伊藤沙莉、NHK朝ドラヒロイン決定も…「ハスキー声」よりも懸念される「脚本問題」

 伊藤沙莉が、2024年度前期のNHK連続テレビ小説のヒロインを務めることが発表された。

 『虎に翼』と題された本作は、日本初の女性弁護士となり、その後裁判官となって女性初となる裁判所長ともなった三淵嘉子さんをモデルにした「リーガルエンターテインメント」ドラマ。2月22日にNHKで会見した伊藤は、「今年芸能生活20周年の節目に得難いお仕事をいただき本当にうれしい」と笑顔で喜びを…

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Creepy Nuts『オールナイトニッポン』の後釜、Adoで決定か

『オールナイトニッポン』の放送開始55周年を記念した特別番組『オールナイトニッポン55時間スペシャル』で、19日の17時からは『ゆずとCreepy Nutsのオールナイトニッポン』が放送され、ゆずの北川悠仁、岩沢厚治、Creepy NutsのR-指定、DJ松永の4人がラジオへの思いを熱く語った。

 Creepy Nutsは2018年の4月からレギュラー放送を2部で開始し、202…

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水沢アリー「整形失敗」告白、“女版ノンスタ・井上”からのキャラ変

 美容整形(アップデート)を繰り返しているタレントの水沢アリーが2月19日、自身のYouTubeを更新。「【美容整形】とんでもない事になったアプデ」と題した動画で過去に経験した“危険なアプデ”を紹介し、反響を呼んでいる。

 水沢は「存在しちゃいけないような危険なアプデがいっぱいあるんですね」「注意喚起のために紹介していきたい」と自身が危険だと感じた施術を3例紹介。

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「乃木坂46 11thバスラ」アカン演出だらけでおっさんは泣いた

「乃木坂46 11th YEAR BIRTHDAY LIVE」Day1

 グループ全体での直近のライブとなると昨年の「乃木坂46 真夏の全国ツアー2022」ファイナルとなる8月31日明治神宮野球場公演でありそこは8月29,30,31という3デイズの公演であり、おっさんは3デイズ全部観ていてそしてそれを全部記事にしてその内容を読み返してみるにやはり、…

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タサン志麻さん人気レシピ19品まとめ! 『沸騰ワード10』メニューを作ってみた【2023年2月最新版】

サイゾーウーマンの人気連載「あのツイッターレシピ、作ってみました」を担当しているアウちゃんが、これまで作ってきた伝説の家政婦・タサン志麻さんのレシピを一挙にご紹介! 

※2023年2月25日に4レシピ追加

伝説の家政婦・タサン志麻とは?

 タサン志麻氏は大阪あべの・辻調理師専門学校、同グループ・フランス校を卒業。老舗フランス料理店やビストロで15年間料理人を務めた後、結婚と出産を経て2015年にフリーランスで家政婦の仕事を開始した。

 するとたちまち人気を集め、「予約が取れない伝説の家政婦」として、家事代行サービスの仲介サイトで評判に。17年2月、『沸騰ワード10』(日本テレビ系)に初出演するとさらに注目を集め、『プロフェッショナル 仕事の流儀』(NHK)出演回は、年間最高視聴率を記録した(18年時点)。現在は、多数のレシピ本を出版し、料理イベント・セミナーの講師や、食品メーカーのレシピ開発など多方面で活動中だ。

 レシピ本は、17年の『志麻さんのプレミアムな作りおき』(ダイヤモンド社)をはじめ、『志麻さんの台所ルール』(河出書房新社)『沸騰ワード10×伝説の家政婦 志麻さん ベストレシピ』(ワニブックス)ほか多数あり、近著は夫婦と家族関係についてのエッセイ本『この人と、一緒にいるって決めたなら』(日経BP)。

HP 「タサン志麻

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその1:【たれかつ丼】

 「惣菜のトンカツにタレを作ってかけるだけ」の超簡単レシピ。トマトや青しそ、レモンを使ってさっぱり仕上げたソースは、まさに今の季節にピッタリなはず。ご飯にのせて、ガッツリ食べたい時にもおすすめのメニューだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(簡単すぎるのに味わい深くおいしかったので満点です!)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★(買ってきたトンカツに乗せるだけは簡単すぎる)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその2:【ダシたっぷり豚しゃぶレモンうどん】

 こちらも夏にピッタリな、冷凍うどんを使ったレシピ。見た目も美しいメニューで、アウちゃんいわく「さっぱり感半端ない」とのこと。氷を添えて、冷たいうどんにアレンジしても「ウマい」ようだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(夏はもっと食べてしまいそうです)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(今回はちょっと失敗したので星4)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(主人も喜んで朝・夜2回食べてくれました!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその3:【桃のグラタン】

 打って変わって、温かいデザートを紹介。「オーブンを使うのは苦手」というアウちゃんでも、カスタードプリンのようにキレイな焼き目をつけることに成功! 特に子どもに評判が良かったというレシピ、週末に試してみては?

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★☆☆(少しオーブンの調節が難しく感じた)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(特に2歳次男は無心で食べていました!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその4:【手羽元とじゃがいものだしマスタード焼き】

 おつまみにも好まれそうなレシピに挑戦。鶏肉をフライパンでじっくり焼き、じゃがいもを入れ、最後に味付けをするだけというシンプルな手順で、アウちゃんも「思ったより簡単」と安心していた。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★
子供ウケまたは夫ウケ:★★★★★

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピその5:【えのきガレット】

 もう一品、おつまみになるレシピが登場! 「チーズとえのきをフライパンで焼くだけ」で超絶簡単なのに、「完全な酒のアテ」が完成するとのこと。こんがり焼くことがおいしさのポイントになるようだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★☆☆☆(柔らか過ぎてもひっくり返せないし、油断したら焦げるので焼く難易度は高め)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(晩御飯のおかずというより完全に酒のアテか大人の夜食に向いてる)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ6:【オムキッシュ】

