コロチキ・ナダルは、“時代”に守られている――先輩への失礼な発言が笑いになるワケ

私たちの心のどこかを刺激する有名人たちの発言――ライター・仁科友里がその“言葉”を深掘りします。

<今回の有名人>
「余裕のC4で」コロコロチキチキペッパーズ・ナダル
『あちこちオードリー』(4月19日、テレビ東京系)

 多くの人は、嫉妬とは「自分より優れた人に向けられる感情」 だと思っているのではないだろうか。しかし、心理学では、嫉妬というのは「自分より劣っていると思っている人に、ラッキーが起きた時にもたらされる感情」としている。ということは、人を下に見る癖がある人ほど、嫉妬の感情に苦しむことになるといえるだろう。

 人を下に見ないほうがいいに越したことはないが、言うは易く行うは難し。社会人になれば、上司や先輩、部下や後輩という上下のある人間関係に組み込まれることになるし、取引先も丁重に扱うべきところもあれば、それほど気を使わなくていいところもある。自分より上か下かを意識して行動しなければ、「失礼なヤツ」ないしは「要領が悪いヤツ」 とみなされてしまうこともあるので、上下関係をはかることは、社会人として必要な能力の一つだといえる。

 しかし、一般的にいえば、やはり人を下に見ることは「恥ずかしいこと」なので、誰もが自分はそんな感情はみじんも持ち合わせていないかのように振る舞うはずだ。だからこそ、「人を下に見ている」ことを隠さない、コロコロチキチキペッパーズ・ナダルのような芸人に遭遇すると、思わず笑ってしまうのではないだろうか。

 芸能界は、 上下関係の厳しい世界といわれるが、ナダルは先輩にも悪意なく、さらっと上から目線で失礼なことを言ってしまう。それゆえに「クズ芸人」と呼ばれている。

 4月19日放送の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)によると、ナダルは劇場を中心に活動し、テレビには出ていない先輩に対して「すごいですね、満席にして。知名度ないのに」と言ったり、やはり先輩である宮川大輔、蛍原徹、ケンドーコバヤシがユニットを組んでコントをしたときは、彼らに対して「すごかったですよ、ウケかけてましたね」と暗にウケていないことを指摘してしまう。当然、先輩には怒られたそうだが、これが笑い話になるのは、 ナダルが時代に守られている部分があるからなのではないか。

 ひと昔前なら、先輩を怒らせたら、本人の活動に制限がかかったかもしれない。しかし、今の時代、いくら後輩が失礼だからといって、先輩が過度の制裁を加え、その話がひとたび世に出れば、 SNSで拡散されて先輩のほうがヤバいヤツとみなされかねない。

 となると、ナダルに対して本当に腹を立てている先輩は、ナダルと距離を置くことで意思表明をするだろうから、ナダルの「先輩に対して失礼」という一面は特にとがめられることがなく、彼のオリジナルな芸として成立する。「先輩の言うことは絶対」と考える若い世代も減っているだけに、悪意なく先輩に失礼なことを言ってしまうナダルを「面白い」と受け止める人も相当数いるだろう。

 そんなナダルは、番組内で「(仕事で)やる気が出ない時どうしてますか?」と共演者に疑問を投げかけていたが、隣に座るホラン千秋や、MCのオードリー・若林正恭と話していくうちに、「仕事のスケールが小さかったら、やる気が出ないってことだよね」と言い当てられてしまう。

 例えば、相方の西野創人によると、ナダルは同番組プロデューサー・佐久間宣行氏のYouTubeチャンネルに出演した際、「(テレビじゃなく、)YouTubeだし」と、やる気を見せず猫背だったが、300万回再生されている人気チャンネルと聞くと、背筋が伸びたそうだ。

 ホランは、ナダルのやる気について「(仕事を)上に見ているか、下に見ているか(でやる気が違う)ってことですよね」とまとめ、ナダルは「そうですね」とあっさり認めていた。そういった 発言を平然としてしまうあたりがナダルなのだが、その分、彼は「下に見る」視線を自分にも向けており、それがクズになりすぎないストッパーになっているように思う。

 同番組で、ナダルはNSC(吉本総合芸能学院)時代、「余裕のC4」だったと自嘲気味に話していた。どういうことかというと、NSCのクラスは優秀な順にA、B、Cと分けられており、さらにCは4つに分類され、その中でも一番下のC4に、ナダルは所属していたとのこと。にもかかわらず、Aクラスのコンビに「お前ら、ネタ変えた?」と上から目線で指導していたそうだ。

