【テラスハウスレビュー】社長にハグ&投げキッス、北海道旅行まで快諾! 夢の異様な「男慣れ」に恐怖

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、4月中旬の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

ビビ、誕生日に自己啓発書をプレゼント(テラスハウス第40話)

 ハリウッド女優志望・ビビは、男子部屋を訪問し、大学生兼モデルの志遠に誕生日プレゼントを手渡す。志遠が開封すると、出てきたのは2冊の本。『ベスト・パートナーになるために―男と女が知っておくべき「分かち愛」のルール 男は火星から、女は金星からやってきた』(ジョン・グレイ、三笠書房)『愛するということ』(エーリッヒ・フロム、紀伊國屋書店)という恋愛系自己啓発書だった。ビビは「すごくいいやつ、二つとも!」と笑顔で言う。

 これまでも、どんな場面であれ、目をキラキラさせて超正論ポジティブ発言を繰り返し、自己啓発かぶれっぽさを出していたビビだが、それが裏付けされた形となった。他人の誕生日に堂々と自己啓発書をプレゼントするとは、押しつけがましいほうの自己啓発マニアと見た。

 ちなみに、ビビが元メンバー、トパスに向かってしていたお説教「自分の中から愛を生むんだよ」「強くなって、自分からその愛をつくらないと」などは、ほぼ『愛するということ』に書いてあること。自己啓発書の内容を、他人へのお説教で自分の言葉のように熱く語る行為を恥ずかしいとは感じないタイプなのかもしれない。「愛に飢えている」と泣いていたトパスにこそ、その本を押しつけてあげてほしかった。

夢、社長とのお泊まり快諾(テラスハウス第40話)

 会社員兼グラビアモデルの夢に下心を抱き続けている経営者の「社長」こと俊幸は、夢と北海道へお泊まりデートする約束を取り付ける。女子メンバーに「社長に遊びに行こうって言われて北海道行く。お泊まりだよね。楽しみ~」と笑顔で報告する夢からは、「旅費出してもらえるだろうしラッキー♪」くらいの軽さしか感じられない。第37話の京都1泊ダブルデートでは、社長と一緒になるはずだった寝室から「何かされたら困る」と逃げ出していたのに、なぜまた自ら危険に飛び込もうとしているのか、理解に苦しむ。

 「大丈夫なの?」と心配されると、「昔は“こういうつもりじゃなかったんだけど”っていうこと多々あったんだけど。そういうのは徐々に直しつつ」「まだわかんないんだよね。夢、押しに弱いからさ♪」と言う。「いやよいやよも好きのうち」を信じちゃう系の人々(主に社長)に向けて、画面に「※夢のような考えの女性はかなりの少数派です」と注釈を入れておいてほしい。

 北海道旅行の約束も取り付け、すでに夢の彼氏ヅラをしている社長は、「まあ明日も早いんで。俺はそろそろ、夢とプレイルームに行こうかな」と夢を誘う。二人きりで密着してテラハの配信を視聴後、「おやすみ」とハグする社長。夢も社長の背中に手を回し、ポンポンとやっている。翌朝も夢を待ち構え、車で会社まで送ってあげる社長。「いってら!」と投げキッスで見送る社長へ、夢も律儀に、笑顔で投げキスを返す。

 社長がキモいことは大前提として、こういう男性の振る舞いに夢が異常に慣れていることにも恐ろしさを感じる。「夢、押しに弱いからさ♪」だけでは説明しきれない軽さである。

愛華&トパス、破局した模様(テラスハウス第40話)

 帰宅したビビが、「今日ね、久々に愛華に会ってきた」と報告した。

 元メンバーの大学生・愛華は、リリー・フランキーの付き人トパスとカップルとなって第34話で卒業したため、社長が「どうだった? トパスといい感じ?」と聞くと、ビビは意味深な表情で「ん?」と言ったきり無言になるというわかりやすい言動で、愛華&トパスの破局を匂わせる。社長も「聞いちゃいけない系ね。なるほどね……」と空気を読んだ。

 やはり愛華は、自身のイメージアップのため、トパスと付き合ったのか。愛華に振り回され、わずか1カ月で卒業してしまった愛に飢えた男・トパスの今後に幸あれ――。

社長の狂気、夢の悪癖で加速(テラスハウス第40話)

 プレイルームにて全員で『マリオカート』をするメンバー。プロサーファー兼実業家の玲生は、隣に座った夢を「飲みに行こうよ、今度」と誘う。夢は「夢、いっぱい暇だよ?」「飲むもん! いつもはめっちゃ飲むから!」と応じ、二人は「予定合わせよう」と言い合ってハイタッチした。

 社長は『マリオカート』をプレイしながら、玲生と夢の動向を視界の隅で追い、「こらこらこらこら、おーい」「危ない危ない危ない」「オーマイガー。ルイージを許さない。ルイージをぶっ壊す」とブツブツつぶやいている。ゲーム内のキャラクターへの言葉と見せかけて、その内容は夢と玲生に向けられているという、狂気じみたシーンだった。

 それ以上に怖かったのは、やはり夢の”フットワークの軽さ“。振り返ってみれば、夢は目の前にいる人の意見にとりあえず同意する習性を持っていて、花が誰かの悪口を言うときも、いつも「わかる~!」「それ思った~!」と、嘘っぽいほど同意してみせていた。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、配信は一旦休止となったが、再開を楽しみに待ち、この夢の習性が男性陣のバトルを生むのか注目したい。

【テラスハウスレビュー】快に「ファック!」とブチ切れた花こそ、「共同生活してはいけないタイプ」なワケ

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、3月末から4月上旬の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

花の本性現る…戦慄のコスチューム事件(テラスハウス第38話)

 前回、会社経営者の「社長」こと俊幸の強引な発案で、京都へダブルデートにでかけた社長&会社員兼グラビアモデルの夢、スタンドアップコメディアン志望の快&女子プロレスラーの花の4人。しかし快は、主に「旅行中にお金を200円しか出さなかった」という理由で、少し前まで両思いだった花から一気に嫌われてしまった。

 続けて、さらに決定的な事件が起きる。快が、浴槽(洗濯機? 浴槽=バスタブ?)に花のプロレスのコスチュームが入っていることを確認せず、洗濯機を回し、乾燥にかけるという事件が勃発。結果、コスチュームは縮み、着られなくなってしまったのだ。

 夢にグチる花いわく、そのコスチュームは「何時間もかけてデザイナーさんと話し合って、サイズも測ってもらって、10万円以上してる」もので、「命と同じくらい大事」なものだったそう。

