
宮城県女川町の現在の様子(2012年9月撮影)。
大飯原発再稼働への是非が問われた2012年の夏。最も厳しい需給が見込まれた関西でも計画停電は回避されたが、再稼働が妥当であったか否かについての検討はまだ入り口の段階だ。
今年の春以降、その大飯原発再稼働に関わる議論が紛糾する中で、後景に押しやられてしまったトピックがある。それが、丸山佑介著『ガレキ』(ワニブックス)が再提起する、震災がれき広域処理の問題である。
2011年11月に東京都の石原慎太郎都知事が震災がれきの広域処理に反対する声に対して、「(放射線量などを)測ってなんでもないものを持ってくるんだから『黙れ』と言えばいい」と発言して賛否の声が巻き起こってから、今年5月に北九州市で起きた受け入れ反対の抗議騒動までの約200日間を本書は「ガレキ問題」と捉え、何ひとつ過去の問題になどなっていない震災がれきについて、再度目を向けることを促す。
『ガレキ』は東北各地の首長や元原発作業員、福島県で震災を経験した広域処理反対派市民など、被災地に暮らす人々を含めた多くのインタビューおよびルポルタージュで構成されている。原発再稼働問題の陰で、検証や議論が尽くされないままに世間的なトピックとしては収束してしまったように見える、がれき広域処理の問題を考え直すための記録となっている。
がれき広域処理問題が、受け入れ賛成か反対かという単純な二択に収斂してゆく中で忘れ去られがちになっているもので、著者が忘れるべきでないと強調したのは、膨大な量のがれきがただの廃棄物ではなく、人々の財産であったもの、日常に在ったことを思い起こさせる具体的な品々であるということだ。遠目には廃材と映るものが、近づいてみれば子どものおもちゃであり、洋服であり、家具や本のかけらである。
また、それは平穏な日常の記憶であると同時に、悲惨な大災害の爪痕でもある。岩手県陸前高田市の戸羽太市長は、目の前に取り残されているがれきはもともと市民の財産であると同時に、「自分の子どもを轢き殺した車が家の玄関に置いてあるようなもの」でもあると語る。かけがえのない日々の面影と、2011年3月11日の痛ましい記憶とが表裏一体になっている。震災がれきは、そんな複雑さをはらむものである。
本書の編集時点で、陸前高田市内の死者は1,555人、行方不明者232人。その中には、戸羽市長の愛妻も含まれている。家族を失い、町の舵取りに追われる中で我が子たちへのケアを満足にできない不甲斐なさを滲ませる戸羽市長の言葉は、いまだ何も決着していない被災地の日々を、読む者に強く認識させる。共感する、などと軽々に口にできるものではない。けれども、これらインタビューでそれぞれの立場から語られる言葉には、せめて敏感でありたい。
しかし、これが震災がれき問題として括られてしまうとき、被災地の息遣いへの配慮は失われ、忌避すべき巨大な一塊として扱われる。がれき受け入れの是非を問うことであったはずの論点が見失われ、判断基準が不明瞭なまま拒絶の意識ばかりが際立ち、ついにはその地で生活する人々をも否定してしまうような言葉が拡大してゆく。
言葉を発する側に被災地の人々そのものに向けているつもりなどなくとも、被災地に暮らす人々にとっては自身を否定する声として突き刺さってくるのだ。
本書に収められたインタビューで繰り返し映し出されるのは、そうした否定の声に傷つく人々の姿である。
拒絶され無配慮な言葉を投げられる震災がれきは、被災地の日々の暮らしのすぐ横に存在する。何よりがれきは彼らにとって、自分たちの暮らしの礎となる我が家だったものなのだ。「それ(がれき)を放射能で汚れたとか言われると、私たちが汚れているみたいな感じがする」という人々の声に、受け手はどれほどの想像力を働かせられるだろうか。
時に脊髄反射的ともいえる震災がれきへの拒否反応の根底に、著者は「ケガレ」の意識を読み取る。個人に明確な判断基準があるわけではなく、抽象的な感覚による不浄の意識が、科学的な根拠よりも先行して震災がれきへのイメージを生み出してしまう。間接的で確度の定かでない大量の情報のみによって作られていったケガレのイメージはそのまま肥大し、議論の入り込む余地が限りなく乏しい禁忌の意識を強固にしてゆく。この意識に多くの人たちが縛られていることにすら気がついていない。
著者が本書で震災がれきを「ガレキ」とカタカナ表記しているのは、がれき広域処理問題が本質からはぐれてゆく中で、そのようなケガレのニュアンスが、がれきという言葉に含まれるようになっていったという問題意識に基づいている。ケガレの意識に基づいた過剰な禁忌への疑念、そして再考を促すのが本書『ガレキ』である。
もっとも、著者はこの本を通じて、がれき広域処理の受け入れ賛成あるいは反対いずれかを促そうとしているわけではない。むしろ、単純化された回答を即座に出すような振る舞いから離れ、丁寧な議論をおこすための材料となる「当事者の記録」として扱われることこそが、この本の意図するところだろう。
そして何よりも、本書を通じ、過去の話題になってしまったかのような震災がれき広域処理について、まだ先に進むには多大な課題が残されている現在形の問題としてあらためて考えるためのきっかけとしたい。
(香月孝史/http://katzki.blog65.fc2.com/)
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我が家に“食人族”がやって来た! 奇才ジャック・ケッチャムの異形世界『ザ・ウーマン』

食人族最後の生き残り“その女”が、弁護士一家が暮らす一軒家にやってきた。
法律やモラルにとらわれない世界一自由な女だ。
おいらはブライアン。14歳になるクソガキさ。エッチなことに興味津々な年ごろってわけ。父親のクリスは弁護士をやってるゲス野郎。外では善人づらしてるけど、権威主義の塊みたいな大人だ。母親のベルと高校生の姉ペグは、いつも父親の顔色ばかり見ている。少しでも父親の機嫌をそこねると、すぐに鉄拳が飛んでくるからね。母親と姉に言わせると、おいらはそんなオヤジと性格がそっくりらしい。学校じゃ目立たない存在だけど、クラスの女の子にこっそり悪戯をしているときだけ無性にワクワクするから、確かにそーかもしんない。まぁ、いいやそんなことはどーでも。それよりも我が家は最近、チョー盛り上がり中。オヤジは趣味でときどき猟銃を持って森へ出掛けるんだけど、この間の獲物はすごかったよ! なんせ、森で暮らしてた裸族の女を連れて帰ってきたんだぜ。全身からウンコをシチュー鍋で煮詰めたようなすげー臭いがプンプンして、鼻が曲がるかと思ったよ。それでオヤジは地下室にその女を鎖で吊るして、家族みんなを、幼い妹のダーリンも集めてこう言ったんだ。「みんなで責任を持って、この女性を飼育しよう」って。しかも、オヤジはちょっと油断した瞬間に中指を食いちぎられたんだ。どーやら、その女は食人族らしい。もうサイコー! 放課後は同級生となんか遊んでいられないよ。なんたって我が家の地下室では、食人族の女がお腹を空かせて待っているんだからね!