 肌寒い季節に食べたくなるのは、フワフワの卵と焦げ目のついたチーズが魅力のオムキッシュ。食材を炒めてオーブンで焼くだけの簡単な工程で、「コク深く優しい味」の本格的な一品が完成するとか。ケチャップライスが入っているので、満腹感もしっかり得られそうだ。

【総評】
もう一度作りたい度:★★☆☆☆(焼けるまでオーブン待ってる時間長いです)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★☆☆☆(フライパンで炒めてオーブン使って、焦げないか確認しての工程は難易度中)
子ども受けまたは夫ウケ:★★★★☆(子ども受けは良さそうだがピーマンはみじん切りじゃないので存在は大きめ)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ7:【アボカド明太子ロッケ】

 タサン志摩さんが考案した、セブンプレミアム【ひとくち辛子明太子】とアボカドで作るコロッケ。今回は、明太子とアボカド、さらにチーズを使うとあって、作る前から「おいしい」が約束されているようなもの。揚げ物を作るのは苦手でも揚げ焼きOKとあってチャレンジしやすいはず。味は「うますぎて足りない! 星6つレベル!」。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(星6つにしたいくらいだ!)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★☆☆(まるで豆腐のような柔らかく掴みにくいので細心の注意を!)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(辛子明太子を使ったが、不思議とピリッと辛くないので子ども大人も楽しめる味!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ8:【アボカド納豆チーズ】

 2022年4月8日放送の『沸騰ワード10』で公開していた【アボカド納豆チーズ】レシピ。粉チーズに納豆とアボカドなんて絶対に好相性! と期待して作ってみたところ、良い意味で「裏切られた」とか。濃厚な納豆の甘みとパンチの効いたニンニクの相性が抜群に良いレシピだそう。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(サラダバージョンにすると酒のアテにも良いのではないか)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ9:【絶品カニかまチャーハン】

 志麻さん発のレシピなら、チャーハンも一味違った味に仕上がるだろう! という期待を込めてチャレンジしてみたところ、我が家の7歳長男もうまさに感動。カニカマの柔らかい食感や優しい味が卵のふんわりした甘みにマッチしたチャーハンに仕上がりました!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(子どもにリピートをいただけたのでまた作るだろう)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★☆☆(卵がパサパサにならない素早いフライパンさばきはまだまだ練習が必要かも)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ10:【豆腐チキンラーメン】

 2022年8月19日の日本テレビ系『沸騰ワード10』で放送された、「豆腐チキンラーメン」は、チキンラーメンの味を調味料として使う斬新なレシピです。食べてみて驚いたのが、その量。ラーメン1袋でかなりボリュームアップするので、結構おなかがいっぱいになりました。豆腐をいっぱい入れたら節約レシピとしても使えそう! 

【総評】
もう一度作りたい度:★★★☆☆(辛くなりやすいので味の調節は必須)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(初めから切ってあるネギを使えば包丁いらずで作れる点がうれしい)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(全体的にピリ辛の大人味と感じました)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ11:【しらす丼】

 一口食べてみてまず口の中に広がったのは、予想していた通り梅干し。「酢っぱ〜い!」と思った瞬間に、非常にシャリシャリ歯ごたえのあるみょうがの香りが鼻の中を爽やかに突き抜けます。温かい新米ご飯にしっとりとしたしらすと、ガリガリっとしたみょうが、レモンと青じそが刺激となって酸っぱおいしいレシピです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆(さっぱりしすぎなので主食には物足りないかも)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★★
子どもウケまたは夫ウケ:★★☆☆☆(子どもは少し引くくらいの酸っぱさかも)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ12:【長芋の唐揚げ】

 時短であっという間に完成するので、夜食にもOKです。表面は見た目通りカリッとしていて、食べてみるとホックホクの長芋が登場! これはクセになる! 軽く茹でたくらいの歯応えがあり、長芋のおいしさが存分に味わえます。お好みで塩コショウをかけても◎。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★☆(サクサクほっくり食感は非常においしかったです)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ13:【サツマイモのガレット】

 見た目はカリカリでテカテカ。食べると香ばしくて、かなりおいしい焼き菓子。キャラメル状になった表面のカリカリ食感にハマってしまう! サツマイモの甘みとバターの香りが高級お菓子のようで、子どもたちも大喜び。「もう1枚焼こうかな」と悪魔のささやきが心の中に響きますが、バターと砂糖でカロリーは高そう……。今度、また作ろうと思います!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(リピート確定)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(裏返す作業だけ慎重に)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(子どももハマるおいしさ)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ14:【ツナカレー】

 カレー粉は辛口を使ったのでピリッとする辛さ。子ども用に作る場合は甘口のカレー粉が必須と感じましたが、レンチンレシピとは思えないほど、ジャガイモはホックホク。個人的には、ジャガイモは少し形を残すくらいに潰すと、食感が残りおいしいと感じました。普通のカレーというよりは、カレーピラフに近いです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(子ども用は甘口で再チャレンジ)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(ジャガイモはレンチンしてから皮を剥くとパサパサしないことを知った)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(大人用と子ども用は別々に作ると間違いなし)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ15:【餅と切り干し大根のおやき】

 ベーコンの塩気とほうれん草の素材の味が噛めば噛むほど、じわじわ口の中に広がります。ちょうど良い優しいお味です。ただ、「もう少し刺激がほしい……」と感じたので、ブラックペッパーをかけたところ、これが相性バッチリ! 子どもウケもよく、餅の大量消費にも使えるうれしいレシピです。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(正月レシピとしてリピしたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(ひっくり返す工程は、お皿を使えば問題なし)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(イタリアンおやきの感覚で家族も満足)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ16:【みかんとイカのサラダ】