 何を面白いと感じるかどうかは個人の感覚が決めるので、クラスが上だから面白いとか、売れるというわけではないだろうが、 もしナダルが入学当初からAクラスで現在に至り、先輩に対して失礼な口の利き方をすると、それは単に調子に乗っている嫌なヤツになるが、「人や仕事を上下に見る自分も、実は一番下のクラスだった」ことで、失礼さが中和されるように感じられるのだ。

 プロレスラー時代、ヒールだった北斗晶が『5時に夢中!』(TOKYO MX)で、「悪役はトク」と話していたことがある。怖いイメージがついているので、ちょっとでも丁寧に接すると「本当はいい人」と思われるからだそうだ。ナダルも同じで、「クズ芸人」というキャラが定着することで、かえって「本当はいい人」と言われる可能性も高まるのではないだろうか。

 「クズ芸人」と呼ばれながらも、クズになりすぎず、かつ「本当はいい人」と世間に認識される可能性を持つナダルは、今後のタレント活動も安泰だろう。 一方で、最もアブナいのは、ナダルを「面白い」と思っている一般人ではないか。

 自分のこともままならない一番下のクラスのナダルが、一番上のクラスの人を下に見て、あれこれ言うのが「面白い」。そういった感覚を持つ人は、自身もまた 「人を下に見ている」からのように思えてならないのだ。人を下に見れば見るほど、嫉妬の業火に焼かれやすい。そのことをどうかお忘れなく――。

カップヌードルのCMは広告代理店の内輪ノリ?さらに不評の大手食品メーカーとは?

 テレビだけにとどまらず、動画視聴の機会がさらに増えた現代、それに付随してCMを目にする機会も増えている。かねてからCMのクリエイティブに関しては、話題に上がることも多かったが一方で、SNSなどを通じた批判もまた、多く目にするようになってきた。

 そうした中で最近、やり玉に挙がってるのが日清のようだ。

 前年同期比12%増と、増収増益を続けている日清食品グループ。…

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土屋アンナ、見知らぬ男性に注意! 上原さくらは「訂正したい」――芸能人が一言申す

 ――サイゾーウーマンの管理人で芸能通のしいちゃんが、編集部員を相手にこの1週間で話題になった芸能ニュースを解説

編集G 行動制限もなく、マスク着用ルールも緩和された今年のゴールデンウィーク。公共交通機関や観光地ではしゃいでいる人たちは多いだろうね。

しいちゃん そうだね。でも、人が集まるとトラブルも増えるから気をつけないと。土屋アンナは5月1日放送の『ぽかぽか』(フジテレビ系)にゲスト出演した際、「飛行機の機内で、例えばおばあちゃんとか、背がそんなに高くない人が荷物を取ろうとしているのを、誰も助けないじゃないですか。そういう時に知らん顔している男性とかに『取れば?』って言っちゃう。『手伝ってあげなよ』って言う」とトーク。「もうちょっと言い方考えます」と笑いに変えつつ、「バーンと人に当たって行っちゃった人とか追っかけて、『ねえ、謝ったほうが良いと思うよ』」と声をかけることもあると明かしてた。

編集G 注意する間に、なぜ自分で荷物を取ってあげないんだろう。土屋は公称身長168cmもあるし、高めなほうだと思うんだけど……。男性だから重いものが持てるとは限らないのにね。

しいちゃん そうなの。ネット上でも、腰痛など他人が見た限りではわからない事情を抱えている可能性を指摘し、「まず自分が行動すべき」「気づいた人が取ってあげればいい」「そんな口調で命令されたら気分が悪い」と反発する声が多い。「荷物を他人に触ってほしくない人もいるから、自分がまず『お手伝いしましょうか』と声をかければいい」という意見もあるよ。

編集G 血の気の多そうな彼女らしい話ではあるけど、本人も反省していたように、言い方に気をつけないと、かえってトラブルになりそう。

しいちゃん 土屋は同番組で、「自分的に家に来た子どもは、みんな自分の子として接する」「次男の友達が4人ぐらい来てたんだけど、1人が意地悪をしたんですよ。それを見た瞬間に『何やってんだよ、ダメだろ。弱い子いじめてどうすんだよ』って怒った」「怖がられていると思う」といったエピソードも話してたよ。

編集 だから口調が怖いんだって(笑)! 

