チュート徳井がやらかしても『いだてん』でカットされない「安藤サクラのブルマ姿」に熱視線

 芸能活動を自粛しているお笑いコンビ「チュートリアル」徳井義実が出演するNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺(ばなし)~』が3日、再編集して放送された。

 本編前、黒地に白の文字で「編集などで できるだけ配慮をして放送いたします」と告知。徳井は1964年東京五輪の女子バレーボール日本代表・大松博文監督役で、この日のタイトルは同監督の名言「おれについてこい!」だった。

 物語の中心人物であるため全カットとはいかず、徳井は前半部分を中心に約4分間出演。〝東洋の魔女”の異名を持つ安藤サクラ演じる主将の河西昌枝らをしごく猛練習シーンなどで何度もアップの顔が映し出された。これにはネット上で「徳井、出まくりやんけ」「むしろ徳井しか記憶に残らない」など大盛り上がり状態に。

 テレビ関係者は「NHKは夜通し編集作業を行ったようですが、ストーリーの流れから『これ以上は切れない』と判断したようです。ピンの出演シーンならともかく、他の演者さんとのこともあるので」と事情を察する。

 例えば、前出のしごきのシーンでは、安藤サクラの”緑ブルマ”が秀逸だった。

「徳井さんとの絡みで、切ろうと思えば切れたと思いますが、NHK的に『ここは残したい』となったはずです。安藤さんは今年33歳で一児の母でもある。そんな彼女がピチピチの緑色のブルマを履いて、床を転げながらボールに食らいつくんですから(笑)。何とも言えないエロスを感じました」(前出の関係者)

 安藤は昨年の「第71回カンヌ国際映画祭」で最高賞のパルムドールを受賞した是枝裕和監督作「万引き家族」で圧倒的な演技をみせ、いまや押しも押されもせぬトップ女優となった。前出テレビ関係者は「そのトップ女優が今回はブルマ姿で躍動しているのですから、たいしたものです。現場でも彼女はブルマ姿で歩き回り、周囲を和ませていたそうです」と明かす。

 徳井ショックで今も編集作業は続いているが、安藤のブルマ姿はすでにプロテクトされているという。『いだてん』最後の救世主になるかもしれない?

大河ドラマ『いだてん』ついに禁断の視聴率5%割れで、「NHK受信料拒否」に繋がる恐れも

 不振が続く、NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』(中村勘九郎、阿部サダヲ主演)第39話が13日に放送され、視聴率は3.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)と目も当てられない数字で、史上初めて禁断の5%割れを記録した。

 同話は「懐かしの満州」の題名で、落語家・古今亭志ん生(ビートたけし、青年期=森山未來)が戦時中、三遊亭圓生(中村七之助)と共に、満州へ慰問興行に行った際の話を中心に展開。主演である勘九郎(金栗四三役)、阿部(田畑政治役)の登場シーンは、ほとんどなかった。

『いだてん』は初回(1月6日)こそ15.5%とまずまずのスタートを切ったが、2ケタ台に乗せたのは当初の第5話までで、第6話にして1ケタ台に転落。以後、1度も2ケタに戻すことなく推移。ここ最近では5~7%台が定位置になっている。

「第39話の低視聴率の最大要因は、裏の『ラグビーワールドカップ 日本対スコットランド』(日本テレビ系)が39.2%の高視聴率を獲得したためでしょうが、それにしても3%台は、いくらなんでもひどすぎます。こんな環境下でも、『ポツンと一軒家 2時間半スペシャル』(テレビ朝日系)は16.4%をマークしていますから、『いだてん』が、いかに視聴者から興味をもたれていないか明白です」(スポーツ紙記者)

 テレビ業界ではゴールデン・プライム帯での5%割れは、“打ち切り”レベルだ。ましてやNHKの場合、一定の視聴者層がチャンネルを付けっ放しにしている特殊な事情もあり、”ほとんど誰も見てない”に等しい。大河ドラマ史上、あり得なかったことだが、ここは早く打ち切り決定し、別の番組を放送した方が視聴者の関心を呼ぶという声もある。

「なんせNHKは国民から徴収した受信料で成り立っているんですから、視聴者が求めていない番組を垂れ流し続けてもしょうがない。『いだてん』の大失敗は今後、視聴者の受信料拒否に繋がる恐れもある」(前出の記者)

