本格的メディアミックスが始まった! まだまだ伸びるソーシャルゲーム業界の可能性

 今年5月の「コンプガチャショック」で、先行きを危ぶむ声も出たソーシャルゲームだが、まだまだ伸張は止まらない。8月に発表された6月期決算で、グリーは営業利益と経常利益共に前期に比べ2.65倍に。最終利益も2.63倍の479億6,000万円となった。ディー・エヌ・エーも、大幅な増収増益を維持。5月の「コンプガチャショック」の影響が限定的だったことを示している。  好調が続くソーシャルゲーム業界だが、注目したいのは昨年11月の「モバマス(アイドルマスター シンデレラガールズ)」配信以降に始まった、いわゆるオタク層への急速な普及である。ソーシャルゲームを扱う『電撃ゲームアプリ』(アスキー・メディアワークス)や『ファミ通Mobage』(エンターブレイン)などの専門誌も好調だ。こうした中で、ソーシャルゲーム発のメディアミックス展開も、本格化している。  7月から放送を開始した『探検ドリランド』など、アニメ化企画も次々と進行しているが、それ以上に注目したいのは、キャラクターを使ったグッズ展開である。8月、グリーで提供されているソーシャルゲーム『煉獄のクルセイド』を運営するエンタースフィアは、ゲームの案内人でもある3人娘のグッズ化を発表した。同作品は、登場する神族・魔族。龍族の女のコを「絶対服従」させるというシステムが好評を博している作品だ。なにより、カードのイラストには数十人のイラストレーターが参加しており、非常にキャラクターの訴求力が高い。まさに、ソーシャルゲームの枠を超えて多面的な展開ができる作品の好例といえるだろう。  実際、今回発表されたグッズは、枕カバーとマウスパッドと、アクリルパネルという構成である。かなり、ユーザー層を見極めて展開を行っていることが伺い知れる。 「カードゲームでは、キャラクターイラストが重要な要素です。ところが、ソーシャルゲームではグッズ展開が、あまり進んでいません。そこに、チャンスがあると考えています」(企画・制作を行った株式会社クロメアの担当者)  「コンプガチャショック」を契機に頭打ちになったと思われたソーシャルゲーム業界だが、まだ新たなユーザーの参入は止まっていない。なにより「好きなものには、出費を惜しまない」、いわゆるオタク層が、当たり前のようにソーシャルゲームで遊ぶようになったことで、ゲーム内のアイテム課金で収益を得るものに加え、メディアミックスでも収益を得る方向へと、ビジネスモデルは確実に変化を遂げている。  また、マンガ・アニメ・ゲームなどで人気を得ている作品を、ソーシャルゲームにして成功を治める事例も見られるが、すでに世間で「人気作」と呼ばれるものの版権は、いくつかの大手企業が押さえているとされる。それゆえに、今後「後発」の企業が目指すのは、自社コンテンツを創造し、ソーシャルゲームから、ほかの媒体へ打って出るというやり方だ。ゆえに、今後、キャラクターが魅力的な作品が増加していくことは、想像に難くない。また、グッズ展開の際に、ゲームそのものにも役立つアイテムカードを特典として付与できるのも、ほかのジャンルにはないメリットだ。  オタク層が、ソーシャルゲームを当たり前に楽しむようになり世界は、さらに盛り上がりつつある。 (取材・文=緑林学) 煉獄のクルセイド http://www.entersphere.co.jp/crusade/

トニー・レオン主演映画『一九〇五』制作中止濃厚で前田敦子の世界デビューが完全頓挫!!

「なんでや……」
 世界的俳優トニー・レオンが主演をつとめ、黒沢清監督がメガホンを取る予定だった日中合作映画『一九〇五』の制作が中止される可能性が極めてに高くなったことが、関係者の証言で明らかになった。 「まだ制作中止の発表はされてませんが、ほぼ決まりのようです。理由は、日中関係の悪化に配慮したトニー・レオンの降板だといわれています。数日前から“契約はまだ交していない”と発言するなど、同作への出演に慎重な態度を示していたトニーサイドでしたが、結局調整はつかなかったようですね」(映画関係者)  同作には日本から松田翔太とともに、AKB48を卒業したばかりの前田敦子もメインキャストとして出演が予定されていたが、女優として大きく飛躍するはずだったあっちゃんの“世界デビュー”は頓挫する形となった。 「今回、あっちゃんは、トニー・レオンと松田翔太を向こうに回して“運命の女”という非常に重要な役回りを任される予定でした。トニーはもちろん、黒沢清監督も国際的評価の高い監督ですから、当然、海外の映画関係者にもチェックされることになる。そんなこともあって、最近のあっちゃんはトニー・レオンの出演作をたくさん見て、気合いを入れていた。さぞかし残念でしょうね」(同関係者)  今年公開の山下敦弘監督作品『苦役列車』では堅実な演技で評価を受けた女優・前田敦子。新しいチャンスが訪れる日も遠くはないだろう。

トニー・レオン主演映画『一九〇五』制作中止濃厚で前田敦子の世界デビューが完全頓挫!!

「なんでや……」
 世界的俳優トニー・レオンが主演をつとめ、黒沢清監督がメガホンを取る予定だった日中合作映画『一九〇五』の制作が中止される可能性が極めてに高くなったことが、関係者の証言で明らかになった。 「まだ制作中止の発表はされてませんが、ほぼ決まりのようです。理由は、日中関係の悪化に配慮したトニー・レオンの降板だといわれています。数日前から“契約はまだ交していない”と発言するなど、同作への出演に慎重な態度を示していたトニーサイドでしたが、結局調整はつかなかったようですね」(映画関係者)  同作には日本から松田翔太とともに、AKB48を卒業したばかりの前田敦子もメインキャストとして出演が予定されていたが、女優として大きく飛躍するはずだったあっちゃんの“世界デビュー”は頓挫する形となった。 「今回、あっちゃんは、トニー・レオンと松田翔太を向こうに回して“運命の女”という非常に重要な役回りを任される予定でした。トニーはもちろん、黒沢清監督も国際的評価の高い監督ですから、当然、海外の映画関係者にもチェックされることになる。そんなこともあって、最近のあっちゃんはトニー・レオンの出演作をたくさん見て、気合いを入れていた。さぞかし残念でしょうね」(同関係者)  今年公開の山下敦弘監督作品『苦役列車』では堅実な演技で評価を受けた女優・前田敦子。新しいチャンスが訪れる日も遠くはないだろう。

