アルコ&ピースがテレ朝・加地Pに干された一方で、あの芸人は寵愛を受け大ブレイクの舞台裏

 芸能界で売れるか売れないかは本人の実力や事務所の力もさることながら、プロデューサーに気に入られるかどうかという要素も大きい。

 そんななか、『ロンドンハーツ』『アメトーーク!』などの人気番組を手掛けるテレビ朝日の加地倫三プロデューサーが5月29日に出演したラジオ番組で、お笑いコンビ・アルコ&ピースに激怒し、出演NGにしていることを明かした。

「彼らが加地Pに干されたきっかけは『アメトーーク!』の『猫舌芸人』の回。そこでアルコ&ピース・平子祐希が熱々のカニクリームコロッケを『地球のコア』という謎のたとえで表現し、その後もスタジオがドン引きしているのに、わかりにくい例えをひたすら繰り返したのだとか。これにブチギレた加地Pは収録後、平子を長時間にわたり説教。それ以降、会議では彼らの名前は挙がらなくなったそうです」(テレビ誌記者)

 逆鱗に触れた芸人が干される一方で、加地Pは気に入った芸人に関しては売れるまでとことんプッシュすることでも知られている。

「超売れっ子芸人となった千鳥も加地Pの寵愛を受けています。彼らは2013年にレギュラー出演していた『ピカルの定理』(フジテレビ系)の終了後は、東京での仕事が激減。しかし、加地Pは『アメトーーク!』で千鳥のコーナーを作るなど起用し続け、それが現在の地位につながっています。また、最近のお気に入り芸人はかまいたち。ネタの評価が高い反面、ルックスは地味なのですが、加地Pはいぶし銀タイプが好みで、自分の番組によく出演させていますね」(お笑い関係者)

 もっとも、ラジオ番組で名前を出したということは、アルコ&ピースに再チャンスの機会を与えようとしているとも考えられる。平子が今度こそ、会心のたとえを披露できるのか注目だ。

若手芸人にとっては鬼門? 千鳥が教える『世界まる見え!』を楽しむ新たな視点

 明石家さんまは収録現場のことを“戦場”と称するが、そんな彼のイズムが最も反映された番組といえば『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)になるだろう。出演タレントは事前アンケートを提出する時点で命懸け。無理くりエピソードをひねり出し、本番では意を決して前に出る覚悟が求められる。あまりの緊張から、収録日が近づくと嘔吐する者さえいると聞くが、プレッシャーとの対峙は芸能人の宿命なのだから仕方がない。

 出演者に高い負荷をかける番組は、『御殿』だけではない。芸人にフォーカスすると、『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』(同)の「ハイテンション・ザ・ベストテン」「七変化」や『さんまのお笑い向上委員会』(フジテレビ系)での演者のすり減り方も常軌を逸している。笑いが取れれば称賛されるが、ヘタを打てば目も当てられない。カメラ前で大ケガした芸人を、今まで何度見てきたことか。

『世界まる見え』は若手芸人の登竜門

 5月22日に放送された『チャンスの時間』(AbemaTV)が面白い企画を決行していた。題して「世界まる見えシミュレーション」。

 今夏で放送開始から30年目を迎える長寿番組『世界まる見え!テレビ特捜部』(日本テレビ系)のオープニングを若手芸人にシミュレーションさせ、実際にオファーが来た際にちゃんと結果を残せるかを司会の千鳥が判定する趣旨である。

 同番組のオープニングといえば、司会のビートたけしが着ぐるみを着て登場し、スタジオを混乱状態に陥れる流れがおなじみである。水鉄砲や巨大風船、あるいはCO2を駆使し、出演者に向けてむちゃをする。この時、ターゲットになりやすいのは、もちろん芸人だ。

『世界まる見え』は若手芸人の登竜門的な番組としても知られており、過去に千鳥も出演したことがある。その時、彼らはたけしからクリーム砲を食らったという。経験者として、ノブは語った。

