Sexy Zoneオタクのよしもと芸人・ながちが選ぶ、好きなダンス楽曲6選!

 ジャニーズファンのよしもと芸人、ながち。SNSに投稿しているSexy Zoneファン全開の内容がオタクの心をつかみまくっています。今回は、そんなながちさんに「Sexy Zoneの振り付けで一番好きな楽曲のはどれ?」と聞いてきました! 

 ……のはずが、「ほぼ良いから、しぼれないな……」ということで「ファンも踊れる振り付けベスト3」と「見る振り付けベスト3」に分かれて選出です!

Sexy Zoneファン・ながちが選ぶ「ファンも踊れる振り付け」ベスト3

「Sexy Zone」ダントツで楽しい!

 「Sexy Zone」は踊っていてダントツで楽しいですね。2021年の年末に行った『Johnny's Festival ~Thank you 2021 Hello 2022~』が東京ドームの天井席だったんですが、そこからこの曲を見たとき、めちゃくちゃキレイで! いろんなグループのファンがいるのに、「地球は回ってる〜♪」のところをみんながやってる。天井席から見た全体の光景がすごくきれいだったんです。どのファンでもできる振り付けって、すごいなと思いましたね! それに、自分の席のスペースをはみ出さないでできるのもポイントだと思います。

「RUN」 指のサインがたまらん!

 これも、ペンラでやれる振り付けです。サビの「止まらない」のところがいいですよね。あと、ふまけん(菊池風磨・中島健人)の背中合わせのところも、振り付けとして好きです。なにより、「きみがいなきゃなにも始まらない」と歌い出す風磨くんの最初のところ。(松島)聡ちゃんがいないころは、手を前に出していたんですが、最近は指を5本出していくようになって、そこにグッときます。SMAP「世界に一つだけの花」で中居(正広)くんが指で「5」を示していたのを彷彿とするというか……。ちなみに、ふまけんの背中あわせだと「NOT FOUND」とも迷いました!

「Cream」ペンラをみんなで上げるところ!(2:13)

 今年のツアー『セクシーゾーン Live Tour 2023 ChapterII.』に入ったんですが、「Cream」の「君と僕の旅へ〜」のところでペンラを挙げたのが、めっちゃ楽しくて!! 会場全体でペンラが上に向かって挙がった光景が本当にすごくよかったんですよね。とにかく「気持ち良かった」というだけなので言葉でうまく語れないのですが(笑)。とにかく、みんなで手が挙がるところが好きです! 

Sexy Zoneファン・ながちが選ぶ「見てるだけですごい振り付け」ベスト3

「RIGHT NEXT TO YOU」まったく系統が違う!

 「RIGHT NEXT TO YOU」の映像が公開されたとき、これまでとまったく系統が違うなと思いました。まずバックダンサーがいるし、ダンスもちょっとはやりの系統。今の時代、ダンスのきれいなグループが売れてくイメージがあるので、セクゾもそこに挑戦したと受け取りました。他グループのファンからも「こんなに踊れるんだ!」って驚いた反応がありましたよね。ちなみに、この系統でいうと今年リリースの「Purple Rain」も好きです! 

「Purple Rain」 一番好きなダンス!

 4人のダンスのそろい具合でいくと、「RIGHT NEXT TO YOU」より「Purple Rain」のほうがスキルアップしているのがわかると思います。サビのそろい方が気持ち良いんですよね。細かい余韻もそろっているんです。「掻き立てる様々な Feeling冷静と情熱が夜を駆ける」の部分は、聡ちゃんのフリがダンサーさんとの相性抜群で、ひとつの体なんじゃないかというくらいそろってます。この5秒のパートで、満足度バラ5本です(笑)! 全体的な歌詞も大人な恋愛の歌でもありながら夜をイメージしていて、夜明けがテーマのアルバムイメージにぴったり。車で高速を走ってる時に聞きたいです。

「Celebration!」出だしのロックダンスが好き!

 「Celebration!」のイントロのダンスが好きなんです。短いんですがテンション上がります! サビの「ガッチュガチュガチュ」もいいですし。ダンスの種類は詳しくないのですが、これはロックダンスってジャンルかな? 僕はどっちかというと、いまはやりのダンスよりこういう「アイドル!」って感じのものが好きなんです(笑)。

 同じようなアイドル系の振り付けだと、「好きすぎて」もあるな……。あと「Lady ダイヤモンド」もいいですよね〜。「君にHITOMEBORE」も「カラフルEyes」も良いですよね。あ、やっぱり「With you」も! 選びきれないです!! 