しいちゃん 注意といえば、オズワルドの伊藤俊介が、4月27日、自身の公式Twitterで、「直接お詫びする手段がなくTwitterで失礼します 本日祇園花月の15:00公演にいらっしゃった皆様、遅れてきて普通のトーンで会話し始めたお客様への僕の反射的な一言で、電車でよく見るヤバいおじさん登場した時の緊張感生み出してしまい誠に申し訳ありませんでした!」(原文ママ、以下同)とツイート。観客に舞台上から注意したことを謝罪したよ。この投稿には、「正直あのお客さん気になってしまったので、言ってくれて感謝でした!」「お客さんが悪い」「お詫びする必要はないと思います!」と同情する声が多数寄せられてる。一方で、一部からは「演者ではなく運営側が注意すべき」という意見も……。

編集G 明らかにその観客がマナー違反していたようだし、注意するのは当然だろうけど、ツイートの「電車でよく見るヤバいおじさん」という表現はどうなのかと思う。こういう指摘をすると、芸能人のみなさんは「言いたいことも言えないこんな世の中」とか言い出しちゃいそうだけど。

しいちゃん 言いたいことも言えないといえば、上原さくらは4月28日、公式ブログに「誤解しないでください」というタイトルの文章をアップ。「私、数日前にペットを飼う大変さを色々沢山書いちゃいましたが上から目線で言ったつもりは全くないです。本当にそんなふうに誤解しないでください」と訴えている。

編集G いったい何があったの?

しいちゃん 上原は、4月26日、愛犬が入院中であることを明かし、「こんな至らない飼い主の私がいうのもなんですが、動物は可愛いだけでは絶対に飼えないです。ただの心配だけならいいけれど、本当に治療が必要な時もあるし、体調不良に気がついてあげないといけないし(私がいう資格ないです、すみません)、現実的には動物病院の治療費はとても高額です。(保険もあるらしいですが)」とつづっていたの。

編集G 確かに、最近はSNSでペットを“映え”の道具にしているようなインスタグラマーなんかもいるもんね。「動物は可愛いだけでは絶対に飼えない」はその通りだと思うよ。

しいちゃん 上原は同日のブログで、「私が心配し過ぎても状況は同じだし、普段通りに過ごそうと思います」とも語っており、28日には娘の誕生日のお祝いにディズニーシーへ出かけたんだって。そこで、読者から「わんちゃんたちの入院をペットホテル代わりにして自分たちは遊びに? それでよくペットを飼う云々を他人に上から目線で指南できますね」と批判コメントが届いたらしい。ちなみに、30日には愛犬の退院を報告しているよ。

編集G 自宅で療養中ならまだしも、病院に入院しているわけだから、飼い主ができることってほかにないだろうし、娘の誕生日におでかけしたからといって、そこまで批判されることではないよね。まあ、何やっても批判したい“アンチ”は少なからずいるから仕方ないのかもしれないけど。

しいちゃん 上原は28日のブログで「愛犬の入院をペットホテル代わりになんてしてるつもり全くないです」「入院中のベルが心配だからといって、娘まで巻き込んで家にいるのは違うと、私と夫は思っています」「1番訂正したいのは『上から目線で言ったつもりはなかった』ということです」と主張。「愛犬のことに限らず、今後、私はSNSで繋がっている皆様に、上から目線で言いたいことなど、ひとつもないですので、もしそう見える時があったらこのバカ、本当に文章書くのセンスないわと呆れて済ませて頂けたらと思います」と読者に訴えてる。

編集G そんな批判の声はスルーしてもよかったと思うけど、言われっぱなしで反論せずにはいられなかったのかも。芸能人とて人間だし、「一言申したい」と思うことはあるだろうしね。せっかくのゴールデンウィーク、ピリピリせずにみんな笑顔で過ごせますように!

役所広司&菅田将暉共演『銀河鉄道の父』 宮沢賢治はリアル“でくのぼう”だった?

 視点を変えることで、それまでとは違った歴史や人物像が浮かび上がってくる。作家・門井慶喜の直木賞受賞作『銀河鉄道の父』(講談社)は、童話作家・詩人として著名な宮沢賢治の生涯を、父親の視点から描いたユニークな作品だ。「純朴な人」というイメージの強かった宮沢賢治だが、父・政次郎にしてみれば、家業を手伝うことなく浪費ばかりする放蕩息子だった。だが、そんなダメ息子のことが、政次郎は愛おしくて仕方なか…

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平野紫耀ら脱退直前――キンプリは「フードコート」のようなグループだと思うワケ

 さて、風薫る5月――平野紫耀、岸優太、神宮寺勇太がKing & Prince(以下、キンプリ)から脱退する日が、いよいよ近づいてきた。3人が抜けた後もグループは存続するわけだが、果たしてキンプリとは一体どんなグループなのか。今回、あらためて考えてみた。

