盗まれた3000万円、妻からの慰謝料請求、“パパ”がヒモ化――女が「愛人」をやめるとき

 お金持ちのパパからブランドバッグを買ってもらったり、お手当てをもらったりと、一見“おいしい話”に思えるのが愛人である。しかし、いい思いばかりできるとは限らない。時にはひどい目に遭う女性だっているのだ。

 今回は、愛人になったばかりにひどい目に遭ってしまった女性たちを紹介しよう。

 3000万円近いお金を愛人男性に盗まれた

「最近、愛人業は廃業したんです。ちゃんとした彼氏ができたので……。できたら結婚したいですし」

 と語るマキさん(仮名・31歳)。つい数カ月前まで、愛人業のほかに風俗勤めをしていた。それには、ある理由があったという。

「借金ができちゃったからなんです。実は、初めて愛人になった人にお金を盗まれてしまって。最初はお金をくれていたので、すっかり安心していたんですが……」

 マキさんは、大学時代から風俗を始め、OL時代も副業として続けていた。最初に風俗で働き始めたきっかけは、「友達と旅行に行きたいから、お金を貯めるため」だった。ところが、美少女だったこともあり、あっという間に人気が出たマキさんは、驚くほど高額を稼げる風俗のバイトにハマってしまう。

「ただ、学生時代は実家に住んでいたこともあって、贅沢なものにお金は使わず、ひたすら貯めることに喜びを見いだしていたんですよね。税金を払っていないので、銀行に入れるのは怖かったから、ひたすらタンス貯金でしたが、隠し場所に万札を貯金するのが楽しみだったんですよ」

 お金はみるみる貯まっていった。しかし、社会人になり、3000万円近くが貯まった時、マキさんは精神を病んでしまったようだ。

「朝、起き上がれないんですよ。しばらくは無理して会社に行っていたんですが、もうムリってなって……。会社を一度辞めることにしました」

――貯金もあるし、生活には困らないですね。

「ええ、だからしっかり休めばよかったんでしょうが、なぜか、生活費だけでも稼がなきゃって思っちゃったんです。決まった時間に決められた場所に行くのがキツかったから、愛人がいいかもしれないって、ネットで愛人探し専用の掲示板や出会い系に書き込んで相手を探したんです」

――そういった場所で、本当に見つかるの?

「単なる冷やかしのような人もいれば、本当に愛人を探している人もいるし、いろんな人がいますよ」

 だが、運悪くマキさんが最初に出会ったのは詐欺師だった。

「最初はお金をくれていたんです。でも、途中から『今月ちょっと厳しくて』ということが増え、『俺の経営している会社がやばいんだ』と言って、ウチでデートするようになったんです。付き合って半年くらいたっていたので、私も信用し始めていたから、合鍵なども持たせていました。ところが、ある日、ちょっと近所に買い物に行って帰ってきたら、彼がいなかったんです。そして、そのまま音信不通になりました」

 そして、生活費を取り出そうと、金庫を開けた時だった。

「3000万円近く貯めたお金が空っぽになっていたんです。銀行に貯金もないし、お財布にもほとんど残っていない。焦りましたね」

 彼の電話はすでに通じなくなっていた。もらった名刺の会社の所在地には別の会社が入っていて、前に見せてもらった免許証の住所には、やはり他人が住んでいた。もちろん、名前をネットで検索しても一切何も出てこない。すぐに彼を探し当てるのは難しそうだと、当面の生活費として知人から借金をしたり、カードのキャッシングなどで100万円を工面した。

「それからは、借金を返すために必死ですよ。風俗と愛人の掛け持ちで。100万円の返済自体は3カ月くらいで終わりました。でも、失ったお金は大きいですね。悔しいので探偵で探してもらったんですが、なんと、免許は偽造らしく、記載されていた名前で、その生年月日の人はいないらしいんですよ」

 その後、2年間必死で風俗と愛人で働いた。貯金も3000万円には届かないが、再びある程度貯まってきたという。将来の展望について聞くと、「今の彼と結婚して、普通の仕事をしながら地味に暮らしたいですね」と話す。

■ヒモ化する「パパ」
 アカネさん(仮名・26歳)が愛人として交際していた男性は、関係の半ばから“ヒモ化”したという。

「最初はお金を渡してくれてたのに、途中から『今日、持ち合わせがなくて今度でいい?』ってことが出てきて、さらには食事の時などに『ごめん、立て替えてくれない?』となっていきました。そこそこいいレストランなので、2人で食事をすると、3万円くらいするんですよ。正直、『え? なぜ、私が?』って思ったんですが、現金も持ってないし、カードも限度額いっぱいって言われたら、私が払うしかないじゃないですか。食い逃げで捕まるとか恥ずかしすぎるし。でも、そういうのが重なって行って、最終的に20万円くらい私が立て替えている状態になってしまったんですよね。結局、立て替えたお金は返ってこなくて、大げんかして、揉めに揉めて別れました」

 タカられただけなら、まだマシなのかもしれない。というのも、つぎのナナミさん(仮名・28歳)のケースは、愛人業どころか、もはや不倫以下かもしれない。

 ナナミさんが最近別れたパパと出会ったのは、約1年前のこと。友人の結婚式の二次会でナンパしてきたのがその相手だ。

「学生時代に同じサークルだった友達の結婚式の二次会に、同じ大学だった子と一緒に行ったんですが、そこで新郎側のバイト時代の友人だという人と知り合いました。10歳年上で、飲食店をいくつか経営していると話していました」

――それくらいの歳の差だと、愛人より恋人関係になるんじゃない?

