スマイレージが“コワイレージ”になっちゃった!? 思春期ホラー『怪談新耳袋 異形』を巡る不思議体験

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個性派俳優としても活躍する井口昇監督。
スマイレージ主演作『怪談新耳袋 異形』を“思春期ホラー”に仕立てている。
 10代の少女たちの中に潜む不安、妬み、性への憧れと怯えといった細やかな感情を巧みに映像化してみせる井口昇監督。イジメ問題に言及した『片腕マシンガール』(07)、ままならない人生に押し潰されそうになる中年男の再起動を描いた『電人ザボーガー』(11)を大ヒットさせた売れっ子監督だ。“日本一スカートの短いアイドル”スマイレージを主演に迎えた『怪談新耳袋 異形』でも、相変わらず豊かな映像的イマジネーションを発揮している。人気納涼シリーズを瑞々しい思春期ホラーとしてオムニバス化した井口監督が、アイドル系ホラー映画になぜファンは魅了されるのか、そして撮影現場で起きた不思議な現象について語った。 ──今年2月に『ゾンビアス』が劇場公開、『怪談新耳袋 異形』に続く最新作『デッド寿司』(13年公開予定)がワールドプレミア中と大忙しの井口監督。実は今年のカンヌ映画祭で受賞されたそうですね。遅ればせながら、おめでとうございます。 井口昇監督(以下、井口) ありがとうございます。そうなんです、カンヌ映画祭がついにボクのことを認めてくれたんです(笑)。カンヌ映画祭といっても“おもしろ(ridiculous)ポスターコンテスト”なんですけど、ボクの『ゾンビアス』が1位、『デッド寿司』が4位に選ばれたんです。トロフィーとかもらえたわけじゃないんですが、“ベストオブおもしろい映画ポスター”として『ゾンビアス』が映画祭の会場に張り出されていたそうです。毎年開催されているコンテストかどうかも怪しいんですけど、そういうところで評価されるのがボクらしいかも(笑)。とりあえず“カンヌが認めた”というフレーズはうれしいですね♪ ──最近の井口作品は勢いを感じさせます。今回の『怪談新耳袋 異形』はあまりの過密スケジュールで心配でしたが、期待以上に楽しめました。
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「安易に使うとチープになるので、CGは極力使
ってないんです」と井口監督。低予算なれど、ホ
ラー映画にはこだわりがあるのだ。
井口 『怪談新耳袋 異形』の撮影1週間前まで、『デッド寿司』の撮影だったんです。『怪談新耳袋 異形』の製作チームがわざわざ『デッド寿司』のロケをしていた那須まで来てくれて、撮影の合間に打ち合わせをしました。正直、時間がない状況で製作が進んだんですが、その分あまり余計な“遊び”を入れずに、ストレートなホラー映画になったんじゃないかと思います。といっても、まァ、ボクの作品なんで多少はギャグが入ってますけど。『新耳袋』シリーズは原作者の木原浩勝さんも言ってますが、幽霊ものではなく、実話系の現代の妖怪目撃談なんです。恐怖の正体が分からないまま投げっ放し。得体の知れない、何も解決しない不気味さを描いてるんです。
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第1話『おさよ』。新人アイドル・しおり(和田彩花)はグラビア撮影で山奥の旅館に宿泊。
優しくナイーヴな性格ゆえに、とんでもない目に遭う。
■ホラー映画の面白さは“吊り橋効果”と同じ ──平均年齢15歳というスマイレージのメンバーは、映画初出演。 井口 演技自体が初体験だったそうです。スマイレージのみんなは、“スマイル”がトレードマークなだけに、いつもニコニコ笑っているんです。そこで今回は撮影中はもちろん、撮影現場では「笑顔禁止」にしたんです。でも、こんなに笑わせないことが大変だとは思わなかった。スマイレージのみんな、無意識のうちにニコニコ顔になっている。スタッフが声を掛けると笑顔で振り返るんです(苦笑)。普段のボクは穏やかな性格なんですが、今回は彼女たちの父親になったつもりで厳しく演出しました。「今の3倍、悲鳴を上げて!」「今の150倍、怖がって!!」と。かなり厳しく指導していたつもりだったんですが、さっきメンバーに聞いたら「全然、怖くなかった」と言われて、ちょっと落ち込んでいるんです(苦笑)。自分では崔洋一監督みたいな鬼監督のつもりだったんですが……。 ──スタッフやキャストから愛される“癒やし系監督”には人知れない苦労があったんですね。過去にも成海璃子主演の『まだらの少女』(05)など優れたアイドル映画を撮っている井口監督ですが、アイドル映画の中でヒロインに求めるものは何でしょうか? やっぱり演技力? 井口 まずは、初々しさですね。監督は、その女優の持ち味をいかに引き出すことができるかが問われるんです。女優の魅力をまず探り、その魅力を大きく膨らませて見せることがアイドル映画を任された監督の仕事でしょうね。特にホラー映画の場合は、怖がるシーンをかわいく見せなくちゃいけない。男性から見たら、女性が恐怖に怯える姿はとてもセクシーで魅力的なものだと思うんです。恐怖に震える表情をいかに魅力的に映し出すかは、常に考えていますね。 ──では、いつも笑顔なスマイレージの新しい魅力を『怪談新耳袋 異形』では引き出したということですね。 井口 そうなりますね。最近よく考えていることがあって、ホラー映画は一種の“吊り橋効果”と同じ作用が働くんじゃないかと。「男女が一緒に吊り橋を渡ると、その男女は恋に陥る」と心理学的に言われていますよね。ホラー映画もそれに似ていると思うんです。ホラー映画を観ている男性客は、スクリーンの中で恐怖に怯えている女優と同じ体験をすることで、その女優に恋をしてしまうんじゃないかとボクは思うんです。ボクは自分が監督した作品では、観客のみなさんを主演女優に恋させたいと思いながらいつも撮っているんです。今回の『怪談新耳袋 異形』を観た人が、スマイレージのことをもっと好きになってくれたらうれしいですよね。 ──スマイレージは、スカートの短さがセールスポイント。彼女たちの膝小僧の裏側やふくらはぎといった、ステージやテレビでは映らない部分をフェチっぽくクローズアップしてますね。 井口 そうです、そうです! 確信犯的にやっています(笑)。スマイレージは、やっぱり“生足”が魅力ですから。その魅力はちゃんと伝えないとダメだなと思いました。足を撮るためにかなり無理な姿勢をさせたり、膝小僧を撮りたいがために正座させたりしています(笑)。普段はあまり見えない部分を、劇場の大きなスクリーンでクローズアップして見せる。観客にとってうれしいことだと思うんです。「えっ、そんなところを見せてくれるの!?」という部位にカメラが向くことで、ファンは楽しんでくれるんじゃないかな。ボクはそんなふうに想像しながら撮っているんです。
