【予算660円】ウタマロ&100均アイテムでカビだらけの下駄箱が激変! プロが教えるセルフ掃除術

中古マンション再生! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」は、筆者の「新しい実家」です。実家じまいを経て、中古マンションへと住み替えました。築30年分の汚れを自力で清掃&補修しています。カビだらけで暗かった部屋が、明るく変わる様子をお届けします。

 設備と内装のリフォームはプロに任せて、造り付けの収納家具は自力で補修しています。今回は、100均のリメイクシートを使った「下駄箱の補修」。黄ばんだ下駄箱の「化粧板*」を、予算660円と3時間の作業で激変させます。なお、シートを貼る前は「汚れを落とす」工程が重要なので、掃除→補修の順で説明します。

*化粧板は、集成材(木屑を接着した板)に薄板やシートを貼った建築素材。主に、カラーボックスの板と同じです。

【Before】30年分の汚れは「黄ばみ」だらけ

 マンションの収納家具は、既製品を多く使う戸建てに比べてオーダーメイドサイズが多いようです。写真の下駄箱のように特別なサイズが多いので、新品の化粧板と交換すると1万円以上の予算が必要に。

 十分な換気ができず、結露による湿気でカビだらけになったそう。その後、二重窓にして結露は落ち着いたものの、「染み付いた汚れ」はそのまま。頑固な汚れだけは残ってしまいました。

 下駄箱の底板が濡れないように、ステンレスのトレーが付いていました。マンションに多い造作棚です。これがあることで、傘が乾く前に湿ったまま置いていたよう。飛び散った水滴を餌に、黒カビが育っていました。

 錆び付いて硬く回らないダボ(棚受け)とトレーを外して、ステンレス磨き洗剤で汚れを落とします。築年数が古い家だと、金属類が外れないことも多いので、ペンチ(100均で購入可能)が必要。

【下駄箱の掃除.2】道具を揃えてから素早く落とす

 金属類を洗ってしっかり乾かしている間に、下駄箱の内装を掃除します。用意するのは、中性洗剤(ウタマロ)とメラミンスポンジ(激落くん)です。木材に水が染み込まないように、水拭き&乾拭き用のタオルを多めに準備します。

【下駄箱の掃除.3】蝶番の汚れをしっかり落とす

 蝶番の汚れは、ネジに水分が入らないよう拭き取りながら作業します。汚れが強い部分は、中性洗剤とアルミスポンジでこすり、素早く水分を拭き取りました。

 汚れを落としたら、艶と潤滑を取り戻すために3Mの「クリーナー30」を使用。オイルスプレーやシリコンスプレーが自宅にあれば、さらに良いです◎。

 下駄箱の中板(化粧板)をすべて外します。頑固な汚れなので、中性洗剤とメラミンスポンジ*を使います。水分が木材に染み込まないよう、拭き取り用のタオルを多めにスタンバイ。

*メラミンスポンジは、表面に細かい傷を作るので「リメイクシートを貼る前提」で使っています。

【下駄箱の掃除.5】メラミンスポンジで洗うように落とす

 化粧板の表面を、中性洗剤と水をたっぷり含ませたメラミンスポンジ(弱い汚れは普通のスポンジでも可)で洗うように落とします。メラミンスポンジは100均より頑丈な「レック 激落ちくん」が◎。ボロボロに崩れにくいので、作業が早く進みますよ。

【下駄箱の掃除.6】日光浴で乾かす

 化粧板の表面を素早く洗い、洗剤が残らないようにしっかり水拭きと乾拭きを繰り返します。仕上げに、日光浴で乾かすので晴れた日の作業が◎。

 化粧板をすべてを洗っても、シミと黄ばみが残りました。「新品の化粧板」と比較すれば一目瞭然。次から、100均「リメイクシート」で真っ白に変えていきます。

 黄ばんだ化粧板に、セリアの「リメイクシート(白)」を貼ります。100均で用意するモノは、好みのリメイクシート、ダイソーのフェルト付き「スキージー」です。キレイに貼るために「洗剤を少し入れた霧吹き水」を必ず用意しましょう。

 ダイソーのリメイクシート(折りジワ有)の場合、折り目に「洗剤を少し入れた霧吹き水」をかけてドライヤーの熱でシワを伸ばします。

【リメイクシートの貼り方.2】リメイクシートは事前にカット

 化粧板のサイズ分だけ、リメイクシートをカットしておきます。不器用で雑な筆者は、1マス(1cm)余分に用意しました。カッターは接着剤でベタベタするので、こまめに拭き取るか替刃を用意しておくと良いです。

【リメイクシートの貼り方.3】霧吹き水をまぶす

 化粧板に「洗剤を少し入れた霧吹き水」を、スプレーボトルを使って全体にまぶします。洗剤水の効果で「シートの滑り」が良くなり、貼り位置の調整や貼り直しができます。

【リメイクシートの貼り方.4】リメイクシートを化粧板に貼る

 リメイクシートの裏紙を外しながら、シートを化粧板に貼ります。ダイソーのフェルト付き「スキージー」で、空気、シワ、水分を抜くように圧着。100均のシートは薄いので、ソフトな「フェルト付き側」で伸ばします。柔らかいタオルを当ててもOK。

 板の側面、カーブを貼る時は硬質側を使います。角は、シートを手で抑えてドライヤー熱を当てると、シートが伸びて圧着します。100均のシートは切れやすいのでゆっくり慎重に!

 化粧板の側面(木口)を美しく隠して仕上げたい場合は、ホームセンターの木口テープを用意します。サイズと色の選択も多く、10cm単位で安く買えます。

 「見える場所」に使う場合は、写真上のように「木口テープ」のほうが美しくなります。リメイクシートの場合、角の処理は難しいです。

 リメイクシートを貼る前と後の比較です。黄ばみがなくなるだけで、家のトーンが明るくなりますよね。

 リメイクシート有り無しの差がわかりやすい! より完璧に仕上げたい場合は、シワが目立ちやすい無地のリメイクシートより柄付き、エンボス加工付きが◎。

100均のフローリングマットで仕上げ

 リメイクシートのようにシワを作りたくない、頑丈に仕上げたいというときに「粘着 フロアマット」が便利です。ダイソーとセリアでは、色や柄が変わります。

 下駄箱の底板が薄くて雨水の影響かペコペコだったので、傘立てトレーの穴(凹)を塞いで頑丈にします。硬質のフローリングマットなら、汚れたらサッと拭くだけでお手入れも簡単。

 100均のフローリングマットは、カッターで簡単に切れます。貼り直しができないので、組み合わせをよく考えてから貼りましょう。心配な場合は100均のベニア板に貼って、剥がせる両面テープを使います。

【After】黄ばみと汚れが消えて明るい下駄箱に!

 予算660円で明るく変身した下駄箱。材料は、セリアの「リメイクシート」5枚とダイソーの「フローリングマット」1枚だけで済みました!

汚部屋マンションビフォーアフター! 2,000円以内のパーツ交換で大激変&掃除も楽に

 中古マンション再生! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」は、筆者の「新しい実家」です。実家じまいを経て、中古マンションへと住み替えました。築30年分の汚れを自力で清掃&補修しています。カビだらけで暗かった部屋が、明るく変わる様子をお届けします。

 写真は、リフォーム後の築30年・中古マンション(以下、新しい実家)です。壁紙とフローリングを替えたので、かなり明るくなりました。ただ、低予算の「部分リフォーム」なので、掃除や補修は自力でカバーします。

 今回は、2,000円以内で解決できる「パーツ交換」を紹介。黄ばみや劣化がひどかったパーツを新品にし、キレイな部屋に大激変させます!

キッチンの排水溝回りを交換

 最初は、ヌメリや臭いが気になるキッチンの排水溝回りです。

【Before】古いゴミ受けで排水溝がヌメヌメ

 30年前のキッチンなので、排水トラップも古い構造。寸胴の深型なので、臭いが出やすい欠点もあり。ゴミ受けが大きくてプラスチック素材なので、お手入れも大変です。

 排水口のゴムふた(1)は、ヌメリが出やすく生ごみを隠してしまうので処分。プラスチック製の深いゴミ受け(2)と防臭ワン(3)を新しく交換します。

【After】劣化した「防臭ワン」は650円で購入

 排水管からの臭いを抑える「防臭ワン Y型」は、ゴシゴシと洗うと傷が増えて劣化しやすくなってしまいます。写真でも、新品との色の差がすごい……。プラスチック類は、ゴシゴシ洗い禁止です。交換費用は約650円でした。

【After】870円の「ゴミ受け」でお手入れ簡単!

 ゴミ受けは、浅型のデザインに変更。交換費用は870円でした。プラスチック製より、ステンレス製、銅製のほうがヌメリがつきにくくなります。もっとお手入れを楽にしたいなら、設備工事「排水トラップまるごと交換」がおすすめ。3万円前後で臭いにくい排水管に変えることが可能!