「こういう時(何か被害に遭う時)は、だいたい僕にやるじゃないですか? でも、あの番組はやられ慣れてない大悟にやるんですよ。どうなるか、現場に行くまでわからない。たぶん、80歳くらいの作家の人が構成してると思うんですけど」

 今回の企画に招集されたのは、プラス・マイナス、東京ホテイソン、大自然の3組。やはり、若手芸人は『世界まる見え』を鬼門だと捉えているらしい。

プラス・マイナス岩橋「(『世界まる見え』を見たら)すぐチャンネル替えます。あんなもんは見てられへん。ゾッとする! 『お笑い向上委員会』も、ゾッとするからチャンネル変えます」

 ただ、『お笑い向上委員会』と比べて『世界まる見え』は正道ではない。リアクションを求められているようで、実は全然求められていなかったりするのだ。たけしが持つ道具から何が出てくるか? それが明らかになった瞬間を笑いのピークに設定している。だから、若手芸人の取ったリアクションは、ないがしろにされることが多い。

ノブ「たけしさんが“シャーッ!”ってやって、その後、やられた側が何か言ってるくらいのところで“テーテーテテー”ってタイトルバックに入ってるから。早めにリアクションしないと」

 このスピード感は芸人にとっての苦行である。今回のシミュレーションで、それが白日の下にさらされた。というのも、トップバッターの大自然が、見ていて不憫になるほど力を発揮できていなかったのだ。

 まず、スタジオにニセたけしが登場し、大自然ののぶひろをイスにくくりつけた。その後、突如出現した風船が膨らみ、イスの真横で破裂した。驚いたのぶひろは「ウオーッ!」と叫ぶ。でも、ニセたけしは、のぶひろに見向きもしない。新たな風船を手に取り、ほかの出演者に向けて威嚇する。その風船もすぐに破裂し、スタジオにいる全員は卒倒。ニセたけしはニンマリ。それ以外の出演者はペースに巻き込まれただけ。誰も手応えを感じないカオスのまま、オープニングは終了してしまった。まさに、『世界まる見え』の世界観だ。

ノブ「手応えなかったでしょ? これなんですよ。(大自然の)ロジャーがつっこみが面白い人だとかスタッフさんたちは知らないから、“ウオーッ!”の後の風船で終わり。今、全然おいしくなかったですよね? でも、これですから」

大悟「『ウオーッ!』の後にコメント欲しいとこやん? でも、その間で次の風船が来ちゃうから。で、ほかの出演者が倒れてる時、画面にはもう提供テロップが出てるから」

『世界まる見え』はリアクションを待たない。たけしが誰かに何かを仕掛け、「こいつらの役目はもう終わり」と思ったら次のターゲットに照準を絞っている。若手がリアクションしようとしても、時すでに遅し。司会が別の行動に移ろうとするより前に、やられた側がせっかちにならないとダメなのだ。じゃないと、ただのいけにえで終わる。

 そういう意味で、この日はプラス・マイナスが頑張った。天井から温水のシャワーが降り注ぎ、ニセたけしに水鉄砲で撃たれた岩橋。すぐに濡れた衣服を脱ぎ、上半身裸で「ハワイで一番ロコモコ食う奴~!」と持ちギャグを言い放った。「うるせえ、この野郎!」とニセたけしは構わず水鉄砲を撃ち続けたが、なんだかんだ岩橋はコメントを放り込むことに成功している。あと、温水シャワーがあさっての方向へ飛び散ったのを指摘しないのもよかった。同番組では、この手のミスがよく起こるのだ。