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井口昇ファンのためにサービスカットを掲載。巨匠・野村芳太郎監督の
『影の車』(70)もお薦めホラーだそうです。
■アイドルは霊感が強い子が多い!! ──全4話のオムニバス構成ですが、第1話『おさよ』は和田彩花が主人公。アイドルとして芸能界デビューしたものの、優しい性格のため、いつも周囲にペコペコしてばかり。マネージャーからは「そんな弱気な性格じゃ、この世界でやっていけない」とダメ出しされる姿が涙を誘います。腰が低いところは井口監督と重なりませんか? 井口 あっ、そうですか。そういえば、ボクも「お前は、やたら人に謝ってばかりいるな」と言われてますね(笑)。でも、ボク自身が基本的にオドオドした女の子が好きなんです。自分に自信のない女の子が好き。和田さんがペコペコするシーンは、ちょうどクランクイン直後の撮影だったんです。「オレが撮りたいカットはこれなんだ」というボクなりの意思表示ですね。クランクイン直後で和田さんもまだ緊張している表情を、そのままシンクロして撮ることができるんじゃないかと思ったんです。本人の感情と役がうまくリンクすればいいなという考えでした。 ──第2話『赤い人』は、知らない町に引っ越したばかりの姉妹(竹内朱莉、勝田里奈)が感じる不安や恐怖感がうまく出ています。 井口 『赤い人』はすでに一度テレビシリーズで映像化したんですが、前回はかなり低予算で作っていたので、もう少し違った形で“赤い人”を表現してみたかったんです。原作では、都市伝説にもなっている全身がゴムみたいな“ゴム人間”やクリームソーダみたいな泡でできた“泡人間”が、よく出てくるんです。なんだか得体の分からない人が立っていた、というエピソードをストレートに映画にしてみたんです。 ──続く第3話『部屋替え』は、笑いと恐怖が混在する不思議な味わいの作品。大林宣彦監督の名作ホラー『HOUSE ハウス』(77)にオマージュを捧げた作品でしょうか。 井口 えぇ、ヒロインのモモカ(福田花音)が口紅を塗るシーンは、もろに『ハウス』へのオマージュです。三面鏡はボクの実家にもあって、子供心にすごく怖いものを感じていました。思春期の女の子が三面鏡を見つめている映像を撮りたかったんです。YouTubeでも三面鏡に映っている子供が振り返ると……という恐怖映像が話題になっていたこともあり、映画として三面鏡の怖さを描いてみました。 ──第4話『和人形』は、スマイレージの6人が全員集合。アイドルは感受性が強い子が多いと聞きますが、撮影現場で恐怖体験みたいなことはありました? 井口 確かに、アイドルには霊感が強い子が多いですね。スマイレージでは福田花音さんが霊感強いそうです。『和人形』は、工場の寮だったという廃屋で実際に撮影したんです。福田さんは「ここはヤバいよ」と言ってましたね。その廃屋にスマイレージのメンバー6人で入っていくシーンを撮ったんですが、ボクが「はい、カット」と声を掛けると、カメラマンが「ちょっと待って。2階の窓に誰かいなかった?」と言いだして、現場が騒然となったんです。スマイレージのみんなと撮ったばかりの映像を確認してみたら、確かに誰もいないはずの2階を誰かが通り過ぎているんです。「エッー!!!」ってみんなで悲鳴を上げてしまいました。編集作業中に問題のシーンをボクがもう一度確かめてみたら、光の玉が窓を横切っていたみたいだったので「なんだ、ただのレンズフレアか」と思ってそのまま編集を済ませたんです。でも、後からスマイレージに聞いたら「光の玉が人の形をしていた」と、6人とも口をそろえて話してましたね。ホラー映画の撮影をしていると、不思議なことがよく起きるんです。
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第4話『和人形』はスマイレージが全員集合。怯えた表情は
演技ではなく、廃屋での撮影中に恐怖体験をしたためだった……。
──背筋がゾゾッとするなぁ。では、最後に井口監督が感じる“恐怖”とは? 井口 得体の知れないもの、言葉で説明できないものって怖いですよね。幽霊はまだ人間の容姿をしているから理解できるんです。それよりもボクが怖いのは虫なんです。じっとしていて動かないと思っていたら、急にガサガサって動きだす。生理的にダメなんです。動物なのに、メタリックな硬い感じもイヤ。昆虫型エイリアンが襲ってくる『スターシップ・トゥルーパーズ』(97)は貞子より怖いかもしれません。幼い頃に壁に止まっていたゴキブリが急にバサバサバサって飛んできて、ボクの口に入りそうになったことがあったんです。その恐怖感が、いまだに忘れられない。もう、ゴキブリが口に入ったら絶望じゃないですか。思い出しただけで、ゾッとします。そのうち、映画のネタにするかもしれません(笑)。 ──2011年に結婚された井口監督。家庭を持ち、守るべきものができると、また恐怖の感じ方が変わってきませんか? 井口 あぁ、それは大きいですね! 全然違ってきますね。自分だけ怖い目に遭うのは自分が我慢すればいいわけですけど、家族に災難が降り掛かるのがいちばん怖いことかもしれません。結婚して、意識が変わったかも。この間、妻と一緒に『クレイマー、クレイマー』(79)を観ていたんですが、すごく怖かった。以前は感動的なドラマだと思ってたんですけど、結婚してから観ると身につまされる内容で驚きました。まるでホラーですよ。ジャングルジムから子供が落ちるシーンもドキッとしますし、何より奥さんが唐突に家を出て行くシーンが怖かった。「もし、自分が同じ立場になったら、どーしよう!?」って。大人になって守るべきものができると、逆に怖いものが増えるのかもしれません。ホラー映画のネタって尽きないですね。 (取材・文=長野辰次/撮影=長谷英史) ●『怪談新耳袋 異形』 原作/木原浩勝、中山市朗 脚本/継田淳 監督/井口昇 出演/スマイレージ 和田彩花、福田花音、竹内朱莉、勝田里奈、田村芽実、中西香菜  配給/キングレコード、アステア 8月11日(土)よりシアターN渋谷ほか全国順次ロードショー http://shinmimi-igyou.jp  (c)2012「怪談新耳袋 異形」製作委員会 ●いぐち・のぼる 1969年東京都生まれ。『片腕マシンガール』(07)は全米で爆発的なセールスを記録。セーラー服姿のヒロインが活躍するサバイバルアクションブームを世界中に巻き起こした。板尾創路主演作『電人ザボーガー』(11)は米ファンタスティック・フェスト・ファンタスティック部門監督賞を受賞。ホラーマスター・楳図かずおの人気漫画を映画化した『まだらの少女』(05)、『猫目小僧』(同)も、この夏、お薦めの逸品。その他、『おいら女蛮』(06)、『ロボゲイシャ』(09)、『富江 アンリミテッド』(11)など見逃せない傑作多数。今年劇場公開された『ゾンビアス』『はらぺこヤマガミくん』もDVD化されたばかり。期待のアクション女優・武田梨奈を主演に迎えた『デッド寿司』は、2013年お正月に公開予定だ。