 20日は『ラグビーワールドカップ準々決勝 日本対南アフリカ』をNHK総合で放映するため、『いだてん』は休止。27日の第40話から、女子バレーボール“東洋の魔女”主将・河西昌枝役で、安藤サクラが勇躍登場する。NHK連続テレビ小説『まんぷく』のヒロイン役で、人気が上昇した安藤だけに、視聴率アップを期待したいところだが、もはや遅すぎる感がありあり。安藤を沈没寸前の泥舟に乗せるのは、いささか気の毒な気もするが……。

NHK大河『いだてん』ジリ貧でも1話に1億円垂れ流し……N国党からの攻撃は避けられず⁉

 “あの男”がこちらを向く前に、なんとしてでもV字回復させたいところだろう。

 9月1日に放送されたNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』第33回の平均視聴率が6.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。

 8月25日放送の第32回は日本テレビ系『24時間テレビ』の影響からか、大河ドラマ史上最低の5.0%を記録していたが、なんとか1.6ポイントアップした格好だ。

「これまでの大河のワースト記録は2012年に放送された『平清盛』の7.3%でしたが、『いだてん』はすでに5度もこれを更新しています。第31話では上白石萌歌が水着姿で登場したことで、前週から大幅上昇となる視聴率7.2%にまで回復しましたが、あくまで一時的なものにすぎず、打つ手なしの状況です」(テレビ誌ライター)

 そんなNHKが最も恐れているが、『NHKから国民を守る党(N国党)』の攻撃だろう。

「大河ドラマは、1話1億円と言われる莫大な制作費がかかっており、現状では物足りない数字であることは明らか。税金や受信料で毎週1億円ものコストを費やして視聴率低迷のドラマを作り続けていたら、批判されるのは当たり前。民放なら打ち切りになるレベルですが、NHKがそこに踏み切る可能性は少ない。当然、その点もN国党はツッコんでくるはずです」(民放プロデューサー)

 9月4日にはN国の立花孝志党首が、TOKYO MXとタレントのマツコ・デラックスを相手取り、総額1億円の慰謝料を求める原告1万人の集団訴訟を起こす方針を示している。TOKYO MXを震撼させた勢いで、本丸のNHKにだれ込むことになるのだろうか。

『いだてん』禁断の5%割れ目前! 上白石萌歌の競泳水着も効果薄れワースト更新の惨状に

 もはや打つ手がない危機的状況になってしまったか。

 NHKの看板だったはずの大河ドラマ『いだてん~東京オリンムピック噺~』(日曜午後8時~)第32話が25日に放送され、視聴率は5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)にとどまった。これまでの最低であった第30話の5.9%を下回り、大河史上ワースト記録をまたまた更新。今後、ゴールデン帯では打ち切り圏内といわれる、禁断の5%割れをする可能性も出てきた。

 25日の同時間帯では、裏で日本テレビ系『24時間テレビ42 人と人 ~ともに新たな時代へ~』の最終パート(午後6時30分~8時54分)がオンエアされ、27.6%と高視聴率をマーク。『いだてん』は、その影響を少なからず受けたと思われるが、それにしても5.0%は、あまりにも末期的な視聴率だ。

 問題の第32話「独裁者」のストーリーは、米ロサンゼルス五輪の競泳で銀メダルを獲得し、勇躍帰国した前畑秀子(上白石萌歌)を待っていたのは、東京市長・永田秀次郎(イッセー尾形)らによる落胆の声だった。田畑政治(阿部サダヲ)は選手をかばって激怒するが、国民の大きすぎる期待に、前畑は苦悩する。満州事変を非難する国際世論に反発した日本は、国際連盟を脱退し孤立し始めるが、嘉納治五郎(役所広司)らは粘り強く、五輪招致を目指す。熊本の金栗四三(中村勘九郎)のもとには、マラソンで九州一周を目指すという青年が現れる……という展開だった。

 萌歌は第31話に続き、競泳水着姿を披露し、男性視聴者を大いに喜ばせてくれたし、四三の妻・スエ(綾瀬はるか)も久しぶりに登場したが、いずれも数字的な効果はなかった。