『ガレキ』──日本を席巻した200日の瓦礫問題が投げかけた震災後の「当事者性」【前編】

 東日本大震災の津波によって発生した大量の瓦礫は、福島第一原発の事故で流出した放射性物質を帯びているとされ、その後の瓦礫広域処理に際して大きな波紋を呼んだ。今年5月、北九州市で震災瓦礫搬入に際して受け入れ反対派が行なった抗議活動も記憶に新しい。  その後メディアの注目が大飯原発の再稼働問題へと移行したこともあり、広域処理問題への関心は後方に追いやられた。しかし、世間の関心が小さくなることに比例して問題そのものが小さくなったことを意味しない。  この現状に瓦礫広域処理問題への注目を再び促し、議論の材料とするために上梓されたのが丸山佑介著『ガレキ』(ワニブックス刊)である。同書には宮城県の村井知事、陸前高田の戸羽市長をはじめとする各地の首長、東松島市の臨時職員や元原発作業員など、被災地に今も暮らす人々を含めた、多くの当事者へのインタビューや現地ルポが収められている。  瓦礫広域処理問題が我々に投げかけたものは何だったのか。本書を契機としてあらためて議論すべきこととは何か。著者の丸山氏と津田塾大学准教授の萱野稔人氏の対談を軸にして、本書の意義と瓦礫広域処理問題であらわになった課題を聞いた。 ■「震災がやってくる」 丸山佑介(以下、丸山) 昨年11月に東京都の石原慎太郎知事が瓦礫の受け入れに反対する声に対して、「放射能のガンガン出ているものを持ってくるわけじゃない。『黙れ』っていえばいい」と発言してから、今年5月に北九州市で起きた受け入れ反対の抗議騒動までがおおよそ200日間でした。その北九州市での騒動と前後して生じた、大飯原発再稼働に関する議論が活発になると、瓦礫広域処理の問題は収束してしまったかのようになった。本書『ガレキ』ではこの約200日間の現象を「ガレキ問題」として捉えているんですが、この時期の現象が今ではあまり顧みられなくなっているんですね。 萱野稔人(以下、萱野) 大飯原発再稼働の問題が生じてから、瓦礫の問題が後景に退いてしまって、ぷっつり瓦礫の話題がなくなってしまったという印象はありましたね。そもそもこの震災瓦礫の問題とは何であるのかという検証もされていないままで、そのための呼びかけがなされなければならない。本書はその役割を担う、第一級の材料になるのかなと思います。当事者の意見が集められているというのは本当に大きい。 丸山 単純な瓦礫受け入れの推進や反対を促したいのではなく、震災瓦礫の問題を議論するための記録にこの本がなればと考えています。瓦礫に対して異常にヒステリックになっていた、あの状況って何だったんだろうというのは国民全体の中に少なからずあると思う。 萱野 昨年9月に愛知県の花火大会で福島産の花火が使用されることに苦情が来て打ち上げが中止になったり、京都五山送り火に使用する予定だった陸前高田市の薪が受け入れ中止になったりと、こうした事態の前兆はありました。それら受け入れ問題の、いわば本丸が瓦礫広域処理です。これは関東以西に居住する人たちにとっては、初めて「東日本大震災がやってくる」という状況であったとも言えます。つまり、揺れなどの被害を直接受けなかった人々が、この震災において初めて当事者になりうる事態になった。 丸山 「震災がやってくる」という感覚はその通りですね。対岸の火事ならば落ち着いていられるのに、自分たちのこととなるとこんなに右往左往してしまう。被災地でインタビューをしていて印象に残ったのは、これまで全国の人々は支援してくれていたのに、瓦礫広域処理の問題となると途端に、反対運動をしている人たちの罵声が自分たちに直接突き刺さったと。反対派が「けがれている」として拒絶するその瓦礫の、すぐ横に被災地の人々は住んでいるわけですから。 萱野 そうした声は被災地そのものに対する否定の言葉になってしまいますよね。いざ当事者になってしまうと自分のことしか見えなくなってしまって、自身の言葉が被災地への否定となっていることに考えが及ばない。 丸山 受け入れに関して意見が分かれるのは当然だとしても、声を上げる際に、そこに配慮した言い方というのはあるはずじゃないか。そんな思いも、この本を書いた動機としてはあります。 萱野 福島から他地域に避難した子供がその地域の学校でいじめられたという話もありましたが、被災地の人々は県外に行けば自分たちがそうした扱いを受ける存在になってしまったのだと感じるわけですよね。いわれのない差別が生じていて、福島の女子高生たちが、私たちはもう福島の人としか結婚できないよねという話をしていたりする。県外に出た人たちや震災瓦礫がそうした扱いを受けることで、被災地に暮らす人々は被災地全体が否定されたと、当然受け取ってしまう。そのことに思い至らないくらいパニックになってしまう人が多く出るような事態になった。 ■東京に当事者性があったということ 丸山 先ほどの関東以西が初めて東日本大震災の当事者になったという話でいうと、震災発生直後は、地域による温度差を確かに感じました。震災後に、九州や沖縄を取材していたのですが、東京ではいたるところに貼ってあった「絆」ステッカーが、西に行くほど少なくなっている。現地で話を聞いてみても、当事者性の薄さというのは感じられました。 萱野 関東以西の温度差は違いましたね。逆に言えば、東京があそこまで揺れて、計画停電の実施や、荒川区で高い放射線量が検出された等の出来事がなければ、全国問題としてここまでの大きな扱いにはなっていないかもしれない。東日本大震災は東京が巻き込まれた災害だった、つまり東京に当事者性があったということです。だからこそここまでのナショナル・インタレストになったということはあるでしょう。 丸山 石原都知事の瓦礫受け入れについての発言も、まさに東京に当事者性があったことを示しています。 萱野 関東以西などの地域の人たちにとっては、瓦礫受け入れ問題によって初めて当事者性に直面した。そうした時に、それまでとは違う側面、被災地を否定するような反応も見えてきたということですね。 (後編へ続く/取材・構成=香月孝史 http://katzki.blog65.fc2.com/●まるやま・ゆうすけ maruyama000.jpg ジャーナリスト、ノンフィクション作家。1977年宮城県仙台市生まれ。考古学を専攻し國學院大學大学院修了後、日雇いや派遣労働などを経てビジネス書出版社に勤務。その後、フリージャーナリストとなる。裏社会の要人や犯罪者へのインタビュー、国内外の危険地帯への潜入取材を得意とし、これまで週刊SPA!、週刊現代、FLASH、週刊アサヒ芸能、日刊サイゾーなどの各媒体で北九州連続企業テロ事件、東日本大震災の火力発電所原油流出事故、避難所の性問題、福島原発5km圏内の被災動物などのルポを発表している。 ●かやの・としひと kayano000.jpg 1970年、愛知県生まれ。03年、パリ第十大学大学院哲学科博士課程修了。哲学博士。津田塾大学准教授。主な著書に『国家とはなにか』(以文社)、『カネと暴力の系譜学』(河出書房新社)、『権力の読みかた』(青土社)など。近著に『最新日本言論知図』(東京書籍)、『新・現代思想講義 ナショナリズムは悪なのか』(NHK出版新書)など。

