森七菜の月9主演は「いまさら」? 「使いづらい」という業界内イメージを関係者暴露

 7月クールの月9ドラマ『真夏のシンデレラ』(フジテレビ系)で間宮祥太朗とダブル主演を務める森七菜。森がプライムタイム(午後7時~11時)で連続ドラマの主演を張るのは、火曜ドラマ『この恋あたためますか』(TBS系)以来3年ぶりのことだ。

「『真夏のシンデレラ』は、月9にとって久々の王道ラブストーリーになるようです。真夏の海を舞台にした男女8人の恋愛群像劇で、森と間宮に加え、神尾楓珠、吉川愛、萩原利久、白濱亜嵐、仁村紗和、水上恒司(元・岡田健史)といった実力派の若手俳優が脇を固めます」(芸能ライター)

 一方で、テレビ業界内では「なぜ、いまさら月9の主演なのか」と疑問も出ているという。

「森が最も注目を集めたのは1年以上前で、すでにピークは過ぎているように思います。『この恋あたためますか』に主演した時はまだ少し早い気がしましたが、今回は逆に遅いような……。もし彼女が、今作のキャスティングの第1候補だった場合、フジにはよほどの勝算があったのでしょう」(テレビ業界関係者)

森七菜、移籍騒動で「使いづらい」イメージに

 森が失速した原因は、やはり2020年12月に突如勃発した、事務所退所騒動が大きいようだ。

 彼女は2016年夏、地元・大分で家族と食事中、前の所属事務所・アーブルのスタッフにスカウトされて芸能界入り。1カ月もたたないうちに、「ネスカフェ ゴールドブレンド」のウェブCMオーディションで行定勲監督の目に留まり、女優人生をスタートさせた。

 新海誠監督のアニメ映画『天気の子』(19年)のヒロイン役に抜てきされ、連続テレビ小説『エール』(20年)ではヒロイン・二階堂ふみの妹役として存在感を発揮。さらに岩井俊二監督から「この子しかいない」と推され出演した映画『ラストレター』(同)では、主題歌「カエルノウタ」でCDデビューしており、「業界関係者が絶賛する逸材であることは間違いなかった」(芸能ライター)そうだ。
 
「ただ人気絶頂の中、アーブルとの契約がまだ残っているにもかかわらず、20年12月にいきなり森側が契約解除を申し入れました。通常、こうした交渉は半年、もしくは少なくとも3カ月はかかる。それがわずか1カ月で解除が成立していることから見ても、彼女サイドが、よほど強硬な姿勢で移籍を迫ったことが想像できます。そこには本人というよりも、“ステージママ”のうわさがある母親の意向が強いと、当時から言われていました。こうした周囲の暴走で、『使いづらい女優』『何か火種を抱えることになりそうなタレント』というイメージがついてしまったことは否めません」(テレビ業界関係者)

 現在はソニー・ミュージックアーティスツ(SMA)とエージェント業務提携という形を採っている森。どれだけ演技力がすぐれていても、その地盤が危うい場合、オファーする側に相当なストレスがかかる。結果、同世代の別の女優に仕事が回るというのは、自然な流れだろう。

「橋本環奈、上白石萌音・萌歌、永野芽郁、浜辺美波、最近は福原遥、小芝風花、福本莉子も台頭するなど、同世代の人気女優は多数存在します。そんな大渋滞をかいくぐり、森がこの夏の月9主演に選ばれた。彼女にとって最大のチャンスですから、ここで鮮烈な演技を見せ、業界内イメージが回復すれば、また声がかかりやすくなるかもしれません」(同)

 今回の『真夏のシンデレラ』で、森は巻き返しを図ることはできるのだろうか。

多種多様なビートで華麗にジャーニーする〈女性とラップ〉上半期ベスト

 然るべきプレイリストをタップすれば次から次にそれらしい曲が21時~22時台のDJのように淡々と流れ続ける2023年において、〈上半期ベスト〉や〈年間ベスト〉のごとき前時代的なイベントは、データベースに敷き詰められる新譜の微細な違いをさも鋭敏な感性を持っているかのような素振りで論評する鈍感さを持ちえないことには成り立たない。

 ゆえに、どこかから依頼をいただき「ベスト〇〇」とい…

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芸能界引退危機の広末涼子、オファーをゴッソリ奪うあの意外な俳優

 俳優の広末涼子が、芸能界引退のピンチに陥っている。人気シェフの鳥羽周作氏とのW不倫を認め、所属事務所が芸能活動の無期限謹慎処分を発表。違約金については、CMや映画などの降板などもあり数億円規模になるといわれている。

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『東リベ』公開危機!永山絢斗逮捕で、不運すぎる北村匠海に心配の声

 俳優・永山絢斗容疑者が6月16日未明、大麻取締法違反(所持)の疑いで警視庁に逮捕された。これを受け、ネット上では俳優・北村匠海に同情する声が相次いでいる。

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バズレシピりゅうじの【シャケと豆腐の虚無丼】を作ったら、ふわトロ食感に感動!

 料理がまったくできない主婦の私。もう何年も夫が料理を担当していますが、子どもの成長とともに「いやでも作らなあかん時」に見舞われるように……。そこで「かんたん」「ラクチン」とTwitterで話題のレシピにチャレンジしていきます!