 花は「快はさ、テキトーに過ごしてテキトーに小銭稼いでさ、京都だって1泊2日で200円しか使わなくてさ。マジナメんなよ!」と号泣しながらブチ切れ、快が200円しか出さなかったことに、とにかくこだわっているようだった。

 商売道具を台無しにされたことは同情するが、花の次の言葉には耳を疑った。

「コスチュームをさ、洗濯機に入れたまんま出かけちゃった花も悪いよ。バタバタしてて干す時間なくて」。

 “快は共同生活する人の気持ちを考えていない”とキレている花だが、「命と同じくらい大事」とまで言うものを共有スペースに放置して出かけるとは……。花も花で“共同生活する人に余計な気遣いを強いる”タイプの迷惑な人物と言えるのではないか。その気遣いを怠ると、このようにキレられるとなれば、一緒に暮らす人々の緊張感はとんでもないレベル。快以上に共同生活してはいけない人かもしれない。

 花の怒りは、ついに快本人に向けられる。

 この日、快はスタンドアップの本番だったが、舞台上でセリフが飛んでしまい、そのまま降壇。メンタルボロボロ状態で帰宅すると、ブチ切れた花を始めとする全メンバーが食卓に集まっていた。

 この状況下で「いかついな……」と茶化し気味につぶやいた社長をヒジで小突き、「いかついとか言ってんじゃねぇよ、ナメんなよマジで」と凄んで先制する花。スタンドアップの失敗もあり、快は「ごめん……」とぼう然とするばかり。死んだ魚の目でテーブルにヒジをつき、キャップを被ったままの快に、花の怒りはヒートアップする。

 「テメェが何か言えよ! アンタのせいでこうなってんの!」「ファック……!」「一緒に普段住んでる人を笑顔にできないヤツが、何百人何千人のこと笑顔にできるわけねぇじゃん! ナメんのもいい加減にしろよ!」「何で私、こんなに頑張ってんのに、アンタにそういうふうにされなきゃいけないの!?」と責め続ける。

 花は去り際、収めどころがわからなくなったのか、「ふざけた帽子かぶってんじゃねえよ!」と快のキャップを手で払い飛ばす。女子プロレスラーへの偏見を生みかねない“暴力的”とも言える問題シーンとなった。

 数話前では、快に「疲れたからギュっとして♪」と甘えていた花とは別人のようで、ただただ恐ろしい。

ビビの、いらんポジティブ(テラスハウス第38話)

 まるで自己啓発セミナー勧誘員のような、ビビのポジティブ押しつけ癖は、こんな深刻なムードの中でも発揮されていた。

 わざわざスタンドアップ本番の前、快に向かって「快は、めっちゃ迷子になってるんじゃないかなって思うんだけど」と話しかけ、ビビは参加していない京都旅行での快の振る舞いについてお説教。

 「快は決して、そういうふうな人じゃないと思うのね。もったいない。優しい心持ってるし、それをもっとうまく使えるようにならないと!」と、前向きにまとめていたが、本番を控える快にとっては、もっと違うタイミングで言ってほしかったのでは。

 また、コスチューム事件でキレている花にも、ビビは空気を読まない明るさで「でもさ、でもさ! こうなっちゃったのはさ、すっごいツラいと思うけどさ、もうしょうがないじゃん! これは花がこれから、もっといいコスチュームを作って、もっといいリングに上がれる機会なんじゃない?」と割り込む。花がウンザリした表情を見せても、「どうしてもいろんなこと考えてしまって、わざわざ洗濯機の奥まで見ない時も、やっぱり人って誰でもあると思うんだよね! 花の人生の中でもさ!」と続ける。いついかなる時でもポジティブの押しつけを忘れないビビもまた、共同生活はなるべく遠慮したい人物である。

 ちなみに快は第39話で、社長から「スタンドアップがヌルい」と全員の前でダメ出しされたあと、静かに卒業した。ほぼ追い出されたかのような痛々しい卒業だった。

 23歳の誕生日を迎えた大学生兼モデルの志遠。0時を回ると、誕生日ケーキを持ったメンバーがリビングに現れ、サプライズで祝福した。

 問題のシーンはこの後。花が「お誕生日おめでとう!」と言いながら、ケーキを志遠の顔面にいきなりドーン。髪にもシャツにもクリームがべったりついている。

 夢が「今、何が起きてるのかと思った!」と驚いていたので、花が独断で突然やったことなのだろうか。

 志遠は「ちょっと待って。本当に?」と戸惑いつつ笑顔で、「でもうれしいわ、こういうことができて」と受け入れていたが、なぜ誕生日に罰ゲームのようなことをされなければいけないのか……!? と引いた視聴者も多いのでは。

 プロレスラーの花にとってコスチュームが「命と同じくらい大事」であるなら、モデルの志遠にとっては顔や髪やシャツが「命と同じくらい大事」な商売道具だとは想像しなかったのだろうか。もうメンバーがガチ切れするテラハなど見たくないので、とりあえず、志遠がキレなくてよかった。

社長の天下、終わる(テラスハウス第39話)

 快の代わりに新メンバーとして、湘南出身のプロサーファーで実業家の金尾玲生(れお)が加入した。

 玲生は、夢とムリヤリ間接キスを画策する社長とは違い、さりげなく夢とワイングラスを交換するなど、人生でずっとモテてきた男の余裕が出ている。

 危機感を覚えたらしい社長は「プロサーファーって収入源は何になるんですか」「スポンサーは年間契約?」など、経営者マウントを取ろうと必死。さらにカメラマンに向かって、「玲生の出現でオレ、ヤバくね?」とでも言いたげに目配せ。カメラ目線のまま、眉をくいっと上げて見せた。カメラがないように振る舞うことが前提のテラハにおいては禁断の行為だけに、ネット上でも「テラハとしてNG」「キモイ」と物議を醸した。

 ファック、暴力、追い出し、自己啓発セミナー勧誘員、顔面ケーキ、カメラ目線……と、テラハらしからぬキーワードばかりが飛び交うレビューとなったが、玲生がさわやかな風を吹き入れてくれることに期待したい。

【テラスハウスレビュー】社長、京都旅行で夢への下心炸裂……「犯罪の匂い」を予期させた問題シーン

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、3月後半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

社長、ただの「キモい人」に(テラスハウス第37話)

