『24時間テレビ』の偽善に埋もれさせるのはもったいない!?  渾身の問題作『車イスで僕は空を飛ぶ』

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『車イスで僕は空を飛ぶ』公式サイトより
「テレビはつまらない」という妄信を一刀両断! テレビウォッチャー・てれびのスキマが、今見るべき本当に面白いテレビ番組をご紹介。  日本テレビの『24時間テレビ「愛は地球を救う」』は今年で35回を数え、良くも悪くも日本の夏のテレビの風物詩となったといっても過言ではないだろう。日本のテレビ番組では数少ない、障害者にスポットを当てている番組という意味では貴重な存在ではあるが、その扱い方に対して賛否両論あるのは事実だ。  この番組における障害者は、たいてい「特別な存在」である。庇護すべきか弱き善良な人間である障害者が、健常者よりもはるかに純粋に頑張っている。「偉いでしょ?」と上から目線で投げかける。もはや逆差別である。とても障害者の方には見せられない障害者番組。それが『24時間テレビ「愛は地球を救う」』の一面(もちろん、この番組は障害者だけを扱ってはいない)である。  しかし、今年、番組内で放送されたドラマ『車イスで僕は空を飛ぶ』はひと味もふた味も違っていた。とかくこの番組のドラマ枠は、前述のような番組のカラーに沿った“頑張っている”障害者とその家族の安い美談とお涙ちょうだい的な話になってしまっていることが多かったが、本作はそういったチャリティー番組の枠に収まらない傑作だった。  『車イスで僕は空を飛ぶ』は、車イスの心理カウンセラー長谷川泰三の著書『命のカウンセリング』(あさ出版)を基に、長谷川の半生をドラマ化したものである。プロデューサーは河野英裕。演出は佐久間紀佳。この二人といえば同局の『すいか』『Q10』『妖怪人間ベム』などを手がけたチーム。そこに脚本として寺田敏雄が加わって制作された。主演を務めたのは、ふてくされた感じの若者を自然に演じさせたら右に出る者がいない、嵐の二宮和也だ。  中学時代から荒れて堕落した人生を送っていた主人公の泰之(二宮)はある日、ケンカの最中にビルから転落し、脊髄を損傷し車イス生活になってしまう。医者から「一生治らない」と告げられ、自暴自棄になっていた泰之だったが、入院中に小児がん患者の大輔(鈴木福)や同じ車イス生活を送りながらも社会復帰を果たすタケヒロ(池松壮亮)、そして売店の店員・久実(上戸彩)などに出会い、次第に心を開き始めていた。  しかし、そんな矢先、大輔は最期の時を迎えるために転院し、タケヒロも自殺を選び、久実も病院から姿を消した。さらに母(薬師丸ひろ子)は泰之の世話と掛け持ちの仕事からくる過労で倒れ、失踪してしまう。  「いらねえのは俺だ。生きてる価値もねえやつ。存在自体が迷惑なやつ。それが俺だ」と絶望した泰之は、「どうせなら、みんなに迷惑がられて死んでやる」と決意し、山奥の自殺の名所の崖に向かう。階段で車イスを抱えてもらったり、山道を押してもらったりしながら「迷惑をかけた相手、一人、二人、三人……」と数えながら、その断崖にたどり着く。  そんな彼の不穏な雰囲気を察知した登山客が、彼の後を追う。崖の先端から海を見つめる泰之。そしてそれを取り囲んで見守る大勢の登山客。どんな説得をすればいいのか分からず、全然説得にならないような素っ頓狂な言葉を投げかける登山客たち。なぜかそのうちの一人は「兎追いしかの山~」と歌い始める。そんな彼らの姿が、あたかもみんなお揃いの黄色いTシャツを着ているように見えたのは僕だけだろうか。  その光景はある意味、シュールで現実感のないものだったが、妙な力を持ったシーンだった。それこそがフィクションの力(事実に基づいたドラマではあるが、当然この場面はドラマのオリジナルだろう)だ。そんな登山客を尻目に自問自答の果てに「助けてください!」と叫んだ泰之は生き残ったのだ―――。  これは障害者の物語ではない。「自分が生きること」に悩み苦しむ一人の青年の物語である。それがたまたま半身不随の障害を持っていた、というだけだ。彼の悩みは決して特別なものではない。事実、明るく振る舞っていた久実は「生きてちゃいけないのは私なのに」と自らの壮絶な過去を告白し、泰之の母は電車に飛び込もうとしていたところを保護される。  ドラマの終盤、泰之は人生に傷つき疲れ果て、死を覚悟した母子に出会う。「これからどうすればいいですかね?」と問われ、泰之は言う。 「『助けて』って言えばいいんじゃないですかね? そういうのって、死ぬほど恥ずかしくて、情けないことなんですけど、結果、死なないから。大丈夫なんですって」  庇護されるべきなのは障害者ではない。健常者も障害者もない。守られる側と、守る側に分かれているわけではない。誰もが傷つき、お互いが助け助けられながら生きている。『車イスで僕は空を飛ぶ』は、そんな厳しくも温かい現実を、厳しく温かく切り取って描いた、志の高いドラマだった。 (文=てれびのスキマ <http://d.hatena.ne.jp/LittleBoy/>) ●【テレビ裏ガイド】INDEX 【第6回】親子で一緒に見てはいけない!? トラウマ必至の昼ドラ『ぼくの夏休み』 【第5回】人見知り芸人の処世術が爆発!? 『日曜×芸人』が生み出す「ポジティブ」の正体 【第4回】大人げない大人たちの『ウレロ☆未完成少女』という夏祭り 【第3回】有吉イジリの“陰の帝王”は夏目三久? 本当は怖い『怒り新党』 【第2回】「正義は少年ジャンプの中にしかない!?」“絆”を裁く『リーガル・ハイ』の正義 【第1回】怖さと面白さが同居した新たな笑い?『テベ・コンヒーロ』の悪意

「非協力的すぎた……」文藝春秋のAKB48公式本が大コケで、週刊文春からスキャンダルが噴出する!?