キンプリ、CDデビューまでの道のり

 のちのSexy Zoneのメンバーらと同じラインで活躍し、その後Jr.の中心メンバー的なポジションに定着した岸と神宮寺。守ってあげたくなるようなセンシティブさを内包した野球少年という圧倒的な“ キャラ立ち”により、「Myojo」(集英社)の読者投票企画「Jr.大賞」の“恋人にしたいJr.”部門で2014年から5年連続1位を獲得した岩橋玄樹。

 一方、それぞれ関西ジャニーズJr.内のユニットKin Kan、なにわ皇子のメンバーとして『まいど!ジャーニィ〜』(BSフジ)にレギュラー出演し、そのルックスとキャラで「次世代注目Jr.」として人気を高めたのち、どことなく“スペシャル感”を漂わせながら東京へ拠点を移した平野紫耀と永瀬廉。 そしてダンスが抜群にうまいJr.として、突如現れた高橋海人。

 それぞれの場で、人気と注目を集めていた6人が、2015年春、シアタークリエの公演『ジャニーズ銀座2015』でメイン公演を務めることになり、ファンたちは「次のデビュー候補ユニットか!?」と一斉に色めき立った。

 その機運は、直後に発表されたイベント『テレビ朝日・六本木ヒルズ 夏祭りSUMMER STATION』の応援サポーターへの抜てき、6人に冠せられた「Mr.King vs Mr.Prince」という気合の入った 名前によって、さらに高まることに。当時はもう、完全にデビューへのレールが敷かれたとしか思えなかった。

 「Mr.King vs Mr.Prince」は、平野・永瀬・高橋からなる「Mr.King」と、岸・神宮寺・岩橋からなる「Mr.Prince」という3人ずつの2つのユニットを「VS」で相対させるという構成。2組が切磋琢磨しながら競っていくユニットというのは、いかにもジャニーさんらしい発想だ。そもそもの名前が「王様」と「王子」では、初めから対等ではないような気もするが。そんな格差付けもある意味ジャニーさんっぽい。

 しかし、ジャニーさんが気合を入れて作ったユニットに見える一方、サプライズ要素がないことも気になっていた。というのも、ジャニーさんはこういう場合、たいてい「ジャニーズ初の◯◯ユニット」「入所わずか数カ月のメンバーを抜てき」というようなサプライズを仕込むものなのだが……。

 「Mr.King vs Mr.Prince」には、なんというか、当時から“間違いない” メインディッシュが6皿並べられたような雰囲気が、少しだけあったのだ。

 その後、ほどなくして、この“VS”構造はどっかにいってしまい、「Mr.King」と「Prince」として、個別の活動が中心となっていく。のちにジャニーさんは、この6人でのCDデビューは考えていなかったと言われるようになったが、このあたりで「飽きた」――というと言葉は悪いけれど、この6人を 次期デビュー組としてプッシュする意欲も薄れていったような気がする。

 一方で、ジャニーさんの“スペオキ”であるSexy Zone・佐藤勝利とMr.Kingの3人でアメリカへ取材旅行に出かけることもあった。ジャニーさんの興味は当時、 「Mr.Kingだけでいいや」「勝利とMr.Kingで何かできないか」「勝利と平野の組み合わせはどうだろう」といった方向に移っていたのかもしれない。

 しかしその後、メンバーも語る通り、ジャニーさんに“この6人でデビューしたい”と直談判したことで、事態は急転。結果として、18年5月、ユニバーサルミュージックから大々的なCDデビューを飾ることになり、ファーストシングル「シンデレラガール」は、平野主演のドラマ『花のち晴れ〜花男 Next Season〜』(TBS系)の主題歌に起用されて、大ヒットを記録した。

 これが、キンプリのデビューまでのざっくりとした道のりだが、先に述べたように、筆者の彼らのイメージは、ずっと“メインディッシュが6皿並べられたようなグループ”なのだ。 6人それぞれが、誰もが大好きな“鉄板メニュー”のようで、どのメンバーを推そうか……なんて 考えるうちに、キンプリって“フードコート”みたいなものなのかなという気がしてきた。

 ハンバーグにラーメン、カレー、オムライス、天丼、そば・うどん……個性豊かな人気店が一挙に揃うフードコート。お客さんはそれぞれ好きなお店のメニューを選び、同じ場所で一緒に食事を楽しむ。 キンプリ、そしてそのファンを想像すると、ますますフードコートのイメージに近い。

