【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第7話「生卵恐怖症」(後編)

『東京都北区赤羽』でおなじみの漫画家・清野とおるによる、悶絶必死の爆笑コラム。前編はこちらから  ふとしたキッカケで、有精卵を手にした俺と高田くん。ヒヨコを誕生させるため、卵を温めたりひっくり返したりする日々を送った   11tamago.jpg  ところが、20日が経過しても、ヒヨコは生まれる気配がなかった。 12tamago.jpg 13tamago.jpg  ところが、 14tamago.jpg  1カ月半が経過しても、ヒヨコは生まれる気配がなかった。 17tamago.jpg  卵を軽く振ってみたところ、「ゴロゴロ」と、奇妙な音がした。  その、明らかに生気のない、物体的な音に、俺と高田くんの希望は、絶望へと変わった。 15tamago.jpg 16tamago.jpg  このまま処分するわけにはいかないので、割って中身を確認することにした。 18tamago.jpg 19tamago.jpg
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 ……俺が割るハメになってしまった。 21.tamago.jpg 22.tamago.jpg  何が出てくるのかまったく予想のできない、不穏な卵を手に取り、恐る恐る床に叩きつけて割ってみる……。 23tamago.jpg  内臓に産毛が生えたような、青紫色の物体が、ボトリと落ちてきた……!!! 24tamago.jpg  俺と高田くんは、一瞬でパニックに陥った。 25tamago.jpg  しかもその青紫色の物体は、ものすごく臭かった。 26tamago.jpg  27tamago.jpg  なので俺は、高田くんと青紫色の物体を放置して、走って逃げた。  翌日、学校で高田くんと顔を合わせると、 28tamago.jpg 29tamago.jpg  俺は完全に無視されてしまった。 30tamago.jpg 31tamago.jpg  なんかムカついたので、俺も高田くんのことを、無視し返してやった。  小学生の社会では、お互いがお互いを無視し始めた時、そこに待ち受ける結果は、そう「絶交」ある。  これがきっかけで、卒業まで高田くんとは一言も口を利かないまま、別々の中学へと進学したのであった。  まあ今思うと、異臭を放つあんなグロテスクな物体を放置して、先に逃げてしまったのだから、悪いのは100パーセント俺である。  一人でアレを処分する高田くんの姿を想像したら、今、改めて土下座しに行きたい衝動に駆られるほど申し訳ない。 1tamago11.jpg  ……そんな過去の経緯があって、俺は生卵が怖い。 23tamago11.jpg  だって、またアイツが……青紫の恐ろしいアイツが出てくるんじゃないかと思って…… 一瞬、嫌な汗をかくのですよ……。 <PS>高田くん、もしこの記事見てたら、すぐ謝罪に行くから連絡ちょうだい! (文・イラスト・写真=清野とおる) 1seinoprof.jpg ●せいの・とおる 1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン )が大ヒット中。 Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno> ●【キ○チ○ガ○イと呼ばないで】INDEX 【第6話】「謎の美人くだもの売り」 【第5話】「オモシロイ顔のおじさん」 【第4話】「ウンコおじさん」 【第3話】「恐怖!‟木曜日の男”」 【第2話】「鳥盗り物語」(後編) 【第2話】「鳥盗り物語」(前編) 【第1話】「ホモビデオの清野さん」

