昭和から平成の時代、お色気というジャンルのテレビ番組が地上波で放送されていたことを、知らない世代も増えてきたのではないだろうか。
若い世代はピンとこないかもしれないが、伝説とも呼ばれる1965~1990年まで放送されていた『11PM』(日本テレビ系)や、1980~2002年『トゥナイト(トゥナイト2)』(テレビ朝日系)、1991~1998年放送の女子向けエロ番組『ギルガメッ…
昭和から平成の時代、お色気というジャンルのテレビ番組が地上波で放送されていたことを、知らない世代も増えてきたのではないだろうか。
若い世代はピンとこないかもしれないが、伝説とも呼ばれる1965~1990年まで放送されていた『11PM』(日本テレビ系)や、1980~2002年『トゥナイト(トゥナイト2)』(テレビ朝日系)、1991~1998年放送の女子向けエロ番組『ギルガメッ…
――ドラマにはいつも時代と生きる“俳優”がいる。『キャラクタードラマの誕生』(河出書房新社)『テレビドラマクロニクル1990→2020』(PLANETS)などの著書で知られるドラマ評論家・成馬零一氏が、“俳優”にスポットを当ててドラマをレビューする。
Netflixで配信されているドラマ『離婚しようよ』は、三世議員の東海林大志(松坂桃李)と、国民的人気女優・黒澤ゆい(仲里依紗)が離婚するまでを描いたコメディだ。
脚本は宮藤官九郎と大石静の共作。各話を分担するのではなく、役割分担をある程度決めた上で、交互に加筆修正を加えていく往復書簡形式で全話を書いたという。その結果、全体の基調となっているコメディテイストと、大志を中心とする男性の描写には宮藤の個性が色濃く出ており、ゆいを中心とする女性の描写には大石の個性が強く反映されている。その意味で2人の作家性が適材適所でうまく噛み合ったドラマと言えるが、2人の個性が混ざり合うことで意外な面白さも生まれている。
それが、錦戸亮演じる加納恭二の存在だ。
恭二はゆいの不倫相手で、パチンコで生計を立てながら、アーティスト活動をおこなっている謎めいた男。「生きてるのに死んでるみたいな人」だと、ゆいによって語られる。
宣伝では恭二は「色気ダダ漏れの自称アーティスト」だと紹介されていたが、この色気は彼が何も持たず、何事にも執着していないからこそ漏れ出しているのだろう。
錦戸はナタリーに掲載された『離婚しようよ』のインタビューで、「色気って出すものではなくて漏れるもの」だと語っている。この「漏れるもの」という表現は、恭二という人間を的確に表現していると同時に、錦戸の芝居の本質を突いていると感じた。
数々の映画やドラマに出演してきた錦戸だが、代表作というと2008年に放送された浅野妙子脚本の連続ドラマ『ラスト・フレンズ』(フジテレビ系)が真っ先に思い浮かぶ。
錦戸が演じたのは、区役所の児童福祉課に務める及川宗佑。宗佑は表向きは真面目な公務員なのだが、恋人の藍田美知留(長澤まさみ)を愛するあまり、束縛して暴力を振るうDV男で、劇中では悪役として描かれていた。
美知留を守ろうとする仲間たちの友情を美しく描くドラマとして本作は作られていたのだが、愛しているのに恋人を傷つけてしまう宗佑の歪んだ愛情のほうが際立ってしまい、錦戸の芝居がドラマ全体を食ってしまったというのが、放送当時に抱いた印象だ。
普通のドラマなら憎むべきDV男の宗佑が、とても魅力的に思えたのは、錦戸の芝居が抑制されたもので、演技の中に余計な作為が感じられなかったからだろう。
その結果、宗佑が抱える深い哀しみが身体中から染み出しており、それが恋人に対する暴力となって爆発するときに、暗い色気となって漏れ出していた。
ボソっと呟くような口調と暗く沈んだ何かを訴えるような眼差しは、最新作の『離婚しようよ』に至るまで続く錦戸の芝居の基本的なトーンだが、抑制された芝居から何かが滲み出る錦戸の演技は『ラスト・フレンズ』で開花したと言える。
宗佑のように表向きは社会にうまく溶け込んでいるが、心の奥底に自分でもうまく言語化できない鬱屈を抱えていて、それがいつ爆発するかわからない青年を演じさせると、錦戸の右に出るものはいない。
『ラスト・フレンズ』と同じ08年に放送された、宮藤脚本の連ドラ『流星の絆』(TBS系)で演じた有明泰輔もそういう青年だった。宮藤と錦戸は、『離婚しようよ』も含めて、これまで3作のドラマでタッグを組んでいるのだが、本作は初めて2人が組んだ作品である。
泰輔は兄弟で詐欺グループを結成し、悪人を騙して制裁を加えながら、両親を殺した犯人を追う被害者遺族の青年。普段はヘラヘラと楽しそうにしている泰輔が、被害者遺族と言われ続けることに対する苛立ちを吐露する第2話は、とても印象に残っている。
また、14年の同じく宮藤脚本の学園ドラマ『ごめんね青春!』(同)で演じた原平助も、学校では生徒に優しい教師として信頼されているが、学生時代に火災事件を起こしたことで好きな人を傷つけてしまったという罪悪感を抱えて生きている男だった。
しかし、この2作で宮藤が錦戸に与えた役は、表向きは饒舌で明るく、下ネタなども口にする等身大の青年。同じように鬱屈を抱えていても、寡黙で謎めいていた『ラスト・フレンズ』の宗佑とは真逆の性格だ。そして物語も、悲劇ではなく喜劇にすることで、鬱屈から解放される姿を描いていた。このあたりは、女性脚本家の浅野妙子が考える錦戸のイメージと男性脚本家の宮藤が考える錦戸のイメージのズレが見えて面白い。
『離婚しようよ』の恭二でも同じズレが起こっており、前述の「意外な面白さ」とはまさにこのことだ。物語前半の恭二は大石が『セカンドバージン』(NHK)等で描いてきたような、女性から見た謎めいたカッコいい男だったが、終盤に向かうにつれて、等身大の男へと変わっていく。おそらく後半は宮藤のカラーが色濃く出ていたのだろうが、2人の脚本家が投影する相反するイメージを、錦戸は芝居の中で見事に融合させていた。その意味でも恭二役は、過去作を踏まえた上での新しい挑戦だった。
19年にジャニーズ事務所を退所して以降、しばらく俳優業は休止していた錦戸だが、『離婚しようよ』をきっかけに、次のステージに立ったと言えよう。これから再び、出演作が続々と増えていくことを待望している。
ボーイズグループがジャニーズ事務所の専売特許だったのも今は昔。2023年現在、いくつものグループが他事務所で活動し、ファンを喜ばせている。そこで今回、ジャニーズ以外のボーイズグループ、ダンスボーカルグループを応援するファンが集合。ダンスコラボが話題を呼んだ『音楽の日2023』(TBS系)の衝撃や、ジャニーズ事務所への思いを聞いた。
<座談会メンバー>
・EBi子:スターダストプロモーション所属のEBiDANファン。ジャニーズ、INI、K-POPまで広くアイドルを追う。
・JO子:LAPONEエンタテイメント所属のJO1ファン。元ジャニーズファン
・LD子:LDH所属のGENERATIONS、BALLISTIK BOYZファン。ジャニーズやSMエンタテイメントのK-POPも通過。
▼前編はこちら▼
――先日の『音楽の日』(TBS系)で各事務所のコラボが注目を集めました。ほかのグループで気になった人はいますか?