映画は紙メディア・イズ・デッド!? 価値があるのは表紙だけ…悲しみの映画業界座談会

 エンタメ系ライター、メディア編集者、配給会社PRスタッフーー。それぞれの立場で映画業界を憂えたり嘆いたりしつつも、映画が大好きないい歳の男たちが集まって、キャッキャッと盛り上がりまくる映画座談会を今年6月に開催した。

 高尚な映画論はゼロ! 匿名なので責任もゼロ! ビール片手にスマホをスクロールして目に留まったところだけ飛ばし読みしてくれれば全然OK!! 最新の注目映画の情報…

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ラヴィット!発『耳心地いい-1グランプリ』、『M-1』オルタナティブとしての期待

「とにかく耳心地が良い」ことを審査基準にしたお笑いコンテスト『日本でいちばん明るい賞レース 耳心地いい-1グランプリ』(TBS系)が8月23日に放送され、ゆんぼだんぷが優勝を飾った。

 TBS系朝のバラエティー番組『ラヴィット!』内企画として始まった耳心地いい-1グランプリ。音楽や効果音を使ったネタを中心にエントリーし、審査員はヘッドホンでネタを聞いて採点する。『ラヴィット!』…

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『家事ヤロウ!!!』【ザクザク豆腐丼】、ニンニクザーサイの旨味しっかり! 黙々と箸が止まらないレシピだった

料理がまったくできない主婦の私。もう何年も夫が料理を担当していますが、子どもの成長とともに「いやでも作らなあかん時」に見舞われるように……。そこで「かんたん」「ラクチン」とTwitterで話題のレシピにチャレンジしていきます!

今日のレシピ:【ザクザク豆腐丼】『家事ヤロウ!!!』

 テレビ朝日系『家事ヤロウ!!!』のレシピを追いかけ、さまざまな料理にチャレンジし続け、はや2年……。
料理スキルゼロ、料理全くできない女(筆者)でも、番組を見た後は「これなら簡単にできそう。明日ちょっと作ってみよう♪」という気にさせてくれる。そう、なぜか台所にさえ行けば、「今日は多分、料理ができる女になれそうだ」という自信もちょっとだけ与えてくれる。

 今回も「U-100円丼選手権」と題した、業務スーパーの品を使った低コストでささっとできる「ザクザク豆腐丼」が放送されていました。業務スーパレシピ「ザクザク豆腐丼」に、さっそくチャレンジです!

材料
木綿豆腐 150g
しょう油 小さじ1/2
クリスピーフライドオニオン 15g
花椒辣醤 4g
ごま油 小さじ1
ご飯 180g
にんにくザーサイ 30g

(レシピ考案:土方ゆいさん/『家事ヤロウ!!!』公式アカウントより)

 今回は業務スーパに売っているもので作る「丼選手権」でしたが、筆者の自宅近くに業務スーパーはありません。そして、材料の中に料理のハードルが上がる食材が……。そう、花椒辣醤……。まず、なんて読むん? ファージャオラージャンと読むそうだけど、まず普通のスーパーには、売ってないのは確定じゃないか。

 その次に、さらにハードルを上げてきたのは「クリスピーフライドオニオン」の存在。今回は花椒辣醤もクリスピーフライドオニオンもないけど、強行突破します!

 にんにくザーサイは、なんとかスーパーに売っていたので、ギリセーフ。これがなかったら「私何を基準に作ってるの?」ってなるところでした。

 それにしても花椒辣醤の存在がきになる。名前からして、多分辛いんよね? 花椒(かしょう)のしびれるような辛味に似たものはないかと冷蔵庫を漁ってみると、あったかも。花椒辣醤は、こちらのラー油で代用決定です。

(1) 木綿豆腐150gをキッチンペーパーで包み、500Wで2分レンチンする
(2)豆腐を器に入れ、しょう油小さじ1/2をかける

 レンチンから取り出した豆腐を器に入れ、しょう油をかける。にんにくザーサイもあるし、ラー油もありますから、なんとかできそうな予感がしてきました!

(3)クリスピーフライドオニオン15g花椒辣醤4gをかけ豆腐の食感が残る程度に軽く崩す 

  本来はクリスピーフライドオニオンと花椒辣醤をかけるのですが、フライドオニオンがないのでこんな感じです。

(4)フライパンにごま油小さじ1・ご飯180g・にんにくザーサイ30gを入れ炒める

(5)フライパンで全体が混ざったら丼に移し、3をのせ完成!

