アラフォー吉原嬢から見た、「風俗嬢と結婚」する男の謎――指名3回目で婚姻届も

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

 初対面だったり、まだ数回しか会っていないのに、風俗店には結婚したがるお客さんがたまに現れる。デリヘルの出稼ぎで行っていた新潟でも2人から「結婚してほしい」と言われたことがある。

 なぜ風俗嬢相手に婚活をするお客さんがいるのか。性的サービスをする仕事を生業にしている女性を、あえて恋人や結婚相手に選ぶ理由がわからない。風俗嬢ならハードルが低いとか、ちょろいとでも思われているのか。自分の女にしてしまえば、タダでスケべなことをたくさんしてもらえるだろうと、安易な発想からなのか。

 引け目や劣等感のある男性が唯一見下せる相手、それが風俗嬢だからなのか。手の届きやすい女性と思われているのだろうか。風俗嬢の私から見ても、風俗嬢を口説く男性の心理は謎で仕方がない。それでも後を絶たない、本気なのか、指名した風俗嬢全員を口説いているのか、よくわからない男性たち。挨拶がわりに誰にでも言っているタイプの男性もかなり多い。だから、風俗客が言う言葉なんて一切信じない私。言葉よりも行動で示せ。本当に口説きたい、自分の女にしたいのなら、わかりやすい行動を見せてもらいたいもの。

 お客さんと結婚した吉原の風俗嬢

 先日来た、私より3歳年下のアメリカ人ハーフの男性が、また初対面から口説いてきた。風俗客の口説きは一切信じていないこと、本気の気持ちがあるのなら行動で見せてと伝えた。あまりにもしつこく言ってくるので、私の本心をまっすぐ伝えてみた。

「もう私もいい年だし、結婚して子どもを授かるのに、新しく誰かとお付き合いを始めて、デートして愛を育んで……という、お金と時間のかかる無駄は省きたいのよね。次にお付き合いする人は、すぐに結婚できる人がいいんだ。付き合わなくていいから私と結婚する?」

 「結婚」の言葉を出して引く人なら却下だし、でも普通、初対面で結婚とか言われたら重いと思うはずだから、反応を見たかった。昔、母に言われ続けた教え“30歳過ぎたら選んでいる場合じゃない、選ばれる人間になりなさい”と言う言葉を無視して。やっぱり選んでもらったら、その中から自分も選びたい。

 性格にも問題あるし、容姿・スタイル・年齢も残念だし、借金はあるし、風俗嬢だし、贅沢を言える立場じゃないのは重々承知。男性の嫌な部分ばかり見て却下とか、良い部分を見ずに嫌な部分だけで判断する方式を取って来ていた。こんなんじゃ一生結婚できるわけがない。

 いろんな見る目が養われる前に、勢いで結婚してしまった方がいいとか、結婚は考えすぎちゃいけないとか言う人もいる。なので近年は、相手の性格がわかる前にさっさと勢いで結婚してみようか、という発想に至っていた。芸能人でも聞いたことがある、「交際0日で結婚」は、結構、私の中では理想的だったのだ。

 すると意外なことに、相手が乗ってきた。「7月に入ったらまた来るね」と言っていたのに、なんとサプライズで2日続けてお店にやって来て、「結婚しよう」と言ってきた。そして、3回目の指名時には婚姻届を持って来ると言って帰っていった。

 お店の女性たちに相談してみると、意外と風俗嬢とお客さんが結婚した例が多いと知り、驚いた。確かに、今うちの店で働く風俗嬢で私が知る限り3人がお客さんとお付き合いをしている。

 吉原歴が長い女性の話によると、10人ほどお客さんと結婚した風俗嬢を知っていると。絶対ありえないと思っていた。私は、風俗嬢である自分を旦那さんに知られたくない、この事実を墓場まで持っていくつもりでいた。それなのに、みんな離婚もせず円満に人生を送っているそうだ。

 なぜか、バツイチの女性たちが、みんな乗り気になって私に勧めてきた。「1回くらい結婚、試してみたらいいよ」って。しかも「クオーターの可愛い子が生まれていいじゃない」って。もしかして、この勢いで本当に行ってみてしまおうか。相手はどんな人かまったくわからないアメリカ人ハーフだけど。お互いを知りながら始める結婚もありかもしれない。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画

風俗嬢を「オナニーの道具」として扱う男は、一生女ひとり満足させられないと思う

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

 ファッションは黒い革のパンツで、腕にはトゲトゲ痛そうなバングル、ゴツゴツのアクセサリー。パンク? ロック? よくわからないけれど、今時珍しい細身のロン毛で50歳前後のファンキーなおじさん。

 物腰は柔らかいのだけど、命令口調であーしろ、こーしろと言われ、イラっとさせられる。そのくせ、こちらが風呂に入ることを要望すると拒否。ソープランド=お風呂屋さんなのに。なんのため、ベッドに併設してお風呂があるんだ。風呂屋に来て風呂拒否とか、銭湯に来て体も洗わずに帰るのか? っていうくらい、おかしいから。それなのに、いきなり「乳首舐めて」。頭にきたし、洗ってない体は舐められないので、「そのままの乳首はしょっぱそうだから、お風呂に入ってからね~」と笑顔で無理やり引っ張っていって、やっとシャワー。

 あれやれ、これやれ、と命令系でガツガツした男は、ほんとマナーの悪い地雷客が多い。会話のキャッチボールもなく命令ばっかりで、こちらの言うことは聞かないから、私はロボットかと思うほど虚しい気持ちにさせられる。こちらの手順やペースは一切無視。一切攻めさせてくれない。ひたすら命令される。

「右の乳首舐めて」「左の乳首も」「お尻の穴も舐めて」「こっちの耳も」

 命令以外の言葉は一切発しない。耳も舐めろと要求するなら、事前に洗わせてほしかった。体は一通り洗っても、普通耳までは洗わない。洗ってない耳とかなんとも言えない、苦くてしょっぱくて激マズだ。「全て舐めろ」と指図され舐めると、相手はあああぁんと骨抜きにされたように力が抜ける。いや、舐めるのが仕事だし性感帯を攻めて差し上げるのは当然のことなんだけど。普段は攻める方も結構楽しんでやっているんだけど、こういうのはなんか違うんだよな。

 攻めていて、まったく楽しくない。

 指図されながらするプレイは、まったくもってつまらない。そして終いにはゴムをはめたままご自分の手でシコっている。その間、私への命令はひたすら「耳を舐めろ」。私に耳を舐めさせ、そのまま自分で激しく手を動かしオナニー射精。別にいいんだよ。傷つけられたり、ガシガシの手マンでまんこが負傷したわけじゃない。私は動くダッチワイフかと思うほど、都合のいい人形。生身の女性をなんだと思っているのか? 