今日のレシピ:【シャケと豆腐の虚無丼】バズレシピりゅうじ

 バズレシピのりゅうじさんのレシピシリーズで「至高シリーズ」に並んで密に人気なのが、何もやる気が出ない時に登場する「虚無シリーズ」。

 これとこれを乗せて混ぜて、はい完成! といった虚無感丸出しのレシピが多いのですが、その味は感動するものばかり。今回はりゅうじさんのYouTubeで見つけた「料理研究家がガチで食っている世界最強どんぶり」という【シャケと豆腐の虚無丼】にチャレンジしてみました!

材料 分量
ご飯 200g
バター 5g
豆腐 150g
鮭フレーク 20g
醤油 適量

(レシピは公式YouTubeより)

 材料を用意しました。今回はレトルトのご飯を使います。

(1)レンチンした温かいご飯に、バターを溶かして混ぜる

(2)バターご飯の上に、水を切った豆腐をドンと乗せ、シャケフレークと醤油をかけたら完成

 りゅうじさんいわく、とにかく混ぜて食べるのが基本のよう。まるで離乳食のようなふわふわ、トロトロ感があります。

 食べてみると、口の中にふわふわ感が広がります! シャケとバター、米の相性が抜群。チンして乗せて混ぜるだけなのに「うまい!」と感動できるとは、さすがりゅうじさん。まさに、何もやる気がない時にささっと作れる神レシピでした!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(疲れた時に頼りたいレシピ)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(ハードルの高さゼロ)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(嫌いな人はいない味)

平野紫耀だけじゃない! キンプリ・高橋海人もデビュー時に語っていた“海外展望”

――ジャニーズチェックに連日精を出すジャニオタ2人が、アイドル誌を眺めながらよもやま話をダベり中!

B美……永遠の29歳。人生の半分以上をジャニーズに捧げている、ジャニオタ歴20年超の芸能ライター。今一番気になるアイドルはKis-My-Ft2・北山宏光。

C子……永遠の35歳。デビュー組からジャニーズJr.に降りた月刊誌編集者。好きなアイドルはフレッシュな子。

岩橋玄樹、King&Princeデビュー時のコメントがやるせない

B美 King&Prince(以下、キンプリ)の2人体制がついに始動したね。5月22日をもって岸優太、神宮寺勇太、平野紫耀が脱退して、残る高橋海人&永瀬廉がニューシングル「なにもの」(6月21日発売)を音楽番組で披露してるけど、まだ心の整理がついていない人も多いんじゃないかな。

C子 岩橋玄樹が2021年3月末に脱退して、ようやく5人のキンプリに慣れてきたファンもいたと思う。キンプリが好きだからこそ、以前の姿を追い求めてしまうのは、仕方がないことだよね。

B美 そんな中で、「J-GENERATION」23年7月号(鹿砦社、以下「Jジェネ」)のキンプリ特集も第3弾を迎えたよ。ほら、見て~。表紙が斬新なデザインでさ。グループを離れた3人の背中をとらえたカットがメインで使われてるのよ。メンバーカラーの衣装を着ているんだけど、平野が岸くんの肩を抱いて、くっついてる瞬間で。

C子 アイドルのバックショットを表紙にするって、ほかのアイドル誌では見たことないし、チャレンジングだよね。とはいえ、写真がメインの「Jジェネ」だけに、ちゃんとメンバーの顔のアップも上部に配置していてさすがだわ。

B美 今回は「King & Prince vol.3 ~永遠のキズナ~」と題して、18年のCDデビューから、彼らの足跡をたどっていく内容なんだって。神宮寺と平野は5月22日付でジャニーズ事務所を退所したけど、まだ1カ月もたっていないのに、スゴく久しぶりに姿を見るような……不思議な感じ。

C子 目次のページだと、平野がパーティー用のお花のサングラスをかけておちゃらけているね。その様子を見て岸くんが大笑いしてる。今見ると、切ない気持ちになっちゃうな。

B美 キンプリのコンサートって、こういうお楽しみタイムでコントや寸劇みたいなのをするパートもあったんじゃなかったっけ。今後、2人体制になったキンプリがどういう見せ方をしていくのか、興味あるな~。

C子 今月もデビュー時の写真を大放出しているから、元メンバーのいわちがたくさん写っているね。前半のテキストは、18年1月のデビュー会見の発言を振り返ってる。キンプリのデビューに際して、ジャニーズとユニバーサルミュージックがタッグを組んだ「Johnnys' Universe」(ジャニーズユニバース)っていうレーベルが誕生したんだよね。

B美 3人が脱退した明確な理由は明かされていないけど、特に平野は創業者・ジャニー喜多川前社長の夢でもあった“海外進出”にこだわりを持っていたと言われているよね。それを踏まえると、15ページのいわちのコメントはやるせない……。「外国の方にも通じるグループの名前なので、名前負けしないよう頑張ります!」(原文ママ、以下同)だって。