 イカのコリコリとした食感と、みかんの爽やかな味と塩とコショウのピリッと感。なんとも不思議なレシピ。そして、最後にジワジワとくるイカの甘みがクセになり、箸が止まりません。とっても簡単に作れるので、「夕食にもう1品ほしい……」という時にオススメですよ!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(皮が薄いみかんを使って再チャレンジしたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(いちょう切りが当っていたのかは謎)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(子どもにはちょっと早い味かも)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ17:【れんこんステーキ】

 食べてみると、れんこんはホックホクで、ベーコンのうまみがしっかりと染み込んでいます。作るのに時間はかかりますが、工程は多くないので料理が苦手な筆者でも簡単にできました。れんこん好きにはたまらないおいしさです!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(またホクホクのれんこんを食べたい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(行程は少なめだけど時間はかかる)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(タイムの香りは子どもには早いかも)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ18:【さつまいものキャラメリゼ】

 一口食べてみると、高級感のあるおいしさ! プリンの底のカラメルと味が似ている! 今回はどこのスーパーでも売っている普通のさつまいもを使ったのですが、甘みが濃縮されています。ホクホクねっとりした食感と、ちょっとほろ苦くツヤのあるキャラメルの両方が、とっても濃厚な味わい。

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(できたてホヤホヤほどうまい)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(キャラメルの焦がしすぎには注意)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★☆(キャラメルの苦味はあるけど、子どもも喜んで食べてくれた!)

伝説の家政婦・タサン志麻氏レシピ19:【ミートソーストースト】

 こんがり焼けたチーズとソースの量もちょうどよく、肉の食感もしっかりあって、口の中が幸せすぎる……。大満足の味で、思わず1人で2枚も完食してしまった。トマトベースの酸味と、肉と玉ねぎの甘さがマッチした極ウマトーストでした!

【総評】
もう一度作りたい度:★★★★★(一気に2枚完食できるおいしさ)
ズボラ主婦でも再現可能度:★★★★☆(炒める工程は少々面倒ではある)
子どもウケまたは夫ウケ:★★★★★(甘味もあるので、子どもにも好評)

Netflixドラマ『ザ・クラウン』に非難轟轟のワケ! もっとも最悪のシーンは…

 「皇族はスーパースター」と語る歴史エッセイストの堀江宏樹さんに、歴史に眠る破天荒な「皇族」エピソードを教えてもらいます! 今回はイギリス王室の描き方をめぐり視聴者の間で物議を醸しているテレビドラマ『ザ・クラウン』(Netflix)の第5シーズンについて、堀江氏に聞きました。

――前回までは、Netflixが2022年末に公開したドキュメンタリー番組『ハリー&メーガン』のレビューを寄稿していただきましたが、女王エリザベス2世の人生を描いたテレビドラマ『ザ・クラウン』の第5シーズンについてはどうご覧になりましたか? こちらも批判は多かったようですが……。

堀江宏樹氏(以下、堀江) いくら「史実をもとにしたフィクション」であるといっても、あまりに事実と異なる内容だといって、存命中の関係者からクレームがついたりしています。現代に近い時代の作品を作ると話題性こそ抜群ですが、デメリットは批判を受けやすという問題ではないでしょうか。

 たとえば、ドラマに登場したジョン・メージャー元英首相ご本人が、チャールズ皇太子(当時)から「母親の女王が長生きしすぎて、若い世代の私は活躍できずに困っている」と相談されたという作中のシーンは事実ではない、とわざわざコメントを発表しています。

――ほかにも、露悪的な描写がかなりあるとの声もありました。

堀江 チャールズがカミラとの大人の会話を盗聴され、それが公開された「カミラ・ゲート事件」、もっというと「タンポン・ゲート事件」の生々しすぎる映像化ですね。

 当時、チャールズとダイアナは不仲で、すでに公務のときだけ仲が良い、ビジネスカップルの状態。チャールズはカミラ・パーカーとの不倫愛を再燃させており、スピーチ原稿の内容の相談なども人妻である彼女に電話で行うことがありました。しかし、ある晩、相談のついでに、盛り上がってしまったチャールズは「君と本当はずっといっしょにいたい」という代わりに、「君のタンポンになりたい」などと発言したのですが、運悪く、こういう恥ずかしい会話が、無線マニアの手によって盗聴・録音され、新聞社を通じて公開されてしまった……というわけです。この事件を赤裸々に描きすぎたことが、21年9月はじめにエリザベス女王を失ったばかりの英国民の感情を刺激し、「『ザ・クラウン』は不敬だ」という声が多数上がってしまっているようです。

――そんな事件、本当にあったのですね。しかし、日本ではさすがに批判はそこまで大きくはなかったですね。やはりイギリスの王室の話ということで、ワンクッション置かれて捉えられていた気はします。

堀江 そうですね。ドラマの中では、憔悴したチャールズを妹のアン王女が慰めて、「(他人に聞かれたら)恥ずかしい話を(恋人同士で)しない人間がいる?」ときっぱり言い切るシーンがありました。このように、製作者からも、一応の“フォロー”はされているのですが。

 ちなみに、チャールズから「そういう相談を受けたことはない」としたメージャー元首相ですが、ダイアナ妃の私設秘書パトリック・ジェフソンという人物がテレグラフ紙のインタビューに応え、「チャールズ皇太子はメージャー前首相とではないが、別の前首相と実際にそのような会話をしたことがある、と語っている」という記事も読みました。

――脚本の脚本家のピーター・モーガンも、「ドラマの内容が100%真実であるとは思わないほうがよい」とわざわざ発言しているようですが……。

堀江 第1〜4シーズンの時点で、すでにそういう事実関係の問題は指摘されていたのですが、2019年のニューヨーク・タイムズ・マガジンのインタビューでは、脚本家のピーター・モーガンに対して、制作姿勢への言及があり、複数のリサーチャーを使って、歴史的資料を集めさせたのに、結果的にはああいう形になってしまったとか。