『いだてん』は初回15.5%でスタートしたが、第6話にして、早々と1ケタ台に転落。以後、27話連続で10%割れが続き、ついに5.0%まで落ち込んでしまった。ここまでの平均は8.9%で、全話平均でも史上初の1ケタ台に終わる可能性が高い。

 残すは、あと15回で、第41話(10月27日)から、安藤サクラ、浅野忠信、チュートリアル・徳井義実が新キャストとして登場することが決まっている。安藤は先のNHK連続テレビ小説『まんぷく』でヒロインを務め、業界評も人気もグッと上昇しただけに、不振を極める『いだてん』の最後の意地に期待したいところだが……。

『いだてん』奇跡的なV字回復で「上白石萌歌を競泳水着にしろ」がテレビ業界の合言葉に⁉

 視聴率を1%上げるのに四苦八苦しているテレビ関係者は、この結果にさぞかし驚いたことだろう。

 8月18日に放送されたNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺』第31話の視聴率が、7.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録。8月11日には大河ドラマ史上ワーストの視聴率5.9%という絶望的な数字だっただけに、大きな話題を呼んでいる。

 今回、突如として奇跡的なV字回復した理由をテレビ誌ライターはこう分析する。

「200メートル女子平泳ぎの選手・前畑秀子を演じた上白石萌歌の『水着効果』で間違いありませんよ。ドラマの前半で、上白石はボディラインがハッキリとわかる競泳用水着で登場。ネット上でも『水着がカラダに張り付いているのがエロい』『録画して永久保存したい』『萌歌ちゃんの水着シーンがあるなら次週も絶対見る』との声が上がり、男性視聴者がクギ付けになっていたようです。プールに飛び込む瞬間に突き出されたヒップ、平泳ぎでの開脚ショット、はちきれんばかりの豊満バストなどサービスシーンのテンコ盛り。彼女は今回の役作りのために1日5食で7キロ増量。そのため、水着がパツパツになり艶っぽさが倍増していました」

 そんな上白石といえば、今年1月期に放送されたドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』(日本テレビ系)でも高校競泳界のスターを演じている。

「劇中で彼女はたびたび水着姿を披露していましたが、ネット上で『意外におっぱいデカい!』『Dカップはある』と話題に。ドラマの高視聴率に貢献しました。上白石は『東宝シンデレラオーディション』でグランプリを獲得して芸能界入りした清楚系女優。ビキニではなくてもその水着姿にはプレミア価値があるということでしょう」(前出・テレビ誌ライター)

「上白石を水着にしろ!」が、テレビ関係者の合言葉になりそうだ。

のんがついに出演? 低迷するNHK大河ドラマ『いだてん』第二部に“マル秘台本”が存在か

 外堀は埋まりつつあるようだが……。

 ここにきて、能年玲奈こと、のんの芸能活動が上向きつつあるようだ。

 7月20日は『マルコメ』のテレビ新CMが放送開始され、2020年公開予定の映画『星屑の町』にも出演。8月3日には、のんがアニメ映画初主演を果たし、ロングラン大ヒットとなった映画『この世界の片隅に』が、NHK総合で地上波初放送されることも決定している。

 そんなのんに、かねてから囁かれているのが、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』への出演。第一部で大河ドラマ史上ワースト視聴率を記録した同作に、のんがサプライズ出演するかもしれないというのだ。

「脚本家の宮藤官九郎とは、NHK朝ドラ『あまちゃん』でタッグを組んでいたことから、のんの起用は早くから取り沙汰されていたものの、あくまで希望的観測でしかなかった。ところが、7月6日発売の『FRIDAY』(講談社)によれば、第二部にはメディア非公開の“マル秘指定”された台本が存在するといいます。第一部は全話に渡って閲覧可能だったことから、これがのんの出演を想定したものではないかと、業界内で話題となっています。9月放送分までは撮影が終わっているため、のんが登場するとしたら10月以降。能年玲奈の出演は大きな起爆剤になるのは間違いない。視聴率のV字回復も期待できます」(スポーツ紙記者)

 ただし、のんといえば、前所属事務所との契約トラブルが解消していないのがネックとなっており、いまだ解決には至っていない。

「NHKが『この世界の片隅に』の放送に踏み切ったのも、その地ならしだという見方もできます。また、タレントが独立などに際して芸能プロダクションから不当な制限が加わることに対しては、公正取引委員会が注視しており、昨年2月に独占禁止法の対象とすると声明が出たことも、テレビ局にとっては大きい。視聴率爆死で背に腹を代えられなくなったNHKが、先んじて業界タブーの解禁に踏み切る可能性は十分ありえます」(同)

