フジ『知りたがり!』打ち切りで、『とくダネ!』小倉智昭と『めちゃイケ』ナイナイが顔面蒼白の深いワケ

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フジテレビ『知りたがり!』
 ロンドンブーツ1号2号の田村淳がキャスターを務めるフジテレビ午後の情報番組『知りたがり!』が、視聴率低迷を理由に3月末で打ち切りとなることが決まった。  昨年4月にスタートしたが、わずか1年で“消滅”。テレビ関係者は「鳴り物入りで始まったものの、ウリはフリーになった住吉美紀アナのヨガでしたからね(笑)。まったくコンセプトがわかりません。視聴率1%台という不名誉な記録も残してしまい、打ち切りは時間の問題でした」と話す。  『知りたがり!』の打ち切りでビクビクしているのが、平日朝の情報番組『とくダネ!』の小倉智昭と、バラエティー番組『めちゃ×2イケてるッ!』のナインティナインだ。どちらもかつてはフジの看板番組と言われていたが、『とくダネ!』は同時間帯で3位に転落、『めちゃイケ』は1ケタ台の視聴率を記録するまでに伸び悩んでいる。 「1年ほど前から、両番組の打ち切りは、しきりにウワサされていました。しかし『とくダネ!』は小倉さん、『めちゃイケ』はナイナイが所属する吉本興業が激しく抵抗。その際、必ず飛び出すのが『“知りたがり!”はどうなんだ!』というセリフ。ある意味、打ち切り回避のための免罪符に利用していました」とはフジテレビ関係者。逆をいえば『知りたがり!』の打ち切りが実行された以上、その免罪符も使えなくなった。  芸能プロ幹部は「小倉さんはもう打ち切りを覚悟しているそうで、最近は『ヒマになったら旅行に行きたい』などとこぼしているそうです。一方のナイナイは『めちゃイケ』がライフワークでもあるだけに、最後まで粘るでしょうね」と証言する。  『知りたがり!』の打ち切りで、ついにフジテレビの“聖域”にメスが入るかもしれない。

“雪かき漫画家”夕張市にて3年連続、4度目の雪かきへ

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 2010年の12月5日、マンガ・アニメの規制を画策する東京都青少年健全育成条例改正案をめぐり、「ネトウヨは財政破綻した夕張を助けに行け。雪かきして来い」との、猪瀬直樹東京都副知事(当時)によるTwitterでのつぶやきに呼応した中の一人が、キャリア20年を数える現役マンガ家の浦嶋嶺至氏。  自らの主張を都政に反映させるべく猪瀬副知事との対話を望んだ際、取材に応じる必須条件として、財政破綻で苦しむ雪深い夕張市内での雪かきを提示されたのだ。  そして、2011年1月21日に夕張市を訪問、同市の社会福祉協議会の案内で雪かきをした浦嶋氏は、翌月開催された「ゆうばり国際ファンタスティック映画祭」の開催期間中、再び夕張市を訪問。2012年には初監督した映画『憂恋の花』が、同映画祭にて招待上映され3度目の雪かきを体験。  以上が、“雪かき漫画家”という呼称でマスコミが浦嶋氏を取り上げた一連の経緯であったのだが、3年目にして4度目の雪かきを実行すべく、2013年1月25日に再び夕張市へと旅立ったのだった。  今回は、東日本大震災の被災地・南相馬市の子どもたちに向け、マンガやおもちゃを送る支援活動を展開する「おたぱっくQB」から、マンガ家の山本夜羽音氏が参加。同行したイラストレーターの横田守氏、道内からのボランティア3名を加えた6名によって雪かきを実行。その様子を、2011年から数えて4度目の参加となる「北方ジャーナル」のライター・小笠原淳氏が精力的に取材するという、関係者にとっては恒例となりつつある通年行事でもあるのだ。  午前10時に集合した一行は、2011年1月21日に訪れた独居老人宅を2年ぶりに再訪。玄関周りの雪かきを行った後、午後からは夕張市社会福祉事務所に隣接する倉庫の屋根に上り、幾重にも積もった雪の塊を勢いよく投げ続けていたが、雪がやまず休憩を挟んでいると聞いて、東京から現地へと電話取材を敢行した。  電話取材に応じた札幌市郊外出身の山本氏に、今回の雪かきの感想を伺ったところ、「久々の雪かき作業でしたが、日頃の体力不足を思い知らされました……夕張市は高校生の頃、野外フェスティバルに参加して以来、実に29年ぶりとなるのですが、浦嶋さんの雪かきに被災地支援を続けてきた私の活動とつながる感性を見だしたので、我が身で雪かきを体験し、それをマンガにして世に伝えることができたらと考えて参加しました」とうれしそうに述べた。
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 続いて3年目、4度目となる雪かきを体験した、“雪かき漫画家”の浦嶋氏に同じ質問をすると、「表現規制をめぐる騒動の渦中で、1回くらい雪かきをしただけではダメだと実感しました。まず、継続することが大切なんだという思いから実行に至ったので、爽快な気分です」。  なぜ4度目は「ゆうばり国際映画祭」の開催時期を外した日程となったのか? 「一昨年、昨年と映画祭日程と照らし合わせながら雪かきの日程を決めていましたが、初心に戻って夕張市社会福祉事務所と連携し、少しでも夕張の方々のお役に立てればと考えて、この時期を選びました。映画祭開催中は市の職員も何かと多忙なので、正解だったと思います」(浦嶋氏)  マンガ家としてだけではなく、映像作家としても夕張市の方々に認識されてますよね? 「表現規制の渦中にいる一表現者として感じたことは、表現の主戦場でもあったマンガというジャンルのみではなく、映像作家として未知なる表現に挑んでみたかった。幸運なことに初監督作品が『ゆうばり国際ファンタスティック映画祭 2012」に招待されて、2作目となる監督作品も夕張市で開催された『第51回 日本SF大会 Varicon 2012』で先行上映されたことに、夕張市が結ぶ不思議な絆を人一倍感じている次第です」(同) と、長時間に渡る雪かき作業の合間にもかかわらず、昨年のインタビューよりも力強く語り、今後も一定のジャンルにとらわれず、表現の自由を実践して行きたいと結んだ。  そんな浦嶋氏渾身の最新監督作、『東京ジェネレーター』が新年早々に完成した。  その衝撃的な内容から、いまだマスコミへのリリースが差し控えられている状況なのだが、2月3日(日)の夜、いち早く新宿のネイキッドロフトにてイベント上映されることが決定した。  同イベントでは、2010年12月の表現規制をめぐって猪瀬副知事とTwitter上で激しく衝突して話題となったルポライターの昼間たかし氏がMCを担当し、雪かき初参加となったマンガ家の山本夜羽音氏による雪かきレポートを展開。  そして、2011年、2012年と2度にわたってドキュメンタリー撮影とインターネット中継を担当し、浦嶋氏の活動を記録し続けた増田俊樹監督による最新監督作『メッセージ・ソング』も、『東京ジェネレーター』と共に同時上映される。  また、話題作『まだ、人間』で監督デビューを果たした東京大学出身の松本准平氏もトークに参戦、『東京ジェネレーター』ではプロデューサーを担当した増田俊樹氏との交友から、劇中ではアナウンサー役に抜擢されて友情出演を果たしている。  さらには、浦嶋監督作品に連続出演の怪優・コンタキンテ氏も舞台挨拶に参加決定と、雪かき漫画家の周辺には個性的な面々が集結し、何かと騒がしくなっているのも事実なのだ。  イベント終了後、同店舗にて浦嶋氏や昼間氏を囲んでの交流会も予定されているので、“雪かき漫画家”と意見交換したい方々にとっては刺激的な夜となりそうだ。 <イベント案内> ●「憂恋 それは銀幕への誘い part3」 2月3日 (日)OPEN 18:00 / START 18:30 浦嶋嶺至 & 増田俊樹が贈る、最新監督作2本立て上映イベント。『メッセージ・ソング』主題歌を歌う、ル→ズビッツのVo.小林タクオ、白井愛子によるライヴあり! <第1部> 18:30-19:10 浦嶋嶺至監督作品『東京ジェネレーター』とは何か? 山本夜羽音×松本准平×増田俊樹×浦嶋嶺至 MC:昼間たかし <第2部> 19:20-21:00 『東京ジェネレーター』 監督/脚本:浦嶋嶺至 出演:大澤真一郎 大山貴華 下田早織 松本准平 増田俊樹 コンタキンテ 『メッセージ・ソング』 監督:増田俊樹 脚本:山口 夢 出演:菅原えり 上山 学 蔵田ちひろ 増田俊樹 可野浩太郎 コンタキンテ <第3部> 21:10-22:00 小林タクオ & 白井愛子『メッセージ・ソング』完成記念ライヴ!! 【出演】 浦嶋嶺至(雪かき漫画家) 増田俊樹(俳優/映画監督) 【ゲスト】 小林タクオ(もしくはル→ズビッツ) 白井愛子(歌手) 山本夜羽音(被災地支援エロマンガ家) 松本准平(映画監督) 昼間たかし(ルポライター) 他 前売 ¥1,800 / 当日 ¥2,000 (共に飲食代別) 【会場】 ネイキッドロフト TEL 03-3205-1556 東京都新宿区百人町1-5-1 百人町ビル1F http://www.loft-prj.co.jp/naked/ ※ 前売り予約はネイキッドロフト店頭電話&ウェブ予約にて 電話→ 03-3205-1556 (16:30~24:00) ウェブ→ <http://www.loft-prj.co.jp/naked/reservation/>