 あるリサーチャーは、モーガンが「資料を大切にしない」と嘆いているそうです。モーガン自身は、そういう仕事スタイルをとる彼が、存命中の人物も出てくる歴史ドラマを描き続けられていることについて、「視聴者との信頼関係があるのだと思います」と答え、「視聴者はその(=ドラマに出てくるシーンの)多くが推測であることを理解しています。ある出来事が、私が想像していた場所、あるいは時間とは違っていたかもしれないのです。でも、根底にある真実には絶対にこだわります」などと回答しているんですね。

――それでいうと、第5シーズンで視聴者からの批判が相次いだということは、彼のいう信頼関係の崩壊を意味しているのかも。

堀江 とりわけ第5シーズンでは、重要な事実関係が史実とは異なっている点や、人物やエピソードの描かれ方が本当に適正か、などについて指摘が多くありました。たとえば、フィリップ殿下と親戚の年若い女性ペネロペ・ナッチブルの友情が、まるで愛情に見えるようにドラマでは描かれていたといわれますね。具体的に男女の関係であることをほのめかすシーンはなかったのですが、表立って問題視されたのは、やはりエリザベス女王が亡くなった直後だったということもあるでしょう。

 シーズン5からフィリップ殿下を演じているのが、名優ジョナサン・プライスで、彼がいぶし銀の輝きを発する“美老人”でありすぎたことも、関係しているのかも……。

――第5シーズンについては、ドラマ自体のクオリティが1〜4シーズンよりも落ちた、つまらないという声がありました。

堀江 「ロイヤルヨット」こと、女王やその家族が外交する際に乗船していた思い出の客船「ブリタニア号」の老朽化とそれに伴う莫大な維持費の問題で、結局は廃船されたという出来事に、老年期に入ったエリザベス女王自身の悲哀を重ねたお話でした。このシーンをはじめ、客観的に見たら創作物として、そこまでクオリティが落ちたとは感じませんでしたよ。

 ただ、主人公が老いてしまっていると、どうしても物語は子供たち、孫たちの話が中心になります。それに伴って、ドラマ自体も「攻め」ではなく「守り」の方向に傾きますし、そういうところが「(前に比べて)つまらない」と感じた人も多かったという話ではないでしょうか。あと、これまで3人の女優が演じる、3人のエリザベスが登場したわけですが、第2シーズンまで、つまり中年期に入ったくらいまでのエリザベスを演じ、大好評を得たクレア・フォイほどの説得力を、他の2人が演じるエリザベスからは感じられないことも、視聴者の心が離れる原因かもしれません。

――『ザ・クラウン』を英王室のメンバーが見ているという噂も根強いですが、それってどうなのでしょうか?

堀江 見たくないけど、見てしまうという感じに近そう。でも、生前のエリザベス女王からは“お墨付き”も得ていたようですよ。『ザ・クラウン』の第2シーズンの撮影が行われていた2015年の終わり頃、モーガンはバッキンガム宮殿から茶色い小さな封筒に入った手紙をもらい、女王から「演劇界への貢献」を認められた彼は「大英帝国勲章のコマンダー(C.B.E.)に叙任され、その授与式にバッキンガム宮殿に出席するよう要請された」のだそうです。

 チャールズ皇太子から勲章を与えられたとき、モーガンは皇太子と5分くらい談話したそうですが、「脚本を書くのは大変な作業でしょう?」と問われています。そして会話の中で、チャールズから「私は何を残すかより、何を省くかを大事に考えます(I tend to think it’s not what you leave in but what you leave out that’s most important)」と言われたそうです。

――それって、チャールズ皇太子ご本人からの「私のタンポン・ゲート事件は、書いてくれるなよ」というメッセージだったのでしょうか(笑)。

堀江 モーガン本人も、離婚寸前のいがみあいをするエリザベスとフィリップの家庭生活が描かれていた当時の『ザ・クラウン』の内容がスキャンダラスすぎるという叱責だったのかも……と思わなくもなかったそうですが、王族の発する言葉は、ドラマにも描かれているように、どうとでも受け取れるような、曖昧なメッセージであることが多く、その実例として解釈されたようですね。モーガンは、皇太子の一連の発言は「何かを書く」という行為一般にまつわる世間話だったのでは……と考えているようです。そして堂々と「タンポン・ゲート」の事件も書いてしまったという(笑)。

 ただ、モーガンはスキャンダラスな真実を世間に晒して、「チャールズって本当はこういう一面もあるんだよ」と世界に訴えたいというより、ドラマでも出てきたけれど、王政という「システム」の中で翻弄され、苦悩する普通の人々として、王族を描きたいのだな、と感じましたね。

――ドラマの中で、ダイアナ妃は「カミラと不倫中のチャールズから、酷い扱いを受けている」と訴えるインタビュー番組に出演することになりましたが、出演をやめさせようとしたフィリップ殿下の“対決”シーンがありましたよね。あの中でも、「(王政という)システム」という言葉は印象的に用いられていました。

堀江 非常によいシーンでしたが、史実では両者にそういう対話があったという記録はありません。ただ、チャールズ皇太子からモーガンが受け取った「曖昧なメッセージ」に代表されるように、ドラマでは徹底して、「王族たる者、自身の感情や意見は抑えに抑えろ」という王室に伝わる“教え”が説かれていますよね。まさに王冠(=クラウン)を構成する貴金属や宝石のように、個人の心の中で何が起きていようとも、王族たる者、公明正大、堂々と振る舞いつづけなさい、と。

 第3シーズンの名シーンですが、エリザベスがベッドで寝込んでいる妹のマーガレット王女を訪問して、「私(エリザベス)が即位した頃、イギリスはまだ偉大だった。でも今は……(違ってしまった)」と嘆きます。

 しかし二人は「私たち(王族の仕事は)はひび割れに紙を貼ること。私たちのすることが派手で壮大で自信に満ちていれば、私たちの周りが崩壊していても誰も気づかない」などと会話するわけですが、実際、王族たちが、そういう頭でっかちな「王族論」を語り合ったりすることってあるのかな? それも体調不良の妹をお見舞いした席で語ることかな? とは思いつつも、王族という“特殊な職業”についてうまく表現できているシーンだな、と感じました。

――個人の感情など後回しで、公明正大さだけを期待され、それに翻弄される王族の姿は『ザ・クラウン』の見どころですよね。第5シーズンでもその手のエピソードで気づいたことはありますか?