JO子 私、トラジャ(Travis Japan)がなんかすごく良く見えました。
LD子 ああ、私も! わかる!
JO子 トラジャだけが伝統的なジャニーズダンスをしてて、やけに良く見えたんですよね、あの中にいると。
LD子 わかります。「仮面舞踏会」あったじゃないですか。あのときに、宮近(海斗)の地力というか、歴の違いというか、全然違う。歌舞伎役者を見ているみたいな気持ちだった。
一同 わかる〜!
LD子 1人だけやっぱり違いましたね。はやりの踊り方とか、今の主流のダンスをLDHやJO1はやっていると思うんですけど、そこじゃない、もっと昔からあるダンスの根本的なうまさみたいなのを、宮近くんから感じて、すごいって思っちゃいました。
JO子 めっちゃわかります。ダンスボーカルグループって、ダンスをそろえてグループの一体感を出そうとするけど、ジャニーズはメンバー同士でダンスをそろえる気がないじゃないですか。でも、それによって個人個人がすごく際立って、いつの間にか目がそっちにいっちゃう、という。
EBi子 いいですよね。そろえないダンスもめっちゃ最近いいなと思って。
LD子 「仮面舞踏会」の正解がたぶんそっちなんですよ、たぶん。たった3人だけの曲だから、バッチリそろえるだけでは足りなくて、個性をしっかり3色出すというのがあの曲では正解。元ネタ知ってるから言えるんですけど(笑)。それでいうと、やっぱ宮近くんの伝統を踏襲するみたいなところが正解で。もちろんジャニーズの曲だったというのがあるんですけど、輝いて見えてしまいましたね、あれは。
JO子 本当に良かったです。ジャニオタだった時はトラジャになんの感情もなかったのに、離れてから魅力に気づいた(笑)。
LD子 佐野玲於(GENERATIONS from EXILE TRIBE)くんも、トラジャについてTwitterで「マジでブチかましてた」みたいな。LDH用語で褒めてた(笑)。
EBi子 何様だよ(笑)。
LD子 「とんでもないダンサーみた」って、トラジャのことを褒めてましたね。でもその後にTikTokとかインスタでも、各グループがコラボしているのは、やっぱり隔世の感というか、すごく時代が全然違う感じがして、楽しかったですね。
――トラジャはINIとも一緒にやってました。
EBi子 タジー(田島将吾/INI)と松松(松田元太、松倉海斗/Travis Japan)あたりが同期で、一緒に『ガムシャラ!』(テレビ朝日系)に出てたよね。ジャニーズを辞めた子と現役のジャニーズなんて、昔だったら絶対一緒にやらなかったのに。今は一緒にTwitterとかも出てくれる。
JO子 でも、共演してくれるのはトラジャだけですよね。ジャニーズの治外法権?
EBi子 野放し?
LD子 どの国でもないみたいな扱いなのかな(笑)。
JO子 だから、次はSnow Manが出てきてくれないと。ジャニーズと他事務所の男性グループが共演して「時代が動いた!」って感動してるオタクもいましたけど、Snow Manが出てこないと本当の意味で“完成”しないよと思う。
LD子 それ思った。Snow Manを出してこい、ラウールを。
EBi子 サイキック(PSYCHIC FEVER from EXILE TRIBE)とラウール(Snow Man)、RIEHATA。
LD子 そうだ。RIEHATAの門下生なんですね、2人とも。あと白濱亜嵐(GENERATIONS)くんと岩本(照/Snow Man)くんがすごい仲良かったりと。物語はあるから、さっさとコラボしてほしいですね(笑)。
EBi子 やっぱりSnow Manだよね。M!LKはSnow Manの曲をTikTokで踊ってるんだけど、Snow ManがM!LKを踊るのはナシなんだよね、きっと。目黒(蓮/Snow Man)くんは優しいのか、佐野(勇斗/M!LK)が配信してるときに電話かけてきてくれたり。お土産とかを渡してくれたりして。フレンドリーな感じで近寄ってくれてるけど、M!LKのほうは利用しようとしている感が強すぎて。Snow Manのオタクは若干気付いてる、みたいな(笑)。
LD子 会社として見たときに、やっぱSnow Manだけ飛び抜けて売れてるから。誰かコラボとなると、利益を分け与えることになっちゃうよね。だから、簡単にその判断ができない気持ちもわかる。Snow Manくらい売れなきゃってことなんですよ、我々が。我軍が。Snow Manくらい売れて、貸し借りなしで付き合えるところまで行かないと。
EBi子 そうだね。どうしても「利用してる」になっちゃうからね。
JO子 お互いの利益が貸し借りなしだったのが、トラジャだったということか(笑)。
――気になっているよその事務所はありますか?
EBi子 IMPACTorsがタッキーのところに行っちゃったので、TOBEを追わなきゃって義務感がわいてます。ただ、追っていいべきか、タイミングを見計らっている感じ。
JO子 私はLDHかな。JO1のメンバーがLDHと関わり深い子が結構いるので。例えば豆ちゃん(豆原一成)はデビュー前から亜嵐くんに憧れてた、とか。
LD子 『音楽の日』でジェネの「AGEHA」でコラボしましたよね。バキバキに踊ってた。あれは良かったな。
JO子 あれも豆ちゃんがJO1のメンバーに振り入れしたらしいですよ。ジェネとJO1は番組で共演する機会も多くて自然と目に入るし、ファン同士も仲良くなっているのを感じますね。あと、リーダーの與那城奨さんもTHE RAMPAGE・神谷健太くんと与那嶺瑠唯さんの幼なじみで。その2人の名前はよく出てきます。
LD子 そうだ。沖縄の子たち、ガチの幼なじみなんですよね。
JO子 そうそう。だから普通にJO1だけ見てても、“サブリミナルLDH”みたいな感じで情報が入ってくるんですよ。それと私、実はすごい昔に三代目(J Soul Brothers)の山下健二郎の顔が好きだなと思って、追っかけてた時期があったんです。だから、もともとLDHオタクの素質があるというか(笑)。と言いつつも、今はJO1だけで完全に満足しちゃってますね。事務所も話題をどんどん提供して、ほかに目を向けないようにしている気がします。だから、他グループが入ってくる隙間がない、というのが現状です。
LD子 私は最近、「神様が好きなだけ」だと気が付いて。だから、神様のいない事務所のアイドルというのは、あんまり好きにならないんだな、というのを理解したんです。とんでもねえ創造主がいるというところが好き。
EBi子 原作者みたいな。
LD子 そうそう。だから、そういう意味ではBE:FIRSTは気になっています。SKY-HIってたぶんいい作家なので。その作風が合うか合わないかはわからないけど、いい作者が出てきたなって感じはしますよね。あと、YOSHIKIプロデュースのXY! 『THE MUSIC DAY』(日本テレビ系)でのパフォーマンスが面白くて。メンバーの後ろでなぜかYOSHIKIがDJしてるんですよ! トチ狂い度でいったら他の追随を許さない予感。
――ところで、ジャニーズ事務所の現状をどう見ていますか?
