SMAP・稲垣吾郎が元カノ・菅野美穂を“まさか”祝福した裏事情

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 23日付のサンケイスポーツのスクープで発覚した、俳優の堺雅人と女優の菅野美穂の結婚だが、各スポーツ紙によると、菅野の元カレでSMAPの稲垣吾郎が24日に都内で行われた出演映画『桜、ふたたびの加奈子』の先行上映イベントに出席。イベント後、「おめでたいことですね。桜満開ですね」「幸せになってもらいたい。お会いする機会があれば、お祝いを言いたいですね」とコメントし、祝福したという。 「イベントに集まった報道陣は『菅野のことなんか、コメントするわけないよな』とハナからあきらめていた。ところが、イベント終了後、特に質問を止められることもなく『菅野さんが桜を咲かせましたが……』と結婚についての感想を求められると、稲垣は柔和な表情でコメントした。数年ぐらい前のSMAPなら考えられなかったような対応で、当時なら『どこの記者、スタッフが聞いたのか』と映画関係者の間で犯人捜しが始まって、SMAPのチーフマネジャー・I女史からその記者の上司にキツイお灸が据えられていたような大ごとだった。ところが、稲垣は菅野について感想を言えば自分の出演映画のPRになると割り切っていたようだ」(ワイドショー関係者)  以前は、ほかのメンバー同様、ドラマで主演を張ることが多かった稲垣だが、ここ数年は脇役に徹し、後輩グループ・Kis-My-Ft2のメンバー・玉森裕太『信長のシェフ』(テレビ朝日系)でも脇役で高視聴率に貢献したが、SMAPがこれまでの人気をキープするために、メンバーやグループ自体が何か吹っ切れたような雰囲気があるのだという。 「民放キー局の中で最も勢いがあるのが、昨年、開局以来初の視聴率3冠を獲得したテレ朝。SMAPはもともとテレ朝との関係が深かったが、4月14日放送の同局系で放送されるメンバーが勢揃いする恒例のバラエティ特番『SMAP☆がんばりますっ!!』で各メンバーがテレ朝に“入社”し、各部署の業務をこなす様子が放送される。一部報道によると、以前から同じような企画を長寿の冠番組『SMAP×SMAP』を抱えるフジテレビが打診したが断られ、SMAPが“勝ち馬”のテレ朝に乗って企画を受けたため、SMAPとフジの関係が悪化したという」(テレビ関係者)  国民的グループ・SMAPの“ハードル”は、今後どんどん下がっていくことになりそうだ。

剛力彩芽『ビブリア』最終回8.1%の衝撃……視聴率垂直落下で月9史上最低を記録

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『ビブリア古書堂の事件手帖』フジテレビ
 売出し中の女優・剛力彩芽が主演を務めていたドラマ『ビブリア古書堂の事件手帖』が25日に最終回を迎えたが、その視聴率が8.1%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。  『ビブリア~』はフジテレビ月曜21時の、いわゆる“月9”枠での放送だったが、2009年のSMAP・中居正広主演『婚カツ!』第10話(8.8%)を下回る同枠の最低視聴率を記録してしまった。  放送前から、“原作のイメージと違う”などの批判を集めていたものの、始まってみれば第1回で14%を超えるまずまずのスタートを切った同作。その後も2ケタをキープし続け、なんとか面目を保っていたが……。 「最終回だけ、一気に3%も数字を落としています。しかも、何か強い裏番組がイレギュラーで入ったわけでもない。こういう数字の動き方はあまり見たことがないですね」(テレビ誌記者)  ドラマ、バラエティに限らずこのところ急激に露出を増やし、“ゴリ押し”という言葉を一般化させたともいわれる剛力だが、月9デビューは苦い経験となってしまったようだ。 「連続ドラマの視聴率は、ストーリーが分からない序盤こそキャストによって左右されますが、今回の『ビブリア~』の場合は最終回だけ露骨に数字が落ちている。ということは、前回まで見ていた視聴者が最終回を“見ない”という判断をしたということです。剛力さんひとりに責任をかぶせるのは酷ですよ」(同)  ちなみに、今作までの“月9史上最低”だった『婚カツ!』のヒロインは、剛力と同事務所の上戸彩。このころから上戸には“視聴率クラッシャー”というありがたくない異名がささやかれ始めていたが、後輩の剛力にも受け継がれてしまうのだろうか……?

テレビ朝日ににらまれ、山口組大幹部に詰められ、週刊誌に叩かれ……田原総一朗の四面楚歌

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撮影=笹村泰夫
 当サイトが今月4日に報じた(記事参照)、田原総一朗氏が広域暴力団山口組のナンバー2と「講演会」の打ち合わせのために、東京麻布にある高級中華料理店「F」で密会していた件で、先週発売の「週刊新潮」(3月28日号/新潮社)は「『田原総一朗』がドタキャンした『暴力団組長80人』討論会」と仰々しいタイトルで、その顛末を事細かに掲載している。  その田原氏と密会していた山口組ナンバー2で弘道会会長、高山清司被告(65)に、今月22日、みかじめ料名目で建設業の男性(67)から現金4,000万円を脅し取ったとして、京都地裁は懲役6年(求刑懲役10年)を言い渡した。警視庁組織犯罪対策課の捜査員は言う。 「高山被告は、この判決の前に田原さんと接触を持ち、講演会か討論会かは知らないが、一つの区切りにしたかったのだろうと思う。しかし、このもくろみは周知のように潰された。警察としては、なんとかして山口組を壊滅に追い込もうと躍起になっているところに、田原氏のよく分からない動きは、とても迷惑千万なことだった」  新潮によると、田原氏サイドにはテレビ朝日関係者から「自重するように」と通告が出されたとある。そのテレ朝には、警察サイドからの働かけきがあったというのは、闇社会に詳しいあるジャーナリストA氏である。 「テレ朝に限らず、テレビ局には暴力団対策のために警察官僚や関係者が天下っており、その筋からも話が伝わったようだ。『テレ朝は暴力団の味方なのか』ということでしょう。田原さんはジャーナリストとして山口組との討論会を企画したいという意図だったのでしょうが、高山被告の判決を控えたこのタイミングでは、さすがにNGだったわけですね」  新潮に「迷走老人」「ジャーナリストとしての資質に大きな疑問符」と報じられた田原氏だが、前出捜査関係者はこう漏らしている。 「一方、田原氏は2月下旬に体調不良で入院しましたが、そのタイミングからいって、山口組サイドからかなり過激なクレームが行ったのではないでしょうか。高山被告は、司忍組長と共に山口組数万の組員を率いる大幹部です。その彼が逮捕前の貴重な時間をわざわざ割いてまでした話なのですから、今回のドタキャンはひんしゅく程度は済まないでしょう」  マスコミ関係者や一般市民だけでなく、日本最大の暴力団からもひんしゅくを買った田原氏。今は、ほとぼりが冷めるのを待つしかない状況なのかもしれない。