洗面所の排水栓を交換

 洗面所の排水栓も定期的に掃除をしないとヌメリや臭いの原因に。楽に掃除ができるように交換します。

【Before】髪の毛が絡みやすい排水栓

 髪の毛が絡みやすい、排水栓(ケレップ)を外して、浅型のゴミ受けと交換しました。ケレップに付ける100均のゴミガードやゴミ受けもありますが、あまりおすすめしません。ホームセンターの水道グッズ売り場の専用品が◎。

【After】洗面台のゴミ受けは378円

 SANEI社の「ゴミ受け」378円(税抜)と交換しました。100均のゴミキャッチは軽いので水に浮いてしまいますが、パンチングメタルのスチールは重さがあるので大丈夫。もちろん、ゴミも取りやすくお手入れが簡単です。

 特にSANEI社のパンチングメタルは、「ゴミの取れやすさ」が段違い。なお、網目のデザインによって値段が変わります。

 トイレのタオル掛け、ペーパーホルダーなども自分で交換します。

【Before】トイレには錆びついたタオルハンガーが……

 リフォームでは、トイレは便器と内装だけを交換しました。トイレの小物(トイレットペーパーホルダー、タオル掛け、手すり、棚)は、ネットショップで手配したほうが安く揃えられます。

【After】トイレ小物も2,000円以内で揃う

 例えば、IKEAのトイレットペーパーホルダーなら399円(税込)です。タオル掛けも100均で揃えることができます。今回は、高齢者男性が使用するため、汚れがつきにくいデザインのものを選びました。

【After】便座のゴムとシャワーノズルも新品に

 便座は製造年月日が新しかったので、小物のみ交換しました。シャワーノズルは約1,200円。便座クッションゴムは約560円です。

お風呂のパーツを交換

 お風呂のすべてのパーツを新品に交換すると、150万円以上の見積もりでした。設備としては十分使えるので、クリーニングのみで、小物だけ自分で調達。お風呂のふたは(1,980円)、イス(980円)、洗面器(380円)など、すべて買い換えました。

【Before】ホースまでカビだらけのシャワー

 ご覧の通り、シャワーヘッドは黒カビだらけ。漬け置きしても落ちないので、新しいものに交換します。

【After】シャワーヘッドだけなら980円〜

 ホースまで黒カビだらけなので、すべて交換することに。ホームセンター「コーナン」のセールで、約1,300円でで購入。シャワーヘッドだけなら、980円から買えます。

 黄ばんだスイッチとコンセントのプレート、劣化した換気口も交換します。

【Before】コンセントプレートの落ちない黄ばみ

 リフォームで壁紙を変えると、黄ばんでいるコンセントプレートが目立ちました。漂白剤に漬け込んで、日光浴との化学反応で落とす方法もありますが、100円ほどで購入することも可能。

 ホームセンターには、アドバンスシリーズ、コスモシリーズ、フルカラーの3種類があります。微妙に異なる色や形を選ぶと失敗するので、プレートの裏を確認してから、同じシリーズを選ぶようにすると◎。

【After】壁紙に合うホワイトグレーに

 98円で、築30年の古い雰囲気を払拭できました。壁紙をリフォームする前に揃えれば、職人さんが作業中に付け替えてくれることもあるので相談すると良いです。

【Before】ボロボロに劣化した換気口

 換気口なのに、空気の流れがなかった様子。恐らく大きな家具で塞いでいたのでしょう。ネジの調子も悪いので、サイズを測って新しい換気口に交換します。

【After】500円以下で換気口スッキリ

 新しい換気口「丸型レジスター」、約430円です。最近は、これより見栄えの良い「プッシュ式レジスター」もありますが、お値段は約2倍になります。

 使い古したものと新品を比較すると、黄ばみの強さがよくわかります。築30年のマンションなので、プラスチック製パーツのほとんどが黄ばんでいました。予算が許せば、頑丈で長持ちするステンレス製にグレードアップするのも◎です。

掃除がラクに! 100均でも揃う「汚れ予防」グッズ3選&プロが教える活用法とは?

 中古マンション再生! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」は、筆者の「新しい実家」です。実家じまいを経て、中古マンションへと住み替えました。築30年分の汚れを自力で清掃した後は「汚れ防止」対策をします。これをやっておけば、掃除をするのが難しい高齢者でも、簡単に暮らせる家になりますよ。

 写真は、リフォーム後の築30年・中古マンション(以下、新しい実家)です。150万円の予算をかけて、壁紙、フローリング、トイレ、畳、キッチン(設備のみ)を入れ替えました。

 新しい実家はマンションなので、前の実家のように住み捨てはできません。これまでと違って「資産になる住み方」を目指すため、掃除ができない父親でも「汚れにくい工夫」が必要です。汚れ防止対策といえばマスキングテープなどが有名ですが、今回は低予算で揃えられる「3つのグッズ」を紹介。掃除が苦手な人は必見です!

100均より安い! ホームセンターの「養生パネル」

 引っ越しや建築作業中に、壁や床を守るために使われる「養生パネル(プラスチック段ボール)」です。ベッドやたたみ一畳ほどの大きさ(910×1820×2.5mm)なので、100均のシート類より激安。筆者が知る範囲では、コーナンの「養生パネル」195円(税込/ライター2023年1月調べ)が安価です。ホームセンターによって値段(約180〜280円前後)が変わります。

【養生パネルの使い方その1】押し入れに敷いて傷&汚れを防止

 衣装ケースや加湿器など、季節の家電の出し入れによる傷や汚れに、養生パネルを活用します。通気性はよくありませんが、押し入れシート(300円前後)のようにズレるストレスなし。予算で決めるなら養生パネルが頑丈で安価です。

 ちなみに、押し入れ上段は布団を置くので「すのこ(750×500)2枚」約900円を選びました。木の香りが弱いので、Standard Productsで人気の「ヒノキ ピュアエッセンシャルオイル プレーン」550円(税込)の精油も添えてスッキリ。

【養生パネルの使い方その2】洗濯機の防水パンの「埃ガード」に

 凹凸や隙間が多い、洗濯機の防水パンの「埃ガード」にも養生パネルが便利。カッターで折り目を付けて「魔法のテープ」(粘着力は強力なのにキレイにはがせるテープ)で固定すると良いです。カバー程度なら養生パネルの厚みで十分ですが、頑丈にしたい場合はプラスチック段ボール(プラダン)の厚みがあるタイプが◎。どちらもカッターで切るだけです。

 巾木と防水パンの間にできる隙間を埋める専用品「洗濯機パン用 スキマパッキン」より、安く済みます。汚れても交換しやすいので、変色や劣化の心配もなし。写真は、厚みがあるプラダンです。ちなみに、セリアのプラダンは50cmなので防水パン(60cm角)には足りません。

【養生パネルの使い方その3】下駄箱用専用シートに!

 下駄箱の棚板が「白の化粧板」なら養生パネルがおすすめ。下駄箱用シートや新聞紙のようにズレる面倒がありません。キッチンの戸棚やクローゼットの棚板が化粧板のときも、養生パネルが使えます!

 山善の「チェアマット(約90×120cm)」を、セール価格の950円(税込)でゲット。ホームセンターならお買い得価格で買えるときもあるようです。床用の保護マット(透明)の中では、かなり安価。相場の半額以下なので、ストック買いしました。

【チェアマットの使い方その1】床の傷防止に

 マンションの床材は、防音タイプなのでクッション性があります。そのため、汚れやすく傷がつきやすいのが難点……。床材のグレードUPやニスの上塗りだと予算がかかるため、ラグマットで対応。人の動きが多くゴミクズが出やすい場所は、「洗えるラグ」を。動かさない家具下には「拭けるラグ」と使い分けしています。

【チェアマットの使い方その2】キッチンのゴミ箱下の汚れ防止に

 キッチンラックと冷蔵庫の床に、チェアマットを敷きました。ゴミが床に落ちても、汚れ防止対策をすれば大丈夫。ゴミ箱の底面に100均のミニキャスターを付けたので、拭き掃除も簡単です。

 チェアマットは冷蔵庫用のキズ&凹み防止マットより柔らかく薄めですが、サイズが大きく安価なので取り入れやすいと思います。 お好みのサイズにカットできる薄さなので、使う場所を選びません。カッターで切る場合は、棚板を当てるとズレずにうまく切れますよ。

 ちなみに、ゴミ箱の底面にはペットシートを敷きます。生ごみの捨て方が雑な場合でも、液漏れ対策があれば安心。長い間やってきた習慣はなかなか変えられないので、「汚れにくい仕込み」が大切です。

 セリアの「ひっかき傷防止シート(30×90cm)」です。家の壁、柱などを猫の爪とぎから守る透明のシート。粘着力は弱いですが、マスキングテープよりセロテープに近いので、凹凸や色付きの壁紙だと表面の塗料が剥がれます。
以下、パッケージ裏の「使用上の注意」です。

・材質によって、素材を傷める恐れがあります
・砂壁、繊維壁、布製品、高級家具、皮革製品には不可
・ザラザラした面や凹凸面には接着しない
・特殊樹脂加工などの面や材質によっては貼れない場合あり

【ひっかき傷防止シートの使い方その1】汚れ防止シートとして

 上に電子レンジが置けるタイプの冷蔵庫です。新調した家電なので、上は「ひっかき傷防止シート」を貼りました。冷蔵庫の種類によって、上にモノを置いたり敷いたりできないので、説明書を確認してください。

【ひっかき傷防止シートの使い方その2】水の飛び散りガードに

 トイレの手洗いタンクから飛び散る水滴、トイレブラシの水切りなど、壁に水がつきやすい場所にシートを貼りました。ただし、湿度の高い空間や色付きの壁紙だと粘着テープに壁紙の表面が付着します。そのため、こまめな交換が必要。もっと安全に保護したい場合は、ニトリの「トイレ用 貼ってはがせる消臭シート」1,990円(税込/ライター調べ)など専用品を選ぶようにしましょう。

 ついでに、トイレの悪臭対策も。便器と床の凹凸を「100均の隙間テープ」で保護。長く付けると粘着が床材や便器に付くのでこまめな交換が◎。隙間処理には、透明のコーキングやマスキングテープもOK。お手入れ頻度や、価格、好みによって選択肢も変わります。

 最後に、定番ながらも100均のアイテムでできる「汚れ防止」をおまけに紹介します。

【100均アイテムの使い方その1】家中の隙間と溝に「マスキングテープ」

 建具と壁の溝を掃除した後は、マスキングテープで埃ブロック。洗面所やお風呂まわり、巾木の上や家具の隙間など、あらゆる凹凸を塞ぐと、掃除が楽になります。水回りで黒カビのシミができた場合は、本格的なテープ(300円〜)も便利です。

【100均アイテムの使い方その2】棚の汚れを防ぐ「ガスコンロシート」

 キッチンや洗面台下は、100均のガスコンロシートで保護。100均の汚れ防止シートは食器棚用、引き出し用、下駄箱用と種類が豊富ですが、液漏れの心配がない場所であれば、サイズや加工のしやすさからガスコンロシートや養生パネル(プラダン)がおすすめ。キャンドゥやセリアのマルチマットでも良いです。

【100均アイテムの使い方その3】ツルツルの壁に「透明の粘着シート」

 タイルやキッチンパネル、換気扇の上など「油汚れ」をブロックしたい場合、ツルツル素材の場所であれば100均の「透明の粘着シート」が便利。凹凸にはマスキングテープを貼って、油汚れを防ぎます。

【100均アイテムの使い方その4】コンロ周りの油汚れ対策グッズが豊富

 ガスコンロの隙間テープ、バーナーリングカバー、ガスレンジカバー、排気口カバー(写真は100均ではないスチール製)まですべてダイソーで揃えることができます。

低予算で「汚れない家」に!