C子 いろいろな事情があったんだと思うけど、6人や5人の時のキンプリが海外で活躍する姿も見てみたかったな。それと、18ページの平野による「これまでMr.KINGとPrinceそれぞれ3人が切磋琢磨してやってきましたが、これからは6人で世界のアーティストにも負けないような意気込みで頑張りたいと思います」という言葉も印象的。

B美 20ページを見ると、海人も「おこがましいですが、世界で活躍できるよう頑張っていきたいと思います」と話しているから、デビュー時は海外展望も視野に入れていたんだね。残念ながらオリジナルメンバーでその夢をかなえることはできなかったけど、彼らの努力の結晶である歌やダンスは、未来永劫愛され続けると思う。

C子 海人、ここ数年で心情の変化でもあったのかな。2人でキンプリとして活動を継続する道を選んだ海人とれんれんは、それだけの強い覚悟を持って日本で活動を続けるってことだよね。それにしても、20ページの写真はちょっとミスマッチじゃない(笑)? 真面目に語ってるのに、写っている海人は中途半端にジャンプしていて、顔は満面の笑みという……。

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B美 一方で、23ページの神宮寺は、ほぼカメラ目線だし、かなりのベストショット。まるで、コンサートで客席にいる自分が神宮寺と目が合って、時が止まった瞬間みたいな疑似体験ができる(笑)。で、同じ衣装を着ているのに、24ページの岸くんは茶色の短髪で、ちょっと演歌歌手っぽい。

C子 確かに!! こういうヘアスタイルの演歌歌手いるよね(笑)。なんだろう? ジャケットの青と水色のグラデーションが渋さを演出しているのかな。

B美 それと、27ページからは、いわちの写真が続いているよ。特に28、34ページのいわちはフェミニンでアイドルらしいね。キンプリ初期の王子様&王道アイドル路線の時は、いわちのようなキュートな魅力を持つメンバーがいてこそ成り立っていた世界観だったような気がする。

C子 いわれてみれば、キラキラな衣装はいわちがいた時のほうが多かったかも? 37ページは“じぐいわ”(神宮寺&岩橋)の距離が近いね。肩を寄せ合っていて、この身長差といい、じぐいわファンはわくだろうな。あと私が思ったのは、岸くんってシンプルな衣装ほどスタイルの良さが際立つってこと。51ページの上下白のパンツ&シャツ、白のスニーカー姿なんて、脚の長さがよくわかるし、さわやかで素敵じゃん。ステージ衣装にしてはシンプルすぎるけど(笑)。

B美 ホントだ。ほかの写真だと基本的にゴージャスな衣装ばかりなのに、これは急に予算がなくなったの? って疑いたくなるコーディネートだね(笑)。岸くんはターコイズブルー系のネックレスをしていて、それが少し華やかさを演出している感じ。

C子 あ、でも隣の平野を見ると下のパンツの横にシルバーのラインが入ってるみたい。2人の背後には青い幕がかかっているから、ここは青と白の世界を大事にしていたんだね。

18年9月のコンサート帰りに起きた“新幹線事件”

B美 なにげにビックリしたのは、62ページから“新幹線事件”に触れていること。18年9月に『King & Prince First Concert Tour 2018』が宮城県でファイナルを迎えて、本人たちが新幹線で帰京しようとしてたんだよね。ところが、メンバーを一目見ようと仙台駅に大勢の人が集まって、新幹線の発車が遅れたり、一般の利用客にも迷惑をかけたりと、大きな問題になってた。

C子 当時は殺伐とした現場の様子を捉えた動画が、SNS上にアップされていたよね。普通のアイドル誌ならスルーする事件だろうけど、キンプリの歴史を振り返る上では、確かに入っていて当然かも。どちらかといえば悪いニュースなのに、そこも押さえているのは「Jジェネ」ならではだね。

B美 あと、今までしょうれん(平野&永瀬)って顔が似ているとは思ったことなかったんだけど、7ページや52ページを見ると、顔の向きとかが揃っていて、ちょっと双子感があるというか。顔の下半身、エラ周りがやや似ているのかも……? まあ、ダンス中だからポーズが揃っているのは当然なんだけどさ。

永瀬廉がSixTONES・田中樹みたい? 19年の写真がゲッソリ

C子 え~、そうかな? でも、81ページはしょうれんファンが好きそうな写真だね。ちょっと衣装がはだけていて、体格差がわかりやすい。79ページのツーショットも、MC中なのか素っぽい表情がいいわ。っていうか、このれんれんスゴい華奢。頬がコケてるじゃん!!