 これは!? 奇跡的にも、ザクザク感は感じられないものの、見た目がだいぶ本家側に寄ったのではないでしょうか。

 花椒辣醤4gの痺れる辛さがどれほどなのか存じませんが、『家事ヤロウ!!!』のインスタ写真と比べてみると、やはり本家ほど赤みを感じられなかったのは残念です。

 しかし食べてみてびっくり! めっちゃ辛いやん。ラー油も負けてへんやんと思いながら、ニンニクザーサイの旨味がしっかり染み込んだ豆腐に「想像していたより5倍はうまいし」と、独り言を言いながら黙々と箸が止まりませんでした。

 材料名を聞いて、勝手に料理のハードルを上げてしまいましたが、花椒辣醤は辣油でもいいし、フライドオニオンはなくても十分おいしいので、ぜひ作ってみてほしいと思いました!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆
夫ウケ:★★★★☆

自民党女性局の外遊バカンス騒動、松川るい議員の“子連れ視察”の問題点

 国会議員秘書歴20年以上の神澤志万です。

 本当に毎日毎日暑いですね。国内ではなんと北海道でも全域に「熱中症警戒アラート」が出されました。北見市で37.1度、隣の津別町で36.8度、札幌市で35度など、観測史上最高気温を更新中だそうです。びっくりしますよね。

今年の新語「外遊バカンス」

 この暑さですから、熱中症で亡く…

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なにわ男子・西畑大吾は言葉のチョイスが個性的! プロ作詞家が「ちゅきちゅきブリザード」を分析

 作詞家、作曲家からの提供曲を「歌って踊る」ことがメインのジャニーズアイドル。しかし、グループによってはメンバーが作詞・作曲を行うなど、積極的に楽曲制作に携わっているケースもあります。

 そこで今回は、なにわ男子の2枚目のアルバム『POPMALL』(7月12日発売)に収録されている、西畑大吾の作詞曲「ちゅきちゅきブリザード」(通常盤のみ収録)を、プロの作詞家・昆真由美さんに評価してもらいました。なお、同曲は1stアルバム『1st Love』(2022年)に収録されている「ちゅきちゅきハリケーン」(同じく作詞は西畑)のその後を描いた第2弾です。

なにわ男子・西畑大吾「ちゅきちゅきブリザード」には“こなれ感”がある

――「ちゅきちゅきブリザード」を聞いた際、全体的にどのような印象を持ちましたか。

昆真由美さん(以下、昆) 歌詞全体の印象としては、書き慣れている人が書いてるなと思いました。なぜかと言うと、構成がすごくキレイなんですよね。第1弾の「ちゅきちゅきハリケーン」が、カップルになる前のラブラブな感じの片思いソングで、第2弾の今回は、付き合ってからのケンカを描いていますが、それぞれの歌詞の世界観がしっかりと伝わってきます。第1弾と同じフレーズ<ピースを閉じて 少し曲げる>が入っている点も、“こなれ感”を醸し出しています。

――では、全体像から細かく歌詞を見ていった際、特に素晴らしいと感じた点はどこでしょうか。

 めちゃくちゃ韻を踏んでいるところです。作詞を始めたばかりの人だと、書きたいことを文章のようにつづりがちで、比喩表現を多く取り入れたり、韻を踏んだりするのをつい忘れてしまうことも多いんですね。

――「ちゅきちゅきハリケーン」が作詞デビュー曲の西畑さんですが、すでに様になった歌詞を書いているんですね。

 西畑さんが韻を踏む歌詞を書くのは、彼が実際にパフォーマンスをされるアイドルだからだと思います。作詞家も、声を出して歌いながら歌詞を書くことが多いのですが、自身で歌ってパフォーマンスされるアーティストやアイドルの方は特に、歌っていて気持ち良いと感じる歌詞がどういうものかを感覚的に知っているのかもしれません。そのため、自然と韻を踏んだ歌詞が思い浮かんだのではないでしょうか。

 さらに西畑さんの場合、韻を踏むためにオリジナルの言葉を作っているのも素晴らしいポイントです。例えば、イントロの<倦怠期 危険帯域>は、倦怠期という言葉で韻を踏むために“危険帯域”という言葉を創造したのだと思いますが、“危険帯域”という言葉自体は一般的にまず聞くことのないオリジナルの言葉です。「恋人とケンカして別れの危機!」という同曲のイメージにもぴったりです。

 <豆腐ハートタックル>という言葉もそう。「豆腐メンタル」という言葉は聞きますが、「豆腐ハート」はオリジナルの言葉です。何となく雰囲気で言葉を乗せようとすると、こういったオリジナルの言葉は生み出せません。西畑さんの歌詞からは、作詞に対して真剣に向き合っているという気概を感じました。