「嫁が久々に笑ってくれて……」“調子に乗れない芸人”AMEMIYAインタビュー

 7月25日、ピン芸人のAMEMIYAが『日本の歴史はじめました』(双葉社)を出版した。「冷やし中華はじめました」という歌ネタで一世を風靡した彼が、日本の歴史を歌にするという大胆な試みに挑戦。付属のDVDにはAMEMIYAが熱唱する映像も収録されていて、一石二鳥の内容となっている。この本が完成するまでの知られざる苦労について聞いてみた。 ――この本では50個のテーマごとに歴史的事実をもとにした歌が載っていますね。これは受験勉強などの役に立つと思いますか? AMEMIYA まあ、覚えておくと多少は役に立つのかなと思うんですけど、史実が入ってるのは歌の中の前半だけですからね。後半はAMEMIYAの妄想です。豆知識とかではないので、えっ、大丈夫かな、という不安はこの仕事のお話を頂いたときからありましたし、今もありますね。 ――ある意味では、AMEMIYAさんの歌ネタが50本入っている「ネタ本」という感じですよね。 AMEMIYA そういうことになりますね。 ――ということは、ネタを作る苦労は相当あったんじゃないですか? AMEMIYA はい、非常に苦労しました。これをやるというお話を頂いたとき、結構忙しい時期だったというのもあって、50曲作るのに時間が3日ぐらいしかなくて。非常に苦労したんですけど、何とか作って収録に臨んだんですね。そうしたら、最初の10曲ぐらいを録ったときに監督さんに「AMEMIYAさん、このネタってこれでいいですか? もうちょっといけるんじゃないですか?」って言われたんですよ。それで僕も「その言葉を待っていた」って思ったんですよ。やっぱり妥協するわけにはいきませんから。そこからは直しながらやっていったので、朝から始まって夜の9時ぐらいまでに終わる予定だったのが、結局は次の日の朝までかかりましたね。だから、DVDを見ていただくとわかるんですけど、曲によって元気良く声が出ているのもあれば、声がかすれてるところもあるんですよね。そこも楽しんで見ていただければいいかなと。 ――完成したDVDはご自分でもご覧になったんですか? AMEMIYA 久々に僕の部屋に嫁を入れて、一緒に見ましたね。それまであんまり口をきいてくれなかったんですけど、このDVDを見て久々に笑ってくれたので良かったです。これを出すときは本当に不安だったんですよ。「大丈夫かな?」って。自分で一生懸命考えて出してるわけですけど「面白いのかな?」みたいな。 ――他の人がどう思うかわからない、ということですか? AMEMIYA 自分ではそのときは面白いと思って出してるんですけど、その後に「これ、面白いのかな?」みたいな気持ちになりますね。「冷やし中華はじめました」も、最初は面白いかどうかわからなくて。 amemiya002.jpg ――最初から自信があったわけじゃない、と。 AMEMIYA そうですね。『あらびき団』で最初にやらせていただいて、反応を見て、ああ、これは面白いんだなって気付きましたね。ボケもツッコミもないし、そんなにわかりやすい笑いじゃないと思うんですよ。はじめは自分でツッコんでたんです。「12月20日 うちのラーメン屋でもとうとう 冷やし中華はじめました」「いや、遅いわ!」って(笑)。でも、『あらびき団』でやるときにああいう形になって。最初は大丈夫かなあって思ってました。そしたらすごくウケて。そこから徐々に自信をつけていった気がします。 ――それ以降は一気にテレビに出る機会も増えて、最近は充実していたんじゃないですか? AMEMIYA でも、危機感はすごい持ってますね。普通の芸人じゃないって思ってるところがあるんで、あんまり調子に乗れないんですよ。トークも苦手だし、そういうことで笑いを取ってきたタイプじゃないですから。やっぱり自分しかできない何かを作って、自分なりの生き方を確立しないといけないと思うんです。だからとにかく、お仕事をやらせていただくときは全力でやってます。なんか、みんなにもっと安心してAMEMIYAで笑ってほしいんですよ。でも、なかなか笑ってくれないなあ、って思ってますね。 ――まだ試行錯誤している? AMEMIYA そうですね。とにかく一個一個全力でがんばって、この道を極めたいと思ってます。……こんな真面目なこと言ってていいのかな?(笑) (取材・文=お笑い評論家・ラリー遠田) ●AMEMIYA(あめみや) 1978年、千葉県生まれ。高校卒業後、東京NSCを経てワタナベエンターテインメントに所属。03年からミュージシャンとして活動し、10年にふたたびお笑い活動を再開する。『R-1ぐらんぷり2011』準優勝。

「ネコ」役・小松未可子をゲストに、アニメ『K』赤ワインありの小洒落た先行上映会+α!!

