診察室では仏のヤブさんとも言われ、スタッフから「先生、よく怒りませんね」と驚かれることもある私だが、ことプライベートに関しては厳しい。ましてここまでコケにされると黙ってはいられない。私はM君の嘘について、徹底的に証拠を集めてM君につきつけた。それでもM君は、のらりくらりと「こじ付けにすらならない嘘」を上塗りしていく。ピアノは優勝したが証拠がない、学業も証明できない、学費は無料だがそれも真実だと伝える術がない、等々。すでにどれも嘘だと判明しているのに、M君は明るい笑顔で嘘をすらすらと語るのだ。
診察室では仏のヤブさんとも言われ、スタッフから「先生、よく怒りませんね」と驚かれることもある私だが、ことプライベートに関しては厳しい。ましてここまでコケにされると黙ってはいられない。私はM君の嘘について、徹底的に証拠を集めてM君につきつけた。それでもM君は、のらりくらりと「こじ付けにすらならない嘘」を上塗りしていく。ピアノは優勝したが証拠がない、学業も証明できない、学費は無料だがそれも真実だと伝える術がない、等々。すでにどれも嘘だと判明しているのに、M君は明るい笑顔で嘘をすらすらと語るのだ。
あまりに痛ましく、怒りと恐怖を感じるような誘拐殺人事件の犯人が発覚した。小学1年生をめった刺しにした男については、今後マスコミがあれこれと書き立てるだろうし、弁護側は常套手段として精神鑑定を請求するだろう。精神科医としては、8年以上も犯行を隠しとおせるような人間に精神鑑定など不要だと思うのだが……。さて、今回の事件に関して、ボスから精神科医として何か書けないかという依頼があった。
前回のつづき
ギャンブルについて面白い心理学研究がある。
これまでは漠然と「勝った記憶は強く残るのに対し、負けた記憶はすぐに薄れるから」といったことが信じられてきた。ところが研究の結果、むしろ勝った記憶のほうが早く薄れることが明らかになったのだ。ではなぜギャンブルにのめり込む人は賭けをやめられないのだろうか。
精神科医、ヤブです。
先日やってきたパチンコ依存症の若者はなかなかに凄かった。