嵐・相葉雅紀『ラストホープ』最終回を前に“今年初のオフ”返上して決起集会「仲良くやりましょう!」

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『ラストホープ』フジテレビ
 いよいよ今週最終回を迎える、嵐・相葉雅紀主演のドラマ『ラストホープ』(フジテレビ系)。今のところ平均10.8%と、まずまずの結果を残している。そんな中、主演である相葉主催の“決起集会”が先日行われたという。 「クランクイン前にも彼が主催で、多部未華子さん、田辺誠一さん、小池栄子さん、北村有起哉さん、小日向文世さんらがと集まったそうです。今回も相葉クンは『最後までみんなで仲良くやりましょう!』と挨拶していました。最終回の撮影を前に、再度“チームワーク”を確認したかったんでしょうね」(フジテレビ関係者)  撮影現場でも、常に周囲を気遣う姿勢を崩さなかったという相葉。 「高嶋政宏さんがラーメンにハマっていて、町田にある有名店『ラァメン家 69’N’ROLL ONE』が一番お気に入りだと聞くと、彼は『俺、差し入れしますね!』と言って、マネジャーと店に直談判に行ったそうです。この店はケータリングは一切断っていて、過去に他の番組でも頼まれたみたいですが、断ったそうです。それが、相葉クンの熱意に負けたのか、今回限りということで来てくれて、スタッフ一同大喜びでしたよ」(番組スタッフ)  共演者やスタッフのために差し入れを手配するなど奔走している相葉だが、この決起集会の日は今年に入って初めての完全オフ日だったという。 「ドラマの撮影がないときはバラエティの収録がありますし、半日の撮影のときはCMや雑誌の仕事がありますからね。完全オフの日に決起集会をされたんじゃ、こっちも彼のために頑張ろうって気になりますよね。仮に数字がついてこなくても、彼についていくっていうスタッフは多いと思いますよ」(同)  まさにスタッフたちの“ホープ”になった相葉。最終回の視聴率はいかに……。

「あまりにも自分勝手!」中西(旧姓・山本)モナの復帰に、ベテラン芸能記者が物申す!

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中西モナオフィシャルブログ「true self」
芸能取材歴30年以上、タブー知らずのベテランジャーナリストが、縦横無尽に話題の芸能トピックの「裏側」を語り尽くす!  2年前に芸能界を引退した中西モナが個人事務所を設立。近々、芸能界に復帰することを明らかにした。働く女性として、家庭と育児を両立していきたいとのことだが、復帰の決定打となったのは夫に背中を押されたからだという。  確か、モナは以前所属していた「オフィス北野」に対して、「夫が芸能界を辞めてくれと言っているので引退したい」と申し出て退社したはずだ。それが「夫に背中を押されて復帰」とは、あまりの自分勝手さに開いた口が塞がらないというものだ。  元アナウンサーのモナは、関西の朝日放送を退社して、2005年に上京。当時不倫関係にあった俳優Sを追って、東京に来たというウワサがあった。事実かどうかはともかく、そのころから男性関係が派手だったことは確かだ。  そのモナが、知人の紹介でビートたけし率いるオフィス北野に所属。その後、TBS『NEWS23』のキャスターに大抜擢された。ところが、出演5日目に民主党の細野豪志衆院議員と「路上不倫キス写真」を撮られて降板。たけしは「山本モナがうちの事務所だったとは、写真を撮られるまで知らなかったよ。とんでもないねぇちゃんを預かっちゃったな」とぼやきながらも、不祥事後のモナに手を貸し、バラエティタレントして再生させた。たけしのバックアップの甲斐あって、その後、モナはフジテレビの情報番組『サキヨミ』でキャスター復帰した。  だが、復帰当日の番組終了後、新宿2丁目に繰り出し、その後、プロ野球選手の二岡智宏(現・日本ハム)と「五反田ラブホ不倫」の現場を女性誌に撮られた。モナは一度ならずとも二度までも事務所やテレビ局に迷惑をかけて、恩人のたけしの顔に泥を塗ったのだ。  その結果、一説には8,000万円といわれるペナルティ料が発生した。にもかかわらず、モナは「私は悪くない」と反省の色を見せなかったという。  『サキヨミ』降板後、モナは事務所が肩代わりしたペナルティ料を返すために渋々と芸能活動を続けたが、10年8月に不動産投資会社社長のN氏と結婚。N氏から「芸能界を辞めてくれ」と言われたことを理由に退社することになるが、この時も、事務所に伝える1カ月も前に、フジテレビの湾岸スタジオにいたたけしを訪ねて、スムーズに退社できるように根回しをしたというから、したたかだ。  事務所は肩代わりした費用の完済を条件に退社を認め、モナはそれを実行、引退した。ところが、引退後も芸能界には未練タラタラの様子で、いずれほとぼりが冷めた頃に復帰するといわれていた。そして案の定、この春に復帰することを明らかにした。しかし、前事務所やたけしはもちろんのこと、これまでのいきさつを知っているテレビ関係者は「触らぬ神に祟りなし」ではないが、モナにかかわりたくないと思っているはずだ。   結婚、出産を経て、モナが人間として、社会人として、どれだけの成長を見せたのか? 今後、タレントとしてやっていけるか否かは、彼女の人間性にかかっている。 (文=本多圭)