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『AKB48東京ドームコンサート
オフィシャルムック AKB48 in TOKYO DOME
~1830mの夢~』(文藝春秋)
 AKB48のスキャンダルを唯一掲載できる雑誌といわれていた「週刊文春」の発行元・文藝春秋から、AKB48の公式本『AKB48東京ドームコンサート オフィシャルムック AKB48 in TOKYO DOME~1830mの夢~』が先月発売された。これでいよいよ文春も陥落かとウワサされていたが、想定外の事態になっているという。  AKB48はメンバーの“恋愛禁止”というルール以上に、メディアに対して厳しい情報統制を敷いているが、文春だけはそれに反発し「高橋みなみの母親、淫行逮捕」「指原莉乃がファン男性と交際」などと次々にスキャンダルを打ってきた。だが、公式ムック発売、さらに文春本誌のグラビアに2週続けてメンバーが登場したことで、いよいよ雪解けかと思われた。  出版社に公式本や写真集の“利権”を渡してスキャンダルを封じるのは、AKB48の常套手段。だが、どうやら文春に対する工作は失敗した模様だ。 「文藝春秋が出した公式ムックは、売れ行きが悪かったようですね。20万冊刷って、半分ほどしか売れなかったようです。AKB48の公式本では珍しいパターンですよ。それだけ熱心なファンの間に、文春アレルギーがあったのかもしれません」(流通関係者)  だが、売れ行きが悪かった理由は決してファンの文春アレルギーだけではない。AKB48サイドから公式本の出版を持ちかけたにもかかわらず、複数のメンバーを抱える、ある事務所がまったく協力しなかったというのだ。前出関係者は「その事務所は過去の写真の提供を拒否したり、主要メンバーのインタビューを当日になってドタキャンしたり……。これじゃあ、いい物は作れませんよね」と、苦笑交じりに明かした。  売り上げ不振、AKB48サイドの非協力的な態度に、文春も腹を決めたのか、これまで同様、AKB48のスキャンダルを心置きなくブチ込んでくるというのだ。 「もはや文春にはなんの遠慮もなくなりました。さっそく6日発売の文春では、疑惑の活動辞退となったHKT48の古森結衣の父親をつかまえ、『不当解雇』と真相を暴露していますからね。最近、あまりにもAKB48からマスコミへの当たりが強いから、陰ながら文春を応援している人は多いです」(芸能記者)  AKB48と文春の対決は、いよいよ第2ラウンドに突入する。

「非協力的すぎた……」文藝春秋のAKB48公式本が大コケで、週刊文春からスキャンダルが噴出する!?

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『AKB48東京ドームコンサート
オフィシャルムック AKB48 in TOKYO DOME
~1830mの夢~』(文藝春秋)
 AKB48のスキャンダルを唯一掲載できる雑誌といわれていた「週刊文春」の発行元・文藝春秋から、AKB48の公式本『AKB48東京ドームコンサート オフィシャルムック AKB48 in TOKYO DOME~1830mの夢~』が先月発売された。これでいよいよ文春も陥落かとウワサされていたが、想定外の事態になっているという。  AKB48はメンバーの“恋愛禁止”というルール以上に、メディアに対して厳しい情報統制を敷いているが、文春だけはそれに反発し「高橋みなみの母親、淫行逮捕」「指原莉乃がファン男性と交際」などと次々にスキャンダルを打ってきた。だが、公式ムック発売、さらに文春本誌のグラビアに2週続けてメンバーが登場したことで、いよいよ雪解けかと思われた。  出版社に公式本や写真集の“利権”を渡してスキャンダルを封じるのは、AKB48の常套手段。だが、どうやら文春に対する工作は失敗した模様だ。 「文藝春秋が出した公式ムックは、売れ行きが悪かったようですね。20万冊刷って、半分ほどしか売れなかったようです。AKB48の公式本では珍しいパターンですよ。それだけ熱心なファンの間に、文春アレルギーがあったのかもしれません」(流通関係者)  だが、売れ行きが悪かった理由は決してファンの文春アレルギーだけではない。AKB48サイドから公式本の出版を持ちかけたにもかかわらず、複数のメンバーを抱える、ある事務所がまったく協力しなかったというのだ。前出関係者は「その事務所は過去の写真の提供を拒否したり、主要メンバーのインタビューを当日になってドタキャンしたり……。これじゃあ、いい物は作れませんよね」と、苦笑交じりに明かした。  売り上げ不振、AKB48サイドの非協力的な態度に、文春も腹を決めたのか、これまで同様、AKB48のスキャンダルを心置きなくブチ込んでくるというのだ。 「もはや文春にはなんの遠慮もなくなりました。さっそく6日発売の文春では、疑惑の活動辞退となったHKT48の古森結衣の父親をつかまえ、『不当解雇』と真相を暴露していますからね。最近、あまりにもAKB48からマスコミへの当たりが強いから、陰ながら文春を応援している人は多いです」(芸能記者)  AKB48と文春の対決は、いよいよ第2ラウンドに突入する。

「見舞金と治療費くらいは出るが……」重傷のスギちゃん、賠償金3億円報道も実はゼロ!?

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『スギちゃん 「ワイルドだろ~」』
(アニプレックス)
 タレントのスギちゃん(本名・杉山英司)が1日、テレビ朝日の特別番組の収録で胸椎破裂骨折の重傷を負った。同局によると、スギちゃんは番組企画で飛び込みに挑戦。千葉県習志野市の千葉国際総合水泳場で高さ10メートルの飛び込み台からプールに飛び込んだ際に、胸椎を骨折した。  ただちに病院に搬送されて入院したが、全治3カ月と診断されたという。同局広報部は「安全には細心の注意を払っておりましたが、結果として杉山さんがケガを負われたことについて、大変申し訳なく思っております。深くお詫びするとともに1日も早い回復をお祈り申し上げます。状況をよく調査した上で、再発防止策を徹底してまいります」とコメント。大ブレーク中だっただけに、本人や事務所はケガ以上に“イタい”。 「今月もまだ100本ほど仕事が入っていて、来月も大学の学園祭の出演オファーが10本近く届いていた。億単位の損害は確実です」(事務所関係者)  一部夕刊スポーツ紙では、年内の復帰は絶望的で、事務所サイドがテレ朝に事故で失った総額3億円近いギャラの補填を要請すると報じられた。だが、テレビ関係者は「それはありえないでしょう」と一蹴。続けて「プロダクションとテレビ局は、持ちつ持たれつ。見舞金と治療費くらいは出しますが、多額の賠償金を支払ったケースなんて聞いたことがない。逆のパターンですが、昨年、島田紳助さんが突然引退を発表した時も、テレビ局は吉本興業に多額の賠償金を求めなかった」と話す。  紳助の場合だと、吉本芸人がいつもより安価なギャラで番組に出演し、“赤字分”を補填したという。 「スギちゃんの時も同じでしょう。同じサンミュージックの所属タレントを、テレ朝が“優遇”することになるのでは? スギちゃんが復帰した暁には、スペシャル番組やレギュラー番組の1本でも持たせるでしょう」(前出テレビ関係者)  スギちゃんの1日も早い復帰を祈るばかりだ。