こんな狂ったストーリーを書き上げたのは、スティーヴン・キングが絶賛する米国のカルト作家ジャック・ケッチャム。彼の最新作『ザ・ウーマン』が映画化され、日本でも劇場公開される。文明から離れて暮らす野生の女が現代に生きていたという設定自体が奇天烈だが、さらにその女は食人族の最後の生き残りという異常さ。ザ・カニバリズム。しかも、主人公である弁護士一家は、彼女を捕獲して地下室で飼い馴らそうとするアブノーマルな香り。藤子・F・不二雄先生もびっくりな、実写ホラー版『ジャングル黒べえ』の世界ですよ!

クリス家の地下室では、こんな感じで“その女”が飼育されています。
もちろん区役所にも保健所には登録していません。
ジャック・ケッチャムのデビュー作『オフシーズン』とその続編『襲撃者の夜』と連なる“食人シリーズ”の完結編となる本作だが、原作段階から関わったのがラッキー・マッキー監督。グロくて泣けるホラー映画『MAY メイ』(02)で監督デビューを果たしたこの人、ケッチャムの犯罪小説『黒い夏』の映画化『ザ・ロスト 失われた黒い夏』(05)の際にもプロデューサーとして参加している。今回の『ザ・ウーマン』では原作を共作した上に、脚本執筆にもケッチャムを引っぱり込む熱の入れよう。ケッチャムにもう首ったけ状態。2009年に映画化された『襲撃者の夜』(日本ではDVDスルー)はひどく安っぽいB級ホラー仕立てで、『隣の家の少女』(07)は虐待されるヒロインが残念なことに美少女ではなかったりと、ケッチャム作品の映像化は『ザ・ロスト』以外は満足できる作品に日本ではお目にかかれなかったが、ケッチャム大好き人間のラッキー・マッキー監督の手によって、『ザ・ウーマン』はこれまでになくすげーポップでグロくてブラックな笑いに満ちた味わい深い映画に仕上がっている。
ケッチャム作品は代表作『隣の家の少女』が1960年代にインディアナ州で起きた少女監禁陵辱事件を題材しているように、『オフシーズン』から始まる“食人シリーズ”も実話をベースにしたもの。15〜16世紀のスコットランドに実在した食人ファミリー、ソニー・ビーン一家から着想を得ている。ソニー・ビーンは妻と海岸沿いの洞窟で暮らし、近くを通りかかった人を襲っては食べ、残った肉は塩漬けにして洞窟内に貯蔵し、近親相姦で一族を50人近くに増やしたと言われている。忌まわしき黒神話の住人だ。誰しも顔をそむけたくなる事件を題材に、ケッチャムは人間に隠された野獣性をあぶり出していく。ちなみに食人シリーズ第2作『襲撃者の夜』と完結編にあたる『ザ・ウーマン』は映画化されたものの、肝心のシリーズ第1作『オフシーズン』の映画化はポシャったまま。そーゆーぶっ壊れた感じも、またケッチャムらしい。スティーヴン・キングの小説がハリウッドの人気監督&人気キャストの手で続々と映画化されたのとは、あまりにも対称的ですな。

“その女”の飼育を始めたことで、弁護士ファミリーの日常生活に変化が生じる。
最後まで責任持って育てられますか?