『平清盛』7.8%『ボーイズ・オン・ザ・ラン』3.9%……ロンドン五輪にドラマが殺される!?

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NHK大河ドラマ『平清盛』公式サイトより
 5日に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』第31回の平均視聴率が、7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。これは、NHKが記録を集計し始めた1989年以来最低の視聴率で、大河ドラマの視聴率が10%を切って“ひとケタ”となったのも今回が初めてとなる。  第30回までの平均視聴率も13.3%と伸び悩み、“史上最低大河”となることがほぼ確実視されている『平清盛』。“ひとケタ”突入も時間の問題とされていたが、今回はさらにロンドン五輪の女子マラソンが裏で放送されるという不運も重なり、一気に7%台まで落ち込んだ。 「五輪の影響は、やはり大きいと思いますよ。『平清盛』のほかにも、五輪が始まってからというもの、各局ドラマの視聴率は軒並み下がっています。しばらくは我慢するしかないですね」(ドラマ制作会社関係者)  記録をあらためると、確かに『平清盛』だけが視聴率を下げているわけではない。関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(テレビ朝日系)は8月3日の放送で3.9%と前週の7.3%から半減しており、向井理の『サマーレスキュー』(TBS系)も8月5日放送分で前週比マイナス3.3%の6.8%と“ひとケタ”落ち。菜々緒とKAT-TUN中丸雄一が共演する『主に泣いてます』(フジテレビ系)は7月28日放送分で2.2%と、それまでの平均6.6%から3分の1まで視聴者を減らしてしまった。『浪花少年探偵団』(TBS系)、『リッチマン、プアウーマン』『息もできない夏』『GTO』(いずれもフジテレビ系)など、いずれも五輪開幕後にクール最低視聴率を記録している。 「視聴率の低下は、単純に裏に五輪がかぶったというケースもありますし、五輪の結果次第で放送時間が流動的になったりという場合もある。いずれにしろ、五輪期間はドラマにとって試練のときです。このまま五輪に殺されるということはないと願いたいですが……」(同)  ロンドン五輪が国民的盛り上がりを見せる中、ドラマの制作局からは悲鳴が上がっているようだ。ただし、2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』の場合、北京五輪期間中の平均視聴率は年間平均の24.4%を上回っている。

『平清盛』7.8%『ボーイズ・オン・ザ・ラン』3.9%……ロンドン五輪にドラマが殺される!?

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NHK大河ドラマ『平清盛』公式サイトより
 5日に放送されたNHK大河ドラマ『平清盛』第31回の平均視聴率が、7.8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)だったことがわかった。これは、NHKが記録を集計し始めた1989年以来最低の視聴率で、大河ドラマの視聴率が10%を切って“ひとケタ”となったのも今回が初めてとなる。  第30回までの平均視聴率も13.3%と伸び悩み、“史上最低大河”となることがほぼ確実視されている『平清盛』。“ひとケタ”突入も時間の問題とされていたが、今回はさらにロンドン五輪の女子マラソンが裏で放送されるという不運も重なり、一気に7%台まで落ち込んだ。 「五輪の影響は、やはり大きいと思いますよ。『平清盛』のほかにも、五輪が始まってからというもの、各局ドラマの視聴率は軒並み下がっています。しばらくは我慢するしかないですね」(ドラマ制作会社関係者)  記録をあらためると、確かに『平清盛』だけが視聴率を下げているわけではない。関ジャニ∞の丸山隆平が主演を務める『ボーイズ・オン・ザ・ラン』(テレビ朝日系)は8月3日の放送で3.9%と前週の7.3%から半減しており、向井理の『サマーレスキュー』(TBS系)も8月5日放送分で前週比マイナス3.3%の6.8%と“ひとケタ”落ち。菜々緒とKAT-TUN中丸雄一が共演する『主に泣いてます』(フジテレビ系)は7月28日放送分で2.2%と、それまでの平均6.6%から3分の1まで視聴者を減らしてしまった。『浪花少年探偵団』(TBS系)、『リッチマン、プアウーマン』『息もできない夏』『GTO』(いずれもフジテレビ系)など、いずれも五輪開幕後にクール最低視聴率を記録している。 「視聴率の低下は、単純に裏に五輪がかぶったというケースもありますし、五輪の結果次第で放送時間が流動的になったりという場合もある。いずれにしろ、五輪期間はドラマにとって試練のときです。このまま五輪に殺されるということはないと願いたいですが……」(同)  ロンドン五輪が国民的盛り上がりを見せる中、ドラマの制作局からは悲鳴が上がっているようだ。ただし、2008年のNHK大河ドラマ『篤姫』の場合、北京五輪期間中の平均視聴率は年間平均の24.4%を上回っている。

宅配屋に扮装して3夜連続密会! 巨人・阿部慎之助が小泉麻耶と不倫?