 低予算でも、家を傷や汚れから守ることができます。保護マットやシートを使えば、掃除がラクになりモノの寿命を延ばすことも可能。なお、マンションやモノは状態が良いほど、売る際は高い金額になるので、面倒くさがらずに対策しておくことが重要です!

【万能】「クリーナー30」使用例&ビフォーアフター! コレ1本で10種類の汚れスッキリ

 汚家をまるごと片付けます!連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」は、筆者の「新しい実家」です。実家じまいをして、中古マンションへと住み替えたもののカビだらけ……。築30年分の汚れを、自力で清掃する様子をお届け。年末の大掃除のヒントになるかも!

 写真は、築30年の中古マンション(新しい実家)です。今回は、1本で頑固な汚れを落とせる「万能クリーナー」が主役。オキシクリーンでも落ちなかった風呂床の黒ずみから、子どもの落書き、シール跡、ステンレスのくすみなど手強い汚れを落とすことが可能です。しかも、人と環境に優しい天然柑橘油が主成分だから安心。取り扱いの難しさとお値段から、一般的にはあまり知られていませんが、ぜひ皆さんにご紹介したい名品です!

【建築職人愛用】スリーエム(3M)の「クリーナー30」

 建築業界の職人が愛用する、スリーエム(3M)の「クリーナー30」。お値段は989円(ホームセンター価格/ライター調べ)です。この道何十年という職人が「手に優しくよく落ちる」と絶賛する商品。お値段が高めに感じますが、1本で「洗浄、艶出し、保護」ができちゃいます。ただし、ドラッグストアでは売っていません。ホームセンターの接着剤売り場に並んでいることが多いです。

「クリーナー30」はリモネン成分とガスで落とす

 主成分は天然の柑橘油由来のリモネンで、石油系溶剤はなし!  高級洗剤の主成分に多いオレンジ油の食品添加物が原液で入っていて、ガスで噴射するといったイメージです。職人さんいわく、「天然洗剤だから手に優しく素手で作業できる」とのこと。ただ、香りは強烈です。

 ただし、扱い方には注意が必要。多くの人が慣れ親しんでいる「混ざるな危険」の漂白剤などとは、扱い方が異なります。商品を購入したら、必ず「裏面の説明」をしっかり読んで、ご使用ください。使い勝手が理解できた筆者も、いつもハラハラ(笑)。

 筆者がこれまで買った洗剤の中で最も高い値段ですが、大満足しています。というのも、1本で10パターンの「違う汚れ」を落とすことができるから。実際に10個の使用例を紹介します!

 写真はハウスクリーニング後の風呂床です。長年のこすり洗いによってできた小さな傷に、汚れが詰まっているため、プロもお手上げ状態。ユニットバスの床(樹脂製)にこびりついた「頑固な黒ずみ」を、「クリーナー30」で落としていきます。

 「クリーナー30」をスプレーして3分待ってから、メラミンスポンジで落としました。ハウスクリーニングでも落ちなかった黒ずみなのでダメもとで試したのですが、簡単に落ちてびっくり!  いろんな意味でショックです(笑)。

【クリーナー30の使用例.2】ステンレス素材の「艶出しと保護」

 お風呂のドア周りにも、スプレーすると黒い汚れが浮き出てきました。皮脂アカのベタベタと、水アカのザラザラを同時に攻撃できます。口コミによると、金属製素材(スチール、アルミ、真鍮など)の艶出しと保護もできるとのこと。

 水アカと皮脂アカが重なってできたくすみ汚れが消えて、艶が出ました。手で触ると、ザラザラからツルツルに変化しています。水アカの塊も柔らかくなり、ヘラで削ぎ取るのも簡単。

【クリーナー30の使用例.3】扉などの「手垢」落とし

 人の手垢も油(皮脂)なので、簡単に落ちます。ただし、コンセント周辺は直接の噴射は避けて、雑巾に付けてから拭くのが◎。ちなみに、壁紙や建具についた汚れは、中性洗剤でも落とせるので「クリーナー30」に頼らなくてもOK。

 とりあえず試した結果は、合格でした! キレイな白色がよみがえりました。

 写真は、前日にオーク材に油性ペンで試しに書いたもの。艶ありの化粧板は、ボールペンの落書きです。油性ペンの落書きは、ツルツルとした素材(ホワイトボード、鏡、ガラスなど)なら簡単に落ちますが、木材はどうでしょうか?

 前日に書いた油性ペンなら、オーク材(ウレタン塗装)でも落とせました。ボールペンの落書きも、艶ありの化粧板なので簡単。ただし、凹凸傷に入り込んだ汚れは消えません。浸透しやすい木材も、時間がたつと難しいと思います。

【クリーナー30の使用例.5】たばこの「ヤニ汚れ」を落とす

 目覚まし時計に、タバコのヤニが残っていたので試してみました。時計の内部に入らないよう、直接スプレーは避けて拭きます。また、プラスチックの汚れは、小範囲で試してからが◎。

 使い捨てクロスに「クリーナー30」を付けて磨きました。グロス効果も出て、一石二鳥です。ただし、プラスチック・塗料の種類によって、塗膜が落ちるリスクも高いので注意。

【クリーナー30の使用例.6】リメイクシートの「黒ずみ」を除去

 玄関のドアにびっしり付いた、黒ずみです。黒カビと聞いていたので、夏になったらカビ落とし剤でパックしようと考えていたのですが、とりあえず、ザラザラしていたので試してみました。

 スプレーして3分待ってから、メラミンスポンジでこするだけで簡単に落ちました! 玄関のドアシート貼り替え(見積もり7万円以上)より安く済んでびっくりです。ドア枠のペンキ塗料が落ちてしまったので、塗料がある場合は「養生シート」を忘れずに。

 古くなって固まった油、グリース(液状潤滑剤)で汚れた部品も「クリーナー30」の得意分野です。前々回に紹介した「スコットショップタオル」に洗剤を含ませてから落とします。

 30年前の金具とは思えないほどの艶も復活です。使いきれない潤滑剤を用意するより、万能すぎる「クリーナー30」のほうがお得。水を使った洗浄より、使用後に錆を発生させる心配もありません。

【クリーナー30の使用例.8】結露テープなどのシール剥がしに

 結露シート、貼って剥がせる壁紙、水回りの隙間テープなどの商品は「剥がせるノリ」といっても、長い時間がたつと剥がしにくくなります。この家もまた、結露シートの跡だらけ。

 冬の寒い時期でも、プラスチックヘラと「クリーナー30」で簡単に取れました。頑固な場合は、ドライヤーの温風やホットタオルを当てて接着を柔らかくしてからが効果的です。

【クリーナー30の使用例.9】ボンドの固まった汚れを除去

 巾木を張り替えたあとの、ボンド残りです。リフォーム直後は見えない汚れも、時間がたつと出てくる場合があります。

 「クリーナー30」と100均のヘラを使って落としました。*印の部分も同じ汚れだったようです。この家には、新旧のボンド残りが多くあるので、ゆっくり落としていこうと思います。

 両面テープを切ったらハサミや、靴のゴムあと、ガムの踏みあとの汚れにもOK。ベタベタとギトギトの汚れに困ったら、「クリーナー30」を試してみて!

【クリーナー30の注意点】取り扱いをしっかり読むこと

 先ほども少し述べましたが、高圧ガスでリモネンを噴射するクリーナーなので、商品裏の【取り扱い上の注意点】は必ず読みましょう。【危険等級III】表記があるように、清掃後の布の処分方法や保管方法など細かい注意点もあります。

 実際に使用してみて、筆者が思ったのは、リモネンが霧状に散布されるため、「換気」「マスク」「養生」が必要ということ。噴射量の加減が難しいので、段ボールや下敷きなどで壁を作ると良いです。また、広範囲にスプレーをかけると、白い粉が残りやすいので注意。

「クリーナー30」は1本で10種類以上の汚れを落とせる!

 「クリーナー30」はまさに「万能クリーナー」。実力は満点です!  100均で買えるシール落としより強力でなのに、成分は安心。何より、1本で10種類以上の違う汚れを落とすことができる点が最高です。

築30年「カビだらけ」押し入れビフォーアフター! 掃除のプロが【コストコタオル】を徹底活用した結果

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」クライアントは、筆者の「実家」です。ゴミ屋敷を処分して、中古マンションへと引っ越しました。ただ、築30年のマンションはカビだらけ……。30年分の汚れを、見えにくい裏側まで一掃していく様子をお伝えします。年末の大掃除にも使えますよ!