 ソープだけでなく、ヘルスでも意外とこういう男性はいる。出稼ぎ先の福島のデリヘルで出会ったクソ客、“全身刺青男”もそうだった。風呂は拒否するし、右乳首舐めろ、左の乳首も舐めろ、玉も舐めろ、今度はこっち側に来て寝そべって、玉をいじりながら乳首を舐めろと、全て“俺”のペースに引きずり込まれる。

 こちらの言うことなんて、まったくお構いなし。そして、なんでも言うことを聞くと思って調子をこいたのか、「そのまま俺の上に乗っかって挿入しろ」とあり得ない発言。なのに目線の先は、ラブホのテレビに映し出された自前のお気に入りAV。お気に入りの抜けるシーンを繰り返し再生したり、早送りしたり。左手にはテレビのリモコン、右手は私の後頭部に置き、勝手にイラマチオをしようと企んで、強引に押してきたり。

 私はオナニーするためのお手伝いにすぎない。すんげーつまんないプレイ。そんな奴のいいなりで、ヘルスでタダマンコなんてありえないし、絶対に阻止。意地でもまんこは貸さない。女性をぞんざいにするこういう奴ほど、次の指名は100%と言っていいほど返ってこない。

 地雷接客、手抜き接客をやってやりたいくらいだけど、プレイが全て命令口調だから手を抜くこともできずに、結局指示通りやらされる羽目になった。マグロ男とも違う、ただ命令をして、それに付き合わせる、つまらない男とのSEX。マグロ男の方が全然いい。別に危害はないからいいのだけどさ。いいのだけれど、風俗嬢なら何をやってもいいと思っている。

 痒いところに手が届く、便利な風俗嬢ってとこか。風俗嬢を人として見ていないのだろうな。こういう人に出会うと、風俗嬢であることを、あらためて惨めな気持ちにさせられる。なのに、従順な私の様子で調子に乗った刺青男は、「この後仕事何時上がりー? 終わったら飲みに行こうよ」だってさ。

 どこまでも強引で命令口調の勘違い男の鼻をへし折ってやるために、行ってもよかった。出稼ぎ先じゃなかったら。「大丈夫? 普段からいつもあんなセックスしているの? やばくね?」って、男としてのプライドをズタズタにして、しばらく勃起できないようにしてやりたかった。

 風俗嬢相手ですら普通のセックスができないとか、こういう人たちはいざという時、大事な女ひとり満足させるセックスなんて、きっと一生できないんだろうなーとつくづく思う。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
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風俗嬢を「オナニーの道具」として扱う男は、一生女ひとり満足させられないと思う

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

 ファッションは黒い革のパンツで、腕にはトゲトゲ痛そうなバングル、ゴツゴツのアクセサリー。パンク? ロック? よくわからないけれど、今時珍しい細身のロン毛で50歳前後のファンキーなおじさん。

 物腰は柔らかいのだけど、命令口調であーしろ、こーしろと言われ、イラっとさせられる。そのくせ、こちらが風呂に入ることを要望すると拒否。ソープランド=お風呂屋さんなのに。なんのため、ベッドに併設してお風呂があるんだ。風呂屋に来て風呂拒否とか、銭湯に来て体も洗わずに帰るのか? っていうくらい、おかしいから。それなのに、いきなり「乳首舐めて」。頭にきたし、洗ってない体は舐められないので、「そのままの乳首はしょっぱそうだから、お風呂に入ってからね~」と笑顔で無理やり引っ張っていって、やっとシャワー。

 あれやれ、これやれ、と命令系でガツガツした男は、ほんとマナーの悪い地雷客が多い。会話のキャッチボールもなく命令ばっかりで、こちらの言うことは聞かないから、私はロボットかと思うほど虚しい気持ちにさせられる。こちらの手順やペースは一切無視。一切攻めさせてくれない。ひたすら命令される。

「右の乳首舐めて」「左の乳首も」「お尻の穴も舐めて」「こっちの耳も」

 命令以外の言葉は一切発しない。耳も舐めろと要求するなら、事前に洗わせてほしかった。体は一通り洗っても、普通耳までは洗わない。洗ってない耳とかなんとも言えない、苦くてしょっぱくて激マズだ。「全て舐めろ」と指図され舐めると、相手はあああぁんと骨抜きにされたように力が抜ける。いや、舐めるのが仕事だし性感帯を攻めて差し上げるのは当然のことなんだけど。普段は攻める方も結構楽しんでやっているんだけど、こういうのはなんか違うんだよな。

 攻めていて、まったく楽しくない。

 指図されながらするプレイは、まったくもってつまらない。そして終いにはゴムをはめたままご自分の手でシコっている。その間、私への命令はひたすら「耳を舐めろ」。私に耳を舐めさせ、そのまま自分で激しく手を動かしオナニー射精。別にいいんだよ。傷つけられたり、ガシガシの手マンでまんこが負傷したわけじゃない。私は動くダッチワイフかと思うほど、都合のいい人形。生身の女性をなんだと思っているのか? 

