"また"妻帯者!? 椎名林檎の新恋人と"略奪癖"の全容

■只今3月無料購読キャンペーン中のサイゾーpremiumより、注目記事をセレクト! 「また妻帯者に手を出したのか──」 ringo.jpg  2012年12月、同月5日に死去した歌舞伎俳優・中村勘三郎の華麗なる恋愛遍歴をまとめた特集が各誌をにぎわせていた最中、特に注目を集めたのは、「週刊新潮」(新潮社)が報じた、勘三郎と歌手・椎名林檎との過去の“手つなぎデート”写真だった。その椎名には、同記事が掲載されるわずか1カ月半前の10月末にも、熱愛疑惑が持ち上がっている。この時のお相手は、俳優・森山未來。彼が主演を務めていた舞台『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』の打ち上げの場で、本来いるはずのない椎名が森山と仲睦まじい姿を見せていたと「女性自身」(光文社)が報じたものだ。  しかし、実はこの時、彼女にはまったく別の”本命”がいたという──。  音楽関係者が話す。 「実は、椎名さんの現在の彼氏は、自身がボーカルを務めていたバンド『東京事変』のミュージックビデオ(MV)を手がけていた映像ディレクターさんなんです。付き合い始めたのは半年ほど前からのようなので、森山さんとの報道が出た時には、すでに男女の関係だったのではないでしょうか」  その映像ディレクターとは、数々の人気CMを手がけてきた、今、映像業界で最も注目される作家のひとりであるK氏のこと。 「Kさんは、07年に発売された東京事変のシングルのMVを手がけて以来、椎名さんの“お気に入り”として知られる人でした。実際、その映像の評価も高く、ファンの間では“6人目のメンバー”とも呼ばれていたくらいですよ」(同)  事実、東京事変には、椎名が懇願して実現したという、K氏の作詞曲まで存在するほどだ。 「ちょうどその曲が出たからでしょうか……業界内で椎名さんとKさんの“親密ぶり”が噂されるようになったのは。ファンの人たちの間ですら、2人は『もしかして付き合っているのでは?』なんて言われていたくらいですよ。ただ、当時はまだ、Kさんには奥さんがいたんですよね……」(別の音楽関係者)  現在はすでに離婚が成立し、独身となったK氏だが、その親密ぶりが噂され始めた頃にはまだ、“妻帯者”であったのだ。 ■略奪しては吸い尽くす”妻帯者専門”恋愛の罪  椎名林檎といえば、00年11月にギタリストの弥吉淳二と妊娠5カ月で結婚(02年に離婚)。弥吉は同年9月に前妻との離婚が成立したばかりで、不倫の末の略奪婚だったことでも話題を呼んだ。そもそも、この弥吉との結婚の数カ月前には、当時自身のMVなどを手がけていたアートディレクター・K氏との不倫が「FRIDAY」(講談社)によって報じられたばかり。冒頭に記した中村勘三郎、森山未來を含め、椎名と噂になる男性はみな、妻帯者なのだ。 「椎名さんは、とにかく才能のある男性が大好きなんです。昨年報道が出た森山さんにしても、勘三郎さんにしても、その才能について公にベタ褒めしていますよ。一度好きになったら、周りにはお構いなしで、妻帯者であろうと猛アタックするようです」(前出の音楽関係者) “略奪癖”とも言われる椎名の妻帯者好きは、これまでも何度か報じられてきた。しかし、当の本人はまったく気にしていないのか、長年仕事上のパートナーを務めてきたK氏のプライベートも、ついには手中に収めてしまったようだ。 「Kさんは、これまでCMやMVを中心に手がけてきた映像ディレクターです。椎名さんと恋愛関係になってしまったことで、『アーティストに手を出した』というイメージがついてしまうのは、職業柄マイナスになるでしょうね。まあ、最近は2人の目撃情報を何度か耳にしたので、すでにバレることなど気にしていないのかもしれませんが」(映像制作関係者)  もちろん、あくまで恋愛は自由。先日、お泊まり報道によって丸坊主にしたAKB48の峯岸みなみとは違い、彼らの関係が明るみになったところでペナルティはない。とはいえ、よりによって妻帯者にばかりちょっかいを出すのは、いかがなものだろうか。 「椎名さんは才能ある男性を奪い取ることが”趣味”みたいな人。奪って、吸い尽くして、飽きたらまた次にいく……。彼らの周辺では、おそらく2人の関係も長続きはしないだろうと噂されていますよ」(同)  しかし、「女遊びも芸の肥やし」という言葉を体現した故・中村勘三郎しかり、椎名林檎の肉食系っぷりもまた、健在な証拠というものだろう。アートディレクター・K氏、元夫・弥吉との熱愛・結婚報道があった00年に発売されたアルバム『勝訴ストリップ』はオリコンで230万枚を記録する大ヒット。中村勘三郎と写真を撮られていた08年には、音楽を担当した映画『さくらん』で「日本アカデミー賞」音楽賞・優秀賞を受賞……と、恋愛している時こそ絶好調な椎名嬢。この恋でもまた、2人で良い作品を作っていただきたいものだ──。 ◆“Kさんの正体”は、只今3月無料購読キャンペーン中の「サイゾーpremium」で!