JO子 私は元ジャニオタなので、「なんか大変だな」というふうに見つつも、今別の事務所の担当としては「チャンス」としか思ってないです。今のうちに全番組の枠をもらって、CMもらって、さっさと立場逆転したらいいなって思ってます。
その気配がしているところもあって。JO1は今年に入ってドラマや映画にも進出してますし、「なんかうちのグループ、ジャニーズがやりそうな仕事やっちゃってますわ」ってことがチラチラあるんですよね。
LD子 結局、業界の人たちがまだジャニーズを好きだから、影響力は弱まってはいるけど、まだまだ完全逆転みたいなところは見えていないかなって、冷静なところでは思うんですよね。LDHもジャニーズとコラボすると大はしゃぎするし(笑)。だから、徐々に衰えてはきてるけど、もうしばらくは、「ジャニーズと共演できました! キャッキャッキャ」みたいな子たちを見るのも楽しいかなと思っていますね。
EBi子 コロナ禍でジャニオタがすごく増えたと感じているんだけど、でも結局、違う事務所に流れてるんじゃないのかな。INIとかBE:FIRSTとかLDHとか、EBiDANにも流れてきているし。
LD子 でもジャニオタはジャニオタですよね、ずっと。にわかだった人たちが流れてるのであって、ジャニーズのファンって太いよね。私もにわかでハマって、すぐ流れたんですけど。
JO子 たしかに、頑なにジャニーズしか信じてない人の層も厚いから、やっぱりまだまだ強い。でも、そういう人たちも大ダメージだと思いますけどね、今回のことはさすがに。
LD子 ジャニオタの人たちが今一番注目しているのはTOBEじゃないですか、やっぱ。だから、あんまりこっちを向いてなさそうな気はする。というか、ここで非ジャニと共闘して仲良くしておかないと! 平野紫耀という巨人が来るから闘いに備えて(笑)。本当に戦国時代みたいになってきたけど。
EBi子 平野紫耀楽しみだね。もしかして全てぶち壊すかもしれないね。
――タッキーは神様になりそうですか?
LD子 なりそうですね。Snow ManとSixTONESのクリエイティブから、私はもうタッキーが好きだったので。タッキーってジャニーさんと志村けんとプロレスという日本の昭和から平成を盛り上げた変なポップカルチャーから影響を受けてる。そういう伝統感もあるから、やっぱり好きなんですよね。期待しちゃうところがあります。
EBi子 やっぱちょっとTOBE推したいですね。Snow ManってTOBE行くんですかね?
LD子 そのへんも見ものというか。どうなるのかな、というゴシップ的な面白さが続くから見続けていたい。
JO子 ジャニーズってゴシップも楽しいじゃないですか。LAPONEはできたての事務所だからその辺すごい気を付けてるし、世間が騒ぐようなゴシップって今のところないんですよね。でも、ジャニーズはゴシップの渦中だし、宝庫じゃないですか(笑)。ついつい野次馬しちゃうところはあるな。
EBi子 ジャニオタは辛かろうが、もうジャニーズがどうなっても面白いから楽しい(笑)。破壊されようが、このまま押し通そうが、楽しすぎてしょうがない。革命だもん。
LD子 「愛・革命」とか言ってた人がまさか、本当に革命を起こすとは……(笑)。そしてこの革命の中で非ジャニたちがどういう立ち振る舞いをするのかが、かなり見ものだなと思ってます。
いまやボーイズグループはジャニーズ事務所の専売特許ではなくなり、いくつものグループが誕生している。そこで今回、ジャニーズ以外のボーイズグループやダンスボーカルグループを応援するファンが集合。推しのグループや所属事務所について、最近の騒動を聞いた。
<座談会メンバー>
・EBi子:スターダストプロモーション所属のEBiDANファン。ジャニーズ、INI、K-POPまで広くアイドルを追う。
・JO子:LAPONEエンタテインメント所属のJO1ファン。元ジャニーズファン。
・LD子:LDH所属のGENERATIONS、BALLISTIK BOYZファン。ジャニーズやSMエンタテインメントのK-POPも通過。
――それぞれ応援しているグループや事務所の周辺で、最近なにか騒動はありましたか?
JO子 JO1、INI、DXTEENが所属する事務所「LAPONEエンタテインメント」が2023年5月に所属アーティストの合同コンサート『LAPOSTA』をやって、それが大荒れしたんです。そもそも、JO1のファンとINIのファンとDXTEENのファンってすごく仲がいいという感じじゃなくて、なんというか、「JO1しか好きじゃないです」「INIとか知りません」みたいな“オンリーファン”が多くて。一部には、他グループのアンチみたいなファンもいる界隈なんですよね
――仲たがいの発端となる何かがあったんですか?