堀江 あまり話題にはなりませんでしたが、これまでのシーズンで、もっとも深刻なシーンが含まれていたかもしれません。親戚を見殺しにして、それによって英王室の安定を試みる話がサラッと出てきているんですよね。エリザベス女王とフィリップ殿下がロシアを訪問し、1918年に革命勢力の手で惨殺されたロシア皇帝のロマノフ一家を追悼する儀式に参加したシーンを覚えておいででしょうか。私はこれこそが、『ザ・クラウン』第5シーズン最大の問題だったのでは、と考えています。次回につづきます。

SixTONES・田中樹も標的に! ITジャーナリストに聞く、ジャニーズの流出騒動が多発するワケ

 昨今、ジャニーズタレントの“流出騒動”が後を絶たない。最近では1月末、SixTONES・田中樹と見られる人物のプライベート写真や動画、LINE画面のスクリーンショットが、SNS上で大量に流され、ファンに大きな衝撃を与えた。流出犯は、田中と以前、交流があったとされる女性で、自身のインスタグラムのストーリーズ(24時間限定公開)に、これらを続々とアップしたのだ。

 また2月に入ると、ジャニーズJr.内ユニット・少年忍者の安嶋秀生らしき人物の写真や動画がTikTok上でバラまかれる騒動も勃発。こちらの流出元は不明ながら、ジャニーズファンの間では、安嶋が自身の“裏アカウント(公式アカウントとは別に設けられた個人のアカウント)”に投稿したものが世に出てしまった可能性も指摘されている。

 SNSの普及に伴い、同様の騒動が頻発しているジャニーズタレント。2020年には、ジャニーズJr.内ユニット・HiHi Jetsの橋本涼と作間龍斗が、女性とのベッド写真や未成年飲酒を疑われる写真のSNS流出をきっかけに、芸能活動を自粛するなど、今や流出騒動は、ジャニーズタレントにとって死活問題となっているのだ。

 なぜ次から次へと、ジャニーズタレントの流出騒動が起こるのか、どういった対策を講ずるべきなのか――今回、芸能界事情にも詳しいITジャーナリストの井上トシユキ氏に見解をお聞きした。

ジャニーズ流出騒動が増加――「素人に手を出すのは危険」という認識が薄れた芸能界

――昨今、ジャニーズタレントの流出騒動が増加傾向にある印象です。このような事態をどのようにご覧になっていますか。

井上トシユキ氏(以下、井上) ジャニーズタレントと親しくしていた女性が、プライベート画像や動画を流出させるのは、いわゆる“リベンジポルノ”のようなものだと思います。そういった流出騒動が増えているのは、タレントとマネジャーのコミュニケーションが取れておらず、信頼関係が成り立っていないことが背景にあるのではないでしょうか。基本的にマネジャーは、タレントを守ってくれる立場。もしタレントが、マネジャーに「プライベートで付き合いのあった女性と関係を切ったので、何かしら起こるかもしれません」と事前に相談していれば、流出騒動が勃発する前に、事務所が双方の間に介入して、金なりなんなりで解決できたのではないかなぁと思います。

――ジャニーズタレントがプライベートでの交友関係を事務所側に逐一相談しているとは思えません。

井上 それに、最近のジャニーズタレントは、変な素人と遊んじゃっていますよね……。平成の初期くらいまで、芸能人には「素人に手を出すのは危険」という認識があり、いわゆる水商売のプロの方と遊んでいたんです。だから関係を清算する時も、結構、金でカタがついたものなのですが。

――確かに、SNSでジャニーズタレントとのつながりを匂わせている女性は、夜の街によく繰り出しているちょっと有名なインスタグラマー……つまり素人が多い印象です。あとは、水商売の中でもラウンジ嬢でしょうか。

井上 平成の後半くらいからは、水商売でも、女性従業員の“素人っぽさ”を売りにするところが増え、実際にプロとしての意識を持たないまま、その世界に入る人が増えていったように思います。そこに、オタクマインドを持つ女性が紛れ込んでいるケースもあるでしょう。実際、私も「コンサートツアーを全通したい」という理由で、稼ぎのいい水商売をしているという女性に会ったことがありますよ。

――オタクマインドを持つ素人がジャニーズタレントとつながりを持ち、関係が終了した後で、プライベート写真を流出させるというのは、同じオタクにマウントを取りたいからなのかなと思ってしまうのですが。

井上 それもあるでしょうが、「使い捨てにされたみたいで、腹が立ったから」というのもあると思います。流出させる人の心理としては、半々くらいではないでしょうか。

――であれば、週刊誌に持ち込んだほうが、ジャニーズタレントに直接打撃を与えられますし、情報提供料ももらえますよね。なのに、なぜSNSにアップするのかという点が気になります。

井上 男女関係において、相手から受けた仕打ちには不満があったとしても、やはりどこかで、彼を応援している気持ちや「好き」という感情があるのだと思います。週刊誌に持ち込まず、SNSで写真をバラまくのは、「お金のためにやっているのではない」という自らのピュアさの表現なのです。

――ほかのジャニーズファンからすれば、タレントの足を引っ張っているのはあなたなのに……と疑問を抱くかもしれません。

井上 当然、流出犯にはほかのファンから怒りのコメントが多数寄せられるでしょう。しかし、それは本人にとって、ダメージにならないどころか、むしろ快感を与えるもの。流出犯を図に乗らせないためには、“反応しない”ことが一番です。

