『あなたの番です』第1章最終回は衝撃のラスト! 誰が原田知世を殺したのか?

 

 6月9日に放送された『あなたの番です』(日本テレビ系)第10話。第1章の最終回である。

 402号室の隠し部屋に監禁された手塚翔太(田中圭)と黒島沙和(西野七瀬)。そこには見知らぬ少年の姿があった。彼は、榎本早苗(木村多江)と正志(阪田マサノブ)の息子・総一(荒木飛羽)。いじめに遭っていた総一を心配するあまり、早苗が総一を監禁するようになっていたのだ。脱出のために部屋の中を探っていた翔太たちは、クローゼットの中に隠されたクーラーボックスから山際祐太郎(森岡豊)の頭部を見つけてしまう。

 早苗と正志は、翔太と黒島を殺すことを決意。まず、翔太と黒島を1人ずつ空き部屋の303号室に運ぶことにする。一方、翔太が務めるスポーツジムから翔太が無断欠勤していると連絡を受けた手塚菜奈(原田知世)は、黒島が運ばれる隙に402号室への侵入に成功、翔太を発見した。

 そこに戻ってきた早苗は、ハンドミキサーを持って菜奈に襲いかかる。菜奈は必死に1階まで逃げるが、駐車場で早苗に捕まってしまった。総一は母親の暴走を止めるため、ベランダから身を乗り出し「お母さんがやめないと飛び降りるから!」と絶叫。早苗は息子の命がけの訴えを受け入れた。そのとき、総一がバランスを崩して転落。総一は翔太に受け止められ、奇跡的に一命をとりとめた。早苗は殺人未遂の現行犯で逮捕されるが、山際殺害に関しては黙秘する。

 総一を受け止めた衝撃で意識を失った翔太が目を覚ました。そこは病院だった。意識がない間、菜奈が付きっきりで看病していたらしい。早く菜奈に会いたいと、病院を抜け出して自宅に戻った翔太。改めて菜奈に改めてプロポーズするつもりだったが、ベッドに横たわる菜奈に近付くと、彼女は殺されていた。

 衝撃的だった菜奈の死。そういえば、冒頭のナレーションで菜奈は「愛する人との時間だけはいつまでも続いてほしいと思っていました。いつまでも……」と言っている。この時点で「愛する人との時間」は続かないとひそかに明かしているのだ。しかも、それは菜奈自身の死が理由。彼女は笑顔で死んでいた。この死に方は、浮田啓輔(田中要次)や赤池美里(峯村リエ)と同じである。同一犯の仕業だろうか。

 誰が菜奈を殺したのか? いろいろな可能性があるので、1つ1つ挙げていきたいと思う。

■黒島沙和

 病院を抜け出して菜奈に会いに行った翔太は、マンションのエントランスで黒島と鉢合わせした。あまりにもタイミングがよすぎる。このとき、黒島が「会いたいんですね」と翔太に声を掛けていたのも気になる。菜奈が翔太のお見舞いに行っていないと断定しているかのような口ぶりだからだ。

 翔太が病院を抜け出す直前、看護師は翔太に「奥さんにはこちらから電話しました」と言っていた。しかし、菜奈の体にハエが止まる描写から、数日前に菜奈は死んだと推測できる。では、看護師は誰と話していた? それは、菜奈になりすました女性だろう。あやしいのは、黒島と尾野幹葉(奈緒)のどちらかだ。

 そもそも、黒島はずっとあやしい。402号室に監禁されたとき、彼女は「たぶん、ここ防音になっています」と言った。でも、あの部屋からはラジオの音が頻繁に漏れていたはずだ。おそらく、防音ではない。黒島はなぜあんなことを言ったのか?

■手塚翔太

 マンションの入口で黒島と会った翔太。これからプロポーズである。普通なら、相手と2人きりでするべき。なのに、彼は撮影を黒島に頼んだ。それは、菜奈の遺体に驚く自分を第三者に見せ、「自分は菜奈の死と関係ない」と印象付けるためだったのではないか?

■尾野幹葉(奈緒)

 翔太の行方がわからなくなったとき、尾野は菜奈に「しばらく、部屋にお1人ですか?」と声を掛けた。あれは、菜奈が1人ならば狙いやすいという気持ちの表れだろうか。

 入院し、目を覚ました翔太に看護師は「奥さんが毎日付きっきりだった」と教えていた。しかし、菜奈はもう死んでいる。では、誰が翔太を看病したのだろう? ずっと翔太に付きまとう尾野の可能性は大だ。

●榎本家の息子・総一の異常さ

 実は、総一にも裏がありそうなのだ。Huluで配信中の番外編『扉の向こう』では、山際の生首を見た総一がニヤリと笑うシーンがあった。彼は普通じゃない。あと、手錠につながれ拘束されているはずなのに、ベランダにいるところを黒島に目撃されている。実は、意外に身動きがとれる状態だった?

 何より、「いじめから守るため」という理由で息子を監禁する両親の判断が正気じゃない。度が過ぎていると思うのだ。父親は、人の生首を見て笑うような男である。総一には犯罪を起こす本性が隠れていて、それを防ぐために監禁した? という予想もできる。

 今回の10話で第1章は終わり。でも、回収されていない伏線は多い。

・田宮淳一郎(生瀬勝久)はなぜ引きこもったのか?