 しかしフードコートは、各店が一つになって何かに取り組んだり、コラボするということは、基本的にないのではないか。

 キンプリはデビューするにあたり、これまでの「VS」構造が解体され、 新たに「&」という記号が与えられた。これは、一つになるという意味合いが込められたものだが、“フードコート・キング・アンド・プリンス”は、結局1店ずつの「VS」スタイルという印象が強かった。彼らは年齢差もほぼなく、それぞれのキャラの強さもあってか、絶対的なまとめ役やバランサーが登場しにくかったという面があるように思うのだ。

キンプリがティアラから愛されてきたことは確か

 “王子様的正統派ジャニーズ”という事務所の看板的役割も大きかったキンプリ。その半面、「ジャニーズなのに」「ジャニーズらしからぬ」といった方向性で、世間から注目されることも多かった。そんな中、事務所から正統派を求められることに重圧を感じ、自分たちが思い描く活動と現実に乖離が生じたのかもしれない。

 メンバーは海外での活動を希望したものの、コロナ禍の影響などもあり、それもなかなか難しかった。そして去る者、残る者が生まれ、「King & Prince」という名前はこの先、永瀬と高橋の2人で背負っていくこととなった。

 「だから僕は言ったじゃない」――当初、6人でのデビューを想定していなかったというジャニーさんはそう言うかもしれない。もともと6店が出店していたフードコートは、1店が去り、3店が去り――5月23日以降、2店だけになってしまう。

 しかし、人気店が2店あれば、座席は埋まる。4店分の“設備”や“敷地”も使えるかもしれないし、うまくやっていけるだろう。そういう人気フードコートだっていくつもある。

 もし、「&」ではなく「VS」のままだったら、ジャニーさんがもっとデビューに意欲的だったら(その場合、この6人でなくなっていた可能性もあるが)――たらればばかり言ってもしかたないが、デビューから5年間、彼らが多くのティアラに夢を与え、愛されてきたことは確かだ。それは脱退が発表されてからの彼らのCD売り上げからも強く実感できる。

 フードコートのあった施設からいち早く独立した岩橋は、アメリカに拠点を移し、それなりに順調で見通しも明るい 。そして今後3人も、フードコートを飛び出して、岩橋のように独立したお店を出すのか、はたまた誰かと一緒に新たなお店やサービスを立ち上げるのか。それはまだわからないが、それぞれ人気店・行列店になることは確実だと思っている。

SixTONES・松村北斗、京本大我が複数ランクイン! ジャニーズ生写真売り上げ【2023年4月ベスト10】

ジャニーズの生写真を販売するショップが多く軒を連ねる原宿・竹下通り。常時入荷される新作写真の数々はうれしい半面、お気に入りを厳選するのは一苦労ですよね。そこでサイゾーウーマンが独自に生写真人気ランキングをリサーチ! 4月の人気ジャニーズ写真の1〜10位を紹介していきます☆

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2023年4月のランキング

【1位】美 少年・浮所飛貴&那須雄登(ジャニーズJr.)
【2位】美 少年・浮所飛貴&那須雄登(ジャニーズJr.)
【3位】美 少年・浮所飛貴&那須雄登(ジャニーズJr.)
【4位】SixTONES・松村北斗
【5位】SixTONES・京本大我
【6位】SixTONES・松村北斗
【7位】美 少年・浮所飛貴&那須雄登(ジャニーズJr.)
【8位】SixTONES・松村北斗
【9位】SixTONES・京本大我
【10位】SixTONES・田中樹

サイゾーウーマン ジャニーズ情報専用Twitterアカウント「J担しぃちゃん」オープン

アンジャッシュ・児嶋一哉、渡部の“同情バブル”終了でYouTubeが大ピンチ!

 YouTube界で、アンジャッシュ・児嶋一哉の存在感が失われつつある。2020年6月に相方・渡部建の不倫騒動が勃発し、コンビ活動ができない中、自身のYouTubeチャンネル「児嶋だよ!」を開設し、世間から多くの注目を集めていたが……。

「児嶋は4月17日放送の『帰れマンデー見っけ隊!! 3時間SP』(テレビ朝日系)に出演し、自身のYouTubeチャンネルの話をしていました。この日は人気うどんチェーン店『丸亀製麺』で人気企画『帰れま10』を行ったのですが、児嶋は以前、YouTubeチャンネルで同チェーンの “常連”だと豪語したことがあったんです。ほかの出演者たちもそんな彼に期待を寄せており、タカアンドトシ・トシは児嶋が10位圏外の商品を選んだ場合、YouTubeチャンネルを辞めることを提案。児嶋は戸惑いながらも『絶対当てるから大丈夫』と宣言していました。しかし、結局16位の商品を選んでしまい、ガッカリされていましたね」(芸能ライター)