 IT企業経営の「社長」こと俊幸&会社員兼グラビアモデル・夢と、スタンドアップコメディアン志望・快&女子プロレスラー・花は、京都に1泊するダブルデートへ出かける。もともと快と花の「近場での水族館デート」のはずだったが、社長の抑えきれない夢への下心に、ほか3人が巻き込まれた形になった。

 京都水族館で夢と手をつないだ社長は、夜も「京都、感じようぜ」と京都タワーに夢をいざない、二人きりに。展望台から夜景を見ながらのベタな「きれいだね、夢が」というセリフに当事者の夢は引き気味だが、社長は気にしない。

 「ちょっとこっち見てよ。目つむってこっち向いてよ。いや何もしないよ、何もしないよ。見せてよ、正面から。正面から見せてよ」などと、しつこく夢に迫る。クリスマスデートでムリヤリ成功させたキスを、再び味わいたい欲望が顔面からあふれ出ている。

 夢にやんわりと拒否されても、「なんで? なんで? なんで? なんで?」「なになになに? 普通に(顔を)見たいだけ。見せてよ」「なんで? 緊張しなくていいっしょ。目つむれば大丈夫だから。こっち向いて。目つむって」「なんで? なに恥ずかしがってんの? クリスマスの時したじゃん!」「あれは何でしたの?」と食い下がる。

 配信を重ねるごとに“キモ面白いキャラ”から“ただのキモい人”になっていく社長と、あそこまでのキモい行動をされても、社長に「(男子メンバー)3人の中なら一番いいです」と言ってあげる夢の“プロ感”から目が離せない。

 京都の古民家風旅館「鴨川庵」に泊まる4人。部屋に備え付けのお風呂に、先に女子が入ることになると、社長は「先に入ってもらったほうが、ありがたいよね。いろんな意味で」とニヤリ。「お湯、捨てる? それはつまんない。楽しみにしてたもんね」「抜かないでね、お湯」と、中学生並みの下ネタでものすごく楽しそうにしている。入る直前に「お湯置いといて!」、出た直後にも「お湯抜いた?」。 お湯ひとつであんなにキモくなれることに感心してしまった。

快、ナマコを尊敬(テラスハウス第37話)

 快はスタンドアップコメディアンとして成長できていない自分に落ち込み、京都への出発前日、社長に“旅行をキャンセルしたい”“お金もない”などと、泣きながら相談。しかし、社長の「お金はオレが出す」という熱い説得に流され、結局、参加していた。

 水族館でも落ち込んだままで、水槽の中の白ナマコを「(何も考えず)ただ生きてるの? すごいな」と尊敬する始末。

 旅館で花と二人になると、「花を深く知りたくて京都に来たんだけど、旅の途中でも‟スタンドアップ、何が面白いのかな“っていうのは、ずっと考えてるし、自分の世界に入っちゃって……。花への気持ちは絶対、薄まってないと思う。でもそれ以上にスタンドアップもあるから、花の存在が見えなくなっちゃうっていう感じになってきちゃった」と打ち明け、「もっと人のことを思いたい」「そういう自分が嫌い」と、また涙をこぼす。

 花からは「私は、自分のことを大切にしてくれるなって感じさせてくれる人と付き合いたいから」と言われ、結果、カップル不成立となってしまった。

 お風呂で花は、夢に「快くんヤバかったよね? ホテルもレストランも全部、社長任せだったじゃん。新幹線のチケットも。ご飯も、うちらは払おうとしてたけど、快くんは財布出す素振りもなかった。コンビニに行ったときも。お茶しようってなったときも。今日、快くん1円も出してなくない?」と、快への愚痴を炸裂させる。「ぶっちゃけドン引きした。男として見られなくなった」と気持ちが冷めた本当の理由を語った。

 夢も「わかる~。何してんのって思ったよ。やばいよ、あれはマジで」と同意していて、出発前日の快が、涙ながらに社長に訴えていた金欠の深刻さが判明。社長の説得に応じず、京都行きを中止にしていれば、このような醜態を晒すこともなかったのに……と思うと、気の毒である。

 旅館では、一つの部屋に布団が4セット並べて敷かれていたが、さすがの夢も身の危険を感じたようで、「(社長に)何かされたら困る! 花ちゃんと寝る! 早く起きてメイクするっていうのを口実に、男女バラバラに寝ようよって言おう」と花に提案する。

 二人は、その通りに社長を説得にかかるが、社長は「俺らのほうが朝早いかもしれない、逆に。俺らも散歩しようかなって」と言い張り、「(布団と布団の位置を)ちょっと間、開ければいいんじゃない? 逆にそこまで意識しなくていいんじゃね? だって普通に友達やん! 逆に意識しすぎかもよ。全然そんな変な意味じゃなくて。ねっ、友達として」と一歩も引かない。

 諦めた女子は、男子の入浴中、自分たちの布団をこっそりと別部屋に移動。社長から避難することに成功した。お風呂からウキウキで出てきた社長は、女子のいない部屋を見渡して「WHY?」。

 これ以上になると犯罪の匂いがしてくるので、次回、社長が女子たちの部屋へ突入……などのシーンはないことを願う。

【テラスハウスレビュー】夢に突然のキス、そして微笑――社長の「キモ面白さ」をおさらい

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、3月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

社長、クリスマスパーティーで無視される(テラスハウス第35話)

 メンバー全員が揃ったクリスマスパーティーでのこと。和やかな雰囲気の中、IT企業社長である「社長」こと俊幸は、突然「はい、じゃあ一番簡単なゲームやります」と言い出す。取り出したのは、ひと昔前の合コンで用いられていたような、ゲスなカードゲーム。

 誰もノッてこないが、社長は有無を言わせず「はい引いて。まだ見ないで。いっせーのせ! で開けます。いっせーのせ!」と取り仕切る。カードの指示通り、ハリウッド女優志望・ビビの耳に息を吹きかけ、一人はしゃぐ社長。

 ほかのメンバーはというと、引いたカードに無視を決め込み、大学生モデル・志遠は「夢さん、ちょっとプレールームに……」と、社長がロックオンしている会社員兼グラビアモデル・夢を誘って中座。スタンドアップコメディアン志望・快も、気になっている女子プロレスラー・花と男子部屋に行ってしまう。

 社長なりに盛り上げようとしたのかもしれないが、あまりに悲しい結果に。あれほどきれいに全員から無視されてもキレたりしない社長は、キモくても、穏やかな人物ではあるのかもしれない。

社長、待ちぶせて腹筋(テラスハウス第35話)