合言葉は「BIG LOVE」でも……仲里依紗を“孕ませた”中尾明慶に所属事務所は「ふざけんな!」

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中尾明慶オフィシャルブログより
 女優の仲里依紗と俳優・中尾明慶が結婚することが21日、2人の所属事務所から発表された。今後、日取りを選んで婚姻届を提出する。  仲は現在妊娠3カ月で、秋ごろに出産予定。出産後は体調を見ながら、できるだけ早く仕事復帰する予定という。スクープしたのは同日発売の「女性セブン」(小学館)。2人は2010年3月公開の映画『時をかける少女』で初対面し、昨年放送されたNHKドラマ『つるかめ助産院』で再度共演し、意気投合。同ドラマのクランクアップ後の昨年10月、本格的な交際に発展したという。  2人は連名で「4年前に初めて出逢って以来、とても仲の良い友人でしたが、お互いに尊敬し合え、この人となら幸せな家庭を築けると確信し、結婚することを決めました。2人の合言葉はBIG LOVE。この言葉を大切に人生を歩んでいきます」とコメント。幸せぶりが伝わってくるが、仲の所属事務所の本音は「ふざけんな!」だという。  関係者いわく「すべてが事後報告。百歩譲って結婚は良しとしても、妊娠はありえない。決まっていた仕事をキャンセルすることはなかったそうだが、妊娠で今後の方向性を変更せざるを得ない。きちんと避妊しなかった中尾に非難が集中するのは当然のこと」。  デキ婚なんだから“どっちもどっち”という考え方もあるが、芸能界では交際相手が人気女優である場合、男性側が細心の注意を払うことが暗黙の了解となっている。 「ツーショットで外に出歩かないなど、男性側が気を使うべき。それが中尾の場合、昨年12月にツーショットをフライデーされ、今回はデキ婚……。『何やってるんだ!』と仲の事務所が怒るのも無理はありませんよ」とは芸能プロ幹部。今後、仲サイドが、中尾の所属する「ホリプロ」に対してなんらかの要求を出すことも考えられるという。  幸せな門出とはいかなそうだ。