セリエA・インテル長友佑都に“銀河系軍団”レアルが食指!?「今夏移籍の実現度は……」

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 イタリア・セリエAの名門インテルミラノに所属する、サッカー日本代表DFの長友佑都にスペインリーグのレアル・マドリードが興味を示していると、欧州メディアが報じている。スペインのサッカーサイトやイタリアの移籍情報サイトによると、今季終了後に退団が濃厚のポルトガル代表DFコエントランの後釜として、レアルが獲得に興味を示しているという。 「長友はJリーグのFC東京を経て、南アフリカW杯での活躍が認められ、セリエAのチェッゼーナへ移籍。翌年には名門インテルに引き抜かれました。そう言ってしまうと、トントン拍子のサクセスストーリーのようですが、明治大学時代は長らく補欠に甘んじスタンドで応援する日々が続いたほどで、苦労人でもあります。ブレイク後は日本代表でもコンスタントに活躍しており、日本が世界に誇る好選手」(サッカーライター)  そんな長友の獲得を示すレアルは、クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル)やカリム・ベンゼマ(フランス)、メスト・エジル(ドイツ)、シャビ・アロンソ、イケル・カシージャス(ともにスペイン)など、全ポジションに各国の代表が揃う世界でも一、二を争う超一流のメガクラブ。同クラブに移籍できれば、「世界一のサイドバックになることが目標」と常々公言している長友にとって、まさに“夢の成就”となるわけだが……。 「ここ最近は、ふくらはぎの故障で戦列を離れていましたが、20日のASローマ戦で1カ月ぶりに復帰。勝敗こそ引き分けに終わったものの、マッチアップしたローマのエース、フランチェスコ・トッティ相手にも存在感あるプレーを見せていました。長友は好不調の波も少なく、名門インテルのレギュラーでもあるわけですから、リーグ屈指の好サイドバックであることは間違いありません。ただ、ワールドクラスの選手かというと……。かつてのインテルであれば、レギュラーポジションを得られたかは疑問です」(同)  というのも、セリエAは欧州を取り巻く昨今の不況のあおりを受けて、リストラの真っ最中。年俸の高い有力選手は他国に流れ、イングランドやスペインなどの強豪リーグの後塵を拝しているのが実情。インテルも例外ではなく、先日もインテルの中でも数少ないワールドクラスの選手だったオランダ代表のヴェスレイ・スナイデルがチームとの契約話がこじれ、干された挙げ句、バーゲン価格でトルコのガラタサライに放出されたほど。つまり名門インテルといえども、かつてのようにトップクラスの選手ばかりが在籍しているというわけではないのだ〆 「現在の長友の活躍は、多分にセリエAの凋落が幸いしている側面が強い。もちろん世界基準の好選手であることは間違いないし、今後の精進次第で超ワールドクラスの選手に成長することだってあり得ます。しかし、現状ではレアルに移籍したとしても、レギュラーポジションを獲得するのは極めて困難。そう考えると、信憑性の低い報道だと言わざるを得ない」(同)  仮に報道が事実だとして、レアルへの移籍がかなったとしてもレギュラーとして試合に常時出場できなければ試合勘も鈍り、代表でのポジションを失う恐れもあるなど、あと1年後に迫ったブラジルW杯に支障を来してしまう。そう考えると、どのチームを目指すにせよ、今夏の移籍は時期尚早といえるだろう。