 のんが再び、NHKの救世主となるのだろうか。

苦戦続きのNHK大河『いだてん』が第2部から面白くなる2つの理由

 どうしてこれほど“内容”と“数字”がかみ合わないのか? 万全の準備とトレーニングを積んでも結果が伴うとは限らない、スポーツの有り様 そのものにも感じてしまう。

 お題はNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』について。20週連続視聴率1桁台という大苦戦が続いているが、その内容に関しては確実に上昇傾向。特に、関東大震災を描いた第1部最終盤以降は、クドカン節も拍車がかかっている状態だ。

 いよいよ始まった第2部も、新主人公、阿部サダヲ演じる田畑政治の「口の韋駄天」ぶりが痛快極まりない。いきなり第1部主人公・金栗四三(中村勘九郎)を「おっさん」呼ばわりし、嘉納治五郎(役所広司)を「老害」と斬って捨てる自己批判ぶりは、ここまで見守ってきた視聴者すら切り離しにかかるのか宮藤官九郎、と見ていて心配になるほど。

 第1部で描いてきたのは、日本初のオリンピアン・金栗四三というアスリート視点からの明治・大正期のスポーツ事情。そこから一転、第2部でいよいよ昭和が始まり、幻の東京オリンピックと1964年 東京オリンピックの実現へ……。日本スポーツ史における新たなる偉人たちがここから先、どう新時代を切り開いていくのか。確実に面白くなりそうな予感しかしない。

 大河らしくないとか、おっさんしか出てこないとか、場面転換が早すぎるとか、ナレーションが聞き取りにくいとか(それは確かにそうだけど)、散見するマイナス要素に引っ張られて見逃してしまうのはあまりにももったいない。

 第2部がスタートしたばかりの今なら途中参加の好機だし、これまでのマイナス(と言われがちな)要素が一気に変換しそうな気配なのだ。そこで、大きく2つの点から、『いだてん第2部』の楽しみな点を整理してみたい。

女性アスリートのパイオニアたちが続々登場

 よく言われる“大河らしさ”といえば、女性キャストたちの存在感を抜きには語れない。まさにこの点こそ、『いだてん』第1部に少なかったもの。天狗倶楽部を筆頭に汗ばむ男たちが占拠し、ほぼほぼ「おっさんたち」の物語だった。「スポーツは男性のもの」という時代背景だったとはいえ、あまりにも画面が暑苦しかったのも事実だ。

 だが、第1部後半で描かれ始めた女性スポーツの萌芽がいよいよ花開くのが第2部であり、次の7日放送回こそ、その最初のクライマックスともいえる日本人女性第1号オリンピアン、人見絹枝の物語だ。演じるのはダンサーとしても知られる菅原小春なだけに、スポーツドラマにありがちな「スポーツシーンがぎこちない」といったギャップもないと期待していい。

 制作サイドとしてもここが肝と捉えているようで、演出には『モテキ』などでおなじみの大根仁を起用する熱の入れよう。大根は第1部でも一度演出を担当しているが、NHKの人間以外が大河の演出を務めるのは大根が第1号だという。第1号には第1号で、ということだろう。

 ちなみに大根、自身のTwitterで「はっきり言って自信作です。自己評価は10年に一本作れるか作れないかレベルです」と断言。また、音楽担当の大友良英も自身のTwitterで「来週のいだてん『人見絹枝物語』本当に本当に大好きな回なんです。いつも見てない人も、 ぜひぜひこの回だけでも見てやってください。前後を知らなくても充分伝わる内容だと思います」とつづる。ここまで言い切るその自信のほどを確かめずにはいられない。

 大河ドラマ好きには、たとえば戦国武将たちの知略ぶり、いわゆる“政(まつりごと)”を楽しみにしている人も多いはず。この点は『いだてん』第1部には皆無だったといえる。