大家族の伝統料理から超手抜きレシピまで勢ぞろい! 台所から見えてくる中東の家庭事情『イラン式料理本』

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主婦歴35年、ハマド・シルワーニ監督の義母さんが作った
伝統的ペルシア料理クフテ(肉団子)。
作った人の肝っ玉に比例した大きさだ。
 友達の家に遊びに行って、本棚が気になる人は多いのではないだろうか。一体、コイツは今までどんな本を読んで人格を形成したのか。自分の好きな作家や漫画家の名前を本棚で見つけると話が弾むし、意外な歴史書や海外小説が並んでいると「ムムム」と見る目が変わってくる。友達の頭の中を覗いたみたいで興味深い。これが彼女の家に遊びに行った場合なら、プラスどんな料理が飛び出すのか気になるところ。実家の母親直伝と思われる家庭料理には本気度が伝わるし、料理本を片手に慣れないながらも挑んでくれた一品にも愛を感じるではないか。園山真希絵の創作料理を見ても分かるように、料理には作った人の人柄が現われるもんです。2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で市民賞&コミュニティシネマ賞の2冠に輝いた『イラン式料理本』の狙いどころもそこ。台所に立つイラン女性たちが家族のためにどんな料理を作っているのか、その様子を固定カメラで映し出すドキュメンタリーなのだ。日本から遠く離れた中東の国・イランだけど、国の歴史、宗教、文化が違っても、女性たちが普段考えていること、家庭における男女の関係はとても似ていることに驚く。  『イラン式料理本』に登場するのは、モハマド・シルワーニ監督(1973年テヘラン生まれ)と関わりを持つ7人の女性たち。ドキュメンタリー映画というよりも、ヨネスケの『突撃!隣の晩ごはん』のような料理番組を思わせる気取りのないスタイルだ。本作の中でもっとも強烈なインパクトを放っているのは、シルワーニ監督の義母。ブドウの葉に包んだドルスと肉団子のクフテという中東の伝統料理を作るのだが、まずは開口一番に「ちゃんと手は洗ったわよ、2年前だけど。ダハハハ」とカメラに向かってジョークを一発。まるで大阪のオカンか沖縄のオバァのような存在感である。口も達者だが、手つきも鮮やか。タライのような巨大なボウルで大家族用の材料を手際よくこねていく。
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シルワーニ監督の義母とその姑。かつて、
この台所では女たちの凄まじいバトルが
繰り広げられた。
 途中、様子を見に姑さんがカメラにフレームインしてくる。義母は手を休めることなく、「私が嫁入りした直後は、よくイジメてくれましたよね」とチクリと口撃。女同士の火花が散る。だが、かつてはこの台所を仕切っていた姑も年老いており、家のことはすでに義母が実権を握っている。「あなたがまだ若くて、何も知らなかったから、躾のつもりでいたのよ。ごめんなさいね」と姑は曲がった腰をさらにかがめる。このときの義母のリアクションが涙を誘う。「許すも許されるも、今さらありませんよ」。多分、姑も若い頃には先代の姑に厳しくされ、それと同じように義母に接しただけなのだろう。イヤなことも楽しいことも、全部ひっくるめての家族。革命があり、戦場に向かう男たちを見送ってきた。同じ釜を炊いて、一緒に食べてきた仲じゃないですかと義母は言いたげだ。このシーンを観ていて、ボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」が脳内スピーカーから流れましたよ。義母が作る伝統料理ドルスとクフテは、ユーモアとちょっぴり涙味がブレンドされた人情たっぷりな逸品です。  続いて登場するのは現代女性の代表、シルワーニ監督の奥さん。かなりの美人で理知的な顔立ちをしている。義母が手料理にこだわっているのに対し、シルワーリ家の台所には家電製品が並ぶ。シルワーニ監督が夜遅くに友達を連れてきたことを奥さんはプリプリと怒る。「夜10時から何を作れというの?」「どうして10人も連れてくるの? 炊飯器は8人分しか炊けないのよ。後の2人には我慢してもらうしかないわね」と恐怖のマシンガントークで夫を粉々に撃ち砕く。結局、その晩に奥さんが振る舞った料理は、缶詰のシチュー。これなら温めるだけで、すぐに出せる。監督の友人が「このシチュー、とっても美味しいですよ」とお愛想を言うと、「そうでしょうね。缶詰ですから」と身も蓋もない返事。海外から訪ねてきた友人たちに自慢の美人妻とイランの家庭の雰囲気を知ってもらおうとしたシルワーニ監督の面目丸潰れ。  母親と違って料理を作るのが大キライな奥さんに対し、シルワーニ監督は「じゃあ、外食する機会を増やそう」と譲歩案を提示するが、「貧困で食べるものに困っている人がいるのに、贅沢するのはイヤ」。奥さんの言っていることはもっともだが、もはやシルワーニ監督はお手上げ状態。さらに彼女は極めつけの台詞を吐く。「料理を食べ終わった後、男たちは片付けを手伝うそぶりも見せずに寛ぎ始める。それを見ると、男たちの首をひとつひとつ斬り落としたくなる」。なんとも過激だが、これって世界中の主婦たちが激しく同意する発言でしょう。シルワーニ監督の奥さんは、世界の中心で“家事はキライ”と叫ぶ。
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シルワーニ監督の妹。ご飯が出来上がるのを
待ちきれず、双子の息子たちは台所でつまみ
食いを始める。
 もう1人、現代のイランを代表する若い女性が登場する。シルワーニ監督の妹さんだ。妹さんは結婚して双子を育てながら大学に通っている。とっても忙しいけれど、夫やわんぱく盛りの子どものために手料理を食べさせようと頑張る。ところが若いこともあって、恐ろしく段取りが悪い。昼食を作るために午前11時30分からキッチンに立ち、ナスの煮込みを作り始める。だが、完成したのは夕方4時すぎ。もはや昼食とは言えず、空腹は最高の調理料という段階を遥かに越えている。双子の兄弟は完全に落ち着きを失い、カメラの後ろではご主人がげんなりしている様子が思い浮かぶ。妹が一生懸命なのは分かるが、義母たちの世代が幾つものことを同時にパパッとこなれた動作で片付けるのに比べ、あまりにもリズム感も流れるような動作もない。推測するに、上の世代と違って大家族にもまれ、姑に厳しく扱われ、それにどう立ち向かうかという修羅場の経験値が低いようだ。頭の中では、良き妻・良き母になろうと努めているのだが、体の動きが追っ付かない。この一家4人に幸あらんことを願う。  台所に立つイラン女性たちの姿を見ながら思うことは、日本の女性たちとまるで変わらないじゃないかということ。毎日の献立に頭を悩ませ、ウマの合わない親族や知人の悪口を時々こぼしながらも、家族全員の健康を考えている。若い頃にイジメられた義母が姑と歴史的和解を遂げたその直後、絶妙すぎるタイミングで義母の旦那が台所に闖入し「嫁入りしてすぐのお前は、何もできなかったよなぁ」と蒸し返す。「たった今、水に流したところなのよ!」と義母に怒鳴られ、旦那はすごすご退散するしかない。まるでコントの1シーンのよう。いくら男たちが家の外で威張っていても、家庭の中を仕切っているのは女たちなのだ。世界中の女たちは何十年も何百年も、女の城である台所に立ち、家族のためにせっせと毎日毎食のようにご飯を作り続けてきた。その事実はどんなに美しい愛の詩よりも祈りの言葉よりも胸を打つではないか。美味しいごちそうも、驚愕の失敗料理もすべては、女たちの愛の結晶なのだ。愛のコーランだ。男たちは心して食するしかない。  世代の異なる女性たちが、自慢の料理を作り、そして語り掛けてくる本作。イランという国がどんな食文化で家族制度なのか、女たちの本音を通して見えてくる。同時にシルワーニ監督が、強いてはイランの男たちがどんな料理を食べて、どんな女性たちと過ごしているのかも分かるドキュメンタリーにもなっている。個性的な女性たちの群像劇でもあるこのドキュメンタリーは、どのようなエンディングを迎えるのだろうか。気になっていると、実に目が覚めるようなスパイシーなオチが待っていた。美味しい料理は、素材選びと手間を惜しまない下ごしらえと最後のひと振りがいかに大事かという好例。  イラン映画界の巨匠アッバス・キアロスタミ監督が最新作『ライク・サムワン・イン・ラブ』(9月15日公開)を日本で製作・撮影するなど、イランではますます表現活動の規制が強まっている。本作もイラン国内での上映は許可されておらず、シルワーニ監督は本作をもって映像作家としての活動休止を余儀なくされた。シルワーニ監督、優しい笑顔を浮かべていたお母さんの手料理を食べて、また元気になってください。 (文=長野辰次) iranshiki4.jpg 『イラン式料理本』 監督・脚本・製作/モハマド・シルワーニ 撮影/フーマン・ベーマネシュ 編集/モハマド・シルワーニ、エスマイル・モンセフ 録音/ファルシード・ファラジ 配給/アニープラネット 9月15日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー <http://www.iranshiki.com> (c)2010 Mohammad Shirvani. All rights reserved. ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第186回]“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』 [第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』 [第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』 [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! 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大家族の伝統料理から超手抜きレシピまで勢ぞろい! 台所から見えてくる中東の家庭事情『イラン式料理本』