JO子 いや〜、これには歴史がありまして……。そもそもLAPONE所属のアーティストは、韓国の人気オーディション番組の日本版『PRODUCE 101 JAPAN』(TBS系)から誕生しています。シーズン1でJO1が結成されたんですけど、デビューがコロナ初期の20年3月で、1年以上まともに活動できませんでした。事務所もまだまだ小さいから、運営もグダグダで。JO1のファン「JAM」たちは事務所に対するストレスを抱えつつも、メンバーを応援していた感じでした。
そんな中、20年の冬にシーズン2の開催が発表されて、大荒れ。「新しいグループを作るより、JO1の活動を支援するのが先だろ」という怒号が飛んでましたね。そんな始まりだったので、今もINIやDXTEENに負の感情を抱いているファンは少なくないと思います。それからも、主にJO1とINIのファン同士が些細なことで言い争いしているところを何度も見ましたね(笑)。
『LAPOSTA』が発表されたときも「そんなの望んでねえよ!」みたいなファンは結構いたと思います。まあ、私は行ったんですけれども。会場で殴り合いが始まるみたいな感じでは全然なくて、普通に楽しんでる人ばかり。私はINIとDXTEENに全く興味がなくて、この現場で初めて聞く曲ばかりだったので逆に面白かったです。
EBi子 『LAPOSTA』行ったんですけど、めちゃくちゃ楽しかった。それまで確かにすごくネットが荒れてて、なのに行ったらめっちゃ楽しくて。JO1、INI、DXTEENがお互いの曲をちゃんとしっかり練習してるのがわかって、もう本当に最高でした。結局、在宅の人たちが荒れたんですかね、やっぱり。
JO子 そうだと思います。“オタクの現場あるある”ですけど、現場に行っていない人たちが断片的な情報だけ拾ってネットで文句言っている、みたいな状況だった気がしますね。それに、もともと事務所や他グループが「嫌い」な人たちは、現場に来てなかったんじゃないかな。私も含めて、行った人たちはすごく楽しんで帰ったという。
EBi子 そう。本当にあんなに荒れたのがうそみたいに、みんな超ハッピーになって帰ってきた。
JO子 『LAPOSTA』ではトロッコを使った演出があったんですが、行ってない人の一部からは「単独公演ではトロッコを使ってないのに、『LAPOSTA』ではトロッコやるんですね」みたいな声も出たりしましたね。
EBi子 現場勢と在宅勢でもう溝が深まっていますね。
JO子 そんな気がします。
――LAPONEの全グループが好き、みたいなジャニーズでいう「事務所担」はあんまりいないんですか?
EBi子 いないんじゃないですかね。やっぱりジャニーズって神様が一人でつくっているから。その神様がつくったものをみんなで愛するけど。
LD子 LDHもそうですよね。HIROさんという神様がつくったものだからみんな好き。
JO子 そうですよね。帝国感がありますもんね。
EBi子 ビーファ(BE:FIRST)もやっぱり神様の事務所。“日高が選んだ子たち”で、日高崇拝だから。でも、INIとJO1は違う。なんなら、私はINIの推しメンしか好きじゃないくらい。事務所のファンにはならないな。
JO子 自分が応援している個人に投票して、上位のメンバーでグループが結成されるという成り立ちだから、「推ししか好きじゃない」って人は意外に多そうですよね。ジャニーズやKPOPみたいに「練習生時代が一緒だった」とか、そういう背景もないし。
EBi子 でも“推し被り”同士がめっちゃ仲良しという感じはあるな。推しを支える“親”がたくさんいるみたいな。親何十人で子ども1人育ててる、みたいな感じ。不思議な形だね。だから、事務所の合同コンは楽しかったけど、DXTEENを好きになったわけでもないという。嫌じゃないけど、別に好きではない。
JO子 そうそう。結局自分の推してるグループを一番好きになって帰ってくるので、「JO1最高! 私の推し最高!」って感想で終わりました。ジャニーズだと、先輩のバックについたJr.の子が気になるみたいな話になりますし、LAPONEもそれを狙ってたんだと思います。でも、1回合同コンサートやったぐらいじゃ何も変わらないですよ(笑)。
――EBiDAN周りで、今年の騒動はありますか?
EBi子 22年にEBiDANを卒業したDISH//がその前の年に「猫」でバズったので、「EBiDANもいけるんじゃないか?」みたいな雰囲気があるんです。それで、今まで雑に売ってたけどちゃんと本腰入れよう、って感じで“ファミリー売り”をするようになったんです。ジャニーズもLDHもファミリー売りしているじゃないですか。
それで、一世風靡の「前略、道の上より」という曲をなぜかEBiDAN48人でカバーして、全員で踊るという企画を春にやったんです。山手線ジャックと渋谷のスクランブル交差点の広告ジャックと、あと山手線の全駅(高輪ゲートウェイ駅を除く)に広告出すとかすごくお金をかけてやって、その結果、別にどうもならなかったという。
JO子 これ、ファンの間で評判はどうだったんですか?
EBi子 金かけるのそこじゃないだろう、みたいな雰囲気で。みんなすぐに広告にかけた金額を計算して、「山手線何千万円?」って。私たちが特典会でCD積んだの、ここに使ってんだ……みたいな。しかも、それだけやったのに無風みたいな感じで(笑)。でも、もうあんまり文句を言わないかな。ファンも少ないし、メンバーも少ないので、悪口言ったらすぐ本人に届いちゃう。ただ、テレビに全然出てないので、「テレビ出れば一発なのに」という気持ちはある。
――EBiDANファミリーで「前略、道の上より」をテレビで歌えれば、違う展開があった?
EBi子 そうですね。歌番組で歌えればいいんですけど、たぶんその力はスターダストになくて。深夜番組でちょっと歌うくらい。毎年、一応EBiDANの合同コンサートみたいなのがあって、今年は力を入れて代々木体育館でやりました。でも、それでなにか起こるかというと、別にない。
――EBiDANのM!LK・佐野勇斗くんはいまSnow Man・目黒蓮とドラマ『トリリオンゲーム』(TBS系)に出てますよね。
EBi子 そうですね。M!LKが秋に横浜アリーナでやるんですよ。新人の「原因は自分にある。」というグループも、ぴあアリーナでやることになったり。超特急とDISH//以外もアリーナ公演をやれるほど規模が大きくなってきたという感じはありますね。あと、ドラマ『君の花になる』(TBS系)にBUDDiiSの子が出たので、BUDDiiSも人気が出ました。
JO子 じゃあ今、推してて結構楽しい感じですね。
EBi子 そうですね。EBiDANはめちゃめちゃ現場が多いんですよ。ジャニーズよりチケットが取りやすいし、現場の数も多いのでジャニーズのファンが流れてきてる感じがある。週1〜2くらいで現場があって、2〜3個のグループを追っていると大体当たるんですよ。
それに、メンバーもジャニーズファンに来てほしいから、ジャニーズと共演したときにインスタライブをして誘導しますね。「M!LKに来いよ」みたいな。
――それはファンから見て、いい仕事してるなと思います?