 むしろ明治・大正期のスポーツは、そのほとんどが“個人”的なもの。だからこそ、日本初参加のオリンピックには自費渡航しなければならなかったし、周囲のサポートも心細く、そもそもスポーツに興じることへの理解度が少なかった。嘉納治五郎が何度も大臣と面会を試みようとするも、 門前払いを食うシーンばかりが描かれ、政治家は登場しなかった(第1部最後に東京市長が出てきたくらいだ)。

 だが、現状のスポーツ界はどうだろう? 「スポーツ庁」なる省庁までできてしまったことからも自明なように、「スポーツと政治」は、もはや切っても切れない関係性だ。だからこそ、オリンピックなんていう巨大箱物が成り立つわけで。その是非もあるだろうが、政治とスポーツが関わり合いを持つ端境期こそ、昭和初期のスポーツ界だったといえる。

 それを象徴するかのように、第2部冒頭では当時の大蔵大臣・高橋是清が登場。“しゃべりの韋駄天”田畑政治が高橋から助成金をいかにせしめていくかが、次回放送分で描かれるはず。ちなみに、高橋を演じるのは、今年3月に亡くなったショーケンこと萩原健一。『いだてん』が遺作となったわけだが、とても死期が迫っていたとは思えない眼光の鋭さ、存在感を醸し出している。この「最後のショーケン」を見るだけでも『いだてん』視聴の価値はあると思う。

 また、田畑とライバル関係で描かれている朝日新聞の同僚・河野一郎(桐谷健太)も、後に政治家に転身し(現・外務大臣の河野太郎のおじいちゃんだ)、1964年の東京オリンピック担当大臣を務める人物。今後、東京オリンピック開催に向けて、政治家たちと“しゃべりの韋駄天”がどのような交渉を重ね、利害関係を結んでいくのか? まさに、オリンピックという祭り事と政が交差していくさまは、今から楽しみでならない。

 このほかにも、ここから描かれるのは日本スポーツ躍進の過程と、オリンピック実現という苦難の道。そこにはとっぴなアイデアの数々があったことは想像に難くない。それら“史実”をクドカンがどう料理してくれるのか? 第1部でも、「さすがに盛りすぎ」と感じるほど史実だった、ということが多かっただけに非常に楽しみだ。

 また、『あまちゃん』で東日本大震災を描き、『いだてん』第1部で関東大震災における生と死の有り様を見事に描いてみ せたクドカンが、『いだてん』第2部では太平洋戦争をどのように描くのか?  視聴率という数字にめげることなく、ゴールテープを切る最後まで、いまのテンションが保たれることを願うばかりだ。

(文=オグマナオト)

苦戦続きのNHK大河『いだてん』が第2部から面白くなる2つの理由

 どうしてこれほど“内容”と“数字”がかみ合わないのか? 万全の準備とトレーニングを積んでも結果が伴うとは限らない、スポーツの有り様 そのものにも感じてしまう。

 お題はNHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』について。20週連続視聴率1桁台という大苦戦が続いているが、その内容に関しては確実に上昇傾向。特に、関東大震災を描いた第1部最終盤以降は、クドカン節も拍車がかかっている状態だ。

 いよいよ始まった第2部も、新主人公、阿部サダヲ演じる田畑政治の「口の韋駄天」ぶりが痛快極まりない。いきなり第1部主人公・金栗四三(中村勘九郎)を「おっさん」呼ばわりし、嘉納治五郎(役所広司)を「老害」と斬って捨てる自己批判ぶりは、ここまで見守ってきた視聴者すら切り離しにかかるのか宮藤官九郎、と見ていて心配になるほど。

 第1部で描いてきたのは、日本初のオリンピアン・金栗四三というアスリート視点からの明治・大正期のスポーツ事情。そこから一転、第2部でいよいよ昭和が始まり、幻の東京オリンピックと1964年 東京オリンピックの実現へ……。日本スポーツ史における新たなる偉人たちがここから先、どう新時代を切り開いていくのか。確実に面白くなりそうな予感しかしない。

 大河らしくないとか、おっさんしか出てこないとか、場面転換が早すぎるとか、ナレーションが聞き取りにくいとか(それは確かにそうだけど)、散見するマイナス要素に引っ張られて見逃してしまうのはあまりにももったいない。

 第2部がスタートしたばかりの今なら途中参加の好機だし、これまでのマイナス(と言われがちな)要素が一気に変換しそうな気配なのだ。そこで、大きく2つの点から、『いだてん第2部』の楽しみな点を整理してみたい。