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主婦歴35年、モハマド・シルワーニ監督の義母さんが作った
伝統的ペルシア料理クフテ(肉団子)。
作った人の肝っ玉に比例した大きさだ。
 友達の家に遊びに行って、本棚が気になる人は多いのではないだろうか。一体、コイツは今までどんな本を読んで人格を形成したのか。自分の好きな作家や漫画家の名前を本棚で見つけると話が弾むし、意外な歴史書や海外小説が並んでいると「ムムム」と見る目が変わってくる。友達の頭の中を覗いたみたいで興味深い。これが彼女の家に遊びに行った場合なら、プラスどんな料理が飛び出すのか気になるところ。実家の母親直伝と思われる家庭料理には本気度が伝わるし、料理本を片手に慣れないながらも挑んでくれた一品にも愛を感じるではないか。園山真希絵の創作料理を見ても分かるように、料理には作った人の人柄が現われるもんです。2011年の山形国際ドキュメンタリー映画祭で市民賞&コミュニティシネマ賞の2冠に輝いた『イラン式料理本』の狙いどころもそこ。台所に立つイラン女性たちが家族のためにどんな料理を作っているのか、その様子を固定カメラで映し出すドキュメンタリーなのだ。日本から遠く離れた中東の国・イランだけど、国の歴史、宗教、文化が違っても、女性たちが普段考えていること、家庭における男女の関係はとても似ていることに驚く。  『イラン式料理本』に登場するのは、モハマド・シルワーニ監督(1973年テヘラン生まれ)と関わりを持つ7人の女性たち。ドキュメンタリー映画というよりも、ヨネスケの『突撃!隣の晩ごはん』のような料理番組を思わせる気取りのないスタイルだ。本作の中でもっとも強烈なインパクトを放っているのは、シルワーニ監督の義母。ブドウの葉に包んだドルスと肉団子のクフテという中東の伝統料理を作るのだが、まずは開口一番に「ちゃんと手は洗ったわよ、2年前だけど。ダハハハ」とカメラに向かってジョークを一発。まるで大阪のオカンか沖縄のオバァのような存在感である。口も達者だが、手つきも鮮やか。タライのような巨大なボウルで大家族用の材料を手際よくこねていく。
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シルワーニ監督の義母とその姑。かつて、
この台所では女たちの凄まじいバトルが
繰り広げられた。
 途中、様子を見に姑さんがカメラにフレームインしてくる。義母は手を休めることなく、「私が嫁入りした直後は、よくイジメてくれましたよね」とチクリと口撃。女同士の火花が散る。だが、かつてはこの台所を仕切っていた姑も年老いており、家のことはすでに義母が実権を握っている。「あなたがまだ若くて、何も知らなかったから、躾のつもりでいたのよ。ごめんなさいね」と姑は曲がった腰をさらにかがめる。このときの義母のリアクションが涙を誘う。「許すも許されるも、今さらありませんよ」。多分、姑も若い頃には先代の姑に厳しくされ、それと同じように義母に接しただけなのだろう。イヤなことも楽しいことも、全部ひっくるめての家族。革命があり、戦場に向かう男たちを見送ってきた。同じ釜を炊いて、一緒に食べてきた仲じゃないですかと義母は言いたげだ。このシーンを観ていて、ボブ・マーリーの「ノー・ウーマン・ノー・クライ」が脳内スピーカーから流れましたよ。義母が作る伝統料理ドルスとクフテは、ユーモアとちょっぴり涙味がブレンドされた人情たっぷりな逸品です。  続いて登場するのは現代女性の代表、シルワーニ監督の奥さん。かなりの美人で理知的な顔立ちをしている。義母が手料理にこだわっているのに対し、シルワーニ家の台所には家電製品が並ぶ。シルワーニ監督が夜遅くに友達を連れてきたことを奥さんはプリプリと怒る。「夜10時から何を作れというの?」「どうして10人も連れてくるの? 炊飯器は8人分しか炊けないのよ。後の2人には我慢してもらうしかないわね」と恐怖のマシンガントークで夫を粉々に撃ち砕く。結局、その晩に奥さんが振る舞った料理は、缶詰のシチュー。これなら温めるだけで、すぐに出せる。監督の友人が「このシチュー、とっても美味しいですよ」とお愛想を言うと、「そうでしょうね。缶詰ですから」と身も蓋もない返事。海外から訪ねてきた友人たちに自慢の美人妻とイランの家庭の雰囲気を知ってもらおうとしたシルワーニ監督の面目丸潰れ。  母親と違って料理を作るのが大キライな奥さんに対し、シルワーニ監督は「じゃあ、外食する機会を増やそう」と譲歩案を提示するが、「貧困で食べるものに困っている人がいるのに、贅沢するのはイヤ」。奥さんの言っていることはもっともだが、もはやシルワーニ監督はお手上げ状態。さらに彼女は極めつけの台詞を吐く。「料理を食べ終わった後、男たちは片付けを手伝うそぶりも見せずに寛ぎ始める。それを見ると、男たちの首をひとつひとつ斬り落としたくなる」。なんとも過激だが、これって世界中の主婦たちが激しく同意する発言でしょう。シルワーニ監督の奥さんは、世界の中心で“家事はキライ”と叫ぶ。
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シルワーニ監督の妹。ご飯が出来上がるのを
待ちきれず、双子の息子たちは台所でつまみ
食いを始める。
 もう1人、現代のイランを代表する若い女性が登場する。シルワーニ監督の妹さんだ。妹さんは結婚して双子を育てながら大学に通っている。とっても忙しいけれど、夫やわんぱく盛りの子どものために手料理を食べさせようと頑張る。ところが若いこともあって、恐ろしく段取りが悪い。昼食を作るために午前11時30分からキッチンに立ち、ナスの煮込みを作り始める。だが、完成したのは夕方4時すぎ。もはや昼食とは言えず、空腹は最高の調味料という段階を遥かに越えている。双子の兄弟は完全に落ち着きを失い、カメラの後ろではご主人がげんなりしている様子が思い浮かぶ。妹が一生懸命なのは分かるが、義母たちの世代が幾つものことを同時にパパッとこなれた動作で片付けるのに比べ、あまりにもリズム感も流れるような動作もない。推測するに、上の世代と違って大家族にもまれ、姑に厳しく扱われ、それにどう立ち向かうかという修羅場の経験値が低いようだ。頭の中では、良き妻・良き母になろうと努めているのだが、体の動きが追っ付かない。この一家4人に幸あらんことを願う。  台所に立つイラン女性たちの姿を見ながら思うことは、日本の女性たちとまるで変わらないじゃないかということ。毎日の献立に頭を悩ませ、ウマの合わない親族や知人の悪口を時々こぼしながらも、家族全員の健康を考えている。若い頃にイジメられた義母が姑と歴史的和解を遂げたその直後、絶妙すぎるタイミングで義母の旦那が台所に闖入し「嫁入りしてすぐのお前は、何もできなかったよなぁ」と蒸し返す。「たった今、水に流したところなのよ!」と義母に怒鳴られ、旦那はすごすご退散するしかない。まるでコントの1シーンのよう。いくら男たちが家の外で威張っていても、家庭の中を仕切っているのは女たちなのだ。世界中の女たちは何十年も何百年も、女の城である台所に立ち、家族のためにせっせと毎日毎食のようにご飯を作り続けてきた。その事実はどんなに美しい愛の詩よりも祈りの言葉よりも胸を打つではないか。美味しいごちそうも、驚愕の失敗料理もすべては、女たちの愛の結晶なのだ。愛のコーランだ。男たちは心して食するしかない。  世代の異なる女性たちが、自慢の料理を作り、そして語り掛けてくる本作。イランという国がどんな食文化で家族制度なのか、女たちの本音を通して見えてくる。同時にシルワーニ監督が、強いてはイランの男たちがどんな料理を食べて、どんな女性たちと過ごしているのかも分かるドキュメンタリーにもなっている。個性的な女性たちの群像劇でもあるこのドキュメンタリーは、どのようなエンディングを迎えるのだろうか。気になっていると、実に目が覚めるようなスパイシーなオチが待っていた。美味しい料理は、素材選びと手間を惜しまない下ごしらえと最後のひと振りがいかに大事かという好例。  イラン映画界の巨匠アッバス・キアロスタミ監督が最新作『ライク・サムワン・イン・ラブ』(9月15日公開)を日本で製作・撮影するなど、イランではますます表現活動の規制が強まっている。本作もイラン国内での上映は許可されておらず、シルワーニ監督は本作をもって映像作家としての活動休止を余儀なくされた。シルワーニ監督、優しい笑顔を浮かべていたお母さんの手料理を食べて、また元気になってください。 (文=長野辰次) iranshiki4.jpg 『イラン式料理本』 監督・脚本・製作/モハマド・シルワーニ 撮影/フーマン・ベーマネシュ 編集/モハマド・シルワーニ、エスマイル・モンセフ 録音/ファルシード・ファラジ 配給/アニープラネット 9月15日(土)より岩波ホールほか全国順次ロードショー <http://www.iranshiki.com> (c)2010 Mohammad Shirvani. All rights reserved. ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第186回]“世界的な絶滅危惧種”である独裁者に愛の手を!? 政治ネタ&下ネタ満載コメディ『ディクテーター』 [第185回]障害者の性処理も介護の重圧も、すべて笑い飛ばせ! 男たちのバリアフリーな友情ドラマ『最強のふたり』 [第184回]人類を生み出した“創造主”との遭遇!! リドリー・スコットが物語るSF神話『プロメテウス』 [第183回]“校内格差社会”に出現した異分子(ゾンビ)たち! 青春のカタルシス『桐島、部活やめるってよ』 [第182回]カメラマンは法を犯してもかまわない!? 国家の暗部を暴く男の情念『ニッポンの噓』 [第181回]“学校”という名の密室ではびこる児童虐待の事実! 子どもたちは教師を訴える『トガニ 幼き瞳の告発』 [第180回]“神様”との出会いと別れ、そして旅からの帰還  ドキュメンタリー『アニメ師・杉井ギサブロー』 [第179回]親友=お金を貸してくれる、女友達=SEXさせてくれる!? 