NHKアナウンサーのほうが前のめり!? 日テレコラボの世知辛い事情

 3月14日に放送された『踊る!さんま御殿!NHK×日テレ アナウンサーが夢の競演SP』(日本テレビ系)。NHK局内では固唾をのんで見守る関係者が多かったという。

 番組はテレビ放送が始まって今年で70年を迎えたことを祝してNHKと、民放テレビ局で最初に放送した日本テレビがコラボレーションする企画があり、その一環で日本テレビのバラエティ番組にNHKの高瀬耕造、糸井羊司、鈴木奈穂…

続きを読む

日テレの水卜アナ、中村倫也との電撃婚でフリー転身の可能性は?

 日本テレビの水卜麻美アナウンサーが、俳優・中村倫也との結婚を今月25日に自身のSNSで発表して話題となっている。
 
 2人は19年の同局の番組と連動した大型キャンぺーン「ゴールデンまなびウィーク」や20年4月期に同局系で放送された中村主演のドラマ「美食探偵 明智五郎」、当時水卜アナがレギュラー出演していた同局系朝の情報番組「スッキリ」などで共演。

続きを読む

二宮和也、中居正広への「ありえない」ツイートに見える危機

 3月8日に公式ツイッターアカウントを開設すると、またたく間にフォロワーを獲得し、約2週間で160万人を突破した二宮和也。3月21日と22日には、興奮気味にWBCの準決勝、決勝について投稿していた。

 なかでも特に話題となっているのが、侍ジャパンの優勝決定後のツイートだ。地上波での中継を観ていたであろう二宮は、<この人の言葉には毎回ハッとさせられる。泥だらけのストッパー。本当に…

続きを読む

タサン志麻【タコライス】は10分で完成! 疲れた日にもってこいのおいしいレシピ

料理がまったくできない主婦の私。もう何年も夫が料理を担当していますが、子どもの成長とともに「いやでも作らなあかん時」に見舞われるように……。そこで「かんたん」「ラクチン」とTwitterで話題のレシピにチャレンジしていきます!

今日のレシピ:【タコライス】タサン志麻

 今回は、2023年2月23日に『きょうの料理』(NHK)で紹介された、タサン志麻さんの【タコライス】を作ってみました。ひき肉を炒めたら野菜をザックザック刻んでのせるだけと超簡単で、疲れた日に超絶おすすめしたい一品!

 実際に作ってみると、文字で見るよりもはるかに簡単で、野菜を刻む時間を入れても10分で完成してしまった。サラダ感覚であっさりしたおいしいタコライス、レッツクッキングです!

材料 分量
ご飯(温かいもの) 3〜4杯
豚ひき肉 600g
レタス 150g
きゅうり 2〜3本
トマト 1個
生食用の刻みチーズ 適量
(A)チリパウダー 大さじ1
(A)塩 3つまみ
(A)粗びき黒こしょう 適量
オリーブオイル 大さじ1
トマトケチャップ 適量

(レシピは『きょうの料理』番組内より)

 レシピは3〜4人分ですが、今回は1人分を作ります。

(1)レタスは細切り、きゅうりは斜めスライスから細切りに、トマトは1cm角に切る

(2)フライパンにオリーブ油を強めの中火で熱し、ひき肉を炒める
(3)色が変わったら(A)を入れ、香りが立ったらトマトケチャップを加えて味を整える

 ご飯の上に野菜、ひき肉、ピザ用チーズを乗せて完成! 

 全体的に軽く混ぜるといい感じに! 混ぜることによって白米に豚肉エキスが染み込んで、より一層味わい深くなりました。

 こんな簡単にできてよいのか? と、感動。食べてみると、サラダのようなフレッシュな味わいもありますが、しっかりチリパウダーの風味が染み込んだ豚肉の主張も◎。これは子どももいける味です。野菜はシャキシャキ、ひき肉はジューシーな即席タコスライス。とってもおいしかったので、総評価は迷いなく満点! ぜひ作ってみてください。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(また作りたい!)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(野菜を切って肉を炒める。10分弱で完成はありがたい)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(家族全員で食べられて◎)

タサン志麻さん人気レシピ23品まとめ! 『沸騰ワード10』メニューを作ってみた【2023年3月最新版】

サイゾーウーマンの人気連載「あのツイッターレシピ、作ってみました」を担当しているアウちゃんが、これまで作ってきた伝説の家政婦・タサン志麻さんのレシピを一挙にご紹介! 

※2023年3月25日に4レシピ追加

伝説の家政婦・タサン志麻とは?

 タサン志麻氏は大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業。老舗フランス料理店やビストロで15年間料理人を務めた後、結婚と出産を経て2015年にフリーランスで家政婦の仕事を開始した。

 するとたちまち人気を集め、「予約が取れない伝説の家政婦」として、家事代行サービスの仲介サイトで評判に。17年2月、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)に初出演するとさらに注目を集め、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)出演回は、年間最高視聴率を記録した(18年時点)。現在は、多数のレシピ本を出版し、料理イベント・セミナーの講師や、食品メーカーのレシピ開発など多方面で活動中だ。

 レシピ本は、17年の『志麻さんのプレミアムな作りおき』(ダイヤモンド社)をはじめ、『志麻さんの台所ルール』(河出書房新社)『沸騰ワード10×伝説の家政婦 志麻さん ベストレシピ』(ワニブックス)ほか多数あり、近著は夫婦と家族関係についてのエッセイ本『この人と、一緒にいるって決めたなら』(日経BP)。

HP 「タサン志麻

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその1:【たれかつ丼】

 「惣菜のトンカツにタレを作ってかけるだけ」の超簡単レシピ。トマトや青しそ、レモンを使ってさっぱり仕上げたソースは、まさに今の季節にピッタリなはず。ご飯にのせて、ガッツリ食べたい時にもおすすめのメニューだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(簡単すぎるのに味わい深くおいしかったので満点です!)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(買ってきたトンカツに乗せるだけは簡単すぎる)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその2:【ダシたっぷり豚しゃぶレモンうどん】

 こちらも夏にピッタリな、冷凍うどんを使ったレシピ。見た目も美しいメニューで、アウちゃんいわく「さっぱり感半端ない」とのこと。氷を添えて、冷たいうどんにアレンジしても「ウマい」ようだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(夏はもっと食べてしまいそうです)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(今回はちょっと失敗したので星4)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(主人も喜んで朝・夜2回食べてくれました!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその3:【桃のグラタン】

 打って変わって、温かいデザートを紹介。「オーブンを使うのは苦手」というアウちゃんでも、カスタードプリンのようにキレイな焼き目をつけることに成功! 特に子どもに評判が良かったというレシピ、週末に試してみては?