「日本一熱い男」の変幻自在な文体に、聴き手も本人もキリキリ舞い『松岡修造のオールナイトニッポンGOLD』

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「それでも信じてる/ラブレター」(Dreamusic)
しゃべりと笑いと音楽があふれる“少数派”メディアの魅力を再発掘! ラジオ好きライターが贈る、必聴ラジオコラム。  松岡修造といえば、紛うかたなき「天然」である。ただし生粋の天然キャラでありながら、一方では明確な目標に向かって地道なトレーニングを重ねてきた「努力の人」でもあるというところに、ほかの天然キャラとは違う彼の決定的な「ねじれ」がある。こういう極端な「ねじれ」は、特にラジオにおけるひとりしゃべりのような自由な空間では、想定外の面白さを生み出すことが多い。生み出すというよりは、「露呈する」といったほうが正しいかもしれないが。1月18日に放送された『松岡修造のオールナイトニッポンGOLD』(ニッポン放送 22:00~23:50)は、まさにそんな修造の持つ独特の「ねじれ」がところどころ炸裂する番組であった。  「天然」の面白さの第一は、まず何よりもその言動の意外性にあるが、ラジオパーソナリティー初挑戦となる修造は、確かにこの番組を意外な言葉で起動させた。 「緊張で手が凍ってる……」  思いがけず弱気なスタートだった。ちなみに番組が掲げたテーマは、「目標に向かってガンバレル秘訣、心技体」という、この上なく熱く前向きなものであるのにもかかわらず、である。だが、すっかり肩すかしを食った気分になるかと思いきや、なぜか彼が弱気な発言をすると、聴いてるこっちはむしろ安心感を覚え、勇気すら湧くから不思議だ。この言葉は聴き手側にも明らかに、何らかの「ねじれ」を生じさせていた。だが修造は、そんなリスナーの安堵感を先読みして、「ふざけんじゃねえよ!」と突如、その弱気な流れをぶち壊しにかかる。一寸先も読めぬフリートークの幕開けである。  もちろん修造の「ねじれ」は、この程度では止まらない。怒りを露わにしたその直後には、「僕のことを、いつも前向きでどんなことにも熱い人だと思ってんじゃないっすか? 殺菌してなんでもやっちゃう人だと思ってんじゃないっすか?」と、怒りの理由を並べたてる中にこっそり「自分が最近はもっぱら『ファブリーズの人』だと思われている」ということを匂わせる「殺菌してなんでもやっちゃう人」という自虐的な笑いを冷静に放り込んでくるこの狡猾さ。やはりこの男、単なる「天然」ではない。  とはいえ、本業であるテニスの話になると一転、修造は非常に冷静かつ論理的な語り口になる。しかし、そのテニス語りが佳境に入ってきたあたりで修造はふと我に返り、「僕のこの鼻声、わかってくれてないでしょ」と、実は自分がいま風邪をひいていることを唐突に告白しはじめる。ちょっとでも油断すると、聴き手はこの急激な視点変更に危うく置いてけぼりを食らいそうになる。そして、さんざん風邪の話をした挙げ句、「だけど今日の目標は、言い訳をしないってことだから」と臆面もなく逆サイドに切り返してくるアクロバティックな展開。  そう、修造の話が面白いのは、まさにこの「切り返し」の瞬間が頻繁に訪れるからで、それは、彼が愛し続けてきたテニスというスポーツに似ている。急に弱気になったり強気になったり、感覚的になったり理論的になったり、右だといった直後に左だといったり、そういう反復横跳び的な「切り返し」が、そしてラリーのごとく頻繁に両極を往来する運動が、修造の脳内では常に繰り返されているのである。  しかし、考えてみればそれは当然のことで、実は誰の脳内でもそういった「切り返し」の運動は起こっている。ただ普通の人間は、そういった揺れる思考をひとつの方向へと一本化した上で発言しなければ社会生活をスムーズに送れないから、「切り返し」を省略して考え進める癖がついているというだけだ。そしてひとつの方向へと迅速に意見をまとめていく大人のスキルを磨いているうちに、いつの間にか思考の「切り返し」を表現できなくなっていく。自分の中にある逆サイドの意見を、すっかりなかったことにしてしまう。だが、そこには決定的な嘘がある。あったものをなかったことにするというのは、間違いなく嘘でしかない。しかし社会的に求められる能力とは、そういう「方向づけ」の能力であるケースが多いのも、残念ながら事実である。作業効率を優先するならば、頻繁な「切り返し」を許している暇はないからだ。ところが効率最優先の姿勢は、わりと高い確率で面白さの敵になる。  事実この番組中にも、修造の「切り返し」能力がうまく発揮されない時間帯というのがあった。それは、街の人に「目標に向かって何してますか?」と訊いたインタビュー音源に修造がオリジナル格言で答えるというコーナーと、23時台をまるまる割いて齋藤孝教授をゲストに迎えた時間帯である。その両者に共通していえるのは、いずれも「修造が自身の脳内で思考を切り返す時間が足りない」という時間的制約だ。前者は次から次へと街の人の声が繰り出されるため、「与える幸せを振りまいていこう。今が大事!」「具体的に動けば、目標は達成できる!」というように、思いのほかひねりのない格言に終始していたし、後者のトークコーナーでは、修造は齋藤教授の発言を引きだす黒子の役割に徹していたため、むしろ苦手な「方向づけ」の能力を求められる場面が多く、あまり彼らしさを発揮するスペースがなかった。  冷静に考えてみると、放送時間のほぼ半分は修造らしさが発揮されていなかったことになるわけだが、そもそもそんなみみっちい安定感を修造に期待しても仕方がない。さまざまな両極を「切り返し」ていくのが修造の才能である以上、「好不調」とか「向き不向き」の間を右往左往するのもまた彼の魅力であり、その「切り返し」の中からこそ、彼独特の「ねじれ」が生まれてくるのだから。  そして修造は最後に、この日人生初となったパーソナリティー体験を振り返り、靱帯を痛めかねない強烈な「切り返し」を伴うこんな熱い言葉を、自分自身へと浴びせて番組を終えた。 「緊張したりうまくいかなかった反省ばかり、でも後悔するな!」  それは彼自身への叱咤激励であると同時に、間違いなくリスナーへのエールでもあった。思うようにいかない現実をひと息で三つも並べたてておきながら、それを「後悔するな!」のひと言で鮮やかに跳ね返すこの一文。それは確かに理想論ではあるけれど、修造の脳内から感覚的に飛び出してくるこのアクロバティックな「切り返し」の発想は、きっとあらゆる聴き手の現実に、重要な揺さぶりをかけたに違いない。 (文=井上智公<http://arsenal4.blog65.fc2.com/>) 「逆にラジオ」過去記事はこちらから

「多額の寄付も……」人気ロックバンド「L」のメンバーが韓国の宗教にハマっている!?

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『21世紀の日本をリードする
新宗教100』(ベストブック)
 大阪出身の人気ロックバンド「L」のメンバーひとりが韓国の新興宗教団体に傾倒し、関係者を悩ませているという。 「信仰は人それぞれ自由ですから制限はできませんが、ちょっと心配なんですよ」  不安な表情でこう打ち明けたバンド関係者の話では、メンバーのひとりが韓国の宗教団体の教祖K氏との親交を深め、1年ほど前からは事実上“入信状態”ともいえるような状況になり、最近では「バンド活動や私生活に至るまで、アドバイスを受けているようだ」という。 「多額の寄付も行っている様子で、彼のご家族からも“洗脳されているのではないかと心配だ”という連絡を受けました。ほかのメンバーはおそらくまだハッキリとは分かっていないと思いますが、そこに割って入るわけにもいかないので、今は何もしていない状況です」(同)  現時点でこの団体による被害などは特に聞こえておらず、「L」の活動自体も順調とあって、メンバーが信者となっていても問題はなさそうだが、関係者は「それでも心配だ」と話す。  というのも、昨年はタレントの中島知子が占い師に心酔するあまり休業に追い込まれ話題となったからだ。また、同じロックバンドではX JAPANのToshl(トシ)が自己啓発セミナーに関わった末に経済的な困窮に陥り、音楽活動も行き詰まるという災難に見舞われたこともあった。  それだけに関係者は「問題になる前に食い止めたい」と、このメンバーの一挙手一投足から目が離せないでいるという。  「L」はこれまで歌詞の内容に強い宗教色が見られることが指摘されてきたバンドだが、特定の宗教団体との関わりが公になったことはなかった。ただ、05年あたりから韓国にもファンを広げており、そのころから各メンバーが韓国の文化やK-POPを称賛するような発言が急増しているという。 「韓国はすごいと思うあまり、現地の宗教団体にまで入れ込んでしまったのではないか」と関係者。  当の新興宗教団体は7年ほど前から信者を増やし続けているキリスト系の一派で、「やすらぎの心」をスローガンに瞑想を取り入れたセミナーを展開。日本でも3年ほど前から東京、大阪、福岡、宮崎で瞑想イベントを行っており、日本で活躍する在日韓国人の現役格闘家が支援集会に参加したことがある。 「ただ、その格闘家も後に支援者と金銭トラブルになり、何千万円もの大金の行方がいまだ分かっていないそうですから、そんな事態にならなければいいのですが……」(同)  この話を別のバンド関係者にしてみたところ「まったくの初耳。問題になるような話は何もない。過剰に心配しすぎて話を大きくしているだけではないか」と、気に留めた様子はなかった。
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引退・高見盛「実は最強だった」証言多数 “八百長騒動”も蚊帳の外で「すべてガチ」だった!

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『愚直に、一途に―高見盛の生き方』
(東邦出版)
 ぎこちない動作から“角界のロボコップ”と呼ばれた元小結で東十両12枚目の高見盛が27日、現役引退を表明した。  千秋楽は若荒雄を下して5勝10敗で場所を終えたが、来場所の幕下転落が確実となったことから決断した。今後は東関部屋付きの親方として第二の人生を歩むという。  都内のホテルで記者会見した高見盛は「体全体がボロボロで、これ以上取っても体を傷つけるだけ」と語り、現役最後の一番を白星で終え、満員の館内を沸かせたことを「覚悟を決めていたから、力を発揮できた」と笑顔で振り返った。  角界の人気者がまた一人、土俵を去ることになるが、相撲担当記者の中には「高見盛最強論」を唱える人も多い。  高見盛の右手の握力は角界屈指で、それを生かした右四つの体勢からの力相撲は圧巻。 「平成の名横綱も言っていました。『あいつが右四つになると本当に強い。ふんばっても力で持っていかれる』と。正直、高見盛というとお茶の間ではネタっぽく見られていますが、れっきとした実力者なのです」(担当記者)  引退会見で「体全体がボロボロ」と語ったことも実に興味深い。別の担当記者が明かす。 「高見盛は番付が下がっても人気者だったから、懸賞金の数が格段に多かった。相撲では勝者が懸賞金を総取りできるシステム。相手力士にしてみれば、高見盛との対戦はおいしく、魅力的。ほとんどの力士が高見盛と何日目で当たるかを逆算して、そこに体調のピークを持っていっていた」  裏を返せば、“八百長問題”で大揺れだった時も、高見盛だけは蚊帳の外で、取り組みはすべて「ガチ」。それも相手はモチベーションMAX状態だ。それがどれほど過酷だったかは想像だに難くない。「体がボロボロになるのも当然。入門から引退まで、全力勝負してきたのは高見盛くらいのもの」とは角界関係者だ。今は「おつかれさま」という言葉しかない。

引退・高見盛「実は最強だった」証言多数 “八百長騒動”も蚊帳の外で「すべてガチ」だった!