なにわ男子・西畑大吾に書いてもらいたい歌詞は「パーティーソング」

――一方で、「ここを変えたらもっと良くなる!」と思った箇所はありましたか。

 歌詞全体にまったく問題はないので、作詞家目線であえて挙げますね。恋愛ソングは大きく分けて「片思い期」「交際期」「失恋期」の3種類があります。以下の図のように「ちゅきちゅきハリケーン」がもうすぐ両思いになるという「片思い期」を、「ちゅきちゅきブリザード」がケンカから仲直りするまでの「交際期」を書いているのですが、欲を言えば、1曲丸々、ケンカの情景だけを書く歌でも良かったかなと。

 というのも、1曲のどこを聞いても同じテンションというのが、聞く人にとっては一番わかりやすいんです。そのため、タイトルの「ブリザード」という言葉のように、交際中の吹雪のようなケンカだけで終わらせて、第3弾として仲直りの曲を作ることも可能だったと思います。

――確かに、「ちゅき婚○○」など、「危険帯域」から抜け出して結婚するまでの曲があっても面白そうですね。

 そのパターンも聞いてみたかったですね。また、「ちゅきちゅきハリケーン」「ちゅきちゅきブリザード」を聞いて、西畑さんはストーリー調の明るいポップな曲が得意なのかなと思ったので、パーティーソングを書いてみてほしいです。一方、それとは真逆の哲学的な歌詞にも挑戦してほしいですね。言葉のチョイスが個性的なので、別のタイプの曲になったとき、どのようなワードが出てくるのか楽しみです。

昆 真由美(こん・まゆみ)
一般企業に勤める傍ら、作詞家、作詞講師として活動中。J-POPを中心に、アイドル、声優、アニメ・ゲーム、K-POPまでと幅広いジャンルの歌詞を手がけている。著者として『作詞入門 〜実例で学ぶポイントとコツ』(スタイルノート)がある。

『らんまん』が描かない、神木隆之介演じる主人公のクズ史実! 病死した長女と“現地妻”への理解できない言動とは?

天才植物学者・牧野富太郎をモデルにしたNHKの連続テレビ小説『らんまん』。どうやら牧野はドラマでは描かれないヤバいエピソードを持つ人物のようで……。「牧野富太郎の私生活はクズの中のクズ。横綱級のクズだったといえるでしょう」と語るのは、『本当は怖い世界史』(三笠書房)などの著作を持つ歴史エッセイストの堀江宏樹氏。同氏が朝ドラ『らんまん』主人公の史実をひもとく!

▼前回

植物学者から一転、クラシック音楽の指揮者に?

 「新進気鋭の植物学者・牧野富太郎」。故郷・土佐(現在の高知県)でその称号を保持するには、莫大な金がかかりました。牧野からのあいつぐ送金要請に、彼の実家で、土佐・佐川町に江戸時代から続いていた造り酒屋「岸屋」は耐えきれなくなって、ついに破産。

 牧野は財産整理の名目で、ふるさとに帰ることになりました。

 本来なら人目を忍ぶ、失意の帰郷となるはずですが、牧野は「東京帰りの若き名士」として振る舞おうとしています。土佐でもなぜか超一流の豪華旅館「延命軒」に宿泊し、部屋代だけでも80円を蕩尽したとされます。当時の80円は現在の価格なら80万円ほど。

 東京の「妻」――実際には結婚もしていない状態で、2人も子どもを授かった「愛人」寿衛は牧野の作った借金で貧苦にあえぎ、10円(=約10万円)も返済できなかったのに……。

 土佐随一のハイカラなインテリを自称している牧野は、植物同様、クラシック音楽が好きだったようです。しかし、当地で牧野がたまたま耳にした音楽教師のリズム感が「ダメだ、なっていない」と感じてしまい、みずから西洋音楽の勉強をはじめ、オルガンなどの楽器も私費で購入、土佐初のクラシックコンサートも私費で開催、指揮者としてタクト(指揮棒)を振り回し……いったい何がやりたいの、あなたの夢は植物学者じゃなかったの……と溜息をつくしかない、にわか芸術活動に没頭しはじめます。

 一度、これだ! と思えば理性が働かず、欲望のまま、借金してまで際限なく浪費を繰り返す牧野ですが、なにより理解できないのは、この時期、東京に残してきた寿衛からは、何度も窮状を訴える手紙を受け取っていたにもかかわらず、ただの一度も返事を書かなかったことです。