原作小説が紀伊国屋新宿本店で絶賛発売中の『ザ・ウーマン』は、文明批評の強い内容となっている。食人族最後の生き残りである“その女”を弁護士のクリスは地下室で飼い馴らして、文明人に改良しようとする。まるで『マイ・フェア・レディ』(64)のヒギンス博士のように。自分の中指を食いちぎられたことで、余計にクリスのサディステックな嗜好性に火が点く。“その女”を殴りつけて傷だらけにした上で、高圧洗浄機で全身を洗い流す。それまで文明人の言語を話すことのなかった“その女”がたまらず「プリーズ……」という言葉を発すると、野蛮人を屈服させたことにクリスは無上の喜びを覚える。文明社会の番人である法律家と野生の世界で自由に生きてきた“その女”という対照的なキャラクターが描かれるわけだが、クリスは自分が家族をきっちり支配することが、家族にとっての幸せでもあると考える暴力男。食人族は自分たちが食べていくために獲物を狩るが、クリスは自分の歪んだ欲情を満たすために家族に平気で暴力を振るう。はたして一体、どっちが文明人でどっちが野蛮人なのか。「人間もしょせん動物に過ぎない」というケッチャム節が全編に朗々と流れる。
食人族と弁護士一家との奇妙な共同生活も、やがて終焉のときを迎える。最近ずっと塞ぎ込んでいるペグの様子を心配した担任のレイトン先生がサプライズでクリス家を家庭訪問したことから、血と暴力と内臓が飛び出すクライマックスの幕が開く。弁護士一家には食人族以外にもまだまだ秘密があったという驚きの大ドンデン返し。このクライマックスは、伊藤俊也監督の『犬神の祟り』(77)級の衝撃ですよ。
『隣の家の少女』に続いて、ジャック・ケッチャム作品『ザ・ウーマン』を上映するのはシアターN渋谷。これまで『ホテル・ルワンダ』(04)、『デビルズ・リジェクト マーダー・ライド・ショー2』(05)、『ホステル』(05)、『マーターズ』(07)、『片腕マシンガール』(07)、『ベルフラワー』(11)といった埋もれがちな問題作を積極的に取り上げてきた良心的な映画館だ。ミニシアター冬の時代にあって孤軍奮闘を続けてきたが、残念なことに12月2日(日)での閉館が決まった。すっかりこぎれいになった都会の片隅で、シアターNは7年間にわたって人間の心の闇に蠢くものをスクリーンに映し出してきた。『ザ・ウーマン』はそんなシアターNのクライマックスを飾るのに相応しい、とってもワイルドでバッドテイストさを極めた作品だと思う。去勢されたシネコン映画には興味が持てない方は、刺激に溢れたシアターNまでぜひ足を運んでみてほしい。
(文=長野辰次)
『ザ・ウーマン』
原作・脚本/ジャック・ケッチャム&ラッキー・マッキー 監督/ラッキー・マッキー 出演/ポリヤンナ・マッキントッシュ、ショーン・ブリッジャーズ、アンジェラ・ベティス、ローレン・アッシュリー・カーター、ザック・ランド 配給/エクリプス 10月20日(土)よりシアターNにてモーニング&レイトショー公開
<http://the-woman-movie.com>
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[第2回]『チェンジリング』そしてイーストウッドは"映画の神様"となった
[第1回]堤幸彦版『20世紀少年』に漂うフェイクならではの哀愁と美学
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マエアツ、宮川大輔……ハレンチ行動で好感度ダダ下がり中!?(9月下旬の人気記事)

9月下旬の人気記事を紹介する、日刊サイゾー人気記事ランキング。今クールは、あっちゃんの“尻出し号泣事件”に始まり、“局内SEX”宮川大輔の続報など、ちょっぴりハレンチな芸能人のみなさまの記事が人気を集めました。お仕事柄、ストレスがたまるのはわかりますが、ほどほどにしないとお茶の間に嫌われちゃうよ! それでは、早速ランキングをチェックしていきましょう。
第1位
「卒業したら事務所は守ってくれない!?」前田敦子の“痴態”が大放出された深い理由
俗にいう、‟マエアツ尻出し号泣事件”です。
第2位
福山雅治『ガリレオ』シリーズがまた映画化も、なぜか柴咲コウが降板……?
降板の原因は織田裕二?
第3位
「CMの打ち切りは決定済!?」テレビ局トイレで性行為の宮川大輔が失職危機
氷山の一角?
第4位
「ブサイクすぎるジャニーズ」Kis-My-Ft2の出演に見る“王道アイドル”の衰退
本格派アイドルが見たいよー。
第5位
“黒ジャニーズ”路線が定着せず……EXILEのHIROが上戸彩との結婚に躊躇した「理由」
でも、ちまたにはEXILEっぽい人増えたよね。
次点
「六本木の黒いウワサを避けて──!?」伊藤英明 オフは海外旅行三昧でスキャンダル逃れ中?
結局のところ、ヤバいの?
次々点
「キムタクは自主的に……」各テレビが強化し始めた芸能人の“タトゥー規制”
オシャレだと思ってるのは本人だけだったりする。
「コメント力よりもコネ!」『とくダネ!』リストラされなかったコメンテーターたちの強力な“武器”

フジテレビ『とくダネ!』
民放各局の朝の情報番組で上半期平均視聴率トップの座を日本テレビ系『スッキリ!!』に奪われてしまったフジテレビ系『とくダネ!』。巻き返しを図るためか、10月から大幅なリニューアルが行われたはずだが、見た目にはそれほど変化がなかったようで、「セットのデザインが変わったぐらいで、以前からなくなると思っていた小倉智昭キャスターの“前説”も相変わらず残っている」(フジ関係者)。
ただ、予算的には大幅なリニューアルが行われたようで、経費削減の影響で,
おなじみだったコメンテーター陣が9月いっぱいで卒業してしまったという。