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『愚直に、一途に―高見盛の生き方』
(東邦出版)
 ぎこちない動作から“角界のロボコップ”と呼ばれた元小結で東十両12枚目の高見盛が27日、現役引退を表明した。  千秋楽は若荒雄を下して5勝10敗で場所を終えたが、来場所の幕下転落が確実となったことから決断した。今後は東関部屋付きの親方として第二の人生を歩むという。  都内のホテルで記者会見した高見盛は「体全体がボロボロで、これ以上取っても体を傷つけるだけ」と語り、現役最後の一番を白星で終え、満員の館内を沸かせたことを「覚悟を決めていたから、力を発揮できた」と笑顔で振り返った。  角界の人気者がまた一人、土俵を去ることになるが、相撲担当記者の中には「高見盛最強論」を唱える人も多い。  高見盛の右手の握力は角界屈指で、それを生かした右四つの体勢からの力相撲は圧巻。 「平成の名横綱も言っていました。『あいつが右四つになると本当に強い。ふんばっても力で持っていかれる』と。正直、高見盛というとお茶の間ではネタっぽく見られていますが、れっきとした実力者なのです」(担当記者)  引退会見で「体全体がボロボロ」と語ったことも実に興味深い。別の担当記者が明かす。 「高見盛は番付が下がっても人気者だったから、懸賞金の数が格段に多かった。相撲では勝者が懸賞金を総取りできるシステム。相手力士にしてみれば、高見盛との対戦はおいしく、魅力的。ほとんどの力士が高見盛と何日目で当たるかを逆算して、そこに体調のピークを持っていっていた」  裏を返せば、“八百長問題”で大揺れだった時も、高見盛だけは蚊帳の外で、取り組みはすべて「ガチ」。それも相手はモチベーションMAX状態だ。それがどれほど過酷だったかは想像だに難くない。「体がボロボロになるのも当然。入門から引退まで、全力勝負してきたのは高見盛くらいのもの」とは角界関係者だ。今は「おつかれさま」という言葉しかない。

【逆襲のスター列伝】第3話「有働由美子~羽化した優等生~」

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『NHKあさイチ きれいメンテ 40代からの美女力UP術』
(主婦と生活社)
過去に辛酸を舐めながらも自力で這い上がり、芸能界で光り輝くあの著名人の魅力を、心に茨を持つサラリーマンブロガー・真実一郎が斜め斬り!  NHK朝ドラ史上に残る大傑作『カーネーション』は、毎日15分間では終わらなかった。その後に続く情報番組『あさイチ』の冒頭で、メインキャスターの井ノ原快彦と柳澤秀夫、そして有働由美子アナウンサーが感想を言い合う、そこまで含めてのコンテンツだった。  特に有働アナのリアクションは回を重ねるごとに無防備になり、完全に一視聴者のスタンスではしゃいだり泣いたりしていたので、公共放送のアナウンサーがここまで感情を表に出していいんだ、と驚かされたものだった。彼女の横で毎日一緒にテレビを見ているような、茶の間が地続きでスタジオとリンクしている連帯感によって、朝ドラの楽しみ方は確実に増幅された。『カーネーション』のDVDは、有働アナたちの毎回のオープニング・リアクションと、コシノジュンコの服を着て満面の笑みを浮かべながらポーズをとる彼女のファッションショーを、ボーナストラックとしてぜひ収録すべきだったと思う。  有働アナは昔はこんなキャラではなく、どちらかというと「華のない学級委員長」という印象だった。NHKへの入社は1991年。スポーツやニュースを担当し、オリンピックのキャスターも務めるなど、地味ながら堅実な実力を認められていた。2000年にはプロ野球選手宅へ変装して訪問する姿をスクープされ、略奪愛と騒がれたものの、エビジョンイルと呼ばれたNHK会長・海老沢勝二氏に寵愛され、3年連続で『紅白歌合戦』の司会に抜擢。名実ともにNHKの顔となる。  しかし、2004年に相次いで発覚したNHK不祥事により海老沢氏が辞任すると、後ろ盾をなくしてアメリカ総局に異動。約3年間の海外勤務を経験することになる。その間に後輩の青山祐子が台頭し、他局では高島彩や中野美奈子が活躍するなど女子アナ界の世代交代が進み、有働アナは完全に過去の人になったかと思われていた。  そこにきての『あさイチ』だ。2010年に開始されたこの番組は、“タブーをなくす”というコンセプトのもと、「セックスレス」「子宮」「生理」といった炎上上等の特集を次々と敢行。視聴率は絶好調で、もう長いこと各民放の朝番組を上回る。ここで有働アナはブレイクした。  もはや伝説となった「セックスレス」の回では「セックス」「膣」というデリケートな単語を連呼し、あまつさえ骨盤底を鍛えるという膣トレ・マシーンに乗って「あっ! あ~」とアヘ顔を披露。NHKアナウンサーという優等生の鎧を脱ぎ捨て、むきだしの有働由美子という存在が解禁された記念すべき瞬間だった。  彼女はこの番組で、まるで自分だけ無礼講パスを保持しているかのように奔放に振る舞うときがある。松坂桃李がゲスト出演した際は手をつないで入場し、いつもはイノッチが座るはずのゲスト横の椅子に勝手に座ったりと、終始はしゃぎっぱなし。確実に何かが吹っ切れている。この『あさイチ』での快進撃に関して、彼女は「NHKアナウンスルーム」のインタビューでこう答えている。 「ニューヨークでは『NHKです』といっても、『だから?』といった感じなんですよね。それを乗り越えるためには、私自身の情熱とか気持ちを伝えるしかないんです。本音をぶつけていくしかない。取り繕って生きていける環境ではなかったんですよね。それからは、"何事も正直ベースでとにかくぶつかっていこう"と考えるようになりましたね」  渡米前は取り繕ったかりそめの姿であり、今の姿こそが真の有働アナだということだろう。「成長」というより「羽化」したのだ。  取り繕わないハートの強靭さは、一連の「脇汗」騒動で存分に発揮された。「うどうさんの脇汗は見てられません」と書かれたFAXを自ら読み上げて釈明するという大規模な羞恥プレイに晒されながら、各種イベントで脇汗に関してコメントを求められるたびに堂々と応じ、笑いに転化しているのだ。ノーガードでカウンターを打ち返してくる力石徹のごとき凄みすら感じてしまう。  キャラ変革を経て復活した有働アナは、いまや「人気女子アナランキング」の上位に名を連ねるまでになった。だが彼女が支持される理由は、ほかの女子アナたちとはちょっと違う。華やかさはないが、あけっぴろげで飾らない、そのままの姿が愛されているのだ。 (文=真実一郎<http://blog.livedoor.jp/insighter/>)

まるで茶番劇……桜宮高校事件「入試中止」の暴挙の裏で発覚した、維新の“変態教師”