B美 顔の輪郭とか脚の細さを見ると、ちょっとSixTONESの田中樹みたいだね。これ、いつぐらいのれんれんだろ? 86ページでも同じTシャツを着ていて、ロゴが見えるけど……。あ、「2019年」って書いてある。

C子 デビュー翌年か~。ネットで調べてみると、この年は4月期の連続ドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)に出ていて、5月に主演映画『うちの執事が言うことには』が公開。9月に単発ドラマ『FLY! BOYS, FLY! 僕たち、CAはじめました』(フジテレビ系)で主演を務めている。

B美 19年のコンサートは7~10月にかけて行われていたよ。リハーサル期間とかを考えると、個人の活動と重なっていたんじゃないかな。仕事が立て込んでいる忙しい時にコンサートをやってたら、そりゃゲッソリしちゃうよね。86ページなんて、目がうつろで焦点が合ってないよ……。

C子 これ、両手を挙げてメンバーと手をつないでいるっぽいから、コンサートの終盤かな。公演が終わる寂しさがあるとはいえ、それにしても目に力がないよね。こうやって過酷な時期も乗り越えて、キンプリとしてアイドルを全うして……頑張ってきたんだね。

B美 さっき、しょうれんの双子感の話をしたけど、92ページの平野と岸くんも、どことなく似ていてかわいいよ。お互いを見合ってる横顔が写っているんだけど、髪色もだいたい同じで、丸っこいヘアスタイルが似てる。

C子 93ページのWゆうた(岸&神宮寺)もカッコいいね。今の時点では離ればなれだけど、またこの2人のツーショットを見られる日が来るといいな……。最後のページもまた泣かせるじゃん。「ずっと友達で…」だって。そういえば、キンプリは、7月2日に初のファンミーティング『King&Princeとうちあわせ』を開催するんだよね。2人になった姿を実際に見たファンは、どう感じるんだろう……?

B美 ひとまず、今回のvol.3で、「Jジェネ」のキンプリ特集は終わりみたい。vol.1から続いて、永久保存版だったね。ちなみに、巻末の告知によると、「本誌に収めきれなかったKing&PrinceのJr.時代から現在までのなかよしショット・美麗ショット」は、発売中の『King & Prince COMPLETE COLLECTION!』(鹿砦社)に載っているんだって。ティアラはこちらも要チェックだよ!

C子 なお、次号の「Jジェネ」はSnow Manから阿部亮平、宮舘涼太、目黒蓮を特集だって。8月号も楽しみだね!

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『皇室アルバム』カメラマンの証言から読み解く!“メディアと皇族”関係性悪化の歴史

 「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 

――テレビ好き、映画好きで知られる昭和天皇。とくに晩年、天皇の身辺に仕えていた侍従の卜部亮吾さんが「陛下(=昭和天皇)は皇室アルバムの大変熱心な視聴者であられ、都合で観られない時にはビデオにとって必ずご覧になっている」(「天皇一家を60年記録する民放番組『皇室アルバム』制作者が語る、時代とともに変わる皇室とメディアの距離感」/「ORICON NEWS」2019年3月14日)と公言するほどでした。そもそも『皇室アルバム』(TBS系)とは、いったいどのような方々の手で、作られている番組なのでしょうか?

堀江宏樹氏(以下、堀江)一貫して毎日新聞社の子会社である「毎日映画社」で制作されています。もともと宮内庁のOBが始めた会社などというわけでもなければ、名門出の子弟・子女が集う会社というわけでもなさそうですね。

――ちょっと意外ですね。

堀江 同社が『皇室アルバム』を請け負うようになった経緯は公表されていませんが、昭和45年(1970年)から、カメラマンとして制作に携わっておられる大谷丕昭(おおたに・ひろあき)さんの証言が過去に何度か雑誌やテレビ番組の中で紹介されています。

 平成2年(1990年)の雑誌記事によると、この時点で「入社二十年目」と紹介されている大谷さんの経歴の詳細は書かれていないものの、昭和23年(1948年)生まれであろうと想像されます(「ご成婚スペシャル おめでとう 秋篠宮さま・紀子さま」/「サンデー毎日」1990年7月15日号)。大学を卒業してすぐに毎日映画社に入社なさって、その後、ずっと『皇室アルバム』にかかわってきたので、皇室の方々との距離感がきわめて近いのですね。

 例えば秋篠宮さまはご成人までは「礼宮さま」と呼ばれていらしたのですけれど、大谷さんは「アヤちゃん」と呼ぶほどの“親しさ”でした。時には、セパタクローという当時の日本ではあまり知られていなかった競技を、秋篠宮さまから誘われて大谷さんもプレーしたこともあったそうです。

 撮影中にも秋篠宮さまが「大谷さん、久しぶりです。お元気でしたか」などと話しかけながら近づいてくることもあったそうで、それはさすがに「何も足さない、何も引かない」姿勢で皇族方を取材する『皇室アルバム』の撮影基準でも、残念ながらボツ映像になってしまったとのこと。

――逆に特ダネだった気もしますが……。秋篠宮さまと長年親交がある記者として、江森敬治さんが『秋篠宮』(小学館)などのご著書をまとめられましたが、それ以上の深い話が大谷さんからは引き出せそうですよね。

堀江 実際、秋篠宮さまが紀子さまに熱烈な恋をしていたとき、すでに大谷さんは「宮さまの結婚相手はこの女性だ」とピンと来ていたそうです。会話の端々に「紀子ちゃん、紀子ちゃん」という名が出てきたと大谷さんはおっしゃるのですが、そんなことがわかってしまうほど、秋篠宮さまはずっとカメラを回されている、つまり現在の“リアリティショー”を先取りするような環境でお育ちになったということかもしれません。

 しかし、当時はメディアのほうが……あるいは『皇室アルバム』の毎日映画社という会社の品格なのかもしれませんが、婚約発表まで公表は慎もうという態度で接しておられたそうです。

――メディア側が、現在では考えられないような、紳士的な対応を見せていたのですね!