・黒島が包帯を巻かなくなった理由は?

・佐野豪(安藤政信)が持ち歩くクーラーボックスの謎。そして、彼はなぜエレベーターを使わないのか?

・菜奈が細川朝男(野間口徹)を許せなかった理由とは?

・前管理人の床島比呂志(竹中直人)から西村淳(和田聰宏)へ渡された“お礼”の意味は?

 第2章は翔太を中心に、二階堂忍(横浜流星)と黒島が協力して犯人探しをすると予告されている。第1章でその役割を担っていたのは、殺された菜奈、犯人だった早苗、そして黒島の3人だった。今考えると、ものすごく恐ろしいメンツではないか。第2章は、果たしてどうなる?

(文=寺西ジャジューカ)

衝撃的なラストに大盛り上がり!『あなたの番です』原田知世の死を予言していた“隠しアイテム”とは? 


 番組のテーマを、“あのアイテム”が表していたのだろうか。

 6月16日に放送された原田知世と田中圭のW主演ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)第10話の視聴率が7.9%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。同ドラマは2クールにわたって放送され、今回で第1章が終了となったが、衝撃的なラストにSNSは大盛り上がりとなっている。

「第1章は、原田演じる菜奈の死体が発見されるというショッキングなシーンで幕を閉じました。まだドラマの半分が終わったばかりで主演が亡くなるという展開には、『これは予想外』『新しいパターン』と驚きの声が上がり、ツイッターでトレンド入りしたほど話題を呼んでいます。ここまで田中の出番がそれほど多くなかったことから、『第2章は田中圭メインになる』と言われていましたが、まさか原田が死ぬとは誰も思っていなかったはずです」(テレビ誌ライター)

 6月30日からの第2章は『反撃編』として、田中が西野七瀬や横浜流星とともに菜奈を殺した犯人を捜し出すべく奔走するという。

 そんななか、第1話から菜奈が身に着けていたネックレスが注目されている。

「ドラマファンが調べたところ、このネックレスは『CASUCA』のデザイナー、安野ともこさんが今年の新作として発表された『hiyasins(ヒヤシンス)』というシリーズとのこと。このシリーズ名は花のヒヤシンスから由来しているそうで、その花言葉は『悲しみを超えた愛』。劇中では、田中演じる翔太が菜奈に惚れ抜いている様子が過剰なまでに強調されていました。最初からドラマのテーマを象徴する“隠しアイテム”として使われていたのかもしれません」(女性誌ライター)

 悲しみを乗り越えた翔太が、どんな反撃をするのか楽しみだ。

『あなたの番です』次から次に物騒な凶器を振り回す悪役レスラーばりの木村多江に引く

 

 6月2日放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)第9話。今回は、とにかく榎本早苗(木村多江)に注目。怖すぎるのだ。

 

 手塚菜奈(原田知世)は翔太(田中圭)に引っ越しをしようと提案した。交換殺人ゲームを止めようとしたが、細川朝男(野間口徹)や浮田啓輔(田中要次)を助けられなかったためだ。しかも、木下あかね(山田真歩)に見せられたメモには「302号室の人」と書かれていた。菜奈か翔太、どちらかがターゲットになる可能性はゼロではない。

 そんな中、単独で捜査しているという刑事・神谷将人(浅香航大)と話すうち、早苗が誰かを殺しているかもしれないと2人は考えざるを得なくなる。

 前管理人・床島比呂志(竹中直人)のゴミ袋から見つけたというメモを木下から見せてもらった菜奈。早苗との間にトラブルがあると窺わせる内容だった。

 翔太は、神谷と榎本正志(阪田マサノブ)が一緒にいるところに出くわす。翔太は酔っているという正志を自宅へ送ることに。早苗を怪しんでいる翔太は、正志が部屋に入るタイミングで強引に部屋を覗き込んだ。でも、怪しいものは見つからない。しかし、302号室に戻ってから、402号室に隠し部屋があることに気づいた。

 翌日、外出しようとする早苗の隙を突いて402号室に入る翔太。部屋を探るとやはり隠し部屋があり、中には拘束された黒島沙和(西野七瀬)がいた。黒島を助けようとする翔太の背後から襲い掛かる早苗。アイスピックで刺された翔太は倒れ、意識を失った。遠のく意識の中で、翔太は部屋の隅にうずくまる少年(荒木飛羽)の姿を見た。

 榎本夫妻、特に早苗には不審な点が多い。1つ1つ確認していきたいと思う。まず、車だ。車庫入れがヘタ、正志からスパルタ指導を受けていた早苗。でも、いつの間にか榎本家の駐車スペースから車がなくなった。

 夜、学校帰りの黒島と出くわした早苗は自転車に乗っていた。そして、神谷は廃車になったリバティについて調べている。これこそ、早苗が乗っていた車だ。

 夜道で黒島と出会った早苗は「コンビニに行く途中」と言っていた。しかし、マンション付近を調べる翔太が確認したコンビニの方向と早苗は逆方向へ向かっていた。また、自転車に乗っているのが早苗と気づいた黒島は防犯ブザーを握っていた。頭の切れる黒島は早苗を疑っているのだ。