「そうですね。だから、そんなに高額はもらっていません。デートするたびに、『ハイ、タクシー代』って感じで1万円もらったり、ウチでデートした時は、『ご飯作ってもらったから』みたいな感じで3万円くらい置いて帰るくらいのユルい愛人関係でした。でも、月にすると5~10万円にはなるので、普通のOLだった私にとっては、結構いい副業だったんですよね。それに不倫ってイヤだったし、相手に対して恋愛感情も持っていなかったし」

――恋愛感情がないんだったら、キャバクラで働いても同じか、それ以上に稼げそうだけど。

「飲食店の経営者ってこともあって、自分の知らない世界のことを知っているし、おしゃれなお店に連れて行ってもらったりして、それは楽しかったんですよね。見た目的にも悪くないっていうか、むしろおしゃれで、『私のパパ的な人♪』って写メ見せると、『え、格好いいじゃん! いいなー、こういう人、私にも紹介して』みたいに言われるのも気分良かったんですよね。それに、インスタとかで、遊びに行ったスポットをアップすると、『いいね』がいっぱいついたりするし。得だけの関係ってうか……」

 そんな軽い気持ちで危うい橋を渡るのがそもそも悪いんだと、説教したくなるが、「お金持ちの彼氏以上愛人未満のパパ的存在との別れ」は1本の電話とともにやってきた。

「しょっちゅうホテルに泊まったり、旅行に行ったりしていたので、『奥さんは大丈夫なの?』ってよく聞いていたんです。彼は、『飲食店の経営をしているから基本生活が不規則なんだよね』って言うので、私はそれを信用しちゃってたんですよね。ところが実はそうでもなかったらしいんです。ウチにも彼の私物とか増えていって、ウチにくる時間も増えて、使ってくれるお金も増えて……って状態になった時でした。彼の奥さんから電話がかかってきたんです。『ウチの人と付き合ってますよね? 別れてください』と。エ! なにそれ! って背筋が凍りつきましたよ」

――なんて答えたの。

「付き合っているっていうか、愛人っていうか、そういう関係なんです。愛人って言っても、そんなにたくさんのお金もらってないですし、本当、奥さんから盗ろうなんて考えてたことないですからって、泣きながら言いましたよ。『あいつ昔から、気に入った女には調子いいことばっかり言うんだよね』みたいに言ってきて、すごい長時間話しました」

――結局、別れるって奥さんに言ったの?

「はい。最悪なのはその後です。どうやら電話を録音していたみたいで、それが不貞の証拠になるって、慰謝料を請求されちゃったんですよね」

――え? じゃあ、もらったお金は彼のところに戻ってくってこと?

「請求されたのは50万円だったので、全部ではないけど、ほとんど戻っちゃいますね。弁護士つけて減額しても、弁護士料と労力考えるとムダだよって、法律に詳しい知り合いから言われて、あきらめて払おうかなと思っているところです」

 不倫関係でもある愛人交際。金持ちの既婚者のパパを作るなら、ある程度しっかりと「仕事だ」と言う意識を持って、覚悟を決めて取り組まないと、思わぬ落とし穴にハマることもありそうだ。
(オフィスキング)

盗まれた3000万円、妻からの慰謝料請求、“パパ”がヒモ化――女が「愛人」をやめるとき

 お金持ちのパパからブランドバッグを買ってもらったり、お手当てをもらったりと、一見“おいしい話”に思えるのが愛人である。しかし、いい思いばかりできるとは限らない。時にはひどい目に遭う女性だっているのだ。

 今回は、愛人になったばかりにひどい目に遭ってしまった女性たちを紹介しよう。

 3000万円近いお金を愛人男性に盗まれた

「最近、愛人業は廃業したんです。ちゃんとした彼氏ができたので……。できたら結婚したいですし」

 と語るマキさん(仮名・31歳)。つい数カ月前まで、愛人業のほかに風俗勤めをしていた。それには、ある理由があったという。

「借金ができちゃったからなんです。実は、初めて愛人になった人にお金を盗まれてしまって。最初はお金をくれていたので、すっかり安心していたんですが……」

 マキさんは、大学時代から風俗を始め、OL時代も副業として続けていた。最初に風俗で働き始めたきっかけは、「友達と旅行に行きたいから、お金を貯めるため」だった。ところが、美少女だったこともあり、あっという間に人気が出たマキさんは、驚くほど高額を稼げる風俗のバイトにハマってしまう。

「ただ、学生時代は実家に住んでいたこともあって、贅沢なものにお金は使わず、ひたすら貯めることに喜びを見いだしていたんですよね。税金を払っていないので、銀行に入れるのは怖かったから、ひたすらタンス貯金でしたが、隠し場所に万札を貯金するのが楽しみだったんですよ」

 お金はみるみる貯まっていった。しかし、社会人になり、3000万円近くが貯まった時、マキさんは精神を病んでしまったようだ。

「朝、起き上がれないんですよ。しばらくは無理して会社に行っていたんですが、もうムリってなって……。会社を一度辞めることにしました」

――貯金もあるし、生活には困らないですね。

「ええ、だからしっかり休めばよかったんでしょうが、なぜか、生活費だけでも稼がなきゃって思っちゃったんです。決まった時間に決められた場所に行くのがキツかったから、愛人がいいかもしれないって、ネットで愛人探し専用の掲示板や出会い系に書き込んで相手を探したんです」

――そういった場所で、本当に見つかるの?

「単なる冷やかしのような人もいれば、本当に愛人を探している人もいるし、いろんな人がいますよ」

 だが、運悪くマキさんが最初に出会ったのは詐欺師だった。

「最初はお金をくれていたんです。でも、途中から『今月ちょっと厳しくて』ということが増え、『俺の経営している会社がやばいんだ』と言って、ウチでデートするようになったんです。付き合って半年くらいたっていたので、私も信用し始めていたから、合鍵なども持たせていました。ところが、ある日、ちょっと近所に買い物に行って帰ってきたら、彼がいなかったんです。そして、そのまま音信不通になりました」

 そして、生活費を取り出そうと、金庫を開けた時だった。

「3000万円近く貯めたお金が空っぽになっていたんです。銀行に貯金もないし、お財布にもほとんど残っていない。焦りましたね」

 彼の電話はすでに通じなくなっていた。もらった名刺の会社の所在地には別の会社が入っていて、前に見せてもらった免許証の住所には、やはり他人が住んでいた。もちろん、名前をネットで検索しても一切何も出てこない。すぐに彼を探し当てるのは難しそうだと、当面の生活費として知人から借金をしたり、カードのキャッシングなどで100万円を工面した。

「それからは、借金を返すために必死ですよ。風俗と愛人の掛け持ちで。100万円の返済自体は3カ月くらいで終わりました。でも、失ったお金は大きいですね。悔しいので探偵で探してもらったんですが、なんと、免許は偽造らしく、記載されていた名前で、その生年月日の人はいないらしいんですよ」

 その後、2年間必死で風俗と愛人で働いた。貯金も3000万円には届かないが、再びある程度貯まってきたという。将来の展望について聞くと、「今の彼と結婚して、普通の仕事をしながら地味に暮らしたいですね」と話す。