EBi子 いや、もうやりすぎで(笑)。佐野勇斗もSnow Man・目黒蓮とちょっと話した、というだけの話を、もうずっとこすり続けてるので。しつこいと思いつつも、でも彼が「東京ドームで公演したい」と言うから、応援するしかない。
でもジャニオタが流れてきたことで、現場にうちわが増えてるんです。EBiDANはもともとペンラなので、今までいた人たちがペンラを持って、新規がうちわを持ってくる。過渡期っていう感じ。ファンが増えることはいいことだけど、EBiDANはペンラだよ、みたいな内部の闘いがあります。
LD子 うちわでいうと、LDHもついに公式うちわをつくりました(笑)。それが「居酒屋えぐざいる」の公式グッズとして売られてるんですが、その前にGENERATIONS(以下、ジェネ)がライブグッズとしてうちわ出したときにちょっと物議を醸したんです。
古き良きLDHファンって、「俺たちはアイドルオタクじゃねえ」みたいな自意識があって。「LDHはアーティスト事務所だからジャニーズのようなアイドルではないんです」という謎のプライドを持っているんですよね。でも、15年に『HiGH&LOW』がスタートしたことで、二次元オタとかジャニオタとかがガーッと流れてきて、お金を落とすようになった。運営としては稼げればいいわけですから、最近は結構“アーティストである”みたいなところも崩れていっている気がするんですけど、そのひとつの象徴がうちわなのかなと。
でもやっぱり、うちわはジャニーズの象徴っぽいので、ジェネが作ったときに「うちわなんてアイドルみたいじゃん」みたいな感じで物議を醸して。そのときはLDHも葛藤があったのか、ライブフォトを使用したうちわでしたね。歌ってる最中の顔だから、正面向いてないんです。その抗いが果たして必要なのかと(笑)。とはいえ、LDHのアイドル化はどんどん進んでいます。たとえば、ライブアイテムといえば歴史的にはフラッグ、旗だったんですけど、この数年ペンライトを使うようになってきたんですよ。三代目(J Soul Brothers)のライブも、今ペンライトなんですよ。
JO子 面白い展開ですね。
LD子 今年の「居酒屋えぐざいる」で売ってるうちわは、甚平か浴衣みたいなのを着た写真を使ってるんだけど、それが原宿や新大久保にありそうな非公式グッズ感があって(笑)。でも、TAKAHIROさんとか、わりと上の世代の人のうちわからデビューしたてのグループまで、「居酒屋えぐざいる」で買えるぞという状態です。
JO子 「居酒屋えぐざいる」って、どこでやってるんですか?
LD子 09年から毎年お台場開催してましたが、20年以降はコロナでなくなってました。今年は4年ぶりにお台場に戻ってフジテレビの7階テラスで催されてます。だけど、入場料が今まで2,000円くらいだったのが、4,000円くらいに跳ね上がって驚きました(苦笑)。ただ、誰かしらメンバーが来る頻度は高いので、運が良ければ推しに会える。とはいえ、何時に来るかもわからない。居酒屋えぐざいるの公式インスタグラムが、その日に誰が来るか、みたいなことを匂わせるらしいんですけどね。
EBi子 アイコンかなんかで匂わせるんだっけ? 「明日来るよ」みたいな。
LD子 そうそう。でも予告されたとて、次の日のチケットを買っていない人からしたら飢餓感をあおられるだけで。
EBi子 直己さん(小林直己/三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE)はストーリーにビールの絵文字を載せて匂わせてたね。
LD子 そうそう。そういうことをするんです。
EBi子 LDHでいうと、今日ランページ(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)のリリイベ(リリースイベント)行ってきたんです。ライブとかしないで、ハイタッチ会のハイタッチがないバージョンみたいなのをやっているんですけど、それに行ってきました。アクリルボード越しのあいさつを見るだけ、みたいなのを2周してきたんですけど。
――それって、メンバーの前を通過するだけってことですか?
EBi子 前を通過するだけです。1回1,500円で前を通過する。ファンは一応ボードとか見せるんですけど、回転が早すぎて、メンバーから反応があるわけでもないっていう。
LD子 ランページは人数が多いので、何チームかに分かれて全国でリリイベをやっているんですよね。ちなみに、事務所きっての売れっ子である三代目もやってますよ。やっぱりどこもCDの売り上げ厳しいのかな……。まあ、ライブすらしないそういうイベントでもファンは来るんだよね。
▼後編につづく▼
こんにちは、元闇金事務員、自称「元闇金おばさん」のるり子です。
平成初期。この会社に就職してから、さまざまな社会の闇を目の当たりにしました。一番初めに驚かされたのは、信用情報端末の存在です。名前と生年月日を入れるだけで、他社からの借入状況や取引情報が瞬時に開示されるもので、延滞はもちろん貸倒れや法的処置などのブラック情報も併せて入手することができました。いわゆるブラックリストの正体を知った時には、誰に対してかはわかりませんが、得体の知れない優越感を覚えたことを思い出します。
また、暴力団系闇金業者からの要請に応じて、彼らのところに申し込みのあった客の信用情報も照会していました。もちろん禁止行為ではありますが、占有現場の留守番をお願いするなど、関わりが深い親分さんの頼みを断われるわけもなく、要請に応じることで歓心を得ていたのでしょう。
いまであれば大問題になるような話ですが、まだ個人情報保護法が成立していなかった時期の話なので、情報機関から注意されることすらありませんでした。振り返れば、いかにも平成初期らしい話だと、その意識の低さに苦笑するばかりです。
今回は、当時の忘年会で偶然耳にした親分さんと社長たちの会話の一部を、ここに再現したいと思います。
毎年の仕事納めは、銀行の営業日に合わせて12月30日と決まっており、この日は朝から事務所の大掃除をして、不渡速報の配信を待ちます。貸付金の返済は、あらかじめ28日に設定しており、直撃の不渡を食らう心配はありません。
不渡速報の配信業者も仕事納めのため、この日に限っては情報の配信が早く、午前中には異常のないことが確認され、気の抜けた状態になりました。事務所内の緊張感は一気に緩和し、一通りの掃除を済ませたところで、夕方からは向かいにあるホテルの宴会場で「金田グループ大忘年会」が開催されます。
グループを形成するのは、貸金業者の仲間やその社員をはじめ、ケツ持ちである組関係の方々と取引のある事件屋さんたちで、みなさんを招待して仲間意識を高めていました。どうしても女性の割合が少ないため、私と愛子さんは、ほかの会社の女子社員ともども、各テーブルにお酌して回るホステスのような役割を担います(これも時代ですね……)。
そのうちに、金田社長と大学時代の後輩で貸金業者でもある安田社長、それに某組の親分さんがおられるテーブルに落ち着くと、皆さんの口から次々と過去の強烈エピソードが披露されました。
「なあ、安田。年末になるとT(自殺した俳優)のことを思い出すよな」
「ええ。好きな役者でしたし、亡くなる何日か前に事務所で見かけていたこともあって、あれは衝撃でしたよ。先輩の担当でしたよね? あの人、たくさんテレビにも出ていたのに、なんでカネに詰まっちゃったんですか?」
人気俳優であったTさんの自殺は、日本では特殊といえる方法でされたことから非常に衝撃的な事件となり、ワイドショーでも連日大きく取り上げられました。当時、まだ小学生だった私ですら、自殺の原因や女性関係、金銭トラブルなど、さまざまな臆測が過熱気味に報じられていたことを鮮明に記憶しているほどです。
「不動産、いいところにたくさん持っていたんだけど、全部(抵当権などが)目一杯ついていてな。M資金の話を力説されたこともあったし、結果として、いろんなヤツの食い物にされたんじゃないか」
「いい役者だったのに、もったいなかったですよね」