かえって朝日の差別体質を隠蔽する結果に? 大阪・八尾市の「週刊朝日」閲覧禁止措置の是非

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「週刊朝日」(朝日新聞出版)
10月26日号
 編集長の更迭にまで及んだ、「週刊朝日」(朝日新聞出版)10月26日号掲載の佐野眞一氏の連載「ハシシタ・奴の本性」の問題。大阪府八尾市では市教育委員会が、市立図書館で連載ページの閲覧を禁止する措置が取られることになった。  当該記事の差別性は明らかだが、図書館が閲覧禁止措置を取ることは大きな問題だ。これまでも、図書館がなんらかの理由で閲覧を禁止するたびに、権利と人権をめぐり論争が繰り返されてきた。しかし今回は、あまりそうした議論が聞こえてこない。その理由は、問題になったのが「週刊朝日」だからだった。  公共図書館において、人権やプライバシーを侵害しているとの理由で閲覧が制限される事件。あるいは、市民の側から「こんな本はけしからん!」と閲覧制限、あるいは廃棄を要求する事件は、何年かに一度は必ず起き、その度に世間の注目を集めてきた。1997年には、写真週刊誌「FOCUS」(新潮社)が、神戸連続児童殺傷事件の記事で被疑者の少年の顔写真を掲載、全国の図書館で閲覧制限の措置が取られるなどの話題になった。  2000年には、女性向け総合ライフスタイル誌「クロワッサン」(マガジンハウス)が、ペットを扱った特集の中で特定の職業を差別する表現を用いて大問題になり、やはり全国的に図書館が閲覧を制限した。02年には、「新潮」(新潮社)1994年9月号に掲載された、柳美里の小説『石に泳ぐ魚』が、モデルとされた人物から出版差し止め訴訟を起こされ最高裁がこれを認めたことを受け、国立国会図書館が利用禁止措置を取った。この件では、日本図書館協会が「憲法に定められた国政調査権の存する国会の議員をも含めた、完全な閲覧禁止措置には深い危惧をいだく」として、利用禁止措置の見直しを要望している。  その上で、今回の八尾市の閲覧禁止措置を、図書館関係者はどう見ているのか? 「(閲覧禁止措置は)かえって朝日新聞(「週刊朝日」の出版元である朝日新聞出版も含めて)の差別体質を、隠蔽してしまうのではないかと危惧しています」 と話すのは、日本図書館協会・図書館の自由委員会委員長の西河内靖泰氏。さらに西河内氏は、これまでの経験から今回の閲覧禁止の問題が広がらない理由を次のように話す。 「これまで、図書館で閲覧禁止の問題が起こったときに、だいたい火をつけて回るのは、朝日新聞。でも、今回ばかりは自分のところの話だから動かない。私のところにも、取材に来たのは共同通信くらいですね……」  さらに、関西圏の図書館では閲覧禁止まで行かなくても、カウンターに保管して請求しない限りは読めない措置を取っているところが多いという。やはり、記事の内容が問題なのかと思いきや、事情は少し違っているようだ。 「盗まれたり破られたりすることを防ぐためです。現に、大阪の河内長野市では該当記事のページが破られる事件が起きています。また、Amazonでもプレミアがついているくらいですから、盗難に遭うのを恐れている図書館も多いですよ」(西河内氏)  実は、政治や人権などが絡む問題では、わざわざ図書館に来て、本を破壊する人もまれに現れる。90年の富山県立図書館の図録事件だ。これは、富山県立近代美術館を舞台にした「昭和天皇コラージュ事件」に関連するもの。「昭和天皇コラージュ事件」は、同美術館で展示された昭和天皇と女性のヌード写真とをコラージュした「美術作品」が、大問題となったもの。美術館が、作品が収録された図録を廃棄したため、残部は県立図書館のものだけ。図書館は、これを公開することを決定したが、公開初日にいの一番に駆けつけた人物が、いきなり該当ページを破り捨てたという。  いずれにしても、人権の問題ゆえに閲覧が制限され、それがかえって企業の差別体質を隠蔽して、救われる結果になっているのは皮肉だ。この問題は、作家一個人の筆がすべった問題でないことを、あらためて指摘しておきたいものだ。 (取材・文=昼間たかし)