■ヒモ化する「パパ」
 アカネさん(仮名・26歳)が愛人として交際していた男性は、関係の半ばから“ヒモ化”したという。

「最初はお金を渡してくれてたのに、途中から『今日、持ち合わせがなくて今度でいい?』ってことが出てきて、さらには食事の時などに『ごめん、立て替えてくれない?』となっていきました。そこそこいいレストランなので、2人で食事をすると、3万円くらいするんですよ。正直、『え? なぜ、私が?』って思ったんですが、現金も持ってないし、カードも限度額いっぱいって言われたら、私が払うしかないじゃないですか。食い逃げで捕まるとか恥ずかしすぎるし。でも、そういうのが重なって行って、最終的に20万円くらい私が立て替えている状態になってしまったんですよね。結局、立て替えたお金は返ってこなくて、大げんかして、揉めに揉めて別れました」

 タカられただけなら、まだマシなのかもしれない。というのも、つぎのナナミさん(仮名・28歳)のケースは、愛人業どころか、もはや不倫以下かもしれない。

 ナナミさんが最近別れたパパと出会ったのは、約1年前のこと。友人の結婚式の二次会でナンパしてきたのがその相手だ。

「学生時代に同じサークルだった友達の結婚式の二次会に、同じ大学だった子と一緒に行ったんですが、そこで新郎側のバイト時代の友人だという人と知り合いました。10歳年上で、飲食店をいくつか経営していると話していました」

――それくらいの歳の差だと、愛人より恋人関係になるんじゃない?

「そうですね。だから、そんなに高額はもらっていません。デートするたびに、『ハイ、タクシー代』って感じで1万円もらったり、ウチでデートした時は、『ご飯作ってもらったから』みたいな感じで3万円くらい置いて帰るくらいのユルい愛人関係でした。でも、月にすると5~10万円にはなるので、普通のOLだった私にとっては、結構いい副業だったんですよね。それに不倫ってイヤだったし、相手に対して恋愛感情も持っていなかったし」

――恋愛感情がないんだったら、キャバクラで働いても同じか、それ以上に稼げそうだけど。

「飲食店の経営者ってこともあって、自分の知らない世界のことを知っているし、おしゃれなお店に連れて行ってもらったりして、それは楽しかったんですよね。見た目的にも悪くないっていうか、むしろおしゃれで、『私のパパ的な人♪』って写メ見せると、『え、格好いいじゃん! いいなー、こういう人、私にも紹介して』みたいに言われるのも気分良かったんですよね。それに、インスタとかで、遊びに行ったスポットをアップすると、『いいね』がいっぱいついたりするし。得だけの関係ってうか……」

 そんな軽い気持ちで危うい橋を渡るのがそもそも悪いんだと、説教したくなるが、「お金持ちの彼氏以上愛人未満のパパ的存在との別れ」は1本の電話とともにやってきた。

「しょっちゅうホテルに泊まったり、旅行に行ったりしていたので、『奥さんは大丈夫なの?』ってよく聞いていたんです。彼は、『飲食店の経営をしているから基本生活が不規則なんだよね』って言うので、私はそれを信用しちゃってたんですよね。ところが実はそうでもなかったらしいんです。ウチにも彼の私物とか増えていって、ウチにくる時間も増えて、使ってくれるお金も増えて……って状態になった時でした。彼の奥さんから電話がかかってきたんです。『ウチの人と付き合ってますよね? 別れてください』と。エ! なにそれ! って背筋が凍りつきましたよ」

――なんて答えたの。

「付き合っているっていうか、愛人っていうか、そういう関係なんです。愛人って言っても、そんなにたくさんのお金もらってないですし、本当、奥さんから盗ろうなんて考えてたことないですからって、泣きながら言いましたよ。『あいつ昔から、気に入った女には調子いいことばっかり言うんだよね』みたいに言ってきて、すごい長時間話しました」

――結局、別れるって奥さんに言ったの?

「はい。最悪なのはその後です。どうやら電話を録音していたみたいで、それが不貞の証拠になるって、慰謝料を請求されちゃったんですよね」

――え? じゃあ、もらったお金は彼のところに戻ってくってこと?

「請求されたのは50万円だったので、全部ではないけど、ほとんど戻っちゃいますね。弁護士つけて減額しても、弁護士料と労力考えるとムダだよって、法律に詳しい知り合いから言われて、あきらめて払おうかなと思っているところです」

 不倫関係でもある愛人交際。金持ちの既婚者のパパを作るなら、ある程度しっかりと「仕事だ」と言う意識を持って、覚悟を決めて取り組まないと、思わぬ落とし穴にハマることもありそうだ。
(オフィスキング)

月100万円の愛人報酬、港区マンションのプレゼント――20代女子「職業:愛人」の実態

aijin-04main 昨今の愛人は「会うたびに1回5万円もらってる」といったドライな関係が多い。お金持ち男性に寵愛され贅を尽くした生活を送る愛人は、近年は存在しないのだろうか? と思っていたところ出会ったのが、なんとマンションを買ってもらったり、月額100万円越えのギャラを取るツワモノ愛人たちだ。彼女たちは、一体、何をお金に変えたのだろうか?

 お金で2人の距離感をコントロールする男

 まず1人目は、愛人歴6年になるユカリさん(仮名、26歳)。最初に「パパ」ができたのは、銀座のクラブでバイトをしていた時だった。

「いわゆる太いお客さんという人です。銀座デビューしたばかりのヘルプ時代でしたので、自分のお客さんではなく、ママのお客さんでした。銀座のクラブって、お客さんを持っているママなど、『売り上げホステス』が下に何人かヘルプを抱えているんです。私が働いたお店だけかもしれませんが、ヘルプには役割があって、飲み要員、枕要員、ママの右腕……といった具合に、外見や年齢、性格などでそのポジションが決まってました」

 そして、お客さんと寝ることに抵抗のなかったユカリさんは、色恋担当のいわゆる「枕要員」になったのだという。

――枕営業って、あんまりいいイメージがないですよね。

「どうなんでしょうね。私から見ると、そうでもないと思いますよ。単なる適材適所というか……。どんな仕事でもそうですが、自分の売りになるものって大事ですよね。私は大学生で出勤もそんなに多くできなかったので、それでも稼ごうと思ったら、枕って案外都合が良かったんです」

――ママのお客さんが、その後パパになったということですが、どんな流れで交際することになったんですか?