品性お下劣男の青春『苦役列車』 [第178回]“沢尻エリカ”という名のアトラクションムービー『ヘルタースケルター』が描く無常の世界 [第177回]毒カレー、オウム真理教、光市母子殺害……“悪魔の弁護人”と呼ばれる男の素顔『死刑弁護人』 [第176回]“芸能生活30周年”ニコラス・ケイジの会心作! 被災地に流布する暗号『ハングリー・ラビット』 [第175回]やめろと言われても、今では遅すぎたッ! 妻夫木聡&武井咲主演の過剰なる純愛劇『愛と誠』 [第174回]年間自殺者数3万人を越える現代社会への提言 自殺対策の現状を追った『希望のシグナル』 [第173回]“三島割腹事件”を若松孝二監督が映画化!『11.25自決の日 三島由紀夫と若者たち』 [第172回]実在の事件を題材にした“命の授業”『先生を流産させる会』がついに劇場公開! [第171回]自由社会に順応できない“脱北者”の過酷な現状 無垢なる季節との決別『ムサン日記 白い犬』 [第170回] 世界興収100億突破のSF大作『ロボット』はあらゆる既成概念を破壊する!! [第169回]“エンタの神さま”ツイ・ハークが大復活! B級映画マニアの心を焦がす『王朝の陰謀』 [第168回]人はお下劣な分だけ、強く優しくなれる!? 結婚を控えた女たちの本音『ブライズメイズ』 [第167回]行きすぎたシステム社会に警鐘を鳴らす“ユナボマー・マニフェスト”の映画化『モンスターズクラブ』 [第166回]祭りの終わりと新ステージの幕開け、3部作完結『サイタマノラッパー ロードサイドの逃亡者』 [第165回]すばらしき“コーマン野郎”の世界!『コーマン帝国』、愛と欲望の歴史 [第164回]懐かしき香り漂う、新感覚サスペンス 破滅へ突き進む男の悲劇『ドライヴ』 [第163回] 災害に備えた地下シェルターは必要? 心理ホラー『テイク・シェルター』 [第162回] 森田芳光監督の最終列車『僕達急行』人生は出会いと旅立ちのリフレイン! [第161回] 鬼才キム・ギドクの"多重人格ショー"セルフドキュメンタリー『アリラン』 [第160回]映画創成期に散った"殉教者"への聖歌 3D映画『ヒューゴの不思議な発明』 [第159回]これはホラー? それともコメディ? 勘違い女が爆走『ヤング≒アダルト』 [第158回] ピラミッドは古代からのメッセージ!? 歴史ミステリー『ピラミッドの謎』 [第157回] 韓国映画の名匠が明かす"創作の極意"イ・チャンドン監督『ポエトリー』 [第156回] ローカル局で"伝説となった男"の生涯『木村栄文レトロスペクティブ』 [第155回] 米国に半世紀も君臨した"影の大統領" FBI初代長官『J・エドガー』 [第154回]犯罪者たちに学ぶ"人心掌握術"の奨め『アニマル・キングダム』『預言者』 [第153回]"地獄"からの生還者・板尾創路の凄み 古典落語を過激に脚色『月光ノ仮面』 [第152回]早くも2012年ベスト1映画が登場!"代理殺人"を巡る恐怖『哀しき獣』 [第151回]父殺し、自分殺し、そして再生の物語 園子温流ラブストーリー『ヒミズ』 [第150回]米国お笑い横断旅行『宇宙人ポール』人間のちっぽけな悩みはETが解決! [第149回]70年前と変わらない日本人の精神構造『聯合艦隊司令長官 山本五十六』 [第148回]追悼......"永遠の反逆児"原田芳雄さん幻の主演作『原子力戦争』がDVD化 [第147回]"ファスト風土"を舞台にした犯罪喜劇 J・アイゼンバーグ主演『ピザボーイ』 [第146回]"正義のゾンビ"が犯罪者を貪り喰う! イラク戦争奇談『ゾンビ処刑人』 [第145回] "時代の寵児"の未ソフト化作品上映!「松江哲明グレイテスト・ヒッツ」 [第144回]原発事故を描いた『カリーナの林檎』と今関あきよし監督の背負った贖罪 [第143回]"窮屈なモラル"を脱ぎ捨てた裸の女たち 園子温監督の犯罪エロス『恋の罪』 [第142回]ノーベル賞作家・川端康成が夢想した新風俗『スリーピングビューティー』 [第141回]横暴な上司は有志社員が制裁します!『モンスター上司』のブラックな笑い [第140回]"クソみたいな社会を変えたい!"高校生テロリストの凄春『アジアの純真』 [第139回] うつ病なんかヘーキ!? 宮崎あおい主演作『ツレがうつになりまして。』 [第138回]"神話"が生まれる瞬間を目撃せよ! 人類への黙示録『猿の惑星:創世記』 [第137回]刑務所で食する至高の味『極道めし』ヒロインの後ろ姿に、むせび泣き! [第136回]"理想の恋人"という偶像を破壊せよ 深夜番長の劇場デビュー作『モテキ』 [第135回]"城定秀夫監督、ブレイク前夜の予感! 闘争本能を呼び覚ます『タナトス』 [第134回]"人間失格"の道を選んだ映画監督の業 林由美香の最新主演作『監督失格』 [第133回]ホラ吹きのホラを見破る特異な職能 ポランスキー監督『ゴーストライター』 [第132回]芦田愛菜、6歳にして危険な魅力!? 子連れで全力疾走『うさぎドロップ』 [第131回]元"暴走族"が書いた旧友への鎮魂歌 青春懺悔録『アメイジング グレイス』 [第130回]V・ギャロ主演のサバイバルグルメ!? 『エッセンシャル・キリング』 [第129回]『キック・アス』より悪趣味で泣ける 中年男の悪ノリ暴走劇『スーパー!』 [第128回]この夏の清涼剤、地方少女のダンス成長記『あぜみちジャンピンッ!』 [第127回]竹ヤリで世界進出"スシタイフーン"『エイリアンVSニンジャ』ほか逆上陸 [第126回]イーモウ監督、久々のアイドル映画 中華的妹萌え『サンザシの樹の下で』 [第125回]ナタリー・ポートマン vs. ヘビメタ野郎 人気女優の隠し球『メタルヘッド』 [第124回]黒澤明の名作『生きる』のラテン版! ヤモメ男が残した遺産『BIUTIFUL』 [第123回]北国で93年間営業を続ける"大黒座"と町の記録『小さな町の小さな映画館』 [第122回]新幹線がすれ違う瞬間、願いが叶う? 小学生の目線で描かれた『奇跡』 [第121回]理想と情熱がもたらした"痛い現実" 青春の蹉跌『マイ・バック・ページ』 [第120回]胸に響く金言"プロとは手を抜くこと" 職人秘話『アトムの足音が聞こえる』 [第119回]危険な出会い、井口昇ミーツ仲村みう 悪夢の遊園地『富江 アンリミテッド』 [第118回]ナタリー・ポートマン"第1章"の終幕 虚実が攻め合う『ブラック・スワン』 [第117回]"セカイ"を旅立った少女の地底探検記 新海誠監督の新作『星を追う子ども』 [第116回] 美少女たちの輝きが脳裏から離れない。青春ムービー『魔法少女を忘れない』 [第115回] 恋愛が与える"陶酔"とリアルな"痛み"サブカル活劇『スコット・ピルグリム』 [第114回]妄想、空想、そして現実からの大脱走 美少女革命『エンジェル ウォーズ』 [第113回]"3.11"後の新しい映画モデルとなるか『劇場版 神聖かまってちゃん』の挑戦 [第112回]マスコミが讃えた"楽園"のその後、ひとりの少女の成長記録『愛しきソナ』 [第111回]閉鎖的な"村社会"をブチ破ったれ! 韓流サバイバル劇『ビー・デビル』 [第110回]"粋"を愛したフランスの伯父さん J・タチ主演『イリュージョニスト』 [第109回]自分にとって家族は敵か、味方か? オスカー2冠受賞『ザ・ファイター』 [第108回]コーエン兄弟『トゥルー・グリット』40年で変化した"米国のヒーロー像" [第107回]ジョニー・デップが愛した"極道記者" 『GONZO』奇人がスターだった時代 [第106回] 巨匠イーストウッド監督の異色作! 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CGなしの狂乱劇再び『マッハ!弐』 [第48回]全米"オシャレ番長"ズーイー、見参! 草食系に捧ぐ『(500日)のサマー』 [第47回]市川崑監督&水谷豊"幻の名作"『幸福』28年の歳月を経て、初のパッケージ化 [第46回]押井守監督、大いなる方向転換か? 黒木メイサ主演『アサルトガールズ』 [第45回]ドラッグ漬けの芸能関係者必見!"神の子"の復活を追う『マラドーナ』 [第44回] 暴走する"システム"が止まらない! マイケル・ムーア監督『キャピタリズム』 [第43回]"人は二度死ぬ"という独自の死生観『ガマの油』役所広司の監督ぶりは? [第42回]誰もが共感、あるあるコメディー! 2ちゃんねる発『ブラック会社』 [第41回]タラとブラピが組むと、こーなった!! 戦争奇談『イングロリアス・バスターズ』 [第40回]"涅槃の境地"のラストシーンに唖然! 引退を賭けた角川春樹監督『笑う警官』 [第39回]伝説の男・松田優作は今も生きている 20回忌ドキュメント『SOUL RED』 [第38回]海より深い"ドメスティック・ラブ"ポン・ジュノ監督『母なる証明』 [第37回]チャン・ツィイーが放つフェロモン爆撃 悪女注意報発令せり!『ホースメン』 [第36回]『ソウ』の監督が放つ激痛バイオレンス やりすぎベーコン!『狼の死刑宣告』 [第35回]"負け組人生"から抜け出したい!! 藤原竜也主演『カイジ 人生逆転ゲーム』 [第34回]2兆円ペット産業の"開かずの間"に迫る ドキュメンタリー『犬と猫と人間と』 [第33回]"女神降臨"ペ・ドゥナの裸体が神々しい 空っぽな心に響く都市の寓話『空気人形』 [第32回]電気仕掛けのパンティをはくヒロイン R15コメディ『男と女の不都合な真実』 [第31回]萩原健一、松方弘樹の助演陣が過剰すぎ! 小栗旬主演の時代活劇『TAJOMARU』 [第30回]松本人志監督・主演第2作『しんぼる』 閉塞状況の中で踊り続ける男の悲喜劇 [第29回]シビアな現実を商品化してしまう才女、西原理恵子の自叙伝『女の子ものがたり』 [第28回]"おねマス"のマッコイ斉藤プレゼンツ 不謹慎さが爆笑を呼ぶ『上島ジェーン』 [第27回]究極料理を超えた"極地料理"に舌鼓! 納涼&グルメ映画『南極料理人』 [第26回]ハチは"失われた少年時代"のアイコン  ハリウッド版『HACHI』に涙腺崩壊! 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汚職官僚の捕縛のため、当局が命令!? 中国機引き返し着陸の謎