病死した長女の死すら忘れるノンキさ

 牧野との関係を両親から反対されたことがきっかけで実家と絶縁している上に、牧野不在のまま、次女・おかよを一人で出産せねばならなかった寿衛は産後の肥立ちが悪く、病気がち。幼い長女はずっと深刻な病気で、生まれたばかりの次女まで体調不良。おまけに牧野の親戚筋にあたる若い男が家に居候しており、彼の世話までしなくてはなりません。

 寿衛は、借金取りから「旦那さんは遊んでばかりでいいですねぇ~」などと毎日のようにイヤミをいわれたそうです。

 土佐で豪遊を繰り返す牧野とはうらはらに、東京の家族が体調不良なのは、彼らにはまともな送金がなく、極端に貧乏であるがゆえ。栄養すらまともに摂れていないからなのですが、その元凶たる牧野が帰ってこないのを不憫にも恋しがり、「父ちゃん、父ちゃん」と言いながら長女・おそのは、4歳で病死してしまいました。

 長女の凶報を聞いた牧野は、さすがに土佐から東京に戻ってきたそうですが、この時のことを80代になってから振り返った牧野は、やはり長女の死など忘れてしまったかのように、“クラシック音楽の普及活動に携わっているうち、土佐での日々は夢のように過ぎてしまった……”などとノンキに回想しているのでした。

 実際は「夢のように」どころか、いろいろなことがあったはずです。

牧野と離婚後、最初の妻は……

 最初の妻・猶とは離婚し、「岸屋」番頭の和之介と再婚させることにして、牧野は「10石(=現在の価格で約10万円)」だけを元・オーナーとして受け取り、後は猶たちの好きにさせました。

 岸屋の再建を、地元で、まずは醤油づくりから目指した猶と和之介ですが、残念ながら失敗。悪いうわさを立てられたので土佐にいられなくなり、静岡の焼津に引っ越してから、小さなお店をやっていたようです。しかし、それでも猶は牧野に送金しつづける日々を過ごしたそうで、それだけ、牧野という男にすさまじい魅力があったからなのでしょうか。

 ほとぼりが冷めた頃、ひっそりと土佐に帰郷した猶たちは当地で亡くなり、牧野の祖母の墓の近くに葬られているそうです。牧野富太郎という男にさえ関わらなければ、猶はもっと幸せな人生を送れたのではないでしょうか。

 いや、一方的に離縁されてもなお、惚れていられるような運命の男に出会えただけでも、猶は女として幸福だったのでしょうか。男女の問題に正解はありませんが、想像するだけで複雑な気持ちになってしまいます。

 離縁された猶から、寿衛のその後に目を向けてみましょう。

 ついに牧野が猶と離婚したので、彼と正式に結婚できることになった寿衛なのですが、ここで彼女が牧野を捨て、次女を連れて実家に戻る決心をしなかったのは、理解しがたいと思う読者も多いでしょう。

 いくら彼女が牧野に岡惚れしていたとしても、長女が病気になり、そのまま亡くなってしまったにもかかわらず、それを見殺しにしたといってもよい牧野と正式に結婚してしまうという選択は、現代のわれわれにはなかなか納得しづらいものがありますね。

 明治時代に定められた民法では、結婚後の女性は、法律上の無能力者だとされたので、離婚の意思を夫に申し出ても、拒まれた場合、調定を受けることすら叶いません。しかし、寿衛は次女が生まれた時点でも、牧野の東京の現地妻にすぎず、牧野の正式な妻は土佐の猶という女性であり続けたので、「実家に帰らせていただきます」といえば、寿衛は牧野との関係を断ち切れたはずなのです。しかし、寿衛は牧野に執着してしまったのでした。

渋谷円山町で経営した店とは?

 牧野はのちに自伝を残していますが、55歳の若さで早死するまで、彼に尽くし続けた、妻・寿衛の死因については沈黙しています。しかし、状況証拠から寿衛が子宮がんだったことはおそらく間違いなく、13人もの子ども(成人したのは7人だけ)を産んだ彼女が、子宮の病気で亡くなってしまったことについて、伏せておきたい気持ちもなんとなく想像できますが……。

 牧野の妻として、寿衛の生活は最後まで苦労続きでした。しかし、50代になってから、現代風にいえば、「宴会場つきラブホテル」というような営業形態のお店を、渋谷の色街として知られた荒木山(現在の円山町)で経営し、玄人女性に仲間入りするとは、寿衛自身も想像さえしていなかったと思われます。