 写真は、築30年・中古マンション(新しい実家)です。既存の状態を生かして入居するため、モノを入れる前に「収納庫の大掃除」をしました。

 今回は「和室のアク洗い」「ドアノブの手垢落とし」「キッチンの扉汚れ」の3つを中心に掃除。掃除のプロ愛用の、カークランド「マイクロファイバータオル」を使えば、広範囲の汚れも一網打尽です。築10年以上で「モノを詰め込んだまま」のお家にお住まいの方は、参考にしてください!

【掃除のプロ愛用】「コストコタオル」ことカークランド「マイクロファイバータオル」

 賃貸住宅や中古物件は入居前に、プロによる清掃「ハウスクリーニング」が行われます。どのような清掃をしているのかはYouTubeなどでも見ることができ、プロの使う道具としてよく「黄色いタオル」が登場します。これは、コストコのオリジナルブランド、カークランドの「マイクロファイバータオル」(以下、コストコタオル)。洗車用のタオルですが、清掃業にも人気です。コストコより割高ですが、amazonやメルカリでも入手できます。

 それでは、コストコタオルを使いながら掃除をしていきます!

「コストコタオル」で和室(木部と押し入れ)をきれいに!その1

 経年劣化で部屋のトーンが薄暗くなった和室。畳と壁紙は、新しく取り替えて、「押し入れと木部」のみ、自力で掃除しました。用意するのはおなじみの洗剤だけ! 簡単な「アク洗い」を試しました。

「木部(長押)」のシミをアク洗い

 木材のシミや黒ずみが目立つ和室の「長押」。木部の「アク洗い」とは、無塗装の天然木から出た樹液のアクや汚れ(カビ、シミ、劣化)を落とす作業です。専用の洗剤と職人の手仕事により、木の美しさと寿命を蘇らせることができます。ただし、リフォームの「交換」と違って「修復」は予算が高め。色むらを抑える程度なら、自力で「アク洗い」が可能です。

 コストコタオルで、水拭きを繰り返します。汚れが強い場合は、洗剤を使うと◎。アク洗い用の洗剤は値段が高めなので、アルカリ電解水(アルカリ性)や重曹(弱アルカリ性)でも大丈夫。無垢材だと、水シミが残ることもあるので様子を見ながらの作業が安心です。コストコタオルは吸収力が強いので、その点もカバーできます。

「敷居」のくすみをアク洗い

 敷居は人が触る場所(皮脂が付着する)のため、薄めた中性洗剤を含ませて拭きあげます。コストコタオルの右面の汚れをご覧ください。ちょっと拭いただけで、これだけの汚れが浮き出ます。

「押し入れ」のカビをアク洗い

 次は、カビの臭いが気になる「押し入れ」をアク洗いしていきます。写真はアク洗い前の押し入れ。窓のない和室は、どうしても通気性が悪くなりカビが発生しやすいのです。

【押し入れのアク洗い手順1】クエン酸で汚れを浮かす

 押し入れの汚れは、リフォーム会社のアドバイスで「クエン酸」を使用しました。クエン酸スプレーで汚れを浮かして、古いタオルで拭く作業を繰り返します。上段だけで、タオルが真っ黒に。

【押し入れのアク洗い手順2】除湿機を使って、しっかり乾かす

 クエン酸水で汚れを浮かせて濡れ雑巾で拭いた後は、木材をしっかり乾かすことが重要。和室の空気の通り道がない場合は、除湿機と同時にサーキュレーター(扇風機)を回すと良いです。

【押し入れのアク洗い手順3】仕上げはアルコール除菌

 しっかり乾燥させた後は、コストコタオルに「消毒用エタノール」を含ませて仕上げます。カビを抑制する効果はもちろん、カビの臭いを抑えることもできます。

押し入れのアク洗いは晴れた日がおすすめ

 アク洗い後の押し入れです。押し入れの掃除をするのは、風通しの良い晴れ日がおすすめ。年末の大掃除や、来年春の冬物をしまい込む前にしてみてはいかがでしょうか?

「半間の押し入れ」のアク洗い

 半間の押し入れは、油汚れがあったので重曹水(弱アルカリ性)を作ってアク洗いをしました。壁に重曹水を含ませると、汚れが滴ります。

 アク洗い後は、湿気がたまらないように除湿剤と脱臭剤を設置しました。

 家具のお手入れは「乾拭き」が基本です。コストコタオルは、「水拭き用」と「乾拭き用」の2枚持っておくのが便利。築30年の家のドアノブは手垢汚れも落ちにくいので、お湯で薄めた中性洗剤を含ませて2度拭きしました。

ドアの蝶番まわりは汚れが溜まりやすい

 「蝶番」まわりの掃除はスルーされがちですが、よく見ると汚れています。特に、油汚れがつくキッチンと湿度が高いお風呂のドアの蝶番は汚れやすいので要チェック。

 キッチン収納は、中身を空っぽにすると、べたついた汚れがびっしり。道具を入れる前に、30年分の油を落とします。なお、キッチンの設備(換気扇とコンロ)を取り替えて、ほかはそのまま使うことに。

キッチンの扉裏の隙間にも汚れが

 扉の隙間裏には、油と埃汚れが。観音扉に付いているスライド蝶番は、ドライバーひとつで簡単に着脱できます。キッチンの扉は小さいので、外したほうが掃除がしやすい。

 コストコタオルと油汚れ用マジックリン(アルカリ性)で拭きました。コストコタオルは起毛側を使うと、柔らかい布スポンジのように汚れを落とすことが可能。

キッチンの扉裏の包丁差しも掃除

 キッチンの扉裏にあった、プラスチック製の包丁差しです。造りが簡単なので、ネジを外して洗いました。洗った後は早く乾かしたいので「スコットショップタオル」で拭きます。

キッチンの扉はスポンジで洗う

 扉はメラミンスポンジとマジックリンで汚れを落としました。泡を作るように優しくこすって、汚れが浮き出たらコストコタオルで水拭きします。洗剤が残らないように、しっかり拭き取りましょう。

 暗いトーンから、明るい色に変わりました。最後の仕上げに、コストコタオルにハッカ水を含ませて拭き上げると害虫対策になります。

キッチンの「床下」の掃除

 システムキッチンの足元の汚れです。隙間は害虫の出入り口になるので、隙間処理も兼ねてキレイにしたい場所。

 コストコタオルが届きにくい扉下の隙間汚れは、メラミンスポンジを使いました。この隙間にはリメイクシートかマスキングテープを貼って塞ごうと思っています。

掃除をプロにお願いする際は「繁忙期時期」を避ける!

 今回、収納庫は自力で掃除をしましたが、エアコンとお風呂などの水回りはハウスクリーニングへ依頼しました。プロに依頼する際のポイントは、「繁忙期を避ける」こと。春の引越し(3〜4月)、夏のエアコン(6〜10月)、冬の大掃除(11〜12月)は、プロも時間に追われる掃除になりがちなので、余裕のある1〜2月がベストです。

年末の大掃除に絶対買い! 片付けのプロおすすめグッズ『スコットショップタオル』の使い方18選

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」クライアントは、筆者の「実家」です。ゴミ屋敷を処分して、中古マンションへと引っ越しました。ただ、築30年のマンションはカビだらけ……。30年分の汚れを、見えにくい裏側まで一掃していく様子をお伝えします。年末の大掃除にも使えますよ!

コスパ満点「万能ウエス」で家の隅まで大掃除!

 写真は築30年・中古マンション。部分リフォーム以外は、すべて「自力で掃除」です。処分したゴミ屋敷から持ってきた小物も、全てキレイにする必要が。今回は、汚れ掃除に役立つ「スコット ショップタオル」を紹介! 1枚あたり約6円で、古タオルよりも激安です。

【万能ウエス】Scott SHOP TOWELS (スコット ショップタオル オリジナル)

 手前が、人気の「Scott SHOP TOWELS (スコット ショップタオル オリジナル *1)」です。コストコでは、10ロールセットで販売されています。ホームセンターは1個から購入可能(東京近郊調では、ロイヤルホームセンター、コーナン、ビバホーム、カインズで確認)。工具や塗料のコーナーに並んでいることが多いです。

【青】Scott SHOP TOWELS / スコット ショップタオル オリジナル

 青の「スコット ショップタオル」は、布ウエス(雑巾)のように丈夫で、紙ウエスのような吸水性を持つ「使い捨てウエス」です。水に濡らすほど頑丈になり、繰り返し使えるのが魅力。とても頑丈なので、雑巾よりコスパが良いと大好評です。柔らかい起毛タイプの質感で、車の整備、家の修繕や掃除用に使用可能。

 次では、米国の口コミを参考にした使用例など、「使い方18選」を紹介します!

 まずは、基本の使用例から。整備士愛用の商品なので、デリケートな素材もピカピカにできます。当然、家中のステンレスやガラス磨きにもOK。水に濡らして汚れを拭き、乾いた布で磨き上げます。小さな汚れなら、特別な洗剤がなくても水だけで落ちますよ。

【スコット ショップタオルの使い方.2】ブラシ不要!  砂、毛、ホコリもキャッチできる

 フローリングの隅に溜まる、埃と毛がモップのように絡み取れます。通常「砂の汚れ」は、掃除機やブラシで取り除いてから拭くのが素材を傷めないルールですが、少量なら「スコット ショップタオル」で大丈夫。掃除の工程を減らせるので、楽になります。

【スコット ショップタオルの使い方.3】床用ワイパーに付けて、天窓の結露拭き!

 フロアワイパーに「スコット ショップタオル」をつけて、届かない窓の結露取りに! 吸水力がある市販のタオルより「軽さ&薄さ」が違うので、高い場所に向いています。使った後はワイパーを逆さにしておけば、水を含んだままでも乾きやすいので楽ちん!