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★☆☆(少しオーブンの調節が難しく感じた)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(特に2歳次男は無心で食べていました!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその4:【手羽元とじゃがいものだしマスタード焼き】

 おつまみにも好まれそうなレシピに挑戦。鶏肉をフライパンでじっくり焼き、じゃがいもを入れ、最後に味付けをするだけというシンプルな手順で、アウちゃんも「思ったより簡単」と安心していた。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★
子供ウケまたは夫ウケ:★★★★★

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその5:【えのきガレット】

 もう一品、おつまみになるレシピが登場! 「チーズとえのきをフライパンで焼くだけ」で超絶簡単なのに、「完全な酒のアテ」が完成するとのこと。こんがり焼くことがおいしさのポイントになるようだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★☆☆☆(柔らか過ぎてもひっくり返せないし、油断したら焦げるので焼く難易度は高め)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(晩御飯のおかずというより完全に酒のアテか大人の夜食に向いてる)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ6:【オムキッシュ】

 肌寒い季節に食べたくなるのは、フワフワの卵と焦げ目のついたチーズが魅力のオムキッシュ。食材を炒めてオーブンで焼くだけの簡単な工程で、「コク深く優しい味」の本格的な一品が完成するとか。ケチャップライスが入っているので、満腹感もしっかり得られそうだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★☆☆☆(焼けるまでオーブン待ってる時間長いです)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★☆☆☆(フライパンで炒めてオーブン使って、焦げないか確認しての工程は難易度中)
子ども受けまたは夫ウケ:★★★★☆(子ども受けは良さそうだがピーマンはみじん切りじゃないので存在は大きめ)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ7:【アボカド明太子ロッケ】

 タサン志摩さんが考案した、セブンプレミアム【ひとくち辛子明太子】とアボカドで作るコロッケ。今回は、明太子とアボカド、さらにチーズを使うとあって、作る前から「おいしい」が約束されているようなもの。揚げ物を作るのは苦手でも揚げ焼きOKとあってチャレンジしやすいはず。味は「うますぎて足りない! 星6つレベル!」。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(星6つにしたいくらいだ!)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★☆☆(まるで豆腐のような柔らかく掴みにくいので細心の注意を!)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(辛子明太子を使ったが、不思議とピリッと辛くないので子ども大人も楽しめる味!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ8:【アボカド納豆チーズ】

 2022年4月8日放送の『沸騰ワード10』で公開していた【アボカド納豆チーズ】レシピ。粉チーズに納豆とアボカドなんて絶対に好相性! と期待して作ってみたところ、良い意味で「裏切られた」とか。濃厚な納豆の甘みとパンチの効いたニンニクの相性が抜群に良いレシピだそう。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(サラダバージョンにすると酒のアテにも良いのではないか)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ9:【絶品カニかまチャーハン】

 志麻さん発のレシピなら、チャーハンも一味違った味に仕上がるだろう! という期待を込めてチャレンジしてみたところ、我が家の7歳長男もうまさに感動。カニカマの柔らかい食感や優しい味が卵のふんわりした甘みにマッチしたチャーハンに仕上がりました!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(子どもにリピートをいただけたのでまた作るだろう)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★☆☆(卵がパサパサにならない素早いフライパンさばきはまだまだ練習が必要かも)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ10:【豆腐チキンラーメン】

 2022年8月19日の日本テレビ系『沸騰ワード10』で放送された、「豆腐チキンラーメン」は、チキンラーメンの味を調味料として使う斬新なレシピです。食べてみて驚いたのが、その量。ラーメン1袋でかなりボリュームアップするので、結構おなかがいっぱいになりました。豆腐をいっぱい入れたら節約レシピとしても使えそう! 

【総評】
もう一度作りたい度:★★★☆☆(辛くなりやすいので味の調節は必須)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(初めから切ってあるネギを使えば包丁いらずで作れる点がうれしい)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(全体的にピリ辛の大人味と感じました)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ11:【しらす丼】

 一口食べてみてまず口の中に広がったのは、予想していた通り梅干し。「酢っぱ〜い!」と思った瞬間に、非常にシャリシャリ歯ごたえのあるみょうがの香りが鼻の中を爽やかに突き抜けます。温かい新米ご飯にしっとりとしたしらすと、ガリガリっとしたみょうが、レモンと青じそが刺激となって酸っぱおいしいレシピです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆(さっぱりしすぎなので主食には物足りないかも)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★
子どもウケまたは夫ウケ:★★☆☆☆(子どもは少し引くくらいの酸っぱさかも)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ12:【長芋の唐揚げ】

 時短であっという間に完成するので、夜食にもOKです。表面は見た目通りカリッとしていて、食べてみるとホックホクの長芋が登場! これはクセになる! 軽く茹でたくらいの歯応えがあり、長芋のおいしさが存分に味わえます。お好みで塩コショウをかけても◎。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆(サクサクほっくり食感は非常においしかったです)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ13:【サツマイモのガレット】