 実は、早苗と会ったこのときの黒島が3話と同じ服を着ている。4話以降はあざや包帯がなくなり、よくしゃべるようになった黒島。ネット上では、黒島の“双子説”がウワサされている。もしかしたら夜道の早苗と黒島のすれ違いは過去の出来事で、よくしゃべる今の彼女は双子のもう1人の黒島か? 監禁されている黒島がいて、よくしゃべる黒島もいるという黒島双子説。こじつけると、このドラマには双子の三倉佳奈も出演中だし。

 そういえば、住民会で黒島を見つけた田宮淳一郎(生瀬勝久)が驚いたことがあった。防犯カメラの映像を見て、黒島が2人いることに田宮は気づいたのだろうか? あと、「菜奈さん」「早苗さん」とこのマンションでは女性を下の名前で呼ぶことが多いのに、黒島に限っては「黒島ちゃん」である。

次から次に凶器を手にする木村多江

 翔太が402号室の隠し部屋を開けると、中にクーラーボックスがあった。次回予告を見ると、ボックスを開けた翔太と黒島が驚いている。何が入っているのだろう? 山際祐太郎(森岡豊)か児嶋佳世(片岡礼子)のバラバラになった遺体なら、2人のリアクションには納得だ。

 402号室に入った翔太が内側からチェーンを掛けるも、早苗はカバンからチェーンカッターを取り出し、切断して部屋に戻った。どうして、そんな物を持ち歩いているのか? このマンションでチェーンを掛けている部屋と言ったら、尾野幹葉(奈緒)の家だ。もしや、早苗は尾野を殺しに行こうとしていた?

 次回予告で、ミキサーを手に菜奈に詰め寄る早苗の姿に驚いた。翔太を刺したアイスピックといい、次から次へと物騒な物を取り出す早苗。まるで、往年の悪役レスラーである。

(文=寺西ジャジューカ)

『あなたの番です』次から次に物騒な凶器を振り回す悪役レスラーばりの木村多江に引く

 

 6月2日放送の『あなたの番です』(日本テレビ系)第9話。今回は、とにかく榎本早苗(木村多江)に注目。怖すぎるのだ。

 

 手塚菜奈(原田知世)は翔太(田中圭)に引っ越しをしようと提案した。交換殺人ゲームを止めようとしたが、細川朝男(野間口徹)や浮田啓輔(田中要次)を助けられなかったためだ。しかも、木下あかね(山田真歩)に見せられたメモには「302号室の人」と書かれていた。菜奈か翔太、どちらかがターゲットになる可能性はゼロではない。

 そんな中、単独で捜査しているという刑事・神谷将人(浅香航大)と話すうち、早苗が誰かを殺しているかもしれないと2人は考えざるを得なくなる。

 前管理人・床島比呂志(竹中直人)のゴミ袋から見つけたというメモを木下から見せてもらった菜奈。早苗との間にトラブルがあると窺わせる内容だった。

 翔太は、神谷と榎本正志(阪田マサノブ)が一緒にいるところに出くわす。翔太は酔っているという正志を自宅へ送ることに。早苗を怪しんでいる翔太は、正志が部屋に入るタイミングで強引に部屋を覗き込んだ。でも、怪しいものは見つからない。しかし、302号室に戻ってから、402号室に隠し部屋があることに気づいた。

 翌日、外出しようとする早苗の隙を突いて402号室に入る翔太。部屋を探るとやはり隠し部屋があり、中には拘束された黒島沙和(西野七瀬)がいた。黒島を助けようとする翔太の背後から襲い掛かる早苗。アイスピックで刺された翔太は倒れ、意識を失った。遠のく意識の中で、翔太は部屋の隅にうずくまる少年(荒木飛羽)の姿を見た。

 榎本夫妻、特に早苗には不審な点が多い。1つ1つ確認していきたいと思う。まず、車だ。車庫入れがヘタ、正志からスパルタ指導を受けていた早苗。でも、いつの間にか榎本家の駐車スペースから車がなくなった。

 夜、学校帰りの黒島と出くわした早苗は自転車に乗っていた。そして、神谷は廃車になったリバティについて調べている。これこそ、早苗が乗っていた車だ。

 夜道で黒島と出会った早苗は「コンビニに行く途中」と言っていた。しかし、マンション付近を調べる翔太が確認したコンビニの方向と早苗は逆方向へ向かっていた。また、自転車に乗っているのが早苗と気づいた黒島は防犯ブザーを握っていた。頭の切れる黒島は早苗を疑っているのだ。

 実は、早苗と会ったこのときの黒島が3話と同じ服を着ている。4話以降はあざや包帯がなくなり、よくしゃべるようになった黒島。ネット上では、黒島の“双子説”がウワサされている。もしかしたら夜道の早苗と黒島のすれ違いは過去の出来事で、よくしゃべる今の彼女は双子のもう1人の黒島か? 監禁されている黒島がいて、よくしゃべる黒島もいるという黒島双子説。こじつけると、このドラマには双子の三倉佳奈も出演中だし。

 そういえば、住民会で黒島を見つけた田宮淳一郎(生瀬勝久)が驚いたことがあった。防犯カメラの映像を見て、黒島が2人いることに田宮は気づいたのだろうか? あと、「菜奈さん」「早苗さん」とこのマンションでは女性を下の名前で呼ぶことが多いのに、黒島に限っては「黒島ちゃん」である。

次から次に凶器を手にする木村多江

 翔太が402号室の隠し部屋を開けると、中にクーラーボックスがあった。次回予告を見ると、ボックスを開けた翔太と黒島が驚いている。何が入っているのだろう? 山際祐太郎(森岡豊)か児嶋佳世(片岡礼子)のバラバラになった遺体なら、2人のリアクションには納得だ。

 402号室に入った翔太が内側からチェーンを掛けるも、早苗はカバンからチェーンカッターを取り出し、切断して部屋に戻った。どうして、そんな物を持ち歩いているのか? このマンションでチェーンを掛けている部屋と言ったら、尾野幹葉(奈緒)の家だ。もしや、早苗は尾野を殺しに行こうとしていた?