【スコット ショップタオルの使い方.4】破れにくいから「狭い頑固汚れ」もOK!

 人気の秘訣は、強い「耐久性」です。頑丈で破れにくいので、頑固な汚れ落としにも挑めます。狭い溝や角の汚れには、写真のようにマイナスドライバー、ステンレス箸、ヘラを使います。

 水回りの水アカは、水滴を残さなければ効果的に防げます。ついでに、ゴキブリ対策にもなるので、「スコット ショップタオル」を1枚用意しておくと、非常に衛生的。水道を使った後はサッと拭いて、片手で絞ればOKです。

【スコット ショップタオルの使い方.6】キッチンの油落としに便利

 吸油性に優れているので、「オイル汚れ」も得意。魚グリルや換気扇のパーツなど、細かい部分の洗浄に向いています。スポンジだと1回でダメになるベタつき汚れも、丈夫な「スコット ショップタオル」なら◎。コスパも高いです。

【スコット ショップタオルの使い方.7】潤滑剤を使った「金属の汚れ落とし」に

 築年数が古い物件は、ドアや扉の蝶番が汚れて開閉が悪くなりがち。「スコット ショップタオル」は潤滑剤や保護剤を使った掃除にも向いています。屋外のドア、門、ベランダの手すりなどの「くすみ汚れ」にもコレ!

【スコット ショップタオルの使い方.8】ガラス掃除に優秀!

 食器用洗剤をお湯で溶かした液に「スコット ショップタオル」を浸せば、ガラスの汚れ落としが可能。乾拭きで、磨くように拭き上げるとガラスがピカピカに。道具の用意も後片付けも不要です。

【スコット ショップタオルの使い方.9】コスメ道具の「油汚れ」や「筆洗い」に最適!

 「スコット ショップタオル」を4〜6分割にカットして、「無水エタノール」でパッケージを拭きます。化粧品のファンデーション汚れも、さっぱりキレイに。「筆洗い」の手入れにも人気で、ネイリストや画家の愛用者も多いそう。子どもの絵の具や書道の片付けも、楽になります。

 家中の思いがけない場所で食材をこぼしても、浸透する前にサッと吸収。ペットのトイレの失敗や嘔吐にも、「スコット ショップタオル」があれば、嫌な臭いを残すことなく処理できます。

【スコット ショップタオルの使い方.11】アルコール消毒に便利

 ご自宅の家具と相性の良い消毒剤とセットで使用します。「スコット ショップタオル」は繰り返し使えるので、場所別、目的別に用意しておくと便利。

【スコット ショップタオルの使い方.12】トイレ掃除にも

 「スコット ショップタオル」1枚を四つ折りにして、面を変えながら拭いていきます。備品や床を拭いた最後に、便器裏の念入り掃除を! ブラシより手磨きのほうがしっかり汚れを落とせて、長くキレイな状態を保てます。ただし、強い洗剤を使うと色落ちするので、中性洗剤を使用しましょう。

【スコット ショップタオルの使い方.13】シューケア布として使える!

 レザー用品は、柔らかい起毛布(綿)で艶出しをしますよね。そのため、質感が似ている「スコット ショップタオル」がおすすめ。レザー用品のお手入れにも活用できます。念のため、まずはレザーの目立たない場所から、お試しを。

【スコット ショップタオルの使い方.14】ベランダや玄関の汚れにも

 古いタオル(雑巾)がない時に! ベランダの物干し竿、手すり、外窓、室外機などを拭いて、最後にベランダ床のゴミをかき集めてゴミ箱へポイ。使用済みの「スコット ショップタオル」があると、惜しみなく使いきれます。

【スコット ショップタオルの使い方.15】キッチン用ふきんにもなる(個人的な使用法)

 カトラリーの水拭きが甘くても「収納ケース敷き」に使えば、大丈夫。キッチン周りの水滴を素早く取り除きたいときにも便利です。

※注意:キッチンでの使用は、個人的な自己判断による使い方です。食品衛生の検査を満たしたキッチン用商品ではありません。

 キッチンの雑巾は、長く使うと臭いが出がち。漂白剤や煮洗いの手入れも大変です。「スコット ショップタオル」なら、こまめな頻度で取り替えられて衛生的。厚手で使いたい場合は、2枚の長さでカットします。

※注意:キッチンでの使用は、個人的な自己判断による使い方です。食品衛生の検査を満たしたキッチン用商品ではありません。

【スコット ショップタオルの使い方.17】冷蔵庫の「液漏れ吸収シート」に(個人的な使用法)

 冷蔵庫のドアポケットの、液体漏れを防ぐ「吸収シート」に使います。また、食材が痛んでも冷蔵庫が汚れないように「野菜室」にも使用。ちなみに、筆者は野菜の脱水や魚を捌くときにも使います。キッチンペーパーより強く、色移りがないので良いです。

※注意:キッチンでの使用は、個人的な自己判断による使い方です。食品衛生の検査を満たしたキッチン用商品ではありません。

【スコット ショップタオルの使い方.18】外出時の使い捨てタオルに

 外出時にハンカチを持たない確率98%の筆者ですが、さすがに育児中の今は必要なので「スコット ショップタオル」をバッグの中に数枚入れています。外出先で手を拭く時はもちろん、濡れた遊具の水拭き、テーブル除菌にも活用。

スコット ショップタオルは何度も洗って再利用できる!

 テレビやソーシャルメディアの影響で、青ロール以外の「スコットブランド」の取り扱いも増えてきました。以下、種類別の値段と特徴です。

【写真左から】

[青]Scott SHOP TOWELS / スコット ショップタオル オリジナル

(1ロール/55カット)330円前後(某ホームセンター調べ)1枚:約6円
▼青のポイント
一般的な自動車のメンテナンス使用のほか、住宅の掃除にもおすすめ。

[緑]Scott SHOP TOWELS / スコット ショップタオル ライト

(1ロール/60カット)480円前後(某ホームセンター調べ)1枚:約8円
▼緑のポイント
表面が凸凹のエンボス加工で、青ロールより毛羽立ちが少ない。ガラス、クロム、窓、鏡の研磨と拭き取り用に設計。ほか、ヘビー(グレー)もあり。

[白]Scott RAGS / スコット ラグス ホワイトロール

(1ロール/60カット)380円前後(某ホームセンター調べ)1枚:約6.3円
▼白のポイント
水に濡らすとキッチンペーパーの7倍強度を持つ(米HPより)。塗装、研磨、細部の仕上げ、吸水掃除、染色、研磨、家具の磨き仕上げなど万能に使える。

 スコット タオルの魅力は何と言っても繰り返し使えること。活用すれば、コスパ良く家中をキレイにすることができますよ!

片付けのプロが教える「やってはいけない掃除」ベスト18! 100均の結露防止シートは絶対NG?

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」クライアントは、筆者(伊藤まき)の「実家」です。前回までにゴミ屋敷化した一軒家を処分して、中古マンションへと引っ越しました。ただ、築30年のマンションはカビだらけ……。30年分の汚れを、見えにくい裏側まで一掃していく様子をお伝えします。年末の大掃除にも使えますよ!

「やってはいけない掃除」ベスト18

 写真は住み替え予定の築30年・中古マンション。30年分の汚れがひどいです。プロの部分リフォームと自分でできる大掃除で変えていきましょう。

 今回は、掃除前に知っておきたい「やってはいけない掃除」ベスト18をご紹介します!

【やってはいけない掃除】
1位:100均の「結露シート」でカビ対策

  気温が下がってくると、結露が気になりますよね。結露はこまめな手入れを怠ると、高い修繕費用がかかることも……。100均の結露シートを使う方も多いと思いますが、筆者宅の場合、結露シート、ロールカーテン共にカビだらけで、湿ったシートのせいで窓枠の内部まで腐っていました。「結露シートのつけっぱなし」でカビが増えたと予想。

結露対策は、そもそもの原因解決とこまめなお手入れ

 結露がひどい場合、最も良い解決法は「結露シート」ではなく、窓のリフォームで「二重窓」にすること。天窓は変えられないため、以下4つの手入れでカビ対策することをオススメします。

1:吸水タオルでこまめに水を拭く
2:こまめに換気をする
3:サーキュレーターをかける
4:除湿器をかける

 YouTubeやインスタグラムなど、ソーシャルメディアの掃除の情報をマネるのもNG。プロの掃除系YouTuberが発信した「独自のやり方」が、短く省略されて大切な部分が抜け落ち、間違った情報として広がっていることも。中には、大袈裟な内容、ズレた解釈、化学反応が起きやすい扱い方などもあるため注意が必要です。

【やってはいけない掃除】
3位:「設備・取扱説明書」を読まない

 トイレ、お風呂、洗面台、キッチンといった住宅設備の「取扱説明書」を読まずに、掃除をするのはNG。説明書には、必ず「お手入れの情報」が書いてあります。筆者宅の「お風呂の説明書」には、通常の薬局では取り扱いが少ない「油膜皮膜の洗剤」が推奨されていました。

 また、シャワーヘッドの掃除は「クエン酸に漬ける」というライフハックが有名ですが、「説明書」には載っておらず「水洗い」が推奨されています。メーカーや素材によって、推奨する方法と洗剤がまったく異なるので、しっかり確認しましょう。

【やってはいけない掃除】
4位:見えないふりで「後回し」

 写真は、キッチン戸棚の下(足元)です。見えにくい部分である「下や裏」の掃除は後回しにしがちですが、長く放置した結果、黒カビに変化します。板の裏までカビで腐敗することも。見えないふりをし続けたことで、修繕費が高くなります。