「小倉キャスターのお気に入りで、中野美奈子アナの退社後はMCとしても名前が挙がっていた眞鍋かをりをはじめ、ピーコ、高木美保らが“リストラ”された。ピーコや高木は番組の中で卒業のあいさつをしたが、眞鍋は突発的ニュースが入ったため、あいさつすらなし。公式サイトのレギュラー出演情報からは『とくダネ!』の文字が消えていたが、プロフィール欄にはまだ残っているのが物悲しい」(同)
この中で高木は、10月から裏番組のテレビ朝日系『モーニングバード!』の木曜コメンテーターを務めることになった。「MC羽鳥慎一のバックにいる芸能界の大物と昵懇の出版関係者の力で、ねじ込んでもらったようだ」(テレ朝関係者)というから、リストラされてもさほど困らなかったようだが、『とくダネ!』に残留したコメンテーターたちに、もはやコメント力は求められていないようだ。
「主なところでは、他局でもコメンテーターを務めるデーブ・スペクター、芸能リポーターの前田忠明らが残留。デーブはたまにキレのあるコメントを発することもあるが、ハリウッドセレブの動向に詳しく、パパラッチが撮影した“お宝映像”をいつでも“輸入”できるコネクションがあるため重宝されている。一方、前田は得意なはずの芸能情報でもネタに乏しく、コメントもいまいちピント外れなものが多く、局内からは不要論が巻き起こっていた。しかし、リポーター歴が長いだけに、ことごとく芸能界の重鎮たちを押さえいるため、何かと役に立ち、映像使用をめぐるトラブル回避などのために必要な人材としてデーブ同様重宝されている。デーブは海外、前田は芸能界へのそれぞれの強力なコネで、コメンテーターとして生き残りを果たした」(テレビ関係者)
とはいえ、あくまでも内輪で使い勝手がいいコメンテーターばかりを残留させてしまっただけに、視聴率にどう影響を与えるかが注目される。
パンチラ現象を数学的に解説!?『本当は実生活で役に立つ学校の勉強』

『本当は実生活で役に立つ学校の勉強』
(三才ブックス)
女の子のパンツを見たいみなさまに朗報である。階段でパンチラが見える角度や位置関係を、三角関数・解析幾何学・微積で計算し、数学的に解説するという斬新な書籍『本当は実生活で役に立つ学校の勉強』(三才ブックス)が発売されたのだ。数学といえば、たかし君などがやたらとリンゴ(120円)やみかん(80円)を買ってきたり、無意味に弟と池の周りを走ったり(分速140m)するせいで、必要性がさっぱり分からない計算ばかりさせられてきた。三角関数に至っては、異国の新聞を読んでいるような気持ちでうつむいてやり過ごした記憶しかないが、テーマがパンチラならば、見ず知らずのX軸や点Pよりは親しみを持てるだろう。どれどれ――
パンチラが見える条件を導き出す方程式は、階段の角度や、階段の下にいる人の目線の高さなどから割り出すとのことなのだが……。
tan(階段の角度)=スカート丈-25/スカート半径
目線の高さ=tan(階段の角度)×X+(身長-15)
…………。パンチラのくせに小癪な。本の解説では、ご丁寧にパンツやスカートの図解も込みで細かく紐解いてくれているので、数学に自信がある/数学に自信はないがパンチラを愛する気持ちには自信がある/数学にもパンチラにも自信がある、のいずれかに該当する人は、挑戦してみてほしい。
数学のほかにも主要5科目すべてが掲載されているこの本、文系部門からは、明日使えるムダ知識系が多く登場。「エロ古典の名作を愛でよう!」「誰でも書ける実践エロ小説講座」など、パンチラのような奥ゆかしさゼロのもろなエロ分野は、やはり国語が強いようだ。漢検一級の訓読みすら、本書にかかればこうなる。
凋む【読み:しぼむ】ン~周クンたらしぼんじゃってる。
擢んでる【読み:ぬきんでる】今日は手コキ曜日なのでヌキん出よう。
英語では、「あの車を追ってくれ」「(セックスが)良かったかい?」などの一度は言ってみたい夢のセリフから、「馬鹿なの? 死ぬの?」「ググれカス」といったネット用語まで、ちょっと知りたかったあの英訳を一挙公開している。たぶん、「トムはテニスをします」「これはペンです」より実用性はある、はず。
そして理科からは真打ち、パンツがあるならおっぱいも忘れちゃいけない。おっぱいの弾力や揺れを、ニュートンの運動方程式や万有引力の法則、フックの法則などで解説している「おっぱい力学」も押さえておきたいお勉強である。こんな未来でごめん、ニュートン、フック……。
(文=朝井麻由美)
「この社会情勢が続く限り、どこかでまた起こる?」2カ月間の“お祭りデモ”とはなんだったのか?

慶應義塾大学教授・小熊英二氏。
今夏、霞が関の官邸前周辺では異様な事態が起こっていた。毎週金曜日の18時から20時の2時間、脱原発を求める人々が続々と集まり、「再稼働反対!」「子どもを守れ!」というシュプレヒコールと共に、ジャンベやドラムの音が鳴り響く。いかにもな雰囲気の活動家や主婦、子ども連れの母親、スーツを着たサラリーマン、フリーター風の若者……。お手製のプラカードや旗を掲げ、それぞれのスタイルで官邸に向かって抗議する。それは、ひと昔前の過激なデモとは180度異なる、自由でにぎやかで、それでいて“もしかしたら何か変わるかもしれない”という、妙な期待感を感じさせる光景だった。
このデモを主催しているのは、首都圏反原発連合というグループだ。今年3月末のスタート時の参加人数は、わずか300人程度。その後、回を重ねるごとに1000、3000、5000、1万と増え、大飯原発再稼働を間近に控えた6月25日には10万とも20万ともいわれる人々が集まり、その後、約2カ月にわたってお祭り騒ぎとなった。
いったいこの“お祭り”デモとはなんだったのか? 慶應義塾大学教授で、著書『社会を変えるには』(講談社現代新書)で日本の社会運動の歴史や3.11以降の日本の社会情勢について記している小熊英二氏に話を聞いた。
――小熊さんは震災以降、さまざまな脱原発デモに参加されていますが、官邸前デモを主催している首都圏反原発連合(反原連)とは、どのような関係なのでしょうか?