 ソープだけでなく、ヘルスでも意外とこういう男性はいる。出稼ぎ先の福島のデリヘルで出会ったクソ客、“全身刺青男”もそうだった。風呂は拒否するし、右乳首舐めろ、左の乳首も舐めろ、玉も舐めろ、今度はこっち側に来て寝そべって、玉をいじりながら乳首を舐めろと、全て“俺”のペースに引きずり込まれる。

 こちらの言うことなんて、まったくお構いなし。そして、なんでも言うことを聞くと思って調子をこいたのか、「そのまま俺の上に乗っかって挿入しろ」とあり得ない発言。なのに目線の先は、ラブホのテレビに映し出された自前のお気に入りAV。お気に入りの抜けるシーンを繰り返し再生したり、早送りしたり。左手にはテレビのリモコン、右手は私の後頭部に置き、勝手にイラマチオをしようと企んで、強引に押してきたり。

 私はオナニーするためのお手伝いにすぎない。すんげーつまんないプレイ。そんな奴のいいなりで、ヘルスでタダマンコなんてありえないし、絶対に阻止。意地でもまんこは貸さない。女性をぞんざいにするこういう奴ほど、次の指名は100%と言っていいほど返ってこない。

 地雷接客、手抜き接客をやってやりたいくらいだけど、プレイが全て命令口調だから手を抜くこともできずに、結局指示通りやらされる羽目になった。マグロ男とも違う、ただ命令をして、それに付き合わせる、つまらない男とのSEX。マグロ男の方が全然いい。別に危害はないからいいのだけどさ。いいのだけれど、風俗嬢なら何をやってもいいと思っている。

 痒いところに手が届く、便利な風俗嬢ってとこか。風俗嬢を人として見ていないのだろうな。こういう人に出会うと、風俗嬢であることを、あらためて惨めな気持ちにさせられる。なのに、従順な私の様子で調子に乗った刺青男は、「この後仕事何時上がりー? 終わったら飲みに行こうよ」だってさ。

 どこまでも強引で命令口調の勘違い男の鼻をへし折ってやるために、行ってもよかった。出稼ぎ先じゃなかったら。「大丈夫? 普段からいつもあんなセックスしているの? やばくね?」って、男としてのプライドをズタズタにして、しばらく勃起できないようにしてやりたかった。

 風俗嬢相手ですら普通のセックスができないとか、こういう人たちはいざという時、大事な女ひとり満足させるセックスなんて、きっと一生できないんだろうなーとつくづく思う。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
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アラフォー風俗嬢が明かす、“頬ずりしたくなる金玉袋”――最高に気持ちいい袋の特徴

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

kintamabukuro

 すんっごくどうでもいい話。「だからどうした」「それで何?」みたいなオチのない話なんだけど、風俗嬢になって3年弱、ある時に気がついてからずっと思っていて、お風呂で男性の股間を洗っていると、いつも思うことの話。

 水商売をやっていたときに、下ネタの話題になると、たまに、女性の二の腕はおっぱいの柔らかさと同じらしいよ、という都市伝説じみた根拠のない話をあちこちでよく聞いた。直接おっぱいを触ることができないお客さんが、女性の二の腕なら……とボディタッチをする口実で広まったウワサなのでは? というレベルだ。

 それと似たような話の男性版で、風俗嬢になって発見したことがある。男性のちんこの下にぶら下がっている金玉袋。たまに異常なほど、悶絶するほど、触り心地がたまらなく気持ちいい人がいる。

 玉に触れた時の柔らかさに思わず、「んあぁ~気持ちいいぃ~なんて柔らかいの!?」と思わず声に出してしまって、笑われることもしばしば。

 キンタマは大きい人もいれば小さい人もいる。ゴワゴワに硬い玉袋の人もいれば、寒いとシワシワに縮こまったりする人もいる。それなのに、男性の股間にあるとは思えない、真逆のふわふわでスベスベでプルプルの玉袋がある。なんともうまく言葉では言い表せられない。

 そんな人は、全身くまなくどこを触りまくっても、恐らく金玉袋が最強に一番気持ちいい肌触りじゃないかと思う。ほんと、頬ずりしたくなる金玉袋。いつもそんな金玉袋の持ち主には絶賛するんだけど、伝わりきれていないのか、思いが伝えきれない。

 あぁ最上級の褒め言葉が思いつかない。

 そして、そんな最高に気持ちのいい金玉袋の持ち主のくちびるは、これまた最高に気持ちがいい。

 個人的にひとりで統計を取っただけの“あるある持論”。“金玉袋がふわふわ柔らかい人はくちびるもとっても柔らかい人が多い”ことに気がついた。金玉袋もくちびるの表面も比較的薄い皮膚だから、共通の肌質になるのか? 逆に、女性でプルプルしたくちびるの持ち主は、もしかすると、まんこの中もプルンプルン?

 だからお客さんとキスをする前に、先にお風呂で体を洗ったときに金玉袋が柔らかいと、その後のキスがちょっと楽しみになる。そして、くちびるがプルプルの男性って、意外といる衝撃。

ぜひキスした男性のくちびるがプルプル、ツルツルしていたら、金玉袋もじっくり触ってみてほしい。もしかしたらふわふわ、スベスベしているかもしれない。

 じかにいきなりガバッと触るのではなく、泡いっぱいの両手でそっと金玉袋を包み込むように触らせてもらって。頬ずりしたくなるほど、めっちゃ気持ちがいいから。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
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「25分で3回戦」アラフォー風俗嬢が出会った、射精にこだわる“回数乞食”の男たち

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

 ソープランドの一般的な遊び方とは、大抵はマットプレイも行いつつ90分や120分コースで2回戦くらいが普通かなと思っていた。デリヘルでも、回数を抜きたい人は大体120分で多くて3回位。

 マットも置いていない、とにかく抜くことだけに特化した回転重視の激安ソープ店に遊び方に決まりはない。ヘルスのようにオプション料金も取っていないから、なんでもありというか、なんでも女の子次第。激安のお店なのに、洗っていないちんこをパンツ下ろしてすぐにしゃぶる即尺や、シャワーも浴びずにすぐSEXをする即即プレイ、ゴムなしのSEXなどを売りにして体を張っている子もいる。

 変わったものでは、お客さんの性癖や性的嗜好に合わせて、イメクラとソープの融合をしてみたり、SMとソープの融合など、プレイ可能な女の子に入れば遊ぶことができる。

 うちの店に来るお客さんはマットがないことをわかって通っているので、マットプレイが嫌いだとか好きじゃない人が大半。だからこそSEXプラスαが求められている気がする。

 もちろん射精することが一番メインなので、普通のSEXで満足していく人も多いけれど、縄で縛られたり、ランドセルを持ってきたり、母子の設定でSEXプレイをしたり。もう激安店だからか、なんでもありあり。

 ロングコースでゆったり1日2~3人の接客で、そのプレイならまだ頑張れるかもしれないけれど、下手すると忙しい時は7~8人も接客する日もある、回転重視の激安店だ。まるでファストフードやファストファッションならぬ、安くて早いファスト風俗。それを即尺や即即売りでやっている子は、体を壊すんじゃないかと勝手に心配になる。