大悟「『世界まる見え』で水が出てくる穴は、絶対どっちかに曲がってるから」

ノブ「搬入の時にズレるから(笑)。つっこんだらあかん。あれ、トラップやから」

 まさに、プレイヤー目線。今回の珍企画によって、がぜん、『世界まる見え』への注目度が増した。こんなに多くの地雷があり、実力測定場としてこんなにも機能するなんて。

大悟「いろんな先輩が、あの番組で洗礼を受けてるからね」

 ほかの番組で息づくバラエティの教科書が、まるで通用しない空間。ペースを乱された芸人のフラットな力量が確認できる、マニアックな場所。これは、いわゆる裏笑いだ。趣味が悪いと自覚はしつつ、他意を抱いて『世界まる見え』を楽しむ視点を新たに教わってしまった。

(文=寺西ジャジューカ)

芸能界の薬物汚染「ミュージシャンと俳優は危ない。お笑い界は大丈夫」の真偽は?

 芸能界の薬物汚染が止まらない──。今年3月、電気グルーヴのピエール瀧がコカインを使用したとして、麻薬取締法違反の容疑で逮捕。そして、その約2カ月後、元KAT-TUNの田口淳之介とその内縁関係にある女優の小嶺麗奈が大麻所持で逮捕された。

 2017年には、田口と同じく元KAT-TUNの田中聖も大麻で逮捕(後に不起訴)されているほか、俳優・橋爪功の長男である橋爪遼が覚せい剤所持で逮捕され、有罪判決を受けている。16年には、元プロ野球選手の清原和博と、俳優の高知東生が、それぞれ覚せい剤所持で、15年には女優・高部あいがコカイン所持で逮捕された。また、14年にはミュージシャンのASKAが覚せい剤で逮捕されている。

 薬物での逮捕者が後を絶たない芸能界だが、その多くがミュージシャンか俳優であり、お笑い芸人が薬物で逮捕されたケースはあまりない。

「海外のロックシーンの影響もあって、歴史的に見てもミュージシャンとドラッグの親和性は高い。そのため、古くから音楽業界の一部には薬物の入手ルートがあり、ミュージシャンの逮捕者が多い一因となっている。俳優については、業界隈全体が薬物と近いわけではないが、そういったルートを持つ俳優が古くからいたのも事実です。その一方で、芸人周辺に薬物ルートがあるという話はそこまで聞きません。俳優やミュージシャンに比べるとギャラも少なめだし、あまり誘いがないということもありそうです」(芸能関係者)

 また、吉本興業のように、所属する芸人に対して定期的に薬物に関する講習会を開催し、汚染を防いでいるというケースもある。

「薬物ルートの噂がなくても、人気芸人たちの周囲に怪しげな人々が集まってくるというのはよくあること。黒い交際を噂される芸人も少なくないですし、若手芸人に対しては、事務所が先手を打って教育しているということでしょう」(同)

 そんな薬物に関する教育が功を奏しているのか、芸人が薬物で逮捕される話は聞かない。しかし、実際は薬物に手を出す芸人もそれなりにいるのだという。あるお笑い事務所関係者はこう話す。

「薬物をやっている芸人は何人か聞いたことがあります。90年代後半あたりに人気だった、とあるコンビの片方が覚せい剤にハマり、そのまま解散したケースもあります。また、別のコンビのある芸人は、ブレーク前に薬物にハマっていたようで、後にその噂が報じられたこともありました」

 さらに、あまり売れていない若手芸人たちが怪しげなパーティーを楽しんでいるという情報もある。

「そんなにテレビに出ていなくても、交友関係が広い芸人はいるものです。音楽関係の知り合いや、怪しげな半グレ連中とつるんで、大麻パーティーを開いている芸人もいると聞いたことがあります。あと、もともと半グレだった芸人もいて、そこから先輩芸人に薬物が流れているなんていう話もある。世間的にそんなに注目されるような芸人ではないから、警察も動いていないというだけで、裏では芸人界隈もそれなりに薬物汚染が進んでいると思っていいのでは」(同)

 表沙汰になっていないものもあるらしい、芸能界の薬物汚染。次はお笑い界から逮捕者が出るかもしれない。

芸能界の薬物汚染「ミュージシャンと俳優は危ない。お笑い界は大丈夫」の真偽は?