小熊英二氏(以下、小熊) 官邸前デモには今年の6月から通っています。反原連はそれまで別々にやっていた13のグループが集まってできていますが、官邸前に参加する前から彼らの半分くらいの人は、昨年来の別のデモで一緒に歩いたことがあったので、お互いに顔は知っていました。とはいえ、私が大学教授だと知らない人も多かったと思います。「デモでよく見る人だから」ということで信用されたんでしょう。
――8月22日に行われた反原連と野田首相との面会の際には、仲介人としてご出席されました。どういった経緯で面会が実現したのでしょうか?
小熊 反原連は以前から首相に要請文を渡そうとしていましたが、うまくいかなかった。どうにか展望が開けないかという相談を、スタッフの一人から7月下旬に受けたんです。それで、私は今年5月に菅直人さんに戦後史のレクチャーをして面識があったので、こんなに民衆から声が出ているのだから、政治がなんらかの形で応えたほうがいいと連絡を取った。菅さんは最初「私が会いましょうか?」と言いましたが、それでは陳情みたいになってしまう。そこでまず7月末に、菅さんなど脱原発志向の超党派議員と、反原連の対話集会を公開で行ったんです。そこで反原連側が「首相に会わせてほしい」と強く訴えて、菅さんは「わかりました」と応えた。それから3日して電話があって、「首相が会ってもいいと言っている」ということになったんです。
――組織化されていないグループの代表があのような形で首相面会を果たすとは、驚きました。しかも、その様子をすべて中継するなんて。
小熊 そういう前例を作ることは、大きな意味があると思っていました。短時間でしたが、大組織でもない民衆運動が首相を引っ張り出した例は、近代日本にはないし、世界的にもほとんどない。それは大きなことですよ。それにあれは、政府の側からすると、大きな先例を作った。これから先、例えばTPPの反対運動などが盛り上がったら、農協の全国組織の会長でなくても首相と会える、そういう先例がある、となるわけです。政治も官僚も、先例があるかないかで動きますからね。日本の政治に影響を与えたことは間違いない。
――それは、野田首相個人に対しても同じでしょうか?
小熊 野田さんは、あの場では表情を崩さずに無難なことを話していましたが、十分影響を受けていると思いますよ。この3~4カ月の間に民主党はもちろん、議会のいろいろな会派も脱原発に寄ってきて、大きな争点になった。資源エネルギー庁や電力関係の人たちは、首相面会なんて絶対にやらせたくない、首相と会うのは電事連の代表とか経団連の代表だけ、ということにしておきたかったはずです。そういう抵抗がある中で、会わざるを得ない状況になってしまった、というのはデモの成果です。
また政治家というのは、意外と対面した人物に影響されるものです。街頭演説をすると、20分くらいで街の雰囲気や反応を肌でつかむそうですからね。あの面談で、いかにもごく普通の人から、「野田さんに期待していたのに、がっかりした。あんた男でしょ、官邸から出てきて会いなさいよ!」とか言われたわけです。今後、原発関連で重要な決断を下さなければならない時には、野田さんはあの顔がちらつくでしょうね。
――官邸前デモは、大飯原発再稼働を間近に控えた6月下旬から9月にかけて大盛り上がりとなり、10万人とも20万人ともいわれる人々が集まりました。ある種の“ブーム”ともいえるお祭り的な騒ぎでしたが、ここまで盛り上がった要因はどこにあるのでしょうか?
小熊 官邸前が注目されたのはすごく単純な話で、政治家や大手マスコミの政治部記者の目に入ってきたからです。2011年からデモは数多く起きていたのに、彼らはほとんど知らなかったので、今年の6月になって急にデモが出てきたと思ったらしい。それで一気に報道もされたから、急にブームが起きたように思われたんでしょう。実際には、去年からの積み重ねと連続の中で、官邸前デモが起きたのですけれどね。
人が集まった最も大きな要因は、20年も経済が低迷して、雇用も家族も不安定になっているのに、政治がまったく機能していない、と不信感が募っていたことでしょう。そんなところに起こった原発事故の対応は、誰がどう見てもお粗末だった。情報公開も足りないし、政府は手続きさえ済ませればいいと考えている、と思われてしまった。それではどこの国だって、何か起こらないほうがおかしい。外国の報道はそんな感じですし、官邸周辺に毎週何万人も集まったら、それは相当まずい事態だと普通なら考えます。無視できない事態になってしまったから、首相がデモ主催者と面会せざるを得なくなった。そういう当たり前のことを、当たり前に受け止められない人が、「日本でそんなことが起こるはずがない」とか「ただのブームだ」とか言うんでしょう。
――そんな“お祭り”デモですが、一時期に比べると、徐々に参加者の熱が冷めてきてしまっている印象があります。7月上旬までは、車道以外は比較的どこからでも抗議可能だったのが、デモエリアが3カ所に分けられ人数が分散されている影響もあるのかもしれませんが、20~30代の若い層の参加者が減ってきている気がします。
小熊 デモが“お祭り”なのは、最近はどこの国でも共通です。またデモに限らず、お祭り的なものは、1~2カ月したらピークを過ぎます。何年も同じ場所で同じ状態が続くなんてありえない。とはいえ経緯としては、昨年4月から高円寺の人たちの主催で盛り上がったデモは半年で一区切りを迎え、これで終わりかなと思っていたところに、今度は別の主催で官邸前に集まった。官邸前しか見てないマスコミは、一時のブームだったと思うかもしれませんが、全体から見れば脈動みたいなものです。経済停滞と政治の機能不全という状況は変わっていないし、どこかでまた何か起こると思いますよ。
――“お祭り”でも、原発再稼働が広がらないためのリミッターとして機能したのでしょうか?