カテゴリー: 未分類

「中国の動物園は雑すぎる!」日本だからこそできた動物目線の写真集

doubutsu_photo_nikkan.jpg
カンガルー様。(『どうぶつぶつ』より)
 「ヤベェ。マジでかぁー。だーら、ちゃんとセーブしとけって言ったべ」と、カメラ目線でぼやくキリン。まっすぐカメラを見つめながら、「あ・・・! すいません・・・。人違いでした・・・」と謝るプレーリードッグ──。  写真家・橘蓮二が撮影した“カメラ目線”の動物たちに、リリー・フランキーが謎のひと言をつけた世にも不思議な写真集『どうぶつぶつ』(パルコ出版)。写真でボケる大喜利のようでもあり、人間の縮図を動物で表現した深い哲学書のようでもあり……これは一体、何の本なの? 著者の2人に率直な疑問をぶつけてみた。 「まあ、歯医者の待合室か何かに置いてあって、治療前に読んでやんわり癒やされてもらえたらうれしいって本なんですけどね。そもそも、動物を真っ正面から見つめる機会って、滅多にないじゃないですか。この珍しい構図だけでも十分に面白いと思います。言葉に関しては、なんの前情報もなく写真を見て、感じたことをそのまま書きました。ゴリラなんて完全にヤクザの親分にしか見えなかったし、派手なクジャクは着飾ったおばさんにしか見えなかった。その印象をコメントにした感じですね。多分、クジャクはオスだと思いますが(笑)」(リリー)  ひたすら動物の正面写真が続いていく構成になっているので、リズムよくすらすら読めてしまう本書だが、よく考えてみると、大きさも棲息している場所も動物によってバラバラなはず……。撮影するのに苦労も多かったのでは? 「すべて真っ正面から平行に写しているので、キリンは背が高すぎて大変だったし、逆にカメなんかは地を這うようなところにいますからね。鳥たちも小刻みに動くから撮影が難しかった。というか、そもそも動物たちは撮影に関してまったく協力してくれません。だから真っ直ぐカメラ目線になってくれるまでひたすら待つ感じになるので、夏なんかは熱中症になりかけました。しかも、近づきすぎると動物たちも怒りますからね。ここに登場するラマなんか、唾を吐く直前の顔です。これはラマにとって“威嚇”の表現なんですが、ホント、危機一髪でした(笑)」(橘)  これらの撮影はすべて、動物園の全面協力のもとに行われたとか。動物園に寄った際は、動物たちに“カメラ目線をいただく”という鑑賞方法も、面白いかも。 「それにしても、日本の動物園は動物にも観客にも優しいですね。前に中国の動物園に行ったとき、トラと2ショットを撮らせてくれるサービスがあったんですよ。500円で。怖いし、別にまったくやりたくなかったんですが、コーディネーターさんがゴリ押しするんで仕方なくトラと隣に並んだんです。そしたら、トラが全然カメラの方を向いてくれなくて。それでも一向に構わなかったんだけど、コーディネーターさんがバンバントラの頭を叩くんで相当ビビりました。突然キレて襲ってきたらどうするんだって話ですよね。どう猛な動物も野放し気味だし、申し訳程度に設置された柵も超低くて頼りないし……とにかく、中国の動物園はすべてにおいて雑でした。多分、こんな企画は日本じゃないと成立しなかったと思います」(リリー)  トラをバンバン殴るなんて、さすが中国クオリティ! ともあれ、動物たちとじっくり向き合い、聞こえてくる声に耳を傾ける。これは“動物萌え”の新たなスタイルになるかも。 (文=清田隆之) ■たちばなれんじ(橘 蓮二) 1961年生まれ。写真家。現在、人物、落語演芸、動物園を中心に活動、作品を発表。 著書に『高座』『橘 蓮二写真集 噺家(全五巻)』『おやすみ動物園』(ともに河出書 房新社)、『東京ねこ景色』(ちくま文庫)、『ず~っといっしょ』(小学館)、など、著 書多数。 ■リリー・フランキー 1963年生まれ。イラストレーター、文筆家、写真家、俳優など。代表作は絵本『おで んくん』、小説『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』、主演は『ぐるりのこ と。』など。

「いじめっ子って本当は優等生なんですよ!」"ブレてもいいこと"を伝えたいファンクバンドの使命

 明日10月3日に、在日ファンクのミニアルバム『連絡』がリリースされる。それを記念して、リーダーのハマケンこと浜野謙太と、ギターの仰木亮彦両名にインタビューを決行! 昨年9月に発売された2ndアルバム『爆弾こわい』からおよそ1年、「大きく変わった」という彼らの変化について聞いてきました!