 芸能界の薬物汚染が止まらない──。今年3月、電気グルーヴのピエール瀧がコカインを使用したとして、麻薬取締法違反の容疑で逮捕。そして、その約2カ月後、元KAT-TUNの田口淳之介とその内縁関係にある女優の小嶺麗奈が大麻所持で逮捕された。

 2017年には、田口と同じく元KAT-TUNの田中聖も大麻で逮捕(後に不起訴)されているほか、俳優・橋爪功の長男である橋爪遼が覚せい剤所持で逮捕され、有罪判決を受けている。16年には、元プロ野球選手の清原和博と、俳優の高知東生が、それぞれ覚せい剤所持で、15年には女優・高部あいがコカイン所持で逮捕された。また、14年にはミュージシャンのASKAが覚せい剤で逮捕されている。

 薬物での逮捕者が後を絶たない芸能界だが、その多くがミュージシャンか俳優であり、お笑い芸人が薬物で逮捕されたケースはあまりない。

「海外のロックシーンの影響もあって、歴史的に見てもミュージシャンとドラッグの親和性は高い。そのため、古くから音楽業界の一部には薬物の入手ルートがあり、ミュージシャンの逮捕者が多い一因となっている。俳優については、業界隈全体が薬物と近いわけではないが、そういったルートを持つ俳優が古くからいたのも事実です。その一方で、芸人周辺に薬物ルートがあるという話はそこまで聞きません。俳優やミュージシャンに比べるとギャラも少なめだし、あまり誘いがないということもありそうです」(芸能関係者)

 また、吉本興業のように、所属する芸人に対して定期的に薬物に関する講習会を開催し、汚染を防いでいるというケースもある。

「薬物ルートの噂がなくても、人気芸人たちの周囲に怪しげな人々が集まってくるというのはよくあること。黒い交際を噂される芸人も少なくないですし、若手芸人に対しては、事務所が先手を打って教育しているということでしょう」(同)

 そんな薬物に関する教育が功を奏しているのか、芸人が薬物で逮捕される話は聞かない。しかし、実際は薬物に手を出す芸人もそれなりにいるのだという。あるお笑い事務所関係者はこう話す。

「薬物をやっている芸人は何人か聞いたことがあります。90年代後半あたりに人気だった、とあるコンビの片方が覚せい剤にハマり、そのまま解散したケースもあります。また、別のコンビのある芸人は、ブレーク前に薬物にハマっていたようで、後にその噂が報じられたこともありました」

 さらに、あまり売れていない若手芸人たちが怪しげなパーティーを楽しんでいるという情報もある。

「そんなにテレビに出ていなくても、交友関係が広い芸人はいるものです。音楽関係の知り合いや、怪しげな半グレ連中とつるんで、大麻パーティーを開いている芸人もいると聞いたことがあります。あと、もともと半グレだった芸人もいて、そこから先輩芸人に薬物が流れているなんていう話もある。世間的にそんなに注目されるような芸人ではないから、警察も動いていないというだけで、裏では芸人界隈もそれなりに薬物汚染が進んでいると思っていいのでは」(同)

 表沙汰になっていないものもあるらしい、芸能界の薬物汚染。次はお笑い界から逮捕者が出るかもしれない。

最強美女軍団・オスカーの“お笑い撤退”は必然だった!? モノになったのは「あかつ」くらい……

 女優の米倉涼子、上戸彩、武井咲をはじめ、芸能界最強の美女軍団を抱える芸能事務所・オスカープロモーション。“美の総合商社”と称される一方、2007年にはバラエティ部門を設立したが、今月5月30日をもってそのバラエティ部門を廃止。お笑い界から撤退する。

 お笑いブームといえば、1980年代にビートたけしのツービートや島田洋七のB&Bはじめ、関西の漫才コンビなどがテレビ界で活躍したが、いわゆる“漫才ブーム“が終焉すると、テレビ局は、“第2次お笑いブーム”を起こそうと試行錯誤。そして92年、タモリが司会を務めるバラエティ番組『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)がスタートした。