「学生生活との両立が大変だったので、休みの期間や、学校が少し暇な時期に働いて、(学業が)忙しい時期は休むという感じで、ちょうどお店をお休みしている時にママから連絡があったんです。デビューして3~4カ月の頃でしたね。『私のお客さんで、お付き合いしてくれる女の子を探している方がいるの。タイプを聞いたらユカリちゃんがピッタリだと思って……。イヤだったら断っていいから、一度、一緒にお食事でもしない?』と言われ、食事に行ったら『この人ならいいかな』と思えたので、お付き合いしてみることにしたんです」

――お相手はどんな人ですか?

「自分で事業をしていらっしゃる方ですね。奥さんもお子さんもいる方で、普通に素敵な年上の男性でした。お仕事で成功していて尊敬できるので、自分にとって勉強になるかもしれないなという気持ちもありました」

 その男性は、スラリとした長身のモデル系の美女がタイプで、そんな女性と食事をして、デートを楽しんで、一晩を共にしたいという願望を持っていたそうだ。しかし、そんなにダンディなナイスミドルなら、いくらでも相手を見つけられそうなものだが……。

「そういう方って、女性にお金を払わなきゃいけないっていう気持ちを持っているんですよね。本気で恋愛もできないし、家庭を壊すことも考えていないから、お金を相手の女性に渡すことで一定の距離感を保つというか、安全を確保しているところもあると思います」

 関係にお金を介在させることで、自分は家庭や仕事を守る。そして、対価を支払うことで、相手の女性の一番いい時期を奪う。それは男のズルさだが、そのズルさを、いくらなら許せるのか? これこそが愛人交際にOKを出すかどうかの分かれ道になるのだろう。

 金額は決めていない。体だけが目的ならOKしない

 一体いくらなら愛人交際を許すのか聞いてみると、金額ではなく、相手の男性がどういう人なのかによるという。

「その人が、ただ単純に私を性の捌け口と思っているならOKしないです。私が相手のことを尊敬できて、人間的に愛情が持てるかどうか、そこが一番大事だと思っています。もし、すごく尊敬できて、この人と一緒の時間を過ごしたいと思えるなら、月に5万円でも全然OKです」

――では、お金が一切なかったら?

「それはないですね。お金をいただかなくてもお付き合いできるのは、やはり本気で好きになった相手だけです。結婚を考えるくらいの人じゃないと……タダはないかな」

 ちなみに、一番安い相手を聞いてみたら、月に10万円ほどで、月に1~2回会う間柄だという。一番お金を使ってくれている人は、月に100万円以上、お小遣いやらプレゼントやらでユカリさんにつぎ込んでいたそうだ。

 同じように、高収入男性ばかりを相手にしている職業愛人の女性ナナミさん(仮名、25歳)にも話を聞いた。聞けばナナミさんは、パパが買ってくれた港区のマンションに住んでいるという。

「マンションをいただいたのは、たまたまなんですよ。相手の方は不動産関係のお仕事をしているので、常に、土地の売買をしている人だったんです。ちょうど私がOLになったばかりの頃で、一人暮らしを始めたいなと思っていた時に、知り合いから紹介されたんです」

 一人暮らしをしたいから不動産会社の人を紹介してもらった。そのときは、良い物件を少し安く借りられたらいいなという気持ちだったという。しかし……、

「『〇〇あたりに住みたいんですよね』と相談したら、なぜか『買ってあげるよ』となりました。その代わり、付き合ってほしいと言われました。マンションは、もちろん私の名義になっています。なので、将来誰かと結婚してこの家に住まなくなったら、賃貸に出すこともできます」

――その人とはどんな愛人契約ですか?

「だいたい週に1~2回会って、食事して、セックスして……という感じですね。旅行に行ったこともあります」

――月のお手当はないの?

「マンションを買ってもらったので月のお手当というものはないですが、例えば海外旅行に一緒に行ったら、『これで好きなお土産買っていいよ』とクレジットカードを渡してくれたりします。あと、友達と旅行に行く時などに、『ハイ』と10万円くらいくれることもありますね」

――リッチだねえ。

「そうかもしれませんね」

 マンションを買ってもらい、たびたびお小遣いをもらうようになったナナミさんは、つらい仕事をする必要もないと思い、勤めていた会社を辞めてしまう。最近は、時折、六本木のラウンジで働いているという。その後、お店で知り合った男性とも愛人関係になり、今では、常時3~5人の相手がいるという。

「私を見て、『私も愛人やりたい』っていう子もちらほらいるんですが、大抵、長続きしないですね」

――どこが違うんですか?

「お金が目的になっちゃダメだと思う。あくまでも恋愛の延長線上というか……愛情がゼロじゃダメなんですよね。愛情が先にあって、お金は後から付いてくるもの。でも、お金がないと付き合えないというのは、一番最初の段階で相手に理解してもらわないとダメだと思います」

――具体的な金額を提示するんですか?

「いえ、セックスする前に、プレゼントやお金をもらうことで、『そういう関係』を定着させる感じです。だいたい紹介が多いので、そもそも相手は、お金がある程度かかることを意識しています。最初は食事だけのデートを何回かして、お互いに気に入ったらセックスありのデートになるんです。このあたりは普通に彼氏彼女になるのと同じです。ただ、食事だけのデートの時に、プレゼントを買ってもらったり、タクシー代をもらったりして、お金を毎回もらうことを当たり前にしてしまうんです」

 一度習慣になったことは、なかなか変えられないという心理を上手に使うことが、愛人交際で「しっかりとお金を得る」ためのコツのようである。

 男性の心理をこれだけ把握していると、将来はいい人と結婚できそうな気がするが、それがそうでもないようだ。

「少し前までとある企業の御曹司と付き合っていたんです。彼は地方在住の方だったので、東京に出張で来る際は、いつも私のマンションに泊まって、ここから出勤するというくらい、お互いに本気になっていたんです」

――なんでダメだったの?