 社長は、夢がカードゲームを無視し、志遠とプレイルームに行ってしまったことで気もそぞろに。二人を追いかけ、プレイルームのドアの前で聞き耳を立てる。しかし会話は聞き取れなかったのか、深刻な表情のままポケットに手を入れ、夢が出てくるのをドアの真ん前でじっと待つ。

 黄色のサンタ帽をかぶり、首からはキラキラのモールを下げた格好のまま、薄暗い廊下に立ち尽くす姿はホラー映画から抜け出たようで、35話のタイトル「廊下のモンスター」そのものだった。

 夢と志遠が出てくるなり、にこやかに「こんばんはー。ちょっと行こうよ」と夢をプレイルームに押し戻すモンスター。そのまま、やや強引にドライブデートの約束を取り付けると、いきなり「腹筋したくなってきた」。夢に足を押さえてもらうと腹筋運動を始め、「アッ……いいねいいね! 効いてる、いいよいいよ。やばいやばい、イイ感じ、気持ちいい……」と勝手に恍惚としていく。そこで35話は幕を閉じ、社長のキモ面白さを象徴する素晴らしいシーンとなっていた。

 クリスマス当日の夜、レインボーブリッジ方面にドライブをすることになった社長と夢。夢が「初めて車で迎えに来てもらった」と言うと、「マジで? バージン奪ったね!」と社長。「レインボーブリッジ通ったことない」にも、「レインボーブリッジバージン、奪えて良かったわ」。

 社長がよく使う言葉「グルテンフリー」「カゼインフリー」「競合他社」「〇〇っしょ」「〇〇っつって」に、新たに「バージン」が加わった。

社長、もうキス(テラスハウス第36話)

 ドライブの後、イルミネーションに囲まれたひと気のない場所に夢を誘いこんだ社長。「ささやかなんだけど」と、「ジョー マローン」の指で塗るタイプのリップクリームをプレゼントする。

 このあたりから視聴者には悪い予感がしていたが、社長は案の定、「開けてみて。めっちゃ潤うらしいよ。つけてみて」と、その場で即つけることを強要。「じゃあ俺が塗るよ。めちゃめちゃに潤うらしいからさ」と自らの指で夢の唇にベタベタと塗り出し、「ごめんね、めっちゃついちゃったね」などと言いつつ顔を寄せ、悪い予感が的中し、キスした。「分け合いっこしたね☆」と微笑んだ顔は、コメディーでありホラーだった。

動じない夢の清々しさ(テラスハウス第36話)

 夢は、社長からのキスに「突然じゃない?」と笑っていたものの、特に動じるわけでもなく、その直後に自ら「写真、撮りたくないです?」と提案。社長と頬を寄せ合い、笑顔で自撮りしていた。

 女子部屋でキスを報告したときも、「びっくりした。嫌ではない、でも別に好きとはならない。まだ(出会って)1週間ぐらいだからさ」と、あっけらかんとしている。

 後日にも、社長から食べかけのキウイを差し出され、特に拒絶せず食べた夢には、どこか“プロ”な感じが漂う。34話で卒業してしまった大学生(休学中)・愛華がキス後にかましたセリフ、「恥ずかし~、ヤダ、あんな男慣れしてるみたいな雰囲気だしといてさ、全部がバレる!」のわざとらしさと比べると、夢のプロっぽさは清々しくもある。

 35話で、お互いの気持ちを確かめ合った快と花。「ごめん、普通にしゃべんなきゃダメだよね」と照れる花に、微笑みながら「いや別に全然、花でいていいよ」と返す快は、モンスター社長との対比も加わって、他人の気持ちを考えられる優しい人間に見える。

 だが優しすぎるゆえ、花と二人で行く約束だった水族館デートに、社長が「俺ら(俺と夢)もジョインしようかな」と言い出しても、「いいね」と承諾してしまう。さらに「いや泊まるっしょ」という社長の意向により、いつの間にか、京都への泊まりデートになっている。

 快自身は、優しさがコメディアンとしての弱みだと感じているようで、「もうちょっと、いかつい思考になりたい。ほんわりしてる、自分。優しすぎる。だからこそ坊主にしたい」と言い出し、長髪だった頭をバリカンで丸めてしまった。優しき坊主の快&モンスター社長の率いるお泊まりデートはどうなるのか、次回を楽しみにしたい。

【テラスハウスレビュー】西野亮廣を意識!?  社長の「瓶吸い3回」「壁ドン宣言」のヤバさ

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、2月後半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

愛華、キス後の説明セリフ(テラスハウス第33話)

 よみうりランドでデートする大学生(休学中)愛華と、リリー・フランキーの付き人トパス。トパスが「付き合ってください」と告白すると、愛華は「よろしくお願いします。ただのポンコツですけど、私でよければ」とOKした。

 デート中、手をつなぐのをやんわりと拒否するなど、そこまでトパスを好きに見えなかった愛華がOKしたことに、スタジオメンバーは驚愕していたが、その後、愛華とトパスはキスまで交わす。その初キス直後、「恥ずかしい、やだ、なんか、あんな男慣れしてるみたいなさ、雰囲気だしといてさ、全部がバレる」と、テラハで叩かれたキャラを弁解する説明セリフを言えるのは、さすが愛華。インスタグラムにリア充な写真を多数投稿するなど、‟見せたい自分”を演出するのが得意に見える愛華。トパスのことも‟視聴者に見てほしい自分”を見せるための道具として扱っている気がしないでもない。

 新メンバーとして、退職代行サービスの会社を経営する新野(にいの)俊幸(30)が入居した。キングコング・西野亮廣を意識したようなヒゲと髪形でヤリ手の社長っぽさを演出しているが、ところどころで、そこはかとないキモさも醸し出す。

 例えば、しゃべっているとどんどんほっぺたが赤くなったり、予定を書くリビングのボードには「仕事してきます♪ にの」と書き、「♪」マークについて「俺なりの音符」と解説したり、「一応グルテンフリーを若干やってる」「しょう油にも(グルテン)入ってる」「このパンケーキがグルテンフリーはちょっと信じられない」「十割そばはグルテンフリーだしね」とグルテンフリーアピールがうるさかったり……など。

 “一応グルテンフリー”とは、どの程度のレベルを言うのだろう。「ペスカタリアン(植物性食品と魚介類中心で肉は食べない)」と言うビビや、“一応グルテンフリー”を目指す俊幸の食生活を観察するという、新しいテラハの楽しみ方も加わった。

愛華、最後の水商売トーク(テラスハウス第34話)