 8月28日夜22時という、やや深い時刻から、大掛かりなプロモーションとミステリアスな雰囲気で話題のアニメ『K』第一話の先行上映会がおこなわれた。  場所は、11月17日に移転オープンするアニメイト池袋本店新店舗のすぐ隣にある、アニメイトカフェ。品のいい内装の、落ち着いた店舗に、正装の給仕がてきぱきと動く。この場所柄もあってか、とても穏やかでゆるやかな空気のイベントとなり、ゲスト登壇の「みかこし」こと声優の小松未可子の舌もよく廻った。  高倍率の抽選を通り、着席できた幸運なファンは50人。赤ワイン(ノンアルコールも選べる)と食事が付いたトーク(+じゃんけんによるプレゼント大会)ののち、第一話の先行上映という構成だった。まだ放映開始前ということで、最大に盛り上がったカットで無情の「一時停止」。先日開催された制作発表会につづく寸止めに一同身悶える結果となったが、言い換えるとそれだけおもしろさが伝わったようでもあった。  男性キャストの豪華さから女性ファンが多い『K』だが、この日は男性ファンが大勢を占めているのが特徴的だった。トークではみかこし演ずるキャラクター「ネコ」の魅力もふんだんに語られ、男性ファン開拓の役に立ったかもしれない。  なおまだオンエア前だというのに会場内限定でのキャラクター人気投票がおこなわれたが、第一位は「ネコ」。空気を読んだ優しい会場でのひとときを過ごしたみかこしが、イベント終了後、報道陣の囲み取材に応えてくれた。その模様をお届けしよう。 ──「ネコ」役を演じた感想は? 小松未可子 ネコちゃんは、自分のなかでは一話から最終話まで、ずっと謎のキャラクターで。でもあきらかにされない分、彼女の抱えている寂しい部分だったり、シロに対する愛情がどこから生まれてくるのか、バックボーンを考えながら演じていました。  こういうかわいいキャラクターは初めてなんですよ。いままでは気が強い役や、少年役が多かったので、初めての挑戦というか。みんなから愛されるキャラクターづくりに苦戦しつつ、媚びないわけではないけれども、あざとくない、自然体でかわいらしいキャラクターにするにはどうしたらいいかを試行錯誤して演じました。 DSC_0018.jpg ──エンディングテーマ曲はどんな曲ですか? 小松 詞や曲調に、あまり本編では出ていなかったネコの内面がすごく現れていて。『K』の世界観がメロディに封じ込められているから。壮大な曲でもあり、寂しい曲でもあり。ネコ目線で『K』の世界観を歌った、という感じの曲ですね。 ──1話の映像を観てびっくりしたところは? 小松 いままでの出演作とはまた違った世界観だったり、物語もそうなんですけど、すごく映画的な撮り方をしているな、と。すごくリアルな、実際の人の視点から映しているというのが、驚いた部分ですね。あとは、アフレコの時点で絵がかなりできていたこと。絵が完成されていると、その分命を吹き込むことが難しくなるんですが、それだけにやりがいがあるというか。どう命を吹き込むか、苦戦しつつ色付けを楽しんでやっていた印象があります。 ──きょうは男性ファンがたくさん詰めかけていたんですけれども、男性に『K』のここを楽しんでよ! というのは、どんなところですか。 小松 そうですね、純粋に世界観に浸れる作品だと思うんですね。ひとつの物語をいろいろな角度から観られる作品なので、女性キャラクターにも魅力がありますけれども、戦う理由、それぞれの信念がいろいろな面から恰好よく描かれているところを、アクション込みで楽しんでいただきたいなと思います。お色気もありつつ、純粋に楽しんでいただけると思うので。あとは、自分のキャラクターになりますが、ネコちゃんの動きも楽しんでいただけたらな、と思います。 ──抜刀にまつわるエピソードを。 小松 意味は知っているんですけれども、アニメでもあまり聞かない言葉で。でもそれを掛け声にするのが、すごく恰好いいな、と。第一話では次々に「セプター4」が剣を抜いていき、最後に宗像礼司が「抜刀!」と言う、あの一連のシークエンスは観ていて締まる、恰好いい印象があります。  アフレコでは男性陣が、ふざけるのが大好きで、ラジオでもそうなんですけれども、みんな思い思いに抜刀という言葉を使っているんですよね。アニメにひとつ必ずある決めゼリフになりつつある、それくらい各キャストが大好きな言葉になっていますね。 ──ファンのみなさんにメッセージをお願いします。 小松 はい。Webラジオでご紹介していても、まだまだ謎が多く、上がっている設定資料を見ただけではわからない作品ですので、本編をご覧いただいて。いろいろと予想を裏切られつつ、楽しみつつ、奇想天外な展開になっていますので。ぜひオンエアを楽しみにしたいただけたらと思います。  アニメ『K』はMBSで10月4日、TBSで10月5日、AT-Xで10月13日から放送を開始する予定。男性向けの多い深夜帯で秋アニメに異色の空気をもたらすか、乞うご期待といったところだ。 (取材・文=後藤勝)