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「週刊ポスト」8月17日・24日号
グランプリ 「激撮スクープ! 巨人主砲阿部慎之助Gカップ巨乳アイドルと『不倫の配球』」(「週刊ポスト」8月17日・24日号) 第2位 「尖閣諸島地権者は40億円の借金、マネーゲームの末東京都に売却」(「週刊文春」8月9日号) 第3位 「『大阪維新の会』府議の親族が生活保護を貰っている」(「週刊新潮」8月9日号) 次点 「橋下維新『総選挙候補888人』全実名を公開する」(「週刊ポスト」8月17日・24日号) ワースト1位 「AKB48がついに週刊文春に登場!」(「週刊文春」8月9日号)  ウサイン・ボルト(ジャマイカ)はやっぱり強かった。ジャマイカ代表選考レースでは、100メートル、200メートルともにブレークに敗れて不安視されていたが、100メートル決勝では五輪新記録の9秒63で2連覇を達成した。これで200メートルにも勝てば、彼は伝説になる。  さて、文春が「AKB48がついに週刊文春に登場!」とはしゃいでいる。AKB48スキャンダルを唯一といってもいいほど報じてきた文春だが、過去にもAKB48を登場させ、さては秋元康側と妥協したかと思われたことがある。  だがその後もAKB48スキャンダルを報じ続けたから心配はあるまいが、なんとなく唐突な気はすると「疑念」が沸いた。  グラビアに出ているのは大島優子、小嶋陽菜、渡辺麻友、板野友美の4人。8月24日から東京ドームで行われる公演の、オフィシャルムックのために撮り下ろしたショットだという。  なんということのない写真である。だが、最後のページを見て「疑念」の正体がわかった。 「『AKB48 東京ドーム公演オフィシャルムック』(小社刊 8月23日発売) 予約受付中」とあるではないか。  文春よ、お前もか!  どういう話し合いがあったかは知らないが、おいしい話に文春も籠絡されたのだろうか。  オフィシャルムックを出しておいて、これからもAKB48のスキャンダルを書き続けられるのか。  かくてAKB48は日本芸能史上最強のタブーになってしまった? 心配である。よって特別に今週のワースト1位に推して、これからの文春のAKB48報道を注視していきたい。覚悟せよ、週刊文春。  発売前から話題になっていたポストの「維新の会名簿公開」が今週の次点。 「橋下徹・大阪市長率いる大阪維新の会が主宰する『維新政治塾』の塾生名簿が週刊誌に流出したとされる問題で、維新は4日に開いた維新塾で流出の事実を認め、塾生に謝罪した」(8月5日付毎日新聞より)  判明した者は、小さい字で名前と年齢、それに「会社員」「会社役員」「タレント」「弁護士」「元参院議員秘書」などと記してある。  合併号のとっておきのスクープと意気込んでいるが、「維新政治塾の塾生名簿」だから、彼らが選挙に出るかどうかも、出るとしたらどの選挙区なのかもさっぱり分からない。  ポストが「実名掲載の是非は意見が分かれるところであろうが、彼らが『国会議員になる可能性が高い人物』であることの公益性を鑑みて掲載したことをご理解いただきたい」とわざわざ断っているように、実名を公表されたことで「大阪市の男性会社員は『会社に内緒で来ているので困る。国政を狙うグループが、こんな情報管理体制では不安だ』」(毎日より)と困惑している人間も相当いるのではないか。  私には、今この時点で実名を公表することに大義があるとは思えない。よって次点まで。  中には、元NHK職員で「M-1グランプリ」の準決勝に進んだ元お笑い芸人の山田和史(33)や「国民的美魔女コンテスト」のファイナリストになった海老澤由紀(38)。手塚仁雄・総理補佐官元秘書で現在は目黒区議の勝田哲也(47)などがいるが、この人たちは「覚悟」の上だろうから、致し方あるまい。  週刊朝日が選挙になった際の各政党の獲得議席予測を、伊藤惇夫、野上忠興、松田馨の3氏にやらせているが、やはり大阪維新の会はかなりの議席を獲得すると見ている。  伊藤は50~80。野上が94。松田が116である。意外なのは小沢一郎の「国民の生活が第一」がかなり健闘すると見ていることである。  伊藤が上限20。野上は19。松田が18である。  所詮は寄せ集め集団の「維新の会」だから、かなり危なっかしい人も混じっているかもしれない。国民の見る目が試される選挙になることは間違いない。  3位にはそうした要注意人物の一人として、新潮が報じている記事。  「大阪維新の会」には57名の府議がいる。親族が生活保護をもらっていると名指しされたのは岡田義信府議、43歳。  維新の会の関係者がこう話す。 「彼の奥さんのお姉さんが生活保護を受けていて、役所の方も岡田さんが府議であることを把握している。ところが、岡田さんは義姉の生活の面倒を見るつもりはないという。平成26年度3月まで議員報酬は年30%カット中ですが、それでも年収1,200万円程ある。何よりも府民の範となるべき人が、生活保護を受けている義姉を放ったらかしにしているのはまずい」  岡田府議の父親も自民党の元府議で、府議会議長を務めた有力者である。  民法では三親等以内の親族に扶養の義務を負わせることができるが、岡田家が扶養するつもりがないため、義姉は3年近く生活保護を受けてきた。  だが、6月末に妹から姉に電話がかかってきた。マスコミが生活保護の件を取材し始めたので、そのことがばれれば、夫が維新の会から外されるかもしれないというのだ。  生活保護を止めてほしいというので、妹と二人で八尾市役所へ行き、一旦生活保護を止める手続きをしたそうである。  その後、義姉は内縁の男に叱られたため、今後のことを相談するために二人で岡田家を尋ねた。  だが、待っていた岡田府議の父親から、「お前ら、金をせびりに来たんか」と怒鳴られ、警察まで呼ばれてしまったのだ。  そこには義姉の内縁の男の問題も絡んでいるようだが、ここでは省く。  本来は、この問題に対応するべきは岡田府議のはずであると、新潮は書いている。ところがこの人、当事者意識があまりないようなのだ。 「義姉は5年以上前、家族を捨てて、他の男のところへ行った。言わば、私たちファミリーから出ていった人です。そういう状況で面倒見てほしいと言われても、正直困っていて、迷惑しているんです」(岡田府議)  この岡田府議、正直な男ではあるようだ。有力者の息子で年収も1,200万円あるのだから、面倒を見るべきだという新潮の言い分もわかる。だが、義弟と義姉では、お笑い芸人「次長課長」の河本準一の母親が生活保護をもらっていたケースとは、少し異なる気がする。  だが、岡田府議の親分・橋下大阪市長が河本の件のとき、「すぐに保護費に頼られてしまうと、本当に助けないといけない人にお金が回らなくなる。自立できない場合は、家族で支え合うルールを作るべきだ」と発言しているのだから、維新の会に留まりたければ、義姉の生活の面倒を見るしかないのでは。  選挙が近づけば、マスコミによる候補者たちの「身体検査」はより厳しくなってくる。それに耐えられる候補がどれだけいるのか。まだまだ維新の会のこれからは不透明である。  第2位にはスクープ賞の常連、文春の「尖閣諸島地権者には借金40億円もある」という記事。  石原慎太郎都知事が訪米中にいきなり尖閣諸島購入計画を発表して、その後、寄付金が14億円も集まった。  そこで、東京都なんぞに買われたらメンツが立たないと、野田佳彦首相が慌てて国で購入すると言い出し20億円を提示したそうだが、尖閣の地権者は「石原氏のメンツをつぶすわけにはいかない」と断っていると報道されている。  