【やってはいけない掃除】
5位:なんでもかんでも「オキシ漬け」

 金属製品に、オキシクリーンはNGです。特に、換気扇周りの部品は注意が必要。防水加工されたステンレス製品(洗濯機浴槽、風呂釜の穴や蓋)には使えますが、メーカーによって注意書きがあります。オキシクリーンはプラスチック製品の汚れに強いものの、漬ける時間や洗剤の量を守らないと、塗装やコーティング加工を落としてしまうことも……。

 掃除系YouTuberが発信し、今ではSNS上でも掃除の技として頻繁に見る「トイレ用洗剤を目的外に使う方法」は、実は危険。その瞬間は簡単に落ちてキレイになっても、材質が傷みます。変色や劣化が早くなるため、数カ月後には逆に汚れやすくなる可能性も。洗剤は使用用途を守るほど安心です。

【やってはいけない掃除】
7位:どこにでも「メラミンスポンジ」を使う

 水をたっぷり含ませてこするだけで汚れを落とせる「メラミンスポンジ」ですが、フローリング床材、コーティングされた浴槽(ツルツルの材質)、プラスチック素材など、使用NGの素材がいっぱい。確認してから使用しましょう。

【やってはいけない掃除】
8位:値段や機能を重視して洗剤を選ぶ

 年末年始や引っ越しシーズンになると「新作の洗剤」の広告が増えますが、汚れを落とせるかどうかは洗剤の値段や機能よりも、スピードが重要。汚れが付いた瞬間なら、水だけで落ちます。汚れが深くなる前なら、お湯で薄めた中性洗剤(食器用洗剤やウタマロ)で十分。すぐ落とせば、安価な洗剤だけで済みます。

【やってはいけない掃除】
9位:石素材に「クエン酸」「重曹」「酸素系漂白剤」を使う

 「クエン酸」「重曹」「酸素系漂白剤」は、石材の艶を奪います。基本的に「石材」には使用しないのが無難。石材には、天然大理石、人工大理石(樹脂系)や人造大理石(樹脂系と石材の混合)がありますが、見た目では区別できません。人造大理石の種類もポリエステル系とアクリル系とあり、扱い方も異なります。艶材(コーティング)の種類もさまざまです。石材のお手入れは「中性洗剤」が基本と思ってOK。汚れが強い場合はご自宅の「取扱説明書」で確認します。

 「塩素系洗剤」は使い方が簡単だからと、あらゆる場所に使う人が増えているそう。ただ、近距離で使う場合はマスクや手袋、メガネなどの保護と換気が必要。プラスチックやステンレス素材にも使えますが、しっかり水で落としきらないと変色や劣化の原因になります。

【やってはいけない掃除】
11位:「分解掃除」のしすぎ

 「分解掃除」をしすぎると、故障するリスクが増えます。筆者の失敗談は、水道の蛇口、トイレの換気扇、トイレタンクです。写真の蛇口は、何度も分解したので壊れてしまい「交換費用」が高くつきました。この経験から、細かいところはスルーするよう頑張っています。

【やってはいけない掃除】
12位:油汚れに強い「セスキ炭酸ソーダ」をアルミ素材に使用

 換気扇やガスコンロの油汚れに強い「セスキ炭酸ソーダ」も、アルミ、銅、真鍮(しんちゅう)製品や表面加工品には使用NG。換気扇のシロッコファンは、アルミ製が多いので変色や色ムラがおきます。まずは、「換気扇の説明書」をしっかり読んで、その家にあった洗剤で洗いましょう。

【やってはいけない掃除】
13位:水回りの「ゴシゴシ洗い」は絶対禁止

 昔のお風呂はタイル貼りが多かったので、「こすり洗い」ができました。今はほとんど塗膜加工を施しているので、優しく洗うように推奨されています。カビが出やすいゴムパッキンやコーキングも、強い力を加えると削れます。なお、10年を超えるとそろそろ寿命なので、「再生塗装」「剥離清掃」「リフォーム」など、プロの手を検討すると良いです。

【やってはいけない掃除】
14位:アルコール液でフローリングや家具を拭く

 ウイルスを除去するために、アルコール除菌スプレーでサッシやドアノブを拭いていませんか? 建具の素材、塗装の種類、プラスチックの種類によって変色する恐れが。アルコール除菌剤は、「建具表面の艶加工」を落とします。アクリル素材、フローリング(ワックス)、家具(ニス)、液晶画面(テレビ・パソコン)は基本的にNG。アルコール除菌スプレーの注意書きを、確認すると安心です。

 掃除後に、スプレーするだけで汚れがつきにくくなる「コーティング剤(親水コート・撥水コート)」が人気です。次の掃除が簡単になるものの、効果が長く続くものではないので、こまめに塗り直す手間が増えることに。また、建具の隙間や枠(凹凸)にシリコーンが詰まり白いカスになる場合も。

【やってはいけない掃除】
16位:カビ取り剤の上からこする

 カビ取り剤をつけてそのままブラシで強くこするのはNG。こすることで、カビの胞子が飛びます。また、ゴムパッキンやコーキングの上からこすると素材が傷んでしまいます。カビ汚れがひどいときは「カビ取り剤でパック」してから、約20〜30分置いて水で流せばOK。それでもカビが残る場合は、翌日、翌々日と同じ作業を繰り返します。

【やってはいけない掃除】
17位:窓やドアを開けて換気をしない

 掃除機をかけたり、ほこりを落とす作業のとき「窓を開けるとほこりが舞う」ので換気はNGとされます。ただ、洗剤を使う掃除や日常のお手入れには、換気が重要。写真の玄関まわりは、閉め切っていたせいで「カビ」と「さび」で傷んでいました。

【やってはいけない掃除】
18位:説明書を読まないまま、お風呂に防カビ剤を使用

 お風呂掃除の後に「防カビ剤」をする方も多いと思いましが、メーカーによっては「防カビ剤は使用しないでください (水や湿気に反応して発生するガスにより、金属の腐食、ゴムの劣化で水漏れの原因になります)」との説明があることも。お風呂全体に霧になった洗剤が付着するため、黄ばんでしまったという声もあるそう。自宅の「お風呂の説明書」と「商品の説明書」をしっかり読んで確認すると◎。

家の寿命を伸ばすなら「優しいお手入れ」

 上記内容のほかにも、材質と洗剤の種類による「使用不可」はたくさんあります。お掃除をする前に、自宅の「取扱説明書」と洗剤の「使い方」をしっかり確認することで、家の寿命を延ばすことが可能。

 ただ、家が新しいほど優しいお手入れで済みますが、築年数がたっていたり先住人の扱い方によっては「汚れが頑固」になるので、その時は「強めの洗剤でパック」「スチームで汚れを浮かす」などの手入れが必要になります。

実家がゴミ屋敷化、今すぐ片づけるべき? 5つのチェック&生前整理の流れを解説

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」今回のクライアントは、筆者(伊藤まき)の「実家」です。さながらゴミ屋敷だった実家ですが、紆余曲折を経て「生前処分」を実施できました。

 前回までに、「実家に眠るゴミの処分法」をまとめました。今回は、ゴミ屋敷になってしまった実家を放置せず、今すぐ片付けるべき理由と、生前整理の流れについて紹介します。

今すぐ実家の片付けを始めるべき? 5つのチェック項目

 以下、A〜Eの5つの質問に2つ以上当てはまるのであれば、今すぐ実家の片付けを始めるタイミング。親に何かあってから急ぐより、今から備えるほうが安心です。

A:子どもが実家を出て自立している
B:親が60歳を過ぎている
C:処分費をなるべく抑えたい
D:玄関にまでモノがあふれている
E:親の財産や重要書類の内容を把握していない

 それぞれの理由を、解説していきます!

今すぐ実家を片付けるべき理由【A:子どもが実家を出て自立している】

 子どもが実家を出て独立しているなら「子ども部屋」から片付けましょう。また、一つでも「何もない部屋」を用意しておくと、ほかの部屋を片付ける時に便利。ゴミを運び出せる日まで、保管することができます。なお、親が片付けに否定的な場合、頑張る姿とスッキリした結果を見せることで親の気持ちを動かせるかも。

<子ども部屋から片付けるメリット>
・子ども部屋を片付けて、親のやる気を促す
・粗大ゴミや不燃ゴミの一時置き場になる
・片付いた部屋を有効利用できる(孫の遊び部屋、ストックルームなど)

今すぐ実家を片付けるべき理由【B:親が60歳を過ぎている】

 WHOが作った「健康寿命*」という指数では、70代になると認知機能の低下といった問題が出やすいとされています。筆者の親(70代)も、かがむ姿勢ができなかったり、自治体のゴミのルールも複雑で、分別が難しかったようです。足腰の力も入らないため、落ちたモノも拾えず。そのため、体力や知力に余裕のある60歳くらいから片付けるのがおすすめです。

<親が60歳で片付けるメリット>
・体力と知能に余裕がある
・家の中での転倒事故を防ぐ

*日本人の平均寿命から、寝たきりや認知症など介護を必要とする期間を差し引いた期間を健康寿命(男性=70.42歳/女性73.62歳)とする。

 片付けにかける時間があるほど、処分費を抑えることができます。粗大ゴミは、断裁して燃えるゴミサイズに。鉄ゴミなら売ることもできますし、贈答品などは中古品としてリサイクルショップに引き取ってもらえます。

 今後はますます処分費が高くなることが予想できるので、早く始めるほど安く済みます。筆者宅の失敗例としては、実家の解体費に石綿検査費(筆者の場合20万円)の法改正がありました。