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「週刊アサヒ芸能」新聞広告より
佳作1 「中国に“宣戦布告”した『安倍論文』の過激すぎる挑発全容」(「週刊アサヒ芸能」1月31日号) 佳作2 「橋下徹『入試中止』の暴挙を許すな『体罰&セクハラ』の常習犯“変態教師”だった維新幹部の実名」(「週刊文春」1月31日号) 佳作3 「安倍バブルの賢い踊り方」(「週刊文春」1月31日号) 佳作4 「忘年会で『ベサメムーチョ』を歌った『長嶋茂雄』奇跡の回復」(「週刊新潮」1月31日号) 佳作5 「『栄光の日々』の後にあった『大鵬』悲惨な晩年」(「週刊新潮」1月31日号) 佳作6 「YURI 着信履歴」(「週刊ポスト」2月8日号)  アルジェリアのイナメナスで起きたイスラム武装勢力による人質事件は、悲しい結末を迎えてしまった。総勢40名近い犠牲者が出た模様で、日揮社員の日本人17名のうち生存を果たせたのは7名だけだった。  人命よりもテロ殲滅を優先したアルジェリア政府のやり方には憤りを覚えるが、そのような地へ行って、長年プラント建設をしてきた日揮社員たちの無念さはいかばかりであろう。  新潮によると、アルジェリアが民主化されたのは1989年。イスラム法による統治を目指す「イスラム救国戦線」が誕生したが、イスラム原理主義に反対する世論が高まって軍がクーデターを起こし、臨時政府ができてしまった。  それをきっかけに、「イスラム救国戦線」を支持してきたイスラム過激派との間で衝突が起こり、内戦状態になった。  90年代にテロによる犠牲者は15~20万人ともいわれる。  日揮は1928年創業の石油や天然ガスプラント建設の大手である。新潮には高校を卒業して長年建設関係の仕事に従事し、アルジェリアへ行って今回の災難に遭って殺された60代半ばの渕田六郎さんがフェイスブックに綴った文章が載っている。 「燦燦と降り注ぐ星空を目指し世界各地で仕事をしている。現在はサウジ勤務。日本には3~4ヵ月の休暇を利用し一時帰国。次はアフリカ大陸に位置するアルジェリアに行き砂漠で星空を眺める事に期待を込めて!!」  卑劣なテロ集団が次に狙うのは、アルジェリアはもちろんチュニジアやニジェールといった周辺国のようだが、テロ集団は西アフリカ・マリ北部へのフランスの軍事介入に反対しているから、フランスもテロの対象になるという。実際、パリの街には自動小銃を持った3人組の兵士が大勢いて、厳戒態勢だというる。  憎悪の連鎖は、またどこかで新たな悲劇を生むことは間違いない。そうなれば再び日本人が巻き込まれることもありうるが、それを防ぐためにはどうしたらいいのだろうか。  アルジェリアの日揮の悲劇は各誌扱ってはいるが、新聞、テレビを抜く情報はない。週刊現代が「駐在手当は月50万円」と書いているが、これだけの物騒なところ行くのだから、それぐらいでも高くはないはずだ。  そんな緊迫した世界情勢などどこ吹く風と、中国へ行き「日本列島は日本人だけのものじゃない」と脳天気なことを嘯いた鳩山由紀夫元総理に、新潮は「超法規『国賊罪』で鳩山由紀夫を逮捕しろ!」と憤慨している。  1月15日から18日まで、「中国人民外交学会」の招きで訪中した鳩山元総理は、尖閣諸島が係争中だと認め、南京大虐殺記念館でお詫びをしたというのだ。  これは中国側の思うつぼで、案の定、中国メディアは鳩山を賞賛し、1月18日付の「京華時報」はこう書いたそうだ。 「鳩山氏の姿勢は日本政界の理性の面を反映しており、安倍氏の姿勢は理性がない面を反映している」  政界を引退して一市民になった人間が、中国に利用されることもわからず動き回っていることに、新潮は我慢ならないようだ。  日本政府は尖閣諸島には領土問題は存在しないと言っているのに、中国に領土問題があると認めると、日中で交渉せざるを得なくなるかもしれず、そうなれば中国側は尖閣諸島の共同管理案を出し、「日本は尖閣に対する主権だけでなく施政権も失い、日米安保が尖閣に機能しなくなります。そのとき中国は堂々と尖閣を占領できる」(評論家の石平)というが、考えすぎではないか。  日本でまともに相手にされない、ましてや議員でもない人間が中国で何を言おうと、日本政府が動じることはない。中国だって、鳩山元総理の力をそこまで評価しているとは到底思えない。国賊で逮捕などと騒げば、“ルーピー”鳩山元総理を喜ばすだけではないのか。  ところで、われわれ世代にとって嬉しいニュースは、75歳の黒田夏子の芥川賞受賞である。  史上最高齢。それも初の横書き原稿だ。文春で黒田はこう話す。 「横書きは、アルファベットでも数字でも何でも入れられる、機能的ないい書き方だと思います。(中略)教科書まで横書きに変わったのに、国語の教科書と文学作品だけに縦書きが残っている。縦書きにまとわりついた文学臭や情緒がすごく嫌だったんですね。ですから、そういうものを取り払い、白紙に戻したくて、横書きを使ったんです」  さあ、おれも書いてみよう。そう思わせてくれる快挙である。  さて、私たちオジサン族にはうれしい「YURI」のカムバックである。  新しい写真ではないのだろうが、ポストが3号連続「未公開写真」の第2弾「YURI 着信履歴」を15ページもやってくれている。  彼女は電話に答えて、あちこち外国へ行っていたと話している。清純そうな表情や着こなしと、迫力ある胸と大胆なセクシーポーズは、見ているだけで胸がキュンとなる。写真集は出ていないのかしら? 出たら真っ先に買うからね。これが今週の佳作6位。  佳作5は、「巨人・大鵬・卵焼き」と謳われた大鵬の記事。柏戸とともに柏鵬時代を築いた大横綱の死は、私のような世代に少年時代の相撲が熱かった時代を思い起こさせてくれた。  1971年に31歳の若さで引退し、部屋を開くと多くの弟子が集まり第二の人生も順風満帆かと思われたが、実際はそうはならなかった。  77年に脳梗塞で倒れ、左半身麻痺などの後遺症が残ってしまう。さらに、長女と作家・田中康夫とのスキャンダルが起こり、続いて妻のスキャンダルも噴き出したのだ。 「『男性週刊誌が3週にわたり、「かつて一世を風びした大力士がデンとひかえる超有名部屋」のおかみさんが、複数の弟子たちを次々と誘惑し、ただならぬ仲になっているという記事を掲載したのです』(別の協会関係者)  記事中では“A部屋のB子サン”が、若い弟子たちに宛てたラブレターを公開。錦糸町のホテルで逢引を繰り返しているという証言まで紹介している。当のB子サンは取材に『手紙を渡したのは私』と認めながらも『ただのイタズラ。若い人に親身になって相談にのってあげるから、他の人が邪推している』との“弁明”を展開。これを写真週刊誌が後追いし、果ては『大鵬部屋の夫人』と特定して報じるに至ったのだ。  こうした一連の騒動が、病身に応えないはずがない。現役時代、その負けない相撲を指して『コンピューター』と称えられた親方の人生には、少しずつひずみが生じ始めていった」  三女が二子山部屋の貴闘力と結婚するが、貴闘力の博打好きに悩まされ、大獄親方になってからは野球賭博問題で協会を解雇され、二人は離婚してしまうのである。  人は心の上に刃をのせて生きている。忍の一文字が好きだった大鵬の晩年は、まさに忍そのものであった。そのためか、最近は「夢を持て」と書いていたという。大鵬の老後の夢はなんだったのだろう。  佳作4は新潮のうれしい記事。昨年の忘年会で長嶋茂雄が「ベサメムーチョ」を唄ったというのだ。  12月29日に東京のホテル西洋銀座で開かれた『長島さんを囲む忘年会』で、新人歌手が桂銀淑の「ベサメムーチョ」を唄い、3番のサビの部分に来たところで、歌手が長島にマイクを向けた。  するとミ、スターが曲に合わせて「ベサメ、ベサメ、ベサメムーチョ」と歌ったのだ。  長嶋のようなタイプの脳梗塞は一番重症化しやすいのだが、それが歌を歌えるまで回復したのはすごいと、医者もビックリしている。  過酷なリハビリに取り組む長嶋の夢は「始球式で投げること」だという。早く見てみたいものだ。  さまざまに評価が分かれる安倍バブル。その真贋を見極めることこそ、上昇相場の「売り時」を見抜く秘訣のようだ。  新潮はややシニカルに「上げ潮経済でも必ず損する『失敗パターン』の研究」というタイトルで、こう警鐘を鳴らしている。 「実力以上に膨らんだ株はいつかはしぼむ。そのタイミングを知ることは難しいが、投資家の間では、意外な経験則があるという。『株の世界では“一般の主婦が株に手を出したら危ない”と言われます(中略)』(岩崎氏=博允・経済ジャーナリスト・筆者注)そして、BRICs経済研究所の門倉貴史氏によれば、そんなリスクを回避するためには、ある鉄則があるという。