「ああ、でも中身は最悪だったぞ。亡くなる1週間くらい前のことだったかな。あいつ、再貸付を断ると、右翼の名前を出して脅してきてさ。それを社長(金田社長が下積みしていた頃の会社の社長)に報告したら、会長(有名暴力団組織の方)が抑えてくれて、慌てて謝りにきたのが最後だったんだよ。この話、親分も、ご存じでしょう?」
ギラギラと輝いてみえるほどに、切れ味の鋭い目つきを持つ50代前半の親分さんが、タバコを片手に低いダミ声で答えます。
「ええ、自分は会ったことないですけど、オヤジから聞いています。見た目と違って、癖の悪いヤツだったみたいですね。そういえば話は変わりますけど、いま安田社長のところ、ワイドショーの司会をやっている男にカネを出していませんか?」
「え? なぜ、それをご存じで……」
「ウチの若いのがやっているトイチ屋(10日で1割の金利で融資する闇金業者のこと)で、いま出していましてね。申し込みの時に本人の口から聞いたんですよ。あいつ、毎日テレビに出てしゃべっているけど、相当に摘んでいる(多くの業者から金を借りているということ)ようで……」
話を聞いた途端に顔色を変えた安田社長は、宴会に参加している男性司会者の担当者を呼びつけて、早めに回収するよう指示していました。親分さんのところと取り合うわけにはいかないからと、頭を搔きながら恐縮していた姿を思い出します。
その数カ月後、件の司会者が借金まみれであることがスポーツ新聞で報じられると、彼の姿はブラウン管から消失することになりました。後に自己破産されたと聞きましたが、親分さんのところは完済されたそうで、その力を見せつけられた次第です。
※本記事は事実をもとに再構成しています
(著=るり子、監修=伊東ゆう)
8月11日、綾瀬はるかの最新主演映画『リボルバー・リリー』が上映を開始。同14日発表の全国週末興行成績をもとにした映画ランキング(興行通信社調べ、以下同)では初登場7位をマークしたが、業界内からは「大規模上映かつ公開のタイミングを踏まえても、もっと上位での発進が期待されていたはず」(映画誌ライター)という指摘が聞こえてくる。
本作は、ハードボイルド作家・長浦京氏の同題小説(講談社)を、行定勲氏監督が実写化。16歳からスパイ任務に従事してきた過去を持つ小曾根百合(綾瀬)が、東京の花街で銘酒屋の女将として暮らす中、消えた陸軍資金の鍵を握る少年・細見慎太(ジャニーズJr.内ユニット・Go!Go!kidsの羽村仁成)と出会ったことで、陸軍の精鋭部隊から追われる身となる……というストーリーだ。
「同作にはほかにも長谷川博己、シシド・カフカ、古川琴音、清水尋也、SixTONES・ジェシー、阿部サダヲ、野村萬斎、豊川悦司ら豪華な顔ぶれがキャスティングされています。主演の綾瀬は日本を代表する人気女優ですし、さらに公開日はちょうどお盆期間に入るタイミング。上映館数は345スクリーンと大規模公開だけに、ヒットは間違いないとみられていました」(同)
ところが、映画ランキングでは7位発進とイマイチな出だしに。同週、1位は山崎賢人が主演を務める『キングダム 運命の炎』(7月28日公開)、2位はトム・クルーズ主演の『ミッション:インポッシブル デッドレコニング PART ONE』(7月21日公開)、3位は宮崎駿監督によるスタジオジブリの最新アニメーション映画『君たちはどう生きるか』(7月14日公開)という結果で、話題作が上位争いを繰り広げているようだが……。
「とはいえ、綾瀬の『リボルバー・リリー』は公開初週でしたし、さすがにもう少し上位に食い込みたかったのではないでしょうか。ただ、業界関係者の中には“綾瀬はるかの映画は伸びない”という見方をしている者も。綾瀬は近年、『義母と娘のブルース』(TBS系)シリーズや『天国と地獄~サイコな2人~』(同)など、主演ドラマがどれもヒットしている印象ですが、こと主演映画になると以前からヒットしにくい傾向にあるんです」(同)
例えば、綾瀬主演で12年9月に公開された『映画 ひみつのアッコちゃん』は、最終興行収入6億円。13年6月公開の『リアル~完全なる首長竜の日~』は佐藤健とのダブル主演だったが、最終興収4.2億円とさらに低い成績に終わっていた。そのほか、綾瀬単独主演である14年5月公開の『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』、16年6月公開の『高台家の人々』は、それぞれ最終興収6億円だった。
「『リボルバー・リリー』も初週から7位だと、早々にトップ10圏外となる可能性が高いのでは。ちなみに、同作を鑑賞したネットユーザーからは『綾瀬はるかが美しく、アクションも素晴らしい』『カッコよかった』など好意的な声が出ている一方、『テンポが悪くて集中できなかった』『もっとアクションで魅せてくれたらよかったのかも。ほかのストーリー部分がイマイチ』『なんかグダグダしてて残念だった』といったネガティブな感想も少なくありません」(同)
『リボルバー・リリー』においても、“綾瀬はるかの映画はヒットしにくい説”が立証され、いよいよ定説化してしまうのだろうか。
――ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!
B美……永遠の29歳。人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルはKis-My-Ft2・北山宏光。
C子……永遠の35歳。デビュー組からジャニーズJr.に降りた月刊誌編集者。好きなアイドルはフレッシュな子。
B美 8月14日に放送された音楽番組『CDTVライブ!ライブ!真夏の4時間半スペシャル』(TBS系)は見た~? King&Prince(以下、キンプリ)が、人気曲の「ichiban」を披露して、話題になってたよ。
C子 もちろん見たよ~! キンプリは5月22日をもって岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀が脱退したから、高橋海人と永瀬廉による2人体制で「ichiban」をパフォーマンスするのは初めてだったんだよね。
B美 「ichiban」といえば、昨年6月にリリースしたアルバム『Made in』の収録曲で、激しいダンスが特徴的じゃん。“キンプリは歌って踊れるグループ”ってことを世の中に知らしめた1曲でもあるけど、だからこそ、2人の「ichiban」はどんな感じになるのか、イマイチ想像がつかなかったな。5人時代は、ジャニーズ事務所入所前からダンスをやってきた海人と平野の魅力が爆発してたから。
C子 でも、いざ見てみたら、これはこれで良いなと思わなかった? れんかい(永瀬&高橋)がダンサーを従えて踊っていて、過去とはまた違うパフォーマンスになってるなと感じたよ。
B美 そうだね。なんだかんだ、2人になってからもう3カ月がたとうとしてるのか……。れんかい2人の活動も見慣れてきたけど、正直に言うと、5人でわちゃわちゃしてたのが恋しいなあ。
C子 そうそう、「J-GENERATION」2023年9月号(鹿砦社、以下「Jジェネ」)は、まるごと1冊キンプリ特集だったよ。「King&Prince vol.4 Encore~アンコール~」ってことで、5人の写真が載ったフォトレポートになっているの。
B美 いまだに5人を表紙に起用してくれるの、もはや「Jジェネ」ぐらいじゃない? さすがだわ~。お、イントロダクションのページでは、ジャニーズを退所した平野と神宮寺が、滝沢秀明氏の事務所「株式会社TOBE」に入ったことにもしっかり触れてるね。
C子 今回は、個々の歴史やこれまでの活動、近況についてテキストで紹介している感じかな。掲載されている写真はあまり古いものはなくて、それこそ『Made in』のツアーのステージ写真とか、近影が多いみたい。
B美 まあ、キンプリ特集も第4弾ってことだし、懐かしい写真は過去の号でもたっぷり見れたもんね。ざっとページをめくった感じだと集合写真は少なくて、個人のカットか、ちょっとだけツーショットがあるくらいかな?