 次回予告で、ミキサーを手に菜奈に詰め寄る早苗の姿に驚いた。翔太を刺したアイスピックといい、次から次へと物騒な物を取り出す早苗。まるで、往年の悪役レスラーである。

(文=寺西ジャジューカ)

『あなたの番です』いよいよ木村多江の狂気がやってくる!?

 

 6月2日に放送された『あなたの番です』(日本テレビ系)の第8話。

 手塚菜奈(原田知世)は、久住譲(袴田吉彦)と細川朝男(野間口徹)が倉庫のエレベーターから転落した事故について警察から取り調べを受ける。ネットの掲示板に細川の殺害依頼の書き込みがあり、菜奈の仕業だと警察は疑ったが、これは久住が行ったものと判明して菜奈は釈放された。

 菜奈がマンションに戻ってくると、引っ越し中の北川澄香(真飛聖)を石崎洋子(三倉佳奈)が止めていた。自分だけ逃げる気なのかと澄香を責める洋子。今度は自分が殺されるかもしれないとパニック状態の洋子は「私、殺されるの! この人のせいで!」と菜奈にもつかみかかった。

 疲れ果てて帰宅した菜奈を、夫・翔太(田中圭)が抱きしめる。菜奈の苦悩を受け止めようとする翔太だが、菜奈は翔太に相談する元気すらなくなっていた。菜奈のために真相を突き止めようと、翔太は103号室の田宮淳一郎(生瀬勝久)を訪ねた。翔太は田宮に懇願し、彼が書いた名前と引いた紙に書かれていた名前を聞き出すことに成功。田宮が書いた名前は「こうのたかふみ」で、引いた紙には「ゴミの分別ができない人」と書かれていたとのこと。「こうのたかふみ(甲野貴文)」とは、田宮が以前勤めていた銀行の部下である。

 翔太は菜奈を連れて、甲野が勤めていた銀行を訪ねる。甲野は、翔太たちが自分を襲いに来たのかと勘違いして嫌悪感を示す。翔太は去っていく甲野を追いかけ、肩に手をかける。振り返った甲野は、翔太の前で吐血。彼は、何者かに襲われていた。

ようやく、狂気の木村多江が来る

 今回の一番のインパクトは、次回(9話)予告映像だった。榎本早苗(木村多江)が402号室(榎本宅)にいる翔太に向かって「ダメ~~~ッ!」と絶叫しているシーンだ。まさに、木村多江がいよいよ来たという感じ。この人がただの温厚な女性で終わるとは、誰も思っていなかったはずである。

 8話で早苗がどんな行動を取っていたか、振り返りたい。まず、マンション内で転倒した北川そら(田中レイ)が、半開きになった402号室のドアを凝視。中から見えた何かを前にフリーズし、そらはおびえた。直後、早苗がそらを連れてマンションのエントランスに現れた。ここでも、そらはおびえ続けている。

 このくだりで、早苗が子どもを抱っこし慣れているのが気になるのだ。やはり、榎本夫妻の間には子どもがいるのだろうか? 理由として、早苗が夫・正志(阪田マサノブ)のことを「パパ」と呼んでいること、榎本家に食器が3人分あること、生活を見ていると明らかに隠し部屋(子ども部屋?)があること、等が挙げられる。

 早苗は、翔太から「引いた紙の名前についてウソをついているのでは?」と疑われた。それを正志に話した早苗。そこからの夫婦の会話は以下だ。

正志「そこまで言われて言い返さなかったの?」

早苗「何を言い返すの? ウソをついてるのは本当なんだから」

正志「ウソって言うなよ。ウソとは違うだろ。こっちはこっちで愛情だろ? このままいろいろバレたら、俺たち家族の愛情があっちの夫婦に負けたみたいで悔しいわ!」

早苗「そうだね!」

「あっちの夫婦」が手塚夫妻のことを指すのなら、自分たちのことを「家族」と呼んでいるのが不自然だ。夫婦以外に息子か娘がいるから「家族」という言葉を使ったのではないか?