 見た目はカリカリでテカテカ。食べると香ばしくて、かなりおいしい焼き菓子。キャラメル状になった表面のカリカリ食感にハマってしまう! サツマイモの甘みとバターの香りが高級お菓子のようで、子どもたちも大喜び。「もう1枚焼こうかな」と悪魔のささやきが心の中に響きますが、バターと砂糖でカロリーは高そう……。今度、また作ろうと思います!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(リピート確定)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(裏返す作業だけ慎重に)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(子どももハマるおいしさ)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ14:【ツナカレー】

 カレー粉は辛口を使ったのでピリッとする辛さ。子ども用に作る場合は甘口のカレー粉が必須と感じましたが、レンチンレシピとは思えないほど、ジャガイモはホックホク。個人的には、ジャガイモは少し形を残すくらいに潰すと、食感が残りおいしいと感じました。普通のカレーというよりは、カレーピラフに近いです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(子ども用は甘口で再チャレンジ)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(ジャガイモはレンチンしてから皮を剥くとパサパサしないことを知った)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(大人用と子ども用は別々に作ると間違いなし)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ15:【餅と切り干し大根のおやき】

 ベーコンの塩気とほうれん草の素材の味が噛めば噛むほど、じわじわ口の中に広がります。ちょうど良い優しいお味です。ただ、「もう少し刺激がほしい……」と感じたので、ブラックペッパーをかけたところ、これが相性バッチリ! 子どもウケもよく、餅の大量消費にも使えるうれしいレシピです。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(正月レシピとしてリピしたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(ひっくり返す工程は、お皿を使えば問題なし)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(イタリアンおやきの感覚で家族も満足)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ16:【みかんとイカのサラダ】

 イカのコリコリとした食感と、みかんの爽やかな味と塩とコショウのピリッと感。なんとも不思議なレシピ。そして、最後にジワジワとくるイカの甘みがクセになり、箸が止まりません。とっても簡単に作れるので、「夕食にもう1品ほしい……」という時にオススメですよ!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(皮が薄いみかんを使って再チャレンジしたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(いちょう切りが当っていたのかは謎)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(子どもにはちょっと早い味かも)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ17:【れんこんステーキ】

 食べてみると、れんこんはホックホクで、ベーコンのうまみがしっかりと染み込んでいます。作るのに時間はかかりますが、工程は多くないので料理が苦手な筆者でも簡単にできました。れんこん好きにはたまらないおいしさです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(またホクホクのれんこんを食べたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(行程は少なめだけど時間はかかる)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(タイムの香りは子どもには早いかも)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ18:【さつまいものキャラメリゼ】

 一口食べてみると、高級感のあるおいしさ! プリンの底のカラメルと味が似ている! 今回はどこのスーパーでも売っている普通のさつまいもを使ったのですが、甘みが濃縮されています。ホクホクねっとりした食感と、ちょっとほろ苦くツヤのあるキャラメルの両方が、とっても濃厚な味わい。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(できたてホヤホヤほどうまい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(キャラメルの焦がしすぎには注意)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(キャラメルの苦味はあるけど、子どもも喜んで食べてくれた!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ19:【ミートソーストースト】

 こんがり焼けたチーズとソースの量もちょうどよく、肉の食感もしっかりあって、口の中が幸せすぎる……。大満足の味で、思わず1人で2枚も完食してしまった。トマトベースの酸味と、肉と玉ねぎの甘さがマッチした極ウマトーストでした!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(一気に2枚完食できるおいしさ)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(炒める工程は少々面倒ではある)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(甘味もあるので、子どもにも好評)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ20:【ナスのラタトゥイユ】

 食べてみると、まずトマトの酸味ががあり、その後、オリーブオイルとにんにくの効いたマッタリ感、玉ねぎとナスから出た甘みとコクが口中にあふれます。これは「白米が欲しくなる」一品! パスタに変えてもおいしいかもしれません。簡単に「手の込んだふう」レシピが作れるので、ぜひ挑戦してみてください。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆(今度は白米も用意したい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(心配していたナスの焼き加減も問題なしでした)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(塩とコショウを加減すればお子様でもいけるはず)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ21:【もやしとリンゴのヨーグルトサラダ】

 すべての材料が意外な組み合わせすぎて味の予想がつきませんでしたが、食べてみるとシャキシャキ歯応えのあるヨーグルト風味のおいしい洋風サラダ! もやしとリンゴの相性の良さに驚がく。レモン果汁とヨーグルトの酸味のおかげか、心配していたもやしの青臭さもありません。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(ヨーグルトとリンゴ多めが◎)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(もやしとリンゴさえあれば手軽に作れます)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★☆☆(子どもには、もやしとヨーグルトのウケが若干悪かった……)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ22:【ナスと納豆の味噌炒め】

 お肉は一切使っていないのに、味噌ベースの味付けにコクがあり、何より甘い。納豆の臭みもほとんど感じず、大豆本来の旨みの主張がおいしいです。トロッとしたナスがよく合いますね〜。これなら納豆が嫌いな人でもおいしくいただけるかも。お肉は使ってないけど、味わい深く食べ応えも十分でした!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(今度はナス2本でガッツリ食べてみたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(弱火でジワジワ作ったら失敗の確率が下って難易度低)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(夫ウケ抜群でした。リピート確定の総評価は満点です!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ23:【きのこのソテーのとろとろオムレツ】

 まいたけのコリコリ食感と、きのこ類の旨味が口の中に広がります。とろとろ卵と一緒に食べると、思わず「甘ぁ〜い」と声が出ました。ケチャップとの相性も抜群なので、これは7歳と4歳の子どもでもいけるのでは? と食べさせてみたら、予想以上に大ウケ!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(お手軽に作れます)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(切って炒めて、短時間で完成するので難易度は低め)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(いつものオムレツに飽きた子どもに大ウケした!)