 せめて洗ってからプレイに入るならわかる。全身くまなく洗わせていただければ、私はとことん舐める。私もほぼマットプレイができないので、自分には何ができるのか、お客さんが一番喜んでくれているSEXプラスαを見つけた。

 私バージョンのプレイは、ソープにヘルスと性感マッサージのサービスを加えたもの。プレイ内容的に目新しくはないけれど、うちの店では意外とあまりフェラをしない子がいるようで、「こんなに舐めてもらったの初めて」とか言われる。

 私が働くソープは、風俗未経験の女の子が多いので、自分の体を使って男性の体を洗ってあげるボディ洗いすら知らずにソープで働いている。だからマットプレイができなくても、普通のSEX以外に別のサービスの付加価値を付ける。それだけで喜ばれる。別に無理して体を張って壊すほどのことはいらない。

 例えば50分コースで、1回戦しかできない人は、意外と時間が余ってしまう人も多いので、時間めいっぱいフェラをしてあげる。“デリヘル出稼ぎ”で、120分コースの時間いっぱいひたすらフェラで3回射精とか、もう顎が痛くなるほどのつらさも経験したから、楽勝だ。

 50分で2回戦はできるけれど、2回目はまんこじゃイキにくいという人は手コキフェラで射精。回数制限を設けているお店や、ショートコースは絶対に1回戦しかしないという子もいると思う。うちの店は制限も特にないので、限りある時間、要望には極力応える。なので時間配分を見るために、初めにお客さんには希望射精回数を聞くようにしている。

 25分で3回射精の30代サラリーマン

 そんな中、現れた回数地獄。30代半ばのサラリーマン。50分コースで3回射精をご希望。しかも、全て手コキもフェラも使わずに正常位SEX。前後の入浴を除くと、プレイ時間は正味25分ほど。

 50分コースだけれど、プレイ時間は25分。25分で3回射精。数分の休憩もちゃんと挟む。すごいペース配分。3回ともまんこだけで射精できるとか、なかなかいない。

 やりすぎもよくないけれど、ここまで行くと、なんかちょっとノリでやってて面白くなった。特に息が乱れることもなく、フラフラになることもなく、爽やかにお帰りになった。

 すごすぎる、ある意味才能。

 騎乗位で3回戦だと次の日筋肉痛地獄を見るが、正常位だったから助かった。一度、80分コースで3回とも、騎乗位で射精の若者が来た時は、もう二度と来なくていいと思うほど結構きつかった。今のところ、これを上回る強者には出会っていない。

 まぁこんなに必死に頑張ったところで、射精回数にこだわる回数乞食の男性ほどリピート来店しない。

 なんでもほどほどが一番なんだけどな。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
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吉原ソープで働く人々の意外な素顔――アラフォー風俗嬢が見た「優しい」世界

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。
mandara-6
 吉原ソープランドの世界に飛び込んで早半年。いろんな中の人たちに出会った。涙あり笑いあり、勉強になる話もたくさん聞かせていただいた。

 デリヘルの待機は基本的に独りなので、誰かとあまり会話することもほぼない。けれどソープでは、泡姫仲間のほかにボーイさん、講習員の方などお客さん以外の人たちと会話する機会も意外とある。

 なので、いろんな話を聞いたり、相談することによってモチベーションも維持できるし、少しずつメンタルも鍛えられている気がする。一緒に店を作っている感があるからこそ、みんなで頑張って働ける。仕事の回し方なども、パソコンと電話1台あれば誰でもできてしまうようなデリヘルの緩さとは全然違う。ちゃんと警察や保健所などから営業の許可をもらって、店舗を構えている。だから変なことはできないし、信用第一。

 一昔前の吉原で働いた女性が、面接で提示した身分証を、ボーイと店で働く女に悪用されて借金を作られてしまったこともあったそうだが、そんなことをした店は即潰れる。ドラマや映画の世界を想像しすぎだったようで、吉原でボーイをする人たちは、訳ありだったり流れ者のような人が多いのかと思っていたらまったく違った。

◎吉原で働くボーイは過酷
 人によっては人生をしくじったり、苦労してきたからこそ吉原に行き着いたのかもしれないが、前科者だったりお尋ね者じゃないかなど事前にきちんと面接してからでないと働けないそうだ。新人ボーイもメンタルの弱い風俗嬢と同じで、3日と持たず辞める人も多い。

 早番遅番とあるそうだけれど、ほぼ朝から夜まで12時間近い勤務に、休みは月に1〜2回あればいい方じゃないかというほどのブラック。社会保険も完備していないし、有給休暇なんてものもない。まるでアルバイトのような、名ばかりの正社員。

 お金を使う暇もないので、お金は貯まるらしい。求人募集もあまり公にできないのか、風俗嬢と同様、人に言いにくい職業ではあるから不人気なのか、大抵どこのお店も慢性的人員不足だと聞く。体力に自信のある男性は是非応募してみると普段見られない吉原の裏側が見えるかもしれない。

 最近では、男性スタッフのほかに女性スタッフを採用するお店も増えてきているのか、私が働くお店の近くだけでも2人、女性スタッフが働いているお店があるらしい。

 仕事をする女性を身近でサポートするには、やはり女性の方が断然安心感が違う。男性スタッフの講習では、今だに趣味講習でタダでSEXをされてしまったという問題は聞くので、セクハラだといった悪評判が立っては女性が寄り付かない。

 だから、面接官やお仕事のやり方を教えるスタッフが女性というお店も増えてきているのだろうか。現役のソープ嬢さんも、講習師としてマットプレイの講習を行なっている人もいる。

 私の知っている講習師さんは、シングルマザーで風俗嬢として20年近く吉原に勤め、朝7時から0時の閉店までほぼ毎日仕事をし、子どもを1人で育てあげたたくましい女性。お子さんは母がソープ嬢だと知っている。

今では大勢のソープ嬢のメンタルサポートから教育まで幅広くこなす、本当に強くて頼りになる女性。男性スタッフに交じって週6日働いて、風俗嬢って、こんなに働き者で明るいのかというほど、元気いっぱい豪快で太陽のような人。
落ち込んで悩んでいてもそんなもの吹き飛ばしてくれる。