 ただ、「あっちの夫婦」が手塚夫妻のことを指していない可能性もある。とにかくこのドラマ、匂わせがすごい。

 今回、拍子抜けしたのは久住についてである。4話でエレベーターに同乗した菜奈が降りる後ろ姿を見て、久住がニヤリとする場面があった。あれは、久住がエレベーターマニアで、到着音が鳴らないように細工をした彼が「アンジェリーナ(エレベーターに付けた愛称)がおしとやかになった」と、1人で自己満足していただけだったというのだ。もはや、「ミスリードでどこまでだませる?」と企む脚本家と視聴者の対決みたいな様相である。確かにこのドラマは続きが気になるが、それはおあずけを食って引っ張られる心理を視聴者が利用されているところがあると思う。

 今回、ほかに気になった住人は尾野幹葉(奈緒)である。そもそも、前管理人の床島比呂志(竹中直人)からもらった表札は、なぜファーストネームの「MIKIHA」なのだろう? あと、翔太から床島との関係を聞かれても平然としていたのに、浮田啓輔(田中要次)との関係を聞かれたら一瞬固まっていたのも意味深だった。

 尾野に付きまとわれ、迷惑していたはずの翔太も怪しげな行動を見せた。菜奈が帰宅した際、尾野の部屋から普通に出てきているのだ。何をしていたのか? 普通に脇が甘すぎる。

伏線がただの匂わせで終わる可能性大

 菜奈が引いた紙に書いてあった甲野貴文(鈴木勝大)が、やはり死亡した。しかし、菜奈の元に脅迫状は届いていない。つまり、交換殺人ゲームはもう破綻している。

 また、銀行から出てきた甲野に「襲うつもりですか?」と問われ、「何か、誤解が……」「襲ったりしないです。その逆です」と答えた菜奈が、また指を組みかけていたのだ。指を組む動作は、彼女がウソをつく時に出てしまう癖である。あと、手塚夫妻が銀行へ入る直前、ちゃっかり田宮が銀行から出てきているし……。

 伏線は数え切れないが、久住のアンジェリーナのくだりのように、ただの匂わせで終わる可能性だってある。まだ、我々はおあずけを食っている。

(文=寺西ジャジューカ)

 

 

『あなたの番です』田中圭「二重人格説」浮上で、あの悲劇再び?

 5月26日に『あなたの番です』(日本テレビ系)の第7話が放送された。

 102号室の児嶋佳世(片岡礼子)が殺され、手塚菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)は、佳世の名を書いた北川澄香(真飛聖)と警察に届けるべきか話し合っていた。翔太は、“交換殺人ゲーム”のことを警察に話そうと、2人を説得する。警察へ向かおうとしたところで、402号室の榎本正志(阪田マサノブ)が刑事の神谷将人(浅香航大)を連れてやってきた。菜奈たちは、神谷に捜査を任せることにした。

“あなたの番です”と書かれた脅迫状を受け取った久住譲(袴田吉彦)は、同じく書いた人物・赤池美里(峯村リエ)が殺された浮田啓輔(田中要次)に相談する。どうしていいかわからないと動揺する久住に、浮田は「何もするな」とくぎを刺した。さらに浮田は、久住に「赤池美里」と書いた紙を引いた人物の見当がついていると打ち明けた。その人物こそが、赤池夫妻を殺した犯人ということになる。浮田は、その相手に会って確かめに行くと言い、ある部屋へ向かった。

 翌日、浮田は妹尾あいり(大友花恋)を連れ、昔の知人・西尾(三上市朗)を訪ねた。西尾は、妹尾の実父だった。妹尾は母を死に追いやった存在として西尾を恨んでおり、ナイフでいきなり西尾を刺そうとする。とっさに身を投げ出し、西尾の代わりに刺される浮田。妹尾をそこから逃がした浮田は、その後まもなく遺体となって発見された。

 一方、細川朝男(野間口徹)が会社の倉庫で作業をしていると、ナイフを持った久住が現れる。浮田が殺されたことで久住は「やらなければ自分がやられる」と極限状態に陥っていた。朝男は錯乱する久住を諭し、「やっぱり殺人なんてできない」とうなだれる久住。朝男が呼んだエレベーターは扉が開くとカゴが来ておらず、落ちかける朝男。そこを殴って、突き落としてしまう久住。結果、2人は一緒に3階の高さから転落していった。

 翌朝、神谷と水城洋司(皆川猿時)が菜奈を訪ね、警察への同行を求めた。

 7話では、いきなり3人も死んでしまった。衝撃だったのは浮田の死に方だ。便器に頭を突っ込む体勢で、首には針金が巻き付いていたのだ。浮田の表情は、なぜか笑顔だ。

 死に際の笑顔で思い出すのは、4話の赤池美里である。彼女も、なぜか笑いながら逝っていた。あと、このドラマのオープニング映像に、女性が手で口角をクイッと上げる描写がある。

 こう並べると、笑顔が不吉なものに思えてくる。今回、翔太が菜奈に「無理やりでいいから笑って」と促す場面があった。榎本早苗(木村多江)は「菜奈さんが翔太さんと一緒にいるときに見せる笑顔がすごい好きです」と発言している。このマンションの住人は、なぜ人をそんなに笑顔にさせようとするのだろう? 意図はわからないが、意味深だ。

 もう1点、気になることがある。浮田も美里も笑顔のまま死んだ。一方、佳世や医師の山際祐太郎(森岡豊)のように遺体がバラバラにされるパターンもある。殺し方を定型化してどうする? どちらにせよ、趣味が悪いと思う。

“袴田ロス”に陥らないで済むのか?