眞子さまへの金銭援助は小室さんが就職しても続く? 天皇家“個人的出費”の歴史を紐解く

 「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 

――先日、ニューヨーク在住の小室圭さんが晴れて弁護士として活動を開始し、年収も3倍以上になったといわれています。それまでも弁護士事務所に勤めているものの、法律事務職員だったので、物価高のニューヨークにおいて、それなりに暮らすには足りない額の年収だったといわれています。小室さんが、眞子さまのご実家である秋篠宮家から何らかの金銭援助を受けているのではないかという噂は根強くありましたよね。

堀江宏樹氏(以下、堀江) 2022年5月に発売された、ジャーナリスト・江森敬治さんの著書『秋篠宮』(小学館)でも、眞子さまの結婚問題についての言及がありましたが、秋篠宮家による小室夫妻への金銭援助に関する情報はゼロ。質問された形跡さえありません。

――それは、なぜなのでしょうか?

堀江 絶対NG項目だったのでは?  だからこそ、秋篠宮家が金銭援助をおこなっていた可能性は高いし、また、小室さんが弁護士として勤務しはじめても、金銭援助は続くと思われます。

 昭和天皇に長く仕えた宮内庁職員の戸原辰治さんが残した史料をもとに書かれた、ノンフィクション作家・奥野修司さんの著書『極秘資料は語る 皇室財産』(文藝春秋、以下『皇室財産』)を読んで、その印象は強まりました。

 この本では、戦前・戦後の昭和天皇のプライベートマネーである「内廷費(ないていひ)」の使い道が調査され、語られているのです。

 プライベートマネーですから、何に、どういう形で使ったかを、公表する義務はありません。その中から、皇室を結婚によって離れ、民間男性の妻となった元・皇女の方々を中心に昭和天皇が少なからぬ額の金銭援助を、平たく言えば「お小遣い」という形で継続していた記録があるのです。『皇室財産』筆者の奥野さんは、こういうお金の使い方は、皇室に受け継がれている独特の贈答文化の表れではないかと考えておられ、それゆえ秋篠宮家から小室さんと結婚した眞子さまへの援助もあるのではないか、と推論しておられます。

――内廷費について詳しく教えてください。

堀江 宮内庁の説明を借りると、「天皇・上皇・内廷にある皇族の日常の費用その他内廷諸費に充てるもの」の総称が内廷費です。これに対し、公的な出費に使われるとされるのが宮廷費。両者の区分は曖昧という指摘もありますが、令和3年の内廷費は3億2400万円で、宮廷費は118億2816万円です。

 一方、天皇家以外の皇族の方々には皇族費が支払われます。宮家の当主の方、妃殿下、そしてお子様がたにそれぞれ決められたお金が支払われています。たとえば、2020年に皇嗣となって以来、秋篠宮さまには毎年9150万円が、紀子さまには1525万円が支給されているそうです。お二人のお子様がたにも支払われているので、眞子さまが嫁いだ現在も、秋篠宮家全体で見れば1億円以上ですね。

 天皇家の内廷費、そして宮家に支払われた皇族費の両方が、どのように使われたかというデータは公表されません。

――宮家でも公開されないのに、それ以上にガードが堅そうな天皇家の内廷費……つまりプライベートマネーの使い道がわかってしまった経緯が興味深いですね。

堀江 その通りで、天皇によって内廷費がどのように使われたかについては、宮内庁の重役ですら、ほとんどが知らず、知ろうとすることも怖がって避けるそうです。つまり、タブーなんですね。しかし、昭和天皇に長年仕えていた戸原さんが、おそらく自身のための備忘録として、写していた記録の中に、天皇が親族に与えていた「御内儀費」……つまり天皇から家族に配られた「お小遣い」についてもわかってしまう詳細な記述が発見されたのです。

 これを見ると、昭和45年、公家の名門・鷹司家の男性に嫁いだものの、夫がバーのマダムと心中してしまった鷹司和子さんには毎月12万円、年額144万円が与えられています。和子さんは、亡き夫のお義母様の面倒も見ておられましたから、額が多いのでしょう。

 一方、岡山の実業家に嫁いだ池田厚子さんには年2回だけ、12万円が与えられました。真冬でも寒い売店に立って、タバコを売ったり、苦労なさっていたようですが……。

 また、ご主人が銀行にお勤めで、御本人も西武系の商業施設で勤務している島津貴子さんには、毎月2万円、年額24万円が与えられています。昭和45年だけでなく、これらの支出は毎年継続していたのでしょう。

――元・皇女の方々に与えられた金額に根拠はあったのでしょうか?

堀江 すべては陛下の思し召し次第でしょう。当時の皇后さま(香淳皇后)にも毎月5万円、年額60万円が私的に贈与されていたし、若くして亡くなった第一皇女・照宮さんの遺児である東久邇信彦さんにも毎月5万円、年額60万円が与えられています。注目すべきは、東久邇家は戦後、皇族の身分を離れ、臣籍降下した際にも相当額の一時金を受け取り、当主の男性は稼げるサラリーマンで、都内の一等地に邸宅を構えておられました。つまり、かなり裕福だったはずですが、支援は続いたという。

――それはなぜなのでしょうか?

堀江 われわれは宮家というと独立した所帯であるように考えますが、現在でもそういう意識は皇族の方々には希薄なのかもしれませんね。とくに戦前の天皇家は莫大な資産を有し、10以上あった宮家のすべてを扶養している状態に近かったそうです。戦後は国が皇族それぞれに皇族費を渡すシステムに切り替わったのですが、戦前のような扶養意識が天皇の中に残ったようですね。昭和40年代の1万円は、現在の6~8万円に相当すると『皇室財産』では考えており、名目上は「お小遣い」でも、庶民にとっては相当な額が、民間男性と結婚し、その扶養家族となり、皇女の身分を失った方にも毎年、降り注いでいたと考えられます。

――……となると、毎月12万円、年額144万円が与えられていた鷹司和子さんの「お小遣い」は、1年で864万円~1152万円だったということですか!?