 それまでは、関西の吉本興業や松竹芸能、かつてビートたけしが所属した太田プロダクションなどの独壇場だったが、『ボキャブラ』がスタートする少し前から、大手プロがお笑い界に参入。60~70年代にかけて、テレビの歌番組を独占してきた渡辺プロダクションは、83年、若手お笑いタレント養成機関「BIG THURSDAY」を開校し、早くから、ホンジャマカやネプチューンをはじめ、お笑いタレントを次々と所属させた(後にワタナベエンターテインメントに分社化)。

 お笑いへの参入は、他の事務所も続いた。

 和田アキ子や山口百恵、森昌子、石川さゆりらの活躍によって急成長したホリプロは、伊集院光やバナナマンらを、ケイダッシュは、はなわや原口あきまさといったお笑いタレントを売り出し、さらに、桜田淳子や松田聖子といった数多くのアイドルスターを輩出してきたサンミュージックプロモーションも、ダンディ坂野や小島よしお、スギちゃんといった一発芸人をブレークさせた。

 こうしたお笑いタレントの育成やバラエティ番組への参入は、時に事務所を助けてきた。ネプチューンやくりぃむしちゅーのように、お笑い番組で名前を売り出した後、バラエティ番組の司会に上り詰めたタレントも少なくなく、また、覚せい剤事件で解雇を余儀なくされた女優・酒井法子を抱えていたサンミュージックといえば、ベッキーやカンニング竹山といった“バラエティ班”が事務所の救世主になったのは記憶に新しい。

 こうした大手プロの参入に触発されて、07年、遅まきながらオスカーもバラエティ部門を設立。08年1月には「お笑いタレントお披露目記者会見」を開いた。その中にはオスカーらしく、モデルのコンビもいた。

 お笑いに力を入れるようになったオスカーは、所属タレントのネタ動画を公式ファンサイト『オスカーランド』で配信。定期的に「オスカーお笑いライブ」を開催し、12年には1980年代の漫才ブームを牽引したB&Bの島田洋七を所属させた。

 だが、バラエティ番組からオファーがあったのは、14年まで所属した、相撲ネタが売りのあかつくらい。若手のネタライブの司会を務めてきた島田も、テレビが開催するお笑いグランプリに入選したタレントは一人もいない。関係者は「弱小プロだったら、とっくに潰れてますよ」と語っていたが、いつまでたってもブレークする者はおらず、募るのはマネジャーやスタッフの人件費ばかり。結局この4月、オスカーは所属するお笑いタレントの契約を解除。5月30日でバラエティ部門を廃止し、お笑い界から撤退することを決めた。

 芸能事務所としては大手であっても、お笑い後発参入のハンデを埋められなかった格好だが、フリーになった約30組の芸人たちは、5月18日に東京・北沢タウンホールで『元オスカーお笑いライブ最終回~みんなフリーになっちゃいました~』と題したライブを開催した。フリーになった彼らが、今後、新天地でブレークできるか注目したい。

(文=本多圭)

最強美女軍団・オスカーの“お笑い撤退”は必然だった!? モノになったのは「あかつ」くらい……

 女優の米倉涼子、上戸彩、武井咲をはじめ、芸能界最強の美女軍団を抱える芸能事務所・オスカープロモーション。“美の総合商社”と称される一方、2007年にはバラエティ部門を設立したが、今月5月30日をもってそのバラエティ部門を廃止。お笑い界から撤退する。

 お笑いブームといえば、1980年代にビートたけしのツービートや島田洋七のB&Bはじめ、関西の漫才コンビなどがテレビ界で活躍したが、いわゆる“漫才ブーム“が終焉すると、テレビ局は、“第2次お笑いブーム”を起こそうと試行錯誤。そして92年、タモリが司会を務めるバラエティ番組『ボキャブラ天国』(フジテレビ系)がスタートした。