小熊 それは間違いないですね。日本ではここ半世紀、こういう経験がなかったものだから、社会運動の効果に懐疑的というか、何が起こっているのか、みんなよくわかってない。けれど外国のことだと思ってみれば、こんなに停滞して不満が高まっていた国で、官庁街に毎週何万人も集まったら、影響がないはずがないでしょう。大飯原発の再稼働は、福島原発事故から1年たってほとぼりも冷めたようだし、もう大丈夫だろうと形式的な手続きを踏んでやったわけですが、そうしたらあんな騒ぎになってしまったというのは、政治家にとって怖いことですよ。「日本の政治家だけは例外だ」ということはない。
――9月14日のエネルギー・環境会議では、首相の口から「2030年代に原発ゼロ」という方針が打ち出され、国際原子力機関(IAEA)年次総会でも国際社会に発表されました。この政府の政策転換に対しても、官邸前デモをはじめとする一連の反原発デモの効力があったのでしょうか?
小熊 結果としてはそうでしょう。とはいえ、野田さんが当面気にしていたのは民主党内の脱原発派議員だったはずです。しかし、その数は絶対多数ではない。彼らも離党したら党内での影響力がなくなるから、あまり党の方針に反することを大声では言えない。でも、そういう議員たちが「官邸前に何万人もの人が来ています。これは聞くべきじゃないですか?」と圧力をかけられるようになった。少数派の議員集団が腹の底で思っているというレベルだったものが、声を大にして発言できるようになり、さらにそれを聞かなければならない雰囲気に動いていくというのは、デモや世論がなかったら起きないことです。もちろん、それは議会内だけを見ている政界記者たちに言わせれば、野田さんは原発と消費税とTPPとオスプレイの四正面作戦になってしまうのは避けたいから脱原発に傾いたのだとか、民主党がこれ以上分裂するのは避けたいから脱原発派の議員の主張を一部聞いたのだとか、いろいろ言うと思いますよ。でもそれは、議会内だけ見ていればそう見える、というだけのことであって、デモがなかったら動かなかったことですからね。
――一方で、この「2030年代に原発ゼロ」発言に対しては、具体的なプランが示されていなかったり、閣議決定が見送られるなど、本当に実現されるのか疑問視する声も多いですね。
小熊 繰り返しになりますが、今の日本は20年も経済低迷して雇用情勢も悪い、かなりまずい状態です。そのなかで、世論調査でも7~8割の人が脱原発を支持している。今年の夏は、原発を2基動かしただけで電力は足りてしまい、それが既成事実になってしまった。この情勢で、どんどん原発を推進します、なんて政策に簡単に戻れるはずがない。その結果としてゼロにすると決めたけれど、利害のある各方面の調整が難しい。だから、公式方針としては言えることが限定されるというのは、いいことだとは思いませんが、理解はできます。
また現実には、ただちにすべての原発を止めた国なんてない。スウェーデンは1980年に2010年までに国内の12基を全廃すると決めたけれど、今のところ2基減っただけです。ドイツも2002年に「脱原発法」が制定され、2021年までに当時稼働中の17基を全廃すると決めたけれど、その後に稼働年数が延長された。福島の事故を受けて、やっぱり段階的にやめると転換しましたが、まだ紆余曲折があるかもしれません。ただ日本は、幸か不幸か本当に全部止まった状態を一度経験してしまったので、これらの国より早く脱原発する可能性も高いかもしれない。声を大きくしていけば、実現できるレベルだと思います。
――テレビや新聞の報道では、このまま原発依存を続けるのか、脱原発路線を目指すのか、いまだに混迷を極めている感がありますが、社会は動いているといえるのでしょうか?
小熊 物事は多元方程式のように進んでいきます。それは、デモをやったけれどすぐに原発が止まらなかった、じゃあ意味がない、というほど単純なものではないし、すぐには結果が見えづらい。けれど、水面下では確実に影響しています。
またデモに参加した経験を持った人は、また何かあれば動きます。数十万人単位でデモ経験者が生まれ、社会の中でも忌避感が薄れたというのは無視できないですよ。経験者の中から自分で運動を主催する人も出てくるだろうし、政治家を目指す人もいるかもしれない。
この事故が20~30年前の、原発も伸び盛りで日本経済も全盛だった時期に起こっていたら、おそらく情勢は違っていたと思いますが、今は違う。東大の原子力工学科が、2001年には造船学科や鉱山学科と合併になってしまったくらい、原発産業はもともと行き詰まっていた。政治家も、自民党全盛期は遠く過ぎ、町内会や商工会を地盤固めすれば当選できるといった、今までのやり方が通用しなくなったことはわかっている。今回の再稼働にしても、経団連と電力会社に話をつけて、官庁に情報を集めてもらい、県知事と地方議員が地元の商工会や町内会を固めれば、それで大丈夫と思って判断したけれど大反発を食らった。もう昔のやり方は通用しない。そして彼らが把握できていない無党派層が、デモに来ているわけですからね。
――それでは今後、日本はどうなっていくのでしょうか?
小熊 だんだん普通の先進国に近づいていくでしょう。日本が先進国の中で「ユニーク」と呼ばれた特徴、例えば経済的に先進国化したのに政治や政治意識のレベルが低いまま、という状態があった最大の要因は、ほかの先進国が不況の中で政治意識が上がっていった1970~80年代に景気が良かったことです。経済が良かったから、政治が三流でも、消費だけやって社会に無関心でも済んだ、というだけです。その時期に作られた、終身雇用とか公共事業とかの仕組みが崩れれば、“普通の先進国”になるというのは自然の成り行きです。“普通の先進国”の現状が明るいものかどうかに関して疑問符が付きますが、今以上に自分で物事を判断して、自分で動くことが求められるでしょう。だったら、今のうちから、デモに参加したり自分で声を上げたりする練習をしておいたほうがいいと思いませんか?