“日本のケネディ家”石原ファミリーに最大の危機! 三男・宏高衆院議員に裏金疑惑

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「週刊文春」3月28日号 中吊り広告より
注目記事 第1位 「石原慎太郎とカジノの帝王 疑惑の『フィリピン出入国記録』」(「週刊文春」3月28日号) 注目記事 第2位 「ボーナスが上がる会社 上がらない会社」(「週刊ポスト」4月5日号) 注目記事 第3位 「『田原総一朗』がドタキャンした『暴力団組長80人』討論会」(「週刊新潮」3月28日号) 注目記事 第4位 「華麗なるエリザベス・テイラー」(「週刊新潮」3月28日号) 注目記事 第5位 「安倍さん、日銀・黒田新総裁は財務省の犬かも」(「週刊現代」4月6日号) 注目記事 第6位 「『スワッピング・サークル』で大暴走! 熟年カップル『飽くなき欲望』(「週刊文春」3月28日号)  桜の時期は忙しいが、今年は特に大車輪で都内の桜を見て回っている。これほど開花から満開が早い年は記憶にない。例年、桜は開花しても花冷えの日が続いたりして満開までに日があり、満開になっても寒さがぶり返したりして、一昨年、昨年などは、3週間ぐらい楽しめたのではないか。  今冬は寒さが厳しかったが、暖かくなると一気に5月上旬の陽気まで温度が上がり、東京の開花予定日の25日よりも大幅に早く花が開き、一気に満開までいってしまったから、さまざまなことを思い出している暇がない。  週半ばに井の頭公園近くの花を愛で、土曜日(3月23日)は新宿御苑、千鳥ヶ淵と回って夕刻、隅田川の川沿いで夜桜見物。日曜日は中野通りの桜を観て、新井薬師を参拝して近くの公園で花見の小宴。  今日(25日)は江戸川橋公園の神田川沿いの桜を肴に花見で一杯。まだ八芳園、飛鳥山、六義園にも行きたいし、根津神社から近い立川談志師匠のお墓参りをかねて、門前にある桜を見たいと思っている。ああ忙しい。  今週の新潮、文春の巻頭特集に見るべきものがなかった。新潮は「霧の中の『TPP』20の謎」だが、記事そのものが霧の中にあるようである。文春は「あなたが食べている『中国猛毒食品』厚労省摘発60品目最新リスト」も週刊朝日で少し前にやっていた「危険な輸入食品」を中国に絞っただけで新味はなかった。  そこで今週は、目についた小品を取り上げてみたい。まずは、文春のスワッピング・サークルのお話。  連載「ワイセツ前線異状あり」。面白かったが、今週で終わりである。ちょっぴり残念。私が週刊誌の編集者をやっているとき、何度かスワッピングの取材をしたことがある。あの頃は隠微で卑猥な雰囲気があったが、これを読むと、アッケラカンとした中高年のお楽しみとなっているようである。今では60歳以上専門の「シニア掲示板」も作られているというから、かなりの需要があるようだ。  風俗誌編集者はこう言う。 「やはりネットの普及が大きいですね。中高年専門の出会い系サイトの盛況ぶりは言うに及ばず、今ではスワッピングのネット掲示板には全国から多くのユーザーが集まっています。(中略)劇的にその裾野が広がっている。それを支えているのが熟年層であるのは間違いありません」  最近スワッピングパーティを主催した男性が、その模様を語っている。喘ぎ、息を弾ませている女性が、傍らで見ている男性にビデオ撮影を頼む。後で夫と観て楽しむのだそうである。妻を他人に差し出すのに抵抗はないのかと聞かれ、こう答える。 「妻は夫の所有物ではないので“差し出す”ものではありません。(中略)そもそも結婚した頃は妻の肌に触れるだけでも新鮮な喜びでした。三十代から四十代は子育てで走り続け、ようやく夫婦の時間が取れる時期になりました。この現役のうちに妻との性生活において全てを試してみたいという思いもあります。外国人男性や複数男性だとか、私との性生活だけでは経験できない快感を、妻に味わってもらいたいという気持ちも強い」  私はスワッピングの経験はないが、一歩踏み出せば、案外スーッと入っていけるのかもしれないと、昔取材していて感じたことがある。今はもっとその境が低くなり、越えやすくなっているのだろうか。  週刊現代はあまりにアベノミクスを煽りすぎたと思ったのか、今週の巻頭は「中国と日本『宿命の対決』」と目先を変えてきた。相も変わらずの中国叩きではあるが、だいぶ前に尖閣問題で中国と日本がもし戦わば「日本が勝つ」と威勢がよかったが、今週は「『尖閣で開戦』日本は負ける」と弱気になったのはどうしてなのか。  米中首脳会談でTPP参加を安倍首相が表明したことを、3月18日の中国国営新華社通信は、こう厳しく批判したそうである。 「TPPは単純な経済協定の枠を超え、政治的軍事的領域に拡張されている。アメリカと日本は、TPPという名を借りて、アジアの経済を一体化させ、地域の主導権と発言権を掌握しようとしている。それによって中国の影響力を抑え込み、各国の中国依存態勢をストップさせる。そして中国包囲網を敷き、中国を混乱させ、中国の東アジア戦略を壊滅させようということだ」  さらに、PM2.5ばかりではない巨大な脅威が日本を襲うというのである。 「エイズ禍拡大です。UNAIDS(国連合同エイズ計画)およびWHO(世界保健機関)と中国当局の合同調査では、中国のHIV罹患者とエイズ患者はあわせて78万人とされていますが、これでも信じられないほど控えめな数字。英TIME誌は累計800万人と推測しています。  なにしろ売春婦が1,000万人と推定される国なので、ありえる数字でしょう。その売春婦がすでに日本に大挙してきてあちこちで営業しています。非衛生だが、格安ということで、利用する向きが多い。あまり騒がれていませんが、日本ではHIV罹患者がじわりと増えている。中国の影響で、拡大する恐れもあるのです」(評論家・宮崎正弘氏)  「郵便ポストが赤いのも~」式の中国バッシング記事だが、このように日本人の中の反中国感情を煽って、その先に何があるというのであろう。それよりもメディアがやるべきは、安倍首相よ、今すぐ習近平と会って胸襟を開いて語り合えと訴えることではないか。  アベノミクスと黒田新日銀総裁を合わせて「アベクロ」と呼び、これで日本経済は万々歳だと喜んでいた現代なのに、こちらも風向きが変わったのか、今週は「黒田新総裁は財務省の犬かも」と危惧しだしている。  元経産相のキャリアだった古賀茂明氏がこう言っている。 「もし日銀の審議委員やエコノミストたちを論破できないとなると、黒田さんの場合、否応なく古巣・財務省の威光を借りてしまうこともあり得ます。財務省の力をチラつかせ、『黒田総裁に逆らうと財務省を敵に回す』と思わせ、反対派を黙らせるわけです。  ただしそうなると、黒田さんは自然と財務省の顔色を窺わざるを得なくなります。その後にもし、政策の転換を行う必要が出たときに、財務省や政府の圧力に抵抗できるのか。土壇場で官僚としての弱さが出てしまう懸念もある」  現代は続ける。 「そもそも黒田氏がアジア開発銀行の総裁を務めていたのも、そこが財務省の天下りポストだったから。歯に衣を着せない一言居士として知られる黒田氏ではあるが、財務省という巨大かつ強力な傘の下で庇護されてきた“お役人”であることは変わらない」  不安材料はまだあるという。黒田氏がリーダーシップを発揮するためのバックボーンとなっている、安倍政権の内情の問題を自民党のベテラン議員がこう話している。 「3月21日に黒田氏が初会見を行う直前、麻生太郎副総理兼財務相が『(アベノミクスが標榜する)2%インフレ目標の達成は難しいかもしれない』と発言し、一時的に為替が円高に振れる場面がありました。麻生氏は、安倍総理と必ずしも経済政策の面で一致していない。これから具体的に政策を実行していく上で、両者の亀裂が深まっていく兆候が出ています」  私も、このところのデフレ克服の筋道について、麻生副総理と安倍首相の「言葉の違い」は気になっている。財務官僚が麻生を後ろで動かし主導権を握ろうとする権力争いが始まっている、と読むのは穿ちすぎだろうか。  4位は三回忌を迎えるエリザベス・テイラーの特集。リズは世界一美しい女優といわれた。結婚歴は8回。遍歴の始まりは15歳のときの共演者だったと、作家の井上篤夫氏が書いている。 「欲しいものは、今すぐ手に入れる。それがすべて」。かつて彼女はそう語っていたという。  映画『クレオパトラ』で共演したリチャード・バートンとはW不倫だった。バートンとは5度目の結婚。お互い多額の慰謝料を払ったが、世間から彼女は「他人の夫を盗む常習犯」と罵声を浴びた。  齢40歳半ばを超えてからは事実上引退し、激太りとダイエットを繰り返した。痛みを和らげるための薬物乱用やアルコールの過剰摂取が深刻化し、入院生活を余儀なくされた。