 先ほど「3人も死んでしまった」と書いたが、本当はまだ確定していない。

 浮田の死亡については間違いない。一方、エレベーター口から落下した久住と朝男の画像を見ると、朝男の頭部からは大量の出血が見られるが、久住からは血が出ていないのだ。あと、7話放送前の予告で「2人が死ぬ」と数字が告知されていた。さらに8話の予告映像を見ると、久住と朝男が被害者としてカウントされていないのだ。

 7話の放送終了後、SNS上では「今週も袴田が死んじゃった」「袴田吉彦は2度死ぬ」「次週から袴田ロス……」と、袴田の不在を惜しむ声が相次いだ。筆者も久住の存在にはほっこりしていた。好きなキャラクターだ。でも、8話の展開次第では“袴田ロス”に陥らないで済むかもしれない。

かつて大ひんしゅくを買った二重人格設定を、今作でも決行?

 ネット上で、翔太の二重人格説がウワサされている。突如、「私のこと捨てるんですか? 付き合ってるつもりなかったなんて言わないでくださいね!」と激高した尾野幹葉(奈緒)。彼女の態度に翔太はたじろいだ。しかし、あれは尾野がおかしいのではなく、別の一面のときの翔太が本当に尾野と関係を持っていたのでは? という予想である。オープニングの翔太の紹介写真を凝視すると、奥にもう1枚翔太の写真があることがわかる。あれは、まさに二重人格を表している?

 秋元康は2017年放送のドラマ『愛してたって、秘密はある。』(日本テレビ系)で原案を務めており、同作の主役・奥森黎(福士蒼汰)も二重人格だった。完全に、大ひんしゅくもののオチだった。同じ轍を踏むとも思えないのだが……。

(文=寺西ジャジューカ)

『あなたの番です』は超ブラック現場? 悩める軌道修正で撮影スタッフに不運

 原田知世と田中圭がダブル主演を務める日本テレビ系ドラマ『あなたの番です』第7話(5月26日放送)の平均視聴率が6.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことが明らかになった。

「初回は8.3%でしたが、2話以降は6%台中頃から7%くらいの間をウロウロしている状態。2クール放送なので、今後の巻き返しもあるとは思いますが、正直寂しい数字ではあると思います」(テレビ局関係者)

 マンションの住人たちの間で繰り広げられる好感殺人ゲームを描く同作品。ホラー・サスペンス要素が強いのも特徴だ。

「視聴者を脅かすような、いかにもホラー作品っぽい演出や不気味な演出もあり、賛否両論となっていました。しかし、放送回数を重ねるごとにちょっとずつ軌道修正しているようです」(同)

 実際、脚本はどんどん書き換わっているようだ。とある制作会社関係者はこう話す。

「ネット上での反応なんかを参考にして、脚本もちょっとずつ変えていっているみたいなんですが、それで脚本の仕上がりが遅れて、撮影スケジュールが変更になることも多いようです。それこそ“脚本がまだだから、明日の撮影はなくなりました”みたいなことがあるのだとか」

 長期間放送されるドラマであるがゆえ、可能な脚本変更ということだろうが、スタッフとしては決して嬉しいことではない。

「俳優さんのスケジュールを組み直すのも大変だろうし、撮影後の編集時間もどんどん少なくなってしまう。最近はテレビ局も働き方改革で、法外な残業もしなくなりつつありますが、『あなたの番です』の現場ではそうも言っていられないかもしれません。あまりにもスケジュールがタイトになりすぎて、超ブラックな現場とも。スタッフたちが過労で倒れてしまうのではないかと心配です」(同)

 スタッフに負担をかけてまで、軌道修正を試みる『あなたの番です』。スタッフたちの犠牲を無駄にしないためにも、視聴率上昇を期待したい。

『あなたの番です』原田知世と田中圭の先に待ち受けるのは地獄しかない?

 5月19日に『あなたの番です』(日本テレビ系)の第5話が放送された。

 俳優の袴田吉彦が殺害されて責任を感じた久住譲(袴田吉彦)は、交換殺人ゲームについて手塚菜奈(原田知世)に相談した。久住が引いた紙に書かれていた名前が「細川朝男(野間口徹)」と知った菜奈は「それは私が書きました。だから、殺さないでください」と懇願する。さらに菜奈は翔太(田中圭)に、まだ朝男と結婚している事実を告白した。当然、翔太は大ショックを受ける。

 菜奈はゲーム参加者が書いた名前、さらに引いた紙に書かれていた名前をすべて把握しておいたほうがいいと考え、臨時の住民会を開いた。しかし、やって来たのは翔太、久住、榎本早苗(木村多江)、黒島沙和(西野七瀬)の4人だけだった。出席者が名前を教え合っていると、そこに北川澄香(真飛聖)が遅れてやって来た。北川は紙に「児嶋佳世(片岡礼子)」の名を書いたと明かし、引いた紙は白紙だったと打ち明けた。「白紙でよかったんですよ。殺したい人の名前なんて書くべきじゃなかったんです!」と、後悔する北川。

 一方、佳代と別居中の俊明(坪倉由幸)は、佳世に会社宛てで送らせたゴルフバッグを受け取った。そのバッグを開けると、中には佳世の足が入っていた。

やってることがひどすぎる菜奈、思考回路が危ない翔太

 謎と伏線が増えていく一方のこのドラマ。キリがないので、ひとまずそれらは横に置いておきたい。本稿では、手塚夫妻についてどうしても掘り下げたいのだ。この2人、異常である。