 愛華の卒業前最後の夜。俊幸が「新メンバー、めちゃめちゃ楽しみ」と言うと、愛華は「そんなこと言わないでくださいよ~」と得意の水商売ふうトークを繰り出す。目の前にトパスがいるにもかかわらず、愛華は俊幸に「わかんないよ、今日、芽生えちゃうかもしんないじゃん。私、167cmあるんで、スラッとしては見えると思う。プレイルーム行っちゃいますか?」と、くねくねしながらサービストーク。

 このところ、ネットやスタジオの声を気にしてか、おとなしかった愛華だが、最後に本来の彼女らしい姿が見られてよかった。トパスは愛華にいいように利用され、わずか1カ月で卒業することになってしまったけれど、今後の活躍を祈りたい。

 愛華とトパスの代わりに、IT企業OL兼グラビアモデルの吉田夢(24)と、立教大学に通うモデルの鈴木志遠(22)がメンバーに加わった。

 夢は白のピッタリとしたニットワンピース姿で、女子プロレスラーの花に「おっぱいがすごい」と言われるスタイルを披露。「IT企業でOLしながら芸能の仕事をしている」と言い、「芸能のお仕事が入らない日に、その会社に勤めててって感じで」と説明していたが、そのような都合の良い勤務ができる一般企業があるのか!? という疑問と、「OL」というちょっと古い響きが、違和感につながる。具体的にどのような仕事をしているのか、これからぜひ明かされてほしい。

社長のキモさ、すでに知れ渡る(テラスハウス第34話)

 前話までは「ちょっとキモい人なのかな?」程度だった俊幸のヤバさが、早くも34話で全開となる。夢と対面する前から、「会ってないけど1位夢ちゃん。おっぱい基準だね!」と言い、メンバー全員がテラハ配信を見ている途中、「ちょっとお手洗い」と抜け出すと、そのまま一人でリビングへ。仕事から帰宅する夢を、目をギラつかせて待ち構えた。

 ちょうど帰ってきた夢と二人きりになると、「みんな今テラハ見てて。俺はちょっと仕事しようかなって」とサラリと嘘をつき、「ビール飲む?」と瓶ビールをコップもなしに直で勧める。夢が飲むと、俊幸はあからさまに間接キスを狙い、「俺もひと口だけもらおう」。どさくさ紛れで3回も瓶を吸った。

 もう夢にメロメロの俊幸は、男子部屋に戻ると「(夢に)壁ドンしちゃおっかな。チャンスがあれば行く。やるとしたら『俺と行くっしょ』っつってドーン、チュッ」と宣言。ヘタしたら犯罪者にもなりそうだが、貴重なキモキャラ・俊幸のテラハ加入を祝福したい。

【テラスハウスレビュー】愛華、卒業宣言! トパスは「好感度上げ」の道具と化すのか?

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、2月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

凌「トイレに行ったと信じてる」(テラスハウス第32話)

 バスケットボール選手の凌は、告白してくれたモデルのビビにハッキリとした答えを出さないまま、テラスハウス卒業を宣言。「チームの監督に『そろそろテラハを出てほしい』って言われてて……」と、監督を言い訳に使うあたりがセコい。

 ビビは「トイレ行ってくる」と言い残し、メンバーに隠れて涙するが、凌は「トイレに行ったと信じてる」と言い、ビビを放置した。

 「トイレに行ったと信じてる」――。バスケットボール選手としての人気を守りたい凌が、女子との面倒な接触から逃げるために生み出した名(迷)ゼリフだった。

凌、土壇場の悪あがき(テラスハウス第32話)

 凌にずっと片思いしていたプロレスラーの花は、あらためて「2カ月半好きでした」と告白した。凌はフッた上で、「そういうふうに見られなかった理由は、別に花ちゃんがプロレスラーだからっていう理由じゃないよ」と、イメージ回復に精を出す。

 「すごいキレイだと思うし、これは嘘じゃないよ?」「元気なバイブスっていうのは帰ってくるときに楽しみだった」「自分に自信を持って、これからいい人と出会って頑張って」と用意してきたような言葉を次々と並べた。

 また、ビビからも誘われてプレイルームへ。そこでビビに促され、告白の返事を「ビビちゃんがアメリカに行くっていうのが頭に残ってたし、だから恋人とかはイメージができなかった」「最初からテラハで恋愛する気はなかった」と、やっと告げる。しかしその直後、「一生こんないい子でキレイな子に会うことないかもしれないし、後悔するかもしれないけど」とも付け加える。

 卒業前に少しでもイメージを回復するため、悪あがきするその姿は、体育のバスケの時間、試合終了間際に絶対に届かないところからロングシュートしちゃう男子小学生を思わせた。

 凌としては、このまま女子と接近せず、バスケファンをキープしていきたい気持ちだったのだろうか。しかし、ビビがそれを阻止した。フラれた直後のプレイルームでビビは、上からのしかかるようにして凌にキス。生々しい音を立てながらのキスは約40秒も続き、その間、凌は受け入れるのみ。されるがままの横顔からは、「これ見られたらバスケファンに叩かれそうだなぁ」という思いが漏れている気がした。

 悲劇のヒロインモードに入ったビビは、キス後も「泣きそうだなと思った、今。だけど泣きたくない。あなたの前で泣きたくない!」「あなたが私の“日本に残る理由”になるのかなと思ってた。もうっ、大嫌い大嫌い大嫌い!」と言い募ったが、凌からの反応は特になかった。

 フラれた直後に40秒の一方的ベロチューをかませる最強メンタルの秘密は、ビビがこの配信の直後、2月5日に投稿したインスタの長文から紐解けそうなので、興味のある方はぜひ。

愛華、まだ凌をディスる(テラスハウス第32話)

 「凌くんは売名」と陰口を叩いていた大学生(休学中)の愛華も、凌の卒業宣言には「寂しい」と号泣した。しかしその後の、花とのトークでは再び凌叩きに転じ、「何だかんだ、テラスハウスにいるうちは、凌くんは『横浜ビー・コルセアーズのキャプテンの凌くん』だよ」「凌くんって別に、自分の最低限のことはするけど、みんなのために何かするとか、洗い物、ゴミ出し、掃除とかはしてないよね!」と笑顔でディスる。翌日卒業する凌に、もうそこまで言わなくても……。二面性が恐ろしい。

 メンバーはプレイルームの大画面で、愛華が凌に銀座で1万2,000円の寿司をおごらせて花にマウントを取った「ザギンでシースー事件」の配信(第24話)を鑑賞。愛華は、自分の醜態とスタジオメンバーの批判的なリアクションを見て号泣し、友人に長々と電話して愚痴る。

