「♪げんこつやまの~ たぬきさん~」
薄曇りの空の下、二階建てアパートの外廊下。手摺りより高い位置で軽く揺すられながら、私はむすっとした顔をしたのを憶えている。思えばそれが、私の一番古い記憶なのかもしれない。
コイツがどうしても好きになれない。
投稿者「のん (mailto:web_master@tanteifile.com)」のアーカイブ
のんさんの日記 『連帯保証人5~大切にしたかったはずのもの~』
前回のつづき
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で叫ぶと、私を拉致しに自宅へ来た男が
「まーまーまーまー。」
涙と鼻水でぐちゃぐちゃの顔で叫ぶと、私を拉致しに自宅へ来た男が
「まーまーまーまー。」
のんさんの日記 『連帯保証人4~拷問~』
前回のつづき
マンションを出たあと、駅近くのルノアールに寄った。
言葉を投げつけた一面が別人だったかのように、ともぼーは明るく饒舌になっていた。
マンションを出たあと、駅近くのルノアールに寄った。
言葉を投げつけた一面が別人だったかのように、ともぼーは明るく饒舌になっていた。
のんさんの日記 『連帯保証人3~借用書~』
前回のつづき
部屋の中には、4人の、いずれも黒いスーツを着た男たちがいた。
一目して、その筋の者だとわかる。
部屋の中には、4人の、いずれも黒いスーツを着た男たちがいた。
一目して、その筋の者だとわかる。
のんさんの日記 『連帯保証人2~他人事~』
前回のつづき
翌日、午後4時。
私は、ともぼーに連れられ、都内某所にあるマンションの一室にいた。
翌日、午後4時。
私は、ともぼーに連れられ、都内某所にあるマンションの一室にいた。
のんさんの日記 『連帯保証人1~おねがい~』
「いや、無理。一緒に来てもらうから。」目の前が真っ白になる、というのは、こういうことを言ったのだろう。突然やってきて、彼女が行方を断ったことを告げ、「いま」「すぐに」「ここで」どうにかしろ、と言う。大体、20代の女の子の一人暮らしの部屋に、390万円なんて現金がある方がどうかしている。いつもと何ら変わらない昼下がり。私はいつものようにバイトに行く準備をしていた──────だけなのに。なんの前触れもなく、徹底的に理不尽な出来事におそわれた。…前触れもなく? いや、それは正確ではないかもしれない。「おねがい!頼める人は、のんちゃんしかいないの!」