『株取引で一番の敵は自分の主観です。人は得てして株が下がっているのに都合のよい情報だけを信じて持ち続け、逆に買い増しをしたりする。それを避けるためには、はじめから売値を決めておくことです。一般的には儲かっても損しても10~20%で強制的に手仕舞いしてしまう。“損切り”と“益出し”のルールを厳格に守ることが大事なのです』」  ルール厳守ができればいいが、プロでもそれを守ることは難しいようだ。  私見だが、週刊誌が上がると騒ぎ出したら、株価は天井に近いと思ったほうがいいのではないか。  これまで幾度となくデフレからの脱却を試みてきたのに果たせなかった。民主党が唱えていた政治主導も結局は官僚の言いなりになるだけで終わってしまった。経済に疎い安倍総理も、掛け声だけで終わるのではないのか。そのとき残されるのが、小泉政権の時より厳しい生活苦と社会保障の切り下げだけであってはならないはずである。  メディアはバブルに浮かれるより、しっかりと安倍政権を監視することこそ役割だと心してもらいたい。  現代は安倍バブルで本当に儲かるのはこれからだと、自ら安倍応援団の切り込み隊長を任じている。  だが、安倍総理のブレーン元財務官僚の高橋洋一嘉悦大学教授が「景気とは、結局は“気”なのです。景気が上向けば賃金は上がり、雇用も増えていく」と言っているように、また現代自らが「投資などしない人にとってみれば、大事なことは日経平均株価ではなく、給与や収入がアップしていくことだが、『すぐに』というのは難しい」と書いているように、安倍の経済政策はまだ海の物とも山の物ともわからないのである。  中野の駅前で、民主党の長妻昭議員が朝立ちをしていた。安倍の政策を批判し、一般会計総額を過去最大規模の92兆6100億円とし、防衛費は11年ぶりに400億円増にした一方で、生活保護費は670億円減らすやり方は、大企業や軍事には優しいが、貧しい者には冷たい政権だと訴えていた。  現代を含めて、弱者の視点をどこへ置いてきてしまったのだろうか。週刊誌は変節したといわれても仕方ない。  安倍バブルについては文春が世代別に資産運用チャートを載せるなどやや丁寧な作りなので、こちらを佳作にしてみた。  株価が上がれば必ず反動で下げの局面が来るが、個人投資家はどのような投資行動をとればいいのだろうか。岡三証券シニアストラテジストの石黒英之がこう語る。 「私は調整が来るのは四月頃だと見ていますが、下げの局面ではいっぺんに手放さず、”分けて売る“のが鉄則です。もし一気に処分してすぐに相場が戻れば目も当てられません。  今回、こうした局面でまず売られるのは、他のセクターと一緒に上がってきたが業績の伴っていない株、例えば海運や鉄鋼株と見ています」  下げの局面は絶好の“買い場”にもなりうるからと、こう続ける。 「『丸亀製麺』を運営する外食のトリドールや、ファッションセンターのしまむら、病院経営のシップヘルスケアホールディングスなど、好業績でも安倍相場で株価が止まっていた小売やサービス関連。また、ソフトバングやKDDIなどの情報通信、コンピュータネットワークシステム販売の伊藤忠テクノソリューションズなどが物色されるのではないでしょうか」  株価に影響を与える為替の先行きについては、元大蔵省財務官で”ミスター円“と呼ばれた榊原英資・青山学院大学教授がこう語る。 「為替相場はこれまでの一ドル七十八~八十七円の値幅から、安倍政権発足後に八十三~九十三円のレンジまで切り下がり、円安の進行はいったん収束したという印象です。今後、百円をどんどん超えていくような展開にはならないと見ています。為替も株価と同じで、今は外国人投資家たちが金融緩和への期待で円を売っているが、彼らは動きが素早いから、その流れがそろそろ逆転する可能性があると見ています。従って、株価上昇もそこまでで終わりでしょう」  安倍政権の経済政策については、こう見ている。 「さらなる金融緩和や財政の機動的な出勤など、かなりの部分で共感していますが、二%のインフレターゲットには異論があります。○二年から○七年に金融緩和と公共事業を行った際も実質GDPは約二%成長しましたが、物価は下がった。グローバリゼーションにより新興国との競争に晒されている今、金融政策によるデフレ脱却は難しいのです。  日本はもはや成長国家ではなく『環境』、『安全』、『健康』の三つでトップを走る成熟国家です。自民党は経済財政諮問会議を復活させましたが、民間の豊富な知恵 も借り、いまこそ国の将来に向けた戦略を熟慮するときではないでしょうか」  文春は、あらゆる世代の共通認識として「年金給付の確実な目減り」があることを考えなくてはいけないという。 「今年十月分から一%、二○一四年四月分からはさらに一%、一五年四月分から○・五%、給付が減額されることが決まっている。一%は平均すると約二千七百円と言われており、今後三年かけて一人当たりの給付額は『約六千八百円』減っていくことになる。 『消える年金』はこれだけに留まらない。  年金給付額はインフレ率(消費者物価指数)からスライド調整率を差し引いた金額が支給される。安倍政権が掲げ、日銀にものませたインフレ率二%が実現した場合、現行の○・九%のスライド調整率を当てはめると、給付額は、『二-○・九=一・一%』として算出されるのだ。モノの価格は二%上昇するのに、年金給付額の伸びは一・一%に留まる。つまり『実質的に、毎年約一%ずつ年金が減る』ということだ。  定年退職後、年金をフローの中心として設計した『第二の人生プラン』は早急に見直す必要がある。備えが必要なのは現役世代も同じだ。たとえアベノミクスで景気が好転したとしても、給与やボーナスに反映されるには時差があるからだ。年収五百万円のサラリーマンを例に取ると、『五百万円×二%=十万円』、つまり十万円分が『インフレ分』として家計を圧迫することになる」  30代独身女性は「7月の参院選まではリスクをとって株投資」、40代夫婦で子どもありならば「妻のパート収入は130万円未満に」、50代夫婦で持ち家ありならば「自宅買い替えで『自分年金』を作る」など世代別の資産運用をアドバイスしている。  大阪市桜宮高校の体罰問題は、橋下徹大阪市長の政治パフォーマンスの場となり、本質的なことが議論されずに終わってしまいそうである。  文春は橋下市長が「教育の場を一瞬にして自己の政治的アピールの場に変えてしまった」と批判している。  1月21日の朝、桜宮高校を訪れ、在校生に持論をまくし立てた橋下市長に保護者の一人はこう憤っている。 「子供によると、市長は教育委員会、教員、保護者を責める論に終始したそうです。最後に、生徒会長と女子ソフトボール部の主将が『勝利至上主義じゃなく、それ以外のこともきちんと教えてもろてるし、新入生と一緒に学校をよくしていく』という意見を言った。在校生から拍手が湧くと、市長は『その考えが間違ってる!』とバッサリ。いったい何のための場ですか」  文春の「日本維新の会」の幹部に、「体罰&セクハラの常習犯だった者がいる」と実名を挙げて告発している記事が佳作2である。 「『実は維新の会所属の府議、中野隆司氏(55)は中学校教師時代、体罰やセクハラで何度も問題を起こしているのです』(府政関係者)  中野氏は鳥取大農学部を卒業後、府立高校講師から中学校の正教員に転じた。八尾市と柏原市の四中学で理科の教鞭を取り、○七年に民主党の公認で府議選に初出馬して当選し、一昨年四月の選挙で「維新」に鞍替えして二期目に当選した。ところが、以前から関係の深い岡本泰明柏原市長(73)が「禅譲」する形で中野氏は柏原市長選(二月三日告示)に出馬表明。市長選準備のため、昨年末に府議を辞職したばかりだ」  だが彼には、頭に血が上ると逆上して何をするかわからなくなる傾向があるというのだ。 「『学年教官室で、中野がある女子生徒を、学校中に響き渡るほど怒鳴り上げたことがあった。後で本人は「あいつションベン漏らしよったわ」と、女生徒を失禁させたことを自慢していました』(元同僚教員)  こんな証言もある。 『中野に激昂しとった教員がおったんです。理由を聞くとある女生徒から「中野先生にヤらせろと言われた」と相談されたというんです』(柏原市の教育関係者)」  中野が教師を辞めるきっかけになったのは体罰事件だった。柏原市の別の教育関係者がこう語る。 「○二年の秋、文化祭と体育祭の団体演技の演目で、三年生の男子がソーラン節をやることになり、中野がその指導をしていたんです。その際、ある生徒がふざけていたのを中野がドついたんですわ。