 愛華に思いを寄せているリリー・フランキーの付き人・トパスは、「(ザギンでシースー事件を見ても)マジで俺は何も思わなかった。周りにいる俺らが愛華の魅力をわかってればいいんじゃないの」と慰めるが、「ハア、それでいいやって思える気持ちがほしい。弱いし……。テラハに出る人間じゃなかったと思う……」とグズグズ。その後、トパスがどさくさ紛れに3回告白したが、スルーした。

 翌朝、愛華はスッキリした顔でトパスの前に現れると、テラハ卒業を宣言。ドロドロの軽井沢編を経た視聴者からすれば、「え、あれしきのことで!?」と拍子抜けである。

 最後まで、なぜテラハに出たかよくわからない人物だった。凌を「売名」とディスり、ネットやスタジオの意見にやたら反応するあたり、「ただの一般テラハファンだったのに、たまたま出ちゃった!」的なものだったのだろうか。トパスに「私も好きだなって思ってる。卒業前に、もう一回お出かけしようよ」と告げた愛華。トパスが、最後の好感度上げの道具として使い捨てされないことを祈りたい。

【テラスハウスレビュー】凌に振り回されるビビと花……愛華の「高みの見物」感に思うこと

 『TERRACE HOUSE TOKYO 2019-2020』(Netflix先行配信)公式サイトより 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、1月配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

凌の10分<トパスの10秒(テラスハウス29話)

 プロバスケットボール選手の凌は、プロレスラーの花とモデルのビビ、2人から好意を寄せられている。花のことはあからさまにけん制し始めるが、ビビには思わせぶりとも取れるあいまいな態度を取る。そのため最近の配信では、凌とビビのソファーでのツーショットシーンがやけに長く、29話では合計約10分も続いた。ソファー上で、ビビがアピールし、凌がどっちつかずの表情で受け流す、の繰り返しが、動きのない絵面で続く10分間は長い……。何かにつけ「ビビとは話ができる」と言っている凌だが、それほど面白みある会話ができているようには見えない。

 その一方、リリー・フランキーの付き人、トパスの29話での登場は一瞬。主な発言はキッチンでの「氷嚢、探します。これです。すみません」だけだった。ソファー上の動かない凌の10分より、氷嚢を探すトパスの10秒の方が面白い。

“普通の21歳”を出す愛華(テラスハウス第30話、31話)

 トパスから「明らかにビビちゃんと花ちゃんには持ってない感情を愛華には持ってる」「見た目通りじゃないのが魅力的」と告げられた大学生(休学中)の愛華。「慣れてる子、キャバクラみたいって(視聴者に)言われてるけど、普通の21歳だからさ。それに気付いてくれてうれしい」と喜び、ほぼ両思いな雰囲気に。

 別の日の昼下がり、2人は至近距離でソファーに寝そべり、「はあ、まったり休日」「天気いい」「今日暖かい」「ねっ」と熟年夫婦のような会話を交わし、スマホをいじる。31話でも同じ体勢で寝そべり、「クリスマスソング聞いてた♪」という2人。「ザギンでシースー」発言などなかったように、“普通の21歳”感を出してくる愛華の底はまだ知れない。

 「今起きている全てが自分の責任」「愛は自分の中で作るもの」など、自己啓発書から飛び出してきたようなポジティブ発言が得意なビビ。スタンドアップコメディアン志望の快が、ネタで滑って落ち込んでいると、ビビは「自分の一番悩んでることある? それをテーマにした方が一番熱く話せるじゃん」と相談に乗ろうとする。快が「何で生きてんのか、っていうのが一番多い」と答えると、ビビは「本当にそれ考えてるの!?」と呆れ気にツッコみ、「かっこいいから今言っただけじゃなくて!? 本当にそれを?」と疑いの目を向けていた。

 コメディーのネタにするにしては「何で生きてるのか」は確かにざっくりしすぎているかもしれない。しかし、「何で生きているのか」というそもそもの部分に疑問を持っておらず、「本当にそれ考えてるの!?」と言えちゃうタイプのビビだからこそ、あそこまでポジティブ&正論を誇って生きていけるのかもしれないと納得した。

愛華、高みの見物(テラスハウス第30話、31話)

 ハッキリしない凌に振り回される花とビビ。愛華は「凌くんに聞いちゃおうかな、もう!」と張り切り、凌をプレイルームに呼び出した。凌から、花への気持ちはないこと、ビビに対しても「きれいだと思うし、話ができる。けど、遠距離恋愛する気はない」と進展させる気がないことを聞き出した。

 だが、花とビビの待つ女子部屋に戻ると、「いろんな話、できた~」ととぼけるのみ。花は詳しく知りたがるが、「当事者じゃないから……。でも聞けて良かった」と思わせぶりに言うだけで、花にもビビにも「まだわからないよ、(凌は気持ちを)出してないだけかもしれないじゃん。どうしようっていう段階だと思う」と、なぜか知り得た情報とは逆のことを言って微笑む。

 その表情には、精神的余裕を取り戻した、愛華の“高みの見物”感がよく現れている。その余裕は、トパスから好意を寄せられたこと、また、トパスが「自分を叩く視聴者」に言いたいことを全部代弁してくれたことにより、生まれたものだろう。なんとも素晴らしい表情であった。

 凌は結局、花に対し、“花にもビビにも特別な感情がない”と自分で告げる。だが、ビビには“気持ちはあるけど夢を応援したいから”と別のことを言う。女子3人が部屋にそろい、凌の発言を照らし合わせ、ビビは凌の二枚舌に「マジでヤダ、超腹立つ!」とキレる。

 すると愛華は、凌がテラハに入った理由を「私はもう勝手に売名って思ってるよ」と言い放った。テラハに売名目的なしで入る人はいないと思っていたので、「自分自身もメンバーなのに、売名を堂々と非難する愛華って、逆に何のためにテラハに出たのだろう?」と考え込んでしまった。トパスとの恋がうまくいっていても、愛華の暗躍は続きそう。大いに期待したい。

【テラスハウスレビュー】愛華のモテテク炸裂!? トパスへの「私は陽キャじゃない」発言が“匂う”ワケ

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、年末の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

愛華の「私は1軍じゃない」アピール(テラスハウス第28話)