「アイツ、まだうちの事務所なの?」“兄貴分”堂本光一に見捨てられた、元KAT-TUN赤西仁の暗い未来

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光ちゃんったら、冗談キツい~!
 妻で女優の黒木メイサが9月に第1子の女児を出産した元KAT-TUNの赤西仁は、今後どうなってしまうのだろう?  黒木は10月末にブログを更新。女性の友人2人とガールズトークを楽しんだことを書き込んだが、掲載された写真を見る限り、出産前と変わらぬ体形に戻った様子。一方で夫の赤西は、一向に公の場に姿を見せていない。 「黒木は来年のNHK大河ドラマ『八重の桜』への出演が決定し、年内から撮影が入っているため、必死でダイエットに励んだのだろう。一方、赤西は、2月に黒木とデキちゃった結婚したペナルティーですっかり仕事を干され、そのストレスもあってか酒浸りで激太りしたというウワサ。黒木が妊娠中から、ほとんど“主夫”生活をしているよう。先月、Twitterと連動したiPhoneのゲームで遊んでいたようで、1年ぶりにTwitterにメッセージが書き込まれ、慌てて削除する騒動があった。Twitterの書き込みすら所属するジャニーズ事務所の幹部に制限されているようで、まさに飼い殺し状態」(女性誌記者)  そんな赤西に追い討ちをかけるような事務所の先輩の言動を、「週刊女性」(主婦と生活社)の11月20日号が報じている。  同誌によると、KAT-TUNはKinKi Kidsの堂本光一専属のバックダンサーとして結成されたため、光一は赤西も含めたメンバーたちの面倒を見ており、兄貴分的な存在だったという。10月24日には名古屋ガイシホールで光一のソロツアー公演が行われたが、そのMCで観客に対し「えっ? 誰のファンなの? 赤西? って赤西、アイツまだうちの事務所なの?」と、まるで赤西が事務所を辞めたかのような発言。会場が騒然となると、さすがに光一も焦ったのか、「こういうの疎くって。後輩の名前は覚えるけど、誰が辞めて誰が辞めてないか、全然分からないんだよね」と、なんとかその場を収めたというのだ。 「光一はプロ意識が高く、赤西のデキ婚に人一倍激怒したといわれているだけに、いまだに許せないようだ。赤西が何事もなく仕事をしていれば、決して口から出なかったような“ネタ”だっただろう。光一にも見放され、赤西はますます事務所に居場所がなくなってしまった」(スポーツ紙記者)  どうやら赤西は、しばらく黒木の稼ぎに頼って、家事と育児を黙々とこなすしかなさそうだ。

「あくまで“合意”主張も……」法廷で次々明らかになる、柔道金メダリスト・内柴正人被告の暴行行為

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 酒に酔って寝ていた教え子の女子柔道部員に乱暴したとして、準強姦罪に問われているアテネ・北京両五輪の柔道金メダリスト内柴正人被告。その第2回公判が今月2日、東京地裁で開かれた。  公判では、先月、熊本地裁で非公開で行われた検察側・弁護側の証人尋問の調書が読み上げられたが、その調書から、内柴被告を告訴した被害者以外にも別の“被害者”がいたことが発覚した。 「9月の初公判などでも明らかになっているが、内柴被告は告訴した被害者が泥酔していたため、宿泊しているホテルの部屋に連れて帰って乱暴に及んだが、第2回公判ではさらにその詳細が明らかに。どうやら、暴行の最中に、ほかの女子部員が部屋をノックしたため、途中でやめてしまったようだ。そこで、欲求不満を解消するためか、別の女子部員の部屋を訪れ強引に関係を持ったようだ。その女子部員は両親と相談して一度は被害届を警察に出したが、世間体を気にして取り下げてしまったため、事件にならなかった」(傍聴したライター)  内柴被告本人も相当酔っていたというだけに、その“金メダル級”の精力にはあきれるばかりだが、法廷では内柴被告の信じがたい言動が明らかになったという。 「内柴被告は乱暴した部員に対し、『お前、俺に犯されてるんとちゃうよな?』と合意であることを確認。部員が言葉に詰まっていると、『ヤラれたぐらいで(柔道部を)辞めんなよ』と捨てゼリフを吐いた。次に関係を迫った部員には『ゴムある?』と避妊具を持っているかどうかを確認し、『持っていない』と答えると生で挿入したという。己の欲望にまかせたあまりにも非道な行為。内柴被告が逮捕される前、同被告にヤラれた柔道部員が妊娠して学校を辞めたこともあったようだが、どうやら“常習犯”だったようだ」(同)  内柴被告には現在「支援者がいて、そこから金が出ている」(柔道関係者)というだけに、なんと6人の弁護団がつき「合意の上だった」と無罪を主張しているが、「同じホテルに宿泊していた女子部員たちの中から『(被害者の部屋から)あえぎ声が聞こえた』という証言を集め、『あえぎ声』を合意の根拠として裁判を争う構えだが、状況は限りなく内柴被告に不利」(前出・ライター)。  今月26日以降の公判では、内柴被告の証人尋問が行われる予定だ。