 最近知り合ったAV女優でソープ嬢さんも強くてたくましい女性。この方もシングルマザーで、お子さんも母がAV女優でソープ嬢だと知っている。

 同業の女性に聞いた話で、「ウチのデリヘルでは母娘が同じ店で風俗嬢として働いている」って衝撃的なものもあった。みんな色んな問題を抱えて働いている人もいれば、昼間はOLをしつつも女としての価値を確認したいとか、色んなSEXに興味があって欲求不満で始めましたという女性も意外といる。そういう方は特にお金に困っているようでもなく、意外とアラフォー世代だ。

 旦那さんや彼氏がいて、それだけでは足りずに風俗嬢もこなす。

 好きでちんこをしゃぶる人なんていないと思っていたのに、平均年齢層の高いお店にいると、好奇心で始めた人が意外といることに驚いた。逆に、若い人に多いのが夢も目標もなく、好きなこともない、だからなんとなーく働いてみたという子。

 若い人に多い働き方として、1カ月のうち10日間みっちり働いて、残りの20日間を遊んで暮らすというもの。

みんな理由も状況もさまざまだけど、切羽詰まった人が私の身近にはあまりいなかった。アラフォーの私の周りで話を聞かせてくださった人たちは、シングルマザーで、生活費を吉原で稼いでいる人が圧倒的に多かった。

 親の介護のためにソープ嬢をしている方もいる。みんな家族のため……だからなのか、本当に優しくて面倒見のいい女性も多い。意外と少なくて驚いたのが、私のように借金を抱えて返済する風俗嬢の存在。

 借金返済のためにSEXをする人なんて、今どきあまりいないのか。もっと範囲を広げていろんな人に話を聞いていくと、昼職の空いた夜の時間に小遣い稼ぎ、マイペースに生きたいから、人とあまり関わりたくないからというゆるーく生きるために風俗嬢をしている人たちも多いこと。

 昼間のお仕事を経験したことのないまま、10年以上たっても風俗嬢で生きている人もとても多い。目標額を達成したり、完済したから風俗を上がるという発想もなくなりつつあるのか? 「職業は風俗嬢です」というのも定着し始めているのか?

 職業としては人に堂々と言えないけれど、融通は利くし安定して働けてしまうことから、一度は風俗で働いたことがあるという人が増えて、別に蔑むほどじゃないだろうという発想の人たちが増えたのかもしれない。

 お金のためならSEXでもなんでもできるというか、やるしかないと覚悟が据わった人が増えている。ましてや子どもや家族のためなら尚更。

 私が出会った風俗で働く人たちの共通点は、苦労を背負ったり生活がかかっている分みんな一生懸命で、人の痛みもわかるからこそ、本当に優しくて面倒見の良い人たちが多い気がする。

mandara
*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画

「さすが吉原」――デブのおばさん風俗嬢が、吉原で“ソープ嬢デビュー”して見えたこと

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

 出稼ぎ生活に終止符を打ち、東京でまた頑張るぞと心機一転、デブのおばさんでも働けるデリバリーヘルスのお店を探した。都会の変に風俗擦れしたお客さんの、勝手な想像によると、毎日毎日長時間の連続出勤をしている風俗嬢のまんこは汚いようで、そう思っている人の多さに笑える。

 毎日出勤している子は避けるんだよねーとか、まるで俺の研究結果とでもいうかのような人が意外と多い。お店を1カ所だけではなく、掛け持ちしている女の子が増えているだけなのに。なので、新潟の出稼ぎで鍛えた忍耐と経験力で、東京ではいくつか掛け持ちして、それぞれのお店で本指名客を捕まえる、そんな案でいこうと思った。

 ところがやっぱり太ったおばさんは、稼ぐ以前に指名が入りにくい。面接の時に体形的に厳しいと思うけれど、それでもよければ頑張ってみてと言われたり。それでも雇ってもらえるだけで有難いと、気がつけば人妻系のデリヘルとデブ専門店のホテヘル、併せて4カ所の掛け持ちを始めた。これで、1つのお店で鬼出勤をする、まんこが汚い風俗嬢には見えないだろう。うまく均等に回して出勤していれば、お茶を挽くこともなく安泰だろう、なんて思っていた。

 世の中そんなに甘くなかった。時期は夏の終わりのシルバーウィーク前後で、みんなお金がない時期。そこから秋の閑散期に突入。まぁ見事にお茶を挽きまくった。閑散期に本指名のお客さんを持っていないのは致命的。本指名のお客さんを持っている人は、お店を変えない方がいいというほど苦戦する。

 特にお茶を挽きまくったある人妻デリヘルは、ドライバーがいないお店で、お客さんと駅などで待ち合わせてから一緒にホテルに入る、待ち合わせ型のヘルス店。事務所に待機部屋などもないので、新宿や池袋などの大きな街や、ホテルがたくさんあるような五反田や鶯谷などの街のカフェなどで、各自待機する。お茶代は自腹。待機するためだけにカフェやファミレスに入り、何時間も滞在しお茶を挽けば赤字で帰る。

 こんな割りに合わない仕事はない。

 気が付けば、出勤日数の半分以上でお茶を挽き始め、のん気に毎日ファミレスでお金を使っている場合じゃない、今月の家賃支払いも危うい状況になってきた。このままじゃマズイ。そこで、Twitterで相談に乗ってくださった風俗嬢さんで、ヘルスとソープを掛け持ちしている方が、「ヘルスはお茶挽きがあるけれど、ソープはまだないから行ってみたら」と教えてくださった。ヘルスで私が働けるお店を探すのにもう疲れた。ヘルスは無料サービスに加え、どんどんプレイも過剰になってきているので、私ではできないことも多い。

◎海外からもお客さんが来る高い知名度の吉原
 太っている人やおばさんは、そういうハードなプレイができることでカバーをする。口内発射やごっくん、イラマチオにアナルファックなどなど。どれも私はできない。そんなハードなことをしなくちゃいけないのなら、ソープに行った方がマシ。

 意を決して吉原で私でも働けそうなお店を探した。面接で落とされてもいいように、いくつか候補を絞って面接のハシゴ。そう思ったら、なんと1店舗目ですぐ採用が決まった。拍子抜け。その日のうちに写真撮影し、翌日には初出勤。ヘルスの経験は2年あっても、なんだか吉原ということとソープということで、やはり若干手が震えた。