zainichi2.jpg
──今回のミニアルバムはリード曲となっている「嘘」をはじめ、「ホームシック」「ダチ」「肝心なもんか」「不思議なもんでさ」……といった8曲構成になっていますが、タイトルの『連絡』には何か意味があるんですか? 浜野 最初から全体のパッケージを考えて作っていったわけではなく、全部の曲がそろってから、「これをひとつのパッケージにするとしたら?」って考えてつけたんです。 仰木 はじめはけっこういろいろ悩んだんですけど、どれもしっくりこなくて。でも最終的に僕が『連絡網』って思いついて、そこから「網」を消して『連絡』に落ち着いたっていう。 浜野 『連絡』にしようって言ったのは俺だよな? 仰木 でも、最初に『連絡網』って思いついたのは俺だったよね? ──……。今回、これまでのアルバムに比べると全体的にしっとりした、大人めな曲が多かったように思います。 仰木 ほら、いい「連絡」を取れる人は大人ですからね(笑)。 浜野 ただ、実際はそれぞれの曲のテーマを見ると子どもっていうか……むしろ「大人になりたい!」みたいな感じですよね。あ、"大人になりたい"っていいね。やっぱり、これタイトルにしようよ(笑)。 仰木 え!? ──前作のアルバムからおよそ1年ぶりのリリースとなりましたが、何か変化はありましたか? 浜野 やっぱり、「メンバーに曲を作ってもらおう」っていう"寛容な判断"をリーダーがしたっていうことですかねえ。 仰木 ……。 浜野 まあ正直なところ、書いてもらわなきゃいけない状況だったというか……。2ndアルバムを作った時に、実は俺がけっこうテンパってしまって、スタッフからも「メンバーにも曲を書いてもらったらどうですか?」って言われてたんですよ。そんな中、個人の仕事も増えてきて、リアルにメンバーの助けが必要になってきた。お客さんの耳も慣れてきて、1〜2時間のライブをやるのにも、メンバーの意見を取り入れて広がりを出さないと厳しくなっていたし。勢いだけではお客さんを満足させられなくなってたんですよね。 ──いろんな要素がないとおもしろくないと。 浜野 そうですね。最近はももいろクローバーZとのライブしかり、イベント的なステージに呼ばれてちょっとやる、という機会が多くて。おかげで話題はそこそこあったんですけど、いざワンマンになると「もうちょっとできるんじゃないのか?」っていう不完全燃焼感があった。(注目される機会が増えたことで)僕たちの音楽を聴こうとしてくれる人たちは増えたのに、それにイマイチ応えられていないのかなと。 仰木 そういう状況を打開するためにも、今回は僕たちも曲を作ろうってことになったんです。
zainichi1.jpg
──しかも、今回のミニアルバムは、仰木さんの作った「嘘」がリード曲ですもんね。 仰木 そうなんですよ! いやぁ、ハマケンはすごく寛容になった。 ──と、言いますと? 仰木 今までは、"ハマケン以外は曲を作っちゃいけない"っていう空気がありまして。もちろん、最初から自分たちがいろいろやりすぎてたら「在日ファンクとはこうだ」っていうものが明確に作れなかったと思うんですけど、最近少しずつ、いろんなことを振ってくれるようになったんですよ。 「京都」っていう曲で、ライブの時は歌い出しだけ僕がやったりしてるんですけど、スタッフが「次のアルバムは、仰木さんが歌う曲を1曲くらい入れちゃってもいいんじゃないですかね?」なんてボソっと言ったら、ハマケンが「いや、それはダメだ」って頑に拒否したりして(笑)。それが今、俺が作詞も作曲もした曲がリード曲になって、すごく感慨深いんですよ。単純に嬉しかったし。 浜野 俺も大人になったんだな(笑)。 ──ちなみに、今回一番思い入れのある曲は? 浜野 在日ファンク全体に影響を与えた曲になったので、やはり「嘘」ですね。悔しいですけど。まず、「嘘」ができてから仰木の顔付きが変わったんですよ。「俺だって、いつまでもいじめられっ子のままじゃないんだぞ!」みたいな。それに、ほかの曲のアレンジにも影響を与えたし、ライブの時にゆったり演奏できるようになりましたから。やっぱり、自分だけが曲を作ってると、内心「これでいいのかな?」って思うんですよ。だけど、メンバーが作った曲をやる時って、「こいつが作った曲なんで、良くなかったらこいつのせいです」って気構えになれる(笑)。 仰木 そういうこと!? まあ、今まではそうやって気の抜けるところがなさすぎたんですよね。「嘘」のほかに、「肝心なもんか」もリズム隊で作ったんですけど、自分の曲以外の曲が入ってきたことで、ハマケンも力が抜けたかなと。 浜野 音楽はリラックスしないとできないですよね。 仰木 前はお客さんにキレてる時とかもあったもんね。 浜野 そ、そうですね……。「なめられちゃいけない!」みたいな気負いがありましたからね。だから、メンバーが作った曲を受け入れることで、「あれもしていいんだ、これもしていいんだ」って思えるようになって、気持ちに余裕が持てるようになったんですよ。この寛容な姿勢は、みんなにも学んでほしいよね。 