だが、この地権者である栗原國起氏(70)が、約40億円に上る多額の負債を抱えていることが文春の取材で明らかになったのだ。 「國起氏はさいたま市大宮区の大地主であり、大宮区近辺に多くの不動産を所有している。不動産登記簿謄本によれば、三菱東京UFJ銀行は一昨年3月末、國起氏が所有する物件に極度額24億5000万円の根抵当権を設定し、38件もの担保を取っている。一方、埼玉縣信用金庫も昨年9月に大宮区内の不動産に極度額15億円の根抵当を設定している。しかし、埼玉信金が設定した根抵当の担保は、土地2筆(計1000平米)と平屋の建物2棟(延床面積計119平米)の4件のみ。公示地価に照らし合わせると、2億3,000万円の価値にしかならない。『根抵当権の極度額は担保評価額の110%が一般的ですから、明らかに担保としては足りないですね。尖閣列島の所有者だから取りはぐれはないだろうという見込みで貸し込んだのではないでしょうか』(不動産鑑定士)  彼が莫大な負債を抱えるに至った理由を、弟であり一連の報道で地権者側の「スポークスマン」となっている栗原弘行氏に聞くと、次のような答えだった。 『地主は相続対策として、ある程度の負債を抱えておくのが常識ですから』  だが、ある都幹部はこの弘行氏も國起氏の負債に大きく影響していると話す。 「弘行さんはいろいろな事業に手を出して失敗し、それを國起氏が埋め合わせしたと聞いています」  一方で、本誌は都が國起氏側と売却金額上限20億円で合意に至っていることをつかんだ。(中略)  東京都知事本局は20億円という価格について『進行中の案件につき、詳細はお答えできません』と回答した。(中略)  日本全国から集めた寄付金を購入資金とする以上、石原都知事は地権者との交渉経緯、購入金額の妥当性等について、きちんと説明することが求められる」(週刊文春Webより)  しかし、尖閣が買収されると、中国側の影響をもろに受ける尖閣周辺を漁場とする石垣島の上原亀一八重山漁業組合長は、こう語っている。 「(中略)安全操業が可能になれば周辺海域での漁業が盛んになり、経済実効支配も進むんですよ。石原さんは基本的にそうした考え方をお持ちなので、都の購入自体は望ましい。ただ、パフォーマンスが過ぎて中国・台湾を必要以上に刺激しすぎている。そもそも中国漁船とのトラブルはないんです。尖閣を含む北緯二十七度以南は00年発効の日中漁業協定で中国に操業が認められましたから。それと漁法自体が沖縄の船と違うので、競合もしないんです」  冷静な目で見ているのに、石原都知事と野田首相は我先にと札束を積み「没落地主とのマネーゲームの様相を呈している」(文春)ようである。日中関係を悪化させてまで急ぐことではないと、私は思うが。  今週のグランプリはポストの張り込みネタに捧げたい。  先週でも美熟女ナンバーワンの女優・鈴木京香(44)の密会相手が、2010年に『セカンドバージン』(NHK)で共演した9歳年下の俳優・長谷川博己(35)だと張り込みの成果を記事にしたが、今週は原辰徳監督の1億円スキャンダルが出たにもかかわらず、快調な巨人軍の主砲、阿部慎之助捕手(33)の笑えるスクープ激撮である。  「宅配屋シンちゃん登場」「西麻布あのビルで」「広島遠征密会」などのサブタイトルで、その楽しさがわかろうというものだ。  夜の3連戦はオールスター明けの7月25日に始まった。この日、対DeNA戦で勝ち越しタイムリーを放った阿部は、運転手つきのワンボックスカーに乗り込み、東京・南麻布の某マンションへ向かう。  夜10時45分。マンションのエントランスで止まる。するとそこから出てきたのは「白色のTシャツ、黒色のキャップにベージュのチノパン、黒色のスニーカー、そして左肩に小包を抱える配達のお兄さん」姿の慎之助である。  宅配屋のシンちゃんがマンションへ消えて90分後。マンションから出てきて再びクルマに乗り込み自宅へ帰還。  翌26日。阿部は猛打賞の大活躍。その後阿部が向かったのは西麻布の飲食店。逢瀬はわずか1時間で、阿部が店を後にした30分後に彼女が出てくる慎重さ。  翌27日は舞台を広島に移す。対広島戦。スタンドからの彼女の応援に応えて阿部は5打数4安打2打点で連夜の猛打賞。もちろんもう一つの猛打賞も獲得しているはずであろう。  彼女の名前は小泉麻耶(24)。グラビアアイドルである。東京出身でバスト88センチのGカップ。高校2年でデビューし、09年には日本テレビの企業PRを目的としたイメージガール「日テレジェニック」にも選ばれている、「安めぐみ、ほしのあきを合わせた癒やし&エロ系の美女アイドル」(芸能関係者)である。  二人が出会ったのは今年の1月、野球選手とタレントの食事会という名の合コンだそうだ。最初は彼女が阿部にゾッコンだったが、今はお互い超ラブラブ状態だという。  だが、阿部には元モデルの妻(31)がいて、4歳と2歳の女の子と、今年1月には長男が生まれたばかり。  できた女房と愛妻家の夫だったはずが、若いGカップ美女にメロメロになってしまったのは、家庭内の嫁姑関係が影響していると解説する知人がいるが、橋下大阪市長の下半身スキャンダル同様、夫婦関係大波乱は必至であろう。  阿部を直撃するが、クルマで逃げ去り、読売巨人軍広報は、小泉と交際している事実はないとして、こう答える。 「7月25日は試合終了後、届け物のため、帰宅途中に小泉さんの自宅に寄りました」  届け物をするためになぜ宅配屋に扮装しなくてはいけないのか? 答えられないよな~。  今週水曜日(8日)に文春と新潮の合併号が発売されるが、ライバル・現代に対しては圧勝したポスト合併号。  カラー「袋とじ」は女性器を象った芸術作品だが、これも圧巻である。後半の「謎の美女YURIへの恋文」がやや迫力不足なのが残念だが、買って損のない合併号、特別定価420円。お代は見てのお帰りだ~い。 (文=元木昌彦)
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撮影/佃太平
●元木昌彦(もとき・まさひこ)
1945年11月生まれ。早稲田大学商学部卒業後、講談社入社。90年より「FRIDAY」編集長、92年から97年まで「週刊現代」編集長。99年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長を経て、06年講談社退社。07年2月から08年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(2006年8月28日創刊)で、編集長、代表取締役社長を務める。現「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催、編集プロデュースの他に、上智大学、法政大学、大正大学、明治学院大学などで教鞭を執る。 【著書】 編著「編集者の学校」(編著/講談社/01年)、「日本のルールはすべて編集の現場に詰まっていた」(夏目書房/03年)、「週刊誌編集長」(展望社/06年)、「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社/08年)、「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス/08年)、「競馬必勝放浪記」(祥伝社/09年)、「新版・編集者の学校」(講談社/09年)「週刊誌は死なず」(朝日新聞社/09年)ほか 