<処分費を抑えるメリット>
・今後は処分費が高くなることが予想される

今すぐ実家を片付けるべき理由【D:玄関にまでモノがあふれている】

 消費者庁が発表している「日常生活での高齢者の転倒・転落」によれば、親の介護が必要になる原因の12.5%が「骨折と転倒」です。家の中で転んだだけで、大惨事を招きます。一般的に「実家の片付け」を意識するきっかけの多くが、親の病気や死別。救急車を家に呼んだり介護をお願いする際、家の中がモノであふれていると邪魔になってしまいます。

<散らかりをなくすメリット>
・親の「転倒」を防ぐ
・救急車やヘルパーさんが出入りしやすい

今すぐ実家を片付けるべき理由【E:親の財産や重要書類の内容を把握していない】

 親の判断能力がはっきりしているうちに、財産や重要資料の保管場所を知る必要があります。「お金に関する資料」「契約に関する資料」「不動産に関する資料」がいつでも出せる準備をしておきましょう。2024年より相続登記の義務化などの法改正もあるので、早めに調べておくと損をしないで済みます。

<重要書類の話し合いのメリット>
・不要な契約内容を見直すことができる
・節税対策ができる

 次に、実家の生前整理をする前の注意点と手順を説明します。

 親が健康なうちに、財産の整理や持ち物の処分をしておくことを「生前整理」といいます。ただ、実家は「親の所有物」なので、子どもが勝手に進めるのはNG。とはいえ、何十年もかけて増やしたモノを親だけで片付けるのも無理があります。まずは子ども部屋から片付けて「処分費が安いうちに一緒に減らそう」「いらないモノを売ればお金になるよ」など、親が得をする提案から歩み寄ると良いと思います。

【流れ1】生前整理は「減らす」からスタート

 子どもから見ると重くて扱いにくい古い家具も、親の感覚では「高かったモノ」「今の時代では買えないモノ」。一気に捨てずに「減らす」作業から始めます。荷物がまとまり、親がスッキリした暮らしを気に入ったらからでも、本格的な処分は遅くありません。

【流れ2】親が管理できる量に減らして、わかりやすく配置する

 モノの数を減らしたら、残したモノを管理しやすいように配置します。基本的には、親のやり方(以前のまま)が使いやすいのですが「腰より下」「肩より上」に置くのは避けたほうが無難。棚の上に平置きする、吊り下げるなど高齢者が取りやすい配置に直します。

【流れ3】親の生活動線上から「倒れるモノ」「床に置くモノ」をなくす

 床につまずくようなモノを置かないように、レイアウトもスッキリ見直します。リビング、寝室、キッチンも動線(歩き回る道)は、凸凹がないように。倒れたら動線を塞いでしまうような家具は、壁に固定するなどしておきましょう。

 部屋の荷物が減ってスッキリしたら、書類の整理です。不動産、保険、銀行、契約など財産や支出に関するお金の出入りをまとめます。パソコンやスマートフォンを使っているなら「デジタル整理」も必要。また、相続と家族関係の複雑な問題が絡む場合は専門家へ相談しましょう。

「生前整理」は子どもの心身も元気なうちに

 ネットで「実家の片付け」と検索してみると、「うんざり」「処分できない」「疲れた」「費用」「誰がする?」「何から?」「どこから?」などのワードが並びます。ゴミ屋敷になってしまった実家の生前整理には、苦労している人が多いようです。親だけではなく子どもの心身も元気なうちに、片付けに取り掛かりましょう。

実家がゴミ屋敷化! 片付け・処分が大変だったモノベスト20&実際かかった費用と時間は?

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」今回のクライアントは、筆者(伊藤まき)の「実家」です。さながらゴミ屋敷だった実家を、紆余曲折を経て「生前処分」を実施できました。

 前回は、処分費5万円未満で「粗大ゴミの捨て方・10パターン」をご紹介しました。一方で、小さなゴミや捨て方の判断がつきにくいゴミのほうが「心が折れる作業」だったりもします。そこで今回は、片付けが大好きなプロでもしんどかった「捨てるのが大変だったモノ・ベスト20」と処分のポイントをまとめました。なお、実家本体は不動産売却します。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第1位:分別が必要な液体

 残量がある缶や瓶といった「液体の分別」が一番大変でした。一つひとつ中身を出して、缶に穴を開ける作業を繰り返します。自治体によっては、中身を水で洗浄するなど細かいルールがあるところも。このほか、果実酒、化粧品、調味料などの残った液体も処分しました。

 実家のある自治体では、有毒性のある薬品及びその容器は「購入店」や「メーカー」に相談して処分することになっていました。発煙筒、殺虫剤、農薬、中身が入ったペンキなどの相談は購入店と各メーカーへ。消火器の相談先は、購入店、消防設備組合へ。こうした商品を購入した際は、どこで買ったかを油性ペンで本体に記入しておくと便利です。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第2位:解体と分別が必要な素材

 額縁に入れて飾ってある写真、賞状、絵画、免許、美術品などは、一つひとつ分解して、木・ガラス・紙に分別します。捨てがたい思い出は、写真に記録して処分すると◎。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第3位:30cm以上のプラスチック製品

 小さな衣装ケースも、30cmを超えれば「粗大ゴミ=有料」。柔らかいプラスチックケースなら、細かく切り刻んで小さくすれば可燃ゴミに変わります。灯油が残ったポリタンクは、廃油処理パックで処理して可燃ゴミへ。自治体によると、20Ⅼ以下のポリタンクは不燃ゴミでした。

 筆者の実家には、本のほかにも300枚以上のレコードがありました。大量の本、雑誌、DVDなどは状態が良ければリサイクルショップに売ることができるのですが、どれもカビの臭いがして買い取ってもらうのは難しそう……。そのため、不燃ゴミのレコード盤と可燃ゴミのパッケージとで分ける作業が大変でした。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第5位:思い出グッズ

 家族の思い出も、処分が大変。アルバムといった紙のほか、トロフィーや旅先の土産コレクションなどが加わったら、もうお手上げです。実家で「家族の思い出グッズ」が出たら、自宅へ持ち帰って作業するのがラク。分厚いアルバムはかさばるので、100均のスリムサイズに入れ替えました。写真もベストショットだけに厳選すれば、場所をとらないコンパクトサイズになります。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第6位:売れない贈答品

  箱に入ったタオル、衣類、寝具、食器といった贈答品が押し入れにどっさり。きれいな状態なら「箱付き未使用品」として売ることができますが、タバコの臭いが染み付いていたので、紙の外箱と中身を分別。

 筆者の親は捨てようとすると怒るので、布類は洗濯機へ。臭いは消えたので使うことにしました。こういった贈答品は、使わないと思ったら早めに売りましょう。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第7位:人形や仏具など

 人形や神具も、「捨て難いモノ」です。筆者は捨てるタイプなので、迷わず不燃ゴミへ。風習グッズの処分が気になる方は、「魂抜き」や「お焚き上げ」でお調べください。

 将来、価値が上がることを期待したコレクション類です。パールや昔のお金など、価値があるのかを調べることに時間を使いました。ただ、小さくても「昭和のおもちゃ」は、意外に価値があることが判明。自宅に持ち帰って、じっくり調べてみることをオススメします。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第9位:食器や鍋類

 昭和の食器は5〜6客のセット売りが主流だっため、使っていないものが大量に……。食器類は不燃ゴミの日に少しずつ出します。ゴミ捨て場まで運ぶのは地味につらい。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第10位:鳥小屋、犬小屋、熱帯魚の水槽

 スチール製の犬小屋、熱帯魚を飼育した巨大な水槽、鳥小屋が放置されていました。細かいモノは処分して、大型の犬小屋は不動産売却の「残置ゴミ」として交渉できました。大変だったのは、水槽の砂利(石類)です。販売店や専門業者へ相談しましたが、最終的にこれも残置ゴミとして処理。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第11位:コンクリートブロック類

 実家のある自治体によれば、コンクリートブロックと物干し台(土台)は、購入店、各メーカー、廃棄物リサイクルへ相談してくださいとのこと。一つひとつ、問い合わせ先やルールが違うので大変。ちなみに、こちらも残置ゴミとして受け入れてもらえました。

 台風で壊れた屋外のスチール物置。不動産売買で中古物件として売れるのは、「状態が良いモノ」だけです。我が家は工具で解体して残置ゴミにしました。解体の際に出た金属系のゴミは、買取してくれる会社が近所にあったのでそこで処分。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第13位:古いタイヤ

 自治体によれば、古いタイヤは購入店、自動車販売店、ガソリンスタンド、カーショップ、処理業者に相談してくださいとのこと。今回は、不用品回収業者へ依頼。4個で5,000円でした。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第14位:自転車、バイク、車

 外には放置された自転車、バイクといった乗り物は、粗大ゴミセンターへ持ち込みました。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第15位:1人で動かせない金庫

 金庫は、いろいろな素材の集合体なので鉄ゴミ買取会社も買取不可。今回は不用品回収業者へ依頼しました。重さがあるので2人体制で運び、1個あたり5,000円の処分費で済みました。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第16位:古い家電

 冷蔵庫は、家電リサイクル法の対象製品ですが、持ち出すことが難しいため、不用品回収業者へ依頼。2人体制で、5,000円の処分費がかかりました。洗濯機は残置ゴミに。

 家族の数だけ、布団もあります。かさばるので、空気を抜きながら紐で縛るか90Lのゴミ袋へ入れて圧縮し、処分センターへ持ち込みました。ちなみに、羽毛はリサイクル対象品です。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第18位:解体が大変な「ベッド」

 今時のベッドは組み立ても簡単ですが、昭和のベッドは頑丈でした。解体するときは、電動ドライバーがあると便利です。マットレスと一緒に処分センターへ。

 スプリング(コイル)入りマットレスは、自治体により「処理困難品」の場合が多いようです。中のスプリングを取り除くなど、分別を要する自治体もあります。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第19位:庭の「シンボルツリー」と植物たち