 そんな児嶋のYouTubeチャンネルは登録者が約96万人(5月1日現在)で、100万人超えも近い雰囲気ではあるが……。

「実はすでに一度、100万人を突破しているんです。昨年3月6日に生配信した『もうすぐ100万人だよ!生配信SP!!』において、終了ギリギリで達成したのですが、その後、減少の一途をたどっています」(同)

 しかも、再生回数も下降気味。ここ1カ月ほどの間に公開された動画で、再生回数が10万回を超えたのはわずか1本。先月5日に公開された「メイクでSnow Man目黒蓮に変身する」という動画で、約11万回だった(5月2日現在)。そのほかは飲食店での爆食系、麻雀プロの資格を持つ彼による麻雀バトル動画などだが、再生回数は1万回台のものも少なくない。

「テレビ番組ではイジられキャラとして知名度・人気共に高い児嶋ですが、YouTubeは基本的に彼単独でイジってくれる人もいない。テレビとは違い、生粋の児嶋ファンでなければ見ないのでしょう」(同)

 登録者数、再生回数が振るわない原因は、ほかにもあるようだ。

「YouTubeチャンネルを開設した当初は、“渡部憎し”の風潮が強かった。相方の不祥事により1人での活動を強いられた児嶋に同情し、応援したいという気持ちから、動画を見ていた人もいたと思います。実際、コメント欄には『頑張ってください!』などエールも多かったですし。ただ3年たち、世間のそうした感情も薄れてきているのでしょう」(同)

 渡部の不祥事による“同情バブル”が終わったここからは、いかに視聴者にウケる動画を作れるかが勝負。児嶋の真の実力が試されている。

水谷豊が『相棒』の杉下右京になる、はるか前……トンチキ青春映画で演じた“汗臭い童貞”役の魅力とは?

エンタメ批評界の「ひとり隙間産業」佃野デボラが、見逃せない“味”なコンテンツ、略して「味コン」をプレゼンする不定期連載(※このコラムはネタバレを含みます)。

【今回の「味コン」!!】
『相棒』“右京さん”の五十余年前、18歳の水谷豊がボンクラ童貞野郎を演じた『新・高校生ブルース』

 今年3月、『相棒 season21』(テレビ朝日系)が好評のうちに幕を閉じた。2000年のシリーズ開始から23年もの間続くこの人気作品の効果で、水谷豊=「杉下右京」というイメージを抱く視聴者は多い。

 一方、筆者のような昭和のテレビっ子からすると『熱中時代・教師編』シリーズ(1978〜89年/日本テレビ系)の「北野先生」が強く印象に残る。また、各社から配信され、いまだに根強い人気を誇る『傷だらけの天使』(74~75年/日本テレビ系)で水谷が演じた、主人公・修(萩原健一)の舎弟「亨(アキラ)」を愛するファンも少なくないだろう。

 とりもなおさず、俳優・水谷豊にとって74年、78年、そして00年は、長年世間から愛される「当たり役」に出会った重要年ということになるが、その少し以前、ブレーク前夜の70年も彼にとって枢要な年であったという説を、筆者は唱えたい。

 『マグマ大使』第9話(66~67年/フジテレビ系)にて14歳でドラマデビューを果たし、『青春の海』(67年)で映画デビューを飾った水谷。そこから数年の間は、オーディションで勝ち取った初主演作『バンパイヤ』(68~69年/フジテレビ系)を除けば、鳴かず飛ばずの日々が続いた。今回は、そんな水谷が70年、18歳の時に出演して爪痕を残した……かもしれない映画『新・高校生ブルース』を紹介したい。

 本作は、主人公の椎名(内田喜郎)と、その幼なじみの京子(関根恵子/現・高橋惠子)を中心に、高校生の性と恋を描いたトンチキ青春映画である。水谷が演じる「おかちん」こと岡田は、「しい公」こと椎名、和島(菅野直行)とともに仲良し童貞トリオを組んでいる。街角でのナンパ作戦は失敗に終わり、女性への劣情と、優等生面して“やることやってる”キザなクラスメイト・館山(木下清)へのひがみをたぎらせる3人は、学園祭までに童貞を捨てるという約束を交わし、「フラレタリア同盟」を結成する。