 まずは、菜奈のほうから。この人が翔太に行っている仕打ちは常軌を逸している。夫である朝男とケリが付いていないのに、年下の男を欺いたままのうのうとマンションを購入し、悪びれず引っ越した。籍を入れられないくせに新婚夫婦を装い、手塚姓を堂々と名乗る厚顔っぷり。事の経緯をようやく翔太に説明したが、「あくまで自分は被害者」というエクスキューズを付けることは怠らない。朝男との別れの理由を問われても、徹底してはぐらかす態度。なぜか、あまり悪びれていないのにも引っ掛かる。「ブラック菜奈ちゃん」の一語で済ませられる行いではないだろう。さらに、ウソをつくときの仕草(両手の指を重ねる)を毎日のように翔太に見せている。ウソばかりなのだ。彼女の癖を見抜いている翔太は、わかっているのに見て見ぬふりをしている。ひどいと思う。

 というか、翔太のほうもおかしい。ウソをつかれた側なのに「気づいてあげられなくてごめん」と逆に頭を下げる不可解さ。彼の一途の度合いはヤバさを感じるほどだ。思考回路が理解できない。どんなシチュエーションでも「菜奈ちゃんに非はない。悪いのは他の人」という着地点を無理やり見つけるのが翔太である。

 2人のこの先を想像してみた。交換殺人ゲームが進み、菜奈に危害が及んだとする。そのとき、菜奈に非があったとしても翔太はそれを認めないだろう。他者に非があると認識し、暴走してもおかしくない。だから、彼は危ないのだ。

 いま、菜奈が厄介な存在と考えているのは朝男である。もしも彼が殺されたら、真っ先に疑われるのは菜奈と翔太のはず。戸籍上、夫婦なのは菜奈と朝男のほうで、菜奈と翔太は不倫関係ということになる。菜奈と翔太の先に待ち受けているのは地獄しかないと思う。

 1つ気になるシーンがあった。菜奈が翔太に秘密を打ち明けた際、テーブルの下に録音機らしき物がかましてあったのだ。誰が、なんの目的で録音しているのか? 疑心暗鬼の充満するマンションである。ろくな物件じゃない。

 今回は佳世が殺された。彼女の名前を書いたのは澄香だ。でも、澄香が引いた紙は白紙だった。交換殺人ゲームのルールに則れば、殺人の連鎖はここで途切れるはず。なのに、脅迫状は続々と届けられている。

 というか、ゴルフバックに刺さっていた足は、本当に佳世のそれなのだろうか? 作り物ではないのか? 藤井淳史(片桐仁)の乾燥機に入っていた生首だって、本当に山際祐太郎(森岡豊)のものだったのかは疑わしい。マンションの住民のみならず、視聴者だって疑心暗鬼になる。あと、俊明に送られたゴルフバックの送り状の筆跡が、沙和がホワイトボードに書いた字とそっくりだったのにも引っ掛かっている。もう、怪しい人しかいないのだ。

 だから、勘繰り出すとキリがない。でも、続きが気になることは確かだ。

(文=寺西ジャジューカ)

 

『あなたの番です』秋元康ふざけすぎ!? ホラーから一転、袴田吉彦が自身をディスるギャグ回に

 5月12日に放送された『あなたの番です』(日本テレビ系)の第5話。

 502号室でバースデーケーキを囲んで殺されている赤池美里(峯村リエ)と吾朗(徳井優)を見つけた手塚菜奈(原田知世)と翔太(田中圭)たち。ケーキの上には「赤池美里」と書かれたプレートが乗っていた。

 マンション周辺で続く死に不安を感じ、「引っ越そうか」と言いだす翔太。菜奈は自分が交換殺人ゲームで名前を書いた人物の安否を気にして「引っ越しは最後の手段にとっておこう」と返答する。

 その後、臨時の住民会が開かれ、菜奈は交換殺人ゲームのことを警察に話すべきだと提案。しかし「殺人教唆に問われるかもしれない」「子どもがいじめられるかもしれない」「マンションの資産価値が下落する」といった理由で、住民たちは反対した。さらに菜奈は、住民会の後に浮田啓輔(田中要次)から「ゲームで『赤池美里』の名前を書いた」と告白された。

 一方、翔太は交換殺人ゲームのことを黙っていた菜奈の苦悩を想像し、どうしたら彼女を助けてあげられるかと思案。しかし、ある夜、翔太は菜奈がこっそり細川朝男(野間口徹)と会っているところを目撃してしまう。翌朝、翔太は菜奈に何も言わずに出勤し、ジムにやってきた朝男と顔を合わせた。

 その頃、菜奈は久住譲(袴田吉彦)から“殺したい人”として俳優の「袴田吉彦」の名を書いたと告げられていた。まさか、袴田吉彦を殺しに行く人間がいるとは思えないと言う久住。しかしその頃、袴田吉彦は撮影現場で、覆面をかぶった3人組の襲撃を受け殺されていた。何も知らない久住は「もうこのゲームから抜けたい」と、自分が引いた紙を菜奈に見せた。そこには「細川朝男」と書かれていた。

 第5話は、ストーリーの速度が停滞していた印象。あまりドラスティックなことは起きなかった。目についた進展(伏線の回収)といえば、殺された美里が浮田と口を利かなくなった理由、そして、久住がマスクとサングラスを着用して外出する理由が明かされたことくらいである。

 今回は、特に後者のほうに触れなければならない。菜奈の前に現れた久住は、いきなりすごいことを口にした。

「俳優の袴田吉彦って知ってます? 僕、よく似てるって言われるんですよ」

 攻めたセリフを口にする袴田。どんな気持ちで彼は演技しているのだろう?