商魂たくましい体質は相変わらず……中国赤十字が北京洪水犠牲者遺族からボッタクリ!?

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中国紅十字会 公式サイトより
 北京市を水没させた7月21日からの豪雨による死者は、市当局によって77人と発表されたが、ネット上では「死者はさらに多いはずだが、当局が隠匿している」という疑いも出ている。そんな中、今度は中国紅十字会(中国赤十字)が、豪雨の犠牲者の遺体の搬送費用を遺族に不当に要求していたとして、ネット上で批判が噴出している。   中国版Twitter「微博」に投稿された情報によると、豪雨によって洪水被害が起きた北京市房山区で水死した教員男性の遺体を火葬場まで搬送した中国赤十字が、遺族に対して620元(約7,600円)の遺体搬送費を請求していたというのだ。さらに遺族は、遺体搬送に際しては火葬場の車を使用しようとしたものの、赤十字側がそれを認めなかったという。  また、中国赤十字が遺族に送付した遺体搬送料の請求書の画像もインターネットに出回っており、そこには往診費40元(約500円)、材料費370元(約4,600円)、出車費210元(約2,600円)という内訳で、620元が請求金額として明記されている。さらに請求書には、「北京赤十字救急救命センター」の印まで押されているのだ。  こうした批判に対し、中国赤十字は「遺族の同意のもと救急車両で男性の遺体を葬儀場まで運び、政府の規定に従って作業を行った」「搬送料は物価局と衛生局の決定を経たもの」と主張。しかし、ネット上でバッシングが高まると、「搬送費の徴収は不適切だったので返金している」と態度を改めており、そもそもこの搬送費は正当でなかった可能性が高まってきた。  人道的活動団体でありながら、災害被害者に不明朗な請求を行う中国赤十字について、広東省ブロック紙の社会部記者はこう話す。 「中国赤十字は、肩書きは公益団体でありながら、商業活動も盛んにやっている。昨年には、老人ホーム建設予定地として格安で政府から割り当てられた土地を開発して分譲し、巨額の利益を上げていたことが問題となっている。あまりにも儲けすぎて、政府監査部門から商業関連活動を制限されたが、商魂たくましい体質は変わっていない」  それにしても、100年に一度といわれる水害に便乗するとは、火事場泥棒以下の所業である……。 (文=牧野源)

商魂たくましい体質は相変わらず……中国赤十字が北京洪水犠牲者遺族からボッタクリ!?

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中国紅十字会 公式サイトより
 北京市を水没させた7月21日からの豪雨による死者は、市当局によって77人と発表されたが、ネット上では「死者はさらに多いはずだが、当局が隠匿している」という疑いも出ている。そんな中、今度は中国紅十字会(中国赤十字)が、豪雨の犠牲者の遺体の搬送費用を遺族に不当に要求していたとして、ネット上で批判が噴出している。   中国版Twitter「微博」に投稿された情報によると、豪雨によって洪水被害が起きた北京市房山区で水死した教員男性の遺体を火葬場まで搬送した中国赤十字が、遺族に対して620元(約7,600円)の遺体搬送費を請求していたというのだ。さらに遺族は、遺体搬送に際しては火葬場の車を使用しようとしたものの、赤十字側がそれを認めなかったという。  また、中国赤十字が遺族に送付した遺体搬送料の請求書の画像もインターネットに出回っており、そこには往診費40元(約500円)、材料費370元(約4,600円)、出車費210元(約2,600円)という内訳で、620元が請求金額として明記されている。さらに請求書には、「北京赤十字救急救命センター」の印まで押されているのだ。  こうした批判に対し、中国赤十字は「遺族の同意のもと救急車両で男性の遺体を葬儀場まで運び、政府の規定に従って作業を行った」「搬送料は物価局と衛生局の決定を経たもの」と主張。しかし、ネット上でバッシングが高まると、「搬送費の徴収は不適切だったので返金している」と態度を改めており、そもそもこの搬送費は正当でなかった可能性が高まってきた。  人道的活動団体でありながら、災害被害者に不明朗な請求を行う中国赤十字について、広東省ブロック紙の社会部記者はこう話す。 「中国赤十字は、肩書きは公益団体でありながら、商業活動も盛んにやっている。昨年には、老人ホーム建設予定地として格安で政府から割り当てられた土地を開発して分譲し、巨額の利益を上げていたことが問題となっている。あまりにも儲けすぎて、政府監査部門から商業関連活動を制限されたが、商魂たくましい体質は変わっていない」  それにしても、100年に一度といわれる水害に便乗するとは、火事場泥棒以下の所業である……。 (文=牧野源)

【ロンドン五輪現地レポ】勝負パンツで金メダルを目指す、サッカー日本代表のチャラ男・大津に地元紙も注目!