堀江 先日、とある雑誌で秋篠宮家を秘密主義だとする記事が出たようですが、少なくとも平成初期の秋篠宮さまは「お兄さま(現・天皇陛下)の皇太子さまなら、決してしないような、そんなこと(=カメラマンにも親しげな反応)をされる方です」とありますので、最近は取材者としてのメディア側、もしくは皇族がたの両方に大きな変化があったのでしょうね。

――毎日映画社で『皇室アルバム』制作に携わる小金沢輝明さんという方によると、平成5年(1993年)頃、皇太子さま(現・天皇陛下)と雅子さまのご婚約発表あたりから、映像撮影の時間やアングルに厳しい制限が(おそらく宮内庁側から)課されるようになったとのこと。

堀江 もう少し、報じる側のメディアと、報じられる側の皇族がたに亀裂が深まった背景を深掘りした情報があるとよかったのですが、その背景が具体的にわかる記事が見つかりませんでした。良心的なテレビ番組を代表する『皇室アルバム』の名カメラマン・大谷さんが、皇族方のプライバシーについて、自発的に(?)口をつぐむようになった事態にこそ、すべてが集約されているのかもしれませんが……。

 大谷さんによると、『皇室アルバム』用に皇族方が展覧会においでになったところを撮影するなら「(以前は)入られてからお帰りになるまで撮影できましたが、今は入場してから二分間だけとか、後ろ姿はだめとか、すべてにおいて厳しくなっています」。この厳しすぎる基準こそ、現在の宮内庁、ひいては皇族がたのメディアへの不信感のあらわれなのでしょうか。

――なぜ後ろ姿が撮影NGなのか、ちょっと疑問ですよね。ここ30年の皇室番組、皇室報道のマンネリ化と、そして一部の報道の過激化につながっているのは、宮内庁が皇族がたと国民の間に入ってしまって、情報の出し惜しみをするようになった部分も大きいかもしれませんね。

堀江 そうですね。何がそういう制限のきっかけとなったのか、興味深いですよね。かつては暴風雨に見舞われ、帽子や傘が吹き飛んでしまう昭和天皇のお姿を撮影し、それが堂々と放送されていた時代もありましたが、このように比較的自由な皇室報道がなされていた昭和を経て、平成以降はプライバシー問題などにかこつけ、報道内容に制限をかけたことで、皇族がたの“神秘化”が再び行われていったとも考えられますね。

 また、“神秘化”=“神聖化”ともいえます。近年では、小室圭さんが眞子さんのお相手にふさわしいのかどうかという日本中を揺るがす議論も、逆に昭和の頃なら、発生しづらかったのかもしれない……などと感じてしまいました。

――この問題についても、カメラマン・大谷さんはなにかご存知かもしれません。しかし、完全に沈黙を守っておられます。

堀江 それこそ、民放最長寿番組である『皇室アルバム』の制作者にふさわしい格調高さの反映でしょうか。最近になって、宮内庁が新設した「広報室」が稼働しはじめたようです。しかし、初代室長は、警察庁出身の藤原麻衣子氏ということで、そのご経歴からして、ものものしい感じがします。

 国民に皇族がたの情報を伝える既存のフォーマットとして、いずれも民放番組ではありますけれど『皇室アルバム』をはじめ、地上波では現在3つの「皇室番組」がレギュラーで放送中です。早朝の放送で『皇室アルバム』同様に高齢者以外に視聴者を想定していないようではありますが、フジテレビの『皇室ご一家』と日本テレビの『皇室日記』です。後者は92年に放送開始した『皇室グラフィティ』を前身に持ちます。

――前身番組のほうが、なんだか新しい空気感を反映したタイトルですね。

堀江 おそらく“若き皇族”として秋篠宮さまと紀子さまの人気が高かった当時に、新しい皇室番組を目指して開始されたのでしょうけれど、90年代前半の宮内庁が打ち出した、皇族方を撮影する際の厳格なルールが災いして、保守化せざるをえなかったのではないかと思われます。

 地上波での3つの番組に加え、BSフジで「皇室のこころ」がレギュラー放送され、テレ東では「皇室の窓」が不定期放送されています。宮内庁内に新設された「広報室」が独自に情報発信することも結構ですが、これらの「皇室番組」の再活用も考えられていくとよいですね。

闇金の本当にあったコワい話――社員を青ざめさせた、債務者の“呪詛”とは?