仰木 ん? 浜野 ほら、国とか大阪市とかにだよ! ──いきなり話が大きくなりましたね。仰木さんも、思い入れの強い曲ナンバー1は「嘘」ですか? 仰木 もちろん「嘘」もですけど、僕は「不思議なもんでさ」にも思い入れがありまして。今回のミニアルバムは3rdにつながるものに……という思いがあって、この曲を最後にするという配置で曲順を考えたのも、実は僕なんですよ。 浜野 いや、俺が仰木に話を振って決まったんだから、俺だ。 仰木 いや、俺が考えたんだよ(笑)。 ──(笑)。ところで、冒頭でも触れていましたが、去年から今年にかけて、岡村靖幸さんリミックスの「爆弾こわい」を発表したり、ももいろクローバーZに関しては対バンライブのほかに、メンバーの有安杏果ちゃんにソロ曲「教育」を提供したり……こうしたコラボを経て、影響を受けた部分もあったのでしょうか?  浜野 うーん、岡村さんに関しては、実は対談した後にちょっとヘコんでしまって。「僕らは岡村さんとは違うことをやらなきゃ!」とは思いましたね。岡村さんて、音楽に対してすごく渇望感があるんですよ。あそこまでしないとあのリズムは作れないんだろうなって思うんですけど……同時に、「僕はリア充なんで、岡村さんと同じ事は思ってません!」って気持ちになってしまって。その時、「これができる」っていうより、「僕にはこれはできない」って感じたんです。でも、「自分はこれが絶対できない」っていう感覚のほうが、本当の意味での個性じゃないですか? そこに気がつかされましたね。 仰木 そういう感覚のほうが、僕ら確信を持ってるもんね。 ──「いやいやそういうんじゃないし」っていう引いた感じが、なんだか在日ファンクっぽいですね。ももクロのほうはどうでしたか? 浜野 「教育」は、実は仕上がった後に「本当にあげたくない!」と思って(笑)。それくらい、しっくりきた曲になったんです。あのタイミングじゃなかったらももクロに楽曲提供なんてできなかったと思うし、すごくいいコラボレーションだったと思いますね。ただ、やっぱり終わったあとはまたヘコんで……「ああ、ももクロちゃんてこんなすげえんだ!」って。 仰木 大人だったんですよね。リハーサルの後、廊下で会った時に「あそこのくだりのところ、もう一度やらせてもらえませんか?」って言われて。それで、楽屋にわざわざ来てハマケンとの台詞のやり取りを練習したりしてね。 浜野 それに、ももクロを取り巻くスタッフさんたちもやりたいことをやっていて、それに対してファンが「それを待ってたんだよね!」って応えてた。アイドルとコラボなんかしたら、「でも、どうせ裏で会社がいっぱい動いてるんでしょ〜怖いよね〜」みたいな言い訳を自分がするんじゃないかって思ってたんですけど、それができないくらいももクロはパワフルだったんですよ。率直に、「人気があるってこういうことなんだ」って感じました。
zainichi3.jpg
──もうひとつ、これは超勝手に感じたことなんですが、今回のミニアルバムは、いじめ問題に揺れる現代社会の子どもたちの気持ちにもシンクロするのかなと。寂しさだったり、他人とのコミュニケーション不足だったり……これは意図したことではないのかもしれませんが、今後、社会に対して発信していきたいことってありますか? 浜野 前から、何事にも「ブレろ!」って思ってるんですよ。ブレたくない自分に挑戦していかないといけないんです。例えば僕は、今回のアルバムでメンバーに曲を書いてもらったり、メンバーの意見もちゃんと聞いたりしたことで、自分の世界を崩すことを味わった。  大津のいじめ事件で、いじめられた子が死んだ後に、いじめた子が「アイツ死によったで」なんて言ってた、という話がありましたよね? それを聞いて、大人は「極悪非道だ!」って言うじゃないですか。いくらなんでも、自分が加害者で、いじめていた子が死んだらショックを受けてくれるだろうと思ってるから。でも、そこでその子がケロっと見せていたのは、ブレたくなかったからじゃないかなって思うんです。その子は、「ブレたら負けだ」っていう、大人の世界から習ったことをまっとうしている、いわゆる"優等生"なんだと思うんですよ。だから、いい社会とか美しいものを作るためだったら、「ブレてもいいんじゃない」ってことを伝えたいんです。「あ、そうなの? そっちのほうがいいね!」って言う勇気を持ってほしい。これは、むしろ僕たち大人に重要なことかも。 仰木 在日ファンクって、コミカルなバンドだと捉えられがちだと思うんです。実際、笑ってもらえるっていうことは重要な要素だとも思っているし。でも、"笑い"としてしか捉えてないお客さんも多い気がしていて、もう一歩、自分たちの音楽に踏み込んで来て欲しいという時もあります。『爆弾こわい』のリリースツアーで、広島にも行ったんですが、「爆弾こわい」を演奏した時、お客さんのテンションがすごく高くて、鳥肌が立ちました。お客さんの中に共通の問題意識があれば、在日ファンクの曲って、決してコミカルなだけじゃないと思うんですよね。 ──原爆の問題とシンクロした、ということですか? 仰木 そうですね。「嘘」を作った時は、"嘘をつくことは罪である"ということは念頭に置きつつも、「嘘も方便」という言葉もありますし、全ての嘘に対して、その人が責任を取るべき"絶対悪"だと言い切れるのかな? って感じていた部分があって。なるべく嘘はつきたくないけど、多かれ少なかれ、社会生活の中で気付かずにそう仕向けられているかもしれない。だから、嘘って「いい」「悪い」じゃなくて、そういう世の中をまわす"カラクリ"みたいなものだと思ったんですよね。 ──仰木さん……けっこういろいろ考えてるんですね(笑)。なんだかでは、やっと幅が広がり始めたということで(!?)、今後の展開も、楽しみにしてます! (構成=編集部/撮影=後藤秀二) ●在日ファンク SAKEROCKの浜野謙太を中心とし、「日本に在りながらファンクを再認識する」ことを目指した7人組ファンクバンド。2010年1月にファーストアルバム『在日ファンク』でデビュー。11年にリリースした『爆弾がこわい』で注目を集め、さまざまなアーティストとのコラボレーションも展開している。 ■RELEASE 『連絡』 10月3日にリリースされる、ミニアルバム。メンバーの仰木亮彦(Gt.)の「嘘」や村上基(Tp.)の「ダチ」など、浜野以外が手がけた楽曲が初めて起用されている。「あれは今回限りのデトックスなんですけど……よかったのかな」(浜野)という、ジェントル久保田(Tb.)の“不思議な語りが聴ける”ボーナストラックにも注目してほしい。 発売日/10月3日(水)、価格/1980円(税込)、発売元/P-VINE RECORDS

「いじめっ子って本当は優等生なんですよ!」"ブレてもいいこと"を伝えたいファンクバンドの使命

 明日10月3日に、在日ファンクのミニアルバム『連絡』がリリースされる。それを記念して、リーダーのハマケンこと浜野謙太と、ギターの仰木亮彦両名にインタビューを決行! 昨年9月に発売された2ndアルバム『爆弾こわい』からおよそ1年、「大きく変わった」という彼らの変化について聞いてきました!
zainichi2.jpg
──今回のミニアルバムはリード曲となっている「嘘」をはじめ、「ホームシック」「ダチ」「肝心なもんか」「不思議なもんでさ」……といった8曲構成になっていますが、タイトルの『連絡』には何か意味があるんですか? 浜野 最初から全体のパッケージを考えて作っていったわけではなく、全部の曲がそろってから、「これをひとつのパッケージにするとしたら?」って考えてつけたんです。 仰木 はじめはけっこういろいろ悩んだんですけど、どれもしっくりこなくて。でも最終的に僕が『連絡網』って思いついて、そこから「網」を消して『連絡』に落ち着いたっていう。 浜野 『連絡』にしようって言ったのは俺だよな? 仰木 でも、最初に『連絡網』って思いついたのは俺だったよね? ──……。今回、これまでのアルバムに比べると全体的にしっとりした、大人めな曲が多かったように思います。 仰木 ほら、いい「連絡」を取れる人は大人ですからね(笑)。 浜野 ただ、実際はそれぞれの曲のテーマを見ると子どもっていうか……むしろ「大人になりたい!」みたいな感じですよね。あ、"大人になりたい"っていいね。やっぱり、これタイトルにしようよ(笑)。 仰木 え!? ──前作のアルバムからおよそ1年ぶりのリリースとなりましたが、何か変化はありましたか? 浜野 やっぱり、「メンバーに曲を作ってもらおう」っていう"寛容な判断"をリーダーがしたっていうことですかねえ。 仰木 ……。 浜野 まあ正直なところ、書いてもらわなきゃいけない状況だったというか……。2ndアルバムを作った時に、実は俺がけっこうテンパってしまって、スタッフからも「メンバーにも曲を書いてもらったらどうですか?」って言われてたんですよ。そんな中、個人の仕事も増えてきて、リアルにメンバーの助けが必要になってきた。お客さんの耳も慣れてきて、1〜2時間のライブをやるのにも、メンバーの意見を取り入れて広がりを出さないと厳しくなっていたし。勢いだけではお客さんを満足させられなくなってたんですよね。 ──いろんな要素がないとおもしろくないと。 浜野 そうですね。最近はももいろクローバーZとのライブしかり、イベント的なステージに呼ばれてちょっとやる、という機会が多くて。おかげで話題はそこそこあったんですけど、いざワンマンになると「もうちょっとできるんじゃないのか?」っていう不完全燃焼感があった。(注目される機会が増えたことで)僕たちの音楽を聴こうとしてくれる人たちは増えたのに、それにイマイチ応えられていないのかなと。 仰木 そういう状況を打開するためにも、今回は僕たちも曲を作ろうってことになったんです。
zainichi1.jpg