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初戦のスペイン戦後には、小さいながらも
地元紙にその活躍ぶりが紹介された。
 ロンドン五輪に参加しているサッカー男子五輪代表が4日、準々決勝でエジプトに3-0と快勝し、サッカー女子代表のなでしこジャパンとアベックでのベスト4入りを決めた。44年ぶりの準決勝進出を決めるホイッスルが鳴ったとき、この日ダメ押しの3点目を決めたFW大津祐樹は思わずピッチに膝をつき、感極まった。  初戦のスペイン戦で殊勲の決勝弾を決め、一躍時の人となった“チャラ男”大津。今大会2得点目となった自身のゴールについては「気持ちよかったですね。俺のゴールはタカ(扇原貴宏)のアシストが多い。信頼して飛び込みました」と、チームメイトへの感謝を口にした。  愛称はチャラ男だが、ことサッカーに関してはまじめな大津。甘いマスクに茶髪、細身でスラッとした姿はいかにもイマドキの若者風だが、武器はしなやかなドリブルだけではない。FWながら積極的に守備にも参加し、泥臭いプレーも厭わない。その見た目とプレーのイメージのギャップが受けているのだろう。  それにしても絶好調だ。五輪直前に行われたメキシコとのテストマッチでは、「スタメンを外され、強い気持ちで入った」と途中出場ながら、終了間際に劇的なボレーでチームに勝利をもたらし、自らを「持ってる」と称した。 「予選のときも(大事な場面で)決められましたし。ああいうゴールを決めることで“ヒーロー”にもなれる。本大会でもしっかり決められるように頑張りたい」  まさに有言実行。いまU-23日本代表を引っ張っているのは、大会前に注目を集めた清武弘嗣でも宇佐美貴史でもなく、快速FW永井謙佑と大津である。  大金星を決めた初戦のスペイン戦では、決勝ゴールを挙げたが、前半途中に脚を痛め、途中交代すると「ほんとに最後自分が出られないなか、みんなが戦ってくれたことに、ちょっとうるっときちゃいました」と涙を浮かべ「やっぱりうれしいときはうれしいし、泣きたいときは泣きたい」と人目もはばらず感情をあらわにした。  普通の人であれば照れてしまうような言動を、なんともさらっとやってしまうのが、大津の魅力。 あ 「俺、余計なプライドが邪魔するんだったら全然捨てますから。もちろん、こだわりはあります。ただ、それが行く道を邪魔するんだったら、余計なプライドは捨てたほうがいいじゃないですか。俺はまだ22歳だし、これからだって考え方は変わるだろうし、あまり何かにこだわってもよくないでしょ」  何より、純粋で素直なのだ。  エジプト戦後のMIXゾーンでは、少し下がったズボンの下から見えたオレンジの色のパンツに話題が及んだ。 「勝負パンツなんですよ」  スペイン戦でも同じパンツをはいていたといい、「タイミングよく使ったら勝てたので、縁起がいいと思って」。勝負パンツといえば、なでしこジャパンの丸山桂里奈の代名詞だったが、チャラ男もパンツでゲンを担ぐつもりだ。「メダルは銅でも銀でもなく、金がいい」。果たして、この勢いはどこまで続くか。 (文=豪徳寺マサヲ)

【ロンドン五輪現地レポ】勝負パンツで金メダルを目指す、サッカー日本代表のチャラ男・大津に地元紙も注目!

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初戦のスペイン戦後には、小さいながらも
地元紙にその活躍ぶりが紹介された。
 ロンドン五輪に参加しているサッカー男子五輪代表が4日、準々決勝でエジプトに3-0と快勝し、サッカー女子代表のなでしこジャパンとアベックでのベスト4入りを決めた。44年ぶりの準決勝進出を決めるホイッスルが鳴ったとき、この日ダメ押しの3点目を決めたFW大津祐樹は思わずピッチに膝をつき、感極まった。  初戦のスペイン戦で殊勲の決勝弾を決め、一躍時の人となった“チャラ男”大津。今大会2得点目となった自身のゴールについては「気持ちよかったですね。俺のゴールはタカ(扇原貴宏)のアシストが多い。信頼して飛び込みました」と、チームメイトへの感謝を口にした。  愛称はチャラ男だが、ことサッカーに関してはまじめな大津。甘いマスクに茶髪、細身でスラッとした姿はいかにもイマドキの若者風だが、武器はしなやかなドリブルだけではない。FWながら積極的に守備にも参加し、泥臭いプレーも厭わない。その見た目とプレーのイメージのギャップが受けているのだろう。  それにしても絶好調だ。五輪直前に行われたメキシコとのテストマッチでは、「スタメンを外され、強い気持ちで入った」と途中出場ながら、終了間際に劇的なボレーでチームに勝利をもたらし、自らを「持ってる」と称した。 「予選のときも(大事な場面で)決められましたし。ああいうゴールを決めることで“ヒーロー”にもなれる。本大会でもしっかり決められるように頑張りたい」  まさに有言実行。いまU-23日本代表を引っ張っているのは、大会前に注目を集めた清武弘嗣でも宇佐美貴史でもなく、快速FW永井謙佑と大津である。  大金星を決めた初戦のスペイン戦では、決勝ゴールを挙げたが、前半途中に脚を痛め、途中交代すると「ほんとに最後自分が出られないなか、みんなが戦ってくれたことに、ちょっとうるっときちゃいました」と涙を浮かべ「やっぱりうれしいときはうれしいし、泣きたいときは泣きたい」と人目もはばらず感情をあらわにした。  普通の人であれば照れてしまうような言動を、なんともさらっとやってしまうのが、大津の魅力。 あ 「俺、余計なプライドが邪魔するんだったら全然捨てますから。もちろん、こだわりはあります。ただ、それが行く道を邪魔するんだったら、余計なプライドは捨てたほうがいいじゃないですか。俺はまだ22歳だし、これからだって考え方は変わるだろうし、あまり何かにこだわってもよくないでしょ」  何より、純粋で素直なのだ。  エジプト戦後のMIXゾーンでは、少し下がったズボンの下から見えたオレンジの色のパンツに話題が及んだ。 「勝負パンツなんですよ」  スペイン戦でも同じパンツをはいていたといい、「タイミングよく使ったら勝てたので、縁起がいいと思って」。勝負パンツといえば、なでしこジャパンの丸山桂里奈の代名詞だったが、チャラ男もパンツでゲンを担ぐつもりだ。「メダルは銅でも銀でもなく、金がいい」。果たして、この勢いはどこまで続くか。 (文=豪徳寺マサヲ)