家元・立川談志が落語界に遺したものとは? 『立川流騒動記』立川談之助インタビュー

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談志のDNAを継ぐ立川談之助
 落語家の立川談志さんが亡くなって、はや10カ月が過ぎようとしている。  その間、談志さんを振り返る書籍・DVDが多数発売されているが、今年6月「決定版談志本」と称し、ある1冊の書籍が発売された。その名は『立川流騒動記』(メディア・パル)。著者は、談志さんの弟子の一人である、落語家の立川談之助。談之助は1974年7月、立川談志に入門。当時、談志さんは参議院議員としても活動しており、談之助は談志さんの弟子兼私設秘書として3年間も国会に通うという、弟子の中でも異色の存在であった。  高座でもその異色ぶりは発揮され、「トンデモ落語」と称される現代風の改作落語や新作落語を数多く発表。さらには本業の落語以外にもパソコンゲームや美少女ゲームのレビュー、宇宙人の本を執筆するなど、マルチな才能で落語界を駆け抜けるベテラン芸人だ。師匠・談志は談之助を、愛着を込めてこう呼んだ「邪道真打ち」と……。  『立川流騒動記』は発売直後、落語ファンの間でまたたく間に話題となり、談志マニアの心をつかんだ。そんな「邪道真打ち」談之助にインタビューを試みた。 ──出版のきっかけは? 談之助 前々から、うちの師匠のことは書こうと決めていたんですよ。私はドキュメンタリーものが好きなんで、自分が書くとしたらやっぱり「実録物」しかないかなと。友人の唐沢俊一さんの助言もあって、去年の春先から書き始めて、秋先には出そうじゃないかと。もともと唐沢さんからは『(談志が死ぬ前に)文章として功績を残しておこうじゃないか』と言われていたんですが、執筆の最中に師匠が死んでしまいまして。それまでは師匠に読まれたらマズいなと思って、5割以上のブレーキをかけていたんですが、『もう気にすることは何もない』と思い、全力でアクセルを踏みました(笑)。ほら、うちの師匠はほかの師匠と違って、怒ったらカネを取りますから(苦笑)。 ──確かに『騒動記』はほかのお弟子さんの本と違って、資料的な意味でも楽しめました。 談之助 ウィキペディアの情報とか見ていても、間違いだらけで……。評論家の本なんかでも、間違っている部分が多いですから。もちろん、内部の話だから当事者でも真実の片側しか知らないものなんですが、三遊協会設立騒動(真打ち大量昇進制度に反発した六代目三遊亭圓生が、落語協会とは別に新たな協会を発足させた騒動)の時は、私はまだまだ前座の見習いみたいな存在でしたから、周りの動きを結構客観的に見られていたんですね。談志サイドにいても、「うちの師匠ひどいことするなぁ」と思っていたりね(笑)。落語家はどうしても我が強いものなんで、本当のことを書くと怒るんですよ。だから、圓生、志ん朝、圓楽、談志が生きていたら、ものすごいクレームの嵐だったと思いますよ(笑)。 ──落語家さんからのクレームは来ていますか? 談之助 今のところないですね。我々は、面と向かって文句は言わないですから(笑)。でも、志ん朝師匠の弟子は怒っているでしょうね。ほら、この本で志ん朝唯一ともいえる汚点を書いちゃったから(笑)。 ──確かにあのシーンは衝撃的でした。あのキチッとした志ん朝師匠とは思えない行動で……。 談之助 でも、私ウソは書きませんから(笑)。 ■立川談志の教え ──立川流創設後、立川志の輔、談春、志らく、談笑と売れっ子を多く輩出した談志師匠ですが、独立した後、何か教えに変化があったんでしょうか? 談之助 特にはないですね。というよりも、昔から談志は弟子に何も教えていません。ですが、志の輔以降、変わったことといえば、多くの弟子がセルフプロデュースを意識しだしたという点でしょうね。志の輔は28歳の入門で奥さんもいたから、落語の実力以上にセルフプロデュース力を高めるための努力をしていました。談春にしても、志らくにしても、志の輔の背中を見て育っているので、努力の方向性がセルフプロデュースのほうに向かっていたんです。でも、実はその努力の方向性はうちの師匠も同じ考えだったんですね。だから師匠はよく言っていましたよ、『おまえら、真打ちになりてえなら、アイドルと結婚するか、刑務所へ1年間行ってこい。すぐに真打ちにしてやる』とか(笑)。 ──談志師匠は立川流創設後、セルフプロデュースのほか、「唄・踊り・落語」ができることが条件だと言っていましたが、それはなぜでしょうか? 談之助 世間から師匠は「唄・踊り・落語」を条件に昇進を決める、芸に厳しい師匠といわれていましたが、実は違うんです。「唄・踊り・落語」というのはセルフプロデュースのできない弟子へ課した最低条件なんですね。自分の名前も売れない、スキャンダルも起こせない落語家なら、せめてそのくらいやれば飢え死にしないだろうという最低の条件。それが「唄・踊り・落語」なんです。今でいえば、生活保護のようなものです(笑)。現に、談春や志らくは、唄も踊りも何もできないですから。 ──確かにセルフプロデュースでいえば、談志師匠はズバ抜けたものがありましたね。 談之助 あれは「すごい」と、弟子から見ても思いますよ。師匠が志の輔に対してよく言っていたのは「NHKのレギュラーで名前が売れる奴は、ただの一流。だが、超一流ならばNHKのレギュラーすらすっぽかす」とか。そんなもん、うちの師匠しかできないですよ(笑)。 ■立川談志の都市伝説 ──昔、何かの本で「談志師匠はインターネットに興味がある」と読んだ気がするのですが、これは本当ですか? 談之助 これはウソです。うちの師匠はまったくと言っていいほど、デジタルがわからない人ですから。ウワサによると、電球すら換えられない(笑)。でも、パソコンは持ってましたよ。昔、SMAPの香取慎吾君と共演したパソコンのCMでプレゼントされたものが、自宅にありました。でも、師匠には一回も触れられずにほこりをかぶっていて、師匠の息子さんがそれでネットゲームをしてました。でも一回、師匠から「メールをやりたい」と相談を受けたことがあります。ですが、家族から「絶対にイライラするからやめて」と止められたようです(笑)。 ──そうなんですか。談志師匠は、流行り物とか結構好きそうなイメージがあるのですが……。 談之助 ウチの師匠はドケチで世界的に有名ですから(笑)。車も買わないし、日用品は使えればそれでいい。デジタルも苦手でしたが、実は自転車も苦手なんじゃないか? という話がありますよ。先代の圓楽師匠とウチの師匠が「どっちが自転車を乗れるか」で口論しているのを見たことがあります。現に、師匠の息子さんが自転車を欲しがっていたのですが、買ってもらえなかったそうですから。恐らく自分が乗れないのがばれたくないから、買ってやれなかった(笑)。 ■談志没後、立川流はどうなる? ──談志師匠が亡くなって半年以上がたちました。立川流は一番弟子の土橋亭里う馬師匠が代表として就任しましたが、何か変わったことはありましたか? 談之助 これまた特にはないですね(笑)。理事は世代別で6人(立川左談次、談四楼、談幸、志の輔、志らく、雲水)が就任しましたが、何も決まっていません。ただ、上納金は廃止したので、これだけは本当よかったです(笑)。主だったものはこれだけですね。 ──立川流が、芸術協会と圓楽党と組んで新宿末廣亭で興行を打つという話もありましたが……。 談之助 うーん。まあ寄席が好きな人は出るでしょう。ただ、現実問題として寄席はギャラが安いので、全員が全員出ることはないと思います。 ──志らく師匠が「立川流は最終的に流れ解散になる」と言っていましたが、これについては? 談之助 これは私もそう思います。なんといっても、師匠は「勝手に生きろ」とよく言っていて、本当にその言葉通りに生きて、その言葉通りに死んじゃった。だから、弟子にも死ぬことを伝えなかったし、葬式にも呼ばなかったんです。自分が一番勝手なんですよ。本当に弱りましたよ(笑)。ですが、これは談志の愛情なんじゃないかと、最近は思っています。生きている間は「俺の言っていることを守るんだ」と言っていましたが、死んでしまったら、もうおしまいでいい。「解散するも勝手だし、立川流を守るのも勝手にしろ」と、あの世で言っているような気がしますね。だから、私個人は「解散でもいい」と思っていますよ。そもそも立川流は立川談志がひとり作り上げたものですからね。しかも、私は落語協会を抜けて勝手に独立した立川談志の弟子なんだから(笑)。しかしねぇ、あの突然の死に方はやっぱり驚きましたよ。 ──某新聞には「死」を隠すのは、「談志のダンディズムだった」と書かれていましたが……。 談之助 ダンディズムなんかじゃないですよ。だって、隠す理由がまったくないんですもん(笑)。「隠してどうすんだ?」と、こっちが聞きたいくらいです(笑)。だから、これこそが「立川談志」だと、私はあらためて知ることになった。「俺は冗談なんだ。世の中を騒がして、舐めて生きたんだ」という言葉を自分の死で表現しちゃった。あれは弟子から見ても「やられた!」って感じですよ。私なんかもう40年近くも弟子でいるのに、ひっくり返っちゃいましたから(笑)。もう、最高のギャグですよ。参りました! ──あらためて立川談志のすごさがわかりました。ありがとうございました。では最後に一言お願いいたします。 談之助 そうですね。落語に興味のある、もしくは興味をもち始めた方にぜひ読んでいただきたいですね。戦後の落語界を騒がした大きな騒動、大量真打ち昇進問題、圓生の独立、そして立川流創立。この本に書いてあることは全部事実ですから。なぜ今の落語界はこんな状態なのか? という疑問は、この本を参考にしていただいたらわかると思います。皆さん、何卒よろしくお願いします。 『立川流騒動記』出版記念 「どうする?どうなる?立川流!」 【出演】唐沢俊一、立川談之助、立川談笑ほか 日時:9月17日(月/祝)OPEN 12:00 / STRAT 13:00 前売¥1800 / 当日¥2000(共に飲食代別) (会場/お問い合わせ)新宿ロフトプラスワン 新宿区歌舞伎町1-14-7林ビルB2 TEL 03-3205-6864 web http://www.loft-prj.co.jp/PLUSONE/