「彼、既婚者だったんですよ。奥さんも子どももいて……。まだ結婚して日も浅かったので、家庭を壊すことはできないという空気がありました。だから、自分から身を引いたんですよね。私といても、今ある家庭の幸せを壊すことはあっても、それ以上の新しい幸せは作れないじゃないですか」
 
 普通に考えれば優しい心の持ち主なのかもしれないが、その男性と恋愛が盛り上がっている中でも、ナナミさんは、彼と会わない日には別の愛人とデートして体を重ねているのである。ナナミさんが手に入れたいのは、愛情なのだろうか、お金なのだろうか。

「最近、わからないんですよね。パパ的な人とセックスするときは、やはりそこで頑張らなきゃいけないから、すごく尽くすんです。相手が何を求めているかに合わせて、痴女になったり、M女になってみたり。でも、『相手に合わせるだけのセックス』は、彼氏とはできないでしょ。だけど、最近、相手に合わせて演じるセックスばかりしていたから、だんだん自分の素を出し合うようなセックスができなくなってきちゃったんです」

――将来結婚して、子どもを持って……という生活はイメージできますか?

「自分がそういう幸せな生活を手に入れることを望んでいるかどうかも、わからないんですよね」

――愛人で稼げなくなったら、何をしようとか考えているんですか?

「そうですね。最近は、『パパがほしい』という、私よりもう少し若い子を見つけてきて、『愛人が欲しい』という男性をマッチングさせるお仕事でもしようかなと考えているんです」

 それは世の中では管理売春というのではないだろうか……と喉元まで出かかった。一人暮らしをしたいというきっかけから愛人業に足を踏み入れたナナミさん。人がなにを「幸せ」と感じるのか他人が口出しすることではないが、彼女の描く将来像に不安を覚えてしまった。

(オフィスキング)

「愛人紹介」のラウンジオーナーと、“パパ活”女子大生の意外な本音【職業:愛人の女たち】

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 キラキラ女子というキーワードが世間を賑わすことは少なくなった。だが、若い女子の一部に上昇志向の強いコがいるのは、昭和の時代から変わらない。刻一刻と消えていく若さを知ってなのか、“人脈”と“金脈”を求め、夜の世界に繰り出す女子たち。

 「パパ活愛人」も、その上昇志向の表れなのか。若さを使って、同年代の女子たちが手にできない何かを掴もうとする娘たち、既得権益を利用して、若い女の体を弄ぼうと企む中年男たち……。そんな、飽くなき闘いの一端を覗いてみよう。

 ガールズバーで知り合った、オジサンたちの人生指導

ーーちょっと前、パパ活って言葉がはやったよね。実際してたコっている?

「いますよ。パパがほしいってコは、今もいます。っていうか、私もほしいかも(笑)」

 と話すのは、岩手から上京し、今年4月に都内お嬢様女子大に入学したアオイちゃん(仮名)。インスタグラムにはフォトジェニックな写真がズラリと並ぶ、イマドキのリア充な女子大生だ。現在は、大学の近くで一人暮らしをして、夜はガールズバーでバイトをしている。だが、このバイト、大学の友達には内緒にしているという。

「内部(註:付属学校)から進学してきたコとかは、みんな実家暮らしで、バイト代は全部お小遣いになるですよね。家も結構お金持ちっぽくて、普通にブランドのバッグとか財布とか持ってるんですよ。財布はヴィトン、バッグはケイト・スペードやフルラとかが人気あります。だから、それまでバッグなんてノーブランドの3,000円くらいのしか持っていなかったんですが、みんなについていかなきゃって気持ちになって、バイトしてシーバイクロエのバッグを買いました」

 長期の休みになると、旅行の機会もあり、とにかく内部進学生のライフスタイルについて行くのが大変なのだという。

ーーそういう友達とはサークルとかで出会うの?

「前はサークルも活発に顔出ししていたんですが、今はあんまり積極的な感じじゃないんです。っていうのも、新歓やるからおいでよって誘われて行ったら、先輩たちはヤりたいだけの人ばっか。飲み会の後は基本カップルになってて、誰かの家に行ってヤるみたいな空気で……。お互いに付き合うつもりはないのに」

ーーインカレのオールラウンドサークルとか?

「そうそう。ああいうサークルの中心の人たちって、基本ヤりたいだけ。男も女も利害が一致したWINーWINな関係なんですよ(笑)。でも、私は実害を感じたことがあって。A君って自他ともに認めるチャラ男なパリピがいるんです。クラブのVIP席でイチャついたりするような。その子が知り合いを妊娠させたっていう話を聞いて、自分を守りたいなら距離おくべきだなと」

ーー賢いね。で、サークルとは距離を置いたってわけだ。

「そう。でも、バイト先で、『慶應とか早稲田の男がいつも周りにいるような状況って今だけだよ。大学生のうちにちゃんと付き合って、そういう相手と結婚するんだよ』みたいなことをお客さんから言われるんですよ。だから今の時期を無駄にしちゃいけないなと思いまして……」

 夜のバイトで知り合った30代、40代の男性から”人生”について教えを受けるうちに”女子大生”に価値があることに気づいたのだ。そこでアオイちゃんは、“表向き”には上昇志向のある学生と付き合うことを目的に、せっせと同世代男子との出会いを探している一方、裏ではしたたかに「大人人脈」も築いている。

 つい先日、他大学の友達から誘われたパーティーに出かけてみたところ、そこはキャバ嬢やモデル、女子大生と付き合いたいリッチな男性が参加している場だったという。

「キャバ嬢とかは、本気で婚活モード入ってて、ああはなっちゃダメだなと思いましたね。私は、お金が欲しいっていうよりは、社会のことを色々教えてくれて、私のことを伸ばしてくれるような40歳くらいまでの男の人がいたら付き合いたいなと思って。その上で、ちょっとお小遣いもらえたらうれしいけど」

 結局、そのパーティーではなんとなく付き合った男性ができたそうだが、1カ月ほどで自然消滅してしまったという。その間、おいしいご飯を食べさせてもらい、洋服を買ってもらった程度で、現金をもらうような機会はなかったそうだ。ちなみにエッチは1回だけしたという……。

 しかも、こういったケースは一度ならず、何度も続いたのだった。

「六本木のあるお店で、愛人を探している人と出会えるって聞いたので、友達と出かけたんです。声をかけられて一緒に飲み、後日2人で食事でもということになりデートしました。その日は、普通にご飯を食べてサヨナラだったんですが、これが1カ月以上続いたんです。その間、ただ一緒にご飯食べるだけ。で、その人とはごはん食べるだけで関係は終了しました」

ーーお金もらったことってないの?