(文=編集部)
●おぐま・えいじ
1962年、東京生まれ。87年、東京大学農学部卒業。出版社勤務を経て、98年、東京大学総合文化研究科国際社会科学専攻博士課程修了。現在、慶應義塾大学総合政策学部教授。著書に『1968』『<民主>と<愛国>』『<日本人>の境界』『単一民族神話の起源』(以上、新曜社)、『日本という国』(イーストプレス)、『私たちはいまどこにいるのか―小熊英二時評集』(毎日新聞社)などがある。
「知事による廃棄命令は!?」ついに発動された、“日本一番厳しい児童ポルノ規制条例”

京都府児童ポルノの規制等に関する
条例の概要チラシ。
昨年10月に成立した、京都府児童ポルノの規制等に関する条例。山田啓二知事が、2010年の府知事選のマニフェストで「日本で一番厳しい児童ポルノ規制条例をつくります」と掲げたことから、“日本一厳しい児童ポルノ規制条例”とも呼ばれている。条例の目玉は、正当な理由なく「児童ポルノ(国の法律である“児童買春、児童ポルノに係る行為等の処罰及び児童の保護等に関する法律”の第2条第3項に規定するもの)」を所持している者に対して、「知事による廃棄命令」を出すことを定めていることだ。
9月13日、「児童ポルノ」が記録されたDVD38枚を所持していた京都市内の男性が、条例の初適用を受け、自主的に廃棄をしていたことが明らかになった。
京都府青少年課によれば、9月7日に京都府警から京都府に対して「“児童ポルノ”と確定はできないが、疑われるものを所持している者がいる」と連絡があり、担当職員2名を警察署に派遣し、男性に指導を行ったとのこと。
新聞各紙の報道によれば、7月に京都府警が「児童ポルノ」のDVDを販売していた販売業者2名を逮捕。そこから、購入者として今回の指導の対象となった男性が浮かび上がったという。
「指導にあたっては、38枚のDVDのうち1枚を職員が再生しました。もちろん、医学的な検証を行わなくては“児童ポルノ”と確定はできませんが、明らかに児童の性交類似行為、具体的には裸が映っていました。男性本人も“児童ポルノ”であると認め、残り37枚も“児童ポルノ”だと本人から申告がありましたので、条例の趣旨を説明し、その場で廃棄してもらいました」(京都府青少年課)
今回は、所持していたのが明らかに「児童ポルノ」であり、男性も自主的な廃棄に応じたため「廃棄命令」は出なかった。もし、指導を受けても廃棄を拒否したら「廃棄命令」が出されるのだが、その後も「抵抗」の余地は大きい。「廃棄命令」にあたって条例では「児童ポルノを所持し、又は児童ポルノ記録を保管していると認められる者その他の関係者(以下この条において『関係者』という)に対し、当該児童ポルノを所持し、又は当該児童ポルノ記録を保管していると認められる場所に立ち入り、調査させるよう求めさせることができる」としている(第9条)。また、「知事は、前各項の規定による命令(以下『廃棄命令等』という。)をしようとするときは、京都府行政手続条例(平成7年京都府条例第2号)第13条第1項の規定による意見陳述のための手続の区分にかかわらず、聴聞を行わなければならない」ともある(8条の5)。
つまり「廃棄命令」を行おうとすれば、府は該当する人物が所持しているのが「間違いなく児童ポルノだ」と医学的な方法などで証明しなくてはならない。また、所持しているかがはっきりしないなら「立ち入り調査」が必須だが、これはあくまで「任意」なのだ(第9条の4で“第1項及び第2項の立入調査等は、犯罪捜査のためのものと解してはならない”と規定)。つまり、警察当局が相当計画的にでっち上げをする気でなければ『関西援交』の類だとか、明らかに被写体が「児童」であり、なおかつ摘発された販売業者のリストに購入履歴があったぐらいでしか、適用されそうもない。
「プライバシーの問題もありますし、冤罪の可能性を防ぐために、運用は警察からの情報提供と被害児童からの申告に限定しています」(同)
この条例では、「児童ポルノ」を所持して京都府に行ったら、自動的に条例が適用されてしまうのかという点も危惧される。例えば、筆者が「正当な理由なく」東京駅から「児童ポルノ」を所持して新幹線に乗り京都駅に降りたら、いきなり条例適用になってしまうのか? とも考えられるが、それはないようだ。
それにしても、今どきインターネットなどを通じて購入すれば、芋づる式に警察にバレる可能性は極めて高いのに、それでも購入する者がいるのが不思議だ。そんなにリスクを冒してまで、子どもの裸が見たいのか?