「本当はデリヘルで働いていた、整形もした」元五輪選手・今井メロの衝撃告白本

 今井メロが、9月21日に発売する自著『泣いて、病んで、でも笑って』(双葉社)で、風俗嬢をしていた過去や2年下夫との離婚を初告白している。  今井といえば、トリノ五輪のスノーボード・ハーフパイプの代表として注目を浴びるも、同大会予選敗退後は表舞台からは消え、水商売のみならず、デリヘル嬢をしているなどという疑惑が騒がれてきた。本人はこの疑惑を否定、最近は2児を育てるママタレ路線でメディア露出を増やしてきたが、今回、自著の中で「本当のことを言うと、私は、短期間だが、確かにデリヘルで働いていた」と告白。  これによると今井は五輪後、キャバクラ嬢をしていた時期があったが、その時に同僚の子から「ラクに稼げる」と、デリヘル嬢をすることを勧められ、風俗の世界に飛び込んだという。結局、15万円ほど稼いだところですぐに辞めたとしているが、この間に相手にした客から情報が漏れて、週刊誌で風俗嬢疑惑が報じられることになったようだ。 「子どももいるので、今回の件でもこのことに触れるかどうか、今井本人はギリギリまで迷っていたようだが、『過去としっかり向き合うため』ということで、告白することにしたようだ。この本の担当者は、これまで石原真理子や奥菜恵などといった数々の告白本の仕掛け人。彼がうまく本人を口説いたというのもあったのでしょう」(出版関係者)  確かに、“告白本のプロ”の手による本書には、リストカットやレイプ体験、中絶や異常妊娠、精神疾患、生活保護費問題など、今井自身に振りかかった苦悩の数々にかなりディープに触れている。  さらに、この8月に2度目となる離婚をしたことも明かした。今井が外で生活費を稼ぎ、年下夫が家を守るというスタイルが両者には合わなかったということらしい。  今井は本書の出版や離婚を機に、シングルマザーとして芸能界でタレント、モデル活動を行うとも。そのために整形までして、その姿を本書の表紙で初めて明かすという“仕掛け”もしている。 「今井は、19日は記者会見をし、25日放送のTBSのバラエティ特番に出演して、風俗嬢だった過去などを告白することも決まっていて“話題作り”へ向けても万全。あとは、精神的な脆さを今回の本でもさんざん吐露している今井本人が、過酷な芸能界に適応できるかが肝になるでしょう」(前出の出版関係者)  五輪では栄光をつかみそこねた今井が、今度はシングルマザーの星として、芸能界で輝くことができるのか?

「本当はデリヘルで働いていた、整形もした」元五輪選手・今井メロの衝撃告白本

 今井メロが、9月21日に発売する自著『泣いて、病んで、でも笑って』(双葉社)で、風俗嬢をしていた過去や年下夫との離婚を初告白している。  今井といえば、トリノ五輪のスノーボード・ハーフパイプの代表として注目を浴びるも、同大会予選敗退後は表舞台からは消え、水商売のみならず、デリヘル嬢をしているなどという疑惑が騒がれてきた。本人はこの疑惑を否定、最近は2児を育てるママタレ路線でメディア露出を増やしてきたが、今回、自著の中で「本当のことを言うと、私は、短期間だが、確かにデリヘルで働いていた」と告白。  これによると今井は五輪後、キャバクラ嬢をしていた時期があったが、その時に同僚の子から「ラクに稼げる」と、デリヘル嬢をすることを勧められ、風俗の世界に飛び込んだという。結局、15万円ほど稼いだところですぐに辞めたとしているが、この間に相手にした客から情報が漏れて、週刊誌で風俗嬢疑惑が報じられることになったようだ。 「子どももいるので、今回の本でもこのことに触れるかどうか、今井本人はギリギリまで迷っていたようだが、『過去としっかり向き合うため』ということで、告白することにしたようだ。この本の担当者は、これまで石原真理子や奥菜恵などといった数々の告白本の仕掛け人。彼がうまく本人を口説いたというのもあったのでしょう」(出版関係者)  確かに、“告白本のプロ”の手による本書には、リストカットやレイプ体験、中絶や異常妊娠、精神疾患、生活保護費問題など、今井自身に振りかかった苦悩の数々にかなりディープに触れている。  さらに、この8月に2度目となる離婚をしたことも明かした。今井が外で生活費を稼ぎ、年下夫が家を守るというスタイルが両者には合わなかったということらしい。  今井は本書の出版や離婚を機に、シングルマザーとして芸能界でタレント、モデル活動を行うとも。そのために整形までして、その姿を本書の表紙で初めて明かすという“仕掛け”もしている。 「今井は、19日は記者会見をし、25日放送のTBSのバラエティ特番に出演して、風俗嬢だった過去などを告白することも決まっていて“話題作り”へ向けても万全。あとは、精神的な脆さを今回の本でもさんざん吐露している今井本人が、過酷な芸能界に適応できるかが肝になるでしょう」(前出の出版関係者)  五輪では栄光をつかみそこねた今井が、今度はシングルマザーの星として、芸能界で輝くことができるのか?