「ナンパ! アタック! レッツゴー!」
「チッキショ〜! 館山の野郎うまいことやりやがって! ぶったまげたな」
「おおかた今ごろ、猛烈キッスのボインモミモミってとこだぜ?」
「俺たちはフラれっぱなしのプロレタリア、つまりフラレタリアというわけだ」
「そうだ! 俺たちは、モテる奴らからどんどん女を搾取されてる、フラレタリア階級だ!」

 汗臭い昭和ワードと、オリジナリティあふれるトンチキ語の洪水にクラクラさせられる、これはある種ドラッグ・ムービーと言っていいかもしれない。そして本作の「ボンクラ童貞高校生」の遺伝子は、のちの『グローイング・アップ 』(78年)、『アメリカン・パイ』(99年)、『スーパーバッド 童貞ウォーズ』(07年)など、海外の人気作品にも受け継がれて…………ねえわ!

 令和の倫理規範やコンプライアンスに照らし合わせると、完全にアウトな表現や台詞のオンパレードなので、万が一、本稿を読んで視聴する読者がおられ、気分が悪くなった場合は、ただちに視聴をおやめください。本稿ではひとつ、日本映画における比較歴史社会学の見地から論じさせていただくとして……。

 とにかくこの「フラレタリア同盟」の3人、高校生の分際で酒は飲むわタバコは吸うわ、キャバレーでぼったくられた末に、支払いが足りなくてボコられたり、ジャンケンで勝った者に、負けた2人がトルコ風呂(84年にソープランドに改称)をおごろうとしたりと、無茶苦茶だ。かといって彼らは、不良というわけでもない。性欲旺盛な、普通の男子高校生3人組なのである。「おかちん」の女性の好みについての、「フェイ・ダナウェイみたいな、どことなく白痴めいた女性」という説明もヒドい。

 「おかちん」と「しい公」は2人して、クラスのマドンナ・京子に惚れてしまうのだが、最終的におかちんは「あいつを幸せにしてやれるのは、しい公しかいない」と恋路を譲る。そして、夜の新宿で淫乱姐さんに拾われて「強チン」され、童貞を喪失するのだった。こうした「お人好しキャラ」においてこそ輝く魅力は、その後、水谷が発揮し続けた役者としての妙味につながっているような気が、しないでもない。加えて、「フラレタリア同盟」のほかの2人がいかにも“セリフセリフした台詞”を発するのに対して、水谷だけが割と自然な芝居をして、自分だけの「味」を持っており、弱冠18歳にして名優の片鱗を見せている。

水谷豊は『新・高校生ブルース』を最後に、あやうく俳優を引退するところだった

 ところが、本作を撮り終えるや水谷豊は、大学受験のために一度俳優を辞めてしまう。そして受験に失敗して家出、自分探しの旅へと赴くのだった。2年のブランクを経て俳優に返り咲き、『太陽にほえろ!』(72〜86年/日本テレビ系)第1話の犯人役で注目を浴びた後、出演作を重ねていく。そして74年に『傷だらけの天使』に出演。その後の活躍は多くの人の知るところだ。

 つまり『新・高校生ブルース』は、水谷の俳優人生の曲がり角に立てられた道標のような作品とは言えまいか。あそこで俳優を完全に引退してしまわずに、本当によかった。あやうく最後に演じた役が、汗臭い「フラレタリア同盟」の一員ということになってしまうところだった。あの時の「おかちん」があってこそ、現在の「右京さん」があるというものだ。

 さて、そんな水谷にとって重要作である本作の結末はというと……。それまで「トルコ風呂」「強姦未遂」「売春未遂」etc.の物騒なエピソードや、京子が海岸でヒラヒラ舞い踊って「しい公」の夢精を表現した爆笑イメージシーンなどを畳みかけた揚げ句、とんでもない肩透かしに終わる。

 やけのやんぱちになって、トルコ風呂で「筆おろし」を試みるしい公を京子は引き留め、誰もいない夜の学校へと彼をいざなう。そして服を脱ぎ、「どうしても我慢ができないのなら、私を抱いて」と告げる。

 「聞いたわ。フラレタリア同盟のこと」。全裸の関根恵子がまっすぐな眼差しでトンチキ・ワードを発する姿に、爆笑を抑えられない。そして、つい10分前のシーンでは「イライラしてどうしようもないんだ。女を見るとみんな裸に見えちゃって。カーッと強姦したくなり、思いとどまるのがやっとなんだ」と鼻の穴を膨らませていたしい公が、なぜか急に神妙な顔をして、大学生になるまではプラトニックな関係のままでいようと誓う。