「友達から愛人のお見合いバンクみたいなところに誘われて登録したんですが、そこの男性と会った時にはもらえましたね。ご飯して、ホテルに行って、最後に3万みたいな」

ーー意外と少ないんですね。

「はい。しかも、デート全部で6時間くらいかかって。これが続くんだと、正直、つらいなって思いました。会ってくれるのは不定期だし、必ずこれだけもらえるっていう保証もないし。こういうのが続くと考えちゃいますよね……。6人と付き合いましたけど、お金くれたのは1人だけ」

ーー愛人って大変だね。

「そうそう、おいしい話はないってことですよね。普通にバイトしていた方が確実にお金が入るなって痛感しました」

 援交のようにカラダを売ることなく、デートするだけで数万円や高額プレゼントをもらえるパパ活という言葉が独り歩きしたが、実際はどうもなかなかオイシイ目にはあり付けないようだ。

「むしろガールズバーの常連のお客さんと食事したり、デートした方がいい思いができるのかも(苦笑)」

 一方、中年男サイドの思惑はいかがなものなのだろうか? アオイちゃんのようなキラキラ系の女子大生や、見た目のいいOLなどが働くラウンジを経営している加藤氏(仮名・43歳)に話を聞いた。

 加藤氏は、自身の店を経営する傍らで、高収入を稼ぎ出して夜遊びに繰り出す六本木の住民たちに、自身の店の女の子を愛人候補として紹介しているのだ。

「昔からの知り合いから、『誰かいいコいたら紹介してよ』ってよく言われるんだよね。みんな結婚しているから、つまり、お金は払うから愛人として付き合ってくれるコってことなんだけど」

ーー女の子は嫌がらないの?

「いや、女の子の方から『誰かいい人いたら紹介してください』とか『愛人って興味あるんですよね』みたいなことを言ってくるよ。無理やり誘ったことなんてない」

ーー良い出会いを供給する、世話焼きオジサンじゃないですか。

「それがそうでもないんだよね。結構トラブルがあるから。だから、裏でお金はもらってる」

 というのも、男性側がお断りするケースがあまりにも多いのだという。

「だいたい持って3カ月だね。短いと1回会っただけで終わる。半年、1年って交際が続くコなんて滅多にいないよ。男が飽きちゃうの。『あの子、もうつまんなくなっちゃった』『話してても面白くないし』って。だから、女の子からしたら、期待して付き合ってるのにあっという間に捨てられたってなるわけ。そもそも自分に魅力がないから男が逃げちゃってるのに、『ケチ』だとか『女の扱いを知らない』とか文句だらけ。それを慰める……つまり、後処理がオレのメインの仕事なんだよね」

 男女の欲が蠢く街で、欲望同士が見事マッチングし、WINーWINになるケースはどうやら少数派のようだ。

 だが、その裏にあるのは、若さを武器にオイシイ思いをしようと企む女性を、老獪な中年男が食い散らかす図だ。いずこの時代でも、「俺、結婚するならあんまり遊んでない子がいいな」とのたまう男がいるのは、「中年男に食い散らかされた女性は嫌だ」という本音があるからだろう。

「愛人紹介」のラウンジオーナーと、“パパ活”女子大生の意外な本音【職業:愛人の女たち】

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 キラキラ女子というキーワードが世間を賑わすことは少なくなった。だが、若い女子の一部に上昇志向の強いコがいるのは、昭和の時代から変わらない。刻一刻と消えていく若さを知ってなのか、“人脈”と“金脈”を求め、夜の世界に繰り出す女子たち。

 「パパ活愛人」も、その上昇志向の表れなのか。若さを使って、同年代の女子たちが手にできない何かを掴もうとする娘たち、既得権益を利用して、若い女の体を弄ぼうと企む中年男たち……。そんな、飽くなき闘いの一端を覗いてみよう。

 ガールズバーで知り合った、オジサンたちの人生指導

ーーちょっと前、パパ活って言葉がはやったよね。実際してたコっている?

「いますよ。パパがほしいってコは、今もいます。っていうか、私もほしいかも(笑)」

 と話すのは、岩手から上京し、今年4月に都内お嬢様女子大に入学したアオイちゃん(仮名)。インスタグラムにはフォトジェニックな写真がズラリと並ぶ、イマドキのリア充な女子大生だ。現在は、大学の近くで一人暮らしをして、夜はガールズバーでバイトをしている。だが、このバイト、大学の友達には内緒にしているという。

「内部(註:付属学校)から進学してきたコとかは、みんな実家暮らしで、バイト代は全部お小遣いになるですよね。家も結構お金持ちっぽくて、普通にブランドのバッグとか財布とか持ってるんですよ。財布はヴィトン、バッグはケイト・スペードやフルラとかが人気あります。だから、それまでバッグなんてノーブランドの3,000円くらいのしか持っていなかったんですが、みんなについていかなきゃって気持ちになって、バイトしてシーバイクロエのバッグを買いました」

 長期の休みになると、旅行の機会もあり、とにかく内部進学生のライフスタイルについて行くのが大変なのだという。

ーーそういう友達とはサークルとかで出会うの?

「前はサークルも活発に顔出ししていたんですが、今はあんまり積極的な感じじゃないんです。っていうのも、新歓やるからおいでよって誘われて行ったら、先輩たちはヤりたいだけの人ばっか。飲み会の後は基本カップルになってて、誰かの家に行ってヤるみたいな空気で……。お互いに付き合うつもりはないのに」

ーーインカレのオールラウンドサークルとか?