しかも、騒ぎを収めようとした生徒まで青タンが出来るほど殴つたんです」  以下は中野との一問一答。 「──○二年の体罰は事実か。 『それは一応体罰として。捉え方は別ですけど、生徒さん、学校ときっちり話したうえでお互い納得して終わった話です』 ──当初は承服できず、自ら辞職を申し出たと聞いているが。 『言ってない。そんなことで辞められないでしょ』 ──セクハラ疑惑の二例がある(具体的に質す)。 『ないないない。そんな覚えはありません』 ──今でも体罰は正しいことと思っているか。 『体罰はあってはならん。法律で決まってる』 ──矛盾していないか。 『世間ではわからん教育現場の時代があったわけです。それは社会通念上理解されていることです。昭和五十年代とか、学校の荒れとかで。禁じ手というのか、それがなければ学校がどうにもならんという部分』 ──これは十年前の話だが。 『私は二十三年やっていたから遡れば。平和な時代のクラブ活動とは別に考えてください』」  文春はこう結んでいる。 「維新内部にこんな人物を抱え込んでおきながら、桜宮高校事件で“正論”を振りかざし、自己ピーアールに余念がない橋下氏。まさに茶番劇である」  アサヒ芸能の骨太な記事が、今週の佳作第1位である。。  これは昨年12月27日付でチェコに本部を置く国際言論NPO団体「プロジェクト・シンジケート」のウェブに掲載された安倍総理の英語の論文のことだ。  このシンジケートは日本を含む150カ国以上の新聞社や通信社と提携し、世界的な投資家ジョージ・ソロスやマイクロソフトのビル・ゲイツらが寄稿者として名を連ねる。  だが、この安倍総理の論文は内容が中国を挑発していて過激すぎたためか、日本のメディアはほとんど取り上げていない。それならばと、アサ芸が取り上げたのだ。  ブログ「剣kenn諤々」(http://kennkenngakugaku.blogspot.jp/)にこの論文の全文翻訳が載っている。大意は同じようなので引用させてもらう。 「アジアの民主主義セキュリティダイアモンド  2007年の夏、日本の首相としてインド国会のセントラルホールで演説した際、私は『二つの海の交わり』─1655年にムガル帝国の皇子ダーラー・シコーが著わした本の題名から引用したフレーズ─ について話し、居並ぶ議員の賛同と拍手喝采を得た。あれから5年を経て、私は自分の発言が正しかったことをますます強く確信するようになった。  太平洋における平和、安定、航海の自由は、インド洋における平和、安定、航海の自由と切り離すことは出来ない。発展の影響は両者をかつてなく結びつけた。アジアにおける最も古い海洋民主国家たる日本は、両地域の共通利益を維持する上でより大きな役割を果たすべきである。  にもかかわらず、ますます、南シナ海は「北京の湖」となっていくかのように見える。アナリストたちが、オホーツク海がソ連の内海となったと同じく南シナ海も中国の内海となるだろうと言うように。南シナ海は、核弾頭搭載ミサイルを発射可能な中国海軍の原潜が基地とするに十分な深さがあり、間もなく中国海軍の新型空母がよく見かけられるようになるだろう。中国の隣国を恐れさせるに十分である。  これこそ中国政府が東シナ海の尖閣諸島周辺で毎日繰り返す演習に、日本が屈してはならない理由である。軽武装の法執行艦ばかりか、中国海軍の艦艇も日本の領海および接続水域に進入してきた。だが、このような“穏やかな”接触に騙されるものはいない。これらの船のプレゼンスを日常的に示すことで、中国は尖閣周辺の海に対する領有権を既成事実化しようとしているのだ。  もし日本が屈すれば、南シナ海はさらに要塞化されるであろう。日本や韓国のような貿易国家にとって必要不可欠な航行の自由は深刻な妨害を受けるであろう。両シナ海は国際海域であるにもかかわらず日米両国の海軍力がこの地域に入ることは難しくなる。  このような事態が生じることを懸念し、太平洋とインド洋をまたぐ航行の自由の守護者として、日印両政府が共により大きな責任を負う必要を、私はインドで述べたのであった。私は中国の海軍力と領域拡大が2007年と同様のペースで進むであろうと予測したが、それは間違いであったことも告白しなければならない。  東シナ海および南シナ海で継続中の紛争は、国家の戦略的地平を拡大することを以て日本外交の戦略的優先課題としなければならないことを意味する。日本は成熟した海洋民主国家であり、その親密なパートナーもこの事実を反映すべきである。私が描く戦略は、オーストラリア、インド、日本、米国ハワイによって、インド洋地域から西太平洋に広がる海洋権益を保護するダイアモンドを形成することにある。  対抗勢力の民主党は、私が2007年に敷いた方針を継続した点で評価に値する。つまり、彼らはオーストラリアやインドとの絆を強化する種を蒔いたのであった。  (世界貿易量の40%が通過する)マラッカ海峡の西端にアンダマン・ニコバル諸島を擁し、東アジアでも多くの人口を抱えるインドはより重点を置くに値する。日本はインドとの定期的な二国間軍事対話に従事しており、アメリカを含めた公式な三者協議にも着手した。製造業に必要不可欠なレアアースの供給を中国が外交的な武器として使うことを選んで以後、インド政府は日本との間にレアアース供給の合意を結ぶ上で精通した手腕を示した。  私はアジアのセキュリティを強化するため、イギリスやフランスにもまた舞台にカムバックするよう招待したい。海洋民主国家たる日本の世界における役割は、英仏の新たなプレゼンスとともにあることが賢明である。英国は今でもマレーシア、シンガポール、オーストラリア、ニュージーランドとの五カ国防衛取極めに価値を見いだしている。私は日本をこのグループに参加させ、毎年そのメンバーと会談し、小規模な軍事演習にも加わらせたい。タヒチのフランス太平洋海軍は極めて少ない予算で動いているが、いずれ重要性を大いに増してくるであろう。  とはいえ、日本にとって米国との同盟再構築以上に重要なことはない。米国のアジア太平洋地域における戦略的再編期にあっても、日本が米国を必要とするのと同じぐらいに、米国もまた日本を必要としているのである。2011年に発生した日本の地震、津波、原子力災害後、ただちに行なわれた米軍の類例を見ないほど巨大な平時の人道支援作戦は、60年かけて成長した日米同盟が本物であることの力強い証拠である。  私は、個人的には、日本と最大の隣国たる中国の関係が多くの日本国民の幸福にとって必要不可欠だと認めている。しかし、日中関係を向上させるなら、日本はまず太平洋の反対側に停泊しなければならない。というのは、要するに、日本外交は民主主義、法の支配、人権尊重に根ざしていなければならないからである。これらの普遍的な価値は戦後の日本外交を導いてきた。2013年も、その後も、アジア太平洋地域における将来の繁栄もまた、それらの価値の上にあるべきだと私は確信している」  ジャーナリストの森省歩は、安倍諭文に書かれなかったもう一つの戦略について、こう解説している。 「中国を軍事的に抑えつければいいという話ではなく、第一次安倍政権で言及した『戦略的互恵関係』、すなわち中国をつけあがらせないようにして経済協力を引き出すことです。表向きは殴り合いつつも、水面下では首脳同士がしっかりキンタマを握り合う。いわゆる『政冷経熱』の状態にしようとしているのです」  アサ芸はこう結んでいる。 「中国は、安倍論文の挑発に反応したのか、1月14日の軍機関紙『解放軍報』によれば、総参謀部が『2013年全軍軍事訓練指示』の中で『戦争にしっかり備え、軍事訓練の実戦化を大いに強化せよ』『戦争能力を高めよ』と指示したという。  森氏の言うように日本を牽制するための、中国お得意のパフォーマンスなのか。『宣戦布告』に対する中国のさらなる反応が注目される」  asahi.com(1月26日)は「中国共産党の習近平(シーチンピン)総書記は25日、公明党の山口那津男代表と北京の人民大会堂で会談し、安倍晋三首相について『2006年(の第1次安倍内閣の時)に中日関係の改善、発展に積極的な貢献をしたことを高く評価している。再び首相になられ、新たな貢献を期待している』と語り、日中関係の改善に期待感を示した」と報じている。  だが、こうした論文を書いた安倍総理に中国は、本当に心を開いて会談をすることができるのか。メディアは両首脳の建前ではなく本音に斬り込む取材をして、これからの日中関係を考えるための材料をもっと提供してほしいものである。 (文=元木昌彦) ●もとき・まさひこ 1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。