女性アスリートのパイオニアたちが続々登場

 よく言われる“大河らしさ”といえば、女性キャストたちの存在感を抜きには語れない。まさにこの点こそ、『いだてん』第1部に少なかったもの。天狗倶楽部を筆頭に汗ばむ男たちが占拠し、ほぼほぼ「おっさんたち」の物語だった。「スポーツは男性のもの」という時代背景だったとはいえ、あまりにも画面が暑苦しかったのも事実だ。

 だが、第1部後半で描かれ始めた女性スポーツの萌芽がいよいよ花開くのが第2部であり、次の7日放送回こそ、その最初のクライマックスともいえる日本人女性第1号オリンピアン、人見絹枝の物語だ。演じるのはダンサーとしても知られる菅原小春なだけに、スポーツドラマにありがちな「スポーツシーンがぎこちない」といったギャップもないと期待していい。

 制作サイドとしてもここが肝と捉えているようで、演出には『モテキ』などでおなじみの大根仁を起用する熱の入れよう。大根は第1部でも一度演出を担当しているが、NHKの人間以外が大河の演出を務めるのは大根が第1号だという。第1号には第1号で、ということだろう。

 ちなみに大根、自身のTwitterで「はっきり言って自信作です。自己評価は10年に一本作れるか作れないかレベルです」と断言。また、音楽担当の大友良英も自身のTwitterで「来週のいだてん『人見絹枝物語』本当に本当に大好きな回なんです。いつも見てない人も、 ぜひぜひこの回だけでも見てやってください。前後を知らなくても充分伝わる内容だと思います」とつづる。ここまで言い切るその自信のほどを確かめずにはいられない。

 大河ドラマ好きには、たとえば戦国武将たちの知略ぶり、いわゆる“政(まつりごと)”を楽しみにしている人も多いはず。この点は『いだてん』第1部には皆無だったといえる。

 むしろ明治・大正期のスポーツは、そのほとんどが“個人”的なもの。だからこそ、日本初参加のオリンピックには自費渡航しなければならなかったし、周囲のサポートも心細く、そもそもスポーツに興じることへの理解度が少なかった。嘉納治五郎が何度も大臣と面会を試みようとするも、 門前払いを食うシーンばかりが描かれ、政治家は登場しなかった(第1部最後に東京市長が出てきたくらいだ)。

 だが、現状のスポーツ界はどうだろう? 「スポーツ庁」なる省庁までできてしまったことからも自明なように、「スポーツと政治」は、もはや切っても切れない関係性だ。だからこそ、オリンピックなんていう巨大箱物が成り立つわけで。その是非もあるだろうが、政治とスポーツが関わり合いを持つ端境期こそ、昭和初期のスポーツ界だったといえる。

 それを象徴するかのように、第2部冒頭では当時の大蔵大臣・高橋是清が登場。“しゃべりの韋駄天”田畑政治が高橋から助成金をいかにせしめていくかが、次回放送分で描かれるはず。ちなみに、高橋を演じるのは、今年3月に亡くなったショーケンこと萩原健一。『いだてん』が遺作となったわけだが、とても死期が迫っていたとは思えない眼光の鋭さ、存在感を醸し出している。この「最後のショーケン」を見るだけでも『いだてん』視聴の価値はあると思う。

 また、田畑とライバル関係で描かれている朝日新聞の同僚・河野一郎(桐谷健太)も、後に政治家に転身し(現・外務大臣の河野太郎のおじいちゃんだ)、1964年の東京オリンピック担当大臣を務める人物。今後、東京オリンピック開催に向けて、政治家たちと“しゃべりの韋駄天”がどのような交渉を重ね、利害関係を結んでいくのか? まさに、オリンピックという祭り事と政が交差していくさまは、今から楽しみでならない。

 このほかにも、ここから描かれるのは日本スポーツ躍進の過程と、オリンピック実現という苦難の道。そこにはとっぴなアイデアの数々があったことは想像に難くない。それら“史実”をクドカンがどう料理してくれるのか? 第1部でも、「さすがに盛りすぎ」と感じるほど史実だった、ということが多かっただけに非常に楽しみだ。

 また、『あまちゃん』で東日本大震災を描き、『いだてん』第1部で関東大震災における生と死の有り様を見事に描いてみ せたクドカンが、『いだてん』第2部では太平洋戦争をどのように描くのか?  視聴率という数字にめげることなく、ゴールテープを切る最後まで、いまのテンションが保たれることを願うばかりだ。

(文=オグマナオト)

『いだてん』不調続き……チコちゃん、岡村隆史の投入あるか?