キムタクが役者生命をかけた月9『PRICELESS』 視聴者の評価は……?(10月下旬の人気記事)

ranking1106.jpg  10月下旬の人気記事を紹介する、日刊サイゾー人気記事ランキング。10月スタートの新ドラマが出そろった今クールは、やはりドラマネタが人気を集めました。かつての“聴率王”ことキムタクさんの月9をはじめ、“ゴリ押しの女王”こと武井咲さんのコメディドラマなどなど、ツッコミどころ満載! それでは、早速ランキングをチェックしていきましょう。 第1位 “王様”木村拓哉の月9『PRICELESS』ホームレス役 コケれば役者生命に「ちょ、待てよ!」されちゃう!? 今のところは、ぼちぼち。 第2位 フジテレビ“ドラマ惨敗枠”深田恭子で好スタートも「二番手は佐々木希なので……」 だ~れも、のんちゃんのことなんて見てないけど……。 第3位 「まるで高級ラブドール!?」浜崎あゆみ(34)の“すっぴん”が「ツルツルすぎて怖い」の声 2012年痛い女No.1! 第4位 「武井咲はもうパンク寸前!?」番宣打ちまくりの『東京全力少女』まさかの1ケタスタートで…… もう、十分名前は売れたと思うよ。 第5位 20%割れしたキムタクドラマの挽回なんて「あるわけねぇだろ」? 秋ドラマ初回レビュー(後編) 気になるドラマを辛口レビュー! 次点 “正しすぎる”大河ドラマ『平清盛』はヒールのまま終わるのか? テレビウォッチャーが本当は面白いって言うんだから、間違いない!? 次々点 「どうやってセックスすればいいの?」当事者たちの生の声が満載『身体障害者の性活動』 知られざる世界。
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日本の万引き被害額は世界ワースト2位!? なぜ人は物を盗むのか――『万引きの文化史』

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『万引きの文化史』(太田出版)
 世界でも類を見ない安全大国「日本」。財布を落としても、警察に届ければ中身もそのままの状態で戻ってくることはよくあるし、酔っ払って気持ちよーく道路で寝転んでいても、身ぐるみはがされることもない。  そんな平和な国にもかかわらず、日本の万引き被害額は2011年で4,500億円以上。なんと、世界ワースト第2位なのだ。「物価が高い」ということももちろんあるが、驚くべき結果だ。   『万引きの文化史』(太田出版)は、2011年に『The Steal:A Cultural History Of The Shoplifting 』(The Penguin Press)というタイトルでアメリカで発売された邦訳本。北米や欧州など、西洋の万引きの歴史などをはじめ、罪と罰、“道徳的”万引き犯など、いろいろな視点から万引きという行為について深く掘り下げ、学術的にまとめている。    残念だが、万引きは「小学生の頃は、よくやってたなー」などと、別に悪びれもせず話す人がいるほど、わりと罪の意識が低い犯罪だ。物があれば盗む人がいる。それは古代から変わらないようで、本書によれば、紀元前2500年、世界最古の法令「ハムラビ法典」でも、物を盗んだ者に対する罰について記されているほどだ。  また、16世紀後半のロンドンには、帽子屋、服地屋、眼鏡屋など、ガラスショーウィンドウの魅力的な店が並び始め、世界で最も豊かな大都市になり、万引き犯が激増した。この時に、いわゆる万引き、“ショップリフター”という言葉が登場した。  人はなぜ万引きをするのか――。著者のレイチェル・シュタイア氏は、何人もの万引き常習犯にこの質問をぶつけている。 「うまくいくと、すごく気持ちがいいの。ざまあみろという気になるわ」 「自分を貶めることが快感だった」    日本やアメリカなど、先進国で万引きをするのは、何も貧しい人が食う物に困って……というケースに限らず、中にはお金を持っているにもかかわらず、罪を犯してしまう人もいる。  物を盗むという行為がもたらす快感やスリル、誰かに対する反抗など、その背景にはさまざまな理由が付随している。  またアメリカでは、万引きを社会貢献でもしているかのように考え、正当化する人々もいるという。個人商店ではなく、大きなスーパー、大企業の商品ならば万引きが許され、むしろ、盗むことで金持ちと貧乏人の貧富の差を是正する、と考えているそうだ。  「万引きは文化である」かどうかは別として、日本では軽い犯罪と思われている万引きについて、全311頁という膨大なテキストに書き綴られた思いから、万引きという行為について、あらためて考えさせられる。 (文=上浦未来) ●レイチェル・シュタイア(Rachel Shteir) イリノイ州シカゴのデポール大学演劇学部準教授および、美術学士課程「批評および劇作法」の主任を務める。「ニューヨーク・タイムズ」「ガーディアン」「シカゴ・マガジンズ」など、多くの新聞や雑誌に寄稿。著書に、ジョージ・フリードリー記念賞を受賞したStriptease:Untold History Of The Girlie Show,Gypsy:The Art Of The Teaseがある。 訳者略歴 ●くろかわ・ゆみ 翻訳家。津田塾大学英文学科卒。主な訳書に『イーティング・アニマル』ジョナサン・サフラン・フォア(東洋書林)、『トラウマと解離症状の治療』サンドラ・ポールセン(東京書籍)、『バナナの世界史』ダン・コッペル(太田出版)ほか多数。