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イメージ画像 photo by markyharky
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 8月29日、北京空港を出発してニューヨークに向かっていた中国国際航空981便が、突如針路を変更し、北京空港に引き返すという事件が発生した。航空会社は、「航空機が脅迫を受けたため」としているが、脅迫の内容については明らかにされておらず、真相は謎に包まれている。  引き返しの理由は、機内においても伏せられていたようだ。同機の乗客が書き込んだとされるネット上の情報によると、座席のディスプレイに表示される飛行ルートで、飛行機が引き返したことに気づいた一部の乗客が問いかけたところ、客室乗務員はディスプレイの故障だと説明していたという。さらに北京空港への着陸に向け、機体が降下を始めてからも、「気流が乱れている」としてシートベルトの着用を機内アナウンスで呼びかけたのみで、着陸については説明がなかった。機長から「飛行機が脅迫の情報を受けたため、北京空港に引き返す」と説明があったのは、着陸の直前だったという。 さらに、同機が着陸した北京空港の様子にも不自然な点が残る。爆破予告やハイジャックされた航空機が着陸する場合、安全のため空港や滑走路の一部は閉鎖されることが一般的だ。しかし、現地メディアの報道によると、そうした措置は取られておらず、数多くの警官が待機していたのみであったようだ。  その後、警官によって機内の検査と乗客へのセキュリティチェックが行われたが、異常は発見されず。乗客は別の航空機に振り替えられ、ニューヨークへと再び飛び立ったという。また問題の機体も、緊急着陸から30時間後にはニューヨークへと向かっている。  航空会社や当局からはっきりとした説明もなく、不審点も残る今回の中国国際航空機引き返し事件に関し、ネット上では「アメリカへ逃亡しようとした汚職官僚が乗っており、その情報をキャッチした当局が引き返しを命じた」という未確認情報が流れている。  現時点ではウワサにすぎないが、実際、中国では高級官僚が収賄や横領などで不正に得た資産と共に海外逃亡する事件が頻発中。さらに共産党がその気になれば、航空機のひとつやふたつに引き返しを命じることはワケないはず。それだけに、十分にありえる話ではある。 (文=牧野源)