 NHK大河ドラマ『いだてん~東京オリムピック噺~』の低視聴率が続いている。ワーストは第16回の7.1%(ビデオリサーチ調べ・関東地区)であり、今後さらなる“最低記録更新”も起こりかねない。これから物語が折り返し地点をむかえるにあたり、何とも心もとない数字である。

 今後、求められるのは“テコ入れ策”であろうが、そこには仰天プランも登場しそうだ。

「同局の人気番組『チコちゃんに叱られる!』のチコちゃんと、同番組に出演するナインティナイン岡村隆史の投入ですね。実はこのプランは『いだてん』放送開始当初に一部メディアに報じられ、演出スタッフの一人である大根仁氏がネット上で『全部デタラメ』と反論していました。しかし、その後、岡村が次年度の大河ドラマ『麒麟がくる』への出演が発表されましたら、可能性が消えたわけではないでしょう」(業界関係者)

 ならば、どういったタイミングで「チコちゃん」と「ナイナイ岡村」の登場が予想されるだろうか。

「物語は現在のところ大正時代まで進んでいます。ここから昭和、第二次世界大戦、戦後から東京オリンピックへと進んでいきます。現代史に近づくにつれて、視聴者にとってもおなじみのトピックが増えてくるといえるでしょう。これらに関するトリビア解説などで『チコちゃん』投入といったサプライズもありそうですね。さらに岡村は『めちゃ×2イケてるっ!』(フジテレビ系)のオファーシリーズなどを見てもわかる通り、スポーツ万能キャラであり、次年度の大河出演者の名目もありますから、『いだてん』に絡む要素はありそうです。物語本編に出てこなくとも、番組宣伝プログラムや総集編への登場といった可能性も十分にあります」(同)

『いだてん』低視聴率の原因は、すでに視聴者の興味がストーリーから離れているところにあるだけに、あらゆる手段で再び目を向けてもらう必要はあるといえそうだ。
(文=平田宏利)

NHK大河『いだてん』、視聴率低迷で責任問題に波及も「職員にとっても命運を懸けた放送に……」

 NHK局内からため息が漏れている。大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(NHK総合)の視聴率が末期的な状態となっている。第16話が放送された4月28日には2012年11月オンエアーの「平清盛」の7.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を下回り、統計を取り始めた1994年以降で過去最低の数字となる7.1%となってしまった。第6話の2月10日に9.9%と2桁視聴率を割り込んでから、連続して1桁視聴率で推移している。

「大河ドラマには局員の人件費分を除いて1本あたり6,000万円の予算がついている。年間50回が放送されるのでおおよそ30億円の巨費を投じて制作されています。それにもかかわらず最近では裏番組の低予算番組『ポツンと一軒家』(テレビ朝日)に視聴率でダブルスコアの差をつけられていることで、大河ドラマを担当している制作局第2制作センターは大弱りとなっていますよ。大河は朝ドラと並んでNHKを代表する番組。企画に目を通す放送総局長や専務理事からも不満が漏れ、ドラマ番組部長がヤリ玉にあがっているといいます」(テレビ局関係者)

 2020年の東京オリンピックを控え、無理やり宮藤官九郎に畑違いのスポーツに関する脚本を書いてもらったところに、そもそもの無理があったとも言われている。ただこのままで終われないとばかりにテコ入れをすべく、薬師丸ひろ子、麻生久美子、リリー・フランキー、桐谷健太、加藤雅也、塩見三省といったクドカンファミリーを新キャストに迎え、6月30日からは阿部サダヲが主人公となる第2部がスタートする。

「これで視聴率が上向かなければ、ドラマを統括する部長級が飛ばされるとウワサされています。職員にとっても命運を懸けた放送となりそうですよ」(前出・同)

 心機一転新たなストーリーを展開する第2部で視聴率は上向くのか、注目が集まる。