その病院で知り合った20歳年下のハンサムな元建設作業員と結婚する。リズ59歳だった。  しかし夫から飽きられ、下着が汚い、いびきがうるさいという理由で離婚訴訟を起こされ、男から初めて「三行半」を突き付けられてしまうのである。  新潮が珍しく巻頭カラーでリズの特集を組んでいる。リズ24歳のときのものだというヌードがある。美しい顔と完璧な乳房。男を引きつけて離さない腰から太腿にかけての線。  今の若い人に、リズの美しさをもっと知ってほしいと思う。  評論家の田原総一朗氏が新潮に叩かれている。これが3位。  山口組ナンバー2の高山清司若頭と1月半ばに、麻布で「密会」したのだそうである。会ったのは「暴力団組長80人を集めて討論会」をやるための下打ち合わせだそうだ。  こんな討論会が開かれネットで生中継されれば、大きな話題になることは間違いない。  討論会が3月27日に開かれるという情報は神戸新聞に載り、秘密会ではなくマスコミへの公開も検討していると書いてある。  その討論会を仲介する人物と田原氏とで、高山若頭と麻布で会ったことは田原氏も認めている。討論会をやる主旨をこう話している。 「ジャーナリストとして、山口組がこれからどうしようというのか、というのを単刀直入に聞きたい、と」  ジャーナリストなのだから、首相と会おうが暴力団の大幹部と会おうが、それ自体はとやかく言われることはない。だが、それならば密室ではなく、ホテルのロビーなどのようなところにすべきであったとは思う。  その後、おかしなことになる。テレビ朝日関係者がこう語る。 「テレ朝の社内では、田原さんは『朝生』でも山口組との討論会の様子についても触れるのではないかと囁かれていたのです。それに頭を悩ませた社の幹部は会議を重ねた。そして、田原さんに対して通告を行うことを決めたのです」  その内容は、討論会は暴力団排除条例に抵触する可能性があるので、開催された場合、今後局としてお付き合いしないというものだった。  テレ朝側は、田原さんが暴力団排除条例に批判的なので、討論会の中で、暴力団を利するような知恵をつける発言をするのではないかと、心配したのである。すると、田原さんらしくないと思うのだが、あっさりと「山口組取材は止める」とテレ朝幹部に連絡をしてきたというのだ。  その際、幹部に対して「中止の理由は病気ってことにすれば、何も言ってこないよな」というようなことを述べたと、先のテレ朝社員が語っている。  再度の新潮の取材に、田原氏は「仲介者に聞いてくれ」と言うばかり。  田原氏は信念の人だと、私は思っている。今回の討論会もジャーナリストとして聞いてみたいことがあったのだろう。それをテレビ局にいわれて止めてしまうというのは、どうも解せない。  田原氏は2月の中頃に転倒し、その後食中毒がわかって聖路加病院に入院した。私が見舞いに行ったのが2月26日。やややつれた様子だった。退院したのはもう少し後だから、新潮が最初にインタビューした少し前になろうか。  病気で気弱になっていたのかもしれない。体力、気力がなくては山口組組長80人の討論会は仕切れまい。体調を整えて、ぜひ再チャレンジしてもらいたいと思う。  さて、ポストはますます不思議な雑誌になっているように思う。この2位の記事もそうである。巻頭のこの特集と「3か月で4億円稼いだ33歳個人投資家ほか億万長者が続々誕生中」というタイトルを見ると、アベノミクス喝采派のように思える。  だが、内容を読んでみるとそうではない。ならばもっと直截にアベノミクスを批判するタイトルを付けたらいいと思うのだが、凡人にはうかがい知れない深謀遠慮があるのだろう。  ポストは有名企業65社に今年のボーナスを「徹底調査」したそうである。このところ自動車業界をはじめとして景気のいい話が出ている。回答した中で自動車産業や三菱重工、カシオ計算機などの過半数34社が前年よりボーナスをアップしたと答えているが、4割近くの24社ではボーナスが前年よりダウンしたという結果が出た。  そもそも自動車業界は企業努力で1ドル=70円台でも黒字が出るところまで業績を回復させていたので、アベノミクス効果ではないのではないかと疑問を呈する。  トヨタ労組の鶴岡光行執行委員長は「(アベノミクス効果は)申し訳ないが、ない」と話しているし、ホンダ広報部も「アベノミクスの影響で一時金がアップしたわけではありません」と答えている。  さらにトヨタの場合、利益をボーナスに還元するのはほんの僅かで、利益の大半は内部留保として積み上げてしまうのである。  かくしてポストはこう書く。 「業績回復しても企業が社員に思い切って還元しようとしない現在のやり方が続くなら、アベノミクスもいずれ、国民の生活を豊かにしない“陽炎景気”と呼ばれることになるだろう」  さらに矛先は大メディアへと向かう。 「奇妙なのは、大メディアが今回のボーナス増額を、まるで給料が大幅アップされるように誇大な賃上げ報道を展開していることだ。日本経済新聞は春闘の一斉回答が出された翌日の朝刊(3月14日付)で、『「賃上げ」物価目標超え年収増、相次ぎ2%上回る』との見出しでこう報じた。〈組合要求の年間一時金約205万円に満額回答したトヨタ。定昇維持分と満額回答の年間一時金を合わせると、組合員平均で5.5%の年収増になる〉  トヨタのボーナスアップ額は平均24万円で、従業員平均年収の『3.2%』だ。定期昇給部分は現状維持だから賃上げになっていないし、現状維持であれば企業側の人件費負担は原則変わらない(定年などで退社する人員と新入社員など入社人員の構成次第)。それなのに、日経は社員の年齢が上がれば当然もらえるはずの定昇まで『賃金上昇分』に計算して、あたかも労働者に還元されているかのように伝えているのである。  賃上げの原資がないわけではない。  日本ではバブル経済末期の97年をピークに、労働者の平均賃金が下がり続けている。10年以上の長期にわたって賃金が下がっているのは先進国で日本だけだ。国税庁の民間給与実態調査によると、大企業(資本金、10億円以上)の従業員の平均年収は2001年の約615万円から11年には約436万円へと3分の2まで落ち込んでいる。しかも、その間に企業は内部留保を貯め込んでいた」  私はポストの報道姿勢は買うが、それならばタイトルではっきりそれとわかるつけ方をしたほうがいいと思うのだが、編集長、いかがだろう。  今週の第1位は、朝日でも「石原ファミリーの落日」というタイトルで特集を組んでいる、石原慎太郎家についての文春の記事。  朝日新聞が追及を始めた石原慎太郎氏の三男・宏高衆院議員(48)と大手パチスロメーカー「ユニバーサルエンターテインメント」(以下UE社)との疑惑を追っている。  この2人の疑惑とは、こうである。 「昨年十二月の衆院選で宏高氏陣営がUE社に支援を要請し、同社の社員に選挙運動をさせたことを指摘。これが公選法違反の疑いがあると(朝日新聞が=筆者注)報じた」  石原親子はカジノ解禁論者で、石原氏は都知事在任中に「お台場カジノ構想」をぶちあげたこともある。UE社の岡田和生会長(70)は現在フィリピンで巨大なカジノリゾートに取り組んでいるそうである。石原親子は、2010年の6月にベニグノ・アキノ大統領の就任式に出席したが、その折も岡田氏はフィリピンに行っており、親密さが表れていると書いている。  問題の宏高衆院議員とUE社の関係だが、11年6月から毎月100万円のコンサルタント契約を結んでおり、昨年1月までに少なくとも1,800万円が宏高衆院議員に支払われていたと報じている。  ここへきてカジノライセンス収得にあたってUE社の「裏金疑惑」が噴出しているそうだが、それに関連してUE社がおよそ4,000万ドルをフィリピンに送金し、そのうち1,000万ドルが日本へ環流していたことが内部告発で明るみに出た。  そのカネが日本の政界工作に使われたという証言もあり、「カネの行く先は慎太郎氏だ」というウワサまで流れているというのである。  公選法違反が適用されるのかが気になる三男。長男の伸晃環境相は当事者能力が問われているし、当の慎太郎氏は2月27日から体調を崩し、都内の病院に入院中である。石原家に近い永田町関係者は「病状はかなり重篤なのだと思います」と言っているが、石原事務所側は「日々回復しており、近く退院する見込みです」と答えている。  どちらが正しいかは判断しかねるが、日本のケネディ家ともいわれる石原ファミリーが最大の試練の時を迎えていることは間違いないようである。 (文=元木昌彦) ●もとき・まさひこ 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 