堀江 はい。しかし、貨幣価値の比較は難しいのですが、『皇室財産』に敬意を払い、本稿では6倍ということにしておきます……。

 注目すべきは、これらの出費を記録する帳簿の記載なんですね。たとえば「鷹司和子へ」ではなく「孝宮へ」とあることです。すでに身分は皇女ではなく、民間人なのですが、昭和天皇の中では娘たちはずっと内親王のままで、親として援助しつづけるべき存在だったということなんです。

――だからこそ、昭和天皇のお孫さんにあたる秋篠宮さまにも、こうしたお金の使い方は受け継がれていてもおかしくはない、と? となると、上皇さま・上皇后さまや、今上天皇陛下から、小室夫妻への援助もあった、もしくはあるのでしょうか?

堀江 はい。可能性はありますよね。昭和天皇のように、プライベートマネーから家族に「お小遣い」を与えるという習慣を、秋篠宮さまが受け継いだかどうかを断言することはできませんが、可能性は高いと思います。皇室には独特の贈答文化の伝統があると『皇室財産』は語っています。

――独特の贈答文化ですか。

堀江 これも昭和の頃の話ですが、皇族がたがお互いを訪問しあう場合、たとえ親子であったところでも、当時の額面で何万円相当のお金……あるいはそれに相当する金額のお品を持参するのが伝統であり、マナーだったそうです。

 戦後になっても昭和天皇には、ご家族やご親類とお会いになる時、当時でいう3~6万円程度を、お土産として、お渡しになる習慣があったようです。参考までに、年次統計のホームページのデータによると、昭和34年=1968年の大卒サラリーマンの初任給の平均額は3万600円だったとのこと。また、みなさまのお宅でご飯が出されたりすると、その場で、また別にお金を渡すということでした。もちろん天皇ご自身は財布をお持ちにならないので、お付きの方がお渡しになるのですが。

―― 一度のご訪問で、それだけのお金がばらまかれていたのですか! これは今日にいたっても受け継がれていたりするのでしょうか。

堀江 おそらく。皇室の伝統のひとつですからね……。とにかく、戦前の皇族は、超越的な存在の証として、お金を配りまくりました。昭和天皇の母宮に当たられる貞明皇后のお金の使い方を見ていると、やはりそうなのですね。前にこのコラムでも取り上げたことがある昭和天皇の名物侍従長・入江相政さんの証言を高橋紘氏の解説をもとにまとめると、昭和天皇からのメッセージを貞明皇后に直接にお伝えすると、皇太后が、労をねぎらうべく「お返し」として、おそらく現金か、高価なお品をくださったそうです。

――現在の皇室でも、そういう贈答文化はどのように受け継がれていると思いますか?

堀江 戦前のような額ではないにせよ、おそらく。しかし、皇族の方々としては、宮中に受け継がれる贈答の伝統を引き継いだつもりでも、今日では国民からの支持を失いかねません。だからこそ、江森敬治さんの『秋篠宮』では質問自体がシャットアウトされたのでは?

 眞子さまに対しても、われわれが感じる以上に、ごくごく自然に援助のお金が秋篠宮家から支払われていたし、今後も支払われると考えてよろしいと思われます。

――次回から、秘密のベールで隠された天皇家の支出について分析していきます。お楽しみに。

『夕暮れに、手をつなぐ』、北川悦吏子作品あるあるを徹底解説――令和とは思えない“昔懐かしさ”の正体

テレビ・エンタメウォッチャー界のはみ出し者、佃野デボラが「下から目線」であらゆる「人」「もの」「こと」をホメゴロシます。

【今回のホメゴロシ!】「恋愛至上主義の終幕」に真っ向から立ち向かう、『夕暮れに、手をつなぐ』の味わい深さ

 2023年1月期ドラマが順次最終回を迎えている。話題となった作品を振り返ってみると、女性同士の友情を描いた「タイムリープもの」の『ブラッシュアップライフ』(日本テレビ系)、主人公2人の「音楽を通じたバディ」の関係性に重きを置いた『リバーサルオーケストラ』(同)、恋愛ドラマと見せかけて「ダイバーシティの理想形」を描いていた『星降る夜に』(テレビ朝日系)等々、「ベタベタの恋愛至上主義ドラマはもう古い」という時代の空気感が顕著に現れたラインナップだった。

 そんな中、異彩を放っていたのが、“恋愛の神様”こと北川悦吏子大先生が脚本を務め、3月21日に最終回が放送された『夕暮れに、手をつなぐ』(TBS系)だ。同作は、宮崎の片田舎で育ち、結婚目前に東京で婚約者にフラれ、なぜか急にデザイナーとしての才能を開花させる空豆(広瀬すず)と、コンポーザーとしてメジャーデビューを目指す音(King&Prince・永瀬廉)が、ご都合だらけの……もとい、運命的かつ衝撃的な出逢いを果たし、ひょんなことから一緒に下宿生活を送ることになる物語。

 さすがはラブストーリーの“老舗”、ドラマ業界の大丸別荘である。「時代の空気? 知るかよ」とばかりに、恋愛要素や「(大先生が思う)キュン」を前面に押し出したドラマをあえてこの時代にぶつけてくる剛気には恐れ入るばかりだ。昨年末の番宣でしきりに見かけたキャッチコピーも振るっていた。

「世界一美しいラブストーリー」

 《北川悦吏子さんが考えてくださいました!》と、Twitterの番組公式アカウントがうやうやしく明かす、この謳い文句。コピーライター養成講座の課題で提出したなら間違いなく落第点だろうという陳p……あ、いや、“昔懐かしい”味わいがある。そしてドラマ本編も、令和の作品とは信じ難い、“昔懐かしい”仕上がりとなっていた。

 北川作品を語るうえで欠かすことのできない、“昔懐かしい”ルッキズムと偏見と権威主義が、今作にも存分に注ぎ込まれている。空豆は高校時代、あまりの美少女ゆえクラスでいじめられたという。「美人だから妬まれていじめられる」というステレオタイプの発想が、今日び大変珍しい。