 こんにちは、元闇金おばさんことるり子です。以前、全10回の短期連載を行いましたが、今回、あらためて新連載としてスタートすることになりました。

 金融屋の事務員として生活していた当時、通勤先の本社事務所は、都内有名繁華街の最寄り駅から徒歩3分くらいのところにありました。事務所の対面には、有名ホテルがそびえ立っており、心と財布に余裕があるときには早起きして、豪華な朝食ブュッフェを満喫してから出勤したものです。

 男性営業社員のみなさんも、商談の際には案件を抱えるブローカーとラウンジで耳を寄せ合い、クルマを担保に預かるときにはホテルの地下駐車場で引き渡しを行うなど、頻繁に出入りを繰り返していました。少し潔癖なところがあって、日々のトイレをホテルで済ませていた伊東部長は、それをカムフラージュするためなのか、ランチや接待でもよく使っていたと記憶しています。

 とある冬の日のこと。始業前の朝礼中に、伊東部長の担当するお客さんから電話がかかってきました。ここ2年ほど取引のあるデイリー広告社の中尾社長(仮名)です。

「お世話になります。ただいま朝礼中ですので、すぐに折り返しいたします」
「いや、ちょっと急ぎなので、今すぐにつないでください。お願いします」

 おそらくは、今日の当座が足りていないのでしょう。切羽詰まった様子なので、朝礼中の部長にメモを渡すと、すぐに社長が言いました。

「出てやれ」
「はい、失礼します」

 朝礼が中断され、社員の皆が注目する中、電話のスピーカー機能をオンにした部長が、みんなの前で会話を始めます。

取引先の倒産で切羽詰まった債務者のSOS

「もしもし! 社長、いま朝礼中なんだよね。急ぎって、どうしたの?」
「忙しいところ、すみません。今日、不渡を出しちゃいそうなんです。ここで潰れたら、伊東さんのところにも返せなくなっちゃうし、どうにか助けてもらえないかと思いまして」
「はあ? まだ時間あるのに、なにを言っているんですか。いくら足りないのよ?」
「今日入金予定があった取引先が、急に弁護士を入れてきて、倒産しちゃったんですよ。いま手元に300万ほどあるんですけど、今日の当座、あと200万ほど足りないんです」

 その瞬間、デスクの袖から1冊の顧客ファイルを取り出した伊東部長は、それを佐藤さんに手渡しました。同時に、中尾社長を呼び出すよう社長から耳打ちされた部長は、目を合わせてうなずくと事務所に来るよう誘導を始めます。

「なんだ、社長。水臭いな。早く言ってくださいよ。ウチが用意してあげるから、いますぐおいで」
「本当に貸していただけるんですか? 家族も車も、みんな伊東さんのところに入れちゃっているから、これ以上は何も用意できないですけど……」
「大丈夫。手持ちのお金と印鑑、それに通帳と手形帳を持って、ウチの事務所まで来てください」
「ありがとうございます。やっぱり伊東さんに相談してよかった。1時間もかからないと思いますので、よろしくお願いいたします」

 デイリー広告社に対する貸付残高は、350万円。その内訳は、奥さんと義父母を連帯保証人にした信用融資の貸付残高が200万円と、自動車担保による貸付残高が150万円で、金利や車庫代の支払いに遅れはありません。手慣れた様子でファイルを開いた佐藤さんが、関係先一覧をホワイトボードに書き始めると、デイリー広告社の保全状況が明らかになりました。

 都内にある40坪ほどの自宅不動産は、社長夫婦と義父母の共有名義で、どうやら奥さん方の両親と2世帯住宅で暮らしているようです。担保に預かっている車は、トヨタのクラウン。ほとんど新車ながらも、いわゆるとかしの車(自動車販売店やローン会社の所有権が留保されて名義変更できない車、名変不可車、金融車ともいう)で、とかし屋(名変できない車を買い取って転売する闇稼業)による買取評価は180万円とされていました。

「ウチを頼って一番に相談してくるとは、ありがたい話だな。いままで、いい付き合いをしてきたかもしれんが、飛ぶ(倒産するということ)のは時間の問題だろう。こいつの自宅、家族と4分の1ずつの共有名義だから、占有はしんどいぞ。いまあるカネは全額入金させて、信用分は決済させろ。最近は、トヨタもうるさいから、クラウンの残高も減らしておけ」
「はい。とかし屋の井上は、上物のクラウンだから、もう少し(値段を)つけられるかもと言ってくれています。デイリー広告社にも、できるだけ多く入金させますので」

追い込まれた社長を待つ闇金の罠

 おそらくは全額回収できる自信があるのでしょう。冷酷すぎる社長の指示に、まるで動じることなく応じた部長は、300万円を内入れさせる内容の計算書を用意するよう私に指示しました。どうやら再貸付に応じることなく、所持金すべてを取り上げると決めたようで、これから来社される中尾社長のことを思うと胸が痛みます。どのように説得するのかわかりませんが、まもなく展開されるだろう修羅場を目前にして、この場から立ち去りたい気持ちに駆られました。

 その一方、もうすぐ来るからとホワイトボードを裏返しにした伊東部長は、感情を失くした顔で中尾社長の来社を待ち受けています。

「ごめんください。伊東部長とお約束しているデイリー広告の中尾と申します」
「いらっしゃいませ。こちらへどうぞ」

 53歳だという中尾社長は、白いポロシャツに赤いダウンジャケットという軽装で、テレビマンのような雰囲気を持つ方でした。服装の影響なのか、年齢よりはお若く見えますが、資金繰りに奔走し、憔悴した顔に生気はありません。応接室に案内してから、熱いコーヒーを入れて差しあげると、テーブル上に会社のゴム版や実印、手形帳を出し終えていた中尾社長は、腕を組んで黙想したまま動じませんでした。