【清野とおるの、キ○チ○ガ○イと呼ばないで】第7話「生卵恐怖症」(前編)

1tamago.jpg 『東京都北区赤羽』でおなじみの漫画家・清野とおるによる、悶絶必死の爆笑コラム。  俺は生卵が怖い。  正確には、生卵の味は大好きだけど、生卵を割るその瞬間が、怖い。 2tamago.jpg  あれは小4の時の話。近所で、大量のニワトリを飼って、コケコケ言わせてるおじさんがいた。  ある日、同じクラスの高田くんと、そのニワトリどもを駄菓子片手にボーっと眺めていたところ、飼い主のおじさんが近づいてきて、卵を一つくれた。 3tamago.jpg 4tamago.jpg  おじさんは、無知な俺たちに分かりやすく説明してくれた。  有精卵とは、オスと交尾した後にメスが産んだ卵のこと。精子入りなので、うまく育てると、ヒヨコが生まれるという。通常、その辺のスーパーで売られている卵は、交尾しないで産んだ無精卵なので、ヒヨコは生まれない。 5tamago.jpg  俺と高田くんは、有精卵に大興奮した。  有精卵については知らなかったけど、ヒヨコが卵からかえって初めて見る、自分より大きくて動くものを親と認識する「刷り込み」という習性があることは知っていた。  その習性を利用して、 6tamago.jpg  こんな感じでヒヨコに付きまとわれたいという、ステキ極まりない願望を抱いた俺たちは、早速図書館に行って、卵の育て方を調べてみた。 7tamago.jpg  高田くんの家に電気毛布があったので、それに包んで卵からかえるのを見守ることにした。 8tamago.jpg 9tamago.jpg  「刷り込み独占禁止条約」を締結した俺たちは、連日、放課後になるとダッシュで高田くんの家に行き、卵ヒヨコ化計画を遂行する日々を送った。 10tamago.jpg  時に卵を抱きしめて、おなかのぬくもりで温めたりもした。俺と高田くんは、ありもしないエセ母性に目覚め、まだ見ぬヒヨコを愛してしまっていたのだ。  嗚呼、早くヒヨコを。ヒヨコを抱きしめたい。耳元でピヨピヨ言われたり、追いかけられたりしたい。ヒヨコが、好きだ。  しかし……まさかあんなことになるなんて……この時の俺たちは……予想だにしなかったのであります……。 (後編へ続く/文・イラスト・写真=清野とおる) 1seinoprof.jpg ●せいの・とおる 1980年生まれ。東京都板橋区出身。地元・赤羽に生息する奇妙な人々を生き生きと描いた漫画『東京都北区赤羽』(Bbmfマガジン )が大ヒット中。 Twitter <https://twitter.com/seeeeeeeeeeeeno> ●【キ○チ○ガ○イと呼ばないで】INDEX 【第6話】「謎の美人くだもの売り」 【第5話】「オモシロイ顔のおじさん」 【第4話】「ウンコおじさん」 【第3話】「恐怖!‟木曜日の男”」 【第2話】「鳥盗り物語」(後編) 【第2話】「鳥盗り物語」(前編) 【第1話】「ホモビデオの清野さん」