 それまでは、関西の吉本興業や松竹芸能、かつてビートたけしが所属した太田プロダクションなどの独壇場だったが、『ボキャブラ』がスタートする少し前から、大手プロがお笑い界に参入。60~70年代にかけて、テレビの歌番組を独占してきた渡辺プロダクションは、83年、若手お笑いタレント養成機関「BIG THURSDAY」を開校し、早くから、ホンジャマカやネプチューンをはじめ、お笑いタレントを次々と所属させた(後にワタナベエンターテインメントに分社化)。

 お笑いへの参入は、他の事務所も続いた。

 和田アキ子や山口百恵、森昌子、石川さゆりらの活躍によって急成長したホリプロは、伊集院光やバナナマンらを、ケイダッシュは、はなわや原口あきまさといったお笑いタレントを売り出し、さらに、桜田淳子や松田聖子といった数多くのアイドルスターを輩出してきたサンミュージックプロモーションも、ダンディ坂野や小島よしお、スギちゃんといった一発芸人をブレークさせた。

 こうしたお笑いタレントの育成やバラエティ番組への参入は、時に事務所を助けてきた。ネプチューンやくりぃむしちゅーのように、お笑い番組で名前を売り出した後、バラエティ番組の司会に上り詰めたタレントも少なくなく、また、覚せい剤事件で解雇を余儀なくされた女優・酒井法子を抱えていたサンミュージックといえば、ベッキーやカンニング竹山といった“バラエティ班”が事務所の救世主になったのは記憶に新しい。

 こうした大手プロの参入に触発されて、07年、遅まきながらオスカーもバラエティ部門を設立。08年1月には「お笑いタレントお披露目記者会見」を開いた。その中にはオスカーらしく、モデルのコンビもいた。

 お笑いに力を入れるようになったオスカーは、所属タレントのネタ動画を公式ファンサイト『オスカーランド』で配信。定期的に「オスカーお笑いライブ」を開催し、12年には1980年代の漫才ブームを牽引したB&Bの島田洋七を所属させた。

 だが、バラエティ番組からオファーがあったのは、14年まで所属した、相撲ネタが売りのあかつくらい。若手のネタライブの司会を務めてきた島田も、テレビが開催するお笑いグランプリに入選したタレントは一人もいない。関係者は「弱小プロだったら、とっくに潰れてますよ」と語っていたが、いつまでたってもブレークする者はおらず、募るのはマネジャーやスタッフの人件費ばかり。結局この4月、オスカーは所属するお笑いタレントの契約を解除。5月30日でバラエティ部門を廃止し、お笑い界から撤退することを決めた。

 芸能事務所としては大手であっても、お笑い後発参入のハンデを埋められなかった格好だが、フリーになった約30組の芸人たちは、5月18日に東京・北沢タウンホールで『元オスカーお笑いライブ最終回~みんなフリーになっちゃいました~』と題したライブを開催した。フリーになった彼らが、今後、新天地でブレークできるか注目したい。

(文=本多圭)

チョコプラ、向こう3カ月スケジュールびっしりの忙しさ 一発屋回避に大成功

 IKKOと和泉元彌のものまねで、昨年ブレークを果たしたチョコレートプラネット。いわゆる“一発屋”で終わるかと思いきや、その人気は継続中だ。

「2018年から19年の年末年始にかけて、バラエティー番組に出まくっていたので、そこで消費されてしまうとみられていたんですが、まったくそんなことはなかったようです。今でも、向こう3カ月のスケジュールはいっぱいとのこと。番組ゲストに呼びたくても、なかなか出てもらえない状況のようです」(テレビ局関係者)

 チョコプラの人気が継続している背景には、「ほかに人気芸人がいない」という事情もあるようだ。

「一昨年のブルゾンちえみや昨年のひょっこりはんのように、例年であれば年末年始にブレーク芸人が生まれるのですが、19年はそういう芸人がまだ出てこない。そうなると結局チョコプラが旬の芸人ということになって、そのまま人気が続いているわけです」(同)

