「感じちゃったの…」 ある女性の哀しみの依頼
あれは、ちょうど3年前の冬だった。私はある中年不倫カップルの浮気旅行の調査をしていた。依頼者は対象となっている中年男性の妻である。色白でややおっとりとした顔付きの依頼者であったが、その目は殺気立っていた。依頼者の夫は『出張に行く』と言っていたが『絶対に不倫旅行をする』と感じたらしい。それで私に『夫の浮気の証拠を掴んで下さい』と依頼してきたわけだ。問題の出張日。対象の中年男性は浮気相手の地味めな女性と共に仙台空港に現れた。女の勘は鋭い。依頼者の予言は現実のものとなったわけである。彼らは仙台空港から新千歳空港へ飛び、そこから女満別空港に飛んだ。私も調査の為、一緒の便で飛んでいった。