 そして学園祭当日。京子が出場するテニスの試合を応援するしい公の、多幸感にあふれるモノローグで、物語は閉じる。

「(フラレタリア同盟の中で)俺だけついに童貞のままだけど、右や左に飛び交うボールを追っているうちに、すごく幸せだなって感じちゃって」

 いったい何をキメたんだ、しい公。どうしたんだ、その「賢者モード」は。さらにモノローグは、こう続く。

「というのは、空も晴れていたし、岡田も和島もサナエ(三笠すみれ)もみんないいヤツで、そのうえ京子のヤツがグッと冴えてるもんだから、俺はうれしくなって、もう少しで涙を流すところだった。きっと、ホットドッグにカラシをつけすぎたせいに違いない」

 ……と、なんか知らんがフツーの青春映画みたいにまとめちゃって、ハツラツとスマッシュを打つ京子のスローモーションで「完」ときたもんだ。無茶苦茶な暴れ太鼓を狂ったようにドンガラガッシャーンと打ちまくった揚げ句、最後シンバルを「シャンッ!」とやって一礼、みたいな終わり方がジワジワくる。

 『新・高校生ブルース』と題しているが、この作品のどこに「ブルース」があるのかも、当然わからずじまいだ。内容が記憶に残らないので、年1ぐらいの頻度で見返しても、その都度新鮮に楽しめる。実際、筆者がそうだった。最後まで見終えて、満足するか後悔するかはさておき、水谷豊ファンなら押さえておきたい一作といえよう。

『あなたがしてくれなくても』視聴率不振も、TVerは『教場0』に次ぐ好調! 視聴者は“告白大会”に

 “セックスレス”をテーマにした奈緒主演の連続ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系、以下『あなして』)。4月27日に放送された第3話が世帯平均視聴率5.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を記録し、第2話の4.9%より微増した。

 同ドラマは、「漫画アクション」(双葉社)で連載中のハルノ晴氏による同名漫画が原作で、ドラマ化にあたって上戸彩主演のダブル不倫ドラマ『昼顔~平日午後3時の恋人たち~』(2014年7月期)のスタッフが再集結。

※以下、『あなたがしてくれなくても』第3話までのネタバレを含みます。

 前回までは、夫・吉野陽一(永山瑛太)とセックスレスであることに悩む主人公・吉野みち(奈緒)と、妻・楓(田中みな実)とのセックスレスに悩むみちの上司・新名誠(岩田剛典)が、「レス解消の戦友」として意気投合。そんな中、喫茶店の店長である陽一が、新人バイトの三島結衣花(さとうほなみ)とキスをし、帰宅後、2年ぶりにみちを求める様子が描かれた。

 これに続く第3話では、「俺の好きなみちを思い浮かべると、そこに裸のみちはいない」と妻に複雑な感情な抱く陽一が、喫茶店で結衣花と初めて体を重ねることに。

 一方、誠と楓も夫婦の溝が深まる。楓が「今の私にとってセックスは、ただの疲れを伴う性行為」「(もし妊娠したら)セックスが私の夢を壊すかもしれない」と仕事モードを貫く一方、誠はみちを“水族館デート”に誘って、帰りに唇を重ねる……。

 ついにダブル不倫の展開となった『あなして』だが、ネット上では「共感するセリフが多くて、いろいろ考えさせられる」「きれいごとではない、人間くさい言動がリアルでドキッとする」と好意的な視聴者がいる一方で、「ラブシーンが生々しすぎて引いちゃう」「こんなに下品に描く必要があるのか?」と悪評も見られる。

 また、ドラマの登場人物に感情移入するあまり、「私は『したくない』と夫に告げ、もう何年もしてません」「お互い気がつけば40代。お弁当作りのために早朝から起きるので、早めに寝る私。もう2度と“ないのかな”と思うと、寂しさはあります」などと、自身のケースをつづるネットユーザーが続出。女性誌「婦人公論」(中央公論新社)の読者体験手記さながらの“カミングアウト大会”の様相だ。

 そんな視聴者の熱量を表すかのように、TVerでは、お気に入り数が101.5万人を記録(5月1日現在)。これは、今期の連ドラにおいて、木村拓哉主演の月9『風間公親-教場0-』(フジテレビ系)の109.7万人に次ぐ数字であるため、テレビではなく「配信で見たい」という視聴者の多さがうかがえる。

 生々しさが物議を醸しながらも、見逃し配信で成功している様子の『あなして』。今後、この際どい内容がどこまで視聴者を引き付けるのか、反響を見守りたい。