――ジャニーズタレントの裏アカから、プライベート写真や動画が流出したと疑われる騒動も頻発しています。裏アカのフォロワーが流出犯である可能性は高いものの、過激なファンが裏アカを特定するケースもあるようです。

井上 主に愉快犯でしょうが、自分の推しを応援したいという思いから、ライバルのタレントの裏アカを流出させ、騒ぎを起こす――いわゆる“落とし込み”目的で、裏アカの特定を行うファンもいるようですね。

―― 一体どうやって特定しているのか、不思議でなりません。

井上 ここ十数年くらいの話ですが、芸能人の裏アカというのは、タレントを始める前から使っているもともとの本アカなんです。そのため、ハンドルネームが単純なもの――例えば「ニックネーム+誕生日」「イニシャル+誕生日」であったり、個人情報を登録しているケースが少なくありません。なので、特定犯が疑われるハンドルネームを一つずつ調べていくと、それがドンピシャで当たってしまうことがある。芸能人の裏アカは割と特定しやすいものなんです。

 また、やたらとタレントにフォローされている匿名アカが、実は芸能人の裏アカで、そこから特定につながったという話も聞きますね。一つ特定されると、相互フォロワーから芋づる式にほかの芸能人の裏アカがバレることもあります。

――裏アカに鍵をつけている場合でも突破されてしまうものなのでしょうか。

井上 たとえ鍵をつけていたとしても、裏アカにログインされてしまったら元も子もないですよね。ファンの集まる掲示板に、タレントの電話番号やメールアドレスが晒されていて、それが実は当っていることが珍しくない。加えて、ハンドルネームだけでなく、ログインパスワードも単純なものだったりするので、そうすると、あっという間に突破されてしまいます。昔から使っているアカウントで、フォロワーも知り合いばかりという場合だと、タレントも油断してしまうのでしょう。

――ジャニーズタレント本人や事務所が、流出騒動を起こさないためにすべき対策を教えてください。付き合いのあった女性に写真や動画をバラまかれるというケースは、そもそも「異性交遊をしない」に尽きるのかもしれませんが……。

井上 ジャニーズの方はモテて当然ですし、女性と遊ぶのはしょうがないと思います。そこを事務所がコントロールするのは難しいのではないでしょうか。となると、タレント本人が相手を傷つけず、どれだけきれいに別れるかという点が大事ですが、先にも少し触れたように、タレントとマネジャーが常日頃からしっかりコミュニケーションを取り、男女間のトラブルも相談できるようにしておくことが何よりも重要。あくまでこれも仕事に関わる問題であるという前提で、マネジャー側が「何かあったらすぐ話してね、あなたを守るからね」とタレントに伝えておくのも手だと思います。

――むやみやたらにプライベートで写真や動画を撮らせないというのも大事なのかなと思うのですが、いかがでしょう。

井上 スマホにカメラがついている今の時代、たとえタレントだとしても、プライベートでは簡単に撮らせちゃう。それがリスクだと思っていないんです。女性側も、撮影した時点では、流出させようなんて気はさらさらないでしょうしね。ただ、関係が切れた後、すぐ投稿できる場所=SNSがあるから、カッとなって流してしまう……というのが実情だと思います。だから、最初から「撮らせない」というのもなかなか難しいのではないでしょうか。

――では一方で、外部からの裏アカ特定のリスク対策についてはどうでしょうか。

井上 本人ができることは、鍵をかけ、パスワードを複雑にしておくことです。事務所もタレントに、「プライベートのアカウントの管理をちゃんとしないと、何か流出して騒ぎになった場合、対応しきれないことがある」と、日常的に伝えておくべきでしょうね。

――例えば、事務所が入所時点で、今後、裏アカとして使用されるであろうもともと持っていたアカウントを削除させるというのもアリでしょうか。

井上 今の時代、事務所はタレントの公式アカウントに関しては、かなり厳しく管理しています。おそらくジャニーズもそうだと思いますが、芸能プロダクションはSNS講習会を開いて、気をつけるべき投稿内容をタレントに指導しており、大きなトラブルが起こった際は、アカウント削除や最悪解雇に至ることも説明しているんです。徹底しているところだと、契約書にその旨を記載している場合もあります。

 ただ、事務所がタレントに対し、「プライベートのアカウントを持たないでください」というのは無理だと思います。そこまでプライベートを縛るのは、このご時世できないでしょう。だからこそ、管理を徹底してほしいと伝え続けることが大切なんです。

――ジャニーズ事務所は、長らくネットと距離を置いてきましたし、SNS関係にまだまだ疎い印象です。

井上 疎いのは間違いなくそうだと思います。今の若いタレントはみんな各SNSに裏アカを持っていますし、こうした流出騒動は“やらかす”ものという前提で、まずはそれをすぐ鎮火させるにはどうすべきかを考えるのがいいでしょう。流出騒動を起こさないための対策は、その次に取り組むことなのかもしれませんね。

中学受験、娘の不合格は「何もかも親のせい」――母が懺悔する“本命校前夜”の出来事とは?