えっ、小泉麻耶が身障者専門のデリヘル嬢に!? “性”のバリアフリー化『暗闇から手をのばせ』

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障害者専門の派遣型風俗店で働き始めた沙織(小泉麻耶)。
サービス内容はディープキス、フィンガーサービス、フェラチオ、ローションプレイ……。
 身障者専門のデリヘル嬢を主人公にした『暗闇から手をのばせ』が現在、渋谷ユーロスペースで公開中だ。グラビアアイドルとして抜群の人気を誇った小泉麻耶の体を張った演技とメジャー作品が扱わないテーマ性が高く評価され、「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2013」オフシアター部門でグランプリ&シネガーアワードの2冠に輝いている。障害者プロレスを追ったドキュメンタリー『無敵のハンディキャップ』(93)、脳性麻痺を持つ重度身障者が殺人鬼を演じたバイオレンスホラー『おそいひと』(07)、ベストセラー作家・乙武洋匡原作&主演による熱血教師もの『だいじょうぶ3組』(公開中)など身障者を扱った映画はこれまでも話題を集めてきたが、本作のように“身障者の性”に正面から向き合った作品は非常に珍しい。  本作に風俗好きな常連客役で登場する“身障者芸人”ホーキング青山の著書『お笑い!バリアフリー・セックス』(ちくま文庫)を読むと、身障者にとってセックスは切実な問題であることが伝わってくる。ホーキングが通っていた養護学校では、男子生徒が暴れ出すと鎮静剤を注射されるか、男性教員がトイレへ連れていき手で抜かれていたそうだ。また、保健体育の授業では「身障として生まれてきた以上、刺激の強いもの(AV、風俗)にはできるだけ触れないように」と指導されていたという。だが、ホーキングは性をタブー視する息苦しい環境から飛び出し、高校生のときに原宿でフツーの女子高生のナンパに成功。その女子高生が非常にできた娘だったこともあり、無事に脱童貞を果たす。自信をつけたホーキングはその後もせっせとナンパに励み、トーク術を磨くことになる。「身障者とヤれる機会はそうそうないよ!」がホーキングの口説き文句だ。彼のそんなポジティブさに、女の子たちは身も心も許してしまう。
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初めての客は進行性筋ジストロフィー患者の水谷(管勇毅)。
体が思うように動かないため、沙織は騎乗位でサービスすることに。
 といっても、誰もがホーキング青山のようにオープンマインドの持ち主になれるわけではない。健常者と呼ばれる人でも傷つくことを恐れて、心を固く閉ざしたまま生きている人は少なくない。『暗闇から手をのばせ』の主人公・沙織(小泉麻耶)もそんなひとりだ。煩わしい人間関係を避けて生きているうちに、いつの間にか風俗の世界で働くようになっていた。身障者専門の派遣型風俗店を職場に選んだのは、「楽そうだし、体が動かないから怖くなさそう」という安易な理由からだった。介護に関する知識がまったくないまま、店長(津田寛治)の運転する車で予約客の待つマンションへと向かう。沙織にとって初めての客となったのは進行性筋ジストロフィー患者の水谷(管勇毅)。徐々に筋力が低下し、歩行や起立ができなくなる難病だ。20代で亡くなる患者が多い。全身にタトゥーを入れたコワモテ風の水谷だったが「オレ、34歳になっちゃった。いつまで生きられるかな?」と沙織に問い掛けてくる。自分の人生すらちゃんと考えたことのない沙織は返す言葉が見つからない。水谷の発射した精液がとても苦く感じられる。  悩む間もなく、沙織は次の客が待つラブホテルへと向かう。両手両足に障害を持つ中嶋(ホーキング青山)を電動車椅子からベッドへと移動させるのは難儀だったが、中嶋は底抜けに明るい性格。あまりに達者なトークに、ずっと緊張を強いられていた沙織は吹き出してしまう。調子にのった中嶋は「ホンバンやらせてよ」と何度もおねだりしてくるが、そこはデリヘル嬢としての矜持を守る沙織だった。中嶋も機嫌を悪くすることなく、沙織の懸命なプレイを満喫する。サービス終了後、ホテル街を中嶋と沙織は仲良く並んで歩く。束の間の恋人気分を味わった中嶋はとても幸せそうだ。お客たちは性欲の解消だけでなく、人と人との触れ合いを求めていることに沙織は気づく。  自分を必要とされる喜びを覚えた沙織だったが、3番目の客と出会い、再び厳しい現実を突き付けられる。健司(森山晶之)はバイク事故で脊髄を損傷した後天的な身障者。自分の身に降り掛かった不幸をまだ受け入れられず、自宅に引きこもったまま。性的な刺激を与えることで下半身の機能が回復するかもしれないと母親(松浦佐知子)が勝手に予約を入れたため、余計に機嫌が悪い。裸になった沙織は騎乗位でベッドに寝たきりの健司にサービスを尽くすが、彼の下半身はいっこうに硬くならない。沙織が汗だくで責めれば責めるほど、さらに不機嫌になっていく。自分の無力さに落ち込む沙織。たった1日の体験入店だけでフェードアウトしてしまっていいのか。それまで面倒なことは避けて生きてきた沙織だが、自分の知らない世界に足を踏み入れたことで次第に意識が変わり始めようとしていた。
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風俗好きな中嶋(ホーキング青山)。しかし、電動車椅子からベッドへの移動は容易ではない。
彼にとって風俗遊びは命懸けだった。
 自主映画として本作を完成させたのは、これがデビュー作となる戸田幸宏監督。出版社の編集者、漫画の原作者などを経て、現在はNHKの子会社である製作会社NHKエンタープライズに所属し、ドキュメンタリー番組を手掛けている。実は本作もドキュメンタリー番組にするつもりで、大阪にある障害者専門の派遣風俗店「ハニーリップ」を数回にわたって取材していた。「ハニーリップ」の経営者は介護施設の職員でもあり、同世代の若い身障者たちの最期を看取るうちに「あいつ、生きてるうちにキスくらいしたんやろか」と思うようになり、身障者向けの風俗サービスを考え付いた。身障者の家族たちからは「寝た子を起こすな」と罵倒されたそうだ。身障者の本音と身障者を取り巻く環境を赤裸々に描いたドキュメンタリー番組になるはずだったが、残念なことにNHKではこの企画は採用されなかった。でも「あるものをないことにはできない」と戸田監督は取材した内容を劇映画として構成し直す。  難航することが予測された主人公・沙織役のキャスティングだったが、グラビアアイドルとして活躍し、女優への本格的転身を図っていた小泉麻耶がこの難役のオファーを快諾した。自主映画ゆえスムーズに撮影開始とは運ばず、撮影までに生じた半年間の猶予を使って、小泉は風俗嬢らを自分から積極的に取材するなどして役づくりの時間に当てた。それまで漠然と生きてきた沙織だが、身障者専門のデリヘル嬢として働き始めたことをきっかけに、自分の中の眠っていた感情が湧き上がってくるのを実感する。小泉は「この役は私だ」と感じたそうだ。感情をあまり表に出さない沙織だったが、ホーキング青山演じる常連客のアドリブトークに思わず表情を崩す。演技ではない、小泉の素顔がさらされる。小泉にハグされたホーキングも本気でうれしそうだ。演技とはいえ、肌と肌を合わせた2人の表情がどんどん和らいでいく。  小泉麻耶やホーキング青山らが台本上のキャラクターに息を吹き込むことでフィクションともドキュメンタリーとも判別できないものへと膨らんでいき、戸田監督が当初考えていたイメージとは異なる作品に変わっていったようだ。身障者の性というタブー視されがちな題材を扱っているが、表情の乏しかった主人公が生活スタイルも人生観も多種多様な人々と触れ合い、心をバリアフリー化していく姿が心地よい。偏見と無知と性欲まみれのドブ池に、かれんなハスの花がぽんッと咲いた。そんな清涼感がラストに漂う。 (文=長野辰次) kurayamikara4.jpg 『暗闇から手をのばせ』 監督・脚本/戸田幸宏 主題歌・挿入歌/転校生 出演/小泉麻耶、津田寛治、森山晶之、管勇毅、松浦佐知子、ホーキング青山、モロ師岡 配給/SPOTTED PRODUCTIONS 3月23日より渋谷ユーロスペースにてレイトショー公開中 (c)2013戸田幸宏事務所 <http://www.kurayamikara.com> ●深読みCINEMAコラム【パンドラ映画館】INDEX [第215回]サイエントロジーをモデルにした『ザ・マスター』人間は何かに依存しなくては生きていけない? 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大友克洋最新作『ショート・ピース』製作発表会見レポート 大友アニメの現在地