 でも、そんなことをゆっくり考える暇もないほど忙しい。50分ほどのコースを休憩なし、昼から夜まで続けて7人という日があったり。初めての風俗がこれだったら頭がおかしくなっていたかもしれない。誰が、どのちんこか覚えている暇もないほどの回転率。今までのお茶挽きまくりのデリヘルはなんだったのかと思うほど、目まぐるしい忙しさ。お客さんが待合室で座りきれないほどあふれている。

 さすが吉原。

 最盛期の吉原遊郭には、遊女が3,000人もいたらしい歴史ある町。今の吉原には一体どのくらいの泡姫がいるのかはわからないけれど、知名度は抜群。全国からも海外からもお客さんが来る。ヘルスみたいに過剰に広告費をかけなくても、お客さんが自ら調べて来店する。集客力のないお店で努力するほど骨の折れることはない。抜群の集客力のお店で、あとは自分の売りと努力でお客さんを掴めばいい。

 やっと本気で頑張ろうと思えるお店に出会えた。お店のスタッフとの連携プレー。1人でファミレス待機をしていたヘルスではあり得なかった、ソープ嬢同士でオープンに会話をする楽しい待機時間。講習員の女性にイチから教わり、なんでも相談に乗ってもらえる環境。何をとってもヘルスと比べると働きやすい。

 もっと早く吉原に来ていればよかった。自分にもっと勇気があれば。

 ヘルスで働いた2年は無駄ではなかったけれど、借金を完済できるまでは、まずここ吉原でとことん頑張ってみようと風俗嬢3年目の生活がスタートした。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画

「出稼ぎ」風俗嬢が見た、福岡のクソ客たちと新潟・長岡の寂しく孤独な男たち

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

◎初めての出稼ぎ、福岡はクソ客ばかり
 ロリ系のポチャ店で出会った若い女の子に、この仕事には出稼ぎというものがあると教えてもらった。

 彼女は福岡に10日間行って、40万円以上稼いでこられたからおススメですよ、なんて言っていて、おいしい話を鵜呑みにした私。地方は世間が狭いため、身バレの心配から地元の人はまずあまり働けないので、慢性的な人手不足に陥っている風俗店も多い。そのため県外から働いてくれる女性を募集する。

 都内は女の子も風俗店も飽和状態で、特にデブは暇すぎて稼げないから、警戒したり迷ったりしている暇はない。失敗しても売り飛ばされても、守るものもなければ、これ以上失うものもない。デブのおばさんが、どう調べて働き先を見つけたらいいのかわからなかったので、情報を教えてくれた女の子とまったく同じお店に行くことにした。

 話を聞いてから2週間もしないうちに福岡へ飛んだ。初めての出稼ぎ。

 旅行へ行くと支出ばかりだけれど、お金を稼ぎながら旅行もできるなんて、旅行好きの私にはなんて一石二鳥なんだと、ハイテンションだった。ところが甘かった。

 彼女とは年齢が10歳以上違う上に、体形もはるかに私の方がデブだ。そのため同じグループ内のお店で、デブでもブスでも化け物でも誰でも入れるみたいな、採用率100%の地雷専門店のようなお店に配属された。契約内容は13日間出勤を希望し、勤務時間は12時間、宣伝用の自撮り写メブログは1日5回以上あげること。それで1日3,000円の寮費と雑費を引かれ、往復の交通費は支給された。

 福岡の出稼ぎは失敗だった。夕方5時から出勤して、朝の5時まで受付。朝4時59分に120分コースの予約が入ったときは、殺意が芽生えた。

 休むこともできず、乳首もまんこも触られすぎてボロボロに傷だらけ。こんなに連続出勤したことないから、回避方法もわからずそのまま受け入れていたもんだから、乳首がヒリヒリ悲鳴を上げていた。

◎出稼ぎ嬢の中には妊婦さんも
 博多は中州近くにビジネスホテルも密集しているので、この激安デリヘルの利用者も、繁華街で飲んで酔っ払った出張客の多いこと。とにかく酒癖の悪い客は臭いし乱暴だし、酔っぱらってろくに勃起もしていないのに、生で強引に挿入してこようとするような、クソ客ばかりだった。

 博多在住のお客さん全員が悪いわけじゃない、東京や大阪から出張で来てハメを外して遊んでいる客層が最悪なんだ。客層は最悪だったうえに、13日間で34万5,500円という微妙な結果に終わった。この額なら東京でも全然変わらない、ただ閑散期だったのでちょっとは有り難かったというだけ。

 それにしてもこの店、出稼ぎ嬢だらけで驚いた。ワケアリ嬢で、地元で出産できないのか住むところがないのかわからないけれど、何カ月も出稼ぎで滞在して働いている妊婦さんがいた。かなりおなかも大きくて、売りは母乳らしく、需要がかなりあるという話。赤ちゃんへの衛生面や性病のことを考えると、とても恐ろしくて理解できない。

 でもやらなきゃいけない事情があるのかなと思うと、なんだか見ていて切なくなった。福岡のデリヘル、もう二度と働きたいと思わないし、恐怖でしかない。

◎面白いほどに客層が違いウブだった、新潟県長岡
 この翌月からは、もっとまともなお店で働きたいと思い、また人の紹介でお店探し。店長やスタッフがいい人たちで働きやすく、新潟の第2の都市・長岡へ約1年お世話になった。

 月の約半分を寮で生活し、東京と行ったり来たりする生活。博多のように地方の都会とまでいかない、のどかな田舎街、長岡。地方でも面白いほどに全然客層が違う。ウブな人も多く、風俗嬢を卑下しない人も多く、本気で結婚を申し込んでくるお客さんもいた。

 コシヒカリなどの農家さんも多く、閑散期や繁忙期が他県と違い、田植えのシーズンや稲刈りのシーズンに出稼ぎすると、暇という印象だった。新潟に行くようになって驚いたことが、テレビのローカルCMで知った、うつ病自殺者の多さ。