「社長、お疲れのようですね。大丈夫?」
「はい、大丈夫です。ここは暖かいし、ちょっと安心したら眠くなってしまいました」
「形だけでも一度決済しないと再貸付はできないので、用意できた300万円、とりあえずお預かりしてよろしいですか」
「はい、お願いします」

「話が違うじゃないですか! ウチの会社、倒産しちゃいますよ!」

 私の席は、間仕切りに囲まれた応接室の隣にあるため、意識せずとも2人の会話が耳に入ってきます。いつにも増して堅苦しい雰囲気を醸し出している伊東部長が、300万円の領収証を持って応接室に戻りました。それからまもなく、再貸付ができない旨を伝えると、中尾社長が大きな声を出されて状況が一変します。

「伊東さん、話が違うじゃないですか! いま貸してもらえないんじゃ、ウチの会社、倒産しちゃいますよ!」
「社長、申し訳ない。うまくやるつもりでいたけど、御社の信用状況が急激に悪化していてさ。もう隠しきれない状況なんだよね」
「そんな、ひどい! じゃあ、せめていまの300万だけでも戻してくださいよ。それが私の全財産なんです。お願いします」
「本当は、急に信用状況が悪化したから、今すぐ全額決済してもらえって言われているところでさ。本音を言えば、残りの50万円も片付けてもらって、とかしの車もお返ししたいところなの。社長、申し訳ないけど、私の立場もわかってよ」

 ひどい、なんとかしてくれと繰り返す中尾社長に、ごめん、できないと返し続ける伊東部長の押し問答は、それから1時間ほど続きました。その間、ほかの営業社員たちは聞き耳を立てるでもなく、新規顧客を獲得するべくテレアポに集中しています。

「こんなのひどい。伊東さん、恨みますよ」
「恨むのはいいけどさ。クラウンも、なるべく早く決済してくださいね。もし不渡を出したら、期限の利益が喪失されて、すぐに売らなきゃいけなくなっちゃうから」
「400万で買ったばかりの車を、たった50万で取り上げるんですか? 伊東さん、あんた本当にひどい人だな」

 眉間にしわを寄せ、目を三角にした中尾社長は、怒りに体を震わせながら事務所をあとにしました。きっと、内心はつらかったのでしょう。エレベーターに乗り込む中尾社長を見送り、一連のことを社長に報告した伊東部長は、私にコーヒーを入れるよう頼むと、どこか不機嫌な様子でタバコに火をつけました。目を閉じたまま、煙を深く吸い込む姿を見て、少し心配になったことを覚えています。

「デイリー広告だけど、伊東さん出して」

 午後3時を少し回った頃、中尾社長から電話がかかってきました。すでに銀行の営業時間は終わっており、その口調から、最悪の事態を迎えただろうことが容易に想像できます。少し面倒くさそうな顔をした伊東部長が、スピーカー機能をオンにして電話を受けると、中尾社長が嫌味たっぷりな口調で言いました。

「伊東さん、長いことお世話になりましたね。今日は助けてほしかったけど、結局、不渡を出しちゃったから、おれの人生も終わりです」
「社長、不渡出しちゃったの? 参ったなあ。クラウンは、どうするのよ? あと50万で出せるよ」
「伊東さん。私は、あんたのことを一生恨みますよ。今日のことは、絶対に忘れないし、許さないから」
「そんなこと言わないで。とりあえず車だけ出しにきなよ。それでまた、カネ作ればいいじゃない」

 おそらくは中尾社長にかける言葉が見つからなかったのでしょう。憎まれ口を叩いてはいますが、本心ではないようで、少し悲しげな顔で話されていたことを思い出します。

ドゴォン!

 いつもより重く長い1日が終わり、退社前に事務所内のごみを集めていると、目の前にあるホテルのほうから交通事故と思しき大きな衝突音が聞こえました。何事かと、音に反応した佐藤さんがベランダに飛び出して、早速に状況を確認します。すると、少し青ざめた顔をした佐藤さんが、振り返ると同時に声を震わせて言いました。

「部長、飛び降りです。赤いダウンジャケットを着た人が倒れていますけど、まさか違いますよね?」
「おい、ウソだろ」

「死にたい奴は、死なせてやればいいんだ」社長の慰めの言葉

 入れ替わるようにベランダに飛び出して、階下の状況を確認した伊東部長は、すぐエレベーターに乗り込みました。ほかの社員たちと一緒にベランダから首を伸ばせば、取り囲む人たちをかき分けて、倒れている人の傍らに跪いて声をかける伊東部長の姿が見えます。倒れている人の肩に手を置き、祈るようにアゴを引いた伊東部長は、救急車が到着するまで寄り添っていました。しばらくのあいだ警察と話して、まさに苦虫を噛み潰したような顔で事務所に戻ってきた伊東部長が、自嘲気味に吐き捨てます。

「中尾社長だったよ。あれじゃあ、即死だな」
「恨むって、こういう意味で言っていたんですかね?」
「そうだろうな。まさか目の前で飛ばれるとは思わなかったよ。本当に参ったな。もうホテルにも行きたくないよ」