愛菜ちゃん神話もついに崩壊! 民放ドラマは再び暗黒時代へ突入か(7月下旬の人気記事)

ranking0804.jpg  7月下旬の人気記事を紹介する、日刊サイゾー人気記事ランキング。今クールは、子役からベテランまで、ドラマで活躍する女優さんの記事が人気を集めました。それでは、ランキングをチェックしていきましょう! 第1位 好調のNHKにあやかりたい!? 民放で重宝される‟朝ドラ”俳優たち ※ただし一回に限る? 第2位 “トークも演技もまるでダメ”な佐々木希に代わって事務所エースになった杏を悩ます、母親の借金問題 のんちゃんの名前を出したかっただけ。 第3位 「どうなってんだ! なんとかしろ!」芦田愛菜主演ドラマ視聴率一ケタで“芸能界のドン”が不機嫌モード 子役の宿命? 第4位 「ここまで動員力がないとは……」AKB48前田敦子『苦役列車』大コケで閉ざされる女優の未来 AKB48初の“出戻り”もありうる? 第5位 ELT持田香織だけじゃない!? やるせなす中村、KICK☆……オカルトにハマる芸人たち 芸能人はオカルト好き! 次点 汚れ仕事もドヤ顔でこなす小池栄子の夫・坂田亘 ついに借金返済に本腰か!? 貧乏クジ引いちゃったね。 次々点 再浮上の行方は……!? かつての“超高視聴率女優”山口智子と鈴木保奈美の明暗 もう47歳って!!!

巨匠・コッポラ監督作からハロプロ初主演作まで 猛暑も吹っ飛ぶ、納涼映画3連発!

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(C)Zoetrope Corp.2011
 夏休み映画に欠かせない納涼ジャンルといえばもちろん、予想のつかない恐怖に肝を冷やしてゾクゾクするホラー映画。というわけで、今回は8月上旬に封切られるオススメのホラー新作3本を取り上げたい。  『遊星からの物体X ファーストコンタクト』(公開中)は、南極大陸の隔絶された基地で研究者らが遭遇する恐怖を描くSFホラー。南極の氷の中で太古の生命体が発見され、米国の考古生物学者ケイト(メアリー・エリザベス・ウィンステッド)が調査のためにやって来た。氷漬けの状態で基地に運び込まれた生命体はその夜、氷から飛び出し、人間を襲い始める。その“物体”は、接触した相手の細胞を複製して人間になりすまし、突如恐ろしい姿に変形して新たな標的を攻撃。ケイトと隊員らは、誰が乗っ取られているのかすら分からず疑心暗鬼に陥り、絶望的な状況で敵との戦いを強いられる。  SF映画の古典『遊星よりの物体X』(51)を、ホラー界の巨匠ジョン・カーペンター監督がリメイクした『遊星からの物体X』(82)。その前日譚として製作されたのが本作だ。長編デビューとなるマティス・バン・ヘイニンゲン・Jr監督は、カーペンター版で後のホラー作品に大きな影響を与えた特殊メイクのインパクトを尊重しながら、最新のCG技術で異形のクリーチャーに変身する過程を衝撃的かつグロテスクに表現。寒々とした空間、孤立した環境で、仲間の中に潜む偽物を必死で探そうとする緊迫のシーンも、過去作の雰囲気を巧みに再現した。『ファイナル・デッドコースター』(06)の絶叫クイーンで世界に注目され、『ダイ・ハード4.0』(07)、『スコット・ピルグリム VS. 邪悪な元カレ軍団』(10)で演技の幅を広げてきたウィンステッドが、本作では知的な大人の魅力でヒロインに扮している。  フランシス・フォード・コッポラ監督の最新作『Virginia/ヴァージニア』(8月11日公開)は、『モルグ街の殺人』などで知られる19世紀の小説家エドガー・アラン・ポーをモチーフに描くホラー風味のゴシックミステリー。次回作に悩む小説家ホール(ヴァル・キルマー)がサイン会のために訪れた郊外の街では、身元不明の少女が胸に杭を打たれ殺されていた。保安官に殺人の謎解きと小説の共著を持ちかけられたホールは、夢の中で謎の少女ヴィー(エル・ファニング)とエドガー・アラン・ポーに導かれながら、現在と過去に街で起きた事件の秘密に迫っていく。  『ゴッドファーザー』3部作や『地獄の黙示録』(79)といった大作で有名なコッポラ監督だが、92年の『ドラキュラ』以来2度目のバンパイア物でもある本作は、インディペンデント作品に近いパーソナルな雰囲気が特徴。モノクロに近いダークブルーの色調で表現された月明かりの夜に、ファニングのイノセントではかない美しさが映える。ダコタ・ファニングの妹で、『SOMEWHERE』(10)、『SUPER 8 スーパーエイト』(11)、『幸せへのキセキ』(11)と話題作への出演が続く彼女が、霊的な役どころで新境地を開いている点も見どころだ。  邦画ホラーの注目は、ハロー!プロジェクトの人気アイドルグループ、スマイレージが主演する『怪談新耳袋 異形』(8月11日公開)。新人アイドルのシオリ(和田彩花)がグラビア撮影で訪れた山奥の旅館で女の霊に襲われる「おさよ」、アイリ(竹内朱莉)とハルカ(勝田里奈)の姉妹が自宅で真っ赤な怪人に遭遇する「赤い人」、両親と部屋を替えたモモカ(福田花音)が古い三面鏡に映った謎の老婆に追いつめられる「部屋替え」と、これら3話の前日譚として、シオリのデビューを祝して廃墟に集まったミサキ(田村芽実)ら6人組が体験する恐怖を描く「和人形」の計4話で構成される。    メガホンをとったのは、『片腕マシンガール』(07)、『電人ザボーガー』(11)などの作品で海外でもカルト的な人気を誇る鬼才・井口昇監督。アイドルグループの初主演作ということで、監督本来の過激描写は控えつつも、じわじわ来る恐ろしさとシュールな笑いで観客を楽しませてくれる。 (文=映画.com編集スタッフ・高森郁哉) 『遊星からの物体X ファーストコンタクト』作品情報 <http://eiga.com/movie/56722/> 『Virginia ヴァージニア』作品情報 <http://eiga.com/movie/58243/> 『怪談新耳袋 異形』作品情報 <http://eiga.com/movie/57986/>