──しかも、今回のミニアルバムは、仰木さんの作った「嘘」がリード曲ですもんね。 仰木 そうなんですよ! いやぁ、ハマケンはすごく寛容になった。 ──と、言いますと? 仰木 今までは、"ハマケン以外は曲を作っちゃいけない"っていう空気がありまして。もちろん、最初から自分たちがいろいろやりすぎてたら「在日ファンクとはこうだ」っていうものが明確に作れなかったと思うんですけど、最近少しずつ、いろんなことを振ってくれるようになったんですよ。 「京都」っていう曲で、ライブの時は歌い出しだけ僕がやったりしてるんですけど、スタッフが「次のアルバムは、仰木さんが歌う曲を1曲くらい入れちゃってもいいんじゃないですかね?」なんてボソっと言ったら、ハマケンが「いや、それはダメだ」って頑に拒否したりして(笑)。それが今、俺が作詞も作曲もした曲がリード曲になって、すごく感慨深いんですよ。単純に嬉しかったし。 浜野 俺も大人になったんだな(笑)。 ──ちなみに、今回一番思い入れのある曲は? 浜野 在日ファンク全体に影響を与えた曲になったので、やはり「嘘」ですね。悔しいですけど。まず、「嘘」ができてから仰木の顔付きが変わったんですよ。「俺だって、いつまでもいじめられっ子のままじゃないんだぞ!」みたいな。それに、ほかの曲のアレンジにも影響を与えたし、ライブの時にゆったり演奏できるようになりましたから。やっぱり、自分だけが曲を作ってると、内心「これでいいのかな?」って思うんですよ。だけど、メンバーが作った曲をやる時って、「こいつが作った曲なんで、良くなかったらこいつのせいです」って気構えになれる(笑)。 仰木 そういうこと!? まあ、今まではそうやって気の抜けるところがなさすぎたんですよね。「嘘」のほかに、「肝心なもんか」もリズム隊で作ったんですけど、自分の曲以外の曲が入ってきたことで、ハマケンも力が抜けたかなと。 浜野 音楽はリラックスしないとできないですよね。 仰木 前はお客さんにキレてる時とかもあったもんね。 浜野 そ、そうですね……。「なめられちゃいけない!」みたいな気負いがありましたからね。だから、メンバーが作った曲を受け入れることで、「あれもしていいんだ、これもしていいんだ」って思えるようになって、気持ちに余裕が持てるようになったんですよ。この寛容な姿勢は、みんなにも学んでほしいよね。 仰木 ん? 浜野 ほら、国とか大阪市とかにだよ! ──いきなり話が大きくなりましたね。仰木さんも、思い入れの強い曲ナンバー1は「嘘」ですか? 仰木 もちろん「嘘」もですけど、僕は「不思議なもんでさ」にも思い入れがありまして。今回のミニアルバムは3rdにつながるものに……という思いがあって、この曲を最後にするという配置で曲順を考えたのも、実は僕なんですよ。 浜野 いや、俺が仰木に話を振って決まったんだから、俺だ。 仰木 いや、俺が考えたんだよ(笑)。 ──(笑)。ところで、冒頭でも触れていましたが、去年から今年にかけて、岡村靖幸さんリミックスの「爆弾こわい」を発表したり、ももいろクローバーZに関しては対バンライブのほかに、メンバーの有安杏果ちゃんにソロ曲「教育」を提供したり……こうしたコラボを経て、影響を受けた部分もあったのでしょうか?  浜野 うーん、岡村さんに関しては、実は対談した後にちょっとヘコんでしまって。「僕らは岡村さんとは違うことをやらなきゃ!」とは思いましたね。岡村さんて、音楽に対してすごく渇望感があるんですよ。あそこまでしないとあのリズムは作れないんだろうなって思うんですけど……同時に、「僕はリア充なんで、岡村さんと同じ事は思ってません!」って気持ちになってしまって。その時、「これができる」っていうより、「僕にはこれはできない」って感じたんです。でも、「自分はこれが絶対できない」っていう感覚のほうが、本当の意味での個性じゃないですか? そこに気がつかされましたね。 仰木 そういう感覚のほうが、僕ら確信を持ってるもんね。 ──「いやいやそういうんじゃないし」っていう引いた感じが、なんだか在日ファンクっぽいですね。ももクロのほうはどうでしたか? 浜野 「教育」は、実は仕上がった後に「本当にあげたくない!」と思って(笑)。それくらい、しっくりきた曲になったんです。あのタイミングじゃなかったらももクロに楽曲提供なんてできなかったと思うし、すごくいいコラボレーションだったと思いますね。ただ、やっぱり終わったあとはまたヘコんで……「ああ、ももクロちゃんてこんなすげえんだ!」って。 仰木 大人だったんですよね。リハーサルの後、廊下で会った時に「あそこのくだりのところ、もう一度やらせてもらえませんか?」って言われて。それで、楽屋にわざわざ来てハマケンとの台詞のやり取りを練習したりしてね。 浜野 それに、ももクロを取り巻くスタッフさんたちもやりたいことをやっていて、それに対してファンが「それを待ってたんだよね!」って応えてた。アイドルとコラボなんかしたら、「でも、どうせ裏で会社がいっぱい動いてるんでしょ〜怖いよね〜」みたいな言い訳を自分がするんじゃないかって思ってたんですけど、それができないくらいももクロはパワフルだったんですよ。率直に、「人気があるってこういうことなんだ」って感じました。