C子 そう! より個人をフィーチャーした号になってるよ。5ページではいきなり達観した表情のれんれん(永瀬)が出てくるんだけど、背景の色合いも相まって、幻想的な雰囲気が素敵。
B美 物憂げな表情を浮かべてる。れんれんって、基本はクールだもんね。6、10ページとか、もし制服を着ていたら、“クラスの行事に非協力的な、ドライな高校生”って感じ。
C子 言われてみると、10~11ページの花柄の羽織も、どことなく“文化祭感”があるというか。演劇部の出し物で「イケメンのあんたは、立ってるだけでいいから!」って無理やり出されて、“客寄せパンダ”に使われた生徒みたいな雰囲気が漂ってる。
B美 ところで11ページの写真、岸くんがなぜか不敵な笑みを浮かべているように見えない? 後ろかられんれんを狙って、よからぬことを考えている瞬間みたいで、ちょっと面白い。ここはもうちょっと高解像度で、表情をじっくり見たかったな。
C子 照明のせいか、中央にいる岸くんだけ、なぜか顔の部分が暗いから、より怪しさが際立ってるね(笑)。対照的に、岸くんの視線にも気づかず、正面を向いて歌っているれんれんがのんきでいいわ。
B美 なんか、れんれんは何を考えているかわからない表情が多いからこそ、いろんな妄想が膨らんじゃう。あ、そうそう。8~9ページにも書いてあるけど、れんれんはお父さんがヘリコプターのパイロットなんだよね。
C子 その関係で、小さい頃から引っ越しや転校が多かったんだ。「ジャニーズ入りした当初、永瀬くんはJr.たちとなかなかうちとけることができなかったと振り返っています。なぜなら『どうせ仲良くなっても、また転校するから』という、あきらめにも似た思いのためです」(原文ママ、以下同)だって。
B美 なんとも切ない……! れんれんが涼やかな顔立ちだからこそ、こういう話を聞くと“陰”の部分が際立つなあ。
C子 もともと、彼と平野は関西ジャニーズJr.出身で、後にキンプリメンバーとなる海人、岸くん、神宮寺、岩橋玄樹とはスタートの拠点が違ったわけだけど、「まるで人との関わり合いを避け、素通りするかのような生き方を、ガラリと変えるきっかけになったのは平野紫耀くんの存在でした」(10ページ)と書いてある。
B美 幼少期から引っ越し慣れしていたれんれんの目には、出会いと別れが多いJr.の世界はどう映っていたんだろう? 私生活で経験済みだからこそ平気だったのか、芸能界の入れ替わりの激しさに戸惑ったのか……。でも、現在までジャニーズに所属しているんだから、きっとうまく乗り越えてきたんだろうね。
C子 最初はあまり周りのJr.となじめなかったっていう情報を知った上で、15ページのしょうれん(平野&永瀬)エピソードを読むと泣けちゃう。「心を通わせられる友人を作れないでいた永瀬くんにとって、頼りがいがありつつ、どこか抜けたところがある平野くんは、本気で向き合うことができた初めての友でした」と。さすがに、このページあたりは、しょうれんのツーショットがほしかったわ~。
B美 でも、32ページには海人と平野のツーショットはあるよ。この2人はどこか兄弟っぽかったけど、今はもう絡みが見られなくなったから寂しいよね。
C子 34ページからは、海人のキャラクターに関する記述があるね。これまでのキンプリって、平野と岸くんが天然キャラ、末っ子の海人はどちらかといえば、甘えん坊なところが目立ってた印象。れんかいが揃ってゲスト出演した7月27日放送の『TOKIOカケル』(フジテレビ系、7月27日放送)でも、海人は「キャラはあったほうがいい?」ってTOKIOに相談してたっけ。
B美 海人は「(キンプリのメンバーは)バラエティモンスターがそろってたので、自分と比べてしまって……みたいのはありましたね」と語ってたね。そんな彼を、TOKIO・松岡昌宏は「真面目」と褒めていて、国分太一も「トーク番組でキャラを作ってしゃべるよりかは、素の状態がやっぱ見たいんだと思うんだよね」とアドバイスしてた。
C子 そうそう、海人は弟っぽい無邪気さや、天然な部分をそのまま出していけばいいと思う。逆に2人になったからこそ、今後はよりそれぞれのキャラが見えてきそうだし、海人はこのままのびのびしていてほしいなあ。「Jジェネ」の話に戻るけど、33ページのキョトン顔とか、あどけなさが残っていてかわいい。
B美 打って変わって、34ページの写真だと、着物を着崩して胸元が露わになっていて、一気にセクシーだよね。キョトン顔からの少しアダルトなチャラい感じ、ギャップがあっていいな~。この衣装、54ページで平野も着ているんだけど、こっちは襟元がビシッとしていて、海人とはまた違う雰囲気。
C子 その前に、48ページから平野をフィーチャーした構成になっているけど、最初になぜか中居(正広)さんの発言がピックアップされているの。中居さんが過去に「芸能界で生き残れる人とは?」と聞かれて、「まず、向き不向きという点から考えるに、『な・か・み』が大事だと思っています」との持論を語ったエピソードで、「ナルシスト」「かまってちゃん」「ミーハー」の3つの条件の頭文字をとったものからきてるんだけど……。
B美 てっきり、平野がこの発言を受けて、自分の考えをどこかで語ったのかと思っちゃったよ(笑)。51ページで「はたして平野紫耀くんの場合、いくつ当てはまるのでしょう」と投げかけてから、53ページだと「天然さで知られる彼は『な・か・み』のいずれも持ち合わせていないように見えます」って早々に結論づけてるね。
C子 平野とは直接関係ないエピソードが挿入されているのがちょっと謎だった(笑)。でも、ほかのテキスト部分は、退所を決めた背景などに斬り込んでいて、ある意味で読み応えがあるかも。
B美 平野って、黒髪もいいんだけど、金髪のサラサラストレートヘアだと、海外の貴公子のようでうっとりしちゃうな。63ページの写真とか、儚げでスゴくキレイ。平野のコーナーは黒髪と明るい髪色の両方が見れて楽しい。……って、平野の余韻に浸っていたら、73ページの岸くんを見てついつい吹き出しちゃったよ。いきなり、マジシャンみたいな格好で登場してる(笑)。
C子 ホントだ! 手を広げてドヤ~って顔をしているのも、手品を披露し終えた後の自信満々のマジシャンみたい。ただ、残念ながら岸くんのページは、主に半目か、目を見開いてるかの両極端の写真が多いのよ。79ページの写真とかも、表情がバッチリとキマっていれば絶対カッコよかったんだけど。手足のポーズもいいし。