――次回、そんな寿衛のお話がつづきます。

小6初夏から中学受験は遅すぎる? 娘が伝統私立校に“駆け込み”で合格できたワケ

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 中学受験は小学3年生の2月から準備を始めるのが一般的。しかし中には、6年生から参入するご家庭もある。この遅れて中学受験に参加することを、業界用語で「駆け込み受験」と呼ぶ。一般論ではあるが、駆け込み受験はハンデありきのスタートになりがちだ。

 中学受験は、難関校になればなるほど、入試で学習指導要領を逸脱した問題を出す。受験生は、そうした問題を解くための学力を付けなければならないわけだが、駆け込み受験組はその準備期間がほかの受験生より圧倒的に短い。ハンデ戦とわかった上で参入するには、当然それ相応の理由と覚悟が必要だ。

 しかし、「早いうちから中学受験の準備をしていれば、もっと楽ができたかもしれませんが、『どうしても合格したい!』という意志があれば、乗り越えられるものだとも思います」と語るのは、現在、中学3年生の心美さん(仮名)の母、美保さん(仮名)である。

 心美さんが中学受験を決意し、中学受験塾に入塾したのは6年生の初夏のことだった。

「うちは子どもが3人いまして、私立中学なんて贅沢なことはまったく考えていなかったんです。でも、『この道しかない!』と腹をくくって受験を決めました」

 心美さんはもともと、学校が大好きな元気いっぱいの少女だったそうだが、その学校生活は6年生で一変したという。クラス替えが行われ、新しい担任のもと新学期がスタートしたものの、すぐにコロナ禍が発生した。

「緊急事態宣言で、しばらくの間、休校だったこともあり、クラスのまとまりはなかったと思います。その後、登校が再開されたのですが、心美のクラスメイトがどうやらコロナに感染したといううわさが流れて……。誰だって、なりたくてなる人はいないのに、その時の学校の対応は本当にひどいものでした。学年集会の席上、学年主任の先生が『この学年でコロナに感染した児童がいます』と発言したというんです」

 この発表を受け、子どもたち、そして親たちは“犯人捜し”をするかのように、その日の欠席者の把握に努めたらしく、結果的に欠席していた心美ちゃんのクラスメイトが“ターゲット”になったそうだ。

「その子が本当にコロナだったのかもわかりません。でも、結果として、その日以来、学校に来られなくなったんですね。どうも、子ども同士のLINEグループの中で、仲間外れのような扱いを受けてしまったようで……。心美には、それが理不尽にも恐怖にも感じる一件になったようで、まったく関係ない部外者ではあるのですが、心美まで学校に行くのを嫌がるようになったんです」

 コロナ禍でなくても、特定の子を仲間外しにするのは、小中学生の女の子同士の中ではよくある話かもしれない。しかし、心美ちゃんのように優しく、繊細な心を持つ子は、他人の痛みまで自分事のように受け止めてしまうことがある。

「心美は心ない発表をした学校の先生にも、意地悪をしたクラスメイトにも不信感しかなく、『この人たちと同じ空間にいたくない』と言いだしたんです。私も、コロナ禍を言い訳に、ロクに授業もしないばかりか、学級崩壊状態になっているクラスをどうにかしようという心意気もない学校には絶望していました。このまま地域の公立中学に入学しても、同じメンバーなのかと思うと、心美が完全な不登校に陥る可能性を否定できなかったんです」

 そんな中、美保さんは学生時代の友人から久しぶりに連絡をもらう。

「お互い、近況報告をしているうちに、彼女の娘が私立のS学院に通っていることがわかりました。その頃、メディアでは盛んに『コロナ禍における私立中高一貫校のオンライン授業』が報道されていまして、『公立とは全然違うんだぁ……』とうらやましく思っていたんです。S学院も生徒全員がタブレット端末で授業を受けており、1日たりとも授業がなかった日はないって聞かされました。『やっぱり、報道されている通りなんだ!』と感心しましたね」

 美保さんが、心美さんの学校であった出来事を打ち明けると、友人はこんなことを教えてくれたそうだ。

「S学院の担任の先生は、オンライン授業中、生徒全員の顔をパソコン画面に映し出し、一人ひとりが笑顔でいるかどうか、表情が暗い子はいないかを毎日確認してくれているそうなんです」

 美保さんの友人いわく、娘のオンライン授業の様子を少し離れたところで聞いていたところ、先生が懸命に生徒たちを元気づけようとしてくれているのが手に取るようにわかり、先生もつらいのに、本当にありがたくて、涙が出たとのこと。緊急事態宣言が明けて通常登校に戻った際、クラスはすでに一致団結しており、「この学校を選んで良かったなぁと心から思ったわ」とも言っていたそうだ。