原作愛あふれる演出にファンも太鼓判! テレビアニメ版『ジョジョの奇妙な冒険』を徹底分析

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テレビアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』
 『ジョジョ』といえば、1987年、「週刊少年ジャンプ」(集英社)にて連載がスタートした荒木飛呂彦の人気コミックである。ジョースター一族と邪悪な吸血鬼・DIOとの戦いをさまざまな時代、世界で描く大河バトル作品である本作が、10月に初のテレビアニメシリーズを開始するにあたり、多くのファンは「大丈夫なのか?」と不安に思っていたことだろう。  本作は数多くの魅力的なキャラクターが発する「名言」や「迷言」、アバンギャルドなビジュアルなど、ほかの少年漫画とは一線を画す要素のほかに、昨今のアニメ事情からすると少々ハードなホラー、グロテスク描写もあるということから中途半端な映像化となり、結果「なかったことに」なるのでは……。また、あまり高いとは言えないクオリティや諸般の事情でソフト化が今後も絶望的な、2007年に公開された第1部の劇場アニメの二の舞いになるのでは……。  事実、ネット上のアニメクラスタの発言を振り返ると、そのような不安を感じさせる発言や、ある種ネタアニメ扱いするかのような発言が多かったように思える。ところがどっこい。いざフタを開けてみれば、絶賛の嵐! 間違いなく、2012年秋クールアニメの台風の目といえる存在感を醸し出している。  そこで、今回はテレビアニメ版『ジョジョ』のどこが面白いのかを勝手に分析してみた! ■その1 ハート震えるキャスト陣の演技  『ジョジョ』といえば、あまりにも濃いキャラクターたちが放つ、あまりにも強烈なセリフの数々。キャラクターは知らなくとも、セリフは知っている。そんな『ジョジョ』ビギナーもいるとかいないとか。問題は、そんな名言たちをいかに誰もが納得できる形で音声化するか。もしくは、原作とはまた異なる要素を盛り込んで新たな魅力を発掘するか、である。スタッフもここにはこだわっているらしく、本作のキャストは実力派の中堅声優からベテランを多く起用。  また、アニメ雑誌の記事には、DIOが「ズキュウウウン!」とエリナに強引なキスをするシーンに出てくる名言「そこにシビれる! あこがれるゥ!」を担当することになった声優・松岡禎丞が音響監督から「このセリフをちゃんとやれないと、すべてのファンに恨まれるよ」と釘を刺されたというエピソードが掲載され、多くのジョジョファンの心を打った。(なお、劇場版では、このセリフは全カットされていた!)  そのほか、吸血鬼の「URYY」という独特の雄たけびを、DIO役の子安武人は微妙にニュアンスを変えていくことで少しずつ覚醒していくDIOを見事に演じてみせるなど、原作愛あふれまくる演技が続出している。個人的には塩屋翼演じるツェペリ卿の、「パパウパウパウ」のドライブ感あふれる演技に感動した。 ■その2 燃え尽きるほどヒートするテンポのいい構成  本作は2クールにわたり、原作コミックの第2部までを映像化する模様だ。ジャンプコミックス12巻までを、およそ26話で駆け抜けるということで、のんびり原作のエピソードを消化すると、すぐにタイムアップしてしまう。そこで本作は、原作を大胆に編集。非常にテンポ良く物語は展開する。  分かりやすいのがジョジョとDIOが出会い、対立を深めていくすべての発端を描く第1話だろう。BGMと印象的なセリフでエピソードをつなぐことで、詳細は語られなくとも、雰囲気でストーリーを視聴者が理解できるような編集は、まさに匠の技といってもいい。そのほかにも、冗長になりかねないエピソードは回想シーンとして処理し、重要な部分だけを抽出するというダイナミックなアレンジも散見。  感覚としては、劇場版『ターンAガンダム 地球光』のオープニングのようなノリか。原作をザクザクと切り刻んでつなぎ直すという、テレビアニメ版『ジョジョ』の構成は、ともすれば原作のテイストをもそぎ落としかねない危険と隣り合わせだが、そんな違和感はほとんどない。アニメスタッフの『ジョジョ』という作品への理解度が、こういう部分からもうかがえるというものだ。 ■その3 ジョジョテイストがオーバードライブする作画&演出!  テレビアニメ版『ジョジョ』最大の見どころといえば、やはり「メメタァ」「ズギュウウウン」「ズギュンズキュン」など、いったいどういう音なんだよ、と言いたくなるような個性的な擬音を、あえて「書き文字」で再現しているところだろう。  ここで下手な効果音を入れようものなら、ファンは激怒したであろうが、これは英断である。また、そういった重要な場面では基本的にキャラクターは動くことはなく、止め絵を引いたりパンさせることが本作では多い。