「紳助の後を継ぐのは自分」オスカー移籍の島田洋七が若手芸人たちに宣戦布告!

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島田洋七公式サイトより
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  以前、当コラムでも紹介した通り、「オスカープロモーション」に移籍が決定した元人気漫才コンビ「B&B」の島田洋七に久しぶりに会って、話す機会があった。  洋七は07年8月に吉本興業を契約終了で退社して以降、テレビへの露出がパタッと消えた。真相は、洋七の大ベストセラーになった『佐賀のがばいばあちゃん』の印税の配分をめぐって、吉本と意見が対立。クビ同然で辞めたことで、テレビの制作側から敬遠されていたのだ。この5年間、洋七は『佐賀のがばいばあちゃん』を舞台化。地方で公演する傍ら、年200本近い講演会をこなしていたという。  洋七によれば、これまでの講演数は4,000回以上。「ダントツで日本一やと思う」と豪語する。しかし、弟弟子の島田紳助が引退した後の若手のお笑い芸人たちの芸の稚拙さを見て、もう一度お笑いをやりたいという気持ちが芽生え、既存のタレントとの軋轢が多くなるお笑いに強いプロダクションではなく、お笑い部門を強化中のオスカープロを選んだようだ。オスカー移籍について、「新しい学校に転校したみたいでドキドキしている」と言う。  洋七のお笑いの才能は、ビートたけしが認めていたほど。2人にまつわるエピソードも多い。  洋七は、“漫才ブーム”の前に故・横山やすしさんからたけしを紹介されて、彼と付き合うようになった。ブームで売れて、大金が入った洋七とたけしは、お互い2,000万円を抱えて、初めて銀座の高級クラブに遊びにいった時の豪快なエピソードを語ってくれた(これについては後日、報告する)。さらに、たけしの“フライデー事件”の裁判中に、たけしがマスコミの目を避けるために沖縄の石垣島に逃避行した際、洋七が頻繁に訪ねて、砂浜で延々と語り合い、潮が満ちて、膝が水に浸かるのに気づかないほどだったという思い出話も、今回初めて語ってくれた。芸能界において、年下の洋七がたけしを呼び捨てにするのは、こういった深い結びつきがあったからだ。また、ブームが去った直後に、保険会社から「演歌歌手はギャラが高いし、それにもう飽きた。漫才だけで1時間、ショーをできないか」と相談を受け、ダメ元でたけしに話したら「やってみっか」となって、2人で1時間の漫才の営業を3日間やったこともあったという。「1時間でっせ。一番スリルがありましたよ。今の若手のお笑いは3分。長くて5分。見習えってーの」と意気軒昂だ。  ほぼ即興で、1時間も漫才ができるお笑いは、今でもたけしと洋七しかいないかもしれない。それだけに、洋七の本格復帰で、2人の漫才が復活することを期待したい。たけしに洋七がオスカープロに移籍したことを伝えると、「洋七のしゃべりにかなうやつはいない、応援しなきゃな」と言ってくれた。  洋七は「紳助が抜けた後、紳助の後を継ぐヤツが現れん。だけど、やっと見つけた。それは私です」と自信をチラつかせた。浮き沈みの激しい芸能界で洋七は3度、上がったり、落ちたりを経験してきた。4度目のチャレンジに注目したい。 (文=本多圭)