 本番を無理強いする人も都会に比べると圧倒的に少なくて、どちらかというと孤独や寂しさを癒やしたり、話し相手がほしくてデリヘル嬢を呼ぶという人も結構いた。

 東京で奥さんに捨てられ、病んで実家に帰ってきたんだけれど、うつ病の薬を飲んでいるから勃起はしないんだ、と言いながらも、寂しさから真夜中にデリヘルを呼んで、ただひたすら話を聞いてほしいという人もいた。

 障害があるからといろんなデリヘルに断られて、ようやくそちらのお店がOKしてくれて、とうれしそうに話す、酸素ボンベのカートを引いた男性とは、ラブホでたくさんお話を聞いた。

 母がうつ病でずっと入院生活、祖母と二人暮らしの20代のお兄さんは、母の医療費と祖母との生活費を稼ぐことに必死で、仕事も介護職だから同世代の友達もあまりおらず、友達になってほしいと本気でお願いされたり。

 地方の寂しさと孤独をまざまざと見せられた1年だった。気候が性格に影響するのかわからないし、雪国気質という言葉があるのかわからないけれど、暗くて閉鎖的で人見知り、よく言えば控えめ、親しくない人には陰湿だったりする人も多く感じた。でも、親しくなると本当に面倒見がいい。優しいし一途に遊んでくれる人が多かった。

◎地方の寂しさと孤独に耐える、男性たちの姿
 もちろん中には遊び方やルールがわかっていない、とんでもない非常識な人もいたけれど、この新潟出稼ぎ生活1年で精神力がかなり鍛えられ、忍耐力もつき、今ではちょっとやそっとのクソ客ではブチ切れなくなった。

 安定して稼げていて常連さんも増えたし、人間としてもかなり成長できたのだけれど、いつまでも毎月行ったり来たりの生活も結構疲れる。毎月スーツケースに荷造りをして、新幹線に乗ることに疲れ果て、8月の長岡花火大会を最後に新潟に別れを告げた。

 最後の出稼ぎ10日間中、何度も通ってくれたり、餞別をくださるおじさんがいたり、「君がいなくなったら、次は誰を指名したらいいんだ」なんて言われると、本当に切なくなった。仲良くなったおじさんたちそれぞれと、涙涙のお別れをしたり、ラブホテルで尾崎紀世彦の「また逢う日まで」をバックミュージックに流しながらハグしたり。

 新潟県民の優しさと、孤独と寂しさに生き耐える、普段は見せない男性たちの姿に、最後まで涙が止まらなかった。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画

デブのおばさんが風俗デビュー、ナンバーワン“ヘルス嬢”から売れない風俗嬢への転落記

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

◎右も左も何もわからない新人風俗嬢
 風俗店といっても種類はさまざま。ピンサロやエステ、ヘルスやソープなど。その中でも特にヘルスは専門店の種類が豊富。ロリ系やギャル系、人妻熟女系にデブや巨乳の専門店など多種多様。

 今思えば私が風俗デビューした時は、ぽっちゃりブームのやや後退期だったような気がする。なのでビギナーズラックを利用して、かろうじて少しはブームにあやかることができた。デブ専門店は、普通の若い子が働くヘルス店に比べると稼ぎも割安。3年前で確か、60分コース6,000円位のバックだった。

 お客さんは本当にぽっちゃりが好きな人もいるが、お金がなくて若い子のお店で遊べない人や、安く遊べてまんこがある女なら誰でもいいという、女性にあまりこだわりのない人もよく来ていた。そんな中、デブのおばさんがいきなり風俗に飛び込んで、約5日で40万円近くも稼いだというビギナーズラック。でも、ビギナーズラックで得たナンバーワンから、売れない風俗嬢への転落はあっという間だった。

 ヘルスでは本番行為をしてはいけない。でも、もっと稼ぎたくて自分なりに考えたのが、リピートしてくれた人にだけ本番行為をやるというもの。1回目の指名の時は本番をやらない。「挿れていい?」と聞かれたら、「次にまた指名してくれたらね~」と言う。そんなことばかりしているから、そりゃリピートなんて返ってこない。

 もっと稼ごうとして考えることは、みんな一緒。なぜなら、私が初めて入ったお店は本番を斡旋しているデリヘル店だったからだ。のちにお茶挽き嬢(「お茶を挽く」とは、接客ゼロで収入ゼロ、その日お客さんに付けなかったことの意味。関西では坊主ともいう)になってから本番店だということを知った。みんな1回目の指名から普通に本番をしているお店だった。

 普通の若い子のお店に比べて、デブ専のお店は集客力も弱い。お茶ばかり挽いている子もざらにいた。帰る家もなく、事務所のある待機部屋で寝泊まりをする。稼げなくなったら、スーツケース1つでお店を転々。

 なので、私の勝手な推測だけれど、デブ専のお店の子は寂しさと売れなさからSEXに飢えている子も多かったように思える。暇で待機ばかりの子は、久々に指名が入った時に性欲が爆発する。そしてリピート欲しさにお客さんと本気でSEXをする。

 だから、私がそんなことしていたら売れるわけがない。

◎タダマンが当たり前の世界
 それでも1回目の指名からタダでまんこを貸したくなかった私は、リピートなんていらないからオプションとしてチップ5,000円をいただいいて本番するという、いわゆる「円盤行為」ということをやった。本番行為が認められていないヘルスの隠語で、ネットの掲示板などで書かれる時によく使われる「円盤(番)」や「基盤(番)」などの言葉がある。円盤とは、挿入行為をしたければ裏オプションとして、別料金を払ってもらうことをいう。基盤とは、お客さんに「挿れたくなっちゃたー」と言われたら挿れる、もしくは自ら挿れる。基本プレイに本番があることを言い、基盤=タダマン=タダで挿入行為をすることをいう。

 タダマンしている子たちがいる店で、自分だけ円盤していたら、そりゃさらに売れなくなる。どんどん売れなくなっていき、とうとう繁忙期の12月に3日間連続お茶を挽く売れない風俗嬢になっていた。

 ヤバい、この状態では借金の返済が滞ってしまう。このままいても稼げないので、辞めて別の店に移ることにした。

 そこも都内にあるデブ専門のお店。場違いにも若い子がメインの、無料オプションがスクール水着や体操着というロリ系ポチャの店に入ってしまった。バックは60分7,000円と少し上がったが指名が全然入らない。1日1~2本がやっと。4本なんて滅多にいかなかった。月に25万円を稼ぐのが精一杯。これぞ風俗というような荒稼ぎは、この店では一度もできなかった。