 リリー・フランキーの付き人をしているトパスから、ランチに誘われた大学生(休学中)の愛華。ドライブ中、トパスに「俺は学生時代、(スクールカーストで)4軍、5軍にいた方。愛華ちゃんは1軍にいそう」と振られると、「すごい言われる。見た目派手だからさ、そう思われるんだけど。中身がね、根暗まではいかないけど全然、陽キャじゃないから。意外でしょ?」と嘘くさいことを言い出す。

 前回もトパスが自分自身のことを「人見知り」「暗い」「沈黙が苦じゃない」と話した時、「私も」と同調していた愛華。“暗いし人見知りだけど、見た目で1軍に入っちゃうワタシ”という種族でありたいようだ。愛華自身が思っているほど、見た目も派手じゃないぞと言いたい。

 ランチ中も愛華は、トパスに「自分に自信は全然ない。自分のことに対してはネガティブになっちゃう……」と弱音をこぼし、愛華より断然深い闇を抱えていそうなトパスが、「もっと自信持った方がいいと思う」と励ましていた。

 4軍か5軍のトパスに、1軍にいる(ように見える)自分を励ましてもらうという構図を作り、トパスの優越感と「素のこの人は俺と似てる!」という特別な仲間意識を刺激する――。これも愛華のモテテク、もしくは視聴者への媚びの一つと見た。

愛華をリリー・フランキーが分析(テラスハウス第28話)

 愛華のテクにまんまとハマっているトパス。「気になる子はできたか」と聞くリリーに、「その子(愛華)も人見知りらしくて、陰があって。CA目指してる大学生で、インスタはすごい1軍みたいな写真載せてるんですけど」と、愛華と自分の共通点を挙げる。

 すると、そこは百戦錬磨のリリー。愛華のインスタをちょっと見ただけで、「“友達、吐いて捨てるほどいます”みたいになってるよ。水着の写真もあるじゃん。めっちゃ水着で腰振りながら踊ってっけど? 一番お前と遠い星に住んでない? インスタで虚構の、虚栄の私を演じながらCAになりたいって、相当向上心というか虚栄心の高い人だから、お前と真逆の性格なんじゃないか?」とズバリ分析する。

 トパスが「自分の暗かった高校時代を取り戻すために今、青春を……」と話し出すと、「そういうの一番危険だな。思い残し症候群を回収しようとすると、絶対にどっかで(失敗する)」と予言してみせた。トパスはこの助言をどう捉えたのだろうか。

 酒癖が悪いらしいトパス。1人で飲んで帰宅すると、男子部屋で「俺、東京出てきて友達いないから、こうして6人で共同生活して、たわいもない会話して、俺、うれしいもん」と語り出し、「今まで……人に愛されたっていう、人に愛されてるなっていう実感を感じたことがないからさ。常に愛情に飢えてるの、愛情に、飢えてるの……」と涙まで流し始める。

 その後も、1人でリビングに移動して飲み続ける。女優志望のビビ、プロレスラーの花がやってくると、据わった目で「愛情に飢えてるから。今まで誰かに愛されてるっていう実感を感じたことがないから。やっぱ愛されたことがないと、人を愛することが難しいよ……」と再び“愛に飢えてる”アピールに励む。

 ビビから、「逆だよ、自分の中から愛を生むんだよ。自分で自分を磨いていく。いつまで待つの、誰かに愛されるの。強くなって、自分からその愛を作らないと。トパもね、強いと思うよ。朝イチでお皿洗いとかしてくれるじゃん。それは愛することの一つなんじゃないの?」と眩しすぎるアドバイスをもらい、やっと少し柔らかい表情になったトパス。思った以上に面倒くさい男であるらしい。

トパスの謎ファッション(テラスハウス第28話)

 いつもタートルネックを着ているイメージのトパス。スタジオメンバーからは「スタートレックの船長」とも呼ばれるように。

 そこで初登場から第28話までのファッションを振り返ってみると、黒スウェット→黒ストライプシャツ→黒スウェット→黒タートル→黒タートル→茶タートル→黒Tシャツだった。意外とタートル以外も着ていたが、どれも地味である。

 付き人という職業柄、黒子に徹するという意味合いもあるのかもしれないが、トパスの闇を象徴するようで気になる。今後、プライベートでは黄色や赤を着るトパスが見てみたい。

【テラスハウスレビュー】愛華のモテテク炸裂!? トパスへの「私は陽キャじゃない」発言が“匂う”ワケ

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、年末の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

愛華の「私は1軍じゃない」アピール(テラスハウス第28話)

 リリー・フランキーの付き人をしているトパスから、ランチに誘われた大学生(休学中)の愛華。ドライブ中、トパスに「俺は学生時代、(スクールカーストで)4軍、5軍にいた方。愛華ちゃんは1軍にいそう」と振られると、「すごい言われる。見た目派手だからさ、そう思われるんだけど。中身がね、根暗まではいかないけど全然、陽キャじゃないから。意外でしょ?」と嘘くさいことを言い出す。

 前回もトパスが自分自身のことを「人見知り」「暗い」「沈黙が苦じゃない」と話した時、「私も」と同調していた愛華。“暗いし人見知りだけど、見た目で1軍に入っちゃうワタシ”という種族でありたいようだ。愛華自身が思っているほど、見た目も派手じゃないぞと言いたい。

 ランチ中も愛華は、トパスに「自分に自信は全然ない。自分のことに対してはネガティブになっちゃう……」と弱音をこぼし、愛華より断然深い闇を抱えていそうなトパスが、「もっと自信持った方がいいと思う」と励ましていた。

 4軍か5軍のトパスに、1軍にいる(ように見える)自分を励ましてもらうという構図を作り、トパスの優越感と「素のこの人は俺と似てる!」という特別な仲間意識を刺激する――。これも愛華のモテテク、もしくは視聴者への媚びの一つと見た。

愛華をリリー・フランキーが分析(テラスハウス第28話)

 愛華のテクにまんまとハマっているトパス。「気になる子はできたか」と聞くリリーに、「その子(愛華)も人見知りらしくて、陰があって。CA目指してる大学生で、インスタはすごい1軍みたいな写真載せてるんですけど」と、愛華と自分の共通点を挙げる。

 すると、そこは百戦錬磨のリリー。愛華のインスタをちょっと見ただけで、「“友達、吐いて捨てるほどいます”みたいになってるよ。水着の写真もあるじゃん。めっちゃ水着で腰振りながら踊ってっけど? 一番お前と遠い星に住んでない? インスタで虚構の、虚栄の私を演じながらCAになりたいって、相当向上心というか虚栄心の高い人だから、お前と真逆の性格なんじゃないか?」とズバリ分析する。