 北川作品でおなじみの「(大先生が思う)美男美女以外は“背景”扱い」という作劇も健在だ。空豆が、レコード会社のA&R・磯部(松本若菜)の友人・真子(馬場園梓)に「顔が地味」と言い放つシーンがあった。さすがに時流に合わせてプロデューサーが進言したのか、『半分、青い。』(2018年/NHK総合)の頃から比べると、今作では随所に「台詞がソフトに調整された形跡」が見受けられた。

 しかし、「大先生」と「作品」と「ツイート」は「三位一体」の関係にあるので、普段からの大先生のTwitterでの炎上名人ぶりを見ていると、今作の初稿台本ではもっとあからさまな表現や、きわどい台詞があったのではないかと想像してしまう。

 空豆のキャラクター造形に見え隠れする、「(大先生が思う)田舎者」への色眼鏡も相当なものだ。宮崎県の田舎町から東京に出てきた空豆は、はんてんのようなダサいコートをまとい、噴水の水で顔を洗う。TPOをわきまえず、所構わず野猿のように振る舞う。

 空豆の話す“方言”には、大先生が適当に考えた「なんとなく九州とかそっちのほうっぽい」“チャンポン語”を当てている。生まれ育った土地の言葉は、その人にとってアイデンティティの一つだと思うのだが、「他者への敬意? 多様性の尊重? 知るかよ」という、平素からの大先生の思考を、包み隠さず作劇に反映する大胆さにはいつも新鮮に驚かされる。「鼻クソをほじくって練って机の下になすりつけていそうなほどにガサツな女性」である空豆という役を完璧に演じ切った広瀬すずの役者魂には拍手を送りたい。

 「芸大」「パリコレ」「紅白」など、大先生の大好物である「権威」を象徴するキーワードの頻出ぶりも通常運転だ。なぜか急に天才として覚醒した空豆が、表参道のJIMMY CHOOのショーウィンドウを眺めながら「プラダもグッチもヴィトンも、みんなライバルよぉ」と大風呂敷を広げるシーンは、権威やブランドに憧れを抱きつつ、同時に内心では、自分自身も作品も「権威」であり「ブランド」であることを確信している大先生にしか書けないものだと感服した。

 ところで、長きにわたって北川作品を見続けていると、「お約束」がたくさんあることに気づく。これはもう、筆者のような“ファン”にとっては、歌舞伎の見得みたいなもので、「お約束」が登場するたびに、思わずテレビの前で「ヨッ! 北川屋!」「待ってました!」と「大向う」を張りたくなってしまう。そこで、本稿では代表的な北川作品の「お約束」をいくつか紹介したい。

(1)ドラマでの私語りと登場人物への「投影」

 今作のヒロインの名前「浅葱空豆」が、北川大先生の実娘がかつて写真家として活動していたときのカメラマンネーム「あさぎ空豆」に由来することは広く知られるところだが、ドラマの登場人物に自分(と娘)の「依代」をさせることは、もはや北川作品において常態化している。

 『半分、青い。』では、野面なヒロイン・鈴愛(永野芽郁)と、そんな娘をひたすら全肯定する母・晴(松雪泰子)の両者を自らの依代にした。次いで、『ウチの娘は、彼氏ができない!!』(21年/日本テレビ系)では、売れっ子恋愛小説家である母・碧(菅野美穂)に自らを投影し、オタクで陰キャの娘・空(浜辺美波)に実娘の姿を投影した。

 これはスタッフの忖度なのだろうか。今作では、空豆の母で世界的に有名なデザイナー、塔子(松雪泰子)の髪形を大先生そっくりに寄せている。公共の電波を使って松雪泰子と広瀬すずに自分と娘の依代をさせ、大先生の「家族の思い出ビデオ」を作るという強勇さは、アッパレと言うほかない。

(2)ほぼ実娘への取材だけで書く「ユース・カルチャー」

 《私はリサーチしないよ。極力。しても一回。なぜなら、想像の翼を折るから。》と、かねてより宣言していた大先生(現在このツイートは削除済み)。宣言通り、大先生の脚本作りのための取材といえば、家族とママ友と岩井俊二など、近しい人たちへの聞き込み、そしてTwitterでフォロワーに呼びかける「情報おねだり」のみであることは有名だ。

 その結果、北川作品に登場する「若者カルチャー」は、「娘から聞いたんだけど、最近こういうのがはやってるんでしょ?」感がバリバリに出ていて味わい深い。聞きかじりの知識と「ふんわりイマジネーション」で脚本を書くので、ディテールの詰めが甘かったり、周回遅れだったり、架空の固有名詞がことごとく「樟脳の匂いがするおふくろの手編みのセーター」感があって、これまた“懐かしさ”を感じさせてくれる。

 今作では特に、先行の売れっ子ユニット「ズビダバ」、「イソベマキ」という通称を使いたいがための磯部真紀子という名付け、「ビート・パー・ミニット」のデビュー曲タイトル「きっと泣く」など、珠玉のネーミングセンスが際立っており、しばらくのあいだ思い出し笑いをさせてくれそうだ。

(3)社会問題に対する独特のスタンス

 「ポエムドラマ」の“老舗”の心構えとして、普段から新聞も読まなければニュースも見ない大先生。しかし、今作ではプロデューサーに導かれたのだろうか、大先生なりに「社会情勢」を盛り込んだ台詞が一つだけあった。空豆と音の下宿先の主で画家の響子(夏木マリ)が、空豆の祖母・たまえ(茅島成美)に、空豆の近況を伝えるシーンだ。

「(空豆は)近所のお蕎麦屋さんで、東京都の最低賃金で働いております。時給1,072円」

 「『最低賃金』のくだり、要るか !?」という疑問で頭の中がいっぱいになるし、クリエイティブ職以外の職業を軽視する大先生の、相変わらずのスタンスには一驚を喫する。「東京都 最低賃金」でGoogle検索してトップに出てきた文言をコピペしただけのような台詞も、まさに北川作品の真骨頂と言える。