 その頃の私は実家を追い出されてシェアハウスに住んでおり、水道光熱費と家賃を合わせても6万円ほどだったので、借金を繰り上げ返済しながらも、それほど苦しくはなかった。1日1本でもお茶が少なければ、まぁマシかくらいな感覚で、途中、性病をもらい休みながらも半年ほど頑張った。大して稼げてない女にも、さらに稼げない波は押し寄せてくる。

 こんなんじゃもうどこにいっても同じだ。都内のデブ専のお店を転々として、あちこち爪あとも残したくない。痩せて普通のお店に行けばいいのだけれど、ダイエットができていたら初めからデブになんてなっていない。一か八か、稼げる保証はないけれど、風俗人生2年目は思い切って出稼ぎに出ることにした。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画

新人風俗嬢が出会った、「のどちんこ」を見ないと興奮しない“LLサイズ”の気弱な巨根男

――男が、恋人や友人ではない、風俗嬢にしか見せない姿や感情はどんなものだろうか。セックスをした「他人」だけに見せる、男たちの情けなさ、みっともなさ、滑稽さ、そして優しさをアラフォー風俗嬢がつづります。

◎頭の沸いた男からの質問
 なんてことないと思いながら働く女性もいると思う。アラフォー風俗嬢に意外といるのが、女としての自分の価値を見いだすために、男に抱かれる仕事を始めたという人。でも、大半の女性は好きでこんな仕事やっていない。99%と言ってもいい。皆、生きる=お金のため。

「SEXが好きなんだね」とか「ちんこしゃぶるのそんなに好きなの?」とか、頭の沸いた男がたまにする質問。んなわけねーだろ。

「気持ちよくなれて、ラクしてお金も稼げていい仕事だよねー」なんて、たまにそれ本気で言ってんの? なんて思うクソ客もいる。お金はいただけるが、稼げるかというと決してそうではないし、まったくもってラクではない。

 そして大半のプレイが気持ちよくない。

 初めて入ったお店は講習もなかったので、コンドームの着け方、素股の仕方、フェラの仕方など、全てネットで動画検索して勉強した。右も左もわからない世界。精神安定剤を飲み、怖くて震えながらの初仕事はもう何も覚えていない。

◎のどちんこで興奮するLLサイズの男
 風俗(デリヘル)デビュー間もない頃の記憶で、入店2日目くらいに出会ったお兄さんが1番印象に残っている。ロン毛を1つにまとめていて、眼鏡をかけたちょっとインテリ風の30代後半のお兄さん。

 広告代理店に勤めているその人は、決してイケメンでもブサイクでもないけれど、どちらかというと雰囲気イケメン。一度、真夜中のドライブに連れて行ってもらったことがあった。渋谷区の広くおしゃれなマンションに車はベンツ。一見、モテそうな条件は揃っている。なのに、独身なのが不思議だった。

 ところが徐々にエスカレートしていくプレイでわかった。

 のどちんこをみると興奮する。いや、のどちんこを見ないと興奮しない。

 何度も何度ものどちんこを見せてと言われたり、まるで漫画の「おぼっちゃまくん」かとでもいうような、強烈なべろんべろんの舌を絡ませたキス。何度も何度も「唾液ちょうだい」と言われ、彼の口の中に私の唾液を垂れ流す。

 これは彼女ができたとして、もしやったら引くだろう。

 当時、人を疑うことをまったくしなかった私は、毎回2~3時間のロングコースをリピート指名してくることに、気をよくし安心しきっていた。Mサイズのゴムじゃ入りきらないLLサイズのデカイちんこのお兄さんに、突然、押さえつけられ生で挿入され、そのまま強引に中出しをされてしまった。

 ところが、でかいちんことは真逆の気弱な性格。

 非難した私がまるで悪者にでも見えるかのような落ち込みっぷり。ブチ切れて怒った私をそれ以来、お兄さんは二度と指名することはなかった。

 それっきり、あっさりさようなら。風俗なんて結局そんなもんだ。

◎新人風俗嬢が大好物の男たち
 風俗ではプレイ前とプレイ後にお客さんと一緒にお風呂に入る。1日平均10回前後もシャワーを浴びまくっているので、別に汗・皮脂ではそんなに汚れていない。

 それでも深夜、家に帰ると体が汚い気がしてシャワーでゴシゴシ洗っていた。口の中もそう。念入りに歯磨きをして、フロスして、マウスウォッシュして寝ているのに翌朝には口の中からちんこの臭いがして気持ち悪かった。

 洗っても洗っても、臭くて汚い自分。そして洗いすぎて細菌性膣炎になった。強烈な臭い。いわゆる性病臭とでもいうのか、生臭い魚のにおいがまんこからする。

 風俗を始めてまだ1カ月ちょっとで、もう性病にでもなったのかとパニックなった。ほかにもHIVのことなど考えると、怖くて夜も眠れなかった。性病のことを考えると、考えが暴走してパニック発作を起こしたこともあった。

 ちんこをしゃぶりすぎて、口がちんこ臭くて食事も食べる気にならない。陰毛が常に口の奥にあって取れない錯覚。

 目をつむると、ちんこと陰毛が目に焼き付いている。ちん毛が口に入ると気持ち悪すぎて、嘔吐しながら仕事をしていた。病院代に借金返済、生活費を稼がないと、誰が私の家賃を払う? 心療内科でもらったいろんな薬を飲みながら、気持ちを奮い立たせて無理をした。そして、今だったら有り難いほどの、出勤すれば予約で即完売するほどのビギナーズラック。

 風俗業界には、風俗未経験の新人が大好物の男たちの多いこと。気が付けば、ほかの子の平均収入1カ月分を1週間で稼ぐほどのナンバーワンになっていた。

mandara

*曼荼羅*(まんだら)
デリヘルで風俗デビューし、現在出稼ぎ&吉原ソープを掛け持ちするアラフォー。子宮筋腫と腎臓の手術経験があり、現在は子宮頸がん中等度異形成持ち。売りはHカップのおっぱいだけれど、1日2万稼ぐのがやっとの売れない風俗嬢。
ブログ「続・おちぶれ続けるアラフォーでぶ女の赤字返済計画