 シンボルツリーだった、庭木の枝や実(柿、杏、ソテツ)たち。「抜根」で調べたところ、幹の太さにより、3万円前後かかるそうです。

実家の生前処分、捨てるのが大変だったモノ
第20位:家具

 カラーボックスなどの軽い家具は、集成材なので簡単に壊すことができます。家具のサイドから押すように力を加えれば、一瞬で壊れるので処分センターへの持ち込みもスムーズ。のこぎりで裁断すれば、可燃ゴミとしても出せます。ガラス製の場合、小さいモノであれば、不燃ゴミ袋に入れて出すことも可能です。

 一方、天然木の家具は、重量があるので1人で動かすのは困難。前回の「粗大ゴミの10の出し方」にまとめたように、不用品回収業者に依頼するのがオススメです。

実家の片付けにかかった時間とお金

 今回、実家の片付けに実際にかかった時間とお金をざっくりとまとめました。

【時間】
筆者宅から、実家までの往復時間(約3時間)
作業時間(1日4時間)×20回ぐらい
処分センターへのゴミ搬出回数×12回(兄弟が担当)

【お金】
高速代(往復3,000円)×30回ぐらい
処分センターへのゴミ処分費(合計2万6,000円)
不用品回収会社のゴミ処理支払い(合計2万円)

 今後は法律の変更や燃料費、人件費などの面で、処理価格の高騰が予想されます。実家の片付けが必要な場合は、早めに取り掛かることが重要です。

実家がゴミ屋敷になったらどう片づける? 費用5万円以内! 粗大ゴミを処分する方法【10パターン】

 汚家をまるごと片付けます! 連載企画「汚部屋 ビフォーアフター」今回のクライアントは、筆者(伊藤まき)の「実家の片付け」です。紆余曲折を経て「生前処分」を実施してきました。

 実家じまいで一番難しい問題は「暮らす人の気持ち」ですが、そういった親のメンタル面は置いておいて、今回は費用5万円以内を目安に、「実家の粗大ゴミの処分方法・10パターン」と実際の作業方法を紹介。年末の大掃除の参考にもなると思います!

実家の粗大ゴミ処分は、早く動くほど安上がり?

 20~30代の人には「実家処分(実家じまい)」はまだ関係ないと思われがちですが、ゴミの処分だけは健康で体力があるうちに、「自分の持ち物(子ども部屋にあるもの)」から始めることをおすすめします。早いうちに自力でやれば、相場より低予算で済みますし、親の気持ちも動かしやすいのではないでしょうか。

 一般的に実家処分を意識する世代は40〜50代ですが、今後は法律の変更や燃料費、人件費などの面で、処理価格の高騰が予想されます。筆者の場合も、解体工事におけるアスベスト(石綿)の法改正のため20万円も損をしてしまいました。そういった点からも早めに動くのが◎。

衝撃的なゴミ屋敷実家を紹介

 写真は片付け前の筆者の実家です。家電といったゴミなども散乱しています。仕事を引退すると「モノへの執着」が増すケースも多いので、親が高齢になる前からゆっくり歩み寄り、一緒にモノを整理していくことが大切です。

 次に、家の中へ入ってみましょう!

タバコ、湿気臭、油まみれの部屋

 床は歩く道が確保されているので、ゴミ屋敷としてのレベルは低めです。ただし、衛生面は最悪。親は愛煙家なうえ、換気扇も壊れていたので部屋全体がヤニと油まみれ。そのため、再利用不可の粗大ごみが多数。昔は清潔だったので、心が痛む光景です。

 では、粗大ゴミの処分方法と、そのメリット・デメリットを紹介します。

 実家を片付ける際は、鉄、木材、布類を断裁できる道具を用意してください。木材の家具なら、解体して電動ノコギリなどでカットすれば簡単。貸出サービスがあるホームセンターなら数百円でレンタル可能です。鉄のパイプなら、100均のパイプカッターで切れます。

【★メリット】不燃と可燃ゴミ(無料)で処分できる
【▼デメリット】体力、根気、時間、道具が必要

【実家のゴミの処分方法2】金属類は、再利用業者へ持ち込む

 再利用できる資源を買取してくれる、スクラップ買取会社というものがあります。金属類(鉄、アルミ、銅、ステンレスなど)は溶かすので、混ぜ物がなければOK! タイヤ付きホイール、バッテリー、電線、給湯器、ガスメーターなども金属類買取と同じジャンルです。金属ゴミが多いなら、買取会社が近所にあるか調べてみると良し。

【★メリット】軽トラ1台分の量ならランチ代程度の利益が出る
【▼デメリット】買取不可も多いので、見極めが必要

【実家のゴミの処分方法3】自治体の「粗大ゴミセンター」へ持ち込む

 自治体によって異なりますが、筆者が知る限りでは、無料、個数制限、車両ごと計量(グラム単位)があります。可燃と不燃ゴミを一度に運べるセンターも。

【★メリット】気持ち的にも1番簡単!
【▼デメリット】ゴミを運ぶ車両と予約(不要な自治体もあり)が必要

【実家のゴミの処分方法4】自治体の「ゴミ処理シール(有料)」を利用

 自治体の有料の粗大ごみシールを買って、予約した日に家の前などに出します。高齢者に限り、運び出しサービスがある自治体も。車両が用意できない場合におすすめです。

【★メリット】家の近く、家の前などに出すだけ
【▼デメリット】粗大ごみシール代が高い

【実家のゴミの処分方法5】遺品整理・生前整理回収会社に依頼

 遺品整理・生前整理回収会社に依頼した場合、1日で荷物が処分できます。ただし、作業人数とトラックの大きさ(荷物の量)によって大きな出費に。筆者の場合、運び出しが難しい大型品(冷蔵庫、事務机、金庫、タイヤ)だけを、交渉して2万円で引き取ってもらいました。こうした会社は実家の片付けにも慣れているので、対応も良くスピーディーに完了。ちなみに、小物の片付けなども相談可能です。

【★メリット】1日ですべて処分できる
【▼デメリット】予算がかかる

安くて良心的な「整理回収会社」の選び方

 安くて良心的な「整理回収会社」を選ぶポイントは、全国展開する会社で各自治体の「一般廃棄物収集運搬業許可」を取得していること。見積もり時は3社ほどに相談して比較すること。ゴミのサイズ感・量がわかる全体写真をメールで送信してやりとりすれば、交渉の記録になり、何かトラブルがあった際に使えます。お願いしたい会社が決まったら、会社の住所を検索して「外観イメージ」「口コミ」「制服着用」などもチェックしておくと安心です。

 不動産自体を売却をする場合、「不動産売却の査定」の段階から「残置ゴミ(残して良いゴミ)」の交渉ができます。木造住宅の場合は、「木製家具」「鉄モノ」は、解体と同時に壊せるので受け付けてもらいやすい種類です。競合会社が多いほど、特典も増えます。

【★メリット】手間が省ける
【▼デメリット】残置NGのモノもある

【実家のゴミの処分方法7】家電は購入店へ持ち込む

 家電リサイクル法の対象である、洗濯機、エアコン、テレビ(ブラウン管、液晶・プラズマ)、冷蔵庫、冷凍庫、衣類乾燥機は、購入した店舗に持ち込むことが可能です。ただし、購入日からかなりの年数を経過している場合は困難。買った店舗がなくなっていたり、または、引き取りを拒否されるケースもあります。

【★メリット】手間がかからない
【▼デメリット】店舗によって対応が異なる

【実家のゴミの処分方法8】ジモティやリサイクルショップで売る

 状態の良い家具、家電(5年以内)なら、ジモティやリサイクルショップで買取してもらえます。

【★メリット】利益が出る
【▼デメリット】人との交渉が苦手な方はNG

【実家のゴミの処分方法9】不要品買取業へ依頼する

 「軽トラ積み放題9,000円〜買い取ります」といったサービスです。これは、状態の良い再利用できる家具と家電に限られ、搬出代がかかりますが、力仕事をすべて任せることができます。

【★メリット】1日で処分でき、運び出し不要
【▼デメリット】見積もりなどのやりとりが必要

【実家のゴミの処分方法10】引き取りサービスがある店で買い換える

 大型家具、家電類に多いサービスです。衣装ケースなども対応する店舗があるので、「買い替え」を検討するのも手段の一つ。

【★メリット】搬出サービスもあるのでお得
【▼デメリット】店舗や商品によっては、処分費がかかる

 粗大ゴミの処分法がわかったら、片付け作業の開始です! 

 自治体が指定する「可燃ゴミ」と「不燃ゴミ」の袋を広げながら、「処分」と「残す」の種類分けをします。重たいモノ、壊れたモノも多いので軍手は必須。ゴミの種類によっては、可燃と不燃が混ざっているモノがあります。「分別用の段ボール」を用意しておけば、後でいっぺんに作業できます。このとき、工具類(カッター、ドライバー、ペンチ)があると役立ちます。

同じ種類のモノをひたすら集める

 残す小物は、ひたすら「種類分け」を繰り返し、一カ所にまとめます。紙モノ、布モノは「結束紐」や「結束ラップ」を使ってコンパクトに。

実家の片付けは処分費の値上げで困らないうちに!

 「生前処分」はデリケートな問題です。筆者の場合、何度も親から「自分が死んでから捨てろ」と怒鳴られました。ただ、処分費、維持費、修繕費が値上がりしている事情もあり、なるべく早く手を付けたほうが◎。実際にモノを処分したことで、親の「住み替えの決心」を後押しできたと思います。

 粗大ゴミは出し方さえわかれば、意外と楽な作業です。次回は、片付けのプロでも「捨てるのが大変だったモノ」をご紹介します!