 そんなチョコプラは、IKKOと和泉元彌のものまねだけでなく、「TT兄弟」や坂上忍のものまねなど、新ネタを投入している。

「坂上忍のものまねについては決して評判がいいわけではないようですが、TT兄弟は人気が高く、特に子供たちにもウケているというのが強いです」(同)

 そもそもチョコプラは業界内でも「スキルがある」と評価が高いのだという。

「彼らは芸歴14年目ということで、ネタだけでなく平場のトークもできる。さらに番組のMC的な役割も可能ですし、どのポジションもこなせる芸人なんです。あと、IKKOのものまねをする松尾は意外と強心臓で、スベることを恐れずに前に出られるタイプで、時に大爆発することがある。そういう意外性を秘めているのも、芸人としての高評価につながっていると思います」(構成作家)

 昨年から続く勢いに乗って、今年4月には『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)と『おはスタ』(テレビ東京系)のレギュラーの座を獲得した。

「老舗番組のレギュラーになるということは、“一発屋ではない”ことの証し。旬の芸人にしてみれば、是が非でも欲しいもの。そういう意味で、チョコプラは一発屋で終わらずに済んだといえるでしょう。今後は、人気も多少落ち着いてくるとは思いますが、継続してメディアで活躍できると思いますよ」(同)

 別の一発屋芸人が出てこなかったという事情もあるが、スケジュールがパンパンだというのは、大したもの。このままチョコプラが天下を獲ることもありうるか!?

チョコプラ、向こう3カ月スケジュールびっしりの忙しさ 一発屋回避に大成功

 IKKOと和泉元彌のものまねで、昨年ブレークを果たしたチョコレートプラネット。いわゆる“一発屋”で終わるかと思いきや、その人気は継続中だ。

「2018年から19年の年末年始にかけて、バラエティー番組に出まくっていたので、そこで消費されてしまうとみられていたんですが、まったくそんなことはなかったようです。今でも、向こう3カ月のスケジュールはいっぱいとのこと。番組ゲストに呼びたくても、なかなか出てもらえない状況のようです」(テレビ局関係者)

 チョコプラの人気が継続している背景には、「ほかに人気芸人がいない」という事情もあるようだ。

「一昨年のブルゾンちえみや昨年のひょっこりはんのように、例年であれば年末年始にブレーク芸人が生まれるのですが、19年はそういう芸人がまだ出てこない。そうなると結局チョコプラが旬の芸人ということになって、そのまま人気が続いているわけです」(同)

 そんなチョコプラは、IKKOと和泉元彌のものまねだけでなく、「TT兄弟」や坂上忍のものまねなど、新ネタを投入している。

「坂上忍のものまねについては決して評判がいいわけではないようですが、TT兄弟は人気が高く、特に子供たちにもウケているというのが強いです」(同)

 そもそもチョコプラは業界内でも「スキルがある」と評価が高いのだという。

「彼らは芸歴14年目ということで、ネタだけでなく平場のトークもできる。さらに番組のMC的な役割も可能ですし、どのポジションもこなせる芸人なんです。あと、IKKOのものまねをする松尾は意外と強心臓で、スベることを恐れずに前に出られるタイプで、時に大爆発することがある。そういう意外性を秘めているのも、芸人としての高評価につながっていると思います」(構成作家)

 昨年から続く勢いに乗って、今年4月には『ヒルナンデス!』(日本テレビ系)と『おはスタ』(テレビ東京系)のレギュラーの座を獲得した。

「老舗番組のレギュラーになるということは、“一発屋ではない”ことの証し。旬の芸人にしてみれば、是が非でも欲しいもの。そういう意味で、チョコプラは一発屋で終わらずに済んだといえるでしょう。今後は、人気も多少落ち着いてくるとは思いますが、継続してメディアで活躍できると思いますよ」(同)

 別の一発屋芸人が出てこなかったという事情もあるが、スケジュールがパンパンだというのは、大したもの。このままチョコプラが天下を獲ることもありうるか!?