「昔から似てるって言われるんですけど、悪口として言われるんですよ」

「最近だと『ポイントカード』って呼ばれたり……」

 自分自身をディスる袴田。久住はよく道でサイン求められ、「違います」と断ると舌打ちされることもあるという。だから、彼はマスクにサングラスを着けて外出していたのだ。

「それで紙に書いたんです。殺したい人、袴田吉彦って。袴田死ねばいいと思って」

 久住にとってすれば、アパホテルの一件で袴田に堪忍袋の緒が切れてしまったようだ。彼は口にした。「まさかここの住人で、袴田吉彦殺しに行く人なんていないでしょ?」。

 このセリフから、場面は転換。唐突に、時代劇の撮影に臨む袴田吉彦が現れた。いわば、一人二役だ。撮影の合間、立ちションしているときに謎の3人組襲われ、袴田は撲殺された。赤池夫婦が殺害された前回のホラー展開から、第5話はいきなりのギャグ回である。振り幅が大きすぎだ。秋元康、ふざけすぎだと思う。

 こうして、これからこのドラマは袴田吉彦が死んだ世界を描いていく。ちなみに、ホームページの次回予告を読むと、こんなことが書いてあった。

「俳優の袴田吉彦が殺害され、久住(袴田吉彦)は責任を感じていた」

 なんだ、このおもしろ設定は。

 黒島沙和(西野七瀬)は、「織田信長」の名前が書かれた紙を引いたと明かしていた。袴田が時代劇の撮影に臨んでいたことから「一気に袴田と信長を殺したことになるのでは?」という説がネットでは流布されているが、袴田が持っていた台本を確認すると、彼は信長ではなく坂本龍馬を演じていたようである。だから、今回殺されたのは袴田1人だけだ。

 このドラマ、開始40~50分辺りまでは伏線を提示し続け、ラスト5~10分のタイミングで誰かが死ぬというフォーマットを毎回お決まりのように敷いている。袴田吉彦はこのフォーマットの犠牲者というわけだ。

 またしても、菜奈が不可解な行動を取っている。夜中に1人で起き、自宅前に来た朝男と彼女は親密に会話していたのだ。4話では朝男を少し避けている感じだったのに、この日の菜奈は朝男に笑顔を見せていた。しかも、このときの彼女は翔太とセックスをした直後なのだ。

 いつも、菜奈からは翔太への愛があまり感じられない。安定してセックスに乗り気ではないし、翔太が夫婦間の交換日記を提案してもよくわからない理由で拒否をした。

 今回、菜奈は交換殺人ゲームについて黙っていたことを翔太に謝罪した。同時に、彼女は両手の指を組んでいた。これは、菜奈がウソをつくときにする癖である。

 怪しすぎる菜奈と、がぜん気になる存在になった久住。今夜放送の第6話は、この2人に注目したい。

(文=寺西ジャジューカ)

田中圭、『あなたの番です』主演なのに、チョイ役のまま終了!?

 ドハマリしている視聴者もいる半面、数字的には厳しい状況が続いているのが、原田知世と田中圭のW主演ドラマ『あなたの番です』(日本テレビ系)。初回視聴率8.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)から2話6.5%、3話6.4%、4話は7.1%と低空飛行続き。長丁場の2クール放送とあって、今後さらに下落する可能性もありそうだ。

「とりわけ女性視聴者からは、田中の出番が圧倒的に少ないことへの不満の声が飛び交っており、確かに『主演』というには物足りない扱い。同ドラマは田中と原田の演じる夫婦が交換殺人ゲームに巻き込まれていくストーリーなのですが、ネット上では『主役のわりに田中圭の出番少なすぎるし、犯人としか……』といった裏読みや、『田中圭君の出番比較的少ないよね。スケジュール取れないんだろうな』と理解を示す声などが連打されています」(テレビ誌ライター)

 田中は映画版『おっさんずラブ』の撮影が始まり、その合間にボートレースのイベントに参加。ほかにも、レギュラー出演しているバラエティ番組『ぐるナイ』(日本テレビ系)の人気企画「グルメチキンレース・ゴチになります!」の収録もある。

「出演シーンを増やすことはおろか、多忙を極める田中のスケジュールを押さえることができず、番宣も打てない状況だといいます。そのため、ドラマは前半を原田メイン、後半を田中メインで乗り切る予定のようです」(週刊誌記者)

 ファンは田中がフル稼働する後半に期待したいところだろうが、さらなる懸念もあるという。

「先日、来年春公開の映画に出演が決まっていた宮沢りえが4月になって急に降板の意向を伝えてきて、“すわ妊娠か”と話題になりました。実は、その映画の主演級に田中の起用が決まっているようなのです。となれば、さらにこちらの撮影でもスケジュールが取られることとなり、後半もチョイ役のまま終わる可能性が出てきそうです」(芸能関係者)

 最後までスケジュールが取れず、大方の予想通り“田中が犯人でした”で、サクッと終了になるかも!?