zainichi3.jpg
──もうひとつ、これは超勝手に感じたことなんですが、今回のミニアルバムは、いじめ問題に揺れる現代社会の子どもたちの気持ちにもシンクロするのかなと。寂しさだったり、他人とのコミュニケーション不足だったり……これは意図したことではないのかもしれませんが、今後、社会に対して発信していきたいことってありますか? 浜野 前から、何事にも「ブレろ!」って思ってるんですよ。ブレたくない自分に挑戦していかないといけないんです。例えば僕は、今回のアルバムでメンバーに曲を書いてもらったり、メンバーの意見もちゃんと聞いたりしたことで、自分の世界を崩すことを味わった。  大津のいじめ事件で、いじめられた子が死んだ後に、いじめた子が「アイツ死によったで」なんて言ってた、という話がありましたよね? それを聞いて、大人は「極悪非道だ!」って言うじゃないですか。いくらなんでも、自分が加害者で、いじめていた子が死んだらショックを受けてくれるだろうと思ってるから。でも、そこでその子がケロっと見せていたのは、ブレたくなかったからじゃないかなって思うんです。その子は、「ブレたら負けだ」っていう、大人の世界から習ったことをまっとうしている、いわゆる"優等生"なんだと思うんですよ。だから、いい社会とか美しいものを作るためだったら、「ブレてもいいんじゃない」ってことを伝えたいんです。「あ、そうなの? そっちのほうがいいね!」って言う勇気を持ってほしい。これは、むしろ僕たち大人に重要なことかも。 仰木 在日ファンクって、コミカルなバンドだと捉えられがちだと思うんです。実際、笑ってもらえるっていうことは重要な要素だとも思っているし。でも、"笑い"としてしか捉えてないお客さんも多い気がしていて、もう一歩、自分たちの音楽に踏み込んで来て欲しいという時もあります。『爆弾こわい』のリリースツアーで、広島にも行ったんですが、「爆弾こわい」を演奏した時、お客さんのテンションがすごく高くて、鳥肌が立ちました。お客さんの中に共通の問題意識があれば、在日ファンクの曲って、決してコミカルなだけじゃないと思うんですよね。 ──原爆の問題とシンクロした、ということですか? 仰木 そうですね。「嘘」を作った時は、"嘘をつくことは罪である"ということは念頭に置きつつも、「嘘も方便」という言葉もありますし、全ての嘘に対して、その人が責任を取るべき"絶対悪"だと言い切れるのかな? って感じていた部分があって。なるべく嘘はつきたくないけど、多かれ少なかれ、社会生活の中で気付かずにそう仕向けられているかもしれない。だから、嘘って「いい」「悪い」じゃなくて、そういう世の中をまわす"カラクリ"みたいなものだと思ったんですよね。 ──仰木さん……けっこういろいろ考えてるんですね(笑)。なんだかでは、やっと幅が広がり始めたということで(!?)、今後の展開も、楽しみにしてます! (構成=編集部/撮影=後藤秀二) ●在日ファンク SAKEROCKの浜野謙太を中心とし、「日本に在りながらファンクを再認識する」ことを目指した7人組ファンクバンド。2010年1月にファーストアルバム『在日ファンク』でデビュー。11年にリリースした『爆弾がこわい』で注目を集め、さまざまなアーティストとのコラボレーションも展開している。 ■RELEASE 『連絡』 10月3日にリリースされる、ミニアルバム。メンバーの仰木亮彦(Gt.)の「嘘」や村上基(Tp.)の「ダチ」など、浜野以外が手がけた楽曲が初めて起用されている。「あれは今回限りのデトックスなんですけど……よかったのかな」(浜野)という、ジェントル久保田(Tb.)の“不思議な語りが聴ける”ボーナストラックにも注目してほしい。 発売日/10月3日(水)、価格/1980円(税込)、発売元/P-VINE RECORDS

戦場で味方も殺せる"フレンドリー・ファイア"の恐怖と『重鉄騎』のリアリティ

 今年6月21日にカプコンより発売されたXbox360・Kinect専用ソフト『重鉄騎』は、"ドラマティック戦場体験"と銘打たれている通り、迫力満点な戦場でのバトルが楽しめるアクションゲーム。Xbox360のコントローラーだけでなく、家庭用体感型ゲームシステム「Kinect」を使い、体のジェスチャーを交えながら操作することで、まるでコックピットの中で鉄騎【編註:ゲーム内に登場する、戦闘用二足歩行兵器のこと。戦車がベースになっている】を操縦しているかのような臨場感が味わえる。そんな『重鉄騎』を、YouTubeのカプコンチャンネルにていち早く戦場体験していたのが、実際にアフガニスタンやミャンマーなどで戦場を体験してきた元傭兵の高部正樹氏。いくつもの戦火をくぐり抜けて来た同氏に、改めて『重鉄騎』の魅力について聞いてみた。
takabe.jpg
ホンモノは眼力が違います。