千原せいじ、すでに夫婦関係は破綻していた? 不倫発覚で語られた「異常な家族観」

「モテてもうたんや」が今年の裏流行語になるのか?

 5月16日発売の「週刊文春」(文藝春秋)で不倫疑惑を報じられた、「千原兄弟」の兄・せいじ。20代のスレンダー美女とホテルで過ごす現場を押さえられてしまったのだ。同誌の直撃にせいじは「モテてもうたんやって。勘違いしたんやなぁ。初めてや。モテたことないのに、モテてもうたから、どうしていいかわからず有頂天になったんやなぁ……」などとコメント。

 主婦層をはじめとした女性たちからは、「マスクもせず隠そうともしないのが舐めてる」「モテるかモテないかの問題ではない」「不倫は奥さんが許せば終わりとか言ってるやつは死んで!」とフルボッコ状態となっているが、ほかの不倫芸能人に比べると、今のところ被害は軽微にも見える。

 今後、番組などで浮気を知った妻がどんなリアクションをしたのか、ぜひ報告してもらいたいところだが、そんなせいじは昨年5月5日放送の『ワイドナショー』(フジテレビ系)に出演した際、世間の感覚とはかけ離れた独特な家族観を披露していたという。

「番組では仕事を終えてもまっすぐに帰宅しない『フラリーマン』の実態を特集したのですが、意見を求められたせいじは『仕事が終わって“さ、家に帰ろう”とか別に思ったことがない』と話し、家に帰るときは眠たいときと用事があるときだけと告白。妻子がいても『ウチはご飯一緒に食べないんで。自由なんで別に』と語り、その理由を『長いこと一人暮らしして急に結婚したもんやから。好きな物を食い続けてたので結婚したときに嫁さんが作ったものが食べたくないものだったりして、ストレスでおかしくなったんです』と明かしています。さらには『家庭内にいて、俺が必要とされる場面がないのよね』と語るなど、すでに夫婦関係が崩壊しているようにも見受けられました」(テレビ誌ライター)

 直撃した文春の記者に「俺は俺で芸人として、この苦境を乗り越えることによってスキルアップできる」と強気に語ったせいじ。妻には「モテてもうたんや」で納得してもらえたのだろうか。

おかずクラブ・ゆいPに『イッテQ!』を干された疑惑が浮上!? シャッフル企画に姿なし

 おかずクラブ・ゆいPに『イッテQ!』を干された疑惑が浮上!? シャッフル企画に姿なし

 これは、もしかして干されている? 5月12日のバラエティ番組『世界の果てまでイッテQ!』(日本テレビ系)にて、毎年恒例となっているシャッフル企画の割り振りが発表された。

 しかし、それを観た視聴者がざわつく事態となっているという。

「おかずクラブ・オカリナが出演するのに、ゆいPが出ないことが話題になっています。準レギュラーだったゆいPは最近の放送には出演がなく『干された』疑惑が浮上していたやさきでしたから、ネット上では『ゆいPはリストラ?』『まじで使いづらいんだろうな』『スタッフと揉めたのかも』と心配する声が続出しています」(テレビ誌ライター)

 現在、同番組の女性コンビは、ガンバレルーヤが活躍していることもあり、非ビジュアル系枠は複数いらないと判断された可能性もある。しかし、ゆいPにはキナ臭い評判が聞こえていたという。

「コンビのカーストではゆいPが完全に上で、オカリナとの不仲がささやかれていました。上にへつらい下に偉そうにする性格なんて噂もあり、横沢夏子や大久保佳代子など女芸人仲間からも嫌われていたともっぱら。周囲からの評判が悪いことで、外されたしまった可能性もありそうです」(同)

 番組に出演する誰かからの「共演NG」指定が入ったのだろうか。