 その友人の娘さんも小学校の時、いじめが原因で少しの間、不登校を経験。そこで、駆け込み受験をしてS学院に入学したという経緯があったといい、美保さんの心は一気に中学受験へ傾くことになる。

「友人に『小6からでも、頑張れば、まだ間に合う!』と励まされて、やっぱり、我が子には『学校、大好き!』『友達、大好き!』って環境にいてほしいって思ったんです。それで、心美にも中学受験を強く勧めました」

 それからほどなくして、心美さんはその友人の娘さんから、直接S学院のことを聞く機会を持ち、一気にS学院のファンになったという。

「S学院は難関校ではありませんが、校風の良さを誇る伝統校です。塾からも『小6の今からでは、相当厳しい!』と言われたんですが、心美は『絶対に頑張る!』と言いまして、その日から、猛勉強がスタートしました。塾の先生にも『そういうことなら、応援する』と言われ、系列の個別塾にも行くように。毎日、相当ハードでしたが、友人の娘さんにも、なんとS学院の先生にも応援メッセージをいただくことができて……最後は気合で合格をもぎ取ったようなものですね。合格を報告した際、塾の先生が本当に驚いておられましたから(笑)」

 心美さんは入学後、S学院が大切にしている「他者貢献」という精神のもと、ボランティアをする部活に入り、充実した毎日を過ごしているという。

 美保さんがニコニコしながら、心美さんの中学受験をこう振り返った。

「もう少し早めに受験に取り組んでいたら、もしかしたら、もっと偏差値の高い学校に行けたかもしれません。親って、欲深い生き物ですよね(笑)。でも、S学院に入って、毎日、楽しそうに通う心美を見ると、これが正解だったと思うんですよ。受験という目標がなかったら、心美は今も不登校だったかもしれませんから……。唯一の誤算は、心美の姿を見た下の子2人も『中学受験する!』と言っていることですかね。私、もっと働かないといけなくなりました(笑)」

 受験にはそれなりの準備期間が必要だが、心美さんのように、短期間でも気持ち次第で「大願成就」となるケースも過去、数多く見てきた。人生は「意志あるところに道は開ける」という言葉通りなのかもしれない――美保さんの話を聞いて、そんなことを思った。

『24時間テレビ』ジャニーズ事件簿――なにわ男子ファン殺到でパニック、櫻井翔の“握手拒否”疑惑も

 ジャニーズ事務所のアイドルグループ・なにわ男子がメインパーソナリティーを務める大型チャリティー特番『24時間テレビ46 愛は地球を救う』(日本テレビ系)が、8月26~27日に放送される。ジャニーズといえば現在、事務所創業者・ジャニー喜多川氏(2019年に死去)の未成年タレントに対する性加害問題が取り沙汰されているだけに、「今年は番組におけるジャニーズの扱い、またメンバーらによる言動も、いつも以上に物議を醸しやすいかもしれない」(芸能ライター)と心配されているという。

 日テレの看板番組の1つともいえる『24時間テレビ』は、ほぼ毎年ジャニーズがメインパーソナリティーに選ばれている上、それ以外の役割でも同社のタレントが出演することは珍しくない。

 ただ、今年3月に英国公共放送・BBCがジャニー氏の性加害問題を追及するドキュメント番組を放送し、国内外で事務所の印象が急激に悪化。その翌月になにわ男子のメインパーソナリティー起用が発表されたため、ネット上では「問題が一つも解決していないのに、それでジャニーズを使うのか」などと批判が噴出していた。

「なにわ男子には何の罪もないですが、ジャニーズ本体のイメージが低下しているせいで不快感を示すネットユーザーが少なからずいるようです。そのため、なにわ男子はメインパーソナリティーという大役の緊張感もあるでしょうが、余計な批判を招かないよう、言動はおろか、ふとした表情一つにもより一層気をつけないといけません」(同)

NEWS・加藤シゲアキドラマは放送直前に撮り直し

 これまで放送されてきた『24時間テレビ』では、“ジャニーズ絡みの騒動”が少なくない。例えば、13年の『24時間テレビ36』では嵐がメインパーソナリティーを務めたが、彼らが一般来場者から募金を受け取る場面で、櫻井翔の動きに、ネットユーザーの注目が集まった。

「櫻井だけ“手を後ろに組んで立っている”状態だったんです。一部ネット上では、来場者から握手を求められた櫻井が『握手するために募金に来たの?』と言っていた……という情報が拡散され、『翔くんの信念を感じる』『握手くらいしてあげたらいいのに』と“握手拒否疑惑”に賛否両論が飛び交い、大騒ぎになりました」(同)