 また終盤で急に、音がコンポーザーを務めるユニット「ビート・パー・ミニット」のヴォーカル・セイラ(田辺桃子)が、実は空豆に恋していたというエピソードが登場。「ジェンダー問題とか盛り込めばいいんでしょ?」とばかりにやっつけ処理された「付け足しトッピング」感に笑ってしまった。

(4)御年61歳の“ベテラン”脚本家による「リカちゃん遊び作劇」

 北川作品の人物造形はどれも、小学校低学年ぐらいまでの女の子が「リカちゃん遊び」をする際に読み上げる「えっとね〜、この子はね〜、パパがパイロットでね〜、ママが元CAでね〜、IQ140でね〜、トイプードルを飼っててね〜、麻布十番に住んでてね〜」という「夢設定」に似た味わいがある。

 今作では空豆の、特に仕事周りの作劇が凄まじかった。ダサい“はんてんコート”を着て上京するまでは、デザイン画の一つも描いたことがなかったのに、いきなり有名高級ブランド「アンダーソニア」(このネーミングも実にジワる)に採用されたり、秒速でトップデザイナーの久遠(遠藤憲一)に嫉妬されるほどのデザインを作り上げたり、音速で商業音楽のMVの衣装を担当したり、デザイナーデビューから1年足らずでパリコレに出られたりと、無茶苦茶だ。しかも作劇的にはすべて「天才だから」の一点張りで押し通す。

 ものの本によれば、「ドラマ1話につき使っていい『偶然』は、多くて3つまで」という基本原則があるらしい。しかしそこは北川大先生。セオリーなんて気にしない。試しに第1話に仕込まれた「偶然」を数えてみた。

1 偶然福岡に来ていた宮崎在住の空豆と、偶然福岡に来ていた東京在住の音が横断歩道でぶつかる
2 偶然同じワイヤレスイヤホンを使っていたため、互いに間違えて拾う
3 ヨルシカの「春泥棒」を偶然同じタイミングで聞いていた
4 大東京(人口1400万人)のビルの谷間の噴水の前で偶然再会
5 大東京(人口1400万人)のホテルのレストランで偶然再会
6 大東京(人口1400万人)の橋の上で偶然再会
7 空豆がサウナでのぼせて倒れるが、偶然にも音が住む家の大家が経営する銭湯だった

 なんと、7つもの「偶然」をブチ込んでいる。

 ほとんどのエピソードを「偶然」と「神様からのギフト(=天才的才能)」の2点突破で進めるのである。こうした「リカちゃん遊び作劇」が、今作でも炸裂していた。

(5)エコでサステナブルな執筆スタイル

 お気に入りの設定を何度も再利用するのも、北川作品の醍醐味だ。登場人物の実家が「皇室御用達の写真館」という設定が、『半分、青い。』と、『ウチの娘は、彼氏ができない!!』で使い回しされたことは記憶に新しい。

 今作では久遠のバックグラウンドとして「今をときめくトップデザイナーだけど、実は河内長野出身」という設定がお目見えしたが、『半分、青い。』でも鈴愛の漫画の師匠である秋風(豊川悦司)の出身地が河内地方だった。そしてその設定は、「繊細で洗練された作風で知られる秋風先生だけど、キレると泥臭い河内弁が出る」という(大先生が思う)“面白シーン”として消費された。いったい大先生は河内地方をどんな場所だと思っているのだろうか。

 こうした、5個ぐらいしかない引き出しを延々使い回すという“省力的”な作劇も、「北川作品あるある」として欠かせない要素だ。

(6)「厨二病の妖精」による試し行為

 大先生といえば、自由奔放なツイートがたびたび炎上することでおなじみだ。新作の脚本制作が始まるたびに「ワタシ大変、ワタシ頑張ってる」からの「褒め言葉おねだり」ツイートや、語弊だらけのきわどい「制作裏話」ツイートが増える。

 空豆や鈴愛など、大先生の創り出すヒロインが、わざと傷つけるようなことを言って相手の反応を見たり、相手の大事なものを乱暴に扱ったり破壊しようとするのは「試し行為」にほかならず、大先生が平素から息を吐くようにTwitterで行っていることに似ている。

《そもそも、この体調で連ドラは無理、と一度お断りしたのですが、なんとか頑張りませんか?とチーフプロデューサーの植田さんに説得されて、というか励まされて、書き始めました。》
《私は、しばらくホン(シナリオのこと)書かないと思います。諸事情があって。書くとしてもずいぶん先かと思われます。》

 こうしたツイートも試し行為に見える。その真意はおそらく、「お前ら、しばらく脚本のオファーするなよ? 絶対するなよ?」という「ダチョウ倶楽部しぐさ」ではないか。つまり、「アテクシは常に脚本家として求められて然るべき。求められたうえで袖にする立場。オファーしろ。受けるかどうかは別として」ということではなかろうか。

 このように、作品とツイートの両面から、見る者に「共感性羞恥」を味わわせてくれる。これもまた北川作品が唯一無二のジャンルたる所以だ。

 ……とまあ、北川作品の“魅力”は枚挙にいとまがないのだが、大先生の「依代三部作」と言える『半分、青い。』『ウチの娘は、彼氏ができない!!』『夕暮れに、手をつなぐ』の3作を並べてみると、前2作に比べて今作は、ややパンチが弱いと言わざるを得ない。

 先述の通り、スタッフによるコンプライアンスチェック(ただし、かなりザル)と「調整」が入った形跡が見て取れ、北川作品本来の「持ち味」が、多分に中和されていると感じた。「広瀬すずと永瀬廉に花火かシャボン玉をさせて、スローモーションをかけときゃ、どうにかなるだろう」という「臭み消し」の映像処理も、作品の「中和」に一役買っていた。