 “親子の受験”といわれる中学受験。思春期に差し掛かった子どもと親が二人三脚で挑む受験は、さまざまなすったもんだもあり、一筋縄ではいかないらしい。中学受験から見えてくる親子関係を、『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などの著書で知られ、長年中学受験を取材し続けてきた鳥居りんこ氏がつづる。

 2022年度の中学受験が終了した。

 今年度の1都3県の中学受験率は過去最高の22.9%を記録。推計6万7,500が受験に臨んだという(大手進学塾「栄光ゼミナール」調べ)。

 このように、中学受験は3年にわたるコロナ禍を物ともせず、過熱する一方。受験生が増えている分、競争も激しく、今では第1志望校に合格できる子は3人に1人とも言われている。今の中学受験には、多くの子たちが「不合格」という結果を目の当たりにしているというシビアな現実があるのだ。

 どの子にも、長い年月をかけて志望校合格に向けて頑張ってきたというヒストリーがあるだけに、「不合格」というレッテルを貼られるのは耐えがたいものだろう。特に中学受験は、精神的にも体力的にも未熟な年齢の子どもたちが受ける入試のため、同じ子たちが別日に受験したならば、合格者の半数は入れ替わってしまうと言われているほどセンシティブなものなのだ。

 今年、中学受験に挑んだ愛梨ちゃんの母親・佳代子さん(仮名)から、筆者の元にメールが届いたのは2月3日の午前中のことだった。

「何もかも、親がいけなかったんです……。愛梨が合格できなかったのも私たち親のせいです」

 佳代子さんの夫は猛烈サラリーマン。常に仕事を理由として「子育てには関わらない」というスタンスでいたそうだ。中学受験を決めたのも佳代子さん。それに関しても「やりたいなら、やれば?」という態度で、口出ししない代わりに、協力もしないという態度だったという。

「夫は、お金は惜しまず出してくれるので、それならそれでいいかって感じでした。でも、やっぱり、心のどこかで寂しい思いがあったんですよね」

 東京在住の愛梨ちゃんは、2月1日から入試がスタート。緊張しがちな性格が災いしたのか、本番では頭が真っ白になってしまい、押さえ校であった初日のA女子を落としてしまった。

「発表を見て、大泣きしている愛梨を私は必死で慰めていました。それなのに、帰宅した主人が私たちに『A女子なんて聞いたこともない(低偏差値の)学校に落ちたの?』と言ってきたんです。何なんですかね……いつもならば、聞かないふりでスルーできる言葉なんですが、その時はダメでした。翌日は本命校だったのに」

 A女子は確かに、高偏差値校とは言えないかもしれないが、品格のある伝統女子校。代々、A女子に子女を入学させるという家系もあることで有名だ。

「愛梨も私も必死に3年間、頑張ったんですよ。そりゃ、A女子は高偏差値ではないですけど、愛梨には合っていると思い、願書を出した学校だったんです。それを、中学受験について何も知らず、何もやってこなかった主人に全否定されたかと思うと……込み上げてくる怒りを抑えきれませんでした」

 翌2月2日は、本命校B学園の受験日ということもあり、愛梨ちゃんをどうにか寝かしつけたという佳代子さん。その深夜、夫とけんかになったそうだ。

「主人に『頑張っている愛梨にああいう言い方はないんじゃない?』と抗議しました。そしたら、『本当のことを言って何が悪い?』と言い返してきたので、それから大バトルです。最後は『もう離婚だ』までの言い合いになりました」

 翌朝、本命校B学園に向かったものの、道中、佳代子さんは元気がない様子の愛梨ちゃんが気になって仕方がなかったという。

「その時は、A女子の不合格が尾を引いているのかなって思っていたんです。なので『大丈夫! 大丈夫! 今日は違う学校!』って具合に励ましていたんですが、その日に出たB学園の合格発表にも、愛梨の番号はありませんでした。まさかの2連敗だったんです」

 その翌日の2月3日、愛梨ちゃんは中堅校C女子の入試に挑むことに。その道すがら、愛梨ちゃんは不安そうな表情で、佳代子さんにこう言ったそうだ。

「パパとママ、私のせいで離婚しちゃうの? 私がどこにも受からないほど、バカだから?」

 佳代子さんは「もう、涙をこらえるので精一杯でした」というが、愛梨ちゃんに「違うよ、違うよ、愛梨はバカじゃないよ! ママたち、別れないから安心して!」と必死の思いで伝えたとのこと。

「バカなのは私ですよね。よりによって、大事な本命校の受験前夜に夫婦げんかをするなんて。愛梨は寝たとばかり思っていたんですが、やっぱり不合格のショックから、寝つけていなかったようで、『そんな我が子に、さらなるショックを与える親がどこにいるのか』と思うと、情けなくて消えたくなりました」

 筆者が佳代子さんに励ましのメールを送ったところ、先日、愛梨ちゃんの受験の後日談が送られてきた。愛梨ちゃんの中学受験は、

2月1日 A女子 不合格
2月2日 B学園 不合格
2月3日 C女子 合格
2月4日 A女子 合格

と、2勝2敗という結果で終了したそうだ。

 佳代子さんは「A女子と、A女子よりも偏差値が高いC女子のどちらに行くべきか?」と迷ったという。

「主人が『(A女子に比べたら)C女子のほうが(偏差値が)マシなんだろ?』と言うんですよ。協力はしないくせに偏差値表だけはよく見てるんですよね……」

 しかし、A女子かC女子かを決めなければならなかった日の朝、朝食の席で、愛梨ちゃんが両親に向かってこう言ったそうだ。

「パパ、ママ、不本意な結果に終わってごめんなさい。パパは気に入らないかもしれないけど、私はA女子に行きたいの。A女子の人たちがみんな優しかったから。これから、私はA女子で頑張るから、離婚しないでほしい」

 佳代子さんいわく、「主人は愛梨の言葉に驚いてしまったよう」とのこと。

「慌てて『パパとママは仲良し』『愛梨はよく頑張った!』と言いながら、『パパもA女子がいいと思う!』って(笑)。自分勝手な発言で娘を傷つけてしまったことに、ようやく気がついたみたいでした。家族に嫌われたくないと思ったのか、私にも『申し訳なかった』と謝ってきましたね。ともあれ、私も親として、本当に未熟でした」

 それから、佳代子さんの夫はA女子の情報収集に励み、あっという間に「A女子ファン」となったそうだ。

「私たち夫婦は、お互いに腹を割って話し合うことを避けてきたような気がするんです。不満があっても、お互い言わずに溜め込んでいて、それが愛梨の不合格で、爆発したみたいな感じでした。愛梨の言葉で、私たちは本当に反省しました。これからは、愛梨がしてくれたように、家族みんな、いろんなことを言葉にして伝えていこうって決めたんです」