 平静を装いつつも、明らかに動揺している様子の伊東部長を見かねた社長が、慰めの言葉をかけます。

「回収しておいて正解だったな。あまり気にすることないぞ。死にたい奴は、死なせてやればいいんだ」

 社長の言葉を無視して、再度ベランダに出た伊東部長は、しばらくのあいだ中尾社長が倒れていた路上を見つめていました。

 後日、告別式に参加して、心の中で許しを請うたそうです。それから変わることなくホテルを利用し続けた私も、あの現場を通過する度に心の中で手を合わせて、中尾社長のご冥福をお祈りしています。

(著=るり子、監修=伊東ゆう)

『教場0』は“ツッコミどころのデパート”――最終回12.8%以上でないと全話平均1ケタに

 フジテレビ系「月9」枠で木村拓哉が主演中の連続ドラマ『風間公親-教場0-』(以下『教場0』)が、6月19日に最終回を迎える。過去にも多数の月9作品で主演を務め、高視聴率を獲得してきた木村だが、「『教場0』は苦戦が続き、“キムタク主演で初の全話平均1ケタ台”の危機にある」(芸能ライター)という。

 同ドラマの原作は小説家・長岡弘樹氏の『教場』シリーズ(小学館)で、フジは以前にも木村主演のスペシャルドラマを放送。2020年1月放送の『教場』は前編が世帯平均視聴率15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)、後編は15.0%を記録。21年1月放送の『教場II』は前編が13.5%、後編は13.2%と、いずれも好成績をマークしていた。

「今年4月からシリーズ初の連ドラとして『教場0』が始まり、当然、業界内外から期待が寄せられていました。ところが、初回こそ12.1%と調子がよかったものの、第2話で10.7%まで落とし、第3~5話は9%台を連発。さらに第6、7話は8%台を推移し、第8話で9%台に回復しましたが、その後も9.9%(第9話)、9.4%(第10話)と2ケタ台には返り咲けないまま、全11話のうち、残るは最終回のみとなってしまいました」(同)

 木村は昨年4月期に主演した連ドラ『未来への10カウント』(テレビ朝日系)第3話で“キムタク主演で初の1ケタ視聴率”を刻み、業界を騒然とさせた。

「しかし、『未来への10カウント』は続く4話以外2ケタ視聴率を記録したため、全話平均は10.9%を獲得。一方で『教場0』は、第1~10話までの平均が9.7%となっており、最終回で12.8%以上取らないと、全話平均が2ケタ台に乗らないのです。この事態には木村サイドだけでなく、フジも相当焦っているとみられます」(同)

『教場0』、Tverで『あなたがしてくれなくても』『王様に捧ぐ薬指』に敗北

 昨今、地上波放送で視聴率が取れないドラマでも、配信は人気があるというケースも珍しくないが……。

「見逃し配信動画サービス・TVerの『お気に入り数』で、当初『教場0』は今期の連ドラトップでした。しかし現状、『教場0』の130.1万人(6月16日現在、以下同)は、奈緒が主演する『あなたがしてくれなくても』の142.2万人や、橋本環奈主演でHey!Say!JUMP・山田涼介が相手役を務める『王様に捧ぐ薬指』の133.8万人に負けてしまっています。『教場0』がこのような状況に陥っているのは、やはり脚本の雑さが原因でしょう」(同)

 同ドラマには主人公の刑事指導官・風間公親を演じる木村のほかに新垣結衣、染谷将太、白石麻衣、赤楚衛二、北村匠海、坂口憲二ら豪華キャストが起用されたものの、ネット上では彼らの話題以上に、脚本への酷評が目立っている。

『教場0』視聴者を消化不良にさせた脚本の雑さ

「例えば、第2話では犯人の女性が、男性被害者の遺体を軽々と担いだり、小学校でアーク光(溶接中に発生する強烈な光)を発しながら、凶器として使用したブロンズ像の一部を溶接で復元するといった大胆な犯行を行ったのですが、ネット上に『あり得ない』という声が噴出。また、第6話では“頭部と両手首が切断された変死体”をめぐる事件が描かれたものの、犯人が“なぜ頭部と両手首を切断したのか”には触れられず、『なんの意味があったの?』と、消化不良気味のネットユーザーが相次ぐ事態に。さらに第9話では、被害者の腸内にあったカプセル内視鏡が、犯人に刺された際に体外へ飛び出て、犯人の顔を映像で捉えていたことが逮捕のきっかけになり、『そんなことある!?』とツッコミが飛び交いました」(同)

 さすがに最終回はしっかりした脚本であってほしいところだが、“ツッコミどころのデパート化”しても、全話平均2ケタさえ獲得できれば“結果オーライ”だろうか。

サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン

『aftersun/アフターサン』話題の新人監督が描く、父の悲しいまなざしと向き合う物語

 話題の新人監督シャーロット・ウェルズの長編初監督作品は、父と娘の物語。

 ウェルズは、短編作品『Tuesday』(2015)でも父親の幻影を描いており、本作にもいくらかの共通点を感じられる。それは、監督自身が10代の頃に父親を亡くしていることが大きく関わっている。自分自身の体験談や当時感じたことを物語として反映させているのだ。

 だからこそウェルズの作品は、父親…

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