 一方、16年の『24時間テレビ39』内の特別ドラマ『盲目のヨシノリ先生~光を失って心が見えた~』では、NEWS・加藤シゲアキが主演したものの、共演予定だった俳優・高畑裕太が強姦致傷容疑で逮捕(のちに不起訴処分)され、降板。その代役に加藤と同グループの小山慶一郎が選ばれ、放送直前ながらドラマの“撮り直し”に挑むという騒ぎもあった。この件に関しては、ピンチを乗り切った関係者、NEWSの2人にも労いの声が寄せられたが……。

ジャニー喜多川氏の追悼企画に「番組を私物化」

「19年の『24時間テレビ42』は、放送の前月にジャニー氏が死去したため、番組内で“追悼企画”が行われることになりました。『生涯を捧げたエンターテインメント ジャニー喜多川の想い』と題し、この放送回にもメインパーソナリティーを務めていた嵐と、まだジャニーズJr.だったSixTONESがコラボレーションし、ほかにもジャニー氏が目をかけていたという美 少年、HiHi Jets、少年忍者らも出演。しかし、ネット上には『チャリティー番組ですることじゃない』『ジャニーズが番組を私物化してる』という指摘が相次ぎました」(同)

 さらに、同放送回では当時Jr.だったなにわ男子も大阪・読売テレビのスペシャルサポーターとして出演したが、彼らを一目見ようと現地にファンが殺到。当時のネット上には、その大混乱ぶりが報告されていた。

「募金ブースになにわ男子が現れる可能性があったため、整理券の配布には“1,000人規模”のファンが押し寄せたとか。そこで主催者側は、“じゃんけん大会”を行い、人数を減らそうと試みるもうまくいかず、抽選制に切り替えるなど、現場はパニック状態に。最終的に“なにわ男子の募金ブースへの登場はなくなった”とアナウンスがあったといいます」(同)

 今年、なにわ男子は番組の顔となるだけに、ファンの注目度もますます高まっている。世間の“ジャニーズを見る目”が極めて厳しくなっている状況の中、炎上の火種を未然に防ぐことはできるだろうか。

なにわ男子・高橋恭平と“つながれる詐欺”が原因か――離婚を予告した元タレントとは?

 元タレント・坂口杏里が8月24日、TikTokで生配信を実施。夫でインフルエンサーの福島進一さんから暴力を受けたと明かし、「離婚する」と予告した。

 坂口は同配信で「今進一が役所に行って、離婚届を持ってきます」と報告。タイミングについては「3カ月前くらいから『離婚したい』っていうのは向こうのお父さんにも相談していて、なんだかずるずるしてしまいました」と説明した。

「坂口いわく、進一さんから『顔面ぐちゃぐちゃにしたい』と言われ、目元や腕に暴力を振るわれたとか。時折、涙声で『何があっても俺が守るっていう言葉を信じた私がバカでした。本当に福島家に裏切られました』と語る場面もありました。本当に坂口がDVを受けていたとしたら大問題ですが、ネット上では『どこまで本当のことかわからない』と疑うような書き込みも目立ちます」(芸能記者)

 なお、この配信は7,000人以上が視聴。配信後には、坂口が「離婚」と書かれた封筒の画像をインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)にアップし、「あとは役所に持っていくだけです。今までありがとうございました」と添えている。

「同夫妻は、昨年の夏にも離婚をほのめかす投稿を繰り返していたため、ネット上では『またかよ』と冷めた反応も多い。ただ、進一さんは先日、1人で行った生配信中に『もうこんな生活、嫌だ俺』と語り、突然号泣。情緒不安定なようにも見えました」(同)

“コムドット・やまと”名乗る男に「騙された」と主張

 坂口といえば、今月上旬に“コムドットのやまと”を名乗る男から「騙された」と告白。

 その男は、坂口がファンを公言しているなにわ男子・高橋恭平の連絡先を坂口に伝えたそうだが、後に坂口がやりとりしていた人物は「高橋恭平じゃなかった」ことが発覚。加えて、“やまと”を名乗る男も偽物だったという。

「高橋とのつながりが途切れることを恐れるあまり、坂口は“偽やまと”から指示されるままに、知らない男とホテルに行ってしまったとか。この告白時、進一さんは『悪いのは騙した奴』『杏里は被害者』と妻のことを必死で擁護していたため、夫婦仲は良いように見えたのですが……」(同)

 今回の配信では、画面上に多くの“投げ銭ギフト”が飛び交っていた坂口。ただの痴話げんかか、それとも……。