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 3月22日、東京ビッグサイトで開催されていた東京国際アニメフェア会場内にて、大友克洋の最新アニメ『ショート・ピース』製作発表会見が行われた。  『ショート・ピース』は、7月20日に公開が決まった新作オムニバスアニメーション映画。森本晃司による「オープニングアニメーション」のほか、密度の高い短編が4作集まっている。大友克洋が脚本と監督を手がけた『火要鎮』0(ひのようじん)、造形作家・岸啓介のストーリー原案を森田修平が脚本化、監督した『九十九』(つくも)、石井克人の原案脚本を安藤裕章が監督しキャラクターデザイン原案に貞本義行を招いた『GAMBO』、そして大友克洋の原作漫画をアニメ化、田中達之がキャラクターをデザインしカトキハジメが脚本化、監督した『武器よさらば』。テーマは「日本」で統一されており、そこに和の意匠を操る岸啓介が参加した理由も求められそうだ。  この会見では、上記スタッフのうち貞本氏を除く8名が登壇。作品に込めた思いなどを語った。  冒頭、スピーチに立った株式会社バンダイナムコゲームスの浅沼誠上席執行役員は「決まり切ったフォーマットをやるのではなく、さまざまなクリエーターさんと仕事をしたいというところから始まった。4人のクリエーターの方々を中心に、我々の住む日本を舞台にいろいろな作品ができたら面白いんじゃないかと」「海外展開については海外向けにするのではなく、日本人がおもしろいと思うものをつくって持っていこうと思っていた」と今回の企画の発端を説明。 「今回はオムニバス4本ということで、少し変わった試みをしています。『火要鎮』(大友監督)の演出を『GAMBO』の監督の安藤裕章さんが担当、『九十九』の監督の森田修平さんは『武器よさらば』(カトキ監督)の演出と、4つの作品のメインスタッフが絡み合っている。そういった中から、新しいテーマが見えるんじゃないかとも考えています」 と、一本芯の通ったオムニバス作品であることを訴えた。  続いて、大友克洋監督を筆頭に、クリエーター陣が登壇。『九十九』のストーリー原案とコンセプトデザインを担当した岸啓介が「立体造形をメインにやっているので、本格的なアニメの仕事は今回が初めてだった」と自己紹介をするなど挨拶した後、各作品についての質疑応答に入った。
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森本晃司氏
【各作品についての談話】 『火要鎮』 「10分ぐらいの短編なので、やるなら時代劇かなと。着物の柄を貼りこむのは難しいことではないんですが、みんなやっていなかったので、ぜひやってみたかった。また火事の表現を古い絵巻もののようなテイストでやってみたかった。着物については手描きのものを貼りこんでいるので、それはそれで大変だった」(大友) 『オープニングアニメーション』 「時代劇やSFがすでにあったので現代劇で日本を表現したいと。3.11以降考えることも多く、扉を開けてその向こうに新しい発展があるものができるようになればいいと思っていました」(森本) 『九十九』 「何かモノにまつわるものをモチーフにしたいという最初の森田さんとの打ち合わせから浮かんだキーワードが『もったいない』だった。使えるものはぞんざいに扱わずに大事にしましょうという考えだと思うんですが、裏を返すと、使えるから使っているという、ある種の合理主義に基づいている。使えるものは使われているからこそ、いつかは使えないものになる。モノとしての役割を終えてしまったものに対する慈しみの心は合理的ではないですが日本的だと思い、そういったことをテーマに作っています」(岸) 「モノとしての存在を出したいと思っていたところ、和紙が眼に入った。そういうものを採り入れつつ、コトッと音が鳴りそうな絵作りにしました」(森田) 『GAMBO』 「白熊と鬼が本気で戦ったらどっちが強いのかな、というのが見たかった。見たいでしょ!? それが動きの中でどうなるか、心配ではあったんですが」(石井) 「石井さんの描かれていた最初の白熊と鬼のキャラクターデザインのインパクトがとにかく強かった。2つの異形が取っ組み合いの戦いをする。外からの異形と内から来る異形の戦いで話をまとめられたらと」(安藤) 「貞本さんは、なかなか描いてくれなくて大変だった(笑)」(石井) 「結果的に、後ろに張り付いて描いていただく感じになったんですが(笑)。貞本さんの事務所でカンヅメになったぶんだけ細かくできた。極力記号的な省略はしないで、ナマからデザインに落としこんでキャラクターを作っていただいた」(安藤) 『武器よさらば』 「責任重大という感じですね。僕ら40代半ば以上は当時、ものすごいショックを受けたと思うんです。特にメカをやっている人は。それを僕がやることになるとは思ってもみなかったんですが、どうやってみなさんに伝えたらよいか。でもスタッフと原作がいいから、いいものになるだろうと思って臨みました」(カトキ) 「僕も高校の時にこの作品に出会ったんですが、とにかく衝撃で。すべてが好きなんですね。ほかの作品でキャラクターデザインのお仕事をする場合は、こういうふうにアレンジしたらもっと膨らむんじゃないかという発想で自分の味が出てくるんですが、今回の場合は原作が偉大すぎるので『こうすれば大友さんぽくなるよ』という描き方のコツをメモとして描いたくらいの意識ですね」(田中) 「短編に関しては、誰かやりたい人がいれば、ぜひやってほしいと思っていた。カトキくんに頼んだのは、正解だったんじゃないかと思っています」(大友)
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大友克洋氏
 終盤の質疑応答では大友監督がさまざまな質問に答えた。 ――注目しているクリエーターは? 「たくさんいる。イラストや漫画のように、アニメーションにも新しい人材が入ってきて活気づけてほしいけれど、今はアニメーションは厳しいところがある」 ――『ショート・ピース』と同じ日にスタジオジブリ作品も公開されるが、意識しているか? 「ジブリにはかなわないですからね(苦笑)。僕らは僕らで頑張るしかないかなと」 ――日本が舞台というキーコンセプトは、どこから浮上したのか? 震災との関連性は? 「この企画は震災の前にあったので、実はあまり関係がない。『スチームボーイ』でイギリスを舞台にしていて、短編では日本をやりたいという話をしていた。クールジャパンなど日本を見直そうという話があったので、くくりが大きいですが、日本がテーマになるんじゃないかとプロデューサーの土屋康昌さんと話をして。本当は過去があって、江戸時代、そのさらに昔のファンタジックなもの、未来がある。現代は途中で立ち消えてしまいましたが、日本を過去から未来まで含め、なるべく新しい、若いいろいろなアニメーション作家に作ってもらおうというのがコンセプトです」 ――なぜいま日本なのか、その思いは? 「今でなくともいいんですけどね。僕らはずっと日本なんですが。後から少しずつ震災に関する思いが入ることはあるんですが、そんなに深く考えているわけではありません」 ――今後、長編作品の可能性は? 「震災以降、劇場用アニメーションの資金集めに厳しい部分があり、なかなか冒険できない時期がありまして。実写でも企画が通らず、映画の上映が延びてしまったり。それが今やっと少しずつ回復しつつあり、企画は以前から出していましたので、今から少しずつ動きだすようになるんじゃないかなと。僕も期待しています」 ――総括のメッセージをひとこと。 「いろいろな思いを持った若い作家たちが、日本について自分たちが思っていること、SFだったり時代劇であったり、それらを新しい形で出せるという素晴らしい機会をいただき、みんな非常に一生懸命作りましたので。みなさんに見ていただきたいと思います」  大友監督の口から何度か「厳しい」という言葉が出たが、そういった状況から振り絞られたものがこの『ショート・ピース』だとすると、よくないときにもどれだけの質のものを出せるのか、日本のアニメ力が問われる作品になりそうだ。  新しいものを生み出さなければ、という気概は確かに伝わってきた。その先にあるかもしれない長編のプロローグとしても、目撃しておく必要があるのかもしれない。 (取材、文、写真=後藤勝)