 2月1日からの1週間は、佳代子さんにとって怒涛の日々だったというが、やはり「人間万事塞翁が馬」なのかもしれない。

 佳代子さん一家は今、A女子の制服が届く日を心待ちにしているそうだ。

冬ドラマ、全作視聴率1ケタ落ち――人気枠『警視庁アウトサイダー』 『Get Ready!』も苦戦のワケ

 各局の1月期ドラマが折り返しを迎え、終盤に差し掛かろうとしている作品もある今日この頃。昨年10月から2クールにわたって放送中の『相棒 season21』(テレビ朝日系)以外、すべてのプライム帯連続ドラマが“視聴率1ケタ台”に落ち込むという異常事態に陥っている。

「昔と比べ、現在では視聴率は指標の1つでしかなく、1ケタ台であろうと視聴者から絶大な支持を集める作品はいくつもあります。例えば、昨年10月期に川口春奈とSnow Man・目黒蓮が共演したフジテレビ系連ドラ『silent』は、全話を通して1ケタ台で、全話平均も7.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)でしたが、視聴者の間で作品が高く評価され、一大ブームと言えるほどの盛り上がりを見せました」(芸能ライター)

 一方、今期の各局連ドラはすべてが低視聴率で、しかも『silent』のような爆発的人気を誇っている作品も見当たらない。

「特に気になるのは、テレ朝の『木曜ドラマ』やTBS系『日曜劇場』といった、いわゆる“高視聴率枠”のドラマも、今期は1ケタ台を推移し、かつ話題性にも欠けるという点です」(同)

 テレ朝系「木曜ドラマ」といえば、これまで米倉涼子主演の『ドクターX~外科医・大門未知子~』シリーズや、天海祐希主演の『緊急取調室』シリーズといった人気作が放送されてきた枠。昨年10月期に放送された岡田将生主演の『ザ・トラベルナース』も、全話平均12.1%を獲得していた。

「そんな中、今年1月からは西島秀俊主演の『警視庁アウトサイダー』がスタート。元警視庁組織犯罪対策部、現在は桜町中央署刑事課警部補の架川英児(西島)と、刑事課のエース・蓮見光輔(濱田岳)、新米刑事・水木直央(上白石萌歌)を中心に展開する“超異色刑事ドラマ”を掲げていますが、初回こそ10.7%を記録したものの、第2話以降は1ケタ台を連発中です」(同)

 2月に入り、第5話では自己最低の8.5%をマーク。第6話が8.9%、第7話が9.1%、第8話が9.4%と少しずつ回復してはいるものの、2ケタ返り咲きまであと1歩届かない。

「西島は21年公開の主演映画『ドライブ・マイ・カー』で世界的な評価を得た人気俳優だけに、新作ドラマに期待していた視聴者は多かったはず。しかし、『警視庁アウトサイダー』は初回から、ネット上で『コメディ要素がいらない』『西島さんはシリアスな作品のほうが合ってそう』『主演も脇を固めるキャストも豪華なのに、脚本と演出がひどい』など、笑いを取り入れた作風が不評を買っていました。実際、1話で見るのをやめた層も結構いるのでしょう」(同)

 次にTBS系「日曜劇場」だが、こちらも堺雅人主演の『半沢直樹』シリーズをはじめ、数々の大ヒット作を輩出してきた枠。ただ最近は“波”もあり、昨年10月期の『アトムの童』(山崎賢人主演)は全話平均9.6%だった。

「同枠で今年1月に放送を開始した『Get Ready!』は、妻夫木聡が主演。天才執刀医の“エース”こと波佐間永介(妻夫木)や凄腕オペナースの“クイーン”こと依田沙姫(松下奈緒)、オペ患者との交渉を担当する“ジョーカー”こと下山田譲(藤原竜也)らによるダークな医療エンタテインメントという触れ込みで、初回は10.2%で発進。その後、10.9%(第2話)、10.3%(第3話)と2ケタ台で粘っていたものの、第4話で9.6%をマークして以降、第7話まで9%台を推移しています」(テレビ局関係者)

 そんな『Get Ready!』は、第3話で女子高校生が暴行を受け、生き埋めにされるという残酷なシーンにショックを受けるネットユーザーが続出。

「第3話がトラウマのように残ってしまい、途中離脱した層もいるのでは。一方で、『Get Ready!』もまた『警視庁アウトサイダー』と同じように『不要なコメディパートが多い』『コミカルにしたいのか、シリアスにしたいのかハッキリしなくて戸惑う』『サムいんだよな』といった否定的な声が寄せられています。テレ朝の『木曜ドラマ』、TBSの『日曜劇場』ともに、良作が多いというイメージがある分、中途半端な出来の作品は嫌がられてしまうのかもしれません」(同)

 なお、すでに4月期の情報も続々と解禁され、テレ朝系「木曜ドラマ」枠は『ケイジとケンジ、時々ハンジ。』(桐谷健太主演)、TBS系「日曜劇場」枠は『ラストマン-全盲の捜査官-』(福山雅治主演)を放送予定。ほかの枠や局のドラマを含め、今期の低迷ぶりをそのまま引きずらなければいいが……。

ウエストランドとフットボールアワー、M-1優勝後の仕事量が対照的なワケ

 2月10日フジテレビ系列放送の『人志松本の酒のツマミになる話』で非常に興味深い話がありました。この時はゲストにウエストランド井口浩之、フットボールアワーが出演。「M-1グランプリ」後の多忙さを比較し合う話が、お笑いマニアからすると非常に興味深かったです。

井口「M-1優勝してからお仕事がバーッと続いていて、そのほかのコンビもいろいろなジャンルで活躍していると思うんですけど、影…

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