B美 逆に、ほかのアイドル誌ではあまり取り上げられないような、自然体な表情が見られるってことかも。80ページには、ようやく5人の集合写真があったけど、岸くんはお疲れモードなのかな? 下を向いている場面で、両脇の海人と平野が様子をうかがって、岸くんを気遣ってる感じ。
C子 こういう写真からも、岸くんが“愛され体質”だったっていうのが伝わるよね。本人は狙ってないのかもしれないけど、ちょっとクスッとさせてくれるところが岸くんの魅力でもあるし。
B美 一転して、鍛え上げられた上半身が露わになった87ページ、キリッとした表情が見れる92ページは、ぜひファンの人に見てほしい! かわいい、カッコいい、ちょっとおもしろい写真……と、バリエーションも豊かだし、ぜひ、お気に入りのカットを探してほしいわ。
C子 最後の神宮寺のコーナーは、ひたすら写りがキレイだよね。結構、ガッツリとアップな写真もあるし、神宮寺担は“買い”の1冊なのでは。
B美 前半は、ちょっとパーマの具合によってトイプードルみたいなヘアスタイルだけど(笑)。102ページは、白とゴールドが基調になってるゴージャスな衣装のせいか、エジプト映画とかに出てきそうなシーンだね。ひざまずいて胸に手を当てているんだけど、プロポーズの瞬間っていうより、勇ましい顔つきからして、王に仕える従者みたいなイメージ。108ページ、白い王子様風の衣装で軽やかに歩く姿や、紫衣装(111ページ)のさわやかな笑顔も、ファンは好きそう。
C子 神宮寺のページのテキストは、キンプリ時代にコンサートの演出担当だったことや、グループのバランサーだったエピソードとかが書いてあるね。神宮寺は平野とタッキーのTOBEに移籍したけど、今後コンサート開催時は、演出面で活躍してくれるのかな? より自分たちがやりたいことをできる環境だといいよね。
B美 これからどんな活動を展開していくのか、楽しみだよね。元Jr.内ユニット・IMPACTorsの7人からなる「IMP.」も、8月18日にシングル「CRUISIN'」を世界同時配信してデビューしたし、神宮寺が後輩のコンサートをサポートするなんて機会もあるのかも。
C子 こうして、現役・元ジャニの写真を見ていろいろ語れる「Jジェネ」って最高だね。ちなみに、次号はSnow Man・向井康二、渡辺翔太、深澤辰哉の特集だって。10月号の発売も待ち遠しいな~!
サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン
鳳来高校3年D組の担任教師・九条里奈(松岡茉優)が卒業式にD組の何者かに突き落とされ、「死にたくない」と願った瞬間、1年前の始業式に時間が巻き戻り「2周目」の人生をスタートさせるというところから始まる日本テレビ系土曜『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』。8月12日放送の第5話では、「タイムループ」というSF設定が大きな意味を持ち始める展開を見せた。
九条が「私にとって…
8月18日、ジャニーズ事務所出身の滝沢秀明氏が代表を務めるアーティストプロデュース会社・TOBE所属の7人組ボーイズグループ・IMP.がデジタルシングル「CRUISIN'」をリリース。世界同時配信とあって、各メディアやファンの間でも「世界デビュー」と騒がれているが、「実はインディーズデビューであり、拍子抜けしている業界人は少なくない」(レコード会社関係者)ようだ。
かつてジャニーズ事務所副社長およびジャニーズアイランド社長を兼任していた滝沢氏は、昨年10月末をもってジャニーズを電撃退社し、今年3月にTOBEを設立。7月には、以前ジャニーズJr.ユニット・IMPACTorsとして活動をしていた佐藤新、基俊介、鈴木大河、影山拓也、松井奏、横原悠毅、椿泰我の7人全員がTOBEに移籍し、IMP.というグループ名で再始動することが発表された。
「TOBEにはそのほか、現在までに元V6の三宅健、元King&Princeの平野紫耀と神宮寺勇太、元ジャニーズJr.の大東立樹も合流。そんな中、まずはIMP.がデジタルシングルの配信開始という形で動き出し、ファンを喜ばせています」(芸能ライター)
IMP.の「CRUISIN'」は、今月18日深夜0時に配信スタート。ファンが注目していたこともあり、X(旧・Twitter)ではすぐに「#CRUISIN」が、日本国内でトレンド入りを果たした。
「各メディアでもニュースになり、まるでメジャーデビューしたかのような盛り上がりを見せています。実際、一部週刊誌では以前から、TOBE勢について“大手メジャーレーベルから2組のデビューも内定”などと伝えられていました。しかし、『CRUISIN'』を配信しているサイトで楽曲のデータを見ると、『TOBE MUSIC』という見慣れない会社名が記載されています」(前出・レコード会社関係者)
その名前からしてTOBEの系列であることは明白。つまりIMP.は、大手レーベルからのメジャーデビューではなく、関連会社からのインディーズデビューだったわけだ。
「TOBE MUSICの登記を確認したところ、取締役は代表の滝沢氏のみ。東京・八王子に所在するTOBE本体とは違って、南青山が所在地となっていますが、設立時期はTOBEと同じ3月です。元ジャニーズたちのTOBE合流が発表され始めたのは7月ですが、TOBE設立時点で所属アーティストのためにレコード会社の準備もしていたとみられます。それにしても、今IMP.が『世界デビュー』と注目を集めているものの、インディーズからの配信であればどんなマイナーなアーティストでも、それを謳うことは可能。大手レーベルとTOBEが組んでいるという事前情報があっただけに、期待外れ感は否めません」(同)
今後、平野らもアーティスト活動を展開していくとみられるが、マスコミ関係者の間では「やはりTOBE MUSICからのリリースとなるのか」(同)とトーンダウン気味にうわさされているという。もしそうなった場合、今以上の落胆が広がるだろう。
在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2023年5月には月間動画再生数が3億5877回と過去最高を更新し、TVer単体の月間アクティブユーザー数(MAU)も2800万の過去最高記録に達するなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVerではドラマが圧倒的に見られており、ドラマの見逃し配信需要が…
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