「プロレスはもうダメなのか」順調だったアントニオ猪木のプロレス団体「IGF」でも内紛が……

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 まったくの斜陽となってしまったプロレス業界。両国国技館や日本武道館クラスで興行が打てるのは、せいぜい老舗の新日本プロレス程度で、それでも年間での回数はゴールデンタイムでテレビ放映されていた80年代からは激減した。  その一方で、違う活路を見だし成功しているのが、アントニオ猪木率いる「IGF」だ。その顔の広さで、外食産業大手をタニマチとして獲得。さらに、ギャラの未払いの続いていた「K-1」から、ジェロム・レ・バンナやピーター・アーツらを引き抜き、中国進出をぶち上げるなど大成長を遂げた。が、最近“GM追放劇”があったというから穏やかではない。 「ジェネラルマネジャーの肩書だった元レスラー・宮戸優光が、現場から外されたんです。表向きは『現場を離れて新人育成に専念』ということですが、実情は所属選手に総スカンを食っていたから。宮戸さんは、水道橋博士も通うジムの経営者としても知られ、猪木さんもその手腕に期待していましたが、そもそもレスラーとしての実績も実力もなかった。しかも、現役を退いた今でも、プレイヤーというより、まだ『プロレスファン』みたいな脳みそなんです。そのため、いまだにスクワット1,000回とか非科学的なトレーニングもさせるし、プロレスの仕組みを知らないのか理想論なのか、普通にケツ(試合の決着の申し合わせ)も決めずにガチンコをさせたりする。GMに就任したころ、超レジェンドの初代タイガーマスク・佐山聡さんを前座試合に組んでしまい、バックステージで土下座させられる事件もありました」(プロレスメディア関係者)  後任にはケンドー・カシンこと石澤常光の名前もネットなどで挙がっているが。「それはない。本人にやる気がない」とは同関係者。  どの団体も軒並み問題を抱え、新たなスターなど生まれようもないプロレス業界。このまま追憶の彼方に消え去ってしまうのだろうか?

「やはり政治家には不向き?」デート写真で、ある疑惑が浮上した小泉孝太郎

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『孝太郎Wキッチン傑作選~爆笑!
孝太郎・雄輔料理初挑戦~』
(ポニーキャニオン)
 2001年に史上初となる現役首相の子息として鳴り物入りで芸能界デビューした、小泉純一郎元首相の長男で俳優の小泉孝太郎。最近は脇役が多いながらもドラマを中心に役者業をこなし、自らを「憧れの人」と名指ししたロンドン五輪女子柔道金メダリストの松本薫と朝の生番組でハグを交わすなど存在感を見せつけ、しっかり芸能界で生き残っている。だが、父親譲りなのか、度を超えた女好きが問題視され始めているという。  昨年4月には東京・銀座の高級クラブに勤務するホステスとの交際を写真誌「フライデー」(講談社)で報じられたが、同誌9月14日号では女性とドライブデートする様子が報じられた。  同誌によると、8月下旬の深夜、孝太郎は茶髪でロングヘアの美女と都内のダイニングバーから出てきて、駐車場に止めてあった孝太郎の車へ。首都高に乗ってお台場を通り、横浜のデートスポットである大黒ふ頭のパーキングエリアに入って停車すると、2人は車内で会話に夢中に。時折、携帯電話で写真を撮影したりと盛り上がったが、1時間以上過ごすと車は東京方面に向かい、女性を自宅に送り届けた。車に残された孝太郎は寂しそうに女性の後ろ姿を見送り、自宅方面に走り去っていったというのだ。  記事を読んだ限りでは、孝太郎が女性の“お持ち帰り”に失敗しただけでまったく問題はないが、ある疑惑が浮上しているという。 「孝太郎といえばデビュー前、週刊誌に人妻と海岸で不倫デートする様子をすっぱ抜かれた。孝太郎は現場から女性を車に乗せて走り去ったが、現場には2人が飲んだ缶チューハイの空き缶が残されており、明らかに飲酒運転だったようだ。その件はいろいろな“圧力”があって記事にはならなかったが、そんな前科があるだけに、今回、バーから出てきて車に乗り込んでいる時点で、あらぬ疑いをかけられても仕方ない。おまけに、同誌は孝太郎が店内で飲酒していたかどうかには触れていないから“グレーゾーン”のまま。女性スキャンダルに飲酒運転疑惑と、かなり脇が甘く、明らかに政治家には不向き。父親が、孝太郎の弟で衆院議員としていまや自民党の顔となった進次郎を後継者にしたのは賢明な判断だった。所属事務所を含め、孝太郎のバックは強力でスキャンダル対策は万全だが、そのうちかばいきれなくなるのでは」(週刊誌記者)  孝太郎は来年のNHKの大河ドラマ『八重の桜』に15代将軍・徳川慶喜役での出演も決まっているだけに、女遊びも含め、もろもろ自粛したほうがよさそうだ。