「もうGLAYが本業かもしれない……」【栗田エリナ】座ってるだけのウィークエンド

 元祖フリーアイドルで声優のルンルンこと宍戸留美さんが、自らカメラマンとして可愛い声優さんたちの写真を撮り、さらにアイドルライターの私(小明)がインタビューする不思議な連載の20回目です! 今回は、『はなかっぱ』のベーヤちゃんや、ももかっぱちゃんのお兄ちゃんでお馴染み栗田エリナさんが来てくれました! ちなみに妹のももかっぱちゃんを演じるのは宍戸留美さん……ももかっぱちゃんとお兄ちゃんのコラボですよー! ――はじめまして、今日はよろしくお願いします!  すみません、よろしくお願いします、すみません。 ――なぜ謝って……? 今までこういった取材や撮影の経験は?  あ、もう何もかも初めてです。まったく機会がなくて、撮影はプロフィールと、成人式とか。それっきりですね。 ――今日はがっつりよろしくお願いします! それにしても、容姿と声にギャップがありますね。昔から声優さんになろうと思っていたんですか?  そうですね。小ちゃい頃から夢でした。昔はアニメ自体がしゃべってたと思ってたんですけど、えーっと、年が軽くバレるんですけど、『セーラームーン』とか『幽☆遊☆白書』がボーンと流行った時に「中に人がいる……!」って事に気付いて(笑)。昔から学芸会とかで張り切るタイプだったんで、やってみたいと思って、大学の時から養成所に通って、最終的に居たのが今の事務所のワークショップで「東京に来ますか?」みたいな事を言われたんで、仕事を辞めて兵庫から東京に来ました。 ――東京はどうですか?  元々関西がすごく好きで、時間あったら帰るんですよ。だからいまだに東京よりもあっちの方が楽しいなって……。あんまり東京に友だちがいないんです。外にも積極的に出ないんで。 ――なるほど、肌の色もかなり白いですもんね。  そうなんですよ。これでもちょっと焼けてしまったんですけど。 ――何焼けですか?  GLAY焼けです。 ――えっ。そういえば、栗田さんのツイッターを見たら、わざわざGLAYのライブの前日にリハの音漏れだけを聞きに行ったりしてましたよね。GLAYの誰が好きなんですか?  TERUさん! もう日差しに負けながらうっすら聞こえる音で「あー早く明日になんないかなぁー」って思いながら。 ――あ、ライブにも行くのにリハも聞くんですね。それはもうなかなかハードな活動をされてますね。  はい。もう本業がGLAYかもしれない。 ――GLAYの他に、休みの日はどんなことされてるんですか?  ほぼ家で座ってます。 ――おおー。座ってるだけ偉いですね。だいたい横になっちゃいますもんね。  あ、そうですね。ちょっと盛り過ぎたかも。寝てます寝てます。 kuritaerina04.jpg ――なかなかダウナーな休日を過ごされてるんですね。でも、外出る方が気持ちが落ち込むこともありますしね。  そう、外でても特にする事がないなーって。 ――東京に来てからはよくおもちゃショーに行かれていると伺ったんですが、おもちゃが好きなんですか?  おもちゃが大好きだったんで、おもちゃショーに行くのが夢だったんです。あの広い国際展示場の中いっぱいにおもちゃが詰まってるって夢のような世界じゃないですか……! 学生時代におもちゃ屋さんでアルバイトしてて、店長さんがおもちゃショーのパンフレットをもらって帰ってくるんですけど、それをずーっと次のパンフレットが来るまでバァーっと見てました。小さい時から本当におもちゃへの執着が半端なかった。とにかくおもちゃが欲しかったけど、なかなか買ってもらえなかったから、百貨店とかスーパーのおもちゃ売り場の試供品で遊んだりとか友だちの家で遊んだり……あ、でもちゃんと買ってもらえてたっていうのも書いてもらわないと親に……最低限のものはちゃんと買ってもらえてました! ――あはは! そういう思いが強いと、大人になってから変に収集してしまったりしますよね。  そうなんですよ、収集癖もひどいですね~。最近はだいぶマシになったんですけど、やっぱり何かシリーズがあったら全部集めないと気がすまないタイプですね。 ――家がカオスになるんですよね。  本当に、もう、なんでこんなに物あるんだろうってくらい物に溢れてますね……。自分の生活圏が侵されていきますからね。それでも捨てられない。捨てようかなと思ったら、物が「やめてくれ」って言ってるみたいな。私、キティちゃんが好きで、妹が上京する時に大きいキティちゃんのクッションをくれたんですよ。使い勝手が良くってバンバン使ってたら、もう洗っても落ちないくらい汚れちゃったんですよ。なので、これはもう妹には申し訳ないけど、ほかそうって思ってゴミ袋にエイっと詰めたんですよ。そしたらクッションってフカフカだから、ボンって上がってくるんですよ。もうキティーちゃんがこっち見ながらどんどんどんどん「閉めないで閉めないで」って。「ごめん! ごめん!」て思いながら一生懸命ゴミ袋の口を縛った事が……。 ――ハートが痛くなるエピソードですね……目がついてる物は捨てづらいですよね、目が合うから……。  あと、ブライスっていう人形もめちゃくちゃ持ってるんですよ。実家に一学級くらいあるんですけど、それもそんなキレイに飾ったりできないんで……。 ――収集癖があるのにきれいに飾れないっていうのは、本当に残念な部屋になりますね。  そうです、ほんと残念なんです。さすがに一学級も東京に持って来たら私の寝る場所がなくなるんで、選抜して4~5人だけ連れて来て、後はもう実家にゴロゴロゴロって転がってるんですけど、『トイストーリー』とか見てて、あのブライスたちが命を持ったら真っ先に私を刺しにくるだろうな、と。だからもうダメだって思って……。 ――ブライスはリアルなんで、動いたら『チャイルド・プレイ』みたいで怖いですね……。あ、あと、写真も趣味なんですよね? ブログにピントの合ったハイクオリティな写真がたくさんあって綺麗でした。写真が趣味なんて良いじゃないですか!  ピントだけは合わせるのに命をかけてます。なんかもう、とにかくそういうもんで自分を目くらまししたい、みたいな。 ――目くらまし(笑)! いったい何をそんなに隠したいんですか?  何を隠したいんでしょうね。恥ずかしがり屋なんだと思います。 ――シャイだから、あえて派手な服を着たり、ごっついアクセサリーを付けるとか?  向かってくる目線を散らして散らして、でもちょっと目立ちたい、みたいな……。でも本当にすっごいシャイなんですよ。「ここだ!」って時は人よりも出ちゃうんですけど、そうじゃない時は全然目立たないところで気配を消すように生きています。 kuritaerina02.jpg ――そんな人が、なんでまた声優業界に!  はじめに思った事をずっと続ける性分みたいで……。“声優”っていうのも、やりたいなって思って、ずーっとじんわり夢を持ってそのままですし、GLAYもGLAYで、もう13~4年くらいずっとGLAYだけ好きなんですよ。 ――ちなみに、ご家族は今のお仕事は応援してくれてますか?  いやぁ、もう応援というか、心配しかしてないですね。大丈夫なのかって。 ――決して安定する業界ではないので、夢を続ける事も困難ですよね。「声優になる!」っていう事が目標なときとか、苦労のジャンルが違ってきそうです。  やっぱり実際なってみないと、そこは分からなかったところですね。もう、なれたらそれでパァーって毎日楽しい生活が待ってると思ってたら、別にそんなこともないっていうか、今までよりも地味になってるっていうか……。 ――将来とか、日々の生活に不安はありますか?  不安だらけですよ。2~3日先何してるかも分からない。 ――そういう時はどうされてますか? 不安の解消法というか。  そうですねー。同じ事しか言わないですけど、溜めて溜めてGLAYで発散みたいな。後はもう不安だなって思いながら、ただ転がってる。ただ「不安だなー」って転がりながら、『相棒』の再放送とか見て、「杉下右京の走り方は今日も面白いなぁー」と思ったり。朝、友だちにうっとしいメールを送りつけるとか。もう気が遠くなる。夢が見えない。先も夢も見えない。 ――あはは! 面白がってはいけないけれど、面白い!  それでも何か他に才能があればいいけど……写真も別に仕事になるわけでなく、知識もなく撮ってるだけですからね。だれもそんなの見たくないですよ。 ――なるほど、歌とかはどうですか?   今、ボイトレに……。私、本当に歌にコンプレックスがあって、去年『はなかっぱ』でストロベリーズってユニットをやったんですけど、その時も死ぬかと思ったんです。でも、バンドにはすっごい憧れてて、大学の時にちょっと中2病をこじらせて軽音のサークルに入ったんですよ。それで2回くらいサークルのライブに出て、歌とかギターとかやったけど、やっぱりあんまり上手くないっていうか……自分の好きな曲がキーが結構高めだけど、私こんな声なんで、高い声の出し方も分かんないから……。 ――好きと得意は別ジャンルですもんね。  そうそう。だから本当にやってても楽しいけど楽しくない……って感じでフェイドアウトして、カラオケも未だにすっごい苦手で、年に1回行けば「よく行ったなぁー!」って思う程度で。でも未だに「バンドがやってみたいなー!」って。でも何もできないから、誰も何も誘ってくれない。 ――そうとう現実と理想の差に喘いでますね。  そうなんですよ。もうほんとそれですよ。 ――しかしながら、今、小さい頃からなりたかった声優になってるわけじゃないですか。これからに自分はどのようになっていきたいですか?  ああ、なんか、すごい現実的な世界になってきたんで……この道を、今後、どうしていったらいいんだろう? ――今後の野望が疑問系って新しいですね。  皆さん、「何かその声でひとつ当たり役があったらいいよね」って言って下さるんですけど、それをもう10年近く聞いていて、今まで特に何もなく……。だから、誰か私を見つけて下さい。本当に色々回りの友だちとか親とかに迷惑かけまくってるので、みんなが喜んでくれるような未来が私に来たら。みなさんの幸せが私の幸せです(棒読み)。 kuritaerina01.jpg ――最後に、何か告知などあれば!  あ、本当に何もないです。『はなかっぱ』。『はなかっぱ』をくれぐれもよろしくお願いします。 ――今日はどうもありがとうございました! (撮影=宍戸留美/取材・構成=小明) ●くりた・えりな 誕生日: 9月14日生まれ 出身地: 兵庫県 身長: 153cm 血液型: B型 主な出演作品:『はなかっぱ』(ベーヤちゃん、ももかっぱちゃんのお兄さん、他 )『夢喰いメリー』『クイーンズブレイド』『クローザー4』他 ●ししど・るみ 1973年、福岡県生まれ。1990年にアイドルデビュー、18歳でフリーアイドルになり現在まで様々な分野で活動中! フランス、ドイツ等でもライブを行い音楽活動で高い評価を得ている。 http://rumi-shishido.com/ 5/9NEWアルバム「女」発売! 2sd05qbe.jpg ※ニューアルバムの発売と同時にiTunes、Amazon、着うた等の配信サイトで インディーズでリリースしたアルバム4作品を配信!!