この演出が、漫画の手法でいうところの「見開き」のようなインパクトを画面に与えている。これは推測になるのだが、テレビアニメ版『ジョジョ』の現場では、それほど多くの予算が用意されていないのだろうか。最近のテレビアニメにしてはキャラクターがあまり動かないシーンや、ブラックでキャラクターを塗りつぶすことで描き込みを省略しているシーンがちらほら見受けられるのだ。だが、そこを逆転の発想で「インパクトのある止め絵」という漫画表現を取り入れることで、『ジョジョ』らしいアバンギャルドな画面作りと予算からくる動画枚数の少なさを両立させたスタッフのセンスには感服である。  言うなれば、テレビアニメ版『ジョジョ』には、手塚治虫が開拓したリミテッドアニメーションの思想が受け継がれているといえる。また問題のホラー、グロテスク描写も影やブラックを演出で取り入れることで、はっきりと描くことなく、きちんと「描ききっている」部分に感動だ。このスタッフ、分かっているッ! ■その4 主題歌が熱すぎる!  「てっにっいっれろっ! ドラゴンボール!」「セインセイヤァー!」などなど、一度聴いたら忘れられない往年のジャンプアニメ主題歌たち。テレビアニメ版『ジョジョ』も、その系譜を受け継ぐ正統なジャンプアニメなのだ! 何はなくとも、『サクラ大戦』『キングゲイナー』など、情熱的なアニメソングに定評のある作曲家・田中公平が手がけたオープニング主題歌「ジョジョ~その血の運命(さだめ)~」の盛り上がりは異常である。『FNS地球特捜隊ダイバスター』主題歌を歌った富永TOMMY弘明による「ンジョォォオオオジョォォォオオオオオ!」のシャウトは必聴。  そしてエンディングテーマは、英国のプログレバンド・YESの「Round about」という渋すぎるチョイス。8分超の大作を90秒に再構成するという、ウルトラCをやってのけているのだ。  『ジョジョ』シリーズには、洋楽アーティストの名前を冠したキャラクターやスタンド(第3部以降、登場する戦闘用の背後霊みたいな存在)が多数登場するということもあり、作品にはぴったりの選曲だといえる。  そんな感じで、とにかくテレビアニメ版『ジョジョ』は、いろいろな意味でスゴいのだ! まだまだ物語は第1部の中盤。これからジョジョとDIOの因縁の対決は本格化していくタイミングなので、本作に乗り遅れた人も、これから見始めてもストーリーに追いつくことはできるはず。ぜひとも奇妙なジョジョワールドを体験してみよう! (文=龍崎珠樹) ■バックナンバー 【第23回】秋の夜長にメカバトル! 期待の秋クールスタートのロボットアニメ 【第22回】『マブヤー』に続け! 沖縄発ご当地アニメ『はいたい七葉』が全国制覇を狙う!? 【第21回】まるで電波少年!? 『ココロコネクト』ドッキリ事件が業界を巻き込み大炎上中! 【第20回】新ジャンル? 「不憫萌え」の女王・高垣彩陽の演技が光る話題作『ソードアート・オンライン』 【第19回】「売りスレ」では計測不能!? アニメDVDの売り上げを陰で支えるレンタル市場 【第18回】「求められるのは声優ソングばかり……」表舞台を追われたアニソン歌手の現在 【第17回】美少女たちが追いつめられる姿にゾクゾク!? リアル系ロボットアニメ『トータル・イクリプス』 【第16回】夏アニメの穴馬!? “いわく付き”SNSゲームアニメ『探検ドリランド』に熱視線 【第15回】 キーワードはホモソーシャルな描写!? 今夏は「乙女ゲーム原作アニメ」が熱い! 【第14回】「まるで90年代の夕方6時枠アニメ!?」『モーレツ宇宙海賊』の大器晩成ぶり 【第13回】もはや“声優アイドルフェス”!? アニソン重鎮不在の「アニサマ2012」に不安の声 【第12回】「期待外れ?」「これぞ京アニ?」 賛否両論『氷菓』の本当の見どころ 【第11回】「燃え上がれ、俺の小宇宙よ!」前作ファンもニヤリ『聖闘士星矢Ω』 【第10回】「見たかったのはコレジャナイ!?」声優アイドルアニメ『夏色キセキ』に早くも黄色信号 【第9回】大コケの『機動戦士ガンダムAGE』を徹底検証! 求められる新たな「ガンダム像」とは? 【第8回】アニメ業界の新トレンド!? “分割2クール作品”急増の裏事情 【第7回】ついに世代交代!? 若手アイドル声優が続々歌手デビュー 【第6回】AKB48 vs 声優アイドルユニット アニメ界もついにアイドル戦国時代突入か!? 【第5回】一流アニメファンなら女児向け作品もチェックせよ!? 『スマイルプリキュア!』 【第4回】過激なピンク描写が男子の下半身を直撃!『アマガミSS+ plus』 【第3回】今クール話題の学園モノを徹底分析!『男子高校生の日常』『Another』 【第2回】ロボット好き必見! 洗練されたメカたちが大活躍『輪廻のラグランジェ』 【第1回】水樹奈々が歌いながらバトル!? 「戦うヒロイン」アニメに大注目!