「そうそう。ああいうサークルの中心の人たちって、基本ヤりたいだけ。男も女も利害が一致したWINーWINな関係なんですよ(笑)。でも、私は実害を感じたことがあって。A君って自他ともに認めるチャラ男なパリピがいるんです。クラブのVIP席でイチャついたりするような。その子が知り合いを妊娠させたっていう話を聞いて、自分を守りたいなら距離おくべきだなと」

ーー賢いね。で、サークルとは距離を置いたってわけだ。

「そう。でも、バイト先で、『慶應とか早稲田の男がいつも周りにいるような状況って今だけだよ。大学生のうちにちゃんと付き合って、そういう相手と結婚するんだよ』みたいなことをお客さんから言われるんですよ。だから今の時期を無駄にしちゃいけないなと思いまして……」

 夜のバイトで知り合った30代、40代の男性から”人生”について教えを受けるうちに”女子大生”に価値があることに気づいたのだ。そこでアオイちゃんは、“表向き”には上昇志向のある学生と付き合うことを目的に、せっせと同世代男子との出会いを探している一方、裏ではしたたかに「大人人脈」も築いている。

 つい先日、他大学の友達から誘われたパーティーに出かけてみたところ、そこはキャバ嬢やモデル、女子大生と付き合いたいリッチな男性が参加している場だったという。

「キャバ嬢とかは、本気で婚活モード入ってて、ああはなっちゃダメだなと思いましたね。私は、お金が欲しいっていうよりは、社会のことを色々教えてくれて、私のことを伸ばしてくれるような40歳くらいまでの男の人がいたら付き合いたいなと思って。その上で、ちょっとお小遣いもらえたらうれしいけど」

 結局、そのパーティーではなんとなく付き合った男性ができたそうだが、1カ月ほどで自然消滅してしまったという。その間、おいしいご飯を食べさせてもらい、洋服を買ってもらった程度で、現金をもらうような機会はなかったそうだ。ちなみにエッチは1回だけしたという……。

 しかも、こういったケースは一度ならず、何度も続いたのだった。

「六本木のあるお店で、愛人を探している人と出会えるって聞いたので、友達と出かけたんです。声をかけられて一緒に飲み、後日2人で食事でもということになりデートしました。その日は、普通にご飯を食べてサヨナラだったんですが、これが1カ月以上続いたんです。その間、ただ一緒にご飯食べるだけ。で、その人とはごはん食べるだけで関係は終了しました」

ーーお金もらったことってないの?

「友達から愛人のお見合いバンクみたいなところに誘われて登録したんですが、そこの男性と会った時にはもらえましたね。ご飯して、ホテルに行って、最後に3万みたいな」

ーー意外と少ないんですね。

「はい。しかも、デート全部で6時間くらいかかって。これが続くんだと、正直、つらいなって思いました。会ってくれるのは不定期だし、必ずこれだけもらえるっていう保証もないし。こういうのが続くと考えちゃいますよね……。6人と付き合いましたけど、お金くれたのは1人だけ」

ーー愛人って大変だね。

「そうそう、おいしい話はないってことですよね。普通にバイトしていた方が確実にお金が入るなって痛感しました」

 援交のようにカラダを売ることなく、デートするだけで数万円や高額プレゼントをもらえるパパ活という言葉が独り歩きしたが、実際はどうもなかなかオイシイ目にはあり付けないようだ。

「むしろガールズバーの常連のお客さんと食事したり、デートした方がいい思いができるのかも(苦笑)」

 一方、中年男サイドの思惑はいかがなものなのだろうか? アオイちゃんのようなキラキラ系の女子大生や、見た目のいいOLなどが働くラウンジを経営している加藤氏(仮名・43歳)に話を聞いた。

 加藤氏は、自身の店を経営する傍らで、高収入を稼ぎ出して夜遊びに繰り出す六本木の住民たちに、自身の店の女の子を愛人候補として紹介しているのだ。

「昔からの知り合いから、『誰かいいコいたら紹介してよ』ってよく言われるんだよね。みんな結婚しているから、つまり、お金は払うから愛人として付き合ってくれるコってことなんだけど」

ーー女の子は嫌がらないの?

「いや、女の子の方から『誰かいい人いたら紹介してください』とか『愛人って興味あるんですよね』みたいなことを言ってくるよ。無理やり誘ったことなんてない」

ーー良い出会いを供給する、世話焼きオジサンじゃないですか。

「それがそうでもないんだよね。結構トラブルがあるから。だから、裏でお金はもらってる」

 というのも、男性側がお断りするケースがあまりにも多いのだという。

「だいたい持って3カ月だね。短いと1回会っただけで終わる。半年、1年って交際が続くコなんて滅多にいないよ。男が飽きちゃうの。『あの子、もうつまんなくなっちゃった』『話してても面白くないし』って。だから、女の子からしたら、期待して付き合ってるのにあっという間に捨てられたってなるわけ。そもそも自分に魅力がないから男が逃げちゃってるのに、『ケチ』だとか『女の扱いを知らない』とか文句だらけ。それを慰める……つまり、後処理がオレのメインの仕事なんだよね」

 男女の欲が蠢く街で、欲望同士が見事マッチングし、WINーWINになるケースはどうやら少数派のようだ。

 だが、その裏にあるのは、若さを武器にオイシイ思いをしようと企む女性を、老獪な中年男が食い散らかす図だ。いずこの時代でも、「俺、結婚するならあんまり遊んでない子がいいな」とのたまう男がいるのは、「中年男に食い散らかされた女性は嫌だ」という本音があるからだろう。

元大リーガーと交際も……「愛人は3人」シングルマザーの“男と金”事情【「職業:愛人」の女たち】

 愛人、と聞いてあなたはどんなイメージを持つだろうか? 金のために男に体を提供する恥ずべき存在? それとも、女の武器を駆使して男から大金を巻き上げるスゴい女? 最近、何かと話題の「愛人」。その実態はいかなるものなのだろうか? どんな手腕で男を籠絡するのか?相手を好きになってしまうことは?男が本気になってしまったら――?

 なんだか気になる愛人という「職業」について、愛人本人たちに赤裸々に語ってもらう当連載。第1回は、シングルマザーにしてベテラン「愛人」美穂さん(仮名)に、男の見つけ方から、お金の引き出し方まで、愛人業の裏話を聞いた。

 愛人は3人、月に10~20万円もらう

 美穂さん(38歳)は2人の子どもがいるシングルマザー。普段は知人のスナックで週1~2回働くほか、風俗にも週2~3回出勤している。ここでの稼ぎは合わせて月30~40万円程度。生活を支えるベースにはなるものの、実は“愛人”の副業の方が「オイシイ」のだと美穂さんは言う。

 これまでに元大リーガーや投資家などとも付き合い、そういったセレブな人たちからは、1年間に数百万円単位で貢いでもらったという。

――収入的にはどっちの方が多いんですか?