──高部さんは生の戦場を体験されているわけですが、『重鉄騎』をプレイしてみて、傭兵時代の記憶と重なる部分はありましたか? 高部正樹(以下、) ありましたね。まずなんと言っても、戦場のグラフィックがリアルなんですよ。煙の上り方などの描写はもちろん、戦場ならではの無機質な感じがよく再現されていて、見た瞬間にドキっとしました。映画『ランボー 最後の戦場』を見た時もそうだったんですけど、こんなふうに自分の実体験と重なるような戦場シーンを見ると、戦地で嗅いだ匂いだったり、肌に当たる風の感触だったり、暑さだったり……と、いろんな五感の記憶が蘇ってくるんです。まさかゲームでここまで思い起こされるとは、予想外でした。 ──コックピットの中から目の前を横切っていく歩兵が見えたり、随所にリアリティに対するこだわりが感じられますよね。  僕は歩兵だったので、あれを見ながら「こんな無防備な恰好で戦場にいたんだ。おっかないことしてたなぁ」って思いました(笑)。鉄騎の中にはパイロットの自分だけでなく、通信士1名と装填手2名が搭乗している設定になっているんですが、敵の攻撃を受けてふと横を見ると、装填手が血を流して負傷していたりするんですよ。そういう細かいところもリアリティがあって良かったですね。ただ、実際の戦場では、たとえ最前線でもあんなにガチンコで激しく戦うことってそんなになくて、あったとしても"波"があるんです。戦闘状態が1カ月続いたら、向こう3カ月は休止とか。だから、こんなふうに山場といえる戦闘が続けて体験できるのは、ゲームならではだなぁと。 ──意外と戦場って暇なんですね……。ちなみにKinectを使っての操作はいかがでしたか?  コントローラーでちょこちょこやるだけのゲームだったら、攻撃を喰らってもすぐに対処できますけど、こっちはジェスチャーで操作しなければならないので焦りますよね(笑)。でも、その分実際に戦場にいる時のように、"アドレナリンホリック"の状態に近づけるんじゃないかと思います。やっぱり最前線では、どんなに平静を装っていても脳はある種の興奮状態にあって、そのことを海外の兵士たちは"アドレナリンホリック"と呼んでいるんですよ。
──ふと思ったんですが、戦場には世界各国からやって来た傭兵たちが集まっているわけで、そうなると仲間内での衝突もあったのでは? それこそ“アドレナリンホリック”で。  海外の兵士たちはわりとしょっちゅうケンカしてましたけど、僕を含めて日本人は総じて大人しくしていました。なぜなら下手にケンカすると、相手に殺される恐れがあるから。これは実際にボスニアであったことなんですが、戦場の後方にいる時にカナダ人とイギリス人がケンカして、そのまま前線に行ったらカナダ人のほうが殺されちゃったんですよ。彼が潜伏していたビルの部屋に、イギリス人がロケット弾ぶっ放して。 ──ロケット弾って……殺る気満々じゃないですか! そのイギリス人にはどんな処罰が?  おとがめは一切なしです。なぜかというと、前線で戦闘が始まって敵味方が入り乱れた状態になると、誤って味方を撃ってしまう……いわゆる"フレンドリー・ファイア(味方の流れ弾)"はよくあることなので、たとえ故意だとしても「敵だと思った」とか主張すれば、すべて事故扱いになるんです。だから、味方とは仲良くしておかないと本当に危険。人を殺すための道具に使い慣れてるぶん、カッとなった勢いですぐに殺せちゃうし、おまけに罪に問われないし……。和を重んじれる日本人で良かったと、つくづく思います(笑)。 (文/アボンヌ安田、写真/三浦太輔(go relax E more)) 高部正樹(たかべ・まさき) 1964年、愛知県生まれ。高校卒業と同時に航空学生として航空自衛隊に入隊。しかし、訓練中に負った怪我により、自ら除隊。その後、歩兵になることを決意し、88年より、当時ソビエト連邦の侵攻を受けていたアフガニスタンに単身乗り込む。90年代にはカレン民族解放軍に加わり、当時のビルマ(現・ミャンマー)からの独立闘争にも参加した。近著に、『戦友 名もなき勇者たち』(並木書房)、『実録!!傭兵物語~WAR DOGS~』(双葉社)、『傭兵が教える危機管理の心得』(文芸社文庫)など。 ●『重鉄騎』
jyuutekki.jpg
6月21日に発売されたXbox 360・Kinect専用のドラマティック戦場体験ゲームソフト。通称”シリコンカビ”によってコンピューターが失われた架空の近未来を舞台に、プレイヤーは二足歩行の兵器「鉄騎」を操るアメリカ軍のパワーズ軍曹となり、仲間たちと共に戦いを繰り広げていく。ちなみにタイトルの「重鉄騎」とは、敵軍が所有する謎の兵器のこと(右の写真参照)。プロモーション用のトレーラーは『イノセンス』や『スカイクロラ』などで知られる押井守監督が制作しているので、そちらもぜひ、チェックしてほしい。 発売:カプコン/価格:7990円(税込) (c) CAPCOM CO., LTD. 2012 ALL RIGHTS RESERVED. ・『重鉄騎』公式HP ★テレビでも活躍中のフランス人、メディ氏が教える初心者向けの「重鉄騎」操作マニュアル動画も本日公開!!
さらに!8月18日発売の月刊誌「サイゾー」でも何かが起こる!?

ske_takabe.jpg