「あの色気で迫られたら……」“不倫疑惑”椎名林檎の「略奪癖」が止まらない!?

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『三文ゴシップ』
(EMIミュージックジャパン)
 先日、一部週刊誌で、歌手の椎名林檎と個性派俳優の森山未來との“不倫”疑惑が報じられたが、椎名に近い関係者は「またか……」と頭を抱えているという。 「彼女はバツイチですが、当時、結婚していた相手とも不倫交際でした。彼女は隣の芝生が青く見えるタイプで、自分が気に入った人には、相手に彼女がいようが奥さんがいようがおかまいなしで積極的にアプローチするそうです」(音楽関係者)  今回の森山との“不倫”騒動も、本来、椎名がいるはずのない森山出演の舞台の打ち上げにいたことから騒ぎになっている。だが、こうしたことは公になっていないだけで、一度や二度ではないというのだ。 「以前、某大御所漫画家との仲をウワサされたこともありました。その漫画家は、もちろん結婚しているのですが、対談をきっかけに彼女が入れ込んでしまって、それで彼も本気になりかけたとか。ウワサでは、ある写真週刊誌がその2ショットを撮ったと聞きましたが、公になっていないということは、彼が全力で阻止したんでしょうね」(ワイドショースタッフ)  また、音楽関係者の中にも、彼女との仲を疑われている人がいるという。 「名前は出せませんが、彼女と仕事をしたことのある人で、なんらかのアプローチを受けている人は少なくないはずです。あの色気で迫られると、断るほうが難しいと思いますよ。演技派で売っている森山さんを手玉に取るのだから、一般人を落とすのはワケないでしょう」(前出・音楽関係者)  次の“被害者”は誰だ!?

一般男性と入籍した“ロンブー淳の元カノ”矢野未希子の意外な評判

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「ナナ」(LD&K)
 人気モデルの矢野未希子が4日、一般男性と入籍した。 「彼女は、今年の3月上旬にロンブーの淳さんと破局して、わずか8カ月での入籍となりましたが、彼女を知る関係者は特に驚いた様子ではないですね。彼女自身、ものすごく結婚願望が強くて、常々『早く結婚したい!』と言っていましたからね」(ファッション誌カメラマン)  あまり公にはなっていないが、彼女はこれまで、かなりの数の有名人と交際してきたそうだ。 「プロ野球選手に俳優、歌手と、名前を聞けば誰でも知ってる人たちと交際していましたよ。当然、彼女が振った人もたくさんいますし、その中には今をときめく若手俳優もいるそうです。これまで結婚しなかったのは、やはり相手が“有名人”だったから、いろいろと難しかったんじゃないでしょうか」(ファッション誌関係者)  いまやモデルの枠を飛び越えてCMなどでも活躍している彼女だが、意外にも所属している事務所はあまり大きくない。 「彼女クラスになれば当然、引き抜きの話はこれまでにも何度もありました。それでも彼女が移籍しなかったのは、今の事務所に“拾ってもらった”と恩義を感じているからだそうです」(同)  というのも、彼女は昔からファッションモデルになりたくて、ある雑誌のオーディションを受けたのだが、最終選考で落ちてしまったのだ。 「それで、モデルの道をあきらめかけたところに、今の事務所の社長が声をかけたそうです。今どきの若い子にしてはしっかりしていて、スタッフ受けもいいですし、何より、結婚相手が一般人というのも読者受けがいいでしょうから、今後の仕事も安泰でしょうね」(同)  淳の逃がした魚は大きかったようだ。