●あかり 1985年、栃木県生まれ。02年、史上初のエプロンアイドルとしてデビューするも、そのまま迷走を続け、フリーのアイドルライターとして細々と食いつないでいる。初著『アイドル墜落日記』(洋泉社)、DVD『小明の感じる仏像』(エースデュース)発売中。ブログ「小明の秘話」<http://yaplog.jp/benijake148/> サイゾーテレビ<http://ch.nicovideo.jp/channel/ch3120>にて生トーク番組『小明の副作用』(隔週木曜)出演中。ニューシングル「君が笑う、それが僕のしあわせ」発売中<http://www.cyzo.com/akr/>。 【声優 on FINDER!】バックナンバー 【vol.19】「ずっと体育会系なんです!」【杜野まこ】私服ゼロだったスクールデイズ 【vol.18】「ホラーの吹き替えは楽しいですよ!」【園崎未恵】15年目のメジャーシーン 【vol.17】「生きてるとすごいことがある」【ささきのぞみ】父と2人のキャッチボール 【vol.16】「私の前世はマイクかもしれないんです」【高本めぐみ】小6で描いたマイクロフォンの夢の中 【vol.15】「左手の薬指の爪にしか自信がなくて......」【山咲智美】100点満点少女のメランコリー 【vol.14】「ロングヘアーの男としか交際しない!?」【千葉千恵巳】犬1匹ネコ7匹とのおだやかでラジカルな日常 【vol.13】「今がいちばん精神状態が幼いかも(笑)」【吉田仁美】7歳でデビュー、逆行のライク・ア・チャイルド 【vol.12】「目立つの苦手、でもやっぱり歌って踊りたい」【水野愛日】12年ぶりのシングルリリース 【vol.11】「レトロな物が好きなんです」【井上直美】50年前のカブリオレを駆って 【vol.10】「あのころ、ネットがなくて本当によかった」【小明】中2のままのアイドルライフ 【vol.09】「悩んだら、バーッっときてグワーン!」【中川里江】1回泣いて全部忘れるヒロインサイド 【vol.08】「"声優"の仕事の幅広さにびっくり」【稲村優奈】10年に詰まったスクランブルデイズ 【vol.07】「ビキニを着たこともないんです」【蝦名恵】3カ月目のヴァージン・シュート 【vol.06】「生き急いだ分、戻ってやり直しができると思う」【江里夏】10歳で見たデイドリーム 【vol.05】「何でも出来るって、とりあえず言っちゃう」【矢野明日香】360度のワークフィールド 【vol.04】「考えてると、寝ちゃうんです......」【窪田涼子】東経135度のモラトリアム 【vol.03】「いいものを出せば必ず返ってくる」【チャン・リーメイ】100%のプロレス・マインド 【vol.02】「いつもどこかで、なんとかなるさ」【片岡あづさ】22歳のセカンドフェーズ 【vol.01】「Twitter始めるまで、いつも泣いてた」【宍戸留美】20年目のセルフポートレート