 今作において、くさややシュールストレミングのような、北川大先生にしか出せない味わいが稀釈されていたのは残念なことで、大先生本人も、渾身の台詞がカットされたことをわざわざ固定ツイートにして嘆いている。その台詞とは、例の「炬燵でじゃれ合うシーン」で音が空豆に向けた、

「月帰んなよ、かぐや姫」

というものだそうだ。こんなクソダs……いや、味わい深い台詞、“ファン”としては是非とも残してほしかった。
 
 ともあれ、『夕暮れに、手をつなぐ」は、令和の今に“懐かしさ”をもたらしてくれる、類稀な“ノスタルジック・エンターテインメント”と言えるだろう。「多様性の尊重」「恋愛至上主義の終幕」という時代の空気に真っ向から立ち向かう北川作品が、これからどんな展開を見せるのか。大先生の「ダチョウ倶楽部しぐさ」の動向とともに、見守っていきたい。

※《》内はすべて原文ママ。

綾瀬はるか、『ハッピーフライト』はヒットも――なぜ映画で大コケが続くのか?

 3月25日のフジテレビ系「土曜プレミアム」枠にて、2008年11月公開の映画『ハッピーフライト』が地上波放送される。同作は、主人公である機長昇格訓練中の副操縦士・鈴木和博(田辺誠一)が、厳しい指導教官・原田典嘉(時任三郎)や新人キャビンアテンダント(CA)の斎藤悦子(綾瀬はるか)らとドタバタ劇を繰り広げストーリーだ。

 ただ、テレビ欄では「綾瀬はるかが新人CA!?」と紹介されるなど、綾瀬の存在感を強調。綾瀬といえば主演ドラマのヒット作は多いものの、業界関係者は「メインキャストを務める映画においては、“大コケ女優”として有名」(スポーツ紙記者)と指摘する。

「綾瀬のほかに寺島しのぶ、吹石一恵、佐藤めぐみなどがCA役で出演する同作ですが、主演はほかでもない田辺。しかし、テレビ欄で“綾瀬が新人CA役”という点がアピールされているほか、フジの『土曜プレミアム』予告ページも綾瀬らCAのカットを掲載しています。テレビ業界的には“綾瀬を全面に押し出したほうがいい”と判断しがちなのかもしれませんけど、実は“綾瀬メインの映画”はあまりパッとしません」(同)

 近年、『義母と娘のブルース』(TBS系)シリーズや『天国と地獄~サイコな2人~』(同)など主演の連続ドラマが大ヒットしている綾瀬。

「綾瀬は間違いなく、今の芸能界におけるトップ女優ですが、こと映画となると苦戦を強いられてきた。例えば、12年9月公開の『映画 ひみつのアッコちゃん』は、最終興行収入6億円と大爆死。さらに、翌年6月公開の『リアル~完全なる首長竜の日~』は、人気俳優佐藤健とのダブル主演で、監督も世界的に評価の高い黒沢清氏ということで期待されていたものの、最終興収4.2億円と悲惨な結果でした」(同)

 そのほか、14年5月に公開された『万能鑑定士Q -モナ・リザの瞳-』、16年6月公開の『高台家の人々』もそれぞれ最終興収は6億円と、やはり振るわず。

「また、ヒロインポジションで出演した昨年6月公開の『はい、泳げません』も大コケ。ノンフィクション作家・高橋秀実氏の同題エッセイ(新潮社)が原作で、綾瀬は泳げない主人公・小鳥遊雄司(長谷川博己)に水泳を教えるコーチ・薄原静香役を務めましたが、映画館に足を運んだというネットユーザーからは『全然客がいない』と困惑する声が上がったほどの不入りぶりで、内容に関しても『いきなり重い話になったりしてしんどかった』『もっと明るい雰囲気の作品で長谷川さんと綾瀬さんを見たかった』とネガティブな意見が寄せられていました」(同)

 結局、この『はい、泳げません』は特に話題になることもなく上映終了。ちなみに原作者・高橋氏も、同年10月に朝日新聞出版のニュースサイト「AERA dot.」寄稿記事内で「全国封切りからわずか数週間で上映は打ち切られていた」と言及していた。

 主演ドラマではヒット作が多い綾瀬だが、なぜメインで出演する映画はコケやすいのか――。

「理由の1つとして考えられるのは、宣伝の問題。映画公開時、“あの大人気女優・綾瀬の出演作”という点ばかりがクローズアップされ、映画自体の面白さを世間にうまく伝えられていないのではないでしょうか。一方で綾瀬サイドも、もう少し作品選びを慎重に行うべきかもしれません」(同)

 15年前の映画となる『ハッピーフライト』は、最終興収13.3億円で、当時はスマッシュヒットと話題になっていたが、フジも“綾瀬が新人CA役”ということより、もっとPRすべきポイントがあったのではないだろうか。

WBCに霞んだNHKと日テレのコラボ、消えない“民業圧迫”の声

 テレビをつけたら、NHKのアナウンサーが民放の番組に出てきて驚いた人も多かったに違いない。

 3月12日から19日までの1週間、共にテレビ放送70年を迎えるNHKと日本テレビが、「NHK×日テレコラボウィーク」と題していろいろな番組でコラボを実施。人気番組の出演者が両局を行き来した。

「今回のコラボは60周年、65周年に次いで3回目。期間中には『NHKのど自慢』…

続きを読む

『100よか』初の首位!『夕暮れに』『大病院占拠』続く TVerドラマ人気ランキング

 在京民放キー局5社を中心として2015年10月に始まったTVer。参加局、取り扱う番組も増え、2022年3月には月間動画再生数が歴代最高となる2.5億回を突破し、同7月にはアプリ累計ダウンロード数が5000万を超え、2023年1月にはTVer単体の月間アクティブユーザー数(MAU)が2700万に達するなど、もはや定番のサービスとなった。今や「見逃し配信」は当たり前となったが、やはりTVer…

続きを読む