「月による……って感じかな。少し前まで愛人が3人同時にいたんです。その時は、スナックも風俗も出勤を減らしていたから、両方で月20万円程度でした。でも、愛人からはそれぞれ、月に10~20万円もらっていたので、月の収入を合わせると70万円くらいになってましたね。今は1人に減っちゃったから、風俗とスナックで30万円程度で、愛人からは月15~20万。子どもが中学生と高校生で何かとお金がかかるから生活費でほぼ消えますね」

 稼いだ収入がほぼ生活費で消えるのは、子どもの塾代が多くかかるため。なのに、美穂さんは、プラチナに小さなダイヤモンドがついたネックレスと指輪をして、バッグや財布はブランド物、髪の毛はキレイにセットされている。つまり、見た目は「結構、お金かかっているよね」と同じ女性ならわかる格好だ。実際、月に一度は美容室に行き、エステも週に一度は行くという。

「エステや美容室で見た目を保つのは投資です。『かわいそうなシングルマザー』売りの私ですが、男の人って、結局、生活苦がにじみ出ているみすぼらしい女性なんて見向きもしないんですよ。ただ、派手なセレブ風にするのは禁物で、ナチュラルメイクに黒髪が基本。でも、これって肌や髪などベースがキレイじゃないとダメじゃない? 清貧ってやつですか? 目指すはそこです」

 ちなみに持ち物のブランドやジュエリーは、もちろん交際相手からのプレゼントである。だが、これは単なる「男を喜ばせるアイテム」で、別れたら即売るのだそうだ。

「プレゼントを身につけていると、それだけで男性って喜びますから」

 そして、特徴的なのがワンピースだ。正直いって、センスがいいとは言えず、どちらかというと「いい歳してそれ?」と言いたくなるようなモノ。白地に花柄、スカート丈は膝上だ。聞けばレストローズで買ったという。

「男性が好きなファッションと、女性が『ステキ』『まねしたい』って思うファッションって別物。基本的に、色は白、ピンク、水色。それから、花柄、フリル、パール、リボン、レース、フワフワニットなどいかにも女性らしいモチーフが鉄板。ブランド的には、ジルスチュアートやストロベリーフィールズ、スナイデルとか。洋服は高くなくていいんです」

 これが勝負服なのだそうだ。

「一緒にレストランに行った時、道を歩く時、エスコートしたくなるような女性になることが大事。男性って何歳になってもヒーロー願望があり、女性に対してはお姫様でいてもらいたいものなんですよ」

 美穂さんが、男性を見つける場所は、主に働いている風俗店。いわば“裏っぴき”をしているのだ。

「これは、と思った男性にだけ声をかけます」

 どこでそれを見破るかというと、なんと待ち合わせ直後なのである。美穂さんが働く風俗店は、「待ち合わせ型」。ホテルや自宅に行くのではなく、男性と待ち合わせ場所で落ち合った後に一緒にホテルへ向かう。その道すがら、「後で喉乾いちゃうから飲み物買っていこう。ホテルの飲むと高いからね」と自販機もしくはコンビニに寄る。その際に、飲み物をおごってくれるかどうかが、最初のチェックポイントになる。

「100円の飲み物を買ってくれない男性は、10万円のバッグを買ってくれることは、まずありません。でも、100円の飲み物を買ってくれる男性は、100万円出す可能性があるんです。もちろん、稼いでいる金額や家族構成などによって使えるお金も違うので、どれくらい出すかは、この時点ではわかりませんが……」

 100円の飲み物を買ったら最後、1万円、10万円、100万円とエスカレートしていくのだから恐ろしい話である。そしてチェックポイント2つ目は「既婚者かどうか」である。

「既婚者で家庭を壊したくない人。これが一番の狙い目です」

 愛人という存在を求めるのは、自分に守りたい家庭がある既婚者。大切だけれど、それだけでは満足できない。だから、安全に、継続的に「恋愛」できる相手がほしい。そんな男たちの身勝手な心理を利用する、それが愛人なのである。

 「私を助けて」ちゃんと言葉に出すことでお金をもらえる

 美穂さんの場合、愛人交際は1回につき3万円以上もらえる人を1つのラインとしている。

「お店では本番もデートもできないので、食事をしてエッチをして、どれくらいだったら納得して払ってくれるかな? って考えた時、私程度なら3万円くらいかなと。これなら警戒しないでしょ」

 3万円が目安のため、そこまでお金持ちではない人とも交際をする。男性が稼いでいる額や貯金にはそれほどこだわらず、「自分がいくらもらえるか」これが一番大事なことだという。実際、これまでには年収500万円弱だと思われるIT系のサラリーマンとも交際をしている。

「結婚するわけじゃないから、相手がどれくらい稼いでいるかなんて関係ないじゃない?」

 さて、ここからが愛人テクニックの本番だ。普通に交際していると「お金をもらう」ことなんてまずない。一体どうしたらお金がもらえるのか? ここが謎なところだろう。それは、「口に出して『欲しい』」と言うことだと美穂さんは話す。

――どんなふうにおねだりするんですか? まさか「お金ちょうだい」っていうわけじゃないですよね。

「これはあくまでも私の場合なんですが、シングルマザー売りなので『細腕で頑張ってまーす。でも、今月、体調崩しちゃったからちょっとキツくて』みたいな感じでうまーく匂わしたり、『あなたと付き合ってから電話代が増えちゃった』みたいに言って、『電話代出してあげるよ』と言えるように誘導したり。これで1~3万円くらいは大体みんな出してくれる。あくまでも明るく健気にして、守ってあげたい、役に立ちたいと思わせるのがテクですね」

 だが、これだとせいぜい1~3万円だ。風俗で働いた方が割りがよさそうではないか。

「これ以上は、もう少し付き合った後に引っ張ります。人にもよるけど、付き合って1~3カ月くらいが勝負かな。『私は結局、奥さんにはなれないから……。あなたの気持ちを見せてほしいの』『結婚って1つの保証の形よね。奥さんには家とか残るものがあるけれど、私はあなたを失ったら、何も残らないわ』というように、金で誠意を示せって暗に伝えるの。ここの段階になると、男性の方も私のことを好きになって恋愛的にも盛り上がっているから、“できる限りのこと”をしてくれますね」

 恋愛感情もセックスも金銭に変換していく。この徹底したドライさと貪欲さがあってこそ、愛人の「オイシサ」を享受できるようである。
(協力:オフィスキング)