恥ずかしがり屋な18歳・松本明莉 頬を赤らめAVデビュー!「大好きなバンドに会うためなら……」

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撮影=尾藤能暢
 スタイル抜群のモデル体型。一見クールな美女だけど、恥ずかしがり屋で、すぐに顔が赤くなってしまう……。そんなギャップが萌え~な松本明莉ちゃん。大好きなバンドに憧れて芸能界入りしたっていうくらい“フツーの女の子”な彼女が2月7日、1stイメージDVDでデビューしたのもつかの間、4月にはAVデビューが決定した! トントン拍子で大人の階段を上っていく明莉ちゃんに、今突撃インタビューをしちゃいました! ──まずは自己紹介からお願いします。 「松本明莉です。趣味はライブに行くことと、買い物です」 ──緊張してますか? 「はい。けっこう緊張するほうなので……」 ──初々しいですね~。明莉ちゃんはどんな女のコなんでしょうか? 「人懐っこいところがあるので、よくウザがられます(笑)。一度心を許すと、すごく甘えちゃいます」 ──なるほど。そんな明莉ちゃんですが、人気バンド「G」に会いたくてデビューしたそうですね。 「はい。自分が一番尊敬する、憧れの人に会えるんだったら頑張ってみようかなって。ファンとは違う目線で見てほしいというか、ファンとは違う立場になりたかったんです」 ──じゃあ、いずれPVに出演してみたいなとか? 「いやいや! それはファンのみなさんに殺されちゃうので、そこまでは……(苦笑)」 ──2月7日にイメージDVDでデビューされたばかりですが、心境は? 「実はまだ見てないので、ぜんぜん実感がないんです。“あ、出たんだ”みたいな(笑)。千葉県の九十九里などで撮ったんですが、とにかく寒かったです。今、美容系の学校に通っているので撮影をすることはよくあるんですけど、本格的なのは初めてで、ガチガチでした。パッケージを見ると、なんだか恥ずかしいですね(笑)。顔がすごいむくんでて、まるで違う人みたい」 ──DVDではどんな衣装を着ているんですか? 378A3361.jpg 「セーラー服と体操服です。プライベートでも時々コスプレするんですが、アリスの衣装とかメイド服なんかも着ます」 ──そんな明莉ちゃんですが、4月25日には『デビューなのに、こんなに感じてしまって…』でAVデビューされるそうですね。 「先日、一つ目のシーンを撮ったばかりなんです。最初はすごく不安が大きくて、撮影が始まってからもドキドキだったんですけど、スタッフのみなさんがいい人ばかりで、なんとか頑張れました」 ──プライベートでするエッチとは違いますか? 「ぜんぜん違いますね。男優さんはもちろん、スタッフのみなさんもすべて私のために動いてくれて、申し訳ないなと思うくらい」 ──男優さんとの初エッチはいかがでした? 「すごく優しかったです。『大丈夫だよ』って言ってくれたので……よかったです」 ──次の撮影への不安は、ちょっとは安らぎましたか? 「まだ少し不安はあるんですけど、頑張ります」 ──プライベートで印象深かったプレーとかはありますか? 「特にはなくて……本当に普通なんですよね。だから印象深いっていうのは……」 ──これからいろいろな経験を積んでいくというところなんですね。こういうことに挑戦したい、というプレーはありますか? 「えーっ(照)、人並み以上には……って感じです」 ──ちなみに、自分の体のアピールポイントはどんなところですか? 「う~ん、自分的には胸とかあまり好きじゃなかったんですけど、こういう仕事を始めて褒められるようになったので、少し自信を持てるようになりましたね」 ──今後、どんな活動をしていきたいですか? 「バンドに会うためなら、なんでもします(笑)」 ──最後に読者へのコメントをお願いします。 「まだ不安も大きくて、全然思うようにできないことばかりですが、自分なりにこれから成長していけたらいいなって思います。そして、もっともっと頑張りたいと思っているので、これからも応援よろしくお願いします!」 (文=有田俊) 378A3339.jpg