に出ずっぱりとなるので難しい」と伝えられていた。結果的に松本は決勝戦へ進むものの3位になったため、伊集院の番組への出演はかなった。

 ただ伊集院は「そのまま優勝して、是非『とくダネ!』に出てほしかった。この話を知れば審査員はみんな松本に票を入れたと思う」と話した。

 誰がどうみても地毛ではないと“その”疑惑が取り沙汰される『とくダネ!』のメインキャスター・小倉智昭。ともすれば朝の生放送番組で思わぬ火花が散った可能性もある。今年度は実現しなかったものの、松本りんすには、ぜひとも優勝して『とくダネ!』での“共演”が見たいものだ。
(文=平田宏利)