なお、京都府青少年課が廃棄を指導したDVDに収録されていた作品タイトルなどは「被写体個人が特定される恐れがある」として、回答してもらえなかったことも記しておく。
(取材・文=昼間たかし)
「泣けと言われれば、5秒で泣ける」芸能界50年を生き抜く小林幸子のしたたかすぎる自己演出術

「茨の木」
お家騒動渦中の演歌歌手・小林幸子が先月27日、都内で新レーベル発足&新曲発表会を行った。レーベル名は「SACHIKO Premium Records」で、デビュー50周年記念第1弾シングルの新曲はシンガーソングライターのさだまさしが作詞作曲した「茨(いばら)の木」となった。
小林は会見で「やっと……やっと新曲を出すことができました。新しい一歩です」と万感の表情。サプライズでさだのコメントが用意されていることを伝え聞くや「えっ? 本当ですか?」と何度も繰り返し、「(コメントは)知らなかった。私にとって(さだは)お兄ちゃんであり、親友であり、こんなに素晴らしい歌を作ってくださった。恩人がまた増えました」と涙ながらに感謝の言葉を並べた。
注目される、年末のNHK『紅白歌合戦』についても言及。「新曲で紅白に選んでいただけたらうれしいです。衣装も頭の中で考えてる。出していただけたらうれしい」と訴えた。
こうした“幸子劇場”に、ワイドショー関係者は「会見の模様はワイドショーで生中継できるようセッティングされ、現場には50人以上のマスコミが殺到した。彼女の業界的な評判は相変わらず悪いが、これ以上の新曲宣伝の場はない。現に、会見翌日から新曲の予約が殺到しているそうだ」と話す。
こと“自己演出”という点においては、小林の右に出る者はいない。苦境を演じ、大粒の涙を流す彼女の姿を何度見たことか。芸能プロ幹部はこう断言する。
「彼女は正真正銘のプロ。泣けと言われれば、5秒で泣ける」
連続出場する『紅白』の舞台でも、気付かぬところで自己プロデュース力を遺憾なく発揮している。音楽関係者は「フィナーレのステージでは毎年、最もテレビに映るポジションにいる。アレ、実は彼女のスタンドプレーなんです。リハーサルではもう少し隅っこのほうなのに、本番では気付いたらステージ中央で感極まった表情をしている。じわじわとステージ中央に移っていくんですよ(笑)。出しゃばりという意見もありますが、厳しい業界を生き抜くには、それくらいの強引さは必要。最近の若手アイドルにも見習ってほしいですね」と力説する。
どんなに新曲が売れようが、『紅白』出場は絶望的といわれているが、それは小林も織り込み済み。「すでに頭の中は“落選後”に向いていて、演歌歌手からの卒業も模索しているそうです」とは小林を知る人物。転んでもタダでは起きない小林、さすが芸能生活50年といったところか……。
「バラエティや司会はもういい!?」タレント・優香の“女優”宣言は成功するのか

『優香グラビア』(講談社)
あの「タニタ食堂」が、タレントの優香をヒロインに据えて映画化されるという。
「もちろん、ドキュメンタリーではありません。普通の映画ですよ。社長の息子が太っていて、それをタニタ食堂のレシピでヤセさせるといったストーリーです。ヒロインは、6年ぶりの映画出演となる優香さんです。クランクインは今月で、来年公開予定です」(映画関係者)
ここのところ、優香の仕事における“女優”優先度がかなり高い。
「とにかく、本人が『女優をやりたい!』としつこく言っていて、『バラエティとか司会はもういい。それよりは、映画や舞台がいい』と“女優宣言”しているんです。彼女の女優としての実績はほとんどありませんが、今年に入ってNHKで主演を務めるなど、精力的に活動しています。スタッフからの評判もいいので、本人が希望するのであれば、女優としてもやっていけるのではないでしょうか」(芸能事務所関係者)
現在も、10月から始まったドラマ『悪夢ちゃん』(日本テレビ系)の撮影中だ。
「現場でも、女優業が楽しくて仕方ないみたいですね。昨年くらいまでは、『そろそろ結婚もいいかな』なんてもらしていたのですが、この様子だと、しばらく結婚はなさそうですね。あとは、ドラマがヒットしたり、映画がヒットすれば、本格派女優の道も拓けていくんじゃないですか」(同)
できれば、たまにはグラビアもやってほしいものだが……。
「芸能界のドンもつらいよ!?」酒井法子の復帰騒動で、バーニング周防社長がご立腹!

女優・酒井法子の復帰舞台が、12月15日から渋谷区文化総合センター大和田さくらホールで上演される時代劇『碧空の狂詩曲~お市の方外伝』に決まった。
会場は約700席収容で、12月24日のクリスマスイブまでの10日間で全14公演を予定。舞台は戦国時代で、主演の酒井は“戦国一の美女”とされる織田信長の妹お市の方を演じる。
脚本・演出を担当するのは、俳優としても活躍する斎藤歩。『碧空──』のタイトルも斎藤が付けた。
9月下旬に一部スポーツ紙のスクープで目まぐるしく動きだした復帰計画。その過程で物議を醸したのが、酒井の“後見人”の存在だ。
ある芸能関係者は「薬物事犯であれだけの騒動を起こした彼女の芸能界復帰は、容易ではない。バックに大物が控えていなければ、(復帰に)GOサインは出ない」と断言する。
関係者の話を総合すると、結局は前所属事務所「サンミュージック」の相澤正久社長が酒井の復帰に奔走していたことが明らかになったが、当初は“芸能界のドン”こと「バーニングプロダクション」周防郁雄社長の名前が業界を駆けめぐった。そのウワサに拍車をかけたのが、酒井の新たな所属先が「オフィスニグンニイバ」に決まったことだ。
芸能プロ関係者は「逆さまから読むと“バーニング”と読めなくもない。そのことがウワサに尾ひれをつけ『バーニングの傘下では?』となった」と明かす。
だが、同事務所代表の広瀬洋二郎氏はサンミュージックで安達祐実や引退した桜井幸子さんのマネジメントなどを手掛け、1996年に桜井さんとともに独立。現在同事務所には鳥羽潤らが所属している。
「むしろ近いのは相澤社長の方。一説には表の代表は広瀬氏で、実際に取り仕切るのは相澤社長と聞きます」(ワイドショー関係者)
こうなるとご機嫌ナナメなのが、勝手に名前を出されてしまった周防氏だ。
「詳しくはわかりませんが、“御大”は『いい迷惑だ!』とご立腹していたとか。近々、相澤社長を含む関係者を呼びつけ、事のいきさつを直接聞くことも考えているそうです」(テレビ関係者)
芸能界で何か大きな“事件”が起きるたび、黒幕=バーニングと言われるが、それも業界に大きな影響力を持つからこそ。時には「ドンもつらいよ」と言わざるを得ないようだ。