 トパスが「自分の暗かった高校時代を取り戻すために今、青春を……」と話し出すと、「そういうの一番危険だな。思い残し症候群を回収しようとすると、絶対にどっかで(失敗する)」と予言してみせた。トパスはこの助言をどう捉えたのだろうか。

 酒癖が悪いらしいトパス。1人で飲んで帰宅すると、男子部屋で「俺、東京出てきて友達いないから、こうして6人で共同生活して、たわいもない会話して、俺、うれしいもん」と語り出し、「今まで……人に愛されたっていう、人に愛されてるなっていう実感を感じたことがないからさ。常に愛情に飢えてるの、愛情に、飢えてるの……」と涙まで流し始める。

 その後も、1人でリビングに移動して飲み続ける。女優志望のビビ、プロレスラーの花がやってくると、据わった目で「愛情に飢えてるから。今まで誰かに愛されてるっていう実感を感じたことがないから。やっぱ愛されたことがないと、人を愛することが難しいよ……」と再び“愛に飢えてる”アピールに励む。

 ビビから、「逆だよ、自分の中から愛を生むんだよ。自分で自分を磨いていく。いつまで待つの、誰かに愛されるの。強くなって、自分からその愛を作らないと。トパもね、強いと思うよ。朝イチでお皿洗いとかしてくれるじゃん。それは愛することの一つなんじゃないの?」と眩しすぎるアドバイスをもらい、やっと少し柔らかい表情になったトパス。思った以上に面倒くさい男であるらしい。

トパスの謎ファッション(テラスハウス第28話)

 いつもタートルネックを着ているイメージのトパス。スタジオメンバーからは「スタートレックの船長」とも呼ばれるように。

 そこで初登場から第28話までのファッションを振り返ってみると、黒スウェット→黒ストライプシャツ→黒スウェット→黒タートル→黒タートル→茶タートル→黒Tシャツだった。意外とタートル以外も着ていたが、どれも地味である。

 付き人という職業柄、黒子に徹するという意味合いもあるのかもしれないが、トパスの闇を象徴するようで気になる。今後、プライベートでは黄色や赤を着るトパスが見てみたい。

【テラスハウスレビュー】流佳、テラハ卒業のウラで……どうしても気になった愛華の“あざと泣き”

 見ず知らずの男女6人が、シェアハウスで共同生活する様子を記録したリアリティ番組『テラスハウス』。現在、Netflixにて「TOKYO 2019-2020」が配信中で、ファンは個性豊かな面々の恋愛模様を、一喜一憂しながら、固唾を呑んで見守っている。そんな『テラハ』を愛する“テラハウォッチャー”が、12月前半の配信分から、グッときた“名(珍)シーン”をピックアップし、思いのままにレビューする。

春花、ペッペを振る(テラスハウス第25話)

 前回、テラスハウス卒業を控える女優・春花に告白したイタリア人漫画家・ペッペ。今回は春花がペッペを呼び出し、「すごいよく考えて、付き合おうとは思わなかった」と断るシーンからスタートした。ポケモンGO、箱根、品川プリンスのバーなどデートを重ね、キス寸前の雰囲気になるなど、距離を縮めていたかに見えた2人だったが、春花いわく「ペッペと私が2人で話したことはあんまりなかった。私はそこがすごい決め手っていうか、違うかなって思っちゃった」とのことだった。ペッペにだけかなり前から卒業を打ち明け、告白を促すような行動をしていたのは、ただただ自分の去り際を華やかにするためだったのか!? という疑念も生まれる。

 また春花が振ったタイミングも謎であった。週刊誌連載の初回直前の締め切り前日、帰宅したペッペが「明日、締め切り。緊張で夕食を半分食べられなかった」と話しながら、仕事道具を広げ始めたところを「ねえねえ、1回話したい」と中断させ、振ったのだった。春花と付き合っていたら、どんどんボロボロになっていくペッペが想像できた。振られてよかったと思うペッペファンもいるかもしれない。

流佳、ついに卒業(テラスハウス第25話)

 おバカさでテラハを賑わせたアルバイトの流佳も、ついに卒業を決めた。最終日、以前作って失笑された「味のないブロッコリーパスタ」のリベンジをするため、料理教室で習った「トロフィエパスタ」を麺から手作り。さらにNOVAで習い立ての英語で、「前に比べて、自立することができてきたと思います」「みんなのために手料理を振る舞う楽しさも知りました」「僕はこれからもベストを尽くします。これからも僕を見ていてください」などとスピーチしてみせた。

 これまで、流佳の頼りない姿や笑えないおバカ発言の数々を見てきたからか、親戚の子の卒園式を見ているようで、心から「成長できてよかったね」と言える気持ちに。最後に「この環境がなかったら、もっとヤバイ人間だったよ。ありがとう」と言っていた流佳。どんなにヤバくておバカでも素直であれば前進できると教えてくれた。

 春花と流佳の卒業する朝。大学生(休学中)の愛華は涙と鼻水をふいたティッシュを、これ見よがしに(?)テーブルの上に積み上げて号泣。「涙は昨日に置いてきた」と気丈に振る舞うプロレスラーの花へ、しなだれかかるようにして泣くのも、女子ならわかる絶妙な“あざとさ”ではないだろうか。プロバスケットボール選手の凌は、そんな愛華を慰めるように、座っている愛華の膝を手でポンポンしてみせる。

 これでイケると感じたのか、後日、 愛華は花に「私も凌くんのことが気になってる」とついに宣戦布告した。凌が、チームメイトに「俺はアドバイスしてくれるような大人の女性が好きだけど、それは2人(花と愛華)にはできないと思う。友達かな」と、“どっちもナシ”宣言をしていたことは2人とも知らない。今後の展開が気になる。

ペッペ、すてきなおばちゃんに出会う(テラスハウス第25話)

 ペッペ初連載の初回が掲載される「週刊スピリッツ」(小学館)発売日。ペッペは、ヤマザキYショップ代田サンカツ店に並ぶスピリッツを大量買い。すると、レジのかわいらしいおばちゃんが、「みんな同じことが書いてあってもいいの?」と優しく声を掛ける。ペッペが描いたページを見せて説明すると「えっ描いたの? あとで私もゆっくり見るわ。ファンになるからね。一生懸命みんなに宣伝するわね」と温かく激励してくれ、ペッペの目から涙がこぼれた。

 ペッペも連載で忙しくなるため、卒業を宣言。春花への失恋で傷ついた心を癒やす、このおばちゃんのような温かい女性と巡り会ってほしい。