マムシの生き血でノックダウン!? オカンが作る、“家庭の味風”ヘビ料理を食す

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こう見えて居酒屋です。
 どうか安直だなんて言わないでほしい。2013年、巳年。ヘビ年だ。ヘビ年だから、ただそれだけの理由で、ヘビ料理を食べてきた。十二支の中でも目立たないランキングではまあまあの位置についているであろう、ヘビ。何しろ直前が辰なのだ。ドラゴンの後だなんてあんまりだ。緑っぽくて長くてにょろにょろしている、というイメージは似ていても、圧倒的に華がない。「ねーうしとらうー」でも、「“みー”って何?」となりがちなヘビ。食べることによって、ヘビを全身で感じてみたい。  行ってきたのは、日吉にある「鳥八」。“ヘビ感”ゼロの店名とは裏腹に、店構えはこの通り。いかにもすぎる。滋養強壮界隈ではおなじみの、赤と緑のゴテゴテした色使いだ。一応、“居酒屋”の枠に入る店ではあるが、居酒屋であるというアイデンティティを捨て去っているようにすら見える。
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こういう店、麻布や六本木、代官山あたりには絶対なさそう。
■見るからに「効きそう」な店内  店内も期待を裏切らないディスプレイだった。いや、“ディスプレイ”などというカタカナを使うなんて許されないかもしれない。色あせたラベルの瓶が所狭しと並び、壁のメニューは赤字の楷書。“ヘビ料理の店とはかくあるべき”と言わんばかりの、実直さだ。なんというか、一言で言うと「効きそう」。
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存在感抜群のメニュー。
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なんかいろいろ良さそうなものが漬け込まれているお酒類。
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棚には虎の生殖器のお酒も……。手前に見える丸いのは虎のキンタマ。
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ヘビすらもおいしい家庭料理にしてくれそうなおばちゃん。
 ヘビ料理を作ってくれるのは、この女将さん。今にも肉じゃがやほうれんそうのおひたしを出してきそうな食堂のおばちゃん然とした風貌に、“ヘビを食べる”緊張感が一気に緩む。店じゅうに、「血行!」「エキス!」「強精!」「体力!」「必須アミノ酸!」などと元気よく書いてある薬局っぽさ。カウンターに立つ女将さんのオカンっぽさ。落ち着くんだか落ち着かないんだかよく分からない気持ちになりながら、料理の完成を待った。
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「マムシのタタキ」(5,000円)
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「マムシの唐あげ」(5,000円)
 待つこと数分。タタキと唐あげが運ばれてきた。タタキはなんと灰色。肉や魚のタタキ料理は赤や茶系の色と相場が決まってるのに、堂々の灰色である。  それではいただきます。
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おっ!?
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思ったより悪くない。
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 臭みも苦みもほとんどなく、消毒のために吹きかけられているウォッカの味しかしない。骨もそのまま砕かれているので、ザクザクとした食感が混じっている。かき氷(味なし)にアルコールをかけたらこんな味になりそうだ。  続いて、唐あげのほうは、ヘビの肉、内臓、卵、の各種部位が衣に包まれてやってきた。卵は、料理する個体によっては、ないこともあるそう。どの部位の唐あげも、揚げたてだったからか、衣の味ですべてが打ち消されていて、拍子抜けなくらいおいしくいただけてしまった。チョロいな、ヘビ。  思わぬ食べやすさに、すっかりヘビに対して気が大きくなってきたところにやってきたのが、生き血と肝のエキスだった。ヘビをさばいた際の血とエキスをアルコールで割っている飲み物で、どの料理にも必ずセットでついてくる。
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左が血、右が肝のエキス。
 今までの流れからすれば、案外ただのアルコールの味しかしないはず……。一縷の望みをかけて口にした。 ■しかし……  ……!
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※あまりの形相ゆえ、画像を加工してお届けします。
 あの味だった。口の中が切れたとき、鼻血が口に入ってきたとき、あのときのあの味だった。  飲めば飲むほど、底のほうに沈殿している血の色でグラスは赤く、味は濃くなっていき、私の顔は白くなっていったのだった。 ●唐あげの包容力 ★★★★★ 本来ならばヘビ料理やエキスを飲み食いしたらすぐに体がポカポカするはずが、足が冷えっぱなしの筆者を見かねて、残った唐あげとエキスをお土産にしてくれた。ニコニコしながら「今夜ちゃんと食べるのよ」と言う女将の母のような強制力には抗えず、その日の夜食は冷めた唐あげ(内臓部分)に。しかし、揚げたての風味はどこにもなく、ただただ苦くて弾力のある何かであった。ヘビがおいしかったのではなく、“揚げたての唐あげ”がおいしかっただけだったのだ。苦いそれをくちゃくちゃと噛み切りながら、唐あげという食べ物の懐の広さを知った夜だった。 (取材・文=朝井麻由美) ●『鳥八』 <http://ameblo.jp/torihachi-hiyoshi/> 神奈川県横浜市港北区日吉1-8-2。東急東横線日吉駅から徒歩約8分。営業時間は17:00~22:00(ラストオーダー21:30)。月曜定休。来店の際は要電話予約(045-561-6907)。 ヘビ類だけではなく、スッポン料理も安価で提供している。下記写真のような、マムシやスッポンの粉末も購入可能。詳細は電話で問い合わせを。
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「散歩師・朝井がゆく」過去記事はこちらから